JP5804950B2 - 薬物送達デバイス用のモーター機構及び薬物送達デバイス - Google Patents

薬物送達デバイス用のモーター機構及び薬物送達デバイス Download PDF

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Description

本発明は薬物送達デバイス用のモーター機構に関する。本発明は、更に、薬物の用量を投与するための薬物送達デバイスに関する。なおその上、本発明は、薬物送達デバイスにおいて、トルクを発生させる方法に関する。
注射デバイス(すなわち、薬物容器から多くの用量を計量し、送達することができるデバイス)は、一般的には、手動デバイス及び自己注射器の2つの範疇に分けられる。
手動デバイスにおいては、使用者は針を通して流体を駆動させるために、機械的エネルギーを提供しなければならない。これは、一般的には、注射中、使用者が連続して押さえつける必要のある、ある種の形体のボタン/プランジャーにより実施される。このアプローチからでは、使用者にとって多くの不都合な点がある。もし使用者がボタン/プランジャーを押すことを止めれば、注射も、また、停止するであろう。これは、デバイスが正しく使用されなければ(即ち、プランジャーがその末端の位置まで完全に押さえられなければ)、使用者は過少量を送達することがありうることを意味する。注射力は使用者にとって、特に、患者が高齢者であり、又は器用さの問題を抱えている場合、高すぎるかもしれない。ボタン/プランジャーの伸張は大きすぎる。使用者にとって、完全に伸張されたボタンまで到達することは不愉快なことでありうる。注射力及びボタンの伸張の組合せは、挿入された針が動くにつれて、次々と不愉快さを増大させる手の振え/揺動を引き起こす可能性がある。
自己注射器は、患者にとって注射治療の自己投与をより容易にすることを目的としている。自己投与注射により送達される現在の治療には、糖尿病(インスリン及びより新しいGLP−1クラス薬物の両者)、片頭痛、ホルモン治療、抗凝血剤などが挙げられる。
自己注射器は、操作するためにはある種の形態のエネルギー投入を必要とする。一般的には、これは、注射の前に使用者が「プライミング」又は「コッキング」動作を実施することにより達成される。これは使用者の工程数を増加させることになるので、デバイスを使用するのにより複雑にしてしまう。また、例えば、ばねを装填(charge)させるために、けん引、押し込み、又は捻じれを必要とする動作は、使用者にとって、特に、使用者が高齢者であり、又は器用さの問題を抱えている場合、実施することが困難になるかもしれない。
自己注射器デバイスにおいて、一旦デバイスが始動したとき、流体の注射が自動的に行われる。これは、手動デバイスの多くの不都合な点を解決する。注射力/ボタンの伸張、手の震え、及び不完全な用量の送達の可能性は減少する。始動は数多くの手段により、例えば、トリガーボタン、又は針をその注射深さまで到着させる動作により実施し得る。ある種のデバイスにおいて、流体を送達するエネルギーは、一般的には、投与の間で使用者により再装填させなければならないばねで提供される。これらのデバイスはまた、多くの不都合点を有する。「リセット」動作を実施することは、使用者工程の数を増大することになる(これは、それを用量選択工程の部分とすることにより、時には、「隠される」ことになるかもしれないが)。リセット工程を実施するために必要な力は、特に高齢者又は器用さに問題を抱える人に適用することは困難であるかもしれない。デバイスに依存して、リセット力は、捻じれ動作(トルク)又は押し/引き動作として、適用してもよい。
特許文献1において、薬物用量の自己注射用のデバイスが開示され、その中に薬物容器を含むために配置されたハウジングを含み、注射部位に対して適用することを意図した接触部、薬物容器に対して配置されている針を囲み且つ少なくとも針の長さに伸びる針カバー、活性化時に、針を針カバーの端を超えて押し込むことができ、並びに、該薬物容器を薬物の用量を提供するために操作することができるばね手段、加圧状態で該ばね手段をロックすることができる第一ロッキング手段、及び、手動操作段階で、注射のための該ばね手段を解除することができる第一活性化手段を含み、該第一活性化手段をロッキングすることができる第二ロッキング手段、及び該接触部が圧力に曝されるとき、該第二ロッキング手段を解除することができる第二活性化手段を含むことを特徴とする。
