JP2022043789A - 磁気ディスク装置、および磁気ディスク装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ディフェクト情報が登録された領域以外の領域に微小のディフェクトが存在していた場合であっても、該微小のディフェクトによるデータのリードエラーを抑制可能な磁気ディスク装置および該磁気ディスクの制御方法を提供する。【解決手段】磁気ディスク装置1は、磁気ディスク10と、磁気ディスクにデータを書き込み、磁気ディスクからデータを読み出すヘッド15と、磁気ディスクの所定の記録領域に対応するデータの書き込み回数に応じて所定の記録領域に書き込まれたデータを一旦読み出し、読み出したデータを所定の記録領域に書き直すシステムコントローラ100とを備える。システムコントローラは、磁気ディスクの記録面におけるディフェクトの存否に基づいて書き込み回数の加算値を調整する。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、磁気ディスク装置、および該磁気ディスクの制御方法に関する。
磁気ディスク装置に搭載されたディスクの表面(記録面)には、微小の傷(凹部)やスパッタフレーク等の微小の突起(凸部)などのディフェクトが存在する。これらのディフェクトは、ディスクに対するデータの正常な書き込みや読み出しに支障を来す要因となり、またヘッドを損傷させる要因ともなる。このため、磁気ディスク装置では、ディフェクトの所在があらかじめディフェクト情報として登録されている。ディフェクトが存在しているとして登録された領域は、例えば該領域に対してLBA(Logical Block Addressing)を割り付けないことによって、ディスクの記録領域から除外される。
ディスク表面のディフェクトの所在は、例えばディスクにデータを書き込んだ後に読み出し、これらのデータの相違を検出するトーンスキャン法、HDI(Head Disk Interface)センサを用いたスキャン方法、隣接ライトを用いたスキャン方法などによって検出される。
隣接ライトを用いた方法では、所定のトラックの隣接トラックにデータを書き込むことで、所定のトラックからのデータのリードエラーを助長した状態でディフェクトが洗い出される。このため、隣接ライトを用いた方法では、隣接ライト回数、つまり隣接トラックの書き込み回数が多いほど、ディフェクトの検出精度は上がる。その一方で、隣接ライト回数が多くなれば、その分だけ検出時間が長くなり、実現性が低下する。したがって、隣接ライトの実行回数によっては、ディフェクト情報が登録された領域以外の領域に微小のディフェクト、例えばディフェクト情報として登録されない微小の傷(薄傷)などが存在している可能性がある。
このような微小のディフェクトが存在するセクタは、一度のデータ書き込みではリードエラーに至らないが、隣接ライトの回数が多くなると、傷のないセクタよりも早くリードエラーとなるおそれがある。
本発明の実施形態は、ディフェクト情報が登録された領域以外の領域に薄傷などの微小のディフェクトが存在していた場合であっても、該微小のディフェクトによってデータがリードエラーとなることを抑制可能な磁気ディスク装置、および該磁気ディスクの制御方法を提供することにある。
実施形態の磁気ディスク装置は、磁気ディスクと、前記磁気ディスクにデータを書き込み、前記磁気ディスクからデータを読み出すヘッドと、前記磁気ディスクの所定の記録領域に対応するデータの書き込み回数に応じて前記所定の記録領域に書き込まれたデータを一旦読み出し、読み出したデータを前記所定の記録領域に書き直すコントローラと、を備える。前記コントローラは、前記磁気ディスクの記録面におけるディフェクトの存否に基づいて前記書き込み回数の加算値を調整する。
以下、実施形態に係る磁気ディスク装置について、図1から図7を参照して説明する。
図1は、実施形態に係る磁気ディスク装置1の概略的な構成を示すブロック図である。図1に示すように、磁気ディスク装置1は、後述するヘッドディスクアセンブリ(HDA)と、ドライバIC20と、ヘッドアンプ集積回路(以下、ヘッドアンプICという)30と、揮発性メモリ70と、バッファメモリ(バッファ)80と、不揮発性メモリ90と、システムコントローラ100とを備える。また、磁気ディスク装置1は、ホストシステム(以下、単にホストという)200と接続される。
図1は、実施形態に係る磁気ディスク装置1の概略的な構成を示すブロック図である。図1に示すように、磁気ディスク装置1は、後述するヘッドディスクアセンブリ(HDA)と、ドライバIC20と、ヘッドアンプ集積回路(以下、ヘッドアンプICという)30と、揮発性メモリ70と、バッファメモリ(バッファ)80と、不揮発性メモリ90と、システムコントローラ100とを備える。また、磁気ディスク装置1は、ホストシステム(以下、単にホストという)200と接続される。
