JP5797340B2 - 電池 - Google Patents
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Description
本発明は、正極の活物質としてルベアン酸又はルベアン酸誘導体を含む電池に関する。
近年、エネルギ密度の高い電池として、リチウム電池が注目されている。リチウム電池は、非水溶液系の電解液を用いることで、3V以上の高電圧が得られることが知られている。しかしながら、従来のリチウム電池は、正極材料及び負極材料の質量当たりの容量が低い、という問題があった。
しかしながら、特許文献1の電池をもってしても、十分な充放電容量密度を有しているとは言えず、さらなる充放電容量密度の向上が求められている。
また、特許文献1の電池では、充放電サイクル性及び充放電(クーロン)効率が十分とは言えず、さらなる充放電サイクル性及び充放電効率の向上が求められている。
また、特許文献1の電池では、充放電サイクル性及び充放電(クーロン)効率が十分とは言えず、さらなる充放電サイクル性及び充放電効率の向上が求められている。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、従来に比して高い充放電容量密度を有するとともに、優れた充放電サイクル性及び充放電効率を有する電池を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明は、正極(例えば、後述の正極2)と、負極(例えば、後述の負極3)と、これら正極と負極との間に介在する電解質を含む電解液と、を備える電池(例えば、後述の電池1)であって、前記正極は、活物質としてルベアン酸又はルベアン酸誘導体を含み、前記電解液中における前記電解質のモル濃度は、1.0mol/Lよりも高いことを特徴とする。
本発明では、正極の活物質としてルベアン酸(誘導体)を用い、電解液中における電解質のモル濃度を、1.0mol/Lよりも高く設定した。即ち、正極の活物質としてルベアン酸(誘導体)を用いる電池において、従来よりも電解液中の電解質濃度を高めて、電解質由来のアニオンのモル量を増加させた。
これにより、電解質由来のアニオンが多量に存在するため、充電(酸化)時において、ルベアン酸(誘導体)の状態からさらに電子が引き抜かれた酸化体を形成できる。また、放電(還元)時において、この酸化体から還元体が形成されるまで放電させることができる。従って、ルベアン酸(誘導体)が、酸化体から還元体までの形態を取り得るため、従来に比して高い充放電容量密度が得られる。
これにより、電解質由来のアニオンが多量に存在するため、充電(酸化)時において、ルベアン酸(誘導体)の状態からさらに電子が引き抜かれた酸化体を形成できる。また、放電(還元)時において、この酸化体から還元体が形成されるまで放電させることができる。従って、ルベアン酸(誘導体)が、酸化体から還元体までの形態を取り得るため、従来に比して高い充放電容量密度が得られる。
また、従来よりも電解液中の電解質濃度を高めることで、電解液中で溶媒和される電解質のカチオン(M+)とアニオン(A−)の量が増加する。そのため、電極でルベアン酸(誘導体)及びそれが充放電することによって生ずる酸化体(ルベアン酸(誘導体)カチオン)や還元体(ルベアン酸(誘導体)アニオン)は、電解質のカチオン(M+)とアニオン(A−)が多く含まれる電解液には溶媒和され難くなり、電解液への溶出を抑制できる。
また、電解液中の電解質濃度が高くなると、電解液の粘度が増加するため、これによってもルベアン酸(誘導体)及びその酸化体や還元体の溶出が抑制される。
従って、ルベアン酸(誘導体)は、電解液中の電解質濃度を高めることで、電極中で所望の充放電反応を行うことが可能となり、その結果、充放電サイクル性及び充放電効率が向上する。
また、電解液中の電解質濃度が高くなると、電解液の粘度が増加するため、これによってもルベアン酸(誘導体)及びその酸化体や還元体の溶出が抑制される。
従って、ルベアン酸(誘導体)は、電解液中の電解質濃度を高めることで、電極中で所望の充放電反応を行うことが可能となり、その結果、充放電サイクル性及び充放電効率が向上する。
この場合、前記電解液中における前記電解質のモル濃度は、1.5〜4.7mol/Lであることが好ましい。
この発明では、電解液中における電解質のモル濃度を1.5〜4.7mol/Lの範囲内に設定した。これにより、上述の効果がより高められる。
この場合、前記電解液中における前記電解質のモル濃度は、2.0〜4.7mol/Lであることが好ましい。
この発明では、電解液中における電解質のモル濃度を2.0〜4.7mol/Lの範囲内に設定した。これにより、上述の効果がさらに高められる。
この場合、前記ルベアン酸又はルベアン酸誘導体は、下記式(1)で表される構造単位を有することが好ましい。
[前記式(1)中、R1及びR2は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、飽和鎖状炭化水素基、不飽和鎖状炭化水素基、飽和環状炭化水素基、不飽和環状炭化水素基、飽和複素環基、不飽和複素環基、芳香族炭化水素基、芳香族複素環基、カルボニル基、カルボキシル基、アミノ基、アミド基、水酸基、スルフィド基、ジスルフィド基又はスルホン基を表す。]
またこの場合、前記ルベアン酸又はルベアン酸誘導体は、下記式(2)で表されることが好ましい。
[前記式(2)中、R1、R2、R3及びR4は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、飽和鎖状炭化水素基、不飽和鎖状炭化水素基、飽和環状炭化水素基、不飽和環状炭化水素基、飽和複素環基、不飽和複素環基、芳香族炭化水素基、芳香族複素環基、カルボニル基、カルボキシル基、アミノ基、アミド基、水酸基、スルフィド基、ジスルフィド基又はスルホン基を表し、nは1以上の整数を表す。]
