JP5801361B2 - キャスター装置並びにキャスター装置を具備した家具 - Google Patents

キャスター装置並びにキャスター装置を具備した家具 Download PDF

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Description

本発明は、例えば、衣類等を収納するのに便利な収納ケースや、物を載置する棚や椅子などの家具に設けるキャスター装置並びにキャスター装置を具備した家具に関するものである。
従来から、例えば、衣類等を収納するのに便利な収納ケースや、物を載置する棚や椅子などの家具に設けるキャスター装置として、例えば実用新案登録第3010922号に開示されるようなキャスター装置(以下、従来例)が提案されている。
この従来例は、家具の下面部四隅部分に対向するリブを垂設し、このリブ夫々にキャスターの軸部を回動自在に嵌合枢着する嵌合凹溝を設けた構成であり、よって、家具はキャスターの回転により床面上をスムーズに移動させることができる。
ところで、従来例は、リブを家具における前後左右方向の四方向に垂設し、このリブ夫々に、キャスターの軸部を着脱自在に嵌合枢着する嵌合凹溝を設けており、よって、四方向の各リブのうちの対向する左右リブの嵌合凹溝、若しくは対向する前後リブの嵌合凹溝を選択してキャスターの軸部を嵌合枢着することで、キャスターが回転する向きを左右方向と前後方向とに切り替えすることができる。
実用新案登録第3010922号公報
本発明者は、前述したキャスター装置について更なる開発を進め、その結果、極めて商品価値の高い画期的なキャスター装置並びにキャスター装置を具備した家具を開発した。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
収納ケースや棚などの家具1の下面部に設けたキャスター取付部2に、キャスター11を回転自在に設けたキャスター構造部3を回動自在に設けたキャスター装置であって、前記キャスター取付部2に設けた軸受部4若しくは軸部と回動自在に差し込み連結し得る軸部5若しくは軸受部を前記キャスター構造部3に設け、このキャスター構造部3は、片手で摘まんで回動し得る摘子状基体10の下部に前記キャスター11を回転自在に設け、このキャスター構造部3を片手操作で自由に前記キャスター11の向きを切り替え自在に構成したものであり、前記キャスター取付部2に設けた前記軸受部4若しくは前記軸部を中心として囲繞する第一囲繞部8を前記キャスター取付部2に設けるとともに、前記キャスター構造部3に設けた前記軸部5若しくは前記軸受部を中心として囲繞する第二囲繞部9を前記キャスター構造部3に設け、前記軸部5と前記軸受部4とを差し込み連結することに伴い、前記第一囲繞部8,前記第二囲繞部9の一方が他方に対して回動自在に被嵌連結し得るように前記第一囲繞部8及び前記第二囲繞部9の形状を設定し、前記キャスター構造部3を回動させた際、前記第一囲繞部8若しくは前記第二囲繞部9に設けた位置決め凸部6と係脱自在に凹凸係合することで前記キャスター構造部3の回動を阻止して位置決めする位置決め凹部7を前記第二囲繞部9若しくは前記第一囲繞部8に設け、前記位置決め凸部6,前記位置決め凹部7の少なくとも一方を複数設けて、前記キャスター構造部3を回動させた際の複数の所定回動角度位置で位置決めが行われ、前記キャスター11の向きを切り換え自在に構成したことを特徴とするキャスター装置に係るものである。
また、前記第一囲繞部8,前記第二囲繞部9の少なくとも一方は他方に対して回動自在に被嵌連結し得る筒状であり、前記位置決め凸部6は、前記第一囲繞部8若しくは前記第二囲繞部9の外周面に突設した構成であり、前記位置決め凹部7は、筒状の前記第二囲繞部9若しくは前記第一囲繞部8の長さ方向にして開口端部に開口するスリット14を設けて構成したことを特徴とする請求項1記載のキャスター装置に係るものである。