HDAは、磁気ディスク(以下、ディスクという)10と、スピンドルモータ(以下、SPMという)12と、ヘッド15を搭載しているアーム13と、ボイスコイルモータ(以下、VCMという)14とを有する。ディスク10は、スピンドルモータ12に取り付けられ、スピンドルモータ12の駆動により回転する。アーム13およびVCM14は、アクチュエータを構成している。アクチュエータは、VCM14の駆動により、アーム13に搭載されているヘッド15をディスク10上の目標位置まで移動制御する。ディスク10およびヘッド15の数は、一つに限らず、複数であってもよい。
ディスク10は、そのデータをライト可能な領域に、ユーザから利用可能なユーザデータ領域10aと、システム管理に必要な情報をライトするシステムエリア10bとが割り当てられている。以下、ディスク10の半径方向に直交する方向を円周方向という。
ヘッド15は、スライダを本体として、該スライダに実装されているライトヘッド15Wとリードヘッド15Rとを備える。ライトヘッド15Wは、ディスク10上にデータを書き込む(ライトする)。リードヘッド15Rは、ディスク10上のデータトラックに記録されているデータを読み出す(リードする)。
ドライバIC20は、システムコントローラ100(詳細には、後述するMPU60)の制御に従って、SPM12およびVCM14の駆動を制御する。
ヘッドアンプIC30は、リードアンプおよびライトドライバを備えている。リードアンプは、ディスク10から読み出されたリード信号を増幅して、システムコントローラ100(詳細には、後述するリード/ライト(R/W)チャネル40)に出力する。ライトドライバは、R/Wチャネル40から出力される信号に応じたライト電流をヘッド15に出力する。
揮発性メモリ70は、電力供給が断たれると保存しているデータが失われる半導体メモリである。揮発性メモリ70は、磁気ディスク装置1の各部での処理に必要なデータなどを格納する。揮発性メモリ70は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、またはSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)である。
バッファメモリ80は、磁気ディスク装置1とホスト200との間で送受信されるデータ等を一時的に記録する半導体メモリである。なお、バッファメモリ80は、揮発性メモリ70と一体に構成されていてもよい。バッファメモリ80は、例えば、DRAM、SRAM(Static Random Access Memory)、SDRAM、FeRAM(Ferroelectric Random Access memory)、あるいはMRAM(Magneto resistive Random Access Memory)などである。
不揮発性メモリ90は、電力供給が断たれても保存しているデータを記録する半導体メモリである。不揮発性メモリ90は、例えば、NOR型またはNAND型のフラッシュROM(Flash Read Only Memory :FROM)である。
不揮発メモリ90には、ディフェクト情報(以下、Plistという)が保持されている。Plistは、ディスク10の表面(記録面)に存在するディフェクトの所在を示す情報の集合である。ディフェクトの有無は、例えば製品(磁気ディスク装置1)の出荷前のディスク10の品質検査において検出されている。Plistには、例えばディフェクトが存在するシリンダ番号、セクタ番号、セクタ長、ヘッド番号などの各情報が互いに紐付けられて登録されている。シリンダ番号(アドレス)は、対応するディフェクトが存在するディスク10上のトラックのシリンダ位置を示す。セクタ番号およびセクタ長は、対応するディフェクトが存在するセクタの位置(ディフェクトが複数セクタに亘る場合はその先頭セクタ位置)およびセクタの数を示す。ヘッド番号は、対応するディフェクトが存在するディスク10の記録面を示す。
Plistには、ディフェクトが実際に存在するセクタだけでなく、該セクタに隣接する所定のセクタ(隣接セクタ)もマージンとして登録されている。したがって、Plistに登録されたセクタ番号およびセクタ長さは、ディフェクトが実際に検出されたセクタのセクタ番号およびセクタ長よりも大きな値とされている。すなわち、Plistに登録された領域は、ディフェクトが実際に検出されたセクタに加えて、該セクタに隣接する所定のセクタも含む。Plistに登録された領域は、ディスク10の記録領域の第1の領域として区分されており、以下、Plist領域という。また、上記の隣接セクタは、ディフェクトの存在は検出されていないが、該ディフェクトよりも小さいディフェクト(以下、微小のディフェクトという)、例えば微小の傷などが実際には存在している、もしくは存在している可能性のあるセクタであり、マージンとしてPlist領域に加えられている。
