JP5802536B2 - 情報処理装置及び操作支援方法 - Google Patents

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本発明は、ユーザに操作を習得させるための操作ガイドを実行する技術に関する。
携帯電話機やスマートフォンなどの情報処理装置では、例えばインストールされたアプリケーションプログラムの数が増加すると、それに伴い、ユーザの操作に応じて実現可能な機能の数も増加する。また、情報処理装置において各機能を実現する操作の操作方法も様々である。例えばタッチパネルディスプレイを有している情報処理装置では、いわゆるピンチイン操作(2本の指を画面上に載せてその間隔を縮める動作による操作)やピンチアウト操作(2本の指を画面上に載せて指と指の間を広げる動作による操作)、フリック操作(画面上で指を滑らせる操作)などと呼ばれる操作に対応しており、実現される機能が操作に応じて異なることもある。このような理由により、情報処理装置を利用するユーザにとっては、情報処理装置でどのような機能を実現可能であり、また、各機能を実現させるためにどのような操作を行うべきか、ということを正確に理解するのが難しいことがある。汎用の情報処理装置は、不特定多数のユーザに利用されることを想定して設計されているため、個々のユーザにしてみれば、自身にとって必要な機能とそうではない機能とが混在して情報処理装置に実装されていることも少なくない。よって、ユーザは、説明書を見たりヘルプ機能を利用したりして機能と操作との関係を理解し、自身が利用したい機能を選んで必要な操作を習得する。情報処理装置の操作の習得に関するユーザの負担を軽減できるように、ユーザの操作の習熟度や情報処理装置の利用意図を基に支援を行う技術が、例えば特許文献1から特許文献3に開示されている。
特許文献1は、多様な機能の存在の教示による機能活用率を向上させるべく、起動回数がより少ない機能を優先させて、機能に関してユーザに教示することを開示している。特許文献2は、ユーザの一連の操作履歴を基に、ユーザによる装置の利用目的を推定し、更に操作方法や操作内容を推定して、適切な操作ガイドをユーザに対して行うことを開示している。特許文献3は、画面に表示される個々の機能の説明文に含まれる文字と、個々の機能に対し付与された機能表現名とを比較することにより、ユーザの操作意図を推定し、適切なガイドをユーザに提示することを開示している。
特開2004−289210号公報 再表2008−26566号公報 再表2008−56548号公報
ところでタッチパネルディスプレイを採用した情報処理装置には、アイコンやウィジェット等の選択対象のオブジェクトに入力フォーカスが与えられた状態にはならないものがある。この種の情報処理装置では、入力フォーカスが与えられたオブジェクトを基にユーザの操作意図を推定することができない。このように、操作意図の推定精度が情報処理装置の操作手段に大きく依存する場合がある。このような場合であっても、情報処理装置が積極的に機能を提示すれば、操作手段(操作意図の推定精度)によらないで、いずれはユーザが望む機能を提示できるようになる。しかしながら、ユーザが操作の習得を望んでいないような場面で操作ガイドに関する表示があると、ユーザがその表示を煩わしく感じてしまい、情報処理装置がユーザにとって使いづらいものとなるおそれがある。
そこで、本発明は、機能を実現させる操作のユーザの習得意欲に配慮して操作ガイドを実行することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の情報処理装置は、表示面に画像を表示する表示部と、ユーザの操作に応じて実現される複数機能の各機能の操作ガイド情報を記憶するガイド情報記憶部と、ユーザの操作を受け付ける受付部と、前記複数機能のうち操作の習得をユーザに推奨する推奨機能を、前記表示面において提示する提示部と、前記提示部が提示した推奨機能の操作ガイドの実行を指示する操作を、前記受付部が受け付けた場合、前記ガイド情報記憶部に記憶された操作ガイド情報に従って当該推奨機能の操作ガイドを実行する操作ガイド部とを備え、前記提示部は、一の推奨機能について前記操作ガイドが行われた場合において、前記受付部が受け付けた当該一の推奨機能を実現する操作が当該操作ガイドを契機とした操作であるときには、他の推奨機能を新たに提示することを特徴とする。
本発明において、前記提示部は、前記一の推奨機能を実現する操作が、当該一の推奨機能についての前記操作ガイドを契機とした操作でないときには、前記他の推奨機能を提示しないようにしてもよい。
この発明において、前記提示部は、前記一の推奨機能の操作ガイドが実行されている期間内、又は、当該操作ガイドが実行されてから予め決められた期間内に、当該一の推奨機能を実現する操作が受け付けられたときには、前記他の推奨機能を新たに提示するようにしてもよい。
本発明において、前記操作ガイド部は、推奨機能の操作ガイドを後ほど実行することが前記指示する操作によって指示された場合において、前記受付部が所定期間継続してユーザの操作を受け付けなかったときに、前記後ほど実行することが指示されていた操作ガイドを実行するようにしてもよい。
本発明において、前記提示部は、実行頻度が高いか又は実行時間が長いアプリケーションプログラムをより優先して、前記アプリケーションプログラムにより実現される機能を推奨機能として提示するようにしてもよい。
本発明において、前記提示部は、自情報処理装置で直前に実行したアプリケーションプログラムにより実現される機能を、他の機能よりも優先して、推奨機能として提示するようにしてもよい。
本発明において、前記提示部は、予め決められたホーム画面と異なる画面が前記表示面に表示されている場合、自情報処理装置で利用中のアプリケーションプログラムにより実現されない機能を、推奨機能としないようにしてもよい。
本発明において、前記機能を実現する操作の習得の推奨度合いを示すパラメータとして、前記機能固有の第1パラメータと前記ユーザ固有の第2パラメータとを記憶するパラメータ記憶部を備え、前記提示部は、前記パラメータ記憶部に記憶された前記第1パラメータ及び前記第2パラメータにより、前記推奨度合いの指標である推奨度を前記機能毎に算出し、算出した推奨度が閾値を上回った機能を推奨機能の候補にするようにしてもよい。
本発明において、前記指示する操作によって操作ガイドの実行が指示された場合、前記推奨度合いを高くする方向に前記第2パラメータを更新する第1更新部を備えるようにしてもよい。
本発明において、操作ガイドを契機とした前記推奨機能を実現する操作を前記受付部が受け付けた場合、前記推奨度合いを高くする方向に前記第2パラメータを更新する第2更新部を備えるようにしてもよい。
本発明において、前記提示部は、予め決められたホーム画面と異なる画面が前記表示面に表示されている場合、当該ホーム画面が表示されている場合に比べて、前記閾値を低くするようにしてもよい。
本発明の操作支援方法は、ユーザの操作に応じて実現される複数機能の各機能の操作ガイド情報を記憶するガイド情報記憶部を備える情報処理装置の操作支援方法であって、ユーザの操作を受け付ける受付ステップと、前記複数機能のうち操作の習得を前記ユーザに推奨する推奨機能を、画像を表示する表示面において提示する提示ステップと、前記提示ステップで提示した推奨機能の操作ガイドの実行を指示する操作を、前記受付ステップで受け付けた場合、前記ガイド情報記憶部に記憶された操作ガイド情報に従って当該推奨機能の操作ガイドを実行する操作ガイドステップとを有し、前記提示ステップにおいて、一の推奨機能について前記操作ガイドが行われた場合において、前記受付ステップで受け付けた当該一の推奨機能を実現する操作が当該操作ガイドを契機とした操作であるときには、他の推奨機能を新たに提示することを特徴とする。
本発明によれば、機能を実現させる操作のユーザの習得意欲に配慮して操作ガイドを実行することができる。
情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図。 情報処理装置の正面図。 機能DBの構成を示す図。 実行状態管理テーブルの構成を示す図。 利用実績DBの構成を示す図。 情報処理装置の制御部の機能的構成を示す機能ブロック図。 情報処理装置の動作を示すフローチャート。 情報処理装置の動作を示すフローチャート。 第1機能決定処理の手順を示すフローチャート。 第2機能決定処理の手順を示すフローチャート。 操作ガイド制御の手順を示すフローチャート。 情報処理装置の動作を示すフローチャート。 UI部に表示される画面例を示す図。 UI部に表示される画面例を示す図。 UI部に表示される画面例を示す図。 UI部に表示される画面例を示す図。 UI部に表示される画面例を示す図。 UI部に表示される画面例を示す図。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。
[実施形態の構成]
図1は、情報処理装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。図2は、情報処理装置10の正面図である。情報処理装置10は、タッチパネルディスプレイを採用した情報処理装置ある。情報処理装置10は、ここではスマートフォンであるが、携帯電話機やタブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯型音楽プレーヤ、携帯型ゲーム機などの、他の情報処理装置であってもよい。図1に示すように、情報処理装置10は、制御部11と、音声入出力部12と、通信部13と、UI(User Interface)部14と、記憶部15とを備える。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備えるマイクロコンピュータである。CPUは、ROMや記憶部15に記憶されたプログラムをRAMに読み出して実行することにより、情報処理装置10の各部を制御する。音声入出力部12は、受話音声等を収音するマイクロホンと送話音声を放音するスピーカとを備え、音声の入出力に関する機能を実現する。通信部13は、無線通信回路やアンテナを備え、ネットワークNWに無線通信により接続するための通信インタフェースである。
