JP5781924B2 - 情報漏洩防止装置および方法 - Google Patents
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Description
従来、このような不要電磁波からの画像情報の漏洩を防止する情報漏洩防止技術として、情報処理装置の画像信号に同期した漏洩防止信号を生成して不要電磁波に重畳させることにより、不要電磁波に含まれる画像情報の再生を防止する情報漏洩防止装置が提案されている(例えば、特許文献1など参照)。
図25は、不要電磁波からの画像再生例である。なお、図25はあくまでも模式図であり、再生画像を忠実に表現したものではない。この例では、元の画像情報に対して、変調パターン信号MPの符号ビットデータに対応した縦縞模様のマスクパターン(黒色部)が合成されており、この不要電磁波から再生した元の画像情報の視認性を劣化させることにより、情報漏洩を防止している。
したがって、従来技術で得られる漏洩防止信号の側波帯成分には、十分なレベルの漏洩防止信号が重畳されておらず、場合によっては、不要電磁波の側波帯から元の画像情報が再生される可能性がある。
また、不要電磁波のキャリア周波数における放射電界強度を、VCCIなどの規制レベル内まで容易に低減させることができる。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置の構成を示すブロック図である。
この情報漏洩防止装置10は、全体として、信号処理回路装置からなり、コンピュータ等の情報処理装置20で生成された画像信号21に基づいて、当該情報処理装置20、当該情報処理装置20に外部接続された画面表示装置(図示せず)、またはこれら情報処理装置や画面表示装置に接続された信号ケーブルや電源ケーブルなどのケーブルから放射される不要電磁波による画像情報の漏洩を防止するための漏洩防止信号JCを生成する機能を有している。
この基本クロック信号BCの周波数は、基本的に情報処理装置20、情報処理装置20に外部接続された画面表示装置、またはこれら情報処理装置20や画面表示装置に接続された信号ケーブルや電源ケーブルなどのケーブルから、不要電磁波で漏洩する画像情報のキャリア周波数またはその高調波周波数を有していればよく、基本クロック信号BCの周波数については、後述する2通りの考え方がある。
前述したように、基本クロック生成部11で生成する基本クロック信号BCの周波数としては、2通りの考え方がある。
1つ目は、情報処理装置20に外部接続される画面表示装置(図示せず)に対して情報処理装置20から外部出力される画像信号21のドッククロック周波数またはその高調波周波数を用いる方法である。
2つ目は、予め当該情報漏洩防止装置10に設定された周波数であって、かつ情報処理装置20、当該情報処理装置20に外部接続された画面表示装置、またはこれら情報処理装置や画面表示装置に接続された信号ケーブルや電源ケーブルなどのケーブルから放射される不要電磁波で漏洩する画像情報のキャリア周波数またはその高調波周波数を用いる方法である。
したがって、標準的な規格や解像度に基づくドットクロック周波数の画像信号が、不要電磁波で漏洩する画像情報で用いられている場合には、不要電磁波で漏洩する画像情報のキャリア周波数を、画像信号21の標準的な規格や解像度に基づいて、当該画像信号のドッククロック周波数さらにはその高調波周波数のうちから予め特定できる。
例えば、画像信号21に含まれるドットデータを示す輝度信号(RGB)に基づいて、基本クロック生成部11により、ドットクロック周波数f0またはその高調波周波数を持つクロック信号を抽出し、このクロック信号に基づいて基本クロック信号BCを生成してもよい。
例えば、不要電磁波で漏洩する画像情報のキャリア周波数またはその高調波周波数が既知の場合には、この周波数を生成するファームウェアを予め情報漏洩防止装置10に設定しておけばよい。
具体的には、クロック周波数が異なる複数のファームウェアを予め情報漏洩防止装置10に設定しておき、情報漏洩防止装置10の外部からの操作によって、所望のクロック周波数のファームウェアを選択する方法や、情報漏洩防止装置10に設けたデータ入出力インターフェス部を介して、任意のクロック周波数のファームウェアを外部から情報処理装置20へ登録する方法がある。
