JP5802440B2 - 蛍光観察装置 - Google Patents

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Description

本発明は、蛍光観察装置に関するものである。
従来、観察対象の反射光画像と蛍光画像とを取得し、蛍光画像の信号強度が所定の設定レベルを超えている場合に、警告信号を出し、病変等の見落としを防止する蛍光内視鏡装置が知られている。
特開2006−191989号公報
しかしながら、特許文献1の蛍光内視鏡装置は、固定の閾値によって病変部を抽出するので、蛍光試薬の種類や、個体差、病変部位の違いにより、病変部を抽出しきれないという不都合がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、蛍光試薬の種類や、個体差、病変部位の違いに関わらず、必要な注目領域をより確実に抽出することができる蛍光観察装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明は、被写体に対し、励起光および照明光を照射する照明部と、該照明部からの励起光の照射により前記被写体において発生した蛍光を撮影し蛍光画像を取得する蛍光撮像部と、前記照明部からの照明光の照射により前記被写体から戻る戻り光を撮影し戻り光画像を取得する戻り光撮像部と、前記蛍光画像から階調値閾値を超える階調値を有する領域を注目領域と判定して抽出する抽出部と、該抽出部により抽出された前記注目領域と前記戻り光画像とを対応づけて表示する表示部と、該表示部に表示された前記注目領域に対する前記判定の正否について観察者に入力させる正否入力部と、該正否入力部により入力された入力結果を反映させるように前記階調値閾値を更新する閾値更新部とを備え、該閾値更新部が、前記正否入力部により、前記判定が正しいと入力されたときには、前記階調値閾値を低下させるよう更新し、前記閾値更新部が、前記正否入力部により、前記判定が誤りであると入力されたときには、前記階調値閾値を増大させるよう更新する蛍光観察装置を提供する。
本発明によれば、照明部から発せられた励起光が被写体に照射されると、被写体内に含まれる蛍光物質が励起されて発生した蛍光が蛍光撮像部によって撮影され、蛍光画像が取得される。また、照明部から発せられた照明光が被写体に照射されると、被写体から戻る戻り光が戻り光撮像部によって撮影され、戻り光画像が取得される。
そして、取得された蛍光画像の内、階調値閾値を超える階調値を有する領域が抽出部により注目領域と判定されて抽出され、表示部により戻り光画像と対応づけて表示される。これにより、観察者は、蛍光の強い領域と対応づけて被写体の形状を観察することができる。
この状態で、正否入力部により、表示された画像を見た観察者に、抽出部による注目領域の判定が正しいか否かの入力が促される。
観察者が正否入力部により判定の正否を入力すると、その入力結果が反映されるように閾値更新部により階調値閾値が更新される。
これにより、観察者の判定結果を利用して、注目領域を抽出するための階調値閾値が修正され、蛍光試薬の種類や、個体差、病変部位の違いに関わらず、必要な注目領域をより確実に抽出することができる。
とくに、前記閾値更新部が、前記正否入力部により、記判定が正しいと入力されたときは前記階調値閾値を低下させるよう更新する。抽出部による注目領域の判定が、観察者により正しい判定であると入力されたときは、その注目領域を抽出した階調値閾値より低い階調値を有する領域についても、以降の抽出においては注目領域として抽出されるべきであるとする可能性がある。したがって、この場合には、階調値閾値を低下させるように更新することで、次の抽出時には、現在の階調値閾値より低い階調値を有する領域についても注目領域として抽出することができ、必要な注目領域が見落されてしまうのを防止できる。
さらに、前記閾値更新部が、前記正否入力部により、前記判定が誤りであると入力されたときは前記階調値閾値を増大させるよう更新する。抽出部による注目領域の判定が、観察者により間違った判定であると入力されたときは、その注目領域を抽出した階調値閾値以下の階調値を有する領域については、以降の抽出においても注目領域として抽出されるべきであるとする可能性は低い。この場合には、階調値閾値を増大させるように更新することで、観察する必要のない領域が、注目領域として誤って抽出されてしまうのを抑制することができる。
これにより、蛍光試薬の種類や、個体差、病変部位の違いがあっても、観察者の入力結果を反映させて、観察状況に合わせて適正な階調値閾値に更新していくことができ、正しい注目領域を効率よく抽出することができる。
上記発明においては、前記閾値更新部は、前記正否入力部により前記抽出部による前記判定が正しいと入力されたときには、前記注目領域の階調値より所定のマージンだけ低い下位階調値が前記階調値閾値を下回っている場合に、前記下位階調値を新たな階調値閾値とするよう更新してもよい。
このようにすることで、注目領域として判定された領域の階調値よりも所定のマージンだけ低い階調値を有する領域も、次回注目領域として抽出されることとなり、マージンを適当に選ぶことで、観察することが必要な注目領域の見落としを防止しつつ効率的に注目領域を抽出することができる。
また、上記発明においては、前記抽出部により前記注目領域が抽出され、該注目領域に対する観察者による判定が入力されたときに、該注目領域の階調値と判定結果とを対応づけて記憶する階調値記憶部を備え、前記閾値更新部は、新たな注目領域に対して前記正否入力部により前記判定が正しいと入力されたときに、その入力された判定結果に対応して前記階調値記憶部に記憶されている過去の階調値の平均値を算出するとともに、算出された平均値より設定されたマージンだけ低い下位階調値が前記階調値閾値を下回っている場合に、前記下位階調値を新たな階調値閾値とするよう更新してもよい。