また、前記第一囲繞部8,前記第二囲繞部9の少なくとも一方は他方に対して回動自在に被嵌連結し得る筒状であり、前記位置決め凸部6は、筒状の前記第一囲繞部8若しくは前記第二囲繞部9の内周面に突設した構成であり、前記位置決め凹部7は、筒状の前記第二囲繞部9若しくは前記第一囲繞部8の長さ方向にして開口端部に開口するスリット14を設けて構成したことを特徴とする請求項1記載のキャスター装置に係るものである。
また、前記キャスター構造部3は、前記軸部5若しくは軸受部を有する前記摘子状基体10と、この摘子状基体10に着脱自在に設ける前記キャスター11とで構成し、前記摘子状基体11の下部を平坦面部12とし、この平坦面部12に前記キャスター11を取り付けるキャスター取付凹部13を設けるとともに、このキャスター取付凹部13を構成する対向内壁部13a夫々に、前記キャスター11の枢着軸11bを着脱自在に嵌合枢着する嵌合凹溝15を設け、前記キャスター取付凹部13内に前記キャスター11を取り付けた際、前記キャスター11の少なくとも一部が前記平坦面部12から突出するように構成したことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載のキャスター装置に係るものである。
また、前記摘子状基体10の外周面には上下方向に長さを有する複数の指掛け凹条部10aを設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のキャスター装置に係るものである。
また、収納ケースや棚などの家具1の下面部に設けるキャスター取付部2に、キャスター11を回転自在に設けたキャスター構造部3を回動自在に設けたキャスター装置であって、前記キャスター取付部2に設けた軸受部4若しくは軸部と回動自在に差し込み連結し得る軸部5若しくは軸受部を前記キャスター構造部3に設け、このキャスター構造部3は、片手で摘まんで回動し得る摘子状基体10の下部に前記キャスター11を回転自在に設け、このキャスター構造部3を片手操作で自由にキャスター11の向きを切り替え自在に構成したものであり、前記キャスター取付部2に設けた前記軸受部4若しくは前記軸部を中心として囲繞する第一囲繞部8を前記キャスター取付部2に設けるとともに、前記キャスター構造部3に設けた前記軸部5若しくは前記軸受部を中心として囲繞する第二囲繞部9を前記キャスター構造部3に設け、前記軸部5と前記軸受部4とを差し込み連結することに伴い、前記第一囲繞部8,前記第二囲繞部9の一方が他方に対して回動自在に被嵌連結し得るように前記第一囲繞部8及び前記第二囲繞部9の形状を設定し、前記キャスター構造部3を回動させた際、前記軸受部4若しくは前記軸部5に設けた位置決め凸部6と係脱自在に凹凸係合することで前記キャスター構造部3の回動を阻止して位置決めする位置決め凹部7を前記軸部5若しくは前記軸受部4に設け、前記位置決め凸部6,前記位置決め凹部7の少なくとも一方を複数設けて、前記キャスター構造部3を回動させた際の複数の所定回動角度位置で位置決めが行われ、前記キャスター11の向きを切り換え自在に構成したことを特徴とするキャスター装置に係るものである。
また、請求項1〜6のいずれか1項に記載のキャスター装置を具備した家具に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、前述した従来例と異なり、キャスターの回転する向きをキャスター構造部を片手で摘まんで水平方向に回動させるだけで簡易且つ迅速に切り替えることができ、また、このキャスター構造部を水平方向へ回動させた際の複数の所定回動角度位置で位置決めが行われるから、家具を移動させたい方向にキャスターの回転方向を確実に固定することができるなど、極めて操作性が良く、しかも、その構造上、シンプルな構造でありながら堅固な連結を達成しつつ前述した作用効果を確実に発揮することになるなど、極めて商品価値の高い画期的なキャスター装置並びにキャスター装置を具備した家具となる。
また、請求項2,3,4記載の発明においては、よりシンプルな構造でありながら堅固な連結を達成しつつ前述した作用効果を確実に発揮することになるなど、極めて商品価値の高い画期的なキャスター装置並びにキャスター装置を具備した家具となる。