UI部14は、GUI(Graphical User Interface)を提供し、表示面に画像を表示する表示パネル141(表示部)と、表示パネル141に重ねて設けられユーザに操作されるタッチスクリーン142(操作部)とを備える。
情報処理装置10は、タッチスクリーン142によりユーザの操作を受け付ける以外に、例えば、図2に示すハードボタンHBの押下操作によるユーザの操作を受け付ける。これ以外にも、情報処理装置10が例えば加速度センサを有し、加速度センサの検出結果により、情報処理装置10(より具体的には、情報処理装置10の筐体)の位置又は姿勢の変化に応じた操作を受け付けてもよい。また、情報処理装置10は、音声入出力部12に入力された音声に応じた操作や、カメラなどの撮像装置で撮像した画像に応じた操作を受け付けてもよい。このように情報処理装置10は、ユーザに操作される操作部と表示面に画像を表示する表示部とを備える。
ところで、UI部14は、制御部11によりホームアプリケーションプログラム(以下、「ホームアプリケーション」という。)が実行中である場合に、図2に示すホーム画面SCを表示することがある。ホーム画面SCは、待受画面やロック画面などと呼ばれる画面に相当する画面である。ホーム画面SCは、情報処理装置10の電源がオンして起動が完了した場合に、最初に表示される予め決められた初期画面である。ホーム画面SCには、情報処理装置10にインストールされた(つまり、記憶部15に記憶させられた)アプリケーションプログラムに対応したオブジェクト画像Obj(例えば、アイコンやウィジェット)が配置されている。ユーザがUI部14を操作していずれかのオブジェクト画像Objを選択すると、制御部11は、選択されたオブジェクト画像Objに対応するアプリケーションプログラムを起動(つまり、新たに実行)し、ホーム画面SCに代えて、起動したアプリケーションプログラムに対応した画面をUI部14に表示させる。よって、ホーム画面SCは、情報処理装置10においてアプリケーションプログラムを新たに起動可能な状態のときに、UI部14に表示されている画面でもある。
なお、情報処理装置10は、ホームアプリケーションを実行することにより、ホーム画面SCを含めて複数のホーム画面を表示可能である。この場合、他のホーム画面においても、情報処理装置10にインストールされたアプリケーションプログラムに対応したオブジェクト画像が配置されている。また、情報処理装置10にインストールされたアプリケーションには、画面表示を伴うもののほか、画面表示を伴わないものが含まれていてもよい。
記憶部15は、例えばEEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)を備え、ホームアプリケーションやwebブラウザを含むアプリケーションプログラム等の各種プログラムのほか、機能DB(Data Base)151と、実行状態管理テーブル152と、利用実績DB153とを記憶する(ガイド情報記憶部、パラメータ記憶部)。ここで、機能DB151、実行状態管理テーブル152及び利用実績DB153の構成をそれぞれ説明する。
<機能DB151の構成>
図3は、機能DB151の構成を示す図である。図3に示すように、機能DB151は、機能IDと、機能名称と、推奨情報と、操作ガイド情報と、実現アプリIDと、実現画面IDと、機能特徴量と、低利用機能フラグと、推奨情報提示フラグと、操作ガイド実行フラグと、実行フラグ変更時刻と、操作ガイド即時実行フラグという各情報を対応付けて格納したデータベースである。機能IDは、情報処理装置10で実現可能な機能を識別する識別情報である。機能DB151には、機能IDが示す各機能に対応して前掲の各情報が格納される。
機能名称は、機能の名称を示す。推奨情報は、操作の習得をユーザに推奨する機能(以下、「推奨機能」という。)が情報処理装置10で提示されるときに参照される情報であり、ここでは機能の概要の説明文を示す。操作ガイド情報は、機能を実現する操作の操作ガイドに用いられる情報であり、ここでは機能を実現させるためにユーザが行うべき操作の説明文を示す。実現アプリIDは、機能を実現させるアプリケーションプログラムを識別する識別情報(以下、「アプリケーションID」という。)である。実現画面IDは、機能を実現させる画面を識別する識別情報(以下、「画面ID」という。)である。
機能特徴量は、機能固有のパラメータ(第1パラメータ)であり、機能が持つ特徴を示す情報である。機能特徴量は、ここでは学習の容易さ、効率、忘れにくさ、間違えにくさ、満足度という5種類のパラメータを含む。機能特徴量の各パラメータは、機能を実現する操作の習得の推奨度合いを示す。各パラメータは、ここでは「1」から「5」までの5段階の数値(離散値)により表され、数値が大きいほど推奨度合いが高いことを意味する。各機能特徴量について説明すると、学習の容易さは、ユーザが機能の使い方を知らない状態から使える状態になるための学習の容易さの指標となる。効率は、ユーザが機能を使いこなせた場合の作業効率の高さの指標となる。忘れにくさは、ユーザが機能を使いこなせるようになった後の忘れにくさの指標となる。間違えにくさは、ユーザによる機能を実現する操作の操作ミスの起こりにくさの指標となる。満足度は、ユーザによる機能への好悪の指標となる。
以上の機能特徴量は、例えば、情報処理装置10やアプリケーションプログラムの設計者側の主観に基づいて設定されるが、この設定の仕方については特に問わない。例えば、情報処理装置10は、所定の外部サーバにアクセスして機能毎の機能特徴量を取得して機能DB151に格納してもよい。また、情報処理装置10は、他のユーザによる機能の利用状況に関する情報を収集し、この情報を統計的に処理することによって機能特徴量を算出し設定してもよい。このように、機能特徴量は固定パラメータ又は可変パラメータのいずれであってもよい。
図3の説明に戻る。
低利用機能フラグは、情報処理装置10において機能が実現された(つまり、ユーザに機能が利用された)頻度が低いか否かを示す情報である。本実施形態の低利用機能は、機能DB151において低利用機能フラグが「True」とされた機能であり、例えば予め決められた期間(例えば、3ヶ月)継続して情報処理装置10で実現されていない機能である。低利用機能は、ユーザがその存在を知らなかったり、実現させる操作をユーザが知らなかったりする可能性が、他の機能よりも高いと考えられる。それ以外の機能は低利用機能ではないから、低利用機能フラグが「False」とされる。推奨情報提示フラグは、推奨情報が示す内容が提示対象(つまり、推奨機能としての提示対象)となっているか否かを示す情報である。推奨情報が示す内容が提示対象となっている機能については、推奨情報提示フラグが「True」とされ、推奨情報が示す内容が提示対象となっていない機能については、推奨情報提示フラグが「False」とされる。操作ガイド実行フラグは、操作ガイドが実行対象となっているか否かを示す情報である。操作ガイドが実行対象となっている機能については、操作ガイド実行フラグが「True」とされ、操作ガイドが実行対象となっていない機能については、操作ガイド実行フラグが「False」とされる。実行フラグ変更日時は、操作ガイド実行フラグが「False」から「True」に変更させられた日時を示す情報である。操作ガイド即時実行フラグは、操作ガイドを即時(すぐに)実行する対象となっているか否かを示す情報である。操作ガイドが即時の実行対象になっている機能ついては、操作ガイド即時実行フラグが「True」とされ、操作ガイドが即時の実行対象になっていない機能については、操作ガイド即時実行フラグが「False」とされる。
図3に示すように機能DB151において、低利用機能フラグの初期値は「True」であり、推奨情報提示フラグ、操作ガイド実行フラグ及び操作ガイド即時実行フラグの初期値はいずれも「False」である。また、操作ガイド実行フラグが「False」のときには、実行フラグ変更日時はブランクである。
機能DB151には、例えば、機能IDが「FEAT0001」のショートカット作成機能と、機能IDが「FEAT0002」のホーム画面一覧機能と、機能IDが「FEAT0003」のブックマーク登録機能とに対応する情報が格納されている。ショートカット作成機能及びホーム画面一覧機能は、実現アプリIDが「com.XXX.homeApp」のホームアプリケーションの実行中において、実現画面ID「.launcher」のホーム画面SCの表示中に実現される機能である。ブックマーク登録機能は、実現アプリIDが「com.XXX.browser」のwebブラウザの実行中において、実現画面ID「.browser」の画面(webを閲覧できる画面)の表示中に実現される機能である。
なお、ショートカット作成機能及びホーム画面一覧機能は、図3に示す推奨情報で説明される内容の機能である。ブックマーク登録機能は、ユーザが気に行ったwebサイトの名称やURL(Uniform Resource Locator)等の情報を情報処理装置10に登録する機能である。
<実行状態管理テーブル152の構成>
図4は、実行状態管理テーブル152の構成を示す図である。図4に示すように、実行状態管理テーブル152は、実行中アプリIDと、表示中画面IDと、要求元アプリIDと、要求元画面IDと、嗜好特徴量と、推奨閾値と、直前実行アプリIDと、重み付け係数(起動回数)と、重み付け係数(実行時間)という各情報を対応付けて格納したデータベースである。