またこの場合、前記アニオンは、PF6 −、AsF6 −、BF4 −、Cl−、Br−、ClO4 −、CH3SO3 −、CF3SO3 −、C4F9SO3 −、(CF3SO2)2N−及び(CF3SO2)3C−、からなる群より選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
本発明によれば、従来に比して高い充放電容量を有するとともに、優れた充放電サイクル性及び充放電効率を有する電池を提供できる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳しく説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電池1の構成を示す縦断面図である。なお、以下の説明において、上下方向を説明するときは図1の上下を基準として説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電池1の構成を示す縦断面図である。なお、以下の説明において、上下方向を説明するときは図1の上下を基準として説明する。
図1に示すように、電池1は、その外形が円盤状のコイン型リチウム電池であり、CR2032規格に相当する。電池1は、下側に配置される正極缶7と、上側に配置される負極缶8と、を備え、これらの間に、下側から順に設けられた正極2と、負極3と、を備える。
正極2と負極3との間には、双方を互いに隔てるセパレータ4が挟み込まれている。正極2と正極缶7との間には集電体5が配置されており、正極缶7と負極缶8はガスケット6で電気的に絶縁されている。
正極2と負極3との間には、双方を互いに隔てるセパレータ4が挟み込まれている。正極2と正極缶7との間には集電体5が配置されており、正極缶7と負極缶8はガスケット6で電気的に絶縁されている。
正極2は、活物質としてルベアン酸又はルベアン酸誘導体を含む。ここで、「ルベアン酸誘導体」とは、ルベアン酸を含む化合物を意味し、ルベアン酸ポリマー等も含まれる。
ルベアン酸(誘導体)としては、下記式(1)で表される構造単位を有することが好ましい。
[前記式(1)中、R1及びR2は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、飽和鎖状炭化水素基、不飽和鎖状炭化水素基、飽和環状炭化水素基、不飽和環状炭化水素基、飽和複素環基、不飽和複素環基、芳香族炭化水素基、芳香族複素環基、カルボニル基、カルボキシル基、アミノ基、アミド基、水酸基、スルフィド基、ジスルフィド基又はスルホン基を表す。]
ルベアン酸(誘導体)としては、下記式(1)で表される構造単位を有することが好ましい。
また、ルベアン酸(誘導体)は、下記式(2)で表されることが好ましい。
[前記式(2)中、R1、R2、R3及びR4は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、飽和鎖状炭化水素基、不飽和鎖状炭化水素基、飽和環状炭化水素基、不飽和環状炭化水素基、飽和複素環基、不飽和複素環基、芳香族炭化水素基、芳香族複素環基、カルボニル基、カルボキシル基、アミノ基、アミド基、水酸基、スルフィド基、ジスルフィド基又はスルホン基を表し、nは1以上の整数を表す。]
本実施形態では、ルベアン酸(NH2−CS−CS−NH2)が特に好ましい。ルベアン酸自体は、導電性を有していない。
ルベアン酸(誘導体)は、後述するように、予め還元された形態でリチウム(リチウムイオン)を含んだものであってもよい。
正極2は、導電助剤と、バインダと、を含むことが好ましい。
導電助剤としては、例えば、アセチレンブラック、ケッチェンブラック、グラファイト、鱗状黒鉛等の炭素材料、ニッケル粉末、チタン粉末、銀粉末、タングステン粉末等の金属粉末、ポリアニリン、ポリピロール、ポリアセチレン等の導電性高分子化合物が挙げられる。
バインダとしては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン等が挙げられる。
導電助剤としては、例えば、アセチレンブラック、ケッチェンブラック、グラファイト、鱗状黒鉛等の炭素材料、ニッケル粉末、チタン粉末、銀粉末、タングステン粉末等の金属粉末、ポリアニリン、ポリピロール、ポリアセチレン等の導電性高分子化合物が挙げられる。
バインダとしては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン等が挙げられる。
また、正極2は、後述する電解質を含んでいてもよく、ルベアン酸(誘導体)以外の他の活物質を含んでいてもよい。
他の活物質としては、リチウムイオンの吸蔵及び放出が可能であればよく、特に制限はない。例えば、リチウム塩等のリチウムイオンを含むものが挙げられ、中でもリチウム遷移金属複合酸化物が好ましい。
リチウム遷移金属複合酸化物としては、例えば、コバルト酸リチウム、ニッケル酸リチウム、マンガン酸リチウム、ニッケルコバルトマンガン酸リチウム等が挙げられる。
他の活物質としては、リチウムイオンの吸蔵及び放出が可能であればよく、特に制限はない。例えば、リチウム塩等のリチウムイオンを含むものが挙げられ、中でもリチウム遷移金属複合酸化物が好ましい。
リチウム遷移金属複合酸化物としては、例えば、コバルト酸リチウム、ニッケル酸リチウム、マンガン酸リチウム、ニッケルコバルトマンガン酸リチウム等が挙げられる。
正極2に含まれるルベアン酸(誘導体)の含有率は、1〜100質量%であることが好ましく、より好ましくは50〜100質量%である。
負極3は、リチウムイオンの吸蔵(挿入)及び放出(脱離)が可能な活物質を含む。
活物質としては、リチウム元素を含むもの(例えば、リチウム原子、金属リチウム、リチウムイオン、リチウム塩)と、リチウム元素を含まないものとが挙げられる。
リチウム元素を含むものとしては、例えば、金属リチウム(アルミニウム等を含有するリチウム合金を含む)の他、Li2.4Co0.6Nのようなリチウム窒化物、チタン酸リチウムのようなリチウム酸化物が挙げられる。
