JP5798514B2 - 無線通信方法、無線通信システム、及び基地局装置 - Google Patents

無線通信方法、無線通信システム、及び基地局装置 Download PDF

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本発明は、無線通信方法、無線通信システム、及び基地局装置に関する。
5GHz帯を用いた高速無線アクセスシステムとして、IEEE802.11a規格がある。このシステムでは、マルチパスフェージング環境での特性を安定化させるための技術である直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式を用い、最大で54Mbpsのスループットを実現している。但し、ここでのスループットとは、物理レイヤ上でのスループットであり、実際には、MAC(Medium Access Control)レイヤでの伝送効率が50〜70%程度であるため、実際のスループットの上限値は、30Mbps程度である(例えば非特許文献1参照)。
更に、IEEE802.11nでは、複数のアンテナを用いて同一時刻、及び同一周波数チャネルを用いて空間多重を実現することが可能なMIMO(Multiple input multiple output:多入力多出力)技術や、これまで個別に用いられていた20MHzの周波数チャネルを2つ同時に利用して40MHzの周波数チャネルを利用する技術や、複数のフレームを束ねて送信を行うフレームアグリゲーション、ブロックACK信号による制御信号のオーバーヘッドの削減による効率化などの技術により高速通信の実現を目指し、最大600Mbpsの伝送速度を実現することが可能である(例えば非特許文献1参照)。
更に、伝送速度を増加させる技術として、複数の基地局が、それぞれの基地局が搭載する複数のアンテナを用いて、各アンテナから送信される信号の位相回転量を変更することで、電波の指向性を制御(送信ビームフォーミング)し、近接する通信セルへの干渉を抑圧しながら自身の通信をそれぞれの基地局が同時に行うことでシステム全体の伝送速度を増加させる技術(協調伝送技術)が検討されている(例えば非特許文献2参照)。
守倉正博、久保田周治、「改訂三版802.11高速無線LAN教科書」、インプレスR&D、2008年3月27日 A. Nosratinia, T. E. Hunter, and A. Hedayat, "Cooperative Communication in Wireless Networks" IEEE Communication Magazine, Oct. 2004. S. Jagannathan, H. Aghajan, and A. Goldsmith, "The effect of time synchronization errors on the performance of cooperative MISO systems" IEEE GlobeCom, Dec. 2004.
しかしながら、協調伝送技術は、各基地局の送信タイミングに差が生じた場合に、伝送速度の劣化を引き起こすことが知られている(例えば非特許文献3参照)。送信タイミングのずれの要因は、基地局自身が有する時刻のずれや、クロック周波数のずれなどがある。送信タイミングのずれを補正する一般的な方法として、GPSを用いた時刻同期方法や、有線ネットワークを介した時刻同期方法が存在するが、無線LAN(Local Area Network)のような安価な装置で、かつ、自律分散で動作を行うシステムにおいては、上記時刻同期技術を搭載することは難しいという問題がある。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、無線LANのような安価な装置で、かつ、自律分散で動作を行うシステムであっても、複数の送信局において同一時刻に送信を行うことができる無線通信方法、無線通信システム、及び基地局装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、少なくとも第1の基地局と第2の基地局とが同時に送信を行う無線通信方法であって、前記第1の基地局が、データ送信を行う時間を示す同時送信用情報を含む送信タイミング同期用信号を前記第2の基地局に送信するステップと、前記第2の基地局が、前記送信タイミング同期用信号を受信し、該受信した送信タイミング同期用信号に含まれる前記同時送信用情報を検出するステップと、前記第1の基地局が、前記同時送信用情報に基づいて前記第1の基地局に接続される第1の端末局にデータ送信を行うステップと、前記第2の基地局が、前記検出した同時送信用情報に基づいて、前記第2の基地局に接続される第2の端末局にデータ送信を行うステップと、を含むことを特徴とする無線通信方法である。
本発明は、上記の発明において、前記第1の基地局が、前記送信タイミング同期用信号の送信後、前記同時送信用情報で示される送信時間だけ遅延させた後、前記第1の端末局にデータ送信を行い、前記第2の基地局が、前記送信タイミング同期用信号の受信後、前記同時送信用情報で示される送信時間だけ遅延させた後、前記第2の端末局にデータ送信を行うことを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記第1の基地局が、前記送信タイミング同期用信号の送信後、前記同時送信用情報で示される送信時間だけ遅延させた後、前記第1の端末局にデータ送信を行い、前記第2の基地局が、前記送信タイミング同期用信号の受信後、前記第1の基地局と前記第2の基地局の間の伝搬遅延時間を算出し、前記同時送信用情報で示される送信時間から前記伝搬遅延時間を減算した時間だけ遅延させた後、前記第2の端末局にデータ送信を行うことを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記第1の基地局が、前記第1の基地局と前記第2の基地局の間の伝搬遅延時間を算出し、前記送信タイミング同期用信号の送信後、前記同時送信用情報で示される送信時間に前記伝搬遅延時間を加算した時間だけ遅延させた後、前記第1の端末局にデータ送信を行い、前記第2の基地局が、前記送信タイミング同期用信号の受信後、前記同時送信用情報で示される送信時間だけ遅延させた後、前記第2の端末局にデータ送信を行うことを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記第1の基地局が、前記送信タイミング同期用信号の送信後、前記同時送信用情報で示される送信時間だけ遅延させた後、前記第1の端末局にデータ送信を行い、前記第2の基地局が、前記送信タイミング同期用信号の受信後、前記同時送信用情報で示される送信時間から当該第2の基地局の受信処理時間を減算した時間だけ遅延させた後、前記第2の端末局にデータ送信を行うことを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記第1の基地局が、前記送信タイミング同期用信号の送信後、前記同時送信用情報で示される送信時間だけ遅延させた後、前記第1の端末局にデータ送信を行い、前記第2の基地局が、前記送信タイミング同期用信号の受信後、該送信タイミング同期用信号の先頭時刻を検出し、その後、前記送信タイミング同期用信号の信号長に相当する時間を検出し、前記送信タイミング同期用信号の先頭時刻から、前記同時送信用情報で示される送信時間に前記送信タイミング同期用信号の信号長に相当する時間を加算した時間だけ遅延させた後、前記第2の端末局にデータ送信を行うことを特徴とする。
また、上述した課題を解決するために、本発明は、少なくとも第1の基地局と第2の基地局とが同時に送信を行う無線通信システムであって、前記第1の基地局は、データ送信を行う時間を示す同時送信用情報を含む送信タイミング同期用信号を生成し、前記第2の基地局に送信する送信タイミング同期用信号生成部と、前記同時送信用情報に基づいて当該第1の基地局に接続される第1の端末局にデータ送信を行う無線信号生成部とを備え、前記第2の基地局は、前記送信タイミング同期用信号を受信し、該受信した送信タイミング同期用信号に含まれる前記同時送信用情報を検出する送信タイミング同期用信号検出部と、前記検出した同時送信用情報に基づいて、前記第2の基地局に接続される第2の端末局にデータ送信を行う送信タイミングを制御する送信タイミング制御部とを備えることを特徴とする無線通信システムである。
