JP5786798B2 - 放射線硬化性シリコーン組成物及び剥離シート - Google Patents
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Description
特許文献3における実施例では経時における剥離力変化は少ないが、(SiO4/2)単位、(R3SiO1/2)単位を含有するオルガノシロキサンレジンを60部と配合物の50部以上の多量に配合する必要があり、特許文献3におけるオルガノポリシロキサンレジンを含む重剥離成分の重剥離効果は小さいと考えられる。
従って、下記の放射線硬化性シリコーン組成物が、従来の重剥離添加剤を用いた場合では実現が困難であった、少量の重剥離添加剤を添加においても十分な重剥離効果が得られ、また経時における剥離力低下を抑制できることを確認し、本発明を完成させた。
〔1〕 (A)下記平均組成式(1)
R1 mR2 nSiO(4-m-n)/2 …(1)
(式中、R1は非置換又は置換の炭素原子数1〜10の一価炭化水素基、R2はエポキシ基を含有する有機基である。また、m>0、n>0で、0<m+n≦3である。)
で示されるエポキシ基を含有するカチオン重合性オルガノポリシロキサン:100質量部(B)前記カチオン重合性オルガノポリシロキサン(A)の放射線硬化反応に触媒作用を示す光酸発生剤成分:0.05〜20質量部
(C)(i):平均重合度が100〜3,000であり、1分子中に1個以上の水酸基又は加水分解性基を有するポリジオルガノシロキサンと、
(ii):(SiO4/2)単位と(R3 3SiO1/2)単位[式中、R3はそれぞれ独立に脂肪族不飽和結合を有さない炭素原子数1〜12の一価炭化水素基又は炭素原子数2〜6のアルケニル基である。]を主成分とし、(SiO4/2)単位に対して(R3 3SiO1/2)単位の比率がモル比として0.6〜1.2であり、水酸基と加水分解性基の総含有量が2.1質量%以上10.0質量%未満であるポリオルガノシロキサン樹脂と
を脱水縮合反応させた縮合反応物からなる重剥離添加剤:0.5〜50質量部
を含有してなることを特徴とする放射線硬化性シリコーン組成物。
〔2〕 (ii)成分中の水酸基と加水分解性基の総含有量が3.0質量%以上10.0質量%未満であることを特徴とする〔1〕記載の放射線硬化性シリコーン組成物。
〔3〕 (i)成分のポリジオルガノシロキサンの平均重合度が200〜2,500であることを特徴とする〔1〕又は〔2〕記載の放射線硬化性シリコーン組成物。
〔4〕 (C)成分の重剥離添加剤が、(i)成分と(ii)成分との比率が質量比として30:70〜70:30で脱水縮合反応した縮合反応物であることを特徴とする〔1〕、〔2〕又は〔3〕記載の放射線硬化性シリコーン組成物。
〔5〕 (C)成分の重剥離添加剤が、オルガノポリシロキサンで希釈されており、希釈に使われるオルガノポリシロキサンがエポキシ基を含有するカチオン重合性オルガノポリシロキサンであることを特徴とする〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の放射線硬化性シリコーン組成物。
〔6〕 希釈に使用されるカチオン重合性オルガノポリシロキサンの粘度が2〜200mPa・sであることを特徴とする〔5〕記載の放射線硬化性シリコーン組成物。
〔7〕 (B)成分が、下記組成式(2)で示されるフッ素化アルキルフルオロリン酸塩、ジアリールヨードニウムヘキサフルオロアンチモン酸塩、トリアリールスルホニウム塩、トリアリールセレノニウム塩、テトラアリールホスホニウム塩及びアリールジアゾニウム塩から選ばれるものであることを特徴とする〔1〕〜〔6〕のいずれかに記載の放射線硬化性シリコーン組成物。
(式中、Rfは水素原子の80モル%以上がフッ素原子で置換された炭素原子数1〜8のアルキル基を表す。pはその個数を示し、1〜5の整数である。p個のRfはそれぞれ同一であっても異なっていてもよい。)
