JP5781924B2 - 情報漏洩防止装置および方法 - Google Patents

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Description

本発明は、情報漏洩防止技術に関し、特に情報処理装置で生成された画像信号の信号成分を含む不要電磁波による画像情報の漏洩を防止する技術に関する。
コンピュータ等の情報処理装置、当該情報処理装置に外部接続された画面表示装置、またはこれら情報処理装置や画面表示装置に接続された信号ケーブルや電源ケーブルなどのケーブルから意図せずに放射される不要電磁波には、情報処理装置で生成された画像信号の信号成分が含まれている場合があり、これら不要電磁波を傍受して元の画像情報を再生することにより、その画像情報に含まれる各種情報を不正に取得することが可能となる。
従来、このような不要電磁波からの画像情報の漏洩を防止する情報漏洩防止技術として、情報処理装置の画像信号に同期した漏洩防止信号を生成して不要電磁波に重畳させることにより、不要電磁波に含まれる画像情報の再生を防止する情報漏洩防止装置が提案されている(例えば、特許文献1など参照)。
図23は、従来の情報漏洩防止装置の構成を示すブロック図である。この情報漏洩防止装置50では、情報処理装置20からの水平同期信号Hまたは垂直同期信号Vに基づいて、基本クロック生成部51により、画像情報を構成する各ドットデータのドットクロック周波数またはその高調波周波数を持つ基本クロック信号BCを生成し、変調パターン生成部52により、この基本クロック信号BCを分周したパルスに各符号ビットデータが同期する固定の変調パターン信号MPを生成し、変調クロック生成部53により、変調パターン信号MPで基本クロック信号BCを変調して変調クロック信号MCを生成している。
図24は、従来の情報漏洩防止装置におけるクロック変調動作を示すタイミングチャートである。変調パターン生成部52では、変調パターン信号MPの繰り返しが水平同期信号Hでリセットされているため、基本クロック信号BCに対して、水平同期信号Hの周期で一定のパターン変調が繰り返し行われることになる。
この後、変調クロック生成部53で生成した変調クロック信号MCを出力増幅部54で増幅することにより漏洩防止信号JCが生成される。この漏洩防止信号JCを情報処理装置20の画像信号用の接地電位またはこの接地電位と画像信号の両方へ同時に出力され、あるいはアンテナから漏洩防止信号JCを送信することにより、この漏洩防止信号JCが不要電磁波へ重畳される。
図25は、不要電磁波からの画像再生例である。なお、図25はあくまでも模式図であり、再生画像を忠実に表現したものではない。この例では、元の画像情報に対して、変調パターン信号MPの符号ビットデータに対応した縦縞模様のマスクパターン(黒色部)が合成されており、この不要電磁波から再生した元の画像情報の視認性を劣化させることにより、情報漏洩を防止している。
特開2008−283520号公報
「XAPP469-ディスプレイ アプリケーションにおけるスペクトル拡散クロックの受信」、http://japan.xilinx.com/support/documentation/application_notes/j_xapp469.pdf、サポート資料、Spartan-3A DSP FPGA アプリケーション ノート、XAPP469(v1.0)、2008年8月22日、Xilinx
しかしながら、このような従来技術では、不要電磁波に含まれる元の画像情報に合成するマスクパターンとして、より視認性を劣化できるマスクパターン形状を生成することに主眼が置かれており、漏洩防止信号が不要電磁波のキャリアとなる周波数の側波帯の全体に重畳されていないため、有用な漏洩防止効果が得られない場合があるという問題点があった。
情報処理装置からの漏洩画像情報は、不要電磁波のうち表示画像解像度のドットクロック周波数f0またはその高調波周波数(f0×N:Nは2以上の整数)に同調して放射される。但し、画像情報は、不要電磁波のキャリアとなるドットクロック周波数f0およびその高調波周波数(f0×N)そのものではなく、当該キャリアの側波帯に含まれている。これは、基本クロック信号を変調する変調パターン自体が、元々、一定幅の周波数帯域を持つためである。
図26は、従来の情報漏洩防止装置における不要電磁波の周波数スペクトルである。ここでは、固定パターンで基本クロック信号を変調して得られた漏洩防止信号を用いた場合を例として、ドットクロック周波数f0=65MHz(XGA)の6倍(N=6)の高調波0.39GHz(f0×6)をキャリアとする周波数スペクトルが示されている。
図26において、キャリアの側波帯に注目すると、漏洩防止信号を重畳した際の不要電磁波の側波帯成分レベルは、いくつかの周波数で大きなピークを有しているものの、全体的には、情報処理装置単体で動作させた場合、すなわち漏洩防止信号を重畳していない場合とほぼ同じである。これは、漏洩防止信号を不要電磁波に重畳しても、不要電磁波の側波帯成分レベルが変化していないことを意味している。
したがって、従来技術で得られる漏洩防止信号の側波帯成分には、十分なレベルの漏洩防止信号が重畳されておらず、場合によっては、不要電磁波の側波帯から元の画像情報が再生される可能性がある。
また、従来技術によれば、側波帯成分レベルが低いため、漏洩防止信号のキャリア周波数の出力レベルを高くして漏洩防止効果を得る必要があるが、このような出力レベルの増大は、キャリア周波数における放射電界強度が、VCCI(Voluntary Control Council for Information Technology Equipment)などの規制レベルを超過する可能性もある。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、不要電磁波のキャリアとなる周波数の側波帯の全体に対して、十分なレベルの側波帯成分を含む漏洩防止信号を生成でき、有用な漏洩防止効果を得ることが可能な情報漏洩防止技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる情報漏洩防止装置は、情報処理装置で生成された画像信号に基づいて、当該画像信号の信号成分を含む不要電磁波による画像情報の漏洩を防止するための漏洩防止信号を生成する情報漏洩防止装置であって、不要電磁波で漏洩する画像情報のキャリア周波数またはその高調波周波数を有し、かつ画像信号に含まれる水平同期信号または垂直同期信号と同期する基本クロック信号を生成する基本クロック生成部と、基本クロック信号に対してスペクトル拡散クロッキング処理を行うことにより、スペクトル拡散クロック信号を生成するスペクトル拡散変調部と、スペクトル拡散クロック信号の各パルスに符号ビットデータが同期するPN(Pseudo Noise)符号を変調パターン信号として出力するとともに、水平同期信号で当該PN符号の繰り返し周期をリセットする変調パターン生成部と、スペクトル拡散クロック信号を変調パターン信号で変調することにより、変調クロック信号を生成する変調クロック生成部と、変調クロック信号を増幅することにより漏洩防止信号を生成する出力増幅部とを備えている。
また、本発明にかかる情報漏洩防止方法は、情報処理装置から外部出力された画像信号に基づいて、当該画像信号の信号成分を含む不要電磁波による画像情報の漏洩を防止するための漏洩防止信号を生成する情報漏洩防止方法であって、不要電磁波で漏洩する画像情報のキャリア周波数またはその高調波周波数を有し、かつ画像信号に含まれる水平同期信号または垂直同期信号と同期する基本クロック信号を生成する基本クロック生成ステップと、基本クロック信号に対してスペクトル拡散クロッキング処理を行うことにより、スペクトル拡散クロック信号を生成するスペクトル拡散変調ステップと、スペクトル拡散クロック信号の各パルスに符号ビットデータが同期するPN(Pseudo Noise)符号を変調パターン信号として出力するとともに、水平同期信号で当該PN符号の繰り返し周期をリセットする変調パターン生成ステップと、スペクトル拡散クロック信号を変調パターン信号で変調することにより、変調クロック信号を生成する変調クロック生成ステップと、変調クロック信号を増幅することにより漏洩防止信号を生成する出力増幅ステップとを備えている。
また、本発明にかかる他の情報漏洩防止装置は、情報処理装置で生成された画像信号に基づいて、当該画像信号の信号成分を含む不要電磁波による画像情報の漏洩を防止するための漏洩防止信号を生成する情報漏洩防止装置であって、不要電磁波で漏洩する画像情報のキャリア周波数またはその高調波周波数を有し、かつ画像信号に含まれる水平同期信号または垂直同期信号と同期する基本クロック信号を生成する基本クロック生成部と、基本クロック信号に対してスペクトル拡散クロッキング処理を行うことにより、スペクトル拡散クロック信号を生成するスペクトル拡散変調部と、スペクトル拡散クロック信号を増幅することにより漏洩防止信号を生成する出力増幅部とを備えている。
