JP2014022021A - ディスク記憶装置及び書き込み制御方法 - Google Patents

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    • G11B2220/2516Hard disks

Abstract

【課題】周辺トラックの影響に対する対策処理の実行を抑制し、リードライト性能の向上を図ることができるディスク記憶装置を提供することにある。
【解決手段】本実施形態によれば、ディスク記憶装置は、第1の記憶手段と、第2の記憶手段と、コントローラとを備えた構成である。前記第1の記憶手段は、ディスク上の書き込み対象トラックを基準として周辺トラックに対する書き込みの影響度を判定するための情報を記憶する。前記第2の記憶手段は、データを一時的に格納する不揮発性キャッシュ領域を有する。前記コントローラは、前記ディスク上の指定された書き込み対象トラックにデータを書き込む際に、前記情報に基づいて前記影響度が基準値を超える場合に、当該データを前記不揮発性キャッシュ領域に格納するキャッシュ処理を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、キャッシュ機能を有するディスク記憶装置及び書き込み制御方法に関する。
近年、ハードディスクドライブ(以下、HDDと表記する場合がある)を代表とするディスク記憶装置の分野では、記録容量の向上を図るためにディスク上の高トラック密度化が推進されている。高トラック密度のディスクでは、同一トラックに対するデータの書き込み回数が多くなると、書き込み動作での記録磁界の影響により、周辺トラックの磁気記録が劣化してリードエラーの要因になるなどの悪影響が生じる。
このような周辺トラック影響(ATI:Adjacent Track Interferenceとも呼ばれることもある)に対する対策(ATI対策)として、ディスク上の全トラックに対する書き込み回数を記録し、この書き込み回数に基づいてリフレッシュするトラック・リフレッシュ処理を行なう方法が提案されている。
トラック・リフレッシュ処理は、いずれかのトラックで書き込み回数記録値が基準値(閾値)を超えた場合に、当該トラックの記録データを更新する処理である。具体的には、当該トラックの記録データを読み出して、再度書き直す(同一のデータで書き換えるリフレッシュ)処理を実行する。
特開2011−129213号公報
トラック・リフレッシュ処理は、通常のリードライト動作に対する負荷を軽減するため、HDDのアイドル中に実行される。しかしながら、HDDが稼働している最中でもディスク上のトラックに対する磁気記録の悪影響が深刻となった場合には、通常のリードライト動作を中断してトラック・リフレッシュ処理を優先的に行なう必要が発生することもある。
そこで、本発明の目的は、周辺トラックの影響に対する対策処理の実行を抑制し、リードライト性能の向上を図ることができるディスク記憶装置を提供することにある。
本実施形態によれば、ディスク記憶装置は、第1の記憶手段と、第2の記憶手段と、コントローラとを備えた構成である。前記第1の記憶手段は、ディスク上の書き込み対象トラックを基準として周辺トラックに対する書き込みの影響度を判定するための情報を記憶する。前記第2の記憶手段は、データを一時的に格納する不揮発性キャッシュ領域を有する。前記コントローラは、前記ディスク上の指定された書き込み対象トラックにデータを書き込む際に、前記情報に基づいて前記影響度が基準値を超える場合に、当該データを前記不揮発性キャッシュ領域に格納するキャッシュ処理を実行する。
