JP5800917B2 - 空気調和装置及び鉄道車両用空気調和装置 - Google Patents
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Description
その他に、冷媒寝込みを抑制する方法として、圧縮機停止時に冷媒をレシーバータンク、室内熱交換器及び室外熱交換器に収容する空気調和装置の運転制御装置が提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
特許文献1に記載の技術は、外気温度が低くなることで潤滑油に溶ける冷媒量が増加することを考慮し、外気温検出手段が設けられる分、部品点数が増加する可能性があるという課題があった。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る空気調和装置200の冷媒回路構成の一例である。
本実施の形態1に係る空気調和装置200は、圧縮機内の潤滑油から冷媒を遮断するようにしたものである。
空気調和装置200は、たとえば室外などに設置される室外機100と、この室外機100と冷媒配管で接続され、空調対象空間(たとえば室内、倉庫など)に空調空気を供給する室内機101とを有しているものである。
室外機100は、冷媒を圧縮して吐出する圧縮機1と、圧縮機1の吐出側に設けられる逆止弁2と、冷媒の流れを切り替える四方弁3と、冷房運転時に凝縮器(放熱器)として機能し、暖房運転時に蒸発器として機能する室外熱交換器4と、室外熱交換器4に空気を供給する送風機8aと、冷媒を減圧させる膨張手段5と、膨張手段5に接続される電磁弁6とを有している。
室内機101は、冷房運転時に蒸発器として機能し、暖房運転時に凝縮器として機能する室内熱交換器7と、室内熱交換器7に空気を供給する送風機8bとを有している。
また、空気調和装置200は、冷媒配管として、圧縮機流出側配管20、ガス配管21、室外配管22、液側配管23A、接続配管23B、接続配管24A、接続配管24B、圧縮機流入側配管25を有している。
圧縮機1は、冷媒を吸入し、その冷媒を圧縮して高温・高圧の状態にして吐出するものである。圧縮機1は、冷媒の吐出側が逆止弁2に接続され、吸入側が四方弁3に接続されている。より詳細には、冷房運転時においては、圧縮機1の吐出側が逆止弁2及び四方弁3を介して室外熱交換器4に接続され、圧縮機1の吸入側が四方弁3を介して室内熱交換器7に接続される。暖房運転時においては、圧縮機1の吐出側が逆止弁2及び四方弁3を介して室内熱交換器7に接続され、圧縮機1の吸入側が四方弁3を介して室外熱交換器4に接続される。圧縮機1は、たとえば容量制御可能なインバータ圧縮機などで構成するとよい。
四方弁3は、暖房運転時における冷媒の流れと冷房運転時における冷媒の流れを切り替えるものである。四方弁3は、暖房運転時において、圧縮機1の吐出側と室内熱交換器7を接続するとともに、圧縮機1の吸引側と室外熱交換器4を接続する。また、四方弁3は、冷房運転時において、圧縮機1の吐出側と室外熱交換器4を接続するとともに、圧縮機1の吸引側と室内熱交換器7を接続するものである。
四方弁3は、暖房運転時における冷媒の流れと冷房運転時における冷媒の流れを切り替える機構として、制御装置9によって通電が制御される電磁弁コイル3a、電磁弁コイル3aによって動作する針弁3b、冷媒の圧力によって動くピストン3c、ピストン3cを収納するシリンダ3d及び配管3e〜3gを有している(図3及び図5参照)。四方弁3は、これらを有することにより、暖房運転時及び冷房運転に応じて、四方弁3の電磁弁コイル3aが通電され、針弁3bが所定の位置に移動し、ピストン3cが動くようになっている。これにより、暖房運転時における冷媒の流れと、冷房運転時における冷媒の流れを切り替え可能となっている。
室外熱交換器4(熱源側熱交換器)は、送風機8aによって室外機100に取り込まれる空気と冷媒との間で熱交換を行わせ、冷房運転時に冷媒を凝縮液化させ、暖房運転時に冷媒を蒸発ガス化させるものである。室外熱交換器4は、一方が四方弁3に接続され、他方が膨張手段5に接続されている。室外熱交換器4は、たとえば冷媒配管を流れる冷媒とフィンを通過する空気との間で熱交換ができるようなプレートフィンチューブ型熱交換器で構成するとよい。
送風機8aは、たとえば室外熱交換器4に付設されて設けられ、室外熱交換器4を流れる冷媒と熱交換させるための空気を供給するものである。送風機8aは、たとえばシャフトを介して接続されるファンと、当該ファンを駆動する電動機などから構成される。
膨張手段5は、冷媒回路を流通する冷媒を減圧して膨張させるものである。膨張手段5は、一方が室外熱交換器4に接続され、他方が電磁弁6に接続されている。この膨張手段5は、開度が可変に制御可能なもの、たとえば電子式膨張弁などで構成するとよい。
電磁弁6は、制御装置9によって開閉の制御がされ、冷媒の導通、非導通を切り替えることができる弁である。電磁弁6は、一方が接続配管23Bに接続され、他方が接続配管24Bに接続されている。
