JPH0980621A - ストラップ長さ調整機構を備えたアクセサリ - Google Patents

ストラップ長さ調整機構を備えたアクセサリ

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JPH0980621A
JPH0980621A JP23668595A JP23668595A JPH0980621A JP H0980621 A JPH0980621 A JP H0980621A JP 23668595 A JP23668595 A JP 23668595A JP 23668595 A JP23668595 A JP 23668595A JP H0980621 A JPH0980621 A JP H0980621A
Authority
JP
Japan
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strap
accessory
length
lock
camera
Prior art date
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Application number
JP23668595A
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English (en)
Inventor
Jun Okazaki
純 岡崎
Toshio Nagai
敏雄 永井
Fumihide Nishimura
文秀 西村
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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  • Accessories Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドストラップおよびショルダーストラッ
プとして使用できるように長さ調整が可能であるストラ
ップを提供する。 【解決手段】 一端がカメラ本体1に固定されるストラ
ップ2が内部に収納されており、ストラップ長さ調整機
構を有してなるアクセサリである。ストラップ長さ調整
機構は、ストラップを収納する収納部と、ストラップを
収納部内へと引き込む引込み力を常時ストラップに作用
させる付勢手段12と、付勢手段12による引込み力に抗し
てストラップの収納部内への引込み移動を禁止し、収納
部外部に露出するストラップの長さを一定に維持する固
定手段20とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ等の光学装
置を首や手等に保持するためのストラップの長さを調整
する機構を備えたアクセサリに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、カメラ、ビデオ、双眼鏡等に代表
される光学装置(以下、略して「カメラ等」という)には、
持ち運び時や撮影時等に本体を使用者の肩や手首等にぶ
ら下げるためのストラップと呼ばれる紐部財が取り付け
られている。ストラップには、カメラ等を持って移動す
るときに肩あるいは手に掛けるための比較的長いショル
ダーストラップ(またはネックストラップ)と呼ばれるも
のや、手首や手の甲に掛けて撮影時にカメラの保持を補
助する短いハンドストラップ(またはグリップストラッ
プ)と呼ばれるものがある。
【0003】これらのストラップの本体への取付構造と
しては、カメラ等の本体に固定された2個の吊環に挿通
されるものが知られている。また、カメラ等の本体に固
定された吊環に挿通したストラップを本体底部に固定さ
れた延長グリップに収容してなる構成も知られている。
【0004】特開平4−86641号公報には、カメラ
本体に2本のストラップを取り付けて、一方のストラッ
プをショルダーストラップとして、他方のストラップを
ハンドストラップとして使用する構成が開示されてい
る。
【0005】また、1本のストラップでショルダースト
ラップとハンドストラップの両方の機能を持たせたもの
として、実開平1−129967号公報や、実開平2−
113728号公報に開示されたものが知られている。
【0006】実開平1−129967号公報には、ビデ
オカメラ本体のグリップ部に所定間隔をおいて固定部と