実行中アプリIDは、情報処理装置10の制御部11で実行中のアプリケーションプログラムのアプリケーションIDである。表示中画面IDは、情報処理装置10のUI部14で表示中の画面の画面IDである。要求元アプリIDは、推奨機能の提示の要求元であるアプリケーションプログラムを識別するアプリケーションIDである。要求元画面IDは、推奨機能の提示の要求元である画面を識別する画面IDである。嗜好特徴量は、ユーザ固有のパラメータ(第2パラメータ)であり、情報処理装置10で実現可能な機能に対するユーザの嗜好に関する特徴を示す情報である。本実施形態では、嗜好特徴量は、情報処理装置10が実現する全機能で共通して用いられる。嗜好特徴量は、機能特徴量同様、学習の容易さ、効率、忘れにくさ、間違えにくさ、満足度という5種類のパラメータを含む。これら各パラメータは、機能を実現する操作の習得に関する推奨度合いを示し、数値が大きいほど推奨度合いが高いことを意味する。
以上の嗜好特徴量は、機能特徴量と共通の要素を有する長さLのベクトルである。嗜好特徴量の各要素の初期値は互いに同一の値を持つ。詳しくは後述するが、ユーザに対する操作の習得に関する推奨度合いの指標である推奨度は、機能特徴量と嗜好特徴量とによりスカラー量で表される。
推奨閾値は、上述した推奨度と比較される閾値であり、ここでは複数機能で共通して用いられる予め決められた値である。直前実行アプリIDは、情報処理装置10において実行中のアプリケーションプログラムの直前(つまり、1つ前)に実行されたアプリケーションプログラムのアプリケーションIDである。重み付け係数(起動回数)は、推奨度が算出される場合に、アプリケーションプログラムの起動回数に応じて推奨度に作用させられる重み付け係数である。重み付け係数(実行時間)は、推奨度が算出される場合に、アプリケーションプログラムの実行時間に応じて作用させられる重み付け係数である。
以上の実行状態管理テーブル152は、情報処理装置10の動作状態に応じて制御部11により随時更新される。実行状態管理テーブル152が図4に示す状態の場合、情報処理装置10は、実行中ID「com.XXX.homeApp」のホームアプリケーションを実行中であり、表示中画面ID「.launcher」のホーム画面SCを表示中である。そして、推奨提示アプリIDは「com.XXX.homeApp」であり、推奨提示画面IDは「.launcher」である。そして、情報処理装置10のユーザの嗜好特徴量は、学習の容易さ、作業効率、忘れにくさ、間違えにくさ及び満足度のすべてが「0.4472」である。情報処理装置10において、直前に実行されたアプリケーションプログラムは、直前実行アプリID「com.XXX.browser」のwebブラウザであり、重み付け係数(起動回数)は「1.0」であり、重み付け係数(実行時間)は「2.0」である。
<利用実績DB153の構成>
図5は、利用実績DB153の構成を示す図である。図5に示すように、利用実績DB153は、アプリケーションIDと、インストール日時と、起動回数と、実行時間という各情報を対応付けて格納したデータベースである。アプリケーションIDは、情報管理装置10にインストールされたアプリケーションプログラムのアプリケーションIDである。インストール日時は、情報管理装置10にアプリケーションプログラムがインストールされた日時である。起動回数は、情報管理装置10においてアプリケーションプログラムが起動(実行)された総回数である。起動回数は、アプリケーションが情報処理装置10にインストールされてから現在に至るまでにアプリケーションプログラムが起動された回数であるから、アプリケーションプログラムの実行頻度を示す。実行時間は、アプリケーションプログラムが実行された時間(ここでは秒単位の数値で表す。)の合計時間である。
以上の利用実績DB153は、アプリケーションプログラムが情報処理装置10にインストールされたり実行されたりしたことを契機に、制御部11により更新される。図5に示す状態の利用実績DB153によれば、アプリケーションIDが「com.XXX.homeApp」であるホームアプリケーションは、インストール日時が「2010/9/4,10:03:24」であり、起動回数が「3380」(回)、実行時間が「194823」(秒)であ。アプリケーションIDが「com.XXX.browser」であるwebブラウザは、インストール日時が「2010/9/4,10:03:24」であり、起動回数が「1342」(回)、実行時間が「639258」(秒)である。
<情報処理装置10の機能的構成>
図6は、情報処理装置10の制御部11の機能的構成を示す機能ブロック図である。図6に示すように、制御部11は、プログラムを実行することにより、受付部111と、情報管理部112と、画面制御部113と、提示部114と、操作ガイド部115とに相当する機能を実現する。
受付部111は、ユーザの操作を受け付ける。受付部111は、例えば、タッチスクリーン142に物体が接触していることを示す信号をタッチスクリーン142から取得して、表示パネル141において指定された位置に対応した操作を受け付ける。
情報管理部112は、記憶部15を参照した情報管理を司る。本実施形態では、情報管理部112は、記憶部15に記憶された情報を読み出して各部に供給したり、記憶部15に情報を書き込んだりする。例えば、情報管理部112の第1更新部112aは、受付部111が受け付けた操作ガイドの実行を指示する操作によって、推奨機能の操作ガイドが実行された場合、推奨度合いを高くする方向に(すなわち、パラメータを大きくする方向に)嗜好特徴量を更新する。情報管理部112の第2更新部112bは、操作ガイドが実行されたことを契機に推奨機能を実現する操作を受付部111が受け付けた場合、推奨度合いを高くする方向に嗜好特徴量を更新する。
画面制御部113は、ホーム画面SCを含む複数画面のいずれかを、UI部14の表示パネル141に表示させる。提示部114は、ユーザの操作に応じて実現される複数機能のうちの推奨機能を、表示パネル141において提示する。提示部114は、画面制御部113により表示された画面に重ねて(重畳して)、推奨機能の推奨情報の内容を表示させる。
操作ガイド部115は、提示部114が提示した推奨機能の操作ガイドの実行を指示する操作を、受付部111が受け付けた場合、操作ガイド情報に従って推奨機能の操作ガイドを実行する。提示部114は、操作ガイド部115による操作ガイドを契機とした推奨機能を実現する操作を、受付部111が受け付けた場合、他の推奨機能を新たに提示する。
[実施形態の動作]
図7から図12は、情報処理装置10の動作を示すフローチャートである。図13から図18は、UI部14に表示される画面例を示す図である。情報処理装置10の制御部11は、情報処理装置10の電源がオンされている期間において、図7及び図8に示す処理と図12に示す処理とに大別される2つの処理を並行して実行する。以下の動作の前にあっては、機能DB151、実行状態管理テーブル152及び利用実績DB153は、図3〜図5に示す状態であるものとする。
<1.新たな推奨機能の提示>
まず、情報処理装置10が新たな推奨機能を提示する際の動作を説明する。ここでは、情報処理装置10の制御部11はホームアプリケーションを予め実行していて、図2に示すホーム画面SCをUI部14に表示させているものとする。
制御部11は、推奨機能を提示するか否かを判断する(図7のステップSa1)。制御部11は、図2に示すホーム画面SCにおいて別の情報(例えば、交通情報等の情報を記したポップアップ画面など)を表示させていない場合に、例えば所定周期毎に又は所定期間継続してユーザの操作を受け付けなかったときには、推奨機能を提示すると判断する。これ以外にも、制御部11は、操作ガイドを契機に推奨機能を実現する操作を受け付けた場合にも、推奨機能を提示すると判断するが、この内容については後で説明する。
なお、制御部11が推奨機能を提示しないと判断した場合は(ステップSa1;NO)、ステップSa17の処理に進み、操作ガイドに関する操作ガイド制御を実行するが、この内容についても後で説明する。
制御部11は、ステップSa1の処理で「YES」と判断すると、要求元アプリID及び要求元画面IDを、実行状態管理テーブル152から取得する(ステップSa2)。ここにおいて、制御部11は、図4に示す実行状態管理テーブル152から、要求元アプリID「com.XXX.homeApp」と要求元画面ID「.launcher」とを取得する。これにより、制御部11は、推奨機能の提示の要求元がホームアプリケーションで、かつ、推奨機能の提示の要求元の表示画面がホーム画面SCと特定する。
次に、制御部11は、UI部14に表示させている画面がホーム画面であるか否かを判断する(ステップSa3)。制御部11は、実行状態管理テーブル152における実行中アプリID及び表示中画面IDにより、ホーム画面を表示させているか否かを判断する。ここでは、実行中アプリIDが「com.XXX.homeApp」で、表示中画面IDが「.launcher」であるから、制御部11はステップSa3の処理で「YES」と判断して、ステップSa4の処理に進む。
なお、仮に、制御部11がホームアプリケーションとともに別のアプリケーションプログラムを実行していて、ホーム画面と異なる画面をUI部14に表示させている場合には、ステップSa3の処理では「NO」と判断することとなる。
次に、制御部11は、リマインド提示するか否かを判断する(ステップSa4)。リマインド提示は、既に提示した推奨機能についてユーザが操作ガイドの実行を指示したものの、操作ガイドの実行が所定期間経過してもなかった場合に、再び同じ推奨機能を提示する処理である。リマインド提示は、ユーザに推奨機能を思い出させる(いわゆるリマインドする)ことを目的とした処理であるが、その処理の詳細については後述する。制御部11は、機能DB151において、ガイド実行フラグが「True」で、かつ、実行フラグ変更時刻から所定期間が経過した推奨機能が1つでも存在する場合には、ステップSa5の処理でリマインド提示を行うと判断する。この所定期間は予め決められた長さの期間であればよい。
