JP2002078670A - 蛍光撮像装置 - Google Patents

蛍光撮像装置

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JP2002078670A
JP2002078670A JP2001181457A JP2001181457A JP2002078670A JP 2002078670 A JP2002078670 A JP 2002078670A JP 2001181457 A JP2001181457 A JP 2001181457A JP 2001181457 A JP2001181457 A JP 2001181457A JP 2002078670 A JP2002078670 A JP 2002078670A
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JP
Japan
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excitation light
image
light
living tissue
fluorescence
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Withdrawn
Application number
JP2001181457A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Tsujita
和宏 辻田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 励起光の照射により生体組織から発生する自
家蛍光像を撮像する蛍光撮像装置において、近距離での
生体組織への過剰な励起光照射による生体組織の損傷を
回避し、被験者の安全を確保する。 【解決手段】 内視鏡先端部の励起光出射端が被測定部
の生体組織10に接触しているか否かを接触検出手段1
30により検出する。そして、励起光出射端が被測定部
の生体組織10に接触したことを検出した検出信号は、
励起光出力制御手段120に出力され、この検出信号に
応答して励起光出力制御手段120は、励起光の照射を
停止する、もしくは、励起光の強度を励起光出射端と生
体組織10が接触した状態においても、生体組織10に
損傷を及ぼさず、被験者に対して安全な強度にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、励起光の照射によ
り生体組織から発生した蛍光像を撮像する蛍光撮像装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、生体内在色素の励起光波長領
域にある励起光を生体組織に照射した場合に、正常組織
と病変組織では、発する蛍光強度が異なることを利用し
て、生体組織に所定波長領域の励起光を照射し、生体内
在色素が発する蛍光を受光することにより病変組織の局
在、浸潤範囲を蛍光画像として表示する技術が提案され
ている。
【0003】通常、励起光を照射すると、図1に実線で
示すように正常組織からは強い蛍光が発せられ、病変組
織からは破線で示すように正常組織から発せられる蛍光
より弱い蛍光が発せられるため、蛍光強度を測定するこ
とにより、生体組織が正常であるか病変状態にあるかを
判定することができる。ところが、生体組織からの蛍光
強度は非常に弱く、検出が困難であるため、蛍光強度は
できるだけ大きい方が望ましい。しかし、あまり強い励
起光では生体組織が損傷する恐れがあるため、一定レベ
ル以下に押さえることが必要である。生体組織に対する
損傷を起こさないレベルの励起光強度は、JISの安全
規格などで、MPE値として規定されている。また、励
起光は内視鏡先端から100°程度の角度で拡がってい
るので、励起光出射端と被測定部との距離と被測定部に
照射される励起光強度との関係は図2に示されるよう
に、距離が近いほど励起光の強度は強くなる。そして、
図2のグラフから励起光強度がMPE値である2000
W/m以下となるのは、通常、励起光出射端と被測定
部との距離が3mm程度以上であるといえる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、蛍光内
視鏡装置等においては、被測定対象が管腔臓器であり内
視鏡先端部を固定できないため、励起光出射端から被測
定部までの距離は一定していない。したがって、十分な
蛍光を得るために励起光の強度をMPE値近くに設定し
たときに、励起光出射端と被測定部との距離が3mm程
度以下になった場合には、被測定部の生体組織に損傷を
及ぼす可能性がある。また、一方、励起光出射端と被測
定部との距離が3mm程度以下になる場合も含めた全て
の測定状況において、被測定部の生体組織の安全性が確
保される励起光強度を設定した場合、通常の使用距離範
囲の遠方側(50mm〜100mm)において、励起光
強度が弱くなり、十分な蛍光強度が得られず、検出精度
が悪化していまう。また、この弱い蛍光強度が検出でき
るよう検出系を高感度にした場合には、非常にコストが
高くなる。
【0005】本発明は上記のような従来技術の事情を鑑
みて、蛍光撮像装置において、検出精度の悪化、もしく
はコストの増加を招くことなく、励起光の照射に対する
被験者の安全性を確保できる蛍光撮像装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による蛍光撮像装
置は、生体組織に励起光を照射する励起光照射手段と、
生体組織に照明光を照射する照明光照射手段と、励起光
の照射により生体組織から発生する蛍光による蛍光像を
