JP5802228B2 - 針刺し防止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、注射器等の注射器具(injection devices)に使用される針刺し防止装置(needlestick prevention device)に関する。
針刺し傷害は、医療環境で、特に注射器又はその他の注射器具の使用前後に、ユーザが誤って自分自身に又は全くの他人に針を突き刺した時に通常発生する。傷害は、感染症及び病気を広めるだけでなく、苦痛を伴い、場合によっては身体機能を奪うことがあるので、かかる傷害を防止することが当然重要である。
EP-A-0 268 445(欧州特許公開公報) WO 03/105935(国際公開公報)
針刺し傷害を防止しようとする試みには幾つかの方法が知られる。例えば、幾種かの注射器は、使用後に注射器内のバネにより自動的に引っ込められる針を用いて作製される。しかし、これは複雑な構造を必要とし、製造コストが高価である。しかも、上記注射器は、注射が行われる前に発生する傷害の可能性に対処していない。
公知の別の方法は、注射器と供に供給される管状シース(sheath;鞘)を元の位置に戻し、針を保護することである。使用済みの注射器のシースを元の位置に戻すことは、針の端部を正確にシース内に収めるのが困難であるため、今や推奨される実務ではない。針を再度シースに収める試みは実際にかなりの数の針刺し傷害の原因であった、と考えられる。更に、シースが容易に再度取り外され得るので、傷害の可能性がある。
公知の更に別の針刺し防止装置は、注射器の胴部に取り付けられた自動針シースからなり、シースは引き出して針を覆うことができる。特許文献1:EP-A-0 268 445は、固定シース部と、針を覆う伸長位置にバネ付勢された可動シース部とを有する構造を示す。可動シース部が引っ込むと使用する針を露出し、引込み圧を解放すると、バネにより可動シース部が自動的に伸長位置に移動して、そこにロックされる。可動シース部には固定部の軌道(track)に受け入れられる突起があり、その動きを確定すると共に可動シース部をロックする。これもやはり、構造が比較的複雑であって、製造コストが高価である。類似した構造体が特許文献2:WO 03/105935にも見出される。
本発明によれば、中空針(3)を有する注射器具用針刺し防止装置は、注射器具に取り付けられるシース(1)を含み、該シースが、次のように、即ち、第一の、不作動位置では、シースが針(3)を密閉して取り囲み、第二の、作動位置では、シースの第一部分(4)が取り除かれ、第二部分(5)が注射器具に固定的に取り付けられたままであり、そして第三部分(6)がヒンジ手段(16)の周りに枢支されて針(3)を露出し、第三の、覆い位置では、第三部分(6)がヒンジ手段(16)の周りに枢支されて針の少なくとも先端部を覆うと共に第二部分(5)により保持されるように、構成及び配置され、前記ヒンジ手段(16)及び保持手段(19)により前記第二と第三部分(5、6)が接続され、保持手段(19)が前記不作動位置及び前記覆い位置において係合され、前記保持手段(19)が、第二又は第三部分(5、6)の一方にある少なくとも1本のペグ(30、67)を備え、該少なくとも1本のペグ(30、67)が、第二又は第三部分の他方に設けた補完スロット(31、69)に係合し、前記ペグ(30)が2つの戻り止め(35、36)を有し、前記不作動位置では第一戻り止め(35)が前記補完スロット(31)内の凹部に係合し、前記覆い位置では第二戻り止め(36)が前記補完スロット(31)内の前記凹部に係合することを特徴とする。
本発明の装置は、シースを使用するだけで、バネ又は軌道が存在しないので、製造が簡単である。また、本発明の装置は、ユーザが手を針に近づける必要がないように、旋回運動により針を覆うシースが横から効果的に移動するので、使用が簡単であり、針を覆うシースの交換時に内在する危険性もない。覆い位置では、第三部分が第二部分により保持されるので、第三部分を再度取り外すことが困難である。従って、装置は、製造及び使用が簡単であり、操作中安全である。
第二部分は針を支えるハブに取り付けるのに適する。第二部分は実質的に円筒状であってもよい。不作動位置では、第一及び第三部分は、針の端部を越えて第二部分から軸線方向に延びていて、針の実質的に円筒状の覆いを形成する。第一部分は覆いの外周にその約1/6〜1/2ほど広がることができる。第二部分から遠い端部に、第一部分は第三部分を越えて軸線方向に延びる突出部を有する。突出部は第一部分を取り除く際に把持される。
第三部分は、同部分に力を加えることにより、不作動位置から作動位置に、そして作動位置から覆い位置に角運動をすることができる。不作動位置において、第三部分は針の先端部を越えて突出する舌片を有することができる。舌片に力を加えることにより第三部分を動かすことができる。
不作動位置では、第一部分又は第三部分により針の先端部を覆うことができる。第一部分は、第二部分から遠い端部に、半径方向内側に広がって針の先端部を覆う突出部を有することができる。あるいは、第三部分は、半径方向内側に広がって針の先端部を覆う封止部材を有することができる。
ヒンジ手段と不作動位置及び覆い位置に関与する保持手段とにより、第二と第三部分が接続される。配置は、不作動位置では、第一部分が保持手段の離脱を阻止するが、第一部分が取り除かれると、ヒンジ手段の周りの第三部分の移動中に保持手段が離脱する、というようなものである。