リチウム元素を含まないものとしては、例えば、メソカーボンマイクロビーズ(MCMB)等の黒鉛質材料、フェノール樹脂やピッチ等を焼成炭化したもの、活性炭、グラファイト等の炭素系材料、SiO、SiO2等のシリコン系材料、SnO、SnO2等のスズ系材料、PbO、PbO2等の鉛系材料、GeO、GeO2等のゲルマニウム系材料、リン系材料、ニオブ系材料、アンチモン系材料、及び、これらの材料の混合物が挙げられる。
活物質としては、リチウム元素を含むもの(例えば、リチウム原子、金属リチウム、リチウムイオン、リチウム塩)と、リチウム元素を含まないものとが挙げられる。
リチウム元素を含むものとしては、例えば、金属リチウム(アルミニウム等を含有するリチウム合金を含む)の他、Li2.4Co0.6Nのようなリチウム窒化物、チタン酸リチウムのようなリチウム酸化物が挙げられる。
リチウム元素を含まないものとしては、例えば、メソカーボンマイクロビーズ(MCMB)等の黒鉛質材料、フェノール樹脂やピッチ等を焼成炭化したもの、活性炭、グラファイト等の炭素系材料、SiO、SiO2等のシリコン系材料、SnO、SnO2等のスズ系材料、PbO、PbO2等の鉛系材料、GeO、GeO2等のゲルマニウム系材料、リン系材料、ニオブ系材料、アンチモン系材料、及び、これらの材料の混合物が挙げられる。
負極3は、上述の導電助剤と、バインダと、を含んでいてもよい。
負極3としては、正極2にリチウム元素が含まれない場合には、例えば、金属リチウムを含むものが用いられ、正極2にリチウム元素(リチウムイオン等)が含まれる場合には、リチウム元素を含むものも使用されるが、リチウム元素が含まれていないものを使用することもできる。
なお、正極2にリチウム元素を含まず、負極3に金属リチウムを含む非水溶液系電池は、一次電池として機能させることもできる。
負極3としては、正極2にリチウム元素が含まれない場合には、例えば、金属リチウムを含むものが用いられ、正極2にリチウム元素(リチウムイオン等)が含まれる場合には、リチウム元素を含むものも使用されるが、リチウム元素が含まれていないものを使用することもできる。
なお、正極2にリチウム元素を含まず、負極3に金属リチウムを含む非水溶液系電池は、一次電池として機能させることもできる。
セパレータ4としては、後述する電解液を含む樹脂製シート、後述する電解質を含むゲル状物及び固形物が挙げられる。
樹脂製シートを形成する樹脂としては、従来公知のものでよく、例えば、ポリオレフィン系樹脂が挙げられる。電解質を含む固形物からなるセパレータ4のマトリックス樹脂としては、例えば、ポリエチレンオキシド系ポリマー、ホウ酸エステル系ポリマー等が挙げられる。
ゲル状物及び固形物は、板状に成形して用いられる。セパレータ4としてゲル状物及び固形物を用いることにより、正極2に含まれるルベアン酸(誘導体)が経時的に電解液に溶出するのが回避され、電池1の劣化が抑制される。
樹脂製シートを形成する樹脂としては、従来公知のものでよく、例えば、ポリオレフィン系樹脂が挙げられる。電解質を含む固形物からなるセパレータ4のマトリックス樹脂としては、例えば、ポリエチレンオキシド系ポリマー、ホウ酸エステル系ポリマー等が挙げられる。
ゲル状物及び固形物は、板状に成形して用いられる。セパレータ4としてゲル状物及び固形物を用いることにより、正極2に含まれるルベアン酸(誘導体)が経時的に電解液に溶出するのが回避され、電池1の劣化が抑制される。
電解液は、電解質を溶媒に溶解させたものが用いられる。
電解質としては、例えば、LiPF6、LiAsF6、LiBF4、LiCl、LiBr、LiClO4、LiCH3SO3、LiCF3SO3、LiC4F9SO3、LiN(CF3SO2)2及びLiC(CF3SO2)3からなる群より選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
これらの電解質によれば、電解質由来のアニオンとして、PF6 −、AsF6 −、BF4 −、Cl−、Br−、ClO4 −、CH3SO3 −、CF3SO3 −、C4F9SO3 −、(CF3SO2)2N−、(CF3SO2)3C−が供給される。
電解質としては、例えば、LiPF6、LiAsF6、LiBF4、LiCl、LiBr、LiClO4、LiCH3SO3、LiCF3SO3、LiC4F9SO3、LiN(CF3SO2)2及びLiC(CF3SO2)3からなる群より選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
これらの電解質によれば、電解質由来のアニオンとして、PF6 −、AsF6 −、BF4 −、Cl−、Br−、ClO4 −、CH3SO3 −、CF3SO3 −、C4F9SO3 −、(CF3SO2)2N−、(CF3SO2)3C−が供給される。
電解質を溶解する溶媒としては、例えば、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、メチルエチルカーボート、ジエチルカーボネート等の炭酸エステル(カーボネート)系溶媒、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、γ−ブチロラクトン等のエステル(環状エステルも含む)系溶媒、モノグライム(エチレングリコールジメチルエーテル)、ジグライム(ジエチレングリコールジメチルエーテル)、トリグライム(トリエチレングリコールジメチルエーテル)、テトラグライム(テトラエチレングリコールジメチルエーテル)等のエーテル系溶媒、及び、それらの混合溶媒が挙げられる。
電解液中における電解質のモル濃度は、1.0mol/Lよりも高濃度に設定されている。このようにすることで、電解質由来のアニオンが多く存在し、ルベアン酸(誘導体)が酸化体から還元体までの形態を取ることができる。
より好ましくは、電解液中における電解質のモル濃度は、1.5〜4.7mol/Lの範囲内に設定され、さらに好ましくは、2.0〜4.7mol/Lの範囲内に設定される。
より好ましくは、電解液中における電解質のモル濃度は、1.5〜4.7mol/Lの範囲内に設定され、さらに好ましくは、2.0〜4.7mol/Lの範囲内に設定される。