次に、図2を参照して、本実施の形態にかかる情報漏洩防止装置の動作について説明する。図2は、第1の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置の動作を示すタイミングチャートである。ここでは、前述した1つ目の方法に基づき、基本クロック信号として用いる周波数を決定した場合を例に説明するが、前述した2つ目の方法についても同様で適用できる。
このように、本実施の形態は、情報処理装置20、情報処理装置20に外部接続された画面表示装置、またはこれら情報処理装置20や画面表示装置に接続された信号ケーブルや電源ケーブルなどのケーブルから、不要電磁波で漏洩する画像情報のキャリア周波数に同期した基本クロック信号BCに対して、スペクトル拡散変調部12でスペクトル拡散クロッキング処理を行うことにより、スペクトル拡散クロック信号SCを生成し、変調パターン生成部13により、スペクトル拡散クロック信号SCの各パルスに符号ビットデータが同期するPN符号を生成し変調パターン信号MPとして出力するとともに、画像信号21の水平同期信号Hで当該PN符号の繰り返し周期をリセットし、変調クロック生成部14で、スペクトル拡散クロック信号SCを変調パターン信号MPで変調することにより変調クロック信号MCを生成し、この変調クロック信号MCを増幅することにより漏洩防止信号JCを生成している。
また、不要電磁波のキャリア周波数における放射電界強度を、VCCI(Voluntary Control Council for Information Technology Equipment)などの規制レベル内まで容易に低減させることができる。
これにより、情報処理装置20内部の画面表示装置、あるいは情報処理装置20に外部接続される画面表示装置において、画像信号21のドッククロック周波数を用いて画像情報を表示している場合、これら画面表示装置または当該画面表示装置に接続された信号ケーブルや電源ケーブルなどのケーブルから放射される不要電磁波による画像情報の漏洩を、極めて効果的に防止することができる。
これにより、情報処理装置20内部の画面表示装置、あるいは情報処理装置20に外部接続される画面表示装置において、画像信号21のドッククロック周波数とは別個のドットクロック周波数を用いて画像情報を表示している場合であっても、不要電磁波による画像情報の漏洩を、極めて効果的に防止することができる。
これにより、PN符号の初期値や段数を容易に変更して、不要電磁波の放射特性に応じた漏洩防止信号JCを容易に生成することができ、1つの情報漏洩防止装置10で異なる放射特性の不要電磁波に広く対応することができる。
次に、図5を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置について説明する。図5は、第2の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態は、第1の実施の形態と比較して、変調パターン生成部13でPN符号の繰り返し周期をリセットする際、画像信号21の水平同期信号Hではなく、垂直同期信号Vに基づきPN符号の繰り返し周期をリセットする点が異なる。この他の構成については、第1の実施の形態と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
LCDなどの画面表示装置を内蔵したノートPCなどの情報処理装置では、内蔵の画面表示装置で用いる画像信号の水平同期周波数として、情報処理装置から外部出力される画像信号で用いられる標準的な水平同期周波数とは異なる、独自の周波数を用いている場合がある。このような例において、外部出力される画像信号の水平同期信号に基づき漏洩防止信号を生成した場合、不要電磁波に含まれる元の画像信号に対して、漏洩防止信号が同期しないことから、十分な漏洩防止効果が得られない場合がある。
また、第1の実施の形態と同様に、不要電磁波のキャリア周波数における放射電界強度を、VCCIなどの規制レベル内まで容易に低減させることができる。