室内熱交換器7(利用側熱交換器)は、送風機8bによって室内機101に取り込まれる空気と冷媒との間で熱交換を行わせ、冷房運転時に冷媒を凝縮液化させ、暖房運転時に冷媒を蒸発ガス化させるものである。室内熱交換器7は、一方が四方弁3に接続され、他方が電磁弁6に接続されている。室内熱交換器7は、たとえば冷媒配管を流れる冷媒とフィンを通過する空気との間で熱交換ができるようなプレートフィンチューブ型熱交換器で構成するとよい。
送風機8bは、たとえば室内熱交換器7に付設され、室内熱交換器7を流れる冷媒と熱交換させるための空気を供給するものである。送風機8bは、たとえばシロッコファンなどで構成するとよい。
制御装置9は、マイコンなどで構成されており、圧縮機1の駆動周波数、送風機8a、8bの回転数(ON/OFF含む)、四方弁3の切り替えのための電磁弁コイル3aの通電、膨張手段5の開度、電磁弁6の開閉などを制御するものである。なお、室内機101に設けられる送風機8bのファン回転数については、室内機101内に設けられ、制御装置9とは別体である室内機制御装置(図示省略)に実行させるように構成してもよい。
圧縮機流出側配管20は、圧縮機1の吐出側と逆止弁2とを接続する配管である。
ガス配管21は、逆止弁2と四方弁3とを接続する配管である。
室外配管22は、四方弁3と室外熱交換器4の一方とを接続する配管である。
液側配管23Aは、室外熱交換器4の他方と膨張手段5を接続する配管である。
接続配管23Bは、膨張手段5と電磁弁6とを接続する配管である。
接続配管24Aは、室内熱交換器7の一方と四方弁3とを接続する配管である。
接続配管24Bは、室内熱交換器7の他方と電磁弁6とを接続する配管である。
圧縮機流入側配管25は、圧縮機1の吸入側と四方弁3とを接続する配管である。
図2は、図1に示す空気調和装置200の暖房運転時における冷媒流れの説明図である。図3は、図2に示す四方弁3の暖房運転時における冷媒流れの説明図である。なお、図2における矢印が冷媒の流れを表している。また、図3の冷媒流路A及び冷媒流路Bにおける矢印が冷媒の流れを表し、配管3e〜3gの矢印が当該矢印の方向に圧力が生じていることを表している。図2及び図3を参照して、暖房運転時における四方弁3の動作及び空気調和装置200の冷媒回路の冷媒の流れについて説明する。
まず、四方弁3の動作について説明する。暖房運転開始時に、制御装置9は、四方弁3の電磁弁コイル3aに通電を行い、針弁3bを図3のように切り替える。針弁3bの切り替えにより、配管3eと配管3gとが連通するようになり、冷媒流路Bを流れる冷媒の圧力によってシリンダ3d内のピストン3cが図3の紙面右側に引き寄せられる。そして、四方弁3は、圧縮機1の吐出側と室内熱交換器7を接続する冷媒流路Aに冷媒が流れるとともに、圧縮機1の吸引側と室外熱交換器4を接続する冷媒流路Bに冷媒が流れるように切り替えられる。
圧縮機1は、圧縮機流入側配管25から流入してきたガス冷媒を圧縮して、圧縮機流出側配管20より高温高圧ガス冷媒を吐出する。吐出された高温高圧ガス冷媒は、圧縮機流出側配管20を介して逆止弁2を通過する。なお、高温高圧ガス冷媒は、逆止弁2の作用により、圧縮機1に逆流することが防止されている。
逆止弁2から流出した高温高圧ガス冷媒は、ガス配管21、四方弁3の冷媒流路A、及び接続配管24Aを介して、室内熱交換器7に流入する。室内熱交換器7に流入した高温高圧ガス冷媒は、送風機8bの作用によって室内空気と熱交換が促進され、室内空気に放熱することで自身が凝縮する。すなわち、高温高圧ガス冷媒は、室内熱交換器7で凝縮して、液冷媒又は気液二相冷媒となる。このとき、高温高圧ガス冷媒から温熱を受け取った室内空気は、送風機8bの作用によって室内に暖房空気として供給される。
室外熱交換器4に流入した液冷媒又は気液二相冷媒は、送風機8aの作用によって室外空気と熱交換が促進され、室外空気から吸熱することで自身が気化して低温低圧ガス冷媒となる。
室外熱交換器4から流出した低温低圧ガス冷媒は、室外配管22及び四方弁3の冷媒流路B及び圧縮機流入側配管25を介して圧縮機1の吸入側に流入する。以後、上記動作が繰り返される。
まず、四方弁3の動作について説明する。冷房運転開始時に、制御装置9は、四方弁3の電磁弁コイル3aに通電をせず、針弁3bを図5のように切り替える。針弁3bの切り替えにより、配管3fと配管3gとが連通するようになり、冷媒流路Dを流れる冷媒の圧力によってシリンダ3d内のピストン3cが図5の紙面左側に引き寄せられる。これにより、四方弁3は、圧縮機1の吐出側と室外熱交換器4を接続する冷媒流路Cに冷媒が流れるとともに、圧縮機1の吸引側と室内熱交換器7を接続する冷媒流路Dに冷媒が流れるように切り替えられる。
圧縮機1は、圧縮機流入側配管25から流入してきたガス冷媒を圧縮して、圧縮機流出側配管20より高温高圧ガス冷媒を吐出する。吐出された高温高圧ガス冷媒は、圧縮機流出側配管20を介して逆止弁2を通過する。なお、高温高圧ガス冷媒は、逆止弁2の作用により、圧縮機1に逆流することが防止されている。