ここではリマインド提示の対象となる推奨機能がないから、制御部11はステップSa4の処理で「NO」と判断して、ステップSa8の処理に進む。次に、制御部11は、UI部14において提示中の推奨機能を所定期間継続して提示したか否かを判断する(ステップSa8)。制御部11は、未だ推奨機能を提示していないから、ステップSa8の処理で「NO」と判断し、ステップSa10の処理に進む。
次に、制御部11は、新たな推奨機能を提示するか否かを判断する(ステップSa10)。制御部11は、リマインド提示せず、かつ、提示中の推奨機能がない場合には、低利用機能のいずれかを推奨機能として提示するとし、ステップSa10の処理で「YES」と判断する。次に、制御部11は、機能DB151から低利用機能を特定する(ステップSa9)。ここでは、制御部11は、機能DB151に機能IDが格納されたすべての機能を対象として、低利用フラグが「True」となっている低利用機能を特定する。
次に、制御部11は、第1機能決定処理を実行する(ステップSa6)。第1機能決定処理は、ホーム画面において提示する推奨機能を決定する処理である。
図9は、第1機能決定処理の手順を示すフローチャートである。
制御部11は、ステップSa9の処理で低利用機能を1以上特定したか否かを判断する(ステップSa61)。ここでは、制御部11はステップSa61の処理で「YES」と判断し、ステップSa62の処理に進む。
次に、制御部11は、ステップSa9の処理で特定した低利用機能の推奨度をそれぞれ算出する(ステップSa62)。ここでは、制御部11は、低利用機能の推奨度を、機能特徴量と嗜好特徴量とにより以下の手順で算出する。ここで、i番目に特定したアプリケーションプログラムにより実現されるj番目の機能における推奨度をSijとした場合、推奨度Sijは下記式(1)の関係を満たす。
ij=wp・fij ・・・(1)
ここで、wはi番目に特定したアプリケーションプログラムに対する重み付け係数である。pは嗜好特徴量を表す特徴ベクトルである。fijはi番目に特定したアプリケーションプログラムにより実現されるj番目の機能の機能特徴量を表す特徴ベクトルである。「・」は内積を意味する。重み付け係数wは下記式(2)の関係を満たす。
=αlog(1+inv)+βlog(1+time_used/(time_installed)+θ ・・・(2)
ここで、invは、i番目に特定したアプリケーションプログラムの起動回数(回)である。time_usedは、i番目に特定したアプリケーションプログラムの実行時間(秒)である。time_installedは、i番目に特定したアプリケーションプログラムがインストールされてからの経過時間(秒)である。経過時間は、現在日時とインストール日時との差分に相当する時間である。α,βは、それぞれ定数である。θは、i番目に特定したアプリケーションプログラムが情報処理装置10において直前に実行されたアプリケーションプログラムである場合には0よりも大きい定数となり、直前に実行されたアプリケーションプログラムでない場合には0となる。制御部11は、嗜好特徴量を表す特徴ベクトルpを実行状態管理テーブル152から取得し、機能特徴量を表す特徴ベクトルfijを機能DB151から取得する。制御部11は、invやtime_installedを利用実績DB]153から取得する。また、制御部11は、実行状態管理テーブル152の直前実行アプリIDを参照して、直前に実行したアプリケーションプログラムを特定する。
これにより、重み付け係数wは、実行頻度が高いアプリケーションプログラムや直前に実行されたアプリケーションプログラムによって実現される機能ほど大きな値を採ることとなる。そして、重み付け係数wが大きいほど推奨度は高くなる。このようにしているのは、実行頻度が高いアプリケーションプログラムで実現される機能が推奨機能として提示される方が、それ以外のアプリケーションプログラムで実現される機能が推奨される場合に比べて、ユーザにとって有益な操作ガイドを実行できる可能性が高まるからである。
制御部11は、ステップSa62の処理で算出した推奨度に基づき、最大の推奨度が推奨閾値を上回るか否かを判断する(ステップSa63)。制御部11は、ステップSa63の処理で「YES」と判断すると、推奨度が最大であった機能を提示対象の推奨機能に決定する(ステップSa64)。すなわち、制御部11は、推奨度が推奨閾値を上回った機能を推奨機能の候補とする。
なお、制御部11は、ステップSa61の処理で機能を1つも特定しなかったと判断した場合(ステップSa61;NO)、又はステップSa63の処理で最大の推奨度が推奨閾値を上回らなかった場合には(ステップSa63;NO)、提示対象の推奨機能を決定しないで、第1機能決定処理を終了する。
以上が第1機能決定処理の説明である。
図7の説明に戻る。
制御部11は、ステップSa64の処理で提示対象として決定した推奨機能を、UI部14のホーム画面において提示する(ステップSa7)。ステップSa64の処理で、「ショートカット作成機能」を決定していた場合、制御部11は、図13に示すホーム画面SC1をUI部14に表示させる。具体的には、制御部11は、機能名称に基づく「ショートカット作成機能を試してみませんか?」というメッセージと、推奨情報に基づく「アプリケーションの・・・好きな場所にアイコンを置くことができます。」というメッセージとを配置したウィンドウW1をホーム画面SC1において表示させる。さらに、制御部11は、ウィンドウW1において、「すぐ試す」と記したソフトボタンSB1と、「後で」と記したソフトボタンSB2と、「不要」と記したソフトボタンSB3とを表示させる。
このようにして、制御部11は、UI部14により推奨機能を提示する。
以上が、情報処理装置10が新たな推奨機能の提示する際の動作の説明である。次に、推奨機能を提示した後の情報処理装置10の動作を説明する。
<2.推奨機能提示後の動作>
制御部11は、図13に示すホーム画面SC1をUI部14に表示させた後、ユーザの対処に応じて、以下の4つの動作パターンのいずれかの動作を採りうる。
2−1.動作パターンA:「すぐ試す」と記されたソフトボタンSB1の選択
2−2.動作パターンB:「後で」と記されたソフトボタンSB2の選択
2−3.動作パターンC:「不要」と記されたソフトボタンSB3の選択
2−4.動作パターンD:ソフトボタンSB1〜SB3のいずれも選択されない
続いて、(動作パターンA)から(動作パターンD)の各動作パターンを採った場合の情報処理装置10の動作を説明する。
(2−1.動作パターンA:「すぐ試す」と記されたソフトボタンSB1の選択)
制御部11は、ユーザの操作を受け付けた場合(図12のステップSb1;YES)、受け付けた操作が提示した推奨機能の操作ガイド実行の有無を指示する操作であるか否かを判断する(ステップSb2)。図13に示すホーム画面SC1を例に挙げると、ユーザがソフトボタンSB1からSB3のいずれかひとつを選択する操作が、操作ガイドの実行の有無を指示する操作である。
制御部11は、ステップSb2の処理で「YES」と判断すると、「すぐ試す」と記されたソフトボタンSB1を選択する操作を受け付けていたか否かを判断する(ステップSb3)。このステップSb3の処理では、制御部11は「YES」と判断する。すなわち、制御部11は、推奨機能の操作ガイドを即時実行する指示を、UI部14の操作に応じてユーザから受け付けたことになる。次に、制御部11は、機能DB151のショートカット作成機能(機能ID「FEAT0001」)について、操作ガイド実行フラグ及び操作ガイド即時実行フラグを、「False」から「True」に変更する(ステップSb4)。ユーザが「すぐ試す」と記されたソフトボタンSB1を選択したということは、推奨機能の操作の習得を即時望んだことを意味するので、その操作の習得意欲がかなり強いと考えることができる。
次に、制御部11は、機能DB151に格納された機能の操作ガイド実行フラグ及び操作ガイド即時実行フラグに従って、UI部14の画面を推奨機能を実現させる画面に遷移させる(ステップSb5)。ここでは、制御部11は、実現アプリIDに基づき推奨機能を実現させるアプリケーションプログラムを実行し、実現画面IDに基づき推奨機能を実現させる画面をUI部14に表示させる。ここでは、推奨機能が「ショートカット作成機能」であるから、制御部11は、実現アプリIDが「com.XXX.homeApp」であるホームアプリケーションを実行した状態で、実現画面IDが「.launcher」であるホーム画面SCをUI部14に表示させる。ここでは、既に、制御部11は図2に示すホーム画面SCをUI部14に表示させている。
次に、制御部11が図7のステップSa1の処理で推奨機能を提示しないと判断した場合は(ステップSa1;NO)、ステップSa17の操作ガイド制御に進む。
図11は、操作ガイド制御の手順を示すフローチャートである。
制御部11は、実行中アプリID及び表示中画面IDを実行状態管理テーブル152から取得する(ステップSa171)。ここでは、制御部11は、実行中アプリID「com.XXX.homeApp」と、表示中画面ID「.launcher」とを取得する。次に、制御部11は、操作ガイドの対象となる推奨機能があるか否かを判断する(ステップSa172)。制御部11は、機能DB151を参照して、ステップSa171の処理で取得した実行中アプリIDに実現アプリIDが一致し、ステップSa171の処理で取得した表示中画面IDに実現画面IDが一致し、かつ、操作ガイド実行フラグが「True」である機能があるか否かを判断する。ショートカット作成機能について、ステップSb1の処理で「すぐ試す」と記されたソフトボタンSB1を選択する操作を既に受け付けているから、ここでは、制御部11はステップSa172の処理で「YES」と判断する。
次に、制御部11は、すぐに操作ガイドを実行するか否かを判断する(ステップSa173)。制御部11は、操作ガイドの対象となる推奨機能のうち、操作ガイド即時実行フラグが「True」の機能があるか否かを、機能DB151を参照して判断する。ここでは、制御部11は、ステップSa173の処理で「YES」と判断し、機能DB151に格納された操作ガイドの対象の推奨機能の操作ガイド情報に従って、操作ガイドを実行する(ステップSa174)。