この自己注射器で使われるばね手段はらせん形状のばねである。このばねでは、ばねからの力はばねの伸張と比例する。従って、ばねが伸びてエネルギーが放出されるにつれて、力は低下する。従って、これらのばねを用いた多重用量自己注射器の機構は、ばねの伸張条件下で最終的な用量を送達できるように設計されなければならない。しかしながら、第一の用量を送達するために用意された圧縮ばねでは、かけられる力は、必要な量のはるかに過剰であるかもしれない。これは2つの結果をもたらす。第一に、用量送達は、デバイスの寿命を通じて変化し得るものであり(より早い送達は、より大きい注射スピードで送達される)、そして、第二に、ばね内に蓄えられたエネルギーは、ばねが多くの用量に対して過剰な力をかけるので、ばねは「浪費される(waste)」。これは、ばねが必要以上に大きいかも知れず、そして、デバイスが増大する力に耐えるように設計しなければならないであろう。同様の問題がトルク又は直線力にかかるらせん状ばね、又はトルクにかかる捻じればねに対しても当てはまる。
特許文献2は、液体薬物の所定の用量を送達するためのデバイスを開示している。デバイスは、トルクを発生させるために時計ばねのように作動するサーボ駆動ばねを含む。トルクはネジ式プランジャーロッドを前進させるドラムを回転させるために使用される。ドラムの回転は、薬物の用量が送達されたとき、スロットに係合するピンで遮断し得る。
特許文献3は、用量中の注射可能な製品を投与するためのデバイスを開示し、そのデバイスはロッキング手段に接続した用量部材を含み、それは、ラッチング位置で保持され、そこで、ピストンを前進させ、結果として、薬物の設定用量を送達するのに役立つ駆動部材にかかるばね力を除去する。ロッキング手段は、対応する突起部に係合するネジ溝により、ロッキング位置で保持される。
特許文献4は、薬物の用量を注射するため注射デバイスの軸方向に力を付与するように適合されたらせん状ばねを有する注射デバイスを開示する。用量指示バレルの回転運動は、ネジ山に作用する弾力性のある部材の力で起こされる。回転運動は、ロッキング状態と非ロッキング状態間でロッキング部材を適切に交換することにより手動で遮断し得る。
特許文献5は、薬物容器を受け入れるためのペン型注射器を開示している。注射器は、ハウジング及び駆動部材に連結された捻じればねを含む。用量設定ノブはばねと連結し、そして、第一の方向におけるノブの回転が、ばねの圧縮又は捻じれを生じるように、ハウジングと回転可能なように連結する。使用者が操作可能なボタンは、それに対して軸方向の運動のためハウジングと連結し、そのボタンは、ほどくために捻じればねに連結し、又はボタンの押し付けを行う毎に不連続な工程で伸張し、それは、歯付きのラックを有するクラッチコレットのバネ付き脚の歯に係合することで達成される。
WO02/47746(A1)号 WO2006/130098(A1)号 US6972007(B2)号 WO2006/045529(A1)号 WO2007/063342(A1)号
本発明の目的は、新規の薬物送達デバイスを提供することである。
その目的は、請求項1〜12に基づく薬物送達デバイスにより達成される。
本発明の好ましい実施態様は、従属請求項において与えられる。
本発明によると、薬物送達デバイス用のモーター機構は、互いに近接して配置された貯蔵ドラム及びトルクドラム、並びに2つの端を有するばね板金片を含み、各端はドラムの1つに取り付けられている。ばね板金片は、弛緩状態で貯蔵ドラムに巻き付けられている。モーター機構は、トルクドラム上でばね板金片を巻き付けることによりトルクドラムを回転させ、そしてばね板金片を弛緩状態で逆方向に曲げ、かくして、貯蔵ドラム上に再度巻きつく傾向のあるばね板金片で装填状態に到達させ、それによりトルクを発生させる。
トルクは次の工程を含む方法で発生する:
−上記モーター機構を提供し;
−ばね板金片を弛緩状態で貯蔵ドラム上に巻き付け;
−モーター機構を、トルクドラム上でばね板金片を巻き付けることによりトルクドラムを回転させ、そしてばね板金片を弛緩状態で逆方向に曲げ、かくして、貯蔵ドラム上に再度巻きつく傾向のあるばね板金片で装填状態に到達させ、それによりトルクを発生させる。
