JP5803896B2 - 入出力装置 - Google Patents

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Description

本開示は、情報端末機器の入出力用に用いられる入出力端子の機能を拡張させた入出力装置に関する。
一般に、携帯電話機等の情報端末機器により、テレビジョン放送等を受信するためには、情報端末機器内に専用の受信アンテナを設けるか、オーディオ信号を聞くためのイヤホン端子からアンテナ入力を取り込むかのいずれかの方法が用いられている。
また、テレビジョン受像機の小型化に伴ってその移動が簡単にできるようになったこともあり、家庭内の台所など、テレビジョン放送用のアンテナコンセントがない部屋でテレビジョン放送を受信したいという要求もある。このような場合、電力伝送用のケーブルをテレビジョン放送用のアンテナとして利用することも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の技術では、電力伝送用ケーブルの電源回路側に設けた高周波遮断用のインダクタと、携帯端末側に設けた高周波遮断用のインダクタとの距離を、受信するテレビジョン放送等の搬送周波数の1/4波長の整数倍に設定している。これにより、広い周波数帯域のテレビジョン放送等の受信が可能になる。
また、アンテナとして使用するケーブルに、周波数が重複する別の信号を伝送させる際に、コネクタを共有化しても十分なアンテナ特性を得られる受信装置が、本発明者等により提案されている(特許文献2参照)。
特開2010−157991号公報 特開2010−219904号公報
しかしながら、従来のイヤホンアンテナや電力伝送用ケーブルを利用するアンテナでは、そのための専用のコードやケーブルが必要であり、例えばその他の信号伝送と兼用することは難しいという問題があった。また、情報端末機器内に専用のアンテナを設けるのは、情報端末機器の薄型化と小型化に対しては障害となっていた。
本開示は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、情報処理端末機器の入出力端子に接続されるケーブルを介して、FMラジオやテレビジョンなどの電波を受信できる入出力装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本開示の入出力装置は、情報端末機器に設けられる入出力コネクタの情報端子のうち、少なくとも1の情報端子が、汎用インターフェース規格に基づく規格情報端子としての機能とアンテナ入力端子としての機能とを兼ね備える入出力装置である。この入出力装置における入出力コネクタには、アンテナ入力端子としての第1の接続部が設けられるとともに入出力ケーブルを接続する第2の接続部が設けられている。そして第1の接続部と第2の接続部は、入出力コネクタが固定される基板において分離されていることを特徴としている
ここで、規格情報端子の機能としては、情報端末機器の内部の動作を切り替えるための情報端子としての機能を有することが好ましい。更に、規格情報端子の機能として、入力される情報信号の電位により、その情報の内容が判別される情報端子としての機能を有するか、アンテナ入力端子から入力される受信信号より低い周波数の情報端子として機能することが好ましい。
また、好ましくは、少なくとも1の情報端子は、接続期間内での変化点以外では安定電位を示す情報端子であり、接続相手機器の判別に用いられる情報端子であり、例えばID端子であり、入出力コネクタはUSBコネクタである。
そして、アンテナ入力端子に入力されるアンテナ信号は、FM帯、VHF帯、またはUHF帯のいずれかまたは複数の帯域の放送波信号であり、少なくとも1の情報端子が接続されるライン(例えば、IDライン)には、これらの複数の帯域の周波数を通過させるコンデンサが接続されている。また、少なくとも1の情報端子が接続されるラインには、コンデンサと並列に前記帯域の周波数に対してハイインピーダンスとなる高域周波数遮断素子が接続されている。
更に、本開示の入出力装置では、USBコネクタの基板上の各ピンを接続する端子の配置を工夫することにより、テレビジョン信号のUHF帯を超えるギガヘルツ帯までの良好な通過特性が得ることができた。
本開示の入出力装置によれば、情報端末機器側にアンテナ用の新たなコネクタのスペースを用意する必要がないので、情報端末機器の更なる小型化、薄型化を実現することが可能となる。また、MHz帯からGHz帯までの幅広い帯域の信号を通過させることができるという作用効果が確認された。
本開示の入出力装置の実施の形態例の概要を示す図である。 一方の側にUSBコネクタが接続され、他方の側にSMAコネクタが接続されたUSB−SMA変換ケーブルの例を示した図である。 図2で示したUSB−SMA変換ケーブルのサンプル(5個)の周波数特性が略同じ結果になったことを示す図である。 図2で示したUSB−SMA変換ケーブルを用いてUSB2.0の差動信号の伝送試験を行ったアイパターンを示す図である。 本開示の入出力装置に外部アンテナユニットに接続するための同軸ケーブルとUSBケーブルの両方を接続した他の実施の形態例を示す概念図である。 図5の同軸ケーブルとUSBケーブルの両方をUSB入出力装置に接続する際の具体的な接続関係を示す図である。 USBケーブルとイヤホンコードを接続して作製したイヤホンアンテナの例を示す図である。 図7のイヤホンアンテナの具体的な接続構成を示す図である。 図7のイヤホンアンテナの周波数−利得(ピークゲイン)特性を測定した図である。 本開示の入出力装置においてギガヘルツ帯の通過特性を得るための基板構造を示す図である。 図10に示した基板構造にしたときの、USB−SMA変換ケーブルのサンプル(1個)の周波数特性を示す図である。 本開示の入出力装置において、USB端子とMHL端子の機能を比較した図である。 本開示の入出力装置に用いられる、HDMI規格準拠のシステム構成例(接続例)を示す図である。 本開示の入出力装置に用いられる、HDMI規格準拠のケーブル使用を示す図である。 本開示の入出力装置に用いられる、HDMI規格準拠のコネクタの構成を示す図である。 本開示の入出力装置に用いられる、HDMI規格準拠のHEAC時の構成例を示す図である。 本開示の入出力装置に用いられる、HDMI規格準拠のコネクタの構成の変形例を示す図である。 本開示の入出力装置に用いられる、HDMI規格準拠のコネクタの構成の他の変形例を示す図である。
最近の情報端末機器の更なる小型化、薄型化に伴い、情報端末機器側でテレビジョン放送の電波を受信するために必要とされるアンテナや、外部アンテナと接続する専用コネクタを設けるスペースの確保が難しくなっている。例えば、テレビジョン放送の電波を受信するためのアンテナとして、イヤホンアンテナが発明者等により既に数多く提案されている。しかし、このイヤホンアンテナに必要とされるイヤホン用の端子の径の大きさが、情報端末機器の薄型化を更に進める上で1つの障害にもなっている。
このため、最近の薄型の情報端末機器では、イヤホン端子を持たずに、USB(Universal Serial Bus)端子のみを設けているものが多い。このような情報端末機器では、USB端子を使って、ホストコンピュータから情報端末機器への充電を行うとともに、ホストコンピュータと情報端末機器との間でさまざまな信号伝送を行っている。
発明者等は上述の問題を解決するために、情報端末機器に必ず搭載されるUSB端子を使って、テレビジョン放送等を受信することができないかと考えた。そして、様々な思考と実験を試みてきた。その結果、イヤホン用の端子や外部アンテナ用の専用のコネクタを設けなくても、テレビジョン放送等の電波を受信できる入出力装置を案出したのである。
以下、図1〜図11を参照して、本明細書に開示する実施の形態例(以下、「本例」という。)を説明するが、説明は以下の順に行うこととする。なお、以下の説明ではUSB端子を用いた入出力装置について説明するが、本開示はUSB入出力装置に限定されるものではなく、図13〜図16に示すような汎用インターフェース規格に基づく規格情報端子を含む入出力装置一般に適用できるものである。
1.USB−SMA変換ケーブルの外部アンテナへの接続検証