Plist領域は、例えば該領域に対してLBAを割り付けないことによって、ディスク10の記録領域から除外されている。すなわち、Plist領域は、ディフェクトを有し、ディスク10の記録領域としては使用されない。これにより、ディスク10に対するデータの書き込みや読み出しの不良、ヘッド15の損傷などの抑制が図られている。
上述したように、Plistには、ディフェクトが実際に存在するセクタだけでなく、該セクタに隣接する所定のセクタもマージンとして登録されている。しかしながら、例えば凹状の傷などのディフェクトは、容易に検出可能な深い傷から徐々に浅い傷へと変化して複数のセクタや隣接トラックに亘って連続している場合がある。このような観点からPlistはマージンを有しているが、傷の程度によっては、傷が深い箇所に連続する浅い箇所、それよりもさらに浅い箇所(微小の傷)を有するセクタがPlist領域から外れてしまうおそれがある。このため、本実施形態では、Plist領域に加えて、さらにこのような傷の浅い箇所、つまり微小のディフェクトが存在し得るセクタを含む領域がPlist領域に隣接して設定されている。Plist領域に隣接するかかる領域は、ディスク10の記録領域の第2の領域として区分されており、以下、Plist周辺領域という。
詳細については後述するが、Plist周辺領域は、ディフェクトが存在しない適正なセクタからなる領域(以下、通常記録領域という)よりもライト回数の加算値が調整されて、リフレッシュ処理の実行タイミングが早められる領域である。通常記録領域は、Plist領域(第1の領域)およびPlist周辺領域(第2の領域)以外の領域であり、ディスク10の記録領域の第3の領域として区分されている。
すなわち、ディスク10の記録面には、通常記録領域と、Plist領域と、Plist周辺領域とが混在している。Plist周辺領域は、Plist領域に隣接し、Plist領域と通常記録領域とに挟まれた領域である。これらの各領域は、一つもしくは複数のセクタに亘って設定されている。また、これらの各領域は、一つのセクタの全領域を含んでいてもよいし、一つのセクタの一部を含んでいてもよい。
図2および図3には、ディスク10の記録面における通常記録領域、Plist領域、Plist周辺領域の設定の一例を概略的に示す。図2は、ディフェクトがディスク10の半径方向(Media Track Direction)に沿って連続している場合の一例を示す図である。図3は、ディフェクトがディスク10の半径方向に対して傾いた方向に沿って連続している場合の一例を示す図である。図2および図3において、ディスク10の半径方向は横方向、円周方向(Media Rotation Direction)は縦方向に相当しており、縦横に区画された1マスが1トラックの1セクタ分の領域である。すなわち、図2および図3には、ディスク10の記録面の一部として、円周方向に連続する29トラックの8セクタ分の記録領域が示されている。各図において、×印、+印および-印はいずれもディフェクトを示しており、ディフェクトの程度(データ読み書きへの影響度)がこの順番で軽くなる。例えば、×印は深い傷、+印は浅い傷、-印は極浅い傷をそれぞれ示す。極浅い傷は、深い傷および浅い傷を含むディフェクトに対して、微小のディフェクトに相当する。なお、無印のセクタは、ディフェクトの存在しない適正なセクタである。
図2に示す例では、領域R21がPlist領域、領域R22がPlist周辺領域、これら以外の領域R23が通常記録領域となっている。領域R21,R22はそれぞれ太線で囲まれた領域であり、領域R23はそれ以外の領域である。Plist領域であるR21は、ディフェクトとして深い傷、浅い傷、極浅い傷を有するセクタをそれぞれ含んでいる。Plist周辺領域であるR22は、極浅い傷を有するセクタを含んでいる。領域R22は、ディフェクトの連続方向であるディスク10の半径方向に沿って領域R21を挟み込むように設定されている。これらの領域R21,R22を取り囲むように通常記録領域である領域R23が設定されている。
図3に示す例では、領域R31がPlist領域、領域R32がPlist周辺領域、これら以外の領域R33が通常記録領域となっている。領域R31,R32はそれぞれ太線で囲まれた領域であり、領域R33はそれ以外の領域である。Plist領域であるR31は、ディフェクトとして深い傷、浅い傷、極浅い傷を有するセクタをそれぞれ含んでいる。Plist周辺領域であるR32は、極浅い傷を有するセクタを含んでいる。領域R32は、ディフェクトの連続方向であるディスク10の半径方向に対して傾いた方向に沿って領域R31を挟み込むように設定されている。これらの領域R31,R32を取り囲むように通常記録領域である領域R33が設定されている。
なお、図2および図3に示すPlist領域およびPlist周辺領域の設定範囲、例えば他の領域との区画形状は一例であり、これら領域の設定範囲(区画形状)はディフェクトの存在状態に応じて任意に設定可能である。例えば、Plist周辺領域は、Plist領域を取り囲むように設定されていてもよい。また、Plist領域は複数個所に存在する場合もあり、この場合、Plist周辺領域は、各Plist領域に隣接してそれぞれ設定される。