撮像する蛍光画像撮像手段と、照明光の照射により生体
組織から反射される通常像を撮像する通常画像撮像手段
とを備える蛍光撮像装置において、励起光照射手段の出
射端と生体組織との接触を検出する接触検出手段と、そ
の接触検出手段の検出信号に応答して、励起光照射手段
から射出される励起光の出力を制御する励起光出力制御
手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0007】本発明による蛍光撮像装置は、内視鏡先端
部の励起光出射端が被測定部の生体組織に接触している
か否かを接触検出手段により検出する。そして、励起光
出射端が被測定部の生体組織に接触したことを検出した
検出信号は、励起光出力制御手段に報知され、この検出
信号により励起光出力制御手段は、励起光照射手段から
射出される励起光の出力を制御する。
【0008】前記励起光の出力制御は、励起光照射手段
から励起光の射出を停止することができる。
【0009】また、前記励起光の出力制御は、励起光照
射手段から射出される励起光の出力を所定の強度以下に
することとすることもできる。ここで、所定の強度と
は、励起光出射端と生体組織が接触した状態において
も、生体組織に損傷を及ぼさず、被験者に対して安全で
ある励起光の強度を意味する。
【0010】また、本発明による蛍光撮像装置は、生体
組織に励起光を照射する励起光照射手段と、生体組織に
照明光を照射する照明光照射手段と、励起光の照射によ
り生体組織から発生する蛍光による蛍光像を撮像する蛍
光画像撮像手段と、照明光の照射により生体組織から反
射される通常像を撮像する通常画像撮像手段とを備える
蛍光撮像装置において、励起光照射手段の出射端と生体
組織との距離に相関するパラメータを検出する距離パラ
メータ検出手段と、パラメータに基いて励起光照射手段
から射出される励起光の出力を制御する励起光出力制御
手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0011】本発明による蛍光撮像装置は、内視鏡先端
の励起光出射端と生体組織との距離に相関するパラメー
タを距離パラメータ検出手段により検出する。そして、
検出されたパラメータは、励起光出力制御手段に報知さ
れ、励起光出力制御手段は、このパラメータに基づき励
起光照射手段から射出される励起光の出力を制御する。
【0012】前記パラメータは、蛍光画像撮像手段によ
り撮像された蛍光像の光強度に基づくものとすることが
できる。このとき、例えば、励起光出力制御手段では、
距離パラメータ検出手段により検出された蛍光像の光強
度、つまり、撮像された蛍光画像の各画素値の大きさ
が、所定の閾値以上である画素が、画像全体あるいは一
部の指定した画像の中で占める割合を算出する。そし
て、この割合が所定の閾値以上である場合には、励起光
照射手段から射出される励起光の出力を制御すればよ
い。
【0013】また、蛍光画像の画像全体あるいは一部の
指定した画像の中でのピーク測光値(画素値の最大値)
を求め、この値が所定の閾値以上である場合には、励起
光照射手段から射出される励起光の出力を制御するよう
にしてもよい。
【0014】また、前記パラメータは、通常画像撮像手
段により撮像された前記通常像の光強度に基づくものと
することもできる。このとき、例えば、励起光出力制御
手段では、距離パラメータにより検出された通常像の光
強度、つまり、撮像された通常画像の各画素値の大きさ
が、所定の閾値以上である画素が、画像全体あるいは一
部の指定した画像の中で占める割合を算出する。そし
て、この割合が所定の閾値以上である場合には、励起光
照射手段から射出される励起光の出力を制御すればよ
い。
【0015】また、通常画像の画像全体あるいは一部の
指定した画像の中でのピーク測光値(画素値の最大値)
を求め、この値が所定の閾値以上である場合には、励起
光照射手段から射出される励起光の出力を制御するよう
にしてもよい。
【0016】また、本発明による蛍光撮像装置は、生体
組織に参照光を照射する参照光照射手段と、参照光の照
射により生体組織から反射される反射像を撮像する反射
画像撮像手段とをさらに備え、パラメータを、反射画像
撮像手段により撮像された反射像の光強度に基づくもの
とすることもできる。このとき、励起光出力制御手段
は、距離パラメータ検出手段により検出された反射像の
光強度、つまり、撮像された反射画像の各画素値の大き
さが、所定の閾値以上である画素が、画像全体あるいは
一部の指定した画像の中で占める割合を算出する。そし
て、この割合が所定の閾値以上である場合には、励起光
照射手段から射出される励起光の出力を制御すればよ
い。
【0017】または、反射画像の画像全体あるいは一部
の指定した画像の中でのピーク測光値(画素値の最大
値)を求め、この値が所定の閾値以上である場合には、
励起光照射手段から射出される励起光の出力を制御する
ようにしてもよい。
【0018】また、励起光出力制御手段を、励起光照射
手段における励起光源の電流を制御する電流制御手段と
することができる。
【0019】また、励起光制御手段は、励起光照射手段
から励起光の射出を停止することにより励起光の出力制
御をすることができる。
【0020】また、励起光制御手段は、励起光照射手段
から射出される励起光の出力を所定の強度以下にするこ
とにより励起光の出力制御をすることができる。ここ
で、所定の強度とは、前記閾値条件における内視鏡先端
部と生体組織との距離において、生体組織に損傷を及ぼ
さず、被験者に対して安全である励起光の強度を意味す
る。
【0021】
【発明の効果】上記のように構成された本発明による蛍
光撮像装置によれば、内視鏡先端部の励起光出射端と生