ここにおいて、制御部11は、操作ガイド情報に従って、図14に示すホーム画面SC2をUI部14に表示させる。具体的には、制御部11は、推奨機能の機能名称に基づく「ショートカット作成機能」というメッセージと、操作ガイド情報に基づく「アプリケーションのアイコンを長押しすると、ホーム画面の好きな場所にアイコンを置くことができます。」というメッセージとを記したウィンドウW2をホーム画面SC2において表示させる。また、ウィンドウW3には、「□」の中に「×」を付したソフトボタンSB4が配置されている。制御部11は、UI部14の操作によりソフトボタンSB4が選択されると、ウィンドウW2の表示を終了して操作ガイドを終了する。操作ガイドを終了する際、制御部11は、操作ガイドを実行した推奨機能の操作ガイド実行フラグ及び操作ガイド即時実行フラグをそれぞれ「True」から「False」に変更し、実行フラグ変更日時をブランクにする(ここでは、実行フラグ変更日時は既にブランクである)。
以上のようにして、制御部11は、ユーザによりソフトボタンSB1が選択されると、すぐに操作ガイドを実行する。ここで、ユーザがショートカット作成機能の操作ガイドを見て、ショートカット作成機能を実現させる操作をすぐに行った場合を考える。この場合、制御部11は、図12のステップSb1の処理で「YES」と判断し、ステップSb2の処理に進むこととなる。そして、制御部11は、操作ガイド実行の有無を指示する操作を受け付けたか否かを判断する(ステップSb2)。ここでは、制御部11は、ソフトボタンSB1〜SB3を選択する操作を受け付けたわけではないので、ステップSb2の処理で「NO」と判断し、ステップSb10の処理に進む。
次に、制御部11は、ステップSb1の処理で「YES」と判断した操作が低利用機能を実現する操作であったか否かを判断する(ステップSb10)。低利用機能は、機能DB151において低利用機能フラグが「True」とされた機能である。ここでは、低利用機能から選択された推奨機能(ショートカット作成機能)を実現する操作を制御部11が受け付けたのであるから、制御部11は、ステップSb10の処理で「YES」と判断する。
制御部11は、低利用機能を実現する操作を受け付けていたと判断すると(ステップSb10;YES)、機能DB151におけるこの低利用機能の低利用フラグを「True」から「False」に変更する(ステップSb11)。この低利用フラグの変更により、それまで低利用機能であった機能が、ユーザにより実現する操作が行われたことを契機に、低利用機能ではなくなる。ここでは、制御部11は、ショートカット作成機能の低利用フラグを「False」から「True」に変更する。
次に、制御部11は、実現された低利用機能が推奨機能であったか否かを判断する(ステップSb12)。ここでは、制御部11は、ステップSb12の処理で「YES」と判断し、嗜好特徴量を更新する(ステップSb13)。推奨機能が実現されたということは、この推奨機能をユーザが好んでいるとみなせる。よって、制御部11は、この推奨機能の推奨度合いを高くする方向に嗜好特徴量を更新する。ここでは、制御部11は、機能特徴量を嗜好特徴量に正に相関させるように、以下の手順により嗜好特徴量を更新する。
ここで、更新前の嗜好特徴量を表す特徴ベクトルをPとし、ユーザが実現させた推奨機能の機能特徴量を表す特徴ベクトルをfusedとし、推奨機能の機能特徴量の反映度合いの指標である係数をγ(定数)とすると、更新後の嗜好特徴量を表す特徴ベクトルをPk+1は、下記式(3)の関係を満たす。
k+1=(P+γfused)/|(P+γfused)| ・・・(3)
制御部11は、式(3)により更新後の嗜好特徴量を表す特徴ベクトルPk+1を算出すると、その算出結果を新たな嗜好特徴量として、特徴ベクトルPk+1に従って更新する。
以上のようにして嗜好特徴量を更新すると、制御部11は、ユーザに実現された推奨機能が操作ガイドを契機に実現されていたか否かを判断する(ステップSb14)。図14に示すホーム画面SC2を見て、ユーザはショートカット作成機能を実現する操作をUI部14に行ったのであるから、制御部11はステップSb15の処理で「YES」と判断する。
なお、上述したように、制御部11が推奨機能の操作ガイドを実行している期間(ウィンドウW2の表示期間)内に、その推奨機能を実現する操作を受け付けた場合には、操作ガイドを契機に推奨機能が実現されたと判断する。これ以外にも、制御部11は、操作ガイドを実行してから(ウィンドウW2の表示を終了してから)、予め決められた期間内(例えば1分間以内)に推奨機能を実現する操作を受け付けていた場合には、操作ガイドを契機に推奨機能が実現されたと判断する。制御部11は、予め決められた条件に従って推奨機能が操作ガイドを契機に実現されたか否かを判断すればよい。
制御部11は、推奨機能が操作ガイドを契機に実現されていたと判断すると(ステップSb14;YES)、他の推奨機能の提示を要求する(ステップSb15)。ユーザに実現された推奨機能が操作ガイドを契機に実現されていた場合、ユーザが低利用機能を実現させるための操作を学習し、その操作を操作ガイドにより習得して実現させたと考えることができる。このことから、制御部11がステップSb14の処理で「YES」と判断した場合は、そのときにユーザが新たな操作の習得意欲が強いとみなすことができる。そこで、制御部11は、新たな推奨機能の操作をユーザに習得させるための操作ガイドを実行するべく、他の推奨機能の提示を要求する。
なお、制御部11は、ステップSb10の処理で低利用機能の利用でないと判断した場合(ステップSb10;NO)、ステップSb12の処理で推奨機能の実現でないと判断した場合(ステップSb12;NO)、又はステップSb14の処理で操作ガイドが実行されたことを契機に推奨機能が実現されていないと判断した場合(ステップSb14;NO)、図12の処理を終了する。これらの場合、ユーザの操作の習得意欲がそれほど高くないと考えられるから、制御部11は、ユーザによる情報処理装置10の利用を妨げないように、他の推奨機能の提示を要求しない。
ステップSb15の処理で他の推奨機能の提示を要求した場合、制御部11は図7のステップSa1の処理で新たな推奨機能を提示すると判断する(ステップSa1;YES)。
次に、制御部11は、ステップSa1の処理で「YES」と判断すると、上述した手順と同じでステップSa2の処理で要求元アプリID及び要求元画面IDを取得し、ステップSa3の処理でホーム画面を表示しているか否かを判断する(ステップSa3)。ここでは、制御部11は、ホーム画面SCを表示させているから、ステップSa3の処理で「YES」と判断し、リマインド提示を行うか否かを判断する(ステップSa4)。ここでもリマインド提示の対象の推奨機能はないから、制御部11はステップSa8の処理に進む。そして、制御部11は、提示中の推奨機能はないからステップSa8の処理で「NO」と判断し、ステップSa10;YES→ステップSa9→Sa6→Sa7の処理ステップを上述した手順で実行し、他の推奨機能を新たに提示する。ショートカット作成機能は低利用機能ではこの時点ではないから、このステップSa6の第1機能決定処理では、制御部11は既に提示した機能以外の機能を推奨機能として決定する。
ここで、制御部11が「ホーム画面一覧機能」を提示対象の推奨機能とした場合、ステップSa7の処理では、図15に示すホーム画面SC3をUI部14に表示させる。ホーム画面SC3には、ホーム画面一覧機能が推奨機能として提示されている。具体的には、制御部11は、機能名称に基づく「ホーム画面一覧機能を試してみませんか?」というメッセージと、推奨情報に基づく「複数あるホーム画面を一覧し、・・・一覧表示することができます。」というメッセージとを記したウィンドウW3を表示させる。さらに、制御部11は、ウィンドウW3において「すぐ試す」と記したソフトボタンSB1と、「後で」と記したソフトボタンSB2と、「不要」と記したソフトボタンSB3とを表示させる。ソフトボタンSB1からSB3の意味や、これらを選択する操作により実現される情報処理装置10の動作は、ホーム画面一覧機能の場合と同様であるから、ここではその説明を省略する。
このように、制御部11は、操作ガイドを契機に一の推奨機能(ショートカット作成機能)が実現された場合、他の推奨機能(ホーム画面一覧機能)を新たに提示する。一の推奨機能の操作ガイドを実行したことを契機に、一の推奨機能を実現する操作がユーザに行われた場合、ユーザの機能を実現させる操作の習得意欲が高いと考えられるので、更なる操作の習得を促すべく、制御部11は他の推奨機能を新たに提示することとなる。
さらに、ここでユーザによりソフトボタンSB1が選択されると、操作ガイド制御により上記手順により、制御部11はホーム画面一覧機能の操作ガイドをホーム画面SC4の表示により実行する。この場合、制御部11は、推奨機能の機能名称に基づく「ホーム画面一覧機能操作ガイド」というメッセージと、操作ガイド情報に基づく「二本の指でつまむような操作を行うことで、ホーム画面を一覧することができます。」というメッセージとを記したウィンドウW4を表示させる。ここでも、操作ガイドを終了する際、制御部11は、操作ガイドを実行した推奨機能の操作ガイド実行フラグ及び操作ガイド即時実行フラグを、それぞれ「True」から「False」に変更し、実行フラグ変更日時をブランクにする。
次に、動作パターンBを説明する。
(2−2.動作パターンB:「後で」と記されたソフトボタンSB2の選択)
上述した<1.新たな推奨機能の提示>の動作の後、図13のホーム画面SC1において、「後で」と記されたソフトボタンB2が選択された場合、制御部11は、図12のステップSb1;YES→ステップSb2;YESの処理ステップを実行した後、ステップSb3の処理で「NO」と判断し、ステップSb6の処理に進む。