不揮発メモリ90には、Plist周辺領域の情報(以下、Plist周辺領域情報という)が保持されている。Plist周辺領域情報としては、例えば対応するシリンダ番号、セクタ番号、セクタ長、ヘッド番号などの各情報が紐付けられて登録されている。シリンダ番号(アドレス)は、対応するPlist周辺領域が設定されたディスク10上のトラックのシリンダ位置を示す。セクタ番号は、対応するPlist周辺領域が設定されたセクタの位置であり、設定されたセクタが複数セクタに亘って連続する場合はその先頭セクタ位置である。セクタ長は、設定されたPlist周辺領域に含まれるセクタの数である。
システムコントローラ(コントローラ)100は、例えば、複数の素子が単一チップに集積されたSystem-on-a-Chip(SoC)と称される大規模集積回路(LSI)を用いて実現される。システムコントローラ100は、リード/ライト(R/W)チャネル40と、ハードディスクコントローラ(HDC)50と、マイクロプロセッサ(MPU)60とを含む。システムコントローラ100は、ドライバIC20、ヘッドアンプIC30、揮発性メモリ70、バッファメモリ80、不揮発性メモリ90、およびホスト200に電気的に接続されている。
R/Wチャネル40は、後述するMPU60からの指示に応じて、ディスク10からホスト200に転送される読み出しデータおよびホスト200から転送されるライトデータの信号処理を実行する。R/Wチャネル40は、ライトデータの信号品質を測定する回路、または機能を有している。R/Wチャネル40は、例えば、ヘッドアンプIC30、HDC50、およびMPU60などに電気的に接続されている。
HDC50は、後述するMPU60からの指示に応じて、ホスト200とR/Wチャネル40との間のデータ転送を制御する。HDC50は、例えば、R/Wチャネル40、MPU60、揮発性メモリ70、バッファメモリ80、および不揮発性メモリ90などに電気的に接続されている。
MPU60は、磁気ディスク装置1の各部を制御するメインコントローラである。MPU60は、ドライバIC20を介してVCM14を制御し、ヘッド15の位置決めを行なうサーボ制御を実行する。MPU60は、ディスク10へのデータの書き込み動作を制御するとともに、ライトデータの保存先を選択する。また、MPU60は、ディスク10からのデータの読み出し動作を制御すると共に、リードデータの処理を制御する。MPU60は、磁気ディスク装置1の各部に接続されている。MPU60は、例えば、ドライバIC20、R/Wチャネル40、およびHDC50などに電気的に接続されている。
MPU60は、リード/ライト制御部61と、管理部62と、リフレッシュ処理部63とを備えている。MPU60は、これら各部、例えば、リード/ライト制御部61、管理部62、およびリフレッシュ処理部63などの処理をファームウェア上で実行する。なお、MPU60は、これら各部を回路として備えていてもよい。
リード/ライト制御部61は、ホスト200からのコマンドに従って、データの読み出し処理および書き込み処理を制御する。リード/ライト制御部61は、ドライバIC20を介してVCM14を制御し、ヘッド15をディスク10上の目標位置に位置決めし、データの読み出しまたは書き込みを行う。
管理部62は、ディスク10における所定の記録領域にデータが書き込まれた回数(以下、ライト回数という)をカウントする。この場合、ライト回数は、所定の記録領域に対する隣接ライトの回数であり、隣接ライトは、所定の記録領域の半径方向に隣接する領域(以下、隣接領域という)へのデータの書き込みである。所定の記録領域は、例えば所定のトラックであり、隣接領域は、例えば所定のトラックに隣接するトラック(以下、隣接トラックともいう)である。管理部62は、例えばディスク10においてトラック毎にライト回数をカウントする。なお、管理部62は、隣接領域にデータが書き込まれた場合にライト回数をカウントするとしたが、隣接領域よりも半径方向に離れた領域にデータが書き込まれた場合にもライト回数をカウントしてもよい。
管理部62は、トラック毎にライト回数を保持している。管理部62は、所定のトラックの隣接トラックにデータが書き込まれる(隣接ライトされる)毎に、該所定のトラックに対応するライト回数に所定の値(以下、加算値という)を加算する。また、管理部62は、リフレッシュ処理を実行するための閾値(以下、リフレッシュ閾値という)をトラック毎に保持している。リフレッシュ処理は、ディスク10の所定の記録領域(例えばトラック)に対応するデータの書き込み回数(ライト回数)に応じて、該記憶領域に書き込まれたデータを一旦読み出して、読み出したデータを所定の記録領域に書き直す処理である。リフレッシュ閾値は、例えば保証回数以下のライト回数として設定されている。保証回数は、例えばサイドイレースによって所定のトラックのデータが消去されないことを保証するライト回数、つまりデータの読み出しがエラーとならないライト回数の上限値である。サイドイレースは、例えば所定のトラックの隣接トラックにデータが書き込まれた際にヘッド15からの漏れ磁束などの影響(Adjacent Track Interference:ATI)によって所定のトラックのデータが消去される現象である。保証回数は、例えば所定のトラックにおける複数のライト回数にそれぞれ対応する複数のエラーレート(Bit Error Rate:BER)を測定し、測定した複数のエラーレートに基づいて設定される。管理部62は、トラック毎に保証回数を保持している。
