JP5796920B1 - ライニング工法 - Google Patents

ライニング工法 Download PDF

Info

Publication number
JP5796920B1
JP5796920B1 JP2015101051A JP2015101051A JP5796920B1 JP 5796920 B1 JP5796920 B1 JP 5796920B1 JP 2015101051 A JP2015101051 A JP 2015101051A JP 2015101051 A JP2015101051 A JP 2015101051A JP 5796920 B1 JP5796920 B1 JP 5796920B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
lining method
sphere
hole
closing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015101051A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016217403A (ja
Inventor
秀明 工藤
秀明 工藤
Original Assignee
日本リニューアル株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本リニューアル株式会社 filed Critical 日本リニューアル株式会社
Priority to JP2015101051A priority Critical patent/JP5796920B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5796920B1 publication Critical patent/JP5796920B1/ja
Publication of JP2016217403A publication Critical patent/JP2016217403A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

【課題】施工後における配管の耐久性を向上させるライニング工法を提供する。【解決手段】漏水の原因となる孔13が開いた配管10に施工するライニング工法は、シリコーン製の閉塞ボール1の群を、圧縮した気体と共に配管10内に流し込み、閉塞ボール1で孔13を塞ぐ閉塞工程S200と、閉塞工程S200の後に、配管10内に塗料20を流し込み、配管10の内壁11に塗膜21を形成するライニング工程S300と、を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、漏水した給湯管等の配管を再生復旧させるライニング工法に関する。
従来のライニング工法では、漏水した配管内に耐腐食性の塗料を流し込み、配管の内壁に塗膜を形成する(例えば、特許文献1参照)。塗料にコルク片を混ぜておき、漏水の原因である孔をコルク片で塞ぐことも行われたりする。
実用新案登録第3178048号公報
コルク片は、配管内の塗膜に凹凸を生じさせる。凹凸よる流れの抵抗は、配管を振動させて、所々の箇所に不具合を発生させる。また、コルク片は、物性の変化により、3、4年程度で劣化してしまう。このように、コルク片を混ぜた塗料でライニング工法を行った場合、施工後における配管の耐久性の面で問題が発生する可能性がある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、施工後における配管の耐久性を向上させるライニング工法を提供することを目的とする。
(1)本発明は、漏水の原因となる孔が開いた配管に施工するライニング工法であって、シリコーン製の閉塞ボールの群を、圧縮した気体と共に配管内に流し込み、閉塞ボールで孔を塞ぐ閉塞工程と、閉塞工程の後に、配管内に塗料を流し込み、配管の内壁に塗膜を形成するライニング工程と、を備えていることを特徴とするライニング工法である。
本発明によれば、塗膜を形成するライニング工程に先立って、配管の孔を塞ぐ閉塞工程を行うので、配管の孔を塞ぐ閉塞ボールが配管内に不要に残って塗膜に凹凸を生じさせることはない。このため、配管内の塗膜に凹凸が生じている場合と異なり、凹凸による流れの抵抗はなく、配管を振動させて、所々の箇所に不具合を発生させることもない。
そして、配管の孔を塞ぐ閉塞ボールがシリコーン製であるので、コルク片で配管の孔を塞ぐ場合と異なり、塞いだ箇所が経年で劣化することが防止される。このように、施工後における配管の耐久性を向上させることができる。
(2)本発明はまた、閉塞ボールは、断面が真円となる球体からなることを特徴とする上記(1)に記載のライニング工法である。
上記発明によれば、閉塞ボールは、断面が真円となる球体からなるので、どの向きからであっても、容易に配管の孔に入り込むことができる。
(3)本発明はまた、球体の表面には、孔の縁に嵌まる環状の溝が形成されていることを特徴とする上記(2)に記載のライニング工法である。