次に、図8を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置について説明する。図8は、第3の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態は、第2の実施の形態と比較して、スペクトル拡散変調部12と変調パターン生成部13との間に分周部16を設けるとともに、スペクトル拡散変調部12と変調クロック生成部14との間に分周部17を設けた点が異なる。この他の構成については、第1の実施の形態と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
次に、図9を参照して、本実施の形態にかかる情報漏洩防止装置の動作について説明する。図9は、第3の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置の動作を示すタイミングチャートである。
LCDなどの画面表示装置を内蔵したノートPCなどの情報処理装置では、内蔵の画面表示装置で用いる画像信号に含まれるドットクロック周波数f0として、情報処理装置から外部出力される画像信号で用いられる標準的なドットクロック周波数fSとは異なる、独自の周波数を用いている場合がある。このような例では、情報処理装置または当該情報処理装置に接続された信号ケーブルや電源ケーブルなどのケーブルから放射される不要電磁波に含まれる元の画像信号に対して、漏洩防止信号が同期しないことから、十分な漏洩防止効果が得られない場合がある。また、情報処理装置に外部接続された画面表示装置において、情報処理装置から外部出力された画像信号で使用される標準的な規格や解像度に沿ったドットクロック周波数とは異なる周波数を、装置内部の画面表示に使用している場合も同様である。
また、第1の実施の形態と同様に、不要電磁波のキャリア周波数における放射電界強度を、VCCIなどの規制レベル内まで容易に低減させることができる。
これにより、分周部16,17の分周比を容易に変更して、不要電磁波の放射特性に応じた漏洩防止信号JCを容易に生成することができ、1つの情報漏洩防止装置10で異なる放射特性の不要電磁波に広く対応することができる。
次に、図12を参照して、本発明の第4の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置について説明する。図12は、第4の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態は、第3の実施の形態と比較して、分周部16と変調パターン生成部13との間にタイミング変動部18を設けた点が異なる。この他の構成については、第3の実施の形態と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
これにより、PN符号を生成するタイミングが時間的に変化するため、そのランダム性を高めることができ、結果として漏洩防止信号JCをより広い帯域に拡散することが可能となる。
これにより、簡素な回路構成で、スペクトル拡散クロック信号SCmのパルスタイミングを変動させることができる。
これにより、図13Aのタイミング変動部に比較して、スペクトル拡散クロック信号SCmのパルスタイミングを、より複雑に変動させることができる。
これにより、分周部17からのスペクトル拡散クロック信号SCnを用いることなく、スペクトル拡散クロック信号SCmのパルスタイミングを変動させることができる。
これにより、スペクトル拡散クロック信号SCmのパルスタイミングを容易に変更して、不要電磁波の放射特性に応じた漏洩防止信号JCを容易に生成することができ、1つの情報漏洩防止装置10で異なる放射特性の不要電磁波に広く対応することができる。
次に、図15を参照して、本発明の第5の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置について説明する。図15は、第5の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態は、第1の実施の形態と比較して、基本クロック生成部11で、基本クロック信号BCとして、互いの周波数が整数倍の関係および整数分の1の関係のいずれともならない複数の個別基本クロック信号BCA,BCBを生成し、スペクトル拡散変調部12、変調パターン生成部13、および変調クロック生成部14の組からなる変調処理部19A,19Bを、個別基本クロック信号BCA,BCBごとに並列的に設け、これら変調処理部19A,19Bごとに得られた個別変調クロック信号MCA,MCBを出力合成部19Sで合成する点が異なる。
