JP2001128925A - 蛍光表示方法および装置 - Google Patents
蛍光表示方法および装置Info
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Abstract
クトルの形状の違いが顕著に現れる中心波長を指定し、
さらに表示コントラストが低下しない帯域幅を指定して
光強度を検出し、組織性状を高い信頼度で判別できる情
報を表示する。 【解決手段】 GaN系半導体レーザ114 から励起光L2
を生体測定部10に照射する。測定部10から発せられる蛍
光L3は、イメージファイバ103 を介して、透過帯域48
0nm±70nmのフィルタと全波長帯域を透過させるブラ
ンクから成るモザイクフィルタ123 がオンチップされた
CCD撮像素子125 に受光される。Ba’/Wa算出部
128 は、CCD撮像素子125 の画素毎に、480nm±7
0nm帯域の光強度Ba’と全波長帯域の光強度Waの比
であるBa’/Waを算出する。比較部131 は、予め正
常組織と病変組織から検出した蛍光に基づいて設定され
た基準値REとBa’/Waを比較する。比較結果はモ
ニタ180 に表示される。
Description
起光を照射し、生体内在色素から発せられる自家蛍光の
特性に応じた情報を表示する蛍光表示方法および装置に
関するものである。
にある励起光を生体に照射した場合に、正常組織と病変
組織では、発する蛍光強度が異なることを利用して、生
体観察部に所定波長の励起光を照射し、生体内在色素が
発する蛍光を受光することにより病変組織の局在・浸潤
範囲を蛍光画像として表示する技術が提案されている。
うに、正常組織からは強い蛍光が発せられ、病変組織か
らは微弱な蛍光が発せられるため、表示された蛍光画像
に基づいて、観察者は病変状態を判定することができ
る。
在色素の励起波長領域にある励起光を生体に対して照射
する励起光照射手段と、生体内在色素が発する蛍光を検
出する蛍光検出手段と、蛍光検出手段の検出結果を表示
する表示手段とからなるものであり、多くの場合、体腔
内部に挿入される内視鏡や、コルポスコープあるいは手
術用顕微鏡等に組み込まれた形に構成される。
いては、病変組織の判定の信頼度を向上させるために
は、全測定波長帯域の総蛍光強度を反映させた蛍光画像
を表示するよりは、正常組織と病変組織の蛍光強度の差
が大きい波長帯域を切り出し、その切り出した波長帯域
の光強度を反映させた蛍光画像を表示したほうが、正常
組織と病変組織のコントラストが大きくなり、病変状態
の判定精度を向上させることができる。このため、正常
組織と病変組織での蛍光強度差が比較的大きい緑色波長
帯域の蛍光強度を選択的に検出して表示する蛍光表示装
置が提案されている。
織から発せられる蛍光は非常に弱いものであるため、従
来では、光強度を確保するために、緑色波長帯域をカバ
ーする広い帯域幅の波長帯域を切り出すことが多かっ
た。このため、望ましい中心波長や帯域幅に関する十分
な検討は行われず、望ましい検出波長および検出帯域幅
が数値として提示されていないという問題があった。
組織から発せられた蛍光の蛍光強度の違いが顕著に顕れ
る検出波長や検出帯域幅に関して検討し、数値で提示さ
れた適切な波長帯域で蛍光を切り出して光強度を検出
し、その光強度に応じた情報を表示する信頼度の向上し
た蛍光表示装置を提供することを目的とする。
表示方法は、励起光を照射された生体の測定部から発せ
られた蛍光から、480nm±70nm以下であって少なく
とも450nm〜480nmを含む波長帯域の光強度Bを検
出し、該光強度Bに応じた情報を表示することを特徴と
するものである。
は、励起光を照射された生体の測定部から発せられた蛍
光から、全測定波長帯域の光強度Wと、480nm±70
nm以下であって少なくとも450nm〜480nmを含む波
長帯域の光強度B’、630nm±70nm以下であって少
なくとも600nm〜630nmを含む波長帯域の光強度R
1または700nm±70nm以下であって少なくとも70
0nm〜710nmを含む波長帯域の光強度R2の中の少な
くとも1つの光強度を検出し、この検出した光強度と前
記光強度Wとの比率に応じた情報を表示することを特徴
とするものである。
光を照射された生体の測定部から発せられた蛍光から、
480nm±70nm以下であって少なくとも450nm〜4
80nmを含む波長帯域の光強度Bと、全測定波長帯域の
光強度Wと、480nm±70nm以下であって少なくとも
450nm〜480nmを含む波長帯域の光強度B’、63
0nm±70nm以下であって少なくとも600nm〜630
nmを含む波長帯域の光強度R1または700nm±70nm
以下であって少なくとも700nm〜710nmを含む波長
帯域の光強度R2の中の少なくとも1つの光強度を検出
し、前記光強度B’、R1、R2のうち前記検出した光
強度と前記光強度Wとの比率と、前記光強度Bとに基づ