上記発明によれば、配管の孔に入り込んだ閉塞ボールは、環状の溝が孔の縁に嵌まるので、簡単な構造でありながら、孔から離脱することがなく、孔を確実に塞ぐ。これにより、漏水をなくし、配管を確実に再生復旧させることができる。
(4)本発明はまた、溝は、球体の表面を半分に区切る中心の位置に形成されていることを特徴とする上記(3)に記載のライニング工法である。
上記発明によれば、閉塞ボールがどの向きから配管の孔に入り込んだ場合であっても、閉塞ボールがわずかに回転するだけで、環状の溝が孔の縁に確実に嵌まることになる。
(5)本発明はまた、溝は、球体の表面を半分に区切る中心の位置から偏心した位置に形成されていることを特徴とする上記(3)に記載のライニング工法である。
上記発明において、球体の表面は、偏心した位置に形成されている溝によって、大小二つに区切られている。上記発明によれば、閉塞ボールは、球体の表面の小さい側から配管の孔に入り込み、環状の溝が孔の縁に嵌まる。孔に入り込んだ閉塞ボールは、球体の表面の大きい側が配管内に位置して抜け止めになるので、孔を突き抜けて配管の外に離脱することはない。
(6)本発明はまた、溝の深さは、球体の直径に対する割合が5%以上15%以下であることを特徴とする上記(3)〜(5)のいずれかに記載のライニング工法である。
上記発明によれば、一旦閉塞ボールの溝に嵌まった配管の孔の縁が、溝が浅すぎることで外れてしまうということはない。また、溝が深すぎず、溝に嵌まった配管の孔の縁が、溝の底に突き当たり、溝の底を付勢する。これにより、閉塞ボールは配管の孔に確実に保持される。
(7)本発明はまた、球体の直径は、0.5mm以上10mm以下であることを特徴とする上記(2)〜(6)のいずれかに記載のライニング工法である。
上記発明によれば、閉塞ボールは、孔食等により配管に開く孔の大きさと比較して一回りだけ大きいので、少し潰れながら容易に孔に嵌まる一方で、容易に孔から外れることがない。
(8)本発明はまた、閉塞工程では、直径が異なる数種類の閉塞ボールを用いることを特徴とする上記(2)〜(7)のいずれかに記載のライニング工法である。
上記発明によれば、配管の孔の大きさに応じた直径の閉塞ボールが孔に入り込むので、確実に孔を塞ぐことができる。
(9)本発明はまた、閉塞工程では、相対的に直径の大きい閉塞ボールの群から、相対的に直径の小さい閉塞ボールの群の順に、複数回に分けて流し込むことを特徴とする上記(8)に記載のライニング工法である。
上記発明によれば、大きい閉塞ボールから順に配管内に流し込むので、配管の孔を大きいものから順に塞ぐことができる。これにより、塞がれていない孔よりも小さい閉塞ボールが配管内に流し込まれることが防止される。結果、閉塞ボールが孔を突き抜けて配管の外に離脱することはない。
(10)本発明はまた、前記閉塞ボールは、JISK6253準拠のタイプAデュロメータによって測定される硬さが6°以上20°以下であることを特徴とする上記(1)〜(9)のいずれかに記載のライニング工法である。
上記発明によれば、閉塞ボールは、容易に潰れるので、潰れながら容易に孔に嵌まることができる。
(11)本発明はまた、閉塞工程の前に、ガーネットの粉を、圧縮した気体と共に配管内に流し込み、ガーネットの粉で配管の内壁を研磨する研磨工程を備えていることを特徴とする上記(1)〜(10)のいずれかに記載のライニング工法である。
従来配管の内壁の研磨に用いていた珪砂は、比重が比較的小さく研磨力が弱いため、研磨工程に時間を要していた。一方、上記発明において、ガーネットの粉は、目が細かく硬い。また、ガーネットの粉は、珪砂と比較して比重が大きく研磨力が強い。このため、研磨工程の時間を短縮することができる。
本発明の上記(1)〜(11)に記載のライニング工法によれば、施工後における配管の耐久性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係るライニング工法に用いられる閉塞ボールの一例を示す外観斜視図である。 図1に示す閉塞ボールの正面図である。 本発明の実施形態に係るライニング工法の流れを示すフローチャートである。 (A)〜(E)は、図1に示す閉塞ボールを用いてライニング工法を施工した場合の状態の変化を示す配管の断面図である。 閉塞ボールの他の例を示す外観斜視図である。 図5に示す閉塞ボールの正面図である。 図5に示す閉塞ボールでライニング工法を施工した後の状態を示す配管の断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係るライニング工法について詳細に説明する。
まず、図1及び図2を用いて、ライニング工法に用いる閉塞ボール1の構成について説明する。図1は、閉塞ボール1の外観斜視図である。図2は、閉塞ボール1の正面図である。
図1及び図2に示す閉塞ボール1は、漏水の原因となる孔13(図4参照)が開いた配管10(図4参照)にライニング工法を施工する際に用いられる。この閉塞ボール1は、シリコーン製で断面が真円となる球体からなり、適度な比重と適度な弾力(硬度)を有する。閉塞ボール1の比重は、コルクより大きい。閉塞ボール1の硬度は、低硬度であることが好ましく、具体的には、JISK6253準拠のタイプAデュロメータによって測定される硬さが6°以上20°以下であることが好ましい。