実施形態に関するディスクドライブの構成を説明するためのブロック図。 実施形態に関するRAMに格納されているプログラム及び情報を説明するための図。 実施形態に関するライトカウント重みテーブルを説明するための図。 実施形態に関する書き込み回数記録テーブルを説明するための図。 実施形態に関する周辺影響度記録テーブルを説明するための図。 実施形態に関する書き込み時のライトカウント重みテーブル及び書き込み回数記録テーブルの一例を説明するための図。 実施形態に関する書き込み時の周辺影響度記録テーブルの一例を説明するための図。 実施形態に関する書き込み時のライトカウント重みテーブル及び書き込み回数記録テーブルの一例を説明するための図。 実施形態に関する書き込み時の周辺影響度記録テーブルの一例を説明するための図。 実施形態に関する書き込み時のライトカウント重みテーブル及び書き込み回数記録テーブルの一例を説明するための図。 実施形態に関する書き込み時の周辺影響度記録テーブルの一例を説明するための図。 実施形態に関する書き込み時のライトカウント重みテーブル及び書き込み回数記録テーブルの一例を説明するための図。 実施形態に関する書き込み時の周辺影響度記録テーブルの一例を説明するための図。 実施形態に関する書き込み制御処理を説明するためのフローチャート。
以下図面を参照して、実施形態を説明する。
[ディスク記憶装置の構成]
図1は、本実施形態に関するディスク記憶装置(以下、ディスクドライブと表記する場合がある)の要部を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態のディスクドライブ1はHDDであり、ハードディスクコントローラ(HDC)10と、ヘッド・ディスクアセンブリ(head-disk assembly:HDA)16と、ディスク17と、バッファメモリ(DRAM:dynamic random access memory)18と、マイクロプロセッサ(MPU)19と、書き換え可能なメモリ(RAM:random access memory)20と、読み出し専用メモリ(ROM:read only memory)21とを有する。なお、ディスクドライブ1は、不揮発性メモリであるフラッシュメモリ22を含む構成でもよい。
HDA16は、磁気記録媒体であるディスク17に対してデータを書き込み又は読み出すための機構である。具体的には、HDA16は、スピンドルモータ、ヘッド、アクチュエータ及びヘッドアンプICなどを含む。スピンドルモータはディスク17を回転させるモータである。ヘッドはディスク17に対して磁気記録再生を行なう。アクチュエータはヘッドを搭載し、ディスク17上に位置決めするためのシーク動作を行なう。ヘッドアンプICはヘッドとの間でリードライト信号を伝送する。
MPU19はディスクドライブ1のメインコントローラであり、後述するように、本実施形態の書き込み制御、キャッシュ処理制御、及びトラック・リフレッシュ処理の制御を実行する。RAM20は、後述するように、本実施形態に関する制御プログラム及び制御情報を格納するメモリである。ROM21はMPU19の動作プログラムなどを格納している。
HDC10は、MPU19の制御に基づいて、ホスト2から受信されるライトデータをディスク17に書き込む書き込み処理や、ディスク17からデータを読み出してホスト2に転送する読み出し処理などを実行する。HDC10は、ホストインターフェースコントローラ11と、コマンドコントローラ12と、トラック・リフレッシュコントローラ13と、バッファコントローラ14と、データコントローラ15とを有する。
ホストインターフェースコントローラ11は、ディスクドライブ1とホスト2との間でデータやコマンドの転送を制御する。ホスト2は、例えばパーソナルコンピュータやサーバに含まれるSATA(Serial ATA)規格やSAS(Serial attached SCSI)規格などのインターフェースコントローラである。コマンドコントローラ12はMPU19の制御に基づいて、ホスト2から受信されるコマンド(ライトコマンドやリードコマンドなど)を解読し、MPU19に伝送するなどの制御を実行する。
トラック・リフレッシュコントローラ13はMPU19の制御に基づいて、トラック・リフレッシュ処理を制御する。バッファコントローラ14はMPU19の制御に基づいて、ホスト2から受信したデータ(ライトデータ)や、ディスク17から読み出されたデータ(リードデータ)をバッファメモリ18に書き込む制御を実行する。また、バッファコントローラ14は、バッファメモリ18からデータを読み出すための制御を実行する。バッファメモリ18は、データ転送制御のためにライトデータやリードデータを一時的に保持する。