いた情報を表示することを特徴とするものである。
光強度B’を検出する場合、光強度B’は光強度Bと同
一であっても、異なってもよく、同一の場合には、光強
度Bと別個に光強度B’を検出することなく光強度Bを
光強度B’として用いても良い。この様に光強度B’と
して光強度Bを用いた場合も、本発明では「光強度B’
を検出し」に該当するものである。
起光を生体の測定部に照射する励起光照射手段と、前記
励起光の照射により前記測定部から発せられた蛍光か
ら、480nm±70nm以下であって少なくとも450nm
〜480nmを含む波長帯域の光強度Bを検出する第1の
光強度検出手段と、前記第1の光強度検出手段で検出さ
れた光強度Bに応じた情報を表示する蛍光表示手段とを
備えることを特徴とするものである。
生体の測定部に照射する励起光照射手段と、前記励起光
の照射により前記測定部から発せられた蛍光から、全測
定波長帯域の光強度Wを検出する第2の光強度検出手段
と、前記蛍光から、480nm±70nm以下であって少な
くとも450nm〜480nmを含む波長帯域の光強度B’
を検出する第3の光強度検出手段、630nm±70nm以
下であって少なくとも600nm〜630nmを含む波長帯
域の光強度R1を検出する第4の光強度検出手段または
700nm±70nm以下であって少なくとも700nm〜7
10nmを含む波長帯域の光強度R2を検出する第5の光
強度検出手段の中の少なくとも1つの光強度検出手段
と、前記1つの光強度検出手段で検出した光強度と前記
光強度Wとの比率に応じた情報を表示する蛍光表示手段
とを備えることを特徴とするものである。
励起光を生体の測定部に照射する励起光照射手段と、前
記励起光の照射により前記測定部から発せられた蛍光か
ら、480nm±70nm以下であって少なくとも450nm
〜480nmを含む波長帯域の光強度Bを検出する第1の
光強度検出手段と、全測定波長帯域の光強度Wを検出す
る第2の光強度検出手段と、前記蛍光から、480nm±
70nm以下であって少なくとも450nm〜480nmを含
む波長帯域の光強度B’を検出する第3の光強度検出手
段、630nm±70nm以下であって少なくとも600nm
〜630nmを含む波長帯域の光強度R1を検出する第4
の光強度検出手段または700nm±70nm以下であって
少なくとも700nm〜710nmを含む波長帯域の光強度
R2を検出する第5の光強度検出手段の中の少なくとも
1つの光強度検出手段と、前記1つの光強度検出手段で
検出した光強度と前記光強度Wとの比率と、前記光強度
Bとに基づいた情報を表示する蛍光表示手段とを備える
ことを特徴とするものである。
段として第3の光強度検出手段を備える場合、第3の光
強度検出手段は第1の光強度検出手段と同一であって
も、異なっていてもよく、同一の場合には、第1の光強
度検出手段と別個に第3の光強度検出手段を備えること
なく、第1の光強度検出手段を第3の光強度検出手段と
して用いても良い。この様に、第3の光強度検出手段と
して第1の光強度検出手段を用いる場合も、本発明では
「第3の光強度検出手段を備え」に該当するものであ
る。
上記蛍光強度検出手段が、測定部から発せられる蛍光を
2次元的に撮像する撮像素子と、該撮像素子の前面に設
けられ、所望の波長帯域を選択する波長選択手段とを備
えることが好ましい。
上の1点から発せられる蛍光を取得する蛍光取得手段を
備えるものでもよい。
ては、励起光として、正常組織の特徴的な光強度ピーク
から外れた、380nmから420nmの波長の光を用いる
ことが望ましい。上記励起光照射手段としては、GaN
系の半導体レーザが好適である。
は、如何なるものでも良く、例えば、480nmを含む所
定の波長帯域の光強度と全測定波長帯域の光強度を検出
して、両者の比率に応じた情報を表示する場合であれ
ば、光強度の比率をモニタやプリンタ等に表示する方法
でもよく、また単に光強度の比率に応じて、表示色の色
合いや輝度値を変化させる方法でもよく、その種別を問
わない。
き、生体組織からは、図5にスペクトルを示すような自
家蛍光が発せられる。この自家蛍光は、FAD、コラー
ゲン、ファイブロネクチン、ポルフィリン、等の種々の
生体内在色素からの蛍光が重畳したものと推測されてい
る。図5には、発明者等により測定された、正常組織か
ら発せられた蛍光と病変組織から発せられた蛍光の代表
的な蛍光スペクトルが記載されている。
トルの大きさが異なると共に形状も異なり、正常組織は
自家蛍光が全体的に大きいが病変組織は自家蛍光が全体
的に減少する。また、正常組織では、青色帯域である4
80nm近傍にスペクトル強度のピークを有しているが、
病変組織では、僅かな蛍光が発せられれているのみであ
る。この図から、正常組織と病変組織から発せられた蛍
光スペクトルのスペクトル強度の差異が顕著に現れる波
長は480nm近傍であり、検出波長の中心波長としては
480nmが望ましいことがわかる。