また、上述した課題を解決するために、本発明は、無線通信を行う基地局装置であって、当該基地局装置がデータ送信を行うための送信権を獲得した場合に、データ送信を行う時間を示す同時送信用情報を含む送信タイミング同期用信号を生成し、他の基地局装置に送信する送信タイミング同期用信号生成部と、前記他の基地局装置から送信された送信タイミング同期用信号を受信した場合に、該受信した送信タイミング同期用信号に含まれる同時送信用情報を検出する送信タイミング同期用信号検出部と、当該基地局装置が生成した同時送信用情報、または前記他の基地局装置から受信した同時送信用情報のいずれかに基づいて当該基地局装置に接続される端末局にデータ送信を行う送信タイミング制御部とを備えることを特徴とする基地局装置である。
この発明によれば、無線LANのような安価な装置で、かつ、自律分散で動作を行うシステムであっても、複数の送信局において同一時刻に送信を行うことができる。
本発明による協調伝送システムの構成を示すブロック図である。 本第1実施形態における基地局100−1の略構成を示すブロック図である。 本第1実施形態における基地局100−2の略構成を示すブロック図である。 本第1実施形態における端末局101−1、101−2の略構成を示すブロック図である。 本第1実施形態による基地局100−1、100−2と端末局101−1、101−2との間での通信手順を説明するためのタイミングチャートである。 本第1実施形態の基地局100−1、100−2と端末局101−1、101−2による信号生成処理を説明するためのフローチャートである。 本第2実施形態における基地局100−2の略構成を示すブロック図である。 本第2実施形態による基地局100−1、100−2と端末局101−1、101−2との間での通信手順を説明するためのタイミングチャートである。 本第2実施形態の基地局100−1、100−2と端末局101−1、101−2による信号生成処理を説明するためのフローチャートである。 本第3実施形態における基地局100−1の略構成を示すブロック図である。 本第3実施形態における基地局100−2の略構成を示すブロック図である。 本第3実施形態による基地局100−1、100−2と端末局101−1、101−2との間での通信手順を説明するためのタイミングチャートである。 本第3実施形態の基地局100−1、100−2と端末局101−1、101−2による信号生成処理を説明するためのフローチャートである。 本第4実施形態における基地局100−2の略構成を示すブロック図である。 本第4実施形態による基地局100−1、100−2と端末局101−1、101−2との間での通信手順を説明するためのタイミングチャートである。 本第4実施形態の基地局100−1、100−2と端末局101−1、101−2による信号生成処理を説明するためのフローチャートである。 本第5実施形態における基地局100−2の略構成を示すブロック図である。 本第5実施形態による基地局100−1、100−2と端末局101−1、101−2との間での通信手順を説明するためのタイミングチャートである。 本第5実施形態の基地局100−1、100−2と端末局101−1、101−2による信号生成処理を説明するためのフローチャートである。 本第6実施形態による基地局100−1、100−2と端末局101−1、101−12との間での通信手順を説明するためのタイミングチャートである。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明による協調伝送システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、協調伝送システムは、2つの基地局100−1(第1の基地局)、100−2(第2の基地局)と、基地局100−1と無線パケット通信をする端末局101−1と、基地局100−2と無線パケット通信をする端末装置101−2とを備えている。端末局101−1は、基地局100−1が成す通信セル102−1に属し、基地局100−1を介して不図示の外部のネットワークと通信を行う。また、端末装置101−2は、基地局100−2が成す通信セル102−2に属し、基地局装置100−2を介して外部のネットワークと通信を行う。
A.第1実施形態
次に、本発明の第1実施形態について説明する。本第1実施形態では、第1の基地局(基地局100−1)は、同時送信用情報を含む送信タイミング同期用信号を第2の基地局(基地局100−2)に送信し、同時送信用情報に基づいて第1の基地局(基地局100−1)と接続される端末局(端末局101−1)にデータ送信を行う。第2の基地局(基地局100−2)は、上記送信タイミング同期用信号を受信し、同時送信用情報を検出し、検出した同時送信用情報に基づいて第2の基地局(基地局100−2)と接続される端末局(端末局101−2)にデータ送信を行う。以上のような方法を用いることで第1の基地局(基地局100−1)、第2の基地局(基地局100−2)が同時にデータ送信を行うことができる。
[基地局100−1構成]
図2は、本第1実施形態における基地局100−1の略構成を示すブロック図である。図2に示すように、基地局100−1は、アンテナ201−1〜201−Aと、無線LAN信号生成部202−1〜202−Aと、無線LAN信号復調部203−1〜203−Aと、送信タイミング同期用信号生成部204と、送信時間決定部205とを備えている。
アンテナ201−1〜201−Aは、入力信号、または送信タイミング制御部202−1〜202−Aから入力された送信タイミング同期用信号を空中に放射する一方、空中から入力された信号を受信し、無線LAN信号復調部203−1〜203−Aに出力する。無線LAN信号復調部203−1〜203−Aは、受信された無線LAN信号の復調を行って出力信号として出力する。
送信時間決定部205は、基地局100−1が送信タイミング同期用信号の送信が終了してから次の送信を行うまでの時間を決定し、送信時間情報として送信タイミング同期用信号生成部204に供給する。送信時間情報は、例えば16μsという値である。送信時間情報は、例えば伝送速度や帯域、接続されている端末局の数等に応じて決定してもよいし、予め定められた値としてもよい。送信タイミング同期用信号生成部204は、基地局100−1がデータ送信を行うための送信権を獲得した場合に、送信時間決定部205で決定された送信時間情報を含む送信タイミング同期用信号を生成する。
無線LAN信号生成部202−1〜202−Aは、入力信号、または送信タイミング同期用信号を無線LAN信号に変換する。無線LAN信号とは、無線LAN標準化規格で規定される信号フォーマットで生成された信号である。
[基地局110−2構成]
図3は、本第1実施形態における基地局100−2の略構成を示すブロック図である。なお、図2に対応する部分(同一機能のブロック)には同一の符号を付けて説明を省略する。図3に示すように、基地局100−2は、アンテナ201−1〜201−Aと、無線LAN信号生成部202−1〜202−Aと、無線LAN信号復調部203−1〜203−Aと、送信タイミング制御部206と、送信タイミング同期用信号検出部207とを備えている。
送信タイミング制御部206は、入力される無線LAN信号を、送信タイミング同期用信号検出部207で検出された送信時間情報に示される時間だけ遅らせて,アンテナに出力するブロックである。送信タイミング同期用信号検出部207は、無線LAN信号復調部203−1〜203−Aから出力された信号から送信タイミング同期用信号を検出し、上記送信時間情報を取得する。
[端末局構成]