〔8〕 (A)成分における1価のエポキシ官能性有機基で置換されたケイ素原子が全ケイ素原子中1〜30モル%あることを特徴とする〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載の放射線硬化性シリコーン組成物。
〔9〕 〔1〕〜〔8〕のいずれかに記載の放射線硬化性シリコーン組成物の硬化皮膜がシート状基材に形成された剥離シート。
R1 mR2 nSiO(4-m-n)/2 …(1)
式(1)中、R1はメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、フェニル基、トリル基等のアリール基、又はこれらの基の炭素原子に結合している水素原子の一部又は全部をヒドロキシ基、シアノ基、ハロゲン原子等で置換したヒドロキシプロピル基、シアノエチル基、1−クロロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基等から選択される非置換又は置換の炭素原子数1〜10の一価炭化水素基、R2はカチオン重合性エポキシ官能基である。m、nは、m>0、n>0で、0<m+n≦3であり、R1の80モル%以上がアルキル基であることが望ましく、特にメチル基であることがより好ましい。R2のカチオン重合性エポキシ官能基としては、下記構造が好ましい。
また、式(2)において、Rfの個数pは1〜5の整数であり、好ましくは2〜4であり、特に好ましくは2又は3である。p個のRfはそれぞれ同一であっても異なっていてもよい。好ましいフッ素化アルキルフルオロリン酸アニオンの具体例としては、
[(CF3CF2)2PF4]-、[(CF3CF2)3PF3]-、[((CF3)2CF)2PF4]-、[((CF3)2CF)3PF3]-、[(CF3CF2CF2)2PF4]-、[(CF3CF2CF2)3PF3]-、[((CF3)2CFCF2)2PF4]-、[((CF3)2CFCF2)3PF3]-、[(CF3CF2CF2CF2)2PF4]-及び[(CF3CF2CF2CF2)3PF3]-が挙げられる。これらのうち、[(CF3CF2)3PF3]-、[(CF3CF2CF2)3PF3]-、[((CF3)2CF)3PF3]-、[((CF3)2CF)2PF4]-、[((CF3)2CFCF2)3PF3]-及び[((CF3)2CFCF2)2PF4]-が特に好ましい。)
R4 2I+X-、R4 3S+X-、R4 3Se+X-、R4 4P+X-、又はR4 4N+X- (3)
(式中、R4は、フェニル基、トリール基、4−(エチル)フェニル基等の置換もしくは未置換のアリール基、ピリジル基、N−メチルピリジル、インドリル基等置換もしくは非置換の複素環基、メトキシフェニル基、イソプロポキシフェニル基等の置換もしくは非置換のアリールオキシ基、4−メトキシピリジル基等置換もしくは非置換の複素環オキシ基であり、R4は互いに結合してこれらが結合するI、S、Se、P又はNと共に環構造を形成していてもよく、X-はSbF6 -、AsF6 -、PF6 -、BF4 -、HSO4 -、ClO4 -等の陰イオンである。)
で示されるジアリールヨードニウム塩、トリアリールスルホニウム塩、トリアリールセレノニウム塩、テトラアリールホスホニウム塩、アリールジアゾニウム塩等が挙げられる。中でも、硬化反応性の点でジアリールヨードニウムヘキサフルオロアンチモン酸塩等のジアリールヨードニウム塩、トリアリールスルホニウムの六フッ化アンチモン酸塩が好ましい。
また、R2aは水酸基又は加水分解性基であり、加水分解性基は、炭素原子数1〜6のアルコキシ基、ハロゲン原子、アシルオキシ基、オキシム基等を意味し、(A)成分の構造としてはR2aが水酸基であることが好ましく、特に1分子中に2個の水酸基を有するもの、とりわけ両末端に水酸基を有するものが好ましい。また、アルコキシ基としては、炭素原子数1〜6のものが好ましく、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基等を例として挙げることができる。ハロゲン原子としては、塩素原子、臭素原子等を例として挙げることができる。