次に、制御部11は、「後で」と記されたソフトボタンB2を選択する操作を受け付けていたか否かを判断する(ステップSb6)。ここでは、制御部11は、ソフトボタンB2が選択され、推奨機能の操作ガイドを後ほど実行することがユーザに指示されたと判断する(ステップSb6;YES)。そして、制御部11は、後ほど実行することが指示された推奨機能について、操作ガイド即時実行フラグを「False」に維持したまま、操作ガイドフラグを「False」から「True」に変更するとともに、実行フラグ変更日時を記録するよう、機能DB151を更新する(ステップSb7)。制御部11は、例えば現在日時を実行フラグ変更日時とする。この機能DB151を更新により、ここではショートカット作成機能の操作ガイドが実行対象となるが、即時実行されるわけではないことになる。ユーザが「後で」と記されたソフトボタンB2を選択したということは、推奨機能の操作の習得をユーザが望んでいるものの、例えば何らかの作業中などの理由で、すぐの操作ガイドの実行を望んでいない可能性があると考えられる。
次に、制御部11は、機能DB151の機能の操作ガイド実行フラグ及び操作ガイド即時実行フラグに従って、確認メッセージを提示する(ステップSb8)。ここでは、制御部11は、図17に示すホーム画面SC5をUI部14に表示させる。ホーム画面SC5には、「操作を受け付けました。」という操作ガイドを実行する指示をユーザが行ったことを確認するメッセージと、「ホームアプリケーションを使用中、本機能が利用可能な画面で操作ガイドが表示されます。」というメッセージとが記されたウィンドウW5が表示される。制御部11は、ウィンドウW5を所定時間提示した後、図7の処理を終了する。続いて、制御部11が図7のステップSa1の処理で推奨機能を提示しないと判断した場合は(ステップSa1;NO)、ステップSa17の操作ガイド制御に進む。
制御部11は、図11のSa171→Sa172;YESと進み、ステップSa173の処理ですぐに操作ガイドを実行するか否かを判断する。ここでは、「すぐ試す」と記されたソフトボタンSB1が選択されたわけではないので、制御部11はステップSa173の処理で「NO」と判断する。次に、制御部11は、所定期間(例えば、30秒)継続してユーザの操作を受け付けなかったか否かを判断する(ステップSa175)。
制御部11は、所定期間継続して操作を受け付けなかったと判断した場合(ステップSa175;YES)、ステップSa174の処理に進み、上述した手順で推奨機能(ショートカット作成機能)の操作ガイドを実行する。このステップSa174の処理が実行されるのは、ユーザが「後で」と示されたソフトボタンB2を操作した場合において、ユーザが推奨機能を実現させるアプリケーションプログラムを利用している状況で、その推奨機能を実現させる画面を表示させているときに、所定期間経過して、制御部11が何の操作も受け付けなかったときである。所定期間継続してユーザの操作がないということは、ユーザがある作業を行うために情報処理装置10を利用しているわけではないと考えることができる。よって、制御部11がすぐに操作ガイドを実行しても、ユーザの作業を妨げたり、ユーザに煩わしく感じさせたりするおそれが少ない。そこで、制御部11は、ステップSa175の処理で「YES」と判断した場合には、ユーザが「後で」と示されたソフトボタンB2を操作した場合であっても速やかに操作ガイドを実行する。この場合も、制御部11は、図14に示すホーム画面SC2をUI部14に表示させることにより、操作ガイドを実行する。
一方、制御部11は、ステップSa175の処理で「NO」と判断した場合、操作ガイドを実行することなく操作ガイド制御を終了する。例えば、制御部11は、所定期間が経過するまでに何らかの操作を受け付けた場合や、現在実行中のアプリケーションプログラム及び表示中の画面で推奨機能を実現できない場合に、ステップSa175の処理で「NO」と判断する。制御部11が何らかの操作を受け付けたということは、ユーザが何らかの作業を行っている可能性があり、操作ガイドを即時行うと、その作業の妨げとなったりユーザに煩わしさを与えたりするおそれがある。また、ユーザが後ほどの操作ガイドを望んでいるにも関わらず、必要なアプリケーションプログラムを実行し更に画面表示まで変えてしまうと、ユーザに煩わしさを与えるおそれがある。よって、制御部11は、ユーザが希望するとおり、後ほど操作ガイドを実行するべく、ここでは操作ガイドを実行しないようにしている。
このような場合、制御部11は、ステップSb8の処理でホーム画面SC5を表示させた後、操作ガイドを実行することなく、例えば、ユーザのUI部14の操作による指示に応じて、図2に示すホーム画面SCの表示に戻す。後ほど制御部11が再び必要なアプリケーションプログラムを実行し、必要な画面をUI部14に表示させた際に、上述の操作ガイド制御を実行してこの操作ガイドを実行することとなる。
ところで、制御部11は、推奨機能を提示して、後ほど操作ガイドを実行することが指示された場合において、操作ガイドが長期間行われなかったときには、リマインド提示を行う。リマインド提示は以下の手順で実現される。
制御部11は、図7のステップSa1からSa3の処理ステップを実行すると、ステップSa4の処理でリマインド提示するか否かを判断する。ここで、制御部11は、機能DB151において、ガイド実行フラグが「True」で、かつ、実行フラグ変更時刻から所定期間が経過した機能が1つでも存在する場合には、リマインド提示を行うと判断する。ここでは、制御部11は、ショートカット作成機能がリマインド提示の対象となるので、ステップSa4の処理で「YES」と判断する。次に、制御部11は、リマインドの対象となっている推奨機能をステップSa5の処理で特定し、ステップSa6の処理の第1機能決定処理を実行する。ここでの第1機能決定処理は、ステップSa5の処理で特定された推奨機能を対象として推奨度の算出や提示対象の推奨機能の決定が行われる点で、上述した第1機能決定処理と相違する。ここでは、リマインド提示の対象となる推奨機能はショートカット作成機能のみであるから、制御部11は、ステップSa7の処理でショートカット作成機能を再び提示する。例えば、制御部11は、図13に示すホーム画面SC1を再びUI部14に表示させる。このように、制御部11は、ユーザが操作を習得したいと考えたにも関わらず、所定期間が経過しても操作ガイドを実現していない推奨機能がある場合には、その推奨機能を再び提示する。これにより、ユーザが習得しようとした操作の学習・習得を忘れてしまう可能性を抑えることができる。
なお、本実施形態では、制御部11は、一の推奨機能を初めて提示した場合と、その推奨機能をリマインド提示した場合とで同じ画面表示としているが、それぞれ異ならせてもよい。
(2−3.動作パターンC:「不要」と記されたソフトボタンSB3の選択)
上述した<1.新たな推奨機能の提示>の動作の後、図13のホーム画面SC1において「不要」と記されたソフトボタンB3が選択された場合、制御部11はステップSb6の処理で「NO」と判断する。そして、制御部11は、機能DB151を更新せずに、図7に示す処理を終了する。ユーザが「不要」と記されたソフトボタンB3を選択したということは、推奨機能の操作の習得を望んでおらず、操作ガイドの実行も望んでいないと考えられる。
なお、制御部11は、ステップSb1の処理で「不要」と記されたソフトボタンSB3を選択する操作を受け付けていた場合には、図11の操作ガイド制御において、ステップSa172の処理で「NO」と判断し、操作ガイドを実行することなく操作ガイド制御を終了する。
(2−4.動作パターンD:ソフトボタンSB1〜SB3のいずれも選択されない)
上述した<1.新たな推奨機能の提示>の動作の後、制御部11が図13に示すホーム画面SC1を提示したまま、所定期間経過してもソフトボタンSB1〜Sb3のいずれも選択されず、操作ガイドの実行の有無の指示を受け付けなかった場合、図7のステップSa1;YES→ステップSa2→ステップSa3;YES→ステップSa4;NOと進むことがある。この場合、制御部11は、提示中の推奨機能を所定期間継続して提示したか否かを判断する(ステップSa8)。ここで、制御部11は、図13に示すホーム画面SC1を表示させ、所定期間経過しても操作ガイドの実行の有無の指示を受け付けなかったと判断すると、ステップSa8の処理で「YES」と判断し、ステップSa9の処理に進む。
この場合、制御部11は、ステップSa9の処理で新たな推奨機能を低利用機能の中から特定して、ステップSa6の処理の第1機能決定処理を実行し、ステップSa7の処理で新たな推奨機能を提示する。例えば、制御部11は、図15に示すホーム画面SC3をUI部14に表示させる。ただし、制御部11は直前に提示されていた推奨機能(ここでは、ショートカット作成機能)を低利用機能から除外する。
このように、制御部11は、推奨機能を提示したにも関わらずその推奨機能の操作ガイドの実行の有無が指示されない場合、他の推奨機能に変更して提示する。このようにするのは、推奨機能が提示されてから所定期間経過してもユーザの応答がなかったということは、ユーザがその推奨機能の操作の習得を望んでいない可能性もある。よって、同じ推奨機能を提示し続けるよりは、他の推奨機能を提示する方がユーザにとって有益な操作を習得させることができる可能性が高いとして、制御部11は他の推奨機能に変更して提示する。
以上のとおり、制御部11が、ホーム画面において、一の推奨機能の提示を契機に他の推奨機能を自発的に提示するのは、操作ガイドを契機に推奨機能が利用された場合と、推奨機能を提示したまま所定期間継続した場合とがある。
<3.ホーム画面と異なる画面を表示するときの動作>
次に、制御部11がホーム画面と異なる画面をUI部14に表示させる場合の情報処理装置10の動作を説明する。ホーム画面と異なる画面を表示している場合の情報処理装置10の動作はホーム画面を表示している場合の動作との共通点も多いので、以下、相違点を主に説明する。
