JP5781125B2 - 芯出し調整量取得治具および芯出し調整量取得方法 - Google Patents

芯出し調整量取得治具および芯出し調整量取得方法 Download PDF

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Description

本発明は、芯出しに必要な調整量を取得する治具に関し、特にモータ,減速機,増速機,タービンの仕切板,および連続鋳造設備におけるロールセグメント,ロールおよびタンディッシュの下鉄芯の芯出しに必要な調整量を取得するのに好適な芯出し調整量取得治具および芯出し調整量取得方法に関する。
ポンプ等の被動装置を回転させるモータ等の据え付け時には、モータの出力軸における軸芯を合わせる芯出しが極めて重要である。そして、従来より芯出しは図30に示すような方法によって行われてきた。すなわち、図30において、モータ側回転軸1005と被動機側回転軸1007との間に設けた一対のカップリング1006,1008を連結する場合、まず一方のカップリング1008の外周面にマグネット台1002の吸着を利用して支柱1001を立設し、この支柱1001に取り付けたアーム1001a,1001bにそれぞれダイヤルゲージ1003,1004を支持し、それらの先端の測定端子1003a,1004aをそれぞれ他方のカップリング1006の外周面Aと対向面Bに接触させる。そして、その状態でカップリング1006,1008の一方を手動回転させ、二つの面A,Bに摺動させながらダイヤルゲージ1003,1004の指示値の変動を交互に検出して回転軸1005,1007の軸芯ずれと面開きを測定し、これら軸芯ずれおよび面開きがなくなるように何度もシムライナー等による調整を繰り返することにより芯出しを行っていた。
一方、特開平8−232968号公報(特許文献1)には、駆動側回転軸と被駆動側回転軸との間に互いに対面するように一対のカップリングを取り付け、少なくとも一方のカップリングの軸芯から半径方向に離れた位置に、他方のカップリングの対向面に測定端部を当接させるようにしたダイヤルゲージ取付用の固定穴を設けた回転軸の継手が開示されている。
また、特開2008−122351号公報(特許文献2)には、モータ、エンジンなどの原動機の回転軸と、該原動機の回転動力を利用して稼動する動作機器の回転軸とを、原動機の回転軸先端に設けられた主フランジと動作機器の回転軸先端に設けられた従フランジとを対向させて固定する構造の軸継手を用いて連結する際の軸継手のセンタリング方法であって、前記主フランジおよび前記従フランジを仮止めにより連結した状態で一体的に回転させた際に、主フランジの対向面の一点とこの点に対向する従フランジの対向面の一点との軸方向の相対距離および径方向の相対距離の変化を計測することで、原動機の回転軸の軸芯と動作機器の回転軸の軸芯との芯ずれを、水平方向については下記数式1により、垂直方向については下記数式2により算出し、その算出した値を基に動作機器または原動機の水平方向および垂直方向の向きおよび位置を調節することが開示されている。
(数1)t=v1=v2
(数2)t=(|hn+1−hn|/2)×(L/d)
v1:上死点での垂直方向の計測値
v2:下死点での垂直方向の計測値
hn+1:上死点での水平方向の計測値
hn:下死点での水平方向の計測値
L:従フランジの対向面から、原動機の回転軸が設置されている側と反対側の下方に位置する、固定座の一端側までの距離
d:従フランジの半径
特開平8−232968号公報 特開2008−122351号公報
しかしながら、特許文献1に開示された芯出し方法では、対向面の摺動検査用のダイヤルゲージを回転軸の一方のフランジに固定穴によって直接固定したことにより、他方のフランジの外周面及び対向面の二つの面の摺動検査を同時に行なう際にダイヤルゲージの設置の繁雑さが多少改善されたものの、感覚的に調整量を判断する必要がある。このため、熟練した技術が必要となるとともに、熟練者であっても一回の芯出しに数時間要するという問題がある。
一方、特許文献2に開示された芯出し方法では、原動機の芯ずれ量および面開き量を数式により算出することはできるが、原動機の前脚および後脚にどのくらいのシムライナーを抜き差しすれば芯出しができるかまでは算出できない。このため、結局最後は経験や勘に頼るところとなり、正確で迅速な芯出しを行うことはできないという問題がある。
また、モータの芯出しだけでなく、減速機や増速機、タービンの仕切板、連続鋳造設備におけるロール、ロールセグメント、タンディッシュ下鉄芯などについても芯出しは重要な作業となっている。しかしながら、現状としては経験や勘に頼って行われていることが多く、誰にでもできる作業ではない上、時間がかかるため、簡単に芯出しができる方法が求められている。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、様々な装置の芯出しに必要な調整量を正確かつ迅速に取得することのできる芯出し調整量取得治具および芯出し調整量取得方法を提供することを目的としている。
本発明に係る芯出し調整量取得治具は、芯出しを行うための調整量を算出する芯出し調整量取得治具であって、芯出し調整量取得治具は、第1部材と第2部材と第3部材とから構成され、第1部材は、少なくとも平面状の下面を有しており、第2部材は、第1部材の横幅よりも小さい横幅を有するととともに、少なくとも平面状の上面を有しており、第3部材は、少なくとも平面状の上面を有しており、第1部材の下面であって幅方向略中央部には、第2部材の上面が密着されているとともに、第1部材の上面には、第2部材の上面を露出させる開口部が形成されており、第1部材の下面と第3部材の上面は、それぞれの一部が上下に重ねられて密着されており、第1部材の下面と、第2部材の上面と、第3部材の上面とが同一平面上に設けられている。
本発明の一態様として、少なくとも平面状の上面を有する第4部材が備えられており、第4部材は開口部を挟んで第3部材の反対側に設けられているとともに第1部材の下面と第4部材の上面はそれぞれの一部が上下に重ねられて密着され、第1部材の下面と第4部材の上面とが同一平面上に設けられていてもよい。
本発明の一態様として、芯出し調整量取得治具を構成するそれぞれの部材のうち2以上が1つの部材で一体に構成されていてもよい。
本発明に係るモータ用芯出し調整量取得方法は、芯出し調整量取得治具と、上下移動可能な基準支持部および第1ダイヤルゲージを有する支点用アジャスト台と、第2ダイヤルゲージと、第3ダイヤルゲージと、上下移動可能な支持部および第4ダイヤルゲージを有する支持用アジャスト台とを用いて、被駆動装置に連結されるモータの芯出しに必要な調整量を取得するモータ用芯出し調整量取得方法であって、支点用アジャスト台の基準支持部の支持稜線に、芯出し調整量取得治具における第1部材の下面であって、第2部材の両サイドの所定位置を基準位置として当接させるとともに、支持用アジャスト台の支持部に第3部材を載置する治具セット工程と、第1部材の開口部に露出した第2部材の上面であって、基準位置に対応する位置に第1ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、その指針をモータの軸芯ずれ量に設定し、被駆動装置のカップリングにおける面開き差の測定点間距離だけ、基準位置から離れた第1部材の下面位置に第2ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、その指針をモータの面開き差に設定し、被駆動装置におけるカップリングの軸芯ずれ量測定点からモータの前脚の軸芯までの水平方向距離だけ、基準位置から離れた第3部材の上面位置に第3ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、その指針をゼロに設定し、被駆動装置の軸芯ずれ量測定点からモータの後脚の軸芯までの水平方向距離だけ、基準位置から離れた第3部材の上面位置に第4ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、その指針をゼロに設定するダイヤルゲージ設定工程と、第1ダイヤルゲージの指針がゼロを示すまで支点用アジャスト台の基準支持部を上下し、第2ダイヤルゲージの指針がゼロを示すまで支持用アジャスト台の支持部を上下する治具位置調整工程と、第3ダイヤルゲージの指針が示す値をモータの前脚調整量として取得するとともに、第4ダイヤルゲージの指針が示す値をモータの後脚調整量として取得する芯出し調整量取得工程とを有する。
本発明に係るモータ用芯出し前脚調整量取得方法は、芯出し調整量取得治具と、上下移動可能な基準支持部および第1ダイヤルゲージを有する支点用アジャスト台と、第2ダイヤルゲージとを用いて、被駆動装置に連結されるモータの芯出しに必要な前脚調整量を取得するモータ用芯出し前脚調整量取得方法であって、支点用支持台の基準支持部の支持稜線に、芯出し調整量取得治具における第1部材の下面であって、第2部材の両サイドの所定位置を基準位置として当接させるとともに、支持用アジャスト台の支持部に第3部材を載置する治具セット工程と、モータの前脚の軸芯から後脚の軸芯までの水平方向距離だけ、基準位置から離れた第3部材の上面位置に第1ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、その指針をゼロに設定し、被駆動装置におけるカップリングの軸芯ずれ量測定点からモータの後脚の軸芯までの水平方向距離だけ、基準位置から離れた第3部材の上面位置に第2ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、その指針をモータの軸芯ずれ量に設定するダイヤルゲージ設定工程と、第2ダイヤルゲージの指針がゼロを示すまで支持用アジャスト台の支持部を上下する治具位置調整工程と、第1ダイヤルゲージの指針が示す値をモータの前脚調整量として取得する芯出し調整量取得工程とを有する。
本発明に係るモータ用芯出し後脚調整量取得方法は、芯出し調整量取得治具と、支点用支持台と、上下移動可能な支持部および第1ダイヤルゲージを有する支点用アジャスト台と、第2ダイヤルゲージとを用いて、被駆動装置に連結されるモータの芯出しに必要な後脚調整量を取得するモータ用芯出し後脚調整量取得方法であって、支点用支持台の基準支持部の支持稜線に、芯出し調整量取得治具における第1部材の下面であって、第2部材の両サイドの所定位置を基準位置として当接させるとともに、支持用アジャスト台の支持部に第3部材を載置する治具セット工程と、モータの前脚の軸芯から後脚の軸芯までの水平方向距離だけ、基準位置から離れた第3部材の上面位置に第1ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、その指針をゼロに設定し、被駆動装置におけるカップリングの軸芯ずれ量測定点からモータの前脚の軸芯までの水平方向距離だけ、基準位置から離れた第1部材の下面位置に第2ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、その指針をモータの軸芯ずれ量に設定するダイヤルゲージ設定工程と、第2ダイヤルゲージの指針がゼロを示すまで支持用アジャスト台の支持部を上下する治具位置調整工程と、第1ダイヤルゲージの指針が示す値をモータの後脚調整量として取得する芯出し調整量取得工程とを有する。
本発明に係る減速機/増速機用芯出し調整量取得方法は、芯出し調整量算出治具と、上下移動可能な基準支持部および第1ダイヤルゲージを有する支点用アジャスト台と、第2ダイヤルゲージと、第3ダイヤルゲージと、上下移動可能な支持部および第4ダイヤルゲージを有する支持用アジャスト台と、第5ダイヤルゲージと、第6ダイヤルゲージとを用いて、被駆動装置に連結される減速機または増速機の芯出しに必要な調整量を取得する減速機/増速機用芯出し調整量取得方法であって、支点用アジャスト台の基準支持部の支持稜線に、芯出し調整量取得治具における第1部材の下面であって、第2部材の両サイドの所定位置を基準位置として当接させるとともに、支持用アジャスト台の支持部に第3部材を載置する治具セット工程と、第1部材の開口部に露出した第2部材の上面であって、基準位置に対応する位置に第1ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、その指針を減速機または増速機における出力側カップリングの軸芯ずれ量に設定し、減速機または増速機の出力側カップリングの面開き差の測定点間距離だけ、基準位置から離れた第1部材の下面位置に第2ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、その指針を出力側カップリングの面開き差に設定し、減速機または増速機における出力側カップリングの軸芯ずれ量測定点から減速機または増速機における前脚の軸芯までの水平方向距離だけ、基準位置から離れた第3部材の上面位置に第3ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、その指針をゼロに設定し、減速機または増速機における出力側カップリングの軸芯ずれ量測定点から減速機または増速機における後脚の軸芯までの水平方向距離だけ、基準位置から離れた第3部材の上面位置に第4ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、その指針をゼロに設定し、減速機または増速機における入力側カップリングの面開き差の測定点間距離だけ、基準位置から離れた第1部材の下面位置または第3部材の上面位置に第5ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、その指針を入力側カップリングの面開き差に設定し、減速機または増速機における出力側カップリングの軸芯ずれ量測定点から入力側カップリングにの軸芯ずれ量測定点までの水平方向距離だけ、基準位置から離れた第3部材の上面位置に第6ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、その指針を減速機または増速機における入力側カップリングの軸芯ずれ量に設定するダイヤルゲージ設定工程と、第1ダイヤルゲージの指針がゼロを示すまで支点用アジャスト台の基準支持部を上下し、第2ダイヤルゲージの指針がゼロを示すまで支持用アジャスト台の支持部を上下し、第6ダイヤルゲージの指針が許容範囲内に入るまで支持用アジャスト台の支持部を上下する治具位置調整工程と第3ダイヤルゲージの指針が示す値を減速機または増速機の前脚調整量として取得するとともに、第4ダイヤルゲージが示す値を減速機または増速機の後脚調整量として取得する芯出し調整量取得工程とを有する。
本発明に係るタービン用芯出し調整量取得方法は、芯出し調整量算出治具と、支点用支持台と、上下移動可能な支持部および第1ダイヤルゲージを有する支持用アジャスト台と、第2ダイヤルゲージとを用いて、タービンにおける仕切板の芯出しに必要な調整量を取得するタービン用芯出し調整量取得方法であって、支点用支持台の基準支持部の支持稜線に、芯出し調整量取得治具における第1部材の下面であって、第2部材の両サイドの所定位置を基準位置として当接させるとともに、支持用アジャスト台の支持部に第3部材を載置する治具セット工程と、仕切板に固定された第1ピンから第2ピンまでの直線距離と、第2ピンから最寄りの仕切板端部までの直線距離を足した長さだけ、基準位置から離れた第3部材の上面位置に第1ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、その指針を仕切板の軸芯ずれ量に設定し、第1ピンから第2ピンまでの直線距離だけ、基準位置から離れた第3部材の上面位置に第2ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、その指針をゼロに設定するダイヤルゲージ設定工程と、第1ダイヤルゲージの指針がゼロを示すまで支持用アジャスト台の支持部を上下する治具位置調整工程と、第2ダイヤルゲージの指針が示す値を第2ピンの調整量として取得する芯出し調整量取得工程とを有する。
本発明に係る第1のロールセグメント芯出し調整量取得方法は、芯出し調整量算出治具と、支点用支持台と、上下移動可能な支持部および第1ダイヤルゲージを有する支持用アジャスト台と、第2ダイヤルゲージと、第3ダイヤルゲージとを用いて、オンライン時の連続鋳造設備用ロールセグメントにおいて、第1ロールセグメントを隣接する第2ロールセグメントの入側ロールの位置に合わせるために必要な調整量を取得するロールセグメント芯出し調整量取得方法であって、支点用支持台の基準支持部の支持稜線に、芯出し調整量取得治具における第1部材の下面であって、第2部材の両サイドの所定位置を基準位置として当接させるとともに、支持用アジャスト台の支持部に第3部材を載置する治具セット工程と、第1ロールセグメントの入側ロールと出側ロール間の水平方向距離だけ、基準位置から第3部材の方向に離れた第3部材の上面位置に第1ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、その指針を第1ロールセグメントにおける出側ロールのロール隙間間隔に設定し、第1ロールセグメントの入側ロールと第1ロールセグメントの前脚の軸芯との間の水平方向距離だけ、基準位置から離れた第3部材の上面位置に第2ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、その指針をゼロに設定し、第1ロールセグメントの前脚の軸芯と後脚の軸芯との間の水平方向距離だけ、第2ダイヤルゲージの当接位置から第1ダイヤルゲージの方向へ離れた第3部材の上面位置に第3ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、その指針をゼロに設定するダイヤルゲージ設定工程と、第1ダイヤルゲージの指針がゼロを示すまで支持用アジャスト台の支持部を上下する治具位置調整工程と、第2ダイヤルゲージの指針が示す値を第1ロールセグメントの前脚調整量として取得するとともに、第3ダイヤルゲージの指針が示す値を第1ロールセグメントの後脚調整量として取得する芯出し調整量取得工程とを有する。
本発明に係る第2のロールセグメント芯出し調整量取得方法は、芯出し調整量算出治具と、支点用支持台と、上下移動可能な支持部および第1ダイヤルゲージを有する第1支持用アジャスト台と、上下移動可能な支持部をおよび第2ダイヤルゲージを有する第2支持用アジャスト台と、第3ダイヤルゲージおよび第4ダイヤルゲージとを用いて、オンライン時の連続鋳造設備用ロールセグメントにおいて、第2ロールセグメントを隣接する第1ロールセグメントの出側ロールの位置に合わせるために必要な調整量を取得するロールセグメント芯出し調整量取得方法であって、支点用支持台の基準支持部の支持稜線に、芯出し調整量取得治具における第1部材の下面であって、第2部材の両サイドの所定位置を基準位置として当接させるとともに、第1支持用アジャスト台の支持部および第2支持用アジャスト台の支持部に第3部材を載置する治具セット工程と、第1ロールセグメントの入側ロールと出側ロール間の水平方向距離だけ、基準位置から離れた第3部材の上面位置に第1ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、その指針を第1ロールセグメントにおける出側ロールのロール隙間間隔に設定し、第1ロールセグメントの入側ロールと第2ロールセグメントの入側ロール間の水平方向距離だけ、基準位置から離れた第3部材の上面位置に第2ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、その指針をゼロに設定する第1のダイヤルゲージ設定工程と、第1ダイヤルゲージの指針がゼロを示すまで第1支持用アジャスト台の支持部を上下する第1の治具位置調整工程と、第2ダイヤルゲージの指針が示す値を第2ロールセグメントの入側ロール高さとして取得する入側ロール高さ取得工程と、第2ロールセグメントの入側ロールと出側ロール間の水平方向距離だけ、基準位置から離れた位置に第1ダイヤルゲージの測定子の指針を当接し直し、その指針を第2ロールセグメントにおける出側ロールのロール隙間間隔に設定し直し、第2ロールセグメントの入側ロールと第2ロールセグメントの前脚の軸芯との間の水平方向距離だけ、基準位置から離れた第3部材の上面位置に第3ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、第2ロールセグメントの前脚の軸芯と後脚の軸芯との間の水平方向距離だけ、第3ダイヤルゲージの当接位置から第1支持用アジャスト台の方向へ離れた第3部材の上面位置に第4ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させる第2のダイヤルゲージ設定工程と、第1ダイヤルゲージの指針がゼロを示すまで第1支持用アジャスト台の支持部を上下する第2の治具位置調整工程と、第3ダイヤルゲージおよび第4ダイヤルゲージの指針をゼロに設定する第3のダイヤルゲージ設定工程と、第2ダイヤルゲージの指針がゼロを示すまで第2支持用アジャスト台の支持部を上下する第3の治具位置調整工程と、第3ダイヤルゲージの指針が示す値に、取得された第2ロールセグメントの入側ロール高さを足した値を第2ロールセグメントの前脚調整量として取得するとともに、第4ダイヤルゲージの指針が示す値に、取得された第2ロールセグメントの入側ロール高さを足した値を第2ロールセグメントの後脚調整量として取得する芯出し調整量取得工程とを有する。
本発明に係るオフラインロール用芯出し調整量取得方法は、芯出し調整量算出治具と、上下移動可能な基準支持部および第1ダイヤルゲージを有する支点用アジャスト台と、上下移動可能な支持部および第2ダイヤルゲージを有する支持用アジャスト台と、第3ダイヤルゲージと、第4ダイヤルゲージとを用いて、オフライン時の連続鋳造設備用ロールセグメントにおけるロールの芯出しに必要な調整量を取得するオフラインロール用芯出し調整量取得方法であって、支点用支持台の基準支持部の支持稜線に、芯出し調整量取得治具における第1部材の下面であって、第2部材の両サイドの所定位置を基準位置として当接させるとともに、第1支持用アジャスト台の支持部および第2支持用アジャスト台の支持部に第3部材を載置する治具セット工程と、第1ロールセグメントの入側ロールと出側ロール間の水平方向距離だけ、基準位置から離れた第3部材の上面位置に第1ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、その指針を第1ロールセグメントにおける出側ロールのロール隙間間隔に設定し、第1ロールセグメントの入側ロールと第2ロールセグメントの入側ロール間の水平方向距離だけ、基準位置から離れた第3部材の上面位置に第2ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、その指針をゼロに設定する第1のダイヤルゲージ設定工程と、第1ダイヤルゲージの指針がゼロを示すまで第1支持用アジャスト台の支持部を上下する第1の治具位置調整工程と、第2ダイヤルゲージの指針が示す値を第2ロールセグメントの入側ロール高さとして取得する入側ロール高さ取得工程と、第2ロールセグメントの入側ロールと出側ロール間の水平方向距離だけ、基準位置から離れた位置に第1ダイヤルゲージの測定子の指針を当接し直し、その指針を第2ロールセグメントにおける出側ロールのロール隙間間隔に設定し直し、第2ロールセグメントの入側ロールと第2ロールセグメントの前脚の軸芯との間の水平方向距離だけ、基準位置から離れた第3部材の上面位置に第3ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、第2ロールセグメントの前脚の軸芯と後脚の軸芯との間の水平方向距離だけ、第3ダイヤルゲージの当接位置から第1支持用アジャスト台の方向へ離れた第3部材の上面位置に第4ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させる第2のダイヤルゲージ設定工程と、第1ダイヤルゲージの指針がゼロを示すまで第1支持用アジャスト台の支持部を上下する第2の治具位置調整工程と、第3ダイヤルゲージおよび第4ダイヤルゲージの指針をゼロに設定する第3のダイヤルゲージ設定工程と、第2ダイヤルゲージの指針がゼロを示すまで第2支持用アジャスト台の支持部を上下する第3の治具位置調整工程と、第3ダイヤルゲージの指針が示す値に、取得された第2ロールセグメントの入側ロール高さを足した値を第2ロールセグメントの前脚調整量として取得するとともに、第4ダイヤルゲージの指針が示す値に、取得された第2ロールセグメントの入側ロール高さを足した値を第2ロールセグメントの後脚調整量として取得する芯出し調整量取得工程とを有する。