なお、上記平均重合度は、29Si−NMRにて−Si(R1a)2−O−単位(D単位)とCH3−Si(R1a)2−O−単位(M単位)に相当するピークのそれぞれの積分値をM2DXに換算し、重合度Xを求めた(以下同様)。なお、R1aは上記の通りである。
この場合、このポリオルガノシロキサン樹脂は、テトラオルガノキシシランとトリオルガノモノオルガノキシシランとの共加水分解・縮合によって得ることができ、このためテトラオルガノキシシランに由来するR30iO3/2単位(T単位)を含有し、更に場合によってはR30 2SiO2/2単位(D単位)を含有する。
R30は水酸基、又は炭素原子数1〜6のアルコキシ基、アシルオキシ基、オキシム基、ハロゲン原子等の加水分解性基であるが、全てのR30が水酸基となることはなく、好ましくは水酸基、メトキシ基、エトキシ基又はプロポキシ基である。
また、(i)成分と(ii)成分の縮合反応物である(C)成分中の残存する水酸基量が多い場合には、後反応にてクロルシランを添加することにより水酸基を減らすことができる。これにより放射性硬化性シリコーン組成物の粘度増加といった問題を抑制できる。この場合、クロルシランの使用量は、(ii)成分に対して0.1〜10質量部が好ましく、より好ましくは1〜8.0質量部である。
放射線硬化性シリコーン組成物を調製後、ロール塗布することでポリエチレンラミネート上質紙に約0.8g/m2の塗布量で塗布して塗膜を得た。得られた塗膜に、80W/cmの高圧水銀灯を2灯用いて50mJ/cm2の照射量の紫外線を照射し、硬化被膜を形成させた。得られた硬化皮膜を23℃、20時間保管後、その硬化被膜表面に幅25mmのアクリル粘着テープTESA7475(商品名)を貼り付け、2kgのローラーを一往復させて圧着し、剥離力測定用のサンプルを作製した。
このサンプルに70g/cm2の荷重をかけながら、70℃で20〜24時間エージングさせた。その後、引っ張り試験機を用いて180°の角度で剥離速度0.3m/分にて、貼り合わせたテープを引っ張り、剥離するのに要する力(N/25mm)を測定した。
放射線硬化性シリコーン組成物を調製後、ロール塗布することでポリエチレンラミネート上質紙に約0.8g/m2の塗布量で塗布して塗膜を得た。得られた塗膜に、80W/cmの高圧水銀灯を2灯用いて50mJ/cm2の照射量の紫外線を照射し、硬化被膜を形成させた。得られた硬化皮膜を50℃、7日保管後、その硬化被膜表面に幅25mmのアクリル粘着テープTESA7475(商品名)を貼り付け、2kgのローラーを一往復させて圧着し、剥離力測定用のサンプルを作製した。
このサンプルに70g/cm2の荷重をかけながら、70℃で20〜24時間エージングさせた。その後、引っ張り試験機を用いて180°の角度で剥離速度0.3m/分にて、貼り合わせたテープを引っ張り、剥離するのに要する力(N/25mm)を測定した。
得られた反応混合物の不揮発分を測定し、不揮発分80質量%に対して20質量%となるように、希釈剤であり1価のエポキシ官能性有機基で置換されたケイ素原子が全ケイ素原子中10モル%であり、粘度が20mPa・sであるカチオン重合性オルガノポリシロキサンを添加し、減圧、窒素バブリング条件下、100℃まで昇温し、トルエンを除去することにより、粘度が4,500mPa・sの重剥離添加剤(c−1)を調製した(縮合反応物の残存水酸基量;0.26質量%)。
合成例1で記載した両末端がヒドロキシジメチルシロキシ基である直鎖状ジメチルポリシロキサンが、本発明成分である(i)成分に該当し、下記平均組成式(i−2)である点以外は、合成例1と同様の手順を行なうことで、粘度が5,000mPa・sである重剥離添加剤(c−2)を調製した(縮合反応物の残存水酸基量;0.24質量%)。