データコントローラ15は、HDA16に含まれるヘッドに対してリードライト信号の入出力を実行するリードライトチャネルなどを有する。即ち、データコントローラ15はMPU19の制御に基づいて、ライトデータをディスク17に書き込み、ディスク17からリードデータを読み出すためのリードライト制御を実行する。
図2に示すように、RAM20は、制御プログラム群200及び制御情報群300を格納している。制御プログラム群200は、コマンド処理制御プログラム201、データ処理制御プログラム202、バッファ処理制御プログラム203、インターフェース(I/F)処理制御プログラム204及びトラック・リフレッシュ処理プログラム205を含む。
コマンド処理制御プログラム201は、コマンドコントローラ12及びMPU19が実行するコマンド処理制御を実現するプログラムである。データ処理制御プログラム202は、データコントローラ15及びMPU19が実行するリードライト制御を実現するプログラムである。バッファ処理制御プログラム203は、バッファコントローラ14及びMPU19が実行するバッファメモリ18の制御を実現するプログラムである。インターフェース処理制御プログラム204は、ホストインターフェースコントローラ11及びMPU19が実行するデータ転送制御を実現するプログラムである。トラック・リフレッシュ処理プログラム205は、トラック・リフレッシュコントローラ13及びMPU19が実行するトラック・リフレッシュ処理制御を実現するプログラムである。
次に、制御情報群300は、トラック・リフレッシュ処理制御情報301として、書き込み回数記録テーブル302、ライトカウント重みテーブル303及び周辺影響度記録テーブル304を有する。書き込み回数記録テーブル302は、ディスク17上の全トラックについて書き込み回数記録値を保持するテーブルである。ライトカウント重みテーブル303は、書き込みを行うトラックを基準として、書き込みが周囲に及ぼす悪影響の大きさと当該トラックからの距離関係を示すテーブルである。周辺影響度記録テーブル304は、書き込み回数記録テーブル302及びライトカウント重みテーブル303に基づいて算出され、書き込みを行うトラックを基準とする周辺トラックに対する影響度を示すテーブルである。
[書き込み制御]
以下、図3から図13、及び図14のフローチャートを参照して、本実施形態の書き込み制御を説明する。
HDC10のトラック・リフレッシュコントローラ13は、トラック・リフレッシュ処理制御情報301を使用してトラック・リフレッシュ処理の実行を制御する。トラック・リフレッシュ処理とは、トラックの磁気記録強度の低下を回避するために、当該トラックの記録データを更新する処理である。具体的には、当該トラックの記録データを読み出して、再度書き直す(同一のデータで書き換えるリフレッシュ)処理を実行する。
図3に示すように、トラック・リフレッシュ処理制御情報301には、ライトカウント重みテーブル303が含まれている。ライトカウント重みテーブル303は、トラック毎の値であり、ライトしたトラック(書き込み対象トラック)を基準として、書き込みが周辺トラックに及ぼす悪影響の大きさ(程度を示す値)と、当該書き込み対象トラックからの距離との関係をテーブル形式で持つものである。
図3に示すように、例えば書き込み対象トラックと隣接する各トラックは、距離が1又は−1であり、その場合の悪影響の程度が相対的に大きい値の10となる。当然ながら、距離が大きい程(例えば6又は−6)、悪影響の程度は小さい値の1となる。
また、図4に示すように、トラック・リフレッシュ処理制御情報301には、書き込み回数記録テーブル302が含まれている。書き込み回数記録テーブル302は、ディスク17上の全トラック(例えばトラック番号0〜92)について、書き込み処理が実行される毎にライトカウント重みテーブル303の値を加算した値からなる。なお、図4は、書き込み回数記録テーブル302の初期状態であり、全トラックの書き込み回数記録値が0である。
さらに本実施形態では、図5に示すように、トラック・リフレッシュ処理制御情報301には、周辺影響度記録テーブル304が含まれる。周辺影響度記録テーブル304は、全トラックに対する周辺影響度記録値を設定したものである。具体的には、書き込み対象トラックにライトが実行された場合に、周辺トラックに加算されるライトカウント重みテーブル303の値の積分値が、書き込み対象トラックの周辺影響度記録値として記録されたテーブルである。なお、図5は、周辺影響度記録テーブル304の初期状態を示す。
