JP2019046518A - 磁気ディスク装置及び記録領域の設定方法 - Google Patents

磁気ディスク装置及び記録領域の設定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】データを効率的にライト可能な磁気ディスク装置及び記録領域の設定方法を提供することである。【解決手段】実施形態に係る磁気ディスク装置は、ディスクと、ディスクにデータをライトするヘッドと、第1トラックから離間した第2トラックをライトするときのフリンジングに基づいて第1トラックと第2トラックとの間の第1トラックピッチを設定し、第1トラックから離間した第3トラックをライトするときのフリンジングに基づいて第1トラックと前記第3トラックとの間の第2トラックピッチを設定し、第1トラックピッチと第2トラックピッチとの差分値を算出し、差分値が基準値以下である場合、第1トラックをライトする領域を第1記録領域に設定し、差分値が基準値よりも大きい場合、第1トラックをライトする領域を隣接するトラックにトラックの一部を重ねてライトする第2記録領域に設定する、コントローラと、を備える。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、磁気ディスク装置及び記録領域の設定方法に関する。
近年、磁気ディスク装置の高記録容量化するための様々な技術が開発されている。これら技術の一つとして瓦記録方式(Shingled write Magnetic Recording:SMR)でデータをライトする磁気ディスク装置がある。瓦記録方式は、1つ前にライトした隣接するトラック(以下、単に、隣接トラックと称する)に現在のトラックの一部を重ねてライトする記録方式である。磁気ディスク装置は、瓦記録方式でデータをライトすることにより、通常の記録方式でライトするよりもディスクのトラック密度(Track Per Inch:TPI)を向上できる。
瓦記録方式に用いる磁気ディスク装置は、瓦記録方式でライトする記録領域と通常の記録方式でライトする記録領域とを設定する。データをライトする場合、磁気ディスク装置は、隣接するトラックにフリンジングの影響を与え得る。瓦記録方式は、データをライトする方向が決まっているため、対象とするトラックに隣接する2つのトラックの内の1つの隣接するトラックからのフリンジングの影響を考慮すればよく、対象とするトラックと隣接するトラックとの間のトラックピッチを狭く設定できる。一方、通常の記録方式は、対象とするトラックに隣接する2つのトラックからのフリンジングの影響を考慮し、対象とするトラックと隣接する2つのトラックとのトラックピッチを大きく設定する必要がある。
米国特許9093095号明細書 特開2014−049147号公報 米国特許9129628号明細書 特開2012−212488号公報 特開2000−339601号公報
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、データを効率的にライト可能な磁気ディスク装置及び記録領域の設定方法を提供することである。
実施形態に係る磁気ディスク装置は、ディスクと、前記ディスクにデータをライトするヘッドと、前記ディスクの第1トラックから前記ディスクの半径方向の第1方向に離間した第2トラックをライトするときのフリンジングに基づいて前記第1トラックと前記第2トラックとの間の第1トラックピッチを設定し、前記第1トラックから前記第1方向と反対の第2方向に離間した第3トラックをライトするときのフリンジングに基づいて前記第1トラックと前記第3トラックとの間の第2トラックピッチを設定し、前記第1トラックピッチと前記第2トラックピッチとの差分値を算出し、前記差分値が基準値以下である場合、前記第1トラックをライトする領域を、隣接するトラックから離間した位置にトラックをライトする第1記録領域に設定し、前記差分値が前記基準値よりも大きい場合、前記第1トラックをライトする領域を、隣接するトラックにトラックの一部を重ねてライトする第2記録領域に設定する、コントローラと、を備える。
図1は、実施形態に係る磁気ディスク装置の構成を示すブロック図である。 図2は、実施形態に係るディスクに対するヘッドの位置の一例を示す模式図である。 図3は、実施形態に係るディスク上でのヘッドの位置に対するフリンジング幅の一例を示す模式図である。 図4は、実施形態に係るトラックピッチの設定方法の一例を説明するための模式図である。 図5は、実施形態に係る通常記録領域のテーブルの一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る通常記録領域のテーブルの一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る通常記録領域のテーブルの一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る通常記録領域のテーブルの一例を示す図である。 図9は、実施形態に係る通常記録領域のテーブルの一例を示す図である。 図10は、実施形態に係る通常記録領域のテーブルの一例を示す図である。 図11は、実施形態に係る通常記録領域のテーブルの一例を示す図である。 図12は、実施形態に係る通常記録領域のテーブルの一例を示す図である。 図13は、実施形態に係る対象トラックと隣接トラックとの間のトラックピッチの設定方法を示すフローチャートである。 図14は、実施形態に係る通常記録領域と瓦記録領域との設定方法を示すフローチャートである。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図面は、一例であって、発明の範囲を限定するものではない。
(実施形態)
図1は、実施形態に係る磁気ディスク装置1の構成を示すブロック図である。
磁気ディスク装置1は、後述するヘッドディスクアセンブリ(Head Disk Assembly:HDA)と、ドライバIC20と、ヘッドアンプ集積回路(以下、ヘッドアンプIC、又はプリアンプ)30と、揮発性メモリ70と、バッファメモリ(バッファ)80と、不揮発性メモリ90と、1チップの集積回路であるシステムコントローラ130とを備える。また、磁気ディスク装置1は、ホストシステム(ホスト)100と接続される。
HDAは、磁気ディスク(以下、ディスク)10と、スピンドルモータ(Spindle Motor:SPM)12と、ヘッド15を搭載しているアーム13と、ボイスコイルモータ(Voice Coil Motor:VCM)14とを有する。ディスク10は、スピンドルモータ12により回転する。アーム13及びVCM14は、アクチュエータを構成している。アクチュエータは、VCM14の駆動により、アーム13に搭載されているヘッド15をディスク10上の目標位置まで移動制御する。ディスク10およびヘッド15は、2つ以上の数が設けられてもよい。