このようにすることで、最新の判定結果のみならず、過去における判定結果をも反映して閾値を更新することができ、病変の疑いがある領域をより精度よく抽出することができる。
また、上記発明においは、前記閾値更新部が、前記平均値を算出した過去の階調値の標準偏差を算出し、算出された標準偏差に基づいて前記マージンを設定してもよい。
このようにすることで、観察者による判定入力のバラツキを加味して閾値S0を更新することができる。
また、上記発明においては、前記閾値更新部は、前記正否入力部により前記抽出部による前記判定が誤りであると入力されたときには、前記階調値閾値と前記注目領域の階調値との平均値を新たな階調値閾値とするよう更新してもよい。
このようにすることで、抽出部による判定が誤りであったときは、階調値閾値と注目領域の階調値との平均値まで新たな階調値閾値が引き上げられ、観察する必要のない領域が注目領域として抽出されてしまう無駄を防止して効率的に注目領域を抽出することができる。
また、上記発明においては、前記閾値更新部は、前記正否入力部により前記抽出部による前記判定が誤りであると入力されたときには、その入力された判定結果に対応して前記階調値記憶部に記憶されている過去の階調値の平均値を算出するとともに、算出された平均値をあらたな階調値閾値とするよう更新してもよい。
このようにすることで、抽出部による判定が誤りであったときは、過去に誤りであると判定された際の階調値の平均値に新たな階調値閾値が更新され、観察する必要のない領域が注目領域として抽出されてしまう無駄を防止して効率的に注目領域を抽出することができる。
また、上記発明においては、前記表示部が、前記注目領域と前記戻り光画像とを重畳させて表示してもよい。
このようにすることで、戻り光画像と注目領域との対応関係を一目で確認することができる。これにより、注目領域のみならず、その周辺も観察することができ、観察者が抽出部による判定結果の正否を判定するときに、より詳細な情報を得ることができる。その結果、観察者により正確な判定を行わせることができる。
また、上記発明においては、前記抽出部が、階調値閾値を越える階調値を有する領域のうち、該領域の画素数が画素数閾値を超える範囲を前記注目領域として抽出してもよい。
このようにすることで、階調値は高いが面積が小さい領域が注目領域として抽出されてしまうことを防止し、ノイズによる誤抽出を抑制して効率よく注目領域を抽出することができる。
また、上記発明においては、前記注目領域の階調値と過去の判定結果に関する情報とを対応づけて保存する保存部を備え、前記表示部が、前記注目領域毎に、その階調値に対応する過去の判定結果に関する情報を前記保存部から読み出して表示してもよい。
このようにすることで、注目領域が抽出されたときには、過去の判定結果に関する情報が表示部に表示されるので、観察者が抽出部による判定結果の正否を判定するときに、表示された過去の判定結果を参考にすることができる。その結果、観察者により正確な判定を行わせることができる。
また、本発明は、被写体に対し、励起光および照明光を照射する照明部と、該照明部からの励起光の照射により前記被写体において発生した蛍光を撮影し蛍光画像を取得する蛍光撮像部と、前記照明部からの照明光の照射により前記被写体から戻る戻り光を撮影し戻り光画像を取得する戻り光撮像部と、前記蛍光画像から階調値閾値を超える階調値を有する領域であって、当該領域の前記階調値とは異なる他の特徴量と前記階調値とを乗算したインデックス値が所定のインデックス閾値を越える領域を注目領域と判定して抽出する抽出部と、前記抽出部により抽出された前記注目領域と前記戻り光画像とを対応づけて表示する表示部と、該表示部に表示された前記注目領域に対する前記判定の正否について観察者に入力させる正否入力部と、前記正否入力部より入力された入力結果を反映させるように前記階調値閾値を更新する閾値更新部とを備え、該閾値更新部が、前記正否入力部により、前記判定が正しいと入力されたときは前記階調値閾値を低下させるよう更新し、前記閾値更新部が、前記正否入力部により、前記判定が誤りであると入力されたときは前記階調値閾値を増大させるよう更新する蛍光観察装置を提供する。
本発明によれば、インデックス値がインデックス閾値を越える領域を注目領域として抽出することにより、注目領域を抽出するための基準として階調値以外の特徴量をも加味することができ、観察目的に応じて、より観察に必要な注目領域を精度よく抽出することができる。特徴量としては、例えば、領域の色などを挙げることができる。
また、上記発明においては、観察条件を変更するために着脱される、識別情報を記憶した着脱部品と、該着脱部品に記憶された識別情報を読み取る識別情報読取部と、前記識別情報と前記階調値閾値とを対応づけて記憶する記憶部とを備え、前記抽出部が、取り付けた着脱部品の識別情報に対応して前記記憶部に記憶されている前記階調値閾値を用いて前記注目領域の抽出を開始してもよい。
このようにすることで、着脱部品を着脱して観察条件を変更すると、着脱部品に記憶されている識別情報が、識別情報読取部によって読み取られ、記憶部により識別情報と対応づけて記憶されている階調値閾値が、抽出部において注目領域を抽出するために使用される。これにより、観察条件に適した階調値閾値を用いて、観察に必要な注目領域を効率よく抽出することができる。
ここで、着脱部品としては、例えば、内視鏡装置における挿入部等を挙げることができ、その場合に変更される観察条件としては、観察可能な蛍光の波長や強度および観察対象部位(胃、大腸など)等を挙げることができる。細径の内視鏡では、観察対象部位の大きさにより照明光量が相対的に変わるため、閾値の設定を取り付ける挿入部毎に変えることで、効率良く観察することができる。