図4は、本第1実施形態における端末局101−1、101−2の略構成を示すブロック図である。なお、以下、総称して端末局101という。図4に示すように、端末局101は、アンテナ301−1〜301−Bと、無線LAN信号生成部302−1〜302−Bと、無線LAN信号復調部303−1〜303−Bとを備えている。
アンテナ301−1〜301−Bは、無線LAN信号生成部302−1〜302−Bから入力される無線LAN信号を空中に放射する一方、空中から入力された信号を受信し、無線LAN信号復調部303−1〜303−Bに出力する。無線LAN信号復調部303−1〜303−Bは、受信された無線LAN信号の復調を行って出力信号として出力する。無線LAN信号生成部302−1〜302−Bは、入力信号を無線LAN信号に変換し、アンテナ301−1〜301−Bに供給する。
[基地局と端末局の通信手順例]
図5は、本第1実施形態による基地局100−1、100−2と端末局101−1、101−2との間での通信手順を説明するためのタイミングチャートである。なお、図5の説明にあたり、アクセス制御方式については、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)が採用されていることを前提とする。
基地局100−1において、端末局101−1に対して送信すべきパケットのデータ(送信対象データ)が発生したとする。これに応じて、基地局100−1は、ランダムな時間間隔によりキャリアセンスCSを実行する。該キャリアセンスCSにより、通信周波数帯域が使用されていないアイドル状態と、通信周波数帯域が使用されているビジー状態とのいずれであるのかが判定される。
例えば、時刻t1において実行したキャリアセンスCSにより、通信周波数帯域が使用されていないアイドル状態であることが検出されたとする。これに応じて、基地局100−1は、例えば時刻t2からある時間を経過した時刻t3からt4までの期間において、送信時間情報tが含まれる送信タイミング同期用信号SS1を生成して送信する。基地局100−2は、上記送信タイミング同期用信号SS1の受信に応じて、送信タイミング同期用信号SS1から送信時間情報tを取得する。
次に、基地局100−1は、時刻t4からt[s]時間を経過した時刻t5からt6までの期間において、端末局101−1に対してデータ送信を行う。同様に、基地局100−2は、時刻t4からt[s]時間を経過した時刻t5からt6までの期間において、端末局101−2に対してデータ送信を行う。
なお、時刻t5からt6の期間において送信されるデータは、例えば無線通信に適合したフレームに変換されているものとする。また、フレームアグリゲーションが適用されている場合、時刻t5からt6の期間において送信されるデータは、所定数のフレームが連結されたデータユニットとなる。
このように、基地局100−1、100−2は、上述したタイミングチャートに従って同時に送信を行う。
[信号生成処理手順例]
図6は、本第1実施形態の基地局100−1、100−2と端末局101−1、101−2による信号生成処理を説明するためのフローチャートである。図6に示す基地局100−1の処理は、図2に示すいずれかの機能部が適宜実行する。また、基地局100−2の処理は、図3に示すいずれかの機能部が適宜実行する。また、図6に示す端末局101−1、101−2の処理は、図4に示すいずれか機能部が適宜実行する。
基地局100−1において、送信対象データが発生したか否かを判別し(ステップS101)、送信対象データが発生していない場合には(ステップS101のNO)、ステップS101を繰り返し実行することで、送信対象データが発生するのを待機する。
そして、送信対象データが発生した場合には(ステップS101のYES)、基地局100−1は、キャリアセンスを実行し、アイドル状態が検出された否かを判別し(ステップS102)、アイドル状態が検出されない場合には(ステップS102のNO)、ステップS102を繰り返し実行することで、アイドル状態が検出されるのを待機する。
そして、アイドル状態が検出された場合には(ステップS102のYES)、基地局100−1は、送信時間決定部205で送信時間tを決定する(ステップS103)。そして、送信タイミング同期用信号生成部204で、上記送信時間を示す送信時間情報が含まれる送信タイミング同期用信号SS1を生成し、基地局100−2を宛先として指定して送信する(ステップS104)。
基地局100−2は、上記送信タイミング同期用信号SS1の受信に応じて、送信タイミング同期用信号SS1を検出し、送信時間情報tを取得する(ステップS201)。
次に、基地局100−1は、自身が送信した送信タイミング同期用信号SS1を送信した後からt秒後に、端末局101−1に対してデータ送信を行う(ステップS105)。
また、基地局100−2は、送信タイミング同期用信号SS1を受信してからt秒後に、端末局101−2に対してデータ送信を行う(ステップS202)。
また、端末局101−1は、ステップS105で基地局100−1から送信されるデータを受信する(ステップS301)。また、端末局101−2は、ステップS202で基地局100−2から送信されるデータを受信する(ステップS401)。
上述した第1実施形態によれば、基地局100−1が、同時送信用情報を含む送信タイミング同期用信号を基地局100−2に送信するとともに、同時送信用情報に基づいて端末局101−1にデータ送信し、基地局100−2は、上記送信タイミング同期用信号を受信し、同時送信用情報を検出し、検出した同時送信用情報に基づいて端末局101−2にデータ送信するようにしたので、無線LANのような安価な装置で、かつ、自律分散で動作を行うシステムであっても、複数の送信局において同一時刻に送信を行うことができる。
B.第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本第2実施形態では、上述した第1実施形態に加えて、第2の基地局(基地局100−2)が、受信した送信タイミング同期用信号の受信電力から伝搬遅延時間を算出し、同時送信用情報、及び伝搬遅延時間に基づいて、第2の基地局(基地局100−2)に接続される端末局(端末局101−2)にデータ送信を行うことで、高精度な同時送信を行うことができる。
[基地局100−1構成]
基地局100−1の構成は、図2と同様であるので説明を省略する。但し、本第2実施形態による送信タイミング同期用信号生成部204は、送信時間情報tに加えて、基地局100−1の送信電力情報Pも含む送信タイミング同期用信号を生成する。
[基地局100−2構成]
図7は、本第2実施形態における基地局100−2の略構成を示すブロック図である。なお、図3に対応する部分(同一機能のブロック)には同一の符号を付けて説明を省略する。図7に示すように、基地局100−2は、アンテナ201−1〜201−Aと、無線LAN信号生成部202−1〜202−Aと、無線LAN信号復調部203−1〜203−Aと、送信タイミング制御部206と、送信タイミング同期用信号検出部207と、受信電力測定部209と、送信時間算出部210とを備えている。
送信タイミング同期信号検出部207は、無線LAN信号復調部203−1〜203−Aから出力された出力信号から送信タイミング同期用信号を検出し、送信時間情報t、及び送信電力情報Pを取得し、取得した送信時間情報t、及び送信電力情報Pを送信時間算出部210に供給する。
受信電力測定部209は、受信信号の受信電力を測定し、測定した受信電力情報Pを送信時間算出部210に供給する。
送信時間算出部210は、入力される送信電力情報P、受信電力情報Pから、P−P≦59.6942のとき、数式(1)、(2)を用いて、もしくは、P−P>59.6942のとき、数式(3)、(4)を用いて伝搬遅延時間tを算出する。
Figure 0005798514
Figure 0005798514
Figure 0005798514
Figure 0005798514
ここで、DはAP間距離[m]、Pは送信電力[dBm]、Pは受信電力[dBm]である。但し、上記数式(1)〜(4)では、IEEE802.11のチャネルモデルで規定される伝搬減衰式を用いて計算を行ったが、他モデルで規定される伝搬減衰式を用いて計算しても構わない。