次に、本実施形態の電池1の動作について説明する。具体的には、金属リチウムを含む負極3を有する電池1において、その正極2に含まれるルベアン酸(誘導体)の酸化還元反応について説明する。
先ず、充電及び放電のいずれも行われていない初期状態では、放電(還元)時には、上記式(II)の中央のルベアン酸(誘導体)が、右側の還元体に変化する。
このとき、電子(e−)は、負極3の金属リチウム(Li)がリチウムイオン(Li+)となることで発生し、負極缶8、正極缶7及び集電体5を介して、正極2に供給される。また、リチウムイオン(Li+)は、セパレータ4に含まれる電解質を介して、正極2に供給される。
このとき、電子(e−)は、負極3の金属リチウム(Li)がリチウムイオン(Li+)となることで発生し、負極缶8、正極缶7及び集電体5を介して、正極2に供給される。また、リチウムイオン(Li+)は、セパレータ4に含まれる電解質を介して、正極2に供給される。
なお、正極2がリチウムを含み、負極3がリチウム非含有化合物(例えば、グラファイト)である場合は、電池1を組み立てた直後は放電状態であり、ルベアン酸(誘導体)は上記式(II)の右側の還元体として存在する。このため、充電(酸化)から開始されると、上記式(II)の右側の還元体が、中央のルベアン酸(誘導体)に変化する。
このとき、正極2では還元体中のLiイオン(Li+)が脱離すると同時に電子(e−)が発生する。脱離したリチウムイオン(Li+)は、セパレータ4に含まれる電解質を介して負極3に向かうとともに、電子(e−)を供与されることで、金属リチウム(Li)となって負極3で析出する。また、発生した電子(e−)は、正極缶7、負荷、負極缶8を介して、負極3に供給される。そして、負極3では、六角形の形をした6個の炭素群でπ電子1個を受け取ったり、出したりして1個のリチウムを挿入する。
このとき、正極2では還元体中のLiイオン(Li+)が脱離すると同時に電子(e−)が発生する。脱離したリチウムイオン(Li+)は、セパレータ4に含まれる電解質を介して負極3に向かうとともに、電子(e−)を供与されることで、金属リチウム(Li)となって負極3で析出する。また、発生した電子(e−)は、正極缶7、負荷、負極缶8を介して、負極3に供給される。そして、負極3では、六角形の形をした6個の炭素群でπ電子1個を受け取ったり、出したりして1個のリチウムを挿入する。
さらに、中央のルベアン酸(誘導体)に変化した後、左側の酸化体に変化する。
このとき、正極2ではルベアン酸(誘導体)が電子(e−)を放出し、セパレータ4に含まれる電解質からアニオン(A−)が正極2に供給される。放出された電子(e−)は、正極缶7、負荷、負極缶8を介して、負極3に供給される。
このとき、正極2ではルベアン酸(誘導体)が電子(e−)を放出し、セパレータ4に含まれる電解質からアニオン(A−)が正極2に供給される。放出された電子(e−)は、正極缶7、負荷、負極缶8を介して、負極3に供給される。
次いで、放電が開始されると、左側の酸化体から、中央のルベアン酸(誘導体)に変化する。
このとき、電子(e−)は、負極3の金属リチウム(Li)がリチウムイオン(Li+)となることで発生し、負極缶8、正極缶7及び集電体5を介して、正極2に供給される。また、アニオン(A−)が放出され、セパレータ4に含まれる電解質に供給される。
このとき、電子(e−)は、負極3の金属リチウム(Li)がリチウムイオン(Li+)となることで発生し、負極缶8、正極缶7及び集電体5を介して、正極2に供給される。また、アニオン(A−)が放出され、セパレータ4に含まれる電解質に供給される。
そしてさらに放電が進み、中央のルベアン酸(誘導体)から、右側の還元体に変化する。以上のようにして、電池1は動作する。
ここで、ルベアン酸(誘導体)が電子を放出して酸化体を形成する場合、ルベアン酸(誘導体)のプラス電荷を打ち消すためのカウンターアニオンA−は、電解液中にしか存在しない。また、初期の充放電において、電解液や電極の分解を抑制する機能を有するSEIと称される固体電解質被膜(Solid Electrolyte Interface)が電極の表面に形成されるが、この被膜の形成の際に電解液中のアニオンも消費される。このため、従来の電池では、充電(酸化)時にルベアン酸(誘導体)の酸化体を形成することはできない。
これに対して、上述したように本実施形態の電池1では、電解液中における電解質のモル濃度が1.0mol/Lよりも高濃度に設定されており、従来に比して電解質由来のアニオン量が多量に存在する。これにより、酸化体から還元体までの形態を取り得るようになっている。電解液中における電解質のモル濃度を1.5〜4.7mol/Lの範囲内に設定することでその傾向はより顕著となり、2.0〜4.7mol/Lの範囲内に設定することでその傾向はさらに顕著となる。
これに対して、上述したように本実施形態の電池1では、電解液中における電解質のモル濃度が1.0mol/Lよりも高濃度に設定されており、従来に比して電解質由来のアニオン量が多量に存在する。これにより、酸化体から還元体までの形態を取り得るようになっている。電解液中における電解質のモル濃度を1.5〜4.7mol/Lの範囲内に設定することでその傾向はより顕著となり、2.0〜4.7mol/Lの範囲内に設定することでその傾向はさらに顕著となる。
次に、本実施形態の電池1の製造方法について説明する。なお、負極3に金属リチウムを含む場合の第1の製造方法と、負極3に金属リチウムを含まない場合の第2の製造方法とに分けて説明する。
第1の製造方法について説明する。
先ず、ルベアン酸(誘導体)と、導電助剤と、バインダと、を混練した後、混練物をシート状に展延し、これを所定の形状に打ち抜くことによって、正極2を形成する。
また、リチウムやリチウム合金等の金属リチウムを含む箔を所定の形状に打ち抜くことによって、負極3を形成する。
先ず、ルベアン酸(誘導体)と、導電助剤と、バインダと、を混練した後、混練物をシート状に展延し、これを所定の形状に打ち抜くことによって、正極2を形成する。
また、リチウムやリチウム合金等の金属リチウムを含む箔を所定の形状に打ち抜くことによって、負極3を形成する。