とし、病変組織とその近傍の正常組織から発せられた蛍
光スペクトルを検出し、各々の蛍光スペクトルから48
0nmを中心波長とし、測定帯域幅を変化させた場合の光
強度を算出し、その比を求めた。図6にその算出結果を
示す。
と病変組織から検出した光強度の比は、測定帯域幅が1
00nm以下すなわち480nm±50nm以下の場合にはほ
とんど変化せず、帯域幅が150nmに達すると、光強度
の比が増加して1に近づき、正常組織から発せられた蛍
光と病変組織から発せられた蛍光のコントラストが低下
していることがわかる。このことから、正常組織から検
出した光強度と病変組織から検出した光強度の比がほと
んど増加していない帯域幅である140nmすなわち48
0nm±70nm以下の波長帯域の蛍光を切り出すことが望
ましいことがわかった。
体間や同一個体でも測定部位間に若干ばらつきが生じる
ことがあるため、少なくも450nm〜480nmを含む波
長帯域の光強度を検出することが望ましいことが、実験
結果より明らかとなった。
の蛍光強度を1とした場合の各波長毎の強度比を求めた
蛍光スペクトル強度比分布を図7に示す。スペクトル強
度比分布では、強度比を算出することにより、測定距離
などの測定条件の違いの影響を除去することができ、正
常組織から発せられた蛍光と病変組織から発せられた蛍
光のスペクトル形状の違いが明確に示される。正常組織
では、480nm近傍にスペクトル強度のピークを有し、
病変組織では、630nm近傍と700nm近傍でスペク
トル強度のピークを有している。
られた蛍光スペクトルの形状の違いが顕著に現れる測定
波長および測定帯域幅に関して、中心波長を480nm、
600nmおよび700nmとし、上記と同様の方法で検討
した。図8は480nmを中心波長とし、測定帯域幅を変
化させた場合の正常組織と病変組織の光強度を算出し、
その比を求めたものである。
スペクトル強度比分布においても、中心波長が480nm
である場合には、正常組織から検出した光強度と病変組
織から検出した光強度の比がほとんど増加せず、正常組
織と病変組織のコントラストが低下していない帯域幅で
ある140nmすなわち480nm±70nm以下で少なくも
450nm〜480nmの波長帯域を含む蛍光を切り出すこ
とが望ましいことがわかった。
630nmとした場合には、630nm±70nm以下で少な
くも600nm〜630nmを含む波長帯域の蛍光を切り出
すことが望ましく、中心波長を700nmとした場合に
は、700nm±70nm以下で少なくも700nm〜710
nmを含む波長帯域を切り出すことが望ましいことが明ら
かとなった。
出した蛍光から、上記波長帯域の蛍光を切り出し、光強
度を検出し、光強度に応じた情報を表示することによ
り、観察者はその表示から測定部位が正常組織であるか
病変組織であるかを精度良く推測可能となる。
光表示装置によれば、励起光の照射により測定部から発
せられた蛍光から、480nm±70nm以下であって、少
なくも450nm〜480nmを含む波長帯域の光強度Bを
検出し、光強度Bに応じた情報を表示する信頼度の向上
した情報を表示することができる。
起光の照射により測定部から発せられた蛍光の480nm
±70nm以下であって少なくも450〜480nmを含む
波長帯域の光強度B’、630nm±70nm以下であって
少なくも600nm〜630nmを含む波長帯域の光強度R
1または700nm±70nm以下であって少なくも700
〜710nmを含む波長帯域の光強度R2と全測定帯域の
光強度Wとの比率に応じた情報を表示することにより、
測定距離あるいは測定角度等の測定条件の変動に起因す
るスペクトル強度変動の影響が低減され、スペクトル波
形の特徴を示す信頼性の向上した情報を表示することが
できる。
では、励起光の照射により測定部から発せられた蛍光の
480nm近傍の波長帯域の光強度Bと、480nm近傍の
波長帯域の光強度B’、630nm近傍の波長帯域の光強
度R1または700nm近傍の波長帯域の光強度R2と全
測定帯域の光強度Wとの比率とに基づいた情報を表示す
ることにより、スペクトル強度およびスペクトル波形の
両者の特性を加味した信頼性の向上した情報を表示する
ことができる。
光を2次元的に撮像する撮像素子を備えることにより、
短時間で広範囲に及ぶ蛍光の情報を表示することができ
る。
を取得する蛍光取得手段を備えることにより、所望の部
位から発せられる蛍光の情報を表示できる。
て特徴的に光強度が大きくなる480nm近傍から外れた
380nmから420nmの波長の励起光を用いることによ
り、望ましい波形の蛍光スペクトルを備える蛍光が発せ
られ、表示される情報の信頼度が向上する。また、上記
励起光照射手段としてGaN系半導体レーザを用いるこ
とにより、装置の小型化および低価格化が可能となる。
施の形態を詳細に説明する。まず、図1および図2を参
照して、本発明による蛍光表示装置を適用した第1の具
体的な実施の形態である内視鏡装置について説明する。