2.USB−SMA変換ケーブルの具体例
3.USB機能の維持についての検証
4.同軸ケーブルとUSBケーブルの接続例
5.イヤホンアンテナへの応用例
6.ギガヘルツ帯の通過特性を得るためのUSB入出力装置の基板構造
7.USB端子とMHL端子の機能比較
8.HDMI規格準拠のシステム構成
<1.USB−SMA変換ケーブルの外部アンテナへの接続検証>
図1は、本例の入出力装置の一例を示す図である。図1に示すように、情報端末機器(以下、「セット」または「セット基板」ということもある。)側にUSBケーブル接続用のメス型のUSBコネクタが設けられる。このセット側に設けられるUSBコネクタを、以下「セット側USB−Bコネクタ10」という。
そして、適当な長さの同軸シールド線の一端にオス型のUSBコネクタを取り付け、その他端にSMA(Sub Miniature Type A)コネクタを取り付けている。以後、このオス型のUSBコネクタを、セット側USB−Bコネクタ10と区別するために、「ケーブル側USB−Bコネクタ15」という。なお、SMAコネクタは、通常測定用コネクタとして用いられるものである。セット側USB−Bコネクタ10は、図1の太い点線で示す部分であり、ケーブル側USB−Bコネクタ15は図1の細い点線で示す部分である。それぞれが、1ピン〜5ピンで接続されるとともに、基板上に固定されている。なお、この関係は後述する図6、図8でも同じである。
まず、図1を参照して、USBコネクタの一般的な構造を説明し、その後、本例のUSB入出力装置の具体的構成について説明する。
一般に、セット側USB−Bコネクタ10(メス型)とケーブル側USB−Bコネクタ15(オス型)とも、1ピン〜5ピンで示される5個の接続ピンとシールド端子を有している。これらのセット側USB−Bコネクタ10及びケーブル側USB−Bコネクタ15としては、通常、μUSB−Bコネクタが用いられる。
Bコネクタは一般にセット側に用いられるコネクタであり、これに対して、図5で後述するように、ホストコンピュータ側に接続されるUSBコネクタとしては、通常、ホストコンピュータ側から電源を供給できるAタイプのUSBコネクタが用いられる。
なお、最近ではセット側USBコネクタとして、AタイプあるいはABタイプ(ホスト側とセット側の両方に兼用されるコネクタ)のμUSBコネクタを用いることも考えられているが、ここではセット側のUSBコネクタをBタイプ、ホスト側のUSBコネクタをAタイプとして取り扱うこととする。
図1に示すように、セット側USB−Bコネクタ10の1ピンは、電圧供給用のVbus/MIC端子であり、この1ピンを経由して不図示のホストコンピュータ側から情報端末機器(セット)への給電がなされるとともに、セットに接続されたイヤホンマイクなどに電圧が供給される。このセット側USB−Bコネクタ10の1ピンが接続されるラインには、高周波遮断用のフェライトビーズ11が直列に接続されている。以下、フェライトビーズを単に「FB」と略記することもある。
セット側USB−Bコネクタ10の2ピンと3ピンは、差動信号の送受信に関係する信号ラインの端子であり、この端子に音声信号が入力される場合には、2ピン(D−端子)がLチャンネルの端子、3ピン(D+端子)がRチャンネルの端子となる。この差動で用いられる2ピンと3ピンが接続されるラインには、コモンモードチョーク12が接続されている。そして、このコモンモードチョーク12によって高周波信号が遮断されて、音声信号のみが通過するようになっている。以下の説明では、この高周波信号を「RF信号」または「アンテナ信号」ということもある。
セット側USB−Bコネクタ10の4ピンは、差し込まれたプラグの種類と、そのプラグが何に使われるのかという用途を識別するためのID端子(IDはIdentificationの略、「識別端子」ともいう。)である。
図1に示すように、本例のセット側USB−Bコネクタ10では、このID端子として使われる4ピンを、テレビジョン放送等を受信するためのアンテナ端子に用いている。このため、4ピンが接続されるラインに約1000pFのコンデンサ14を直列接続し、このコンデンサ14を介して4ピンに供給されたアンテナ信号をセット内の不図示のチューナー回路(図1のANT)に供給する。
また、セット側USB−Bコネクタ10の4ピンは、通常のID端子として利用されるピンである。通常のID端子としての機能を実現する上では、テレビジョン等の高周波信号は不要であるから、これを取り除くために、4ピンが接続されたラインには、コンデンサ14と並列に高周波信号遮断素子としてのFB13が接続されている。これによりテレビジョン信号などの高周波のアンテナ信号が除かれたID信号が、セット側の不図示のID識別回路に出力される。
なお、セット側USB−Bコネクタ10の5ピンは、接地用のグランド端子であり、この5ピンが接続されるラインは、後述するケーブル側USB−Bコネクタ15及びセットの外部シールドと接続され、接地されている。
また、上述したように、図1に示すUSB−SMA変換ケーブルは、同軸シールド線17の一端に設けられた基板に、オス型のケーブル側USB−Bコネクタ15を接続した所謂同軸ケーブルである。このケーブル側USB−Bコネクタ15としても、セット側USB−Bコネクタ10と同様に、μUSBコネクタが用いられるが、Bタイプ以外にもAタイプあるいはABタイプのμUSBコネクタを用いてもよい。
ケーブル側USB−Bコネクタ15のID端子(4ピン)とグランド線の間には、抵抗器16が接続されており、セット側では、抵抗器16の値でどんな用途のUSBコネクタが接続されているのか、そしてそのケーブルがどのように使われているかを認識することができる。
なお、この抵抗器16に関しては、現段階ではイヤホンマイクのみの規定になっているが、今後はイヤホンマイク以外の他の用途にも使われることが予定されている。但し、電源が供給されたかどうかの認識は、後述するように、Vbus端子に電圧を印加し、かつ2ピン(D−端子)と3ピン(D+端子)を短絡(ショート)させて充電を開始することで行われる。
また、図1に示すSMAコネクタ18は、外部アンテナ線や家庭等のアンテナ端子からのケーブルが接続される端子であり、一般には測定用コネクタとして知られている。このSMAコネクタ18の特性インピーダンスは50Ωであり、SMAコネクタ18は、主にマイクロ波の無線通信機器に古くから使われている。この図1に示したUSB−SMA変換ケーブルを用いてセット側でテレビジョン信号等の放送波を受信する実験を行った。
具体的には、図1に示すように、約10cmの長さに切断した同軸シールド線17の内部導体である芯線19をケーブル側USB−Bコネクタ15の4ピンのラインに接続した。また、同軸シールド線17の外部導体である金属シールド20をケーブル側USB−Bコネクタ15の5ピンのラインに接続した。ケーブル側USB−Bコネクタ15の1ピン〜3ピンは、何も接続せずに開放(オープン)して、USB−SMA変換ケーブルを作製した。
<2.USB−SMA変換ケーブルの具体例>
図2は、上述したUSB−SMA変換ケーブルのサンプルを示したものである。(A)は上側から見た平面図、(B)はケーブル側USB−Bコネクタ15の断面図、(C)はSMAコネクタ18の断面図、(D)は正面図である。各図の寸法はUSBコネクタ及びSMAコネクタの標準規格に基づいている。なお、図2において図1と同じものは同一の符号を付している。
図2に示すように、作製したUSB−SMA変換ケーブルのサンプルとしては、長さ約10cm、直径2.6mmの同軸シールド線17を用いている。また、図2(B)に示すように、断面が長方形状をしたケーブル側USB−Bコネクタ15の狭い方の辺幅は7mmであり、今後更に薄型化が進むと考えられる携帯電話機等の接続端子として好適なものとなっている。
図2に示したUSB−SMA変換ケーブルのサンプル5個を、順次、セット側USB−Bコネクタ10に接続して、テレビジョン電波等の高周波信号の伝送特性を調べた。図3は、その結果をプロットした図である。
日本のテレビジョン放送では90〜108MHz(1〜3ch)、170〜222MHz(4〜12ch)のVHF帯域と、470〜770MHz(13〜62ch)のUHF帯域が使用されている。なお、VHF帯のうち、90〜108MHzをVHF−L(ローバンド)帯といい、170〜222MHzをVHF−H(ハイバンド)帯と分けて呼ぶこともある。