以下、図6から図13を参照して、ディスク17に対する書き込み処理が実行される場合に、書き込み回数記録テーブル302、ライトカウント重みテーブル303及び周辺影響度記録テーブル304の状態を具体例で説明する。なお、各テーブル302〜304の更新処理はMPU19により実行される。
図6は、トラック番号86が書き込み対象トラックである場合の書き込み回数記録テーブル302及びライトカウント重みテーブル303の状態を示す。即ち、ライトカウント重みテーブル303には、書き込み対象トラック(番号86)を基準として、周辺トラック毎に当該書き込み対象トラックからの距離に応じた悪影響の程度を示す値が記録される。さらに、書き込み回数記録テーブル302には、書き込み対象トラック(番号86)を0とし、周辺トラックに対してはライトカウント重みテーブル303の値が加算される。ここで、書き込み対象トラック(番号86)については、書き込みによりデータが更新(リフレッシュ)された状態になるため、書き込み回数記録値がゼロとなる。
図7は、トラック番号86が書き込み対象トラックである場合、周辺影響度記録テーブル304の状態を示す。即ち、書き込み対象トラック(番号86)については、周辺トラックのライトカウント重みテーブル303の積分値(1+2+3+4+7+10+10+7+4+3+2+1=54)が周辺影響度記録値として設定される。ここで、書き込み対象トラック(番号86)はリフレッシュされて、当該書き込み対象トラックに対する周辺トラックからの影響はキャンセルされたと想定できる。
具体的には、周辺トラックに対する周辺影響度記録値は、周辺トラックが書き込み対象トラック(番号86)にかける影響分Dを周辺影響度記録値から減算した値となる。影響分Dは下記の式(1)より算出される。
D=(C/B)×A…(1)
ここで、Aはライトされたトラックの周辺影響度記録値である。Bは、ライトカウント重みテーブルの積分値である。Cは書き込み対象トラックからの距離に応じたライトカウント重みテーブルの値である。
図6及び図7に示す具体例では、トラック番号80、92の影響分Dは「54×(1/54)」、トラック番号81、91の影響分Dは「54×(2/54)」、トラック番号82、90の影響分Dは「54×(3/54)」、トラック番号83、89の影響分Dは「54×(4/54)」、トラック番号84、88の影響分Dは「54×(7/54)」、トラック番号85、87の影響分Dは「54×(10/54)」となる。周辺トラックに対する周辺影響度記録値はゼロであるため、各影響分D(1,2,3,4,7,10)を減算するとマイナスになる。従って、周辺トラックに対する周辺影響度記録値は0となる。
次に、図8は、トラック番号83が書き込み対象トラックである場合の書き込み回数記録テーブル302及びライトカウント重みテーブル303の状態を示す。また、図9は、トラック番号83が書き込み対象トラックである場合の周辺影響度記録テーブル304の状態を示す。
図8に示すように、書き込み回数記録テーブル302では、書き込み対象トラック(番号83)については、書き込みによりリフレッシュされるため、書き込み回数記録値がゼロとなる。また、周辺トラックについてはライトカウント重みテーブル303の値が加算される。ここで、前述したトラック(番号86)については、書き込み対象トラック(番号83)を基準とする距離に応じたライトカウント重みテーブル303の値として4が記録される。
さらに、図9に示すように、周辺影響度記録テーブル304では、書き込み対象トラック(番号83)については、周辺トラック(番号77〜82、84〜89)のライトカウント重みテーブル303の積分値(1+2+3+4+7+10+10+7+4+3+2+1=54)が周辺影響度記録値として設定される。また、周辺トラックに対する周辺影響度記録値は、周辺トラックが書き込み対象トラック(番号83)にかける影響分Dをそれぞれの周辺影響度記録値から減算した値となる。ここで、周辺トラック(番号86)の影響分Dは「54×(4/54)」となる。従って、周辺トラック(番号86)に対する周辺影響度記録値は、現在の周辺影響度記録値54から影響分D(=4)を減算して50となる。