本発明のモーター機構の特徴の1つは、トルクがトルクドラムから貯蔵ドラムへのばねの移動を通して相対的に一定に維持されることである。この理由のため、モーター機構は一定力のモーターと呼ばれ得る。この特徴は、特に、薬物の多重用量における使用に適しており、何故ならば、それは、第一の用量(最大の貯蔵エネルギーがモーター機構に蓄えられている状態)、及び最終用量(モーター機構エネルギーがほとんど消費された状態)が、注射速度や破壊力(これは薬物容器内の栓の静的摩擦力に打ち勝つために必要な力である)などの非常に近似した特徴でもって送達されるからである。これは、ばねモーターが1つの操作条件、即ち、静的摩擦を克服し、その後、適切な注射時間内に薬物を送達するために必要なトルクを設計することができるということを意味する。
好ましい実施態様において、ばね板金片は、ばね鋼より成り立っている。
ばね板金片は、スロットを通過したばね板金片の端をドラム中のスロットに提供することよりドラムに取り付けることができる。
モーター機構は、別の「一定力」モーターで代替し得る。その様なモーターに対する着想としては、加圧された気体、コイルばねが挙げられ、ここで、エネルギーは、圧縮/延伸、及び電気力学的システム(即ち、モーター、バッテリ)によるのではなく、むしろ、ばねを巻くことにより蓄えられる。
しかしながら、ばねモーター機構は、使い捨て薬物送達デバイス用として好ましく、何故なら、それは手で操作できる薬物送達デバイスの制限サイズ内に合致しながら、尚、最も低価格の選択肢であると思われるからである。それはまた、電気機械的デバイスに存在するかも知れない廃棄物問題を有さない。
本発明の別の態様によると、薬物の用量を投与するために薬物送達デバイスは、流体薬物用の容器及び用量を投与するための栓を含む。更になお、薬物送達デバイスは、少なくともその一部はモーター機構で回転可能であり、そして回転したとき、栓を前進させる様に設計されているドライブ機構を含む。
ドライブ機構は、また、薬物容器から薬物を移動させることができるいかなる前進機構、例えば、送りネジ、ラックアンドピニオン、スライディング機構であってもよい。
好ましい実施態様において、モーター機構は、2つのドラム及びばね板金片を備えた上記のモーター機構である。薬物の多くの用量を含む事前充填された容器から自動的に流体薬物を投与するための自己注射デバイスにおいて使用される場合(例えば、薬物の事前充填注射器又はカートリッジ)、全ての流体用量を送達するためのエネルギーは、デバイスの加工中に提供されてもよい。これは、患者が流体を送達するためのエネルギーを供給する必要がなく(例えば、手動により、プランジャーを弱める)、そして、患者は、デバイスを準備するために、「設定」、又は「コッキング」をおこなう必要がない。デバイスが「始動」されるとき、薬物の用量は自動的に送達される。
ラッチ機構は、使用者により必要とされるときのみ薬物が投与される様にモーター機構の回転を制限するために提供され得る。ドラムが回転するのを防ぐため、それらは、ばねストリップのトルクに対するラッチ機構により、弛緩状態にドラムを戻そうとする位置で保持される。トルクドラムはドライブ機構に接続される。ドラムを回転させると、ばねストリップにより作出されたトルクは、ドライブ機構を回転させ、これは順に薬物を投与させる。ラッチ機構の機能は、ばねモーターにおける貯蔵エネルギーの放出を制御することである。ラッチ機構はばねモーター機構のトルクドラムの環状位置を保持するように設計されている。ラッチ機構の最も簡単な実施態様は、単一用量で薬物容器の全含量を送達するように設計されたデバイスであろう。ラッチ機構は、それ故、その装填位置でばねモーター機構を保持し、そして、その後、使用者がデバイスを始動させたとき、ばねモーター機構を解除する。
本発明の好ましい実施態様において、ラッチ機構は:
−モーター機構及び駆動機構の回転部分に連結した回転可能な部材;
−少なくとも1つの受けで及び少なくとも1つのカムを有する、回転可能部材上のカムプロファイル;
−回転可能部材の回転を止めるための受けと係合可能なラッチアーム;
−トリガーアームの並進運動により、受けから外にラッチアームを軸動(pivoting)させるためのラッチアームの突起部と係合可能であり、かくして回転可能部材の回転を可能とするトリガーアーム、突起部からトリガーアームの係合をはずすため、回転可能部材の回転中に、カムによる軸動可能なトリガーアーム;
を含む。