係止部とを形成するとともに、ループ状のベルトを係止
部に挿通し当該ベルトの一箇所を固定部に固定してなる
構成が開示されている。固定部から係止部へと至るベル
ト部分がハンドストラップとして使用され、係止部はそ
こにスライド自在に挿通されたベルトを任意の箇所で係
止することが可能である。これにより、固定部から係止
部へ至るベルト部分の長さ(つまり、ハンドストラップ
部の長さ)を調節することができる。また、係止部から
外部に至るループ部をショルダーストラップとして利用
することができる。
【0007】実開平2−113728号公報には、ショ
ルダーストラップとして使用されるストラップがスライ
ド自在に挿通される取付部をカメラ本体の2箇所に設
け、2つの取付部の間に存在するストラップ部分をハン
ドストラップとして利用する構成が開示されている。2
つの取付部の間に存在するストラップ部分とカメラ本体
との間に使用者の手が挿入されると、ストラップは取付
部に対してスライド可能であるからストラップ部分とカ
メラ本体との間のループ状の空間が掌の大きさにフィッ
トするようにやや大きくなる。ただ、このループ状の空
間が過度に大きくならないように、ストラップの各取付
部外側の部分には、取付部と係合してストラップの移動
を規制するストッパが取り付けられている。
【0008】ところが、これらはいずれも、一定長さの
ストラップの一部をハンドストラップ部として、他の部
分をショルダーストラップ部として使用し、用途に応じ
て両者の割合いを変更しているにすぎない。このため、
ハンドストラップとして使用しているときにショルダー
ストラップ部が垂れ下がって撮影の邪魔になたっり、シ
ョルダーストラップとして使用しているときにハンドス
トラップ部が他のものに引っ掛かったりする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
解決すべき技術的課題は、一本のストラップをハンドス
トラップとしても、ショルダーストラップとしても使用
することが可能であって、しかも、ハンドストラップと
して使用しているときはハンドストラップとして必要な
部分のみが、ショルダーストラップとして使用している
ときはショルダーストラップとして必要な部分のみが本
体外部に露出することを可能とするような構成を提供す
ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段・作用・効果】本発明は、カ
メラ等の本体に対して、ストラップを収納したアクセサ
リを装着し、このアクセサリにストラップの長さを調整
する機能を持たせることによって、前記課題を解決する
ものである。
【0011】本発明により、一端がカメラ等の本体に固
定されるストラップを内部に収納しており、このストラ
ップの長さを調整するストラップ長さ調整機構を有して
なるアクセサリが提供される。ストラップ長さ調整機構
は、ストラップを収納する収納部と、ストラップを収納
部内へと引き込む引込み力を常時ストラップに作用させ
る付勢手段と、付勢手段による引込み力に抗してストラ
ップの収納部内への引込み移動を禁止し、収納部外部に
露出するストラップの長さを一定に維持する固定手段と
を備えている。
【0012】係る構成のアクセサリを使用した場合に
は、一本のストラップを使用して、ショルダーストラッ
プとしての使用を望む場合には当該ストラップの長さを
長く調整し、ハンドストラップとしての使用を望む場合
には当該ストラップの長さを短く調整でき、しかも、調
整後は固定手段によってストラップを所望の長さ状態に
維持することができる。
【0013】したがって、ストラップをショルダースト
ラップとして使用しているときは、ショルダーストラッ
プとして必要な部分だけが外部に露出し、また、ハンド
ストラップとして使用しているときには、ハンドストラ
ップとして必要な部分だけが露出することとなる。すな
わち、ハンドストラップとして使用しているときにショ
ルダーストラップ部が垂れ下がって撮影の邪魔になった
り、ショルダーストラップとして使用しているときにハ
ンドストラップ部が他のものに引っ掛かったりするとい
うことが防止される。また、外観的にも不要な部分が外
部に露出していないので意匠性に優れている。
【0014】本発明のアクセサリにおいては、アクセサ
リ本体をカメラ等の本体の下方または側方に延長した形
状として、アクセサリ本体内に前記ストラップ長さ調整