また、上記発明においては、前記被写体毎の個別情報を入力する個別情報入力部と、前記個別情報と前記階調値閾値とを対応づけて記憶する記憶部とを備え、前記抽出部が、前記個別情報入力部により入力された前記個別情報に対応して前記記憶部に記憶されている前記階調値閾値を用いて前記注目領域を抽出してもよい。
このようにすることで、被写体が変わっても、被写体毎に個別に設定されている適正な階調値閾値を用いて、精度よく注目領域を抽出することができる。
本発明によれば、蛍光試薬の種類や、個体差、病変部位の違いに関わらず、必要な注目領域をより確実に抽出することができるという効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係る蛍光観察装置を示す全体構成図である。 図1の蛍光観察装置の第1の変形例を示す全体構成図である。 図2の蛍光観察装置の(a)階調値記憶部に記憶されるデータおよび(b)閾値の変化をそれぞれ示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る蛍光観察装置を示す全体構成図である。 図4の蛍光観察装置の保存部に記憶されるデータを説明する図である。 図4の蛍光観察装置の表示部に表示される重畳画像の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る蛍光観察装置を示す全体構成図である。 本発明の第4の実施形態に係る蛍光観察装置を示す全体構成図である。 図1の蛍光観察装置の第2の変形例を示す全体構成図である。
本発明の第1の実施形態に係る蛍光観察装置1について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る蛍光観察装置1は、図1に示されるように、体内に挿入される細長い挿入部2と、光源(照明部)3と、該光源3からの励起光および照明光を挿入部2の先端から被写体Fに向けて照射する照明ユニット(照明部)4と、挿入部2の先端に設けられ、被写体Fである生体組織の画像情報を取得する撮像ユニット5と、挿入部2の基端側に配置され、撮像ユニット5により取得された画像情報を処理する画像処理部6と、該画像処理部6により処理された画像を表示するモニタ(表示部)7と、観察者が入力を行う入力部8とを備えている。
光源3は、キセノンランプ9と、該キセノンランプ9から発せられた光から、励起光および照明光(例えば、波長帯域400〜740nm)を切り出すフィルタ10と、フィルタ10により切り出された励起光および照明光を集光するカップリングレンズ11を備えている。
照明ユニット4は、挿入部2の長手方向のほぼ全長にわたって配置され、カップリングレンズ11によって集光された励起光および照明光を導光するライトガイドファイバ12と、挿入部2の先端に設けられ、ライトガイドファイバ12によって導光されてきた励起光および照明光を拡散させて、挿入部2の先端面に対向する被写体Fに照射する照明光学系13とを備えている。
撮像ユニット5は、被写体Fの所定の観察範囲から戻る光を集光する対物レンズ14と、該対物レンズ14によって集光された光のうち、励起波長以上の光(励起光および蛍光)を反射し、励起波長より短い波長の白色光(戻り光)を透過するダイクロイックミラー15と、該ダイクロイックミラー15により反射された蛍光およびダイクロイックミラー15を透過した白色光をそれぞれ集光する2つの集光レンズ16,17と、集光レンズ16,17によって集光された白色光および蛍光を撮影するCCDのような2個の撮像素子18,19とを備えている。図中、符号20は、ダイクロイックミラー15によって反射された光のうち励起光を遮断する(例えば、波長帯域760〜850nmの光だけを透過する)励起光カットフィルタである。
画像処理部6は、撮像素子18により取得された白色光画像情報から白色光画像G1を生成する白色光画像生成部21と、撮像素子19により取得された蛍光画像情報から蛍光画像G2を生成する蛍光画像生成部22と、蛍光画像G2から所定の閾値(階調値閾値)以上の階調値を有する注目領域を抽出する抽出部23と、抽出部23により抽出された注目領域内の各画素の階調値の平均値である平均階調値を算出する階調値算出部24と、抽出部23により抽出された注目領域と白色光画像G1を重畳させた重畳画像Gを生成する重畳画像生成部25と、閾値を更新する閾値更新部26とを備えている。
抽出部23は、蛍光画像生成部22により生成された蛍光画像のうち、あらかじめ設定された閾値以上の階調値を有する領域を注目領域として抽出するようになっている。
重畳画像生成部25は、蛍光画像生成部により生成された蛍光画像G2の内、抽出部23により抽出された注目領域以外のバックグラウンドを除去したものを白色光画像G1と重畳するようになっている。
モニタ7は、重畳画像生成部25により生成された重畳画像Gを表示するとともに、表示された重畳画像G内の抽出部23が抽出した注目領域が病変の疑いのある領域として正しいか否かの判定の入力を医師等の観察者に促す表示を行うようになっている。入力を促す表示としては、例えば、「抽出された領域は病変の疑いがあるか(Y/N)?」等が挙げられる。
観察者は、モニタ7に表示された重畳画像Gを目視確認して、白色光画像G1に表示された観察部位の形状や色等の形態的特徴、あるいは注目領域の大きさや明るさ等から、注目領域が病変の疑いのある領域であるか否かを判定し、入力部8によって判定結果を入力するようになっている。
入力部8は、キーボードやマウス等の任意の入力装置である。
入力部8により入力された観察者による判定結果は、閾値更新部26に入力されるようになっている。
閾値更新部26は、階調値算出部24により算出された注目領域における蛍光の平均階調値S1を用いて、入力部8により入力された判定結果に基づいて閾値を更新するようになっている。