図1は本発明による蛍光表示装置を適用した内視鏡装置
の概略構成図であり、生体測定部に励起光を照射して、
測定部から発せられた蛍光をイメージファイバにより2
次元的に検出し、高感度撮像素子で受光して、波長帯域
480nm±70nmの光強度Ba’と全測定波長帯域の光
強度Waを検出し、Ba’/Waを算出し、表示するも
のである。
装置は、患者の病巣と疑われる部位に挿入される内視鏡
100 、通常像観察用白色光および蛍光測定用励起光を発
する光源を備える照明ユニット110 、蛍光表示時に前記
励起光により生体測定部から生じた蛍光を受光し、B
a’/Waを算出するBa’/Wa算出ユニット120 、
予め記憶されている基準値と、算出したBa’/Waを
比較して、比較結果に応じた信号を出力する比較ユニッ
ト130 、通常画像および比較結果を可視画像として表示
するための画像処理を行う画像処理ユニット140 、各ユ
ニットに接続され、動作タイミングの制御を行うコント
ローラ150 、画像処理ユニット140 で処理された通常画
像情報を可視画像として表示するモニタ170 、比較結果
結果を表示するモニタ180 から構成されている。
トガイド101 、CCDケーブル102およびイメージファ
イバ103 を備えている。ライトガイド101 およびCCD
ケーブル102 の先端部、即ち内視鏡100 の先端部には、
照明レンズ104 および対物レンズ105 を備えている。ま
た、イメージファイバ103 は石英ガラスファイバであ
り、その先端部には集光レンズ106 を備えている。CC
Dケーブル102 の先端部には、CCD撮像素子107 が接
続され、該CCD撮像素子107 には、ミラー108が取り
付けられている。ライトガイド101 は、多成分ガラスフ
ァイバである白色光ライトガイド101aおよび石英ガラス
ファイバである励起光ライトガイド101bがバンドルさ
れ、ケーブル状に一体化されており、白色光ライトガイ
ド101aおよび励起光ライトガイド101bは照明ユニット11
0 へ接続されている。CCDケーブル102 の一端は、画
像処理ユニット140 に接続され、イメージファイバ103
の一端は、Ba’/Wa算出ユニット120 へ接続されて
いる。
光L1を発する白色光源111 、該白色光源111 に電気的に
接続された白色光源用電源112 、蛍光観察用の励起光L2
を発するGaN系半導体レーザ114 および該GaN系半
導体レーザ114 に電気的に接続されている半導体レーザ
用電源115 を備えている。
ジファイバ103 を経た蛍光L3から励起光近傍の波長であ
る420nm以下の波長帯域をカットする励起光カットフ
ィルタ121 、2種類の光学フィルターがモザイク上に組
み合わされたモザイクフィルタ123 がオンチップされた
CCD撮像素子125 、該CCD撮像素子125 で受光され
た蛍光信号をデジタル化するA/D 変換回路126 、蛍光画
像を記憶する蛍光画像メモリ127 、蛍光画像メモリ127
に記憶された値からBa’/Waを算出するBa’/W
a算出部128 を備えている。
うな、480nm±70nmの光を透過させるバンドパスフ
ィルタである光学フィルタ124aと全波長帯域を透過させ
るブランク124bから構成されている。
れている記憶部131 と、Ba’/Wa算出部127 で算出
されたBa’/Waと記憶部131 に記憶されている基準
値REとを比較する比較部132 を備えている。
織であることが明らかである生体組織から算出したB
a’/Waに基づいて設定された値である。
107 で得られた映像信号をデジタル化するA/D 変換回路
141 、デジタル化された通常画像信号を保存する通常画
像メモリ142 、該通常画像メモリ142 から出力された画
像信号および比較部132 の比較結果をビデオ信号に変換
するビデオ信号処理回路143 を備えている。
た上記構成の内視鏡装置の作用について説明する。最初
に、本内視鏡装置の通常像観察時の作用を説明する。
信号に基づき白色光源電源112 が駆動され、白色光源11
1 から白色光L1が射出される。白色光L1は、レンズ113
を経て白色光ライトガイド101aに入射され、内視鏡先端
部まで導光された後、照明レンズ104 から測定部22へ照
射される。
て集光され、ミラー108 に反射して、CCD撮像素子10
7 に結像される。CCD撮像素子107 からの映像信号は
A/D変換回路141 へ入力され、デジタル化された後、通
常画像メモリ142 により保存される。該通常画像メモリ
142 により保存された通常画像信号は、ビデオ信号発生
回路143 によってDA変換後にモニタ170 に入力され、該
モニタ170 に可視画像として表示される。上記一連の動
作は、コントローラ150 によって制御される。
いて説明する。コントローラ150 からの信号に基づき、
励起光源電源115 が駆動され、GaN系半導体レーザ11