機構に加えて、別の他の機構部を配置することが好まし
い。当該別の機構部としては、小型三脚や予備電池収納
ケース等が考えられる。
【0015】係る構成を採用した場合には、アクセサリ
本体はカメラ等の本体の一部を延長した形状とされてい
るので外観上の違和感がなく意匠性に優れたものとな
る。さらに、カメラ用アクセサリにおいてアクセサリ本
体の形状をカメラ本体の下方に延長したものとすれば、
カメラを縦にして撮影する場合、アクセサリ本体を縦位
置グリップとして利用することもできる。しかも、アク
セサリ本体内の余分なスペースを利用して他の機構部を
設けることができるのでカメラの機能性も高まる。
【0016】本発明のアクセサリにおいては、収納部
は、ストラップを巻き取る巻取りドラムや、ストラップ
を折り畳んで内部に収納する収納室で構成することがで
きる。巻取りドラムを採用した場合には、巻取りドラム
をぜんまいばね等の弾性部材で巻取り方向に常時付勢す
ることが好ましい。また、収納室を採用した場合には、
ストラップを収納室内へと引き込む付勢力をストラップ
に常時作用させるローラをストラップ引出口付近に配置
することが好ましい。
【0017】また、ストラップの収納部内への引き込み
を禁止する固定手段としては、巻取りドラムに直接作用
してその回転を禁止するものや、アクセサリ内に引き込
まれようとするストラップを挟持するものを採用するこ
とができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
の実施形態を詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施形態であるストラ
ップ巻取り用アクセサリ(以下、単にアクセサリとい
う。)3を装着したカメラ1の正面図である。また、図
2は、カメラから取り外した状態におけるアクセサリ3
の正面図である。
【0020】図2において、アクセサリ3は、長方形の
上部プレート16および下部プレート17を、柱状のスペー
サ部材15を介して、所定間隔をおいて平行に配置してな
るものである。スペーサ部材15は、長方形のプレートの
各コーナ部に4本配置されている。そして、上部および
下部のプレート16、17の間の空間には、主に、着脱操作
部6およびストラップ巻取り機構7が設けられている。
【0021】着脱操作部6は、アクセサリ3のカメラ本
体への着脱を行うものであり、その構成は以下の通りで
ある。上部プレート16および下部プレート17には、それ
ぞれ、ポスト11aおよび11bが回転不可に固定されてい
る。ポスト11aと11bは、上下のプレートおよび4本のス
ペーサを組み立てたときに一直線上に位置するように、
各プレートに固定されている。そして、ポスト11aと11b
は、円板状のダイヤル部材10を上下から挟み込むように
して保持しており、ダイヤル部材10は、上下のポスト11
a、11bに対して相対回転不可である。上部プレート16上
のポスト11aに対応する位置には、固定ネジ9が配置さ
れており、この固定ネジ9はダイヤル部材10に対して相
対回転不可に連結されている。したがって、ダイヤル部
材10を回転させると固定ネジ9も同様に回転する。図3
に示されているように、ダイヤル部材10は、その一部が
上下のプレート間の空間の外部に存在することとなるよ
うに配置されている。したがって、使用者は、この部分
に指を当ててダイヤル部材10を容易に回転させることが
でき、固定ネジ9をカメラ本体裏側の三脚ネジ穴(図示
せず)に回転係合させることによってアクセサリ3をカ
メラ底部に装着することができる。
【0022】ストラップ巻取り機構7は、主に、ストラ
ップを巻き取る巻取りドラム30と、当該ドラムを巻取り
方向へと付勢するぜんまいばね12と、巻取りドラムの回
転を禁止するロック部材20とから構成されている。図
2、3および4を参照して、巻取りドラム、ぜんまいば
ね、およびロック部材について説明する。図3は図2の
3−3線断面、図4は図2の4−4線断面における主要
部を、それぞれ示している。
【0023】巻取りドラム30(図3参照)およびぜんまい
ばね12(図4参照)は、上部プレート16から下部プレート
17にまで延びる1本のシャフト19に固定されている。こ
のシャフト19は、上下のプレートに対して相対回転が可
能である。
【0024】巻取りドラム30は、シャフト19の中央部よ