具体的には、観察者により、「注目領域は病変の疑いのある領域である」、すなわち、「抽出部23による注目領域を抽出するための閾値は正しい」と判定された場合には、算出された平均階調値S1から予め決めておいたマージンAを減算した値と現在の閾値S0とを比較し、以下の式により、小さい方の値を新たな閾値S0として更新するようになっている。
MIN(S1−A,S0)
ここで、
S1:平均階調値
A:マージン
である。
一方、観察者により、「注目領域は病変の疑いのある領域ではない」、すなわち、「抽出部23による注目領域を抽出するための閾値S0は誤りである」と判定された場合には、算出された平均階調値S1を新たな閾値S0として更新するようになっている。
閾値更新部26により更新された閾値S0は、抽出部23に入力され、抽出部23に新たな閾値S0として設定されるようになっている。これにより、新たな蛍光画像が取得されると、新たな閾値S0によって注目領域が抽出され、同様の手順を繰り返して閾値S0が更新されるようになっている。
このように構成された本実施形態に係る蛍光観察装置1の作用について以下に説明する。
本実施形態に係る蛍光観察装置1を用いて被写体Fである患者の体内の生体組織の観察を行うには、体内に挿入部2を挿入して、挿入部2の先端面を被写体Fに対向させる。そして、光源3を作動させて、励起光および照明光を発生させ、カップリングレンズ11によってライトガイドファイバ12に入射させる。ライトガイドファイバ12内を導光されて挿入部2の先端に達した励起光および照明光は、挿入部2の先端の照明光学系13によって拡散されて被写体Fに照射される。
被写体Fにおいては、内部に含まれている蛍光物質が励起光によって励起されることにより蛍光が発せられるとともに、被写体Fの表面において白色光が反射させられる。蛍光および照明光の反射光(白色光)は、被写体Fから挿入部2の先端面2aに戻り、その一部が対物レンズ14によって集光される。
対物レンズ14によって集光された蛍光および白色光はダイクロイックミラー15によって波長毎に分岐され、ダイクロイックミラー15を透過した光、例えば、400〜700nmの波長帯域の白色光は、集光レンズ16によって集光され、撮像素子18により白色光画像情報として取得される。
また、対物レンズ14によって集光された蛍光および白色光の内、ダイクロイックミラー15において反射された光、例えば、700〜850nmの波長帯域の励起光および蛍光を含む光からは、励起光カットフィルタ20によって励起光(例えば740nm以下の光)が除去された後に、蛍光のみが集光レンズ17によって集光されて撮像素子19によって蛍光画像情報として取得される。
各撮像素子18,19によって取得された画像情報は、画像処理部6に送られる。画像処理部6においては、白色光画像情報が白色光画像生成部21に入力されて白色光画像G1が生成される。一方、蛍光画像情報が蛍光画像生成部22に入力されて蛍光画像G2が生成される。
生成された蛍光画像G2は、抽出部23に入力され、抽出部23において、予め設定された閾値S0以上の階調値を持つ領域が注目領域として抽出される。そして、階調値算出部24により該注目領域における蛍光の平均階調値S1が算出される。
次いで、重畳画像生成部25により、注目領域に対応する部分の蛍光画像のみが白色光画像G1と重畳されることにより重畳画像Gが生成され、モニタ7に表示される。また、モニタ7には、観察者による入力を促す表示も同時に表示される。
観察者は、モニタ7に表示された重畳画像Gを観察しながら、表示された注目領域が病変の疑いがあるか否かを判定し、判定結果を入力部8に入力する。つまり、抽出部23により抽出された注目領域の判定が正しかったのか否かが、観察者による入力によって確認される。そして、入力部8により入力された判定結果は閾値更新部26に入力される。
観察者による判定結果が入力されると、閾値更新部26は、注目領域の平均階調値S1と観察者による判定結果とに基づいて閾値S0を更新する。
この場合において、本実施形態に係る蛍光観察装置1によれば、入力部8により入力された判定結果が、病変の疑いが有るというY判定であった場合には、閾値更新部26は、注目領域の平均階調値S1から予め決めておいたマージンAを引いた値と閾値S0を比較し、小さい方の値を新たな閾値S0として更新するので、更新された閾値は下がる。
つまり、更新前の高い閾値で抽出された注目領域に病変の疑いが有るため、閾値を下げることで、抽出部23による次回の抽出において、さらに低い階調値の病変の疑いのある領域を抽出することができ、見落しを防止して、診断の精度を向上することができる。
例えば、A=100、S0=1800、S1=1850のとき、MIN(S1−A,S0)=MIN(1850−100,1800)=MIN(1750,1800)より、新しい閾値S0は1750に更新される。
一方、入力部8により入力された判定結果が、病変の疑いが無いというN判定であった場合には、閾値更新部26は、注目領域の平均階調値S1を新たな閾値として更新するので、更新された閾値は上がる。つまり、更新前の低い閾値で抽出された領域は病変の疑いが無いため、閾値を上げることで、抽出部23による次回の抽出において、病変の疑いのない領域が注目領域として誤って抽出されてしまう無駄を省いて、効率的に診断することができる。
このように、本実施形態に係る蛍光観察装置1によれば、抽出部23による判定の閾値に、観察者による判定結果をフィードバックして閾値を更新することにより、個体差や病変部位の違いに応じて、病変の疑いが有る領域を精度よく抽出することができるという利点がある。
