JP3178048U - ライニングボール - Google Patents

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秀明 工藤
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Abstract

【課題】配管の屈曲部に衝突することに伴う、コーティングの剥離を抑制するライニングボールを提供する。
【解決手段】ライニングボール10は、弾性材料からなり、塗料が塗布された配管内に打ち込まれる。ライニングボール10は、球の分割体形状を有し、配管内に打ち込まれた際に塗料に接触する、複数の接触部12と、複数の接触部12を繋ぐとともに、その径が球の直径の30%以上50%以下となるように形成され、接触部12が荷重を受けた際に伸縮することで荷重を吸収可能な連結部14と、を備える。
【選択図】図1

Description

本考案は、ライニング工法を実施する際に使用される、ライニングボールに関する。
給水管等の配管内の腐食を防止するための工法として、従来から、ライニング工法が知られている。ライニング工法では、配管内に耐腐食性の塗料を流し込み、配管内を塗膜でコーティングする。
さらに、塗料による配管の詰まりの防止や、塗膜表面の平滑化等の目的で、塗料を流し込んだ後であって、塗料が固まる前に、ライニングボールと呼ばれる工具を配管内に打ち込む。ライニングボールは、球形状の工具であって、配管の内径から所望のコーティング厚を減じた直径となるように形成されている。また、ライニングボールは、樹脂等の弾性材料から形成されている。
ライニングボールは、加圧空気等によって配管内に打ち込まれる。配管内に打ち込まれたライニングボールによって、配管内に残留する余分な塗料が配管外に掻き出される。また、ライニングボールが通過することで、配管内の塗膜が平滑化される。このようなライニングボールは、例えば、特許文献1〜6に開示されている。
実用新案登録第3135784号公報 特開平6−114323号公報 特開2007−296477号公報 特開2007−69133号公報 実公平6−46538号公報 特開平6−126248号公報
ところで、配管にはエルボと呼ばれる屈曲部が形成されている場合がある。図4に例示するように、配管100内にライニングボール102を打ち込むと、屈曲部104にライニングボール102が衝突する場合がある。この衝突の際に、屈曲部104にコーティングされていた塗料106が周囲に飛散して、屈曲部104のコーティングが剥がれてしまうおそれがある。そこで、本考案は、屈曲部でのコーティングの剥離を抑制することの可能なライニングボールを提供することを目的とする。
本考案は、塗料が塗布された配管内に打ち込まれる、弾性材料からなるライニングボールに関するものである。当該ライニングボールは、球の分割体形状を有し、前記配管内に打ち込まれた際に前記塗料に接触する、複数の接触部を備える。さらに、当該ライニングボールは、前記複数の接触部を繋ぐとともに、その径が前記球の直径の30%以上50%以下となるように形成され、前記接触部が荷重を受けた際に伸縮することで前記荷重を吸収可能な連結部を備える。
また、上記考案において、前記接触部の、前記塗料に接触する接触面には、溝が形成されていることが好適である。
本考案によれば、屈曲部でのコーティングの剥離を抑制することが可能となる。
本実施の形態に係るライニングボールを例示する斜視図である。 本実施の形態に係るライニングボールを例示する正面図、側面図、及び平面図である。 本実施の形態に係るライニングボールを配管に打ち込んだ際の模式図である。 従来のライニングボールを配管に打ち込んだ際の模式図である。
図1及び図2に、本実施形態に係るライニングボール10を例示する。図1には、ライニングボール10の斜視図が例示されており、図2には、ライニングボール10の正面図、側面図及び平面図が例示されている。ライニングボール10は、略球形状の部材であって、配管の内壁に塗布された塗料のうち、余分な塗料を配管外に掻き出すことで、配管内壁の塗膜を平滑化させる。ライニングボール10は、弾性材料から構成される。後述するように、ライニングボール10が打ち込まれる配管は、給水管や給湯管などの、高度の衛生状態が要求される配管である場合がある。したがって、ライニングボール10を構成する弾性材料は、配管内で溶出し難い、耐薬品性、耐熱性の材料から構成されていることが好適である。例えば、ライニングボール10は、シリコン樹脂から構成されていてよい。また、ライニングボール10の直径R1は、配管の内径に、配管内の所望のコーティング膜厚を減じた径以下であってよい。例えば、直径R1(図2参照)は、10mm以上100mm以下であってよい。
ライニングボール10は、複数の接触部12及び連結部14を含んで構成される。接触部12は、ライニングボール10が配管内に打ち込まれた際に、配管内に塗布された塗料に接触する部材である。接触部12は、球の分割体形状を有しており、例えば半球形状であってよい。またこの場合、接触部12の数は2個であってよい。