同様に、図10は、トラック番号84が書き込み対象トラックである場合の書き込み回数記録テーブル302及びライトカウント重みテーブル303の状態を示す。また、図11は、トラック番号84が書き込み対象トラックである場合の周辺影響度記録テーブル304の状態を示す。
図10に示すように、書き込み回数記録テーブル302では、書き込み対象トラック(番号84)については、書き込みによりリフレッシュされるため、書き込み回数記録値がゼロとなる。また、周辺トラックについてはライトカウント重みテーブル303の値が加算される。ここで、前述したトラック(番号83)については、書き込み対象トラック(番号84)を基準とする距離に応じたライトカウント重みテーブル303の値として10が記録される。また、前述したトラック(番号86)については、書き込み対象トラック(番号84)を基準とする距離に応じたライトカウント重みテーブル303の値として7が記録される。
さらに、図11に示すように、周辺影響度記録テーブル304では、書き込み対象トラック(番号84)については、周辺トラック(番号78〜83、85〜90)のライトカウント重みテーブル303の積分値(1+2+3+4+7+10+10+7+4+3+2+1=54)が周辺影響度記録値として設定される。また、周辺トラックに対する周辺影響度記録値は、周辺トラックが書き込み対象トラック(番号84)にかける影響分Dをそれぞれの周辺影響度記録値から減算した値となる。
ここで、周辺トラック(番号83)の影響分Dは「54×(10/54)」となる。従って、周辺トラック(番号83)に対する周辺影響度記録値は、現在の周辺影響度記録値54から影響分D(=10)を減算して44となる。また、周辺トラック(番号86)の影響分Dは「50×(7/54)」となる。従って、周辺トラック(番号86)に対する周辺影響度記録値は、現在の周辺影響度記録値50から影響分D(約6)を減算して44となる。
次に、図12は、トラック番号86が書き込み対象トラックである場合の書き込み回数記録テーブル302及びライトカウント重みテーブル303の状態を示す。また、図13は、トラック番号86が書き込み対象トラックである場合の周辺影響度記録テーブル304の状態を示す。
図12に示すように、書き込み回数記録テーブル302では、書き込み対象トラック(番号86)については、書き込みによりリフレッシュされるため、書き込み回数記録値がゼロとなる。また、周辺トラックについてはライトカウント重みテーブル303の値が加算される。ここで、前述したトラック(番号83)については、書き込み対象トラック(番号86)を基準とする距離に応じたライトカウント重みテーブル303の値として4が記録される。また、前述したトラック(番号84)については、書き込み対象トラック(番号86)を基準とする距離に応じたライトカウント重みテーブル303の値として7が記録される。
さらに、図13に示すように、周辺影響度記録テーブル304では、書き込み対象トラック(番号86)については、周辺トラック(番号80〜85、87〜92)のライトカウント重みテーブル303の積分値(1+2+3+4+7+10+10+7+4+3+2+1=54)が周辺影響度記録値44に加算されて、周辺影響度記録値98が設定される。また、周辺トラックに対する周辺影響度記録値は、周辺トラックが書き込み対象トラック(番号86)にかける影響分Dをそれぞれの周辺影響度記録値から減算した値となる。
ここで、周辺トラック(番号83)の影響分Dは「44×(4/54)」となる。従って、周辺トラック(番号83)に対する周辺影響度記録値は、現在の周辺影響度記録値44から影響分D(約3)を減算して41となる。また、周辺トラック(番号84)の影響分Dは「54×(7/54)」となる。従って、周辺トラック(番号84)に対する周辺影響度記録値は、現在の周辺影響度記録値54から影響分D(=7)を減算して47となる。