磁気ディスク装置1では、ディスク10にデータ(又は、トラック)をライトするライト方式として、瓦記録(Shingled Magnetic Recording:SMR)方式と、通常の記録方式とが適用される。瓦記録方式は、隣接するトラックにトラックの一部を重ねて(上書きして)ライトする記録方式である。一方、通常の記録方式は、隣接するトラックから所定の間隔を空けてトラックをライトする記録方式である。言い換えると、通常の記録方式は、隣接するトラックにトラックを重ねないでライトする記録方式である。瓦記録方式でライトできる磁気ディスク装置には、例えば、ファームウェアとしてDevice Managed(DM)、 Host Aware(HA)、又はHost Managed(HM)が搭載されている。実施形態の磁気ディスク装置1は、例えば、HA又はHMのファームウェアが搭載されているものとする。HA及びHMのファームウェアでは、ホスト100は、専用のコマンドにより磁気ディスク装置1の通常の記録領域のアドレスや記録容量を確認できる。
ディスク10は、その記録領域に、ユーザから利用可能なデータ領域10aと、システム管理に必要な情報をライトするシステムエリア10bとが割り当てられている。以下、ディスク10の円周に沿う方向を円周方向と称し、円周方向に直交する方向を半径方向と称する。
ヘッド15は、スライダを本体として、当該スライダに実装されているライトヘッド15W及びリードヘッド15Rを備える。ライトヘッド15Wは、ディスク10に記録磁界を印加し、ディスク10の記録層の磁化方向を制御することでデータをライトする。リードヘッド15Rは、ディスク10の記録層の磁化方向、すなわち、データをリードする。ヘッド15は、ディスク10上の位置によって、ディスク10の円周方向に対してスキュー角で傾斜している。スキュー角は、アクチュエータの回転中心とヘッド15の中心点とを結ぶ線と、トラックの接線との角度で表される。ヘッド15は、ディスク10にデータをライトするときに、トラックに対して半径方向に記録磁界が漏えいし得る。ヘッド15の記録磁界やディスク10の磁化遷移がトラックに対して半径方向に漏えいすることをフリンジングと称する。フリンジングは、データを劣化させる等の影響を周囲のトラックに与え得る。フリンジングの半径方向の距離(以下、単に、フリンジング幅と称する)は、ヘッド15のディスク10上の位置、すなわち、スキュー角に応じて変化する。
図2は、実施形態に係るディスク10に対するヘッド15の位置の一例を示す模式図である。以下、半径方向において、ディスク10の外側に向かう方向を外方向(外側)と称し、外方向と反対方向を内方向(内側)と称する。
データ領域10aは、ディスク10の内方向に位置する内周領域IRと、ディスク10の外方向に位置する外周領域ORと、内周領域IRと外周領域ORとの間に位置する中周領域MRとに区分される。また、データ領域10aは、瓦記録方式でデータをライトする瓦記録領域SRと、通常の記録方式でデータをライトする通常記録領域CRとを含む。通常記録領域CRは、ヘッド15のスキュー角が0となる半径方向の位置ZLを含む。図2に示した例では、通常記録領域CRは、中周領域MRに位置している。つまり、図2に示した例では、位置ZLは、中周領域MRに位置している。なお、通常記録領域CRは、内周領域IR又は外周領域ORに位置していてもよい。言い換えると、位置ZLは、内周領域IR又は外周領域ORに位置していてもよい。瓦記録領域SRは、通常記録領域CRを除くデータ領域10aである。図2に示した例では、瓦記録領域SRは、通常記録領域CR以外の外周領域ORから中周領域MRに亘る領域と、内周領域IRから中周領域MRに亘る領域とに位置している。
図2において、ヘッド15I、15M、及び15Oは、それぞれ、スキュー角の異なるヘッド15を示している。ヘッド15Iは、内周領域IRに位置するスキュー角で傾斜するヘッド15を示している。ヘッド15Mは、中周領域MRに位置するスキュー角で傾斜するヘッド15を示している。ヘッド15Oは、外周領域ORに位置するスキュー角で傾斜するヘッド15を示している。図2に示した例では、ヘッド15Mは、位置ZL上に位置している。そのため、ヘッド15I及びヘッド15Oは、ヘッド15Mよりも大きいスキュー角で傾斜している。言い換えると、ヘッド15は、スキュー角が0となる位置ZLから離れるに従ってスキュー角が大きくなる
図3は、実施形態に係るディスク10上でのヘッド15の位置に対するフリンジング幅の一例を示す模式図である。図3には、トラックTR1、トラックTR10、及びトラックTR100を示している。トラックTR1は、内周領域IRに位置し、トラックTR10は、中周領域MRに位置し、トラックTR100は、外周領域ORに位置している。トラックTR1は、例えば、図2に示したヘッド15Iによりライトされる。トラックTR10は、例えば、図2に示したヘッド15Mによりライトされる。トラックTR100は、例えば、図2に示したヘッド15Oによりライトされる。図3には、トラックTR1の半径方向の幅(以下、トラック幅と称する)W1と、トラックTR10のトラック幅W10と、トラックTR100のトラック幅W100とを示している。図3において、トラック幅W1、W10、及びW100は、ライトヘッド15Wの幅に相当し、ほぼ同じ大きさである。また、図3には、トラックTR1のトラックセンタTC1と、トラックTR10のトラックセンタTC10と、トラックTR100のトラックセンタTC100とを示している。トラックセンタTC1、TC10、及びTC100は、それぞれ、トラックTR1、TR10、及びTR100の円周方向の各位置で、トラック幅W1、W10、及びW100の中心位置を通る軌道である。すなわち、トラックセンタTC1、TC10、及びTC100は、ライトヘッド15Wの軌道である。なお、図3に示した例では、トラックセンタTC1、TC10、及びTC100は、便宜上、直線状に示しているが、実際にはディスク10の円周方向に沿う曲線である。したがって、トラックTR1、TR10、及びTR100も、実際にはディスク10の円周方向に沿って曲がっている。
図3に示した例では、図2に示したヘッド15IによりトラックTR1が内周領域IRにライトされる場合、トラックセンタTC1から外側に幅(以下、外側のフリンジング幅と称する場合もある)FIaのフリンジング(以下、外側のフリンジングと称する場合もある)が生じ、トラックセンタTC1から内側に幅(以下、内側のフリンジング幅と称する場合もある)FIbのフリンジング(以下の内側のフリンジングと称する場合もある)が生じ得る。この場合、外側のフリンジング幅FIaは、内側のフリンジング幅FIbよりも大きくなる(FIa>FIb)。外側のフリンジング幅FIaは、トラックTR1のトラックセンタTC1からトラックTR1の外側の端部Ea1までの距離(以下、外側のトラック距離と称する)WIaと、トラックTR1の外側の端部Ea1からフリンジングが影響を与える外側の位置EIa、すなわち、外側のフリンジングの端部EIaまでの距離(以下、外側のフリンジングギャップと称する)GIaとを含む。内側のフリンジング幅FIbは、トラックTR1のトラックセンタTC1からトラックTR1の内側の端部Eb1までの距離(以下、内側のトラック距離と称する)WIbと、トラックTR1の内側の端部Eb1からフリンジングが影響を与える内側の位置EIb、すなわち、内側のフリンジングの端部EIbまでの距離(以下、内側のフリンジングギャップと称する)GIaとを含む。外側のトラック距離WIaと内側のトラック距離WIbとの和は、トラック幅W1に相当する。図3に示した例では、外側のトラック距離WIaと内側のトラック距離WIbとは、同じである。そのため、外側のフリンジングギャップGIaは、内側のフリンジングギャップGIbよりも大きい(GIa>GIb)