また、本発明にかかる他の情報漏洩防止装置は、情報処理装置で生成された画像信号に基づいて、当該画像信号の信号成分を含む不要電磁波による画像情報の漏洩を防止するための漏洩防止信号を生成する情報漏洩防止装置であって、不要電磁波で漏洩する画像情報のキャリア周波数またはその高調波周波数を有し、かつ画像信号に含まれる水平同期信号または垂直同期信号と同期する基本クロック信号を生成する基本クロック生成部と、基本クロック信号の各パルスに符号ビットデータが同期するPN(Pseudo Noise)符号を変調パターン信号として出力するとともに、水平同期信号で当該PN符号の繰り返し周期をリセットする変調パターン生成部と、基本クロック信号を変調パターン信号で変調することにより、変調クロック信号を生成する変調クロック生成部と、変調クロック信号を増幅することにより漏洩防止信号を生成する出力増幅部とを備えている。
また、本発明にかかる他の情報漏洩防止方法は、不要電磁波で漏洩する画像情報のキャリア周波数またはその高調波周波数を有し、かつ画像信号に含まれる水平同期信号または垂直同期信号と同期する基本クロック信号を生成する基本クロック生成ステップと、基本クロック信号に対してスペクトル拡散クロッキング処理を行うことにより、スペクトル拡散クロック信号を生成するスペクトル拡散変調ステップと、スペクトル拡散クロック信号を増幅することにより漏洩防止信号を生成する出力増幅ステップとを備えている。
また、本発明にかかる他の情報漏洩防止方法は、情報処理装置で生成された画像信号に基づいて、当該画像信号の信号成分を含む不要電磁波による画像情報の漏洩を防止するための漏洩防止信号を生成する情報漏洩防止方法であって、不要電磁波で漏洩する画像情報のキャリア周波数またはその高調波周波数を有し、かつ画像信号に含まれる水平同期信号または垂直同期信号と同期する基本クロック信号を生成する基本クロック生成ステップと、基本クロック信号の各パルスに符号ビットデータが同期するPN(Pseudo Noise)符号を変調パターン信号として出力するとともに、水平同期信号で当該PN符号の繰り返し周期をリセットする変調パターン生成ステップと、基本クロック信号を変調パターン信号で変調することにより、変調クロック信号を生成する変調クロック生成ステップ部と、変調クロック信号を増幅することにより漏洩防止信号を生成する出力増幅ステップとを備えている。
本発明によれば、情報処理装置単体で動作させた場合および従来の固定パターン変調方式を用いた場合と比較して、不要電磁波のキャリアとなる周波数の側波帯の全体に対して、十分なレベルの側波帯成分を含む漏洩防止信号を生成することができる。したがって、不要電磁波の側波帯成分を用いた元の画像情報の再生を極めて困難にすることができ、有用な漏洩防止効果を得ることが可能となる。
また、不要電磁波のキャリア周波数における放射電界強度を、VCCIなどの規制レベル内まで容易に低減させることができる。
図1は、第1の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置の構成を示すブロック図である。 図2は、第1の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置の動作を示すタイミングチャートである。 図3は、第1の実施の形態にかかる漏洩防止信号を重畳した不要電磁波からの再生画像例である。 図4は、第1の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置を用いた場合における不要電磁波の周波数スペクトルである。 図5は、第2の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置の構成を示すブロック図である。 図6は、第2の実施の形態にかかる漏洩防止信号を重畳した不要電磁波からの再生画像例である。 図7は、第2の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置を用いた場合における不要電磁波の周波数スペクトルである。 図8は、第3の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置の構成を示すブロック図である。 図9は、第3の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置の動作を示すタイミングチャートである。 図10は、ドットクロック周波数の違いによる不要電磁波の周波数スペクトルである。 図11は、第3の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置を用いた場合における不要電磁波の周波数スペクトルである。 図12は、第4の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置の構成を示すブロック図である。 図13Aは、タイミング変動部の構成例である。 図13Bは、タイミング変動部の他の構成例である。 図13Cは、タイミング変動部の他の構成例である。 図14Aは、第4の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置(図13A)の動作を示すタイミングチャートである。 図14Bは、第4の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置(図13B)の動作を示すタイミングチャートである。 図14Cは、第4の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置(図13C)の動作を示すタイミングチャートである。 図15は、第5の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置の構成を示すブロック図である。 図16は、第5の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置(水平同期リセット)を用いた場合における不要電磁波の周波数スペクトルである。 図17は、第5の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置(垂直同期リセット)を用いた場合における不要電磁波の周波数スペクトルである。 図18は、第6の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置の構成を示すブロック図である。 図19は、第6の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置(水平同期リセット)を用いた場合における不要電磁波の周波数スペクトルである。 図20は、第6の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置(垂直同期リセット)を用いた場合における不要電磁波の周波数スペクトルである。 図21は、第7の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置の構成を示すブロック図である。 図22は、第8の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置の構成を示すブロック図である。 図23は、従来の情報漏洩防止装置の構成を示すブロック図である。 図24は、従来の情報漏洩防止装置におけるクロック変調動作を示すタイミングチャートである。 図25は、不要電磁波からの画像再生例である。 図26は、従来の情報漏洩防止装置を用いた場合における不要電磁波の周波数スペクトルである。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置の構成を示すブロック図である。
この情報漏洩防止装置10は、全体として、信号処理回路装置からなり、コンピュータ等の情報処理装置20で生成された画像信号21に基づいて、当該情報処理装置20、当該情報処理装置20に外部接続された画面表示装置(図示せず)、またはこれら情報処理装置や画面表示装置に接続された信号ケーブルや電源ケーブルなどのケーブルから放射される不要電磁波による画像情報の漏洩を防止するための漏洩防止信号JCを生成する機能を有している。
本実施の形態は、不要電磁波で漏洩する画像情報のキャリア周波数またはその高調波周波数を持つ基本クロック信号BCに対してスペクトル拡散クロッキング処理を行い、得られたスペクトル拡散クロック信号SCの各パルスに符号ビットデータが同期するPN(Pseudo Noise)符号を生成して変調パターン信号MPとして出力するとともに、水平同期信号Hで当該PN符号の繰り返し周期をリセットし、この変調パターン信号MPでスペクトル拡散クロック信号SCを変調し、得られた変調クロック信号MCを増幅することにより漏洩防止信号JCを生成している。
次に、図1を参照して、本実施の形態にかかる情報漏洩防止装置の構成について詳細に説明する。本実施の形態にかかる情報漏洩防止装置10には、主な機能部として、基本クロック生成部11、スペクトル拡散変調部12、変調パターン生成部13、変調クロック生成部14、および出力増幅部15が設けられている。
基本クロック生成部11は、一般的なPLL回路や逓倍回路などのクロック生成回路からなり、不要電磁波で漏洩する画像情報のキャリア周波数またはその高調波周波数を有し、かつ画像信号21に含まれる水平同期信号Hまたは垂直同期信号Vと同期する基本クロック信号BCを生成する機能を有している。
この基本クロック信号BCの周波数は、基本的に情報処理装置20、情報処理装置20に外部接続された画面表示装置、またはこれら情報処理装置20や画面表示装置に接続された信号ケーブルや電源ケーブルなどのケーブルから、不要電磁波で漏洩する画像情報のキャリア周波数またはその高調波周波数を有していればよく、基本クロック信号BCの周波数については、後述する2通りの考え方がある。
