JP2019160376A - 磁気ディスク装置及びリフレッシュ処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 データの信頼性を向上する磁気ディスク装置及びリフレッシュ処理方法を提供することである。【解決手段】 本実施形態に係る磁気ディスク装置は、ディスクと、前記ディスクに対してデータをライトし、前記ディスクからデータをリードするヘッドと、前記ディスクを円周方向に複数の区分領域に区分し、前記ディスクの第1トラックの前記複数の区分領域の半径方向にそれぞれ隣接する前記複数の区分領域の内の1つの前記区分領域にデータをライトする度に第1値が加算される第1カウント回数を前記第1トラックの前記区分領域毎に保持し、前記第1トラックの前記複数の区分領域にそれぞれ対応する前記複数の第1カウント回数の内の最も大きい第1最大値に基づいて前記第1トラックにライトされたデータを書き直すコントローラと、を備える。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、磁気ディスク装置及びリフレッシュ処理方法に関する。
磁気ディスク装置では、データをライトした場合にヘッドからの漏れ磁束等の影響(Adjacent Track Interference : ATI)により、データが消去されるサイドイレーズが発生し得る。ATIは、例えば、ヘッドの特性、Track per Inch(TPI)設定値、及びライト電流設定値などによって異なる。サイドイレーズを防止するために、磁気ディスク装置は、所定のトラックの周辺トラックにデータをライトした回数が規定回数に達した場合に、所定のトラックのデータを書き直す機能(リフレッシュ機能)を有している。
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、データの信頼性を向上する磁気ディスク装置及びリフレッシュ処理方法を提供することである。
本実施形態に係る磁気ディスク装置は、ディスクと、前記ディスクに対してデータをライトし、前記ディスクからデータをリードするヘッドと、前記ディスクを円周方向に複数の区分領域に区分し、前記ディスクの第1トラックの前記複数の区分領域の半径方向にそれぞれ隣接する前記複数の区分領域の内の1つの前記区分領域にデータをライトする度に第1値が加算される第1カウント回数を前記第1トラックの前記区分領域毎に保持し、前記第1トラックの前記複数の区分領域にそれぞれ対応する前記複数の第1カウント回数の内の最も大きい第1最大値に基づいて前記第1トラックにライトされたデータを書き直すコントローラと、を備える。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図面は、一例であって、発明の範囲を限定するものではない。
(実施形態)
図1は、実施形態に係る磁気ディスク装置1の構成を示すブロック図である。
磁気ディスク装置1は、後述するヘッドディスクアセンブリ(HDA)と、ドライバIC20と、ヘッドアンプ集積回路(以下、ヘッドアンプIC、又はプリアンプ)30と、揮発性メモリ70と、バッファメモリ(バッファ)80と、不揮発性メモリ90と、1チップの集積回路であるシステムコントローラ130とを備える。また、磁気ディスク装置1は、ホストシステム(以下、単に、ホストと称する)100と接続される。
(実施形態)
図1は、実施形態に係る磁気ディスク装置1の構成を示すブロック図である。
磁気ディスク装置1は、後述するヘッドディスクアセンブリ(HDA)と、ドライバIC20と、ヘッドアンプ集積回路(以下、ヘッドアンプIC、又はプリアンプ)30と、揮発性メモリ70と、バッファメモリ(バッファ)80と、不揮発性メモリ90と、1チップの集積回路であるシステムコントローラ130とを備える。また、磁気ディスク装置1は、ホストシステム(以下、単に、ホストと称する)100と接続される。
HDAは、磁気ディスク(以下、ディスクと称する)10と、スピンドルモータ(以下、SPMと称する)12と、ヘッド15を搭載しているアーム13と、ボイスコイルモータ(以下、VCMと称する)14とを有する。ディスク10は、スピンドルモータ12に取り付けられ、スピンドルモータ12の駆動により回転する。アーム13及びVCM14は、アクチュエータを構成している。アクチュエータは、VCM14の駆動により、アーム13に搭載されているヘッド15をディスク10上の目標位置まで移動制御する。ディスク10およびヘッド15は、2つ以上の数が設けられてもよい。
ディスク10は、そのデータをライト可能な領域に、ユーザから利用可能なユーザデータ領域10aと、システム管理に必要な情報をライトするシステムエリア10bとが割り当てられている。以下、ディスク10の半径方向に直交する方向を円周方向と称する。
ヘッド15は、スライダを本体として、当該スライダに実装されているライトヘッド15Wとリードヘッド15Rとを備える。ライトヘッド15Wは、ディスク10上にデータをライトする。リードヘッド15Rは、ディスク10上のデータトラックに記録されているデータをリードする。
ディスク10は、そのデータをライト可能な領域に、ユーザから利用可能なユーザデータ領域10aと、システム管理に必要な情報をライトするシステムエリア10bとが割り当てられている。以下、ディスク10の半径方向に直交する方向を円周方向と称する。
ヘッド15は、スライダを本体として、当該スライダに実装されているライトヘッド15Wとリードヘッド15Rとを備える。ライトヘッド15Wは、ディスク10上にデータをライトする。リードヘッド15Rは、ディスク10上のデータトラックに記録されているデータをリードする。
ドライバIC20は、システムコントローラ130(詳細には、後述するMPU60)の制御に従って、SPM12およびVCM14の駆動を制御する。
