JP2021039812A - 磁気ディスク装置及び磁気ディスク装置の制御方法 - Google Patents

磁気ディスク装置及び磁気ディスク装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 品質を向上することが可能な磁気ディスク装置及び磁気ディスク装置の制御方法を提供することである。【解決手段】 本実施形態に係る磁気ディスク装置は、第1トラックと、前記第1トラックに隣接する第2トラックと、を有するディスクと、前記ディスクの半径方向において、前記第1トラックと隣接する前記第2トラックに対してデータをライトするヘッドと、前記半径方向において、前記第2トラックのトラックセンタから前記第1トラック側にずれてライトできる回数の第1上限値を有するメモリと、前記第2トラックにライトしたライト回数が前記第1上限値に到達する前に前記第1トラックを書き直すコントローラと、を備える。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、磁気ディスク装置及び磁気ディスク装置の制御方法に関する。
磁気ディスク装置では、データをライトした場合にヘッドからの漏れ磁束等の影響(Adjacent Track Interference : ATI)により、データが消去されるサイドイレーズが発生し得る。サイドイレーズを防止するために、磁気ディスク装置は、所定のトラックの周辺トラックにデータをライトした回数が規定回数に達した場合に、所定のトラックのデータを書き直す機能(リフレッシュ機能)を有している。また、近年、高密度記録を実行する技術を有する磁気ディスク装置が開発されている。そのため、磁気ディスク装置では、所定のトラックにデータをライトしている際に、この所定のトラックの周辺トラック側にずれてライトする可能性が高くなり得る。
米国特許第9495988号明細書 米国特許出願公開第2017/0229141号明細書 米国特許出願公開第2018/0210668号明細書 特許第5787839号公報
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、品質を向上することが可能な磁気ディスク装置及び磁気ディスク装置の制御方法を提供することである。
本実施形態に係る磁気ディスク装置は、第1トラックと、前記第1トラックに隣接する第2トラックと、を有するディスクと、前記ディスクの半径方向において、前記第1トラックと隣接する前記第2トラックに対してデータをライトするヘッドと、前記半径方向において、前記第2トラックのトラックセンタから前記第1トラック側にずれてライトできる回数の第1上限値を有するメモリと、前記第2トラックにライトしたライト回数が前記第1上限値に到達する前に前記第1トラックを書き直すコントローラと、を備える。
図1は、第1実施形態に係る磁気ディスク装置の構成を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態に係るディスクに対するヘッドの配置の一例を示す模式図である。 図3は、所定のトラックでオフトラックライトをした場合にこのトラックの隣接トラックにライトされたデータに生じる影響の一例を示す図である。 図4は、内方向へのオフトラックライトの一例を示す図である。 図5は、外方向へのオフトラックライトの一例を示す図である。 図6は、目標ライト上限回数及び限界オフトラックライト上限回数の一例を示す図である。 図7は、ライト回数に対するエラーレートの変化の一例を示す図である。 図8は、ライト回数に対する隣接トラックにおける対象トラック側へのオフトラック量の変化の一例を示す図である。 図9は、第1実施形態に係る磁気ディスク装置の保証回数の設定方法の一例を示すフローチャートである。 図10は、第1実施形態に係るリフレッシュ処理の制御方法の一例を示すフローチャートである。 図11は、限界オフトラック閾値のテーブルの一例を示す図である。 図12は、第2実施形態に係る磁気ディスク装置の限界オフトラック閾値の設定方法の一例を示すフローチャートである。 図13は、所定のトラックにおけるライトヘッドのオフトラック量の正規分布の一例を示す図である。 図14は、第3実施形態に係る保証回数の測定方法の一例を示す図である。 図15は、第3実施形態に係る磁気ディスク装置の保証回数の設定方法の一例を示すフローチャートである。 図16は、DOWの一例を示す図である。 図17は、上限回数の閾値のテーブルの一例を示す図である。 図18は、DOW値のテーブルの一例を示す図である。 図19は、補正回数のテーブルの一例を示す図である。 図20は、第4実施形態に係る磁気ディスク装置の制御方法の一例を示すフローチャートである。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図面は、一例であって、発明の範囲を限定するものではない。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る磁気ディスク装置1の構成を示すブロック図である。
磁気ディスク装置1は、後述するヘッドディスクアセンブリ(HDA)と、ドライバIC20と、ヘッドアンプ集積回路(以下、ヘッドアンプIC、又はプリアンプ)30と、揮発性メモリ70と、バッファメモリ(バッファ)80と、不揮発性メモリ90と、1チップの集積回路であるシステムコントローラ130とを備える。また、磁気ディスク装置1は、ホストシステム(以下、単に、ホストと称する)100と接続される。
HDAは、磁気ディスク(以下、ディスクと称する)10と、スピンドルモータ(以下、SPMと称する)12と、ヘッド15を搭載しているアーム13と、ボイスコイルモータ(以下、VCMと称する)14とを有する。ディスク10は、スピンドルモータ12に取り付けられ、スピンドルモータ12の駆動により回転する。アーム13及びVCM14は、アクチュエータを構成している。アクチュエータは、VCM14の駆動により、アーム13に搭載されているヘッド15をディスク10上の所定の位置まで移動制御する。ディスク10およびヘッド15は、2つ以上の数が設けられてもよい。
ディスク10は、そのデータをライト可能な領域に、ユーザから利用可能なユーザデータ領域10aと、システム管理に必要な情報をライトするシステムエリア10bとが割り当てられている。以下、ディスク10の円周に沿う方向を円周方向と称し、円周方向に交差する方向を半径方向と称する。ディスク10の円周方向の所定の位置を円周位置と称し、ディスク10の半径方向の所定の位置を半径位置と称する。また、半径位置及び円周位置をまとめて単に位置と称する場合もある。ディスク10(のユーザデータ領域10a)は、半径方向の所定の範囲毎に複数の領域(以下、ゾーンと称する場合もある)に区分されている。ゾーンは、複数のトラック(シリンダ)を含む。また、トラックは、複数のセクタを含む。“トラック”は、ディスク10の半径方向に区分した複数の領域の内の1つの領域、ディスク10の円周方向に延長するデータ、トラックにライトされたデータや、その他の種々の意味で用いる。“セクタ”は、トラックを円周方向に区分した複数の領域の内の1つの領域、ディスク10の所定の位置にライトされたデータ、セクタにライトされたデータや、その他の種々の意味で用いる。
ヘッド15は、スライダを本体として、当該スライダに実装されているライトヘッド15Wとリードヘッド15Rとを備える。ライトヘッド15Wは、ディスク10上にデータをライトする。リードヘッド15Rは、ディスク10上のデータトラックに記録されているデータをリードする。以下、“ライトヘッド15Wでデータ及びトラック等をライトする”ことを単に“データをライトする”と称し、“リードヘッド15Rでデータ及びトラック等をリードする”ことを“データをリードする”と称する場合もある。
図2は、本実施形態に係るディスク10に対するヘッド15の配置の一例を示す模式図である。図2に示すように、ディスク10の半径方向においてディスク10の外周に向かう方向を外方向(外側)と称し、外方向と反対方向を内方向(内側)と称する。また、図2に示すように、円周方向において、ディスク10の回転する方向を回転方向と称する。なお、図2に示した例では、回転方向は、反時計回りで示しているが、逆向き(時計回り)であってもよい。図2において、ユーザデータ領域10aは、内方向に位置する内周領域IRと、外方向に位置する外周領域ORと、内周領域IRと外周領域ORとの間に位置する中周領域MRとに区分されている。図2には、半径位置RPeを示している。半径位置RPeは、中周領域MRに含まれている。なお、半径位置RPeは、内周領域IRに含まれていてもよいし、外周領域ORに含まれていてもよい。図2には、トラックセンタTRCeを示している。トラックセンタTRCeは、円周方向の各円周位置において、所定のトラックの半径方向の幅(以下、単にトラック幅と称する場合もある)の中心を通る経路に相当する。トラックセンタTRCeは、例えば、ディスク10と同心円状に位置している。例えば、トラックセンタTRCeは、真円状に位置している。なお、トラックセンタTRCeは、円状に位置していなくてもよく、半径方向に変動しながら円周方向に延出する波状に位置していてもよい。図2において、半径位置RPeは、トラックセンタTRCeに相当する。