図3を見ると、これらのテレビジョン放送の全帯域の高周波信号の通過特性がUSB−SMA変換ケーブルの5つのサンプルで略同じ結果になっていることが分かる。つまり、USB−SMA変換ケーブルの5個のサンプルとも、FM帯(70〜90MHz)、VHF帯、UHF帯のいずれの周波数帯においても挿入損失は1dB以下であり、伝送劣化が少ないことを示している。このことから、通常のUSBケーブルのID端子をテレビジョン等のアンテナ信号の受信に使用しても、実用上問題がないことが分かった。
<3.USB機能の維持についての検証>
また、セット側USB−Bコネクタ10及びケーブル側USB−Bコネクタ15のID端子をアンテナ伝送に用いることで、本来のUSB機能が維持されるか否か、言い換えるとUSBの機能が劣化しないかどうかについて検証した。図4は、USB機能が維持されているかを調べるアイパターン40を示した図である。
アイパターン40は、アイダイヤグラムあるいはアイ開口率ともいい、信号波形の遷移を多数サンプリングして重ね合わせ、これをグラフィカルに表示したものである。横軸は時間、縦軸は電圧を表わしている。このアイパターン40を見て、信号波形が同じ位置(タイミングと電圧)で複数重ね合っていれば、品質の良い波形とされ、 逆に、信号波形の位置(タイミングと電圧)がずれている場合は、品質の悪い波形とされる。また、伝送特性の悪いものは、中央の六角形の形(テンプレート43)が薄く扁平な形状になり、その面積が小さくなることも知られている。
USB2.0機能の充足条件を示す規格では、D+=0.4V、D−=−0.4Vの信号
線を通る、位相が180°異なる差動信号41、42を同時に表示し、この表示されたアイパターンにおいて、差動信号の波形が六角形状のテンプレート43を囲む構成になることが要求されている。なお、USB2.0の規格では、USB信号伝送のクロックは480
Mbpsである。
このテストは、信号線とテンプレートの関係が人間の目が開いた形に似ていることから、アイパターンテスト(またはアイダイヤグラムテスト)と呼ばれる。
図4を見ると、D+=0.4V、D−=−0.4Vの平行線の間に、2ピンと3ピンが接続されるラインを伝搬する差動信号41、42が入り、更にこれらの2つの差動信号41、42が囲む領域内に六角形状のテンプレート43が入っていることが分かる。つまり、図4は、USB端子の4ピンをアンテナとして利用した場合でも、アイパターンテストに合格していること、言い換えるとUSB規格を満たしていることを示している。このことから、図2に示したUSB−SMA変換ケーブルのSMAコネクタにダイポールアンテナや屋外のアンテナを接続しても、USB機能は維持されることが判明した。
<4.同軸ケーブルとUSBケーブルの接続例>
図5、図6は、入出力装置に、図1に示したUSB−SMA変換ケーブルと同様の同軸ケーブルと、通常のUSBケーブルの2つを接続した実施の形態例を示している。図5は概略構成図、図6はその接続関係を詳細に示した図である。なお、図5では、同軸ケーブル17の他端にSMAコネクタ18(図1参照)ではなく、直径3.5mmの2極プラグ23を接続した例を示している。この2極プラグ23を「Φ3.5 2極プラグ」という。2極プラグ23の代わりにSMAコネクタ18、または、通常テレビで使われているFコネクタを用いることも可能である。以下、図1、2及び図5、6に示すテレビジョン信号等の放送波を受信するケーブルをUSBケーブルと区別して、単に「同軸ケーブル」と呼ぶことにする。
図5に示す接続例では、ケーブル側USB−Bコネクタ15に、同軸ケーブル(同軸シールド線)17の他に、USBケーブル21が接続されている。そして、このUSBケーブル21の他端には、ホストコンピュータ側と接続するためのケーブル側USB−Aコネクタ22が接続される。このUSBケーブル21を通じて不図示のホストコンピュータ側からセット側に電源が供給される他、音声信号等を含む各種の情報信号が供給される。
なお、同軸ケーブル17の他端には、通常はテレビジョンの入力に使われているFコネクタが接続されて、家庭内のアンテナ端子に接続される。
しかし、情報端末機器を利用する上で、専用の収納型ロッドアンテナを利用してテレビジョン放送波を受信したいという要求もある。このため、SMAコネクタ18の代わりに上述した2極プラグ23または、その他の小型の同軸コネクタを接続して用いることも今後は増えていくと考えられる。
この2極プラグ23は、ロッドアンテナ25を有するアンテナユニットの基板24のコネクタである2極ジャック26に挿入して用いられる。この基板24の2極ジャック26を「Φ3.5 2極ジャック」と呼ぶ。この2極プラグ23と2極ジャック26を接続することで、情報端末機器(セット)とテレビジョン信号受信用のアンテナを直接接続することが可能となる。このため、USBケーブル21を接続してもホストコンピュータ側からのノイズを受けにくく、安定した放送波の受信ができるようになる。また、アンテナユニットが別体なので、持ち運びができるという利点もある。
図6は、図5の接続関係の詳細を、USB入出力端子のピンレベルで示した詳細図である。図1に示す部材と同一の部材は同一符号を付している。セット側USB−Bコネクタ10の構造は図1のものと同一なのでその説明は省略する。
図6に示すように、USB入出力装置である、セット側USB−Bコネクタ10にケーブル側USB−Bコネクタ15が接続されている。上述したように、図1の例では、このケーブル側USB−Bコネクタ15に同軸ケーブル(USB−SMA変換ケーブル)17のみが接続されていた。
図6に示す接続例では、ケーブル側USB−Bコネクタ15の一端に、2極プラグ23が接続された同軸ケーブル17の他に、通常のUSBケーブル21を接続している。図5で示したように、USBケーブル21の一端には、Bタイプのケーブル側USB−Bコネクタ15が接続され、他端にはホストコンピュータに接続するためのAタイプのケーブル側USB−Aコネクタ22が接続される。このUSBケーブル21の電源供給ラインが接続される1ピンには、セット側で高周波遮断用のFB27が接続されるとともに、ホスト側でも同様に高周波遮断用のFB30が接続されている。このFB27、30は、電流が流れても高周波特性を維持することができるフェライトビーズ(FB)であり、後述するグランドラインに接続されるFB29、32とはその特性が異なる。
また、USBケーブル21の差動信号ラインが接続される2ピンと3ピンには、セット側とホスト側のそれぞれにコモンモードチョーク28、31が接続されている。更に、USBケーブル21のグランドラインには、セット側にFB29が、ホスト側にFB32が接続される。このグランドラインに挿入されるFB29、32は、コイルの周りに磁性材料を配置して、高周波的に高いインピーダンスが高い状態、つまり高周波損失が多い状態を作る。そして、高周波電流を熱に変えて、高周波電流を除去するようにしている。
但し、ホスト側のFB30及び、コモンモードチョーク31、グランドラインに接続されるFB32は、USB特性と同軸ケーブル17のRF特性が維持されるという前提で、USBケーブル21の特性上、電源ノイズの影響が少ない場合は、なくても問題ない。
なお、ケーブル側USB−Bコネクタ15が接続される基板は、共通の基板として利用する場合は、お互いが干渉しないように配慮し、できるだけ離す必要がある。ここでは同軸ケーブル17が接続される第1の基板33と、USBケーブル21が接続される第2の基板34に分離している。この第1の基板33が第1の接続部となり、第2の基板34が第2の接続部となる。この分離により、USBケーブル21側の信号と同軸ケーブル17側の信号とのクロストークがなくなり、同軸ケーブル側でより安定した放送波の受信が可能となる。
このように、ケーブル側USB−Bコネクタ15に、USBケーブル21と同軸ケーブル17の両方を取り付けることにより、USBケーブル21を用いたホストコンピュータとの通信及び充電と、同軸ケーブル17を用いたアンテナユニットからの放送波の受信が同時に可能となる。
<5.イヤホンアンテナへの応用例>
