JP5803585B2 - 車両用シート調整装置 - Google Patents
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Description
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用シート調整装置において、前記ポール反転用スプリングは、前記第1及び第2ブラケットの軸線方向と平行に軸線方向に延びるコイル部を有することを要旨とする。
同構成によれば、前記ポール反転用スプリングの前記コイル部は、軸線方向が前記第1及び第2ブラケットの軸線方向と平行であることで、例えばコイル部の径方向が前記第1及び第2ブラケットの軸線方向と平行である場合に比べて当該方向によりコンパクトに配置することができる。
図1〜図10を参照して本発明の第1の実施形態について説明する。図1に示すように、車両フロアには、乗員の着座部を形成するシート1が設置されている。このシート1は、座面を形成するシートクッション2と、該シートクッション2の後端部に傾動(回動)自在に支持されたシートバック3と、該シートバック3の上端部に支持されたヘッドレスト4と、シートバック3の高さ方向中間部においてそのシート幅方向両側に配設された一対のアームレスト5と、シートクッション2の前端部に傾動(回動)自在に支持されたオットマン6とを備えて構成される。そして、シート1は、シートクッション2に対するシートバック3の傾斜角度が調整可能であるとともに、該シートバック3に対する両アームレスト5の傾斜角度が調整可能である。また、シート1は、シートクッション2に対するオットマン6の傾斜角度が調整可能である。これにより、当該シート1の着座者は、例えばその体格に合わせて目線の位置を調整可能である。あるいは、当該シート1の着座者は、例えばその求める快適性に合わせて着座姿勢を調整可能である。
既述のように、アームレスト5が初期位置A0にあるとき、ポール反転用スプリング46により前記正方向に回動付勢されるポール41は、その歯止め部43をラチェット内歯部24の初段の歯部24aに歯合する。そして、アームレスト5の傾斜角度θが調整範囲Z1内にある範囲でアームレスト5を上動させると、ポール41の歯止め部43がラチェット内歯部24の歯部に順次歯合することで、最下端の状態からアームレスト5の傾斜角度θが段階的に調整・保持可能である。
(1)本実施形態では、第1ブラケット21のラチェット内歯部24に歯止め部43が噛合するポール41は、保持部材30により軸線方向に規制された第1及び第2ブラケット21,31間に形成される収容空間Sに配置される。このため、これらラチェット内歯部24及び歯止め部43が軸線方向に位置ずれすることを規制でき、アームレスト5の傾斜角度θをより安定した状態で保持することができる。また、アームレスト5の傾斜角度θを調整・保持するための構造を、収容空間Sに配置されるポール41及びポール反転用スプリング46等からなる極めて簡易なものにできる。
図10及び図11を参照して本発明の第2の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態において復帰運動開始時に節度感を付与するように変更した構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明は省略する。
以上詳述したように、本実施形態によれば、前記第1の実施形態と同様の効果に加えて以下に示す効果が得られるようになる。
図12〜図14を参照して本発明の第3の実施形態について説明する。なお、第3の実施形態は、シートクッション2に対するオットマン6の傾斜角度を調整するための調整機構に具体化した構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明は省略する。
次に、調整機構70について説明する。なお、本実施形態の調整機構70は、主に主回動リンク64の回動位置(オットマン6の傾斜角度θ1)に助走範囲Z11を設定するために前記調整機構20の構造を変更したものであるため、該調整機構20との相違点を中心に説明する。