図2に示した例では、ヘッド15は、半径位置RPeに位置決めされ、トラックセンタTRCeに沿って所定のトラックにデータをライトする、又はトラックセンタTRCeに沿って所定のトラックにライトされたデータをリードする。
ドライバIC20は、システムコントローラ130(詳細には、後述するMPU60)の制御に従って、SPM12およびVCM14の駆動を制御する。
ヘッドアンプIC(プリアンプ)30は、リードアンプ及びライトドライバを備えている。リードアンプは、ディスク10からリードされたリード信号を増幅して、システムコントローラ130(詳細には、後述するリード/ライト(R/W)チャネル40)に出力する。ライトドライバは、R/Wチャネル40から出力される信号に応じたライト電流をヘッド15に出力する。
揮発性メモリ70は、電力供給が断たれると保存しているデータが失われる半導体メモリである。揮発性メモリ70は、磁気ディスク装置1の各部での処理に必要なデータ等を格納する。揮発性メモリ70は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、又はSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)である。
バッファメモリ80は、磁気ディスク装置1とホスト100との間で送受信されるデータ等を一時的に記録する半導体メモリである。なお、バッファメモリ80は、揮発性メモリ70と一体に構成されていてもよい。バッファメモリ80は、例えば、DRAM、SRAM(Static Random Access Memory)、SDRAM、FeRAM(Ferroelectric Random Access memory)、又はMRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)等である。
不揮発性メモリ90は、電力供給が断たれても保存しているデータを記録する半導体メモリである。不揮発性メモリ90は、例えば、NOR型またはNAND型のフラッシュROM(Flash Read Only Memory :FROM)である。
システムコントローラ(コントローラ)130は、例えば、複数の素子が単一チップに集積されたSystem-on-a-Chip(SoC)と称される大規模集積回路(LSI)を用いて実現される。システムコントローラ130は、リード/ライト(R/W)チャネル40と、ハードディスクコントローラ(HDC)50と、マイクロプロセッサ(MPU)60とを含む。システムコントローラ130は、ドライバIC20、ヘッドアンプIC30、揮発性メモリ70、バッファメモリ80、不揮発性メモリ90、及びホストシステム100に電気的に接続されている。
R/Wチャネル40は、後述するMPU60からの指示に応じて、ディスク10からホスト100に転送されるリードデータ及びホスト100から転送されるライトデータの信号処理を実行する。R/Wチャネル40は、リードデータの信号品質を測定する回路、又は機能を有している。R/Wチャネル40は、例えば、ヘッドアンプIC30、HDC50、及びMPU60等に電気的に接続されている。
HDC50は、後述するMPU60からの指示に応じて、ホスト100とR/Wチャネル40との間のデータ転送を制御する。HDC50は、例えば、R/Wチャネル40、MPU60、揮発性メモリ70、バッファメモリ80、及び不揮発性メモリ90等に電気的に接続されている。
MPU60は、磁気ディスク装置1の各部を制御するメインコントローラである。MPU60は、ドライバIC20を介してVCM14を制御し、ヘッド15の位置決めを行なうサーボ制御を実行する。MPU60は、ディスク10へのデータのライト動作を制御すると共に、ライトデータの保存先を選択する。また、MPU60は、ディスク10からのデータのリード動作を制御すると共に、リードデータの処理を制御する。MPU60は、磁気ディスク装置1の各部に接続されている。MPU60は、例えば、ドライバIC20、R/Wチャネル40、及びHDC50等に電気的に接続されている。
MPU60は、リード/ライト制御部61と、カウンタ62と、リフレッシュ処理部63と、測定部64とを備えている。MPU60は、これら各部、例えば、リード/ライト制御部61、カウンタ62、リフレッシュ処理部63、及び測定部64等の処理をファームウェア上で実行する。なお、MPU60は、これら各部、例えば、リード/ライト制御部61、カウンタ62、リフレッシュ処理部63、及び測定部64等を回路として備えていてもよい。
リード/ライト制御部61は、ホスト100からのコマンド等に従って、データのリード処理及びライト処理を制御する。リード/ライト制御部61は、ドライバIC20を介してVCM14を制御し、ヘッド15をディスク10上の所定の位置に位置決めし、データをリード又はライトする。
リード/ライト制御部61は、磁気ディスク装置1に対する外乱やヘッド15及びディスク10の特性等により、所定の領域の半径方向の中心から半径方向に所定の距離でずれてデータをライトし得る。言い換えると、リード/ライト制御部61は、所定のトラックのトラックセンタから半径方向に所定のずれ量(以下、オフトラック量と称する場合もある)分ずれたヘッド15(ライトヘッド15W)でデータをライトし得る。オフトラック量は、所定のトラックにおけるトラックセンタに対するヘッド15(ライトヘッド15W)の半径方向のずれ量に相当する。所定のトラックにおいて所定のオフトラック量分ずれたヘッド15(ライトヘッド15W)でデータをライトすることを“オフトラックライト”と称する場合もある。外乱やヘッド15及びディスク10の特性等により、所定の領域にデータをライトしている際にこの領域の半径方向に隣接する領域(以下、隣接領域と称する場合もある)側にずれてデータをライトした場合、この隣接領域のデータを消去する等の影響が生じる可能性がある。言い換えると、外乱やヘッド15及びディスク10の特性等により、所定のトラックにデータをライトしている際にこのトラックの半径方向に隣接するトラック(以下、隣接トラックと称する場合もある)側にずれてオフトラックライトした場合、このトラックの隣接トラックにライトされたデータを消去する等の影響が生じる可能性がある。ここで、“隣接”とは、物体、領域、及び空間等が接して並んでいることはもちろん、所定の間隔を置いて並んでいることも含む。 “隣接領域”は、“所定の領域の外方向に隣接する領域“、”所定の領域の内方向に隣接する領域“、及び”所定の領域の外方向及び内方向に隣接する複数の領域“を含む。また、“隣接トラック”は、“所定のトラックの外方向に隣接するトラック “、”所定のトラックの内方向に隣接するトラック “、及び”所定のトラックの外方向及び内方向に隣接する複数のトラック “を含む。例えば、リード/ライト制御部61は、所定のトラックにおいて、オフトラック量分ずらした半径位置にヘッド15(ライトヘッド15W)を位置決めしてデータをオフトラックライトすることもできる。
図3は、所定のトラックでオフトラックライトをした場合にこのトラックの隣接トラックにライトされたデータに生じる影響の一例を示す図である。図3において、トラックTRk−1、トラックTRk、及びトラックTRk+1は、半径方向の内方向から外方向に向かって、これら記載の順に並んでいる。言い換えると、トラックTRkは、トラックTRk−1の外方向に隣接し、トラックTRk+1は、トラックTRkの外方向に隣接している。図3において、トラックTRk−1、トラックTRk、及びトラックTRk+1は、説明の便宜上、直線の帯状に延出しているが、実際には、円周方向に沿って湾曲している。また、トラックTRk−1、トラックTRk、及びトラックTRk+1は、半径方向に変動しながら円周方向に延出する波状であってもよい。図3には、トラックTRk−1にライトされたデータDTk−1と、トラックTRkにライトされたデータDTkと、トラックTRk+1にライトされたデータDTk+1とを示している。データDTk−1は、トラックTRk−1の円周方向の所定の範囲にライトされたデータに相当する。データDkは、トラックTRkの円周方向の所定の範囲にライトされたデータに相当する。データDk+1は、トラックTRk+1の円周方向の所定の範囲にライトされたデータに相当する。また、図3には、円周位置CPkを示している。
図3に示した例では、始めに、リード/ライト制御部61は、トラックTRkにデータDTkをライトする。次に、リード/ライト制御部61は、トラックTRk−1にデータDTk−1をライトする、又はトラックTRk+1にデータをライトする。リード/ライト制御部61は、例えば、トラックTRk−1にデータDTk−1をライトしている際に、円周位置CPkにおいて、半径方向の外方向に所定のオフトラック量でオフトラックライトする。リード/ライト制御部61は、例えば、トラックTRk+1にデータDTk+1をライトしている際に、円周位置CPkにおいて、半径方向の内方向に所定のオフトラック量でオフトラックライトする。円周位置CPkにおけるトラックTRkのデータDTkは、円周位置CPkにおいてトラックTRk−1のデータDTk−1をオフセットライトした際のヘッド15の漏れ磁束等の影響(Adjacent Track Interference : ATI)、及び円周位置CPkにおいてトラックTRk+1のデータDTk+1をオフセットライトした際のATI等の影響で劣化し得る。