ヒンジ手段は、第二部分の外周にその1/6〜1/4ほど広がることができる。不作動位置からの第三部分の移動と続く保持手段の離脱により、ヒンジ手段が作用して第三部分が作動位置に自動的に移行するように、ヒンジ手段はバネ又はリビング・ヒンジ(living hinge)であることが好ましい。この自動的な移行は、ユーザが第三部分に一度触っただけで、第三部分を作動位置に移行させるべきであることを意味する。作動位置では、第三部分が180°の角運動をするように、第三部分はできるだけ注射器具と直線上近くにあることが好都合である。
作動位置からの第三部分の移動中に、その角運動が所定量を超えると、ヒンジ手段が作用して第三部分を覆い位置に向かって移動させる。この量は80°〜100°とすることができる。ヒンジ手段は第三部分を直接覆い位置に移行させることができ、そのためには、この運動を達成する際に、ユーザが第三部分に一度触っただけで第三部分を作動位置に移行させるべきである。あるいは、更に手動力を加えて第三部分を覆い位置に移行させることができる。覆い位置では、第三部分が不作動位置を越えて移動し、ロック装置が永続的に作動する位置で保持手段が関与する。
一実施の形態において、保持手段は、第二及び第三部分上に少なくとも一対の対応する段付き部分を含む。不作動位置では、この不作動位置からの第三部分の角運動が所定量を超えた時に、壊れるようにされた弱められた部分により、一対の段付き部分が取り付けられる。この量は30°〜45°とすることができる。第一部分を取り除いた後、ヒンジ手段は、弱められた部分が外周(約2/3)を残した状態で、第二部分の外周の1/6〜1/4ほど広がることができる。
好ましくは、二対の段付き部分が第二及び第三部分上に設けられ、二対がヒンジ手段により隔てられて、各対の段付き部分が弱められた部分により取り付けられる。これにより、確実に、弱められた部分が容易に壊れ、ヒンジ手段が正しく作動する。
覆い位置では、第三部分上の段付き部分は、第二部分上の段付き部分の背後に係合して、第三部分を覆い位置に保持する。第三部分が不作動位置を越えて移行した覆い位置においては、第三部分は、針を再度容易に露出しないように、確実に、針を覆って当該位置に保持される。
別の実施の形態において、保持手段は、第二又は第三部分の一方にある補完スロットに係合する、少なくとも1本のペグを第二又は第三部分の他方に含むことができる。ペグ又はその各々は第三部分に設けられ、スロット又はその各々は第二部分に設けられる、ことが好都合である。ペグ又はその各々は2つの戻り止めを有することができ、不作動位置では、第一戻り止めがスロット内の凹部に係合し、覆い位置では、第二戻り止めが凹部に係合して、永続的にロックする。2本のペグを存在させることができる。
修正された実施の形態において、保持手段は、不作動位置に関する第一機構及び覆い位置に関する第二機構とを含むことができる。不作動位置に関しては、第一機構は、第二及び第三部分の一方にある補完凹部に係合する突起を第二及び第三部分の他方に含み、覆い位置に関しては、第二機構は、一方の部分にある補完スロットに係合するペグを他方の部分に含む。突起及びペグは異なる部分に位置することができる。このようにして、第三部分の突起は第二部分にある凹部に係合することができ、第二部分のペグは第三部分にあるスロットに係合して、永続的にロックすることができる。2つの突起及び2本のペグが存在することが好都合である。
また、針用の二次ロック機構を覆い位置に設けることができる。二次ロック機構は、不作動位置を越えて覆い位置に第三部分が移行すると、針の通過を可能にするが、針が元に戻るのを阻止する、第三部分にロック手段を含むことができる。二次ロック機構は、針が一対のフック間を一方向に通過できるが、逆方向には通過できないように配置された、対向する一対のフックを含むことができる。
注射器具からのシース全体の取除きが困難となるように、シースはロック機構により針を支えるハブに取り付けられる。ロック機構は、ハブ又はシースの補完凹部に係合するシース又はハブ上に突起を含む。あるいは、シース及びハブは、例えばプラスチック材料の射出成形等により、単一の構成部品として作製されてもよい。
シースは、第一部分が第二及び第三部分に対して封止するが、実質的にこれらに融着しない、単一の構成部品として成形され得る。これは、第一部分周囲の小さなギャップを型に入れて作ることにより達成される。シースは冷却すると収縮するが、第二及び第三部分は第一部分よりも収縮が大きいので、ギャップが消失し、第一部分が第二及び第三部分により保持される。これは、引き剥がしストリップのように、密閉して保持されるが融着されない第一部分が、注射器具を使用する時、容易に取り除かれ得ることを意味する。あるいは、例えば箔等のストリップからなる第一部分が後に付着される、第二及び第三部分を単一の構成部品として成形してもよい。
