JP5781010B2 - ディスク記憶装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、シングルドライト方法を採用したディスク記憶装置及び方法に関する。
近年、ハードディスクドライブ(以下、HDDと表記する場合がある)を代表とするディスク記憶装置の分野では、高記録容量化を実現する技術として、いわゆるシングルド(shingled)ライト方法または瓦記録方法と呼ばれるデータ書き込み技術が開発されている。
シングルドライト方法は、ディスク上の半径方向にデータを書き込む際に、トラックを隣接トラックの一部に重ねて書き込む書き込み方法である。シングルドライト方法では、複数のトラックからなるトラック群(バンド:band)がライト単位として定義される。即ち、シングルドライト方法では、バンド単位でデータの書き換え動作が実行される。
ところで、HDDでは、隣接トラックからの漏れ磁界の影響により、トラックの磁気記録強度が低下する現象がある。このような影響を、ATI(Adjacent Track Interference)と呼ばれる場合がある。シングルドライト方法では、あるバンドに隣接するバンドがライトされた際に、当該バンドの内周側または外周側のトラックに対してATIによる磁気記録強度が低下する。このため、シングルドライト方法を採用するHDDでは、磁気記録強度の低下を回避するために、当該バンドのデータを書き直す(同一のデータで書き換える)リフレッシュ処理が行われる。
特開2009−245577号公報
シングルドライト方法を採用するHDDでは、あるバンドに隣接するバンドのライト回数をカウントし、このカウント値が閾値を超えた場合にリフレッシュ処理が行われている。しかしながら、リフレッシュ処理は、バンド単位のデータを一時的に回避し、このバンド単位のデータを書き戻す処理を実行するため、HDDの動作効率を低下させる要因になっている。従って、リフレッシュ処理の頻度は最小限に抑制することが望ましい。
そこで、本発明の目的は、シングルドライト方法でのリフレッシュ処理の頻度を抑制し、動作効率の向上を実現できるディスク記憶装置を提供することにある。
本実施形態によれば、ディスク記憶装置は、ライト制御手段とリフレッシュ制御手段とを備えた構成である。ライト制御手段は、複数のトラック群からなるデータ領域をライト単位として、ディスク上にデータを書き込むシングルドライト動作を実行する。リフレッシュ制御手段は、データ領域の内周側または外周側に隣接するデータ領域にシングルドライト動作を実行する際に、前記内周側及び外周側のそれぞれのライト回数をシングルドライト方向に基づいて設定される重み付け値に応じてカウントし、カウントされた各ライト回数のいずれかが基準値を超えたときにリフレッシュ処理の実行を指示する。
実施形態に関するディスクドライブの構成を示すブロック図。 実施形態に関する実施形態に関するバンドの構成を説明するための図。 実施形態に関するシングルドライト方法を説明するための図。 実施形態に関する各バンド内の磁気記録強度を説明するための図。 実施形態に関する各バンド内の磁気記録強度を説明するための図。 実施形態に関するカウントテーブルの構成を説明するための図。 実施形態に関するカウント値の重み付け定義テーブルの構成を説明するための図。 実施形態に関するリフレッシュ処理の重み付け定義の一例を説明するための図。 実施形態の変形例に関する重み付け定義の一例を説明するための図。 実施形態に関するリフレッシュ制御を説明するためのフローチャート。 実施形態に関するリフレッシュ処理を説明するためのフローチャート。 実施形態の変形例に関するリフレッシュ制御の最適化を説明するための図。
以下図面を参照して、実施形態を説明する。
[ディスクドライブの構成]
図1は、本実施形態に関するディスクドライブの要部を示すブロック図である。
図1に示すように、ディスクドライブは大別して、ヘッド・ディスクアセンブリ(head-disk assembly:HDA)、ヘッドアンプ集積回路(以下、ヘッドアンプIC)11と、ハードディスクコントローラ(HDC)15とから構成されている。
HDAは、記録媒体であるディスク1と、スピンドルモータ(SPM)2と、ヘッド10を搭載しているアーム3と、ボイスコイルモータ(VCM)4とを有する。ディスク1は、スピンドルモータ2より回転する。アーム3とVCM4は、アクチュエータを構成している。アクチュエータは、VCM4の駆動により、アーム3に搭載されているヘッド10をディスク1上の指定の位置まで移動制御する。