また、請求項5記載の発明においては、キャスター構造部をしっかり摘まむことができ、このキャスター構造部を水平方向へ回動させる際の操作性が極めて良いなど、極めて商品価値の高い画期的なキャスター装置並びにキャスター装置を具備した家具となる。
本実施例を示す斜視図である。 本実施例の要部を示す分解斜視図である。 本実施例の要部の説明断面図である。 本実施例の要部を示す斜視図である。 本実施例の要部を示す底面図である。 本実施例の要部を示す平面図である。 本実施例の要部の動作説明図である。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
例えば、家具1の移動方向を切り換えたい場合、キャスター構造部3の摘子状基体10を片手で摘まんで回動させると、キャスター11の回転する向きが変わる。このキャスター構造部3の回動操作は、あたかもドアのノブを回動させるような感覚で安定的に回動させることができ、キャスター11の向きの切り替え操作が極めて良好に行える。
また、本発明は、キャスター構造部3を回動させた際、位置決め凸部6と位置決め凹部7とが係脱自在に凹凸係合することで、キャスター構造部3の回動を阻止して位置決めが行われ、しかも、位置決め凸部6,位置決め凹部7の少なくとも一方を複数設けており、キャスター構造部3を回動させた際の複数の所定回動角度位置で位置決めが行われ、キャスター11の向きを切り換えられる。
従って、本発明は、キャスター構造部3の摘子状基体10を摘まんで回動させてキャスター11の向きを変えることも、このキャスター構造部3を回動させた後にキャスター11の向きを位置決めして固定することも簡易且つ迅速に行えることになる。
また、本発明は、前述したキャスター構造部3の回動は、軸受部4に対して軸部5が軸受けされた状態で行われることの他、更に、第一囲繞部8と第二囲繞部9とが軸受けされた状態で回動するによっても行われており、よって、キャスター取付部2に対するキャスター構造部3の堅固な連結を達成しつつ前述した作用効果を確実に発揮することになる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、収納ケースや棚などの家具1の下面部に設けたキャスター取付部2に、キャスター11を回転自在に設けたキャスター構造部3を回動自在に設けたキャスター装置Jである。
本実施例では、家具1として、図1に図示したように容器本体1aの上部開口部に蓋体1bを設けた合成樹脂製の収納ケースを採用しているが、家具1としては図示した蓋付き収納ケースの他にも、引き出し式収納ケースや収納ボックスや棚やテーブルや椅子などでも良く、また、素材も合成樹脂製に限らないなど、本実施例の特性を発揮する構成であれば適宜採用し得るものである。
以下、本実施例に係る構成各部について詳細な説明をする。
キャスター取付部2は、図2に図示したように家具1の下面部の四箇所(四隅部分)に一体成形しており、各箇所に筒状部4を垂設しており、この筒状部4は後述するキャスター構造部3の軸部5と回動自在に差し込み連結し得る軸受部4として構成している。尚、キャスター取付部2に軸部5を設け、キャスター構造部3に軸受部4を設けても良い。
また、軸受部4の軸受孔にして先端開口部には環状(帯状)の径小部4aを設けており、この径小部4aは後述する軸部5に設けた環状の径大部5aよりも径小に設定し、この径小部4aに軸部5の径大部5aを合成樹脂の変形を利用して圧入して差し込むことで抜け止め係止することになり、且つ、反対に強く引けば係脱して軸部5を引き抜くことができる。
また、軸受部4の周辺部位には該軸受部4を中心とする平面視円筒状の第一囲繞部8を設けている。
この第一囲繞部8は、前述した軸部5と軸受部4とを差し込み連結することに伴い、後述する第二囲繞部9が回動自在に被嵌連結するように構成している。
尚、第一囲繞部8の形状は筒状に限らず円柱状でも良く、また、第二囲繞部9に対して第一囲繞部8が回動自在に被嵌連結するように構成しても良い。この場合、第一囲繞部8の内周面に後述する位置決め凸部6を設け、この位置決め凸部6と凹凸係合する後述する位置決め凹部7を第二囲繞部9に設けることになる。