ヘッドアンプIC(プリアンプ)30は、リードアンプ及びライトドライバを備えている。リードアンプは、ディスク10からリードされたリード信号を増幅して、システムコントローラ130(詳細には、後述するリード/ライト(R/W)チャネル40)に出力する。ライトドライバは、R/Wチャネル40から出力される信号に応じたライト電流をヘッド15に出力する。
ヘッドアンプIC(プリアンプ)30は、リードアンプ及びライトドライバを備えている。リードアンプは、ディスク10からリードされたリード信号を増幅して、システムコントローラ130(詳細には、後述するリード/ライト(R/W)チャネル40)に出力する。ライトドライバは、R/Wチャネル40から出力される信号に応じたライト電流をヘッド15に出力する。
揮発性メモリ70は、電力供給が断たれると保存しているデータが失われる半導体メモリである。揮発性メモリ70は、磁気ディスク装置1の各部での処理に必要なデータ等を格納する。揮発性メモリ70は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、又はSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)である。
バッファメモリ80は、磁気ディスク装置1とホスト100との間で送受信されるデータ等を一時的に記録する半導体メモリである。なお、バッファメモリ80は、揮発性メモリ70と一体に構成されていてもよい。バッファメモリ80は、例えば、DRAM、SRAM(Static Random Access Memory)、SDRAM、FeRAM(Ferroelectric Random Access memory)、又はMRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)等である。
不揮発性メモリ90は、電力供給が断たれても保存しているデータを記録する半導体メモリである。不揮発性メモリ90は、例えば、NOR型またはNAND型のフラッシュROM(Flash Read Only Memory :FROM)である。
バッファメモリ80は、磁気ディスク装置1とホスト100との間で送受信されるデータ等を一時的に記録する半導体メモリである。なお、バッファメモリ80は、揮発性メモリ70と一体に構成されていてもよい。バッファメモリ80は、例えば、DRAM、SRAM(Static Random Access Memory)、SDRAM、FeRAM(Ferroelectric Random Access memory)、又はMRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)等である。
不揮発性メモリ90は、電力供給が断たれても保存しているデータを記録する半導体メモリである。不揮発性メモリ90は、例えば、NOR型またはNAND型のフラッシュROM(Flash Read Only Memory :FROM)である。
システムコントローラ(コントローラ)130は、例えば、複数の素子が単一チップに集積されたSystem-on-a-Chip(SoC)と称される大規模集積回路(LSI)を用いて実現される。システムコントローラ130は、リード/ライト(R/W)チャネル40と、ハードディスクコントローラ(HDC)50と、マイクロプロセッサ(MPU)60とを含む。システムコントローラ130は、ドライバIC20、ヘッドアンプIC30、揮発性メモリ70、バッファメモリ80、不揮発性メモリ90、及びホストシステム100に電気的に接続されている。
R/Wチャネル40は、後述するMPU60からの指示に応じて、ディスク10からホスト100に転送されるリードデータ及びホスト100から転送されるライトデータの信号処理を実行する。R/Wチャネル40は、リードデータの信号品質を測定する回路、又は機能を有している。R/Wチャネル40は、例えば、ヘッドアンプIC30、HDC50、及びMPU60等に電気的に接続されている。
HDC50は、後述するMPU60からの指示に応じて、ホスト100とR/Wチャネル40との間のデータ転送を制御する。HDC50は、例えば、R/Wチャネル40、MPU60、揮発性メモリ70、バッファメモリ80、及び不揮発性メモリ90等に電気的に接続されている。
R/Wチャネル40は、後述するMPU60からの指示に応じて、ディスク10からホスト100に転送されるリードデータ及びホスト100から転送されるライトデータの信号処理を実行する。R/Wチャネル40は、リードデータの信号品質を測定する回路、又は機能を有している。R/Wチャネル40は、例えば、ヘッドアンプIC30、HDC50、及びMPU60等に電気的に接続されている。
HDC50は、後述するMPU60からの指示に応じて、ホスト100とR/Wチャネル40との間のデータ転送を制御する。HDC50は、例えば、R/Wチャネル40、MPU60、揮発性メモリ70、バッファメモリ80、及び不揮発性メモリ90等に電気的に接続されている。
MPU60は、磁気ディスク装置1の各部を制御するメインコントローラである。MPU60は、ドライバIC20を介してVCM14を制御し、ヘッド15の位置決めを行なうサーボ制御を実行する。MPU60は、ディスク10へのデータのライト動作を制御すると共に、ライトデータの保存先を選択する。また、MPU60は、ディスク10からのデータのリード動作を制御すると共に、リードデータの処理を制御する。MPU60は、磁気ディスク装置1の各部に接続されている。MPU60は、例えば、ドライバIC20、R/Wチャネル40、及びHDC50等に電気的に接続されている。
MPU60は、リード/ライト制御部61と、カウンタ62と、リフレッシュ処理部63とを備えている。MPU60は、これら各部、例えば、リード/ライト制御部61、カウンタ62、及びリフレッシュ処理部63等の処理をファームウェア上で実行する。なお、MPU60は、これら各部を回路として備えていてもよい。
リード/ライト制御部61は、ホスト100からのコマンドに従って、データのリード処理及びライト処理を制御する。リード/ライト制御部61は、ドライバIC20を介してVCM14を制御し、ヘッド15をディスク10上の目標位置に位置決めし、データをリード又はライトする。