図7は、長さ37.5cmの同軸シールド線51と長さ62.5cmのイヤホンコード55、56を接続して作製した、全長約1mのイヤホンアンテナ50を示した図である。
このイヤホンアンテナ50は、一種のモノポールアンテナであり、同軸シールド線51とイヤホンコード55、56の全体の長さでテレビジョン放送のVHF帯の電波を受信できるアンテナを構成し、同軸シールド線51の部分でテレビジョン放送のUHF帯の電波を受信できるアンテナを構成している。
セットに接続するために同軸シールド線51に取り付けられるオス型のケーブル側USB−Bコネクタ53は、図1のケーブル側USB−Bコネクタ15と同じものであるが、図8で後述するように、1ピン〜5ピンの接続構成が異なる。
一方、イヤホンコード55、56に接続されるコネクタは、図2に示すSMAコネクタ18ではなく、通常のイヤホンコード55、56と同軸シールド線51とを基板を介して接続するための接続部54であり、この接続部54は樹脂でモールドされている。この接続部54がイヤホンコード55、56と同軸シールド線51との境界部になる。イヤホンコード55、56は、固定部59までは一体に接続されているが、固定部59から先は分離されて、それぞれL側イヤホン57とR側イヤホン58に接続されている。
なお、本例では、同軸シールド線51とイヤホンコード55、56の接続に基板を介して樹脂モールドで形成したが、これに代えてイヤホンジャックとイヤホンプラグでの接続で構成することも可能である。
このイヤホンアンテナ50の全長は、約1mとし、同軸シールド線51の長さは37.5cmにした。ここでは、人体に取りつけて使用すると周波数が、更に低い方に動くことを考慮してイヤホンアンテナの全長を決めている。つまり、このイヤホンアンテナ50では、テレビジョン放送のVHF−H帯とUHF帯の両方が受信できるように、同軸シールド線の長さを200MHzの約1/4波長(λ/4)の37.5cmに調整した。また、UHF帯(440〜770MHz)は、略200MHzの高調波帯に相当するため、このイヤホンアンテナ50によりUHF帯のテレビジョン放送の電波も受信可能となる。
図8は、図7に示したイヤホンアンテナ50と同じイヤホンアンテナ60の具体的接続関係を示す図である。同軸シールド線61に接続されるケーブル側USB−Bコネクタ62は、オス型のコネクタであり、これがメス型のセット側USB−Bコネクタ10に接続される。なお、セット基板側に取り付けられるメス型のセット側USB−Bコネクタ10は、図1に示したものと同じなので説明は省略する。
図8の例では、同軸シールド線61の長さを、図7の同軸シールド線51と同じ長さの37.5cmとしている。同軸シールド線61側の基板上に設けられるケーブル側USB−Bコネクタ62が、図1のケーブル側USB−Bコネクタ15と異なる点は、ケーブル側USB−Bコネクタ62の各端子(1ピン〜5ピン)に接続されるライン構成である。
同軸シールド線61側の基板に配置されるオス型のケーブル側USB−Bコネクタ62は、セット基板側に配置されるメス型のセット側USB−Bコネクタ10に対向して設けられている。このケーブル側USB−Bコネクタ62の1ピンは電力供給用の端子であり、マイクロホン63に接続され、更にこのラインには高周波信号を遮断するためのFB64が直列に接続されている。
ケーブル側USB−Bコネクタ62の2ピンと3ピンは、RとLの音声信号を差動で伝送する信号ラインに接続されており、このラインにも高周波信号遮断用のFB65,66が接続されている。更にケーブル側USB−Bコネクタ62の5ピンのグランドラインにもFB67が接続されている。なお、通常のUSBケーブル伝送機能とテレビジョン信号のような高周波信号のアンテナ機能の両方を満足させるためには、グランドラインに挿入されるFB67の直流抵抗は1Ω以下とすることが望ましい。
このように、FB67の抵抗値を1Ω以下とすることが好ましいが、仮にこの1Ωの値でオーディオのアイソレーションが取れない場合には、FB67の値を0Ωにしても利用できる。つまり、アンテナ特性が落ちるが、FB67なしでも4ピンのID端子をアンテナ端子として使用することが可能である。また、UHFのハイバンドの特性が多少劣化することを容認するならば、ID端子のラインとグランドラインの間のコンデンサ71dを挿入しなくても、アンテナ端子としての機能を維持することができる。
また、ケーブル側USB−Bコネクタ62の1ピン、2ピン、3ピンのラインは、マイクロホン63及びLとRのイヤホン68、69を経由してグランドライン(5ピンのライン)と接続されている。
特に本例のイヤホンアンテナ60においては、後述するように、同軸シールド線61の外皮導体である金属シールド72が、ケーブル側USB−Bコネクタ62のID端子(4ピン)に接続されている点が重要な意味を持つ。図6に示すように、このID端子に接続される金属シールド72は、接地線とは異なるシールド用のラインである。
また、オス型のケーブル側USB−Bコネクタ62を、メス型のセット側USB−Bコネクタ10に挿入した際に、テレビジョン放送等の電波を受信できるアンテナが刺さったかどうかの判別(検知)を行う必要がある。このため、ケーブル側USB−Bコネクタ62のID端子(4ピン)が接続されるラインと5ピンが接続されるグランドラインの間に、抵抗器70を挿入している。この抵抗器70の抵抗値は、ケーブル側USB−Bコネクタ62の種類、言い換えるとこのコネクタがどのような用途に使われているかにより異なった抵抗値とされる。したがって、この抵抗器70の値(抵抗値)を検出することで、テレビジョン放送等のアンテナ機能を持つUSBコネクタが挿入されたことを検出することができる。
一般に従来のイヤホンアンテナでテレビジョン放送等の電波を受信する場合には、Rのイヤホンケーブルを構成している信号線と、Lのイヤホンケーブルを構成している信号線とをそれぞれ1本のアンテナ線として機能させている。このイヤホンアンテナでは、同軸ケーブルの芯線とグランド線の間で電波の伝送が行われ、伝送されたアンテナ信号がピンジャックコネクタによりテレビジョン放送等の受信機に入力される。
しかし、USB2.0の信号転送に用いられる転送クロックは480Mbpsであり、こ
のクロック信号は信号線とグランド線間で動作するため、USBケーブルのグランドをテレビジョン信号のアンテナとして使うと、このアンテナにはテレビジョン等のRF信号に加えて、USBの480Mbpsのクロック信号が重畳された状態になる。このため、USBケーブルをテレビジョン放送用のアンテナとして利用する場合には、従来のイヤホンアンテナと同じ接続では、テレビジョン放送等の高周波信号の伝送に使用することができない。なお、USB2.0の480Mbpsのクロックは、240MHzの周波数に相当す
るので、特に悪影響を受けるのはVHF−H帯になる。
以上のイヤホンアンテナの問題点を考慮した上で、本例のイヤホンアンテナでは、図6に示すように、電圧ライン(1ピン)、信号ライン(2ピン、3ピン)、及びグランドライン(5ピン)とIDライン(4ピン)の間に、高周波的な結合を促進するためのコンデンサ71a〜71dを挿入している。コンデンサ71a〜71dの値は、略1000pFである。
また、ケーブル側USB−Bコネクタ62の1ピン〜3ピンが接続されるラインと、5ピンが接続されるラインにはFB64〜67が接続されており、これらのラインを通して、テレビジョン信号等のアンテナ信号がセット側USB−Bコネクタ10に入力しないように構成されている。つまり、高周波的に遮断されている。
また、図8に示すイヤホンアンテナ60は、ID端子のラインをテレビジョン放送用のアンテナ入力に使用しているため、4ピンが接続されるIDラインにはフェライトビーズ(FB)は接続されていない。言い換えると、ケーブル側USB−Bコネクタ62の1ピン〜3ピンが接続されるラインと、5ピンが接続されるグランドラインにはFB64〜66が接続されているが、4ピンが接続されるラインにはFBが接続されていない。つまり、4ピンのラインのみが高周波的に遮断されておらず、このラインを通してテレビジョン等のアンテナ信号がセット側に送られるようになっている。