なお、本実施形態においては、入力部8により入力された判定結果が、病変の疑いが無いというN判定であった場合、注目領域の平均階調値S1を新たな閾値として更新するとしたが、閾値S0と注目領域の平均階調値S1との平均値を新たな閾値S0として更新してもよい。前回の閾値S0と平均階調値S1との中間地点まで新たな閾値S0を引き上げることで、微妙な判定結果が入力された後の抽出において、前回の平均階調値より若干低い平均階調値を有する注目領域が抽出されずに漏れてしまうことを防止できる。
また、本実施形態においては、閾値更新部26における新たな閾値を算出する式として、MIN(S1−A,S0)を例示したが、これに代えて、Y判定のときは更新前の閾値より下がるように閾値を更新し、N判定のときは更新前の閾値より上がるように閾値を更新する他の任意のルールを採用してもよい。
また、本実施形態においては、注目領域は蛍光画像G2のうち予め設定された閾値以上の階調値を有する領域としたが、閾値を超える階調値を有する領域のうち、画素数が画素数閾値を超える範囲を注目領域として抽出してもよい。このようにすることで、階調値は高いが面積が小さい領域(ノイズ等)が注目領域として抽出されてしまうのを防止することができ、効率良く注目領域を抽出することができる。
閾値以上の階調値を有し、かつ、その画素数が画素数閾値を越える注目領域の抽出は、最初に階調値によって抽出された領域の中から画素数の多い領域を抽出してもよいし、最初に画素数によって抽出された領域の中から階調値の高い領域を抽出してもよい。
また、本実施形態においては、重畳画像生成部25によって注目領域として抽出された蛍光画像G2と白色光画像G1とを重畳してモニタ7に表示させることとしたが、蛍光画像G2と白色光画像G1とを並列にモニタ7に表示させてもよい。このとき、蛍光画像G2の注目領域を輪郭表示するなどして蛍光画像G2上に表示する。このようにすることで、閾値によって切り取られた注目領域のみを表示することに比べ、より詳細な情報を観察者に提供することができ、より正確に判定させることができる。
また、本実施形態においては、抽出部23が、異なる2以上の閾値以上となる領域をそれぞれ抽出し、表示方法を異ならせてモニタ7に表示してもよい。例えば、抽出部23は、平均階調値S1が閾値S0を超える領域と、例えば、閾値S0の80%の値を超える領域とを抽出してもよい。
また、本実施形態においては、階調値算出部24において注目領域の平均階調値S1を算出することとしたが、他の値を求めることにしてもよい。
例えば、注目領域内で最も階調値が低い最低階調値を用いてもよい。この場合には、閾値更新部26は、入力部8により入力された判定がY判定であった場合に、注目領域の最低階調値からマージンAを引いた値と閾値SOを比較し、小さい方の新たな閾値SOとして更新する。このようにすることで、平均階調値S1を用いたときよりも、病変の疑いのある領域の見落とし防止効果を向上することができる。
また、例えば、階調値算出部24は、注目領域内で最も高い最高階調値を求めることにしてもよい。この場合には、閾値更新部26は、入力部8により入力された判定がN判定であった場合に、注目領域の最高階調値を新たな閾値SOとして更新する。このようにすることで、平均階調値を用いたときよりも、より効率的に病変の疑いが有る領域を抽出することがきる。
また、抽出部23により抽出された注目領域が同一画面上に複数存在する場合には、どの注目領域に対して正否判定を入力させるのかが観察者にわかるように、判定させようとする注目領域の表示のみを他の注目領域とは異ならせるように重畳画像Gを生成すればよい。他の注目領域と区別するためには、判定させようとする注目領域の表示のみを点滅させ、他の注目領域を点灯させるような重畳画像Gを生成すればよい。
また、この場合に、複数の注目領域について、その判定の順序を決定して、決定された順序に従って、判定させようとする注目領域の表示のみを点滅させていけばよい。また、一旦判定が入力された注目領域については、重複した判定入力を防止するために、判定済みであることがわかるような表示、例えば、色を変えることなどにより表示すればよい。
また、本実施形態においては、抽出部23において注目領域が抽出されたときに、観察者の判定入力に応じて、その注目領域における蛍光の平均階調値S1のみを用いて閾値を更新することとしたが、これに代えて、過去の複数の注目領域の平均階調値S1とそのときの判定入力結果とに応じて閾値を更新することにしてもよい。
具体的には、図2に示されるように、抽出部23により注目領域が抽出され、観察者の判定入力が行われたときには、その注目領域における平均階調値S1と判定入力結果とを対応付けて記憶する階調値記憶部27を設けておく。この場合、階調値記憶部27には、例えば、図3(a)に示されるようにデータが記憶されることにすればよい。
そして、閾値更新部26は、新たな注目領域に対する観察者による判定が入力されたときには、その入力された判定結果に対応して階調値記憶部27に記憶されている過去の平均階調値S1を全て読み出して、以下のように閾値を更新することにしてもよい。
例えば、観察者により、Y判定が入力された場合には、階調値記憶部27から読み出した過去の全てのY判定時における平均階調値S1の平均値から予め決めておいたマージンAを減算した値と現在の閾値S0とを比較し、以下の式により、小さい方の値を新たな閾値S0として更新すればよい。
MIN(AVE(S1)−A,S0)
ここで、
AVE(S1):過去のY判定時の平均階調値S1の平均値
A:マージン
である。
一方、観察者により、N判定が入力された場合には、階調値記憶部27から読み出した過去の全てのN判定時における平均階調値S1の平均値を新たな閾値S0として更新すればよい。これにより、閾値S0は図3(b)に示されるように変化する。