ヘッド10はスライダを本体として、当該スライダに実装されているライトヘッド10W及びリードヘッド10Rを有する。リードヘッド10Rは、ディスク1上のデータトラックに記録されているデータを読み出す。ライトヘッド10Rは、ディスク1上にデータを書き込む。
ヘッドアンプIC11は、リードアンプ及びライトドライバを有する。リードアンプは、リードヘッド10Rにより読み出されたリード信号を増幅して、リード/ライト(R/W)チャネル12に伝送する。一方、ライトドライバは、R/Wチャネル12から出力されるライトデータに応じたライト電流をライトヘッド10Wに伝送する。
HDC15は、R/Wチャネル12と、インターフェースコントローラ13と、マイクロプロセッサ(MPU)14とを含む1チップの集積回路から構成されている。R/Wチャネル12は、リードデータの信号処理を実行するリードチャネルと、ライトデータの信号処理を実行するライトチャネルとを含む。
インターフェースコントローラ13は、ホストデバイス(以下単にホストと表記する場合がある)20とR/Wチャネル12との間のデータ転送を制御する。インターフェースコントローラ13は、バッファメモリ(DRAM)16を制御して、リードデータ及びライトデータをバッファメモリ16に一時的に格納することでデータ転送制御を実行する。また、インターフェースコントローラ13は、フラッシュメモリ17を制御して、後述するカウントテーブルのような各種の制御情報をフラッシュメモリ17に格納し、また読み出す。
MPU14はドライブのメインコントローラであり、VCM4を制御してヘッド10の位置決めを行なうサーボ制御を実行する。さらに、MPU14は、後述するように、ライト回数のカウント処理を含むリフレッシュ制御を実行する。
[リフレッシュ制御]
以下、図2から図11を参照して、本実施形態のシングルドライト方法を採用したディスクドライブの動作を説明する。
先ず、図2は、シングルドライト方法において、ディスク1上で記録されるバンドの構成を示すものである。ここでは、便宜的に、ディスク1上の記録領域は、半径位置に応じて4つのゾーン(Zone0〜Zone3)100〜103に区切られている。各ゾーン100〜103は、5つのバンド(Band-0〜Band-4)110が配置される。各バンド110は、図3に示すように、複数のトラック120からなるトラック群(便宜的に5トラック0〜4)からなり、シングルドライト動作のライト単位として定義されるものである。
実際には、ディスク1上には、記録領域としてユーザデータのデータ領域だけでなく、システムデータを記憶するシステムデータ領域や、メディアキャッシュ(media cache)領域などが存在する。各ゾーン100〜103では、各バンド110をシングルドライトする方向が一律に設定されている。図2に示すように、例えば、ゾーン100,101では、外周側から内周側の方向200Aがシングルドライトの方向である。また、ゾーン102,103では、内周側から外周側の方向200Bがシングルドライトの方向である。このシングルドライトの方向は、ヘッド10のアジマス角度(azimuth deviation)による隣接トラックへの漏れ磁界の影響を考慮して、それぞれのゾーン毎に最適な方向で設定されるのが望ましい。なお、各ゾーン100〜103が、全て一律のシングルドライトの方向であっても差し支えない。
シングルドライト動作では、図3に示すように、各バンド110は、トラック0のトラック120からトラック4まで順次、重ね書きされる。ここでは、シングルドライトの方向は、例えば、外周側から内周側の方向200Aに重ね書きされる。
図4は、外周側から内周側のシングルドライト方向200Aの場合に、各バンド内の磁気記録強度(信号強度)の様子を説明するための図である。各バンド(ここではBand-0〜Band-2)は、外周側からトラック0、トラック1の順に重ね書きされている。バンドとバンドの間には、ガードトラック(guard track)130が設けられる。このガードトラック130は、データ(磁気的信号)がライトされない領域である。