そして、これらのFB64〜66手前までの各ラインで発生するアンテナ信号の電波を、コンデンサ71a〜71dを介して積極的にIDラインに重畳させている。これは、IDライン(アンテナ端子)とその他のラインとを高周波的に結合し、DC的には開放(オープン)していることを意味する。したがって、USBケーブルの各ラインを信号伝送等に使用する場合には、悪影響を与えることがない。
また、上述したように、ケーブル側USB−Bコネクタ62の4ピンが接続されるIDラインとグランドライン間には、抵抗器70が接続されている。この抵抗器70の抵抗値は、通常ハイインピーダンス(数百kΩ)となるので、IDラインとグランドラインは、
高周波的にはオープンであり、IDラインのアンテナ特性への影響はない。なお、注意すべきはIDライン以外の各ラインに接続されたFB64〜67の通過後に、結合容量等のキャパシタで結合してしまった場合であるが、この場合には、各端子へ高周波電流が流れてしまうため、アンテナ特性が劣化してしまうことになる。
次に、表1、2及び図9(A)(B)に基づいて、図7、図8で説明したイヤホンアンテナの周波数―ゲイン特性について説明する。表1及び図9(A)は、図7に示したイヤホンアンテナがテレビジョン放送のVHF帯域での周波数−ゲイン特性を示したものである。表1及び図9(A)に示すように、190〜220MHzのVHF帯域では、垂直偏波で−10dB以上のゲイン特性を示し、水平偏波では、−16dB以上の特性を示すことが認められた。
Figure 0005803896
また、表2及び図9(B)に示すように、470〜870MHzのUHF帯域では、垂直偏波、水平偏波とも−12dB以上のゲイン特性を示した。これらの結果は、図8に示したイヤホンアンテナ60がテレビジョン放送のVHF帯やUHF帯のアンテナとしての機能を十分に発揮していることを表わしている。また、今後、VHF帯を利用して放送することが計画されているマルチメディア放送に対してもアンテナとして適用可能となることを意味している。
Figure 0005803896
<6.ギガヘルツ帯の通過特性を得るためのUSB入出力装置の基板構造>
図10は、本開示の入出力装置において、ギガヘルツ帯の通過特性を得るための基板の構造を示した図である。図10(A)は基板全体の斜視図、図10(B)と(C)は、誘電体を挟んで配置された平行な2個のアース面(アース層)とUSB入出力端子との位置関係を示した図である。この基板が図1に示す同軸シールド線(同軸ケーブル)17とケーブル側USB−Bコネクタ15が実装されるμUSBプラグ基板である。
図10(A)に示すように、上側のアース面81と下側のアース面82の間に誘電体83が配置されている。アース面81とアース面82はスルーホール77によって接続され、同電位に保たれている。上側のアース面81は、アース面81aとアース面82bとに分割され、その間にUSBのID端子(4ピン)が接続される電極84が設けられている。
USB端子の1ピンから5ピンが接続される電極は、それぞれのアース面81a、81b、82上に設けられる。図10(B)は、上面(上側)のアース面81に設けられる電極を示し、図10(C)は、底面(下側)のアース面82に設けられる電極の位置を示している。図10(B)と図10(C)は、上側から見た透視図である。
図10(B)に示すように、上面のアース面81a、81bと同一平面上に、USBコネクタのうちの2ピン(D−端子)電極72、4ピン(ID端子)電極74、シールド端子76が配置される。また、図10(C)に示すように、底面のアース面82との同一平面上に、USBコネクタの中の1ピン(電源端子)電極71、3ピン(D+端子)電極73、及び5ピン(GND端子)電極75が配置される。なお、シールド端子76は、アース面81aに直接接続され、5ピン(GND端子)用の電極75はアース面82に直接接続されている。また、上面のアース面81a、81bと底面のアース面82は、スルーホール77により電気的に接続されている。
図10(B)に示す上側アース面81の平面構造と、図10(C)に示す下側アース面82の平面構造を見ると、透視図の実線で記載した電極と点線で記載した電極の位置関係で示すような関係にある。すなわち、底面の1ピン電極71と3ピン電極73間に上面の2ピン電極72が配置されている。また、底面の3ピン電極73と5ピン電極75の間に上面の4ピン電極74が配置されている。さらに、ケースに接続される上面のシールド電極76は底面の5ピン電極75の位置より外側に配置されている。
なお、USBコネクタの取付方法は、従来の方法と同じでよいが、本実施の形態例では、同軸線の取付方法に工夫がある。すなわち、本実施形態例の取付方法では、同軸線の被覆を剥がし、基板を芯線部とグランド部とで挟んだ後、半田で固定する方法を採用している。この方法によれば、ストリップラインが信号線と底面のグランドとの間で、電磁界が発生するため、高周波の通過特性を良好に保つことができる。
図11は、μUSBプラグ基板を図10で示した基板構造にして作製したUSB−SMA変換ケーブルのサンプル(1個)の周波数特性を測定した結果である。この実験では、μUSBコネクタ間でID端子(4ピン)にセミリジッド・ケーブルを接続し、ギガヘルツ(GHz)帯の伝送特性を考慮して通過特性を調べた。図11はその結果である。セミリジッドとは、高周波を伝送するために自由には曲げることができないケーブル、すなわち「ややリジッド」なケーブルという意味であり、高周波の関係者では一般的に用いられているものである。
図3と図11を比較すると分かるが、図3では950MHzまでしか有効な特性が得られなかったのに対し、上述の基板構造にした結果、図11では、周波数特性を1.8GHzまで広げられることが実証された。すなわち、図11に示すように、最大の伝送ロスは1.8GHzで1.5dB以下となり、1.8GHz以下であれば、問題なくこのUSB−SMA変換ケーブルを使用できることがわかった。
以上、本開示の実施の形態例としてのUSB入出力装置について説明した。しかし、本開示は、USB入出力装置に限定されるものではなく、USB以外の例えばMHL(Mobile High-definition Link)インタフェースを用いた入出力装置にも適用することができる。
ここで、上述したUSBコネクタのID端子の特徴を検討して見る。USBコネクタは、急速にバージョンアップしながら変化・拡充等が行われている。したがって、現実の問題として実際の規格は確定されないことが多い。ID端子を使用するUSB−On−The−Go(USB−OTG)の規格では、基本的には、ホスト(側)機器のID端子は、10Ω以下の抵抗を介してGNDに接続し、周辺側の機器(ペリフェラル機器)のID端子は、OPENもしくは100KΩ以上の抵抗を介してGNDに接続することになっている。なお、実際の運用では、機器毎に抵抗値で使い分けているなど、各社独自仕様で運用されている。
接続相手機器同士が単独で接続される場合には、1対1(1:1)接続となるが、ホスト機器あるいはUSBハブ等を介して、複数機器を接続できるようにし、これらを切り替えて接続することもできる。この場合には、複数:1、1:複数、複数:複数の接続が可能となり、その切替えは、ホスト機器等によって制御される。
そして、これらの接続対象機器の中には、PC等のいわゆるホスト機器(情報処理機器)や、各種携帯機器等のいわゆる周辺機器(情報端末機器)の他に、電力供給のためのUSB充電器等も含まれる。また、接続相手機器の中には、ホスト機器や拡充機器接続用ハブを介して、他のインタフェース規格に接続される各種機器も含まれる。
そして、いずれにしても、USBコネクタのID端子は、接続相手機器の切り替えによる変化時(変化点、変化タイミング)以外では、その時点での接続相手機器を判別可能な安定電位(一定電圧)を示すことになる。また、電位変化(変位)による判別のための分解能さえ得られればよいので、このID端子は、電位が多少変化しても動作(ここでは情報判別)には影響しにくい端子となる。また、ID端子の電位は、接続相手機器の切り替え時にのみ変化するので、変化点あるいは変化頻度が少なくて済む。
また、このID端子は、接続相手機器のタイプを知ることによって、このID端子を有する入出力装置(または入出力コネクタ)を備えた情報端末機器の内部の動作を切り替えるための端子である。したがって、ID端子は、いわゆる動作モード切替信号と呼ばれる情報信号が供給される端子であると言うことができる。