[端末局構成]
本第2実施形態による端末局101−1、101−2の構成は、図4と同様であるので説明を省略する。
[基地局と端末局の通信手順例]
図8は、本第2実施形態による基地局100−1、100−2と端末局101−1、101−2との間での通信手順を説明するためのタイミングチャートである。なお、時刻t1からt3までの通信フローは、図5と同様であるので説明を省略する。
基地局100−1は、例えば時刻t2から或る時間を経過した時刻t3からt4までの期間において、送信時間情報t、及び送信電力情報Pが含まれる送信タイミング同期用信号SS2を生成して送信する。
基地局100−2は、伝搬遅延の影響により、時刻t3からt5において、上記送信タイミング同期用信号SS2を受信する。さらに、送信タイミング同期信号検出部207で送信タイミング同期用信号SS2を検出し、送信時間情報t、及び送信電力情報Pを取得する。さらに、受信電力測定部209で、送信タイミング同期用信号SS2の受信電力Pを測定する。そして、送信時間算出部210で、送信電力P、受信電力Pを用いて、数式(1)、(2)、もしくは数式(3)、(4)から伝搬遅延時間tを算出する。
次に、基地局100−1は、時刻t4からt[s]時間を経過した時刻t6からt7までの期間において、端末局101−1に対してデータ送信を行う。
基地局100−2は、時刻t5からt−tr[s]時間を経過した時刻t6からt7までの期間において、端末局101−2に対してデータ送信を行う。
このように、基地局100−1、100−2は、上述したタイミングチャートに従って同時に送信を行う。
[信号生成処理手順例]
図9は、本第2実施形態の基地局100−1、100−2と端末局101−1、101−2による信号生成処理を説明するためのフローチャートである。図9に示す基地局100−1の処理は、図2に示すいずれかの機能部が適宜実行する。また、基地局100−2の処理は、図7に示すいずれかの機能部が適宜実行する。また、図9に示す端末局101−1、101−2の処理は、図4に示すいずれか機能部が適宜実行する。なお、基地局110−1におけるステップS101〜S104は、図6と同様であるので説明を省略する。
基地局110−2では、基地局110−1からの送信タイミング同期用信号の受信に応じて、送信タイミング同期信号検出部207で、送信タイミング同期用信号を検出し、送信時間情報t、及び送信電力情報Pを取得し、また、受信電力測定部209で、上記送信タイミング同期用信号の受信電力Pを測定する(ステップ203)。そして、送信時間算出部210で、送信電力情報P、及び受信電力情報Pを用いて、伝搬遅延時間tを算出する(ステップS204)。
次に、基地局100−1は、自身が送信した送信タイミング同期用信号を送信した後からt秒後に端末局101−1に対してデータ送信を行う(ステップS105)。
また、基地局100−2は、送信タイミング同期用信号を受信してからt−t秒後に端末局101−2に対してデータ送信を行う(ステップS205)。
また、端末局101−1は、ステップS105で基地局100−1から送信されるデータを受信する(ステップS301)。また、端末局101−2は、ステップS205で基地局100−2から送信されるデータを受信する(ステップS401)。
上述した第2実施形態によれば、基地局100−2が、受信した送信タイミング同期用信号の受信電力から伝搬遅延時間を算出し、同時送信用情報、及び伝搬遅延量に基づいて、基地局100−2と接続される端末局101−2に送信を行うことで高精度な同時送信を行うことができる。
C.第3実施形態
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
上述した第2実施形態では、基地局100−2が、伝搬遅延時間の算出を行い、送信時間を調整する例を示したが、本第3実施形態では、基地局100−1が、伝搬遅延時間の算出、及び送信時間の調整を行う。
[基地局100−1構成]
図10は、本第3実施形態における基地局100−1の略構成を示すブロック図である。なお、図2、図7に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。図10に示すように、基地局100−1は、アンテナ201−1〜201−Aと、無線LAN信号生成部202−1〜202−Aと、無線LAN信号復調部203−1〜203−Aと、送信タイミング同期用信号生成部204と、送信時間決定部205、送信タイミング制御部206、受信電力測定部209と、送信時間算出部210とを備えている。ここでは、送信タイミング制御部206は、送信タイミング同期信号を送信した後、送信時間決定部205が決定した送信時間tに、送信時間算出部210が算出した伝搬遅延時間tを足した時間が経過した時に、データ送信を開始するように送信タイミングを制御する。
[基地局100−2構成]
図11は、本第3実施形態における基地局100−2の略構成を示すブロック図である。なお、図7に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。図11に示すように、基地局100−2は、アンテナ201−1〜201−Aと、無線LAN信号生成部202−1〜202−Aと、無線LAN信号復調部203−1〜203−Aと、送信タイミング制御部206と、送信タイミング同期用信号検出部207と、電力通知信号生成部211とを備えている。電力通知信号生成部211は、基地局100−2の送信電力情報Pを含む信号を生成する。
[端末局構成]
なお、本第3実施形態における端末局101−1、101−2の構成は図4と同様であるので説明を省略する。
[基地局と端末局の通信手順例]
図12は、本第3実施形態による基地局100−1、100−2と端末局101−1、101−2との間での通信手順を説明するためのタイミングチャートである。なお、この図の説明にあたり、アクセス制御方式については、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)が採用されていることを前提とする。
基地局100−2は,ランダムな時間間隔によりキャリアセンスCS1を実行する。キャリアセンスCS1により、通信周波数帯域が使用されていないアイドル状態と、通信周波数帯域が使用されているビジー状態とのいずれであるのかが判定される。
例えば、時刻t1において実行したキャリアセンスCS1により、通信周波数帯域が使用されていないアイドル状態であることが検出されたとする。これに応じて、基地局100−2は、例えば時刻t2から或る時間を経過した時刻t3からt4までの期間において、基地局100−2の送信電力情報Pが含まれる電力通知信号PSを生成して送信する。
基地局100−1が、上記電力通知信号PSを受信すると、受信電力測定部209は、電力通知信号PSに含まれる送信電力情報Pを読み出す。さらに、受信電力測定部209で、電力通知信号PSの受信電力Pを測定する。さらに、送信時間算出部210で、送信電力P、及び受信電力Pを用いて、数式(1)、(2)、もしくは数式(3)、(4)から伝搬遅延時間tを算出する。
次に、基地局100−1において、端末局101−1に対して送信すべきパケットのデータ(送信対象データ)が発生したとする。これに応じて、基地局100−1は、ランダムな時間間隔によりキャリアセンスCS2を実行する。キャリアセンスCS2により、通信周波数帯域が使用されていないアイドル状態と、通信周波数帯域が使用されているビジー状態とのいずれであるのかが判定される。
例えば、時刻t5において実行したキャリアセンスCS5により、通信周波数帯域が使用されていないアイドル状態であることが検出されたとする。これに応じて、基地局100−1は、送信タイミング同期用信号生成部204で、例えば時刻t6から或る時間を経過した時刻t7からt8までの期間において、送信時間情報tが含まれる送信タイミング同期用信号SS3を生成して送信する。
基地局100−2は、上記送信タイミング同期用信号SS3の受信に応じて、送信タイミング同期用信号検出部207で、送信タイミング同期用信号SS3を検出し、送信時間情報tを取得する。