MPU60は、リード/ライト制御部61と、カウンタ62と、リフレッシュ処理部63とを備えている。MPU60は、これら各部、例えば、リード/ライト制御部61、カウンタ62、及びリフレッシュ処理部63等の処理をファームウェア上で実行する。なお、MPU60は、これら各部を回路として備えていてもよい。
リード/ライト制御部61は、ホスト100からのコマンドに従って、データのリード処理及びライト処理を制御する。リード/ライト制御部61は、ドライバIC20を介してVCM14を制御し、ヘッド15をディスク10上の目標位置に位置決めし、データをリード又はライトする。
カウンタ62は、半径方向に隣接する領域(以下、隣接領域と称する)にデータをライトされた回数(以下、カウント回数又はライト回数と称する)をカウントする。カウンタ62は、ディスク10を半径方向に配置された複数の記録領域、例えば、複数のトラックを円周方向に複数の領域(以下、カウント領域又は区分領域と称する)CRに区分する。1つのカウント領域CRは、例えば、ディスク10の少なくとも1つのセクタを含む。一例では、1つのカウント領域CRは、セクタよりも大きい領域である。カウンタ62は、例えば、各トラックにおいてカウント領域毎にカウント回数をカウントする。なお、カウンタ62は、隣接領域にデータをライトされた場合にカウント回数をカウントするとしたが、隣接領域よりも半径方向に離れた領域にデータがライトされた場合にもカウント回数をカウントしてもよい。
図2は、カウント領域CRの一例を示す模式図である。以下、半径方向において、ディスク10の中心からディスク10の外周に向かう方向(図2の半径方向の矢印の先端が向かう方向)を外側と称し、外側の反対方向を内側と称する。また、ディスク10において、外側に位置する領域を外周領域ORと称し、内側に位置する領域を内周領域IRと称し、外周領域ORと内周領域IRとの間に位置する領域を中周領域MRと称する。図2には、内側から外側に連続して並んでいるTrack N−2、Track N−1、Track N、Track N+1、Track N+2を示している。
図2に示す例では、カウンタ62は、ディスク10、例えば、ユーザデータ領域10aを円周方向にカウント領域CR1、CR2、及びCR3に区分している。つまり、カウンタ62は、Track N−2乃至Track N+2をカウント領域CR1乃至CR3にそれぞれ区分している。Track Nのカウント領域CR1にデータがライトされた場合、カウンタ62は、Track N+1及びTrack N−1のカウント領域CR1のカウント回数をカウントする。なお、カウンタ62は、メモリ、例えば、不揮発性メモリ90の容量に応じて、ディスク10を円周方向に3以外の数、例えば、2つのカウント領域CRに区分してもよいし、4つのカウント領域CRに区分してもよい。
図2に示す例では、カウンタ62は、ディスク10、例えば、ユーザデータ領域10aを円周方向にカウント領域CR1、CR2、及びCR3に区分している。つまり、カウンタ62は、Track N−2乃至Track N+2をカウント領域CR1乃至CR3にそれぞれ区分している。Track Nのカウント領域CR1にデータがライトされた場合、カウンタ62は、Track N+1及びTrack N−1のカウント領域CR1のカウント回数をカウントする。なお、カウンタ62は、メモリ、例えば、不揮発性メモリ90の容量に応じて、ディスク10を円周方向に3以外の数、例えば、2つのカウント領域CRに区分してもよいし、4つのカウント領域CRに区分してもよい。
カウンタ62は、各トラックのカウント領域CR毎にカウント回数を保持している。カウンタ62は、所定のトラックのカウント領域CRの隣接領域にデータをライトされる毎に、このカウント領域CRに対応するカウント回数に所定の値(以下、加算値と称する)、例えば、1を加算する。また、カウンタ62は、所定の記録領域にライトされたデータを一旦リードして、リードしたデータを所定の記録領域に書き直す処理(以下、リフレッシュ処理と称する)を実行するための少なくとも1つの閾値(以下、リフレッシュ閾値と称する)を保持している。例えば、カウンタ62は、トラック毎にリフレッシュ閾値を保持している。なお、カウンタ62は、各トラックのカウント領域毎にリフレッシュ閾値を保持していてもよい。一例では、内周領域IRに位置するトラック及び外周領域ORに位置するトラックのリフレッシュ閾値は、中周領域MRに位置するトラックのリフレッシュ閾値よりも小さい。リフレッシュ閾値は、例えば、所定のトラックの複数のカウント領域CRにそれぞれ対応する複数のカウント回数の内の最も大きい値(以下、単に、最大値と称する)に対する閾値と、最大値とこれら複数のカウント回数の内の最も小さい値(以下、単に、最小値と称する)との差分値に対する閾値と、所定のトラックの最大値とこの所定のトラックの半径方向に隣接するトラック(以下、単に、隣接トラックと称する)の最大値との差分値に対する閾値とを含む。以下、「最大値とこれら複数のカウント回数で最も小さい最小値(以下、単に、最小値と称する)との差分値」を「トラック内差分値」と称し、「所定のトラックの最大値とこの所定のトラックの隣接トラックの最大値との差分値」と「トラック間差分値」と称する。また、「最大値に対する閾値」を「カウント閾値」と称し、「トラック内差分値に対する閾値」を「トラック内閾値」と称し、「トラック間差分値に対する閾値」を「トラック間閾値」と称する。カウンタ62は、所定のタイミング、例えば、アイドル時やカウント回数に加算値を加算した後に、各トラックの最大値や最小値を検出する。カウンタ62は、最大値、トラック内差分値、及びトラック間差分値がリフレッシュ閾値よりも大きいかリフレッシュ閾値以下であるかをそれぞれ判定する。なお、カウンタ62は、各トラックの最大値や最小値を保持してもよいし、各トラックの最大値や最小値をテーブルとしてメモリ、例えば、不揮発性メモリ90に記録してもよい。