以上、本開示の実施の形態例としてのUSB入出力装置について説明した。しかし、本開示は、USB入出力装置に限定されるものではなく、USB以外のインタフェース規格に基づく入出力装置にも適用することができる。
ここで、上述したUSBコネクタのID端子の特徴を検討して見る。実際の規格はバージョンアップしながら変化・拡充等がなされているので、未確定になっているが、ID端子を使用するUSB−On−The−Go(USB−OTG)の規格では、基本的には、ホスト(側)機器のID端子は、10Ω以下の抵抗を介してGNDに接続されている。また、周辺機器側のID端子は、OPENもしくは100KΩ以上の抵抗を介してGNDに接続することになっている。実際の運用では、機器毎に抵抗値で使い分けているなどの、各社独自仕様で運用されている。
そして、いずれにしても、ID端子は、接続相手機器の切り替えによる変化時(変化点、変化タイミング)以外では、その時点での接続相手機器を判別可能な安定電位(一定電圧)を示すことになる。
また、電位変化(変位)による判別のための分解能さえ得られれば良いので、少々変位しても動作(ここでは情報判別)には影響しにくい端子となる。また、接続相手機器の切り替えにのみ変化するので、変化点(変化頻度)が少なくて済み、アンテナによる受信周波数が仮に低くても、その受信信号の周波数領域と周波数的に重畳する可能性が極めて少なくて済む(殆ど出現しない)端子となる。
また、このID端子は、接続相手のタイプを知ることによって、このID端子を有する入出力装置(または入出力コネクタ)を備えた情報端末機器の内部の動作を切り替えるための端子である。したがって、ID端子は、いわゆる動作モード切替信号と呼ぶことも可能な情報信号のための情報端子であると言える。
更に、USB(インタフェース)規格の端子を大別して、上記ID端子のような端子のタイプをαタイプ、所定の周波数で動作するD−端子やD+端子のような端子のタイプをβタイプ、電源端子やGND端子のように電力供給に関わるタイプの端子をγタイプとして比較する。
これらの端子のうち、電力供給に関わるγタイプ端子とアンテナ端子との兼用は、いわば前述した特許文献1でも検討した領域である。γタイプ端子は、その本来の機能から考えると、電位的に変化(変位)しないので、電位的には最も安定した端子である。したがって、これだけを考えれば、アンテナ端子兼用とするのに最も適した端子であると言うことができる。
しかしながら、裏を返せば、γタイプ端子は最も変位して欲しくない端子であり、例えばアンテナとして受信される受信信号が電源ノイズとなって、情報端末機器の動作を不安定にする懸念等がある場合には、αタイプ端子の方が望ましい。
なぜなら、αタイプ端子は、電位により、その情報の内容が判別される情報端子なので、もともと少々変位しても情報判別可能なように設計しやすいからである。この点に加えて、αタイプ端子は、変化点以外では安定電位を維持し易く、またその変位点も少ないので、アンテナによる受信信号の影響が少なくて(殆ど影響されなくて)済むのである。
次に、所定の周波数で動作するβタイプ端子とアンテナ端子との兼用は、いわば前述の特許文献2で検討した領域である。このβタイプ端子は、通常のインタフェース規格で、最も種類数や端子個数が多いタイプであり、アンテナ兼用端子にできれば最も利用し易いタイプの端子である。
特に、低速(低周波数)の情報信号のみを扱うインタフェース規格においては、アンテナからのそれより高い受信周波数の受信信号との間での干渉(相互影響)は発生しにくいので、βタイプの端子が利用し易い。ただし、受信周波数を広域にしたい場合には、αタイプ端子の方が望ましい。
なぜなら、αタイプ端子は、上述したように、変位点が少ない上に、変化点以外では安定電位を維持し易いので、アンテナによる受信信号との干渉が少なくて(殆ど影響されなくて)済むからである。
以上を考慮した上で、USB以外のインタフェース規格に基づく入出力装置への適用を考える。USB規格と同様に汎用の(あるいは汎用になりつつある)インタフェース規格として、例えばMHL(Mobile High-definition Link)、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)、Thunderbolt(Light peak)、Displayportなどのインタフェース規格がある。
<7.USB端子とMHL端子の機能比較>
図12は、μUSB端子とMHL端子の機能を比較して示した図である。図12に示すMHLは、USBの信号線をデジタル映像信号の伝送に使う規格であり、MHL端子は、USBコネクタとの併用を前提としている。したがって、MHL端子は、μUSB規格のID端子に直接対応する制御信号(CBUS:CardBus スロット用USB)の端子を、上記αタイプ端子として持っており、このCBUS端子をアンテナ兼用端子として使用することができるようになっている。
MHLでは、CBUS端子は単線のコントロール信号の伝送用として使用される。すなわち、CBUSは様々なオーディオビジュアル機器におけるユーザ使用環境下において、出力装置側(ソース)、受信装置側(シンク)の設定及び制御に用いられる。例えば、CBUSは、一般的なDVI(Digital Visual Interface)接続におけるDDC(Display Data Chanel)機能に置き換えられる。また、ソースとシンク間の制御機能を実現するMHLサイドバンドチャンネル(MSC)としても使用される。
このように、CBUS端子は、動作モード切替信号と呼ぶことができる情報信号のための端子である。すなわち、MHL規格のインタフェース規格では、同じUSBコネクタ用の端子を利用して、入出力装置(または入出力コネクタ)を備えた情報端末機器の内部の動作を変えるだけで、MHL規格対応の情報端末機器とすることができる。
<8.HDMI規格準拠のシステム構成>
図13は、HDMI規格準拠のシステム構成例(接続例)を示す図である。HDMIは、高精細度マルチメディアインターフェース(High-Definition Multimedia Interface)の略で、映像・音声をデジタル信号で伝送する通信インタフェースの標準規格である。このHDMI規格準拠のシステムでは、基本的には、ソース機器(マスタ機器:ホスト機器)100とシンク機器(スレーブ機器:ペリフェラル機器)110とが接続される。
このHDMI規格準拠のコネクタのタイプとしては、現在(HDMI Version 1.4以下、「HDMI−V1.4」のように記載)の時点では、図14に示すように、タイプA〜Eの5種類が規定されている。そして、それぞれ同一の信号機能名(Signal Name)を相互に合わせるように、図13に示すように、接続される。
図13に示す端子のうち、CEC(Consumer Electronics Control)端子101、Utility端子102(HDMI−V1.3の時点では、予備(Reserved)だった端子)、ホットプラグ検出(HPD)端子103等の端子は、いわゆる動作モード切替信号と呼べる情報の情報端子である。したがって、上述したαタイプ端子であるから、アンテナ入力兼用端子としての候補にすることができる。
次に、図15に基づいてHDMI規格準拠のコネクタの構成について説明する。ここでは、説明の都合上、HDMI−V1.3までを準用したHDMIケーブル対応で、HPD端子をアンテナ入力兼用端子とした入出力コネクタについて説明する。
図15に示すように、図1、図6に示したセット側USB−Bコネクタ10と同様に、各種の単独の信号に対しては、高周波遮断用のフェライトビーズ105が直列に接続される。また、各種の差動信号に対しては、コモンモードチョーク106が接続されている。また、各種のGNDやシールド信号は、まとめて接地107されるようになっている。
ところで、DVI規格、Displayport規格、Thunderbolt(Light peak)規格でも、HPD等の端子は、いわゆる動作モード切替信号と呼べる情報の情報端子であり、上述したαタイプ端子として、アンテナ入力兼用端子として使用することができる。