スペクトル拡散変調部12は、一般的なスペクトル拡散変調回路からなり、基本クロック信号BCに対してスペクトル拡散クロッキング処理を行うことにより、スペクトル拡散クロック信号SCを生成する機能を有している。スペクトル拡散変調部12で用いるスペクトル拡散クロッキング処理は、公知技術(非特許文献1など参照)に基づく拡散方式であり、一定の周波数幅で出力クロック周波数を徐々に変更する拡散方式である。
具体的には、入力クロック周波数fINを中心として上下に数%程度の周波数幅で、出力クロック周波数fOUTを周期的に変更するセンター拡散方式、入力クロック周波数fINを中心として下側のみに数%程度の周波数幅で、出力クロック周波数fOUTを周期的に変更するダウン拡散方式、入力クロック周波数fINを中心として上側のみに数%程度の周波数幅で、出力クロック周波数fOUTを周期的に変更するアップ拡散方式がある。
変調パターン生成部13は、スペクトル拡散クロック信号SCの各パルスに符号ビットデータが同期するPN符号を変調パターン信号MPとして出力する機能と、画像信号21の水平同期信号Hで当該PN符号の繰り返し周期をリセットする機能とを有している。これにより、水平同期信号Hの周期を繰り返し周期とするPN符号からなる変調パターン信号MPが、変調パターン生成部13により生成される。
変調クロック生成部14は、スペクトル拡散クロック信号SCを変調パターン信号MPで変調することにより、変調クロック信号MCを生成する機能を有している。これにより、スペクトル拡散クロック信号SCの各ビットが、変調パターン信号MPの対応するビットと、例えば排他的論理和などの論理演算により変調されて、変調クロック信号MCが生成される。
出力増幅部15は、一般的な増幅回路からなり、変調クロック信号MCを増幅することにより漏洩防止信号JCを生成する機能を有している。この漏洩防止信号JCは、情報処理装置20の画像信号用の接地電位またはこの接地電位と画像信号の両方へ同時に出力され、あるいはアンテナから漏洩防止信号JCを送信されて、不要電磁波へ重畳される。
[基本クロック信号の周波数]
前述したように、基本クロック生成部11で生成する基本クロック信号BCの周波数としては、2通りの考え方がある。
1つ目は、情報処理装置20に外部接続される画面表示装置(図示せず)に対して情報処理装置20から外部出力される画像信号21のドッククロック周波数またはその高調波周波数を用いる方法である。
2つ目は、予め当該情報漏洩防止装置10に設定された周波数であって、かつ情報処理装置20、当該情報処理装置20に外部接続された画面表示装置、またはこれら情報処理装置や画面表示装置に接続された信号ケーブルや電源ケーブルなどのケーブルから放射される不要電磁波で漏洩する画像情報のキャリア周波数またはその高調波周波数を用いる方法である。
一般的な情報処理装置20で生成される画像信号では、標準的な規格や解像度に基づくドットクロック周波数が用いられており、特に、情報処理装置20に外部接続される画面表示装置に対しては、画面表示装置との整合性や汎用性を確保するため、多くの場合、標準的な規格や解像度に合わせた画像信号21が出力されている。
したがって、標準的な規格や解像度に基づくドットクロック周波数の画像信号が、不要電磁波で漏洩する画像情報で用いられている場合には、不要電磁波で漏洩する画像情報のキャリア周波数を、画像信号21の標準的な規格や解像度に基づいて、当該画像信号のドッククロック周波数さらにはその高調波周波数のうちから予め特定できる。
このため、基本クロック生成部11では、1つ目の方法に基づいて、外部接続される画面表示装置に対して情報処理装置から外部出力される画像信号21のドッククロック周波数またはその高調波周波数をクロック周波数とする基本クロック信号BCを生成すればよい。
例えば、画像信号21に含まれるドットデータを示す輝度信号(RGB)に基づいて、基本クロック生成部11により、ドットクロック周波数f0またはその高調波周波数を持つクロック信号を抽出し、このクロック信号に基づいて基本クロック信号BCを生成してもよい。
一方、ノートPCなど装置内部に画面表示装置を持つ情報処理装置20では、外部接続用の画面表示装置のために情報処理装置20から外部出力されている画像信号21で使用される標準的な規格や解像度に沿ったドットクロック周波数とは異なる周波数を、装置内部の画面表示装置で使用している場合もある。また、情報処理装置20に外部接続された画面表示装置において、情報処理装置20から外部出力された画像信号21で使用される標準的な規格や解像度に沿ったドットクロック周波数とは異なる周波数を、装置内部の画面表示に使用している場合もある。
このような場合には、画像信号21で使用される標準的な規格や解像度に沿ったドットクロック周波数またはその高調波周波数で基本クロック信号BCを生成した場合、不要電磁波で漏洩する画像情報のキャリア周波数またはその高調波周波数と、漏洩防止信号JCのキャリア周波数、すなわち基本クロック信号BCのクロック周波数が異なるため、生成した漏洩防止信号JCにより有用な漏洩防止効果が得られない場合がある。
したがって、十分な漏洩防止効果を得るためには、2つ目の方法に基づいて、情報処理装置20、情報処理装置20に外部接続された画面表示装置、またはこれら情報処理装置20や画面表示装置に接続された信号ケーブルや電源ケーブルなどのケーブルから、不要電磁波で漏洩する画像情報のキャリア周波数またはその高調波周波数を持つ基本クロック信号BCを基本クロック生成部11で生成すればよい。
例えば、不要電磁波で漏洩する画像情報のキャリア周波数またはその高調波周波数が既知の場合には、この周波数を生成するファームウェアを予め情報漏洩防止装置10に設定しておけばよい。
あるいは、不要電磁波で漏洩する画像情報のキャリア周波数またはその高調波周波数の測定結果に基づき、所望の周波数を情報漏洩防止装置10の外部から設定してもよい。
具体的には、クロック周波数が異なる複数のファームウェアを予め情報漏洩防止装置10に設定しておき、情報漏洩防止装置10の外部からの操作によって、所望のクロック周波数のファームウェアを選択する方法や、情報漏洩防止装置10に設けたデータ入出力インターフェス部を介して、任意のクロック周波数のファームウェアを外部から情報処理装置20へ登録する方法がある。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図2を参照して、本実施の形態にかかる情報漏洩防止装置の動作について説明する。図2は、第1の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置の動作を示すタイミングチャートである。ここでは、前述した1つ目の方法に基づき、基本クロック信号として用いる周波数を決定した場合を例に説明するが、前述した2つ目の方法についても同様で適用できる。
情報処理装置20は、例えばXGA方式(解像度1024×768)の場合、48KHzのHSYNC周期を持つ同期パルスを水平同期信号Hとして出力する。基本クロック生成部11は、情報処理装置20で生成された画像信号21を構成する各ドットデータのドットクロック周波数f0またはその高調波周波数を有する基本クロック信号BCを生成し、画像信号21に含まれる水平同期信号Hまたは垂直同期信号Vと同期したタイミングで出力する。
スペクトル拡散変調部12は、基本クロック生成部11から入力された基本クロック信号BCに対してスペクトル拡散クロッキング処理を行う。これにより、例えばドットクロック周波数f0またはその高調波周波数を中心として上下に数%程度の周波数幅で、クロック周波数が周期的に変更するスペクトル拡散クロック信号SCが生成される。
変調パターン生成部13は、スペクトル拡散変調部12から入力されたスペクトル拡散クロック信号SCの各パルスに符号ビットデータが同期するPN符号を生成する。この際、変調パターン生成部13は、画像信号21の水平同期信号Hにより、当該PN符号の繰り返し周期をリセットする。これにより、水平同期信号Hの周期を繰り返し周期とするPN符号からなる変調パターン信号MPが生成される。
変調クロック生成部14は、スペクトル拡散変調部12から入力されたスペクトル拡散クロック信号SCを、変調パターン生成部13から入力された変調パターン信号MPで変調する。これにより、スペクトル拡散クロック信号SCの各パルスが、変調パターン信号MPの各ビットで変調された変調クロック信号MCが生成される。
出力増幅部15は、変調クロック生成部14から入力された変調クロック信号MCを増幅して漏洩防止信号JCを生成する。これにより、漏洩防止信号JCが、情報処理装置20の画像信号用の接地電位またはこの接地電位と画像信号の両方へ同時に出力され、あるいはアンテナから漏洩防止信号JCが送信されて、不要電磁波へ重畳される。
図3は、第1の実施の形態にかかる漏洩防止信号を重畳した不要電磁波からの再生画像例である。なお、図3はあくまでも模式図であり、再生画像を忠実に表現したものではない。この例では、元の画像情報に対して、水平同期信号Hの周期を繰り返し周期とするPN符号からなるランダムな縦縞のマスクパターンが合成されている。また、基本クロック信号BCをスペクトル拡散クロッキング処理したスペクトル拡散クロック信号SCを用いて、漏洩防止信号JCを生成しているため、マスクパターンが合成された合成画像全体が、水平方向(画面左右方向)に滲んで表示されている。