球体の直径D1は、配管10(図4参照)に開いた孔13(図4参照)の大きさに応じて設定される。この球体の直径D1は、0.5mm以上10mm以下であることが好ましく、例えば、1mm、2mm、3mm、6mm等に設定される。
球体の表面には、配管10(図4参照)の孔13(図4参照)の縁に嵌まる環状の溝1aが形成されている。溝1aは、球体の表面を半分に区切る中心の位置に形成されている。この溝1aは、断面視で円弧状となる断面U字型である。溝1aの深さd1は、球体の直径D1に対する割合が5%以上15%以下であることが好ましく、10%であることがより好ましい。
このような閉塞ボール1は、ライニング工法における閉塞工程S200(図3参照)において、複数個をまとめた群で、圧縮した空気又は窒素等の気体と共に配管10(図4参照)内に流し込まれる。
次に、図3及び図4を用いて、閉塞ボール1を用いたライニング工法の流れを説明する。図3は、ライニング工法の流れを示すフローチャートである。図4(A)〜図4(E)は、閉塞ボール1を用いてライニング工法を施工した場合の状態の変化を示す配管10の断面図である。
図3に示すように、ライニング工法は、研磨工程S100、閉塞工程S200、ライニング工程S300の順に行う。このライニング工法では、樹脂製の塗料20等を配管10内に流し込むために、事前に、配管10における施工箇所の両端を開放させておくと共に、開放させた配管10の一端にコンプレッサ等を接続して、圧縮した空気又は窒素等の気体を流し込めるようにしておく。
なお、本実施形態では、給湯用の銅製の配管10の場合を例に説明するが、配管10の用途は給湯に用いられるものに限定されず、例えば給水に用いられるものであってもよいし、配管10の材質は銅製に限定されず、例えばステンレス製や鉄製であってもよい。
研磨工程S100においては、ガーネットの粉を、圧縮した空気又は窒素等の気体と共に配管10内に流し込み、ガーネットの粉で配管10の内壁11を研磨する。これにより、腐食して凹凸があった配管10の内壁11が平滑になると共に、孔食等により配管10に開いていた孔13の縁が平滑になる(図4(A)→図4(B)参照)。
ガーネットの粉は、単一の目の細かさ(メッシュ)のものであってもよいが、目の細かさの異なる粉を混合したものが好ましい。目の細かさの異なる粉を混合したものを用いることで、目の粗い粉で粗削りをすることができ、そして、目の細かい粉で仕上げ削りをすることができる。なお、図面において、符号12は、配管10の外壁を示す。
閉塞工程S200においては、複数の閉塞ボール1、すなわち閉塞ボール1の群を、圧縮した空気又は窒素等の気体と共に配管10内に流し込む。配管10内に流し込まれた閉塞ボール1は、潰れながら配管10の孔13に入り込み、最終的に、孔13の縁が閉塞ボール1の溝1aに嵌まった状態になる。これにより、閉塞ボール1で配管10の孔13が塞がれる(図4(C)→図4(D)参照)。
ライニング工程S300においては、樹脂製の塗料20を配管10内に流し込む。これにより、孔13に嵌まった閉塞ボール1が埋没するように、配管10の内壁11に塗膜21が形成される(図4(E)参照)。
塗膜21を平滑にするために、塗料20を流し込んだ後に、圧縮した空気又は窒素等の気体と共にライニングボール(図示省略)を流し込むようにしてもよい。ライニングボールの詳細は、例えば、実用新案登録第3178048号公報を参照されたい。塗料20には、例えば、日米レジン株式会社(大阪府岸和田市)が市販する給湯管用のライニング材を用いることができる。
このように、閉塞ボール1を用いたライニング工法によれば、塗膜21を形成するライニング工程S300に先立って、配管10の孔13を塞ぐ閉塞工程S200を行うので、配管10の孔13を塞ぐ閉塞ボール1が配管10内に不要に残って塗膜21に凹凸を生じさせることはない。このため、配管10内の塗膜21に凹凸が生じている場合と異なり、凹凸による流れの抵抗はなく、配管10を振動させて、所々の箇所に不具合を発生させることもない。
そして、配管10の孔13を塞ぐ閉塞ボール1がシリコーン製であるので、コルク片で配管10の孔13を塞ぐ場合と異なり、塞いだ箇所が経年で劣化することが防止される。このように、施工後における配管10の耐久性を向上させることができる。
また、閉塞ボール1は、断面が真円となる球体からなるので、どの向きからであっても、容易に配管10の孔13に入り込むことができる。
さらに、配管10の孔13に入り込んだ閉塞ボール1は、環状の溝1aが孔13の縁に嵌まるので、簡単な構造でありながら、孔13から離脱することがなく、孔13を確実に塞ぐ。これにより、漏水をなくし、配管10を確実に再生復旧させることができる。
そして、溝1aは、球体の表面を半分に区切る中心の位置に形成されているので、閉塞ボール1がどの向きから配管10の孔13に入り込んだ場合であっても、閉塞ボール1がわずかに回転するだけで、環状の溝1aが孔13の縁に確実に嵌まることになる。
また、溝1aの深さd1は、球体の直径D1に対する割合が5%以上15%以下であるので、一旦閉塞ボール1の溝1aに嵌まった配管10の孔13の縁が、溝1aが浅すぎることで外れてしまうということはない。さらに、溝1aが深すぎず、溝1aに嵌まった配管10の孔13の縁が、溝1aの底に突き当たり、溝1aの底を付勢する。これにより、閉塞ボール1は配管10の孔13に確実に保持される。