体組織が接触したことを検出し、その検出信号により励
起光照射手段からの励起光の出射を停止する、もしく
は、励起光の強度を励起光出射端と生体組織が接触した
状態においても、生体組織に損傷を及ぼさず、被験者に
対して安全である強度にすることにより、過剰な励起光
の照射に対する被験者の安全性を確保することができ
る。
【0022】また、上記のように構成された本発明によ
る蛍光撮像装置によれば、内視鏡先端の励起光出射端と
生体組織との距離に相関するパラメータを検出し、その
パラメータに基づいて励起光照射手段から射出される励
起光の出力を停止する、もしくは、励起光の強度を生体
組織に損傷を及ぼさず、被験者に対して安全である強度
にすることにより、励起光出射端と生体組織との距離が
非常に近い場合において、励起光の照射に対する被験者
の安全性を確保することができる。
【0023】また、前記パラメータを、蛍光像の光強度
または照明光の照射による通常像の光強度または参照光
の照射による反射像の光強度に基づくものとすることが
でき、そのことにより、装置が簡略化でき、また、コス
トを安価なものとすることができる。
【0024】また、本発明による蛍光撮像装置は、蛍光
画像、通常画像または反射画像の光強度、つまり、各画
像の画素値の大きさが、所定の閾値以上である画素が、
画像全体あるいは一部の指定した画像において占める割
合を算出し、この割合が所定の閾値以上である場合に
は、励起光照射手段から射出される励起光の出力を停止
する、もしくは、励起光の強度を前記閾値条件における
内視鏡先端部と生体組織との距離において、生体組織に
損傷を及ぼさず、被験者に対して安全である強度にする
ことができ、前記閾値として適当な値を選ぶことによ
り、より信頼性高く被験者の安全性を確保することがで
きる。
【0025】また、上記のような励起光の出力の制御を
行なうことにより、検出精度の悪化、もしくはコストの
増加を招くことなく、励起光の照射に対する被験者の安
全性を確保することができる。
【0026】また、蛍光画像、反射画像または通常画像
の画像全体あるいは一部の指定した画像の中でのピーク
測光値(画素値の最大値)を求め、この値が所定の閾値
以上である場合には、励起光照射手段から射出される励
起光の出力を制御するようにした場合には、ピーク値ホ
ールド回路だけを設ければよいので、より簡単な構成で
上記のような励起光の制御を行なうことができる。
【0027】さらに、管腔状の対象物の場合には、蛍光
画像、反射画像または通常画像の周辺部分の画像を指定
して上記ピーク測光値等を求めるようにすれば、より正
確に距離を反映した励起光の制御を行なうことができ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態について図面を用いて説明する。図3は、本発明によ
る蛍光撮像装置を蛍光内視鏡装置に適用した概略構成を
示す図である。
【0029】本実施の形態による蛍光内視鏡装置は、患
者の病巣と疑われる部位に挿入される内視鏡挿入部10
0、通常画像用白色光Lwおよび自家蛍光画像用励起光
Lrをそれぞれ射出する2つの光源を備えた照明ユニッ
ト110と、この励起光により生体組織10から発生し
た自家蛍光像Zjを撮像し、デジタル値に変換して2次
元画像データとして出力する画像検出ユニット300
と、画像検出ユニット300から出力された2次元画像
データから距離補正等の演算を行い演算画像を算出し、
演算画像の各画素のデータについて、予め記憶されてい
る基準値と比較をして、比較結果に応じた信号を出力す
る画像演算ユニット400と、通常画像をデジタル値に
変換して2次元画像データとし、その2次元画像データ
および画像演算ユニット400の出力信号をビデオ信号
に変換して出力する表示信号処理ユニット500と、内
視鏡挿入部100の先端と生体組織10が接触したこと
を検出した検出信号に応答して励起光の出力を制御する
励起光出力制御手段120と、各ユニットに接続され、
動作タイミングの制御を行う制御用コンピュータ200
とから構成される画像信号処理部1、表示信号処理ユニ
ット500で処理された信号を可視画像として表示する
モニタユニット600、および励起光の照射を開始させ
るフットスイッチ140から構成されている。
【0030】内視鏡挿入部100 は、内部に先端まで
延びるライトガイド101 、CCDケーブル102、
イメージファイバ103、検出信号ライン131 を備
えている。ライトガイド101 およびCCDケーブル
102 の先端部、即ち内視鏡挿入部100の先端部に
は、照明レンズ104 および対物レンズ105 を備え
ている。また、イメージファイバ103は石英ガラスフ
ァイバであり、その先端部には集光レンズ106を備え
ている。CCDケーブル102の先端部には、通常画像
用撮像素子107が接続され、その通常画像用撮像素子
107には、反射用プリズム108 が取り付けられて
いる。また、検出信号ライン131の先端部には、生体
組織10との接触を検出する接触検出手段130を備え
ている。ライトガイド101は、多成分ガラスファイバ
である白色光ライトガイド101aおよび石英ガラスフ
ァイバである励起光ライトガイド101bがバンドルさ
れ、ケーブル状に一体化されており、白色光ライトガイ
ド101aおよび励起光ライトガイド101bは照明ユ
ニット110に接続されている。CCDケーブル102
の一端は、表示信号処理ユニット500 に接続され、
イメージファイバ103の一端は、画像検出ユニット3
00 に接続され、検出信号ライン131の一端は、励
起光出力制御手段120へ接続されている。
【0031】照明ユニット110は、通常画像用白色光
Lwを発する白色光源111 、その白色光源111に