4 から波長410nmの励起光L2が射出される。励起光L2
は、レンズ116 を透過し、励起光ライトガイド101bに入
射され、内視鏡先端部まで導光された後、照明レンズ10
4 から測定部22へ照射される。
定部22からの蛍光L3は、集光レンズ106 により集光さ
れ、イメージファイバ103 の先端に入射され、イメージ
ファイバ103 を経て、励起光カットフィルタ121 に入射
する。
CD撮像素子125 にオンチップされたモザイクフィルタ
123 を透過後、CCD撮像素子125 で受光され、CCD
撮像素子125 からの映像信号はA/D 変換回路126 へ入力
され、デジタルデータに変換された後、蛍光画像メモリ
127 により保存される。
クフィルタ123 の光学フィルタ124aまたはブランク124b
を透過した蛍光の映像信号は各々異なる領域に保存され
る。従って、波長480nm±70nm帯域の蛍光のデータ
と全測定波長帯域の蛍光のデータが蛍光画像メモリ127
の記憶領域内に交互に保存される。
モリ127 の隣合う領域に保存されたデータを用いて、各
領域毎にBa’/Waを算出し、記憶する。
に記憶された各領域のBa’/Waと記憶部131 に記憶
されている基準値REを比較する。
る。Ba’/Waが基準値RE以下である場合と、B
a’/Waが基準値REより大きい場合とで、測定され
た領域の表示色を変えることにより、測定者は、比較結
果を瞬時に認識可能となる。
CD撮像素子125 のビニング処理に対応する画素単位で
比較処理を行ったり、測定者の所望する任意の範囲の画
素領域単位で比較を行っても良い。あるいは、測定者の
指定した領域のみの比較を行ったり、適宜画素を間引い
て比較を行うこともできる。
は、その領域の表示色を所定の色で表示することによ
り、比較領域を明確に表示できる。比較画素を間引いた
場合などには、近傍の比較結果により補完表示を行う。
から発せられた蛍光から、480nm±70nmの波長帯域
と全測定波長帯域の波長帯域とを切り出し、その光強度
の比率Ba’/Waを基準値REと比較して、比較結果
を表示することにより、信頼度の向上した情報を表示で
きる。また光強度の比率を基準値と比較しているので、
測定距離あるいは測定角度等の測定条件の変動に起因す
るスペクトル強度変動の変動の影響が低減され、一層表
示される情報の信頼度が向上する。
2次元的に撮像することにより、短時間で広範囲に及ぶ
蛍光の比較結果を表示することができる。
のGaN系半導体レーザを用いることにより、光強度の
検出に支障なく、装置の小型化および低価格化が可能と
なる。
して、光学フィルタ124aおよびブランク124bに加え、通
常像を得るために必要な光学フィルタを配設すれば、C
CD撮像素子125 を通常像検出と蛍光検出に兼用する事
も可能となる。
チップされたCCD撮像素子を内視鏡先端に配設すれ
ば、同様に通常像検出と蛍光検出に兼用することができ
る。
値REより大きいかまたは小さいかの比較を行い、表示
するようにしたが、このような比較を行なうことなく、
検出した2つの波長帯域の光強度を加色混合法により表
示し、光強度の比率を表示画面の色合いの変化として表
すこともできる。また、2つの波長帯域の光強度を除算
し、その値をそのまま輝度値や色合いの変化として表示
してもよい。
る蛍光表示装置を適用した第2の具体的な実施の形態で
ある内視鏡装置について説明する。図3は本発明による
蛍光表示装置を適用した内視鏡装置の概略構成図であ
り、生体測定部に励起光を照射して、これにより生じた
蛍光を石英ファイバにより検出することにより、生体部
位の一点から発せられた蛍光から、波長帯域480nm±
30nmの光強度Bb’と全測定波長帯域の光強度Wbを
検出し、Bb’/Wbを算出し、表示するものである。
は、患者の病巣と疑われる部位に挿入される内視鏡200
、通常像観察用白色光および蛍光測定用励起光を発す
る光源を備える照明ユニット210 、励起光と測定した蛍
光の光路を分ける光路分離部220、蛍光表示時に前記励
起光により生体測定部から生じた蛍光を受光し、Bb’
/Wbを算出するBb’/Wb算出ユニット230 、予め
記憶されている基準値と、算出したBb’/Wbを比較
して、比較結果に応じた信号を出力する比較ユニット24
0 、通常画像をおよび比較結果を可視画像として表示す
るための画像処理を行う画像処理ユニット250 、各ユ
ニットに接続され、動作タイミングの制御を行うコント
ローラ260 、画像処理ユニット250 で処理された通常画
像情報を可視画像として表示するモニタ170 、比較結果
を表示するモニタ180 、励起光および蛍光を導光する石
英ファイバ290 から構成されている。
トガイド201 、CCDケーブル202および石英ファイバ2
90 が貫通している鉗子口203 を備えている。ライトガ
イド201 およびCCDケーブル202 の先端部、即ち内視
鏡200 の先端部には、照明レンズ204 および対物レンズ