次いで、正極缶7の底部に、集電体5を介して正極2を配置し、正極2上にセパレータ4を配置する。セパレータ4は、例えば、正極2上に配置した多孔質の樹脂シートに電解液を含浸させることによって形成する。また、セパレータ4は、電解質を含むゲル状物又は固形物を、正極2上に配置することで形成することもできる。
次いで、セパレータ4上に負極3を配置するとともに、この負極3上に負極缶8を配置する。このとき、正極缶7と負極缶8とを電気的に絶縁するためにガスケット6を配置する。そして、正極缶7の外周縁がかしめられて正極缶7と負極缶8とがガスケット6を介して接合される。これにより、電池1が製造される。
第2の製造方法について説明する。
先ず、ルベアン酸(誘導体)を含む電極体を作製する。この工程では、第1の製造方法で正極2を形成する工程と同様にして、電極体を作製する。
先ず、ルベアン酸(誘導体)を含む電極体を作製する。この工程では、第1の製造方法で正極2を形成する工程と同様にして、電極体を作製する。
次いで、得られた電極体にリチウム(リチウムイオン)を吸蔵させて第1電極を作製する。この第1電極は、電極体に含まれるルベアン酸(誘導体)を還元して還元体に変化させるとともに、これにリチウムイオンを結合させることによって得られる。このような第1電極としては、例えば、第1の製造方法で得られた電池1を放電させた後に、この電池1から取り出した正極2を使用することができる。
一方、リチウムイオンの吸蔵及び放出が可能な活物質であって、金属リチウムを含まない電極材料から第2電極を作製する。この第2電極は、上述した黒鉛質材料、炭素系材料、金属酸化物等の負極用の活物質、バインダ及び必要に応じて導電助剤を含む混練物を、シート状に展延した後、所定の形状に打ち抜くことによって作製する。
次いで、第1電極を正極2として組み込むとともに、第2電極を負極3として組み込む工程を経て、電池1が製造される。この工程としては、第1電極及び第2電極を正極2及び負極3に使用した以外は、第1の製造方法と同様にして、正極缶7に、集電体5、正極2、セパレータ4及び負極缶8を順に組み付けていく工程を採用できる。
以上のような第2の製造方法では、反応性の高い金属リチウムを含まない負極3を使用できる。
以上のような第2の製造方法では、反応性の高い金属リチウムを含まない負極3を使用できる。
本実施形態の電池1によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では、正極2の活物質としてルベアン酸(誘導体)を用い、電解液中における電解質のモル濃度を、1.0mol/Lよりも高く設定した。即ち、正極2の活物質としてルベアン酸(誘導体)を用いる電池1において、従来よりも電解液中の電解質濃度を高めて、電解質由来のアニオンのモル量を増加させた。
これにより、電解質由来のアニオンが多量に存在するため、充電(酸化)時において、ルベアン酸(誘導体)の状態からさらに電子が引き抜かれた酸化体を形成できる。また、放電(還元)時において、この酸化体から還元体が形成されるまで放電させることができる。従って、ルベアン酸(誘導体)が、酸化体から還元体までの形態を取り得るため、従来に比して高い充放電容量密度が得られる。
本実施形態では、正極2の活物質としてルベアン酸(誘導体)を用い、電解液中における電解質のモル濃度を、1.0mol/Lよりも高く設定した。即ち、正極2の活物質としてルベアン酸(誘導体)を用いる電池1において、従来よりも電解液中の電解質濃度を高めて、電解質由来のアニオンのモル量を増加させた。
これにより、電解質由来のアニオンが多量に存在するため、充電(酸化)時において、ルベアン酸(誘導体)の状態からさらに電子が引き抜かれた酸化体を形成できる。また、放電(還元)時において、この酸化体から還元体が形成されるまで放電させることができる。従って、ルベアン酸(誘導体)が、酸化体から還元体までの形態を取り得るため、従来に比して高い充放電容量密度が得られる。
また、従来よりも電解液中の電解質濃度を高めることで、電解液中で溶媒和される電解質のカチオン(M+)とアニオン(A−)の量が増加する。そのため、電極でルベアン酸(誘導体)及びそれが充放電することによって生ずる酸化体(ルベアン酸(誘導体)カチオン)や還元体(ルベアン酸(誘導体)アニオン)は、電解質のカチオン(M+)とアニオン(A−)が多く含まれる電解液には溶媒和され難くなり、電解液への溶出を抑制できる。
また、電解液中の電解質濃度が高くなると、電解液の粘度が増加するため、これによってもルベアン酸(誘導体)及びその酸化体や還元体の溶出が抑制される。
従って、ルベアン酸(誘導体)は、電解液中の電解質濃度を高めることで、電極中で所望の充放電反応を行うことが可能となり、その結果、充放電サイクル性及び充放電効率が向上する。
また、電解液中の電解質濃度が高くなると、電解液の粘度が増加するため、これによってもルベアン酸(誘導体)及びその酸化体や還元体の溶出が抑制される。
従って、ルベアン酸(誘導体)は、電解液中の電解質濃度を高めることで、電極中で所望の充放電反応を行うことが可能となり、その結果、充放電サイクル性及び充放電効率が向上する。
また本実施形態では、電解液中における電解質のモル濃度を1.5〜4.7mol/Lの範囲内に設定することにより、上述の効果がより高められる。
また本実施形態では、電解液中における電解質のモル濃度を2.0〜4.7mol/Lの範囲内に設定することにより、上述の効果がさらに高められる。
本実施形態の電池1は、非水溶液系一次電池及び非水溶液系二次電池のいずれにも適用できる。非水溶液系一次電池は、例えば、腕時計用電源、小型音楽再生機器用電源、パソコンのバックアップ等の小型電子機器の電源等に使用できる。また、非水溶液系二次電池は、携帯電話、デジタルカメラ等のモバイル機器や、電気自動車、二足歩行用ロボットの移動体用電源等に使用できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良は本発明に含まれる。