電気的に接続された白色光源用電源112 、白色光源
111から射出された白色光を集光する白色光用集光レ
ンズ113、蛍光画像用の励起光Lrを発するGaN系
半導体レーザ114およびそのGaN系半導体レーザ1
14に電気的に接続されている半導体レーザ用電源11
5、GaN系半導体レーザ114から射出される励起光
を集光する励起光用集光レンズ116を備えている。
【0032】画像検出ユニット300 には、イメージ
ファイバ103が接続され、イメージファイバ103に
より伝搬された自家蛍光像Zjを結像系に導く蛍光用コ
リメートレンズ301、自家蛍光像Zjから励起光近傍
付近の波長をカットする励起光カットフィルタ302、
その励起光カットフィルタ302を透過した自家蛍光像
Zjから所望の波長帯域を切り出す光学透過フィルタ3
03、その光学透過フィルタ303を回転させるフィル
タ回転装置304、その光学透過フィルタ303を透過
した自家蛍光像Zjを結像させる蛍光用集光レンズ30
5、蛍光用集光レンズ305により結像された自家蛍光
像Zjを撮像する蛍光画像用高感度撮像素子306、蛍
光画像用高感度素子306により撮像された自家蛍光像
Zjをデジタル値に変換して2次元画像データとして出
力するAD変換器307を備えている。
【0033】上記光学透過フィルタ303は図4に示す
ような、2種類の光学フィルタ303aおよび303b
から構成され、光学フィルタ303aは430nmから
730nmまでの波長の光を透過させるバンドパスフィ
ルタであり、光学フィルタ303bは430nmから5
30nmの光を透過させるバンドパスフィルタである。
【0034】画像演算ユニット400は、デジタル化さ
れた自家蛍光画像信号データを記憶する画像データメモ
リ401、画像データメモリ401に記憶されたデータ
から病変組織であるか正常組織であるかの判定を行なう
ため、予め基準値REを記憶している基準値用メモリ4
02、その画像データメモリ401に記憶された2つの
異なる波長帯域の画像の各画素値の比率に応じた演算を
行なって各画素の演算値を算出し、基準値用メモリ40
2の基準値REと比較を行ない比較結果に応じた演算画
像を生成し出力する画像間演算部403を備えている。
【0035】基準値REは、予め正常組織または病変組
織であることが明らかである生体組織の自家蛍光画像の
各画素のデータに基づいて設定された値である。
【0036】表示信号処理ユニット500は、通常画像
用撮像素子107で得られた映像信号をデジタル化する
AD変換器501、デジタル化された通常画像信号を保
存する通常画像データメモリ502、通常画像データメ
モリ502から出力された画像信号および画像間演算部
403の演算画像をビデオ信号に変換するビデオ信号処
理回路503を備えている。
【0037】モニタユニット600は、通常画像用モニ
タ601、演算画像用モニタ602を備えている。
【0038】次に以上のように構成された本実施の形態
による蛍光撮像装置を適用した蛍光内視鏡装置の作用に
ついて説明する。
【0039】まず、内視鏡挿入部100は、照明光によ
る通常画像の表示により、体内の被測定部の生体組織1
0付近まで挿入される。次に、フットスイッチ140を
押すことにより励起光が照射され演算画像表示状態とな
る。まず、通常画像表示時の作用および演算画像表示時
の作用について説明する。
【0040】演算画像表示時には、制御コンピュータ2
00からの信号に基づき、励起光源電源115が駆動さ
れ、GaN系半導体レーザ114から波長410nmの励
起光Lrが射出される。励起光Lrは、励起光用集光レ
ンズ116を透過し、励起光ライトガイド101bに入
射され、内視鏡挿入部100の先端部まで導光された
後、照明レンズ104 から生体組織10へ照射され
る。
【0041】励起光Lrを照射されることにより生じる
生体組織10からの自家蛍光は、集光レンズ106 に
より集光され、イメージファイバ103の先端に入射さ
れ、イメージファイバ103 を経て、励起光カットフ
ィルタ302に入射する。
【0042】励起光カットフィルタ302を透過した自
家蛍光は、光学透過フィルタ303に入射される。な
お、励起光カットフィルタ302は、波長420nm以
上の全蛍光を透過するロングパスフィルタである。励起
光Lrの波長は410nmであるため、生体組織10で
反射された励起光は、この励起光カットフィルタ302
でカットされ、光学透過フィルタ303へ入射すること
はない。
【0043】制御コンピュータ200により、フィルタ
回転装置304が駆動され、自家蛍光像Zjは、光学フ
ィルタ303aまたは303bを透過した後、蛍光用集
光レンズ305により結像され、蛍光画像用高感度撮像
素子306により撮像され、蛍光画像用高感度撮像素子
306からの映像信号はAD変換回路307へ入力さ
れ、デジタルデータに変換された後、画像データメモリ
401に保存される。
【0044】画像間演算部403では、画像データメモ
リ401に保存された各画像の各画素値の比率に応じた
演算を行って、その演算値と基準値メモリ402に予め
保存された基準値REとの比較を行い、各画素につい
て、正常組織であるか病変組織であるかの判定を行い、
その判定に基づいた演算画像を算出し、生成する。基準
値メモリ402に保存された基準値REは、予め正常組
織または病変組織であることが明らかである生体組織か
ら算出された画素値であり、正常組織であるか病変組織
であるかの判定は、この基準値REに対して、各画像の
各画素値の比率に応じて算出された演算値が大きいか小
さいかにより行われる。
【0045】演算画像は、演算画像用モニタ602によ
り表示される。演算値が基準値REより小さい場合と、