本発明に係るタンディッシュ下鉄芯用芯出し調整量取得方法は、芯出し調整量取得治具と、上下移動可能な基準支持部および第1ダイヤルゲージを有する支点用アジャスト台と、上下移動可能な支持部および第2ダイヤルゲージを有する支持用アジャスト台と、第3ダイヤルゲージと、第4ダイヤルゲージとを用いて、連続鋳造設備に設けられたタンディッシュにおける下鉄芯の芯出しに必要な調整量を取得するタンディッシュ下鉄芯用芯出し調整量取得方法であって、支点用アジャスト台の基準支持部の支持稜線に、芯出し調整量取得治具における第1部材の下面であって、第2部材の両サイドの所定位置を基準位置として当接させるとともに、支持用アジャスト台の支持部に第3部材を載置する治具セット工程と、第1部材の開口部に露出した第2部材の上面であって、基準位置に対応する位置に第1ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、その指針を、天端との距離が測定される下鉄芯における第1測定箇所と天端間距離のずれ量に設定し、天端との距離が測定される下鉄芯における第1測定箇所および第2測定箇所の間の水平方向距離だけ、基準位置から第3部材の方向に離れた第3部材の上面位置に第2ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、その指針を、第2測定箇所と天端間距離のずれ量に設定し、第1測定箇所から最寄りの第1ボルト孔の軸芯までの水平方向距離だけ、基準位置から離れた第4部材の上面位置に第3ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、その指針をゼロに設定し、第2測定箇所から最寄りの第2ボルト孔の軸芯までの水平方向距離だけ、第2ダイヤルゲージの当接位置から基準位置とは反対の水平方向に離れた第3部材の上面位置に第4ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、その指針をゼロに設定するダイヤルゲージ設定工程と、第1ダイヤルゲージの値および第2ダイヤルゲージの値がゼロを示すまで、支点用アジャスト台の基準支持部および支持用アジャスト台の支持部を上下する治具位置調整工程と、第3ダイヤルゲージの指針が示す値を第1ボルト孔に取り付けられる第1取付軸ナットの長さ調整量として取得し、第4ダイヤルゲージの指針が示す値を第2ボルト孔に取り付けられる第2取付軸ナットの長さ調整量として取得する芯出し調整量取得工程とを有する。
本発明に係る芯出し調整量取得治具および芯出し調整量取得方法によれば、様々な装置の芯出しに必要な調整量を正確かつ迅速に取得することができる。
本第1実施形態に係る芯出し調整量取得治具を示す斜視図である。 本第1実施形態に係る芯出し調整量取得治具を示す正面図である。 本第1実施形態に係る芯出し調整量取得治具を示す平面図である。 図3のX−X線断面図である。 本第1実施形態に係る芯出し調整量取得治具を示す底面図である。 本第1実施形態に係る芯出し調整量取得治具のセット方法を示す正面図である。 支点用アジャスト台を示す(a)側面図と、(b)正面図である。 本第1実施形態に係る芯出し調整量取得治具を載置した場合の支点用アジャスト台を示す(a)側面図と、(b)正面図である。 支持用アジャスト台を示す(a)側面図と、(b)正面図である。 本第1実施形態に係る芯出し調整量取得治具を載置した場合の支持用アジャスト台を示す(a)側面図と、(b)正面図である。 下面用ダイヤルゲージ固定台を示す(a)側面図と、(b)正面図である。 上面用ダイヤルゲージ固定台を示す(a)側面図と、(b)正面図である。 モータにおけるモータ軸芯と被駆動装置における被駆動装置軸芯とを示す正面図である。 モータと被駆動装置における軸芯ずれ量および面開き差の測定時の様子を示す正面図である。 モータと被駆動装置における軸芯ずれ量および面開き差を示す正面図である。 モータ用芯出し調整量取得方法において、本第一実施形態に係る芯出し調整量取得治具のセット方法を示す正面図である。 モータ用芯出し調整量取得方法において、(a)芯出し後のモータを示す正面図と、(b)芯出し前のモータを示す正面図である。 モータ用芯出し調整量取得方法において、その原理を示すための(a)芯出し前後の各点の距離関係を示す模式図と、(b)面開き差を示す模式図と、(c)軸芯ずれ量を示す模式図である。 モータ用芯出し前脚調整量取得方法において、本第1実施形態に係る芯出し調整量取得治具のセット方法を示す正面図である。 モータ用芯出し後脚調整量取得方法において、本第1実施形態に係る芯出し調整量取得治具のセット方法を示す正面図である。 減速機/増速機芯出し調整量取得方法において、本第1実施形態に係る芯出し調整量取得治具のセット方法を示す正面図である。 タービン仕切板用芯出し調整量取得方法において、本第1実施形態に係る芯出し調整量取得治具のセット方法を示す正面図である。 第1のロールセグメント芯出し調整量取得方法において、本第1実施形態に係る芯出し調整量取得治具のセット方法を示す正面図である。 第2のロールセグメント芯出し調整量取得方法において、本第1実施形態に係る芯出し調整量取得治具の前半のセット方法を示す正面図である。 第2のロールセグメント芯出し調整量取得方法において、本第1実施形態に係る芯出し調整量取得治具の後半のセット方法を示す正面図である。 本第2実施形態に係る芯出し調整量取得治具を示す斜視図である。 本第2実施形態に係る芯出し調整量取得治具を示す正面図である。 オフラインロール用芯出し調整量取得方法において、本第2実施形態に係る芯出し調整量取得治具のセット方法を示す正面図である。 タンディッシュ下鉄芯用芯出し調整量取得方法において、本第2実施形態に係る芯出し調整量取得治具のセット方法を示す正面図である。 従来技術において、モータと被駆動装置における軸芯ずれ量および面開き差の測定時の様子を示す正面図である。
本発明に係る芯出し調整量取得治具の第1実施形態について説明する。
本第1実施形態に係る芯出し調整量取得治具1Aは、モータ等の各装置の芯出しを行うための必要な芯出し調整量を取得するための治具であって、図1〜図5に示すように、主として、第1部材11と、第2部材12と、第3部材13とから構成されている。以下、本第1実施形態に係る構成について詳細に説明する。
第1部材11は、略平板状に形成されており、その略中央部に開口部11aが形成されている。なお、本第1実施形態において、第1部材11は、略平板状に形成されているが、この構成に限定されるものではなく、少なくとも平面状の下面を有していればよい。
第2部材12は、略平板状に形成されており、図2および図5に示すように、第1部材11の横幅よりも小さい横幅を有している。なお、本第1実施形態において、第2部材12は、略平板状に形成されているが、この構成に限定されるものではなく、少なくとも平面状の上面を有していればよい。また、本発明において「幅方向」とは、本第1実施形態に係る芯出し調整量取得治具1Aの長手方向に垂直な横幅の方向をいう。
第3部材13は、略平板状に形成されており、第1部材11と同じ横幅を有している。なお、本第1実施形態において、第3部材13は、略平板状に形成されているが、この構成に限定されるものではなく、少なくとも平面状の上面を有していればよい。
以上の構成において、第1部材11の下面であって幅方向略中央部には、前記第2部材12の上面が密着されている。そして、第1部材11の上面には、図1,図3および図4に示すように、開口部11aから第2部材の上面が露出されている。また、第1部材11の下面と第3部材13の上面は、図1および図2に示すように、それぞれの一部が上下に重ねられて密着されている。さらに、第1部材11,第2部材12および第3部材13は、図2および図4に示すように、第1部材11の下面と、第2部材12の上面と、第3部材13の上面とが同一平面上になるように密着されている。
なお、本第1実施形態では、便宜上、芯出し調整量取得治具1Aが、第1部材11と、第2部材12と、第3部材13とから構成されているが、別個の部材を組み合わせた構成に限定されるものではない。すなわち、各部材に相当する部分を有し、上述した構成を満たすものであれば、2以上の部材が1つの部材から切削加工等によって形成されて一体に構成されていてもよい。また、第1部材11と、第2部材12と、第3部材13の長手方向における長さは、適宜変更することができる。
つぎに、本第1実施形態に係る芯出し調整量取得治具1Aの使用方法について説明する。
モータ等の各装置の芯出しを行う場合、本第1実施形態に係る芯出し調整量取得治具1Aは、図6に示すように、支点用アジャスト台2および支持用アジャスト台3に載置されて使用される。
支点用アジャスト台2は、図6〜図8に示すように、主として、土台となる土台部21と、芯出し調整量取得治具1Aを支持する基準支持部22と、この基準支持部22に固定され、基準支持部22を上下させる上下移動部23と、ダイヤルゲージ4を固定するためのダイヤルゲージ固定部24とから構成されている。
支点用アジャスト台2の基準支持部22は、図6〜図8に示すように、横倒しにした三角柱状の部材であって、芯出し調整量取得治具1Aにおける第1部材11の下面を支持する支持稜線22aを有している。また、支持稜線22aの中央部周辺には、芯出し調整量取得治具1Aにおける第2部材12を収容する凹部22bが形成されている。
上下移動部23は、回転させやすいように円盤状に形成されているとともに、リーマー軸25に固定されている。また、リーマー軸25は土台部21に設けられた雄ねじ部21aと螺合しており、上下移動部23を左右に回転させることにより、軸線方向に上下し、これに伴ってリーマー軸25に固定された基準支持部22が上下に移動するようになっている。
さらに、支持用アジャスト台2には、基準支持部22上に載置する芯出し調整量取得治具1Aの幅方向の載置位置を位置決めするために、図7(a)および図8(a)に示すように、基準支持部22の両サイドに横板26が取り付けられている。
ダイヤルゲージ固定部24は、基準支持部22の上方へ延出するように土台部21に支持されており、ダイヤルゲージ4を固定する固定用孔24aを有している。そして、ダイヤルゲージ固定部24は、図8に示すように、基準支持部22上に芯出し調整量取得治具1Aを載置した状態で、ダイヤルゲージ4を所定の位置に固定するようになっている。
具体的には、ダイヤルゲージ4の測定子41の先端が、開口部11aに露出している第2部材12の上面に当接しうる位置であって、かつ、芯出し調整量取得治具1Aの長手方向において、測定子41の先端が基準支持部22の支持稜線22aと一致する位置で固定される。
つぎに、支持用アジャスト台3は、図6,図9および図10に示すように、土台部31と、芯出し調整量取得治具1Aを支持する支持部32と、上下移動部33と、ダイヤルゲージ固定部34と、リーマー軸35と、横板36とから構成されている。なお、土台部31、雄ねじ部31a、上下移動部33、リーマー軸35および横板36については、支点用アジャスト台2において対応する各部の機能と共通するため、説明を省略する。
支持用アジャスト台3における支持部32は、図9および図10に示すように、略直方体形状に形成されており、芯出し調整量取得治具1Aにおける第3部材13の下面を支持する支持面32aを有する。
ダイヤルゲージ固定部34は、ダイヤルゲージ固定部24と同様、支持部32の上方へ延出するように土台部31に支持されており、ダイヤルゲージ4を固定する固定用孔34aを有している。そして、ダイヤルゲージ固定部34は、図10に示すように、支持部32の支持面32a上に芯出し調整量取得治具1Aを載置した状態で、測定子41の先端が第3部材13の上面に当接しうる位置でダイヤルゲージ4を固定するようになっている。
本発明に係る芯出し調整量取得治具1Aは、図6に示すように、各ダイヤルゲージ4によって、芯出し調整量取得治具1Aの上面や下面の移動量が計測される。本第1実施形態において、各ダイヤルゲージ4は、支点用アジャスト台2および支持用アジャスト台3に固定されるもののほか、下面用ダイヤルゲージ固定台5および上面用ダイヤルゲージ固定台6によって固定されるものもある。
下面用ダイヤルゲージ固定台5は、図6および図11に示すように、ダイヤルゲージ4の測定子41を上方に向けて固定するための固定台であり、土台部51と、ダイヤルゲージ固定部52とから構成されている。土台部51に取り付けられたダイヤルゲージ固定部52は固定用孔52aを有しており、図6に示すように、ダイヤルゲージ4の測定子41が芯出し調整量取得治具1Aにおける第1部材11の下面に当接しうる位置でダイヤルゲージ4を固定するようになっている。
また、上面用ダイヤルゲージ固定台6は、図6および図12に示すように、ダイヤルゲージ4の測定子41を下方に向けて固定するためのものであり、土台部61と、ダイヤルゲージ固定部62とから構成されている。土台部61に取り付けられたダイヤルゲージ固定部62は固定用孔62aを有している。そして、ダイヤルゲージ固定部62は、図6および図12に示すように、測定子41の先端が第3部材13の上面に当接しうる位置でダイヤルゲージ4を固定するようになっている。
上述した支点用アジャスト台2,支持用アジャスト台3,下面用ダイヤルゲージ固定台5および上面用ダイヤルゲージ固定台6は、図6に示すように、後述する設置方法に従って、高さが一定に形成されたベース台7の上面の所定位置に取り付けられて使用される。
つぎに、本第1実施形態に係る芯出し調整量取得治具1Aを用いて、各装置の芯出しに必要な調整量を取得するための準備およびその取得方法について説明する。
はじめに、被駆動装置200に連結されるモータ100の芯出しに必要な調整量を取得するためのモータ用芯出し調整量取得方法を説明する。
本発明に係るモータ用芯出し調整量取得方法は、図13に示すように、モータ100の軸芯であるモータ軸芯101と、モータ100によって駆動されるポンプ等の被駆動装置200の軸芯である被駆動装置軸芯201とを芯出しするために必要な調整量を取得する方法である。まず、モータ軸芯101と被駆動装置軸芯201とがどの程度ずれているかを把握するために、モータ100と被駆動装置200における軸芯ずれ量hと面開き差dを測定する。
軸芯ずれ量hは、被駆動装置軸芯201に対して、モータ軸芯101が高さ方向や左右方向にどの程度ずれているかを示す値である。ここで、高さ方向とは、図13における上下方向を指すものとする。また、左右方向とは、図13の奥行き方向、つまり図13を正面図としたときの側面図における左右の方向を指すものとする。
まず、高さ方向の軸芯ずれ量h1は、図14に示すように、モータ100側のカップリングであるモータカップリング102に固定された軸芯ずれ量測定用ダイヤルゲージ46の測定子46aを被駆動装置200側のカップリングである被駆動装置カップリング202の外周面に当接させて測定される。具体的には、軸芯ずれ量測定用ダイヤルゲージ46の測定子46aを被駆動装置カップリング202の外周面上部に当接させ、軸芯ずれ量測定用ダイヤルゲージ46の指針をゼロに設定する。そして、モータカップリング102を180度回転させて、軸芯ずれ量測定用ダイヤルゲージ46の指針に示された値を読み取る。図15に示すように、ここで読み取った値を2で割った値が高さ方向の軸芯ずれ量h1として算出される。
つぎに、面開き差dは、モータカップリング102と被駆動装置カップリング202の面同士の隙間間隔が、高さ方向では上端部と下端部とでどの程度差があるか、また左右方向では左端部と右端部とでどの程度差があるかを示す値である。
そして、高さ方向の面開き差d1は、図14に示すように、モータカップリング102に固定された面開き差測定用ダイヤルゲージ47の測定子47aをモータカップリング102の対向面に当接させて測定される。具体的には、面開き差測定用ダイヤルゲージ47の測定子47aを被駆動装置カップリング202の面上の所定点P1に当接させ、面開き差測定用ダイヤルゲージ47の指針をゼロに設定する。そして、モータカップリング102を180度回転させ、面開き差測定用ダイヤルゲージ47の測定子47aが被駆動装置カップリング202の面上の所定点P2に移動したら、面開き差測定用ダイヤルゲージ47の指針に示された値を読み取る。図15に示すように、ここで読み取った値が、ダイヤルゲージ4の当接点P1,P2における面開き差d1として測定される。
軸芯ずれ量h1と面開き差d1を測定した後は、図16に示すように、支点用アジャスト台2,支持用アジャスト台3,下面用ダイヤルゲージ固定台5および上面用ダイヤルゲージ固定台6を直線上に所定の間隔でベース台7に取り付ける。具体的には、支点用アジャスト台2をベース台7に固定した後、被駆動装置カップリング202における軸芯ずれ量測定点Q1からモータ100の後脚103の軸芯までの水平方向距離L1だけ、支点用アジャスト台2から離れた位置に支持用アジャスト台3を固定する。すなわち、支点用アジャスト台2に設けられた第1ダイヤルゲージ42の測定子の先端と、支持用アジャスト台3に設けられた第4ダイヤルゲージ45の測定子の先端との距離が、水平方向においてL1となるように配置する。
また、図16に示すように、被駆動装置カップリング202の面開き差の測定点であるP1,P2間の距離L2だけ、支点用アジャスト台2から支持用アジャスト台3とは反対方向に離れた位置に下面用ダイヤルゲージ固定台5を固定する。すなわち、支点用アジャスト台2に設けられた第1ダイヤルゲージ42の測定子の先端と、下面用ダイヤルゲージ固定台5に設けられた第2ダイヤルゲージ43の測定子の先端との距離が、水平方向においてL2となるように配置する。
さらに、図16に示すように、被駆動装置200における軸芯ずれ量測定点Q1からモータ100の前脚104の軸芯までの水平方向距離L3だけ、支点用アジャスト台2から支持用アジャスト台3の方向に離れた位置に上面用ダイヤルゲージ固定台6を固定する。すなわち、支点用アジャスト台2に設けられた第1ダイヤルゲージ42の測定子の先端と、上面用ダイヤルゲージ固定台6に設けられた第3ダイヤルゲージ44の測定子の先端との距離が、水平方向においてL3となるように配置する。
なお、本第1実施形態では、下面用ダイヤルゲージ固定台5および上面用ダイヤルゲージ固定台6を使用しているが、これらの構成に限定されるものではない。第2ダイヤルゲージ43の測定子の先端を第1部材11の下面に当接させるもの、および第3ダイヤルゲージ44の測定子の先端を第3部材13の上面に当接させるものであれば、どのような構成でもよい。
そして、芯出し調整量取得治具1Aをセットした後、支点用アジャスト台2,下面用ダイヤルゲージ固定台5,上面用ダイヤルゲージ固定台6および支持用アジャスト台3にそれぞれ固定された第1ダイヤルゲージ42,第2ダイヤルゲージ43,第3ダイヤルゲージ44および第4ダイヤルゲージ45の各測定子を芯出し調整量取得治具1Aの所定位置に当接させるとともに、各指針を所定の値に設定して芯出し調整量取得作業を開始する。以下、モータ用芯出し調整量取得方法について、詳細に説明する。
本第1実施形態のモータ用芯出し調整量取得方法は、主として、芯出し調整量取得治具1Aをセットする治具セット工程と、芯出し調整量取得治具1Aの所定位置に各ダイヤルゲージ42〜45の測定子を当接させ各指針を所定値に設定するダイヤルゲージ設定工程と、支点用アジャスト台2の基準支持部22および支持用アジャスト台3の支持部32を上下動して芯出し調整量取得治具1Aの上下位置を調整する治具位置調整工程と、芯出しに必要な調整量を取得する芯出し調整量取得工程とを有している。
まず、治具セット工程では、図16に示すように、芯出し調整量取得治具1Aの第1部材11を支点用アジャスト台2の基準支持部22に載置する。具体的には、上下移動可能な支点用アジャスト台2の基準支持部22の支持稜線22aに、第1部材11の下面であって、第2部材12の両サイドの所定位置を基準位置11bとして当接させる。このとき、基準支持部22に設けられた凹部22bが、図8(a)に示すように、第2部材12を収容する。このため、第2部材12の上面が、基準位置11bを構成する第1部材11の下面および支持稜線22aと同一平面内に配置される。また、第1部材11の開口部11aが第2部材12の上面を露出させるため、第1ダイヤルゲージ42の測定子の先端が基準位置11bに当接しうることとなる。
一方、図16に示すように、芯出し調整量取得治具1Aの第3部材13を支持用アジャスト台3の支持部32に載置する。具体的には、上述したとおり、被駆動装置カップリング202における軸芯ずれ量測定点Q1からモータの後脚103の軸芯までの水平方向距離L1だけ、前記基準位置11bから離れた位置に第4ダイヤルゲージ45の測定子の先端を有する支持用アジャスト台3の支持部32に第3部材13を載置する。これで、芯出し調整量取得治具1Aを支点用アジャスト台2および支持用アジャスト台3に載置する治具セット工程が終了する。なお、上述した芯出し調整量取得治具1Aの載置順序は、上記に限定されるものではなく、順不同に載置してもよく同時に載置してもよい。
つぎに、ダイヤルゲージ設定工程では、まず芯出し調整量取得治具1Aにおける第1部材11の開口部11aに露出した第2部材12の上面であって、基準位置11bに対応する位置に第1ダイヤルゲージ42の測定子の先端を当接させ、その指針をモータ100の軸芯ずれ量h1に設定する。
また、被駆動装置カップリング202の面開き差の測定点P1,P2間距離L2だけ、基準位置11bから離れた第1部材11の下面位置に第2ダイヤルゲージ43の測定子の先端を当接させ、その指針をモータ100の面開き差d1に設定する。
さらに、被駆動装置200における軸芯ずれ量測定点Q1からモータ100の前脚104の軸芯までの水平方向距離L3だけ、基準位置11bから離れた第3部材13の上面位置に第3ダイヤルゲージ44の測定子の先端を当接させ、その指針をゼロに設定する。また、被駆動装置200の被駆動装置カップリング202における軸芯ずれ量測定点Q1からモータ100の後脚103の軸芯までの水平方向距離L1だけ、基準位置11bから離れた第3部材13の上面位置に第4ダイヤルゲージ45の測定子の先端を当接させ、その指針をゼロに設定する。
以上により、芯出し調整量取得治具1Aに当接させた第1ダイヤルゲージ42,第2ダイヤルゲージ43,第3ダイヤルゲージ44および第4ダイヤルゲージ45の各指針を設定するダイヤルゲージ設定工程が終了する。なお、上述した各ダイヤルゲージの設定順序は上記に限定されるものではなく、順不同に設定してもよく、同時に設定してもよい。
つぎに、治具位置調整工程では、支点用アジャスト台2に固定された第1ダイヤルゲージ42の指針がゼロを示すまで、支点用アジャスト台2の上下移動部23を操作して基準支持部22を上下する。そして、下面用ダイヤルゲージ固定台5に固定された第2ダイヤルゲージ43の指針がゼロを示すまで支持用アジャスト台3の上下移動部33を操作して支持部32を上下する。
以上により、支点用アジャスト台2の基準支持部22および支持用アジャスト台3の支持部32を操作して芯出し調整量取得治具1Aの上下位置を調整する治具位置調整工程が終了する。