カウンタ62は、ディスク10の所定の領域(以下、対象領域と称する場合もある)の隣接領域にデータをライトした回数(以下、カウント回数又はライト回数と称する)をカウントする。言い換えると、カウンタ62は、例えば、所定のトラック(以下、対象トラックと称する場合もある)の隣接トラックにデータをライトしたライト回数をカウントする。カウンタ62は、隣接トラックにデータを1回ライトする毎に所定の値(以下、カウント値と称する場合もある)をライト回数に加算する。例えば、カウント値は、1である。カウンタ62は、ディスク10の各トラックに対応するライト回数を所定の記録領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10b、又は不揮発性メモリ90等にテーブルとして記録していてもよい。なお、カウンタ62は、隣接トラックにデータをライトされた場合にライト回数をカウントするとしたが、隣接トラックよりも半径方向に離れた所定のトラックにデータがライトされた場合にもライト回数をカウントしてもよい。
リフレッシュ処理部63は、ディスク10の所定の領域にライトされたデータを一旦リードして、リードしたデータをこのデータをリードした記録領域に書き直す処理(以下、リフレッシュ処理と称する場合もある)を実行する。
リフレッシュ処理部63は、例えば、オフトラック量やライト回数に基づいてリフレッシュ処理を実行する。リフレッシュ処理部63は、所定のトラックにデータをオフトラックライトした際のオフトラック量がこのトラックの隣接トラックにライトされたデータに影響を生じさせない上限値(以下、オフトラック閾値と称する)を超えていると判定した場合、この隣接トラックにリフレッシュ処理を実行する。リフレッシュ処理部63は、所定のトラックにデータをオフトラックライトした際のオフトラック量がこの所定のトラックの隣接トラックにライトされたデータを消去しない上限値(以下、限界オフトラック閾値と称する)を超えていると判定した場合、この所定のトラックとこの所定のトラックの隣接トラックとにリフレッシュ処理を実行する。例えば、リフレッシュ処理部63は、所定のトラックにおいてこのトラックのトラックセンタから外方向にずれてデータをオフトラックライトした際の外方向へのオフトラック量が外方向の限界オフトラック閾値を超えていると判定した場合、この所定のトラックとこの所定のトラックの外方向の隣接トラックとにリフレッシュ処理を実行する。また、例えば、リフレッシュ処理部63は、所定のトラックにおいてこのトラックのトラックセンタから内方向にずれてデータをオフトラックライトした際の内方向へのオフトラック量が内方向の限界オフトラック閾値を超えていると判定した場合、この所定のトラックとこの所定のトラックの内方向の隣接トラックとにリフレッシュ処理を実行する。限界オフトラック閾値は、オフトラック閾値よりも大きい。オフトラック閾値及び限界オフトラック閾値は、ゾーン毎、トラック(シリンダ)毎、又は各ヘッド15と各ゾーン、各トラック(シリンダ)、若しくは円周方向の所定の領域(セクタ)との組み合わせ(以下、単に、組み合わせと称する場合もある)毎に設定されていてもよい。オフトラック閾値及び限界オフトラック閾値は、外方向及び内方向で同じであってもよいし、異なっていてもよい。また、リフレッシュ処理部63は、対象トラックの隣接トラックにデータをライトしたライト回数がATI等によりデータをライトした隣接トラックに対応する対象トラックにライトされたデータを消去しないライト回数の上限値(以下、保証回数と称する場合もある)より小さい所定の値(以下、リフレッシュ閾値と称する場合もある)を超えている判定した場合、この対象トラックにリフレッシュ処理を実行する。言い換えると、リフレッシュ処理部63は、対象トラックの隣接トラックにデータをライトしたライト回数が保証回数に到達する前に、この対象トラックにリフレッシュ処理を実行する。
図4は、内方向へのオフトラックライトの一例を示す図である。図4には、図3に示したトラックTRn及びトラックTRn−1を示している。図4には、トラックTRnのトラックセンタTRCn及びトラックTRn−1のトラックセンタTRCn−1を示している。図4には、ライトヘッド15Wの中心部WCを示している。“ライトヘッド15Wの中心部WC”を単に“ライトヘッド15W”と称する場合もある。図4には、トラックTRnのトラックセンタTRCnに位置決めしてデータをライトするライトヘッド15Wと、トラックTRnのトラックセンタTRCnから内方向にオフトラック閾値IOT1を超えてデータをライトするライトヘッド15Wと、トラックTRnのトラックセンタTRCnから内方向に限界オフトラック閾値IOT2を超えてデータをライトするライトヘッド15Wとを示している。
リフレッシュ処理部63は、例えば、ライトヘッド15WがトラックTRnのトラックセンタTRCnから内方向にオフトラック閾値IOT1を超えてライトしていると判定した場合、トラックTRn−1にリフレッシュ処理を実行する。
リフレッシュ処理部63は、例えば、ライトヘッド15WがトラックTRnのトラックセンタTRCnから内方向に限界オフトラック閾値IOT2を超えてライトしていると判定した場合、トラックTRn及びTRn−1にリフレッシュ処理を実行する。
図5は、外方向へのオフトラックライトの一例を示す図である。図5には、図3に示したトラックTRn及びトラックTRn+1を示している。図5には、トラックTRnのトラックセンタTRCn及びトラックTRn+1のトラックセンタTRCn+1を示している。図5には、トラックTRnのトラックセンタTRCnに位置決めしてデータをライトするライトヘッド15Wと、トラックTRnのトラックセンタTRCnから外方向にオフトラック閾値OOT1を超えてデータをライトするライトヘッド15Wと、トラックTRnのトラックセンタTRCnから外方向にオフトラック閾値OOT2を超えてデータをライトするライトヘッド15Wとを示している。
リフレッシュ処理部63は、例えば、ライトヘッド15WがトラックTRnのトラックセンタTRCnから外方向にオフトラック閾値OOT1を超えてライトしていると判定した場合、トラックTRn+1にリフレッシュ処理を実行する。
リフレッシュ処理部63は、例えば、ライトヘッド15WがトラックTRnのトラックセンタTRCnから外方向にオフトラック閾値OOT2を超えてライトしていると判定した場合、トラックTRn及びTRn+1にリフレッシュ処理を実行する。
測定部64は、対象領域のライト回数と、このライト回数に対応する対象領域のエラーレートとを測定する。言い換えると、測定部64は、対象トラックのライト回数と、このライト回数に対応する対象トラックのエラーレートとを測定する。測定部64は、対象領域、例えば、対象トラックにライトされたデータをリードできる、つまり、対象トラックでリードエラーを生じないエラーレートの上限値(以下、エラーレート上限値又はエラーレート閾値と称する場合もある)に対応するライト回数(以下、上限回数と称する場合もある)を測定、算出、又は取得する。言い換えると、測定部64は、対象トラックの上限回数を測定、算出、又は取得する。例えば、測定部64は、出荷前の試験等で、対象トラックのライト回数と、このライト回数に対応する対象トラックのエラーレートを測定し、対象トラックの上限回数を測定、算出、又は取得する。なお、上限回数は、保証回数に相当する。
例えば、測定部64は、隣接トラックのトラックセンタにヘッド15(ライトヘッド15W)を位置決めしてライトしたライト回数(以下、目標ライト回数と称する場合もある)と、この目標ライト回数に対応する対象トラックのエラーレートとを測定する。測定部64は、隣接トラックのトラックセンタにライトヘッド15Wを位置決めしてデータをライトした場合の対象トラックの上限値に対応する目標ライト回数(以下、上限回数又は目標ライト上限回数と称する場合もある)を測定、算出、又は取得する。
例えば、測定部64は、隣接トラックにおいて対象トラック側にオフトラック量分ずらした半径位置にヘッド15(ライトヘッド15W)を位置決めしてライト(オフトラックライト)したライト回数(以下、オフトラックライト回数と称する場合もある)と、このオフトラックライト回数に対応する対象トラックのエラーレートとを測定する。測定部64は、隣接トラックにおいて対象トラック側にオフトラック量分ずらした半径位置にライトヘッド15Wを位置決めしてデータをライト(オフトラックライト)した場合の対象トラックのエラーレート上限値に対応するオフトラックライト回数(以下、上限回数又はオフトラック上限回数と称する場合もある)を測定、算出、又は取得する。
例えば、測定部64は、隣接トラックにおいて対象トラック側に限界オフトラック閾値ずれた半径位置にヘッド15(ライトヘッド15W)を位置決めしてライト(オフトラックライト)したライト回数(以下、限界オフトラックライト回数と称する場合もある)と、この限界オフトラックライト回数に対応する対象トラックのエラーレートとを測定する。測定部64は、隣接トラックにおいてこの隣接トラックのトラックセンタから対象トラック側に限界オフトラック閾値分ずらした半径位置にライトヘッド15Wを位置決めしてデータをライト(オフトラックライト)した場合の対象トラックのエラーレート上限値に対応する限界オフトラックライト回数(以下、上限回数又は限界オフトラックライト回数と称する場合もある)を測定、算出、又は取得する。限界オフトラックライト上限回数は、目標ライト上限回数よりも小さい。