最大値、トラック内差分値、又はトラック間差分値がリフレッシュ閾値よりも大きいと判定した場合、カウンタ62は、リフレッシュ処理を実行するための信号(以下、リフレッシュ信号と称する)を後述するリフレッシュ処理部63に出力する。リフレッシュ処理が完了した信号を受けた場合、カウンタ62は、リフレッシュ処理が実行された所定のトラックの複数のカウント領域CRにそれぞれ対応する複数のカウント回数を隣接領域にデータをライトされていない場合のカウント回数、例えば、0に変更してもよい。なお、カウンタ62は、最大値、トラック内差分値、及びトラック間差分値がリフレッシュ閾値よりも大きいかリフレッシュ閾値以下であるかを任意の順番で判定してもよい。例えば、カウンタ62は、最大値がカウント閾値より大きいかカウント閾値以下であるかを最初に判定してもよいし、トラック内差分値がトラック内差分閾値より大きいかトラック内差分閾値以下であるかを最初に判定してもよいし、トラック間差分値がトラック間差分閾値より大きいかトラック間差分閾値以下であるかを最初に判定してもよい。カウンタ62は、最大値、トラック内差分値、及びトラック間差分値の内の1つのみについてリフレッシュ閾値よりも大きいかリフレッシュ閾値以下であるかを判定してもよい。また、最大値、トラック内差分値、及びトラック間差分値の全てがリフレッシュ閾値よりも大きいと判定した場合に、カウンタ62は、リフレッシュ信号をリフレッシュ処理部63に出力してもよい。
カウンタ62は、例えば、各トラックのカウント領域CR毎のカウント回数やリフレッシュ閾値等をテーブル(以下、管理テーブルと称する)TB等で管理している。カウンタ62は、管理テーブルTBをメモリ、例えば、不揮発性メモリ90やシステムエリア10b等に記録している。なお、カウンタ62は、各トラックのカウント領域CR毎のカウント回数及びリフレッシュ閾値等をそれぞれデータとして管理していてもよい。カウンタ62は、各トラックのカウント領域CR毎のカウント回数及びリフレッシュ閾値等のデータをメモリ、例えば、不揮発性メモリ90やシステムエリア10b等にそれぞれ記録していてもよい。
図3乃至図5は、管理テーブルTBの一例を示す模式図である。図3乃至図5において、管理テーブルTBは、各トラックにおけるカウント領域CR1、CR2、CR3のカウント回数と、各トラックのカウント閾値と、各トラックのトラック内閾値と、各トラックのトラック間閾値とを含んでいる。図3乃至図5において、トラック内閾値は、カウント閾値よりも小さい。トラック間閾値は、カウント閾値及びトラック内閾値よりも小さい。なお、図3乃至図5において、カウント閾値、トラック内閾値、及びトラック間閾値は、異なっているが、同じであってもよい。また、トラック内閾値は、カウント閾値よりも大きくてもよいし、トラック間閾値は、カウント閾値及びトラック内閾値よりも大きくてもよい。図3乃至図5において、Track N−2乃至Track N+2のカウント閾値、トラック内閾値、及びトラック間閾値は、それぞれ、異なっていてもよいし、同じでもよい。
図3に示す例では、Track Nのカウント領域CR1にデータがライトされた場合、カウンタ62は、管理テーブルTBにおいて、Track N+1のカウント領域CR1のカウント回数(1)に加算値として1を加算し、Track N+1のカウント領域CR1のカウント回数を2にする。カウンタ62は、Track N−1のカウント領域CR1のカウント回数(1)に加算値として1を加算し、Track N−1のカウント領域CR1のカウント回数を2にする。
図3に示す例では、Track Nのカウント領域CR1にデータがライトされた場合、カウンタ62は、管理テーブルTBにおいて、Track N+1のカウント領域CR1のカウント回数(1)に加算値として1を加算し、Track N+1のカウント領域CR1のカウント回数を2にする。カウンタ62は、Track N−1のカウント領域CR1のカウント回数(1)に加算値として1を加算し、Track N−1のカウント領域CR1のカウント回数を2にする。
カウンタ62は、Track N+1のカウント領域CR1のカウント回数とTrack N−1のカウント領域CR1のカウント回数とに加算値を加算した後に、Track N−2乃至N+2の最大値や最小値をそれぞれ検出する。カウンタ62は、Track N−2乃至N+2の最大値がTrack N−2乃至N+2のそれぞれに対応するカウント閾値よりも大きいかカウント閾値以下であるかをそれぞれ判定する。
図3に示す例では、カウンタ62は、管理テーブルTBからTrack N+1の最大値(131)がカウント閾値(130)よりも大きいと判定し、Track N+1にリフレッシュ処理を実行するためのリフレッシュ信号をリフレッシュ処理部63に出力する。
図4に示す例では、カウンタ62は、管理テーブルTBからTrack N+1の最大値(125)がカウント閾値(130)以下であると判定し、Track N+1の最大値(125)と最小値(1)とを検出する。カウンタ62は、管理テーブルTBにおいて、最大値(125)と最小値(1)とのトラック内差分値(124)を算出し、トラック内差分値(124)がトラック内閾値(120)よりも大きいかトラック内閾値(120)以下であるかを判定する。カウンタ62は、トラック内差分値(124)がトラック内閾値(120)よりも大きいと判定し、Track N+1にリフレッシュ処理を実行するためのリフレッシュ信号をリフレッシュ処理部63に出力する。
図3に示す例では、カウンタ62は、管理テーブルTBからTrack N+1の最大値(131)がカウント閾値(130)よりも大きいと判定し、Track N+1にリフレッシュ処理を実行するためのリフレッシュ信号をリフレッシュ処理部63に出力する。