最後に、芯出し調整量取得工程では、上面用ダイヤルゲージ固定台6に固定された第3ダイヤルゲージ44の指針が示す値をモータ100の前脚調整量として取得する。また、支持用アジャスト台3に固定された第4ダイヤルゲージ45の指針が示す値をモータ100の後脚調整量として取得する。なお、調整量の取得順序は上記に限定されるものではなく、順不同に取得してもよく、同時に取得してもよい。
ここで、本第1実施形態では、芯出し調整量取得治具1Aが上記のように構成されているため、第3ダイヤルゲージ44の指針が前脚調整量を示し、第4ダイヤルゲージ45の指針が後脚調整量を示すこととなる。以下、その原理について説明する。
モータ軸芯101が被駆動装置軸芯201に一致している場合、軸芯ずれ量測定点Q1と、モータの前脚104の軸芯M1と、後脚103の軸芯M2のモータ軸芯201方向における距離関係を直線r1上に示すと、図17(a)のように、点Q1’,点M1’および点M2’がプロットされる。また、直線r1上の点Q1’を基準として、被駆動装置カップリング202の面開き差の測定点P1,P2間の距離を直線r1上に示すと、図17(a)のように、点P1’およびP2’がプロットされる。
一方、モータ軸芯101が被駆動装置軸芯201に一致していない場合には、図17(a)の直線r1は、図17(b)の直線r2のように示される。このとき、軸芯ずれ量測定点Q1は、被駆動装置200もモータ100に合わせてずれている場合の位置が直線r2上に点Q1’としてプロットされる。
そして、直線r1と直線r2とを、点Q1’の横方向の位置を一致させて重ねると、両直線は図18(a)に示すように表れる。この図18(a)から、モータ100の前脚104はC1だけ、後脚103をC2だけ、芯出しされている場合の正しい位置からずれていることが分かる。このように、これらの値C1,C2が分かれば芯出しを行うことができるため、これらの値を取得するために、直線r1と直線r2との位置関係を明確にする必要がある。
直線r2は、軸芯ずれ量h1および面開き差d1に基づいて直線r1から得ることができる。まず、モータカップリング102が、被駆動装置カップリング202に対して角度θだけ傾いている場合、被駆動装置カップリング202の点P1,P2における面開き差を測定するとd1となる。これを直線r2として表すと、図18(b)のように、点P2’を中心として、直線r1を角度θだけ回転させて示される。
つぎに、モータ100の軸芯ずれ量がh1であるとき、モータ100は被駆動装置200に対して高さ方向にh1だけずれるため、これを直線r2として表すと、図18(c)に示すように、直線r1に対して直線r2はh1だけ高さ方向にずれて示される。
このようにして得られた直線r2から、モータ100の前脚調整量C1および後脚調整量C2を取得することができる。そこで、本発明では、芯出し調整量取得治具1Aを直線r2に見立てて操作することにより、モータ100の前脚調整量および後脚調整量を取得している。なお、以下で説明する他の芯出し方法においても、同様の原理で調整量を取得することができる。
以上の各工程を経て取得されたモータ100の前脚調整量および後脚調整量に基づいて、モータ100の前脚104および後脚103の下側にシムライナーを抜き差しして上下位置を調整することにより、モータ100と被駆動装置200の上下方向の芯出しが行われる。
以上のように、本第1実施形態の芯出し調整量取得治具1Aおよびモータ用芯出し調整量取得方法によれば、モータ100と被駆動装置200の高さ方向における芯出しを行う際に、熟練や勘を一切必要としない上、何ら計算することなく前脚調整量および後脚調整量を正確かつ迅速に取得することができる。また、左右方向の芯出しに必要な調整量も同様の要領により取得することができる。
つぎに、被駆動装置200に連結されるモータ100の芯出しに必要な前脚調整量を取得するためのモータ用芯出し前脚調整量取得方法を説明する。
本発明に係るモータ用芯出し前脚調整量取得方法は、前述したモータ用芯出し調整量取得方法と同様に、モータ100の軸芯であるモータ軸芯101と、モータ100によって駆動されるポンプ等の被駆動装置200の軸芯である被駆動装置軸芯201とを芯出しするために必要な前脚調整量を取得する方法であるが、モータ100の後脚103の調整は行わず、前脚104のみの調整によって簡易的に芯出しを行う方法である。また、前述したモータ用芯出し方法とは、軸芯ずれ量のみをゼロにするための芯出しである点において異なる。
まず、モータ用芯出し調整量取得方法と同様に、モータ軸芯101と被駆動装置軸芯201とがどの程度ずれているかを把握するために、モータ100と被駆動装置200における軸芯ずれ量h1を測定する。
また、本第1実施形態では、支点用アジャスト台2から上下移動部23と、ダイヤルゲージ4を固定するためのダイヤルゲージ固定部24とを取り除いた支点用支持台8が使用される。ここで、支点用アジャスト台2と支点用支持台8において、土台部21および基準支持部22の機能は共通するため、これらに関する部分には同じ符号を使用する。なお、この支点用支持台8の代わりに支点用アジャスト台2を使用することもできる。
軸芯ずれ量h1を測定した後は、図19に示すように、支点用支持台8,支持用アジャスト台3および上面用ダイヤルゲージ固定台6を直線上に所定の間隔でベース台7に取り付ける。具体的には、支点用支持台8をベース台7に固定した後、モータ100の前脚104の軸芯から後脚103の軸芯までの水平方向距離L1だけ、支点用支持台8から離れた位置に支持用アジャスト台3を固定する。すなわち、支点用支持台8の支持稜線22aと、支持用アジャスト台3に設けられた第1ダイヤルゲージ42の測定子の先端との距離が、水平方向においてL1となるように配置する。
また、図19に示すように、被駆動装置200におけるカップリング202の軸芯ずれ量測定点Q1からモータ100の後脚103の軸芯までの水平方向距離L2だけ、支点用支持台8から離れた位置に上面用ダイヤルゲージ固定台6を固定する。すなわち、支点用支持台8の支持稜線22aと、上面用ダイヤルゲージ固定台6に設けられた第2ダイヤルゲージ43の測定子の先端との距離が、水平方向においてL2となるように配置する。
なお、本第1実施形態では、上面用ダイヤルゲージ固定台6を使用しているが、この構成に限定されるものではない。第2ダイヤルゲージ43の測定子の先端を第3部材13の上面に当接させるものであれば、どのような構成でもよい。
そして、芯出し調整量取得治具1Aをセットした後、支持用アジャスト台3および上面用ダイヤルゲージ固定台6にそれぞれ固定された第1ダイヤルゲージ42および第2ダイヤルゲージ43の各測定子を芯出し調整量取得治具1Aの所定位置に当接させるとともに、各指針を所定の値に設定して芯出し調整量取得作業を開始する。以下、モータ用芯出し前脚調整量取得方法について、詳細に説明する。
本第1実施形態のモータ用芯出し前脚調整量取得方法は、主として、芯出し調整量取得治具1Aをセットする治具セット工程と、芯出し調整量取得治具1Aの所定位置に各ダイヤルゲージ42,43の測定子を当接させ各指針を所定値に設定するダイヤルゲージ設定工程と、支持用アジャスト台3の支持部32を上下動して芯出し調整量取得治具1Aの上下位置を調整する治具位置調整工程と、芯出しに必要な前脚調整量を取得する芯出し調整量取得工程とを有している。
まず、治具セット工程では、図19に示すように、芯出し調整量取得治具1Aの第1部材11を支点用支持台8の基準支持部22に載置する。具体的には、支点用支持台8の基準支持部22の支持稜線22aに、第1部材11の下面であって、第2部材12の両サイドの所定位置を基準位置11bとして当接させる。このとき、基準支持部22に設けられた凹部22bが、図8(a)に示すように、第2部材12を収容する。このため、第2部材12の上面が、基準位置11bを構成する第1部材11の下面および支持稜線22aと同一平面内に配置される。
一方、図19に示すように、芯出し調整量取得治具1Aの第3部材13を支持用アジャスト台3の支持部32に載置する。具体的には、モータ100の前脚104の軸芯から後脚103の軸芯までの水平方向距離L1だけ、基準位置11bから離れた第3部材13の上面位置に第1ダイヤルゲージ42の測定子の先端を有する支持用アジャスト台3の支持部32に載置する。これで、芯出し調整量取得治具1Aを支点用支持台8および支持用アジャスト台3に載置する治具セット工程が終了する。なお、上述した芯出し調整量取得治具1Aの載置順序は、上記に限定されるものではなく、順不同に載置してもよく同時に載置してもよい。
つぎに、ダイヤルゲージ設定工程では、モータ100の前脚104の軸芯から後脚103の軸芯までの水平方向距離L1だけ、基準位置11bから離れた第3部材13の上面位置に第1ダイヤルゲージ42の測定子の先端を当接させ、その指針をゼロに設定する。
また、被駆動装置200におけるカップリング202の軸芯ずれ量測定点Q1からモータ100の後脚103の軸芯までの水平方向距離L2だけ、基準位置11bから離れた第3部材13の上面位置に第2ダイヤルゲージ43の測定子の先端を当接させ、その指針をモータ100の軸芯ずれ量h1に設定する。
以上により、芯出し調整量取得治具1Aに当接させた第1ダイヤルゲージ42および第2ダイヤルゲージ43の指針を設定するダイヤルゲージ設定工程が終了する。なお、上述した各ダイヤルゲージの設定順序は上記に限定されるものではなく、順不同に設定してもよく、同時に設定してもよい。
つぎに、治具位置調整工程では、上面用ダイヤルゲージ固定台6に固定された第2ダイヤルゲージ43の指針がゼロを示すまで、支持用アジャスト台3の上下移動部33を操作して支持部32を上下する。
以上により、支持用アジャスト台3の支持部32を操作して芯出し調整量取得治具1Aの上下位置を調整する治具位置調整工程が終了する。
最後に、芯出し調整量取得工程では、支持用アジャスト台3に固定された第1ダイヤルゲージ42の指針が示す値をモータ100の前脚104の調整量として取得する。
ここで、本第1実施形態では、芯出し調整量取得治具1Aが上記のように構成されているため、第1ダイヤルゲージ42の指針がモータ100の前脚調整量を示すこととなる。
以上の各工程を経て取得された前脚調整量に基づいて、モータ100の前脚104の下側にシムライナーを抜き差しして上下位置を調整することにより、モータ100と被駆動装置200の上下方向の芯出しが行われる。
以上のように、本第1実施形態の芯出し調整量取得治具1Aおよびモータ用芯出し前脚調整量取得方法によれば、モータ100と被駆動装置200との芯出しを行う際に、熟練や勘を一切必要としない上、何ら計算することなくモータ100の前脚調整量を正確かつ迅速に取得することができる。また、左右方向の芯出しに必要な調整量も同様の要領により取得することができる。
なお、このモータ用芯出し前脚調整量取得方法は、大型モータのように芯出しの際、前脚104および後脚103の両方を調整することが大変であるときに簡易的に用いられる芯出し方法である。そして、モータ100のみならず、同様の方法で被駆動装置200側を芯出しすることも可能である。また、面開き差の測定点間距離だけ基準位置11bから離れた位置に、面開き差を設定したダイヤルゲージをセットして、上述した治具位置調整工程が終了した時点で、当該ダイヤルゲージから現在の面開き差の値を読み取ることも可能である。その際、読み取った面開き差の値が許容範囲内に入っているか否かを確認し、許容範囲内に入っていれば作業を終了し、また許容範囲内に入っていなければ、上述したモータ用芯出し調整量取得方法によって芯出し調整量を再取得する。
つぎに、被駆動装置200に連結されるモータ100の芯出しに必要な後脚調整量を取得するためのモータ用芯出し前脚調整量取得方法を説明する。
本発明に係るモータ用芯出し後脚調整量取得方法は、前述したモータ用芯出し前脚調整量取得方法とは異なり、モータ100の前脚104ではなく後脚103のみを調整して芯出しするために必要な後脚調整量を取得する方法である。なお、軸芯ずれ量のみをゼロにする点において、前述したモータ用芯出し前脚調整量取得方法と同様である。
まず、モータ用前脚芯出し調整量取得方法と同様に、モータ軸芯101と被駆動装置軸芯201とがどの程度ずれているかを把握するために、モータ100と被駆動装置200における軸芯ずれ量h1を測定する。
軸芯ずれ量h1を測定した後は、図20に示すように、支点用支持台8,支持用アジャスト台3および下面用ダイヤルゲージ固定台5を直線上に所定の間隔でベース台7に取り付ける。具体的には、支点用支持台8をベース台7に固定した後、モータ100の前脚104の軸芯から後脚103の軸芯までの水平方向距離L1だけ、支点用支持台8から離れた位置に支持用アジャスト台3を固定する。すなわち、支点用支持台8の支持稜線22aと、支持用アジャスト台3に設けられた第1ダイヤルゲージ42の測定子の先端との距離が、水平方向においてL1となるように配置する。
また、図20に示すように、被駆動装置200におけるカップリング202の軸芯ずれ量測定点Q1からモータ100の前脚104の軸芯までの水平方向距離L2だけ、支点用支持台8から離れた位置に下面用ダイヤルゲージ固定台5を固定する。すなわち、支点用支持台8の支持稜線22aと、下面用ダイヤルゲージ固定台5に設けられた第2ダイヤルゲージ43の測定子の先端との距離が、水平方向においてL2となるように配置する。
なお、本第1実施形態では、下面用ダイヤルゲージ固定台5を使用しているが、この構成に限定されるものではない。第2ダイヤルゲージ43の測定子の先端を第1部材11の下面に当接させるものであれば、どのような構成でもよい。
そして、芯出し調整量取得治具1Aをセットした後、支持用アジャスト台3および下面用ダイヤルゲージ固定台5にそれぞれ固定された第1ダイヤルゲージ42および第2ダイヤルゲージ43の各測定子を芯出し調整量取得治具1Aの所定位置に当接させるとともに、各指針を所定の値に設定して芯出し調整量取得作業を開始する。以下、モータ用芯出し後脚調整量取得方法について、詳細に説明する。
本第1実施形態のモータ用芯出し後脚調整量取得方法は、主として、芯出し調整量取得治具1Aをセットする治具セット工程と、芯出し調整量取得治具1Aの所定位置に各ダイヤルゲージ42,43の測定子を当接させ各指針を所定値に設定するダイヤルゲージ設定工程と、支持用アジャスト台3の支持部32を上下動して芯出し調整量取得治具1Aの上下位置を調整する治具位置調整工程と、芯出しに必要な後脚調整量を取得する芯出し調整量取得工程とを有している。
まず、治具セット工程では、図20に示すように、芯出し調整量取得治具1Aの第1部材11を支点用支持台8の基準支持部22に載置する。具体的には、支点用支持台8の基準支持部22の支持稜線22aに、第1部材11の下面であって、第2部材12の両サイドの所定位置を基準位置11bとして当接させる。このとき、基準支持部22に設けられた凹部22bが、図8(a)に示すように、第2部材12を収容する。このため、第2部材12の上面が、基準位置11bを構成する第1部材11の下面および支持稜線22aと同一平面内に配置される。
一方、図20に示すように、芯出し調整量取得治具1Aの第3部材13を支持用アジャスト台3の支持部32に載置する。具体的には、モータ100の前脚104の軸芯から後脚103の軸芯までの水平方向距離L1だけ、基準位置11bから離れた第3部材13の上面位置に第1ダイヤルゲージ42の測定子の先端を有する支持用アジャスト台3の支持部32に載置する。これで、芯出し調整量取得治具1Aを支点用支持台8および支持用アジャスト台3に載置する治具セット工程が終了する。なお、上述した芯出し調整量取得治具1Aの載置順序は、上記に限定されるものではなく、順不同に載置してもよく同時に載置してもよい。
つぎに、ダイヤルゲージ設定工程では、モータ100の前脚104の軸芯から後脚103の軸芯までの水平方向距離L1だけ、基準位置11bから離れた第3部材13の上面位置に第1ダイヤルゲージ42の測定子の先端を当接させ、その指針をゼロに設定する。
また、被駆動装置200におけるカップリング202の軸芯ずれ量測定点Q1からモータ100の前脚104の軸芯までの水平方向距離L2だけ、基準位置11bから離れた第1部材11の下面位置に第2ダイヤルゲージ43の測定子の先端を当接させ、その指針をモータ100の軸芯ずれ量h1に設定する。
以上により、芯出し調整量取得治具1Aに当接させた第1ダイヤルゲージ42および第2ダイヤルゲージ43の指針を設定するダイヤルゲージ設定工程が終了する。なお、上述した各ダイヤルゲージの設定順序は上記に限定されるものではなく、順不同に設定してもよく、同時に設定してもよい。
つぎに、治具位置調整工程では、下面用ダイヤルゲージ固定台5に固定された第2ダイヤルゲージ43の指針がゼロを示すまで、支持用アジャスト台3の上下移動部33を操作して支持部32を上下する。
以上により、支持用アジャスト台3の支持部32を操作して芯出し調整量取得治具1Aの上下位置を調整する治具位置調整工程が終了する。
最後に、芯出し調整量取得工程では、支持用アジャスト台3に固定された第1ダイヤルゲージ42の指針が示す値をモータ100の後脚103の調整量として取得する。
ここで、本第1実施形態では、芯出し調整量取得治具1Aが上記のように構成されているため、第1ダイヤルゲージ42の指針がモータ100の後脚調整量を示すこととなる。
以上の各工程を経て取得された後脚調整量に基づいて、モータ100の後脚103の下側にシムライナーを抜き差しして上下位置を調整することにより、モータ100と被駆動装置200の上下方向の芯出しが行われる。
以上のように、本第1実施形態の芯出し調整量取得治具1Aおよびモータ用芯出し後脚調整量取得方法によれば、モータ100と被駆動装置200との芯出しを行う際に、熟練や勘を一切必要としない上、何ら計算することなくモータ100の後脚調整量を正確かつ迅速に取得することができる。また、左右方向の芯出しに必要な調整量も同様の要領により取得することができる。
なお、このモータ用芯出し後脚調整量取得方法は、大型モータのように芯出しの際、前脚104および後脚103の両方を調整することが大変であるときに簡易的に用いられる芯出し方法である。なお、モータ100のみならず、同様の方法で被駆動装置200側を芯出しすることも可能である。また、面開き差の測定点間距離だけ基準位置11bから離れた位置に、面開き差を設定したダイヤルゲージをセットして、上述した治具位置調整工程が終了した時点で、当該ダイヤルゲージから現在の面開き差の値を読み取ることも可能である。その際、読み取った面開き差の値が許容範囲内に入っているか否かを確認し、許容範囲内に入っていれば作業を終了し、また許容範囲内に入っていなければ、上述したモータ用芯出し調整量取得方法によって芯出し調整量を再取得する。
つぎに、モータ100によって駆動される減速機300の芯出しに必要な調整量を取得するための減速機用芯出し調整量取得方法を説明する。
本発明に係る減速機用芯出し調整量取得方法は、図21に示すように、減速機300の軸芯である減速機軸芯301と、減速機に連結されて駆動されるブロワーやコンプレッサー等の被駆動装置400の被駆動装置軸芯401と、減速機300を駆動するモータ100のモータ軸芯101とを芯出しするために必要な調整量を取得する方法である。まず、減速機軸芯301と、被駆動装置軸芯401およびモータ軸芯101とがどの程度ずれているかを把握するために、減速機300と、被駆動装置400およびモータ100における軸芯ずれ量hと面開き差dをそれぞれ測定する。
ここで、高さ方向および左右方向の軸芯ずれ量hと面開き差dの測定の仕方は、モータ用芯出し調整量取得方法と同様にして行われる。そして、測定された高さ方向における減速機300と被駆動装置400との軸芯ずれ量をh1,面開き差をd1とし、減速機300とモータ100との軸芯ずれ量をh2,面開き差をd2とする。
それぞれの軸芯ずれ量h1,h2および面開き差d1,d2を測定した後は、図21に示すように、支点用アジャスト台2,支持用アジャスト台3,第1下面用ダイヤルゲージ固定台51,第2下面用ダイヤルゲージ固定台52,第1上面用ダイヤルゲージ固定台61および第2上面用ダイヤルゲージ固定台62を直線上に所定の間隔でベース台7に取り付ける。具体的には、支点用アジャスト台2をベース台7に固定した後、減速機300の出力側カップリング302における軸芯ずれ量測定点Q2から減速機300の後脚303の軸芯までの水平方向距離L1だけ、支点用アジャスト台2から離れた位置に支持用アジャスト台3を固定する。すなわち、支点用アジャスト台2に設けられた第1ダイヤルゲージ42の測定子の先端と、支持用アジャスト台3に設けられた第4ダイヤルゲージ45の測定子の先端との距離が、水平方向においてL1となるように配置する。
また、図21に示すように、減速機300の出力側カップリング302の面開き差の測定点であるP3,P4間の距離L2だけ、支点用アジャスト台2から支持用アジャスト台3とは反対方向に離れた位置に第1下面用ダイヤルゲージ固定台51を固定する。すなわち、支点用アジャスト台2に設けられた第1ダイヤルゲージ42の測定子の先端と、下面用ダイヤルゲージ固定台5に設けられた第2ダイヤルゲージ43の測定子の先端との距離が、水平方向においてL2となるように配置する。
さらに、図21に示すように、減速機300における出力側カップリング302の軸芯ずれ量測定点Q2から減速機300の前脚304の軸芯までの水平方向距離L3だけ、支点用アジャスト台2から支持用アジャスト台3の方向に離れた位置に第1上面用ダイヤルゲージ固定台61を固定する。すなわち、支点用アジャスト台2に設けられた第1ダイヤルゲージ42の測定子の先端と、第1上面用ダイヤルゲージ固定台61に設けられた第3ダイヤルゲージ44の測定子の先端との距離が、水平方向においてL3となるように配置する。
また、図21に示すように、減速機300の入力側カップリング305の面開き差の測定点であるP5,P6間の距離L4だけ、支点用アジャスト台2から支持用アジャスト台3とは反対方向に離れた位置に第2下面用ダイヤルゲージ固定台52を固定する。すなわち、支点用アジャスト台2に設けられた第1ダイヤルゲージ42の測定子の先端と、第2下面用ダイヤルゲージ固定台52に設けられた第5ダイヤルゲージ46の測定子の先端との距離が、水平方向においてL4となるように配置する。
さらに、減速機300の出力側カップリング302における芯ずれ量測定点Q2から入力側カップリング305における芯ずれ量測定点Q3までの水平方向距離L5だけ、支点用アジャスト台2から支持用アジャスト台3の方向に離れた位置に第2上面用ダイヤルゲージ固定台62を固定する。すなわち、支点用アジャスト台2に設けられた第1ダイヤルゲージ42の測定子の先端と、第2上面用ダイヤルゲージ固定台62に設けられた第6ダイヤルゲージ47の測定子の先端との距離が、水平方向においてL5となるように配置する。
なお、本第1実施形態では、第2下面用ダイヤルゲージ固定台52を、支点用アジャスト台2から距離L4だけ支持用アジャスト台3とは反対方向に離れた位置に固定しているが、支持用アジャスト台3と同方向に離れた位置に固定してもよい。
また、本第1実施形態では、第1下面用ダイヤルゲージ固定台51,第2下面用ダイヤルゲージ固定台52,第1上面用ダイヤルゲージ固定台61および第2上面用ダイヤルゲージ固定台62を使用しているが、これらの構成に限定されるものではない。第2ダイヤルゲージ43および第5ダイヤルゲージ46の測定子の先端を第1部材11の下面に当接させるもの、第3ダイヤルゲージ44および第6ダイヤルゲージ47の測定子の先端を第3部材13の上面に当接させるものであれば、どのような構成でもよい。
そして、芯出し調整量取得治具1Aをセットした後、支点用アジャスト台2,第1下面用ダイヤルゲージ固定台51,第1上面用ダイヤルゲージ固定台61,支持用アジャスト台3,第2下面用ダイヤルゲージ固定台52および第2上面用ダイヤルゲージ固定台62にそれぞれ固定された第1ダイヤルゲージ42,第2ダイヤルゲージ43,第3ダイヤルゲージ44,第4ダイヤルゲージ45,第5ダイヤルゲージ46および第6ダイヤルゲージ47の各測定子を芯出し調整量取得治具1Aの所定位置に当接させるとともに、各指針を所定の値に設定して芯出し調整量取得作業を開始する。以下、減速機用芯出し調整量取得方法について、詳細に説明する。