以上のように、本実施形態では、トラック・リフレッシュ処理制御情報301として、書き込み回数記録テーブル302及びライトカウント重みテーブル303以外に、周辺影響度記録テーブル304が含まれる。周辺影響度記録テーブル304は、書き込み対象トラックを基準とする周辺トラックへの影響度(書き込み回数の重み)の積分値である。このため、MPU19は、周辺影響度記録テーブル304を参照することにより、書き込み対象トラックに対する書き込みの頻度が、周辺トラックに対して影響が大きいか否かを判定できる。
以下、図14のフローチャートを参照して、MPU19による書き込み制御を説明する。
HDC10はホスト2からライトコマンドを受信すると、当該コマンドをMPU19に通知し、ライトデータの書き込み処理を開始する。HDC10は、ホスト2からライトコマンドと共に受信したライトデータをバッファメモリ18に格納する。
本実施形態では、MPU19は、書き込み処理を開始すると、RAM20に格納されている周辺影響度記録テーブル304を参照し、ライトコマンドで指定された書き込み対象トラック(例えばトラック番号86とする)の周辺影響度記録値を求める(ブロック100)。
MPU19は、書き込み対象トラック(トラック番号86)の周辺影響度記録値(ここでは98)と予め設定された閾値(基準値)とを比較し、閾値を超えているか否かを判定する(ブロック101)。閾値(基準値)は、書き込み対象トラックに対する書き込みの頻度が周辺トラックに対して影響が大きいため、ライトキャッシュ処理を優先的に実行することを決定する限度値である。この閾値は、予め実施される実験やシミュレーションにより設定される。ここで、周辺トラックに対する影響とは、トラックに対する書き込みによる磁気記録強度の低下である。
MPU19は、当該周辺影響度記録値が閾値を超えている場合(ブロック101のYES)には、メディアキャッシュ処理を実行する(ブロック102)。即ち、MPU19は、バッファメモリ18に格納されたライトデータを、予め設定されたディスク17上のメディアキャッシュ領域(一時的な記憶領域)に書き込むように制御する。
一方、MPU19は、当該周辺影響度記録値が閾値を超えていない場合(ブロック101のNO)には、書き込み回数記録テーブル302を参照する(ブロック103)。MPU19は、書き込み回数記録値と予め設定された閾値(規定値)とを比較し、閾値を超えているか否かを判定する(ブロック104)。MPU19は、当該書き込み回数記録値が閾値を超えていない場合(ブロック104のNO)には、キャッシュ処理を実行する設定がなされている否かを判定する(ブロック105)。
MPU19は、メディアキャッシュ処理の実行が設定されている場合(ブロック105のYES)には、バッファメモリ18に格納されたライトデータをディスク17上のメディアキャッシュ領域に書き込むように制御する(ブロック102)。一方、MPU19は、ブロック105の判定がNOの場合で、かつ通常キャッシュ処理の実行が設定されている場合(ブロック106のYES)には、通常キャッシュ処理を実行する(ブロック107)。通常キャッシュ処理では、図1に示すように、MPU19は、フラッシュメモリ22をキャッシュ領域として使用し、バッファメモリ18に格納されたライトデータをフラッシュメモリ22に書き込むように制御する。
ここで、本実施形態では、MPU19は、当該書き込み回数記録値が閾値を超えている場合(ブロック104のYES)に、キャッシュ処理を実行せずに、ライトコマンドで指定されたディスク17上の書き込み対象トラックにデータを書き込むように制御する(ブロック108)。MPU19は、ディスク17に対する書き込み処理後に、書き込み回数記録テーブル302、ライトカウント重みテーブル303及び周辺影響度記録テーブル304を更新する(ブロック109)。
以上のように本実施形態によれば、書き込み処理を実行する場合で、書き込み対象トラックの周辺影響度記録値が閾値を超えている場合には、メディアキャッシュ処理を実行する。従って、ディスク上の書き込み対象トラックに対する書き込みを減少させて、周辺トラックに対する影響を抑制することができる。これにより、周辺トラックの影響に対する対策処理であるトラック・リフレッシュ処理を優先的に行なう頻度を抑制できる。従って、通常のリードライト性能を向上させることができる。また、メディアキャッシュ処理により、ディスク17上の相対的に大容量のキャッシュ領域を使用できるため、有効な書き込み制御を実現できる。