演算値が基準値REより大きい場合とで、測定された領
域の表示色を変えることにより、測定者は、比較結果を
瞬時に認識可能となる。
【0046】次に、通常画像表示時の作用を説明する。
通常画像表示時には、制御コンピュータ200からの信
号に基づき白色光源電源112 が駆動され、白色光源
111から白色光Lwが射出される。白色光Lwは、白
色光用集光レンズ113 を経て白色光ライトガイド1
01aに入射され、内視鏡挿入部100の先端部まで導
光された後、照明レンズ104から生体組織10へ照射
される。白色光Lwの反射光は対物レンズ105によっ
て集光され、反射用プリズム108に反射して、通常画
像用撮像素子107に結像される。通常画像用撮像素子
107からの映像信号はAD変換器501へ入力され、
デジタル化された後、通常画像データメモリ502に保
存される。その通常画像データメモリ502により保存
された通常画像信号は、ビデオ信号処理回路503によ
ってDA変換後に通常画像用モニタ601に入力され、
そのモニタ601に可視画像として表示される。上記一
連の動作は、制御コンピュータ200によって制御され
る。
【0047】そして、演算画像表示中、つまり励起光照
射中に、内視鏡挿入部100の先端が生体組織10に接
触した場合、接触検出手段130により接触したことが
検出され、その検出信号は、検出信号ライン131を通
じて励起光出力制御手段120に出力される。励起光出
力制御手段120は、この検出信号により、励起光の照
射を停止する、もしくは、励起光の強度を励起光出射端
と生体組織10が接触した状態においても、生体組織1
0に損傷を及ぼさず、被験者に対して安全である強度に
するよう制御用コンピュータ200に制御信号を送り、
制御用コンピュータ200により励起光の出力が制御さ
れる。その後、フットスイッチ140を押すことによ
り、再び通常の励起光の照射が可能となる。
【0048】上記のように構成された本発明による蛍光
撮像装置を適用した蛍光内視鏡装置によれば、内視鏡挿
入部100の先端部と生体組織10が接触したことを検
出し、その検出信号により内視鏡挿入部100の励起光
出射端からの励起光の出射を停止する、もしくは、励起
光の強度を励起光出射端と生体組織10が接触した状態
においても、生体組織10に損傷を及ぼさず、被験者に
対して安全である強度にすることにより、過剰な励起光
の照射に対する被験者の安全性を確保することができ
る。
【0049】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図5は、本発明による蛍光撮像装置を蛍光内
視鏡装置に適用した概略構成を示す図である。なお、図
3に示す第1の実施の形態と同等の要素についての説明
は、特に必要のない限り省略する。
【0050】本実施の形態による蛍光内視鏡装置は、上
記第1の実施形態における接触検出手段130および検
出信号ライン131を除き、撮像された蛍光画像の画素
のデータを内視鏡挿入部100と生体組織10との距離
に相関したパラメータとして検出する距離パラメータ検
出手段701と、このパラメータに基いて励起光の出力
を停止する、もしくは、励起光の強度を生体組織に損傷
を及ぼさず、被験者に対して安全である強度にする励起
光出力制御手段702とからなる励起光出力制御ユニッ
ト700とを備えたものである。
【0051】次に以上のように構成された本実施の形態
による蛍光内視鏡装置の作用について説明する。
【0052】まず、内視鏡挿入部100は、照明光によ
る通常画像の表示により、体内の被測定部の生体組織1
0付近まで挿入される。次に、フットスイッチ140を
押すことにより励起光が照射され、演算画像表示状態と
なる。なお、励起光照射開始時の励起光の出力は、内視
鏡先端部の励起光出射端と被測定部の生体組織との距離
が如何なる距離である場合でも生体組織の損傷を与え
ず、被験者に対して安全な強度であるとする。
【0053】そして、演算画像表示中、撮像された蛍光
画像の画素のデータは、距離パラメータ検出手段701
により検出される。その検出データは、励起光出力制御
手段702に出力され、励起光出力制御手段702で
は、この検出データ、つまり、蛍光画像の各画素値の大
きさについて、所定の閾値以上である画素が、画像全体
あるいは一部の指定した画像の中で占める割合を算出す
る。そして、この割合が所定の閾値以上である場合に
は、励起光の照射を停止する、もしくは、前記閾値条件
における内視鏡先端部と生体組織10との距離におい
て、生体組織10に損傷を及ぼさず、被験者に対して安
全である強度にするよう制御用コンピュータ200に制
御信号を送り、制御用コンピュータ200により励起光
の出力が制御される。その後、フットスイッチを押すこ
とにより再び通常の励起光の照射が可能となる。その他
の作用は、第1の実施の形態と同様である。
【0054】上記のように構成された本発明による蛍光
撮像装置を適用した蛍光内視鏡装置によれば、内視鏡挿
入部100の励起光出射端と生体組織10との距離に相
関するパラメータ(本実施の形態では、蛍光像の光強
度)を検出し、そのパラメータに基づいて励起光出射端
から射出される励起光の出力を停止する、もしくは、励
起光の強度を生体組織10に損傷を及ぼさず、被験者に
対して安全である強度にすることにより、励起光出射端
と生体組織10との距離が非常に近い場合において、励
起光の照射に対する被験者の安全性を確保することがで
きる。
【0055】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。その構成は、図4および図5に示す第2の実
施の形態とほぼ同様であるため、異なる要素のみ図4お