注射器具の針を支えるハブに取り付けられた、不作動位置における第一の針刺し防止装置の斜視図である。 第一部分が取り除かれた図1の第一の針刺し防止装置の側面図である。 中間位置を示す、図2と同様の側面図である。 図3の部分拡大斜視図である。 針刺し防止装置の壁部分の断面である。 作動位置における針刺し防止装置の側面図である。 覆い位置における針刺し防止装置の側面図である。 注射器具の針を支えるハブに取り付けられた、不作動位置における第二の針刺し防止装置の斜視図である。 図8と同様であるが、作動位置における針刺し防止装置を示す。 図9の部分拡大斜視図である。 図9の更なる部分拡大斜視図である。 図8と同様であるが、覆い位置における針刺し防止装置を示す。 不作動位置における第三の針刺し防止装置の斜視図である。 第一部分が取り除かれた図13の針刺し防止装置を示す。 図14の部分拡大斜視図である。 図15と同様であるが、作動位置における針刺し防止装置を示す。 覆い位置における図13の針刺し防止装置を示す。 図17の部分拡大図である。 図14の更なる部分を示す。 不作動位置における修正された針刺し防止装置の部分斜視図である。 図20と同様であるが、針刺し防止装置が覆い位置に位置する。
事例として、本発明の様々な実施例を添付の図面に図示する。図1〜図7に示された針刺し防止装置は、例えば、注射をするか、あるいは人体又は動物体から体液を取り出す、中空針を備えた注射器(図示せず)等の注射器具に取り付けられるシース1を含む。図示のシース1は、針3(図2〜図6参照)を支えるハブ2に取り付けられる。翻って、ハブ2は公知のいずれかの方法で注射器に取り付けられる。
シース1は、注射器の正しい使用前後のいずれかに、ユーザが誤って自分自身又は全くの他人に針を突き刺すのを防止するように設計されている。シース1は、ポリプロピレン等のプラスチック材料から単一の構成部品として射出成形され、3つの部分4,5,6から構成される。
3つの部分4,5,6は、3つの位置をとることができる。図1に示す第一の不作動位置において、3つの部分が針3を密閉して取り囲む。第二の作動位置が図6に示され、そこでは、第一部分4が取り除かれ(図2参照)、第二部分5がハブ2に取り付けられたままであり、第三部分6が枢支されて針3を露出する。第三の覆い位置が図7に示され、そこでは、第三部分6が枢動復帰され針3を覆うと共に第二部分5により保持される。
ハブ2上の凹部(図示せず)に受け入られた第二部分5上の突起(図示せず)により、ハブ2に取り付けられる第二部分5は、実質的に円筒状である。これはシースをハブに取り付ける標準的な方法であるが、この場合、ハブ2からのシース1の取外しの困難さを確保するために、突起及び凹部が標準的な取付けよりも大きくて深い。これは、シース1が正確に利用され、標準的なシースとしてではなく、使用する針を露出するためにシースがハブから正常に取り除かれることを意味する。
第一部分4及び第三部分6は、第二部分5の遠位端から軸線方向に延びており、針3の実質的に円筒状の覆いを形成する。第一部分4及び第三部分6は、共に針の先端を越えて延びている。第一部分4は、引き剥がしストリップのように、第二及び第三部分5,6の外周にその約1/6ほど広がっている。これは、第一部分4の周りに小さなギャップを与えて、シース1の成形時に達成され、シース1が冷却及び収縮するとギャップが消失する。第一部分4は、その遠位端を封鎖する半径方向内側に向かう突出部9を有する第一部分の遠位端8が、第三部分6を越えて軸線方向に延びている。第一部分4は、第二部分5に隣接して内向きに幾分先細りにされる。
第三部分6は、第二部分5の残りの外周に広がっている(外周の約5/6)。第三部分6の遠位端10には、横方向のノッチ11と、第一部分4に対向するノッチ11の片側に内部リブ付き舌片12とが、形成されている。リブ付き舌片12は、第一部分4に隣接する部分13よりも幾分長い。突出部9は舌片12の基部で第三部分と一緒に密閉する。第三部分6の相対する側のノッチ11基部から第二部分5に隣接する地点まで、補強リブ14が延びている。
第三部分6は、保持手段19及びヒンジ手段16により第二部分5に取り付けられる。図2〜4に最も良く見られるように、ヒンジ16は、第一部分4の反対側にあり、第二部分5の外周の1/4〜1/6ほど広がっている。保持手段19は、ヒンジ16により2つの部分17,18に分離されている。図4,5に最も良く見られるように、各保持部分17,18は、第三部分6上に放射状の段付き突出部20を、第二部分5上に対応する放射状の段付き突出部21を含み、各一対の対応する放射状の突出部20,21は弱められた部分15により接続されている。
各放射状の突出部20は第三部分6上に外側肩部22を形成する。各放射状の突出部21は、実質的に楔状であり、外側当接部23と第二部分5上に内側肩部24とを形成する(図5参照)。放射状の突出部20,21は、また、弱められた部分15に構造体の強度を増大させる。各弱められた部分15は、突出部20,21からヒンジ16に向かって延びており、概ねシース1の軸線に傾斜すると共にヒンジ16に向かって軸線方向に段のある割れ目を有する。
シース1が不作動位置から作動位置に移行する時、図2,3,5に示すように、注射器具に向かう第三部分6の動きにより、まず弱められた部分15が割れ目に沿って壊れる。その際、第三部分6がヒンジ16により第二部分5にのみ接続される。ヒンジ手段はリビング・ヒンジとして作製されているので、弱められた部分15が壊れて、第三部分6が約90°の角度で移動した時、ヒンジ16により第三部分6が図6に示す作動位置に自動的に移行する。