このようにすることで、最新の判定結果のみならず、過去における判定結果をも反映して閾値S0を更新することができ、病変の疑いがある領域をより精度よく抽出することができる。
また、このように、過去の平均階調値S1と判定結果とを対応づけて記憶しておくことにより、Y判定時の閾値S0の更新に用いるマージンAとして、固定値ではなく、記憶されているY判定時における平均階調値S1の標準偏差SD(S1)に応じて設定することもできる。このようにすることで、被験者間のバラツキ、同一被験者における経過時間的なバラツキ、観察者による判定入力のバラツキを加味してマージンAを設定することができ、より適切に閾値S0を更新することができるという利点がある。
また、感度(病変を見落とさないこと)を重視する場合には、Y判定時の新しい閾値S1をMIN(AVE(S1)−3SD(S1),S0)として設定し、特異度(病変以外の部分を抽出しないこと)を重視する場合には、Y判定時の新しい閾値S1をMIN(AVE(S1)−SD(S1),S0)として設定してもよい。このようにすることで、検査の目的に応じた適切な閾値S0を更新することができるという利点がある。
次に、本発明の第2の実施形態に係る蛍光観察装置30について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態の説明において、上述した第1の実施形態に係る蛍光観察装置1と構成を共通とする箇所には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る蛍光観察装置30は、図4に示されるように、蛍光観察装置1の画像処理部6に、さらに保存部31および確率算出部32を備えている。
保存部31は、閾値更新部26から、階調値算出部24により算出された注目領域の平均階調値S1と、入力部8から入力された観察者の判定結果とを受け取り、図5に示されるように、区分けされた階調値範囲A1〜A2,A2〜A3,A3〜A4…毎に、正否判定の回数B1,B2,B3…と、Y判定が入力された回数C1,C2,C3…とを対応づけて保存するようになっている。
すなわち、保存部31は、階調値算出部24により算出された平均階調値S1の注目領域に対して、入力部8からY判定が閾値更新部26に入力されたときには、当該平均階調値S1が属する階調値範囲の正否判定の回数およびY判定の回数の両方を1つインクリメントするようになっている。一方、入力部8からN判定が閾値更新部26に入力されたときには、正否判定の回数のみを1つインクリメントするようになっている。
確率算出部32は、階調値算出部24により算出された注目領域の平均階調値S1を受け取ると、受け取った平均階調値S1を用いて保存部31内を検索し、該平均階調値S1が属する階調値範囲に対して保存されている正否判定の回数とY判定の回数とを読み出して、Y判定の回数を正否判定の回数で除算することにより、Y判定の確率を算出するようになっている。
そして、確率算出部32により算出された確率は、重畳画像生成部25に出力されるようになっている。
重畳画像生成部25は、図6に示されるように、確率に応じて注目領域に色分けされた輪郭および確率の数値が表示されるように重畳画像Gを生成するようになっている。例えば、注目領域の階調値における過去のY判定の確率が90%以上であれば注目領域の輪郭を赤色とし、75%以上90%未満であれば青色、50%以上75%未満であれば黄色とするとともに、注目領域近傍に確率を数値で示した重畳画像Gを生成するようになっている。
このように構成された本実施形態に係る蛍光観察装置30によれば、階調値算出部24により算出された注目領域の平均階調値S1が確率算出部32に出力され、保存部31に保存されている階調値範囲に対応するY判定回数と正否判定回数とが読み出され、該平均階調値S1が属する階調値範囲におけるY判定の確率が算出され、重畳画像生成部25に出力される。重畳画像生成部25においては、入力された注目領域に対して過去にY判定がなされた確率を、色分けして輪郭表示するとともに、確率が文字表示された重畳画像Gが生成され、モニタ7に出力される。
このように、本実施形態に係る蛍光観察装置30によれば、過去のY判定の確率が注目領域の輪郭近傍に表示されることにより、過去の判定結果に照らし合わせて注目領域の判定の正否を判定することができ、判定精度を向上することができるという利点がある。
次に、本発明の第3の実施形態に係る蛍光観察装置40について以下に説明する。
本実施形態の説明において、上述した第1の実施形態に係る蛍光観察装置1と構成を共通とする箇所には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る蛍光観察装置40は、図7に示されるように、画像処理部6の白色光画像生成部21と重畳画像生成部25の間に、特徴量抽出部41、インデックス算出部42および領域選択部43を備え、閾値更新部26の代わりにインデックス閾値更新部44を備えている。また、白色光画像取得用の撮像素子19としては、カラー画像を撮影可能な撮像素子19を用いている。
特徴量抽出部41は、抽出部23により抽出された注目領域に対応する白色光画像G1の領域から、撮像素子19により取得した赤色の階調値を抽出するようになっている。インデックス算出部42は、特徴量抽出部41により抽出された赤色の階調値と階調値算出部24により算出された注目領域の平均階調値S1とを乗算してインデックスを算出するようになっている。
領域選択部43は、抽出部23により抽出された注目領域の中から、インデックスが所定のインデックス閾値以上となる領域を選択して出力するようになっている。
重畳画像生成部25は、蛍光画像G2から抽出された注目領域の内、領域選択部43により選択された注目領域を、当該注目領域外のバックグラウンドを除去して白色光画像G1と重畳するようになっている。
