JP7489075B1 - ライニング工法 - Google Patents

ライニング工法 Download PDF

Info

Publication number
JP7489075B1
JP7489075B1 JP2023195540A JP2023195540A JP7489075B1 JP 7489075 B1 JP7489075 B1 JP 7489075B1 JP 2023195540 A JP2023195540 A JP 2023195540A JP 2023195540 A JP2023195540 A JP 2023195540A JP 7489075 B1 JP7489075 B1 JP 7489075B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copper pipe
hot water
water supply
supply copper
see
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2023195540A
Other languages
English (en)
Inventor
秀明 工藤
Original Assignee
ニッポン・リニューアル株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ニッポン・リニューアル株式会社 filed Critical ニッポン・リニューアル株式会社
Priority to JP2023195540A priority Critical patent/JP7489075B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7489075B1 publication Critical patent/JP7489075B1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Abstract

【課題】施工時間を短縮させるライニング工法を提供する。【解決手段】ライニング工法は、漏水の原因となるピンホールが開いた給湯銅管に施工する工法である。このライニング工法は、水を抜いた給湯銅管の中に、ブロックボールの群、及びブロックボールに浮力を生じさせる量の水を入れてから、圧縮した気体を流し込み、ブロックボールでピンホールを塞ぐブロック工程S10と、ブロック工程S10の後に、給湯銅管の中に塗料を流し込み、給湯銅管の内壁に塗膜を形成するライニング工程S20と、を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、漏水した給湯銅管の配管を再生復旧させるライニング工法に関する。
特許文献1には、漏水の原因となるピンホールが開いた配管に施工するライニング工法が開示されている。このライニング工法は、シリコーン製のブロックボールの群を、圧縮した気体と共に配管内に流し込み、ブロックボールでピンホールを塞ぐ工程と、その後に、配管内に塗料を流し込み、配管の内壁に塗膜を形成する工程と、を備えている。
特許第5796920号公報
しかしながら、上記のライニング工法では、ブロックボールがピンホールに嵌り込むまでに時間を要するため、場合によっては、ライニング工法の施工に丸一日かかることがあった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、施工時間を短縮させるライニング工法を提供することを目的とする。
本発明は、漏水の原因となるピンホールが開いた給湯銅管に施工するライニング工法であって、水を抜いた前記給湯銅管の中に、ブロックボールの群、及び内径15mm又は20mmの前記給湯銅管20m当たり100ml以上300ml以下の水を入れてから、圧縮した気体を流し込み、前記ブロックボールで前記ピンホールを塞ぐブロック工程と、前記ブロック工程の後に、前記給湯銅管の中の前記気体を排出する排出工程と、前記排出工程の後に、前記給湯銅管の中に塗料を流し込み、前記給湯銅管の内壁に塗膜を形成するライニング工程と、を備え、前記ブロック工程では、前記給湯銅管の両端の各々から、前記給湯銅管の中に圧縮した気体を流し込むことを特徴とするライニング工法である。
本発明によれば、ブロック工程において、給湯銅管の中の圧縮された気体は、水と共にピンホールから排出される。これにより、給湯銅管の中に、ピンホールに向けた気流及び水流が生じる。結果、ブロックボールは、給湯銅管の中に生じた水流に乗ってピンホールに到達して、当該ピンホールを塞ぐ。