例えば、測定部64は、試験等により測定したゾーン毎、トラック(シリンダ)毎、又は組み合わせ毎のエラーレート上限値を有していてもよい。また、例えば、測定部64は、隣接トラックに所定のライト回数(以下、前のライト回数と称する場合もある)のライト処理を実行した対象トラックがリードでき、且つ隣接トラックにこのライト回数にカウント値を加算したライト回数(以下、次のライト回数と称する場合もある)のライト処理を実行した対象トラックがリードできない場合、隣接トラックに前のライト回数のライト処理を実行した対象トラックのエラーレートを測定し、測定したエラーレートをこの対象トラックのエラーレート上限値に設定してもよい。
例えば、測定部64は、エラーレート上限値とライト回数に対するエラーレートの変化示す近似式(以下、単に、近似式と称する場合もある)とに基づいて、エラーレート上限値に対応する保証回数を算出する。例えば、測定部64は、複数のライト回数にそれぞれ対応する複数のエラーレートを測定し、測定した複数のライト回数とこれらライト回数にそれぞれ対応する複数のエラーレートとに基づいて、近似式を導出し、導出した近似式とエラーレート上限値とに基づいて、対象トラックの上限回数を算出する。一例では、測定部64は、隣接トラックにおいて対象トラック側の一定のオフトラック量分ずらした半径位置にヘッド15(ライトヘッド15W)を位置決めしてデータをライトしてこの隣接トラックに対応する対象トラックのエラーレートを測定する処理を設定した試行回数(以下、設定回数と称する場合もある)繰り返し、測定した複数のライト回数とこれらライト回数にそれぞれ対応する複数のエラーレートに基づいて近似式を導出する。測定部64は、試験等でゾーン毎、トラック(シリンダ)毎、又は組み合わせ毎に近似式を導出し、導出した近似式を所定の記録領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10b、又は不揮発性メモリ90等にテーブルとして記録してもよい。
また、例えば、測定部64は、所定のライト回数のライト処理を実行した隣接トラックに対応する対象トラックのエラーレートを測定し、このライト回数にカウント値を加算したライト回数のライト処理を実行した隣接トラックに対応する対象トラックのエラーレートを測定し、このように隣接トラックにデータをライトしてこの隣接トラックに対応する対象トラックのエラーレートを測定する処理を対象トラックのエラーレートがエラーレート上限値に到達するまで繰り返し、対象トラックの上限回数を測定してもよい。一例では、測定部64は、隣接トラックにおいて対象トラック側に一定のオフトラック量分ずらした半径位置にヘッド15(ライトヘッド15W)を位置決めしてデータをライトしてこの隣接トラックに対応する対象トラックのエラーレートを測定する処理を対象トラックのエラーレートがエラーレート上限値に到達するまで繰り返し、対象トラックの上限回数を測定してもよい。なお、測定部64は、隣接トラックにデータをライトし、ライト回数が幾つかの特定のライト回数(以下、測定回数と称する場合もある)に到達した際にのみエラーレートを測定する処理を繰り返してもよい。
測定部64は、エラーレート上限値と上限回数とをゾーン毎、トラック(シリンダ)毎、又は組み合わせ毎に所定の記録領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10b、又は不揮発性メモリ90等にテーブルとして記録してもよい。
測定部64は、対象領域、例えば、対象トラックの保証回数を設定する。例えば、測定部64は、測定、算出、又は取得した種々の上限回数(目標ライト上限回数、オフトラックライト上限回数、及び限界オフトラックライト上限回数)の内の限界オフトラックライト上限回数を対象トラックの保証回数として設定する。例えば、測定部64は、限界オフトラックライト上限回数のみを測定、算出、又は取得し、限界オフトラックライト上限回数を対象トラックの保証回数として設定してもよい。測定部64は、例えば、ゾーン毎、トラック(シリンダ)毎、又は組み合わせ毎に限界オフトラックライト上限回数を保証回数として設定し、ゾーン毎、トラック(シリンダ)毎、又は組み合わせ毎に設定した保証回数を所定の記録領域、例えば、システムエリア10b、又は不揮発性メモリ90等にテーブルとして記録してもよい。
図6は、目標ライト上限回数Ath及び限界オフトラックライト上限回数Awthの一例を示す図である。
図6に示した例では、限界オフトラックライト上限回数Awthは、目標ライト上限回数AthよりもオフトラックライトマージンXa分小さい。
図7は、ライト回数に対するエラーレートの変化の一例を示す図である。図7には、隣接トラックにおいて対象トラック側に異なるオフトラック量分ずらしてオフセットライトしたライト回数に対するエラーレートの変化(以下、単に、エラーレートの変化と称する場合もある)WOL1、WOL2、WOL3、WOL4、及びWOL5を示している。エラーレートの変化WOL1は、隣接トラックのトラックセンタにライトヘッド15Wを位置決めしてライトしたライト回数に対するエラーレートの変化に相当する。複数 おエラーレートの変化WOL2乃至WOL5は、それぞれ、隣接トラックにおいて異なる限界オフトラック閾値分ずらした複数の半径位置にライトヘッド15Wをそれぞれ位置決めしてライトした複数のライト回数に対するエラーレートの変化に相当する。エラーレートの変化WOL3に対応する限界オフトラック閾値(例えば、27%)は、エラーレートの変化WOL2に対応する限界オフトラック閾値(例えば、25%)よりも大きい。エラーレートの変化WOL4に対応する限界オフトラック閾値(例えば、28%)は、エラーレートの変化WOL3に対応する限界オフトラック閾値(例えば、27%)よりも大きい。エラーレートの変化WOL5に対応する限界オフトラック閾値(例えば、30%)は、エラーレートの変化WOL4に対応する限界オフトラック閾値(例えば、28%)よりも大きい。図7において縦軸は、エラーレートを示している。図7の縦軸において、大の矢印の先端の方向に進むに従って大きくなり、小の矢印の先端の方向に進むに従って小さくなる。図7の縦軸には、エラーレート上限値ELVを示している。図7において、横軸は、ライト回数を対数(log10(ライト回数))で示している。図7の横軸において、log10(ライト回数)は、大の矢印の先端の方向に進むに従って大きくなり、小の矢印の先端の方向に進むに従って小さくなる。図7の横軸には、目標ライト上限回数Ath、限界オフトラックライト上限回数Awth1、Awth2、Awth3、及びAwth4を示している。限界オフトラックライト上限回数Awth1は、目標ライト上限回数Athよりも小さく、限界オフトラックライト上限回数Awth2は、限界オフトラックライト上限回数Awth1よりも小さく、限界オフトラックライト上限回数Awth3は、限界オフトラックライト上限回数Awth2よりも小さく、限界オフトラックライト上限回数Awth4は、限界オフトラックライト上限回数Awth3よりも小さい。図7において、エラーレート上限値ELVに対応するエラーレートの変化WOL1のライト回数は、目標ライト上限回数Athであり、エラーレート上限値ELVに対応するエラーレートの変化WOL2のライト回数は、限界オフトラックライト上限回数Awth1であり、エラーレート上限値ELVに対応するエラーレートの変化WOL3のライト回数は、限界オフトラックライト上限回数Awth2であり、エラーレート上限値ELVに対応するエラーレートの変化WOL4のライト回数は、限界オフトラックライト上限回数Awth3であり、エラーレート上限値ELVに対応するエラーレートの変化WOL5のライト回数は、限界オフトラックライト上限回数Awth4である。
図7に示した例では、測定部64は、エラーレートの変化WOL1及びエラーレート上限値ELVに基づいて、隣接トラックのトラックセンタにライトヘッド15Wを位置決めしてライトした場合の対象トラックの上限値ELVに対応する目標ライト上限回数Athを算出する。測定部64は、エラーレートの変化WOL2及びエラーレート上限値ELVに基づいて、隣接トラックにおいて対象トラック側にエラーレートの変化WOL2に対応する限界オフトラック閾値分ずらした半径位置にライトヘッド15Wを位置決めしてライトした場合の対象トラックのエラーレート上限値ELVに対応する限界オフトラックライト上限回数Awth1を算出する。測定部64は、エラーレートの変化WOL3及びエラーレート上限値ELVに基づいて、隣接トラックにおいて対象トラック側にエラーレートの変化WOL3に対応する限界オフトラック閾値分ずらした半径位置にライトヘッド15Wを位置決めしてライトした場合の対象トラックのエラーレート上限値ELVに対応する限界オフトラックライト上限回数Awth2を算出する。測定部64は、エラーレートの変化WOL4及びエラーレート上限値ELVに基づいて、隣接トラックにおいて対象トラック側にエラーレートの変化WOL4に対応する限界オフトラック閾値分ずらした半径位置にライトヘッド15Wを位置決めしてライトした場合の対象トラックのエラーレート上限値ELVに対応する限界オフトラックライト上限回数Awth3を算出する。測定部64は、エラーレートの変化WOL5及びエラーレート上限値ELVに基づいて、隣接トラックにおいて対象トラック側にエラーレートの変化WOL5に対応する限界オフトラック閾値分ずらした半径位置にライトヘッド15Wを位置決めしてライトした場合の対象トラックのエラーレート上限値ELVに対応する限界オフトラックライト上限回数Awth4を算出する。