各バンドにおいて、便宜的に各トラック0〜4の幅が磁気記録強度を表している。この例では、トラック0、トラック1の順番にライトされるため、トラック0の片側がトラック1の磁気的記録の影響を受けて、磁気記録強度が低下することになる。一方、トラック4は、各バンドの最終トラックに位置し、シングルドライト動作で最後にライトされるトラックである。トラック4は、隣接トラックがガードトラック130のため、ガードトラック130からの磁気的記録の影響はない。このため、トラック4は、他のトラック0〜3と比較すると、隣接トラックからの磁気的記録の影響が少なく、磁気記録強度が強い状態で維持されている。
一方、図5は、内周側から外周側のシングルドライト方向200Bの場合に、各バンド内の磁気記録強度(信号強度)の様子を説明するための図である。各バンド(Band-0〜Band-2)は、内周側からトラック4、トラック3の順に重ね書きされている。この場合には、トラック4、トラック3の順番にライトされるため、トラック4の片側がトラック3の磁気的記録の影響を受けて、磁気記録強度が低下することになる。一方、トラック0は、各バンドの最終トラックに位置し、シングルドライト動作で最後にライトされるトラックである。トラック0は、隣接トラックがガードトラック130のため、ガードトラック130からの磁気的記録の影響はない。このため、トラック0は、他のトラック1〜4と比較すると、隣接トラックからの磁気的記録の影響が少なく、磁気記録強度が強い状態で維持されている。
次に、図10、11のフローチャートを参照して、本実施形態のシングルドライト動作とリフレッシュ処理の制御を説明する。
ディスクドライブでは、コントローラ15は、バンド単位でシングルドライト動作を実行する(ブロック300)。即ち、図4に示すように、ディスク1上の外周側から内周側の方向200Aに、バンド単位でトラック0、トラック1の順に重ね書きされる。また、図5に示すように、ディスク1上の内周側から外周側の方向200Bに、バンド単位でトラック4、トラック3の順に重ね書きされる。
本実施形態では、コントローラ15は、バンド単位でシングルドライト動作を実行する度に、ライト回数をカウントするカウント処理を実行する(ブロック301)。ここで、フラッシュメモリ17には、図6に示すようなカウントテーブルが格納される。図6に示すように、カウントテーブルは、バンド(Band-0〜Band-4)毎に、外周側カウンタとして外周側のライト回数及び内周側カウンタとして内周側のライト回数を管理するテーブルである。例えばあるバンド(Band-1)において、外周側カウンタは、外周側の隣接バンド(Band-0)のライト回数をカウントしたカウント値を記録する。また、内周側カウンタは、内周側の隣接バンド(Band-2)のライト回数をカウントしたカウント値を記録する。即ち、カウントテーブルは、バンド(Band-1)に対する隣接バンドからの磁気的記録の影響(ATI)を管理するテーブルである。
本実施形態のコントローラ15では、MPU14はカウントテーブルを参照し、バンド単位でのシングルドライト動作の実行時に、あるバンド(Band-1)において、外周側の隣接バンド(Band-0)のライトの場合には外周側カウンタをカウントアップする。また、内周側の隣接バンド(Band-2)のライトの場合には内周側カウンタをカウントアップする。
さらに、本実施形態では、フラッシュメモリ17には、図7に示すようなカウント値の重み付け定義テーブルが格納される。図8は、当該重み付け定義テーブルの具体例を示す。
図7に示すように、重み付け定義テーブルは、ゾーン(Zone0〜Zone3)毎に、外周側カウンタ及び内周側カウンタの各カウント値に対する重み付けの値を定義したテーブルである。
MPU14は、シングルドライト動作の実行時に、当該バンド(Band-1)に対する外周側カウンタ及び内周側カウンタをカウントアップするときに、図7に示す重み付け定義テーブルを参照して、当該バンド(Band-1)のゾーン(Zone0)に対応する重み付けの値をカウントアップする。即ち。外周側カウンタ及び内周側カウンタの各カウント値は、同一のカウント(ライト回数)で重み付けの値に応じて異なる値となる。
次に、MPU14はカウントテーブルを参照し、当該バンド(Band-1)の外周側カウンタ及び内周側カウンタの各カウント値のそれぞれと、予め設定された共通の閾値とを比較する(ブロック302)。MPU14は、各カウント値のいずれかが基準値を超えている場合に、当該バンド(Band-1)のリフレッシュ処理を指示するためのフラグを、例えばフラッシュメモリ17にセットする(ブロック303のNO,304)。ここで、基準値とは、磁気記録強度の許容限界値に相当する外周側及び内周側の各カウント値の共通の閾値である。即ち、各カウント値が共通の閾値を超えている場合には、当該バンド内のトラックの磁気記録強度が許容限界を超えて低下していること示す。