よび図5内に要素番号を記載し、説明を行なう。なお、
第2の実施の形態と同等の要素についての説明は、特に
必要のない限り省略する。
【0056】本実施の形態による蛍光内視鏡装置は、上
記第2の実施の形態の、白色光源111を参照光源とし
て利用し、画像検出ユニット800は、光学透過フィル
タ303の代わりに光学透過フィルタ801を備えたも
のである。白色光源111から射出される白色光Lwに
は、参照光Lsとして利用できる波長帯域の光が含まれ
ているため、参照光源として利用できる。
【0057】また、光学透過フィルタ801は、蛍光画
像を透過する光学フィルタ801aおよび参照画像を透
過する光学フィルタ801bとから構成され、光学フィ
ルタ801aは、430nmから730nmまでの波長
の光を透過させるバンドパスフィルタであり、光学フィ
ルタ801bは、参照光の波長帯域である750nmか
ら900nmまでの光を透過させるバンドパスフィルタ
である。
【0058】また、第2の実施の形態における距離パラ
メータ検出手段701にて、参照光の照射により撮像さ
れる反射画像の画素のデータを内視鏡挿入部100と生
体組織10との距離に相関したパラメータとして検出す
るようにしたものである。
【0059】次に、上記のように構成された本実施の形
態による蛍光内視鏡装置の作用について説明する。
【0060】まず、内視鏡挿入部100は、照明光によ
る通常画像の表示により、体内の被測定部の生体組織1
0付近まで挿入される。次に、フットスイッチ140を
押すことにより励起光が照射され、演算画像表示状態と
なる。
【0061】ここで、自家蛍光画像と参照画像を用いて
演算画像を表示する場合の作用について説明する。演算
画像表示時には、制御コンピュータ200からの信号に
基づき、白色光源電源112が駆動され、白色光Lwが
射出される。この白色光Lwには、波長帯域が750n
mから900nmまでの参照光Lsが含まれる。参照光
Lsを含む白色光Lwは、レンズ113を透過し、白色
光ライトガイド101aに入射され、内視鏡先端部まで
導光された後、照明レンズ104 から生体組織10へ
照射される。
【0062】参照光Lsを含む白色光Lwを照射される
ことにより生じる生体組織10からの反射光は、集光レ
ンズ106により集光され、イメージファイバ103の
先端に入射され、イメージファイバ103を経て、励起
光カットフィルタ302に入射する。励起光カットフィ
ルタ302を透過した蛍光は、光学透過フィルタ801
に入射される。
【0063】制御用コンピュータ200により、フィル
タ回転装置304が駆動され、参照画像Zsは、光学フ
ィルタ801bを透過した後、蛍光用集光レンズ305
により結像され、蛍光画像用高感度撮像素子306によ
り撮像され、蛍光画像用高感度撮像素子306からの映
像信号はAD変換回路307へ入力され、デジタルデー
タに変換された後、画像データメモリ401に保存され
る。この時、光学フィルタ801bでは、白色光Lwに
含まれる参照光Lsの照射により生体組織10から反射
される反射光による参照画像Zsのみを透過する。ま
た、画像データメモリ401には、自家蛍光画像データ
が保存されている領域とは異なる領域に保存される。自
家蛍光画像が、画像データメモリ401に記憶されるま
での作用については、第1の実施の形態と同様である。
【0064】画像間演算部403では、画像データメモ
リ401に保存された自家蛍光画像と参照画像の各画素
値の比率に応じた演算を行なって、その演算値と基準値
用メモリ402に予め保存された基準値RE'との比較
を行い、各画素について、正常組織であるか病変組織で
あるかの判定を行い、その判定に基づいた演算画像を算
出し、生成する。基準値RE' は、予め正常組織または
病変組織であることが明らかである生体組織の自家蛍光
画像と参照画像の各画素のデータに基づいて設定された
値である。
【0065】そして、演算画像表示中、撮像された反射
画像の画素のデータは、距離パラメータ検出手段701
により検出される。その検出データは、励起光出力制御
手段702に出力され、励起光出力制御手段702で
は、この検出データ、つまり、反射画像の各画素値の大
きさについて、所定の閾値以上である画素が、画像全体
あるいは一部の指定した画像の中で占める割合を算出す
る。そして、この割合が所定の閾値以上である場合に
は、励起光の照射を停止する、もしくは、前記閾値条件
における内視鏡先端部と生体組織との距離において、生
体組織に損傷を及ぼさず、被験者に対して安全である強
度にするよう制御用コンピュータ200に制御信号を送
り、制御用コンピュータ200により励起光の出力が制
御される。その後、フットスイッチ140を押すことに
より、再び通常の励起光の照射が可能となる。その他の
作用は第2の実施の形態と同様である。
【0066】なお、上記実施の形態では、白色光源11
1を参照光源としても利用しているため励起光強度を所
定の強度に制御する場合には、同時に参照光、つまり白
色光の強度も制御することが望ましい。この場合、白色
光源111としてハロゲンランプやXeランプなどを使
用した場合には、例えば、白色光源111と白色光用集
光レンズ113の間にフィルターや開口絞りなどを設
け、これを制御することにより白色光の強度を制御する
ようにすればよい。
【0067】上記のように構成された本発明による蛍光
撮像装置を適用した蛍光内視鏡装置によれば、明瞭な参
照画像に基づいた距離パラメータを用いることにより、
励起光出射端と生体組織10との距離を推測するため、
第2の実施の形態における効果に加え、より高精度にて
励起光の出力を制御することができる。