逆止弁2から流出した高温高圧ガス冷媒は、ガス配管21、四方弁3の冷媒流路C、及び室外配管22を介して、室外熱交換器4に流入する。室外熱交換器4に流入した高温高圧ガス冷媒は、送風機8aの作用によって室外空気と熱交換が促進され、室外空気に放熱することで自身が凝縮する。すなわち、高温高圧ガス冷媒は、室外熱交換器4で凝縮して、液冷媒又は気液二相冷媒となる。
室外熱交換器4で凝縮した液冷媒又は気液二相冷媒は、液側配管23Aを介して膨張手段5に流入し、膨張手段5によって減圧される。減圧された液冷媒又は気液二相冷媒は、接続配管23B、電磁弁6及び接続配管24Bを介して室内熱交換器7に流入する。
室内熱交換器7に流入した液冷媒又は気液二相冷媒は、送風機8bの作用によって室内空気と熱交換が促進され、室内空気から吸熱することで自身が気化して低温低圧ガス冷媒となる。このとき、液冷媒又は気液二相冷媒から冷熱を受け取った室内空気は、送風機8bの作用によって室内に冷房空気として供給される。
室内熱交換器7から流出した低温低圧ガス冷媒は、接続配管24A、四方弁3の冷媒流路D及び圧縮機流入側配管25を介して圧縮機1の吸入側に流入する。以後、上記動作が繰り返される。
図6は、実施の形態1に係る空気調和装置200の制御フローチャートの説明図である。図6を参照して制御装置9の動作について説明する。
(ステップS1)
制御装置9は、たとえばリモコンなどから運転開始の設定を受け付け、空気調和装置200の運転を開始する。
制御装置9は、暖房運転をするように設定された場合には、ステップS2に移行する。
制御装置9は、冷房運転をするように設定された場合には、ステップS9に移行する。
制御装置9は、暖房運転を実行するため、圧縮機1の駆動周波数、送風機8a、8bの回転数及び膨張手段5の開度を調整し、また、四方弁3の電磁弁コイル3aに通電するとともに電磁弁6を開とする。
制御装置9は、たとえばリモコンなどから運転停止の設定を受け付けると、次のステップS4〜ステップS8の冷媒寝込み抑制制御をする。
制御装置9は、四方弁3の電磁弁コイル3aの通電の停止をする。
このステップS4により、暖房運転から冷房運転に切り替えられる。
制御装置9は、所定時間(たとえば、5分)が経過したか否かを判断する。
制御装置9は、所定時間が経過したと判断した場合には、ステップS6に移行する。
制御装置9は、所定時間が経過していない判断した場合には、ステップS5を繰り返す。
制御装置9は、電磁弁6を全閉とする。
制御装置9は、所定時間(たとえば、5分)が経過したか否かを判断する。
制御装置9は、所定時間が経過したと判断した場合には、ステップS8に移行する。
制御装置9は、所定時間が経過していない判断した場合には、ステップS7を繰り返す。
制御装置9は、圧縮機1を停止する。
ステップS4〜ステップS8により、電磁弁6と逆止弁2との間の冷媒配管に冷媒を溜めることができるようになっている。より詳細には、ステップS4〜ステップS8により、圧縮機1の作用により、接続配管24B、室内熱交換器7、接続配管24A、四方弁3の冷媒流路B及び圧縮機流入側配管25内の冷媒は、圧縮機1の吐出側に送り込まれる。そして、当該送り込まれた冷媒は、逆止弁2、ガス配管21、四方弁3の冷媒流路A、室外配管22、室外熱交換器4、液側配管23A、膨張手段5、接続配管23B及び電磁弁6の間に溜められる。
制御装置9は、冷房運転を実行するため、圧縮機1の駆動周波数、送風機8a、8bの回転数及び膨張手段5の開度を調整し、また、四方弁3の電磁弁コイル3aに通電せず、電磁弁6を開とする。
制御装置9は、たとえばリモコンなどから運転停止の設定を受け付けると、ステップS11に移行する。すなわち、冷房運転時においては冷媒寝込み抑制制御を実施せず、空気調和装置200の運転停止までの時間が長くなることを防止している。
制御装置9は、空気調和装置200の運転停止をする。
本実施の形態1に係る空気調和装置200は、暖房運転停止時において、四方弁3の電磁弁コイル3aの通電を停止して冷房運転に切り替えてから、圧縮機1の運転を停止するようにする冷媒寝込み抑制制御を実施する可能である。
これにより、吐出側逆止弁2、ガス配管21、四方弁3の冷媒流路A、室外配管22、室外熱交換器4、液側配管23A、膨張手段5、接続配管23B及び電磁弁6の間に冷媒を溜めることができ、圧縮機1内の潤滑油から冷媒を遮断し、潤滑油への冷媒寝込みの発生を抑制することができる。したがって、本実施の形態1に係る空気調和装置200は、圧縮機1内での潤滑不良を抑制することができる。
本実施の形態2では、実施の形態1と同一部分には同一符号とし、実施の形態1、2との相違点を中心に説明するものとする。図7は、実施の形態2に係る空気調和装置200bの冷媒回路構成の一例である。