ラッチ機構は、ラッチアームが受けと再係合するまで回転可能部材の回転運動を制限することができ、その結果、それは多重用量薬物送達デバイスに合致している。使用者が投与機構を始動させる度に、ラッチ機構は、一時的に、係合を外され、巻かれたばね板金片の作用の下に、トルクドラムを回転可能にする。ラッチは、トルクドラムの所要の回転の後、要求された用量を達成するために再度係合する。これは、たった1つ留め金がカムプロファイルの中に提供されたとき、完全に360°回転した後に起こり、又は1つより多くの留め金が提供されたとき、完全回転の一部の後に起こる。
特に好ましい実施態様において、ラッチ機構は、更に:
−トリガーアームが並進的に移動し、軸動すると、トリガーアームを捕え、保持するためのインターロック手段;
−インターロック手段からトリガーアームを解除するためのリセット手段;
を含む。
インターロック手段は、ラッチ機構の必要条件ではない。しかしながら、それは、薬物送達デバイスに非常に重要な安全上の利点を提供する。インターロック手段がトリガーアームを解除しなければ、インターロック手段でもって、別の回転が始動することはできない。これは、始動が意図的であることを確実にするために、ある種の使用者の動作により達成することができる。インターロック手段は、薬物の唯1つの用量が、回転可能な部材の完全な、又は部分的な回転をともなった多重用量薬物送達デバイスにおいて一度に送達されることを確実にするために適用されてもよい。それ故、使用者は、例えば、トリガーボタンを一回より多く押すこと、又は針が体内に挿入されている間、トリガーボタンを押したまま保持することによって、多重用量を投与することから防がれる。第二の注射が始動することができる前に、使用者が、始めに、体内から針を除去することなしで、好ましくは起こらない方がよいある種の動作をしなければならない。従って、使用者が、針が体内に挿入されている間、誤ってインターロック機構をリセットすることはほとんどあり得ないことである。
ラッチ機構は、薬物容器から薬物の固定用量を送達するのに、特に適している。何故ならば、固定用量デバイスは「用量選択」工程を必要とせず、従って、加工中投与エネルギーを供給することは使用者の工程数を最小まで低下させる。しかしながら、機構は、また、薬物の可変用量の送達(例えば、ダイアルアップ式インスリン送達デバイス)に適合されるかもしれない。
インターロック手段を解除するためのリセット手段は、手動でレバーなどを操作することで実施し得る。好ましくは、リセット手段は自動的に操作することである。例えば、インターロック手段は、安全キャップが薬物送達デバイス上に置かれるか、又は薬物送達デバイス内に含まれている注射器の針が変更したとき、特に、インターロック機構が、一度に1用量より多くの用量の送達を阻止するため多重薬物送達デバイスで使用されたときに解除できる。リセット手段は、また、注射部位が薬物送達デバイスと接触しているか、又は薬物送達デバイスは注射部位、例えば、使用者の皮膚、に対して押されている場合、解除される。
別の実施態様において、リセット手段は、安全キャップが薬物送達デバイスから除去される場合操作し得る。薬物送達デバイスの偶然の始動を防ぐため、インターロック機構を使用されるとき、例えば、デバイスをバック内に入れて持ち歩くとき、これは特に有用である。
インターロック機構が、1回切りの薬物送達デバイスで使用されるとき、回転可能部材の1回転中送達される用量は、少なくとも、ほとんど、薬物送達デバイス中に含まれる注射器中に保持される薬物の全量に等しくなる。
薬物送達デバイスは、皮膚を通して、又は皮膚の中へ薬物を送達するための針を有してもよい。或いは、薬物送達デバイスは、針無し注射に対しては、ジェットノズル付きのジェット注射器であってもよい。薬物送達デバイスはまた、用量吸入デバイスであってもよい。
モーター機構の回転運動を栓の並進運動へ変換するためのドライブ機構は、一方が他方をはめ込まれ、そして互いにネジ山で接続されたドライバー及びプランジャーを備えたテレスコープ状のピストンを含んでも良い。ドライバーは、モーター機構に接続し;プランジャーは回転ができなくなり、そして、栓に接続される。プランジャーは、ドライバーの外側をネジ締めしてもよく、又はその逆でもよい。始めに、ドライバー及びプランジャーは、その長さ方向の重要な部分で重なっている。ドライバーが回転したとき、プランジャーは、例えば、スロット又は外形の幾何学的形状により回転を防ぐ。ドライバーとプランジャー間のネジ山は、プランジャーを前進させ、それで、ドライバー及びプランジャーの組合わせた長さは伸張される。ネジ山のピッチは、テレスコープ状のピストンの伸張度が、要求される用量を投与するために、薬物容器の「栓」の要求される移動距離に等しくなるよう設計され得る。