そして、球体の直径D1は、0.5mm以上10mm以下であり、閉塞ボール1は、孔食等により配管10に開く孔13の大きさと比較して一回りだけ大きいので、少し潰れながら容易に孔13に嵌まる一方で、容易に孔13から外れることがない。
また、閉塞工程S200では、直径D1が異なる数種類の閉塞ボール1を用いることができ、このようにした場合、配管10の孔13の大きさに応じた直径D1の閉塞ボール1が孔13に入り込むので、確実に孔13を塞ぐことができる。例えば、直径D1が6mmの閉塞ボール1の群と、直径D1が3mmの閉塞ボール1の群を混ぜて流し込むことが想定される。
さらに、閉塞工程S200では、相対的に直径D1の大きい閉塞ボール1の群から、相対的に直径D1の小さい閉塞ボール1の群の順に、複数回に分けて流し込むことができ、このようにした場合、配管10の孔13を大きいものから順に塞ぐことができる。
例えば、最初に、直径D1が6mmの閉塞ボール1の群を流し込み、大き目の孔13を塞ぐ。次に、直径D1が3mmの閉塞ボール1の群を流し込み、中くらいの孔13を塞ぐ。最後に、直径D1が1mmの閉塞ボール1の群を流し込み、小さ目の孔13を塞ぐ。これにより、塞がれていない孔13よりも小さい閉塞ボール1が配管10内に流し込まれることが防止される。結果、閉塞ボール1が孔13を突き抜けて配管10の外に離脱することはない。
そして、閉塞ボール1は、JISK6253準拠のタイプAデュロメータによって測定される硬さが6°以上20°以下であるので、容易に潰れることができ、結果、潰れながら容易に孔13に嵌まることができる。
従来配管10の内壁11の研磨に用いていた珪砂は、比重が比較的小さく研磨力が弱いため、研磨工程に時間を要していた。一方、上記実施形態において、ガーネットの粉は、目が細かく硬い。また、ガーネットの粉は、珪砂と比較して比重が大きく研磨力が強い。このため、研磨工程S100の時間を短縮することができる。
次に、図5及び図6を用いて、ライニング工法に用いる他の閉塞ボール2の構成について説明する。図5は、閉塞ボール2の外観斜視図である。図6は、閉塞ボール2の正面図である。なお、ここでは、閉塞ボール2の特徴部分のみに説明し、閉塞ボール1と同様の構成、作用及び効果についての説明は適宜省略する。
図5及び図6に示す閉塞ボール2は、基本構成が閉塞ボール1と同様であるが、閉塞ボール1と溝の位置だけが異なる。閉塞ボール2の溝2aは、球体の表面を半分に区切る中心の位置から偏心した位置に形成されている。このように、溝2aは、球体の表面を大小二つに区切る。なお、球体の直径D2は、直径D1と同様である。そして、溝2aの深さd2は、溝1aの深さd1と同様である。また、溝2aの形状は、溝1aの形状と同様である。
このような閉塞ボール2を用いたライニング工法によれば、閉塞ボール2は、球体の表面の小さい側から配管10の孔13に入り込み、環状の溝2aが孔13の縁に嵌まる。孔13に入り込んだ閉塞ボール2は、球体の表面の大きい側が配管10内に位置して抜け止めになるので、孔13を突き抜けて配管10の外に離脱することはない(図7参照)。
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。すなわち、各構成の位置、大きさ、数量、形状、材質などは適宜変更できる。
すなわち、上記実施形態において、断面が真円となる球体からなる閉塞ボール1,2を用いる場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、楕円体からなる閉塞ボールや、円柱の角が面取りされた閉塞ボールを用いるようにしてもよい。
すなわち、上記実施形態において、球体の表面に環状の溝1a,2aが形成されている閉塞ボール1,2を用いる場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、球体の表面にディンプル(凹凸)が形成されている閉塞ボールや、球体の表面に何も形成されていない閉塞ボールを用いるようにしてもよい。ディンプルは、規則的に形成されていてもよいし、不規則に形成されていてもよい。
すなわち、上記実施形態において、球体の表面に環状の溝1a,2aが1本だけ形成されている閉塞ボール1,2を用いる場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、球体の表面に環状の溝が複数本形成されている閉塞ボールを用いるようにしてもよい。複数本の溝は、互いに並行となるように形成されていてもよいし、互いに交差するように形成されていてもよい。
すなわち、上記実施形態において、形状が同一の閉塞ボール1又は2の群を配管10内に流し込む場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、形状の異なる数種類の閉塞ボールを混ぜて配管10内に流し込むようにしてよい。
1,2 閉塞ボール
1a,2a 溝
10 配管
11 内壁
12 外壁
13 孔
20 塗料
21 塗膜
d1,d2 深さ
D1,D2 直径
S100 研磨工程
S200 閉塞工程
S300 ライニング工程