りも上側の位置に固着されている。また、巻取りドラム
30の上下に配置された円板状のプレート31、32は、巻取
りドラム30に巻き取られるストラップ2を案内する。図
2および3には、巻取りドラム30に巻き取られたストラ
ップ2aが示されている。
【0025】ぜんまいばね12は、その一端12aがシャフ
ト19の中央部より下側の部分に固定されるとともに、他
端12bが下部プレート17に固定された係止部材14に固定
されている。したがって、シャフト19は、ぜんまいばね
12によって図中時計回り方向(矢印Eの方向)に付勢され
る。
【0026】前記したようにシャフト19には巻取りドラ
ム30が固定されているので、ぜんまいばね12による付勢
力は巻取りドラム30にも伝わる。すなわち、巻取りドラ
ム30は、図3において時計回り方向(矢印Cの方向)に付
勢されており、巻取りドラム30に一端2bが固定された
ストラップ2は、図3中矢印Dの方向に引き込まれてド
ラム30に巻き取られる。ぜんまいばね12の付勢力はスト
ラップ2に常時作用しているので、ドラム30に巻き取ら
れたストラップ2を引き出すと、引き出されたストラッ
プを巻き取ろうとする付勢力が常時作用する。したがっ
て、ストラップ2を引き出した状態でその長さを維持し
たい場合には、ぜんまいばね12による巻取り方向への付
勢力に抗して、シャフト19の回転を禁止する必要があ
る。
【0027】この機能を行うのが、図4に示されている
ロック部材20である。シャフト19には、ぜんまいばね12
の下方にロックギヤ13が固着されており、このロックギ
ヤ13はシャフト19とともに回転または停止する。したが
って、ロック部材20がロックギヤ13と係合すると、シャ
フトの回転が禁止される。
【0028】ロック部材20は、ロックギヤ13近傍に配置
された長手方向にスライド可能な細長い略直方体形状の
部材であって、通常はスプリング28によってロックギヤ
13に向かって付勢されている。スプリング28は、一方の
脚部がロック部材20の上表面から突出するピン23と、他
方の脚部が下部プレート17の上表面から突出するピン24
と当接しており、この結果、ロック部材20をロックギヤ
13に向けて付勢することができる。ロック部材20の先端
部20aは、くさび形状とされており、ロックギヤ13の周
囲の溝内に係合することができる。このようにしてロッ
ク部材20の先端部20aとロックギヤ周面に形成された溝
とが係合すると、シャフト19は回転しないので、アクセ
サリ3の外部へと引き出されたストラップはその長さが
一定に保たれる。
【0029】この状態からストラップの長さを変更した
い場合には、まず、ロック部材20をスプリング28による
付勢力に抗して図4中矢印Fの方向に移動させ、ロック
部材20とロックギヤ13との係合を解除する。この操作
は、下部プレート17の下面から突出するロック解除スイ
ッチ21を指で操作することにより簡単に行うことができ
る。ロック解除スイッチ21は、ロック部材20と一体成形
されたものであって、下部プレート17に形成されたスロ
ット27を通して、下部プレート17の下面から突出してい
る。
【0030】引き出されているストラップ部分を片手で
持って、他方の手でロック部材20とロックギヤ13との係
合を外すと、前記したようにぜんまいばね12の付勢力が
ストラップ2を巻き取る方向に作用して、ストラップ2
が巻き取り方向に引っ張られる。したがって、ストラッ
プをさらに長くしたい場合にはこの引っ張り力に抗して
ストラップ2をさらに引っ張り、ストラップを短くした
い場合にはこの引っ張り力に任せてストラップ2を巻き
取り、所望の長さになった時点でロック部材20とロック
ギヤ13とを再度係合させると、ストラップ2はその長さ
のまま一定に維持される。
【0031】図3に示されているように、ストラップ2
はローラ43、44を介してアクセサリ3から引き出され
る。ローラ44は図示しないスプリングによってローラ43
に対して押圧されている。そして、必要に応じてテンシ
ョンローラ8が設けられることが好ましい。引き出され
たストラップ2は、図1に示されているように、カメラ
本体の左肩部に設けられた固定具5を介してカメラ本体
に固定される。また、引き出されたストラップ部分には
クッション材4がスライド自在に取り付けられている。
【0032】なお、図2に示されているように、上部プ