テレスコープ状のピストンは、また、互いにはめ込まれた2つより多くの部分を含んでもよい。同様に、もし自己注射機構が、ピストンが前進するにつれて、ピストンを備えた薬物送達デバイスに沿って移動することができるならば、単一の固定ピストンも可能である。
代替の実施態様において、モーター機構は、加圧ガス又はらせん状ばね又はバッテリーを備えた電気モーターで駆動されるピストンを含んでもよい。
使用者が薬物送達デバイスを再使用することを可能にするため、モーター機構を再装填させるための薬物送達デバイスの手動手段が、例えば、ばね板金片をトルクドラムの上に再び巻くことにより提供し得る。
本発明の応用性の更なる範囲が、以下に与えられる詳細な記述より明確になるであろう。しかしながら、本発明の好ましい実施態様を示すが、詳細な説明及び具体的な実施例は説明のためにのみ与えられているものと解釈すべきである。何故ならば、本発明の精神及び範囲内で様々な変化及び改質は、詳細な説明から当業者には明白であるからである。
本発明は、本明細書の以下に示す、説明の目的のみに与えられ、そして、本発明を限定しない詳細な説明、及び添付の図面から、より完全に理解される。
薬物送達デバイスの概略側面図である。 薬物送達デバイス用のモーター機構の概略図を示す。 薬物送達デバイス用のモーター機構の概略図を示す。 薬物送達デバイスの回転可能部材の回転制御用のラッチ機構を示す。 薬物送達デバイスの回転可能部材の回転制御用のラッチ機構を示す。 薬物送達デバイスの回転可能部材の回転制御用のラッチ機構を示す。 薬物送達デバイスの回転可能部材の回転制御用のラッチ機構を示す。 薬物送達デバイスの回転可能部材の回転制御用のラッチ機構を示す。 薬物送達デバイスの回転可能部材の回転制御用のラッチ機構を示す。 薬物送達デバイスの側面図を示す。
図1は流体薬物用容器2及び用量を投与するための栓3を含み、更に、一方が他方をはめ込み、そして互いにねじ山で接続したドライバー4及びプランジャー5を含むテレスコープ状のピストンを備えた駆動機構を含む薬物送達デバイス1を示す。ドライバー4はモーター機構(図示されていないが)で回転し得て、一方、プランジャー5は、例えば、スロット又はその外形の幾何学的形状により回転ができなくなる。それ故、ドライバー4が回転するとき、プランジャー5及び栓3は前進し、従って、薬物の用量は、容器2から投与される。栓3は必ずしもプランジャー5に直接接続する必要はない。
図2Aは弛緩状態での薬物送達デバイス1用のモーター機構6の概略図を示す。モーター機構6は、例えば、ばね鋼で作られたばね板金片7を含む。2つのドラム、貯蔵ドラム8及びトルクドラム9が供される。巻かれた平坦なばねストリップ7は、貯蔵ドラム8に亘って組み立てられ、そしてコイルの内側にある平坦なばねストリップ7の一端は、例えば、ストリップ7の端を貯蔵ドラム8内のスロット(図示されていない)を通してストリップ7の端を通過させることにより貯蔵ドラム8に接続される。トルクドラム9は貯蔵ドラム8に近接して組み立てられ、そして、平坦なばねストリップ7の外端部は、例えば、ストリップ7の端をトルクドラム9内のスロット(図示されていない)を通してストリップ7の端を通過させることによりトルクドラム9に接続される。
図2Bは装填状態でのモーター機構6を示す。モーター機構6はトルクドラム9を回転させることにより装填される。これは、ばねのリセットダイアルを手動で回転させることにより実施し得る。一般的には、使い捨て薬物送達デバイス1の製造において、これは、むしろ、工場でのデバイス生産中、デバイス1の手動ダイアルなしで実施されるであろう。ストリップ7は貯蔵ドラム8から解かれ、そして、トルクドラム9上にコイルを作るために、8の字形状にそれ自身巻き戻される。それにより、ばね板金片7は、弛緩状態で逆に曲げられ、かくして、貯蔵ドラム8上に後戻りする傾向のあるばね板金片7により、装填状態に到達する。もしドラム8、9がこの時点で解除されると、ストリップ7は、貯蔵ドラム8上の元の弛緩状態に戻りやすく、その結果、ストリップ7が貯蔵ドラム8上に完全に移動するまで、ドラム8、9は、回転させるようになる。