Claims (11)

  1. 漏水の原因となる孔が開いた配管に施工するライニング工法であって、
    シリコーン製の閉塞ボールの群を、圧縮した気体と共に前記配管内に流し込み、前記閉塞ボールで前記孔を塞ぐ閉塞工程と、
    前記閉塞工程の後に、前記配管内に塗料を流し込み、前記配管の内壁に塗膜を形成するライニング工程と、を備えていることを特徴とする
    ライニング工法。
  2. 前記閉塞ボールは、断面が真円となる球体からなることを特徴とする
    請求項1に記載のライニング工法。
  3. 前記球体の表面には、前記孔の縁に嵌まる環状の溝が形成されていることを特徴とする
    請求項2に記載のライニング工法。
  4. 前記溝は、前記球体の表面を半分に区切る中心の位置に形成されていることを特徴とする
    請求項3に記載のライニング工法。
  5. 前記溝は、前記球体の表面を半分に区切る中心の位置から偏心した位置に形成されていることを特徴とする
    請求項3に記載のライニング工法。
  6. 前記溝の深さは、前記球体の直径に対する割合が5%以上15%以下であることを特徴とする
    請求項3〜5のいずれかに記載のライニング工法。
  7. 前記球体の直径は、0.5mm以上10mm以下であることを特徴とする
    請求項2〜6のいずれかに記載のライニング工法。
  8. 前記閉塞工程では、直径が異なる数種類の前記閉塞ボールを用いることを特徴とする
    請求項2〜7のいずれかに記載のライニング工法。
  9. 前記閉塞工程では、相対的に直径の大きい前記閉塞ボールの群から、相対的に直径の小さい前記閉塞ボールの群の順に、複数回に分けて流し込むことを特徴とする
    請求項8に記載のライニング工法。
  10. 前記閉塞ボールは、JISK6253準拠のタイプAデュロメータによって測定される硬さが6°以上20°以下であることを特徴とする
    請求項1〜9のいずれかに記載のライニング工法。
  11. 前記閉塞工程の前に、ガーネットの粉を、圧縮した気体と共に前記配管内に流し込み、前記ガーネットの粉で前記配管の内壁を研磨する研磨工程を備えていることを特徴とする
    請求項1〜10のいずれかに記載のライニング工法。
JP2015101051A 2015-05-18 2015-05-18 ライニング工法 Active JP5796920B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015101051A JP5796920B1 (ja) 2015-05-18 2015-05-18 ライニング工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015101051A JP5796920B1 (ja) 2015-05-18 2015-05-18 ライニング工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5796920B1 true JP5796920B1 (ja) 2015-10-21
JP2016217403A JP2016217403A (ja) 2016-12-22