同様に、シース1が図6の作動位置から図7の覆い位置に移行する時、ユーザは第三部分を移動させるが、第三部分6が約90°の角度で移動した時、ヒンジ16により第三部分6が図7の覆い位置に移行する。覆い位置においては、第三部分6が中心を越えた所にあるので、第三部分が針3の先端部と接触して針刺しから身を守る、ことが分かるであろう。第三部分6上の各外側肩部22を第二部分5上の対応する内側肩部24に係合させた状態で、第三部分6は保持手段19により覆い位置に保持される。当然のことながら、これを達成するために、第二部分5と第三部分6は半径方向に相対的に偏向される。通常、半径方向内側に偏向されるのは第三部分6であり、ヒンジ16により移動が調整される。覆い位置において、注射器具は廃棄処分される準備ができている。
シース1は、前述のように、1回の成形作業で2部品が射出成形され、単一の構成部品が得られる。第二及び第三部分5,6が1つの部品として成形され、第一部分4がその周囲に小さなギャップを有する別の部品として成形される。材料が成形後に冷却すると収縮するので、ギャップが消失し、第一部分4が、第二及び第三部分5,6と密閉して係合するが、第二及び第三部分に融着することはない。冷却されると、針3を支えるハブ2にシース1を取り付けることができ、針3が密閉して取り囲まれる。
使用において、針3を取り囲むシース1付きのハブ2は、注射器等の注射器具に取り付けられる。シース1は図1の不作動位置にある。その時、ユーザが、第一部分4の遠位端における突出部9を把持し、第一部分を引っ張って、これを第二及び第三部分5,6から取り除く(図2参照)。突出部9が針3の端部を越えて位置するので、ユーザが針3に触れる危険性がない。ユーザは、第一部分4を廃棄した後、舌片12を把持するか、あるいはこれを簡便な固体表面の縁部に置き、力を加えて第三部分6を針3から離れさせる。ヒンジ16により第三部分6が第二部分5に取り付けられた状態で、第三部分が移動すると、図3に示すように、弱められた部分15が壊れる。
第三部分が約90°の角度で移動すると、その時、ヒンジ16により第三部分が図6の作動位置に移行する。その後、ユーザは、注射を施し、これが終わると、第三部分6の自由端10に力を加えて、再び第三部分を針3の方向に向かわせる。第三部分が約90°移動した時、ヒンジ16は、第三部分6上の肩部22を第二部分5上の内側肩部24に係合させた状態で、第三部分を図7の覆い位置に移行させる。この位置において、第三部分6は、針の先端部を係合すると共にこれを越えて延びており、針刺しの可能性から身を守る。当然のことながら、作動位置にある第三部分6は針の先端部に近くないので、第三部分6を覆い位置に向かわせる力を加える際に、針刺し傷害の危険性がない。同様に当然のことながら、保持手段19は、確実に、第三部分6が覆い位置から容易に離れて針3を再び露出することができないようにする。
第二実施例が図8〜図12に示される。この実施例は、図1〜図7の装置の変更例であり、対応する部品には対応する参照番号を適用する。図8〜図12に示すように、シース1は、やはり、針3を支えるハブ2に取り付けられた3つの部分4,5,6から構成される。
第二部分5は、実質的に円筒状であって、この場合一体成形されることによりハブ2に取り付けられる。これは、シース1が正確に利用され、標準的なシースとしてではなく、使用する針を露出するためにシースがハブから正常に取り外されることを意味する。
第一部分4及び第三部分6は、第二部分5の遠位端から軸線方向に延びており、針3の実質的に円筒状の覆いを形成する。第一部分4及び第三部分6は、共に針の先端を越えて延びている。第一部分4は、第二及び第三部分5,6の外周にその約1/4ほど広がっていて、箔の引き剥がしストリップとして設けられる。第一部分は、その遠位端8が第三部分6を越えて軸線方向に延びており、第一部分4を取り除く際にユーザが把持する突出部9を形成する。近位端では、第一部分4は第二部分5の上に延びている。第二部分5及び第三部分6は、第一部分4を付着する表面が共に平坦である(図9〜11参照)。
第三部分6は、第二部分5の残りの外周に広がっている(外周の約3/4)。第三部分6の遠位端10には封止部材29が形成されていて、針3の先端部を覆う。
針3を備えたハブ2と第二及び第三部分5,6とは、プラスチック材料から単一の構成部品として射出成形される。箔の引き剥がしストリップ(第一部分4)は、成形後に任意の好適な方法で付着される。
第三部分6は、保持手段19及びリビング・ヒンジからなるヒンジ手段16により、第二部分5に取り付けられる。図9,10に最も良く見られるように、ヒンジ16は、第一部分4の反対側にあり、第二部分5の外周の1/4〜1/6ほど広がっている。保持手段19は、ヒンジ16の反対側にあり、不作動位置において第一部分4により覆われる。
保持手段19は、図9,図10に最も良く示され、ペグ(peg;止めくぎ)及びスロット配列を含む。2本のペグ30が、第三部分6の近位端に設けられ、第二部分5に形成された補完スロット31に各々が係合する、第二部分5に向かって軸線方向に延びている。各ペグ30は、第三部分6の平坦面32に隣接して配置され、各ペグ30の基部に補強リブ33が形成されている。軸線方向のスロット34が各ペグ30に隣接する第三部分6に形成され、半径方向の弾性の必要量を各ペグに与える。
各ペグ30は、外側方向に突出する(互いに離れて)2つの戻り止め35,36を備え、それぞれのスロット31における凹部(図示せず)に係合するように構成されている。第一戻り止め35はペグ30の自由端における保持戻り止めである。保持戻り止め35は、凹部から離脱できるように、丸い輪郭37をなす。不作動位置において第一戻り止め35は凹部に係合し、作動位置への第三部分6の移行で第一戻り止めを凹部から離脱することができる。第二戻り止め36は、ペグ30の基部に隣接しており、傾斜面39と、第三部分の軸線に直角の平坦面40とを有するモミの木の輪郭38をなす。第二戻り止め36は、ロック戻り止めであって、凹部からは離脱しない。第二戻り止め36は、第三部分6が覆い位置に移行すると、凹部に係合して永続的にロックする。