図3A〜3Fは、モーター機構6に接続した回転可能な部材11の回転Rを制御するための薬物送達デバイス1のラッチ機構10を示す。図示される実施態様は、多重用量ラッチ機構10として適用されることを意図している。この実施態様において、薬物の1つの用量は、回転可能な部材11の完全な1つの回転により送達される。
ラッチ機構10は:
−受け13及びカム14を有する回転可能部材11上のカムプロファイル;
−回転可能部材11の回転Rを止めるための受け13に係合可能なスイベル取付けしたラッチアーム15;
−スイベル取付けし、トリガーアーム16の並進運動Tによる受け13から外にラッチアーム15を軸動させるためにラッチアーム15の突起部17に係合可能な、並進運動ができるトリガーアーム16、かくして、回転可能部材11の回転Rと、突起部17からトリガーアーム16を外すための回転可能部材11のその後の回転R中、カム14により軸動可能なトリガーアーム16の回転Rとを可能にする;
−トリガーアーム16が並進的に運動し、そして軸動すると、トリガーアーム16を捕えて、保持するためのインターロック手段18;
−インターロック手段18からトリガーアーム16解除するためのリセット手段(図示されていない);
を含む。
図3Aにおいて、ラッチ機構10は、始動準備用の初期状態にある。ラッチアーム15は受け13と係合し、その結果、回転可能部材11の回転は阻止される。トリガーアーム16はラッチアーム15の突起部17係合した初期位置にある。
図3Bにおいて、トリガーボタン19は押えられ、それによりその初期位置からトリガーアーム16を並進的に移動させる。ラッチアーム15の突起部17に係合したトリガーアーム16は、受け13からラッチアーム15を軸動させる。モーター機構などのエネルギー源で付勢される(biased)、回転可能な部材11は、図3Cで示す通り回転を始める。
回転可能部材11の回転R開始中に、トリガーアーム16はカム14により軸動する。それにより、トリガーアーム16は突起部17から外され、その結果、ラッチアーム15を、完全に360°回転Rをさせた後、受け13で再係合できるようになる。また、トリガーアーム16を軸動させることにより、インターロック手段18は、例えば、ばねの緊張下、トリガーアーム16を並進的に移動させ、軸動した位置で捕まえて、保持される。図は、一種のフックの中でインターロック手段18により保持されているトリガーアーム16を示す。或いは、インターロック手段18の係合のため、トリガーアーム16における凹みであろう。
図3Dにおいて、360°の回転Rは殆ど終わっている。トリガーボタン19は使用者により解除され、そして、その初期位置に、例えば、ばねにより戻される。トリガーアーム16がトリガーボタン19から離さるので、それを再び押すことは効果がない。
図3Eにおいて、360°の回転Rは終わっている。例えば、ばねにより付勢されるラッチアーム15は、受け13で再係合され、従って更なる回転が阻止される。トリガーアーム16は、まだ、インターロック手段18により保持され、それで、回転可能な部材11は始動することができない。
図3Fにおいて、インターロック手段18は、ある種の使用者の動作により解除される。例えば、ばねで付勢されるトリガーアーム16は、フリーとなって初期位置に戻り、別の始動サイクルを可能とするために突起部17で再係合する。
インターロック手段18は、手動ボタンによりリセットし得る。しかしながら、これは、デバイスキャップを置き換え又は針を変更して、使用者によって「自動的」に実施されることが好ましい。例えば、デバイスキャップを付けることは、インターロック手段18に直接接続するロッドを取り替えることになり得る。
インターロック手段18を解除するためのリセット手段は、手動でレバーなどを操作することにより実施し得る。好ましくは、リセット手段は自動的に操作される。例えば、インターロック手段18は、安全キャップが薬物送達デバイス1上に置かれたとき、又は薬物容器2の針が変更されたとき、解除され得る。リセット手段はまた、注射部位が薬物送達デバイス1と接触しているか、又は薬物送達デバイス1が注射部位、例えば、使用者の皮膚、に対して押されているときに、解除される。
別の実施態様において、リセット手段は、安全キャップが薬物送達デバイス1から除去されるとき、操作し得る。