実施の形態2に係る空気調和装置200bは、実施の形態1に係る空気調和装置200の構成に加えて、圧縮機1の吸入側に接続される圧縮機流入側配管25に圧力を検出する低圧検出手段10が設けられている。低圧検出手段10は、たとえば圧力センサーなどで構成するとよい。それ以外の構成については、実施の形態2は実施の形態1と同様である。
制御装置9は、低圧検出手段10の検出結果が、所定の圧力以下であるか否かを判断する。
制御装置9は、所定の圧力以下であると判断した場合には、圧縮機1を停止する。
制御装置9は、所定の圧力以下でない判断した場合には、圧縮機1の運転を継続する。
本実施の形態2に係る空気調和装置200bは、実施の形態1に係る空気調和装置200の奏する効果に加えて以下の効果を奏する。すなわち、本実施の形態2に係る空気調和装置200bは、低圧検出手段10の検出結果に基づいて圧縮機1の停止をするので、より確実に冷媒寝込みを抑制することができる。
本実施の形態3では、実施の形態1、2と同一部分には同一符号とし、実施の形態1、2との相違点を中心に説明するものとする。図9は、実施の形態3に係る空気調和装置200cの冷媒回路構成の一例である。実施の形態3に係る空気調和装置200cは、実施の形態2に係る空気調和装置200bの構成に加えて、接続配管23Bと圧縮機1とを接続する冷媒配管26、冷媒配管26を流れる冷媒を減圧させる膨張手段11、冷媒配管26を流れる冷媒の導通を切り替える電磁弁12、及び圧縮機流出側配管20に流れる冷媒温度を検出する温度検出手段10Aが設けられている。
膨張手段11は、冷媒配管26を流通する冷媒を減圧して膨張させるものである。膨張手段11は、一方が接続配管23Bに接続され、他方が電磁弁12に接続されている。この膨張手段11も、膨張手段5と同様に、開度が可変に制御可能なもの、たとえば電子式膨張弁などで構成するとよい。
温度検出手段10Aは、圧縮機1の吐出側と逆止弁2とを接続する圧縮機流出側配管20を流れる冷媒温度を検出するものである。温度検出手段10Aは、制御装置9に接続されている。温度検出手段10Aは、たとえばサーミスタなどで構成するとよい。
図10に示す制御フローチャートは、図8のフローチャートのステップS2とステップS3との間に、ステップS31〜ステップS34を新たに加えたものであり、その他のステップについては図8と同様である。そこで、同様の制御内容については説明を省略する。
制御装置9は、暖房運転を実行するため、圧縮機1の駆動周波数、送風機8a、8bの回転数及び膨張手段5の開度を調整し、また、四方弁3の電磁弁コイル3aに通電するとともに電磁弁6を開とする。
また、制御装置9は、温度検出手段10Aの検出結果が、所定の温度以上であるか否かを判断する。
制御装置9は、温度検出手段10Aの検出結果が所定の温度以上であると判断した場合には、ステップS31に移行する。
制御装置9は、温度検出手段10Aの検出結果が所定の温度未満であると判断した場合には、ステップS33に移行する。
制御装置9は、温度検出手段10Aの検出結果が所定の温度以上であるため、ステップS32に移行する。
制御装置9は、電磁弁12を開状態とする。
制御装置9は、電磁弁12を開状態とした後に、温度検出手段10Aの検出結果が、所定の温度以上であるか否かを判断する。
制御装置9は、温度検出手段10Aの検出結果が所定の温度以上であると判断した場合には、ステップS3に移行する。
制御装置9は、温度検出手段10Aの検出結果が所定の温度未満であると判断した場合には、ステップS33に移行する。
制御装置9は、温度検出手段10Aの検出結果が所定の温度未満であるため、ステップS34に移行する。
制御装置9は、電磁弁12を閉状態とする。
本実施の形態3に係る空気調和装置200cは、実施の形態1、2に係る空気調和装置の奏する効果に加えて以下の効果を奏する。すなわち、本実施の形態3に係る空気調和装置200cは、暖房運転時において、電磁弁6より流出した液冷媒又は気液二相冷媒が、冷媒配管26を介して圧縮機1の固定スクロールに流入するように電磁弁12の開閉状態を制御するので、圧縮機1内に取り込まれる冷媒循環量を増加させ、暖房能力を向上させることができる。
本実施の形態3に係る空気調和装置200cは、室内熱交換器7より流出した液冷媒又は気液二相冷媒によって、圧縮機1内で圧縮された高温高圧のガス冷媒温度を下げるようにしている。これにより、暖房運転時における圧縮機1の吐出冷媒温度を低減し、圧縮機1を安定的に運転させることができる。
本実施の形態4では、実施の形態1〜3と同一部分には同一符号とし、実施の形態1〜4との相違点を中心に説明するものとする。図11は、実施の形態4に係る空気調和装置200dの冷媒回路構成の一例である。実施の形態4に係る空気調和装置200dは、実施の形態3に係る空気調和装置200cの構成に加えて、冷媒配管26と圧縮機流入側配管25とを接続するガス配管27、ガス配管27に設けられる電磁弁13、及び空調対象空間の温度を検出する温度検出手段90が設けられている。なお、以下の説明では空調対象空間が室内であるものとして説明する。