図8は、ライト回数に対する隣接トラックにおける対象トラック側へのオフトラック量の変化OWLの一例を示す図である。図8には、ライト回数に対する隣接トラックにおける対象トラック側へのオフトラック量の変化(以下、単に、対象トラック側へのオフトラック量の変化と称する)OWLを示している。図8に示す対象トラック側へのオフトラック量の変化OWLには、目標ライト上限回数Athに対応するオフトラック量(=0)に対応する点P0と、限界オフトラックライト上限回数Awth1に対応するオフトラック量(限界オフトラック閾値)SOV1に対応する点P1と、限界オフトラックライト上限回数Awth2に対応するオフトラック量(限界オフトラック閾値)SOV2に対応する点P2と、限界オフトラックライト上限回数Awth3に対応するオフトラック量(限界オフトラック閾値)SOV3に対応する点P3と、限界オフトラックライト上限回数Awth4に対応するオフトラック量(限界オフトラック閾値)SOV4に対応する点P4とを示している。図8において、縦軸は、対象トラック側へのオフトラック量を示している。図8の縦軸において、対象トラック側へのオフトラック量は、大の矢印の先端の方向に進むに従って大きくなり、小の矢印の先端の方向に進むに従って小さくなる。図8の縦軸には、対象トラック側へのオフトラック量(限界オフトラック閾値)SOV1、SOV2、SOV3、及びSOV4を示している。オフトラック量SOV2は、オフトラック量SOV1よりも大きく、オフトラック量SOV3は、オフトラック量SOV2よりも大きく、オフトラック量SOV4は、オフトラック量SOV3よりも大きい。図8において、横軸は、ライト回数を示している。図8の横軸において、ライト回数は、大の矢印の先端の方向に進むに従って大きくなり、小の矢印の先端の方向に進むに従って小さくなる。図8の横軸には、ライト回数(目標ライト上限回数)Ath、及び上限回数(限界オフトラックライト上限回数)Awth1、Awth2、Awth3、Awth4を示している。
図8に示した例では、測定部64は、限界オフトラックライト上限回数Awth1を対象トラックの保証回数として設定する。限界オフトラックライト上限回数Awth1を対象トラックの保証回数として設定した場合、この対象トラックのオフトラックライトマージンXaは、目標ライト上限回数Athと限界オフトラックライト上限回数Awth1との差分値Xa1に相当する。
図8に示した例では、測定部64は、限界オフトラックライト上限回数Awth2を対象トラックの保証回数として設定する。限界オフトラックライト上限回数Awth2を対象トラックの保証回数として設定した場合、この対象トラックのオフトラックライトマージンXaは、目標ライト上限回数Athと限界オフトラックライト上限回数Awth2との差分値Xa2に相当する。差分値Xa2は、差分値Xa1よりも大きい。
図8に示した例では、測定部64は、限界オフトラックライト上限回数Awth3を対象トラックの保証回数として設定する。限界オフトラックライト上限回数Awth3を対象トラックの保証回数として設定した場合、この対象トラックのオフトラックライトマージンXaは、目標ライト上限回数Athと限界オフトラックライト上限回数Awth3との差分値Xa3に相当する。差分値Xa3は、差分値Xa2よりも大きい。
図8に示した例では、測定部64は、限界オフトラックライト上限回数Awth4を対象トラックの保証回数として設定する。限界オフトラックライト上限回数Awth4を対象トラックの保証回数として設定した場合、この対象トラックのオフトラックライトマージンXaは、目標ライト上限回数Athと限界オフトラックライト上限回数Awth4との差分値Xa4に相当する。差分値Xa4は、差分値Xa3よりも大きい。
図9は、本実施形態に係る磁気ディスク装置1の保証回数の設定方法の一例を示すフローチャートである。
MPU60は、対象領域、例えば、対象トラックにデータをライトし(B901)、対象トラックのライト回数(i)=0にする(B902)。MPU60は、隣接領域、例えば、隣接トラックにおいて対象トラック側にオフトラック量分ずらしてデータをライトし、ライト回数(i)にカウント値、例えば、1を加算する(B903)。MPU60は、対象トラックのエラーレートを測定し(B904)、対象トラックのエラーレートがエラーレート上限値を超えているかエラーレート上限値以下であるかを判定する(B905)。対象トラックのエラーレートがエラーレート上限値を超えていると判定した場合(B905のYES)、MPU60は、B907の処理に進む。対象トラックのエラーレートがエラーレート上限値以下であると判定した場合(B905のNO)、MPU60は、i=Nであるか、i=Nでないかを判定する(B906)。ここで、Nは、設定回数であり、例えば、正の整数である。i=Nでないと判定した場合(B906のNO)、MPU60は、B903の処理に進む。i=Nであると判定した場合(B906のYES)、MPU60は、対象トラックの上限回数を取得する(B907)。例えば、MPU60は、隣接トラックにおいて対象トラック側に一定のオフトラック量分ずらした半径位置にデータをライトしてこの隣接トラックに対応する対象トラックのエラーレートを測定する処理を設定回数N繰り返し、測定した複数のライト回数とこれらライト回数にそれぞれ対応する複数のエラーレートとに基づいて近似式を導出し、導出した近似式及びエラーレート上限値に基づいて対象トラックの上限回数を取得する。また、例えば、MPU60は、隣接トラックにおいて対象トラック側に一定のオフトラック量分ずらした半径位置にデータをライトしてこの隣接トラックに対応する対象トラックのエラーレートを測定する処理を繰り返し、対象トラックのエラーレートがエラーレート上限値を超えたライト回数の1つ前のライト回数(エラーレート回数)を取得する。MPU60は、取得した上限回数を対象トラックの保証回数として設定し(B908)、処理を終了する。
図10は、本実施形態に係るリフレッシュ処理の制御方法の一例を示すフローチャートである。
MPU60は、対象領域、例えば、対象トラックの隣接領域、例えば、隣接トラックにデータをライトしている際のオフトラック量がオフトラック閾値を超えたかオフトラック閾値以下であるかを判定する(B1001)。隣接トラックにデータをライトしている際のオフトラック量がオフトラック閾値以下であると判定した場合(B1001のNO)、MPU60は、隣接トラックにライトしたライト回数がリフレッシュ閾値を超えたかリフレッシュ閾値以下であるかを判定する(B1002)。ライト回数がリフレッシュ閾値以下であると判定した場合(B1002のNO)、MPU60は、処理を終了する。ライト回数がリフレッシュ閾値を超えたと判定した場合(B1002のYES)、MPU60は、対象トラックにリフレッシュ処理を実行し(B1003)、処理を終了する。
隣接トラックにデータをライトしている際のオフトラック量がオフトラック閾値を超えたと判定した場合(B1001のYES)、MPU60は、隣接トラックにデータをライトしている際のオフトラック量が限界オフトラック閾値を超えたか限界オフトラック閾値以下であるかを判定する(B1004)。隣接トラックにデータをライトしている際のオフトラック量が限界オフトラック閾値以下であると判定した場合(B1004のNO)、MPU60は、B1003の処理に進む。隣接トラックにデータをライトしている際のオフトラック量が限界オフトラック閾値を超えたと判定した場合(B1005)、MPU60は、隣接トラック及びこの隣接トラックに対応する対象トラックにリフレッシュ処理を実行し(B1005)、処理を終了する。例えば、対象トラックの外方向の隣接トラックにデータをライトしている際に内方向(対象トラック側)へのオフトラック量が隣接トラックの内方向の限界オフトラック閾値を超えたと判定した場合、MPU60は、この対象トラックの外方向の隣接トラックとこの対象トラックとにリフレッシュ処理を実行する。また、例えば、対象トラックの内方向の隣接トラックにデータをライトしている際に外方向(対象トラック側)へのオフトラック量が隣接トラックの外方向の限界オフトラック閾値を超えたと判定した場合、MPU60は、この対象トラックの内方向の隣接トラックとこの対象トラックとにリフレッシュ処理を実行する。
本実施形態によれば、磁気ディスク装置1は、対象領域、例えば、対象トラックにデータをライトし、対象領域の隣接領域、例えば、対象トラックの隣接トラックにおいて、所定のオフトラック量で所定のライト回数のライト処理を実行する。磁気ディスク装置1は、所定のライト回数のライト処理を実行した対象トラックのエラーレートを測定する。例えば、磁気ディスク装置1は、隣接トラックにおいて対象トラック側に一定のオフトラック量分ずらした半径位置にデータをライトしてこの隣接トラックに対応する対象トラックのエラーレートを測定する処理を所定の設定回数繰り返し、測定した複数のライト回数とこれらライト回数にそれぞれ対応する複数のエラーレートとに基づいて近似式を導出し、導出した近似式及びエラーレート上限値に基づいて対象トラックの上限回数(オフトラックライト上限回数、及び限界オフトラックライト上限回数)を取得する。また、例えば、磁気ディスク装置1は、隣接トラックにおいて、対象トラック側に一定のオフトラック量分ずらした半径位置にデータをライトしてこの隣接トラックに対応する対象トラックのエラーレートを測定する処理を対象トラックのエラーレートがエラーレート上限値に到達するまで繰り返し、対象トラックの上限回数(オフトラックライト上限回数、及び限界オフトラックライト上限回数)を取得する。磁気ディスク装置1は、取得した上限回数を対象トラックの保証回数として設定する。そのため、磁気ディスク装置1は、保証回数を効率的に設定できる。また、磁気ディスク装置1は、データの信頼性を向上することができる。従って、磁気ディスク装置1は、品質を向上することができる。