ラッチ機構10が、1回切りの薬物送達デバイス1で使用されるとき、回転可能部材11の1回転Rの間に送達される用量は、少なくとも、ほとんど、薬物容器2中に保持される薬物の全量に等しくてもよい。
薬物送達デバイス1は、皮膚を通して、又は皮膚の中へ薬剤を送達するための針を有してもよい。或いは、薬物送達デバイス1は、針無し注射用のジェットノズル付きのジェット注射器であってもよい。薬物送達デバイス1はまた、用量吸入デバイスであってもよい。
薬物送達デバイス1は、デバイスが多くの固定用量を含む、固定用量送達デバイスであってもよい。それは、また、変動可能な用量デバイスであってもよい。
示された実施態様は、使用者を誤って1回より多く薬物送達デバイス1を始動させることを防ぐ目的をもっている。
或いは、ラッチ機構10は、仮にも、誤って薬物送達デバイス1を始動させることに適用できるかもしれない。このラッチ機構10は、トリガーボタン19を投与機構から外すことにより機能するであろう。これは、デバイスキャップの存在を検出することにより、多重用量ラッチ機構10に対して、同様の手法で実施できるであろう。デバイスキャップを検出し、そして、多重用量のインターロックリセットに接続する同様の部材はまた、外部トリガーボタン19と投与機構のトリガーの間で重要な結合を形成するであろう。キャップが存在すると、この結合の特徴は外部トリガーボタン19と内部トリガー機構間での鎖から移動するであろう。キャップが除去されると、トリガーボタン19の移動が、リンク機能を経由してトリガー機構へ移動するように、リンク機能は外部トリガーボタン19とトリガー機構間の位置へ移動することになろう。
誤った投与のインターロックのための代替の実施態様は、トリガーボタン19が押えられることから物理的に防ぐためのデバイスのキャップに対してであろう。
回転可能な部材11上のカムプロファイルは、1つより多い受け13、及び1つより多いカム14を含んでもよい。この場合、360°の回転の一部の後に、回転Rはラッチアーム15及び受け13の再係合を停止させる。
インターロック手段18はラッチ機構10の必要事項ではない。
図4は図1〜3で説明した部材で取り囲まれた本体20を含む、薬物送達デバイス1の可能性のある実施態様の図を示す。本体20の後端部に、拡幅部21が、並んで配置された2つのドラム8、9を有するモーター機構6を収容するように供される。トリガーボタン19はまた、後端部で配置されている。反対側の前方で、デバイスキャップ22が、使用者により誤って接触することに対する針の安全を確保するために提供される。
実施態様で提示された薬物容器2は、円筒形状の本体、及びデバイス機構が作用するスライド可能なゴム製の栓3を有する。しかしながら、代替の薬物容器2はまた、異なった形状及びサイズの容器2、ゴム栓3がデバイス機構の一部に直接接続される容器2(即ち、ピストンの一部であるプランジャー5が、また、容器の栓3を形成する)、崩壊し得る薬物パウチ、又はブリスターパックを含む事前に測定された投与量のフォーマット、又は個々のカプセル若しくは薬物を備えた容器2を含む可能性がある。
代替のラッチング機構10もまた、可能である。これは、自動的に(例えば、処置の過程で徐々に増加する用量)又は手動で(例えば、患者がダイアルを回すことで用量を選択するデバイス)変更可能なサイズの用量を送達できるデバイスが含まれるであろう。
1.薬物送達デバイス;
2.薬物容器;
3.栓;
4.ドライバー;
5.プランジャー;
6.モーター機構;
7.ばね板金片;
8.貯蔵ドラム;
9.トルクドラム;
10.ラッチ機構;
11.回転可能部材;
12.縦軸;
13.受け;
14.カム;
15.ラッチアーム;
16.トリガーアーム;
17.突起部;
18.インターロック手段;
19.トリガーボタン;
20.本体;
21.拡幅部;
22.デバイスキャップ;

R. 回転;
T. 並進運動;

Claims (12)

  1. 流体薬物用の容器(2)、用量を投与するための栓(3)を含み、更に、少なくとも一部がモーター機構(6)により回転可能となるドライブ機構を含み、それにより栓(3)を前進させる、薬物の用量を投与するための薬物送達デバイス(1)であって、
    ここで、ラッチ機構(10)が、モーター機構(6)の回転(R)を制限するため備えられており、
    −モーター機構(6)及びドライブ機構の回転可能部分に連結された回転可能部材(11);