図4は、第1の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置を用いた場合における不要電磁波の周波数スペクトルである。ここでは、前述と同様に、固定パターンで基本クロック信号を変調して得られた漏洩防止信号を用いた場合を例として、ドットクロック周波数成分f0=65MHz(XGA)の6倍(N=6)の高調波成分0.39GHz(f0×6)をキャリアとする周波数スペクトルが示されている。
図4によれば、情報処理装置単体で動作させた場合および従来の固定パターン変調方式を用いた場合と比較して、不要電磁波のキャリアとなる周波数の側波帯の全体において、不要電磁波の側波帯成分レベルが大幅に増加していることが分かる。これは、本実施の形態で得られる漏洩防止信号には、十分なレベルの側波帯成分が含まれていることを示している。したがって、不要電磁波の側波帯成分を用いた元の画像情報の再生を極めて困難にすることができる。また、スペクトル拡散クロッキング処理による拡散効果により、不要電磁波のキャリア周波数における放射電界強度が低減されていることも分かる。
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、情報処理装置20、情報処理装置20に外部接続された画面表示装置、またはこれら情報処理装置20や画面表示装置に接続された信号ケーブルや電源ケーブルなどのケーブルから、不要電磁波で漏洩する画像情報のキャリア周波数に同期した基本クロック信号BCに対して、スペクトル拡散変調部12でスペクトル拡散クロッキング処理を行うことにより、スペクトル拡散クロック信号SCを生成し、変調パターン生成部13により、スペクトル拡散クロック信号SCの各パルスに符号ビットデータが同期するPN符号を生成し変調パターン信号MPとして出力するとともに、画像信号21の水平同期信号Hで当該PN符号の繰り返し周期をリセットし、変調クロック生成部14で、スペクトル拡散クロック信号SCを変調パターン信号MPで変調することにより変調クロック信号MCを生成し、この変調クロック信号MCを増幅することにより漏洩防止信号JCを生成している。
これにより、情報処理装置単体で動作させた場合および従来の固定パターン変調方式を用いた場合と比較して、不要電磁波のキャリアとなる周波数の側波帯の全体に対して、十分なレベルの側波帯成分を含む漏洩防止信号を生成することができる。したがって、不要電磁波の側波帯成分を用いた元の画像情報の再生を極めて困難にすることができ、有用な漏洩防止効果を得ることが可能となる。
また、不要電磁波のキャリア周波数における放射電界強度を、VCCI(Voluntary Control Council for Information Technology Equipment)などの規制レベル内まで容易に低減させることができる。
また、本実施の形態では、基本クロック生成部11において、前述した1つ目の方法に基づいて、基本クロック信号BCの周波数として、情報処理装置20に外部接続される画面表示装置に対して情報処理装置20から外部出力される画像信号21のドッククロック周波数またはその高調波周波数を用いてもよい。
これにより、情報処理装置20内部の画面表示装置、あるいは情報処理装置20に外部接続される画面表示装置において、画像信号21のドッククロック周波数を用いて画像情報を表示している場合、これら画面表示装置または当該画面表示装置に接続された信号ケーブルや電源ケーブルなどのケーブルから放射される不要電磁波による画像情報の漏洩を、極めて効果的に防止することができる。
また、本実施の形態では、基本クロック生成部11において、前述した2つ目の方法に基づいて、基本クロック信号BCの周波数として、予め情報漏洩防止装置10に設定された周波数であって、かつ不要電磁波で漏洩する画像情報のキャリア周波数またはその高調波周波数を用いてもよい。
これにより、情報処理装置20内部の画面表示装置、あるいは情報処理装置20に外部接続される画面表示装置において、画像信号21のドッククロック周波数とは別個のドットクロック周波数を用いて画像情報を表示している場合であっても、不要電磁波による画像情報の漏洩を、極めて効果的に防止することができる。
また、本実施の形態において、変調パターン生成部13で変調パターン信号MPを生成する際に用いるPN符号の初期値や段数については、情報漏洩防止装置10の外部から設定するようにしてもよい。具体的には、PN符号の初期値や段数が異なる複数のファームウェアを予め情報漏洩防止装置10に設定しておき、情報漏洩防止装置10の外部からの操作によって、所望の初期値や段数のファームウェアを選択する方法や、情報漏洩防止装置10に設けたデータ入出力インターフェス部を介して、任意の初期値や段数のファームウェアを外部から情報漏洩防止装置10へ登録する方法がある。
これにより、PN符号の初期値や段数を容易に変更して、不要電磁波の放射特性に応じた漏洩防止信号JCを容易に生成することができ、1つの情報漏洩防止装置10で異なる放射特性の不要電磁波に広く対応することができる。
[第2の実施の形態]
次に、図5を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置について説明する。図5は、第2の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態は、第1の実施の形態と比較して、変調パターン生成部13でPN符号の繰り返し周期をリセットする際、画像信号21の水平同期信号Hではなく、垂直同期信号Vに基づきPN符号の繰り返し周期をリセットする点が異なる。この他の構成については、第1の実施の形態と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
図6は、第2の実施の形態にかかる漏洩防止信号を重畳した不要電磁波からの再生画像例である。なお、図6はあくまでも模式図であり、再生画像を忠実に表現したものではない。この例では、元の画像情報に対して、垂直同期信号Vの周期を繰り返し周期とするPN符号からなるランダムな斑模様のマスクパターンが合成されている。また、基本クロック信号BCをスペクトル拡散クロッキング処理したスペクトル拡散クロック信号を用いて、漏洩防止信号JCを生成しているため、マスクパターンが合成された合成画像自体が、水平方向(画面左右方向)に滲んで表示されている。
図7は、第2の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置を用いた場合における不要電磁波の周波数スペクトルである。ここでは、前述と同様に、固定パターンで基本クロック信号を変調して得られた漏洩防止信号を用いた場合を例として、ドットクロック周波数成分f0=65MHz(XGA)の6倍(N=6)の高調波成分0.39GHz(f0×6)をキャリアとする周波数スペクトルが示されている。
図7によれば、情報処理装置単体で動作させた場合および従来の固定パターン変調方式を用いた場合と比較して、不要電磁波のキャリアとなる周波数の側波帯の全体において、不要電磁波の側波帯成分レベルが大幅に増加していることが分かる。これは、本実施の形態で得られる漏洩防止信号には、十分なレベルの側波帯成分が含まれていることを示している。したがって、不要電磁波の側波帯成分を用いた元の画像情報の再生を極めて困難にすることができる。また、スペクトル拡散クロッキング処理による拡散効果により、不要電磁波のキャリア周波数における放射電界強度が低減されていることも分かる。
[第2の実施の形態の効果]
LCDなどの画面表示装置を内蔵したノートPCなどの情報処理装置では、内蔵の画面表示装置で用いる画像信号の水平同期周波数として、情報処理装置から外部出力される画像信号で用いられる標準的な水平同期周波数とは異なる、独自の周波数を用いている場合がある。このような例において、外部出力される画像信号の水平同期信号に基づき漏洩防止信号を生成した場合、不要電磁波に含まれる元の画像信号に対して、漏洩防止信号が同期しないことから、十分な漏洩防止効果が得られない場合がある。
本実施の形態によれば、情報処理装置から外部出力される画像信号の垂直同期信号に基づき漏洩防止信号を生成したので、内部画像信号と外部画像信号とで水平同期周波数が異なる場合でも、不要電磁波に含まれる元の画像信号に対して、漏洩防止信号を同期させることができる。これは、垂直同期信号として、いずれの情報処理装置においても標準的な周波数が用いられているからである。したがって、内部画像信号と外部画像信号とで水平同期周波数が異なる情報処理装置に対しても、十分な漏洩防止効果が得られる。
また、本実施の形態によれば、情報処理装置単体で動作させた場合および従来の固定パターン変調方式を用いた場合と比較して、不要電磁波の側波帯成分レベルが大幅に増加している。また、第1の実施の形態のように水平同期信号でPN符号の繰り返し周期をリセットする場合と比較しても、不要電磁波の側波帯成分レベルが増加していることがわかる。
これは、PN符号の繰り返しが水平同期周期HSYNCではなく、より期間長が長い垂直同期周期VSYNCでリセットされるため、より大きな拡散効果が得られるためである。したがって、不要電磁波の側波帯成分を用いた元の画像情報の再生を極めて困難にすることができる。