ここで、上記の各種インタフェース規格で共通に採用されているHPD信号(ホットプラグ検出信号)は、シンク機器(スレーブ機器:ペリフェラル機器)が接続されていることを、ソース機器(マスタ機器:ホスト機器)が検知して、シンク機器の能力に合わせた信号を直ちに設定できるように考案された信号のことである。
多くの場合、ソース機器がコネクタに供給する5V電源を利用して、シンク機器がハイ・レベルの信号をループバックするという単純な構成で実現することができる。このHPD信号は、基本的にレベル信号(安定した一定電位信号)なので、上述のαタイプ端子として理想的であり、多くのインタフェース規格で採用されている。また、各インタフェース規格間での変換ケーブルや変換アダプタ等のサポートも普及しているので、利用し易いという利点もある。
ところで、上記の各インタフェース規格の拡充化により、他のインタフェース規格を内包(上位互換)する場合が考えられる。すなわち、ID端子やHPD端子等のαタイプ端子が、内包するインタフェース規格における他の情報端子と兼用される場合がある。
このような場合、つまり兼用する(内包する)情報端子が、アンテナ入力端子としての受信信号の受信周波数より十分に低い周波数の情報信号のみを扱う場合(低周波数の情報信号を扱うγタイプ端子の場合)には、アンテナ入力端子を兼用しても特段の問題はない。もちろん、規格として内包する情報端子が同じくαタイプ端子であれば、全く問題にならないことは言うまでもない。
なお、HDMI規格では、HDMI−V1.3をHDMI−V1.4にバージョンアップする際に、図14に示すタイプD、タイプEのコネクタを追加すると共に、イーサネット(登録商標:Ethernet)規格の伝送をサポートするようにした。この規格は、HEAC(HDMIwith Ethernet and Audio Return Channel:通称e−HDMI)と呼ばれおり、このためにHPD端子が使用されることになった。そして、この場合にペアとなったのは、それまでの予備端子(Reservedの端子)であり、この使用により、Utility端子と呼ぶようになっている。
図16は、HDMI規格準拠のHEAC時の構成例を示す図である。図16に示すように、ソース機器(マスタ機器:ホスト機器)120とシンク機器(スレーブ機器:ペリフェラル機器)130とが接続される点は、図13と同じである。ここで、バージョンアップされたHDMI−V1.4では、Reserved(Utility)端子121とHPD端子122がイーサネット接続部124を介して、差動信号によるイーサネット123とLAN接続ができるようになっている。更に、スタンダード/ハイスピードの選択とHEAC付きか否かの選択もできるようになっている。
すなわち、HDMI−V1.4では、イーサネット123の機能を内包しており、HPD端子は前述したβタイプ端子となる。このため、受信周波数がイーサネット123の周波数と重畳しない範囲での使用・運用とするか、使用タイミングが重ならないように切替等をするかが必要になる。また、例えば、上記のイーサネット規格のサポートの代わりに(TypeDの代わりに)、HPD端子をアンテナ端子としたケーブルTypeFのようなコネクタを用意して、適用することもできる。
次に、図15に示すCEC(Consumer Electronics Control)端子も、前述のように。HPD端子と同様に情報機器の内部の動作を切り替えるための情報端子となり、アンテナ入力兼用端子の候補となる。
このCEC端子は、当初は単なるレベル信号(機器制御信号)を送受する端子であったが、HDMI−V1.2以降では、機器制御信号と制御プロトコルで、ホームシアターシステムでHDMI接続された機器間の操作性向上に向いたものとして利用されるようになった。
また、CEC端子の中には、同一メーカの製品間で独自の方式を採用することによって相互の制御を行えるようにしたものがある。CEC信号による選択で、SDA端子(図15参照)とのペアでの通信に使用される一方、CEC端子単独で双方向通信に使用できるようになっている。
このため、ペア通信や単独双方向通信における周波数とアンテナ受信による受信周波数が重畳しない範囲での使用・運用とするか、使用タイミングが重ならないように切替等をするようにして、CEC端子をアンテナ入力兼用端子として利用するようにしている。
また、図16に示すように、Reserved(Utility)端子121の場合、上述のHPD端子122とのペアで使用されている。このため、受信周波数がイーサネット123の周波数と重畳しない範囲での使用・運用とするか、使用タイミングが重ならないように切替等をするか、あるいは、例えば上記のイーサネット規格のサポートの代わりに(TypeDの代わりに)、Reserved(Utility)端子121をアンテナ端子としたケーブルTypeFのようなコネクタを用意して、適用することもできる。
あるいは、図17に示すように、上述のCEC端子、HPD端子122、Reserved(Utility)端子121のうちの複数端子を、セレクタ125を用いて機能切替を行い、タイミングを替えて単独または複合して、アンテナ入力兼用端子として適用することもできる。また、図18に示すように、セレクタ126を用いて機能切替を行い、各規格情報端子(例えば、ここではHPD端子122)としての機能と、アンテナ入力端子としての機能とを、タイミング等によって切替えて、選択的に使用することができる。もちろん、上述のセレクタ125とセレクタ126とを組み合わせたようなセレクタを用いて、さらに種々の機能切替を行うようにしてもよい。なお、上記の他、各種のインタフェース規格の入出力装置、特に上記αタイプ端子が規定されたインタフェース規格の入出力装置に、本開示を適用できる。
なお、本開示の入出力装置は、本明細書に開示された実施の形態例(USB入出力装置及びMHL入出力装置)の他にも、特許請求の範囲に記載された本開示の要旨を逸脱しない限りにおいて、種々な応用例、変形例を含むことはいうまでもない。
また、本開示は以下のような構成も取ることができる。
(1)情報端末機器に設けられる入出力コネクタの情報端子のうち、少なくとも1の情報端子が、汎用インタフェース規格に基づく規格情報端子としての機能とアンテナ入力端子としての機能とを兼ね備える、入出力装置。
(2)前記規格情報端子の機能として、前記情報端末機器の内部の動作を切り替えるための情報端子としての機能を有する、(1)に記載の入出力装置。
(3)前記規格情報端子の機能として、入力される情報信号の電位により、その情報の内容が判別される情報端子としての機能を有する、(1)または(2)に記載の入出力装置。
(4)前記規格情報端子の機能として、前記アンテナ入力端子から入力される受信信号より低い周波数の情報端子としての機能を有する、(1)〜(3)のいずれかに記載の入出力装置。
(5)前記規格情報端子の機能として、接続相手機器の判別、接続相手機器との接続の有無判別または動作切替時の情報選択に用いられる情報端子としての機能を有する、(1)〜(4)のいずれかに記載の入出力装置。
(6)前記規格情報端子の機能として、接続相手機器の判別に用いられるID端子としての機能を有する、(1)〜(5)のいずれかに記載の入出力装置。
(7)前記アンテナ入力端子としての機能は、前記規格情報端子との機能との間で、機能切替により選択的に使用される、(1)〜(6)のいずれかに記載の入出力装置。
(8)前記アンテナ入力端子としての機能は、複数の前記規格情報端子との間で、機能切替により選択的に使用される、(1)〜(7)のいずれかに記載の入出力装置。
(9)前記規格情報端子は、MHL端子である、(1)〜(8)のいずれかに記載の入出力装置。
(10)前記規格情報端子は、HDMI規格準拠の端子である、(1)〜(8)のいずれかに記載の入出力装置。
(11)前記アンテナ入力端子に入力されるアンテナ信号は、FM帯、VHF帯、またはUHF帯のいずれかまたは複数の帯域の放送波信号である、(1)〜(10)のいずれかに記載の入出力装置。
(12)前記規格情報端子が接続されるラインには、前記帯域の周波数を通過させるコンデンサが接続されている、(11)に記載の入出力装置。
(13)前記規格情報端子が接続されるラインには、前記コンデンサと並列に、前記帯域の周波数に対してハイインピーダンスとなる高域周波数遮断素子が接続されている、(12)に記載の入出力装置。