接触部12の、塗料に接触する接触面15には、溝16が形成されていてよい。配管内にライニングボール10を打ち込んだ際に、ライニングボール10が配管内の余分な塗料を掻き出して溝16内に溜めることができる。また、溝16を設けることで、配管内の塗料との接触面積が減少し、その結果、後述する屈曲部24にライニングボール10が衝突したときに、接触部12が受ける荷重を低減させることができる。溝16の深さは、例えば1mm以上20mm以下であってよい。または、溝16の深さは、ライニングボール10の直径R1に比例したものであってよい。例えば、溝16の深さは、直径R1の1/15以上2/15以下であってよい。
連結部14は、複数の接触部12を連結する部材である。連結部14は、接触部12が荷重を受けた際に伸縮することでその荷重を吸収可能となっている。連結部14は、例えば略円柱形状であってよい。
また、連結部14を接触部12より伸縮し易くするために、連結部14の径R2は、ライニングボール10の直径R1より小さいことが好適である。ここで、考案者の試行錯誤により、連結部14の径R2を、ライニングボール10の直径R1の50%以下とすることで、ライニングボール10が配管内に打ち込まれた際の、連結部14の伸縮性を良好に得られることができることが見出された。また、連結部14の径R2が、ライニングボール10の直径R1の30%未満であると、連結部14が裂断する(ちぎれる)おそれがあることが見出された。このことから、連結部14の径R2は、ライニングボール10の直径R1の30%以上50%以下であることが好適である。例えば、ライニングボール10の直R1が15mmであるときには、連結部14の径R2は、その40%の6mmであってよい。
また、連結部14の長さdが過度に短いと、伸縮幅が狭くなり、接触部12の荷重を十分に吸収することが困難となる。このことから、連結部14の長さdは、1.5mm以上であることが好適である。また、連結部14が過度に長いと、ライニングボール10の球形状の維持が困難となることから、連結部14の長さdは、3mm以下であることが好適である。また、連結部14の長さdは、ライニングボール10の直径R1に比例したものであってよい。例えば、連結部14の長さdは、ライニングボール10の直径R1の10%以上20%以下であってよい。
図3には、本実施形態に係るライニングボール10を、配管20内に打ち込む際の様子が例示されている。ライニングボール10は、両端が開放された配管20の一方から打ち込まれて他端から抜け出る。その際、配管20内に残留する余分な塗料が配管20外に掻き出される。配管20は、例えば給水管や給湯管であってよい。また、図3に示す配管20には、エルボと呼ばれる屈曲部24が形成されている。また、配管20の内壁には塗膜22が塗布されている。塗膜22は耐腐食性の樹脂であってよく、例えばエポキシ樹脂であってよい。
塗膜22を配管内に流し込んだ後であって、塗膜22が固まる前に、ライニングボール10を配管20内に打ち込む。例えば、両端が開放された配管20の一端にコンプレッサ等の加圧空気源を接続して、この加圧空気によってライニングボール10を配管20内に打ち込んでよい。加圧空気は、例えば、風速が40m/s程度であって、圧力が7kg/cm程度であってよい。
ライニングボール10が配管内に打ち込まれることで、屈曲部24に塗布された塗膜22にライニングボール10が衝突する。この衝突の際に接触部12が受けた荷重が、連結部14によって吸収される。図3では、連結部14が縮むことで、接触部12が受けた荷重が吸収される。接触部12が受けた荷重が吸収されることで、屈曲部24の塗膜22の飛散が抑制され、その結果、屈曲部24の塗膜22の剥離が抑制される。
10 ライニングボール、12 接触部、14 連結部、15 接触面、16 溝、20 配管、22 塗膜、24 屈曲部。

Claims (2)

  1. 塗料が塗布された配管内に打ち込まれる、弾性材料からなるライニングボールであって、
    球の分割体形状を有し、前記配管内に打ち込まれた際に前記塗料に接触する、複数の接触部と、
    前記複数の接触部を繋ぐとともに、その径が前記球の直径の30%以上50%以下となるように形成され、前記接触部が荷重を受けた際に伸縮することで前記荷重を吸収可能な連結部と、
    を備えたことを特徴とする、ライニングボール。
  2. 請求項1に記載のライニングボールであって、
    前記接触部の、前記塗料に接触する接触面には、溝が形成されていることを特徴とする、ライニングボール。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5796920B1 (ja) * 2015-05-18 2015-10-21 日本リニューアル株式会社 ライニング工法
JP2017100085A (ja) * 2015-12-02 2017-06-08 大阪瓦斯株式会社 給湯管のライニング処理方法

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