また、第1の実施の形態と同様に、不要電磁波のキャリア周波数における放射電界強度を、VCCIなどの規制レベル内まで容易に低減させることができる。
[第3の実施の形態]
次に、図8を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置について説明する。図8は、第3の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態は、第2の実施の形態と比較して、スペクトル拡散変調部12と変調パターン生成部13との間に分周部16を設けるとともに、スペクトル拡散変調部12と変調クロック生成部14との間に分周部17を設けた点が異なる。この他の構成については、第1の実施の形態と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
分周部16は、一般的なクロック分周回路からなり、スペクトル拡散変調部12から入力されたスペクトル拡散クロック信号SCをm(mは正整数)分周することによりスペクトル拡散クロック信号SCmを生成して変調パターン生成部13へ出力する機能を有している。
分周部17は、一般的なクロック分周回路からなり、スペクトル拡散変調部12から入力されたスペクトル拡散クロック信号SCをn(nは正整数)分周することによりスペクトル拡散クロック信号SCnを生成して変調クロック生成部14へ出力する機能を有している。
[第3の実施の形態の動作]
次に、図9を参照して、本実施の形態にかかる情報漏洩防止装置の動作について説明する。図9は、第3の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置の動作を示すタイミングチャートである。
分周部16は、スペクトル拡散変調部12から入力されたスペクトル拡散クロック信号SCをm分周、この例では4分周(m=4)することによりスペクトル拡散クロック信号SCmを生成する。
変調パターン生成部13は、分周部16から入力されたスペクトル拡散クロック信号SCmのビットレートでPN符号を生成する。この際、変調パターン生成部13は、画像信号21の垂直同期信号Vにより、当該PN符号の繰り返し周期をリセットする。これにより、垂直同期信号Vの周期を繰り返し周期とするPN符号からなる変調パターン信号MPが生成される。
一方、分周部17は、スペクトル拡散変調部12から入力されたスペクトル拡散クロック信号SCをn分周、この例では3分周(n=3)することによりスペクトル拡散クロック信号SCnを生成する。
変調クロック生成部14は、スペクトル拡散変調部12から入力されたスペクトル拡散クロック信号SCnを、変調パターン生成部13から入力された変調パターン信号MPで変調する。これにより、スペクトル拡散クロック信号SCの各ビットが、スペクトル拡散クロック信号SCmのビットレートを持つ変調パターン信号MPの各ビットで変調された変調クロック信号MCが生成される。
[第3の実施の形態の効果]
LCDなどの画面表示装置を内蔵したノートPCなどの情報処理装置では、内蔵の画面表示装置で用いる画像信号に含まれるドットクロック周波数f0として、情報処理装置から外部出力される画像信号で用いられる標準的なドットクロック周波数fSとは異なる、独自の周波数を用いている場合がある。このような例では、情報処理装置または当該情報処理装置に接続された信号ケーブルや電源ケーブルなどのケーブルから放射される不要電磁波に含まれる元の画像信号に対して、漏洩防止信号が同期しないことから、十分な漏洩防止効果が得られない場合がある。また、情報処理装置に外部接続された画面表示装置において、情報処理装置から外部出力された画像信号で使用される標準的な規格や解像度に沿ったドットクロック周波数とは異なる周波数を、装置内部の画面表示に使用している場合も同様である。
図10は、ドットクロック周波数の違いによる不要電磁波の周波数スペクトルである。ここでは、情報処理装置単体で動作させた場合の周波数スペクトルと、ドットクロック周波数fSの漏洩防止信号を用いた場合の周波数スペクトルとのレベル差が小さい。これは、内蔵の画面表示装置で用いる画像信号に含まれるドットクロック周波数f0が、漏洩防止信号を生成した基本クロック信号の周波数fSと異なるからである。このため、十分な漏洩防止効果が得られない場合がある。
本実施の形態によれば、分周部16,17により、スペクトル拡散クロック信号SCを、任意の分周比m,nで分周したスペクトル拡散クロック信号で、変調クロック信号MCを生成することができる。したがって、漏洩防止信号JCをより広い周波数帯域へ拡散させることができる。
図11は、第3の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置を用いた場合における不要電磁波の周波数スペクトルである。ここでは、情報処理装置単体で動作させた場合の周波数スペクトルと、ドットクロック周波数fSの漏洩防止信号を用いた場合の周波数スペクトルとのレベル差が増大している。このため、内蔵の画面表示装置で用いる画像信号に含まれるドットクロック周波数f0が、漏洩防止信号を生成した基本クロック信号の周波数fSと異なる場合でも、十分な漏洩防止効果が得られる。
また、第1の実施の形態と同様に、不要電磁波のキャリア周波数における放射電界強度を、VCCIなどの規制レベル内まで容易に低減させることができる。
また、本実施の形態において、分周部16,17の分周比については、前述した基本クロック信号BCの周波数情報と同様に、情報漏洩防止装置10の外部から設定するようにしてもよい。具体的には、これら分周部16,17の分周比が異なる複数のファームウェアを予め情報漏洩防止装置10に設定しておき、情報漏洩防止装置10の外部からの操作によって、所望の分周比のファームウェアを選択する方法や、情報漏洩防止装置10に設けたデータ入出力インターフェス部を介して、任意の分周比のファームウェアを外部から情報漏洩防止装置10へ登録する方法がある。
これにより、分周部16,17の分周比を容易に変更して、不要電磁波の放射特性に応じた漏洩防止信号JCを容易に生成することができ、1つの情報漏洩防止装置10で異なる放射特性の不要電磁波に広く対応することができる。
[第4の実施の形態]
次に、図12を参照して、本発明の第4の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置について説明する。図12は、第4の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態は、第3の実施の形態と比較して、分周部16と変調パターン生成部13との間にタイミング変動部18を設けた点が異なる。この他の構成については、第3の実施の形態と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
タイミング変動部18は、分周部16から入力されたスペクトル拡散クロック信号SCmを信号処理することにより、スペクトル拡散クロック信号SCmのパルスタイミングを変動させたタイミング変動信号SCpを生成して変調パターン生成部13へ出力する機能を有している。変調パターン生成部13は、このタイミング変動信号SCpに基づくタイミングでPN符号を発生させる。
これにより、PN符号を生成するタイミングが時間的に変化するため、そのランダム性を高めることができ、結果として漏洩防止信号JCをより広い帯域に拡散することが可能となる。
タイミング変動部18の具体的構成例としては、いくつか考えられる。図13A〜図13Cは、タイミング変動部18の具体的構成例である。図14A〜図14Cは、これら具体的構成を適用した場合における、第4の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置の動作を示すタイミングチャートである。
図13Aの具体例では、入力されたスペクトル拡散クロック信号SCmを、分周部17からのスペクトル拡散クロック信号SCnで、排他的論理和演算により変調することにより、タイミング変動信号SCpを生成するゲート部18Aが設けられている。図14Aのタイミングチャートでは、分周部16での分周比をm=4とし、分周部17での分周比をn=1とした例が示されている。この例では、変調パターン生成部13において、タイミング変動信号SCpの立ち上がりタイミングでPN符号を生成している。
これにより、簡素な回路構成で、スペクトル拡散クロック信号SCmのパルスタイミングを変動させることができる。
図13Bの具体例では、入力されたスペクトル拡散クロック信号SCmを遅延させた遅延信号SCdを生成する遅延部18Bと、この遅延信号SCdを、分周部17からのスペクトル拡散クロック信号SCnで、排他的論理和演算により変調することにより、タイミング変動信号SCpを生成するゲート部18Aとが設けられている。図14Bのタイミングチャートでは、分周部16での分周比をm=4とし、分周部17での分周比をn=1とした例が示されている。この例では、変調パターン生成部13において、タイミング変動信号SCpの立ち上がりタイミングでPN符号を生成している。
これにより、図13Aのタイミング変動部に比較して、スペクトル拡散クロック信号SCmのパルスタイミングを、より複雑に変動させることができる。