Family

ID=54348588

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015101051A Active JP5796920B1 (ja) 2015-05-18 2015-05-18 ライニング工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5796920B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017100085A (ja) * 2015-12-02 2017-06-08 大阪瓦斯株式会社 給湯管のライニング処理方法
JP7489076B1 (ja) 2023-11-16 2024-05-23 ニッポン・リニューアル株式会社 ライニング工法に用いる一対のアダプター
JP7489075B1 (ja) 2023-11-16 2024-05-23 ニッポン・リニューアル株式会社 ライニング工法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5811263B2 (ja) * 1977-10-05 1983-03-02 大阪瓦斯株式会社 既設導管の内面シ−ル方法
JPS6112755B2 (ja) * 1982-09-30 1986-04-09 Suriibondo Kk
JPH07241523A (ja) * 1994-03-02 1995-09-19 Osaka Gas Co Ltd 管の内面ライニング方法
JP2622738B2 (ja) * 1987-11-30 1997-06-18 株式会社スリーボンド 配管の内面処理方法
JP2008025859A (ja) * 2006-07-18 2008-02-07 Jfe Steel Kk 集塵風管の孔の閉塞方法およびその閉塞具
JP3178048U (ja) * 2012-06-15 2012-08-30 日本リニューアル株式会社 ライニングボール
JP2014047933A (ja) * 2012-08-29 2014-03-17 Toyota Motor Corp 水漏れ補修方法及び水漏れ補修装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5811263B2 (ja) * 1977-10-05 1983-03-02 大阪瓦斯株式会社 既設導管の内面シ−ル方法
JPS6112755B2 (ja) * 1982-09-30 1986-04-09 Suriibondo Kk
JP2622738B2 (ja) * 1987-11-30 1997-06-18 株式会社スリーボンド 配管の内面処理方法
JPH07241523A (ja) * 1994-03-02 1995-09-19 Osaka Gas Co Ltd 管の内面ライニング方法
JP2008025859A (ja) * 2006-07-18 2008-02-07 Jfe Steel Kk 集塵風管の孔の閉塞方法およびその閉塞具
JP3178048U (ja) * 2012-06-15 2012-08-30 日本リニューアル株式会社 ライニングボール
JP2014047933A (ja) * 2012-08-29 2014-03-17 Toyota Motor Corp 水漏れ補修方法及び水漏れ補修装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017100085A (ja) * 2015-12-02 2017-06-08 大阪瓦斯株式会社 給湯管のライニング処理方法
JP7489076B1 (ja) 2023-11-16 2024-05-23 ニッポン・リニューアル株式会社 ライニング工法に用いる一対のアダプター
JP7489075B1 (ja) 2023-11-16 2024-05-23 ニッポン・リニューアル株式会社 ライニング工法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016217403A (ja) 2016-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5796920B1 (ja) ライニング工法
WO2012103474A3 (en) Improving diversion by combining dissolvable and degradable particles and fibers
WO2009137399A3 (en) High density breaker fluids and methods of use thereof
MX2009003915A (es) Sello mejorado por selladores de bola.
GB2435764A (en) Method of sealing an annular space in a wellbore
WO2007110712A3 (en) Non-linear noise suppressor for perforated plate flow conditioner
JP3198936U (ja) 閉塞ボール
MY142386A (en) Screen for controlling sand production in a wellbore
JP3198936U7 (ja)
WO2007041199A3 (en) Polishing slurries and methods for utilizing same
MY187480A (en) Polishing liquid composition for magnetic disk substrate
CN204439498U (zh) 一种方岩心夹持器及其方形导流槽
CN203853873U (zh) 进汽阀阀芯的研磨装置和进汽阀阀座的研磨装置
SG151231A1 (en) Cleaning tape and method of producing same
CN206218449U (zh) 一种防漏件
CN203880127U (zh) 新型金属硬密封球面刮刀阀座结构
CN206918290U (zh) 一种碟阀闸板
CN202510744U (zh) 一种球阀
CN205296348U (zh) 一种磁芯磨削污水集中式排放滑道
CN211820760U (zh) 一种阀门密封结构
CN212251260U (zh) 一种球形阀门
CN205716184U (zh) 对接弯头
CN203374866U (zh) 弹簧预紧球阀
CN207073597U (zh) 一种软密封沟槽阀座
CN204140734U (zh) 一种汽车用避震连接管

Legal Events

Date Code Title Description
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20150807

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150817

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150817

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5796920

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350