本第1実施形態の減速機用芯出し調整量取得方法は、主として、芯出し調整量取得治具1Aをセットする治具セット工程と、芯出し調整量取得治具1Aの所定位置に各ダイヤルゲージ42〜47の測定子を当接させ各指針を所定値に設定するダイヤルゲージ設定工程と、支点用アジャスト台2の基準支持部22および支持用アジャスト台3の支持部32を上下動して芯出し調整量取得治具1Aの上下位置を調整する治具位置調整工程と、芯出しに必要な調整量を取得する芯出し調整量取得工程とを有している。
まず、治具セット工程では、図21に示すように、芯出し調整量取得治具1Aの第1部材11を支点用アジャスト台2の基準支持部22に載置する。具体的には、上下移動可能な支点用アジャスト台2の基準支持部22の支持稜線22aに、第1部材11の下面であって、第2部材12の両サイドの所定位置を基準位置11bとして当接させる。このとき、基準支持部22に設けられた凹部22bが、図8(a)に示すように、第2部材12を収容する。このため、第2部材12の上面が、基準位置11bを構成する第1部材11の下面および支持稜線22aと同一平面内に配置される。また、第1部材11の開口部11aが第2部材12の上面を露出させるため、第1ダイヤルゲージ42の測定子の先端が基準位置11bに当接しうることとなる。
一方、図21に示すように、芯出し調整量取得治具1Aの第3部材13を支持用アジャスト台3の支持部32に載置する。具体的には、上述したとおり、減速機300の出力側カップリング302における軸芯ずれ量測定点Q2から減速機300の後脚303の軸芯までの水平方向距離L1だけ、基準位置11bから離れた位置に第4ダイヤルゲージ45の測定子の先端を有する支持用アジャスト台3の支持部32に第3部材13を載置する。これで、芯出し調整量取得治具1Aを支点用アジャスト台2および支持用アジャスト台3に載置する治具セット工程が終了する。なお、上述した芯出し調整量取得治具1Aの載置順序は、上記に限定されるものではなく、順不同に載置してもよく同時に載置してもよい。
つぎに、ダイヤルゲージ設定工程では、まず芯出し調整量取得治具1Aにおける第1部材11の開口部11aに露出した第2部材12の上面であって、基準位置11bに対応する位置に第1ダイヤルゲージ42の測定子の先端を当接させ、その指針を減速機300の出力側カップリング302における軸芯ずれ量h1に設定する。
そして、減速機300における出力側カップリング302の面開き差の測定点P3,P4間距離L2だけ、基準位置11bから離れた第1部材11の下面位置に当接させた第2ダイヤルゲージ43の測定子の先端を当接させ、その指針を減速機300における出力側カップリング302の面開き差d1に設定する。
また、減速機300における出力側カップリング302の軸芯ずれ量測定点Q2から減速機300の前脚304の軸芯までの水平方向距離L3だけ、基準位置11bから離れた第3部材13の上面位置に第3ダイヤルゲージ44の測定子の先端を当接させ、その指針をゼロに設定する。
さらに、減速機300の出力側カップリング302における軸芯ずれ量測定点Q2から減速機300の後脚303の軸芯までの水平方向距離L1だけ、基準位置から離れた第3部材13の上面位置に第4ダイヤルゲージ45の測定子の先端を当接させ、その指針をゼロに設定する。
そして、減速機300の入力側カップリング305の面開き差の測定点P5,P6間距離L4だけ、基準位置11bから離れた第1部材11の下面位置に第5ダイヤルゲージ46の測定子の先端を当接させ、その指針を減速機300における入力側カップリング305の面開き差d2に設定する。
また、減速機300の出力側カップリング302における芯ずれ量測定点Q2から入力側カップリング305における軸芯ずれ量測定点Q3までの距離L5だけ、基準位置11bから離れた第3部材13の上面位置に第6ダイヤルゲージ47の測定子の先端を当接させ、その指針を減速機300の入力側カップリング305の軸芯ずれ量h1に設定する。
以上により、芯出し調整量取得治具1Aに当接させた第1ダイヤルゲージ42,第2ダイヤルゲージ43,第3ダイヤルゲージ44,第4ダイヤルゲージ45,第5ダイヤルゲージ46および第6ダイヤルゲージ47の各指針を設定するダイヤルゲージ設定工程が終了する。なお、上述した各ダイヤルゲージの設定順序は上記に限定されるものではなく、順不同に設定してもよく、同時に設定してもよい。
つぎに、治具位置調整工程では、支点用アジャスト台2に固定された第1ダイヤルゲージ42の指針がゼロを示すまで、支点用アジャスト台2の上下移動部23を操作して基準支持部22を上下する。そして、第1下面用ダイヤルゲージ固定台51に固定された第2ダイヤルゲージ43の指針がゼロを示すまで支持用アジャスト台3の上下移動部33を操作して支持部32を上下する。さらに、第2上面用ダイヤルゲージ固定台62に固定された第6ダイヤルゲージ47の指針が許容範囲内に入るまで支持用アジャスト台3の上下移動部33を操作して支持部32を上下する。
以上により、支点用アジャスト台2の基準支持部22および支持用アジャスト台3の支持部32を操作して芯出し調整量取得治具1Aの上下位置を調整する治具位置調整工程が終了する。
最後に、芯出し調整量取得工程では、第1上面用ダイヤルゲージ固定台61に固定された第3ダイヤルゲージ44の指針が示す値を減速機300の前脚調整量として取得する。また、支持用アジャスト台3に固定された第4ダイヤルゲージ45の指針が示す値を減速機300の後脚調整量として取得する。そして、このとき第2下面用ダイヤルゲージ固定台52に固定された第5ダイヤルゲージ46の指針が許容範囲内であるか否かを確認する。なお、調整量の取得順序は上記に限定されるものではなく、順不同に取得してもよく、同時に取得してもよい。
ここで、本第1実施形態では、芯出し調整量取得治具1Aが上記のように構成されているため、第3ダイヤルゲージ44の指針が前脚調整量を示し、第4ダイヤルゲージ45の指針が後脚調整量を示すこととなる。
以上の各工程を経て取得された減速機300の前脚調整量および後脚調整量に基づいて、減速機300の前脚304および後脚305の下側のシムライナーを抜き差しして上下位置を調整することにより、減速機300と被駆動装置400およびモータ100との芯出しが行われる。なお、第5ダイヤルゲージ46の指針が許容範囲内に入っていない場合や、第6ダイヤルゲージ47の指針が許容範囲に入らない場合には、上述したモータ用芯出し調整量取得方法の要領で、モータ100の芯出し調整量を取得し、芯出しを行えばよい。
以上のように、本第1実施形態の芯出し調整量取得治具1Aおよび減速機用芯出し調整量取得方法によれば、減速機300と、被駆動装置400およびモータ100との高さ方向における芯出しを行う際に、熟練や勘を一切必要としない上、何ら計算することなく前脚調整量および後脚調整量を正確かつ迅速に取得することができる。また、左右方向の芯出しに必要な調整量も同様の要領により取得することができる。さらに、ここでは減速機300の芯出し調整量取得方法について説明したが、増速機であっても同様の要領で高さ方向および左右方向の芯出しに必要な調整量を取得することができる。
つぎに、タービン500における仕切板501の芯出しに必要な調整量を取得するためのタービン仕切板用芯出し調整量取得方法を説明する。
本発明に係るタービン仕切板用芯出し調整量取得方法は、図22に示すように、タービン本体502と仕切板501とを芯出しするために必要な調整量を取得する方法である。まず、タービン本体502と仕切板501とがどの程度ずれているかを把握するために、仕切板501の両端部におけるタービン本体502との隙間間隔w1,w2を測定し、その差分を2で割って軸芯ずれ量wを算出する。
軸芯ずれ量wを測定した後は、図22に示すように、支点用支持台8,支持用アジャスト台3および上面用ダイヤルゲージ固定台6を直線上に所定の間隔でベース台7に取り付ける。具体的には、支点用支持台8をベース台7に固定した後、仕切板501に固定された第1ピン501aから第2ピン501bまでの直線距離L1と、第2ピン501bから最寄りの仕切板端部501cまでの直線距離L2を足した長さL3だけ、支点用支持台8から離れた位置に支持用アジャスト台3を固定する。すなわち、支点用支持台8の支持稜線22aと、支持用アジャスト台3に設けられた第1ダイヤルゲージ42の測定子の先端との距離が、水平方向においてL3となるように配置する。
また、図22に示すように、仕切板501に固定された第1ピン501aから第2ピン501bまでの直線距離L1だけ、支点用支持台8から離れた位置に上面用ダイヤルゲージ固定台6を固定する。すなわち、支点用支持台8の支持稜線22aと、上面用ダイヤルゲージ固定台6に設けられた第2ダイヤルゲージ43の測定子の先端との距離が、水平方向においてL1となるように配置する。
なお、本第1実施形態では、上面用ダイヤルゲージ固定台6を使用しているが、この構成に限定されるものではない。第2ダイヤルゲージ43の測定子の先端を第3部材13の上面に当接させるものであれば、どのような構成でもよい。
そして、芯出し調整量取得治具1Aをセットした後、支持用アジャスト台3および上面用ダイヤルゲージ固定台6にそれぞれ固定された第1ダイヤルゲージ42および第2ダイヤルゲージ43の各測定子を芯出し調整量取得治具1Aの所定位置に当接させるとともに、各指針を所定の値に設定して芯出し調整量取得作業を開始する。以下、タービン仕切板用芯出し調整量取得方法について、詳細に説明する。
本第1実施形態のタービン仕切板用芯出し調整量取得方法は、主として、芯出し調整量取得治具1Aをセットする治具セット工程と、芯出し調整量取得治具1Aの所定位置に各ダイヤルゲージ42,43の測定子を当接させ各指針を所定値に設定するダイヤルゲージ設定工程と、支持用アジャスト台3の支持部32を上下動して芯出し調整量取得治具1Aの上下位置を調整する治具位置調整工程と、芯出しに必要な調整量を取得する芯出し調整量取得工程とを有している。
まず、治具セット工程では、図22に示すように、芯出し調整量取得治具1Aの第1部材11を支点用支持台8の基準支持部22に載置する。具体的には、支点用支持台8の基準支持部22の支持稜線22aに、第1部材11の下面であって、第2部材12の両サイドの所定位置を基準位置11bとして当接させる。このとき、基準支持部22に設けられた凹部22bが、図8(a)に示すように、第2部材12を収容する。このため、第2部材12の上面が、基準位置11bを構成する第1部材11の下面および支持稜線22aと同一平面内に配置される。
一方、図22に示すように、芯出し調整量取得治具1Aの第3部材13を支持用アジャスト台3の支持部32に載置する。具体的には、仕切板501に固定された第1ピン501aから第2ピン501bまでの直線距離L1と、第2ピン501bから最寄りの前記仕切板端部501cまでの直線距離L2を足した長さL3だけ、基準位置11bから離れた第3部材13の上面位置に第1ダイヤルゲージ42の測定子の先端を有する支持用アジャスト台3の支持部32に載置する。これで、芯出し調整量取得治具1Aを支点用支持台8および支持用アジャスト台3に載置する治具セット工程が終了する。なお、上述した芯出し調整量取得治具1Aの載置順序は、上記に限定されるものではなく、順不同に載置してもよく同時に載置してもよい。
つぎに、ダイヤルゲージ設定工程では、仕切板501に固定された第1ピン501aから第2ピン501bまでの直線距離L1と、第2ピン501bから最寄りの仕切板端部501cまでの直線距離L2を足した長さL3だけ、基準位置11bから離れた第3部材13の上面位置に第1ダイヤルゲージ42の測定子の先端を当接させ、その指針を仕切板501の軸芯ずれ量wに設定する。
また、第1ピン501aから第2ピン501bまでの直線距離L1だけ、基準位置11bから離れた第3部材13の上面位置に第2ダイヤルゲージ43の測定子の先端を当接させ、その指針をゼロに設定する。
以上により、芯出し調整量取得治具1Aに当接させた第1ダイヤルゲージ42および第2ダイヤルゲージ43の指針を設定するダイヤルゲージ設定工程が終了する。なお、上述した各ダイヤルゲージの設定順序は上記に限定されるものではなく、順不同に設定してもよく、同時に設定してもよい。
つぎに、治具位置調整工程では、支持用アジャスト台3に固定された第1ダイヤルゲージ42の指針がゼロを示すまで、支持用アジャスト台3の上下移動部33を操作して支持部32を上下する。
以上により、支持用アジャスト台3の支持部32を操作して芯出し調整量取得治具1Aの上下位置を調整する治具位置調整工程が終了する。
最後に、芯出し調整量取得工程では、上面用ダイヤルゲージ固定台6に固定された第2ダイヤルゲージ43の指針が示す値を仕切板501に固定された第2ピン501bの調整量として取得する。
ここで、本第1実施形態では、芯出し調整量取得治具1Aが上記のように構成されているため、第2ダイヤルゲージ43の指針が第2ピン501bの調整量を示すこととなる。
以上の各工程を経て取得された仕切板501における第2ピン501bの調整量に基づいて、第2ピンの長さを調整することにより、仕切板501と仕切板本体502の芯出しが行われる。
以上のように、本第1実施形態の芯出し調整量取得治具1Aおよびタービン仕切板用芯出し調整量取得方法によれば、タービン本体502と仕切板501との芯出しを行う際に、熟練や勘を一切必要としない上、何ら計算することなく仕切板501における第2ピン501bの調整量を正確かつ迅速に取得することができる。
つぎに、オンライン時の連続鋳造設備用ロールセグメントにおいて、第1ロールセグメント600を隣接する第2ロールセグメント700の入側ロール701の位置に合わせる第1のロールセグメント芯出し調整量取得方法を説明する。
本発明に係る第1のロールセグメント芯出し調整量取得方法は、図23に示すように、オンライン時に第1ロールセグメント600を調整して、第1ロールセグメント600における各ロール601〜606と隣接する第2ロールセグメント700の入側ロール701とが一直線上に揃うように芯出しするために必要な調整量を取得する方法である。まず、第1ロールセグメント600が第2ロールセグメント700の入側ロール701に対してどの程度ずれているかを把握するために、図23に示すように、第1ロールセグメント600の入側ロール601と第2ロールセグメント700の入側ロール701に測定ゲージ9を当てて、第1ロールセグメント600の出側ロール606と測定ゲージ9間のロール隙間間隔x1を測定する。
ロール隙間間隔x1を測定した後は、図23に示すように、支点用支持台8,支持用アジャスト台3,第1上面用ダイヤルゲージ固定台61および第2上面用ダイヤルゲージ固定台62を直線上に所定の間隔でベース台7に取り付ける。具体的には、支点用支持台8をベース台7に固定した後、第1ロールセグメント600の入側ロール601と出側ロール606間の水平方向距離L1だけ、支点用支持台8から離れた位置に支持用アジャスト台3を固定する。すなわち、支点用支持台8の支持稜線22aと、支持用アジャスト台3に設けられた第1ダイヤルゲージ42の測定子の先端との距離が、水平方向においてL3となるように配置する。
また、図23に示すように、第1ロールセグメント600の入側ロール601と前脚607の軸芯との間の水平方向距離L2だけ、支点用支持台8から支持用アジャスト台3の方向へ離れた位置に第1上面用ダイヤルゲージ固定台61を固定する。すなわち、支点用支持台8の支持稜線22aと、第1上面用ダイヤルゲージ固定台61に設けられた第2ダイヤルゲージ43の測定子の先端との距離が、水平方向においてL2となるように配置する。
さらに、第1ロールセグメント600の前脚607の軸芯と後脚608の軸芯の間の水平方向距離L3だけ、第1上面用ダイヤルゲージ固定台61から支持用アジャスト台3の方向へ離れた位置に第2上面用ダイヤルゲージ固定台62を固定する。すなわち、第1上面用ダイヤルゲージ固定台61に設けられた第2ダイヤルゲージ43の測定子の先端とと、第2上面用ダイヤルゲージ固定台62に設けられた第3ダイヤルゲージ44の測定子の先端との距離が、水平方向においてL3となるように配置する。
なお、本第1実施形態では、第1上面用ダイヤルゲージ固定台61および第2上面用ダイヤルゲージ固定台62を使用しているが、この構成に限定されるものではない。第2ダイヤルゲージ43および第3ダイヤルゲージ44の測定子の先端を第3部材13の上面に当接させるものであれば、どのような構成でもよい。
そして、芯出し調整量取得治具1Aをセットした後、支持用アジャスト台3,第1上面用ダイヤルゲージ固定台61および第2上面用ダイヤルゲージ固定台62にそれぞれ固定された第1ダイヤルゲージ42,第2ダイヤルゲージ43および第3ダイヤルゲージ44の各測定子を芯出し調整量取得治具1Aの所定位置に当接させるとともに、各指針を所定の値に設定して芯出し調整量取得作業を開始する。以下、第1のロールセグメント用芯出し調整量取得方法について、詳細に説明する。
本第1実施形態の第1のロールセグメント用芯出し調整量取得方法は、主として、芯出し調整量取得治具1Aをセットする治具セット工程と、芯出し調整量取得治具1Aの所定位置に各ダイヤルゲージ42〜44の測定子を当接させ各指針を所定値に設定するダイヤルゲージ設定工程と、支持用アジャスト台3の支持部32を上下動して芯出し調整量取得治具1Aの上下位置を調整する治具位置調整工程と、芯出しに必要な調整量を取得する芯出し調整量取得工程とを有している。
まず、治具セット工程では、図23に示すように、芯出し調整量取得治具1Aの第1部材11を支点用支持台8の基準支持部22に載置する。具体的には、支点用支持台8の基準支持部22の支持稜線22aに、第1部材11の下面であって、第2部材12の両サイドの所定位置を基準位置11bとして当接させる。このとき、基準支持部22に設けられた凹部22bが、図8(a)に示すように、第2部材12を収容する。このため、第2部材12の上面が、基準位置11bを構成する第1部材11の下面および支持稜線22aと同一平面内に配置される。
一方、図23に示すように、芯出し調整量取得治具1Aの第3部材13を支持用アジャスト台3の支持部32に載置する。具体的には、第1ロールセグメント600の入側ロール601と出側ロール606間の水平方向距離L1だけ、基準位置11bから離れた第3部材13の上面位置に第1ダイヤルゲージ42の測定子の先端を有する支持用アジャスト台3の支持部32に載置する。これで、芯出し調整量取得治具1Aを支点用支持台8および支持用アジャスト台3に載置する治具セット工程が終了する。なお、上述した芯出し調整量取得治具1Aの載置順序は、上記に限定されるものではなく、順不同に載置してもよく同時に載置してもよい。
つぎに、ダイヤルゲージ設定工程では、第1ロールセグメント600の入側ロール601と出側ロール606間の水平方向距離L1だけ、基準位置11bから離れた第3部材13の上面位置に第1ダイヤルゲージ42の測定子の先端を当接させ、その指針を第1ロールセグメント600の出側ロール606のロール隙間間隔x1に設定する。
また、第1ロールセグメント600の入側ロール601と第1ロールセグメント606の前脚607の軸芯との間の水平方向距離L2だけ、基準位置11bから離れた第3部材13の上面位置に第2ダイヤルゲージ43の測定子の先端を当接させ、その指針をゼロに設定する。
さらに、第1ロールセグメント600の前脚607の軸芯と後脚608の軸芯との間の水平方向距離L3だけ、第2ダイヤルゲージ43の当接位置から第1ダイヤルゲージ42の方向へ離れた第3部材13の上面位置に第3ダイヤルゲージ44の測定子の先端を当接させ、その指針をゼロに設定する。
以上により、芯出し調整量取得治具1Aに当接させた第1ダイヤルゲージ42,第2ダイヤルゲージ43および第3ダイヤルゲージ44の指針を設定するダイヤルゲージ設定工程が終了する。なお、上述した各ダイヤルゲージの設定順序は上記に限定されるものではなく、順不同に設定してもよく、同時に設定してもよい。
つぎに、治具位置調整工程では、第1ダイヤルゲージ42の指針がゼロを示すまで支持用アジャスト台3の上下移動部33を操作して支持部32を上下する。これにより、支持用アジャスト台3の支持部32を操作して芯出し調整量取得治具1Aの上下位置を調整する治具位置調整工程が終了する。
最後に、芯出し調整量取得工程では、第1上面用ダイヤルゲージ固定台61に固定された第2ダイヤルゲージ43の指針が示す値を第1ロールセグメント600の前脚調整量として取得する。また、第2上面用ダイヤルゲージ固定台62に固定された第3ダイヤルゲージ44の指針が示す値を第1ロールセグメント600の後脚調整量として取得する。
ここで、本第1実施形態では、芯出し調整量取得治具1Aが上記のように構成されているため、第2ダイヤルゲージ43の指針が前脚調整量を示し、第3ダイヤルゲージ44の指針が後脚調整量を示すこととなる。
以上の各工程を経て取得された第1ロールセグメント600の前脚調整量および後脚調整量に基づいて、第1ロールセグメント600の前脚607および後脚607の下側のシムライナーを抜き差しすることにより、隣接する第2ロールセグメント700に対して第1ロールセグメント600の芯出しが行われる。
以上のように、本第1実施形態の芯出し調整量取得治具1Aおよび第1のロールセグメント芯出し調整量取得方法によれば、第1ロールセグメント600を隣接する第2ロールセグメント700の入側ロール701の位置に合わせる際に、熟練や勘を一切必要としない上、何ら計算することなく第1ロールセグメント600の前脚調整量および後脚調整量を正確かつ迅速に取得することができる。
つぎに、オンライン時の連続鋳造設備用ロールセグメントにおいて、第2ロールセグメント700を隣接する第1ロールセグメント600の出側ロール606の位置に合わせる第2のロールセグメント芯出し調整量取得方法を説明する。
ここでは、上述した第1のロールセグメント芯出し調整量取得方法とは反対に、オンライン時に第2ロールセグメント700側を調整して、第2ロールセグメント700の各ロール701〜706と隣接する第1ロールセグメント600の出側ロール606とが一直線上に揃うように芯出しするために必要な調整量を取得する方法である。まず、第2ロールセグメント700が第1ロールセグメント600の出側ロール606に対してどの程度ずれているかを把握するために、図24および図25に示すように、第1ロールセグメント600の入側ロール601と第2ロールセグメント700の入側ロール701に測定ゲージ9を当てて、第1ロールセグメント600の出側ロール606と測定ゲージ9間のロール隙間間隔x1を測定する。また、第2ロールセグメント700の出側ロール706と前記測定ゲージ9間のロール隙間間隔x2を測定する。
ロール隙間間隔x1,x2を測定した後は、図24に示すように、支点用支持台8,第1支持用アジャスト台3aおよび第2支持用アジャスト台3bを直線上に所定の間隔でベース台に取り付ける。具体的には、支点用支持台8をベース台7に固定した後、第1ロールセグメント600の入側ロール601と出側ロール606間の水平方向距離L1だけ、支点用支持台8から離れた位置に第1支持用アジャスト台3aを固定する。すなわち、支点用支持台8の支持稜線22aと、第1支持用アジャスト台3aに設けられた第1ダイヤルゲージ42の測定子の先端との距離が、水平方向においてL1となるように配置する。
また、図24に示すように、第1ロールセグメント600の入側ロール601と第2ロールセグメント700の入側ロール701間の水平方向距離L2だけ、支点用支持台8から離れた位置に第2支持用アジャスト台3bを固定する。すなわち、支点用支持台8の支持稜線22aと、第2支持用アジャスト台3bに設けられた第2ダイヤルゲージ43の測定子の先端との距離が、水平方向においてL2となるように配置する。