次に、基地局100−1は、送信タイミング同期用信号SS3の送信後、時刻t8からt+tr[s]時間を経過した時刻t10からt11までの期間において、端末局101−1に対してデータ送信を行う。
基地局100−2は、送信時間情報tの取得後、時刻t9からt[s]時間を経過した時刻t10からt11までの期間において、端末局101−2に対してデータ送信を行う。
このように、基地局100−1、100−2は、上述したタイミングチャートに従って同時に送信を行う。
[信号生成処理手順例]
図13は、本第3実施形態の基地局100−1、100−2と端末局101−1、101−2による信号生成処理を説明するためのフローチャートである。図13に示す基地局100−1の処理は、図10に示すいずれかの機能部が適宜実行する。また、基地局100−2の処理は、図11に示すいずれかの機能部が適宜実行する。また、図13に示す端末局101−1、101−2の処理は、図4に示すいずれか機能部が適宜実行する。なお、基地局110−1におけるステップS101〜104は、図6と同様であるので説明を省略する。
基地局100−2は、基地局100−1に対して、自身の送信電力情報Pを含む電力通知信号PSを送信する(ステップS206)。
基地局100−1は、上記電力通知信号PSの受信に応じて、電力通知信号PSを検出し、送信電力情報Pを取得し、さらに、受信電力測定部209で、受信電力Pを測定する(ステップS106)。そして、送信時間算出部210で、送信電力情報P、及び受信電力情報Pを用いて伝搬遅延時間tを算出する(ステップS107)。
次に、基地局100−1において、送信対象データが発生したか否かを判別し(ステップS108)、送信対象データが発生していない場合には(ステップS108のNO)、ステップS108を繰り返し実行することで、送信対象データが発生するのを待機する。
そして、送信対象データが発生した場合には(ステップS108のYES)、基地局100−1は、キャリアセンスを実行し、アイドル状態が検出された否かを判別し(ステップS109)、アイドル状態が検出されない場合には(ステップS109のNO)、ステップS109を繰り返し実行することで、アイドル状態が検出されるのを待機する。
そして、アイドル状態が検出された場合には(ステップS109のYES)、基地局100−1は、送信時間決定部205で送信時間を決定する(ステップS110)。そして、送信タイミング同期用信号生成部204で、上記送信時間を示す送信時間情報tが含まれる送信タイミング同期用信号SS3を生成し、基地局100−2を宛先として指定して送信する(ステップS111)。
基地局100−2は、上記送信タイミング同期用信号SS3の受信に応じて、送信タイミング同期用信号SS3を検出し、送信時間情報tを取得する(ステップS207)。
次に、基地局100−1は、自身が送信した送信タイミング同期用信号SS3を送信した後からt+tr秒後に、端末局101−1に対してデータ送信を行う(ステップS112)。
また、基地局100−2は、送信タイミング同期用信号SS3を受信してからt秒後に端末局101−2に対してデータ送信を行う(ステップS208)。
また、端末局101−1は、ステップS112で基地局100−1から送信されるデータを受信する(ステップS301)。また、端末局101−2は、ステップS208で基地局100−2から送信されるデータを受信する(ステップS401)。
上述した第3実施形態によれば、基地局100−1が、伝搬遅延時間の算出、及び送信時間の調整を行うようにしたので、同時送信用情報、及び伝搬遅延量に基づいて、基地局100−1と接続される端末局101−1に送信を行うことで高精度な同時送信を行うことができる。
D.第4実施形態
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
本第4実施形態では、基地局100−2での受信処理時間を測定し、該受信処理時間に基づいてデータ送信することで、より正確に同時に送信することができる。
[基地局100−1構成]
本第4実施形態における基地局100−1は、前述した第1実施形態の図2に示す構成と同じであるので説明を省略する。
[基地局100−2構成]
図14は、本第4実施形態における基地局100−2の略構成を示すブロック図である。なお、なお、図3に対応する部分(同一機能のブロック)には同一の符号を付けて説明を省略する。図14に示すように、基地局100−2は、アンテナ201−1〜201−Aと、無線LAN信号生成部202−1〜202−Aと、無線LAN信号復調部203−1〜203−Aと、送信タイミング制御部206と、送信タイミング同期用信号検出部207と、受信処理時間測定部212とを備えている。
受信処理時間測定部212は、アンテナ201−1〜201−Aから受信信号が入力されてから送信タイミング同期用信号検出部207で信号が検出されるまでの時間である受信処理時間tcを測定する。
[端末局構成]
本第4実施形態における端末局101−1、101−2の構成は、図4と同様であるので説明を省略する。
[基地局と端末局の通信手順例]
図15は、本第4実施形態による基地局100−1、100−2と端末局101−1、101−2との間での通信手順を説明するためのタイミングチャートである。なお、この図の説明にあたり、アクセス制御方式についてはCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)が採用されていることを前提とする。
基地局100−1において、端末局101−1に対して送信すべきパケットのデータ(送信対象データ)が発生したとする。これに応じて、基地局100−1は、ランダムな時間間隔によりキャリアセンスCSを実行する。該キャリアセンスCSにより、通信周波数帯域が使用されていないアイドル状態と、通信周波数帯域が使用されているビジー状態とのいずれであるのかが判定される。
例えば、時刻t1において実行したキャリアセンスCSにより、通信周波数帯域が使用されていないアイドル状態であることが検出されたとする。これに応じて、基地局100−1は、送信タイミング同期用信号生成部204で、例えば時刻t2から或る時間を経過した時刻t3からt4までの期間において送信時間情報tが含まれる送信タイミング同期用信号SS4を生成して送信する。基地局100−2は、上記送信タイミング同期用信号SS4の受信に応じて、送信タイミング同期用信号SS4を検出し、送信時間情報tを取得する。
次に、基地局100−1は、時刻t4からt[s]時間を経過した時刻t6からt7までの期間において、端末局101−1に対してデータ送信を行う。
基地局100−2は、上記送信タイミング用同期信号SS4の受信に応じて、データ信号の生成を行い、受信処理時間測定部212で、アンテナ201−1〜201−Aから受信信号が入力されてから送信タイミング同期用信号検出部207で信号が検出されるまでの時間である受信処理時間tcを測定する。そして、基地局100−2は、t4に受信処理時間tcが経過した時刻t5からt−tc[s]時間を経過した時刻t6からt7までの期間において、端末局101−2に対してデータ送信を行う。
このように、基地局100−1、100−2は、上述したタイミングチャートに従って同時に送信を行う。
[信号生成処理手順例]
図16は、本第4実施形態の基地局100−1、100−2と端末局101−1、101−2による信号生成処理を説明するためのフローチャートである。図16に示す基地局100−1の処理は、図2に示すいずれかの機能部が適宜実行する。また、基地局100−2の処理は、図14に示すいずれかの機能部が適宜実行する。また、図16に示す端末局101−1、101−2の処理は、図4に示すいずれか機能部が適宜実行する。なお、図16におけるステップS101〜S104は、図6と同様であるので説明を省略する。
基地局100−2では、送信タイミング同期用信号SS4の受信に応じて、送信タイミング同期用信号検出部207で、送信時間情報tを取得し、受信処理時間測定部212で、受信処理時間tcの測定を行う(ステップS209).