管理部62は、第1の領域であるPlist領域、第2の領域であるPlist周辺領域、第3の領域である通常記録領域にディスク10の記録領域を区分し、記録面を管理する。そして、管理部62は、ディスク10の記録面におけるディフェクトの存否に基づいてトラックのライト回数の加算値を調整する。その際、管理部62は、所定のトラックがPlist周辺領域のセクタを含んでいるか否かを判定し、判定に応じて加算値を調整して変動させる。具体的には、Plist周辺領域のセクタを含んでいる場合、ライト回数の加算値を通常記録領域の加算値よりも増大させる。これにより、Plist周辺領域のライト回数は、通常記録領域と比べて上昇の度合いが大きくなり、より早くリフレッシュ閾値まで達する。Plist周辺領域のライト回数の加算値は、固定値であっても変動値であってもよく、例えばPlist周辺領域に存在し得るディフェクトの程度(データ読み書きへの影響度)などに応じて任意に設定可能である。これに対し、所定のトラックがPlist周辺領域のセクタを含んでいない場合、管理部62は、該所定トラックのライト回数の加算値を通常記録領域の加算値とする。
ここで、このようなPlist周辺領域におけるライト回数の加算値の調整について説明する。
図4から図6には、ディスク10の品質検査における該ディスク10のトラック(対象トラック)に対するライト回数とエラーレートの関係を示す。図4は、ディフェクトとして深い傷(図2および図3において×印で示すディフェクト)を有するセクタを含むトラック、換言すればPlist周辺領域における関係を示す図である。図5は、ディフェクトとして極浅い傷(図2および図3において-印で示すディフェクト)を有するセクタを含むトラック、換言すればPlist領域における関係を示す図である。図6は、傷(ディフェクト)が存在しない適正なセクタ(図2および図3において無印で示すセクタ)のみを有するトラック、換言すれば通常記録領域における関係を示す図である。
図4から図6には、ディスク10の品質検査における該ディスク10のトラック(対象トラック)に対するライト回数とエラーレートの関係を示す。図4は、ディフェクトとして深い傷(図2および図3において×印で示すディフェクト)を有するセクタを含むトラック、換言すればPlist周辺領域における関係を示す図である。図5は、ディフェクトとして極浅い傷(図2および図3において-印で示すディフェクト)を有するセクタを含むトラック、換言すればPlist領域における関係を示す図である。図6は、傷(ディフェクト)が存在しない適正なセクタ(図2および図3において無印で示すセクタ)のみを有するトラック、換言すれば通常記録領域における関係を示す図である。
各図において、〇印、△印、□印は、いずれも対象トラックに対するデータ読み出し時におけるエラーの発生状態を示している。例えば、〇印はエラーが発生していない状態、△印はサイドイレースが生じた場合であってもリフレッシュ処理によりデータを回復可能なエラーが発生した状態、□印はサイドイレースが生じた場合にデータを回復不能なエラーが発生した状態をそれぞれ示す。図4から図6に示すように、ライト回数が増加するに従ってエラーレート、つまりデータ読み出し時のエラー(リードエラー)の発生頻度は上昇する。
図4に示す例では、対象トラックは、Plistに登録された深い傷を有するセクタを含んでいる。したがって、図4に示すように、該セクタを含むトラックに対するデータの読み出しについては、ライト回数に関わらず、サイドイレースが生じた場合にデータを回復できないエラー(リードエラー)が常に発生する。このため、対象トラックのかかるセクタは、例えば該セクタに対してLBAを割り付けないことによって、ディスクの記録領域から除外されている。
図5に示す例では、対象トラックは、Plist周辺領域情報に登録された極浅い傷(微小のディフェクト)を有するセクタを含んでいる。この場合、図5に示すようにライト回数が300回程度を超えると、該セクタを含むトラックからのデータの読み出し時に、サイドイレースが生じた場合にデータを回復できないエラー(リードエラー)が発生する。したがって、Plist周辺領域に対する保証回数は300回程度となる。