また、第一囲繞部8の外周面には複数の位置決め凸部6を設けている。
この位置決め凸部6は、第一囲繞部8の外周面所定位置に上面が湾曲する蒲鉾型形状の凸条を設けて構成しており、キャスター構造部3を回動させた際、第二囲繞部9に設けた位置決め凹部7と係脱自在に凹凸係合することでキャスター構造部3の回動を阻止して位置決めする位置決め手段として構成している。
また、位置決め凸部6は、図3に図示したようにキャスター構造部3の360°の回動角度範囲における90°毎に計4つ設けている。
従って、キャスター構造部3は、水平方向に回動させた際、90°の回動角度位置で位置決めが行われることになる。即ち、後述するキャスター11が前後方向と左右方向に向いた状態で位置決めされるように構成している。
尚、この位置決め凸部6は、前述したように第二囲繞部9に対して第一囲繞部8が回動自在に被嵌連結するように構成した場合には、第一囲繞部8の内周面に設けることになり、また、位置決め凸部6及び位置決め凹部7の数や形状も適宜変更しても良く、また、位置決め凸部6を第二囲繞部9に設け、位置決め凹部7を筒状とした第一囲繞部8に設けても良い。
キャスター構造部3は、図1〜6に図示したように摘子状基体10と、この摘子状基体10に着脱自在に設けるキャスター11とで構成している。
摘子状基体10は、図2に図示したように適宜な合成樹脂製の部材で一体成形した中空状体であり、その上部中央位置に前述したキャスター取付部2の軸受部4に差し込み係止する円筒状の軸部5を有し、この軸部5を軸受部6に差し込み係止することでキャスター構造部3はキャスター取付部2に対して水平方向に回動自在に連結することができる。尚、軸部5は円柱状でも良い。
また、軸部5の周面所定位置には環状(帯状)の径大部5aを設けており、軸部5を前述した軸受部4に差し込んだ際、この径大部5aは軸受部4の径小部4aを圧入して通過して抜け止め係止するように構成している。
また、軸部5の周辺部位には該軸部5を中心として囲繞する平面視円筒状の第二囲繞部9を設けている。
この第二囲繞部9は、軸部5と軸受部4とを差し込み連結することに伴い、前述した第一囲繞部8に回動自在に被嵌連結するように構成している。
尚、第二囲繞部9の形状は筒状に限らず円柱状でも良く、この第二囲繞部9に対して第一囲繞部8を回動自在に被嵌連結するように構成しても良い。
また、第二囲繞部9には複数(4つ)の位置決め凹部7を設けている。
この位置決め凹部7は、筒状の第二囲繞部9の長さ方向にして開口端部に開口するスリット14を設けて構成している。
具体的には、図6に図示したようにキャスター構造部3の360°の回動角度範囲における90°毎に計4本のスリット14を設けており、このスリット14を設けることで第二囲繞部9は合成樹脂の戻り弾性付勢を伴った径方向への拡縮が自在となる。
従って、キャスター構造部3を片手で摘まんで水平方向に回動させた際、第一囲繞部8の位置決め凸部6は、第二囲繞部9を内方(縮径方向)への戻り弾性に抗しながら外方(拡径方向)へ押しやって位置決め凹部7から係脱し、そのまま第二囲繞部9を拡径した状態で該第二囲繞部9の内面を摺動した後、第二囲繞部9の内方(径縮方向)への戻り弾性付勢を伴いながら他の位置決め凹部7に凹凸係合する。つまり、キャスター構造部3に対する弾性付勢を伴った堅固な位置決め固定が達成される。
尚、位置決め凸部6と位置決め凹部7とから成る位置決め構造は、軸部5と軸受部4との間に設けても良い。
また、摘子状基体11は、下部に平坦面部12を設けており、この平坦面部12にキャスター11を取り付けるキャスター取付凹部13を設け、このキャスター取付凹部13内にキャスター11を取り付けた際、キャスター11の少なくとも一部(車輪部)が平坦面部12から突出するように構成している。
具体的には、このキャスター取付凹部13を構成する対向内壁部13a夫々に、キャスター11の枢着軸11bを着脱自在に嵌合枢着する嵌合凹溝15を設け、この嵌合凹溝15の開口端部は枢着軸11bの径よりも巾狭に設定し、枢着軸11bを合成樹脂の戻り弾性付勢を伴いながら圧入嵌合して抜け止め係止し、且つ、引き抜きにより係脱可能に構成している。