次に、基地局100−1は、自身が送信した送信タイミング同期用信号SS4を送信した後からt秒後に、端末局101−1に対してデータ送信を行う(ステップS105)。
また、基地局100−2は、送信タイミング同期用信号SS4の受信処理を行ってからt−tc秒後に、端末局101−2に対してデータ送信を行う(ステップS210)。
また、端末局101−1は、ステップS105で基地局100−1から送信されるデータを受信する(ステップS301)。また、端末局101−2は、ステップS210で、基地局100−2から送信されるデータを受信する(ステップS401)。
上述した第4実施形態によれば、基地局100−2での受信処理時間を測定し、該受信処理時間に基づいてデータ送信することで、より正確に同時に送信することができる。
E.第5実施形態
次に、本発明の第5実施形態について説明する。
本第5実施形態では、基地局100−2が送信を行う際に、これまでの第1乃至第4実施形態のように、受信終了時点からt秒後に送信するのではなく、受信開始時点からt+tf秒後に送信を行うことで、マルチパス環境によって送信タイミング同期用信号が送信期間tfよりも長く受信されたとしても、正確に同時に送信することができる。
[基地局100−1構成]
本第5実施形態における基地局100−1は、図2に示す構成と同じであるので説明を省略する。
[基地局100−2構成]
図17は、本第5実施形態における基地局100−2の略構成を示すブロック図である。なお、図3、図7、図14に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。図17に示すように、基地局100−2は、アンテナ201−1〜201−Aと、無線LAN信号生成部202−1〜202−Aと、無線LAN信号復調部203−1〜203−Aと、送信タイミング制御部206と、送信タイミング同期用信号検出部207と、先頭検出部213と、送信タイミング同期用信号長検出部214とを備えている。
先頭検出部213は、アンテナ201−1〜201−Aで受信される送信タイミング同期用信号の先頭を検出し、信号の先頭時刻を送信タイミング制御部206に供給する。送信タイミング同期用信号長検出部214は、送信タイミング同期用信号検出部207で検出された送信タイミング同期用信号の信号長を検出(算出)する。なお、信号長は、時間で示される。
[端末局構成]
本第5実施形態における端末局101−1、101−2の構成は、図4と同様であるので説明を省略する。
[基地局と端末局の通信手順例]
図18は、本第5実施形態による基地局100−1、100−2と端末局101−1、101−2との間での通信手順を説明するためのタイミングチャートである。なお、この図の説明にあたり、アクセス制御方式については、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)が採用されていることを前提とする。
基地局100−1において、端末局101−1に対して送信すべきパケットのデータ(送信対象データ)が発生したとする。これに応じて、基地局100−1は、ランダムな時間間隔によりキャリアセンスCSを実行する。該キャリアセンスCSにより、通信周波数帯域が使用されていないアイドル状態と、通信周波数帯域が使用されているビジー状態とのいずれであるのかが判定される。
例えば、時刻t1において実行したキャリアセンスCSにより、通信周波数帯域が使用されていないアイドル状態であることが検出されたとする。これに応じて、基地局100−1は、送信タイミング同期用信号生成部204で、例えば時刻t2から或る時間を経過した時刻t3からt4までの期間において、送信時間情報tが含まれる送信タイミング同期用信号SS5を生成して送信する。そして、基地局100−1は、時刻t4からt[s]時間を経過した時刻t5からt6までの期間において、端末局101−1に対してデータ送信を行う。
基地局100−2は、上記送信タイミング用同期信号SS5の受信に応じて、先頭検出部213で、送信タイミング用同期信号SS5の先頭を検出し、先頭時刻t3を記憶する。また、送信タイミング同期用信号検出部207で、送信タイミング用同期信号SS5を検出し、送信時間情報tを取得する。また、送信タイミング同期用信号長検出部214で、送信タイミング用同期信号SS5から送信タイミング用同期信号の信号長tfを検出(算出)する。そして、先頭時刻t3からt+tf経過した時刻t5からt6までの期間において、端末局101−2に対してデータ送信を行う。
以上のようなタイミングチャートにより、基地局100−1、100−2は、同時に送信を行う。
[信号生成処理手順例]
図19は、本第5実施形態の基地局100−1、100−2と端末局101−1、101−2による信号生成処理を説明するためのフローチャートである。図19に示す基地局100−1の処理は、図2に示すいずれかの機能部が適宜実行する。また、基地局100−2の処理は、図17に示すいずれかの機能部が適宜実行する。また、図19に示す端末局101−1、101−2の処理は、図4に示すいずれか機能部が適宜実行する。なお、基地局110−1におけるステップS101〜104は、図6と同様であるので説明を省略する。
基地局100−2は、基地局100−1からの送信タイミング同期用信号SS5の受信に応じて、送信タイミング同期用信号検出部207で、送信時間情報tを取得するとともに、先頭検出部213で、送信タイミング同期用信号SS5の先頭時刻を取得する。また、送信タイミング同期用信号長検出部214で、送信タイミング同期用信号長tf検出(算出)する(ステップS211)。
次に、基地局100−1は、自身が送信した送信タイミング同期用信号SS5を送信した後からt秒後に端末局101−1に対してデータ送信を行う(ステップS105)。
また、基地局100−2は、送信タイミング同期用信号SS5の先頭時刻からt+tf秒後に端末局101−2に対してデータ送信を行う(ステップS212)。
また、端末局101−1は、ステップS105で基地局100−1から送信されるデータを受信する(ステップS301)。また、端末局101−2は、ステップS212で基地局100−2から送信されるデータを受信する(ステップS401)。
上述した第5実施形態によれば、基地局100−2が送信を行う際に、受信終了時点からt秒後に送信するのではなく、受信開始時点からt+tf秒後に送信を行うことで、マルチパス環境によって送信タイミング同期用信号が送信期間tfよりも長く受信されたとしても、正確に同時に送信することができる。
F.第6実施形態
次に、本発明の第6実施形態について説明する。
協調伝送を行う例の1つとして、それぞれの基地局において、自身の基地局と端末局との間の伝搬チャネルを取得し、該伝搬チャネルに基づいて送信ウエイトを決定し、該送信ウエイトを用いて送信を行う方法がある。本第6実施形態では、伝搬チャネルから算出される送信ウエイトを用いる例を具体的に示し、伝搬チャネルを取得する場合においても、送信タイミング制御方法を用いて同時に通信することができることを示す。