【0068】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。図6は、本発明による蛍光撮像装置を適用し
た蛍光内視鏡装置の概略構成を示す図である。なお、第
3の実施の形態と同等の要素についての説明は、特に必
要のない限り省略する。
【0069】本実施の形態による蛍光内視鏡装置は、第
3の実施の形態における距離パラメータ検出手段701
を、白色光の照射により撮像される通常画像の画素のデ
ータを内視鏡挿入部100と生体組織10との距離に相
関したパラメータとして検出する距離パラメータ検出手
段901としたものである。次に以上のように構成され
た本実施の形態による蛍光内視鏡装置の作用について説
明する。
【0070】まず、内視鏡挿入部100は、照明光によ
る通常画像の表示により、体内の被測定部の生体組織付
近まで挿入される。次に、フットスイッチ140を押す
ことにより励起光が照射され、演算画像表示状態とな
る。
【0071】そして、演算画像表示中、撮像された通常
画像の画素のデータは、距離パラメータ検出手段901
により検出される。その検出データは、励起光出力制御
手段902に出力され、励起光出力制御手段902で
は、この検出データ、つまり、通常画像の各画素値の大
きさについて、所定の閾値以上である画素が、画像全体
あるいは一部の指定した画像の中で占める割合を算出す
る。そして、この割合が所定の閾値以上である場合に
は、励起光の照射を停止する、もしくは、前記閾値条件
における内視鏡先端部と生体組織との距離において、生
体組織に損傷を及ぼさず、被験者に対して安全である強
度にするよう制御用コンピュータ200に制御信号を送
り、制御用コンピュータ200により励起光の出力が制
御される。その後、フットスイッチ140を押すことに
より、再び励起光の照射は可能となる。その他の作用
は、第3の実施の形態と同様である。
【0072】上記のように構成された本発明による蛍光
撮像装置を適用した蛍光内視鏡装置によれば、第3の実
施の形態における効果と同様の効果を得ることができ
る。
【0073】また、上記本発明による各実施の形態にお
いて、励起光の出力制御は半導体レーザ用電源における
直接電流制御により行なうことができる。このような電
流制御による励起光の出力制御を行うことにより装置構
成を簡略化することができる。また、高速応答可能な電
流の直接変調方式を用いることにより対象物が近づき過
ぎた場合の安全性も確保でき、さらに対象物が離れた場
所に速やかに元の励起光量に復帰可能なため使用者の操
作性を向上することができる。
【0074】また、励起光源として半導体レーザではな
く水銀ランプなどを使用することもでき、この場合、励
起光の出力制御は、例えば、励起光源と励起光用集光レ
ンズとの間にフィルターや開口絞りなどを設け、これを
制御することにより行なうことができる。
【0075】また、上記本発明による各実施の形態につ
いて、イメージファイバ163は、石英ファイバではな
く、多成分ガラスファイバにすることができる。このと
き、多成分ガラスファイバに励起光が入射すると蛍光を
発するので、図7に示されるとおり(第1の実施の形態
における接触検出手段および検出信号ラインは図示省略
する。)、励起光カットフィルタ161を、画像信号処
理部内ではなく、集光レンズ106とイメージファイバ
163の自家蛍光像入射端との間に設置する必要があ
る。石英ファイバから多成分ガラスファイバにすること
により、コストを低減することができる。
【0076】また、本発明による蛍光撮像装置は、生体
組織に予め吸収させていた蛍光診断薬に励起光を照射し
た際に発生する蛍光を検出する装置にも適用することが
できる。
【0077】また、本発明による蛍光撮像装置は、励起
光の照射による蛍光を用いた腹腔鏡やコルポスコープに
も適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自家蛍光の蛍光スペクトルの強度分布を示す説
明図
【図2】内視鏡先端の励起光出射端と被測定部との距離
に対する被測定部の照射される励起光のエネルギー密度
を示す図
【図3】本発明の第1の実施の形態による蛍光内視鏡装
置の概略構成図
【図4】上記第1、第2、第3および第4の具体的な実
施の形態の蛍光内視鏡装置に使用される光学透過フィル
タの概略構成図
【図5】本発明の第2、第3の実施の形態による蛍光内
視鏡装置の概略構成図
【図6】本発明の第4の実施の形態による蛍光内視鏡装
置の概略構成図
【図7】上記第1、第2、第3および第4の実施の形態
による蛍光内視鏡装置において、イメージファイバを多
成分ガラスファイバにしたときの内視鏡挿入部の概略構
成図
【符号の説明】
1 画像信号処理部 10 生体組織 100、150、160 内視鏡挿入部 101 ライトガイド 101a 白色光ライトガイド 101b 励起光ライトガイド 102 CCDケーブル 103、163 イメージファイバ 104 照明レンズ 105 対物レンズ 106 集光レンズ 107 通常画像用撮像素子 108 反射用プリズム 110 照明ユニット 111 白色光源 112 白色光源用電源 113 白色光用集光レンズ 114 GaN系半導体レーザ 115 半導体レーザ用電源 116 励起光用集光レンズ 120、702、902 励起光出力制御手段 130 接触検出手段 131 検出信号ライン 140 フットスイッチ 161 励起光カットフィルタ 200 制御用コンピュータ 300、800 画像検出ユニット 301 蛍光用コリメートレンズ 303、801 光学透過フィルタ 303a、303b、801a、801b 光学フィ