また、第三部分6は一対の傾斜した棚41(その1つのみを図示)を有する。各棚41は、ヒンジ16からペグ30の一方に向かって延びている。覆い位置を決めて、ペグ30上のロック戻り止め36が凹部に係合することを確実にするために、棚41は、第三部分が覆い位置に移行する際の第三部分6のストッパーを形成する。
図11は、針3用の二次ロック機構42を示す。二次ロック機構は、第三部分6の内面に設けられた一対のフック43を含む。フック43の自由端間にギャップ44が画成され、その配列は、針がギャップ44を通過可能なように、針3がフック43を弾性的に偏向させることができるというものである。その後、フック43は、針3がギャップ44を通って戻ることができない元の位置に復帰する。これにより、覆い位置にある第三部分に針3をロックする。
覆い位置が図12に示されており、第三部分6が中心を越えた所にあり、ペグ30がスロット31にロックされ、第三部分6の近位部分45が棚41と外側に変形した自由縁部との間にある。
使用において、針3を取り囲むシース1付きのハブ2を注射器等の注射器具に取り付ける。シース1は、保持戻り止め35を凹部に係合させた状態で、図8の不作動位置にある。第一部分4が所定の位置にある間、第三部分6は、第一部分4が確実に第二部分5に接続されているので、動くことができない。それから、ユーザは、第一部分4の遠位端で突出部9を把持し、第一部分を引っ張って、これを第二及び第三部分5,6から取り除く。突出部9が針3の端部を越えて位置するので、ユーザは針3に触れる危険性がない。第一部分4を取り除くと、第三部分6が第二部分5に対して動くことが可能である。ユーザは、第一部分4を廃棄した後、第三部分6を把持し、力を加えて第三部分6を針3から離れさせる。ヒンジ16により第三部分6が第二部分5に取り付けられた状態で、第三部分6が移動すると、保持戻り止め35が凹部から離脱する。
第三部分6が約90°の角度で移動すると、その時、ヒンジ16により第三部分が図9の作動位置に移行する。それから、ユーザは、注射を施し、これが終わると、第三部分6の自由端に力を加えて、再び第三部分を針3の方向に向かわせる。作動位置にある第三部分6は針の先端部に近くないので、第三部分6を覆い位置に向かわせる力を加える際に、針刺し傷害の危険性がない。第三部分が約90°移動した時、ヒンジ16により第三部分が不作動位置に戻る。ユーザが更に力を加えると、第三部分6は図12の覆い位置に移行する。不作動位置においては針の先端が封止部材29で保護されているので、ユーザは針3の先端に触れる危険性がない。
棚41は第二部分5に係合して覆い位置を決める。これは、中心を約8°越えた所にあり、第三部分6上にあるペグ30上のロック戻り止め36を第二部分5にある凹部に係合させるに十分である。また、針3が二次ロック機構のギャップ44を通過する。覆い位置において、第三部分6は、針の先端部を係合し、これを越えて延びており、針刺しの可能性から身を守る。当然のことながら、ロック戻り止め36は、確実に、第三部分6が覆い位置から容易に離れて針3を再び露出することができないようにする。
第三実施例が図13〜19に図示される。これは図8〜図12に示す装置の変更例であり、対応する部品には対応する参照番号を適用する。図8〜図12の実施例と同様に、シース1は、第二及び第三部分5,6が針3を支えるハブ2と一体成形された、3つの部分4,5,6から構成される。第一部分4は箔の引き剥がしストリップからなる。図示のハブ2は注射器具100に取り付けられる。
この実施例において、第二部分5は外部輪郭が矩形状であり、第三部分6は第二部分5に係合する基部50が対応した形状をなす。第二部分5は内部に針3用のハブ2を収容する。第三部分6は、基部50の3辺から軸線方向に延びる実質的にU字状部分51を有し、第一部分4により終端する針3の覆いを形成する。第一及び第三部分4,6は各々が針の先端部を越えて延びており、第三部分6は遠位端52が面取りされる。
第一部分4は、その遠位端が第三部分6を越えて軸線方向に延びており、第一部分4を取り除く際にユーザが把持する突出部9を形成する。その近位端では、第一部分4は、基部50の第四開口面53及び第二部分5の対応する開口面54を越えて延びている。第二部分5及び第三部分6は各々、第一部分4を付着させるために、表面が平坦であり、不作動位置において同一平面内にある。第一部分4は、任意の好適な方法で第二及び第三部分に付着される。
第三部分6は、保持手段19と、既に述べたようにリビング・ヒンジからなるヒンジ手段16とにより第二部分5に取り付けられる。図16に最も良く見られるように、ヒンジ16は、開口面53に対向する基部50の側面55に設けられる。基部50の他の2側面56,57は第二部分5の対応する側面58,59を越えて延びており、それらの内面が第二部分5の外面に密閉して係合する。
保持手段19は、図15,図16に最も良く見られ、修正されたペグ及びスロット配列を含む。2本のペグ30は、やはり、第三部分6から第二部分5に向かって延びているが、基部50内に収容されている。先行する実施例と同様に、各ペグは2つの戻り止め35,36を有するが、これらは互いに離れるというよりはむしろ開口面53に向かって突出する。戻り止め35,36の形状及び機能は、それ以外に、先行する実施例のものと同じである。