205 を備えている。CCDケーブル202 の先端部には、
CCD撮像素子206 が接続され、該CCD撮像素子206
には、ミラー207 が取り付けられている。ライトガイド
201 の一端は照明ユニット210 へ接続され、CCDケー
ブル202 の一端は、画像処理ユニット250 に接続されて
いる。
光L4を発する白色光源211 、該白色光源211 に電気的に
接続された白色光源用電源212 、蛍光観察用の励起光L5
を発する励起光源としてのGaN系半導体レーザ214 お
よび該GaN系半導体レーザ214 に電気的に接続されて
いる半導体レーザ用電源215 を備えている。
4 から出力される励起光L5を石英ファイバ290 へ入射さ
せ、また逆に石英ファイバ290 を通ってくる蛍光L6を仮
主成分得点算出ユニット230 へ透過させるダイクロイッ
クミラー221 を備える。
ァイバ290 を経た蛍光L6から励起光近傍の波長をカット
する励起光カットフィルタ231 、該励起光カットフィル
タ231 を透過した蛍光L6から所望の波長帯域を切り出す
切換フィルタ233 、該切換フィルタ233 を回転させるフ
ィルタ回転装置235 、切換フィルタ233 を透過した蛍光
の光強度を測定する光検出器236 、該光検出器236 に記
憶された測定データを記憶する測定データメモリ237 お
よび測定データメモリ237 に記憶された値からBb’/
Wbを算出するBb’/Wb算出部238 を備えている。
な、480nm±30nmの光を透過させるバンドパスフィ
ルタである光学フィルタ234aおよび全波長帯域を透過さ
せるブランク234bから構成される。
されている記憶部241 と、Bb’/Wb算出部237 で算
出されたBb’/Wbと記憶部241 に記憶されている基
準値RE’とを比較する比較部242 を備えている。
組織であると認められた生体組織から求めたBb’/W
bに基づいて設定され、記憶部241 に記憶されている。
206 で得られた映像信号をデジタル化するA/D 変換回路
251 、デジタル化された通常画像信号を保存する通常画
像メモリ252 、該通常画像メモリ252 から出力された画
像信号および比較部242 の比較結果をビデオ信号に変換
するビデオ信号処理回路253 を備えている。
た上記構成の内視鏡装置の作用について説明する。最初
に、本内視鏡装置の通常像観察時の作用を説明する。通
常観察時には、コントローラ260 からの信号に基づき白
色光源電源212 が駆動され、白色光源211 から白色光L4
が射出される。白色光L4は、レンズ213 を経てライトガ
イド201 に入射され、内視鏡先端部まで導光された後、
照明レンズ204 から測定部11を含む観察部20へ照射され
る。
て集光され、ミラー207 により、光路を直角に反射さ
れ、CCD撮像素子206 に結像される。CCD撮像素子
206 からの映像信号はA/D 変換回路251 へ入力され、デ
ジタル化された後、通常画像メモリ252 により保存され
る。該通常画像メモリ252 により保存された通常画像信
号は、ビデオ信号発生回路253 によってDA変換後にモニ
タ270 に入力され、該モニタ270 に可視画像として表示
される。上記一連の動作は、コントローラ260 によって
制御される。
明する。コントローラ260 からの信号に基づき、励起光
源電源215 が駆動され、GaN系半導体レーザ214 から
波長410nmの励起光L5が射出される。励起光L5は、レ
ンズ216 を透過し、ダイクロイックミラー221 に向か
う。ダイクロイックミラー221 で反射された励起光L5
は、レンズ222 によって石英ファイバ290 に入射され、
内視鏡の鉗子口203 内を経て、測定部11近傍まで導光さ
れ、石英ファイバ290 先端から測定部11へ照射される。
定部11からの蛍光L6は、石英ファイバ290 の先端に入射
され、石英ファイバ290 およびレンズ222 を経て、ダイ
クロイックミラー221 へ向かう。このダイクロイックミ
ラー221 は、図中左側から入射した光線は、透過させる
構造を備えているものである。該ダイクロイックミラー
221 を透過した蛍光L6は、励起光カットフィルタ231 お
よびレンズ232 を透過し、切換フィルタ233 へ入射す
る。なお、励起光カットフィルタ231 は、波長420nm
以上の全蛍光を透過するロングパスフィルタである。励
起光L5の波長は410nmであるため、測定部11で反射さ
れた励起光L5は、この励起光カットフィルタ231 でカッ
トされ、切換フィルタ233 へ入射することはない。
回転装置235 が駆動され、蛍光L6は、順次光学フィルタ
234aまたはブランク234bを透過した後、光検出器236 に
入射し、光強度が検出される。同時に、測定データメモ
リ237 では、コントローラ260 からの制御により、光学
フィルタ234aを透過した蛍光の光強度Bb’は、測定デ