制御部11は、ステップSa1;YES→Sa2の処理後、ステップSa3の処理でホーム画面をUI部14に表示していないと判断した場合(ステップSa3;NO)、図8のステップSa11の処理に進む。次に、制御部11は、機能DB151に機能IDが格納された機能のうち、実行中のアプリケーションプログラムのアプリケーションIDと共通する実現アプリIDに対応する機能を対象として、リマインド提示する推奨機能があるか否かを判断する(ステップSa11)。ここでは、制御部11は、リマインド提示の対象とする推奨機能を利用中のアプリケーションプログラムで実現される機能に限定する点で異なるが、それ以外はステップSa4の処理と同じ方法でリマインド提示の対象の推奨機能を特定する。ここにおいて、アプリケーションプログラムの利用中には、例えばそのアプリケーションプログラムがフォアグラウンドで実行されることにより、そのアプリケーションプログラムが実行されることで表示される画面がUI部14に表示されていたり、ユーザのUI部14の操作によりそのアプリケーションプログラムの実行に関する指示が行われたりする。よって、例えば、制御部11は、webブラウザを実行していれば、ショートカット作成機能やホーム画面一覧機能をリマインド提示の対象とせずに、ブックマーク登録機能をリマインド提示の対象にしうる。
ここで、制御部11は、リマインド提示する推奨機能がないと判断すると(ステップSa11;NO)、機能DB151に機能IDが格納された機能のうち、利用中のアプリケーションプログラムのアプリケーションIDと共通する実現アプリIDに対応する機能を対象として、低利用フラグが「True」となっている低利用機能を特定する(ステップSa15)。すなわち、制御部11は、利用中のアプリケーションプログラムにより実現させる低利用機能を特定する。そして、制御部11は、第2機能決定処理を実行する(ステップSa13)。
図10は、第2機能決定処理の手順を示すフローチャートである。第2機能決定処理は、上述した第1機能決定処理とは、推奨度の算出対象となる機能が絞られる点や推奨閾値が異なる点で相違する。以下、第1機能決定処理と重複する内容を適宜省略しながら、第2機能決定処理を説明する。
制御部11は、制御部11は、ステップSa15の処理で1以上の機能を特定したか否かを判断する(ステップSa131)。制御部11は、ステップSa15の処理でひとつでも低利用機能を特定した場合には、ステップSa131の処理で「YES」と判断する。
次に、制御部11は、ステップSa15の処理で特定した低利用機能のそれぞれについて推奨度を算出する(ステップSa132)。ステップSa132における推奨度の算出手順は、重み付け係数wの設定方法が異なる点以外は、第1機能決定処理のステップSa62の処理の推奨度の算出手順と同じである。ここでの重み付け係数wは、実行中のアプリケーションプログラムのみを対象として推奨度が算出される。よって、制御部11は、例えば全アプリケーションプログラムの重み付け係数の平均値を重み付け係数wとする。
次に、制御部11は、実行状態管理テーブル152に格納された推奨閾値を下げる(ステップSa133)。ユーザの意思で実行させられたアプリケーションプログラムに応じた画面で提示される推奨機能についてのユーザの操作の習得意欲は、ホーム画面において提示される推奨機能の操作の習得意欲よりも高いと考えられる。よって、制御部11は、より多くの低利用機能を推奨機能として決定できるように推奨閾値を下げる。ここにおいて、例えば、制御部11は推奨閾値を2割減じるなど、元の推奨閾値から所定値だけ減じる。
次に、制御部11は、ステップSa132の処理で算出した機能毎の推奨度に基づき、算出した最大の推奨度がステップSa133の処理で下げた推奨閾値を上回るか否かを判断する(ステップSa134)。そして、制御部11は、制御部11は、ステップSa134の処理で「YES」と判断すると、ステップSa133の処理で下げた推奨閾値を元の値に戻し(ステップSa135)、その機能を提示対象の推奨機能に決定する(ステップSa136)。
以上が第2機能決定処理の説明である。
図8の説明に戻る。
制御部11は、ステップSa136の処理で決定した推奨機能を、UI部14において提示させる(ステップSa14)。例えば、制御部11は、webブラウザを実行しているときの画面(ブラウザ画面)において、所定期間継続してユーザの操作を受け付けなかった場合(例えば、10秒)に、推奨機能を提示する。制御部11がブラウザ画面をUI部14に表示させているときに、ステップSa136の処理で推奨機能を「ブックマーク登録機能」と決定した場合、図18に示すブラウザ画面SC6をUI部14に表示させる。具体的には、制御部11は、推奨機能の機能名称に基づく「ブックマーク登録機能を試してみませんか?」というメッセージと、この推奨機能の推奨情報に基づくメッセージとを配置したウィンドウW6を表示させる。制御部11は、さらに、ウィンドウW6において、「すぐ試す」と記したソフトボタンSB1と、「後で」と記したソフトボタンSB2と、「不要」と記したソフトボタンSB3とを表示させる。ソフトボタンSB1からSB3の意味や、これらを選択する操作により実現される情報処理装置10の動作は、上述した他の機能の場合と同様であるから、ここではその説明を省略する。
なお、制御部11は、ステップSa14の処理で、必ずしも現在表示中の画面において推奨機能を提示しなくてもよい。例えば、制御部11は、利用中のアプリケーションプログラムが終了してホーム画面に戻ったことを契機に、ホーム画において推奨機能を提示してもよい。要するに、ユーザが情報処理装置10を用いて何らかの作業を行っていないと見なせる期間に、制御部11が推奨機能を提示することが好ましい。
このように、ホーム画面と異なる画面を表示させている場合であっても、制御部11は、操作ガイドを契機に一の推奨機能が実現された場合、他の推奨機能を新たに提示する。一の推奨機能の操作ガイドを実行したことを契機に、一の推奨機能を実現する操作がユーザに行われた場合、ユーザの操作の習得意欲が高いと考えられるので、更なる操作の習得を促すべく、制御部11は他の推奨機能を新たに提示することとなる。
仮に、制御部11がブックマーク登録機能を提示して後ほど操作ガイドを実行することが指示された場合に、その操作ガイドが長期間行われないときには、制御部11はリマインド提示を行う。リマインド提示は以下の手順で実現される。
制御部11は、図7のステップSa1〜Sa3の処理ステップを実行すると、ステップSa11の処理でリマインド提示するか否かを判断する。ここで、制御部11は、利用中のアプリケーションプログラムのアプリケーションIDと共通する実現アプリIDに対応する機能を対象として、ガイド実行フラグが「True」で、かつ、実行フラグ変更時刻から所定期間が経過した推奨機能が1つでも存在する場合には、リマインド提示を行うと判断する。ここでは、制御部11は、ブックマーク登録機能がリマインド提示の対象として、ステップSa11の処理で「YES」と判断する。
そして、制御部11は、利用中のアプリケーションプログラムで実現される機能の中から、リマインドの対象となっている推奨機能を特定して(ステップSa12)、ステップSa13の処理の第2機能決定処理を実行する。ここでは、リマインド提示の対象となる推奨機能はブックマーク登録機能のみであるから、制御部11は、ステップSa14の処理で、リマインド提示を行うべく、図18に示すブラウザ画面SC6をUI部14に表示させる。このように、制御部11は、ホーム画面と異なる画面を表示させている場合も、ユーザが操作の習得意欲があるにも関わらず、未だ操作ガイドを実現していない推奨機能を再度提示して、いわゆるリマインドを行うことができる。
このようにホーム画面と異なる画面の提示中においては、新たな推奨機能を提示する場合と同様、制御部11は、リマインド提示の対象の推奨機能を利用中のアプリケーションプログラムにより実現される機能から選択する。
以上説明した実施形態によれば、情報処理装置10は、一の推奨機能の操作ガイドを実行したことを契機に、この一の推奨機能を実現する操作がユーザに行われた場合、ユーザの操作の習得意欲が高いとみなして、他の推奨機能を新たに提示する。よって、情報処理装置10がユーザが操作の学習・習得を望んでいない場面にまで、操作ガイドに関する情報を次々と表示させることがない。よって、推奨機能提示をユーザが煩わしく感じたり、ユーザにとって情報処理装置10が利用しづらいものとなったりする可能性を抑えることができる。
また、ユーザが後ほど操作ガイドを実行することを望んだ場合に、所定期間継続してユーザの操作がなく、ユーザの作業を妨げるおそれがないときには、制御部11は操作ガイドを実行する。これにより、ユーザが操作の習得を忘れてしまったり、その習得が遅れたりする可能性を抑えられる。また、制御部11は、操作ガイドを後ほど実行することが指示された推奨機能については、必要に応じてリマインド提示を行うので、操作の学習をユーザが忘れてしまう可能性も抑えられる。
また、制御部11は、ホーム画面での推奨機能の提示後、一定期間操作がなければ情報処理装置10は自発的に推奨機能を更新する。よって、ユーザが操作習得のための操作を意識的に行うことなく、例えば偶然提示された機能に興味を示した場合に、ユーザがその操作を習得できるようになる。
また、制御部11は、機能特徴量と嗜好特徴量とにより推奨機能を決定するから、客観的な視点とユーザの嗜好とを織り交ぜて推奨機能を提示し、操作の習得に寄与させることができる。また、制御部11は、推奨機能の利用に応じて嗜好特徴量を更新するので、ユーザの嗜好や流行などに変化があっても、この変化に対応させた嗜好特徴量にすることができる。
[変形例]
本発明は、上述した実施形態と異なる形態で実施することが可能である。本発明は、例えば、以下のような形態で実施することも可能である。また、以下に示す変形例は、各々を適宜に組み合わせてもよい。
(変形例1)