そして、芯出し調整量取得治具1Aをセットした後、第1支持用アジャスト台3aおよび第2支持用アジャスト台3bにそれぞれ固定された第1ダイヤルゲージ42および第2ダイヤルゲージ43の各測定子を芯出し調整量取得治具1Aの所定位置に当接させるとともに、各指針を所定の値に設定して芯出し調整量取得作業を開始する。以下、第2のロールセグメント用芯出し調整量取得方法について、詳細に説明する。
本第1実施形態の第2のロールセグメント用芯出し調整量取得方法は、主として、芯出し調整量取得治具1Aをセットする治具セット工程と、芯出し調整量取得治具1Aの所定位置に各ダイヤルゲージ42〜44の測定子を当接させ各指針を所定値に設定する第1〜第3のダイヤルゲージ設定工程と、第1支持用アジャスト台3aおよび第2支持用アジャスト台3bの各支持部32を上下動して芯出し調整量取得治具1Aの上下位置を調整する第1〜第3の治具位置調整工程と、第2ロールセグメントの入側ロール高さを取得する入側ロール高さ取得工程と、芯出しに必要な調整量を取得する芯出し調整量取得工程とを有している。
まず、治具セット工程では、図24に示すように、芯出し調整量取得治具1Aの第1部材11を支点用支持台8の基準支持部22に載置する。具体的には、支点用支持台8の基準支持部22の支持稜線22aに、第1部材11の下面であって、第2部材12の両サイドの所定位置を基準位置11bとして当接させる。このとき、基準支持部22に設けられた凹部22bが、図8(a)に示すように、第2部材12を収容する。このため、第2部材12の上面が、基準位置11bを構成する第1部材11の下面および支持稜線22aと同一平面内に配置される。
一方、図24に示すように、芯出し調整量取得治具1Aの第3部材13を第1支持用アジャスト台3aの支持部32および第2支持用アジャスト台3bの支持部32に載置する。具体的には、第1ロールセグメント600の入側ロール601と出側ロール606間の水平方向距離L1だけ、基準位置11bから離れた第3部材13の上面位置に第1ダイヤルゲージ42の測定子の先端を有する第1支持用アジャスト台3aの支持部32を載置するとともに、第1ロールセグメント600の入側ロール601と第2ロールセグメント700の入側ロール701間の水平方向距離L2だけ、基準位置11bから離れた第3部材13の上面位置に第2ダイヤルゲージ43の測定子の先端を有する第2支持用アジャスト台3bの支持部32に載置する。なお、上述した芯出し調整量取得治具1Aの載置順序は、上記に限定されるものではなく、順不同に載置してもよく同時に載置してもよい。
つぎに、第1のダイヤルゲージ設定工程では、第1ロールセグメント600の入側ロール601と出側ロール606間の水平方向距離L1だけ、基準位置11bから離れた第3部材13の上面位置に第1ダイヤルゲージ42の測定子の先端を当接させ、その指針を第1ロールセグメント600の出側ロール606のロール隙間間隔x1に設定する。
また、第1ロールセグメント600の入側ロール601と第2ロールセグメント700の入側ロール701間の水平方向距離L2だけ、基準位置11bから離れた第3部材13の上面位置に第2ダイヤルゲージ43を当接させ、その指針をゼロに設定する。なお、第1のダイヤルゲージ設定工程において、上述した各ダイヤルゲージの設定順序は上記に限定されるものではなく、順不同に設定してもよく、同時に設定してもよい。
つぎに、第1の治具位置調整工程では、第1ダイヤルゲージ42の指針がゼロを示すまで第1支持用アジャスト台3aの上下移動部33を操作して支持部32を上下する。
つぎに、入側ロール高さ取得工程では、第1の治具位置調整工程が終了した時点において、第2ダイヤルゲージ43の指針が示す値を第2ロールセグメント700の入側ロール高さx3として取得する。
つぎに、第2のダイヤルゲージ設定工程では、図25に示すように、第2ロールセグメント700の入側ロール701と出側ロール706の水平方向距離L3だけ、基準位置11bから離れた位置に、第1ダイヤルゲージ42の測定子の先端を当接し直し、その指針を前記第2ロールセグメント700の出側ロール706のロール隙間間隔x2に設定する。
また、第2ロールセグメント700の入側ロール701と第2ロールセグメント700の前脚707との間の水平方向距離L4だけ、基準位置11bから離れた第3部材13の上面位置に第3ダイヤルゲージ44の測定子の先端を当接させた状態で、この第3ダイヤルゲージ44が設けられた第1上面用ダイヤルゲージ固定台61をベース台7に固定する。
さらに、第2ロールセグメント700の前脚707の軸芯と後脚708の軸芯との間の水平方向距離L5だけ、第3ダイヤルゲージ44の当接位置から第1支持用アジャスト台3aの方向へ離れた第3部材13の上面位置に第4ダイヤルゲージ45の測定子の先端を当接させた状態で、この第4ダイヤルゲージ45が設けられた第2上面用ダイヤルゲージ固定台62をベース台7に固定する。なお、第2のダイヤルゲージ設定工程において、上述した各ダイヤルゲージの設定順序は上記に限定されるものではなく、順不同に設定してもよく、同時に設定してもよい。
つぎに、第2の治具位置調整工程では、第1ダイヤルゲージ42の指針がゼロを示すまで第1支持用アジャスト台3aの上下移動部33を操作して支持部32を上下する。
そして、第3のダイヤルゲージ設定工程では、第3ダイヤルゲージ44および第4ダイヤルゲージ45の指針をゼロに設定する。
さらに、第3の治具位置調整工程では、第2ダイヤルゲージ43の指針がゼロを示すまで第2支持用アジャスト台3bの上下移動部33を操作して支持部32を上下する。
最後に、芯出し調整量取得工程では、第3ダイヤルゲージ44の指針が示す値に、取得された第2ロールセグメント700の入側ロール高さx3を足した値を第2ロールセグメント700の前脚調整量として取得する。また、第4ダイヤルゲージ44の指針が示す値に、取得された第2ロールセグメント700の入側ロール高さx3を足した値を第2ロールセグメント700の後脚調整量として取得する。
以上の各工程を経て取得された第2ロールセグメント700の前脚調整量および後脚調整量に基づいて、第2ロールセグメント700の前脚707および後脚707の下側のシムライナーを抜き差しすることにより、隣接する第1ロールセグメント600に対して第2ロールセグメント700の芯出しが行われる。
なお、本第1実施形態では、第1上面用ダイヤルゲージ固定台61および第2上面用ダイヤルゲージ固定台62を使用しているが、この構成に限定されるものではない。第3ダイヤルゲージ44および第4ダイヤルゲージ45の測定子の先端を第3部材13の上面に当接させるものであれば、どのような構成でもよい。
以上のように、本第1実施形態の芯出し調整量取得治具1Aおよび第2のロールセグメント芯出し調整量取得方法によれば、第2ロールセグメント700を隣接する第1ロールセグメント600の出側ロール606の位置に合わせる際に、熟練や勘を一切必要としない上、何ら計算することなく第2ロールセグメント700の前脚調整量および後脚調整量を正確かつ迅速に取得することができる。
なお、本発明に係る第1および第2のロールセグメント芯出し調整量取得方法は、水平部のロールセグメントおよびR部のロールセグメントのいずれにおいても同じ要領で芯出しを行うための調整量が取得できる。
つぎに、本発明に係る芯出し調整量取得治具の第2実施形態について説明する。なお、本第2実施形態に係る芯出し調整量取得治具1Bの構成のうち、前述した第1実施形態と同一もしくは相当する構成は同一の符号を付し、再度の説明を省略する。
本第2実施形態に係る芯出し調整量取得治具1Bは、オフライン時の連続鋳造設備用ロールセグメントにおけるロールや連続鋳造設備に設けられたタンディッシュにおける下鉄芯の芯出しに必要な調整量を取得するための治具であって、第1実施形態に係る芯出し調整量取得治具1Aの第1部材11、第2部材12および第3部材13に加えて、第4部材14が備えられたものである。
第4部材14は、略平板状に形成されており、図26および図27に示すように、第1部材11と同じ横幅を有している。なお、本第2実施形態において、第4部材14は、略平板状に形成されているが、この構成に限定されるものではなく、少なくとも平面状の上面を有していればよい。
以上の構成において、図26および図27に示すように、第4部材14は開口部11aを挟んで第3部材13の反対側に設けられているとともに、第1部材11の下面と第4部材14の上面はそれぞれの一部が上下に重ねられて密着されている。すなわち、第1部材11の下面と、第2部材12の上面と、第3部材13の上面と、第4部材14の上面とが同一平面状になるように密着されている。
なお、本第2実施形態では、便宜上、芯出し調整量取得治具1Bが、第1部材11と、第2部材12と、第3部材13と、第4部材14とから構成されているが、別個の部材を組み合わせた構成に限定されるものではない。すなわち、各部材に相当する部分を有し、上述した構成を満たすものであれば、2以上の部材が1つの部材から切削加工等により形成されて一体に構成されていてもよい。また、第1部材11と、第2部材12と、第3部材13と同様に、第4部材の長手方向における長さは、適宜変更することができる。
つぎに、本第2実施形態に係る芯出し調整量取得治具1Bを用いて、各装置の芯出しを行うための芯出し調整量取得方法について説明する。
はじめに、オフライン時の連続鋳造設備用ロールセグメントにおいて、ロールの芯出しに必要な調整量を取得するためのオフラインロール用芯出し調整量取得方法を説明する。
本発明に係るオフラインロール用芯出し調整量取得方法は、図28に示すように、ロール801をロールセグメント800に水平に取り付けるためのオフライン時における芯出しに必要な調整量を取得する方法である。まず、ロール801ロールセグメント800に対してどの程度ずれているかを把握するために、ロール801上の所定位置に設けられた第1測定ゲージ91および第2測定ゲージ92と、ロール801上の第1測定箇所R1および第2測定箇所R2におけるロール隙間間隔y1,y2を測定する。
ロール隙間間隔y1,y2を測定した後は、図28に示すように、支点用アジャスト台2,支持用アジャスト台3,第1上面用ダイヤルゲージ固定台61および第2上面用ダイヤルゲージ固定台62を直線上に所定の間隔でベース台7に取り付ける。具体的には、支点用アジャスト台8をベース台7に固定した後、第1測定箇所R1および第2測定箇所R2の間の水平方向距離L1だけ、支点用アジャスト台2から離れた位置に支持用アジャスト台3を固定する。すなわち、支点用アジャスト台2に設けられた第1ダイヤルゲージ42の測定子の先端と、支持用アジャスト台3に設けられた第2ダイヤルゲージ43の測定子の先端との距離が、水平方向においてL1となるように配置する。
また、図28に示すように、第1測定箇所R1から最寄りの第1軸受802の軸芯までの水平方向距離L2だけ、支点用アジャスト台2から離れた位置に第1上面用ダイヤルゲージ固定台61を固定する。すなわち、支点用アジャスト台2に設けられた第1ダイヤルゲージ42の測定子の先端と、第1上面用ダイヤルゲージ固定台61に設けられた第3ダイヤルゲージ44の測定子の先端との距離が、水平方向においてL2となるように配置する。
さらに、図28に示すように、第2測定箇所R2から最寄りの第2軸受803の軸芯までの水平方向距離L3だけ、支持用アジャスト台3から支点用アジャスト台2とは反対方向に離れた位置に第2上面用ダイヤルゲージ固定台62を固定する。すなわち、支持用アジャスト台3に設けられた第2ダイヤルゲージ43の測定子の先端と、第2上面用ダイヤルゲージ固定台62に設けられた第4ダイヤルゲージ45の測定子の先端との距離が、水平方向においてL3となるように配置する。
また、本第1実施形態では、第1上面用ダイヤルゲージ固定台61および第2上面用ダイヤルゲージ固定台62を使用しているが、これらの構成に限定されるものではない。第3ダイヤルゲージ44の測定子の先端を第4部材14の上面に当接させるもの、第4ダイヤルゲージ45の測定子の先端を第3部材13の上面に当接させるものであれば、どのような構成でもよい。
そして、芯出し調整量取得治具1Bをセットした後、支点用アジャスト台2,支持用アジャスト台3,第1上面用ダイヤルゲージ固定台61,第2上面用ダイヤルゲージ固定台62にそれぞれ固定された第1ダイヤルゲージ42,第2ダイヤルゲージ43,第3ダイヤルゲージ44および第4ダイヤルゲージ45の各測定子を芯出し調整量取得治具1Bの所定位置に当接させるとともに、各指針を所定の値に設定して芯出し調整量取得作業を開始する。以下、オフラインロール用芯出し調整量取得方法について、詳細に説明する。
本第2実施形態オフラインロール用芯出し調整量取得方法は、主として、芯出し調整量取得治具1Bをセットする治具セット工程と、芯出し調整量取得治具1Bの所定位置に各ダイヤルゲージ42〜45の測定子を当接させ各指針を所定値に設定するダイヤルゲージ設定工程と、支点用アジャスト台2の基準支持部22および支持用アジャスト台3の支持部32を上下動して芯出し調整量取得治具1Aの上下位置を調整する治具位置調整工程と、芯出しに必要な調整量を取得する芯出し調整量取得工程とを有している。
まず、治具セット工程では、図28に示すように、芯出し調整量取得治具1Bの第1部材11を支点用アジャスト台2の基準支持部22に載置する。具体的には、上下移動可能な支点用アジャスト台2の基準支持部22の支持稜線22aに、第1部材11の下面であって、第2部材12の両サイドの所定位置を基準位置11bとして当接させる。このとき、基準支持部22に設けられた凹部22bが、図8(a)に示すように、第2部材12を収容する。このため、第2部材12の上面が、基準位置11bを構成する第1部材11の下面および支持稜線22aと同一平面内に配置される。また、第1部材11の開口部11aが第2部材12の上面を露出させるため、第1ダイヤルゲージ42の測定子の先端が基準位置11bに当接しうることとなる。
一方、図28に示すように、芯出し調整量取得治具1BAの第3部材13を支持用アジャスト台3の支持部32に載置する。具体的には、上述したとおり、所定位置に固定された第1測定ゲージ91および第2測定ゲージ92とロール801間のロール隙間間隔y1,y2が測定される第1測定箇所R1および第2測定箇所R2の間の水平方向距離L1だけ、基準位置11bから離れた第3部材13の下面位置に上下移動可能な支持用アジャスト台3の支持部32を当接させる。これで、芯出し調整量取得治具1Bを支点用アジャスト台2および支持用アジャスト台3に載置する治具セット工程が終了する。なお、上述した芯出し調整量取得治具1Aの載置順序は、上記に限定されるものではなく、順不同に載置してもよく同時に載置してもよい。
つぎに、ダイヤルゲージ設定工程では、まず芯出し調整量取得治具1Bにおける第1部材11の開口部11aに露出した第2部材12の上面であって、基準位置11bに対応する位置に第1ダイヤルゲージ42を当接させ、その指針を、所定位置に固定された第1測定ゲージ91とロール800における第1測定箇所R1とのロール隙間間隔y1に設定する。
また、第1測定箇所R1から、第2測定ゲージ92とロール800間のロール隙間間隔y2が測定される第2測定箇所までの水平方向距離だけ、基準位置11bから離れた第3部材13の上面位置に第2ダイヤルゲージ43の測定子の先端を当接させ、その指針を第2測定箇所R2におけるロール隙間間隔y2に設定する。
さらに、第1測定箇所R1から最寄りの第1軸受802の軸芯までの水平方向距離L2だけ、基準位置11aから離れた第4部材14の上面位置に第3ダイヤルゲージ44を当接させ、その指針をゼロに設定する。
また、第2測定箇所R2から最寄りの第2軸受803の軸芯までの水平方向距離L3だけ、第2ダイヤルゲージ43の当接位置から前記基準位置11bとは反対方向に離れた第3部材13の上面位置に第4ダイヤルゲージ45の測定子の先端を当接させ、その指針をゼロに設定する。
以上により、芯出し調整量取得治具1Bに当接させた第1ダイヤルゲージ42,第2ダイヤルゲージ43,第3ダイヤルゲージ44および第4ダイヤルゲージ45の指針を設定するダイヤルゲージ設定工程が終了する。なお、上述した各ダイヤルゲージの設定順序は上記に限定されるものではなく、順不同に設定してもよく、同時に設定してもよい。
つぎに、治具位置調整工程では、支点用アジャスト台2に固定された第1ダイヤルゲージ42の指針および支持用アジャスト台3に固定された前記第2ダイヤルゲージ43の指針が前記ロール隙間間隔y1,y2の許容範囲の半分の値を示すまで、支点用アジャスト台2の上下移動部23および支持用アジャスト台3の上下移動部33を操作して、基準支持部22および支持部32を上下する。
以上により、支点用アジャスト台2の基準支持部22および支持用アジャスト台3の支持部32を操作して芯出し調整量取得治具1Bの上下位置を調整する治具位置調整工程が終了する。
最後に、芯出し調整量取得工程では、第1上面用ダイヤルゲージ固定台61に固定された第3ダイヤルゲージ44の指針が示す値を第1軸受802の高さ調整量として取得する。また、第2上面用ダイヤルゲージ固定台62に固定された第4ダイヤルゲージ45の指針が示す値を第2軸受803の高さ調整量として取得する。なお、調整量の取得順序は上記に限定されるものではなく、順不同に取得してもよく、同時に取得してもよい。
以上の各工程を経て取得された第1軸受802および第2軸受803の高さ調整量に基づいて、第1軸受802および第2軸受803の下側のシムライナーを抜き差しすることにより、ロール801の芯出しが行われる。
以上のように、本第2実施形態の芯出し調整量取得治具1Bおよびオフラインロール用芯出し調整量取得方法によれば、ロール801の高さ方向における芯出しを行う際に、熟練や勘を一切必要としない上、何ら計算することなく第1軸受802および第2軸受803の高さ調整量を正確かつ迅速に取得することができる。
つぎに、連続鋳造設備に設けられたタンディッシュにおける下鉄芯の芯出しに必要な調整量を取得するためのタンディッシュ下鉄芯用芯出し調整量取得方法を説明する。
本発明に係るタンディッシュ下鉄芯用芯出し調整量取得方法は、タンディッシュ(図示せず)の底面の凹凸に影響を受けずに、下鉄芯900を水平に取り付けるための芯出しに必要な調整量を取得する方法である。まず、下鉄芯900における第1測定箇所S1および第2測定箇所S2と天端(てんば:図示せず)との天端間距離を測定し、その測定値が予め定められた適正値とどの程度ずれているかを測定する。ここで、天端とは、タンディッシュの底面であって、下鉄芯900が固定される部分をいう。そして、第1測定箇所S1におけるずれ量をz1とし、第2測定箇所S2におけるずれ量をz2とする。
第1測定箇所S1および第2測定箇所S2におけるずれ量z1,z2を測定した後は、図29に示すように、支点用アジャスト台2,支持用アジャスト台3,第1上面用ダイヤルゲージ固定台61および第2上面用ダイヤルゲージ固定台62を直線上に所定の間隔でベース台7に取り付ける。具体的には、支点用アジャスト台2をベース台7に固定した後、第1測定箇所S1および第2測定箇所S2の間の水平方向距離L1だけ、支点用アジャスト台2から離れた位置に支持用アジャスト台3を固定する。すなわち、支点用アジャスト台2に設けられた第1ダイヤルゲージ42の測定子の先端と、支持用アジャスト台3に設けられた第2ダイヤルゲージ43の測定子の先端との距離が、水平方向においてL1となるように配置する。
また、図29に示すように、第1測定箇所S1から最寄りの第1ボルト孔901の軸芯までの水平方向距離L2だけ、支点用アジャスト台2から離れた位置に第1上面用ダイヤルゲージ固定台61を固定する。すなわち、支点用アジャスト台2に設けられた第1ダイヤルゲージ42の測定子の先端と、第1上面用ダイヤルゲージ固定台61に設けられた第3ダイヤルゲージ44の測定子の先端との距離が、水平方向においてL2となるように配置する。
さらに、図29に示すように、第2測定箇所S2から最寄りの第2ボルト孔902の軸芯までの水平方向距離L3だけ、支持用アジャスト台3から支点用アジャスト台2とは反対方向に離れた位置に第2上面用ダイヤルゲージ固定台62を固定する。すなわち、支持用アジャスト台3に設けられた第2ダイヤルゲージ43の測定子の先端と、第2上面用ダイヤルゲージ固定台62に設けられた第4ダイヤルゲージ45の測定子の先端との距離が、水平方向においてL3となるように配置する。
また、本第2実施形態では、第1上面用ダイヤルゲージ固定台61および第2上面用ダイヤルゲージ固定台62を使用しているが、これらの構成に限定されるものではない。第3ダイヤルゲージ44の測定子の先端を第4部材14の上面に当接させるもの、第4ダイヤルゲージ45の測定子の先端を第3部材13の上面に当接させるものであれば、どのような構成でもよい。
そして、芯出し調整量取得治具1Bをセットした後、支点用アジャスト台2,支持用アジャスト台3,第1上面用ダイヤルゲージ固定台61,第2上面用ダイヤルゲージ固定台62にそれぞれ固定された第1ダイヤルゲージ42,第2ダイヤルゲージ43,第3ダイヤルゲージ44および第4ダイヤルゲージ45の各測定子を芯出し調整量取得治具1Bの所定位置に当接させるとともに、各指針を所定の値に設定して芯出し調整量取得作業を開始する。以下、タンディッシュ下鉄芯用芯出し調整量取得方法について、詳細に説明する。
本第2実施形態のタンディッシュ下鉄芯用芯出し調整量取得方法は、主として、芯出し調整量取得治具1Bをセットする治具セット工程と、芯出し調整量取得治具1Bの所定位置に各ダイヤルゲージ42〜45の測定子を当接させ各指針を所定値に設定するダイヤルゲージ設定工程と、支点用アジャスト台2の基準支持部22および支持用アジャスト台3の支持部32を上下動して芯出し調整量取得治具1Aの上下位置を調整する治具位置調整工程と、芯出しに必要な調整量を取得する芯出し調整量取得工程とを有している。
まず、治具セット工程では、図29に示すように、芯出し調整量取得治具1Bの支点用アジャスト台2の基準支持部22に載置する。具体的には、上下移動可能な支点用アジャスト台2の基準支持部22の支持稜線22aに、第1部材11の下面であって、第2部材12の両サイドの所定位置を基準位置11bとして当接させる。このとき、基準支持部22に設けられた凹部22bが、図8(a)に示すように、第2部材12を収容する。このため、第2部材12の上面が、基準位置11bを構成する第1部材11の下面および支持稜線22aと同一平面内に配置される。また、第1部材11の開口部11aが第2部材12の上面を露出させるため、第1ダイヤルゲージ42の測定子の先端が基準位置11bに当接しうることとなる。
一方、図29に示すように、芯出し調整量取得治具1BAの第3部材13を支持用アジャスト台3の支持部32に載置する。具体的には、天端との距離が測定される下鉄芯900における第1測定箇所S1および第2測定箇所S2の間の水平方向距離L1だけ、基準位置11bから離れた第3部材13の下面位置に上下移動可能な支持用アジャスト台3の支持部32を当接させる。これで、芯出し調整量取得治具1Bを支点用アジャスト台2および支持用アジャスト台3に載置する治具セット工程が終了する。なお、上述した芯出し調整量取得治具1Aの載置順序は、上記に限定されるものではなく、順不同に載置してもよく同時に載置してもよい。
つぎに、ダイヤルゲージ設定工程では、まず芯出し調整量取得治具1Bにおける第1部材11の開口部11aに露出した第2部材12の上面であって、基準位置11bに対応する位置に第1ダイヤルゲージ42の測定子の先端を当接させ、その指針を、天端との距離が測定される下鉄芯900における第1測定箇所S1と天端間距離のずれ量z1に設定する。
また、天端との距離が測定される下鉄芯900における第1測定箇所S1および第2測定箇所S2の間の水平方向距離L1だけ、基準位置11bから離れた第3部材13の上面位置に第2ダイヤルゲージ43の測定子の先端を当接させ、その指針を、第2測定箇所S2と天端間距離のずれ量z2に設定する。