変調パターン生成部13A(13B)は、個別スペクトル拡散クロック信号SCA(SCB)の各パルスに符号ビットデータが同期するPN符号を個別変調パターン信号MPA(MPB)として出力するとともに、水平同期信号Hで当該PN符号の繰り返し周期をリセットする。
変調クロック生成部14A(14B)は、個別スペクトル拡散クロック信号SCA(SCB)を個別変調パターン信号MPA(MPB)で変調することにより個別変調クロック信号MCA(MCB)を生成する。
出力増幅部15は、出力合成部19Sからの合成変調クロック信号MCSを増幅することにより漏洩防止信号JCを生成する。
このように、本実施の形態では、互いの周波数が整数倍の関係および整数分の1の関係のいずれともならない複数の個別基本クロック信号BCA,BCBを、それぞれスペクトル拡散クロッキング処理した後にPN符号により変調することにより、個別変調クロック信号MCA,MCBを生成し、これらを合成した合成変調クロック信号MCSから漏洩防止信号JCを生成するようにしたので、第1の実施の形態と同様のレベル、あるいはそれ以上のレベルの側波帯成分を含む漏洩防止信号を生成することができる。したがって、不要電磁波の側波帯成分を用いた元の画像情報の再生を極めて困難にすることができ、有用な漏洩防止効果を得ることが可能となる。
なお、本実施の形態では、2つの変調処理部19A,19Bを設けた場合を例として説明したが、3つ以上の変調処理部を設けた場合でも同様である。また、本実施の形態は、第1の実施の形態に基づいた構成を例として説明したが、これに限定されるものではなく、第2〜第4の実施の形態で説明したそれぞれの構成に適用してもよい。
次に、図18を参照して、本発明の第6の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置について説明する。図18は、第6の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態は、第1の実施の形態と比較して、基本クロック生成部11で、不要電磁波で漏洩する画像情報のキャリア周波数およびその高調波周波数と、画像信号に含まれる水平同期信号および垂直同期信号とに関係せずに、基本クロック信号BCを生成する点が異なる。
この際、基本クロック信号BCは、不要電磁波で漏洩する画像情報のキャリア周波数やその高調波周波数とは異なる周波数であってもよく、画像信号に含まれる水平同期信号および垂直同期信号と同期していなくてもよい。
前述したように、従来技術が防止信号として周波数が離散的なスペクトルを生成していたのに対し、本発明は、PN符号やスペクトル拡散クロッキングを用いて、周波数が連続的で高密度のスペクトルを生成することに特徴がある。このようなスペクトルの漏洩防止信号JCを生成することにより、不要電磁波の側波帯成分を用いた元の画像情報の再生を極めて困難にすることができ、有用な漏洩防止効果を得ることが可能となる。
したがって、基本クロックが、画像信号の水平同期信号または垂直同期信号と同期する必要はない。また、情報処理装置から外部出力される画像信号のドットクロック周波数またはその高調波周波数からなるクロック周波数を有する必要もない。さらには、予め情報漏洩防止装置に設定された周波数であってかつ画像情報のキャリア周波数またはその高調波周波数からなるクロック周波数を有する必要もない。
これにより、情報処理装置または外部接続される画面表示装置の機種ごとに、基本クロックを設定し直す必要がなくなり、ユニバーサルな情報漏洩防止装置を実現できる。
なお、本実施の形態は、第1の実施の形態に基づいた構成を例として説明したが、これに限定されるものではなく、第2〜第5の実施の形態で説明したそれぞれの構成に適用してもよい。
次に、図21を参照して、本発明の第7の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置について説明する。図21は、第7の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態は、第1の実施の形態と比較して、変調パターン生成部13と変調クロック生成部14が削除されており、スペクトル拡散変調部12で生成されたスペクトル拡散クロック信号SCが、直接、出力増幅部15に入力されて増幅され、漏洩防止信号JCが生成されている。