    −少なくとも1つの受け(13)及び少なくとも1つのカム(14)を有する、回転可能部材(11)上のカムプロファイル;
    −回転可能部材(11)の回転(R)を止めるための受け(13)と係合可能なラッチアーム(15);及び
    −トリガーアーム(16)の並進運動(T)により受け(13)から外にラッチアーム(15)を軸動させる、そのことで回転可能部材(11)の回転(R)を許すためラッチアーム(15)の突起部(17)に係合可能なトリガーアーム(16)、また、このトリガーアーム(16)は突起部(17)からトリガーアーム(16)を外すため回転可能部材(11)の回転(R)中にカム(14)により軸動可能である;
    ラッチ機構(10)を含んでいることを特徴とする上記薬物送達デバイス(1)。
  2. ラッチ機構(10)が:
    −トリガーアーム(16)が並進的に移動しそして軸動すると、トリガーアーム(16)を捕えて、保持するためのインターロック手段(18);
    −インターロック手段(18)からトリガーアーム(16)を解除するためのリセット手段;
    を更に含むことを特徴とする請求項に記載の薬物送達デバイス(1)。
  3. リセット手段が手動で、又は薬物送達デバイス(1)上に安全キャップ(22)を置くことにより、又は薬物送達デバイス(1)に含まれる注射器の針を変換することにより、又は注射部位を薬物送達デバイス(1)と接触させることにより、操作されることを特徴
    とする請求項又はに記載の薬物送達デバイス(1)。
  4. リセット手段が、薬物送達デバイス(1)から安全キャップ(22)を取り除くことにより操作されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の薬物送達デバイス(1)。
  5. モーター機構(6)が、互いに近接して配置された貯蔵ドラム(8)及びトルクドラム(9)、並びに各端がドラム(8、9)の一方に取り付けられる、2つの端を有するばね板金片(7)を有し、ここで、ばね板金片(7)は、弛緩状態で貯蔵ドラム(8)上に巻かれ、ここでモーター機構(6)はトルクドラム(9)を回転させることにより負荷可能であり、それにより、ばね板金片(7)をトルクドラム(9)上に巻き、そして、ばね板金片(7)を弛緩状態におけるよりも逆に曲げ、かくして、貯蔵ドラム8上に後戻りする傾向のあるばね板金片(7)を負荷状態に到達させ、それによりトルクを発生させることを特徴とする
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の薬物送達デバイス(1)。
  6. ばね板金片(7)が、ばね鋼より成ることを特徴とする請求項5に記載の薬物送達デバイス(1)。
  7. ばね板金片(7)の端がスロットを通過する、そのスロットをドラム(8、9)内に備えることを特徴とする請求項5又は6に記載の薬物送達デバイス(1)。
  8. 薬物をヒト又は動物の皮膚の中へ、又は皮膚を通して投与するための、針又はジェットノズルを備えることを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の薬物送達デバイス(1)。
  9. ドライブ機構が、ドライバー(4)を備えたテレスコープ状のピストン、及び一方が他方の中にテレスコープ状にされ、ネジ山により互いに連結されるプランジャー(5)を含み、ドライバー(4)がモーター機構(6)に連結されプランジャー(5)が回転を止め栓(3)に連結されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の薬物送達デバイス(1)。
  10. テレスコープ状のピストンが、他方の中に一方をテレスコープ状にした2つより多くの部材を含むことを特徴とする請求項に記載の薬物送達デバイス(1)。
  11. モーター機構(6)が、圧縮ガス、又はコイル状のばね、又はバッテリー付きの電気モーターで駆動されるピストンを含むことを特徴とする請求項1〜4、及び8〜10のいずれか1項に記載の薬物送達デバイス(1)。
  12. モーター機構(6)を再装入するための手動の手段を備えることを特徴とする請求項11のいずれか1項に記載の薬物送達デバイス(1)。
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