次に、他の実施形態に係る磁気ディスク装置について説明する。他の実施形態において、前述の実施形態と同一の部分には同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る磁気ディスク装置1は、限界オフトラック閾値の設定方法が第1実施形態の磁気ディスク装置1と異なる。
測定部64は、対象トラックのライト回数と、このライト回数に対応する対象トラックのエラーレートと、隣接トラックにおけるオフトラック量とを測定する。測定部64は、対象トラックにデータをライトし、保証回数のライト処理を対象トラックの隣接トラック、例えば、外方向の隣接トラック(又は内方向の隣接トラック)に実行する。測定部64は、保証回数のライト処理を実行した隣接トラック、例えば、外方向の隣接トラック(又は内方向の隣接トラック)おいて、複数の限界オフトラック閾値の内の最大の限界オフトラック閾値(以下、最大閾値と称する場合もある)に相当する距離から所定の距離(以下、調整量と称する場合もある)を引いたオフトラック量分を対象トラック側にずらした半径位置にヘッド15(ライトヘッド15W)を位置決めしてデータをライトする。測定部64は、最大閾値に相当する距離から調整量を引いたオフトラック量分を対象トラック側にずらしてデータをライトした外方向の隣接トラック(又は内方向の隣接トラック)に対応する対象トラックをリードする。この対象トラックでリードエラーが生じた場合、測定部64は、この対象トラックにデータを書き直し、保証回数のライト処理をこの外方向の隣接トラック(又は内方向の隣接トラック)に再度実行する。測定部64は、保証回数のライト処理を再度実行した外方向の隣接トラック(又は内方向の隣接トラック)において、1つ前のオフトラック量から調整量をさらに引いたオフトラック量分を対象トラック側にずらした半径位置にライトヘッド15Wを位置決めしてデータをライトする。測定部64は、1つ前のオフトラック量から調整量をさらに引いたオフトラック量分を対象トラック側にずらしてデータをライトした外方向の隣接トラック(又は内方向の隣接トラック)に対応する対象トラックをリードする。測定部64は、対象トラックにデータを書き直し、保証回数のライト処理をこの外方向の隣接トラック(又は内方向の隣接トラック)に再度実行し、保証回数のライト処理を再度実行した外方向の隣接トラック(又は内方向の隣接トラック)において1つ前のオフトラック量から調整量を引いたオフトラック量分を対象トラック側にずらしてデータをライトし、この外方向の隣接トラック(又は内方向の隣接トラック)に対応する対象トラックをリードする処理をこの対象トラックでリードエラーが生じなくなるまで繰り返す。測定部64は、この対象トラックでリードエラーが生じなくなった際のこの外方向の隣接トラック(又は内方向の隣接トラック)のオフトラック量を測定する。測定部64は、測定したオフトラック量をこの外方向の隣接トラック(又は内方向の隣接トラック)の限界オフトラック閾値として設定する。測定部64は、前述した処理により、ゾーン毎、トラック毎、又は組み合わせ毎に限界オフトラック閾値を設定し、ゾーン毎、トラック毎、又は組み合わせ毎に設定した限界オフトラック閾値を所定の記録領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10b、又は不揮発性メモリ90にテーブルとして記録する。
図11は、限界オフトラック閾値のテーブルTB1の一例を示す図である。図11において、ディスク10は、ゾーンZn0、Zn1、Zn2、Zn3、及びZn4…に区分されている。図11において、テーブルTB1の横方向にゾーンZn0、Zn1、Zn2、Zn3、及びZn4…を示している。図11において、ヘッド15は、Head0、Head1、Head2、Head3、及びHead4…を含む。図11において、テーブルTB1の縦方向に、Head0、Head1、Head2、Head3、及びHead4…を示している。図11のテーブルTB1には、図8に示した限界オフトラック閾値SOV1、SOV2、SOV3、SOV4を示している。
図11に示した例では、測定部64は、例えば、テーブルTB1を揮発性メモリ70又はバッファメモリ80等に展開し、各ヘッド15及び各ゾーンの組み合わせ毎に限界オフトラックを設定し、組み合わせ毎に設定した限界オフトラック閾値のテーブルTB1を所定の記録領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10b、又は不揮発性メモリ90に記録する。
図12は、第2実施形態に係る磁気ディスク装置1の限界オフトラック閾値の設定方法の一例を示すフローチャートである。
MPU60は、試行回数(m)=0とし(B1201)、対象トラックにデータをライトする(B1202)。MPU60は、対象トラックの隣接トラックに保証回数のライト処理を実行する(B1203)。例えば、MPU60は、対象トラックの外方向の隣接トラック及び内方向の隣接トラックの内の一方に保証回数のライト処理を実行する。MPU60は、隣接トラック、例えば、外方向の隣接トラック及び内方向の隣接トラックの内の一方において、オフトラック量(Mth−m×dx)でデータをライト(オフトラックライト)する(B1204)。ここで、Mthは、最大閾値であり、dxは、調整量である。MPU60は、対象トラックをリードし(B1205)、対象トラックでリードエラーが生じているかリードエラーが生じていないかを判定する(B1206)。対象トラックでリードエラーが生じていると判定した場合(B1206のYES)、MPU60は、試行回数m=m+1とし、B1202の処理へ進む。対象トラックでリードエラーが生じていないと判定した場合(B1206のNO)、MPU60は、隣接トラックにデータをライトした際のオフトラック量を測定し(B1208)、測定したオフトラック量をこの隣接トラックの限界オフトラック閾値に設定する(B1209)。例えば、対象トラックでリードエラーが生じていないと判定した場合、MPU60は、対象トラックの外方向の隣接トラック(又は内方向の隣接トラック)にデータをライトした際のオフトラック量を測定し、測定したオフトラック量をこの外方向の隣接トラック(又は内方向の隣接トラック)の限界オフトラック閾値に設定する。
第2実施形態によれば、磁気ディスク装置1は、対象トラックにデータをライトし、対象トラックの隣接トラック、例えば、外方向の隣接トラック(又は内方向の隣接トラック)に保証回数のライト処理を実行する。磁気ディスク装置1は、隣接トラック、例えば、外方向の隣接トラック(又は内方向の隣接トラック)において、調整量分を調整したオフトラック量でデータをライトし、外方向の隣接トラック(又は内方向の隣接トラック)に対応する対象トラックをリードする。磁気ディスク装置1は、対象トラックにライトし、対象トラックの外方向の隣接トラック(又は内方向の隣接トラック)に保証回数のライト処理を実行し、外方向の隣接トラック(又は内方向の隣接トラック)において調整量分を調整したオフトラック量でデータをライトし、この外方向の隣接トラック(又は内方向の隣接トラック)に対応する対象トラックをリードする処理をリードエラーが生じなくなるまで繰り返す。磁気ディスク装置1は、リードエラーが生じなくなった際の外方向隣接トラック(又は内方向の隣接トラック)のオフトラック量を測定する。磁気ディスク装置1は、測定したオフトラック量をこの外方向の隣接トラック(又は内方向の隣接トラック)の限界オフトラックライト閾値として設定する。そのため、磁気ディスク装置1は、限界オフトラック閾値の精度を向上することができる。したがって、磁気ディスク装置1は、品質を向上することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態に係る磁気ディスク装置1は、保証回数の測定方法が前述した第1及び第2実施形態の磁気ディスク装置1と異なる。
例えば、測定部64は、隣接トラックにおいてオフトラック量を変動させながらヘッド15(ライトヘッド15W)によりデータをライトしたライト回数(以下、変動オフトラックライト回数と称する場合もある)と、この変動オフトラックライト回数に対応する対象トラックのエラーレートとを測定する。測定部64は、隣接トラックにおいてオフトラック量を変動させながらライトヘッド15Wでライトした場合の対象トラックのエラーレート上限値に対応する変動オフトラックライト回数(以下、上限回数又は変動オフトラックライト上限回数と称する場合もある)を測定、算出、又は取得する。一例では、測定部64は、隣接トラックにおいて、正規分布に基づいてオフトラック量を変動させながらライトヘッド15Wでデータをライトした場合の対象トラックのエラーレート上限値に対応する変動オフトラックライト上限回数を測定、算出、又は取得する。