電磁弁13は、制御装置9によって開閉の制御がされ、冷媒の導通、非導通を切り替えることができる弁である。電磁弁13は、一方が冷媒配管26側のガス配管27に接続され、他方が圧縮機流入側配管25側のガス配管27に接続されている。
温度検出手段90は、空調対象空間(室内など)の温度を検出するものである。温度検出手段90は、制御装置9に接続されている。温度検出手段90は、たとえばサーミスタなどで構成するとよい。
図12に示す制御フローチャートは、図10のフローチャートのステップS34とステップS3との間に、ステップS41〜ステップS44を新たに加えたものであり、その他のステップについては図10と同様である。そこで、同様の制御内容については説明を省略する。
制御装置9は、電磁弁12を閉状態とする。
制御装置9は、電磁弁12を閉状態とした後に、室内温度の検出結果が、所定の温度以上であるか否かを判断する。
制御装置9は、室内温度の検出結果が所定の温度以上であると判断した場合には、ステップS41に移行する。
制御装置9は、室内温度の検出結果が所定の温度未満であると判断した場合には、ステップS43に移行する。
制御装置9は、室内温度の検出結果が検出結果が所定の温度以上であるため、ステップS42に移行する。
制御装置9は、電磁弁13を開状態とする。
制御装置9は、電磁弁13を開状態とした後に、室内温度の検出結果が所定の温度以上であるか否かを判断する。
制御装置9は、室内温度の検出結果が所定の温度以上であると判断した場合には、ステップS3に移行する。
制御装置9は、室内温度の検出結果が所定の温度未満であると判断した場合には、ステップS43及びステップS44に移行する。
制御装置9は、電磁弁13を閉状態とする。その後、制御装置9は、ステップS3に移行する。
さらに、暖房運転時に室内温度が設定温度に達した場合において、制御装置9は、電磁弁12の通電停止を維持して閉状態とし、電磁弁13を通電して開状態とする。これにより、圧縮機1内で圧縮された中温中圧のガス冷媒を、冷媒配管26、ガス配管27、及び圧縮機流入側配管25を介して圧縮機1の外に逃がすことが可能となっている。
本実施の形態4に係る空気調和装置200dは、実施の形態1〜3に係る空気調和装置の奏する効果に加えて以下の効果を奏する。本実施の形態4に係る空気調和装置200dは、室内温度に基づいて圧縮機1に供給するガス冷媒量が調整可能となっている。すなわち、本実施の形態4に係る空気調和装置200dは、室内温度に基づいて圧縮機1内で圧縮されるガス冷媒量を調整可能となっているので、圧縮機1の運転を止めることなく容量制御することが可能となり、消費電力を抑制することができる。
本実施の形態4に係る空気調和装置200dは、圧縮機1の運転を止めることなく容量制御することが可能である分、圧縮機1の発停回数を抑制することができ、圧縮機1の起動時にかかる圧縮機1に設けられる軸受けの荷重を低減することが可能となる。すなわち、本実施の形態4に係る空気調和装置200dは、信頼性の高い圧縮機1を得ることができる。
本実施の形態5では、実施の形態1〜4と同一部分には同一符号とし、実施の形態1〜4との相違点を中心に説明するものとする。図13は、実施の形態5に係る空気調和装置200eの冷媒回路構成の一例である。図14は、実施の形態5に係る空気調和装置200eの圧縮機1の冷媒の流れについての説明図である。なお、図14(a)が室内温度が設定温度未満における圧縮機1の冷媒の流れであり、図14(b)が室内温度が設定温度以上である場合の冷媒の流れである。
固定スクロール81は、揺動スクロール82とともに流体を圧縮するものである。固定スクロール81は、揺動スクロール82に対して対向配置されている。固定スクロール81の上側には、ガス配管28が接続されている。
固定スクロール81には、固定スクロール81及び揺動スクロール82で圧縮された冷媒が吐出される冷媒吐出流路83Aが形成されている。この冷媒吐出流路83Aは、上下方向に形成されている。また、固定スクロール81には、冷媒吐出流路83Aと密閉容器80とを連通する冷媒吐出流路83Bが形成されている。この冷媒吐出流路83Bは、水平方向に形成されている。
ガス配管28bは、一方が圧縮機流出側配管20に接続され、他方が電磁弁17に接続されている。
ガス配管28は、電磁弁16の他方及び電磁弁17の他方に接続されるとともに、圧縮機1の固定スクロール81に接続されている。
電磁弁16及び電磁弁17は、制御装置9によって開閉の制御がされ、冷媒の導通、非導通を切り替えることができる弁である。電磁弁16は、一方がガス配管28aに接続され、他方がガス配管28に接続されている。電磁弁17は、一方がガス配管28bに接続され、他方がガス配管28に接続されている。
図15に示す制御フローチャートは、図8のフローチャートのステップS2とステップS3との間に、ステップS51〜ステップS54を新たに加えたものであり、その他のステップについては図8と同様である。そこで、同様の制御内容については説明を省略する。