(14)前記入出力コネクタには、差動信号を伝送するラインが接続される端子が設けられており、該差動信号が入力される端子には、前記帯域の周波数に対してハイインピーダンスとなるコモンモードチョーク素子が接続されている、(11)〜(13)のいずれかに記載の入出力装置。
(15)前記入出力コネクタのグランドラインは、前記情報端末機器のシールドケースに接続される、(1)〜(14)のいずれかに記載の入出力装置。
(16)前記入出力コネクタには、FM帯、VHF帯、またはUHF帯のいずれかまたは複数の帯域の放送波信号を受信するアンテナとして機能する同軸ケーブルを接続するための第1の接続部が設けられる、(1)〜(15)のいずれかに記載の入出力装置。
(17)前記同軸ケーブルの他端には、前記放送波信号を受信するアンテナ、もしくは同軸コネクタが接続される、(16)に記載の入出力装置。
(18)前記入出力コネクタには、更に入出力ケーブルを接続するための第2の接続部が設けられる、(16)または(17)に記載の入出力装置。
(19)前記第1の接続部と前記第2の接続部は、前記入出力コネクタが固定される基板において分離されている、(18)に記載の入出力装置。
(20)前記第1の接続部と前記第2の接続部は、前記入出力コネクタの複数の端子を共有するようにして接続される、(18)または(19)に記載の入出力装置。
(21)更に、少なくとも前記1の情報端子に入力されるアンテナ信号を、GPSや携帯電話で使用する周波数帯まで拡張させた、(1)〜(20)のいずれかに記載の入出力装置。
(22)前記GPSや携帯電話で使用する周波数帯は、ギガヘルツ帯であり、前記ギガヘルツ帯の信号を通過させるために、前記入出力コネクタの基板は、互いに平行に配置された2つの基板のグランド端子を接続するとともに、平行に配置される上基板と下基板に設けられた入出力コネクタの各ピンが接続される端子を上面から見て重なる部分をなくすように配置した、(21)に記載の入出力装置。
(23)前記情報端末機器は、携帯情報端末機器である、(1)〜(22)のいずれかに記載の入出力装置。
17、51、61・・・同軸シールド線(同軸ケーブル)、10・・・セット側USBコネクタ、15、53、62・・・同軸線側USBコネクタ、11、13、27,30、29,32、64、65,66、67、105・・・フェライトビーズ(FB)、12、28,31、106・・・コモンモードチョーク、14、71a〜71d・・・コンデンサ、16、70・・・抵抗器、18・・・SMAコネクタ、20・・・金属シールド、40・・・アイパターン、41、42・・・差動信号、43・・・テンプレート、55、56・・・イヤホンコード、54・・・イヤホンジャック、57、58、68、69・・・イヤホン、63・・・マイクロホン、71・・・電源ライン接続端子(1ピン)、72・・・D+ライン接続端子(2ピン)、73・・・D−ライン接続端子(3ピン)、74・・・ID接続端子(4ピン)、75・・・アース端子(5ピン)、76・・・シールド端子、77・・・スルーホール、81、82・・・アース面、83・・・誘電体、100,120・・・ソース機器(マスタ機器:ホスト機器)、110、130・・・シンク機器(スレーブ機器:ペリフェラル機器)、101・・・CEC端子、102・・・HEAC端子、103、122・・・ホットプラグ検出(HPD)端子、121・・・Reserved(Utility)端子、123・・・イーサネット(登録商標)、124・・・イーサネット接続部(差動増幅器)、125、126・・・セレクタ(切替器)

Claims (21)

  1. 情報端末機器に設けられる入出力コネクタの情報端子のうち、少なくとも1の情報端子が、汎用インターフェース規格に基づく規格情報端子としての機能とアンテナ入力端子としての機能とを兼ね備える入出力装置であって、
    前記入出力コネクタには、前記アンテナ入力端子としての第1の接続部が設けられるとともに
    前記入出力コネクタには、入出力ケーブルを接続する第2の接続部が設けられ、
    前記第1の接続部と前記第2の接続部は、前記入出力コネクタが固定される基板において分離されている
    入出力装置。
  2. 前記規格情報端子の機能として、前記情報端末機器の内部の動作を切り替えるための情報端子としての機能を有する、
    請求項1に記載の入出力装置。
  3. 前記規格情報端子の機能として、入力される情報信号の電位により、その情報の内容が判別される情報端子としての機能を有する、
    請求項1に記載の入出力装置。
  4. 前記規格情報端子の機能として、前記アンテナ入力端子から入力される受信信号より低い周波数の情報端子としての機能を有する、
    請求項1に記載の入出力装置。
  5. 前記規格情報端子の機能として、接続相手機器の判別、接続相手機器との接続の有無判別または動作切替時の情報選択に用いられる情報端子としての機能を有する、
    請求項1に記載の入出力装置。
  6. 前記規格情報端子の機能として、接続相手機器の判別に用いられるID端子としての機能を有する、
    請求項1に記載の入出力装置。
  7. 前記アンテナ入力端子としての機能は、前記規格情報端子との機能との間で、機能切替により選択的に使用される、
    請求項1に記載の入出力装置。
  8. 前記アンテナ入力端子としての機能は、複数の前記規格情報端子との間で、機能切替により選択的に使用される、請求項1に記載の入出力装置。
  9. 前記規格情報端子は、MHL端子である、
    請求項1に記載の入出力装置。
  10. 前記規格情報端子は、HDMI規格準拠の端子である、
    請求項1に記載の入出力装置。
  11. 前記アンテナ入力端子に入力されるアンテナ信号は、FM帯、VHF帯、またはUHF帯のいずれかまたは複数の帯域の放送波信号である、
    請求項1に記載の入出力装置。
  12. 前記規格情報端子が接続されるラインには、前記帯域の周波数を通過させるコンデンサが接続されている、
    請求項11に記載の入出力装置。
  13. 前記規格情報端子が接続されるラインには、前記コンデンサと並列に、前記帯域の周波数に対してハイインピーダンスとなる高域周波数遮断素子が接続されている、
    請求項12に記載の入出力装置。
  14. 前記入出力コネクタには、差動信号を伝送するラインが接続される端子が設けられており、該差動信号が入力される端子には、前記帯域の周波数に対してハイインピーダンスとなるコモンモードチョーク素子が接続されている、
    請求項11に記載の入出力装置。
  15. 前記入出力コネクタのグランドラインは、前記情報端末機器のシールドケースに接続される、
    請求項1に記載の入出力装置。
  16. 前記入出力コネクタの前記第1の接続部には、FM帯、VHF帯またはUHF帯の何れかまたは複数帯域の放送波信号を受信するアンテナとして機能する同軸ケーブルが接続される、
    請求項1に記載の入出力装置。
  17. 前記同軸ケーブルの他端には、前記放送波信号を受信するアンテナ、もしくは同軸コネクタが接続される、
    請求項16に記載の入出力装置。
  18. 前記第1の接続部と前記第2の接続部は、前記入出力コネクタの複数の端子を共有するようにして接続される、
    請求項に記載の入出力装置。
  19. 更に、少なくとも前記1の情報端子に入力されるアンテナ信号を、GPSや携帯電話で使用する周波数帯まで拡張させた、
    請求項1に記載の入出力装置。
  20. 前記GPSや携帯電話で使用する周波数帯は、ギガヘルツ帯であり、前記ギガヘルツ帯の信号を通過させるために、前記入出力コネクタの基板は、互いに平行に配置された2つの基板のグランド端子を接続するとともに、平行に配置される上基板と下基板に設けられた入出力コネクタの各ピンが接続される端子を上面から見て重なる部分をなくすように配置した、
    請求項19に記載の入出力装置。
  21. 前記情報端末機器は、携帯情報端末機器である、
    請求項1〜20のいずれかに記載の入出力装置。
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