各ペグ30には、第二部分5のそれぞれの側面58,59に、外側に形成された補完スロット31がある。各スロット31には、開口遠位端に凹部60が突起61により画成されている。各スロット31の近位基端部62は、閉塞されていて、かつ、覆い位置においてペグ30を収容するために突起61の下方に広がっている。ロック戻り止め36が突起61の下方に係合する覆い位置を決めるために、各スロット31の基部62は、第三部分が覆い位置に移行する時の第三部分6のストッパーを形成する。この位置が図17,18に示されている。
図14は、不作動位置における保持手段19を示し、ペグ30上の保持戻り止め35がスロット31の開口端に密閉して係合する。図15は、スロット31からペグ30が丁度解放された保持手段19を示し、一方、図16は、作動位置にある装置を示す。図19は、フック43が図11と同様に第三部分6上に設けられた、二次ロック機構42を示す。
使用時には、図13〜19の実施例は、図8〜12のものと非常に良く似た方法で作動する。唯一の相違は覆い位置への移行にある。既に述べたように、作動位置(図16)にある第三部分に加えられる力により、第三部分6が再び針3に向かい、第三部分6が約90°移動した時、ヒンジ16により第三部分6が不作動位置に向かう(図15)。それから、ユーザは、更に力を加えて、第三部分6の端部52により針3の先端が保護される図17,図18の覆い位置へ第三部分6を移行させる。ペグ30がスロット31に進入し、ペグ30の自由端がスロットの基部62に係合するまで、ペグの移動を継続する。なお、基部位置では、ロック戻り止め36が突起61の下方に係合して、針3を再び露出する方向に覆い位置から離れようとする動きに抗して第三部分6をロックする。また、針3も二次ロック機構42によりロックされる。
図20,図21は、図13〜図19の実施例の変更例を示す。変更は保持手段19に対する。この実施例では、保持手段19は、不作動位置に関する第一機構63及び覆い位置に関する第二機構64を有する。第一機構63は、第二部分5の各側面58,59に形成された、外側に突出する三角形のリブ65を含み、基部50の各側面56,57の内面における補完凹部66に係合するように構成されている。各リブ65は側面58,59に沿って途中までだけ延在する。凹部66へのリブ65の係合は、手動力を第三部分6に加えてこれを作動位置に移行させるまで、第二及び第三部分5,6を所定の位置に維持する。
第二機構64は、覆い位置にロックし、ペグ及びスロット配列を含む。2本のペグ67が、第三部分6に設けられ、第二部分5に向かって実質的に針3と平行に軸線方向に延びている。各ペグ67は外側に面したフック68で終端する。各ペグ67は、第二部分5の内側に形成された軸線方向のスロット69に没入するように構成され、開口面54に隣接する。各スロット69は、形状がそれぞれのペグ67上のフック68を補完する開口部70を有する。また、第二部分5は、開口面54からヒンジ16に向かって各側面58,59の内面に延在する、ストッパー用リブ(図示せず)を有する。
第三部分6が覆い位置に移行する間、各ペグ67は第二部分5に軸線方向に移動する。各フック68はそれぞれのストッパー用リブに係合し、リブは、フックが針3に傾くように、フックを弾性的に他方のフック68に向けて押しやる。更に軸線方向に進めると、各フック68は、ストッパー用リブを通過して、その弾性により針3と平行な位置に復帰し、それぞれの開口部70に進入する。ストッパー用リブがフック68の逆方向の動きを阻止するように構成されているので、フック68はその際開口部70にロックされる。このようにして、覆い位置を決め、かつ、第二機構64が作動して確実にロックするために、ストッパー用リブは、第三部分が覆い位置に移行すると第三部分6の動きを停止させる。
使用において、針3を取り囲むシース1付きのハブ2が、注射器100等の注射器具に取り付けられる。シース1は、保持リブ65を凹部66に係合させた状態で、図20の不作動位置にある。第一部分4が所定の位置にある間は、第一部分4が第二部分5に確実に接続されているので、第三部分6は動くことができない。この時、ユーザは、第一部分4の遠位端における突出部9を把持し、第一部分を引っ張って、これを第二及び第三部分5,6から取り除く。突出部9が針3の端部を越えて位置するので、ユーザは針3に触れる危険性がない。第一部分4の取り除きにより、第三部分6が第二部分5に対して移動可能になる。
ユーザは、第一部分4を廃棄した後、第三部分6を把持し、力を加えて第三部分6を針3から離れさせる。ヒンジ16により第三部分6が第二部分5に取り付けられた状態で、第三部分6が移動すると、リブ65が凹部66から離脱する。第三部分が約90°の角度で移動すると、その時、ヒンジ16により第三部分が作動位置に移行する。その後、ユーザは、注射を施し、これが終わると、第三部分6の自由端に力を加えて、再び第三部分を針3の方向に向かわせる。作動位置にある第三部分6は針の先端部に近くないので、第三部分6を覆い位置に向かわせる力を加える際に、針刺し傷害の危険性がない。
第三部分が約90°移動した時、ヒンジ16により第三部分が不作動位置に戻る。ユーザが更に力を加えると、第三部分6は図21の覆い位置に移行する。不作動位置においては針の先端が第三部分6の端部52によって保護されているので、ユーザは針3の先端に触れる危険性がない。