また、上記発明によれば、給湯銅管の一端のみから、給湯銅管の中に圧縮した気体を流し込む場合と比較して、短時間でピンホールを塞ぐことができる。
また、上記発明によれば、それを超える量の水を入れる場合と比較して、短時間でピンホールを塞ぐことができる。
本発明ライニング工法によれば、施工時間を短縮させることができる。
本発明の実施形態に係るライニング工法を施工する給湯銅管を示す概略図である。 ライニング工法におけるブロック工程で用いるアダプターを示す概略図である。 ライニング工法の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係るライニング工法について詳細に説明する。
まず、図1を用いて、ライニング工法を施工する給湯銅管1について説明する。図1は、ライニング工法を施工する給湯銅管1を示す概略図である。
図1に示すように、ライニング工法を施工する給湯銅管1は、マンション等の建物内に配置された複数の給湯銅管11,12,13,14,15から構成される。
給湯銅管11は、給湯器21から分岐点16まで延びており、分岐点16において給湯銅管12及び給湯銅管13の双方に接続されている。
給湯銅管12は、分岐点16から分岐点17まで延びており、分岐点16において給湯銅管11及び給湯銅管13の双方に接続されていると共に、分岐点17において給湯銅管14及び給湯銅管15の双方に接続されている。
給湯銅管13は、分岐点16からキッチンの蛇口22まで延びており、分岐点16において給湯銅管11及び給湯銅管12の双方に接続されている。
給湯銅管14は、分岐点17から洗面台の蛇口23まで延びており、分岐点17において給湯銅管12及び給湯銅管15の双方に接続されている。
給湯銅管15は、分岐点17から浴室の蛇口24まで延びており、分岐点17において給湯銅管12及び給湯銅管14の双方に接続されている。
次に、図2を用いて、ライニング工法におけるブロック工程で用いるアダプター3について説明する。図2は、ライニング工法におけるブロック工程で用いるアダプター3を示す概略図である。
アダプター3は、コンプレッサーCを給湯銅管1に接続するための機器である。このアダプター3は、給湯銅管1の両端の各々に一つずつ取り付けられる。例えば、アダプター3は、給湯器21(図1参照)の外された給湯銅管11(図1参照)、及び浴室の蛇口24(図1参照)の外された給湯銅管15(図1参照)の各々に一つずつ取り付けられる。
具体的に、アダプター3は、気体供給経路31と、ボール供給経路32と、排気経路33と、フィルター34と、ボール回収部35と、圧力計Mと、複数の開閉弁Vと、を備えている。
気体供給経路31は、その上流端にコンプレッサーCが接続されると共に、その下流端に給湯銅管1が接続される。この気体供給経路31は、圧縮した気体(例えば、空気)を給湯銅管1の中に流し込む。
ボール供給経路32は、気体供給経路31に合流するように設けられ、気体供給経路31に、ブロックボールの群、及びブロックボールに浮力を生じさせる量の水を供給する。
排気経路33は、開閉弁Vを有し、気体供給経路31から分岐するように設けられ、給湯銅管1の中の気圧の調整時、又はブロック工程S10(図3参照)の後に、開閉弁Vを開の状態にして当該排気経路33を開放することで、給湯銅管1の中の気体を排出する。
フィルター34は、排気経路33の中に設けられ、給湯銅管1の中から気体と共にブロックボールが排出されることを防止する。
ボール回収部35は、排気経路33におけるフィルター34より上流から分岐するように設けられ、排気経路33を開放した時にブロックボールを回収する。このボール回収部35の先端には、開閉可能な蓋Lが取り付けられている。
圧力計Mは、気体供給経路31における下流に設けられ、気体供給経路31及び給湯銅管1の中の気圧の確認を可能にしている。
複数の開閉弁Vは、気体供給経路31、ボール供給経路32、及び排気経路33のそれぞれに設けられ、開又は閉の状態で用いられる。
次に、図3を用いて、ライニング工法の流れを説明する。図3は、ライニング工法の流れを示すフローチャートである。
図3に示すライニング工法は、漏水の原因となるピンホールが開いた給湯銅管1(図1参照)に施工する工法である。このライニング工法は、ブロック工程S10、ライニング工程S20の順に行う。また、ライニング工法を行う場合、事前に、給湯銅管1(図1参照)から給湯器21(図1参照)、キッチンの蛇口22(図1参照)、洗面台の蛇口23(図1参照)、及び浴室の蛇口24(図1参照)が外される。