また、書き込み対象トラックの書き込み回数記録値が閾値を超えている場合に、キャッシュ処理を実行せずに、当該書き込み対象トラックにデータを優先的に書き込むことにより、リフレッシュさせて書き込み回数記録値をリセットすることができる。この場合でも、周辺トラックの影響に対する対策処理であるトラック・リフレッシュ処理を優先的に行なう頻度を抑制できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…ディスクドライブ(HDD)、2…ホスト、
10…ハードディスクコントローラ(HDC)、
11…ホストインターフェースコントローラ、12…コマンドコントローラ、
13…トラック・リフレッシュコントローラ、14…バッファコントローラ、
15…データコントローラ、16…HDA、17…ディスク、18…バッファメモリ、
19…マイクロプロセッサ(MPU)、20…RAM、21…ROM、
22…フラッシュメモリ。

Claims (7)

  1. ディスク上の書き込み対象トラックを基準として周辺トラックに対する書き込みの影響度を判定するための情報を記憶する第1の記憶手段と、
    データを一時的に格納する不揮発性キャッシュ領域を有する第2の記憶手段と、
    前記ディスク上の指定された書き込み対象トラックにデータを書き込む際に、前記情報に基づいて前記影響度が基準値を超える場合に、当該データを前記不揮発性キャッシュ領域に格納するキャッシュ処理を実行するコントローラと
    を具備するディスク記憶装置。
  2. 前記不揮発性キャッシュ領域は前記ディスク上に確保されたキャッシュ領域であり、
    前記コントローラは、
    前記書き込み対象トラックに書き込むデータを前記ディスク上に確保されたキャッシュ領域に記憶させるキャッシュ処理を実行する請求項1に記載のディスク記憶装置。
  3. 前記コントローラは、
    前記影響度が基準値を超えていない場合には設定されたキャッシュ処理を実行する請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載のディスク記憶装置。
  4. 前記コントローラは、
    前記影響度が基準値を超えていない場合に、前記キャッシュ処理を実行せずに、前記ディスク上の書き込み対象トラックにデータを書き込む請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のディスク記憶装置。
  5. 前記書き込み対象トラックを基準として当該書き込み対象トラックからの距離に基づいて前記周辺トラックに及ぼす書き込み回数による影響度を示す重み値をトラック毎に記憶する第3の記憶手段を有し、
    前記コントローラは、
    前記重み値を使用して、前記周辺トラックの各重み値の積分値を前記書き込み対象トラックに対応する前記情報として算出して前記第1の記憶手段に格納する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のディスク記憶装置。
  6. 前記コントローラは、
    前記書き込み対象トラックの記録データをリフレッシュするリフレッシュ処理を実行する手段を含み、
    前記情報に基づいて前記影響度が基準値を超えると判定した場合には、前記リフレッシュ処理を実行せずに前記キャッシュ処理を実行する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のディスク記憶装置。
  7. ディスク記憶装置に適用する書き込み制御方法であって、
    ディスク上の書き込み対象トラックに書き込みする際に、当該書き込み対象トラックを基準として周辺トラックに対する書き込みの影響度を判定するための情報を記憶し、
    前記情報に基づいて前記影響度が基準値を超える場合に、データを不揮発性キャッシュ領域に格納するキャッシュ処理を実行する書き込み制御方法。
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