図13は、所定のトラックTRgにおけるライトヘッド15Wのオフトラック量の正規分布NDの一例を示す図である。図13には、所定のトラックTRgを示している。図13において、正規分布NDは、トラックTRgにおけるライトヘッド15Wのオフトラック量の確率分布を示している。図13において、横方向は、オフトラック量を示している。
図13に示した例では、測定部64は、所定のトラックTRgにおいて、外方向及び内方向に正規分布NDの1σの範囲でオフトラック量を変動させながらライトヘッド15Wでデータをライトする。標準偏差σは、あらかじめ、装置毎、ヘッド毎、若しくはヘッド/ゾーン毎に測定しておき、その測定値を用いるものとする。
図14は、第3実施形態に係る保証回数の測定方法の一例を示す図である。図14において、トラックTRj−1、トラックTRj、及びトラックTRj+1は、内側から外側に向かって、これらの順に並んでいる。言い換えると、トラックTRjは、トラックTRj−1の外方向に隣接し、トラックTRj+1は、トラックTRjの外方向に隣接している。図14において、トラックTRj−1、トラックTRj、及びトラックTRj+1は、説明の便宜上、直線の帯状に延出しているが、実際には、円周方向に沿って湾曲している。また、トラックTRj−1、トラックTRj、及びトラックTRj+1は、半径方向に変動しながら円周方向に延出する波状であってもよい。図14において、トラックTRjが対象トラックであり、トラックTRj−1及びTRj+1が隣接トラックである。
図14に示した例では、測定部64は、隣接トラックTRj−1及びTRj+1において、図13に示すように外方向及び内方向に正規分布NDの1σの範囲でオフトラック量を変動させながらライトヘッド15Wでデータをライトした場合の対象トラックTRjのエラーレート上限値に対応する変動オフトラックライト上限回数を測定し、測定した変動オフトラックライト上限回数を対象トラックTRjの保証回数として設定する。
図15は、第3実施形態に係る磁気ディスク装置1の保証回数の設定方法の一例を示すフローチャートである。
MPU60は、対象領域、例えば、対象トラックにデータをライトし(B901)、対象トラックのライト回数(i)=0にする(B902)。MPU60は、隣接トラックにおいてオフトラック量を変動させながらデータをライトし、ライト回数(i)にカウント値、例えば、1を加算する(B1501)。MPU60は、ライト回数が測定回数であるか測定回数でないかを判定する(B1502)。ライト回数が測定回数でないと判定した場合(B1502のNO)、MPU60は、B1501の処理に進む。ライト回数が測定回数であると判定した場合(B1502のYES)、MPU60は、対象トラックのエラーレートを測定し(B904)、対象トラックのエラーレートがエラーレート上限値を超えているかエラーレート上限値以下であるかを判定する(B905)。対象トラックのエラーレートがエラーレート上限値を超えていると判定した場合(B905のYES)、MPU60は、B907の処理に進む。対象トラックのエラーレートがエラーレート上限値以下であると判定した場合(B905のNO)、MPU60は、i=Nであるか、i=Nでないかを判定する(B906)。i=Nでないと判定した場合(B906のNO)、MPU60は、B1501の処理に進む。i=Nであると判定した場合(B906のYES)、MPU60は、対象トラックの上限回数を取得する(B907)。例えば、MPU60は、隣接トラックにおいてオフトラック量を変動させながらデータをライトしてこの隣接トラックに対応する対象トラックのエラーレートを測定する処理を設定回数N繰り返し、測定した複数のライト回数とこれらライト回数にそれぞれ対応する複数のエラーレートとに基づいて近似式を導出し、導出した近似式及びエラーレート上限値に基づいて対象トラックの上限回数を取得する。MPU60は、取得した上限回数を対象トラックの保証回数として設定し(B908)、処理を終了する。
第3実施形態によれば、磁気ディスク装置1は、隣接トラックにおいて、正規分布に基づいてオフトラック量を変動させながらデータをライトしてこの隣接トラックに対応する対象トラックのエラーレートを測定する処理を繰り返し、測定した複数のライト回数とこれらライト回数にそれぞれ対応する複数のエラーレートとに基づいて近似式を導出し、導出した近似式及びエラーレート上限値に基づいて対象トラックの上限回数を取得する。磁気ディスク装置1は、取得した上限回数を対象トラックの保証回数として設定する。そのため、磁気ディスク装置1は、保証回数を効率的に取得することができる。従って、磁気ディスク装置1は、品質を向上することができる。
(第4実施形態)
第4実施形態に係る磁気ディスク装置1は、保証回数の設定方法が前述した第1乃至第3実施形態の磁気ディスク装置1と異なる。
測定部64は、組み合わせ毎に上限回数を測定する。測定部64は、DOW(Drift of Write)によりライト処理でオフトラックライトが生じた回数(以下、DOW値と称する場合もある)を組み合わせ毎に重み(以下、カウント重みと称する場合もある)を付けてカウントする。カウント重みは、例えば、0よりも大きく2以下である。測定部64は、組み合わせ毎に、DOW値に基づいて上限回数を補正し、補正した上限回数(以下、補正回数と称する場合もある)を保証回数として設定する。例えば、測定部64は、組み合わせ毎に、上限回数からDOW値を引いて補正回数を算出し、算出した補正回数を保証回数として設定する。
図16は、DOWの一例を示す図である。図16には、トラックTRh−4、TRh−3、TRh−2、TRh−1、TRh、TRh+1、TRh+2、TRh+3、及びTRh+4が、半径方向の内方向から外方向に、これらの記載の順に並んでいる。言い換えると、トラックTRh−3は、トラックTRh−4の外方向に隣接し、トラックTRh−2は、トラックTRh−3の外方向に隣接し、トラックTRh−1は、トラックTRh−2の外方向に隣接し、トラックTRhは、トラックTRh−1の外方向に隣接し、トラックTRh+1は、トラックTRhの外方向に隣接し、トラックTRh+2は、トラックTRh+1の外方向に隣接し、トラックTRh+3は、トラックTRh+2の外方向に隣接し、トラックTRh+4は、トラックTRh+3の外方向に隣接している。図16において、円周方向にDOWをカウントする領域(以下、カウント領域と称する)CR1、CR2、及びCR3を示している。カウント領域CR1、CR2、及びCR3は、例えば、円周方向において同じ長さの領域である。図16には、テーブルTB2を示している。テーブルTB2は、トラック、各トラックのカウント重み、カウント領域CR1のDOW値、カウント領域CR3のDOW値、及びカウント領域CR3のDOW値等を含んでいる。図16のテーブルTB2において、トラックTRh−4は、カウント重みWh−4であり、トラックTRh−3は、カウント重みWh−3であり、トラックTRh−2は、カウント重みWh−2であり、トラックTRh−1は、カウント重みWh−1であり、トラックTRhは、カウント重みWhであり、トラックTRh+1は、カウント重みWh+1であり、トラックTRh+2は、カウント重みWh+2であり、トラックTRh+3は、カウント重みWh+3であり、トラックTRh+4は、カウント重みWh+4である。カウント重みWh−4乃至Wh+4は、それぞれ、異なっていてもよいし、幾つかが同じであってもよい。なお、図16のテーブルTB2において、各トラックのトラックセンタにおいて外方向と内方向でDOW値を別々にカウントしてもよい。
図16に示した例では、測定部64は、トラックTRh−3をライトしている際にカウント領域CR3で外方向にオフトラックライトした場合、トラックTRh−2のカウント領域CR3においてカウント重みWh−2を付けてDOW値C1をカウントにする。測定部64は、トラックTRh−3をライトしている際にカウント領域CR2で内方向にオフトラックライトした場合、トラックTRh−4のカウント領域CR2においてカウント重みWh−4を付けてDOW値C1をカウントにする。測定部64は、トラックTRh+1をライトしている際にカウント領域CR2で外方向にオフトラックライトした場合、トラックTRh+2のカウント領域CR2においてカウント重みWh+2を付けてDOW値C3をカウントにする。測定部64は、トラックTRh+3をライトしている際にカウント領域CR1で内方向にオフトラックライトした場合、トラックTRh+2のカウント領域CR1においてカウント重みWh+3を付けてDOW値C2をカウントにする。
図17は、上限回数の閾値のテーブルTB3の一例を示す図である。図17において、ディスク10は、ゾーンZn0、Zn1、及びZn2…に区分されている。図17において、テーブルTB3の横方向にゾーンZn0、Zn1、及びZn2…を示している。図17において、ヘッド15は、Head0、Head1、及びHead2…を含む。図17において、テーブルTB3の縦方向に、Head0、Head1、及びHead2…を示している。
図17に示した例では、測定部64は、例えば、テーブルTB3を揮発性メモリ70又はバッファメモリ80等に展開し、各ヘッド15及びゾーンの組み合わせ毎に上限回数を測定し、組み合わせ毎に測定した上限回数のテーブルTB3を所定の記録領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10b、又は不揮発性メモリ90に記録する。