図4に示す例では、カウンタ62は、管理テーブルTBからTrack N+1の最大値(125)がカウント閾値(130)以下であると判定し、Track N+1の最大値(125)と最小値(1)とを検出する。カウンタ62は、管理テーブルTBにおいて、最大値(125)と最小値(1)とのトラック内差分値(124)を算出し、トラック内差分値(124)がトラック内閾値(120)よりも大きいかトラック内閾値(120)以下であるかを判定する。カウンタ62は、トラック内差分値(124)がトラック内閾値(120)よりも大きいと判定し、Track N+1にリフレッシュ処理を実行するためのリフレッシュ信号をリフレッシュ処理部63に出力する。
図5に示す例では、カウンタ62は、管理テーブルTBからTrack N+1の最大値(120)がカウント閾値(130)以下であると判定し、Track N+1の最大値(120)と最小値(1)とを検出する。カウンタ62は、Track N+1の最大値(120)と最小値(1)とのトラック内差分値(119)を算出し、トラック内差分値(119)がトラック内閾値(120)よりも大きいかトラック内閾値(120)以下であるかを判定する。カウンタ62は、トラック内差分値(119)がトラック内閾値(120)以下であると判定し、Track N+1に隣接するTrack N+2の最大値(50)とTrack Nの最大値(20)とを検出する。カウンタ62は、最大値(120)及び最大値(50)のトラック間差分値(70)と最大値(120)及び最大値(20)のトラック間差分値(100)とをそれぞれ算出する。カウンタ62は、トラック間差分値(70)がトラック間閾値(90)よりも大きいかトラック間閾値(90)以下であるかを判定する。カウンタ62は、トラック間差分値(70)がトラック間閾値(90)以下であると判定し、トラック間差分値(100)がトラック間閾値(90)よりも大きいかトラック間閾値(90)以下であるかを判定する。カウンタ62は、トラック間差分値(100)がトラック間閾値(90)よりも大きいと判定し、Track N+1にリフレッシュ信号をリフレッシュ処理部63に出力する。
例えば、Track N+1にリフレッシュ処理が実行された場合、カウンタ62は、Track N+1のカウント領域CR1、CR2、及びCR3のカウント回数を0にする。
例えば、Track N+1にリフレッシュ処理が実行された場合、カウンタ62は、Track N+1のカウント領域CR1、CR2、及びCR3のカウント回数を0にする。
リフレッシュ処理部63は、リフレッシュ処理を実行する。例えば、リフレッシュ処理部63は、カウンタ62からリフレッシュ信号を受けた場合にリフレッシュ処理を実行する。リフレッシュ処理を実行した場合、リフレッシュ処理部63は、例えば、カウンタ62にリフレッシュ処理が完了した信号を出力する。
図6は、本実施形態に係るリフレッシュ処理方法の一例を示すフローチャートである。 MPU60は、ディスク10の対象とするトラック(以下、対象トラックと称する)の所定のカウント領域CRにデータをライトする(B601)。MPU60は、対象トラックの両隣の隣接トラックの所定のカウント領域CRのカウント回数に加算値をそれぞれ加算する(B602)。MPU60は、各トラックの最大値及び最小値を検出し(B603)、各トラックの最大値がカウント閾値よりも大きいかカウント閾値以下であるかをそれぞれ判定する(B604)。所定のトラックの最大値がカウント閾値よりも大きいと判定した場合(B604のYES)、MPU60は、B609の処理へ進む。所定のトラックの最大値がカウント閾値以下であると判定した場合(B604のNO)、MPU60は、所定のトラックに対応するトラック内差分値を算出する(B605)。
MPU60は、所定のトラックに対応するトラック内差分値がトラック内閾値よりも大きいかトラック内閾値以下であるかを判定する(B606)。所定のトラックに対応するトラック内差分値がトラック内閾値よりも大きいと判定した場合(B606のYES)、MPU60は、B609の処理へ進む。所定のトラックに対応するトラック内差分値がトラック内閾値以下であると判定した場合(B606のNO)、MPU60は、所定のトラックに対応するトラック間差分値を算出する(B607)。例えば、MPU60は、所定のトラックの最大値とこの所定のトラックの内側の隣接トラックの最大値とのトラック間差分値(以下、内側のトラック間差分値と称する)を算出し、所定のトラックの最大値と所定のトラックの外側の隣接トラックの最大値とのトラック間差分値(以下、外側のトラック間差分値と称する)を算出する。
MPU60は、所定のトラックに対応するトラック間差分値がトラック間閾値よりも大きいかトラック間閾値以下であるかを判定する(B608)。例えば、MPU60は、内側のトラック間差分値及び外側のトラック間差分値がトラック間閾値よりも大きいかトラック間閾値以下であるかをそれぞれ判定する。所定のトラックに対応するトラック間差分値がトラック間閾以下であると判定した場合(B608のNO)、MPU60は、処理を終了する。所定のトラックに対応するトラック間差分値がトラック間閾値よりも大きいと判定した場合(B608のYES)、MPU60は、所定のトラックにリフレッシュ処理を実行し(B609)、処理を終了する。例えば、所定のトラックに対応する内側のトラック間差分値及び外側のトラック間差分値がトラック間閾値以下であると判定した場合、MPU60は、処理を終了する。所定のトラックに対応する内側のトラック間差分値及び外側のトラック間差分値の少なくとも一方がトラック間閾値よりも大きいと判定した場合、MPU60は、所定のトラックにリフレッシュ処理を実行する。