制御装置9は、暖房運転を実行するため、圧縮機1の駆動周波数、送風機8a、8bの回転数及び膨張手段5の開度を調整し、また、四方弁3の電磁弁コイル3aに通電するとともに電磁弁6を開とする。
その後、制御装置9は、室内温度の検出結果が、所定の温度以上であるか否かを判断する。
制御装置9は、室内温度の検出結果が所定の温度以上であると判断した場合には、ステップS51に移行する。
制御装置9は、室内温度の検出結果が所定の温度未満であると判断した場合には、ステップS53に移行する。
制御装置9は、室内温度の検出結果が所定の温度以上であるため、ステップS52に移行する。
制御装置9は、電磁弁16を開状態とし、電磁弁17を閉状態とする。
制御装置9は、電磁弁16を開状態とし、電磁弁17を閉状態とした後に、室内温度の検出結果が所定の温度以上であるか否かを判断する。
制御装置9は、室内温度の検出結果が所定の温度以上であると判断した場合には、ステップS3に移行する。
制御装置9は、室内温度の検出結果が所定の温度未満であると判断した場合には、ステップS53に移行する。
制御装置9は、室内温度の検出結果が所定の温度未満であるため、ステップS54に移行する。
制御装置9は、電磁弁16を閉状態とし、電磁弁17を開状態とする。
より詳細には、制御装置9は、室内温度が所定の温度以上である場合において、電磁弁16を開状態とし電磁弁17を閉状態とする。これにより、圧縮機1の固定スクロール81と揺動スクロール82とによって圧縮された中温中圧のガス冷媒は、弁14及びバネ15を押し上げて、冷媒吐出流路83A及び冷媒吐出流路83Bを介して密閉容器80に流出する。すなわち、室内温度が所定の温度以上であるため、制御装置9は、過度の冷媒が圧縮機流出側配管20に供給されないように調整している(図14(b)参照)。
本実施の形態5に係る空気調和装置200eは、実施の形態1、2に係る空気調和装置の奏する効果に加えて以下の効果を奏する。本実施の形態5に係る空気調和装置200eは、室内温度に基づいて、圧縮機1から冷媒回路に供給されるガス冷媒の量を調整することができるため、圧縮機1の運転を止めることなく容量制御することが可能となり、消費電力を抑制することができる。
本実施の形態5に係る空気調和装置200eは、圧縮機1の運転を止めることなく容量制御することが可能である分、圧縮機1の発停回数を抑制することができ、圧縮機1の起動時にかかる圧縮機1に設けられる軸受けの荷重を低減することが可能となる。すなわち、本実施の形態5に係る空気調和装置200eは、信頼性の高い圧縮機1を得ることができる。
本実施の形態6では、実施の形態1〜5と同一部分には同一符号とし、実施の形態1〜5との相違点を中心に説明するものとする。図16は、実施の形態6に係る空気調和装置200fの冷媒回路構成の一例である。図17は、実施の形態6に係る空気調和装置200fの制御フローチャートの説明図である。
実施の形態6は、実施の形態2、実施の形態3、及び実施の形態5とを組み合わせた構成を有する。すなわち、空気調和装置200fは、実施の形態3の冷媒配管26、膨張手段11、電磁弁12及び温度検出手段10Aと、実施の形態5のガス配管28a、ガス配管28b、電磁弁16、電磁弁17、ガス配管28、圧縮機1のバネ15及び弁14とが設けられている。また、空気調和装置200fは、実施の形態3ではステップS34の後にステップS3に移行したが、本実施の形態6では、ステップS34の後に実施の形態5のステップS51又はステップS53に移行するものである。次に、図17のフローチャートを本実施の形態6に特有の部分を中心に説明する。
制御装置9は、暖房運転を実行するため、圧縮機1の駆動周波数、送風機8a、8bの回転数及び膨張手段5の開度を調整し、また、四方弁3の電磁弁コイル3aに通電するとともに電磁弁6を開とする。
また、制御装置9は、温度検出手段10Aの検出結果が、所定の温度以上であるか否かを判断する。
制御装置9は、温度検出手段10Aの検出結果が所定の温度以上であると判断した場合には、ステップS31に移行する。
制御装置9は、温度検出手段10Aの検出結果が所定の温度未満であると判断した場合には、ステップS33に移行する。
制御装置9は、温度検出手段10Aの検出結果が所定の温度以上であるため、ステップS32に移行する。
制御装置9は、電磁弁12を開状態とする。
制御装置9は、電磁弁12を開状態とした後に、温度検出手段10Aの検出結果が、所定の温度以上であるか否かを判断する。
制御装置9は、温度検出手段10Aの検出結果が所定の温度以上であると判断した場合には、ステップS3に移行する。
制御装置9は、温度検出手段10Aの検出結果が所定の温度未満であると判断した場合には、ステップS33に移行する。
制御装置9は、温度検出手段10Aの検出結果が所定の温度未満であるため、ステップS34に移行する。