これに対し、図6に示す例では、対象トラックは、傷(ディフェクト)が存在しない適正なセクタのみを含んでいる。この場合、図6に示すようにライト回数が500回程度を超えると、該セクタを含むトラック、換言すれば通常記録領域からのデータの読み出し時に、サイドイレースが生じた場合にデータを回復できないエラー(リードエラー)が発生する。したがって、通常記録領域に対する保証回数は500回程度となる。
図5および図6に示す例によれば、傷(ディフェクト)が存在しない適正なセクタのみを含むトラックは、極浅い傷(微小のディフェクト)を有するセクタを含むトラックと比べて、サイドイレースが生じた場合にデータを回復できないエラーが発生するまでのライト回数が1.7倍程度(500/300≒1.7)となる。
通常記録領域における保証回数をTn、Plist周辺領域における保証回数をTxとすれば、Plist周辺領域に対するライト回数の加算値は、通常記録領域に対するライト回数の加算値のTn/Tx倍程度とすればよい。したがって、図5および図6に示す例の場合、Plist周辺領域に対するライト回数の加算値は、通常記録領域に対するライト回数の加算値の1.7倍程度とすればよい。すなわち、通常記録領域の加算値が1であれば、Plist周辺領域の加算値は1.7程度であればよい。これにより、Plist周辺領域と通常記録領域におけるリフレッシュ閾値に達するまでの見かけ上のライト回数が同程度となるように調整される。このため、Plist周辺領域において、通常記録領域とほぼ同程度のデータの書き込み状態でリフレッシュ処理を実行させることが可能となる。
管理部62は、対象トラックのライト回数とリフレッシュ閾値との比較、判定を行う。対象トラックのライト回数がリフレッシュ閾値を超えていると判定した場合、管理部62は、対象トラックにリフレッシュ処理を実行するための信号(以下、リフレッシュ信号という)をリフレッシュ処理部63に出力する。リフレッシュ処理が完了した信号を受けた場合、管理部62は、リフレッシュ処理が実行された対象トラックのライト回数を初期値に戻す。初期値は、例えば対象トラックの隣接トラックにデータが書き込まれていない場合のカウント回数(一例として、ゼロ)である。
管理部62は、各トラックのライト回数およびリフレッシュ閾値、各トラックにおける通常記録領域およびPlist周辺領域の保証回数をテーブルなどで管理している。管理部62は、テーブルをメモリ、例えば不揮発性メモリ90やシステムエリア10bなどに記録しており、リフレッシュ処理の実行時のパラメータとしてこれらの値をテーブルから読み出す。
リフレッシュ処理部63は、リフレッシュ処理を実行する。例えば、リフレッシュ処理部63は、管理部62からリフレッシュ信号を受けた場合にリフレッシュ信号に対応する対象トラックにリフレッシュ処理を実行する。リフレッシュ処理を実行した場合、リフレッシュ処理部63は、例えば、管理部62にリフレッシュ処理が完了した旨の信号を出力する。
以下、所定のトラックに対してリフレッシュ処理を行う際にシステムコントローラ100が実行する制御についてフローチャートに従って説明する。図7は、このようなリフレッシュ処理を行う際にシステムコントローラ100が実行する制御のフローチャートである。
図7に示すように、リフレッシュ処理にあたって、システムコントローラ100、具体的にはMPU60の管理部62は、所定のトラック(以下、対象トラックという)に対して隣接ライトがなされたか否かを判定する(S101)。
隣接ライトがなされていない場合、リフレッシュ処理は実行されることなく終了する。この場合、管理部62は、管理部62は、対象トラックに対するリフレッシュ信号をリフレッシュ処理部63に出力しない。ただしこの場合に、管理部62は、対象トラックに対してリフレッシュ処理を実行しないことを示す信号をリフレッシュ処理部63に出力してもよい。
一方、隣接ライトがなされている場合、管理部62は、対象トラックがPlist周辺領域のセクタを含んでいるか否かを判定する(S102)。判定にあたって、管理部62は、例えば不揮発性メモリ90に保持されたPlist周辺情報を読み出し、対象トラックのセクタ番号がPlist周辺情報に登録されたセクタ番号と一致するか否かを判定する。
かかるセクタを含んでいる場合、管理部62は、対象トラックのライト回数の加算値を調整する(S103)。例えば、管理部62は、通常記録領域における保証回数(Tn)およびPlist周辺領域における保証回数(Tx)に基づいて、対象トラックに対するライト回数の加算値を通常記録領域に対するライト回数の加算値のTn/Tx倍程度に調整する。これにより、図5および図6に示す例の場合、対象トラックに対するライト回数の加算値は、通常記録領域に対するライト回数の加算値の1.7倍程度に調整される。
S102において対象トラックがPlist周辺領域のセクタを含んでいない場合、管理部62は、対象トラックのライト回数の加算値を調整しない。この場合、対象トラックは通常記録領域のセクタのみを有しており、該対象トラックのライト回数の加算値は通常記録領域に対するライト回数の加算値とされる。