本実施形態によれば、磁気ディスク装置1は、複数の記録領域を円周方向に複数のカウント領域CRに区分する。磁気ディスク装置1は、各トラックのカウント領域CR毎にカウント回数を保持している。また、磁気ディスク装置1は、リフレッシュ閾値として、カウント閾値、トラック内閾値、及びトラック間閾値等を保持している。磁気ディスク装置1は、各トラックの最大値及び最小値を検出し、各トラックの最大値がカウント閾値よりも大きいかカウント閾値以下であるかをそれぞれ判定する。所定のトラックの最大値がカウント閾値よりも大きいと判定した場合、磁気ディスク装置1は、所定のトラックにリフレッシュ処理を実行する。所定トラックに対応するトラック内差分値がトラック内閾値よりも大きいと判定した場合、磁気ディスク装置1は、所定のトラックにリフレッシュ処理を実行する。また、所定のトラックに対応するトラック間差分値がトラック間閾値よりも大きいと判定した場合、磁気ディスク装置1は、所定のトラックにリフレッシュ処理を実行する。そのため、磁気ディスク装置1は、ディスク10の半径方向の所定の記録領域の円周方向の特定の位置へのライト処理が集中していることを検出し、ライト処理が集中している特定の位置を含む記録領域にリフレッシュ処理を実行するができる。つまり、磁気ディスク装置1は、データをリードできなくなることを防止できる。したがって、磁気ディスク装置1は、データの信頼性を向上することができる。
次に、変形例に係る磁気ディスク装置について説明する。変形例において、前述の実施形態と同一の部分には同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。
(変形例1)
変形例1の磁気ディスク装置1は、リフレッシュ閾値を複数のトラック毎に保持している点が前述の実施形態と異なる。
例えば、カウンタ62は、半径方向に区分した所定の範囲毎にリフレッシュ閾値を保持している。半径方向の所定の範囲は、複数のトラックを含んでいる。
図7は、変形例1に係る管理テーブルTBの一例を示す模式図である。図7において、管理テーブルTBは、各トラックにおけるカウント領域CR1、CR2、及びCR3のカウント回数と、半径方向の所定の範囲毎のカウント閾値と、半径方向の所定の範囲毎のトラック内閾値と、半径方向の所定の範囲毎のトラック間閾値とを含んでいる。
カウンタ62は、例えば、Track N+1のカウント領域CR1のカウント回数とTrack N−1のカウント領域CR1のカウント回数とに加算値を加算した後に、Track N−2乃至N+2の最大値や最小値をそれぞれ検出する。カウンタ62は、Track N−2乃至N+2の最大値がTrack N−2乃至N+2で共通のカウント閾値よりも大きいかカウント閾値以下であるかをそれぞれ判定する。
(変形例1)
変形例1の磁気ディスク装置1は、リフレッシュ閾値を複数のトラック毎に保持している点が前述の実施形態と異なる。
例えば、カウンタ62は、半径方向に区分した所定の範囲毎にリフレッシュ閾値を保持している。半径方向の所定の範囲は、複数のトラックを含んでいる。
図7は、変形例1に係る管理テーブルTBの一例を示す模式図である。図7において、管理テーブルTBは、各トラックにおけるカウント領域CR1、CR2、及びCR3のカウント回数と、半径方向の所定の範囲毎のカウント閾値と、半径方向の所定の範囲毎のトラック内閾値と、半径方向の所定の範囲毎のトラック間閾値とを含んでいる。
カウンタ62は、例えば、Track N+1のカウント領域CR1のカウント回数とTrack N−1のカウント領域CR1のカウント回数とに加算値を加算した後に、Track N−2乃至N+2の最大値や最小値をそれぞれ検出する。カウンタ62は、Track N−2乃至N+2の最大値がTrack N−2乃至N+2で共通のカウント閾値よりも大きいかカウント閾値以下であるかをそれぞれ判定する。
変形例1によれば、磁気ディスク装置1は、半径方向に区分した所定の範囲毎にリフレッシュ閾値を保持している。各トラックのリフレッシュ閾値を保持する必要がないため、磁気ディスク装置1は、メモリ、例えば、不揮発性メモリ90等に記録する管理テーブルTBの容量を小さくすることができる。
(変形例2)
変形例2の磁気ディスク装置1は、リフレッシュ処理が前述の実施形態及び変形例と異なる。
図8は、変形例2に係るリフレッシュ処理方法の一例を示すフローチャートである。
MPU60は、対象トラックの所定のカウント領域CRにデータをライトし(B601)、対象トラックの両隣の隣接トラックの所定のカウント領域CRのカウント回数に加算値をそれぞれ加算する(B602)。MPU60は、各トラックの最大値を検出し(B801)、各トラックの最大値がカウント閾値よりも大きいかカウント閾値以下であるかをそれぞれ判定する(B604)。所定のトラックの最大値がカウント閾値よりも大きいと判定した場合(B604のYES)、MPU60は、所定のトラックにリフレッシュ処理を実行し(B609)、処理を終了する。所定のトラックの最大値がカウント閾値以下であると判定した場合(B604のNO)、MPU60は、処理を終了する。
変形例2によれば、磁気ディスク装置1は、各トラックの最大値のみを検出している。そのため、磁気ディスク装置1は、リフレッシュ処理を簡素化できる。
変形例2の磁気ディスク装置1は、リフレッシュ処理が前述の実施形態及び変形例と異なる。
図8は、変形例2に係るリフレッシュ処理方法の一例を示すフローチャートである。
MPU60は、対象トラックの所定のカウント領域CRにデータをライトし(B601)、対象トラックの両隣の隣接トラックの所定のカウント領域CRのカウント回数に加算値をそれぞれ加算する(B602)。MPU60は、各トラックの最大値を検出し(B801)、各トラックの最大値がカウント閾値よりも大きいかカウント閾値以下であるかをそれぞれ判定する(B604)。所定のトラックの最大値がカウント閾値よりも大きいと判定した場合(B604のYES)、MPU60は、所定のトラックにリフレッシュ処理を実行し(B609)、処理を終了する。所定のトラックの最大値がカウント閾値以下であると判定した場合(B604のNO)、MPU60は、処理を終了する。
変形例2によれば、磁気ディスク装置1は、各トラックの最大値のみを検出している。そのため、磁気ディスク装置1は、リフレッシュ処理を簡素化できる。
(変形例3)
変形例3の磁気ディスク装置1は、リフレッシュ処理が前述の実施形態及び変形例と異なる。
図9は、変形例3に係るリフレッシュ処理方法の一例を示すフローチャートである。