制御装置9は、電磁弁12を閉状態とする。
制御装置9は、電磁弁12を閉状態とした後に、室内温度が所定の温度以上であるか否かを判断する。
制御装置9は、室内温度の検出結果が所定の温度以上であると判断した場合には、ステップS51に移行する。
制御装置9は、室内温度検の検出結果が所定の温度未満であると判断した場合には、ステップS53に移行する。
制御装置9は、室内温度の検出結果が所定の温度以上であるため、ステップS52に移行する。
制御装置9は、電磁弁16を開状態とし、電磁弁17を閉状態とする。
制御装置9は、電磁弁16を開状態とし、電磁弁17を閉状態とした後に、室内温度の検出結果が所定の温度以上であるか否かを判断する。
制御装置9は、室内温度の検出結果が所定の温度以上であると判断した場合には、ステップS3に移行する。
制御装置9は、室内温度の検出結果が所定の温度未満であると判断した場合には、ステップS53に移行する。
制御装置9は、室内温度の検出結果が所定の温度未満であるため、ステップS54に移行する。
制御装置9は、電磁弁16を閉状態とし、電磁弁17を開状態とする。
本実施の形態6に係る空気調和装置は、実施の形態1〜5に係る空気調和装置の奏する効果と同様の効果を奏する。
実施の形態7に係る空気調和装置は、実施の形態1〜6に係る空気調和装置200、200b〜200fのいずれかの構成と同様であり、制御としてデフロスト運転を可能としたものである。
すなわち、実施の形態7に係る空気調和装置は、図6、図8、図10、図12、図15及び図17のステップS4を以下のようにして、デフロスト運転を可能としている。
制御装置9は、四方弁3の電磁弁コイル3aの通電の停止をする。
このステップS4により、暖房運転から冷房運転に切り替えられる。
制御装置9は、四方弁3の電磁弁コイル3aの通電を停止した後に、送風機8a及び送風機8bの運転を停止する。
また、送風機8bの運転も停止させるため、蒸発器として機能する室内熱交換器7から冷熱を受け取った空気が室内に供給されることが抑制される。これにより、ユーザーを不快にさせてしまうことを抑制することができる。
実施の形態7に係る空気調和装置は、実施の形態1〜6に係る空気調和装置の奏する効果に加えて以下の効果を奏するものである。すなわち、実施の形態7に係る空気調和装置は、冷媒寝込み抑制制御を実施するため、暖房運転から冷房運転に移行する際に、送風機8aを停止させるため、確実に室外熱交換器4に付着した霜を除去することが可能となる。
実施の形態7に係る空気調和装置は、冷媒寝込み抑制制御を実施するため、暖房運転から冷房運転に移行する際に、送風機8bも停止させるため、蒸発器として機能する室内熱交換器7から冷熱を受け取った空気が室内に供給されることが抑制され、ユーザーを不快にさせてしまうことを抑制することができる。
実施の形態8に係る空気調和装置は、実施の形態1〜7に係る空気調和装置を鉄道車両に搭載したもので、実施の形態1〜7に係る空気調和装置の圧縮機を「横型配置」となるように鉄道車両に搭載したものである。
圧縮機を横型配置とすると、冷媒の寝込みや、液冷媒が圧縮機に戻ることで急激に液面が高くなり、当該液面に固定スクロールの固定渦巻体(図14参照)や揺動スクロールの揺動渦巻体が液冷媒に浸かってしまうことがある。すなわち、固定渦巻体及び揺動渦巻体は、ガス冷媒を圧縮するためのものであるが、固定渦巻体及び揺動渦巻体に液冷媒が供給されることで破損に繋がる可能性があるということである。
本実施の形態8に係る空気調和装置は、冷媒寝込みを抑制することができる分、固定渦巻体及び揺動渦巻体が液冷媒に浸かってしまうことが抑制され、固定渦巻体及び揺動渦巻体に液冷媒が供給されることで破損を防止することができる。
また、本実施の形態8に係る空気調和装置は、冷媒寝込みを抑制することができるため、クランクケースヒーターが無くてもよいことは言うまでもない。
Claims (7)
- 圧縮機、四方弁、室外熱交換器、膨張手段、及び室内熱交換器を有し、これらを冷媒配管で接続して冷凍サイクルを構成する空気調和装置において、
前記圧縮機の吐出側と前記四方弁との間に設けられる逆止弁と、
前記膨張手段と前記室内熱交換器との間に設けられ、開閉制御が可能な第1電磁弁と、
前記四方弁の切り替え、前記第1電磁弁の開閉を切り替える制御装置と、
前記圧縮機の吐出側と前記四方弁とに流れる冷媒の温度を検出する第1温度検出手段と、
前記膨張手段と前記第1電磁弁との間と前記圧縮機とを接続する冷媒配管と、
前記冷媒配管に設けられ、開閉制御が可能な第2電磁弁と、
空調対象空間の温度を検出する第2温度検出手段と、
前記冷媒配管のうち前記第2電磁弁と前記圧縮機との間と、前記圧縮機の吸入側とを接続する第1ガス配管と、
前記第1ガス配管に設けられ、開閉制御が可能な第3電磁弁と
を有し、
前記制御装置は、
前記第1温度検出手段の検出結果が所定の温度以上であった場合に前記第2電磁弁を開いて液冷媒又は二相冷媒を前記圧縮機にインジェクションし、