そして、管理部62は、対象トラックのライト回数を加算する(S104)。例えば、対象トラックがPlist周辺領域のセクタを含んでいる場合、ライト回数はS103で調整された加算値に応じて加算される。これに対し、対象トラックがかかるセクタを含んでいない場合、ライト回数は調整されていない加算値(一例として、1)に応じて加算される。
次いで、管理部62は、対象トラックのライト回数とリフレッシュ閾値とを比較、判定する(S105)。ここでは一例として、管理部62は、ライト回数がリフレッシュ閾値を超えているか否かを判定する。
対象トラックのライト回数がリフレッシュ閾値を超えていない場合、管理部62は、対象トラックに対して隣接ライトがなされたか否かを再び判定する(S101)。すなわちこの場合、対象トラックに対するリフレッシュ処理が現時点では必要でないものとして、S101からの制御が適宜繰り返される。
一方、対象トラックのライト回数がリフレッシュ閾値を超えている場合、対象トラックに対してリフレッシュ処理が実行される(S106)。具体的には、管理部62がリフレッシュ信号をリフレッシュ処理部63に出力し、リフレッシュ信号を受けたリフレッシュ処理部63がリフレッシュ処理を実行する。リフレッシュ処理が実行され、例えばリフレッシュ処理部63からリフレッシュ処理が完了した旨の信号を受けると、管理部62は、対象トラックに対するライト回数を初期値(一例として、ゼロ)に戻す。これにより、対象トラックに対するリフレッシュ処理のための一連の制御が終了する。
このように実施形態に係る磁気ディスク装置1によれば、ディスク10の所定のトラックがPlist周辺領域のセクタを含んでいるか否かに応じて該トラックに対するライト回数の加算値を調整できる。具体的には、Plist周辺領域のセクタを含んでいる場合、ライト回数の加算値を通常記録領域の加算値よりも増大させることができる。これにより、Plist周辺領域のセクタを含むトラックに対するライト回数を、該セクタを含まないトラックと比べてより早くリフレッシュ閾値まで到達させることができる。換言すれば、両者においてリフレッシュ閾値に達するまでの見かけ上のライト回数を同程度となるように調整できる。
したがって、データの読み出し時にサイドイレースが生じた場合にデータを回復できないエラー(リードエラー)が発生する前に、Plist周辺領域のセクタを含むトラックに対して適切にリフレッシュ処理を実行でき、サイドイレースに対するデータの保証精度を高めることができる。
また、Plist周辺領域は、Plist領域から外れた微小のディフェクト、例えばPlist領域のセクタが有する傷の深い箇所と連続する傷の極浅い箇所、つまり微小の傷(薄傷)を有するセクタが含まれるように設定されている。すなわち、実施形態では、このような微小のディフェクトが存在し得るセクタを含む領域として、Plist周辺領域がPlist領域に隣接して設定されている。
このため、所定のトラックがPlist領域から外れた微小のディフェクトを有するセクタを含む場合であっても、該セクタがPlist周辺領域に含まれる限り、かかるトラックに対して適切にリフレッシュ処理を実行できる。Plist領域は、ディスク10の記録領域から除外されており、Plist領域が大きくなるほど、ディスク10の記録容量を低下させる。実施形態によれば、Plist領域に加えてPlist周辺領域を設定し、Plist周辺領域においては、サイドイレースに対するデータの保証精度を高められる。したがって、かかるデータ保証の観点からは、Plist領域を狭めることが可能となり、Plist領域を狭めた分だけディスク10の記録領域を拡大させることができる。
Plist領域は、ディフェクトが実際に検出されたセクタに加えて、該セクタに隣接する所定のセクタも含む領域であり、Plist周辺領域は、Plist領域に隣接して設定されている。磁気ディスク装置1において、Plist領域は、複数に分散されて存在し得るため、Plist周辺領域も複数に分散されて存在し得る。上述のとおり、本実施形態によれば、ディスク10の所定のトラックがPlist周辺領域のセクタを含んでいるか否かに応じて該トラックに対するライト回数の加算値を調整でき、かかるトラックに対して適切にリフレッシュ処理を実行できる。このため、Plist領域およびPlist周辺領域を狭めることに加えて、Plist領域ひいてはPlist周辺領域の数を低減させることも可能となる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上述した実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。かかる新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