レート16の内面側で円板状プレート31の近傍にはドラム
ロック25が配置されている。ドラムロック25から突出す
るピン26は、上部プレート16に形成された孔部を通して
上方へと突出している。ドラムロック25は図示しないバ
ネにより図中上方向に向けて上部プレート16に圧接する
ように付勢されており、アクセサリ3をカメラ本体から
外した時に円板状プレート31と係合して巻取りドラム30
が回転しないようにロックする。アクセサリ3をカメラ
本体に取り付けると、カメラ本体の底面によってピン26
が下方に押圧されてドラムロック25と円板状プレート31
との係合が外れる。すなわち、アクセサリ3は、カメラ
に装着された状態ではロック解除スイッチ21を操作する
ことによって巻取りドラムの回転または停止を制御する
ことができるが、カメラから取り外されると、ドラムロ
ック25が円板状プレート31と係合している限りロック解
除スイッチ21を操作しても巻取りドラムは回転しない。
【0033】なお、上述の説明では、着脱操作部6およ
びストラップ巻取り機構7が外に露出しているが、適宜
筐体で覆うようにすればアクセサリの保持が容易にな
り、外観もより好ましいものとなる。特に、アクセサリ
3を縦位置グリップで使用する場合には好適である。
【0034】また、図示はしていないが、アクセサリ3
の一部(例えば、下部プレート17上の任意の位置)に、レ
リーズボタン、シャッタ速度や絞り値あるいは露出モー
ドを決定するためのダイヤル、AEロックボタン等を設
けることも可能である。これらの場合には、アクセサリ
に設けられたこれらのボタン類とカメラ本体上の対応す
る操作部とを機能的に接続する信号ピンや接点等が別途
設けられる。
【0035】カメラの本体に外部からアクセサリを装着
する場合には、アクセサリは本体の形状と一体化してい
ることが好ましい。すなわち、図1に示されているよう
にアクセサリ本体がカメラ底面に装着される場合には、
アクセサリ本体の形状は、カメラ本体を下方に延長した
ごとき形状が好ましい。それは、一般的に係る構成の方
が、カメラ本体とアクセサリ本体との一体性が高く、操
作性および意匠性が高まるからである。例えば、図1の
構成においては、カメラ本体を縦にして撮影を行う場
合、アクセサリ3を縦位置グリップとして利用すること
ができる。しかしながら、図1の構成においては、アク
セサリ本体はカメラ本体の底部全体を覆うスペースを有
しているにもかかわらず、その内部には、着脱操作部6
以外にはストラップ巻取り機構7のみしか配置されてお
らず、未だスペース的な余裕がある。このことは、図1
および2において、アクセサリ内の右側に空間部が多く
存在することからも良く分かる。
【0036】そこで、このような空間部をより有効に利
用して、ストラップ巻取り機構7に加えて、別の機構を
アクセサリに備えた実施形態を図5および6に説明す
る。
【0037】これらの実施形態においては、ロック部材
20およびロック解除スイッチ21に代わるロック機構がス
トラップの引出口に設けられている。さらに、ダイヤル
部材10を支える下方側のポスト11bを短くして下部プレ
ート17の一部を底上げしている。そして、この結果得ら
れた空間を有効に利用して、アクセサリ3に他の機能を
合わせ持たせるようにしたものである。図5に示された
例は、当該空間に小型三脚40を設け、セルフタイマー撮
影が容易にできるようにしたものである。また、図6に
示された例は、同空間に、カメラ用の予備電池収納ケー
ス41を設けて不意の電池切れに対応したものである。こ
れらの実施形態においては、前記スペースの有効利用と
いう効果に加えて、次のような効果もある。すなわち、
図2〜4に示した実施形態においては巻取り機構がアク
セサリの一端側に存在していて重心が偏っているが、小
型三脚や予備電池収納ケース等の他の機構を巻取機構の
反対側に設けることによって重量バランスが改善される
のである。
【0038】図7には、図5および図6の例において、
ストラップ引出口に設けられたロック機構が示されてい
る。この機構は図3の左側端に示されたストラップ引出
口に対応しているが、ローラ44に代えてレバー45が設け
られている点が異なる。レバー45が図中(I)の位置にあ
るときは、レバー先端45aはストラップ2に対して押圧
力を与えない。したがって、この場合には、ストラップ
2に常に作用する巻取り方向への付勢力に抗してストラ