上記実施形態では、電池1としてコイン型リチウム電池を適用したが、これに限定されない。例えば、角型、円筒型又はペーパ型の電池に適用してもよい。
上記実施形態では、電池1としてコイン型リチウム電池を適用したが、これに限定されない。例えば、角型、円筒型又はペーパ型の電池に適用してもよい。
次に、本発明を実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
<実施例1>
[正極の作製]
先ず、純度99%以上のルベアン酸(東京化成工業社製「D0957」)の分級を行い、粒子径が5〜40μmからなるルベアン酸粉末5gを準備した。
[正極の作製]
先ず、純度99%以上のルベアン酸(東京化成工業社製「D0957」)の分級を行い、粒子径が5〜40μmからなるルベアン酸粉末5gを準備した。
次いで、導電助剤として気相成長炭素繊維(昭和電工社製「VGCF(登録商標)」)4gと、バインダとしてポリテトラフルオロエチレン(三井デュポンフロロケミカル社製「6−J」)0.5gと、上記で調製したルベアン酸粉末0.5gとを、小型Vミキサで十分に撹拌した。撹拌後、自動乳鉢で練り上げて、混練物を調製した。
次いで、調製した混練物を、厚さ0.3mmのシート状に成形した後、これを直径14mmのポンチで打ち抜いて得た円板と、直径14mmの円形の純チタン製ネット(北斗電工社製)を重ね合わせ、油圧プレスで加圧した。これにより、円板とネットが一体となった正極を得た。
得られた正極を、80℃で16時間、真空乾燥した後、アルゴンガスが循環する露点−70℃以下のグローブボックス内に保管した。
[電池の作製]
CR2032規格に相当するコイン型電池用部材(宝泉社製)を使用し、非水溶液系のコイン型電池を作製した。正極としては、上記で作製した正極を使用し、負極としては、純度99.95%で円形の金属リチウム箔(厚さ0.2mm、直径16mm)を使用した。また、セパレータとしては、ポリオレフィン系多孔質膜(旭化成イーマテリアルズ社製「ハイポア(登録商標)」)からなる円板(厚さ30μm、直径20mm)を60℃で24時間、真空乾燥させたものを使用し、このセパレータに、次のポリマーゲル電解質の前駆体溶液を200μL注液して含浸させた。
CR2032規格に相当するコイン型電池用部材(宝泉社製)を使用し、非水溶液系のコイン型電池を作製した。正極としては、上記で作製した正極を使用し、負極としては、純度99.95%で円形の金属リチウム箔(厚さ0.2mm、直径16mm)を使用した。また、セパレータとしては、ポリオレフィン系多孔質膜(旭化成イーマテリアルズ社製「ハイポア(登録商標)」)からなる円板(厚さ30μm、直径20mm)を60℃で24時間、真空乾燥させたものを使用し、このセパレータに、次のポリマーゲル電解質の前駆体溶液を200μL注液して含浸させた。
ポリマーゲル電解質の前駆体溶液の調製としては、先ず、エチレンカーボネートとジエチルカーボネートとを、容積比3:7で混合した混合溶媒中に、LiPF6を1.0mol/L溶解させた市販の電解液(キシダ化学社製「LBG−94913」)と、LiPF6(キシダ化学社製「LBG−45864」)と、を添加して、LiPF6のモル濃度を1.8mol/Lとした電解液を調製した。
次いで、調製した電解液97質量部に対して、加熱により架橋する置換基を有するアクリレート系ポリマー溶液3質量部を添加し、室温下で15分間撹拌混合することにより、ポリマーゲル電解質の前駆体溶液を調製した。
次いで、調製した電解液97質量部に対して、加熱により架橋する置換基を有するアクリレート系ポリマー溶液3質量部を添加し、室温下で15分間撹拌混合することにより、ポリマーゲル電解質の前駆体溶液を調製した。
最後に、ポリマーゲル電解質の前駆体溶液を含浸させたコイン型電池を、80℃の恒温槽で30分間加熱した。これにより、ポリマーゲル電解質の前駆体溶液がゲル化し、ポリマーゲル電解質を有する非水溶液系のコイン型電池を得た。
<実施例2>
ポリマーゲル電解質の前駆体溶液の調製方法が実施例1と相違する以外は、実施例1と同様の操作を行い、ポリマーゲル電解質を有する非水溶液系のコイン型電池を得た。
ポリマーゲル電解質の前駆体溶液の調製としては、先ず、エチレンカーボネートとジエチルカーボネートとを、容積比3:7で混合した混合溶媒中に、LiPF6を1.0mol/L溶解させた市販の電解液(キシダ化学社製「LBG−94913」)と、LiPF6(キシダ化学社製「LBG−45864」)と、を添加して、LiPF6のモル濃度を1.5mol/Lとした電解液を調製した。
次いで、調製した電解液97質量部に対して、加熱により架橋する置換基を有するアクリレート系ポリマー溶液3質量部を添加し、室温下で15分間撹拌混合することにより、ポリマーゲル電解質の前駆体溶液を調製した。
ポリマーゲル電解質の前駆体溶液の調製方法が実施例1と相違する以外は、実施例1と同様の操作を行い、ポリマーゲル電解質を有する非水溶液系のコイン型電池を得た。
ポリマーゲル電解質の前駆体溶液の調製としては、先ず、エチレンカーボネートとジエチルカーボネートとを、容積比3:7で混合した混合溶媒中に、LiPF6を1.0mol/L溶解させた市販の電解液(キシダ化学社製「LBG−94913」)と、LiPF6(キシダ化学社製「LBG−45864」)と、を添加して、LiPF6のモル濃度を1.5mol/Lとした電解液を調製した。
次いで、調製した電解液97質量部に対して、加熱により架橋する置換基を有するアクリレート系ポリマー溶液3質量部を添加し、室温下で15分間撹拌混合することにより、ポリマーゲル電解質の前駆体溶液を調製した。
<比較例1>
ポリマーゲル電解質の前駆体溶液の調製方法が実施例1と相違する以外は、実施例1と同様の操作を行い、ポリマーゲル電解質を有する非水溶液系のコイン型電池を得た。
ポリマーゲル電解質の前駆体溶液の調製としては、先ず、エチレンカーボネートとジエチルカーボネートとを、容積比3:7で混合した混合溶媒中に、LiPF6を1.0mol/L溶解させた市販の電解液(キシダ化学社製「LBG−94913」)をそのまま使用した。