前記第1温度検出手段の検出結果が所定の温度未満であった場合に前記第2電磁弁を閉じ、
前記第2電磁弁を閉じた場合には、前記第2温度検出手段の検出結果が所定の温度以上であった場合に前記第3電磁弁を開いて、
前記圧縮機内の中温中圧の冷媒を、前記冷媒配管及び前記第1ガス配管を介して前記圧縮機の吸入側に戻し、
暖房運転を停止する場合において、
前記四方弁の接続を前記暖房運転から冷房運転に切り替え、前記第1電磁弁を閉じ、その後に前記圧縮機を停止するようにしている
ことを特徴とする空気調和装置。 - 圧縮機、四方弁、室外熱交換器、膨張手段、及び室内熱交換器を有し、これらを冷媒配管で接続して冷凍サイクルを構成する空気調和装置において、
前記圧縮機の吐出側と前記四方弁との間に設けられる逆止弁と、
前記膨張手段と前記室内熱交換器との間に設けられ、開閉制御が可能な第1電磁弁と、
前記四方弁の切り替え、前記第1電磁弁の開閉を切り替える制御装置と、
空調対象空間の温度を検出する第2温度検出手段と、
前記圧縮機の吐出側、前記圧縮機の吸入側及び前記圧縮機内を接続する第2ガス配管と、
前記圧縮機の吐出側と前記圧縮機内とを接続するか、前記圧縮機内と前記圧縮機の吸入側とを接続するかを切り替え可能な第4電磁弁と
を有し、
前記圧縮機は、
前記圧縮機の吸入側から供給される冷媒が貯留される密閉容器と、
前記密閉容器内に設けられ、固定渦巻体が形成された固定スクロールと、
前記密閉容器内に設けられ、上面側に前記固定渦巻体に対応する揺動渦巻体が形成された揺動スクロールと
を有し、
前記固定スクロールには、当該固定スクロール及び前記揺動スクロールで圧縮された冷媒を前記密閉容器に流出させる冷媒吐出流路が形成され、
前記第2ガス配管の端部に設けられ、前記第2ガス配管から供給される冷媒圧力によって前記冷媒吐出流路を開閉する開閉手段を有し、
前記制御装置は、
暖房運転を停止する場合において、
前記四方弁の接続を前記暖房運転から冷房運転に切り替え、前記第1電磁弁を閉じ、その後に前記圧縮機を停止するようにしている
ことを特徴とする空気調和装置。 - 前記圧縮機の吸入側と前記四方弁とに流れる冷媒の圧力を検出する低圧検出手段を有し、
前記制御装置は、
前記四方弁の接続を前記暖房運転から前記冷房運転に切り替え、前記第1電磁弁を閉じ、
前記低圧検出手段の検出結果が所定の圧力以下である場合に前記圧縮機を停止する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和装置。 - 前記制御装置は、
前記第2温度検出手段の検出結果が所定の温度未満であった場合に、前記圧縮機の吐出側から前記開閉手段に冷媒が供給されるように前記第4電磁弁を制御して前記冷媒吐出流路を閉じ、
前記第2温度検出手段の検出結果が所定の温度以上であった場合に、前記圧縮機内と前記圧縮機の吸入側とを連通するように前記第4電磁弁を制御して、前記冷媒吐出流路から前記密閉容器に流入した冷媒を前記圧縮機の吸入側に戻す
ことを特徴とする請求項2に記載の空気調和装置。 - 前記圧縮機の吐出側と前記四方弁とに流れる冷媒の温度を検出する第1温度検出手段と、
前記膨張手段と前記第1電磁弁との間と前記圧縮機とを接続する冷媒配管と、
前記冷媒配管に設けられ、開閉制御が可能な第2電磁弁と、
を有し、
前記制御装置は、
前記第1温度検出手段の検出結果が所定の温度以上であった場合に前記第2電磁弁を開いて液冷媒又は二相冷媒を前記圧縮機にインジェクションし、
前記第1温度検出手段の検出結果が所定の温度未満であった場合に前記第2電磁弁を閉じ、
前記第2電磁弁を閉じた後に、前記第2温度検出手段の検出結果が所定の温度未満であった場合に、前記圧縮機の吐出側から前記開閉手段に冷媒が供給されるように前記第4電磁弁を制御して前記冷媒吐出流路を閉じ、
前記第2電磁弁を閉じた後に、前記第2温度検出手段の検出結果が所定の温度以上であった場合に、前記圧縮機内と前記圧縮機の吸入側とを連通するように前記第4電磁弁を制御して、前記冷媒吐出流路から前記密閉容器に流入した冷媒を前記圧縮機の吸入側に戻す
ことを特徴とする請求項2又は請求項4に記載の空気調和装置。 - 前記室内熱交換器に空気を供給する第1送風機と、
前記室外熱交換器に空気を供給する第2送風機と
を有し、
前記制御装置は、
前記四方弁の接続を前記暖房運転から前記冷房運転に切り替え、前記第1送風機及び前記第2送風機の運転を停止する
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の空気調和装置。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載の空気調和装置を車両に搭載した鉄道車両用空気調和装置であって
前記圧縮機が、横型配置されている
ことを特徴とする鉄道車両用空気調和装置。
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