ータメモリ237 内の所定領域に保存し、ブランク234bを
透過した蛍光の光強度Wbは異なる領域に保存する。
メモリ237 内に保存された蛍光の光強度データからB
b’/Wbを算出する。
いる基準値RE’と、Bb’/Wb算出部238で算出さ
れたBb’/Wbを比較する。
り導光された蛍光の蛍光スペクトルから波長帯域480
nm±30nmの光強度Bb’と、全測定波長帯域の光強度
W’を検出し、その光強度の比率であるBb’/Wbを
算出し、基準値RE’と比較して、比較結果を表示する
ことにより、信頼度の向上した情報を表示できる。また
光強度の比率を基準値と比較しているので、測定距離あ
るいは測定角度等の測定条件の変動に起因するスペクト
ル強度変動の変動の影響が提言され、一層表示される情
報の信頼度が向上する。
イバ290 の先端部との距離を小さくすることができ、検
出帯域幅を30nmにしても十分な光強度が得られる。こ
のため切り出し波長帯域の狭帯域化により、さらに信頼
度の向上した情報を表示することができる。
のGaN系半導体レーザを用いることにより、光強度の
検出に支障なく、装置の小型化および低価格化が可能と
なる。
RE’より大きいかまたは小さいかの比較を行い、表示
するようにしたが、このような比較を行なうことなく、
検出した2つの波長帯域の光強度を加色混合法により表
示し、光強度の比率を表示画面の色合いの変化として表
すこともできる。また、2つの波長帯域の光強度を除算
し、その値をそのまま輝度値や色合いの変化として表示
してもよい。
は、全測定波長帯域の光強度と480nm近傍の波長帯域
の光強度を求め、両者の比率を求めたが、480nm近傍
の波長帯域の蛍光の代わりに630nm近傍または700
nm近傍の波長帯域の蛍光を切り出して光強度を検出し、
その光強度と全測定波長帯域の光強度との比率を求めて
もよい。
長帯域の光強度と480nm近傍の波長帯域の光強度の比
率に応じた情報を表示したが、480nm近傍の波長帯域
の光強度のみに応じた情報を表示するものでもよい。例
えば、予め正常組織と病変組織から480nm近傍の光強
度を検出し、基準値を記憶しておき、測定部から発せら
れた蛍光から480nm近傍の光強度Bを検出し、基準値
と比較して、比較結果を表示するものでもよい。480
nm近傍の光強度Bのみを検出する場合には、使用するフ
ィルタは480nm近傍を波長帯域を透過させる光学フィ
ルタのみから構成されるもので良いため、光学系を簡素
化することができる。
と、全測定波長帯域の光強度と480nm近傍、630nm
または700nm近傍の波長帯域の光強度の比率との両者
に基づいた情報を表示するものでもよい。例えば、予め
480nm近傍の波長帯域の光強度に対応する基準値と、
光強度の比率に対応する基準値を記憶しておき、光強度
も光強度の比率も両者とも、基準値と比較して正常組織
に近い値であった場合のみ、比較結果として正常組織に
近いと表示する方法がある。この場合には、病変組織か
ら発せられた蛍光を正常組織から発せられた蛍光に近い
と誤表示する可能性が低いため、例えば、既往症を有す
る生体において蛍光検出を行う場合など、測定部が病変
組織である可能性の高い場合に好適である。
強度の比率のどちらかが、基準値と比較して正常組織に
近い値であった場合には、比較結果として正常組織に近
いと表示する方法がある。この場合には、正常組織から
発せられた蛍光を病変組織から発せられた蛍光に近いと
誤表示する可能性が低いため、例えば、測定部が病変組
織である可能性の低い場合に好適である。
者に基づいた情報を表示する場合には、モザイクフィル
タまたは切換フィルタを構成する光学フィルタの種類を
増加することで、所望の波長帯域で蛍光を切り出すこと
ができる。また、480nm近傍の波長帯域の光強度と、
全測定波長帯域の光強度と480nm近傍の波長帯域の光
強度の比率との両者に基づいた情報を表示するものであ
れば、480nm近傍の波長帯域を透過させる光学フィル
タを、光強度Bの検出と光強度の比率の検出とに兼用す
ることもできる。
各装置に使用されるモニタは、通常画像情報を表示する
モニタ170 および比較結果を表示するモニタ180 を別個
の構成としているが、一つのモニタで兼用することもで
きる。その際の表示の切換方法は、時系列的に自動的に
切り替えられる方法でもよく、また測定者が切換手段を
用いて、任意に切り替える方法でもよい。
源を別個の構成としたが、適当な光学透過フィルタを利
用して、単一の光源を励起光と白色光源とで兼用するこ
ともできる。
用のファイバを分離することや、通常像をイメージファ
イバにより取得する等の本発明の基本構成内での変更が
可能であることは言うまでもない。
体的な実施の形態である内視鏡装置の概略構成図
使用されるモザイクフィルタの概略構成図
体的な実施の形態である内視鏡装置の概略構成図
使用される切換フィルタの概略構成図
した光強度の比との関係を示す説明図
図
した光強度比の比との関係を示す説明図