ルタ 304 フィルタ回転装置 305 蛍光用集光レンズ 306 蛍光画像用高感度撮像素子 307、501 AD変換器 400 画像演算ユニット 401 画像データメモリ 402 基準値用メモリ 403 画像間演算部 500 表示信号処理ユニット 502 通常画像データメモリ 503 ビデオ信号処理回路 600 モニタユニット 601 通常画像用モニタ 602 演算画像用モニタ 700、900 励起光出力制御ユニット 701、901 距離パラメータ検出手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 23/26 G02B 23/26 B Fターム(参考) 2G043 AA03 BA16 CA05 EA01 FA01 FA05 GA04 GB18 GB19 HA01 HA05 JA03 KA01 KA02 KA05 KA09 LA03 NA06 2H040 BA11 BA23 CA04 CA10 GA02 4C061 BB05 CC06 HH51 JJ11 LL02 LL03 LL08 MM01 NN01 NN05 NN10 QQ02 QQ04 QQ07 QQ09 QQ10 RR02 RR03 RR05 RR15 RR22 RR24 SS11 SS21 VV04 WW08 WW17

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体組織に励起光を照射する励起光照射
    手段と、前記生体組織に照明光を照射する照明光照射手
    段と、前記励起光の照射により前記生体組織から発生す
    る蛍光による蛍光像を撮像する蛍光画像撮像手段と、前
    記照明光の照射により前記生体組織から反射される通常
    像を撮像する通常画像撮像手段とを備える蛍光撮像装置
    において、 前記励起光照射手段の出射端と前記生体組織との接触を
    検出する接触検出手段と、 該接触検出手段の検出信号に応答して、前記励起光照射
    手段から射出される前記励起光の出力を制御する励起光
    出力制御手段とを備えたことを特徴とする蛍光撮像装
    置。
  2. 【請求項2】 生体組織に励起光を照射する励起光照射
    手段と、前記生体組織に照明光を照射する照明光照射手
    段と、前記励起光の照射により前記生体組織から発生す
    る蛍光による蛍光像を撮像する蛍光画像撮像手段と、前
    記照明光の照射により前記生体組織から反射される通常
    像を撮像する通常画像撮像手段とを備える蛍光撮像装置
    において、 前記励起光照射手段の出射端と前記生体組織との距離に
    相関するパラメータを検出する距離パラメータ検出手段
    と、 前記パラメータに基いて前記励起光照射手段から射出さ
    れる前記励起光の出力を制御する励起光出力制御手段と
    を備えたことを特徴とする蛍光撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記パラメータが、前記蛍光画像撮像手
    段により撮像される前記蛍光像の光強度に基づくもので
    あることを特徴とする請求項2記載の蛍光撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記パラメータが、前記蛍光画像撮像手
    段により撮像された蛍光画像の画像全体または所定の画
    像領域の画素値に基づくものであることを特徴とする請
    求項3記載の蛍光撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記パラメータが、前記通常画像撮像手
    段により撮像された前記通常像の光強度に基づくもので
    あることを特徴とする請求項2記載の蛍光撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記パラメータが、前記通常画像撮像手
    段により撮像された通常画像の画像全体または所定の画
    像領域の画素値に基づくものであることを特徴とする請
    求項5記載の蛍光撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記生体組織に参照光を照射する参照光
    照射手段と、前記参照光の照射により前記生体組織から
    反射される反射像を撮像する反射画像撮像手段とをさら
    に備え、 前記パラメータが、前記反射画像撮像手段により撮像さ
    れた前記反射像の光強度に基づくものであることを特徴
    とする請求項2記載の蛍光撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記パラメータが、前記反射画像撮像手
    段により撮像された反射画像の画像全体または所定の画
    像領域の画素値に基づくものであることを特徴とする請
    求項7記載の蛍光撮像装置。
  9. 【請求項9】 前記励起光出力制御手段が、前記励起光
    照射手段における励起光源の電流を制御する電流制御手
    段であることを特徴とする請求項1から8いずれか1項
    記載の蛍光撮像装置。
  10. 【請求項10】 前記励起光の出力制御が、前記励起光
    照射手段から励起光の射出を停止することであることを
    特徴とする請求項1から9いずれか1項記載の蛍光撮像
    装置。
  11. 【請求項11】 前記励起光の出力制御が、前記励起光
    照射手段から射出される励起光の出力を所定の強度以下
    にするものであることを特徴とする請求項1から10い
    ずれか1項記載の蛍光撮像装置。
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