既述のように、主回動リンク64が格納位置B0にあるとき、ポール反転用スプリング46により前記正方向に回動付勢されるポール76は、その復帰時係合凹部78に復帰時係合突部74を嵌入する。この状態で、主回動リンク64が第1境界位置B1に向かうようにオットマン6を上動させると、第1ブラケット71に対して第2ブラケット31が図示反時計回りに回動することで、ポール76は、ポール反転用スプリング46の付勢力に抗して揺動しつつ、その復帰時係合凹部78を復帰時係合突部74から外す(乗り越えさせる)。これにより、第2ブラケット31の図示反時計回りへの回動開始時に節度感が生まれる。
(1)本実施形態では、ポール76の復帰時、復帰時係合突部74が復帰時係合凹部78に嵌入することで、第1ブラケット71に対して第2ブラケット31が図示反時計回りの回動(戻り回動)を開始した際に、復帰時係合凹部78が復帰時係合突部74から外れる(乗り越える)ことになり、節度感を付与できる。
・図15及び図16に示すように、前記各実施形態において、復帰運動開始時及び調整範囲に向かう回動開始時に共に節度感を付与する調整機構80を採用してもよい。すなわち、この調整機構80の第1ブラケット81に形成された略円形の凹部82は、前記助走壁部73、前記ラチェット内歯部24、前記空走壁部25、及び前記切替壁部26を一体的に有する。そして、空走壁部25には、前記反転時係合突部53が突設されており、助走壁部73には、前記復帰時係合突部74が突設されている。一方、ポール86は、前記反転時係合凹部58及び前記復帰時係合凹部78を有する。このように変更することで、前記第2の実施形態の(1)と同様の効果及び第3の実施形態の(1)と同様の効果を同時に得ることができる。
・前記第3実施形態において、調整機構70に代えて調整機構20,50を採用してもよい。
・前記各実施形態において、ポールの反転が可能であれば、第1ブラケットの空走壁部25はなくてもよい。
・前記各実施形態において、第1ブラケット21,51,71,81を可動側(アームレスト5、オットマン6側)に固定し、第2ブラケット31をシート1側(シートバック3、シートクッション2側)に固定してもよい。
・前記各実施形態において、ラチェット内歯部24及びこれに噛合する歯止め部43,77の少なくとも一方に、消音用の樹脂コーティングを施してもよい。
Claims (4)
- ラチェット内歯部、ブラケット側反転用壁部及びブラケット側復帰用壁部を一体的に有する第1ブラケットと、
前記第1ブラケットとの間に収容空間を形成して該第1ブラケットに軸支され、前記第1ブラケットに対する相対回動に伴ってシートの姿勢を調整可能な第2ブラケットと、
前記第1及び第2ブラケットを軸線方向に規制する保持部材と、
前記収容空間内で前記第1及び第2ブラケットの軸線方向と平行な軸線周りに前記第2ブラケットに軸支されたポールと、
前記収容空間内で前記第2ブラケットに一方の脚部が係止され、前記ポールに他方の脚部が係止されたポール反転用スプリングとを備え、
前記ポールは、
前記ポール反転用スプリングにより正方向に回動付勢されるとき、前記ラチェット内歯部に噛合することで前記第1及び第2ブラケットの一方向への相対回動を許容するとともに他方向への相対回動を規制する歯止め部と、
前記第1及び第2ブラケットの前記一方向への相対回動時、前記ブラケット側反転用壁部に当接することで前記ポール反転用スプリングにより逆方向に回動付勢されるように反転させて前記第1及び第2ブラケットの前記他方向への相対回動を許容させるポール側反転用壁部と、
前記第1及び第2ブラケットの前記他方向への相対回動時、前記ブラケット側復帰用壁部に当接することで前記ポール反転用スプリングにより前記正方向に回動付勢されるように復帰させるポール側復帰用壁部とを一体的に有し、
前記ポール及び前記ポール反転用スプリングを1組とする複数組が、前記収容空間内で回転対称に配置されていることを特徴とする車両用シート調整装置。 - ラチェット内歯部、ブラケット側反転用壁部及びブラケット側復帰用壁部を一体的に有する第1ブラケットと、