ブロック工程S10を行う場合、事前に、給湯銅管1(図1参照)の両端(例えば、給湯器21(図1参照)の外された給湯銅管11(図1参照)、及び浴室の蛇口24(図1参照)の外された給湯銅管15(図1参照))の各々に、アダプター3(図2参照)を介してコンプレッサーC(図2参照)を接続しておくと共に、それ以外(例えば、キッチンの蛇口22の外された給湯銅管13、及び洗面台の蛇口23の外された給湯銅管14)の各々を閉じておく。
ブロック工程S10は、水を抜いた給湯銅管1(図1参照)の中に、ブロックボールの群(複数のブロックボール)、及びブロックボールに浮力を生じさせる量の水を入れてから、圧縮した気体を流し込み、ブロックボールでピンホールを塞ぐ工程である。
なお、ブロックボールは、シリコーン製で断面が真円となる球体からなり、適度な比重と適度な弾力(硬度)を有する。ブロックボールの比重は、コルクより大きい。ブロックボールの硬度は、低硬度であることが好ましく、具体的には、JISK6253準拠のタイプAデュロメーターによって測定される硬さが6°以上20°以下であることが好ましい。ブロックボールの詳細は、特許第5796920号公報を参照されたい。
具体的には、まず、ブロック工程S10では、給湯銅管1(図1参照)の両端のいずれか一方に接続されているアダプター3(図2参照)のボール供給経路32(図2参照)から気体供給経路31(図2参照)に、ブロックボールの群、及びブロックボールに浮力を生じさせる量の水を供給する。
ボール供給経路32(図2参照)から供給するブロックボールの数は、適宜設定されるものであり、例えば、10個程度である。ボール供給経路32(図2参照)から供給する水の量は、ブロックボールに浮力を生じさせるために必要な量であり、内径15mm又は20mmの給湯銅管1(図1参照)の長さ20m当たり、100ml以上300ml以下であることが好ましく、150ml以上250ml以下であることがより好ましく、200mlであることが最も好ましい。ブロックボールに浮力を生じさせるために必要な水の量は、実験に基づくものであり、上記の100ml以上であれば確実にピンホールを塞ぐことができ、上記の300ml以下であれば数分以内にピンホールを塞ぐことができる。
その後、給湯銅管1(図1参照)の両端の各々に接続されているコンプレッサーC(図2参照)の各々から、給湯銅管1(図1参照)の中に圧縮した気体を流し込む。給湯銅管1(図1参照)の中の圧縮された気体は、水と共にピンホールから排出される。これにより、給湯銅管1(図1参照)の中に、ピンホールに向けた気流及び水流が生じる。結果、ブロックボールは、給湯銅管1(図1参照)の中に生じた水流に乗ってピンホールに到達して、当該ピンホールを塞ぐ。ブロックボールによってピンホールが塞がれてから15分程度は、圧縮された気体によって給湯銅管1の中の圧力を維持することで、ブロックボールによってピンホールがしっかりと塞がれたことを確認する。
ライニング工程S20は、ブロック工程S10の後に、給湯銅管1(図1参照)の中に塗料を流し込み、給湯銅管1(図1参照)の内壁に塗膜を形成する工程である。ライニング工程S20に用いる塗料には、例えば、日米レジン株式会社(大阪府岸和田市)が市販する給湯銅管用のライニング材を用いることができる。
なお、塗膜を平滑にするために、塗料を流し込んだ後に、圧縮した気体(例えば、空気)と共にライニングボールを流し込むようにしてもよい。ライニングボールの詳細は、例えば、実用新案登録第3178048号公報を参照されたい。
このように、ブロックボールを用いたライニング工法によれば、施工時間を短縮させることができる。
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。すなわち、各構成の位置、大きさ、数量、形状、材質などは適宜変更できる。
例えば、上記実施形態において、ブロック工程S10では、給湯銅管1の両端の各々から、給湯銅管1の中に圧縮した気体を流し込む場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、給湯銅管1の一端のみから、給湯銅管1の中に圧縮した気体を流し込むものであってもよい。
1,11,12,13,14,15 給湯銅管
16,17 分岐点
21 給湯器
22 キッチンの蛇口
23 洗面台の蛇口
24 浴室の蛇口
3 アダプター
31 気体供給経路
32 ボール供給経路
33 排気経路
34 フィルター
35 ボール回収部
C コンプレッサー
L 蓋
M 圧力計
V 開閉弁
S10 ブロック工程
S20 ライニング工程