ップを引き出すこと、または当該付勢力に任せてストラ
ップを巻き取ることができる。そして、ストラップが所
望の長さになった時点で、レバー45を(I)で示される位
置から(II)で示される位置へとピン46を中心に回動させ
てやると、レバーの先端45aがストラップ2をローラ43
に対して圧接する。つまり、ストラップに作用する巻取
り力に抗してレバー先端45aとローラ43とがストラップ
を挟持し、ストラップ2はその長さ状態で維持される。
この場合、ストラップの長さは無段階で調節できること
となる。
【0039】図8、9および10は、本発明の他の実施形
態として、ストラップの途中に設けられるアクセサリ50
を示している。図8はアクセサリ50の立断面図、図9は
図8の9−9線断面図、図10は図8のアクセサリ50を右
側面から見た一部破断側面図である。
【0040】アクセサリ50は、肩または手の甲に沿うよ
うに僅かに湾曲した略直方体形状であって、後述するよ
うに内部から2本のストラップ52、53が引き出されてい
る。これらのストラップは、図1に示されたストラップ
2が固定具5を使用してカメラ本体に接続されているの
と同じ方法でカメラ本体に接続される。
【0041】アクセサリ50の長手方向に延びる2つの平
行な側壁61、62は、両側壁に対して直角に延びるシャフ
ト56によって連結されており、巻取りドラム60がぜんま
いばね54を介してこのシャフト56に接続されている。つ
まり、円筒状の巻取りドラム60の内部にシャフト56が位
置しており、ぜんまいばね54は、その一端がシャフト56
に、他端がドラム60の内表面に固定されている。シャフ
ト56は、側壁61、62に対して回転不可であるが、ドラム
60は相対回転が可能である。したがって、ドラム60は、
図2〜4を参照して説明した実施形態と同様に、ぜんま
いばね54によって図8中反時計回りの方向(矢印Gの方
向)に常時付勢される。なお、円筒状のドラム60は、各
側壁61、62の内面に形成された環状の溝(図示せず)内に
その両端が係合しており、この溝に案内されることによ
って、中心をシャフト56に一致する位置に保ったまま回
転することができる。
【0042】一方、巻取りドラム60は、図9に示されて
いるように、その中央部に固定されたロックギヤ66によ
って、2つの巻取り部に区画されている。つまり、巻取
りドラム60のうち、ロックギヤ66と円板状プレート58と
の間に位置する部分が第1巻取り部60aを、ロックギヤ6
6と円板状プレート59との間に位置する部分が第2巻取
り部60bを、それぞれ、構成している。そして、第1巻
取り部60aにはストラップ52が、第2巻取り部60bにはス
トラップ53が、それぞれ、巻き取られる。ここで、図8
および図9から分かるように、両ストラップは巻取りド
ラム60から互いに反対方向に引き出されているが、巻取
り方向は同じである。そして、巻取りドラム60は図8中
矢印G方向へ常時付勢されているので、ストラップ52、
53には常にアクセサリ50に引き込まれる方向(図8中、
矢印HおよびIの方向)に付勢力が作用する。
【0043】図10を参照すると、側壁61、62に対して直
角方向に延びる側壁63の一部に形成された開口部63aを
通して、第1巻取り部60aに巻かれたストラップ52がア
クセサリ50の外部へと引き出されているのが分かる。同
様にしてストラップ53も、側壁63に対向する側壁64に形
成された開口部64aを通して、アクセサリの外部へと引
き出されている。
【0044】巻取りドラム60の中央部に固定されたロッ
クギヤ66は、図2〜4で説明した実施形態におけるロッ
クギヤ13に相当するものである。また、ロックボタン67
は、同じくロック解除スイッチ21に相当するものであ
る。ロックボタン67は、図8に示されているように断面
が四角形の棒状の部材であって、側壁61、62に対して相
対回転不可である。つまり、前記したようにストラップ
52、53にはアクセサリ50内へ引き込もうとする力が常に
作用しているが、図10に示されているようにロックギヤ
66の周囲に形成された溝とロックボタン67に一体成形さ
れたストッパ68とが係合している場合には巻取りドラム
60の回転が禁止される。すなわち、ストラップはその長
さが一定に維持される。
【0045】図10において、ロックボタン67は、アクセ
サリ50の上壁75の内表面に固定された板ばね70によって