図3に示した例では、図2に示したヘッド15MによりトラックTR10が中周領域MRにライトされる場合、幅FMaの外側のフリンジングが生じ、幅FMbの内側のフリンジングが生じ得る。この場合、外側のフリンジング幅FMaは、内側のフリンジング幅FMbとほぼ同じ、又は同じになる(FMa≒FMb、又はFMa=FMb)。外側のフリンジング幅FMaは、トラックTR10のトラックセンタTC10からトラックTR10の外側の端部Ea10までの外側のトラック距離WMaと、トラックTR10の外側の端部Ea10から外側のフリンジングの端部EMaまでの外側のフリンジングギャップGMaとを含む。内側のフリンジング幅FMbは、トラックTR10のトラックセンタTC10からトラックTR10の内側の端部Eb10までの内側のトラック距離WMbと、トラックTR10の外側の端部Ea10から外側のフリンジングの端部EMbまでの内側のフリンジングギャップGMbとを含む。外側のトラック距離WMaと内側のトラック距離WMbとの和は、トラック幅W10に相当する。図3に示した例では、外側のトラック距離WMaと内側のトラック距離WMbとは、同じである。そのため、外側のフリンジングギャップGMaは、内側のフリンジングギャップGMbとほぼ同じ、又は同じである。(GMa≒GMb、又はGMa=GMb)
図3に示した例では、図2に示したヘッド15OによりトラックTR100がライトされる場合、幅FOaの外側のフリンジングが生じ、幅FObの内側のフリンジングが生じ得る。この場合、内側のフリンジング幅FObは、外側のフリンジング幅FOaよりも大きくなる(FOa<FOb)。外側のフリンジング幅FOaは、トラックTR100のトラックセンタTC100からトラックTR100の外側の端部Ea100までの外側のトラック距離WOaと、トラックTR100の外側の端部Ea100から外側のフリンジングの端部EOaまでの外側のフリンジングギャップGOaとを含む。内側のフリンジング幅FObは、トラックTR100のトラックセンタTC100からトラックTR100の内側の端部Eb100までの内側のトラック距離WObと、トラックTR100の外側の端部Ea100から外側のフリンジングの端部EOaまでの内側のフリンジングギャップGOaとを含む。外側のトラック距離WOaと内側のトラック距離WObとの和は、トラック幅W100に相当する。図3に示した例では、外側のトラック距離WOaと内側のトラック距離WObとは、同じである。そのため、内側のフリンジングギャップGObは、外側のフリンジングギャップGOaよりも大きい(GOa<GOb)。
ドライバIC20は、システムコントローラ130(詳細には、後述する(Micro Processing Unit: MPU60)))の制御に従って、SPM12およびVCM14の駆動を制御する。
ヘッドアンプIC(プリアンプ)30は、図示しないリードアンプ及びライトドライバを備えている。リードアンプは、ディスク10からリードされたリード信号を増幅して、システムコントローラ130(詳細には、後述するリード/ライト(R/W)チャネル40)に出力する。ライトドライバは、R/Wチャネル40から出力されるライトデータに応じたライト電流をヘッド15に出力する。ヘッドアンプIC30は、ヘッド15及びR/Wチャネル40に電気的に接続されている。
揮発性メモリ70は、電力供給が断たれると保存しているデータが失われる半導体メモリである。揮発性メモリ70は、磁気ディスク装置1の各部での処理に必要なデータ等を格納する。揮発性メモリ70は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、又はSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)である。
バッファメモリ80は、磁気ディスク装置1とホスト100との間で送受信されるデータ等を一時的に記録する半導体メモリである。なお、バッファメモリ80は、揮発性メモリ70と一体に構成されていてもよい。バッファメモリ80は、例えば、DRAM、SRAM(Static Random Access Memory)、SDRAM、FeRAM(Ferroelectric Random Access memory)、又はMRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)等である。
不揮発性メモリ90は、電力供給が断たれても保存しているデータを記録する半導体メモリである。不揮発性メモリ90は、例えば、NOR型またはNAND型のフラッシュROM(Flash Read Only Memory :FROM)である。
システムコントローラ(コントローラ)130は、例えば、複数の素子が単一チップに集積されたSystem-on-a-Chip(SoC)と称される大規模集積回路(LSI)を用いて実現される。システムコントローラ130は、リード/ライト(R/W)チャネル40と、ハードディスクコントローラ(Hard Disk Controller:HDC)50と、マイクロプロセッサ(MPU)60とを含む。システムコントローラ130は、ドライバIC20、ヘッドアンプIC30、揮発性メモリ70、バッファメモリ80、不揮発性メモリ90、及びホスト100に電気的に接続されている。
R/Wチャネル40は、リードデータ及びライトデータの信号処理を実行する。R/Wチャネル40は、リードデータの信号品質を測定する回路、又は機能を有している。R/Wチャネル40は、ヘッドアンプIC30、HDC50、及びMPU60に電気的に接続されている。
HDC50は、後述するMPU60からの指示に応じて、ホスト100とR/Wチャネル40との間のデータ転送を制御する。HDC50は、R/Wチャネル40、MPU60、揮発性メモリ70、バッファメモリ80、不揮発性メモリ90、及びホスト100に電気的に接続されている。
MPU60は、磁気ディスク装置1の各部を制御するメインコントローラである。MPU60は、ドライバIC20を介してVCM14を制御し、ヘッド15の位置決めを行なうサーボ制御を実行する。MPU60は、ディスク10へのデータのライト動作を制御すると共に、ホスト100から転送されるライトデータの保存先を選択する。また、MPU60は、ディスク10からのデータのリード動作を制御すると共に、ディスク10からホスト100に転送されるリードデータの処理を制御する。以下、ライトデータ及びリードデータを単にデータと称する場合もある。MPU60は、磁気ディスク装置1の各部に接続されている。例えば、MPU60は、R/Wチャネル40、及びHDC50に電気的に接続されている。