したがって、基本クロック信号BCに対して、PN符号を用いた変調が適用されないものの、スペクトル拡散クロッキング処理が行われるため、基本クロック信号BCが拡散処理される。これにより、変調パターン生成部13と変調クロック生成部14にかかる回路規模やコストを削減しつつ、不要電磁波のキャリアとなる周波数の側波帯の全体に対して、一定のレベルの側波帯成分が含まれた漏洩防止信号JCを得ることができることから、不要電磁波の側波帯成分を用いた元の画像情報の再生を極めて困難にすることができ、有用な漏洩防止効果を得ることが可能となる。また、本実施の形態は、第2、第5、第6の実施の形態で説明したそれぞれの構成に適用してもよい。
次に、図22を参照して、本発明の第8の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置について説明する。図22は、第8の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態は、第1の実施の形態と比較して、スペクトル拡散変調部12が省かれており、基本クロック生成部11で生成された基本クロック信号BCが、直接、変調パターン生成部13と変調クロック生成部14に入力されている。
したがって、基本クロック信号BCに対して、スペクトル拡散クロッキング処理が行われないものの、PN符号を用いた変調が適用されるため、基本クロック信号BCが拡散処理される。これにより、スペクトル拡散変調部12にかかる回路規模やコストを削減しつつ、不要電磁波のキャリアとなる周波数の側波帯の全体に対して、一定のレベルの側波帯成分が含まれた漏洩防止信号JCを得ることができることから、不要電磁波の側波帯成分を用いた元の画像情報の再生を極めて困難にすることができ、有用な漏洩防止効果を得ることが可能となる。また、本実施の形態は、第2〜第6の実施の形態で説明したそれぞれの構成に適用してもよい。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
Claims (18)
- 情報処理装置で生成された画像信号に基づいて、当該画像信号の信号成分を含む不要電磁波による画像情報の漏洩を防止するための漏洩防止信号を生成する情報漏洩防止装置であって、
前記不要電磁波で漏洩する前記画像情報のキャリア周波数またはその高調波周波数を有し、かつ前記画像信号に含まれる水平同期信号または垂直同期信号と同期する基本クロック信号を生成する基本クロック生成部と、
前記基本クロック信号に対してスペクトル拡散クロッキング処理を行うことにより、スペクトル拡散クロック信号を生成するスペクトル拡散変調部と、
前記スペクトル拡散クロック信号の各パルスに符号ビットデータが同期するPN(Pseudo Noise)符号を変調パターン信号として出力するとともに、前記水平同期信号で当該PN符号の繰り返し周期をリセットする変調パターン生成部と、
前記スペクトル拡散クロック信号を前記変調パターン信号で変調することにより、変調クロック信号を生成する変調クロック生成部と、
前記変調クロック信号を増幅することにより前記漏洩防止信号を生成する出力増幅部と
を備えることを特徴とする情報漏洩防止装置。 - 請求項1に記載の情報漏洩防止装置において、
前記変調パターン生成部は、前記水平同期信号に代えて、前記垂直同期信号で当該PN符号の繰り返し周期をリセットすることを特徴とする情報漏洩防止装置。 - 請求項1に記載の情報漏洩防止装置において、
前記スペクトル拡散クロック信号をm(mは正整数)分周して前記変調パターン生成部へ入力する第1の分周部と、
前記スペクトル拡散クロック信号をn(nは正整数)分周して前記変調クロック生成部へ入力する第2の分周部と
をさらに備え、
前記変調パターン生成部は、前記第1の分周部でm分周された前記スペクトル拡散クロック信号の各パルスに符号ビットデータが同期する前記PN符号を生成し、
前記変調クロック生成部は、前記第2の分周部でn分周された前記スペクトル拡散クロック信号を前記変調パターン信号で変調することにより前記変調クロック信号を生成する
ことを特徴とする情報漏洩防止装置。 - 請求項3に記載の情報漏洩防止装置において、
前記第1の分周部でm分周された前記スペクトル拡散クロック信号のパルスタイミングを変動させたタイミング変動信号を生成するタイミング変動部をさらに備え、