また、キャスター取付凹部13の左右部位には、嵌合凹溝15に枢着軸11bを圧入嵌合した際に、枢着軸11bを逃げる逃げ凹部13bが設けている。
また、摘子状基体10の平坦面部12は、キャスター取付凹部13からキャスター11を取り外した状態においては接地部として機能し、安定的な載置状態が実現する。
また、摘子状基体10の外周面(側周面)には、上下方向に長さを有する複数(4つ)の指掛け凹条部10aを設けている。
従って、例えばドアのノブを摘まむように片方の手の指でしっかり摘まんだ状態でキャスター構造部3(摘子状基体10)を水平方向に回動させることができる。この点、位置決め凸部6と位置決め凹部7とから成る位置決め構造の位置決め力(係合力)を強めに設定することができる。
キャスター11は、図2に図示したように適宜な合成樹脂製の部材で形成したものであり、所定巾を有する円柱形状の車輪部11aとこの車輪部11aの左右側面中心部夫々から突出する枢着軸11bとで構成している。
本実施例は上述のように構成したから、例えば、家具1の移動方向を切り換えたい場合、キャスター構造部3の摘子状基体10を片手で摘まんで回動させると、キャスター11の回転する向きが変わる。このキャスター構造部3の回動操作は、あたかもドアのノブを回動させるような感覚で安定的に回動させることができ、キャスター11の向きの切り替え操作が極めて良好に行える。
また、本実施例は、キャスター構造部3を回動させた際、位置決め凸部6と位置決め凹部7とが係脱自在に凹凸係合することで、キャスター構造部3の回動を阻止して位置決めが行われ、しかも、位置決め凸部6及び位置決め凹部7の双方を複数設けており、キャスター構造部3を回動させた際の複数の所定回動角度位置(90°回動角度位置)で位置決めが行われ、キャスター11の向きを切り換えられる。
従って、本実施例は、キャスター構造部3の摘子状基体10を摘まんで回動させてキャスター11の向きを変えることも、このキャスター構造部3を回動させた後にキャスター11の向きを90°ごとに位置決めして固定することも簡易且つ迅速に行えることになる。
また、本実施例は、キャスター構造部3の回動は、軸受部4に対して軸部5が軸受けされた状態で行われることの他、更に、第一囲繞部8と第二囲繞部9とが軸受けされた状態で回動するによっても行われており、即ち、複数(2つ)の軸受け構造であり、よって、それだけキャスター取付部2に対するキャスター構造部3の堅固な連結を達成しつつ前述した作用効果を確実に発揮することになる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 家具
2 キャスター取付部
3 キャスター構造部
4 軸受部
5 軸部
6 位置決め凸部
7 位置決め凹部
8 第一囲繞部
9 第二囲繞部
10 摘子状基体
10a 指掛け凹条部
11 キャスター
11b 枢着軸
12 平坦面部
13 キャスター取付凹部
13a 対向内壁部
14 スリット
15 嵌合凹溝

Claims (7)

  1. 収納ケースや棚などの家具の下面部に設けたキャスター取付部に、キャスターを回転自在に設けたキャスター構造部を回動自在に設けたキャスター装置であって、前記キャスター取付部に設けた軸受部若しくは軸部と回動自在に差し込み連結し得る軸部若しくは軸受部を前記キャスター構造部に設け、このキャスター構造部は、片手で摘まんで回動し得る摘子状基体の下部に前記キャスターを回転自在に設け、このキャスター構造部を片手操作で自由に前記キャスターの向きを切り替え自在に構成したものであり、前記キャスター取付部に設けた前記軸受部若しくは前記軸部を中心として囲繞する第一囲繞部を前記キャスター取付部に設けるとともに、前記キャスター構造部に設けた前記軸部若しくは前記軸受部を中心として囲繞する第二囲繞部を前記キャスター構造部に設け、前記軸部と前記軸受部とを差し込み連結することに伴い、前記第一囲繞部,前記第二囲繞部の一方が他方に対して回動自在に被嵌連結し得るように前記第一囲繞部及び前記第二囲繞部の形状を設定し、前記キャスター構造部を回動させた際、前記第一囲繞部若しくは前記第二囲繞部に設けた位置決め凸部と係脱自在に凹凸係合することで前記キャスター構造部の回動を阻止して位置決めする位置決め凹部を前記第二囲繞部若しくは前記第一囲繞部に設け、前記位置決め凸部,前記位置決め凹部の少なくとも一方を複数設けて、前記キャスター構造部を回動させた際の複数の所定回動角度位置で位置決めが行われ、前記キャスターの向きを切り換え自在に構成したことを特徴とするキャスター装置。