合成例1で記載した両末端がヒドロキシジメチルシロキシ基である直鎖状ジメチルポリシロキサンが、本発明成分である(i)成分に該当し下記平均組成式(i−3)である点以外は合成例1と同様の手順を行なうことで、粘度が5,500mPa・sである重剥離添加剤(c−3)を調製した(縮合反応物の残存水酸基量;0.23質量%)。
合成例1で記載した両末端がヒドロキシジメチルシロキシ基である直鎖状ジメチルポリシロキサンが、本発明成分である(i)成分に該当し、下記平均組成式(i−4)である点以外は合成例1と同様の手順を行なうことで、粘度が6,500mPa・sである重剥離添加剤(c−4)を調製した(縮合反応物の残存水酸基量;0.22質量%)。
合成例1で記載した(ii)成分に該当する化合物として、Me3SiO0.5単位(M単位)、SiO2単位(Q単位)と、(CH3O)SiO3/2単位と(HO)SiO3/2単位とからなるMQレジンであって、M/Q(モル比)=0.8、水酸基とアルコキシ基の総含有量1.89%(水酸基含有量0.34質量%、アルコキシ基含有量1.55質量%)、トルエンが60質量%を占める溶液状ポリオルガノシロキサン樹脂を固形分として50質量部(揮発分を含めると125質量部)用いた点以外は合成例1と同様の手順を行なうことで、粘度が4,000mPa・sである重剥離添加剤(c−5)を調製した(縮合反応物の残存水酸基量;0.11質量%)。
合成例1で記載した両末端がヒドロキシジメチルシロキシ基である直鎖状ジメチルポリシロキサンが下記平均組成式(i−5)である点以外は合成例1と同様の手順を行なうことで、粘度が75mPa・sである重剥離添加剤(c−6)を調製した(縮合反応物の残存水酸基量;0.20質量%)。
本発明にかかわる(A)成分に該当し、下記平均組成式(a)で示されるカチオン重合性オルガノポリシロキサンで、1価のエポキシ官能性有機基で置換されたケイ素原子が全ケイ素原子中8.2質量%であり、25℃における粘度が150mPa・sであるようなオルガノポリシロキサン(a)を90質量部、本発明にかかわる成分である(B)光酸発生剤に該当するトルエンに50質量%溶解した4−(イソプロピル)フェニル(p−トリル)ヨードニウムトリス(ペンタフルオロエチル)トリフルオロホスフェート溶液(b−1)1.0質量部、本発明にかかわる成分である(C)重剥離添加剤に該当する合成例1の重剥離添加剤(c−1)を12.5質量部を均一に混合し、シリコーン組成物1を得た。このシリコーン組成物1の剥離力を測定し、その結果を表1に示した。
本発明にかかわる(B)光酸発生剤が、アセトニトリルに92質量%溶解したビス−[4−nアルキル(C10〜C13)フェニル]ヨードニウムヘキサフルオロアンチモネート溶液(b−2)を1.0質量部である点以外は実施例1と同様の手順を行なうことで、シリコーン組成物2を得た。このシリコーン組成物2の剥離力を測定し、その結果を表1に示した。
本発明にかかわる(C)重剥離添加剤が、合成例2の重剥離添加剤(c−2)12.5質量部である点以外は実施例2と同様の手順を行なうことで、シリコーン組成物3を得た。このシリコーン組成物3の剥離力を測定し、その結果を表1に示した。
本発明にかかわる成分である(C)重剥離添加剤が、合成例3の重剥離添加剤(c−3)12.5質量部である点以外は実施例2と同様の手順を行なうことで、シリコーン組成物4を得た。このシリコーン組成物4の剥離力を測定し、その結果を表1に示した。
本発明にかかわる成分である(C)重剥離添加剤が、合成例4の重剥離添加剤(c−4)12.5質量部である点以外は実施例2と同様の手順を行なうことで、シリコーン組成物5を得た。このシリコーン組成物5の剥離力を測定し、その結果を表1に示した。