図13Cの具体例では、入力されたスペクトル拡散クロック信号SCmのパルスをパルス変調することにより、タイミング変動信号SCpを生成するパルス変調部18Cが設けられている。パルス変調部18Cでのパルス変調方式としては、例えば、スペクトル拡散クロック信号SCmのパルスの立ち上がりタイミングで、所定幅のパルスを出力するなど、一般的なパルス変調方式を用いればよい。図14Cのタイミングチャートでは、分周部16での分周比をm=2とし、分周部17での分周比をn=2とした例が示されている。この例では、変調パターン生成部13において、タイミング変動信号SCpの立ち上がりタイミングおよび立ち下がりタイミングでPN符号を生成している。
これにより、分周部17からのスペクトル拡散クロック信号SCnを用いることなく、スペクトル拡散クロック信号SCmのパルスタイミングを変動させることができる。
また、本実施の形態において、タイミング変動部18でタイミング変動信号SCpを生成する際に用いるスペクトル拡散クロック信号SCmのパルスタイミングについては、情報漏洩防止装置10の外部から設定するようにしてもよい。具体的には、スペクトル拡散クロック信号SCmのパルスタイミングが異なる複数のファームウェアを予め情報漏洩防止装置10に設定しておき、情報漏洩防止装置10の外部からの操作によって、所望のパルスタイミングを選択する方法や、情報漏洩防止装置10に設けたデータ入出力インターフェス部を介して、任意のパルスタイミングを外部から情報漏洩防止装置10へ登録する方法がある。
これにより、スペクトル拡散クロック信号SCmのパルスタイミングを容易に変更して、不要電磁波の放射特性に応じた漏洩防止信号JCを容易に生成することができ、1つの情報漏洩防止装置10で異なる放射特性の不要電磁波に広く対応することができる。
[第5の実施の形態]
次に、図15を参照して、本発明の第5の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置について説明する。図15は、第5の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態は、第1の実施の形態と比較して、基本クロック生成部11で、基本クロック信号BCとして、互いの周波数が整数倍の関係および整数分の1の関係のいずれともならない複数の個別基本クロック信号BCA,BCBを生成し、スペクトル拡散変調部12、変調パターン生成部13、および変調クロック生成部14の組からなる変調処理部19A,19Bを、個別基本クロック信号BCA,BCBごとに並列的に設け、これら変調処理部19A,19Bごとに得られた個別変調クロック信号MCA,MCBを出力合成部19Sで合成する点が異なる。
各変調処理部19A,19Bは、入力される個別基本クロック信号BCA,BCBが互いに異なるものの、回路構成および動作は同じである。すなわち、変調処理部19Aには、スペクトル拡散変調部12A、変調パターン生成部13A、および変調クロック生成部14Aが設けられており、変調処理部19Bには、スペクトル拡散変調部12B、変調パターン生成部13B、および変調クロック生成部14Bが設けられている。
スペクトル拡散変調部12A(12B)は、入力された個別基本クロック信号BCA(BCB)に対してスペクトル拡散クロッキング処理を行うことにより、個別スペクトル拡散クロック信号SCA(SCB)を生成する。
変調パターン生成部13A(13B)は、個別スペクトル拡散クロック信号SCA(SCB)の各パルスに符号ビットデータが同期するPN符号を個別変調パターン信号MPA(MPB)として出力するとともに、水平同期信号Hで当該PN符号の繰り返し周期をリセットする。
変調クロック生成部14A(14B)は、個別スペクトル拡散クロック信号SCA(SCB)を個別変調パターン信号MPA(MPB)で変調することにより個別変調クロック信号MCA(MCB)を生成する。
出力合成部19Sは、変調処理部19A,19Bの変調クロック生成部14A,14Bのそれぞれで生成された個別変調クロック信号MCA,MCBを合成して合成変調クロック信号MCSを生成する。
出力増幅部15は、出力合成部19Sからの合成変調クロック信号MCSを増幅することにより漏洩防止信号JCを生成する。
図16および図17は、第5の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置を用いた場合における不要電磁波の周波数スペクトルであり、図16は、水平同期信号HでPN符号の繰り返し周期をリセットした例であり、図17は、垂直同期信号VでPN符号の繰り返し周期をリセットした例である。ここでは、前述と同様に、2つの個別基本クロック信号BCA(60MHz)と個別基本クロック信号BCB(66MHz)を用いて得られた漏洩防止信号を用いた場合を例として、ドットクロック周波数成分f0=65MHz(XGA)の6倍(N=6)の高調波成分0.39GHz(f0×6)をキャリアとする周波数スペクトルが示されている。
図16および図17のいずれについても、情報処理装置単体で動作させた場合および従来の固定パターン変調方式を用いた場合と比較して、不要電磁波のキャリアとなる周波数の側波帯の全体において、不要電磁波の側波帯成分レベルが大幅に増加していることが分かる。これは、本実施の形態で得られる漏洩防止信号には、十分なレベルの側波帯成分が含まれていることを示している。したがって、不要電磁波の側波帯成分を用いた元の画像情報の再生を極めて困難にすることができる。また、スペクトル拡散クロッキング処理による拡散効果により、不要電磁波のキャリア周波数における放射電界強度が低減されていることも分かる。
[第5の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態では、互いの周波数が整数倍の関係および整数分の1の関係のいずれともならない複数の個別基本クロック信号BCA,BCBを、それぞれスペクトル拡散クロッキング処理した後にPN符号により変調することにより、個別変調クロック信号MCA,MCBを生成し、これらを合成した合成変調クロック信号MCSから漏洩防止信号JCを生成するようにしたので、第1の実施の形態と同様のレベル、あるいはそれ以上のレベルの側波帯成分を含む漏洩防止信号を生成することができる。したがって、不要電磁波の側波帯成分を用いた元の画像情報の再生を極めて困難にすることができ、有用な漏洩防止効果を得ることが可能となる。
また、本実施の形態では、基本クロック生成部11で、互いの周波数が整数倍の関係および整数分の1の関係のいずれともならない複数の個別基本クロック信号BCA,BCBを生成するようにしたので、漏洩防止信号JCのスペクトルが重なり合うことによるスペクトルの偏りを回避することができ、いずれの周波数においても不要電磁波の漏洩を十分に防止することができる。
また、実験によれば、個別基本クロック信号BCA,BCBの周波数について、これらの周波数の差を10%程度とした場合に最も高い漏洩防止効果が得られた。但し、この周波数の最適な差は、スペクトル拡散クロッキングでの拡散率等の条件に依存し変動する。
なお、本実施の形態では、2つの変調処理部19A,19Bを設けた場合を例として説明したが、3つ以上の変調処理部を設けた場合でも同様である。また、本実施の形態は、第1の実施の形態に基づいた構成を例として説明したが、これに限定されるものではなく、第2〜第4の実施の形態で説明したそれぞれの構成に適用してもよい。
[第6の実施の形態]
次に、図18を参照して、本発明の第6の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置について説明する。図18は、第6の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態は、第1の実施の形態と比較して、基本クロック生成部11で、不要電磁波で漏洩する画像情報のキャリア周波数およびその高調波周波数と、画像信号に含まれる水平同期信号および垂直同期信号とに関係せずに、基本クロック信号BCを生成する点が異なる。
すなわち、基本クロック生成部11で、自律的にクロック信号を発生させるクロック信号発振回路を含み、このクロック信号発振回路で発生させたクロック信号を、基本クロック信号BCとして出力すればよい。あるいは、クロック信号発振回路で発生させたクロック信号を入力として、一般的なPLL回路や逓倍回路などのクロック生成回路を用いて生成した信号を、基本クロック信号BCとして出力するようにしてもよい。
この際、基本クロック信号BCは、不要電磁波で漏洩する画像情報のキャリア周波数やその高調波周波数とは異なる周波数であってもよく、画像信号に含まれる水平同期信号および垂直同期信号と同期していなくてもよい。
図19および図20は、第6の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置を用いた場合における不要電磁波の周波数スペクトルであり、図19は、水平同期信号HでPN符号の繰り返し周期をリセットした例であり、図20は、垂直同期信号VでPN符号の繰り返し周期をリセットした例である。ここでは、前述と同様に、画像信号に含まれる水平同期信号および垂直同期信号とに関係せずに自律的に発生させた基本クロック信号BC(80MHz)を用いて得られた漏洩防止信号を用いた場合を例として、ドットクロック周波数成分f0=65MHz(XGA)の6倍(N=6)の高調波成分0.39GHz(f0×6)をキャリアとする周波数スペクトルが示されている。