MPU60は、対象トラックの所定のカウント領域CRにデータをライトし(B601)、対象トラックの両隣の隣接トラックの所定のカウント領域CRのカウント回数に加算値をそれぞれ加算する(B602)。MPU60は、各トラックの最大値及び最小値を検出し(B603)、各トラックに対応するトラック内差分値を算出する(B605)。MPU60は、各トラックに対応するトラック内差分値がトラック内閾値よりも大きいかトラック内閾値以下であるかをそれぞれ判定する(B606)。所定のトラックに対応するトラック内差分値がトラック内閾値よりも大きいと判定した場合(B606のYES)、MPU60は、所定のトラックにリフレッシュ処理を実行し(B609)、処理を終了する。所定のトラックに対応するトラック内差分値がトラック内閾値以下であると判定した場合(B606のNO)、MPU60は、処理を終了する。
変形例3によれば、磁気ディスク装置1は、各トラックの最大値及び最小値を検出した後に、各トラックに対応するトラック内差分値を算出し、各トラックに対応するトラック内差分値がトラック内閾値よりも大きいかトラック内閾値以下であるかをそれぞれ判定している。そのため、磁気ディスク装置1は、リフレッシュ処理を簡素化できる。
変形例3の磁気ディスク装置1は、リフレッシュ処理が前述の実施形態及び変形例と異なる。
図9は、変形例3に係るリフレッシュ処理方法の一例を示すフローチャートである。
MPU60は、対象トラックの所定のカウント領域CRにデータをライトし(B601)、対象トラックの両隣の隣接トラックの所定のカウント領域CRのカウント回数に加算値をそれぞれ加算する(B602)。MPU60は、各トラックの最大値及び最小値を検出し(B603)、各トラックに対応するトラック内差分値を算出する(B605)。MPU60は、各トラックに対応するトラック内差分値がトラック内閾値よりも大きいかトラック内閾値以下であるかをそれぞれ判定する(B606)。所定のトラックに対応するトラック内差分値がトラック内閾値よりも大きいと判定した場合(B606のYES)、MPU60は、所定のトラックにリフレッシュ処理を実行し(B609)、処理を終了する。所定のトラックに対応するトラック内差分値がトラック内閾値以下であると判定した場合(B606のNO)、MPU60は、処理を終了する。
変形例3によれば、磁気ディスク装置1は、各トラックの最大値及び最小値を検出した後に、各トラックに対応するトラック内差分値を算出し、各トラックに対応するトラック内差分値がトラック内閾値よりも大きいかトラック内閾値以下であるかをそれぞれ判定している。そのため、磁気ディスク装置1は、リフレッシュ処理を簡素化できる。
(変形例4)
変形例4の磁気ディスク装置1は、リフレッシュ処理が前述の実施形態及び変形例と異なる。
図10は、変形例4に係るリフレッシュ処理方法の一例を示すフローチャートである。
MPU60は、対象トラックの所定のカウント領域CRにデータをライトし(B601)、対象トラックの両隣の隣接トラックの所定のカウント領域CRのカウント回数に加算値をそれぞれ加算する(B602)。MPU60は、各トラックの最大値を検出し(B801)、各トラックに対応するトラック間差分値をそれぞれ算出する(B607)。MPU60は、各トラックに対応するトラック間差分値がトラック間閾値よりも大きいかトラック間閾値以下であるかをそれぞれ判定する(B608)。所定のトラックに対応するトラック間差分値がトラック間閾以下であると判定した場合(B608のNO)、MPU60は、処理を終了する。所定のトラックに対応するトラック間差分値がトラック間閾値よりも大きいと判定した場合(B608のYES)、MPU60は、所定のトラックにリフレッシュ処理を実行し(B609)、処理を終了する。
変形例4によれば、磁気ディスク装置1は、各トラックの最大値を検出した後に、各トラックに対応するトラック間差分値をそれぞれ算出し、各トラックのトラック間差分値がトラック間閾値よりも大きいかトラック間閾値以下であるかをそれぞれ判定している。そのため、磁気ディスク装置1は、リフレッシュ処理を簡素化できる。
変形例4の磁気ディスク装置1は、リフレッシュ処理が前述の実施形態及び変形例と異なる。
図10は、変形例4に係るリフレッシュ処理方法の一例を示すフローチャートである。
MPU60は、対象トラックの所定のカウント領域CRにデータをライトし(B601)、対象トラックの両隣の隣接トラックの所定のカウント領域CRのカウント回数に加算値をそれぞれ加算する(B602)。MPU60は、各トラックの最大値を検出し(B801)、各トラックに対応するトラック間差分値をそれぞれ算出する(B607)。MPU60は、各トラックに対応するトラック間差分値がトラック間閾値よりも大きいかトラック間閾値以下であるかをそれぞれ判定する(B608)。所定のトラックに対応するトラック間差分値がトラック間閾以下であると判定した場合(B608のNO)、MPU60は、処理を終了する。所定のトラックに対応するトラック間差分値がトラック間閾値よりも大きいと判定した場合(B608のYES)、MPU60は、所定のトラックにリフレッシュ処理を実行し(B609)、処理を終了する。
変形例4によれば、磁気ディスク装置1は、各トラックの最大値を検出した後に、各トラックに対応するトラック間差分値をそれぞれ算出し、各トラックのトラック間差分値がトラック間閾値よりも大きいかトラック間閾値以下であるかをそれぞれ判定している。そのため、磁気ディスク装置1は、リフレッシュ処理を簡素化できる。