[基地局と端末局の通信手順例]
図20は、本第6実施形態による基地局100−1、100−2と端末局101−1、101−12との間での通信手順を説明するためのタイミングチャートである。なお、この図の説明にあたり、アクセス制御方式については、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)が採用されていることを前提とする。
基地局100−1において、端末局101−1に対して送信すべきパケットのデータ(送信対象データ)が発生したとする。これに応じて、基地局100−1は、ランダムな時間間隔によりキャリアセンスCSを実行する。該キャリアセンスCSにより、通信周波数帯域が使用されていないアイドル状態と、通信周波数帯域が使用されているビジー状態とのいずれであるのかが判定される。
例えば、時刻t1において実行したキャリアセンスCSにより、通信周波数帯域が使用されていないアイドル状態であることが検出されたとする。これに応じて、基地局100−1は、例えば時刻t2から或る時間を経過した時刻t3からt4までの期間において、サウンディング信号SD1を生成して送信する。サウンディング信号SD1とは、端末局101−1、101−2において、伝搬チャネルを測定するための信号である。
端末局101−1、101−2は、各々、上記サウンディング信号SD1の受信に応じて、対応する基地局100-1、100−2との間の伝搬チャネルCh1、Ch2を取得して保存する。
次に、端末局101−1は、時刻t4からt5の期間において、取得した伝搬チャネルCh1を含む伝搬チャネル通知信号TC1を生成し、基地局100−1に対して送信する。
基地局100−1は、上記伝搬チャネル通知信号TC1の受信に応じて、該伝搬チャネル通知信号TC1が示す伝搬チャネルCh1を保存する。
次に、時刻t6からt7の期間において、端末局101−2は、取得した伝搬チャネルCh2を含む伝搬チャネル通知信号TC2を生成し、基地局100−1に対して送信する。
基地局100−1は、上記伝搬チャネル通知信号TC2の受信に応じて、該伝搬チャネル通知信号TC2が示す伝搬チャネルCh2を保存する。また、基地局100−1は、取得した2つの伝搬チャネルCh1、Ch2に基づいて、送信ウエイトを算出する。
次に、基地局100−2は、時刻t7からt8の期間において、サウンディング信号SD2を生成して送信する。
端末局101−1、101−2は、各々、上記サウンディング信号SD2の受信に応じて、基地局100-1、100−2との間の伝搬チャネルCh1、Ch2取得して保存する。
次に端末局101−1は,時刻t10からt11の期間において,上記伝搬チャネルCh1を含む伝搬チャネル通知信号TC3を生成し、基地局100−2に対して送信する。
基地局100−2は、上記伝搬チャネル通知信号TC3の受信に応じて、該伝搬チャネル通知信号TC3が示す伝搬チャネルCh1を保存する。
次に、時刻t12からt13の期間において、端末局101−2は、上記伝搬チャネルCh2を含む伝搬チャネル通知信号TC4を生成し、基地局100−2に対して送信する。
基地局100−2は、上記伝搬チャネル通知信号TC4の受信に応じて、該伝搬チャネル通知信号TC4が示す伝搬チャネルCh2を保存する。また、基地局100−2は、取得した2つの伝搬チャネルCh1、Ch2に基づいて、送信ウエイト算出する。
次に、基地局100−1は、時刻13から或る時間を経過した時刻t14からt15までの期間において、送信時間情報tが含まれる送信タイミング同期用信号SS6を生成して送信する。また、基地局100−2は、上記送信タイミング同期用信号SS6の受信に応じて、送信タイミング同期用信号SS6を検出し、送信時間情報t取得する。
次に、基地局100−1は、時刻t15からt[s]時間を経過した時刻t16からt17までの期間において、端末局101−1に対してデータ送信を行う。同様に、基地局100−2は、時刻t15からt[s]時間を経過した時刻t16からt17までの期間において端末局101−2に対してデータ送信を行う。
以上のようなタイミングチャートにより、基地局100−1、100−2は、同時に送信を行う。
上述した第6実施形態によれば、それぞれの基地局100−1、100−2において、自局と端末局101−1、101−2との間の伝搬チャネルを取得し、該伝搬チャネルに基づいて送信ウエイトを決定し、該送信ウエイトを用いて送信を行うようにしたので、伝搬チャネルを取得する場合においても、送信タイミング制御方法を用いて同時に通信することができる。
100−1、100−2 基地局
101−1、101−2 端末局
102−1、102−2 通信セル
201−1〜201−A、301−1〜301−B アンテナ
202−1〜202−A、302−1〜302−B 無線LAN信号生成部
203−1〜203−A、303−1〜303−B 無線LAN信号復調部
204 送信タイミング同期用信号生成部
205 送信時間決定部
206 送信タイミング制御部
207 送信タイミング同期用信号検出部
209 受信電力測定部
210 送信時間算出部
211 電力通知信号生成部
212 受信処理時間測定部
213 先頭検出部
214 送信タイミング同期用信号長検出部

Claims (6)

  1. 少なくとも第1の基地局と第2の基地局とが同時に送信を行う無線通信方法であって、
    前記第1の基地局が、
    データ送信を行う時間を示す同時送信用情報を含む送信タイミング同期用信号を前記第2の基地局に送信するステップと、
    前記第2の基地局が、
    前記送信タイミング同期用信号を受信し、該受信した送信タイミング同期用信号に含まれる前記同時送信用情報を検出するステップと、
    前記第1の基地局が、
    前記同時送信用情報に基づいて前記第1の基地局に接続される第1の端末局にデータ送信を行うステップと、
    前記第2の基地局が、
    前記検出した同時送信用情報に基づいて、前記第2の基地局に接続される第2の端末局にデータ送信を行うステップと、
    を含み、
    前記第1の基地局が、前記送信タイミング同期用信号の送信後、前記同時送信用情報で示される送信時間だけ遅延させた後、前記第1の端末局にデータ送信を行い、
    前記第2の基地局が、前記送信タイミング同期用信号の受信後、前記同時送信用情報で示される送信時間から当該第2の基地局の受信処理時間を減算した時間だけ遅延させた後、前記第2の端末局にデータ送信を行う
    ことを特徴とする無線通信方法。
  2. 少なくとも第1の基地局と第2の基地局とが同時に送信を行う無線通信方法であって、
    前記第1の基地局が、