MPU60は、設定部61と、管理部63と、ライト制御部65と含む。MPU60は、これら各部の処理をファームウェア上で実行する。
設定部61は、通常の記録方式における対象とするトラック(以下、対象トラックと称する)と対象トラックに隣接するトラック(以下、隣接トラックと称する)と間のトラックピッチを設定する。例えば、設定部61は、対象トラックの外側に離間した位置に隣接トラック(以下、外側の隣接トラックと称する)をライトするときの内側のフリンジング幅に基づいて対象トラックと外側の隣接トラックとの間のトラックピッチを設定する。同様に、設定部61は、対象トラックの内側に離間した位置に隣接トラック(以下、内側の隣接トラックと称する)をライトするときの外側のフリンジング幅に基づいて対象トラックと内側の隣接トラックとの間のトラックピッチを設定する。設定部61は、設定したトラックピッチを、例えば、システムエリア10b又は不揮発性メモリ90等に記録する。
図4は、実施形態に係るトラックピッチの設定方法の一例を説明するための模式図である。図4において、トラックTR(N+1)、T(N)、及びTR(N−1)は、半径方向に並んでいる。図4には、トラックTR(N+1)のトラックセンタTC(N+1)と、トラックTR(N)のトラックセンタTC(N)と、トラックTR(N−1)のトラックセンタTC(N−1)とを示している。トラックTR(N)のトラック幅は、外側のトラック距離WMa(N)と、内側のトラック距離WMbとの和に相当する。トラックTR(N+1)は、トラックTR(N)の外側に所定のトラックピッチ(以下、外側のトラックピッチと称する)で離間した位置にライトされる。トラックTR(N−1)は、トラックTR(N)の内側に所定のトラックピッチ(以下、内側のトラックピッチと称する)で離間した位置にライトされる。また、外側のフリンジング幅FMa1は、トラックTR(N+1)をライトするときのトラックセンタTC(N+1)からトラックTR(N+1)の外側に生じるフリンジングが影響を与える位置までの距離を示している。内側のフリンジング幅FMb1は、トラックTR(N+1)をライトするときのトラックセンタTC(N+1)からトラックTR(N+1)の内側に生じるフリンジングが影響を与える位置まで距離を示している。外側のフリンジング幅FMa2は、トラックTR(N)をライトするときのトラックセンタTC(N)からトラックTR(N)の外側に生じるフリンジングが影響を与える位置までの距離を示している。内側のフリンジング幅FMb2は、トラックTR(N)をライトするときのトラックセンタTC(N)からトラックTR(N)の内側に生じるフリンジングが影響を与える位置までの距離を示している。外側のフリンジング幅FMa3は、トラックTR(N−1)をライトするときのトラックセンタTC(N−1)からトラックTR(N−1)の外側に生じるフリンジングが影響を与える位置までの距離を示している。内側のフリンジング幅FMb3は、トラックTR(N−1)をライトするときのトラックセンタ(N−1)からトラックTR(N−1)の内側に生じるフリンジングが影響を与える位置までの距離を示している。
例えば、設定部61は、始めに、ディスク10の所定の位置に対象トラックTR(N)をライトし、ライトした対象トラックTR(N)をリードし、対象トラックTR(N)のエラーレート(以下、初期エラーレートと称する場合もある)を測定する。次に、設定部61は、対象トラックTR(N)から所定のトラックピッチ(以下、外側の初期トラックピッチと称する)P(N)inで外側の隣接トラックTR(N+1)をライトし、ライトした対象トラックTR(N)を再度リードし、対象トラックTR(N)のエラーレートを再度測定する。設定部61は、エラーレートが閾値(以下、外側の閾値と称する)よりも小さいか外側の閾値以上であるかを判定する。エラーレートが外側の閾値以上であると判定した場合、設定部61は、外側の初期トラックピッチP(N)inを次の外側のトラックピッチに変更する。すなわち、対象トラックTR(N)が外側の隣接トラックTR(N+1)をライトするときにフリンジングの影響を受けていると判定した場合、設定部61は、外側の初期トラックピッチP(N)inを次の外側のトラックピッチに変更する。例えば、設定部61は、外側の初期トラックピッチP(N)inよりも小さい次の外側のトラックピッチに変更する。また、設定部61は、外側の初期トラックピッチP(N)inよりも大きい次の外側のトラックピッチに変更してもよい。設定部61は、エラーレートが外側の閾値より小さいか外側の閾値以上かを再度判定する。エラーレートが外側の閾値以上と判定した場合、設定部61は、現在のトラックピッチから次の外側のトラックピッチに変更する。例えば、設定部61は、現在のトラックピッチよりも小さい次の外側のトラックピッチに変更する。また、設定部61は、現在のトラックピッチよりも大きい次の外側のトラックピッチに変更してもよい。設定部61は、エラーレートが外側の閾値より小さくなるまで現在の外側のトラックピッチを次のトラックピッチに変更し、対象トラックTR(N)から変更した後の現在の外側のトラックピッチに離間した位置に外側の隣接トラックTR(N+1)をライトし、対象トラックTR(N)のエラーレートを測定する処理を繰り返す。エラーレートが外側の閾値よりも小さいと判定した場合、設定部61は、現在の外側のトラックピッチを対象トラックTR(N)と外側の隣接トラックTR(N+1)との間の外側のトラックピッチに設定する。すなわち、対象トラックTR(N)が外側の隣接トラックTR(N+1)をライトするときにフリンジングの影響をほぼ受けていないと判定した場合、設定部61は、現在の外側のトラックピッチを対象トラックTR(N)と外側の隣接トラックTR(N+1)との間の外側のトラックピッチに設定する。設定部61は、設定した外側のトラックピッチを、例えば、システムエリア10b又は不揮発性メモリ90等に記録する。