上述した実施形態では、情報処理装置10は、メッセージ(説明文)の表示により操作ガイドを実行していたが、例えば、UI部14を用いて静止画や動画等の画像による操作ガイドを実行してもよいし、音声入出力部12を用いて音声による操作ガイドを実行してもよい。情報処理装置10が実行する操作ガイドは、ユーザに機能を実現する操作を知らしめることができるのであれば、どのような方法で実行されてもよい。
(変形例2)
上述した実施形態では、情報処理装置10は、機能名称に基づくメッセージ及び推奨情報に基づくメッセージの表示により推奨機能を提示していたが、例えば、機能名称だけを提示してもよいし、静止画や動画等の画像の表示により推奨機能を提示してもよい。情報処理装置10は、少なくとも、推奨機能が何であるかをユーザが知ることのできる情報を表示パネル141に表示させて、推奨機能を提示すればよい。
また、情報処理装置10は、推奨機能を1つずつ提示するのではなく、2以上の推奨機能を同時期に提示してもよい。
(変形例3)
上述した実施形態では、情報処理装置10は機能特徴量と嗜好特徴量とにより、提示対象の推奨機能を決定していたが、どちらか一方の特徴量を用いてもよいし、これらの特徴量を用いない方法で推奨機能を決定してもよい。例えば、情報処理装置10は、利用回数が最も少ない低利用機能を推奨機能としてもよいし、実行頻度が最も低い低利用機能や、実行時間が最も短い低利用機能を推奨機能としてもよい。
また、情報処理装置10は、嗜好特徴量の算出において、起動回数の総回数に代えて単位期間あたりの起動回数などの、アプリケーションプログラムの実行頻度を意味する別のパラメータを用いてもよい。
情報処理装置10は、ユーザに操作の習得を推奨する推奨機能をどのようなアルゴリズムで決定してもよい。
(変形例4)
上述した実施形態では、情報処理装置10は、リマインド提示の対象となる推奨機能があるか否かを判断し、リマインド提示の対象となる推奨機能がないと判断すれば新たな推奨機能を提示するか否かを判断していた。これに代えて、制御部11は、この判断順序を逆にし、リマインド提示よりも新たな推奨機能の提示を優先させてもよい。例えば、情報処理装置10は、初期設定ではリマインド提示を優先させるが、リマインド提示に対するユーザの応答がなければ、以降において新しい推奨機能の提示を優先させるように優先順位を変えてもよい。
(変形例5)
上述した実施形態では情報処理装置10は、機能DB151において、ガイド実行フラグが「True」で、かつ、実行フラグ変更時刻から所定期間が経過した推奨機能が1つでも存在する場合には、リマインド提示を行っていた。これに代えて、情報処理装置10は、ガイド実行フラグが「True」で、かつ、実行フラグ変更時刻から所定期間が経過した推奨機能が低利用機能のままの場合(すなわち、推奨機能が実現されていない場合)に、リマインド提示を行ってもよい。
(変形例6)
本発明は、いわゆるシンクライアント技術にも適用可能である。この場合、本発明の情報処理装置がサーバの役割を担う。表示面にホーム画面を含む画面表示を行う表示部を有するクライアント装置において操作が行われると、クライアント装置は、その操作を示す操作情報を情報処理装置に送信する。情報処理装置は、受信した操作情報が示す操作を受け付けたものとし、遠隔地にあるクライアント装置の表示部により推奨機能を提示する。
(変形例7)
また、情報処理装置10の制御部11が実現する各機能は、複数のプログラムの組み合わせによって実現され、又は、複数のハードウェア資源の協働によって実現されうる。また、情報処理装置10において、操作部と表示部とがそれぞれ独立したハードウェアで実現されてもよい。
また、本発明は、情報処理装置10だけでなく、コンピュータが行う操作支援方法、コンピュータを情報処理装置10として機能させるためのプログラムといった形態でも実施が可能である。かかるプログラムは、光ディスク等の記録媒体に記録した形態で提供されたり、インターネット等のネットワークを介して、コンピュータにダウンロードさせ、これをインストールして利用可能にするなどの形態で提供されたりすることが可能である。
10…情報処理装置、11…制御部、111…受付部、112…情報管理部、112a…第1更新部、112b…第2更新部、113…画面制御部、114…提示部、115…操作ガイド部、12…音声入出力部、13…通信部、14…UI部、141…表示パネル、142…タッチスクリーン、15…記憶部、151…機能DB、152…実行状態管理テーブル、153…利用実績DB

Claims (12)

  1. 表示面に画像を表示する表示部と、
    ユーザの操作に応じて実現される複数機能の各機能の操作ガイド情報を記憶するガイド情報記憶部と、
    ユーザの操作を受け付ける受付部と、
    前記複数機能のうち操作の習得をユーザに推奨する推奨機能を前記表示面において提示する提示部と、
    前記提示部が提示した推奨機能の操作ガイドの実行を指示する操作を、前記受付部が受け付けた場合、前記ガイド情報記憶部に記憶された操作ガイド情報に従って当該推奨機能の操作ガイドを実行する操作ガイド部と
    を備え、
    前記提示部は、
    一の推奨機能について前記操作ガイドが行われた場合において、前記受付部が受け付けた当該一の推奨機能を実現する操作が当該操作ガイドを契機とした操作であるときには、他の推奨機能を新たに提示する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記提示部は、
    前記一の推奨機能を実現する操作が、当該一の推奨機能についての前記操作ガイドを契機とした操作でないときには、前記他の推奨機能を提示しない
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記提示部は、
    前記一の推奨機能の操作ガイドが実行されている期間内、又は、当該操作ガイドが実行されてから予め決められた期間内に、当該一の推奨機能を実現する操作が受け付けられたときには、前記他の推奨機能を新たに提示する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記操作ガイド部は、
    推奨機能の操作ガイドを後ほど実行することが前記指示する操作によって指示された場合において、前記受付部が所定期間継続してユーザの操作を受け付けなかったときに、前記後ほど実行することが指示されていた操作ガイドを実行する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記提示部は、
    実行頻度が高いか又は実行時間が長いアプリケーションプログラムをより優先して、前記アプリケーションプログラムにより実現される機能を推奨機能として提示する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記提示部は、
    自情報処理装置で直前に実行したアプリケーションプログラムにより実現される機能を、他の機能よりも優先して、推奨機能として提示する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記提示部は、
    予め決められたホーム画面と異なる画面が前記表示面に表示されている場合、自情報処理装置で利用中のアプリケーションプログラムにより実現されない機能を、推奨機能としない
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記機能を実現する操作の習得の推奨度合いを示すパラメータとして、前記機能固有の第1パラメータと前記ユーザ固有の第2パラメータとを記憶するパラメータ記憶部を備え、
    前記提示部は、
    前記パラメータ記憶部に記憶された前記第1パラメータ及び前記第2パラメータにより、前記推奨度合いの指標である推奨度を前記機能毎に算出し、算出した推奨度が閾値を上回った機能を推奨機能の候補とする
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記指示する操作によって操作ガイドの実行が指示された場合、前記推奨度合いを高くする方向に前記第2パラメータを更新する第1更新部
    を備えることを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 操作ガイドを契機とした前記推奨機能を実現する操作を前記受付部が受け付けた場合、前記推奨度合いを高くする方向に前記第2パラメータを更新する第2更新部
    を備えることを特徴とする請求項8又は9に記載の情報処理装置。
  11. 前記提示部は、
    予め決められたホーム画面と異なる画面が前記表示面に表示されている場合、当該ホーム画面が表示されている場合に比べて、前記閾値を低くする
    ことを特徴とする請求項8から10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  12. ユーザの操作に応じて実現される複数機能の各機能の操作ガイド情報を記憶するガイド情報記憶部を備える情報処理装置の操作支援方法であって、
    ユーザの操作を受け付ける受付ステップと、
    前記複数機能のうち操作の習得を前記ユーザに推奨する推奨機能を、画像を表示する表示面において提示する提示ステップと、
    前記提示ステップで提示した推奨機能の操作ガイドの実行を指示する操作を、前記受付ステップで受け付けた場合、前記ガイド情報記憶部に記憶された操作ガイド情報に従って当該推奨機能の操作ガイドを実行する操作ガイドステップと
    を有し、
    前記提示ステップにおいて、
    一の推奨機能について前記操作ガイドが行われた場合において、前記受付ステップで受け付けた当該一の推奨機能を実現する操作が当該操作ガイドを契機とした操作であるときには、他の推奨機能を新たに提示する
    ことを特徴とする操作支援方法。
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