前記変調パターン生成部は、前記タイミング変動信号の各パルスに符号ビットデータが同期する前記PN符号を生成する
ことを特徴とする情報漏洩防止装置。 - 請求項1に記載の情報漏洩防止装置において、
前記基本クロック信号のクロック周波数は、外部接続される画面表示装置に対して前記情報処理装置から外部出力される画像信号のドッククロック周波数またはその高調波周波数からなることを特徴とする情報漏洩防止装置。 - 請求項1に記載の情報漏洩防止装置において、
前記基本クロック信号のクロック周波数は、予め当該情報漏洩防止装置に設定された周波数であって、かつ前記不要電磁波で漏洩する前記画像情報のキャリア周波数またはその高調波周波数からなることを特徴とする情報漏洩防止装置。 - 請求項1に記載の、情報漏洩防止装置において、
前記基本クロック生成部は、前記基本クロック信号として互いの周波数が整数倍の関係および整数分の1の関係のいずれともならない複数の個別基本クロック信号を生成し、
前記スペクトル拡散変調部、前記変調パターン生成部、および前記変調クロック生成部の組が、前記個別基本クロック信号ごとに並列的に設けられて、
前記変調パターン生成部のそれぞれは、当該個別基本クロック信号に対してスペクトル拡散クロッキング処理を行うことにより、個別スペクトル拡散クロック信号を生成し、
前記変調パターン生成部のそれぞれは、当該個別スペクトル拡散クロック信号の各パルスに符号ビットデータが同期するPN(Pseudo Noise)符号を個別変調パターン信号として出力するとともに、前記水平同期信号で当該PN符号の繰り返し周期をリセットし、
前記変調クロック生成部のそれぞれは、当該個別スペクトル拡散クロック信号を前記個別変調パターン信号で変調することにより個別変調クロック信号を生成し、
前記各個別変調クロック信号を合成した合成変調クロック信号を生成する出力合成部をさらに備え、
前記出力増幅部は、前記合成変調クロック信号を増幅することにより前記漏洩防止信号を生成する
ことを特徴とする情報漏洩防止装置。 - 請求項1に記載の情報漏洩防止装置において、
前記基本クロック生成部は、前記不要電磁波で漏洩する前記画像情報のキャリア周波数およびその高調波周波数と、前記画像信号に含まれる水平同期信号および垂直同期信号とに関係せずに、前記基本クロック信号を生成することを特徴とする情報漏洩防止装置。 - 情報処理装置から外部出力された画像信号に基づいて、当該画像信号の信号成分を含む不要電磁波による画像情報の漏洩を防止するための漏洩防止信号を生成する情報漏洩防止方法であって、
前記不要電磁波で漏洩する前記画像情報のキャリア周波数またはその高調波周波数を有し、かつ前記画像信号に含まれる水平同期信号または垂直同期信号と同期する基本クロック信号を生成する基本クロック生成ステップと、
前記基本クロック信号に対してスペクトル拡散クロッキング処理を行うことにより、スペクトル拡散クロック信号を生成するスペクトル拡散変調ステップと、
前記スペクトル拡散クロック信号の各パルスに符号ビットデータが同期するPN(Pseudo Noise)符号を変調パターン信号として出力するとともに、前記水平同期信号で当該PN符号の繰り返し周期をリセットする変調パターン生成ステップと、
前記スペクトル拡散クロック信号を前記変調パターン信号で変調することにより、変調クロック信号を生成する変調クロック生成ステップと、
前記変調クロック信号を増幅することにより前記漏洩防止信号を生成する出力増幅ステップと
を備えることを特徴とする情報漏洩防止方法。 - 請求項9に記載の情報漏洩防止方法において、
前記変調パターン生成ステップは、前記水平同期信号に代えて、前記垂直同期信号で当該PN符号の繰り返し周期をリセットすることを特徴とする情報漏洩防止方法。 - 請求項9に記載の情報漏洩防止方法において、
前記スペクトル拡散クロック信号をm(mは正整数)分周する第1の分周ステップと、
前記スペクトル拡散クロック信号をn(nは正整数)分周する第2の分周ステップと
をさらに備え、
前記変調パターン生成ステップは、前記第1の分周ステップでm分周された前記スペクトル拡散クロック信号の各パルスに符号ビットデータが同期する前記PN符号を生成し、
前記変調クロック生成ステップは、前記第2の分周ステップでn分周された前記スペクトル拡散クロック信号を前記変調パターン信号で変調することにより前記変調クロック信号を生成する