  2. 前記第一囲繞部,前記第二囲繞部の少なくとも一方は他方に対して回動自在に被嵌連結し得る筒状であり、前記位置決め凸部は、前記第一囲繞部若しくは前記第二囲繞部の外周面に突設した構成であり、前記位置決め凹部は、筒状の前記第二囲繞部若しくは前記第一囲繞部の長さ方向にして開口端部に開口するスリットを設けて構成したことを特徴とする請求項1記載のキャスター装置。
  3. 前記第一囲繞部,前記第二囲繞部の少なくとも一方は他方に対して回動自在に被嵌連結し得る筒状であり、前記位置決め凸部は、筒状の前記第一囲繞部若しくは前記第二囲繞部の内周面に突設した構成であり、前記位置決め凹部は、筒状の前記第二囲繞部若しくは前記第一囲繞部の長さ方向にして開口端部に開口するスリットを設けて構成したことを特徴とする請求項1記載のキャスター装置。
  4. 前記キャスター構造部は、前記軸部若しくは軸受部を有する前記摘子状基体と、この摘子状基体に着脱自在に設ける前記キャスターとで構成し、前記摘子状基体の下部を平坦面部とし、この平坦面部に前記キャスターを取り付けるキャスター取付凹部を設けるとともに、このキャスター取付凹部を構成する対向内壁部夫々に、前記キャスターの枢着軸を着脱自在に嵌合枢着する嵌合凹溝を設け、前記キャスター取付凹部内に前記キャスターを取り付けた際、前記キャスターの少なくとも一部が前記平坦面部から突出するように構成したことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載のキャスター装置。
  5. 前記摘子状基体の外周面には上下方向に長さを有する複数の指掛け凹条部を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のキャスター装置。
  6. 収納ケースや棚などの家具の下面部に設けるキャスター取付部に、キャスターを回転自在に設けたキャスター構造部を回動自在に設けたキャスター装置であって、前記キャスター取付部に設けた軸受部若しくは軸部と回動自在に差し込み連結し得る軸部若しくは軸受部を前記キャスター構造部に設け、このキャスター構造部は、片手で摘まんで回動し得る摘子状基体の下部に前記キャスターを回転自在に設け、このキャスター構造部を片手操作で自由にキャスターの向きを切り替え自在に構成したものであり、前記キャスター取付部に設けた前記軸受部若しくは前記軸部を中心として囲繞する第一囲繞部を前記キャスター取付部に設けるとともに、前記キャスター構造部に設けた前記軸部若しくは前記軸受部を中心として囲繞する第二囲繞部を前記キャスター構造部に設け、前記軸部と前記軸受部とを差し込み連結することに伴い、前記第一囲繞部,前記第二囲繞部の一方が他方に対して回動自在に被嵌連結し得るように前記第一囲繞部及び前記第二囲繞部の形状を設定し、前記キャスター構造部を回動させた際、前記軸受部若しくは前記軸部に設けた位置決め凸部と係脱自在に凹凸係合することで前記キャスター構造部の回動を阻止して位置決めする位置決め凹部を前記軸部若しくは前記軸受部に設け、前記位置決め凸部,前記位置決め凹部の少なくとも一方を複数設けて、前記キャスター構造部を回動させた際の複数の所定回動角度位置で位置決めが行われ、前記キャスターの向きを切り換え自在に構成したことを特徴とするキャスター装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のキャスター装置を具備した家具。
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