前記第1ブラケットとの間に収容空間を形成して該第1ブラケットに軸支され、前記第1ブラケットに対する相対回動に伴ってシートの姿勢を調整可能な第2ブラケットと、
前記第1及び第2ブラケットを軸線方向に規制する保持部材と、
前記収容空間内で前記第1及び第2ブラケットの軸線方向と平行な軸線周りに前記第2ブラケットに軸支されたポールと、
前記収容空間内で前記第2ブラケットに一方の脚部が係止され、前記ポールに他方の脚部が係止されたポール反転用スプリングとを備え、
前記ポールは、
前記ポール反転用スプリングにより正方向に回動付勢されるとき、前記ラチェット内歯部に噛合することで前記第1及び第2ブラケットの一方向への相対回動を許容するとともに他方向への相対回動を規制する歯止め部と、
前記第1及び第2ブラケットの前記一方向への相対回動時、前記ブラケット側反転用壁部に当接することで前記ポール反転用スプリングにより逆方向に回動付勢されるように反転させて前記第1及び第2ブラケットの前記他方向への相対回動を許容させるポール側反転用壁部と、
前記第1及び第2ブラケットの前記他方向への相対回動時、前記ブラケット側復帰用壁部に当接することで前記ポール反転用スプリングにより前記正方向に回動付勢されるように復帰させるポール側復帰用壁部とを一体的に有し、
前記第1ブラケットは、前記ポール反転用スプリングにより前記ポールが前記正方向に回動付勢されるとき、該ポールの反転に先立って前記歯止め部を摺動させて前記第1及び第2ブラケットの相対回動を許容させる空走壁部を有し、
前記空走壁部に突設された反転時係合突部と、
前記ポールに凹設され、該ポールの反転時に前記反転時係合突部が嵌入する反転時係合凹部とを備えたことを特徴とする車両用シート調整装置。 - ラチェット内歯部、ブラケット側反転用壁部及びブラケット側復帰用壁部を一体的に有する第1ブラケットと、
前記第1ブラケットとの間に収容空間を形成して該第1ブラケットに軸支され、前記第1ブラケットに対する相対回動に伴ってシートの姿勢を調整可能な第2ブラケットと、
前記第1及び第2ブラケットを軸線方向に規制する保持部材と、
前記収容空間内で前記第1及び第2ブラケットの軸線方向と平行な軸線周りに前記第2ブラケットに軸支されたポールと、
前記収容空間内で前記第2ブラケットに一方の脚部が係止され、前記ポールに他方の脚部が係止されたポール反転用スプリングとを備え、
前記ポールは、
前記ポール反転用スプリングにより正方向に回動付勢されるとき、前記ラチェット内歯部に噛合することで前記第1及び第2ブラケットの一方向への相対回動を許容するとともに他方向への相対回動を規制する歯止め部と、
前記第1及び第2ブラケットの前記一方向への相対回動時、前記ブラケット側反転用壁部に当接することで前記ポール反転用スプリングにより逆方向に回動付勢されるように反転させて前記第1及び第2ブラケットの前記他方向への相対回動を許容させるポール側反転用壁部と、
前記第1及び第2ブラケットの前記他方向への相対回動時、前記ブラケット側復帰用壁部に当接することで前記ポール反転用スプリングにより前記正方向に回動付勢されるように復帰させるポール側復帰用壁部とを一体的に有し、
前記第1ブラケットは、前記ポール反転用スプリングにより前記ポールが前記正方向に回動付勢されるとき、前記第1及び第2ブラケットの前記一方向への相対回動時に前記ラチェット内歯部及び前記歯止め部の噛合に先立って前記歯止め部を摺動させる助走壁部を有し、
前記助走壁部に突設された復帰時係合突部と、
前記歯止め部に凹設され、前記ポールの復帰時に前記復帰時係合突部が嵌入する復帰時係合凹部とを備えたことを特徴とする車両用シート調整装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用シート調整装置において、
前記ポール反転用スプリングは、前記第1及び第2ブラケットの軸線方向と平行に軸線方向に延びるコイル部を有することを特徴とする車両用シート調整装置。
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