さらに、第1測定箇所S1から最寄りの第1ボルト孔901の軸芯までの水平方向距離L2だけ、基準位置11bから離れた第4部材14の上面位置に第3ダイヤルゲージ44の測定子の先端を当接させ、その指針をゼロに設定する。
また、第2測定箇所S2から最寄りの第2ボルト孔902の軸芯までの水平方向距離L3だけ、第2ダイヤルゲージ43の当接位置から基準位置11bとは反対の水平方向に離れた第3部材13の上面位置に第4ダイヤルゲージ45の測定子の先端を当接させ、その指針をゼロに設定する。
以上により、芯出し調整量取得治具1Bに当接させた第1ダイヤルゲージ42,第2ダイヤルゲージ43,第3ダイヤルゲージ44および第4ダイヤルゲージ45の指針を設定するダイヤルゲージ設定工程が終了する。なお、上述した各ダイヤルゲージの設定順序は上記に限定されるものではなく、順不同に設定してもよく、同時に設定してもよい。
つぎに、治具位置調整工程では、支点用アジャスト台2に固定された第1ダイヤルゲージ42の指針および支持用アジャスト台3に固定された第2ダイヤルゲージ43の指針がゼロを示すまで、支点用アジャスト台2の上下移動部23および支持用アジャスト台3の上下移動部33を操作して、基準支持部22および支持部32を上下する。
以上により、支点用アジャスト台2の基準支持部22および支持用アジャスト台3の支持部32を操作して芯出し調整量取得治具1Bの上下位置を調整する治具位置調整工程が終了する。
最後に、芯出し調整量取得工程では、第1上面用ダイヤルゲージ固定台61に固定された第3ダイヤルゲージ44の指針が示す値を、第1ボルト孔901にボルトを介して取り付けられる第1取付軸ナット905の長さ調整量として取得する。また、第2上面用ダイヤルゲージ固定台62に固定された第4ダイヤルゲージ45の指針が示す値を、第2ボルト孔902にボルトを介して取り付けられる第2取付軸ナット906の長さ調整量として取得する。なお、調整量の取得順序は上記に限定されるものではなく、順不同に取得してもよく、同時に取得してもよい。
以上の各工程を経て取得された第1取付軸ナット905および第2取付軸ナット906の長さ調整量に基づいて、第1取付軸ナット905および第2取付軸ナット906の長さを調整することにより、第1測定箇所S1および第2測定箇所S2における天端間距離を予め定められた適正値に合わせることができる。
以上のように、第1ボルト孔901に取り付けられる第1ボルトと、第2ボルト孔902に取り付けられる第2ボルトの長さ調整量を取得した後には、図29に示すように、下鉄芯900の上面における第3測定箇所S3および第4測定箇所S4についても同様の要領で、第3ボルト孔903に取り付けられる第3ボルトおよび第4ボルト孔904に取り付けられる第4ボルトの長さ調整量を取得する。そして、取得された長さ調整量を用いて各ボルトの長さを調整することで、タンディッシュ底面の凹凸に影響を受けずに、下鉄芯900をタンディッシュ底面に水平に取り付けることができる。すなわち下鉄芯900の芯出しをすることができる。
以上のように、本第2実施形態の芯出し調整量取得治具1Bおよびタンディッシュ下鉄芯用芯出し調整量取得方法によれば、タンディッシュの下鉄芯900の芯出しを行う際に、熟練や勘を一切必要としない上、何ら計算することなく、タンディッシュ底面の凹凸に影響を受けずに、下鉄芯900をタンディッシュ底面に水平に取り付けることができる。すなわち下鉄芯900の芯出しをすることができる。
以上のように、本発明によれば、以下のような作用効果を奏することができる。
1.様々な装置の芯出しに必要な調整量を正確かつ迅速に取得することができる。
2.熟練や勘を一切必要としない上、何ら計算することなく機械的に調整量を取得することができる。
3.モータ用芯出し調整量取得方法によって、モータ100と被駆動装置200における高さ方向および左右方向の芯出しを行うために必要となる、モータ100の前脚調整量および後脚調整量を正確かつ迅速に取得することができる。
4.大型モータのように芯出しの際、モータ100の前脚104および後脚103の両方を調整することが大変であるときには、モータ用芯出し前脚調整量取得方法によって、モータ100の前脚調整量のみを正確かつ迅速に取得することができる。
5.大型モータのように芯出しの際、モータ100の前脚104および後脚103の両方を調整することが大変であるときには、モータ用芯出し後脚調整量取得方法によって、モータ100の後調整量のみを正確かつ迅速に取得することができる。
6.減速機用芯出し調整量取得方法によって、減速機300と、被駆動装置400およびモータ100における高さ方向および左右方向の芯出しを行うために必要となる、減速機/増速機300の前脚調整量および後脚調整量を正確かつ迅速に取得することができる。
7.タービン仕切板用芯出し調整量取得方法によって、仕切板501と仕切板本体502の芯出しを行うために必要となる、仕切板501の第2ピン501bの調整量を正確かつ迅速に取得することができる。
8.第1のロールセグメント芯出し調整量取得方法によって、オンライン時の連続鋳造設備用ロールセグメントにおいて、第1ロールセグメント600を隣接する第2ロールセグメント700の入側ロール701に合わせるために必要となる、第1ロールセグメント600の前脚調整量および後脚調整量を正確かつ迅速に取得することができる。
9.第2のロールセグメント芯出し調整量取得方法によって、オンライン時の連続鋳造設備用ロールセグメントにおいて、第2ロールセグメント700を隣接する第1ロールセグメント600の出側ロール606に合わせるために必要となる、第2ロールセグメント700の前脚調整量および後脚調整量を正確かつ迅速に取得することができる。
10.オフラインロール用芯出し調整量取得方法によって、オフライン時の連続鋳造設備用ロールセグメントにおいて、ロールの芯出しを行うために必要となる、ロール801における第1軸受802および第2軸受803の高さ調整量を正確かつ迅速に取得することができる。
11.タンディッシュ下鉄芯用芯出し調整量取得方法によって、連続鋳造設備に設けられたタンディッシュにおける下鉄芯の芯出しを行うために必要となる、第1ボルト孔901〜第4ボルト孔904に取り付けられる第1ボルト〜第4ボルトの長さ調整量を正確かつ迅速に取得することができる。
なお、本発明に係る芯出し調整量取得治具および芯出し調整量取得方法は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更することができる。
例えば、モータ用芯出し調整量取得方法,減速機/増速機用芯出し調整量取得方法,タービン仕切板用芯出し調整量取得方法,第1のロールセグメント芯出し調整量取得方法および第2のロールセグメント芯出し調整量取得方法においては、第1実施形態に係る芯出し調整量取得治具1Aを使用しているが、これに代えて、第2実施形態に係る芯出し調整量取得治具1Bを使用することもできる。
また、第1実施形態および第2実施形態においては、各ダイヤルゲージの指針を所定の値にセットして、その値がゼロを示すように芯出し調整量取得治具1A,1Bを操作したが、例えば、各ダイヤルゲージの指針はゼロにセットしておき、各ダイヤルゲージの指針が所定の値を示すまで芯出し調整量取得治具1A,1Bを操作してもよく、本実施形態に限定されるものではない。
また、第2実施形態においては、モータ100,減速機/増速機300,タービンの仕切板501,連続鋳造設備におけるオンライン時のロールセグメント600,700,オフライン時のロールセグメントにおけるロール800,タンディッシュの下鉄芯900についての芯出し調整量取得方法を説明しているが、これら以外の装置であって芯出し作業が必要な装置に対しても本発明に係る芯出し調整量取得治具を用いて芯出しに必要な調整量を取得することができる。
1A,1B 芯出し調整量取得治具
11 第1部材(11a開口部、11b基準位置)
12 第2部材
13 第3部材
14 第4部材
2 支点用アジャスト台
21 土台部(21a雄ねじ部)
22 基準支持部(22a支持稜線、22b凹部)
23,33 上下移動部
24 ダイヤルゲージ固定部
25,35 リーマー軸
26 横板
3 支持用アジャスト台
31 土台部(31a雄ねじ部)
32 支持部
34 ダイヤルゲージ固定部(34a固定用孔)
36 横板
4 ダイヤルゲージ(41測定子)
42〜45 第1ダイヤルゲージ〜第4ダイヤルゲージ
46 軸芯ずれ量測定用ダイヤルゲージ(46a測定子)
47 面開き差測定用ダイヤルゲージ(47a測定子)
5 下面用ダイヤルゲージ固定台
51,61 土台部
52 ダイヤルゲージ固定部(52a固定用孔)
6 上面用ダイヤルゲージ固定台
62 ダイヤルゲージ固定部(62a固定用孔)
7 ベース台
8 支点用支持台
9 測定ゲージ(91第1測定ゲージ、92第2測定ゲージ)
100 モータ
101 モータ軸芯
102 モータカップリング
103,303,608,708 後脚
104,304,607,707 前脚
200,400 被駆動装置
201,401 被駆動装置軸芯
202 被駆動装置カップリング
300 減速機
301 減速機軸芯
302 出力側カップリング
305 入力側カップリング
500 タービン
501 仕切板(501a第1ピン、501b第2ピン)
600 第1ロールセグメント
601,701 入側ロール
602〜605,801 ロール
606,706 出側ロール
700 第2ロールセグメント
702〜705 ロール
800 ロールセグメント
802 第1軸受
803 第2軸受
900 下鉄芯
901〜904 第1ボルト孔〜第4ボルト孔
905 第1取付軸ナット
906 第2取付軸ナット
1001 支柱(1001a,1001bアーム)
1002 マグネット台
1003,1004 ダイヤルゲージ(1003a,1004a測定端子)
1005 モータ側回転軸
1006,1008 カップリング
1007 被動機側回転軸

Claims (19)

  1. 芯出しを行うための調整量を取得する芯出し調整量取得治具であって、
    前記芯出し調整量取得治具は、第1部材と第2部材と第3部材とから構成され、
    前記第1部材は、少なくとも平面状の下面を有しており、
    前記第2部材は、前記第1部材の横幅よりも小さい横幅を有するととともに、少なくとも平面状の上面を有しており、
    前記第3部材は、少なくとも平面状の上面を有しており、
    前記第1部材の下面であって幅方向中央部には、前記第2部材の上面が密着されているとともに、前記第1部材の上面には、前記第2部材の上面を露出させる開口部が形成されており、
    前記第1部材の下面と前記第3部材の上面は、それぞれの一部が上下に重ねられて密着されており、
    前記第1部材の下面と、前記第2部材の上面と、前記第3部材の上面とが同一平面上に設けられており、
    上下移動可能な基準支持部および第1ダイヤルゲージを有する支点用アジャスト台と、第2ダイヤルゲージと、第3ダイヤルゲージと、上下移動可能な支持部および第4ダイヤルゲージを有する支持用アジャスト台とを用いて、被駆動装置に連結されるモータの芯出しに必要な調整量を取得する場合、
    前記支点用アジャスト台の前記基準支持部の支持稜線に、前記芯出し調整量取得治具における前記第1部材の下面であって、前記第2部材の両サイドの所定位置を基準位置として当接させるとともに、前記支持用アジャスト台の前記支持部に前記第3部材を載置する治具セット工程と、
    前記第1部材の前記開口部に露出した前記第2部材の上面であって、前記基準位置に対応する位置に前記第1ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第1ダイヤルゲージの指針を前記モータの軸芯ずれ量に設定し、
    前記被駆動装置のカップリングにおける面開き差の測定点間距離だけ、前記基準位置から離れた前記第1部材の下面位置に前記第2ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第2ダイヤルゲージの指針を前記モータの面開き差に設定し、
    前記被駆動装置における前記カップリングの軸芯ずれ量測定点から前記モータの前脚の軸芯までの水平方向距離だけ、前記基準位置から離れた前記第3部材の上面位置に前記第3ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第3ダイヤルゲージの指針をゼロに設定し、
    前記被駆動装置の前記軸芯ずれ量測定点から前記モータの後脚の軸芯までの水平方向距離だけ、前記基準位置から離れた前記第3部材の上面位置に前記第4ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第4ダイヤルゲージの指針をゼロに設定するダイヤルゲージ設定工程と、
    前記第1ダイヤルゲージの指針がゼロを示すまで前記支点用アジャスト台の前記基準支持部を上下し、前記第2ダイヤルゲージの指針がゼロを示すまで前記支持用アジャスト台の前記支持部を上下する治具位置調整工程と、
    前記第3ダイヤルゲージの指針が示す値を前記モータの前脚調整量として取得するとともに、前記第4ダイヤルゲージの指針が示す値を前記モータの後脚調整量として取得する芯出し調整量取得工程と、
    が実行される、芯出し調整量取得治具。
  2. 芯出しを行うための調整量を取得する芯出し調整量取得治具であって、
    前記芯出し調整量取得治具は、第1部材と第2部材と第3部材とから構成され、
    前記第1部材は、少なくとも平面状の下面を有しており、
    前記第2部材は、前記第1部材の横幅よりも小さい横幅を有するととともに、少なくとも平面状の上面を有しており、
    前記第3部材は、少なくとも平面状の上面を有しており、
    前記第1部材の下面であって幅方向中央部には、前記第2部材の上面が密着されているとともに、前記第1部材の上面には、前記第2部材の上面を露出させる開口部が形成されており、
    前記第1部材の下面と前記第3部材の上面は、それぞれの一部が上下に重ねられて密着されており、
    前記第1部材の下面と、前記第2部材の上面と、前記第3部材の上面とが同一平面上に設けられており、
    支点用支持台と、上下移動可能な支持部および第1ダイヤルゲージを有する支持用アジャスト台と、第2ダイヤルゲージとを用いて、被駆動装置に連結されるモータの芯出しに必要な前脚調整量を取得する場合、
    前記支点用支持台の基準支持部の支持稜線に、前記芯出し調整量取得治具における前記第1部材の下面であって、前記第2部材の両サイドの所定位置を基準位置として当接させるとともに、前記支持用アジャスト台の前記支持部に前記第3部材を載置する治具セット工程と、
    前記モータの前脚の軸芯から後脚の軸芯までの水平方向距離だけ、前記基準位置から離れた前記第3部材の上面位置に前記第1ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第1ダイヤルゲージの指針をゼロに設定し、
    前記被駆動装置におけるカップリングの軸芯ずれ量測定点から前記モータの後脚の軸芯までの水平方向距離だけ、前記基準位置から離れた前記第3部材の上面位置に前記第2ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第2ダイヤルゲージの指針を前記モータの軸芯ずれ量に設定するダイヤルゲージ設定工程と、
    前記第2ダイヤルゲージの指針がゼロを示すまで前記支持用アジャスト台の前記支持部を上下する治具位置調整工程と、
    前記第1ダイヤルゲージの指針が示す値を前記モータの前脚調整量として取得する芯出し調整量取得工程と、
    が実行される、芯出し調整量取得治具。
  3. 芯出しを行うための調整量を取得する芯出し調整量取得治具であって、
    前記芯出し調整量取得治具は、第1部材と第2部材と第3部材とから構成され、
    前記第1部材は、少なくとも平面状の下面を有しており、
    前記第2部材は、前記第1部材の横幅よりも小さい横幅を有するととともに、少なくとも平面状の上面を有しており、
    前記第3部材は、少なくとも平面状の上面を有しており、
    前記第1部材の下面であって幅方向中央部には、前記第2部材の上面が密着されているとともに、前記第1部材の上面には、前記第2部材の上面を露出させる開口部が形成されており、
    前記第1部材の下面と前記第3部材の上面は、それぞれの一部が上下に重ねられて密着されており、
    前記第1部材の下面と、前記第2部材の上面と、前記第3部材の上面とが同一平面上に設けられており、
    支点用支持台と、上下移動可能な支持部および第1ダイヤルゲージを有する支持用アジャスト台と、第2ダイヤルゲージとを用いて、被駆動装置に連結されるモータの芯出しに必要な後脚調整量を取得する場合、
    前記支点用支持台の基準支持部の支持稜線に、前記芯出し調整量取得治具における前記第1部材の下面であって、前記第2部材の両サイドの所定位置を基準位置として当接させるとともに、前記支持用アジャスト台の前記支持部に前記第3部材を載置する治具セット工程と、
    前記モータの前脚の軸芯から後脚の軸芯までの水平方向距離だけ、前記基準位置から離れた前記第3部材の上面位置に前記第1ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第1ダイヤルゲージの指針をゼロに設定し、
    前記被駆動装置におけるカップリングの軸芯ずれ量測定点から前記モータの前脚の軸芯までの水平方向距離だけ、前記基準位置から離れた前記第1部材の下面位置に前記第2ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第2ダイヤルゲージの指針を前記モータの軸芯ずれ量に設定するダイヤルゲージ設定工程と、
    前記第2ダイヤルゲージの指針がゼロを示すまで前記支持用アジャスト台の前記支持部を上下する治具位置調整工程と、
    前記第1ダイヤルゲージの指針が示す値を前記モータの後脚調整量として取得する芯出し調整量取得工程と、
    が実行される、芯出し調整量取得治具。
  4. 芯出しを行うための調整量を取得する芯出し調整量取得治具であって、
    前記芯出し調整量取得治具は、第1部材と第2部材と第3部材とから構成され、
    前記第1部材は、少なくとも平面状の下面を有しており、
    前記第2部材は、前記第1部材の横幅よりも小さい横幅を有するととともに、少なくとも平面状の上面を有しており、
    前記第3部材は、少なくとも平面状の上面を有しており、
    前記第1部材の下面であって幅方向中央部には、前記第2部材の上面が密着されているとともに、前記第1部材の上面には、前記第2部材の上面を露出させる開口部が形成されており、
    前記第1部材の下面と前記第3部材の上面は、それぞれの一部が上下に重ねられて密着されており、
    前記第1部材の下面と、前記第2部材の上面と、前記第3部材の上面とが同一平面上に設けられており、
    上下移動可能な基準支持部および第1ダイヤルゲージを有する支点用アジャスト台と、第2ダイヤルゲージと、第3ダイヤルゲージと、上下移動可能な支持部および第4ダイヤルゲージを有する支持用アジャスト台と、第5ダイヤルゲージと、第6ダイヤルゲージとを用いて、被駆動装置に連結される減速機または増速機の芯出しに必要な調整量を取得する場合、
    前記支点用アジャスト台の前記基準支持部の支持稜線に、前記芯出し調整量取得治具における前記第1部材の下面であって、前記第2部材の両サイドの所定位置を基準位置として当接させるとともに、前記支持用アジャスト台の前記支持部に前記第3部材を載置する治具セット工程と、
    前記第1部材の前記開口部に露出した前記第2部材の上面であって、前記基準位置に対応する位置に前記第1ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第1ダイヤルゲージの指針を前記減速機または前記増速機における出力側カップリングの軸芯ずれ量に設定し、
    前記減速機または前記増速機の前記出力側カップリングの面開き差の測定点間距離だけ、前記基準位置から離れた前記第1部材の下面位置に前記第2ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第2ダイヤルゲージの指針を前記出力側カップリングの面開き差に設定し、
    前記減速機または前記増速機における前記出力側カップリングの軸芯ずれ量測定点から前記減速機または前記増速機における前脚の軸芯までの水平方向距離だけ、前記基準位置から離れた前記第3部材の上面位置に前記第3ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第3ダイヤルゲージの指針をゼロに設定し、
    前記減速機または前記増速機における前記出力側カップリングの前記軸芯ずれ量測定点から前記減速機または前記増速機における後脚の軸芯までの水平方向距離だけ、前記基準位置から離れた前記第3部材の上面位置に前記第4ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第4ダイヤルゲージの指針をゼロに設定し、
    前記減速機または前記増速機における入力側カップリングの面開き差の測定点間距離だけ、前記基準位置から離れた前記第1部材の下面位置に前記第5ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第5ダイヤルゲージの指針を前記入力側カップリングの面開き差に設定し、
    前記減速機または前記増速機における前記出力側カップリングの前記軸芯ずれ量測定点から前記入力側カップリングにの軸芯ずれ量測定点までの水平方向距離だけ、前記基準位置から離れた前記第3部材の上面位置に前記第6ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第6ダイヤルゲージの指針を前記減速機または前記増速機における前記入力側カップリングの軸芯ずれ量に設定するダイヤルゲージ設定工程と、
    前記第1ダイヤルゲージの指針がゼロを示すまで前記支点用アジャスト台の前記基準支持部を上下し、前記第2ダイヤルゲージの指針がゼロを示すまで前記支持用アジャスト台の前記支持部を上下し、前記第6ダイヤルゲージの指針が許容範囲内に入るまで前記支持用アジャスト台の前記支持部を上下する治具位置調整工程と
    前記第3ダイヤルゲージの指針が示す値を前記減速機または前記増速機の前脚調整量として取得するとともに、前記第4ダイヤルゲージが示す値を前記減速機または前記増速機の後脚調整量として取得する芯出し調整量取得工程と、
    が実行される、芯出し調整量取得治具。
  5. 芯出しを行うための調整量を取得する芯出し調整量取得治具であって、
    前記芯出し調整量取得治具は、第1部材と第2部材と第3部材とから構成され、
    前記第1部材は、少なくとも平面状の下面を有しており、
    前記第2部材は、前記第1部材の横幅よりも小さい横幅を有するととともに、少なくとも平面状の上面を有しており、
    前記第3部材は、少なくとも平面状の上面を有しており、
    前記第1部材の下面であって幅方向中央部には、前記第2部材の上面が密着されているとともに、前記第1部材の上面には、前記第2部材の上面を露出させる開口部が形成されており、
    前記第1部材の下面と前記第3部材の上面は、それぞれの一部が上下に重ねられて密着されており、
    前記第1部材の下面と、前記第2部材の上面と、前記第3部材の上面とが同一平面上に設けられており、
    支点用支持台と、上下移動可能な支持部および第1ダイヤルゲージを有する支持用アジャスト台と、第2ダイヤルゲージとを用いて、タービンにおける仕切板の芯出しに必要な調整量を取得する場合、
    前記支点用支持台の基準支持部の支持稜線に、前記芯出し調整量取得治具における前記第1部材の下面であって、前記第2部材の両サイドの所定位置を基準位置として当接させるとともに、前記支持用アジャスト台の前記支持部に前記第3部材を載置する治具セット工程と、