一方、各カウント値のいずれもが共通の閾値を超えていない場合には、当該バンド(Band-1)のリフレッシュ処理は不要と判定される(ブロック303のYES)。即ち、バンド(Band-1)の各トラック0〜4の磁気記録強度は、許容範囲であると判定される。
ここで、図7に示す重み付け定義テーブルの意義について説明する。
図4を参照して説明したように、外周側から内周側のシングルドライト方向200Aの場合には、各バンド(Band-0〜Band-2)において、最終トラック4は、他のトラック0〜3と比較すると、隣接トラックからの磁気的記録の影響が少なく、磁気記録強度が強い状態で維持されている。一方で、隣接バンドからの磁気的記録の影響を最も受けるのは、隣接バンドに最も近い位置に配置されたトラック0である。
また、図5を参照して説明したように、内周側から外周側のシングルドライト(瓦ライト)方向200Bの場合には、各バンド(Band-0〜Band-2)において、最終トラック0は、他のトラック2〜4と比較すると、隣接トラックからの磁気的記録の影響が少なく、磁気記録強度が強い状態で維持されている。一方で、隣接バンドからの磁気的記録の影響を最も受けるのは、隣接バンドに最も近い位置に配置されたトラック4である。
即ち、シングルドライト動作では、各バンドの最終トラックは他のトラックと比較すると、磁気記録強度が強い状態で維持されている。また、隣接バンドに最も近い位置に配置されたトラックは、隣接バンドからの磁気的記録の影響を最も受けることになる。従って、シングルドライトの最終トラック側は、隣接バンドのライトに対して許容されるライト回数(閾値)を、シングルドライトの先頭トラック側と比較して多く設定できる。
本実施形態では、図7に示す重み付け定義テーブルで、シングルドライトの方向に応じて、各バンドの外周側カウント及び内周側カウントの各カウント値に対する重み付けを変更する。これにより、最適なリフレッシュ制御を実現できる。
図8は、重み付け定義テーブルに具体例である。
図2に示すように、本実施形態では、ゾーン0,1の各バンドに対するシングルドライトの方向200Aは、外周側から内周側である。各バンドは,外周側に隣接するバンドに対するライト動作の影響を強く受ける。ゾーン0では、内周側の隣接バンドに対するライトが発生した場合は、内周側カウントのカウントアップの重み付け値を1とする。これに対して、外周側の隣接バンド対するライトが発生した場合は、外周側カウントのカウントアップの重み付け値を100とする。
また、ゾーン1の場合でも、外周側カウントの重み付けを大きく設定している。但し、ゾーン0とゾーン1は、ディスク1上の半径位置が異なるため、外周側カウントの重み付けの値としてそれぞれ別の最適値が設定される。MPU14は、バンド毎に外周側カウント及び内周側カウントの各カウント値と共通の閾値とを比較し、いずれかのカウント値が当該閾値を超えている場合に、リフレッシュ処理を指示するためのフラグをセットする。
一方、ゾーン2,3の各バンドに対するシングルドライトの方向200Bは、内周側から外周側である。従って、ゾーン0,1の場合とは異なり、内周側カウントの重み付けを大きく設定している。また、ゾーン2とゾーン3は、ディスク1上の半径位置が異なるため、内周側カウントの重み付けの値としてそれぞれ別の最適値が設定される。
図11に示すように、コントローラ15は、リフレッシュ処理を指示するためのフラグに基づいてリフレッシュ処理を実行する。この場合、コントローラ15は、通常のリードまたはライト動作の実行していないアイドル時などにリフレッシュ処理を実行する。
コントローラ15は、リフレッシュ対象のバンド単位のデータを一時的にディスク1上の退避エリアに退避させる(ブロック400)。次に、コントローラ15は、退避エリアからバンド単位のデータを、元の記録エリアへ書き戻すための書き直し処理を実行する(ブロック401)。コントローラ15は、書き直し処理が終了後にリフレッシュ対象のバンドに対応するフラグをリセットする(ブロック402)。