リブ65は、凹部66に出たり入ったりし、それから、フック68が、ストッパー用リブにより弾性的に歪められながら、リブを越えて移動した後、ロック開口部70に係合して、覆い位置を決める。これは中心を約8°越えた所にある。また、針3が二次ロック機構のギャップ44を通過する。覆い位置において、第三部分6は、針の先端部を係合し、これを越えて延びていて、針刺しの可能性から身を守る。当然のことながら、ロック機構64は、確実に、第三部分6が覆い位置から容易に離れて針3を再び露出することができないようにする。以上のように、全ての実施例において、シース1は製造及び使用が簡単な針刺し防止装置を提供する。
本願発明は、次のような形態を取ることができる。
[形態1]
中空針(3)を有する注射器具用針刺し防止装置であって、
注射器具に取り付けられるシース(1)を含み、該シースが、次のように、即ち、
第一の、不作動位置では、シースが針(3)を密閉して取り囲み、
第二の、作動位置では、シースの第一部分(4)が取り除かれ、第二部分(5)が注射器具に取り付けられたままであり、そして第三部分(6)がヒンジ手段(16)の周りに枢支されて針を露出し、
第三の、覆い位置では、第三部分(6)がヒンジ手段(16)の周りに枢支されて針の少なくとも先端部を覆うと共に第二部分(5)により保持されるように、構成及び配置され、
前記ヒンジ手段(16)及び保持手段(19)により前記第二と第三部分(5,6)が接続され、保持手段(19)が不作動位置及び覆い位置において係合され、
前記保持手段(19)が、第二及び第三部分(5,6)上に少なくとも一対の段付き部分(21,20)を含み、
前記不作動位置では、該不作動位置からの第三部分(6)の角運動が所定量を超えた時に、壊れるようにされた弱められた部分(15)により、前記一対の段付き部分(21,20)が取り付けられることを特徴とする、針刺し防止装置。
[形態2]
前記段付き部分(21,20)が二対設けられ、該二対がヒンジ手段(16)により隔てられて、各対の段付き部分が弱められた部分(15)により取り付けられる、形態15又は16に記載の針刺し防止装置。
[形態3]
前記覆い位置では、第三部分(6)上の段付き部分(20)又はその各々が、第二部分(5)上のそれぞれの段付き部分(21)の背後に係合して、第三部分(6)を覆い位置に保持する、形態1又は2に記載の針刺し防止装置。
[形態4]
中空針(3)を有する注射器具用針刺し防止装置であって、
注射器具に取り付けられるシース(1)を含み、該シースが、次のように、即ち、
第一の、不作動位置では、シースが針(3)を密閉して取り囲み、
第二の、作動位置では、シースの第一部分(4)が取り除かれ、第二部分(5)が注射器具に取り付けられたままであり、そして第三部分(6)がヒンジ手段(16)の周りに枢支されて針を露出し、
第三の、覆い位置では、第三部分(6)がヒンジ手段(16)の周りに枢支されて針の少なくとも先端部を覆うと共に第二部分(5)により保持されるように、構成及び配置され、
前記ヒンジ手段(16)及び保持手段(19)により前記第二と第三部分(5,6)が接続され、保持手段(19)が不作動位置及び覆い位置において係合され、
前記保持手段(19)が、不作動位置のための第一機構(63)及び覆い位置のための第二機構(64)を含み、
前記第一機構(63)が、第二及び第三部分(6,5)の一方にある補完凹部(66)に係合する、突起(65)を他方の部分(5,6)に含み、第二機構(64)が一方の部分(6,5)にある補完スロット(69)に係合するペグ(67)を他方の部分(5,6)に含むことを特徴とする、針刺し防止装置。
[形態5]
前記突起(65)とペグ(67)が別々の部分に位置する、形態4に記載の針刺し防止装置。
[形態6]
前記第二部分(5)が針(3)を支えるハブ(2)に取り付けられる、形態1又は4に記載の針刺し防止装置。
[形態7]
前記不作動位置では、第一及び第三部分(4,6)が、針(3)の端部を越えて第二部分(5)から軸線方向に延び、針のための実質的に円筒状の覆いを形成する、形態1又は4に記載の針刺し防止装置。
[形態8]
前記第一部分(4)が前記覆いの外周に外周の約1/6〜1/2に広がる、形態1又は4に記載の針刺し防止装置。
[形態9]
前記第二部分(5)から遠い針刺し防止装置の端部に、第一部分(4)が第三部分(6)を越えて軸線方向に延びる突出部(9)を有する、形態1又は4に記載の針刺し防止装置。
[形態10]
前記第三部分(6)が、該第三部分(6)に力を加えることにより、不作動位置から作動位置に、そして作動位置から覆い位置へ角運動可能である、形態1又は4に記載の針刺し防止装置。
[形態11]
前記不作動位置では、第三部分(6)が針の先端部を越えて突出する舌片(12)を有する、形態1又は4に記載の針刺し防止装置。
[形態12]
前記不作動位置からの第三部分(6)の移動と続く保持手段(19)の離脱により、ヒンジ手段(16)が作用して第三部分(6)が作動位置に自動的に移行するように、ヒンジ手段(16)が構成される、形態1又は4に記載の針刺し防止装置。
[形態13]
前記作動位置では、第三部分(6)ができるだけ注射器具に沿って注射器具の近くにある、形態1又は4に記載の針刺し防止装置。
[形態14]