観察者は、モニタ7に表示された重畳画像Gを観察しながら、表示されたインデックス閾値を超える領域が病変の疑いがあるか否かを判定し、判定結果を入力部8に入力する。つまり、領域選択部43により病変の疑いが高いとして選択されたインデックス閾値を超える領域の判定が、観察者の判定に照らして正しいか否かを確認することができる。そして、入力部8により入力された判定結果はインデックス閾値更新部44に出力される。
インデックス閾値更新部44は、入力部8に入力された判定結果に基づいてインデックス閾値を更新するようになっている。更新されたインデックス閾値は、領域選択部43に出力され、新たなインデックス閾値として設定されるようになっている。これにより、新たな蛍光画像G2が取得され注目領域が抽出されると、インデックスが新たなインデックス閾値を超える領域がモニタ7に表示され、同様の手順を繰り返して閾値が更新されるようになっている。
この場合において、白色光画像G1中の赤色は被写体Fの血管密度を反映している。癌等の病変部においては、血管新生により血管の密度が高くなっていることが多いため、白色光画像G1の赤色の強度に反映されることが多い。これにより、血管密度の情報と蛍光画像G2の2つを組み合わせ重畳画像Gで観察することにより、さらに正確な判定を行うことができる。
したがって、領域選択部43による判定に、観察者の判定を反映させてインデックス閾値を更新することにより、病変の疑いが有るか否かを精度よく抽出することができるという利点がある。
また、本実施形態においては、使用する蛍光薬剤に応じてインデックスを設定してもよい。この場合、蛍光強度が強い薬剤を用いるときは、蛍光強度の影響を弱くするために、注目領域の階調値に薬剤係数Slを乗算し、一方蛍光強度が弱い薬剤を用いるときは、蛍光を強調するために薬剤係数Shを乗算し、薬剤の性能に左右されないインデックスを設定することができる。(Sl<Sh)
次に、本発明の第4の実施形態に係る蛍光観察装置50について以下に説明する。
本実施形態の説明において、上述した第1の実施形態に係る蛍光観察装置1と構成を共通とする箇所には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る蛍光観察装置50においては、図8に示されるように、観察対象部位に応じて交換できるように、光源3および画像処理部6に対して着脱可能な挿入部2(着脱部品)を備えている。挿入部2には、該挿入部2の識別情報を記憶するICチップ51が設けられている。
また、本実施形態に係る蛍光観察装置50は、挿入部2が取り付けられる光源側にICチップ51内の識別情報を読み取る読取装置52と、識別情報と閾値とを対応づけて記憶する記憶部53とを備えている。
読取装置52は、挿入部2が取り付けられると、該挿入部2に設けられているICチップ51内の識別情報を読み取り、読み取った識別情報を記憶部53から取得して、閾値更新部26に出力するようになっている。閾値更新部26は、記憶部53により記憶されている識別上方に基づき、閾値の設定方法を変更する。
したがって、本実施形態によれば、観察対象部位の大きさにより照明光量が相対的に変わるため、閾値の設定を挿入部2毎に変えることで、効率良く観察することができる。
具体的には、細径の挿入部2では、照明光量が相対的に弱くなるため、閾値の初期値を低めに設定する必要がある。なお、病変の疑いが有るというY判定であった場合は、マージンAを大きな値に設定したり、病変の疑いが無いというN判定であった場合は、(2×S0+S1)/3を新しい閾値S0と更新するなど、常に閾値が低めに設定されるようにしてもよい。
また、病変部が相対的に大きい部位、例えば大腸病変(ポリープ)は食道の病変(扁平上皮癌)などと比べ大きいため、閾値S0の初期値を高めに設定する必要がある。病変の疑いが有るというY判定であった場合は、マージンAを小さな値に設定したり、病変の疑いが無いというN判定であった場合は、(2×S0+3×S1)/5を新しい閾値S0と更新したりするなど、常に閾値が高めに設定されるようにしてもよい。
このようにすることで、挿入部2の種類による照明光量や、病変部位による蛍光強度の変動に影響されずに観察することができる。
また、上記各実施形態に係る蛍光観察装置1,30,40,50においては、患者のIDを入力するID入力部61と、IDと個別情報とを対応づけて記憶する個別情報記憶部62とを備えていてもよい。
個別情報としては、当該患者の注目領域を抽出するための閾値、当該患者の過去の観察における階調値範囲毎の正否判定回数およびY判定回数等を挙げることができる。
図9に示す例では、個別情報記憶部62は、個別情報として、患者の過去の観察において更新された閾値を記憶している。
このようにすることで、閾値更新部26が、ID入力部61から入力されたIDに対応づけて個別情報記憶部62に記憶されている個別情報を読み出して閾値の更新に利用することにより、効率良く観察を行うことができるという利点がある。
なお、上記各実施形態のいずれを組み合わせていてもよい。
また、上記各実施形態においては、蛍光観察装置1,30,40,50として内視鏡を例示して説明したが、これに限定されるものではなく、他の任意の蛍光観察装置に適用することにしてもよい。
F 被写体
1,30,40,50 蛍光観察装置
2 挿入部(着脱部品)
3 光源(照明部)
4 照明ユニット(照明部)
7 モニタ(表示部)
8 入力部(正否入力部)
18 撮像素子(蛍光撮像部)
19 撮像素子(戻り光撮像部)
23 抽出部
26 閾値更新部
31 保存部
43 領域選択部(抽出部)
44 インデックス閾値更新部(閾値更新部)
52 読取装置(識別情報読取部)
53 記憶部
61 ID入力部(個別情報入力部)
62 個別情報記憶部(記憶部)

Claims (12)