    前記仕切板に固定された第1ピンから第2ピンまでの直線距離と、前記第2ピンから最寄りの仕切板端部までの直線距離を足した長さだけ、前記基準位置から離れた前記第3部材の上面位置に前記第1ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第1ダイヤルゲージの指針を前記仕切板の軸芯ずれ量に設定し、
    前記第1ピンから前記第2ピンまでの直線距離だけ、前記基準位置から離れた前記第3部材の上面位置に前記第2ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第2ダイヤルゲージの指針をゼロに設定するダイヤルゲージ設定工程と、
    前記第1ダイヤルゲージの指針がゼロを示すまで前記支持用アジャスト台の前記支持部を上下する治具位置調整工程と、
    前記第2ダイヤルゲージの指針が示す値を前記第2ピンの調整量として取得する芯出し調整量取得工程と、
    が実行される、芯出し調整量取得治具。
  6. 芯出しを行うための調整量を取得する芯出し調整量取得治具であって、
    前記芯出し調整量取得治具は、第1部材と第2部材と第3部材とから構成され、
    前記第1部材は、少なくとも平面状の下面を有しており、
    前記第2部材は、前記第1部材の横幅よりも小さい横幅を有するととともに、少なくとも平面状の上面を有しており、
    前記第3部材は、少なくとも平面状の上面を有しており、
    前記第1部材の下面であって幅方向中央部には、前記第2部材の上面が密着されているとともに、前記第1部材の上面には、前記第2部材の上面を露出させる開口部が形成されており、
    前記第1部材の下面と前記第3部材の上面は、それぞれの一部が上下に重ねられて密着されており、
    前記第1部材の下面と、前記第2部材の上面と、前記第3部材の上面とが同一平面上に設けられており、
    支点用支持台と、上下移動可能な支持部および第1ダイヤルゲージを有する支持用アジャスト台と、第2ダイヤルゲージと、第3ダイヤルゲージとを用いて、オンライン時の連続鋳造設備用ロールセグメントにおいて、第1ロールセグメントを隣接する第2ロールセグメントの入側ロールの位置に合わせるために必要な調整量を取得する場合、
    前記支点用支持台の基準支持部の支持稜線に、前記芯出し調整量取得治具における前記第1部材の下面であって、前記第2部材の両サイドの所定位置を基準位置として当接させるとともに、前記支持用アジャスト台の前記支持部に前記第3部材を載置する治具セット工程と、
    前記第1ロールセグメントの前記入側ロールと出側ロール間の水平方向距離だけ、前記基準位置から前記第3部材の方向に離れた前記第3部材の上面位置に第1ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第1ダイヤルゲージの指針を前記第1ロールセグメントにおける前記出側ロールのロール隙間間隔に設定し、
    前記第1ロールセグメントの前記入側ロールと前記第1ロールセグメントの前脚の軸芯との間の水平方向距離だけ、前記基準位置から離れた前記第3部材の上面位置に前記第2ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第2ダイヤルゲージの指針をゼロに設定し、
    前記第1ロールセグメントの前記前脚の軸芯と後脚の軸芯との間の水平方向距離だけ、前記第2ダイヤルゲージの当接位置から前記第1ダイヤルゲージの方向へ離れた前記第3部材の上面位置に前記第3ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第3ダイヤルゲージの指針をゼロに設定するダイヤルゲージ設定工程と、
    前記第1ダイヤルゲージの指針がゼロを示すまで前記支持用アジャスト台の前記支持部を上下する治具位置調整工程と、
    前記第2ダイヤルゲージの指針が示す値を前記第1ロールセグメントの前脚調整量として取得するとともに、前記第3ダイヤルゲージの指針が示す値を前記第1ロールセグメントの後脚調整量として取得する芯出し調整量取得工程と、
    が実行される、芯出し調整量取得治具。
  7. 芯出しを行うための調整量を取得する芯出し調整量取得治具であって、
    前記芯出し調整量取得治具は、第1部材と第2部材と第3部材とから構成され、
    前記第1部材は、少なくとも平面状の下面を有しており、
    前記第2部材は、前記第1部材の横幅よりも小さい横幅を有するととともに、少なくとも平面状の上面を有しており、
    前記第3部材は、少なくとも平面状の上面を有しており、
    前記第1部材の下面であって幅方向中央部には、前記第2部材の上面が密着されているとともに、前記第1部材の上面には、前記第2部材の上面を露出させる開口部が形成されており、
    前記第1部材の下面と前記第3部材の上面は、それぞれの一部が上下に重ねられて密着されており、
    前記第1部材の下面と、前記第2部材の上面と、前記第3部材の上面とが同一平面上に設けられており、
    支点用支持台と、上下移動可能な支持部および第1ダイヤルゲージを有する第1支持用アジャスト台と、上下移動可能な支持部および第2ダイヤルゲージを有する第2支持用アジャスト台と、第3ダイヤルゲージと、第4ダイヤルゲージとを用いて、オンライン時の連続鋳造設備用ロールセグメントにおいて、第2ロールセグメントを隣接する第1ロールセグメントの出側ロールの位置に合わせるために必要な調整量を取得する場合、
    前記支点用支持台の基準支持部の支持稜線に、前記芯出し調整量取得治具における前記第1部材の下面であって、前記第2部材の両サイドの所定位置を基準位置として当接させるとともに、前記第1支持用アジャスト台の前記支持部および前記第2支持用アジャスト台の前記支持部に前記第3部材を載置する治具セット工程と、
    前記第1ロールセグメントの入側ロールと前記出側ロール間の水平方向距離だけ、前記基準位置から離れた前記第3部材の上面位置に前記第1ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第1ダイヤルゲージの指針を前記第1ロールセグメントにおける前記出側ロールのロール隙間間隔に設定し、
    前記第1ロールセグメントの前記入側ロールと前記第2ロールセグメントの入側ロール間の水平方向距離だけ、前記基準位置から離れた前記第3部材の上面位置に前記第2ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第2ダイヤルゲージの指針をゼロに設定する第1のダイヤルゲージ設定工程と、
    前記第1ダイヤルゲージの指針がゼロを示すまで前記第1支持用アジャスト台の前記支持部を上下する第1の治具位置調整工程と、
    前記第2ダイヤルゲージの指針が示す値を前記第2ロールセグメントの入側ロール高さとして取得する入側ロール高さ取得工程と、
    前記第2ロールセグメントの前記入側ロールと出側ロール間の水平方向距離だけ、前記基準位置から離れた位置に前記第1ダイヤルゲージの測定子の指針を当接し直し、前記第1ダイヤルゲージの指針を前記第2ロールセグメントにおける前記出側ロールのロール隙間間隔に設定し直し、
    前記第2ロールセグメントの前記入側ロールと前記第2ロールセグメントの前脚の軸芯との間の水平方向距離だけ、前記基準位置から離れた前記第3部材の上面位置に前記第3ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、
    前記第2ロールセグメントの前記前脚の軸芯と後脚の軸芯との間の水平方向距離だけ、前記第3ダイヤルゲージの当接位置から前記第1支持用アジャスト台の方向へ離れた前記第3部材の上面位置に前記第4ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させる第2のダイヤルゲージ設定工程と、
    前記第1ダイヤルゲージの指針がゼロを示すまで前記第1支持用アジャスト台の前記支持部を上下する第2の治具位置調整工程と、
    前記第3ダイヤルゲージおよび前記第4ダイヤルゲージの指針をゼロに設定する第3のダイヤルゲージ設定工程と、
    前記第2ダイヤルゲージの指針がゼロを示すまで前記第2支持用アジャスト台の前記支持部を上下する第3の治具位置調整工程と、
    前記第3ダイヤルゲージの指針が示す値に、前記取得された前記第2ロールセグメントの前記入側ロール高さを足した値を前記第2ロールセグメントの前脚調整量として取得するとともに、前記第4ダイヤルゲージの指針が示す値に、前記取得された前記第2ロールセグメントの前記入側ロール高さを足した値を前記第2ロールセグメントの後脚調整量として取得する芯出し調整量取得工程と、
    が実行される、芯出し調整量取得治具。
  8. 芯出しを行うための調整量を取得する芯出し調整量取得治具であって、
    前記芯出し調整量取得治具は、第1部材と第2部材と第3部材とから構成され、
    前記第1部材は、少なくとも平面状の下面を有しており、
    前記第2部材は、前記第1部材の横幅よりも小さい横幅を有するととともに、少なくとも平面状の上面を有しており、
    前記第3部材は、少なくとも平面状の上面を有しており、
    前記第1部材の下面であって幅方向中央部には、前記第2部材の上面が密着されているとともに、前記第1部材の上面には、前記第2部材の上面を露出させる開口部が形成されており、
    前記第1部材の下面と前記第3部材の上面は、それぞれの一部が上下に重ねられて密着されており、
    前記第1部材の下面と、前記第2部材の上面と、前記第3部材の上面とが同一平面上に設けられており、
    少なくとも平面状の上面を有する第4部材が備えられており、前記第4部材は前記開口部を挟んで前記第3部材の反対側に設けられているとともに前記第1部材の下面と第4部材の上面はそれぞれの一部が上下に重ねられて密着され、前記第1部材の下面と前記第4部材の上面とが同一平面上に設けられており、
    上下移動可能な基準支持部および第1ダイヤルゲージを有する支点用アジャスト台と、上下移動可能な支持部および第2ダイヤルゲージを有する支持用アジャスト台と、第3ダイヤルゲージと、第4ダイヤルゲージとを用いて、オフライン時の連続鋳造設備用ロールセグメントにおけるロールの芯出しに必要な調整量を取得する場合、
    前記支点用アジャスト台の前記基準支持部の支持稜線に、前記芯出し調整量取得治具における前記第1部材の下面であって、前記第2部材の両サイドの所定位置を基準位置として当接させるとともに、前記支持用アジャスト台の前記支持部に前記第3部材を載置する治具セット工程と、
    前記第1部材の前記開口部に露出した前記第2部材の上面であって、前記基準位置に対応する位置に前記第1ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第1ダイヤルゲージの指針を、所定位置に固定された第1測定ゲージと前記ロールにおける第1測定箇所とのロール隙間間隔に設定し、
    前記第1測定箇所から、第2測定ゲージと前記ロール間のロール隙間間隔が測定される第2測定箇所までの水平方向距離だけ、前記基準位置から離れた前記第3部材の上面位置に前記第2ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第2ダイヤルゲージの指針を前記第2測定箇所におけるロール隙間間隔に設定し、
    前記第1測定箇所から最寄りの第1軸受の軸芯までの水平方向距離だけ、前記基準位置から離れた前記第4部材の上面位置に前記第3ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第3ダイヤルゲージの指針をゼロに設定し、
    前記第2測定箇所から最寄りの第2軸受の軸芯までの水平方向距離だけ、前記第2ダイヤルゲージの当接位置から前記基準位置とは反対方向に離れた前記第3部材の上面位置に前記第4ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第4ダイヤルゲージの指針をゼロに設定するダイヤルゲージ設定工程と、
    前記第1ダイヤルゲージの指針および前記第2ダイヤルゲージの指針が前記ロール隙間間隔の許容範囲の半分の値を示すまで、前記支点用アジャスト台の前記基準支持部および前記支持用アジャスト台の前記支持部を上下する治具位置調整工程と、
    前記第3ダイヤルゲージの指針が示す値を前記第1軸受の高さ調整量として取得し、前記第4ダイヤルゲージの指針が示す値を前記第2軸受の高さ調整量として取得する芯出し調整量取得工程と、
    が実行される、芯出し調整量取得治具。
  9. 芯出しを行うための調整量を取得する芯出し調整量取得治具であって、
    前記芯出し調整量取得治具は、第1部材と第2部材と第3部材とから構成され、
    前記第1部材は、少なくとも平面状の下面を有しており、
    前記第2部材は、前記第1部材の横幅よりも小さい横幅を有するととともに、少なくとも平面状の上面を有しており、
    前記第3部材は、少なくとも平面状の上面を有しており、
    前記第1部材の下面であって幅方向中央部には、前記第2部材の上面が密着されているとともに、前記第1部材の上面には、前記第2部材の上面を露出させる開口部が形成されており、
    前記第1部材の下面と前記第3部材の上面は、それぞれの一部が上下に重ねられて密着されており、
    前記第1部材の下面と、前記第2部材の上面と、前記第3部材の上面とが同一平面上に設けられており、
    少なくとも平面状の上面を有する第4部材が備えられており、前記第4部材は前記開口部を挟んで前記第3部材の反対側に設けられているとともに前記第1部材の下面と第4部材の上面はそれぞれの一部が上下に重ねられて密着され、前記第1部材の下面と前記第4部材の上面とが同一平面上に設けられており、
    上下移動可能な基準支持部および第1ダイヤルゲージを有する支点用アジャスト台と、上下移動可能な支持部および第2ダイヤルゲージを有する支持用アジャスト台と、第3ダイヤルゲージと、第4ダイヤルゲージとを用いて、連続鋳造設備に設けられたタンディッシュにおける下鉄芯の芯出しに必要な調整量を取得する場合、
    前記支点用アジャスト台の前記基準支持部の支持稜線に、前記芯出し調整量取得治具における前記第1部材の下面であって、前記第2部材の両サイドの所定位置を基準位置として当接させるとともに、前記支持用アジャスト台の前記支持部に前記第3部材を載置する治具セット工程と、
    前記第1部材の前記開口部に露出した前記第2部材の上面であって、前記基準位置に対応する位置に前記第1ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第1ダイヤルゲージの指針を、天端との距離が測定される前記下鉄芯における第1測定箇所と前記天端間距離のずれ量に設定し、
    前記天端との距離が測定される前記下鉄芯における前記第1測定箇所および第2測定箇所の間の水平方向距離だけ、前記基準位置から前記第3部材の方向に離れた前記第3部材の上面位置に前記第2ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第2ダイヤルゲージの指針を、前記第2測定箇所と前記天端間距離のずれ量に設定し、
    前記第1測定箇所から最寄りの第1ボルト孔の軸芯までの水平方向距離だけ、前記基準位置から離れた前記第4部材の上面位置に前記第3ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第3ダイヤルゲージの指針をゼロに設定し、
    前記第2測定箇所から最寄りの第2ボルト孔の軸芯までの水平方向距離だけ、前記第2ダイヤルゲージの当接位置から前記基準位置とは反対の水平方向に離れた前記第3部材の上面位置に前記第4ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第4ダイヤルゲージの指針をゼロに設定するダイヤルゲージ設定工程と、
    前記第1ダイヤルゲージの値および前記第2ダイヤルゲージの値がゼロを示すまで、前記支点用アジャスト台の前記基準支持部および前記支持用アジャスト台の前記支持部を上下する治具位置調整工程と、
    前記第3ダイヤルゲージの指針が示す値を前記第1ボルト孔に取り付けられる第1取付軸ナットの長さ調整量として取得し、前記第4ダイヤルゲージの指針が示す値を前記第2ボルト孔に取り付けられる第2取付軸ナットの長さ調整量として取得する芯出し調整量取得工程と、
    が実行される、芯出し調整量取得治具。
  10. 前記芯出し調整量取得治具を構成するそれぞれの部材のうち2以上が1つの部材で一体に構成されている請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の芯出し調整量取得治具。
  11. 出し調整量取得治具と、上下移動可能な基準支持部および第1ダイヤルゲージを有する支点用アジャスト台と、第2ダイヤルゲージと、第3ダイヤルゲージと、上下移動可能な支持部および第4ダイヤルゲージを有する支持用アジャスト台とを用いて、被駆動装置に連結されるモータの芯出しに必要な調整量を取得するモータ用芯出し調整量取得方法であって、
    前記芯出し調整量取得治具は、第1部材と第2部材と第3部材とから構成され、
    前記第1部材は、少なくとも平面状の下面を有しており、
    前記第2部材は、前記第1部材の横幅よりも小さい横幅を有するととともに、少なくとも平面状の上面を有しており、
    前記第3部材は、少なくとも平面状の上面を有しており、
    前記第1部材の下面であって幅方向中央部には、前記第2部材の上面が密着されているとともに、前記第1部材の上面には、前記第2部材の上面を露出させる開口部が形成されており、
    前記第1部材の下面と前記第3部材の上面は、それぞれの一部が上下に重ねられて密着されており、
    前記第1部材の下面と、前記第2部材の上面と、前記第3部材の上面とが同一平面上に設けられており、
    前記支点用アジャスト台の前記基準支持部の支持稜線に、前記芯出し調整量取得治具における前記第1部材の下面であって、前記第2部材の両サイドの所定位置を基準位置として当接させるとともに、前記支持用アジャスト台の前記支持部に前記第3部材を載置する治具セット工程と、
    前記第1部材の前記開口部に露出した前記第2部材の上面であって、前記基準位置に対応する位置に前記第1ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第1ダイヤルゲージの指針を前記モータの軸芯ずれ量に設定し、
    前記被駆動装置のカップリングにおける面開き差の測定点間距離だけ、前記基準位置から離れた前記第1部材の下面位置に前記第2ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第2ダイヤルゲージの指針を前記モータの面開き差に設定し、
    前記被駆動装置における前記カップリングの軸芯ずれ量測定点から前記モータの前脚の軸芯までの水平方向距離だけ、前記基準位置から離れた前記第3部材の上面位置に前記第3ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第3ダイヤルゲージの指針をゼロに設定し、
    前記被駆動装置の前記軸芯ずれ量測定点から前記モータの後脚の軸芯までの水平方向距離だけ、前記基準位置から離れた前記第3部材の上面位置に前記第4ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第4ダイヤルゲージの指針をゼロに設定するダイヤルゲージ設定工程と、
    前記第1ダイヤルゲージの指針がゼロを示すまで前記支点用アジャスト台の前記基準支持部を上下し、前記第2ダイヤルゲージの指針がゼロを示すまで前記支持用アジャスト台の前記支持部を上下する治具位置調整工程と、
    前記第3ダイヤルゲージの指針が示す値を前記モータの前脚調整量として取得するとともに、前記第4ダイヤルゲージの指針が示す値を前記モータの後脚調整量として取得する芯出し調整量取得工程と
    を有するモータ用芯出し調整量取得方法。
  12. 出し調整量取得治具と、支点用支持台と、上下移動可能な支持部および第1ダイヤルゲージを有する支用アジャスト台と、第2ダイヤルゲージとを用いて、被駆動装置に連結されるモータの芯出しに必要な前脚調整量を取得するモータ用芯出し前脚調整量取得方法であって、
    前記芯出し調整量取得治具は、第1部材と第2部材と第3部材とから構成され、
    前記第1部材は、少なくとも平面状の下面を有しており、
    前記第2部材は、前記第1部材の横幅よりも小さい横幅を有するととともに、少なくとも平面状の上面を有しており、
    前記第3部材は、少なくとも平面状の上面を有しており、
    前記第1部材の下面であって幅方向中央部には、前記第2部材の上面が密着されているとともに、前記第1部材の上面には、前記第2部材の上面を露出させる開口部が形成されており、
    前記第1部材の下面と前記第3部材の上面は、それぞれの一部が上下に重ねられて密着されており、
    前記第1部材の下面と、前記第2部材の上面と、前記第3部材の上面とが同一平面上に設けられており、
    前記支点用支持台の基準支持部の支持稜線に、前記芯出し調整量取得治具における前記第1部材の下面であって、前記第2部材の両サイドの所定位置を基準位置として当接させるとともに、前記支持用アジャスト台の前記支持部に前記第3部材を載置する治具セット工程と、
    前記モータの前脚の軸芯から後脚の軸芯までの水平方向距離だけ、前記基準位置から離れた前記第3部材の上面位置に前記第1ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第1ダイヤルゲージの指針をゼロに設定し、
    前記被駆動装置におけるカップリングの軸芯ずれ量測定点から前記モータの後脚の軸芯までの水平方向距離だけ、前記基準位置から離れた前記第3部材の上面位置に前記第2ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第2ダイヤルゲージの指針を前記モータの軸芯ずれ量に設定するダイヤルゲージ設定工程と、
    前記第2ダイヤルゲージの指針がゼロを示すまで前記支持用アジャスト台の前記支持部を上下する治具位置調整工程と、
    前記第1ダイヤルゲージの指針が示す値を前記モータの前脚調整量として取得する芯出し調整量取得工程と
    を有するモータ用芯出し前脚調整量取得方法。
  13. 出し調整量取得治具と、支点用支持台と、上下移動可能な支持部および第1ダイヤルゲージを有する支用アジャスト台と、第2ダイヤルゲージとを用いて、被駆動装置に連結されるモータの芯出しに必要な後脚調整量を取得するモータ用芯出し後脚調整量取得方法であって、
    前記芯出し調整量取得治具は、第1部材と第2部材と第3部材とから構成され、
    前記第1部材は、少なくとも平面状の下面を有しており、
    前記第2部材は、前記第1部材の横幅よりも小さい横幅を有するととともに、少なくとも平面状の上面を有しており、
    前記第3部材は、少なくとも平面状の上面を有しており、
    前記第1部材の下面であって幅方向中央部には、前記第2部材の上面が密着されているとともに、前記第1部材の上面には、前記第2部材の上面を露出させる開口部が形成されており、
    前記第1部材の下面と前記第3部材の上面は、それぞれの一部が上下に重ねられて密着されており、
    前記第1部材の下面と、前記第2部材の上面と、前記第3部材の上面とが同一平面上に設けられており、