以上のように本実施形態によれば、バンド単位でシングルドライト動作を実行する度に、バンド毎に隣接バンドのライト回数を管理し、このライト回数が閾値を超えた場合には当該バンドのリフレッシュ処理を指示する制御を実行する。この場合、バンド毎に外周側カウンタで外周側のライト回数を管理し、内周側カウンタで内周側のライト回数を管理する。さらに、シングルドライトの方向に応じて、外周側カウンタ及び内周側カウンタの各カウント値に対する重み付けの値として、それぞれ異なる最適値を設定する。具体的には、ゾーン毎に、外周側カウンタ及び内周側カウンタの各カウント値に対する重み付けの値を定義したテーブルを使用する。
従って、各バンドに対する隣接バンドからの磁気的記録の影響(ATI)を、シングルドライトの方向に応じて適切に評価できる。このため、隣接バンドのライト回数が同一の場合でも、シングルドライト方向、具体的にはゾーンに応じて相対的に磁気的記録の影響が少ないバンドのリフレッシュ処理の頻度を少なくできる。従って、結果としてバンド単位のリフレッシュ処理の頻度は最小限に抑制することが可能となるため、HDDの動作効率の向上を実現できる。
換言すれば、シングルドライト方法において、バンド毎に少なくとも外周側カウンタ及び内周側カウンタの2種類のライト回数カウンタを準備し、あるバンドの隣接バンドにライトされた際に、当該バンドの内周側または外周側への漏れ磁界の影響を個別に評価する。この重み付け値に基づいた評価結果に応じて、リフレッシュ処理の対象バンド候補を決定する。従って、シングルドライト方向に応じて、バンドの外周側と内周側の隣接バンドからの影響を考慮した最適なリフレッシュ制御を実現できる。
[リフレッシュ制御の最適化方法]
図9及び図12は、本実施形態の変形例を説明するための図である。なお、HDDの構成は、図1に示す本実施形態の場合と同様である。
本変形例は、リフレッシュ制御を最適化するための方法である。図12に示すように、例えば外周側から内周側のシングルドライト方向200Aの場合には、各バンドの最終トラック4は隣接トラックからの磁気的記録の影響が少ない。また、内周側から外周側のシングルドライト方向200Bの場合には、各バンドの最終トラック0は隣接トラックからの影響が少ない。本変形例は、この最終トラックをライトする条件を他のトラックの場合と変更して、隣接するバンドに対する磁気的記録の影響が少なくなるように最適化する方法である。
具体的には、最終トラック(4または0)の磁気記録強度(信号強度)が弱くなり過ぎない範囲で、ライト電流の条件を調整し、他のトラックよりも弱い磁気記録強度で最終トラックに対するライト動作を実行する。さらに、本変形例は、図9に示すような重み付け定義テーブル及び図6に示すカウントテーブルを併用することにより、各バンドの最適なリフレッシュ制御(換言すればATI管理)を実現する。
ここで、シングルドライトの最初のトラック(0または4)が隣接バンドに対するライトから受けるATIが大き過ぎる場合、バンド単位のリフレッシュ処理を起動するための閾値(外周側と内周側の共通の閾値)を小さい値に設定する必要がある。この場合、相対的にリフレッシュ処理の頻度が大きくなり、HDDのパフォーマンスが低下する影響がある。
具体例として、閾値を1000とした場合に、前述した図8に示すような重み付け定義テーブルでは、ゾーン0内のあるバンドにおいて、その外周側の隣接バンドに対するライト回数が10回で当該バンドに対するリフレッシュ処理の指示が行われる。一方、隣接バンドのライトにおける最終トラックのライト条件を調整した結果、図9に示すような重み付け定義テーブルが設定されるとする。この場合には、ゾーン0内のあるバンドにおいて、その外周側の隣接バンドに対するライト回数を50回まで許容することができる。
ここで、最終トラックの磁気記録強度(信号強度)は相対的に弱くなるので、内周側の隣接するバンドからの磁気的記録の影響(ATI影響)は相対的に大きくなる。従って、両者のバランスをとることにより、リフレッシュ処理の頻度を最小限に少なくするように最適化することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…ディスク、2…スピンドルモータ(SPM)、3…アーム、
4…ボイスコイルモータ(VCM)、10…ヘッド、11…ヘッドアンプ集積回路、
12…リード/ライト(R/W)チャネル、13…インターフェースコントローラ、
14…マイクロプロセッサ(MPU)、15…ハードディスクコントローラ(HDC)、
16…バッファメモリ(DRAM)、17…フラッシュメモリ、