ことを特徴とする情報漏洩防止方法。 - 請求項11に記載の情報漏洩防止方法において、
前記第1の分周ステップでm分周された前記スペクトル拡散クロック信号のパルスタイミングを変動させたタイミング変動信号を生成するタイミング変動ステップをさらに備え、
前記変調パターン生成ステップは、前記タイミング変動信号の各パルスに符号ビットデータが同期する前記PN符号を生成する
ことを特徴とする情報漏洩防止方法。 - 請求項9に記載の情報漏洩防止方法において、
前記基本クロック信号のクロック周波数は、外部接続される画面表示装置に対して前記情報処理装置から外部出力される画像信号のドッククロック周波数またはその高調波周波数からなることを特徴とする情報漏洩防止方法。 - 請求項9に記載の情報漏洩防止方法において、
前記基本クロック信号のクロック周波数は、予め当該情報漏洩防止装置に設定された周波数であって、かつ前記不要電磁波で漏洩する前記画像情報のキャリア周波数またはその高調波周波数からなることを特徴とする情報漏洩防止方法。 - 請求項9に記載の情報漏洩防止方法において、
前記基本クロック生成ステップは、前記基本クロック信号として互いの周波数が整数倍の関係および整数分の1の関係のいずれともならない複数の個別基本クロック信号を生成し、
前記スペクトル拡散変調ステップ、前記変調パターン生成ステップ、および前記変調クロック生成ステップの組が、前記個別基本クロック信号ごとに並列的に設けられて、
前記変調パターン生成ステップのそれぞれは、当該個別基本クロック信号に対してスペクトル拡散クロッキング処理を行うことにより、個別スペクトル拡散クロック信号を生成し、
前記変調パターン生成ステップのそれぞれは、当該個別スペクトル拡散クロック信号の各パルスに符号ビットデータが同期するPN(Pseudo Noise)符号を個別変調パターン信号として出力するとともに、前記水平同期信号で当該PN符号の繰り返し周期をリセットし、
前記変調クロック生成ステップのそれぞれは、当該個別スペクトル拡散クロック信号を前記個別変調パターン信号で変調することにより個別変調クロック信号を生成し、
前記各個別変調クロック信号を合成した合成変調クロック信号を生成する出力合成ステップをさらに備え、
前記出力増幅ステップは、前記合成変調クロック信号を増幅することにより前記漏洩防止信号を生成する
ことを特徴とする情報漏洩防止方法。 - 請求項9に記載の情報漏洩防止方法において、
前記基本クロック生成ステップは、前記不要電磁波で漏洩する前記画像情報のキャリア周波数およびその高調波周波数と、前記画像信号に含まれる水平同期信号および垂直同期信号とに関係せずに、前記基本クロック信号を生成することを特徴とする情報漏洩防止方法。 - 情報処理装置で生成された画像信号に基づいて、当該画像信号の信号成分を含む不要電磁波による画像情報の漏洩を防止するための漏洩防止信号を生成する情報漏洩防止装置であって、
前記不要電磁波で漏洩する前記画像情報のキャリア周波数またはその高調波周波数を有し、かつ前記画像信号に含まれる水平同期信号または垂直同期信号と同期する基本クロック信号を生成する基本クロック生成部と、
前記基本クロック信号に対してスペクトル拡散クロッキング処理を行うことにより、スペクトル拡散クロック信号を生成するスペクトル拡散変調部と、
前記スペクトル拡散クロック信号を増幅することにより前記漏洩防止信号を生成する出力増幅部と
を備えることを特徴とする情報漏洩防止装置。 - 情報処理装置で生成された画像信号に基づいて、当該画像信号の信号成分を含む不要電磁波による画像情報の漏洩を防止するための漏洩防止信号を生成する情報漏洩防止方法であって、
前記不要電磁波で漏洩する前記画像情報のキャリア周波数またはその高調波周波数を有し、かつ前記画像信号に含まれる水平同期信号または垂直同期信号と同期する基本クロック信号を生成する基本クロック生成ステップと、
前記基本クロック信号に対してスペクトル拡散クロッキング処理を行うことにより、スペクトル拡散クロック信号を生成するスペクトル拡散変調ステップと、
前記スペクトル拡散クロック信号を増幅することにより前記漏洩防止信号を生成する出力増幅ステップと
を備えることを特徴とする情報漏洩防止方法。
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