同様に、設定部61は、始めに、ディスク10の所定の位置に対象トラックTR(N)をライトし、ライトした対象トラックTR(N)をリードし、対象トラックTR(N)の初期エラーレートを測定する。次に、設定部61は、対象トラックTR(N)から所定のトラックピッチ(以下、内側の初期トラックピッチと称する)P(N−1)inで内側の隣接トラックTR(N−1)をライトし、ライトした対象トラックTR(N)を再度リードし、対象トラックTR(N)のエラーレートを再度測定する。内側の初期トラックピッチP(N−1)inは、内側の隣接トラックTR(N−1)の外側のフリンジングが対象トラックTR(N)に影響を与えない距離に設定される。設定部61は、エラーレートが閾値(以下、内側の閾値と称する)より小さいかであるか内側の閾値以上であるかを判定する。エラーレートが内側の閾値以上であると判定した場合、設定部61は、内側の初期トラックピッチP(N−1)inを次の内側のトラックピッチに変更する。すなわち、対象トラックTR(N)が内側の隣接トラックTR(N―1)をライトするときにフリンジングの影響を受けていると判定した場合、設定部61は、内側の初期トラックピッチP(N−1)inを次の内側のトラックピッチに変更する。例えば、設定部61は、内側の初期トラックピッチP(N−1)inよりも小さい次の内側のトラックピッチに変更する。また、設定部61は、内側の初期トラックピッチP(N−1)inよりも大きい次の内側のトラックピッチに変更してもよい。設定部61は、エラーレートが内側の閾値より小さいか内側の閾値以上か再度判定する。エラーレートが内側の閾値以上であると判定した場合、設定部61は、現在のトラックピッチから次の内側のトラックピッチに変更する。例えば、設定部61は、現在のトラックピッチよりも小さい次の内側のトラックピッチに変更する。また、設定部61は、現在のトラックピッチよりも大きい次の内側のトラックピッチに変更してもよい。設定部61は、エラーレートが内側の閾値より小さくなるまで現在の内側のトラックピッチを次のトラックピッチに変更し、対象トラックTR(N)から変更した後の現在の内側のトラックピッチに離間した位置に内側の隣接トラックTR(N−1)をライトし、対象トラックTR(N)のエラーレートを測定する処理を繰り返す。エラーレートが内側の閾値よりも小さいと判定した場合、設定部61は、現在の内側のトラックピッチを対象トラックTR(N)と内側の隣接トラックTR(N−1)との間の内側のトラックピッチに設定する。すなわち、対象トラックTR(N)が内側の隣接トラックTR(N―1)をライトするときにフリンジングの影響をほぼ受けていないと判定した場合、設定部61は、現在の内側のトラックピッチを対象トラックTR(N)と内側の隣接トラックTR(N―1)との間の内側のトラックピッチに設定する。設定部61は、設定した内側のトラックピッチを、例えば、システムエリア10b又は不揮発性メモリ90等に記録する。なお、外側の閾値と内側の閾値とは、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
設定部61は、ディスク10、例えば、データ領域10aの所定の領域に位置する複数のトラックに対して前述の処理を実行し、所定の領域に位置する複数のトラックの外側及び内側のトラックピッチを設定する。設定部61は、設定した所定の領域に位置する複数のトラックの外側及び内側のトラックピッチをシステムエリア10b又は不揮発性メモリ90等に記録する。所定の領域は、例えば、中周領域である。なお、設定部61は、データ領域10aの全てのトラックに対して前述の処理を実行し、全てのトラックの外側及び内側のトラックピッチを設定してもよい。
管理部63は、設定部61で設定した外側及び内側のトラックピッチに基づいて、ディスク10、例えば、データ領域10aに通常記録領域CRと瓦記録領域SRとを設定し、設定した通常記録領域CRと瓦記録領域SRとを管理する。
例えば、管理部63は、データ領域10aの所定のトラックの外側のトラックピッチと内側のトラックピッチと比較し、外側のトラックピッチと内側のトラックピッチとの差分値を算出する。管理部63は、差分値が差分値の閾値である基準値以下であるか、基準値より大きいかを判定する。差分値が基準値以下であると判定した場合、管理部63は、対象トラックをライトする領域を通常記録領域CRに設定し、通常記録領域CRに設定した対象トラックをライトする領域の情報をシステムエリア10b又は不揮発性メモリ90等に記録し、通常記録領域CRに設定した対象トラックする領域の情報をテーブルで管理する。対象トラックする領域の情報は、例えば、トラック番号、及びデータ領域10aを幾つかの区分した領域(以下、ゾーンと称する)の番号等を含む。この場合、管理部63は、差分値が0(ゼロ)か0(ゼロ)でないかを判定する。差分値が0(ゼロ)でないと判定した場合、管理部63は、外側のトラックピッチと内側のトラックピッチの内の小さい方を対象トラックと隣接トラック(外側の隣接トラック及び内側の隣接トラック)との間のトラックピッチに設定し、設定したトラックピッチをシステムエリア10b又は不揮発性メモリ90等に記録する。差分値が0(ゼロ)であると判定した場合、管理部63は、外側のトラックピッチ又は内側のトラックピッチの内のいずれか一方を対象トラックと隣接トラックとの間のトラックピッチに設定し、設定したトラックピッチをシステムエリア10b又は不揮発性メモリ90等に記録する。差分値が基準値よりも大きいと判定した場合、管理部63は、対象トラックをライトする領域を瓦記録領域SRに設定し、瓦記録領域SRに設定した対象トラックをライトする領域の情報をシステムエリア10b又は不揮発性メモリ90等に記録する。基準値は、固定値であってもよいし、変数であってもよい。基準値は、変更することもできる。また、基準値は、複数設定されていてもよい。例えば、基準値は、ゾーン毎に設定されていてもよいし、ヘッド毎に設定されていてもよい。
管理部63は、ディスク10、例えば、データ領域10aの所定の領域に位置する複数のトラックに前述の処理を実行し、複数のトラックの内の外側のトラックピッチと内側のトラックピッチとの差分値が基準値以下である幾つかのトラックをそれぞれライトする幾つかの領域を通常記録領域CRに設定する。管理部63は、通常記録領域CRに設定した幾つかのトラックをそれぞれライトする幾つかの領域の情報をシステムエリア10b又は不揮発性メモリ90等に記録し、通常記録領域CRに設定した幾つかのトラックをそれぞれライトする幾つかの領域の情報をテーブルで管理する。また、管理部63は、通常記録領域CR以外のディスク10、例えば、データ領域10aを瓦記録領域SRに設定する。管理部63は、瓦記録領域SRに設定した幾つかのトラックをそれぞれライトする幾つかの領域の情報をシステムエリア10b又は不揮発性メモリ90等に記録する。なお、管理部63は、データ領域10aの全てのトラックに前述の処置を実行し、全てのトラックの内の外側のトラックピッチと内側トラックピッチとの差分値が基準値以下である幾つかのトラックをそれぞれライトする幾つかの領域を通常記録領域CRに設定してもよい。また、管理部63は、複数の通常記録領域CRを設定してもよいし、ヘッド毎に通常記録領域CRを設定してもよいし、データ領域10aの所定のゾーンを通常記録領域CRに設定してもよい。
以下で、図5、図6、図7、図8、図9、図10、図11、及び図12を参照して記録領域CRのテーブルTBのいくつかの例を示す。
図5乃至図12は、それぞれ、実施形態に係る通常記録領域CRのテーブルTBの一例を示す図である。図5乃至図12に示したテーブルTBは、一例として、不揮発性メモリ90に記録されている。なお、図5乃至図12に示したテーブルは、ディスク10のシステムエリア10bに記録されていてもよいし、他のメモリ等に記録されていてもよい。