図19および図20のいずれについても、情報処理装置単体で動作させた場合および従来の固定パターン変調方式を用いた場合と比較して、不要電磁波のキャリアとなる周波数の側波帯の全体において、不要電磁波の側波帯成分レベルが大幅に増加していることが分かる。これは、本実施の形態で得られる漏洩防止信号には、十分なレベルの側波帯成分が含まれていることを示している。したがって、不要電磁波の側波帯成分を用いた元の画像情報の再生を極めて困難にすることができる。また、スペクトル拡散クロッキング処理による拡散効果により、不要電磁波のキャリア周波数における放射電界強度が低減されていることも分かる。
[第6の実施の形態の効果]
前述したように、従来技術が防止信号として周波数が離散的なスペクトルを生成していたのに対し、本発明は、PN符号やスペクトル拡散クロッキングを用いて、周波数が連続的で高密度のスペクトルを生成することに特徴がある。このようなスペクトルの漏洩防止信号JCを生成することにより、不要電磁波の側波帯成分を用いた元の画像情報の再生を極めて困難にすることができ、有用な漏洩防止効果を得ることが可能となる。
したがって、基本クロックが、画像信号の水平同期信号または垂直同期信号と同期する必要はない。また、情報処理装置から外部出力される画像信号のドットクロック周波数またはその高調波周波数からなるクロック周波数を有する必要もない。さらには、予め情報漏洩防止装置に設定された周波数であってかつ画像情報のキャリア周波数またはその高調波周波数からなるクロック周波数を有する必要もない。
このため、基本クロック生成部11で、不要電磁波で漏洩する画像情報のキャリア周波数およびその高調波周波数と、画像信号に含まれる水平同期信号および垂直同期信号とに関係せずに、例えば、数十MHz程度の独立した非同期の基本クロックを自律的に生成しても、所望のスペクトルを有する漏洩防止信号JCを得ることができ、有用な漏洩防止効果を得ることが可能となる。
これにより、情報処理装置または外部接続される画面表示装置の機種ごとに、基本クロックを設定し直す必要がなくなり、ユニバーサルな情報漏洩防止装置を実現できる。
なお、本実施の形態は、第1の実施の形態に基づいた構成を例として説明したが、これに限定されるものではなく、第2〜第5の実施の形態で説明したそれぞれの構成に適用してもよい。
[第7の実施の形態]
次に、図21を参照して、本発明の第7の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置について説明する。図21は、第7の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態は、第1の実施の形態と比較して、変調パターン生成部13と変調クロック生成部14が削除されており、スペクトル拡散変調部12で生成されたスペクトル拡散クロック信号SCが、直接、出力増幅部15に入力されて増幅され、漏洩防止信号JCが生成されている。
[第7の実施の形態の効果]
したがって、基本クロック信号BCに対して、PN符号を用いた変調が適用されないものの、スペクトル拡散クロッキング処理が行われるため、基本クロック信号BCが拡散処理される。これにより、変調パターン生成部13と変調クロック生成部14にかかる回路規模やコストを削減しつつ、不要電磁波のキャリアとなる周波数の側波帯の全体に対して、一定のレベルの側波帯成分が含まれた漏洩防止信号JCを得ることができることから、不要電磁波の側波帯成分を用いた元の画像情報の再生を極めて困難にすることができ、有用な漏洩防止効果を得ることが可能となる。また、本実施の形態は、第2、第5、第6の実施の形態で説明したそれぞれの構成に適用してもよい。
[第8の実施の形態]
次に、図22を参照して、本発明の第8の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置について説明する。図22は、第8の実施の形態にかかる情報漏洩防止装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態は、第1の実施の形態と比較して、スペクトル拡散変調部12が省かれており、基本クロック生成部11で生成された基本クロック信号BCが、直接、変調パターン生成部13と変調クロック生成部14に入力されている。
これにより、変調パターン生成部13は、基本クロック生成部11で生成された基本クロック信号BCの各パルスに符号ビットデータが同期するPN符号を生成する。この際、変調パターン生成部13は、画像信号21の水平同期信号Hにより、当該PN符号の繰り返し周期をリセットする。これにより、水平同期信号Hの周期を繰り返し周期とするPN符号からなる変調パターン信号MPが生成される。
また、変調クロック生成部14は、基本クロック生成部11で生成された基本クロック信号BCを、変調パターン生成部13から入力された変調パターン信号MPで変調する。これにより、基本クロック信号BCの各パルスが、変調パターン信号MPの各ビットで変調された変調クロック信号MCが生成され、出力増幅部15で増幅されて漏洩防止信号JCが生成される。
[第8の実施の形態の効果]
したがって、基本クロック信号BCに対して、スペクトル拡散クロッキング処理が行われないものの、PN符号を用いた変調が適用されるため、基本クロック信号BCが拡散処理される。これにより、スペクトル拡散変調部12にかかる回路規模やコストを削減しつつ、不要電磁波のキャリアとなる周波数の側波帯の全体に対して、一定のレベルの側波帯成分が含まれた漏洩防止信号JCを得ることができることから、不要電磁波の側波帯成分を用いた元の画像情報の再生を極めて困難にすることができ、有用な漏洩防止効果を得ることが可能となる。また、本実施の形態は、第2〜第6の実施の形態で説明したそれぞれの構成に適用してもよい。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
10…情報漏洩防止装置、11…基本クロック生成部、12,12A,12B…スペクトル拡散変調部、13,13A,13B…変調パターン生成部、14,14A,14B…変調クロック生成部、15…出力増幅部、16…分周部(m分周)、17…分周部(n分周)、18…タイミング変動部、18A…ゲート部、18B…遅延部、18C…パルス変調部、19A,19B…変調処理部、19S…出力合成部、20…情報処理装置、21…画像信号、H…水平同期信号、V…垂直同期信号、BC…基本クロック信号、BCA,BCB…個別基本クロック信号、SC…スペクトル拡散クロック信号、SCA,SCB…個別スペクトル拡散クロック信号、MP…変調パターン信号、MPA,MPB…個別変調パターン信号、MC…変調クロック信号、MCA,MCB…個別変調クロック信号、MCS…合成変調クロック信号、JC…漏洩防止信号、SCm…スペクトル拡散クロック信号(m分周)、SCn…スペクトル拡散クロック信号(n分周)、f0,fS…ドットクロック周波数。

Claims (18)

  1. 情報処理装置で生成された画像信号に基づいて、当該画像信号の信号成分を含む不要電磁波による画像情報の漏洩を防止するための漏洩防止信号を生成する情報漏洩防止装置であって、
    前記不要電磁波で漏洩する前記画像情報のキャリア周波数またはその高調波周波数を有し、かつ前記画像信号に含まれる水平同期信号または垂直同期信号と同期する基本クロック信号を生成する基本クロック生成部と、
    前記基本クロック信号に対してスペクトル拡散クロッキング処理を行うことにより、スペクトル拡散クロック信号を生成するスペクトル拡散変調部と、
    前記スペクトル拡散クロック信号の各パルスに符号ビットデータが同期するPN(Pseudo Noise)符号を変調パターン信号として出力するとともに、前記水平同期信号で当該PN符号の繰り返し周期をリセットする変調パターン生成部と、
    前記スペクトル拡散クロック信号を前記変調パターン信号で変調することにより、変調クロック信号を生成する変調クロック生成部と、
    前記変調クロック信号を増幅することにより前記漏洩防止信号を生成する出力増幅部と
    を備えることを特徴とする情報漏洩防止装置。
  2. 請求項1に記載の情報漏洩防止装置において、
    前記変調パターン生成部は、前記水平同期信号に代えて、前記垂直同期信号で当該PN符号の繰り返し周期をリセットすることを特徴とする情報漏洩防止装置。
  3. 請求項1に記載の情報漏洩防止装置において、
    前記スペクトル拡散クロック信号をm(mは正整数)分周して前記変調パターン生成部へ入力する第1の分周部と、
    前記スペクトル拡散クロック信号をn(nは正整数)分周して前記変調クロック生成部へ入力する第2の分周部と
    をさらに備え、
    前記変調パターン生成部は、前記第1の分周部でm分周された前記スペクトル拡散クロック信号の各パルスに符号ビットデータが同期する前記PN符号を生成し、
    前記変調クロック生成部は、前記第2の分周部でn分周された前記スペクトル拡散クロック信号を前記変調パターン信号で変調することにより前記変調クロック信号を生成する
    ことを特徴とする情報漏洩防止装置。
  4. 請求項3に記載の情報漏洩防止装置において、