前記作動位置からの第三部分(6)の移動中に、その角運動が所定量を超えると、ヒンジ手段(16)が作用して第三部分(6)を覆い位置に向かって移動させる、形態1又は4に記載の針刺し防止装置。
[形態15]
前記ヒンジ手段(16)が第三部分(6)を直接的に覆い位置に移行させる、形態14に記載の針刺し防止装置。
[形態16]
前記第三部分(6)を覆い位置に移行させるため手動力が加えられる、形態14に記載の針刺し防止装置。
[形態17]
前記覆い位置において第三部分(6)が不作動位置を越えており、ロック装置が作動する位置において前記保持手段(19)が係合する、形態1又は4に記載の針刺し防止装置。
[形態18]
針用の二次ロック機構(42)が前記覆い位置に設けられる、形態1又は4に記載の針刺し防止装置。
[形態19]
前記二次ロック機構(42)が、不作動位置を越えて覆い位置に第三部分が移行すると、針の通過を可能にするが、針が元に戻るのを阻止する、第三部分(6)にロック手段を含む、形態18に記載の針刺し防止装置。
[形態20]
前記二次ロック機構(42)が対向する一対のフック(43)を含む、形態18又は19に記載の針刺し防止装置。
[形態21]
前記シース(1)がロック機構により針(3)を支えるハブ(2)に取り付けられる、形態1又は4に記載の針刺し防止装置。
[形態22]
前記シース(1)及びハブ(2)が単一の構成部品として作製される、形態1又は4に記載の針刺し防止装置。

Claims (10)

  1. 中空針(3)を有する注射器具用針刺し防止装置であって、
    注射器具に取り付けられるシース(1)を含み、該シースが、次のように、即ち、
    第一の、不作動位置では、シースが針(3)を密閉して取り囲み、
    第二の、作動位置では、シースの第一部分(4)が取り除かれ、第二部分(5)が注射器具に固定的に取り付けられたままであり、そして第三部分(6)がヒンジ手段(16)の周りに枢支されて針(3)を露出し、
    第三の、覆い位置では、第三部分(6)がヒンジ手段(16)の周りに枢支されて針の少なくとも先端部を覆うと共に第二部分(5)により保持されるように、構成及び配置され、
    前記ヒンジ手段(16)及び保持手段(19)により前記第二と第三部分(5、6)が接続され、保持手段(19)が前記不作動位置及び前記覆い位置において係合され、
    前記保持手段(19)が、第二又は第三部分(5、6)の一方にある少なくとも1本のペグ(30、67)を備え、該少なくとも1本のペグ(30、67)が、第二又は第三部分の他方に設けた補完スロット(31、69)に係合し、
    前記ペグ(30)が2つの戻り止め(35、36)を有し、前記不作動位置では第一戻り止め(35)が前記補完スロット(31)内の凹部に係合し、前記覆い位置では第二戻り止め(36)が前記補完スロット(31)内の前記凹部に係合することを特徴とする、針刺し防止装置。
  2. 請求項1に記載の針刺し防止装置であって、前記ペグ(30、67)又はその各々が第三部分(6)に設けられ、前記スロット(31、69)又はその各々が第二部分(5)に設けられる、装置
  3. 請求項1又は2に記載の針刺し防止装置であって、前記第二部分(5)が針(3)を支えるハブ(2)に取り付けられる、装置
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の針刺し防止装置であって、前記不作動位置では、第一及び第三部分(4、6)が、針(3)の端部を越えて第二部分(5)から軸線方向に延び、針のための実質的に円筒状の覆いを形成する、装置
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の針刺し防止装置であって、前記第一部分(4)が前記覆いの外周に外周の約1/6〜1/2に広がる、装置
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の針刺し防止装置であって、前記第三部分(6)が、該第三部分(6)に力を加えることにより、不作動位置から作動位置に、そして作動位置から覆い位置へ角運動可能である、装置
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の針刺し防止装置であって、前記不作動位置からの第三部分(6)の移動と続く保持手段(19)の離脱により、ヒンジ手段(16)が作用して第三部分(6)が作動位置に自動的に移行するように、ヒンジ手段(16)が構成される、装置
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の針刺し防止装置であって、前記作動位置からの第三部分(6)の移動中に、その角運動が所定量を超えると、ヒンジ手段(16)が作用して第三部分(6)を覆い位置に向かって移動させる、装置
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の針刺し防止装置であって、前記覆い位置において第三部分(6)が不作動位置を越えており、ロック装置が作動する位置において前記保持手段(19)が係合する、装置
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の針刺し防止装置であって、針用の二次ロック機構(42)が前記覆い位置に設けられる、装置
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