次いで、上記市販の電解液97質量部に対して、加熱により架橋する置換基を有するアクリレート系ポリマー溶液3質量部を添加し、室温下で15分間撹拌混合することにより、ポリマーゲル電解質の前駆体溶液を調製した。
ポリマーゲル電解質の前駆体溶液の調製方法が実施例1と相違する以外は、実施例1と同様の操作を行い、ポリマーゲル電解質を有する非水溶液系のコイン型電池を得た。
ポリマーゲル電解質の前駆体溶液の調製としては、先ず、エチレンカーボネートとジエチルカーボネートとを、容積比3:7で混合した混合溶媒中に、LiPF6を1.0mol/L溶解させた市販の電解液(キシダ化学社製「LBG−94913」)をそのまま使用した。
次いで、上記市販の電解液97質量部に対して、加熱により架橋する置換基を有するアクリレート系ポリマー溶液3質量部を添加し、室温下で15分間撹拌混合することにより、ポリマーゲル電解質の前駆体溶液を調製した。
<充放電試験>
実施例1、2及び比較例1で得た電池について、充放電試験を実施した。充放電試験は、作製直後の各電池を、室温で1時間放置した後に実施した。具体的には、25℃±2℃に維持した恒温槽内で、0.1mAの定電流で充電後、放電したときに経時的に変化する電圧(正負極間の電位差)を測定した。
実施例1、2及び比較例1で得た電池について、充放電試験を実施した。充放電試験は、作製直後の各電池を、室温で1時間放置した後に実施した。具体的には、25℃±2℃に維持した恒温槽内で、0.1mAの定電流で充電後、放電したときに経時的に変化する電圧(正負極間の電位差)を測定した。
図2に実施例1の充放電曲線を示し、図3に実施例2の充放電曲線を示した。また、実施例1、2及び比較例1の電解質濃度と充放電試験結果を表1にまとめた。
図2及び図3において、縦軸は、電圧(V)を表し、横軸は、正極活物質(ルベアン酸)の質量当たりの容量密度(mAh/g)を示す。これら図2及び図3より、実施例1及び実施例2は、比較例1に比して放電容量密度が高く、特に実施例1の放電容量密度が高いことが分かる。
以上の結果から、表1に示すように、電解液中の電解質濃度が1.0mol/Lよりも高い実施例1の電池及び実施例2の電池は、電解液中の電解質濃度が1.0mol/Lである比較例1の電池に比して、充放電容量密度が高いことが確認された。ここで、比較例1の電池は、特許文献1に開示されている電池に相当するところ、本発明によれば、従来に比して高い充放電容量密度を有する電池を提供できることが確認された。
以上の結果から、表1に示すように、電解液中の電解質濃度が1.0mol/Lよりも高い実施例1の電池及び実施例2の電池は、電解液中の電解質濃度が1.0mol/Lである比較例1の電池に比して、充放電容量密度が高いことが確認された。ここで、比較例1の電池は、特許文献1に開示されている電池に相当するところ、本発明によれば、従来に比して高い充放電容量密度を有する電池を提供できることが確認された。
<実施例3>
電解液の調整方法が実施例1と相違する以外は、実施例1と同様の操作を行い、非水溶液系のコイン型電池を得た。
具体的には、電解液として、テトラグライム(テトラエチレングリコールジメチルエーテル)の溶媒に、リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドを1.2mol/L溶解させた電解液を使用した。
電解液の調整方法が実施例1と相違する以外は、実施例1と同様の操作を行い、非水溶液系のコイン型電池を得た。
具体的には、電解液として、テトラグライム(テトラエチレングリコールジメチルエーテル)の溶媒に、リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドを1.2mol/L溶解させた電解液を使用した。
<実施例4>
電解液の調整方法が実施例1と相違する以外は、実施例1と同様の操作を行い、非水溶液系のコイン型電池を得た。
具体的には、電解液として、テトラグライム(テトラエチレングリコールジメチルエーテル)の溶媒に、リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドを1.5mol/L溶解させた電解液を使用した。
電解液の調整方法が実施例1と相違する以外は、実施例1と同様の操作を行い、非水溶液系のコイン型電池を得た。
具体的には、電解液として、テトラグライム(テトラエチレングリコールジメチルエーテル)の溶媒に、リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドを1.5mol/L溶解させた電解液を使用した。
<実施例5>
電解液の調整方法が実施例1と相違する以外は、実施例1と同様の操作を行い、非水溶液系のコイン型電池を得た。
具体的には、電解液として、テトラグライム(テトラエチレングリコールジメチルエーテル)の溶媒に、リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドを2.0mol/L溶解させた電解液を使用した。
電解液の調整方法が実施例1と相違する以外は、実施例1と同様の操作を行い、非水溶液系のコイン型電池を得た。
具体的には、電解液として、テトラグライム(テトラエチレングリコールジメチルエーテル)の溶媒に、リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドを2.0mol/L溶解させた電解液を使用した。
<実施例6>
電解液の調整方法が実施例1と相違する以外は、実施例1と同様の操作を行い、非水溶液系のコイン型電池を得た。
具体的には、電解液として、テトラグライム(テトラエチレングリコールジメチルエーテル)の溶媒に、リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドを4.7mol/L溶解させた電解液を使用した。
電解液の調整方法が実施例1と相違する以外は、実施例1と同様の操作を行い、非水溶液系のコイン型電池を得た。