係合位置に保持されている。つまり、板ばね70の先端を
屈曲させて形成した突部70aが、ロックボタン67の表面
に形成された断面V字状の溝69bと係合している。この
状態から、ロックボタン67を図10中右側へ移動させる
と、板ばねの突部70aと溝69bとの係合が外れ、突部70a
はもう一方の溝69aと係合する。そして、この状態で
は、ロックギヤ66の周囲に形成された溝とロックボタン
のストッパ68との係合が外れ、ストラップのアクセサリ
50から引き出された部分の長さを調節することができ
る。
【0046】なお、アクセサリ50の底壁65にはパッド55
が設けられている。このパッド55は、カメラを横にして
撮影を行う横位置撮影時には甲当てとして、ネックスト
ラップとしての使用時には肩当てとすることができる。
【0047】この実施形態においては、2本のストラッ
プが巻取りドラムに巻き取られるので、他の実施形態の
場合に比べて、同じドラム径であれば、同じ回転量で2
倍のストラップの伸縮量が得られる。また、必要な伸縮
量が同じであれば、ドラム径を小さくすることができ
る。さらに、アクセサリから引き出され、または引き込
まれるストラップの量は両方のストラップについて同一
であるから、ストラップの長さを変更してもアクセサリ
50に固定されたパッド55は常にストラップの中央に位置
に、パッドの役割を十分に達成し得る。
【0048】なお、この実施形態においては、2本のス
トラップが使用されているが、各ストラップは、その片
端のみがカメラに接続され他端はアクセサリ内に収納さ
れ連結されている。したがって、カメラ本体に対して
は、実質的には1本のストラップが使用されているもの
と考えられる。
【0049】図11には、本発明のアクセサリのさらに他
の実施形態を示した。図11(a)はアクセサリ80の正面図
を示しており、図11(b)は図11(a)の11−11線断面図を示
している。
【0050】この実施形態においては、巻取りドラムは
使用されていない。その代わりに、ストラップ2をジャ
バラ状に折り畳んで収納する収納室83が採用されてい
る。そして、収納室83のストラップ引出口には、ストラ
ップ2に対して収納室83の内部へと引き込む付勢力を常
時付与する巻取りローラ81と、図示しないスプリングに
よって巻取りローラ81に圧接された押圧ローラ82とが配
置されている。巻取りローラ81は、内部に配置されたぜ
んまいばね(図示せず)によって、図8〜10に示した巻取
りドラム60の場合と同様の方法で、図中時計回りの方向
(矢印Kの方向)に常時付勢されている。
【0051】また、アクセサリ80のストラップ出入口に
は、図7と同様のロック機構が設けられており、その詳
細は、図7を参照して説明したのと同様である。つま
り、この実施形態においても、ストラップの長さ調節は
図5〜7で説明した実施形態の場合と同じようにして行
うことができる。図11(b)においては、ストラップ2は
ロックされた状態にある。
【0052】巻取ドラムを使用した場合、ストラップの
幅方向と直交する収納平面の形状は、円形あるいは正方
形状、すなわち、縦方向と横方向の長さがほぼ同じ平面
形状が必要となる。これに対して、収納室を利用した場
合には、収納室の収納平面の形状をアクセサリの形状に
合わせて楕円形や長方形状にすることができるので、長
方形のアクセサリ内のスペースを効率よく利用できる。
【0053】また、図11(a)から分かるように、この実
施態様の場合には、アクセサリの高さはストラップの幅
よりも僅かに大きくするだけで足りる。したがって、カ
メラはアクセサリ80を装着した場合にも比較的コンパク
トなものとなる。また、図11(a)に示されるスペース85
を利用して、図5および図6に示された小型三脚や予備
電池収納ケースを設けることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のアクセサリを底部に装着したカメラ
の正面図である。
【図2】 図1のアクセサリの正面図である。
【図3】 図2の3−3線断面図である。
【図4】 図2の4−4線断面図である。
【図5】 本発明のアクセサリの他の実施形態を説明す
る正面図である。
【図6】 本発明のアクセサリのさらに他の実施形態を
説明する正面図である。
【図7】 図5および図6に示された実施形態における
ストラップ挾持部を説明する概略図である。