図5は、ディスク10の所定の領域を通常記録領域CRに設定した場合のテーブルTBの一例を示す図である。図5において、スタートトラック番号は、通常記録領域CRの始めのトラックをライトする領域の番号であり、エンドトラック番号は、通常記録領域CRの終わりのトラックをライトする領域の番号である。つまり、通常記録領域CRは、スタートラック番号のトラックとエンドトラック番号のトラックとの間の領域である。
図5に示した例では、管理部63は、150000番目の領域から160000番目の領域まで領域を通常記録領域CRとしてテーブルTBに記録している。管理部63は、データ領域10aの通常記録領域CR以外の領域を瓦記録領域SRに設定している。
図6は、複数の通常記録領域CRを設定した場合のテーブルTBの一例を示す図である。図6において、通常記録領域番号は、設定した通常記録領域CRの番号を示している。また、図6に示したテーブルTBでは、通常記録領域番号毎にスタートトラック番号とエンドトラック番号とを示している。
図6に示した例では、管理部63は、例えば、データ領域10aに設定された所定の範囲の領域毎に基準値を有している。そのため、管理部63は、領域毎に通常記録領域CR設定している。管理部63は、150000番目の領域から160000番目の領域までの領域を0(ゼロ)番目の通常記録領域CRとし、165000番目の領域から170000番目の領域までの領域を1番目の通常記録領域CRとし、180000番目の領域から185000番目の領域までの領域を2番目の通常記録領域CRとし、FFFFFF番目の領域からGGGGGG番目の領域までの領域をMax番目の通常記録領域CRとしてテーブルTBに記録している。管理部63は、データ領域10aの通常記録領域CR以外の領域を瓦記録領域SRに設定している。
図7は、異なるヘッド15毎に通常記録領域CRを設定した場合のテーブルTBの一例を示す図である。図7において、ヘッド番号は、異なるヘッド15を識別するための番号を示している。また、図7に示したテーブルTBでは、ヘッド番号毎にスタートシリンダ(又は、スタートトラック)番号とエンドシリンダ(又は、エンドトラック)番号とを示している。
図7に示した例では、管理部63は、例えば、異なるヘッド15毎に基準値を有している。そのため、管理部63は、異なるヘッド15毎に異なるディスク10に通常記録領域CRを設定している。管理部63は、150000番目の領域から160000番目の領域までの領域を0番目のヘッド15の通常記録領域CRとし、165000番目の領域から170000番目の領域までの領域を1番目のヘッド15の通常記録領域CRとし、180000番目の領域から185000番目の領域までの領域を2番目のヘッド15の通常記録領域CRとし、149000番目の領域から153000番目の領域までの領域をMax番目のヘッド15の通常記録領域CRとしてテーブルTBに記録している。管理部63は、データ領域10aの通常記録領域CR以外の領域を瓦記録領域SRに設定している。
図8は、異なるヘッド15毎に少なくとも1つの通常記録領域CRを設定した場合のテーブルTBの一例を示す図である。
図8に示した例では、管理部63は、例えば、異なるヘッド15毎に、且つ異なるディスク10のデータ領域10aに設定された所定の範囲の領域毎に基準値を有している。そのため、管理部63は、異なるヘッド15毎に少なくとも1つの通常記録領域CRを設定している。管理部63は、150000番目の領域から160000番目の領域までの領域を0(ゼロ)番目のヘッド15の通常記録領域CRとし、155000番目の領域から160000番目の領域までの領域を1番目のヘッド15の通常記録領域CRとし、170000番目の領域から175000番目の領域までの領域を1番目のヘッド15の通常記録領域CRとし、160000番目の領域から170000番目の領域までの領域を2番目のヘッド15の通常記録領域CRとし、149000番目の領域から153000番目の領域までの領域をMax番目のヘッド15の通常記録領域CRとしてテーブルTBに記録している。管理部63は、データ領域10aの通常記録領域CR以外の領域を瓦記録領域SRに設定している。
図9は、ゾーンを通常記録領域CRに設定した場合のテーブルTBの一例を示す図である。
管理部63は、例えば、対象とするゾーン(以下、対象ゾーンと称する)の特定のトラックの外側のトラックピッチと内側のトラックピッチとの差分値が基準値以下である場合に、対象ゾーンを通常記録領域CRに設定する。なお、管理部63は、例えば、対象ゾーンに含まれる複数のトラックの外側のトラックピッチと内側のトラックピッチとの差分値の平均値が基準値以下である場合に、対象ゾーンを通常記録領域CRに設定するように構成されていてもよい。また、管理部63は、例えば、対象ゾーンに含まれる全てのトラックの外側のトラックピッチと内側のトラックピッチとの差分値が基準値以下である場合に、対象ゾーンを通常記録領域CRに設定するように構成されていてもよい。図9に示した例では、管理部63は、21番目のゾーンを通常記録領域CRとしてテーブルTBに記録している。管理部63は、データ領域10aの通常記録領域CR以外の領域を瓦記録領域SRに設定している。
図10は、複数の通常記録領域CRを設定した場合のテーブルTBの一例を示す図である。図10に示したテーブルTBでは、通常記録領域番号毎にゾーン番号を示している。

図10に示した例では、管理部63は、例えば、ゾーン毎に外側のトラックピッチと内側のトラックピッチとの差分値の基準値を有している。そのため、管理部63は、ゾーン毎に通常記録領域CRを設定している。管理部63は、21番目のゾーンを0(ゼロ)番目の通常記録領域CRとし、22番目のゾーンを1番目の通常記録領域CRとし、23番目のゾーンを2番目の通常記録領域CRとし、FF番目のゾーンをMax番目の通常記録領域CRとしてテーブルTBに記録している。管理部63は、データ領域10aの通常記録領域CR以外の領域を瓦記録領域SRに設定している。
図11は、異なるヘッド15毎に通常記録領域CRを設定した場合のテーブルTBの一例を示す図である。図11に示したテーブルTBでは、ヘッド番号毎にゾーン番号を示している。
図11に示した例では、管理部63は、例えば、異なるヘッド15毎に外側のトラックピッチと内側のトラックピッチとの基準値を有している。そのため、管理部63は、異なるヘッド15毎に異なるディスク10に通常記録領域CRを設定している。管理部63は、23番目のゾーンを0(ゼロ)番目のヘッド15の通常記録領域CRとし、21番目のゾーンを1番目のヘッド15の通常記録領域CRとし、22番目のゾーンを2番目のヘッド15の通常記録領域CRとし、23番目のゾーンをMax番目のヘッド15の通常記録領域CRとしてテーブルTBに記録している。管理部63は、データ領域10aの通常記録領域CR以外の領域を瓦記録領域SRに設定している。