具体的には、電解液として、テトラグライム(テトラエチレングリコールジメチルエーテル)の溶媒に、リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドを4.7mol/L溶解させた電解液を使用した。
<比較例2>
電解液の調整方法が実施例1と相違する以外は、実施例1と同様の操作を行い、非水溶液系のコイン型電池を得た。
具体的には、電解液として、テトラグライム(テトラエチレングリコールジメチルエーテル)の溶媒に、リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドを1.0mol/L溶解させた電解液を使用した。
電解液の調整方法が実施例1と相違する以外は、実施例1と同様の操作を行い、非水溶液系のコイン型電池を得た。
具体的には、電解液として、テトラグライム(テトラエチレングリコールジメチルエーテル)の溶媒に、リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドを1.0mol/L溶解させた電解液を使用した。
<充放電サイクル試験>
実施例3〜6及び比較例2で作製した各電池について、充放電サイクル試験を実施した。充放電サイクル試験は、作製直後の電池を室温で1時間放置した後に実施した。
具体的には、25℃±2℃に維持した恒温槽内で、0.1mAの定電流で4.0Vまで充電後、0.1mAの定電流で1.5Vまで放電した。そして、これを1サイクルとし、この操作を繰り返したときの各サイクルにおける正極活物質(ルベアン酸)の質量当たりの放電容量密度(mAh/g)を測定した。その結果を図4に示す。
ここで、図4の横軸はサイクル数を表し、縦軸は、比較例2(電解液濃度1.0mol/L)で作製した電池を、25℃±2℃の下で初回の0.1mAの定電流で4.0Vまで充電後、0.1mAの定電流で1.5Vまで放電した際に得られる正極活物質(ルベアン酸)の質量当たりの容量密度(mAh/g)を100としたときの放電容量比、即ち相対放電容量を表している。
実施例3〜6及び比較例2で作製した各電池について、充放電サイクル試験を実施した。充放電サイクル試験は、作製直後の電池を室温で1時間放置した後に実施した。
具体的には、25℃±2℃に維持した恒温槽内で、0.1mAの定電流で4.0Vまで充電後、0.1mAの定電流で1.5Vまで放電した。そして、これを1サイクルとし、この操作を繰り返したときの各サイクルにおける正極活物質(ルベアン酸)の質量当たりの放電容量密度(mAh/g)を測定した。その結果を図4に示す。
ここで、図4の横軸はサイクル数を表し、縦軸は、比較例2(電解液濃度1.0mol/L)で作製した電池を、25℃±2℃の下で初回の0.1mAの定電流で4.0Vまで充電後、0.1mAの定電流で1.5Vまで放電した際に得られる正極活物質(ルベアン酸)の質量当たりの容量密度(mAh/g)を100としたときの放電容量比、即ち相対放電容量を表している。
<充放電効率>
また、実施例4〜6及び比較例2で作製した電池が、25℃±2℃の下に0.1mAの定電流で4.0Vまで充電後、0.1mAの定電流で1.5Vまで放電した際、各サイクルにおける正極活物質(ルベアン酸)の充放電効率を測定した。その結果を図5に示す。
ここで、図5の横軸はサイクル数を表し、縦軸は、質量当たりの充電容量密度(mAh/g)に対する放電容量密度(mAh/g)の百分率を表している。
また、実施例4〜6及び比較例2で作製した電池が、25℃±2℃の下に0.1mAの定電流で4.0Vまで充電後、0.1mAの定電流で1.5Vまで放電した際、各サイクルにおける正極活物質(ルベアン酸)の充放電効率を測定した。その結果を図5に示す。
ここで、図5の横軸はサイクル数を表し、縦軸は、質量当たりの充電容量密度(mAh/g)に対する放電容量密度(mAh/g)の百分率を表している。
図4より、本実施例3〜6で作製した電池の各サイクルにおける放電容量は、比較例2で作製した電池の各サイクルにおける放電容量よりも高いことが確認された。
図5より、本実施例4〜6で作製した電池の各サイクルにおける充放電効率は、比較例2で作製した電池の各サイクルにおける充放電効率よりも高いことが確認された。
ここで、比較例2の電池は、特許文献1に開示されている電池に相当するところ、以上の結果から本発明によれば、従来に比して高い充放電容量密度を有するとともに、優れた充放電サイクル性及び充放電効率を有する電池を提供できることが確認された。
図5より、本実施例4〜6で作製した電池の各サイクルにおける充放電効率は、比較例2で作製した電池の各サイクルにおける充放電効率よりも高いことが確認された。
ここで、比較例2の電池は、特許文献1に開示されている電池に相当するところ、以上の結果から本発明によれば、従来に比して高い充放電容量密度を有するとともに、優れた充放電サイクル性及び充放電効率を有する電池を提供できることが確認された。
1…電池
2…正極
3…負極
4…セパレータ
2…正極
3…負極
4…セパレータ
Claims (6)
- 正極と、負極と、これら正極と負極との間に介在する電解質を含む非水電解液と、を備える電池であって、
前記正極は、活物質としてルベアン酸又はルベアン酸誘導体を含み、
前記非水電解液中における前記電解質のモル濃度は、1.0mol/Lよりも高いことを特徴とする電池。 - 前記非水電解液中における前記電解質のモル濃度は、1.5〜4.7mol/Lであることを特徴とする請求項1記載の電池。
- 前記非水電解液中における前記電解質のモル濃度は、2.0〜4.7mol/Lであることを特徴とする請求項1又は2記載の電池。
- 前記電解質由来のアニオンは、PF6 −、AsF6 −、BF4 −、Cl−、Br−、ClO4 −、CH3SO3 −、CF3SO3 −、C4F9SO3 −、(CF3SO2)2N−及び(CF3SO2)3C−、からなる群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1から5いずれか記載の電池。
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