    データ送信を行う時間を示す同時送信用情報を含む送信タイミング同期用信号を前記第2の基地局に送信するステップと、
    前記第2の基地局が、
    前記送信タイミング同期用信号を受信し、該受信した送信タイミング同期用信号に含まれる前記同時送信用情報を検出するステップと、
    前記第1の基地局が、
    前記同時送信用情報に基づいて前記第1の基地局に接続される第1の端末局にデータ送信を行うステップと、
    前記第2の基地局が、
    前記検出した同時送信用情報に基づいて、前記第2の基地局に接続される第2の端末局にデータ送信を行うステップと、
    を含み、
    前記第1の基地局が、前記送信タイミング同期用信号の送信後、前記同時送信用情報で示される送信時間だけ遅延させた後、前記第1の端末局にデータ送信を行い、
    前記第2の基地局が、前記送信タイミング同期用信号の受信後、該送信タイミング同期用信号の先頭時刻を検出し、その後、前記送信タイミング同期用信号の信号長に相当する時間を検出し、
    前記送信タイミング同期用信号の先頭時刻から、前記同時送信用情報で示される送信時間に前記送信タイミング同期用信号の信号長に相当する時間を加算した時間だけ遅延させた後、前記第2の端末局にデータ送信を行う
    ことを特徴とする無線通信方法。
  3. 少なくとも第1の基地局と第2の基地局とが同時に送信を行う無線通信システムであって、
    前記第1の基地局は、
    データ送信を行う時間を示す同時送信用情報を含む送信タイミング同期用信号を生成し、前記第2の基地局に送信する送信タイミング同期用信号生成部と、
    前記同時送信用情報に基づいて当該第1の基地局に接続される第1の端末局にデータ送信を行う無線信号生成部と
    を備え、
    前記第2の基地局は、
    前記送信タイミング同期用信号を受信し、該受信した送信タイミング同期用信号に含まれる前記同時送信用情報を検出する送信タイミング同期用信号検出部と、
    前記検出した同時送信用情報に基づいて、前記第2の基地局に接続される第2の端末局にデータ送信を行う送信タイミングを制御する送信タイミング制御部と
    を備え
    前記第1の基地局が、前記送信タイミング同期用信号の送信後、前記同時送信用情報で示される送信時間だけ遅延させた後、前記第1の端末局にデータ送信を行い、
    前記第2の基地局が、前記送信タイミング同期用信号の受信後、前記同時送信用情報で示される送信時間から当該第2の基地局の受信処理時間を減算した時間だけ遅延させた後、前記第2の端末局にデータ送信を行う
    ことを特徴とする無線通信システム。
  4. 少なくとも第1の基地局と第2の基地局とが同時に送信を行う無線通信システムであって、
    前記第1の基地局は、
    データ送信を行う時間を示す同時送信用情報を含む送信タイミング同期用信号を生成し、前記第2の基地局に送信する送信タイミング同期用信号生成部と、
    前記同時送信用情報に基づいて当該第1の基地局に接続される第1の端末局にデータ送信を行う無線信号生成部と
    を備え、
    前記第2の基地局は、
    前記送信タイミング同期用信号を受信し、該受信した送信タイミング同期用信号に含まれる前記同時送信用情報を検出する送信タイミング同期用信号検出部と、
    前記検出した同時送信用情報に基づいて、前記第2の基地局に接続される第2の端末局にデータ送信を行う送信タイミングを制御する送信タイミング制御部と
    を備え
    前記第1の基地局が、前記送信タイミング同期用信号の送信後、前記同時送信用情報で示される送信時間だけ遅延させた後、前記第1の端末局にデータ送信を行い、
    前記第2の基地局が、前記送信タイミング同期用信号の受信後、該送信タイミング同期用信号の先頭時刻を検出し、その後、前記送信タイミング同期用信号の信号長に相当する時間を検出し、
    前記送信タイミング同期用信号の先頭時刻から、前記同時送信用情報で示される送信時間に前記送信タイミング同期用信号の信号長に相当する時間を加算した時間だけ遅延させた後、前記第2の端末局にデータ送信を行う
    ことを特徴とする無線通信システム。
  5. 無線通信を行う基地局装置であって、
    当該基地局装置がデータ送信を行うための送信権を獲得した場合に、データ送信を行う時間を示す同時送信用情報を含む送信タイミング同期用信号を生成し、他の基地局装置に送信する送信タイミング同期用信号生成部と、
    前記他の基地局装置から送信された送信タイミング同期用信号を受信した場合に、該受信した送信タイミング同期用信号に含まれる同時送信用情報を検出する送信タイミング同期用信号検出部と、
    当該基地局装置が生成した同時送信用情報、または前記他の基地局装置から受信した同時送信用情報のいずれかに基づいて当該基地局装置に接続される端末局にデータ送信を行う送信タイミング制御部と
    を備え
    前記送信タイミング同期用信号の送信後、前記同時送信用情報で示される送信時間だけ遅延させた後、当該基地局装置に接続される端末局にデータ送信を行い、
    前記送信タイミング同期用信号の受信後、前記同時送信用情報で示される送信時間から当該基地局装置の受信処理時間を減算した時間だけ遅延させた後、当該基地局装置に接続される端末局にデータ送信を行う
    ことを特徴とする基地局装置。
  6. 無線通信を行う基地局装置であって、
    当該基地局装置がデータ送信を行うための送信権を獲得した場合に、データ送信を行う時間を示す同時送信用情報を含む送信タイミング同期用信号を生成し、他の基地局装置に送信する送信タイミング同期用信号生成部と、
    前記他の基地局装置から送信された送信タイミング同期用信号を受信した場合に、該受信した送信タイミング同期用信号に含まれる同時送信用情報を検出する送信タイミング同期用信号検出部と、
    当該基地局装置が生成した同時送信用情報、または前記他の基地局装置から受信した同時送信用情報のいずれかに基づいて当該基地局装置に接続される端末局にデータ送信を行う送信タイミング制御部と
    を備え
    前記送信タイミング同期用信号の送信後、前記同時送信用情報で示される送信時間だけ遅延させた後、当該基地局装置に接続される端末局にデータ送信を行い、
    前記送信タイミング同期用信号の受信後、該送信タイミング同期用信号の先頭時刻を検出し、その後、前記送信タイミング同期用信号の信号長に相当する時間を検出し、
    前記送信タイミング同期用信号の先頭時刻から、前記同時送信用情報で示される送信時間に前記送信タイミング同期用信号の信号長に相当する時間を加算した時間だけ遅延させた後、前記他の基地局装置に接続される端末局にデータ送信を行う
    ことを特徴とする基地局装置。
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