図12は、異なるヘッド15毎に少なくとも1つの通常記録領域CRを設定した場合のテーブルTBの一例を示す図である。
図12に示した例では、管理部63は、例えば、異なるヘッド15毎に、且つ異なるディスク10のゾーン毎に外側のトラックピッチと内側のトラックピッチとの基準値を有している。そのため、管理部63は、異なるヘッド毎に少なくとも1つの通常記録領域CRを設定している。管理部63は、21番目のゾーンを0(ゼロ)番目のヘッド15の通常記録領域CRとし、21番目のゾーンを1番目のヘッド15の通常記録領域CRとし、22番目のゾーンを1番目のヘッド15の通常記録領域CRとし、23番目のゾーンを2番目のヘッド15の通常記録領域CRとし、22番目のゾーンをMax番目のヘッド15の通常記録領域CRとしてテーブルTBに記録している。管理部63は、データ領域10aの通常記録領域CR以外の領域を瓦記録領域SRに設定している。
ライト制御部65は、管理部63により設定されたディスク10の通常記録領域CRに、通常の記録方式で、管理部63で設定されたトラックピッチでトラックをライトし、管理部63により設定されたディスク10の瓦記録領域SRに、瓦記録方式でトラックをライトする。
図13は、実施形態に係る対象トラックと隣接トラックとの間のトラックピッチの設定方法を示すフローチャートである。
システムコントローラ130は、ディスク10の所定の位置に対象トラックをライトし(B1301)、対象トラックの初期エラーレートを測定する(B1302)。システムコントローラ130は、対象トラックから現在の外側のトラックピッチで外側の隣接トラックをライトし(B1303)、対象トラックのエラーレートを再度測定する(B1304)。システムコントローラ130は、エラーレートが外側の閾値以上か、外側の閾値より小さいかを判定する(B1305)。エラーレートが外側の閾値以上であると判定した場合(B1305のNO)、システムコントローラ130は、現在の外側のトラックピッチから次の外側のトラックピッチに変更し(B1306)、B1301の処理へ進む。例えば、システムコントローラ130は、現在の外側のトラックピッチから第1所定値を引いた次の外側のトラックピッチに変更する。また、例えば、システムコントローラ130は、現地の外側のトラックピッチに第1所定値を加えた次の外側のトラックピッチに変更してもよい。第1所定値は、固定値であってもよいし、変数であってもよい。エラーレートが外側の閾値よりも小さいと判定した場合(B1305のYES)、システムコントローラ130は、現在の外側のトラックピッチを対象トラックと外側の隣接トラックとの間の外側のトラックピッチとして設定する(B1307)。
システムコントローラ130は、ディスク10の所定の位置に対象トラックをライトし(B1308)、対象トラックの初期エラーレートを測定する(B1309)。システムコントローラ130は、対象トラックから現在の内側のトラックピッチで内側の隣接トラックをライトし(B1310)、対象トラックのエラーレートを再度測定する(B1311)。システムコントローラ130は、エラーレートが内側の閾値以上か、内側の閾値より小さいかを判定する(B1312)。エラーレートが内側の閾値以上である判定した場合(B1312のNO)、システムコントローラ130は、現在の内側のトラックピッチから次の内側のトラックピッチに変更し(B1313)、B1308の処理へ進む。例えば、システムコントローラ130は、現在の内側のトラックピッチから第2所定値を引いた次の内側のトラックピッチに変更する。また、例えば、システムコントローラ130は、現在の内側のトラックピッチに第2所定値を加えた次の外側のトラックピッチに変更してもよい。第2所定値は、第1所定値と同じであってもよいし、異なる値であってもよい。また、第2所定値は、固定値であってもよいし、変数であってもよい。エラーレートが内側の閾値よりも小さいと判定した場合(B1312のYES)、システムコントローラ130は、現在の内側のトラックピッチを対象トラックと内側の隣接トラックとの間の内側のトラックピッチとして設定し(B1314)、Aに進む。
図14は、実施形態に係る通常記録領域と瓦記録領域との設定方法を示すフローチャートである。
図13のAから、システムコントローラ130は、外側のトラックピッチと内側のトラックピッチとを比較し(B1401)、外側のトラックピッチと内側のトラックピッチとの差分値を算出する(B1402)。システムコントローラ130は、差分値が基準値以下か、基準値よりも大きいかを判定する(B1403)。ここで、基準値は、差分値の閾値であり、図13に示した閾値(外側の閾値、及び内側の閾値)とは異なる値である。差分値が基準値よりも大きいと判定した場合(B1403のNO)、システムコントローラ130は、対象トラックをライトする領域を瓦記録領域SRとしてシステムエリア10b又は不揮発性メモリ90等に記録し(B1404)、処理を終了する。なお、システムコントローラ130は、対象トラックを含むゾーンを瓦記録領域SRとしてシステムエリア10b又は不揮発性メモリ90等に記録してもよい。
差分値が基準値以下と判定した場合(B1403のYES)、システムコントローラ130は、対象トラックをライトする領域を通常記録領域CRとしてシステムエリア10b又は不揮発性メモリ90等に記録する(B1405)。なお、システムコントローラ130は、対象トラックを含むゾーンを通常記録領域CRとしてシステムエリア10b又は不揮発性メモリ90等に記録してもよい。システムコントローラ130は、差分値が0(ゼロ)か、0でないかを判定する(B1406)。差分値が0(ゼロ)であると判定した場合(B1406のYES)、システムコントローラ130は、外側のトラックピッチ又は内側のトラックピッチを対象トラックと外側及び内側の隣接トラックとの間のトラックピッチとして設定し(B1407)、処理を終了する。差分値が0(ゼロ)ではないと判定した場合(B1406のNO)、システムコントローラ130は、外側のトラックピッチ及び内側のトラックピッチの内の小さい方を対象トラック及び外側及び内側の隣接トラックとの間のトラックピッチとして設定し(B1408)、処理を終了する。