【図8】 本発明のアクセサリのさらに他の実施形態を
説明する正面図である。
【図9】 図8の9−9線断面図である。
【図10】 図8のアクセサリを右側面から見た側面図
である。
【図11】 本発明のアクセサリのさらに他の実施形態
を説明する正面図および断面図である。
【符号の説明】
1 カメラ 2 ストラップ 3 アクセサリ 4 クッション材 5 固定具 6 着脱操作部 7 ストラップ巻取り機構 8 テンションロール 9 固定ネジ 10 ダイヤル部材 11 ポスト 12 ぜんまいばね 13 ロックギヤ 14 係止部材 15 スペーサ部材 16 上部プレート 17 下部プレート 19 シャフト 20 ロック部材 21 ロック解除スイッチ 23、24 ピン 25 ドラムロック 26 ピン 27 スロット 28 スプリング 30 巻取りドラム 31、32 円板状プレート 40 小型三脚 41 予備電池収納ケース 43、44 ローラ 45 レバー 46 ピン 50 アクセサリ 52、53 ストラップ 54 ぜんまいばね 55 パッド 56 シャフト 58、59 円板状プレート 60 巻取りドラム 61、62、63、64 側壁 65 底壁 66 ロックギヤ 67 ロックボタン 68 ストッパ 69a、69b クリック溝 70 板ばね 75 上壁 80 アクセサリ 81、82 ローラ 83 収納室 85 スペース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が光学装置本体に固定されるストラ
    ップ(2、52、53)が内部に収納されており、ストラップ
    長さ調整機構を有してなるアクセサリであって、 ストラップ長さ調整機構は、(1) ストラップを収納す
    る収納部(30、60、83)と、(2) ストラップを収納部内
    へと引き込む引込み力を常時ストラップに作用させる付
    勢手段(12、54、81)と、(3) 付勢手段による引込み力
    に抗してストラップの収納部内への引込み移動を禁止
    し、収納部外部に露出するストラップの長さを一定に維
    持する固定手段(20、45、67)と、を備えてなることを特
    徴とするアクセサリ。
  2. 【請求項2】 一端が光学装置本体に固定されるストラ
    ップ(2)を内部に収納してなるアクセサリであって、 アクセサリ本体は光学装置本体を下方または側方に延長
    した形状とされており、この本体内に、ストラップ長さ
    調整機構と、当該調整機構とは別の他の機構部(40、41)
    とが配置されており、 ストラップ長さ調整機構は、(1) ストラップを収納す
    る収納部(30、83)と、(2) ストラップを収納部内へと
    引き込む引込み力を常時ストラップに作用させる付勢手
    段(12、81)と、(3) 付勢手段による引込み力に抗して
    ストラップの収納部内への引込み移動を禁止し、収納部
    外部に露出するストラップの長さを一定に維持する固定
    手段(20、45)と、を備えてなることを特徴とするアクセ
    サリ。
JP23668595A 1995-09-14 1995-09-14 ストラップ長さ調整機構を備えたアクセサリ Pending JPH0980621A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101120384B1 (ko) * 2009-10-05 2012-02-24 이세희 카메라의 휴대성을 향상시키기 위한 하네스
JP2012512673A (ja) * 2008-12-19 2012-06-07 サノフィ−アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 薬物送達デバイス用のモーター機構及び薬物送達デバイス

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JP2012512673A (ja) * 2008-12-19 2012-06-07 サノフィ−アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 薬物送達デバイス用のモーター機構及び薬物送達デバイス
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