上述した実施形態では、所定のトラックに対するライト回数の加算値を調整したが、これに代えてもしくは加えて、リフレッシュ閾値を調整してもよい。この場合、ディスク10の所定のトラックがPlist周辺領域のセクタを含んでいるか否かに応じて該トラックに対するリフレッシュ閾値を調整すればよい。例えば、所定のトラックがPlist周辺領域のセクタを含んでいる場合、該セクタを含まないトラック、つまり通常記録領域のリフレッシュ閾値よりも所定のトラックのリフレッシュ閾値を低下させる。これにより、ライト回数の加算値を調整せずに同一値とした場合であっても、Plist周辺領域のセクタを含むトラックに対して、該セクタを含まないトラックよりも少ないライト回数で、リフレッシュ処理を実行可能となる。したがって、上述した実施形態と同様に、Plist周辺領域のセクタを含むトラックにおけるサイドイレースに対するデータの保証精度を高めることができる。
1…磁気ディスク装置、10…磁気ディスク(ディスク)、10a…ユーザデータ領域、10b…システムエリア、12…スピンドルモータ(SPM)、13…アーム、14…ボイスコイルモータ(VCM)、15…ヘッド、15W…ライトヘッド、15R…リードヘッド、20…ドライバIC、30…ヘッドアンプIC、40…リード/ライト(R/W)チャネル、50…ハードディスクコントローラ(HDC)、60…マイクロプロセッサ(MPU)、61…リード/ライト制御部、62…管理部、63…リフレッシュ処理部、70…揮発性メモリ、80…バッファメモリ、90…不揮発性メモリ、100…システムコントローラ、200…ホストシステム(ホスト)。
Claims (6)
- 磁気ディスクと、
前記磁気ディスクにデータを書き込み、前記磁気ディスクからデータを読み出すヘッドと、
前記磁気ディスクの所定の記録領域に対応するデータの書き込み回数に応じて前記所定の記録領域に書き込まれたデータを一旦読み出し、読み出したデータを前記所定の記録領域に書き直すコントローラと、を備え、
前記コントローラは、前記磁気ディスクの記録面におけるディフェクトの存否に基づいて前記書き込み回数の加算値を調整する
磁気ディスク装置。 - 前記コントローラは、前記ディフェクトを有し前記記録領域として使用されない第1の領域と、前記第1の領域に隣接する第2の領域と、これらの領域以外の第3の領域とに前記磁気ディスクの記録領域を区分し、前記第2の領域に対応するデータの書き込み回数の加算値を前記第3の領域に対応するデータの書き込み回数の加算値よりも増大させる
請求項1に記載の磁気ディスク装置。 - 前記所定の記録領域は、前記磁気ディスクの所定のトラックであり、
前記コントローラは、前記トラックが前記第2の領域のセクタを含んでいるか否かを判定し、前記セクタを含んでいると判定した場合、前記トラックに対応するデータの書き込み回数の加算値を前記第3の領域に対応するデータの書き込み回数の加算値よりも増大させ、前記セクタを含んでいないと判定した場合、前記トラックに対応するデータの書き込み回数の加算値を前記第3の領域に対応するデータの書き込み回数の加算値とする
請求項2に記載の磁気ディスク装置。 - 前記コントローラは、前記所定の記録領域に隣接する領域にデータが書き込まれる際に、前記ヘッドからの漏れ磁束によって前記所定の記録領域のデータが消去されないことを保証するデータ書き込みの保証回数を保持し、前記第2の領域における前記保証回数をTx、前記第3の領域における前記保証回数をTnとすれば、前記第2の領域に対応するデータの書き込み回数の加算値を前記第3の領域に対応するデータの書き込み回数の加算値のTn/Tx倍とする
請求項2または3に記載の磁気ディスク装置。 - 前記第2の領域は、前記第1の領域が有する前記ディフェクトから連続する前記ディフェクトよりも小さいディフェクトを有し、これらの連続方向に沿って前記第1の領域を挟んだ両側にそれぞれ隣接して配置される
請求項4に記載の磁気ディスク装置。 - ディフェクトを有し磁気ディスクの記録領域として使用されない第1の領域と、前記第1の領域に隣接する第2の領域と、これらの領域以外の第3の領域とに前記磁気ディスクの記録領域を区分し、
前記磁気ディスクのトラックに対応するデータの書き込み時に、前記トラックが前記第2の領域のセクタを含んでいるか否かを判定し、前記セクタを含んでいると判定した場合、前記トラックに対応するデータの書き込み回数の加算値を前記第3の領域に対応するデータの書き込み回数の加算値よりも増大させ、前記セクタを含んでいないと判定した場合、前記トラックに対応するデータの書き込み回数の加算値を前記第3の領域に対応するデータの書き込み回数の加算値とし、
前記加算値に応じて前記トラックに対応するデータの書き込み回数を加算し、
前記トラックに対応するデータの書き込み回数に応じて、前記トラックに書き込まれたデータを一旦読み出し、読み出したデータを前記トラックに書き直す
磁気ディスク装置の制御方法。
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