Claims (1)

  1. 漏水の原因となるピンホールが開いた給湯銅管に施工するライニング工法であって、
    水を抜いた前記給湯銅管の中に、ブロックボールの群、及び内径15mm又は20mmの前記給湯銅管20m当たり100ml以上300ml以下の水を入れてから、圧縮した気体を流し込み、前記ブロックボールで前記ピンホールを塞ぐブロック工程と、
    前記ブロック工程の後に、前記給湯銅管の中の前記気体を排出する排出工程と、
    前記排出工程の後に、前記給湯銅管の中に塗料を流し込み、前記給湯銅管の内壁に塗膜を形成するライニング工程と、を備え
    前記ブロック工程では、前記給湯銅管の両端の各々から、前記給湯銅管の中に圧縮した気体を流し込むことを特徴とする
    ライニング工法。
JP2023195540A 2023-11-16 2023-11-16 ライニング工法 Active JP7489075B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023195540A JP7489075B1 (ja) 2023-11-16 2023-11-16 ライニング工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023195540A JP7489075B1 (ja) 2023-11-16 2023-11-16 ライニング工法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP7489075B1 true JP7489075B1 (ja) 2024-05-23

Family

ID=91082821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023195540A Active JP7489075B1 (ja) 2023-11-16 2023-11-16 ライニング工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7489075B1 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20050284530A1 (en) 2002-04-29 2005-12-29 Aberdeen University Duct seepage reduction
JP2008025859A (ja) 2006-07-18 2008-02-07 Jfe Steel Kk 集塵風管の孔の閉塞方法およびその閉塞具
US20110221137A1 (en) 2008-11-20 2011-09-15 Udoka Obi Sealing method and apparatus
JP3198936U (ja) 2015-05-18 2015-07-30 日本リニューアル株式会社 閉塞ボール
JP5796920B1 (ja) 2015-05-18 2015-10-21 日本リニューアル株式会社 ライニング工法
CN214368557U (zh) 2021-01-05 2021-10-08 中国石油大学(北京) 管道堵漏装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20050284530A1 (en) 2002-04-29 2005-12-29 Aberdeen University Duct seepage reduction
JP2008025859A (ja) 2006-07-18 2008-02-07 Jfe Steel Kk 集塵風管の孔の閉塞方法およびその閉塞具
US20110221137A1 (en) 2008-11-20 2011-09-15 Udoka Obi Sealing method and apparatus
JP3198936U (ja) 2015-05-18 2015-07-30 日本リニューアル株式会社 閉塞ボール
JP5796920B1 (ja) 2015-05-18 2015-10-21 日本リニューアル株式会社 ライニング工法
CN214368557U (zh) 2021-01-05 2021-10-08 中国石油大学(北京) 管道堵漏装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20170122481A1 (en) Pipeline repair
GB2470839A (en) Plumbing sealing arrangement
JP7489075B1 (ja) ライニング工法
JP7489076B1 (ja) ライニング工法に用いる一対のアダプター
US20180216322A1 (en) Faucet assembly
US5318075A (en) Drip stop plug
DE60328117D1 (de) Ventil zur strümungsrichtungsänderung eines fluids in rohrleitungen
Friedman et al. Verification and control of low pressure transients in distribution systems.
CN108980506B (zh) 一种管道双向增压系统
CN203098964U (zh) 空调设备用排水装置的逆止阀
CN210570854U (zh) 一种避免燃气计量表非使用期间倒转计费的系统
CN205101615U (zh) 流体防漏保护器
RU167000U1 (ru) Шаровой кран
CN208009594U (zh) 用于建筑物给排水系统的排水装置
CN209511166U (zh) 一种固定式夹套球阀及其下阀杆
JP7207668B2 (ja) 給湯用銅管更生方法
US1064105A (en) Beer-pipe cleanser.
JP6851052B1 (ja) ライニング工法
CN220727182U (zh) 一种柔性截流装置
CN217393203U (zh) 家用水管洗剂瓶
KR102519589B1 (ko) 역류도피장치
CN206668994U (zh) 一种高效密封的蝶阀
JP2004060811A (ja) 水封式遮断弁
US1155821A (en) Testing device for water systems.
TWM321042U (en) Structure of Teflon ring for sewage pipe

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20231116

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20231116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240501

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240501

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7489075

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150