    前記第1の分周部でm分周された前記スペクトル拡散クロック信号のパルスタイミングを変動させたタイミング変動信号を生成するタイミング変動部をさらに備え、
    前記変調パターン生成部は、前記タイミング変動信号の各パルスに符号ビットデータが同期する前記PN符号を生成する
    ことを特徴とする情報漏洩防止装置。
  5. 請求項1に記載の情報漏洩防止装置において、
    前記基本クロック信号のクロック周波数は、外部接続される画面表示装置に対して前記情報処理装置から外部出力される画像信号のドッククロック周波数またはその高調波周波数からなることを特徴とする情報漏洩防止装置。
  6. 請求項1に記載の情報漏洩防止装置において、
    前記基本クロック信号のクロック周波数は、予め当該情報漏洩防止装置に設定された周波数であって、かつ前記不要電磁波で漏洩する前記画像情報のキャリア周波数またはその高調波周波数からなることを特徴とする情報漏洩防止装置。
  7. 請求項1に記載の、情報漏洩防止装置において、
    前記基本クロック生成部は、前記基本クロック信号として互いの周波数が整数倍の関係および整数分の1の関係のいずれともならない複数の個別基本クロック信号を生成し、
    前記スペクトル拡散変調部、前記変調パターン生成部、および前記変調クロック生成部の組が、前記個別基本クロック信号ごとに並列的に設けられて、
    前記変調パターン生成部のそれぞれは、当該個別基本クロック信号に対してスペクトル拡散クロッキング処理を行うことにより、個別スペクトル拡散クロック信号を生成し、
    前記変調パターン生成部のそれぞれは、当該個別スペクトル拡散クロック信号の各パルスに符号ビットデータが同期するPN(Pseudo Noise)符号を個別変調パターン信号として出力するとともに、前記水平同期信号で当該PN符号の繰り返し周期をリセットし、
    前記変調クロック生成部のそれぞれは、当該個別スペクトル拡散クロック信号を前記個別変調パターン信号で変調することにより個別変調クロック信号を生成し、
    前記各個別変調クロック信号を合成した合成変調クロック信号を生成する出力合成部をさらに備え、
    前記出力増幅部は、前記合成変調クロック信号を増幅することにより前記漏洩防止信号を生成する
    ことを特徴とする情報漏洩防止装置。
  8. 請求項1に記載の情報漏洩防止装置において、
    前記基本クロック生成部は、前記不要電磁波で漏洩する前記画像情報のキャリア周波数およびその高調波周波数と、前記画像信号に含まれる水平同期信号および垂直同期信号とに関係せずに、前記基本クロック信号を生成することを特徴とする情報漏洩防止装置。
  9. 情報処理装置から外部出力された画像信号に基づいて、当該画像信号の信号成分を含む不要電磁波による画像情報の漏洩を防止するための漏洩防止信号を生成する情報漏洩防止方法であって、
    前記不要電磁波で漏洩する前記画像情報のキャリア周波数またはその高調波周波数を有し、かつ前記画像信号に含まれる水平同期信号または垂直同期信号と同期する基本クロック信号を生成する基本クロック生成ステップと、
    前記基本クロック信号に対してスペクトル拡散クロッキング処理を行うことにより、スペクトル拡散クロック信号を生成するスペクトル拡散変調ステップと、
    前記スペクトル拡散クロック信号の各パルスに符号ビットデータが同期するPN(Pseudo Noise)符号を変調パターン信号として出力するとともに、前記水平同期信号で当該PN符号の繰り返し周期をリセットする変調パターン生成ステップと、
    前記スペクトル拡散クロック信号を前記変調パターン信号で変調することにより、変調クロック信号を生成する変調クロック生成ステップと、
    前記変調クロック信号を増幅することにより前記漏洩防止信号を生成する出力増幅ステップと
    を備えることを特徴とする情報漏洩防止方法。
  10. 請求項9に記載の情報漏洩防止方法において、
    前記変調パターン生成ステップは、前記水平同期信号に代えて、前記垂直同期信号で当該PN符号の繰り返し周期をリセットすることを特徴とする情報漏洩防止方法。
  11. 請求項9に記載の情報漏洩防止方法において、
    前記スペクトル拡散クロック信号をm(mは正整数)分周する第1の分周ステップと、
    前記スペクトル拡散クロック信号をn(nは正整数)分周する第2の分周ステップと
    をさらに備え、
    前記変調パターン生成ステップは、前記第1の分周ステップでm分周された前記スペクトル拡散クロック信号の各パルスに符号ビットデータが同期する前記PN符号を生成し、
    前記変調クロック生成ステップは、前記第2の分周ステップでn分周された前記スペクトル拡散クロック信号を前記変調パターン信号で変調することにより前記変調クロック信号を生成する
    ことを特徴とする情報漏洩防止方法。
  12. 請求項11に記載の情報漏洩防止方法において、
    前記第1の分周ステップでm分周された前記スペクトル拡散クロック信号のパルスタイミングを変動させたタイミング変動信号を生成するタイミング変動ステップをさらに備え、
    前記変調パターン生成ステップは、前記タイミング変動信号の各パルスに符号ビットデータが同期する前記PN符号を生成する
    ことを特徴とする情報漏洩防止方法。
  13. 請求項9に記載の情報漏洩防止方法において、
    前記基本クロック信号のクロック周波数は、外部接続される画面表示装置に対して前記情報処理装置から外部出力される画像信号のドッククロック周波数またはその高調波周波数からなることを特徴とする情報漏洩防止方法。
  14. 請求項9に記載の情報漏洩防止方法において、
    前記基本クロック信号のクロック周波数は、予め当該情報漏洩防止装置に設定された周波数であって、かつ前記不要電磁波で漏洩する前記画像情報のキャリア周波数またはその高調波周波数からなることを特徴とする情報漏洩防止方法。
  15. 請求項9に記載の情報漏洩防止方法において、
    前記基本クロック生成ステップは、前記基本クロック信号として互いの周波数が整数倍の関係および整数分の1の関係のいずれともならない複数の個別基本クロック信号を生成し、
    前記スペクトル拡散変調ステップ、前記変調パターン生成ステップ、および前記変調クロック生成ステップの組が、前記個別基本クロック信号ごとに並列的に設けられて、
    前記変調パターン生成ステップのそれぞれは、当該個別基本クロック信号に対してスペクトル拡散クロッキング処理を行うことにより、個別スペクトル拡散クロック信号を生成し、
    前記変調パターン生成ステップのそれぞれは、当該個別スペクトル拡散クロック信号の各パルスに符号ビットデータが同期するPN(Pseudo Noise)符号を個別変調パターン信号として出力するとともに、前記水平同期信号で当該PN符号の繰り返し周期をリセットし、
    前記変調クロック生成ステップのそれぞれは、当該個別スペクトル拡散クロック信号を前記個別変調パターン信号で変調することにより個別変調クロック信号を生成し、
    前記各個別変調クロック信号を合成した合成変調クロック信号を生成する出力合成ステップをさらに備え、
    前記出力増幅ステップは、前記合成変調クロック信号を増幅することにより前記漏洩防止信号を生成する
    ことを特徴とする情報漏洩防止方法。
  16. 請求項9に記載の情報漏洩防止方法において、
    前記基本クロック生成ステップは、前記不要電磁波で漏洩する前記画像情報のキャリア周波数およびその高調波周波数と、前記画像信号に含まれる水平同期信号および垂直同期信号とに関係せずに、前記基本クロック信号を生成することを特徴とする情報漏洩防止方法。
  17. 情報処理装置で生成された画像信号に基づいて、当該画像信号の信号成分を含む不要電磁波による画像情報の漏洩を防止するための漏洩防止信号を生成する情報漏洩防止装置であって、
    前記不要電磁波で漏洩する前記画像情報のキャリア周波数またはその高調波周波数を有し、かつ前記画像信号に含まれる水平同期信号または垂直同期信号と同期する基本クロック信号を生成する基本クロック生成部と、
    前記基本クロック信号に対してスペクトル拡散クロッキング処理を行うことにより、スペクトル拡散クロック信号を生成するスペクトル拡散変調部と、
    前記スペクトル拡散クロック信号を増幅することにより前記漏洩防止信号を生成する出力増幅部と
    を備えることを特徴とする情報漏洩防止装置。
  18. 情報処理装置で生成された画像信号に基づいて、当該画像信号の信号成分を含む不要電磁波による画像情報の漏洩を防止するための漏洩防止信号を生成する情報漏洩防止方法であって、
    前記不要電磁波で漏洩する前記画像情報のキャリア周波数またはその高調波周波数を有し、かつ前記画像信号に含まれる水平同期信号または垂直同期信号と同期する基本クロック信号を生成する基本クロック生成ステップと、
    前記基本クロック信号に対してスペクトル拡散クロッキング処理を行うことにより、スペクトル拡散クロック信号を生成するスペクトル拡散変調ステップと、
    前記スペクトル拡散クロック信号を増幅することにより前記漏洩防止信号を生成する出力増幅ステップと
    を備えることを特徴とする情報漏洩防止方法。
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