20…ホストデバイス。

Claims (10)

  1. 複数のトラック群からなるデータ領域をライト単位として、ディスク上にデータを書き込むシングルドライト動作を実行するライト制御手段と、
    データ領域の内周側または外周側に隣接するデータ領域にシングルドライト動作を実行する際に、前記内周側及び外周側のそれぞれのライト回数をシングルドライト方向に基づいて設定される重み付け値に応じてカウントし、カウントされた各ライト回数のいずれかが基準値を超えたときにリフレッシュ処理の実行を指示するリフレッシュ制御手段と
    を具備するディスク記憶装置。
  2. 前記リフレッシュ制御手段は、
    前記シングルドライト方向で分類し、隣接するデータ領域からの磁気的記録の影響の程度に基づいて内周側及び外周側の各ライト回数に対する前記重み付け値を定義したテーブル情報を記憶する手段と、
    前記テーブル情報を参照して設定される重み付け値に応じて前記ライト回数をカウントするカウンタ手段と
    を含む請求項1に記載のディスク記憶装置。
  3. 前記リフレッシュ制御手段は、
    前記基準値として磁気記録強度の許容限界値に相当し、内周側及び外周側のそれぞれの共通の閾値と前記各ライト回数とを比較する請求項1または請求項2のいずれか1項に記載のディスク記憶装置。
  4. 前記リフレッシュ制御手段は、
    リフレッシュ処理の実行を指示するためのフラグをデータ領域毎に設定する手段を含む請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のディスク記憶装置。
  5. 前記シングルドライト方向に応じてデータ領域に含まれる最終トラックに対するシングルドライト動作におけるライト条件を、他のトラックとは異なる条件に設定する手段を有する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のディスク記憶装置。
  6. 複数のトラック群からなるバンドをライト単位として、ディスク上にデータを書き込むシングルドライト動作を実行するディスク記憶装置であって、
    あるバンドの内周側または外周側に隣接するバンドにシングルドライト動作を実行する際に、前記内周側及び外周側のそれぞれのライト回数をシングルドライト方向に基づいて設定される重み付け値に応じてカウントし、カウントされた各ライト回数のいずれかが基準値を超えたときにリフレッシュ処理の実行を指示するコントローラ
    を具備するディスク記憶装置。
  7. 前記コントローラは、
    前記シングルドライト方向で分類されるバンド群に対して、隣接するバンドからの磁気的記録の影響の程度に基づいて内周側及び外周側の各ライト回数に対する前記重み付け値を定義したテーブル情報をメモリから取得し、
    前記テーブル情報を参照して設定される重み付け値に応じて前記各ライト回数をカウントした各カウンタ値を設定したカウンタテーブル情報をメモリに記憶する請求項6に記載のディスク記憶装置。
  8. 前記コントローラは、
    前記リフレッシュ処理の実行を指示するためのフラグをバンド毎にメモリに設定し、
    前記フラグに基づいて当該バンドに対する前記リフレッシュ処理の実行する請求項6または請求項7のいずれか1項に記載のディスク記憶装置。
  9. 複数のトラック群からなるバンドをライト単位として、ディスク上にデータを書き込むシングルドライト動作を実行するディスク記憶装置に適用するリフレッシュ制御方法であって、
    データ領域の内周側または外周側に隣接するデータ領域にシングルドライト動作を実行する際に、前記内周側及び外周側のそれぞれのライト回数をシングルドライト方向に基づいて設定される重み付け値に応じてカウントし、
    カウントされた前記各ライト回数のいずれかが基準値を超えたときにリフレッシュ処理の実行を指示するリフレッシュ制御方法。
  10. 前記シングルドライト方向で分類し、隣接するデータ領域からの磁気的記録の影響の程度に基づいて内周側及び外周側の各ライト回数に対する前記重み付け値を定義したテーブル情報を参照し、
    前記テーブル情報を参照して設定される重み付け値に応じて前記ライト回数をカウントする請求項9に記載のリフレッシュ制御方法。
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