本実施形態によれば、磁気ディスク装置1は、対象トラックの外側の隣接トラックをライトしたときのフリンジングに基づいて対象トラックと外側の隣接トラックとの間のトラックピッチを設定し、対象トラックの内側の隣接トラックをライトしたときのフリンジングに基づいて対象トラックと内側の隣接トラックとの間の内側のトラックピッチとを設定する。磁気ディスク装置1は、外側のトラックピッチと内側のトラックピッチとを比較し、外側のトラックピッチと内側のトラックピッチとの差分値を算出する。磁気ディスク装置1は、差分値が基準値以下であるか、基準値よりも大きいかを判定する。磁気ディスク装置1は、差分値が基準値以下である場合、対象トラックをライトする領域を通常記録領域CRとしてシステムエリア10b又は不揮発性メモリ90に記録する。磁気ディスク装置1は、外側のトラックピッチと内側のトラックピッチとが異なる場合、外側のトラックピッチと内側のトラックピッチとの内の小さい方を対象トラックと外側及び内側のトラックとの間のトラックピッチとして設定する。また、磁気ディスク装置1は、差分値が基準値より大きい場合、対象トラックをライトする領域を瓦記録領域SRとしてシステムエリア10b又は不揮発性メモリ90に記録する。そのため、データを効率的にライト可能な磁気ディスク装置が提供される。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…磁気ディスク装置、10…磁気ディスク、10a…データ領域、10b…システムエリア、12…スピンドルモータ(SPM)、13…アーム、14…ボイスコイルモータ(VCM)、15…ヘッド、15W…ライトヘッド、15R…リードヘッド、20…ドライバIC、30…ヘッドアンプIC、40…リード/ライト(R/W)チャネル、50…ハードディスクコントローラ(HDC)、60…マイクロプロセッサ(MPU)、70…揮発性メモリ、80…バッファメモリ、90…不揮発性メモリ、100…ホストシステム(ホスト)、130…システムコントローラ。

Claims (7)

  1. ディスクと、
    前記ディスクにデータをライトするヘッドと、
    前記ディスクの第1トラックから前記ディスクの半径方向の第1方向に離間した第2トラックをライトするときのフリンジングに基づいて前記第1トラックと前記第2トラックとの間の第1トラックピッチを設定し、前記第1トラックから前記第1方向と反対の第2方向に離間した第3トラックをライトするときのフリンジングに基づいて前記第1トラックと前記第3トラックとの間の第2トラックピッチを設定し、前記第1トラックピッチと前記第2トラックピッチとの差分値を算出し、前記差分値が基準値以下である場合、前記第1トラックをライトする領域を、隣接するトラックから離間した位置にトラックをライトする第1記録領域に設定し、前記差分値が前記基準値よりも大きい場合、前記第1トラックをライトする領域を、隣接するトラックにトラックの一部を重ねてライトする第2記録領域に設定する、コントローラと、
    を備える磁気ディスク装置。
  2. 前記コントローラは、前記第1トラックピッチと前記第2トラックピッチとが同じであるか、同じでないかを判定し、前記第1トラックピッチと前記第2トラックピッチとが同じでないと判定した場合、前記第1トラックピッチと前記第2トラックピッチとの内の小さい方を前記第1トラックと前記第2トラック及び前記第3トラックとの間のトラックピッチに設定する、
    請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  3. 前記コントローラは、前記第1トラックをライトし、前記第1トラックから前記第1方向に第3トラックピッチで離間した位置に前記第2トラックをライトし、前記第2トラックをライトした後に前記第1トラックの第1エラーレートを測定し、前記第1エラーレートが第1閾値以上である場合に、前記第1トラックを再度ライトし、前記第3トラックピッチよりも小さい第4トラックピッチで前記第1方向に離間した位置に前記第2トラックをライトし、前記第1エラーレートを再度測定し、
    前記第1トラックをライトし、前記第1トラックから前記第2方向に第5トラックピッチで離間した位置に前記第3トラックをライトし、前記第3トラックをライトした後に前記第1トラックの第2エラーレートを測定し、前記第2エラーレートが第2閾値以上である場合に、前記第1トラックを再度ライトし、前記第5トラックピッチよりも小さい第6トラックピッチで前記第2方向に離間した位置に前記第3トラックをライトし、前記第2エラーレートを再度測定する、
    請求項1又は2に記載の磁気ディスク装置。
  4. 前記コントローラは、前記第1トラックから前記第1方向に前記第4トラックピッチで離間した位置に前記第2トラックをライトした後に前記第1エラーレートを測定し、前記第1エラーレートが前記第1閾値よりも小さい場合、前記第4トラックピッチを前記第1トラックピッチとして設定し、
    前記第1トラックを再度ライトし、前記第1トラックから前記第2方向に第6トラックピッチで離間した位置に前記第3トラックをライトした後に前記第2エラーレートを測定し、前記第2エラーレートが前記第2閾値よりも小さい場合、前記第6トラックピッチを前記第2トラックピッチとして設定する、
    請求項3に記載の磁気ディスク装置。
  5. ディスクと、
    前記ディスクにデータをライトするヘッドと、
    不揮発性メモリと、
    前記ディスクの複数のトラックに対して、前記ディスクの半径方向の第1方向に離間した隣接するトラックをライトしたときのフリンジングに基づいて設定した第1トラックピッチと、前記第1方向と反対の第2方向に離間した隣接するトラックをライトしたときのフリンジングに基づいて設定した第2トラックピッチとをそれぞれ設定し、前記第1トラックピッチと前記第2トラックピッチとの差分値が基準値以下の前記複数のトラックの内の第1トラックをライトする領域から第2トラックをライトする領域までの第1領域を、隣接するトラックから離間した位置にトラックをライトする第1記録領域として前記不揮発性メモリに記録し、前記第1記録領域以外の前記ディスクの領域を、隣接するトラックにトラックの一部を重ねてライトする第2記録領域として前記不揮発性メモリに記録する、コントローラと、
    を備える磁気ディスク装置。
  6. 前記コントローラは、前記差分値が基準値以下の前記複数のトラックの内の第3トラックをライトする領域から第4トラックをライトする領域までの第2領域を、前記第1記録領域として前記不揮発性メモリに記録する、
    請求項5に記載の磁気ディスク装置。
  7. ディスクと、前記ディスクにデータをライトするヘッドとを備える磁気ディスク装置に適用される記録領域の設定方法であって、
    前記ディスクの第1トラックから前記ディスクの半径方向の第1方向に離間した第2トラックをライトするときのフリンジングに基づいて前記第1トラックと前記第2トラックとの間の第1トラックピッチを設定し、
    前記第1トラックから前記第1方向と反対の第2方向に離間した第3トラックをライトするときのフリンジングに基づいて前記第1トラックと前記第3トラックとの間の第2トラックピッチを設定し、
    前記第1トラックピッチと前記第2トラックピッチとの差分値を算出し、前記差分値が基準値以下である場合、前記第1トラックをライトする領域を、隣接するトラックから離間した位置にトラックをライトする第1記録領域に設定し、
    前記差分値が前記基準値よりも大きい場合、前記第1トラックをライトする領域を、隣接するトラックにトラックの一部を重ねてライトする第2記録領域に設定する、
    記録領域の設定方法。
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