Claims (10)
- 【請求項1】 励起光を照射された生体の測定部から発
せられた蛍光から、480nm±70nm以下であって少な
くとも450nm〜480nmを含む波長帯域の光強度Bを
検出し、該光強度Bに応じた情報を表示することを特徴
とする蛍光表示方法。 - 【請求項2】 励起光を照射された生体の測定部から発
せられた蛍光から、全測定波長帯域の光強度Wと、 480nm±70nm以下であって少なくとも450nm〜4
80nmを含む波長帯域の光強度B’、630nm±70nm
以下であって少なくとも600nm〜630nmを含む波長
帯域の光強度R1または700nm±70nm以下であって
少なくとも700nm〜710nmを含む波長帯域の光強度
R2の中の少なくとも1つの光強度を検出し、この検出
した光強度と前記光強度Wとの比率に応じた情報を表示
することを特徴とする蛍光表示方法。 - 【請求項3】 励起光を照射された生体の測定部から発
せられた蛍光から、480nm±70nm以下であって少な
くとも450nm〜480nmを含む波長帯域の光強度B
と、 全測定波長帯域の光強度Wと、 480nm±70nm以下であって少なくとも450nm〜4
80nmを含む波長帯域の光強度B’、630nm±70nm
以下であって少なくとも600nm〜630nmを含む波長
帯域の光強度R1または700nm±70nm以下であって
少なくとも700nm〜710nmを含む波長帯域の光強度
R2の中の少なくとも1つの光強度を検出し、 前記光強度B’、R1、R2のうち前記検出した光強度
と前記光強度Wとの比率と、前記光強度Bとに基づいた
情報を表示することを特徴とする蛍光表示方法。 - 【請求項4】 励起光を生体の測定部に照射する励起光
照射手段と、 前記励起光の照射により前記測定部から発せられた蛍光
から、480nm±70nm以下であって少なくとも450
nm〜480nmを含む波長帯域の光強度Bを検出する第1
の光強度検出手段と、 前記第1の光強度検出手段で検出された光強度Bに応じ
た情報を表示する蛍光表示手段とを備えることを特徴と
する蛍光表示装置。 - 【請求項5】 励起光を生体の測定部に照射する励起光
照射手段と、 前記励起光の照射により前記測定部から発せられた蛍光
から、全測定波長帯域の光強度Wを検出する第2の光強
度検出手段と、 前記蛍光から、480nm±70nm以下であって少なくと
も450nm〜480nmを含む波長帯域の光強度B’を検
出する第3の光強度検出手段、630nm±70nm以下で
あって少なくとも600nm〜630nmを含む波長帯域の
光強度R1を検出する第4の光強度検出手段または70
0nm±70nm以下であって少なくとも700nm〜710
nmを含む波長帯域の光強度R2を検出する第5の光強度
検出手段の中の少なくとも1つの光強度検出手段と、 前記1つの光強度検出手段で検出した光強度と前記光強
度Wとの比率に応じた情報を表示する蛍光表示手段とを
備えることを特徴とする蛍光表示装置。 - 【請求項6】 励起光を生体の測定部に照射する励起光
照射手段と、 前記励起光の照射により前記測定部から発せられた蛍光
から、480nm±70nm以下であって少なくとも450
nm〜480nmを含む波長帯域の光強度Bを検出する第1
の光強度検出手段と、 全測定波長帯域の光強度Wを検出する第2の光強度検出
手段と、 前記蛍光から、480nm±70nm以下であって少なくと
も450nm〜480nmを含む波長帯域の光強度B’を検
出する第3の光強度検出手段、630nm±70nm以下で
あって少なくとも600nm〜630nmを含む波長帯域の
光強度R1を検出する第4の光強度検出手段または70
0nm±70nm以下であって少なくとも700nm〜710
nmを含む波長帯域の光強度R2を検出する第5の光強度
検出手段の中の少なくとも1つの光強度検出手段と、 前記1つの光強度検出手段で検出した光強度と前記光強
度Wとの比率と、前記光強度Bとに基づいた情報を表示
する蛍光表示手段とを備えることを特徴とする蛍光表示
装置。 - 【請求項7】 前記光強度検出手段が、測定部から発せ
られる蛍光を2次元的に撮像する撮像素子と、該撮像素
子の前面に設けられ、所望の波長帯域を選択する波長選
択手段とを備えることを特徴とする請求項4から6何れ
か1項記載の蛍光表示装置。 - 【請求項8】 前記光強度検出手段が、生体部位上の1
点から発せられる蛍光を取得する蛍光取得手段を備える
ことを特徴とする請求項4から6何れか1項記載の蛍光
表示装置。 - 【請求項9】 前記励起光の波長が380nmから420
nmであることを特徴とする請求項4から8何れか1項記
載の蛍光表示装置。 - 【請求項10】 前記励起光照射手段がGaN系の半導
体レーザであることを特徴とする請求項4から9何れか
1項記載の蛍光表示装置。
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