  1. 被写体に対し、励起光および照明光を照射する照明部と、
    該照明部からの励起光の照射により前記被写体において発生した蛍光を撮影し蛍光画像を取得する蛍光撮像部と、
    前記照明部からの照明光の照射により前記被写体から戻る戻り光を撮影し戻り光画像を取得する戻り光撮像部と、
    前記蛍光画像から階調値閾値を超える階調値を有する領域を注目領域と判定して抽出する抽出部と、
    該抽出部により抽出された前記注目領域と前記戻り光画像とを対応づけて表示する表示部と、
    該表示部に表示された前記注目領域に対する前記判定の正否について観察者に入力させる正否入力部と、
    該正否入力部により入力された入力結果を反映させるように前記階調値閾値を更新する閾値更新部とを備え、
    該閾値更新部が、前記正否入力部により、前記判定が正しいと入力されたときには、前記階調値閾値を低下させるよう更新し、
    前記閾値更新部が、前記正否入力部により、前記判定が誤りであると入力されたときには、前記階調値閾値を増大させるよう更新する蛍光観察装置。
  2. 前記閾値更新部は、前記正否入力部により前記抽出部による前記判定が正しいと入力されたときには、前記注目領域の階調値より所定のマージンだけ低い下位階調値が前記階調値閾値を下回っている場合に、前記下位階調値を新たな階調値閾値とするよう更新する請求項1に記載の蛍光観察装置。
  3. 前記抽出部により前記注目領域が抽出され、該注目領域に対する観察者による判定が入力されたときに、該注目領域の階調値と判定結果とを対応づけて記憶する階調値記憶部を備え、
    前記閾値更新部は、新たな注目領域に対して前記正否入力部により前記判定が正しいと入力されたときに、その入力された判定結果に対応して前記階調値記憶部に記憶されている過去の階調値の平均値を算出するとともに、算出された平均値より設定されたマージンだけ低い下位階調値が前記階調値閾値を下回っている場合に、前記下位階調値を新たな階調値閾値とするよう更新する請求項1又は請求項2に記載の蛍光観察装置。
  4. 前記閾値更新部が、前記平均値を算出した過去の階調値の標準偏差を算出し、算出された標準偏差に基づいて前記マージンを設定する請求項3に記載の蛍光観察装置。
  5. 前記閾値更新部は、前記正否入力部により前記抽出部による前記判定が誤りであると入力されたときには、前記階調値閾値と前記注目領域の階調値との平均値を新たな階調値閾値とするよう更新する請求項1から請求項3のいずれかに記載の蛍光観察装置。
  6. 前記閾値更新部は、前記正否入力部により前記抽出部による前記判定が誤りであると入力されたときには、その入力された判定結果に対応して前記階調値記憶部に記憶されている過去の階調値の平均値を算出するとともに、算出された平均値をあらたな階調値閾値とするよう更新する請求項3または請求項4に記載の蛍光観察装置。
  7. 前記表示部が、前記注目領域と前記戻り光画像とを重畳させて表示する請求項1から請求項6のいずれかに記載の蛍光観察装置。
  8. 前記抽出部が、前記階調値閾値を越える階調値を有し、かつ、面積閾値を越える面積を有する領域を前記注目領域として抽出する請求項1から請求項7のいずれかに記載の蛍光観察装置。
  9. 前記注目領域の階調値と過去の判定結果に関する情報とを対応づけて保存する保存部を備え、
    前記表示部が、前記注目領域毎に、その階調値に対応する過去の判定結果に関する情報を前記保存部から呼び出して表示する請求項1から請求項8のいずれかに記載の蛍光観察装置。
  10. 被写体に対し、励起光および照明光を照射する照明部と、
    該照明部からの励起光の照射により前記被写体において発生した蛍光を撮影し蛍光画像を取得する蛍光撮像部と、
    前記照明部からの照明光の照射により前記被写体から戻る戻り光を撮影し戻り光画像を取得する戻り光撮像部と、
    前記蛍光画像から階調値閾値を超える階調値を有する領域であって、当該領域の前記階調値とは異なる他の特徴量と前記階調値とを乗算したインデックス値が所定のインデックス閾値を越える領域を注目領域と判定して抽出する抽出部と、
    前記抽出部により抽出された前記注目領域と前記戻り光画像とを対応づけて表示する表示部と、
    該表示部に表示された前記注目領域に対する前記判定の正否について観察者に入力させる正否入力部と、
    前記正否入力部より入力された入力結果を反映させるように前記階調値閾値を更新する閾値更新部とを備え
    該閾値更新部が、前記正否入力部により、前記判定が正しいと入力されたときは前記階調値閾値を低下させるよう更新し、
    前記閾値更新部が、前記正否入力部により、前記判定が誤りであると入力されたときは前記階調値閾値を増大させるよう更新する蛍光観察装置。
  11. 観察条件を変更するために着脱される、識別情報を記憶した着脱部品と、
    該着脱部品に記憶された識別情報を読み取る識別情報読取部と、
    前記識別情報と前記階調値閾値とを対応づけて記憶する記憶部とを備え、
    前記抽出部が、取り付けた着脱部品の識別情報に対応して前記記憶部に記憶されている前記階調値閾値を用いて前記注目領域の抽出を開始する請求項1から請求項10のいずれかに記載の蛍光観察装置。
  12. 前記被写体毎の個別情報を入力する個別情報入力部と、
    前記個別情報と前記階調値閾値とを対応づけて記憶する記憶部とを備え、
    前記抽出部が、前記個別情報入力部により入力された前記個別情報に対応して前記記憶部に記憶されている前記階調値閾値を用いて前記注目領域を抽出する請求項1から請求項11のいずれかに記載の蛍光観察装置。
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