図18は、DOW値のテーブルTB4の一例を示す図である。図18において、テーブルTB4は、図17のテーブルTB3と同様に、ディスク10は、ゾーンZn0、Zn1、及びZn2…に区分されている。図18において、テーブルTB4の横方向にゾーンZn0、Zn1、及びZn2…を示している。図18において、図17のテーブルTB3と同様に、ヘッド15は、Head0、Head1、及びHead2…を含む。図18において、テーブルTB4の縦方向に、Head0、Head1、及びHead2…を示している。
図18に示した例では、測定部64は、例えば、テーブルTB4を揮発性メモリ70又はバッファメモリ80等に展開し、各ヘッド15及び各カウント領域の組み合わせ毎にDOW値を測定し、各ヘッド15及び各ゾーンの組み合わせ毎の複数のDOW値の内の最大のDOW値(以下、最大DOW値と称する場合もある)を取得し、各ヘッド15及び各ゾーンの組み合わせ毎に取得したDOW値のテーブルTB4を所定の記録領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10b、又は不揮発性メモリ90に記録する。
図19は、補正回数のテーブルTB5の一例を示す図である。図19において、テーブルTB5は、図17のテーブルTB3と図18のテーブルTB4と同様に、ディスク10は、ゾーンZn0、Zn1、及びZn2…に区分されている。図19において、テーブルTB5の横方向にゾーンZn0、Zn1、及びZn2…を示している。図19において、図17のテーブルTB3と図18のテーブルTB4と同様に、ヘッド15は、Head0、Head1、及びHead2…を含む。図19において、テーブルTB5の縦方向に、Head0、Head1、及びHead2…を示している。
図19に示した例では、測定部64は、例えば、テーブルTB5を揮発性メモリ70又はバッファメモリ80等に展開し、各ヘッド15及び各ゾーンの組み合わせ毎に図18に示したテーブルTB4のDOW値に基づいて図17に示したテーブルTB3の上限回数を補正する。例えば、測定部64は、各ヘッド15及び各ゾーンの組み合わせ毎に図17に示したテーブルTB3の上限回数から図18に示したテーブルTB4のDOW値を引いて補正回数を算出し、各ヘッド15及び各ゾーンの組み合わせ毎に算出した補正回数のテーブルTB5を所定の記録領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10b、又は不揮発性メモリ90に記録する。測定部64は、例えば、図19に示すテーブルTB5に基づいて、各ヘッド15及び各ゾーンの組み合わせ毎に補正回数を保証回数として設定する。
図20は、第4実施形態に係る磁気ディスク装置1の制御方法の一例を示すフローチャートである。
MPU60は、組み合わせ毎に、上限回数を測定し(B2001)、DOW値を測定する(B2002)。MPU60は、組み合わせ毎に、DOW値に基づいて上限回数を補正回数に補正し、補正した補正回数を保証回数として設定し(B2003)、処理を終了する。例えば、MPU60は、組み合わせ毎に、測定した上限回数からDOW値を引いて補正回数を算出し、算出した補正回数を保証回数として設定する。
第4実施形態によれば、磁気ディスク装置1は、組み合わせ毎に、上限回数を測定し、DOW値を測定する。MPU60は、組み合わせ毎に、測定した上限回数からDOW値を引いて補正回数を算出し、算出した補正回数を保証回数として設定する。そのため、磁気ディスク装置1は、データの信頼性を向上することができる。従って、磁気ディスク装置1は、品質を向上することができる。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…磁気ディスク装置、10…磁気ディスク、10a…ユーザデータ領域、10b…システムエリア、12…スピンドルモータ(SPM)、13…アーム、14…ボイスコイルモータ(VCM)、15…ヘッド、15W…ライトヘッド、15R…リードヘッド、20…ドライバIC、30…ヘッドアンプIC、40…リード/ライト(R/W)チャネル、50…ハードディスクコントローラ(HDC)、60…マイクロプロセッサ(MPU)、70…揮発性メモリ、80…バッファメモリ、90…不揮発性メモリ、100…ホストシステム(ホスト)、130…システムコントローラ。

Claims (9)

  1. 第1トラックと、前記第1トラックに隣接する第2トラックと、を有するディスクと、
    前記ディスクの半径方向において、前記第1トラックと隣接する前記第2トラックに対してデータをライトするヘッドと、
    前記半径方向において、前記第2トラックのトラックセンタから前記第1トラック側にずれてライトできる回数の第1上限値を有するメモリと、
    前記第2トラックにライトしたライト回数が前記第1上限値に到達する前に前記第1トラックを書き直すコントローラと、を備える磁気ディスク装置。
  2. 前記コントローラは、前記ライト回数が前記第1上限値の内の前記トラックセンタから前記第1トラック側に前記第1トラックを消去しない最大ずれ量でずれてライトできる回数の第2上限値に到達する前に、前記第1トラックを書き直す、請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  3. 前記ヘッドは、前記第1トラックまたは前記第2トラックからデータをリードすることが可能であり、
    前記コントローラは、前記トラックセンタから前記第1トラック側に第1距離で離れた第1半径位置にライトした後にリードした前記第1トラックでリードエラーが生じた場合、前記トラックセンタから前記第1トラック側に前記第1距離よりも短い第2距離で離れた第2半径位置にライトし、前記第2半径位置にライトした後にリードした前記第1トラックでリードエラーが生じない場合、前記第2距離を前記第2トラックの最大ずれ量に設定する、請求項2に記載の磁気ディスク装置。
  4. 前記ヘッドは、前記第1トラックまたは前記第2トラックからデータをリードすることが可能であり、
    前記コントローラは、前記トラックセンタから前記第1トラック側に第1距離で離れた第1半径位置に前記ライト回数が第1値になるまで繰り返しライトした際に前記第1トラックの第1エラーレートが前記第1トラックでリードエラーを生じないエラーレートの第3上限値に到達した場合に、前記第1値を前記第1上限値に設定する、請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  5. 前記ヘッドは、前記第1トラックまたは前記第2トラックからデータをリードすることが可能であり、
    前記コントローラは、前記トラックセンタから前記第1トラック側に第1距離で離れた第1半径位置に前記ライト回数が第1値になるまでライトした際の前記第1トラックの第1エラーレートと、前記第1値と、前記トラックセンタから前記第1トラック側に第2距離で離れた第2半径位置に前記ライト回数が第2値になるまでライトした際の前記第1トラックの第2エラーレートと、前記第2値と、前記第1トラックでリードエラーを生じないエラーレートの第3上限値とに基づいて、前記第1上限値を算出する、請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  6. 前記ヘッドは、前記第1トラックまたは前記第2トラックからデータをリードすることが可能であり、
    前記コントローラは、前記第2トラックにおいて前記半径方向に変動させながら前記ライト回数が第1値になるまでライトした際の前記第1トラックの第1エラーレートと、前記第1値と、前記第2トラックにおいて前記半径方向に変動させながら前記ライト回数が第2値になるまでライトした際の前記第1トラックの第2エラーレートと、前記第2値と、前記第1トラックでリードエラーが生じないエラーレートの第3上限値とに基づいて、前記第1上限値を算出する、請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  7. 前記コントローラは、前記第2トラックにおいて正規分布に基づいて前記半径方向に変動させながらライトする、請求項6に記載の磁気ディスク装置。
  8. 前記コントローラは、前記第2トラックにおいて前記半径方向にずれた回数に重みを付けたオフトラック回数をカウントし、前記オフトラック回数に基づいて前記第1上限値を補正する、請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  9. ディスクと、前記ディスクに対してデータをライトし、前記ディスクからデータをリードするヘッドと、前記ディスクの第1トラックの前記ディスクの半径方向に隣接する第2トラックのトラックセンタから前記第1トラック側にずれてライトできる回数の第1上限値を有するメモリと、を備える磁気ディスク装置に適用される磁気ディスク装置の制御方法であって、
    前記第2トラックにライトしたライト回数が前記第1上限値に到達する前に前記第1トラックを書き直す、磁気ディスク装置の制御方法。
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