    前記支点用支持台の基準支持部の支持稜線に、前記芯出し調整量取得治具における前記第1部材の下面であって、前記第2部材の両サイドの所定位置を基準位置として当接させるとともに、前記支持用アジャスト台の前記支持部に前記第3部材を載置する治具セット工程と、
    前記モータの前脚の軸芯から後脚の軸芯までの水平方向距離だけ、前記基準位置から離れた前記第3部材の上面位置に前記第1ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第1ダイヤルゲージの指針をゼロに設定し、
    前記被駆動装置におけるカップリングの軸芯ずれ量測定点から前記モータの前脚の軸芯までの水平方向距離だけ、前記基準位置から離れた前記第1部材の下面位置に前記第2ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第2ダイヤルゲージの指針を前記モータの軸芯ずれ量に設定するダイヤルゲージ設定工程と、
    前記第2ダイヤルゲージの指針がゼロを示すまで前記支持用アジャスト台の前記支持部を上下する治具位置調整工程と、
    前記第1ダイヤルゲージの指針が示す値を前記モータの後脚調整量として取得する芯出し調整量取得工程と
    を有するモータ用芯出し後脚調整量取得方法。
  14. 出し調整量取得治具と、上下移動可能な基準支持部および第1ダイヤルゲージを有する支点用アジャスト台と、第2ダイヤルゲージと、第3ダイヤルゲージと、上下移動可能な支持部および第4ダイヤルゲージを有する支持用アジャスト台と、第5ダイヤルゲージと、第6ダイヤルゲージとを用いて、被駆動装置に連結される減速機または増速機の芯出しに必要な調整量を取得する減速機/増速機用芯出し調整量取得方法であって、
    前記芯出し調整量取得治具は、第1部材と第2部材と第3部材とから構成され、
    前記第1部材は、少なくとも平面状の下面を有しており、
    前記第2部材は、前記第1部材の横幅よりも小さい横幅を有するととともに、少なくとも平面状の上面を有しており、
    前記第3部材は、少なくとも平面状の上面を有しており、
    前記第1部材の下面であって幅方向中央部には、前記第2部材の上面が密着されているとともに、前記第1部材の上面には、前記第2部材の上面を露出させる開口部が形成されており、
    前記第1部材の下面と前記第3部材の上面は、それぞれの一部が上下に重ねられて密着されており、
    前記第1部材の下面と、前記第2部材の上面と、前記第3部材の上面とが同一平面上に設けられており、
    前記支点用アジャスト台の前記基準支持部の支持稜線に、前記芯出し調整量取得治具における前記第1部材の下面であって、前記第2部材の両サイドの所定位置を基準位置として当接させるとともに、前記支持用アジャスト台の前記支持部に前記第3部材を載置する治具セット工程と、
    前記第1部材の前記開口部に露出した前記第2部材の上面であって、前記基準位置に対応する位置に前記第1ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第1ダイヤルゲージの指針を前記減速機または前記増速機における出力側カップリングの軸芯ずれ量に設定し、
    前記減速機または前記増速機の前記出力側カップリングの面開き差の測定点間距離だけ、前記基準位置から離れた前記第1部材の下面位置に前記第2ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第2ダイヤルゲージの指針を前記出力側カップリングの面開き差に設定し、
    前記減速機または前記増速機における前記出力側カップリングの軸芯ずれ量測定点から前記減速機または前記増速機における前脚の軸芯までの水平方向距離だけ、前記基準位置から離れた前記第3部材の上面位置に前記第3ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第3ダイヤルゲージの指針をゼロに設定し、
    前記減速機または前記増速機における前記出力側カップリングの前記軸芯ずれ量測定点から前記減速機または前記増速機における後脚の軸芯までの水平方向距離だけ、前記基準位置から離れた前記第3部材の上面位置に前記第4ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第4ダイヤルゲージの指針をゼロに設定し、
    前記減速機または前記増速機における入力側カップリングの面開き差の測定点間距離だけ、前記基準位置から離れた前記第1部材の下面位置に前記第5ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第5ダイヤルゲージの指針を前記入力側カップリングの面開き差に設定し、
    前記減速機または前記増速機における前記出力側カップリングの前記軸芯ずれ量測定点から前記入力側カップリングにの軸芯ずれ量測定点までの水平方向距離だけ、前記基準位置から離れた前記第3部材の上面位置に前記第6ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第6ダイヤルゲージの指針を前記減速機または前記増速機における前記入力側カップリングの軸芯ずれ量に設定するダイヤルゲージ設定工程と、
    前記第1ダイヤルゲージの指針がゼロを示すまで前記支点用アジャスト台の前記基準支持部を上下し、前記第2ダイヤルゲージの指針がゼロを示すまで前記支持用アジャスト台の前記支持部を上下し、前記第6ダイヤルゲージの指針が許容範囲内に入るまで前記支持用アジャスト台の前記支持部を上下する治具位置調整工程と
    前記第3ダイヤルゲージの指針が示す値を前記減速機または前記増速機の前脚調整量として取得するとともに、前記第4ダイヤルゲージが示す値を前記減速機または前記増速機の後脚調整量として取得する芯出し調整量取得工程と
    を有する減速機/増速機用芯出し調整量取得方法。
  15. 出し調整量取得治具と、支点用支持台と、上下移動可能な支持部および第1ダイヤルゲージを有する支持用アジャスト台と、第2ダイヤルゲージとを用いて、タービンにおける仕切板の芯出しに必要な調整量を取得するタービン用芯出し調整量取得方法であって、
    前記芯出し調整量取得治具は、第1部材と第2部材と第3部材とから構成され、
    前記第1部材は、少なくとも平面状の下面を有しており、
    前記第2部材は、前記第1部材の横幅よりも小さい横幅を有するととともに、少なくとも平面状の上面を有しており、
    前記第3部材は、少なくとも平面状の上面を有しており、
    前記第1部材の下面であって幅方向中央部には、前記第2部材の上面が密着されているとともに、前記第1部材の上面には、前記第2部材の上面を露出させる開口部が形成されており、
    前記第1部材の下面と前記第3部材の上面は、それぞれの一部が上下に重ねられて密着されており、
    前記第1部材の下面と、前記第2部材の上面と、前記第3部材の上面とが同一平面上に設けられており、
    前記支点用支持台の基準支持部の支持稜線に、前記芯出し調整量取得治具における前記第1部材の下面であって、前記第2部材の両サイドの所定位置を基準位置として当接させるとともに、前記支持用アジャスト台の前記支持部に前記第3部材を載置する治具セット工程と、
    前記仕切板に固定された第1ピンから第2ピンまでの直線距離と、前記第2ピンから最寄りの仕切板端部までの直線距離を足した長さだけ、前記基準位置から離れた前記第3部材の上面位置に前記第1ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第1ダイヤルゲージの指針を前記仕切板の軸芯ずれ量に設定し、
    前記第1ピンから前記第2ピンまでの直線距離だけ、前記基準位置から離れた前記第3部材の上面位置に前記第2ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第2ダイヤルゲージの指針をゼロに設定するダイヤルゲージ設定工程と、
    前記第1ダイヤルゲージの指針がゼロを示すまで前記支持用アジャスト台の前記支持部を上下する治具位置調整工程と、
    前記第2ダイヤルゲージの指針が示す値を前記第2ピンの調整量として取得する芯出し調整量取得工程と
    を有するタービン仕切板用芯出し調整量取得方法。
  16. 出し調整量取得治具と、支点用支持台と、上下移動可能な支持部および第1ダイヤルゲージを有する支持用アジャスト台と、第2ダイヤルゲージと、第3ダイヤルゲージとを用いて、オンライン時の連続鋳造設備用ロールセグメントにおいて、第1ロールセグメントを隣接する第2ロールセグメントの入側ロールの位置に合わせるために必要な調整量を取得するロールセグメント芯出し調整量取得方法であって、
    前記芯出し調整量取得治具は、第1部材と第2部材と第3部材とから構成され、
    前記第1部材は、少なくとも平面状の下面を有しており、
    前記第2部材は、前記第1部材の横幅よりも小さい横幅を有するととともに、少なくとも平面状の上面を有しており、
    前記第3部材は、少なくとも平面状の上面を有しており、
    前記第1部材の下面であって幅方向中央部には、前記第2部材の上面が密着されているとともに、前記第1部材の上面には、前記第2部材の上面を露出させる開口部が形成されており、
    前記第1部材の下面と前記第3部材の上面は、それぞれの一部が上下に重ねられて密着されており、
    前記第1部材の下面と、前記第2部材の上面と、前記第3部材の上面とが同一平面上に設けられており、
    前記支点用支持台の基準支持部の支持稜線に、前記芯出し調整量取得治具における前記第1部材の下面であって、前記第2部材の両サイドの所定位置を基準位置として当接させるとともに、前記支持用アジャスト台の前記支持部に前記第3部材を載置する治具セット工程と、
    前記第1ロールセグメントの前記入側ロールと出側ロール間の水平方向距離だけ、前記基準位置から前記第3部材の方向に離れた前記第3部材の上面位置に第1ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第1ダイヤルゲージの指針を前記第1ロールセグメントにおける前記出側ロールのロール隙間間隔に設定し、
    前記第1ロールセグメントの前記入側ロールと前記第1ロールセグメントの前脚の軸芯との間の水平方向距離だけ、前記基準位置から離れた前記第3部材の上面位置に前記第2ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第2ダイヤルゲージの指針をゼロに設定し、
    前記第1ロールセグメントの前記前脚の軸芯と後脚の軸芯との間の水平方向距離だけ、前記第2ダイヤルゲージの当接位置から前記第1ダイヤルゲージの方向へ離れた前記第3部材の上面位置に前記第3ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第3ダイヤルゲージの指針をゼロに設定するダイヤルゲージ設定工程と、
    前記第1ダイヤルゲージの指針がゼロを示すまで前記支持用アジャスト台の前記支持部を上下する治具位置調整工程と、
    前記第2ダイヤルゲージの指針が示す値を前記第1ロールセグメントの前脚調整量として取得するとともに、前記第3ダイヤルゲージの指針が示す値を前記第1ロールセグメントの後脚調整量として取得する芯出し調整量取得工程と
    を有するロールセグメント芯出し調整量取得方法。
  17. 出し調整量取得治具と、支点用支持台と、上下移動可能な支持部および第1ダイヤルゲージを有する第1支持用アジャスト台と、上下移動可能な支持部および第2ダイヤルゲージを有する第2支持用アジャスト台と、第3ダイヤルゲージと、第4ダイヤルゲージとを用いて、オンライン時の連続鋳造設備用ロールセグメントにおいて、第2ロールセグメントを隣接する第1ロールセグメントの出側ロールの位置に合わせるために必要な調整量を取得するロールセグメント芯出し調整量取得方法であって、
    前記芯出し調整量取得治具は、第1部材と第2部材と第3部材とから構成され、
    前記第1部材は、少なくとも平面状の下面を有しており、
    前記第2部材は、前記第1部材の横幅よりも小さい横幅を有するととともに、少なくとも平面状の上面を有しており、
    前記第3部材は、少なくとも平面状の上面を有しており、
    前記第1部材の下面であって幅方向中央部には、前記第2部材の上面が密着されているとともに、前記第1部材の上面には、前記第2部材の上面を露出させる開口部が形成されており、
    前記第1部材の下面と前記第3部材の上面は、それぞれの一部が上下に重ねられて密着されており、
    前記第1部材の下面と、前記第2部材の上面と、前記第3部材の上面とが同一平面上に設けられており、
    前記支点用支持台の基準支持部の支持稜線に、前記芯出し調整量取得治具における前記第1部材の下面であって、前記第2部材の両サイドの所定位置を基準位置として当接させるとともに、前記第1支持用アジャスト台の前記支持部および前記第2支持用アジャスト台の前記支持部に前記第3部材を載置する治具セット工程と、
    前記第1ロールセグメントの入側ロールと前記出側ロール間の水平方向距離だけ、前記基準位置から離れた前記第3部材の上面位置に前記第1ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第1ダイヤルゲージの指針を前記第1ロールセグメントにおける前記出側ロールのロール隙間間隔に設定し、
    前記第1ロールセグメントの前記入側ロールと前記第2ロールセグメントの入側ロール間の水平方向距離だけ、前記基準位置から離れた前記第3部材の上面位置に前記第2ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第2ダイヤルゲージの指針をゼロに設定する第1のダイヤルゲージ設定工程と、
    前記第1ダイヤルゲージの指針がゼロを示すまで前記第1支持用アジャスト台の前記支持部を上下する第1の治具位置調整工程と、
    前記第2ダイヤルゲージの指針が示す値を前記第2ロールセグメントの入側ロール高さとして取得する入側ロール高さ取得工程と、
    前記第2ロールセグメントの前記入側ロールと出側ロール間の水平方向距離だけ、前記基準位置から離れた位置に前記第1ダイヤルゲージの測定子の指針を当接し直し、前記第1ダイヤルゲージの指針を前記第2ロールセグメントにおける前記出側ロールのロール隙間間隔に設定し直し、
    前記第2ロールセグメントの前記入側ロールと前記第2ロールセグメントの前脚の軸芯との間の水平方向距離だけ、前記基準位置から離れた前記第3部材の上面位置に前記第3ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、
    前記第2ロールセグメントの前記前脚の軸芯と後脚の軸芯との間の水平方向距離だけ、前記第3ダイヤルゲージの当接位置から前記第1支持用アジャスト台の方向へ離れた前記第3部材の上面位置に前記第4ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させる第2のダイヤルゲージ設定工程と、
    前記第1ダイヤルゲージの指針がゼロを示すまで前記第1支持用アジャスト台の前記支持部を上下する第2の治具位置調整工程と、
    前記第3ダイヤルゲージおよび前記第4ダイヤルゲージの指針をゼロに設定する第3のダイヤルゲージ設定工程と、
    前記第2ダイヤルゲージの指針がゼロを示すまで前記第2支持用アジャスト台の前記支持部を上下する第3の治具位置調整工程と、
    前記第3ダイヤルゲージの指針が示す値に、前記取得された前記第2ロールセグメントの前記入側ロール高さを足した値を前記第2ロールセグメントの前脚調整量として取得するとともに、前記第4ダイヤルゲージの指針が示す値に、前記取得された前記第2ロールセグメントの前記入側ロール高さを足した値を前記第2ロールセグメントの後脚調整量として取得する芯出し調整量取得工程と
    を有するロールセグメント芯出し調整量取得方法。
  18. 出し調整量取得治具と、上下移動可能な基準支持部および第1ダイヤルゲージを有する支点用アジャスト台と、上下移動可能な支持部および第2ダイヤルゲージを有する支持用アジャスト台と、第3ダイヤルゲージと、第4ダイヤルゲージとを用いて、オフライン時の連続鋳造設備用ロールセグメントにおけるロールの芯出しに必要な調整量を取得するオフラインロール用芯出し調整量取得方法であって、
    前記芯出し調整量取得治具は、第1部材と第2部材と第3部材とから構成され、
    前記第1部材は、少なくとも平面状の下面を有しており、
    前記第2部材は、前記第1部材の横幅よりも小さい横幅を有するととともに、少なくとも平面状の上面を有しており、
    前記第3部材は、少なくとも平面状の上面を有しており、
    前記第1部材の下面であって幅方向中央部には、前記第2部材の上面が密着されているとともに、前記第1部材の上面には、前記第2部材の上面を露出させる開口部が形成されており、
    前記第1部材の下面と前記第3部材の上面は、それぞれの一部が上下に重ねられて密着されており、
    前記第1部材の下面と、前記第2部材の上面と、前記第3部材の上面とが同一平面上に設けられており、
    少なくとも平面状の上面を有する第4部材が備えられており、前記第4部材は前記開口部を挟んで前記第3部材の反対側に設けられているとともに前記第1部材の下面と第4部材の上面はそれぞれの一部が上下に重ねられて密着され、前記第1部材の下面と前記第4部材の上面とが同一平面上に設けられており、
    前記支点用アジャスト台の前記基準支持部の支持稜線に、前記芯出し調整量取得治具における前記第1部材の下面であって、前記第2部材の両サイドの所定位置を基準位置として当接させるとともに、前記支持用アジャスト台の前記支持部に前記第3部材を載置する治具セット工程と、
    前記第1部材の前記開口部に露出した前記第2部材の上面であって、前記基準位置に対応する位置に前記第1ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第1ダイヤルゲージの指針を、所定位置に固定された第1測定ゲージと前記ロールにおける第1測定箇所とのロール隙間間隔に設定し、
    前記第1測定箇所から、第2測定ゲージと前記ロール間のロール隙間間隔が測定される第2測定箇所までの水平方向距離だけ、前記基準位置から離れた前記第3部材の上面位置に前記第2ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第2ダイヤルゲージの指針を前記第2測定箇所におけるロール隙間間隔に設定し、
    前記第1測定箇所から最寄りの第1軸受の軸芯までの水平方向距離だけ、前記基準位置から離れた前記第4部材の上面位置に前記第3ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第3ダイヤルゲージの指針をゼロに設定し、
    前記第2測定箇所から最寄りの第2軸受の軸芯までの水平方向距離だけ、前記第2ダイヤルゲージの当接位置から前記基準位置とは反対方向に離れた前記第3部材の上面位置に前記第4ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第4ダイヤルゲージの指針をゼロに設定するダイヤルゲージ設定工程と、
    前記第1ダイヤルゲージの指針および前記第2ダイヤルゲージの指針が前記ロール隙間間隔の許容範囲の半分の値を示すまで、前記支点用アジャスト台の前記基準支持部および前記支持用アジャスト台の前記支持部を上下する治具位置調整工程と、
    前記第3ダイヤルゲージの指針が示す値を前記第1軸受の高さ調整量として取得し、前記第4ダイヤルゲージの指針が示す値を前記第2軸受の高さ調整量として取得する芯出し調整量取得工程と
    を有するオフラインロール用芯出し調整量取得方法。
  19. 出し調整量取得治具と、上下移動可能な基準支持部および第1ダイヤルゲージを有する支点用アジャスト台と、上下移動可能な支持部および第2ダイヤルゲージを有する支持用アジャスト台と、第3ダイヤルゲージと、第4ダイヤルゲージとを用いて、連続鋳造設備に設けられたタンディッシュにおける下鉄芯の芯出しに必要な調整量を取得するタンディッシュ下鉄芯用芯出し調整量取得方法であって、
    前記芯出し調整量取得治具は、第1部材と第2部材と第3部材とから構成され、
    前記第1部材は、少なくとも平面状の下面を有しており、
    前記第2部材は、前記第1部材の横幅よりも小さい横幅を有するととともに、少なくとも平面状の上面を有しており、
    前記第3部材は、少なくとも平面状の上面を有しており、
    前記第1部材の下面であって幅方向中央部には、前記第2部材の上面が密着されているとともに、前記第1部材の上面には、前記第2部材の上面を露出させる開口部が形成されており、
    前記第1部材の下面と前記第3部材の上面は、それぞれの一部が上下に重ねられて密着されており、
    前記第1部材の下面と、前記第2部材の上面と、前記第3部材の上面とが同一平面上に設けられており、
    少なくとも平面状の上面を有する第4部材が備えられており、前記第4部材は前記開口部を挟んで前記第3部材の反対側に設けられているとともに前記第1部材の下面と第4部材の上面はそれぞれの一部が上下に重ねられて密着され、前記第1部材の下面と前記第4部材の上面とが同一平面上に設けられており、
    前記支点用アジャスト台の前記基準支持部の支持稜線に、前記芯出し調整量取得治具における前記第1部材の下面であって、前記第2部材の両サイドの所定位置を基準位置として当接させるとともに、前記支持用アジャスト台の前記支持部に前記第3部材を載置する治具セット工程と、
    前記第1部材の前記開口部に露出した前記第2部材の上面であって、前記基準位置に対応する位置に前記第1ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第1ダイヤルゲージの指針を、天端との距離が測定される前記下鉄芯における第1測定箇所と前記天端間距離のずれ量に設定し、
    前記天端との距離が測定される前記下鉄芯における前記第1測定箇所および第2測定箇所の間の水平方向距離だけ、前記基準位置から前記第3部材の方向に離れた前記第3部材の上面位置に前記第2ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第2ダイヤルゲージの指針を、前記第2測定箇所と前記天端間距離のずれ量に設定し、
    前記第1測定箇所から最寄りの第1ボルト孔の軸芯までの水平方向距離だけ、前記基準位置から離れた前記第4部材の上面位置に前記第3ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第3ダイヤルゲージの指針をゼロに設定し、
    前記第2測定箇所から最寄りの第2ボルト孔の軸芯までの水平方向距離だけ、前記第2ダイヤルゲージの当接位置から前記基準位置とは反対の水平方向に離れた前記第3部材の上面位置に前記第4ダイヤルゲージの測定子の先端を当接させ、前記第4ダイヤルゲージの指針をゼロに設定するダイヤルゲージ設定工程と、
    前記第1ダイヤルゲージの値および前記第2ダイヤルゲージの値がゼロを示すまで、前記支点用アジャスト台の前記基準支持部および前記支持用アジャスト台の前記支持部を上下する治具位置調整工程と、
    前記第3ダイヤルゲージの指針が示す値を前記第1ボルト孔に取り付けられる第1取付軸ナットの長さ調整量として取得し、前記第4ダイヤルゲージの指針が示す値を前記第2ボルト孔に取り付けられる第2取付軸ナットの長さ調整量として取得する芯出し調整量取得工程と
    を有するタンディッシュ下鉄芯用芯出し調整量取得方法。
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