なお、前述した実施形態及び変形例では、磁気ディスク装置1は、各トラックのカウント領域CR毎にカウント回数を管理するとしたが、ディスク10を半径方向に所定の範囲毎に区分したゾーン毎にカウント回数を管理してもよい。磁気ディスク装置1は、例えば、ゾーン毎にリフレッシュ閾値を保持している。磁気ディスク装置1は、所定のゾーンのカウント回数がリフレッシュ閾値よりも大きいと判定した場合、所定のゾーンにリフレッシュ処理を実行するように構成されていてもよい。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…磁気ディスク装置、10…磁気ディスク、10a…ユーザデータ領域、10b…システムエリア、12…スピンドルモータ(SPM)、13…アーム、14…ボイスコイルモータ(VCM)、15…ヘッド、15W…ライトヘッド、15R…リードヘッド、20…ドライバIC、30…ヘッドアンプIC、40…リード/ライト(R/W)チャネル、50…ハードディスクコントローラ(HDC)、60…マイクロプロセッサ(MPU)、70…揮発性メモリ、80…バッファメモリ、90…不揮発性メモリ、100…ホストシステム(ホスト)、130…システムコントローラ。
Claims (10)
- ディスクと、
前記ディスクに対してデータをライトし、前記ディスクからデータをリードするヘッドと、
前記ディスクを円周方向に複数の区分領域に区分し、前記ディスクの第1トラックの前記複数の区分領域の半径方向にそれぞれ隣接する前記複数の区分領域の内の1つの前記区分領域にデータをライトする度に第1値が加算される第1カウント回数を前記第1トラックの前記区分領域毎に保持し、前記第1トラックの前記複数の区分領域にそれぞれ対応する前記複数の第1カウント回数の内の最も大きい第1最大値に基づいて前記第1トラックにライトされたデータを書き直すコントローラと、を備える磁気ディスク装置。 - 前記コントローラは、前記第1最大値が第1閾値よりも大きい場合に前記第1トラックにライトされたデータを書き直す、請求項1に記載の磁気ディスク装置。
- 前記コントローラは、前記第1最大値が前記第1閾値以下である場合に前記第1最大値と前記複数の第1カウント回数の内の最も小さい第1最小値との第1差分値が第2閾値よりも大きい場合に前記第1トラックにライトされたデータを書き直す、請求項2に記載の磁気ディスク装置。
- 前記コントローラは、前記第1トラックの前記半径方向に隣接する第2トラックの前記複数の区分領域の前記半径方向にそれぞれ隣接する前記複数の区分領域の内の1つの前記区分領域にデータをライトする度に前記第1値が加算される第2カウント回数を前記第2トラックの前記区分領域毎に保持し、前記第1差分値が前記第2閾値以下であり、前記第2トラックの前記複数の区分領域にそれぞれ対応する前記複数の第2カウント回数の内の最も大きい第2最大値と前記第1最大値との第2差分値が第3閾値よりも大きい場合に、前記第1トラックにライトされたデータを書き直す、請求項3に記載の磁気ディスク装置。
- 前記コントローラは、前記第1トラックに前記第2トラックと反対方向に隣接する第3トラックの前記複数の区分領域の前記半径方向にそれぞれ隣接する前記複数の区分領域の内の前記区分領域にデータをライトする毎に前記第1値が加算される第3カウント回数を前記第3トラックの前記複数の区分領域毎に保持し、前記第3トラックの前記複数の区分領域にそれぞれ対応する前記複数の第3カウント回数の内の最も大きい第3最大値と前記第1最大値との第3差分値が前記第3閾値よりも大きい場合に前記第1トラックにライトされたデータを書き直す、請求項4に記載の磁気ディスク装置。
- 前記コントローラは、前記複数の第1カウント回数の内の最も小さい第1最小値と前記第1最大値との第1差分値が第1閾値よりも大きい場合に前記第1トラックにライトされたデータを書き直す、請求項1に記載の磁気ディスク装置。
- 前記コントローラは、前記第1トラックの前記半径方向に隣接する第2トラックの前記複数の区分領域の前記半径方向にそれぞれ隣接する前記複数の区分領域の内の1つの前記区分領域にデータをライトする度に前記第1値が加算される第2カウント回数を前記第2トラックの前記区分領域毎に保持し、前記第2トラックの前記複数の区分領域にそれぞれ対応する前記複数の第2カウント回数の内の最も大きい第2最大値と前記第1最大値との第1差分値が第1閾値よりも大きい場合に前記第1トラックにライトされたデータを書き直す、請求項1に記載の磁気ディスク装置。
- 前記コントローラは、前記第1トラックに前記第2トラックと反対方向に隣接する第3トラックの前記複数の区分領域の前記半径方向にそれぞれ隣接する前記複数の区分領域の内の前記区分領域にデータをライトする毎に前記第1値が加算される第3カウント回数を前記第3トラックの前記複数の区分領域毎に保持し、前記第1差分値が前記第1閾値以下であり、前記第3トラックの前記複数の区分領域にそれぞれ対応する前記複数の第3カウント回数の内の最も大きい第3最大値と前記第1最大値との第2差分値が前記第1閾値よりも大きい場合に、前記第1トラックにライトされたデータを書き直す、請求項7に記載の磁気ディスク装置。
- ディスクと、
前記ディスクに対してデータをライトし、前記ディスクからデータをリードするヘッドと、
前記ディスクの半径方向に区分した複数の記録領域を前記ディスクの円周方向に複数の区分領域にそれぞれ区分し、前記半径方向に隣接する区分領域にデータをライトする度に第1値を加算するカウント回数を前記区分領域毎に保持し、前記複数の区分領域にそれぞれ対応する前記複数のカウント回数でそれぞれ最も大きい複数の最大値に基づいて前記複数の記録領域にライトされたデータを書き直すコントローラと、を備える磁気ディスク装置。 - ディスクと、前記ディスクに対してデータをライトし、前記ディスクからデータをリードするヘッドとを備える磁気ディスク装置に適用されるリフレッシュ方法であって、
前記ディスクを円周方向に複数の区分領域に区分し、
前記ディスクの第1トラックの前記複数の区分領域の半径方向にそれぞれ隣接する前記複数の区分領域の内の1つの前記区分領域にデータをライトする度に第1値が加算される第1カウント回数を前記第1トラックの前記区分領域毎に保持し、
前記第1トラックの前記複数の区分領域にそれぞれ対応する前記複数の第1カウント回数の内の最も大きい第1最大値に基づいて前記第1トラックにライトされたデータを書き直すリフレッシュ処理方法。
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