本発明にかかわる成分である平均組成式(1)に該当し上記平均組成式(a)で示されるオルガノポリシロキサン(a)を100質量部、本発明にかかわる成分である(B)光酸発生剤に該当するアセトニトリルに92質量%溶解したビス−[4−nアルキル(C10〜C13)フェニル]ヨードニウムヘキサフルオロアンチモネート溶液(b−2)1.0質量部を均一に混合し、シリコーン組成物6を得た。このシリコーン組成物6の剥離力を測定し、その結果を表1に示した。
重剥離添加剤が、合成例5の重剥離添加剤(c−5)を12.5質量部である点以外は実施例2と同様の手順を行なうことで、シリコーン組成物7を得た。このシリコーン組成物7の剥離力を測定し、その結果を表1に示した。
重剥離添加剤が、合成例6の重剥離添加剤(c−6)を12.5質量部である点以外は実施例2と同様の手順を行なうことで、シリコーン組成物8を得た。このシリコーン組成物8の剥離力を測定し、その結果を表1に示した。
Claims (9)
- (A)下記平均組成式(1)
R1 mR2 nSiO(4-m-n)/2 …(1)
(式中、R1は非置換又は置換の炭素原子数1〜10の一価炭化水素基、R2はエポキシ基を含有する有機基である。また、m>0、n>0で、0<m+n≦3である。)
で示されるエポキシ基を含有するカチオン重合性オルガノポリシロキサン:100質量部(B)前記カチオン重合性オルガノポリシロキサン(A)の放射線硬化反応に触媒作用を示す光酸発生剤成分:0.05〜20質量部
(C)(i):平均重合度が100〜3,000であり、1分子中に1個以上の水酸基又は加水分解性基を有するポリジオルガノシロキサンと、
(ii):(SiO4/2)単位と(R3 3SiO1/2)単位[式中、R3はそれぞれ独立に脂肪族不飽和結合を有さない炭素原子数1〜12の一価炭化水素基又は炭素原子数2〜6のアルケニル基である。]を主成分とし、(SiO4/2)単位に対して(R3 3SiO1/2)単位の比率がモル比として0.6〜1.2であり、水酸基と加水分解性基の総含有量が2.1質量%以上10.0質量%未満であるポリオルガノシロキサン樹脂と
を脱水縮合反応させた縮合反応物からなる重剥離添加剤:0.5〜50質量部
を含有してなることを特徴とする放射線硬化性シリコーン組成物。 - (ii)成分中の水酸基と加水分解性基の総含有量が3.0質量%以上10.0質量%未満であることを特徴とする請求項1記載の放射線硬化性シリコーン組成物。
- (i)成分のポリジオルガノシロキサンの平均重合度が200〜2,500であることを特徴とする請求項1又は2記載の放射線硬化性シリコーン組成物。
- (C)成分の重剥離添加剤が、(i)成分と(ii)成分との比率が質量比として30:70〜70:30で脱水縮合反応した縮合反応物であることを特徴とする請求項1、2又は3記載の放射線硬化性シリコーン組成物。
- (C)成分の重剥離添加剤が、オルガノポリシロキサンで希釈されており、希釈に使われるオルガノポリシロキサンがエポキシ基を含有するカチオン重合性オルガノポリシロキサンであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の放射線硬化性シリコーン組成物。
- 希釈に使用されるカチオン重合性オルガノポリシロキサンの粘度が2〜200mPa・sであることを特徴とする請求項5記載の放射線硬化性シリコーン組成物。
- (A)成分における1価のエポキシ官能性有機基で置換されたケイ素原子が全ケイ素原子中1〜30モル%あることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の放射線硬化性シリコーン組成物。
- 請求項1〜8のいずれか1項記載の放射線硬化性シリコーン組成物の硬化皮膜がシート状基材に形成された剥離シート。
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