JP2016157498A - 磁気ディスク装置、及び書き直し処理方法 - Google Patents

磁気ディスク装置、及び書き直し処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ホストからの要求に対する応答性能を安定させることができる磁気ディスク装置、及び書き直し処理方法を提供することである。
【解決手段】本実施形態に係る磁気ディスク装置は、第1ライトトラックおよび第1ライトトラックと部分的に重なる第2ライトトラックをそれぞれ含む複数のトラック群を有するディスクと、複数のトラック群ごとに、隣接するトラック群へのライト処理に応じたライト回数をカウントするとともにライト回数が所定値に到達する予測時間を演算し、演算した予測時間が近似するトラック群を検出した場合に、予測時間が近似するトラック群の記録データをリードした後に、リードした記録データを近似するトラック群にライトする書き直し処理を予測時間よりも早い時間に実行する処理部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、ディスク装置、及び書き直し処理方法に関する。
近年、記録装置の一例である磁気ディスク装置(以下、HDDとも称する)の高記録容量化を実現するための様々な技術が開発されている。これら技術の一つとして“SMR(shingled write magnetic recording)(または、瓦記録方式)”と称される記録技術がある。瓦記録方式は、磁気ディスクへデータをライトする際に、記録トラックを隣接するトラックの一部に対して重ねて記録する方式である。この瓦記録方式を採用することによって、トラック密度(Track Per Inch:TPI)を向上することができる。
また、磁気ディスク装置が磁気ディスクへ効率よく瓦記録動作によってライトできるようにライト要求の信号を発行するHost aware/managed型の磁気ディスク装置が提案されている。
瓦記録方式における記録単位であり複数のトラックを含むトラック群(バンド(Band)とも称する)に対してライトすると、隣接するBandに保持されるデータがATI(Adjacent Track Interference)と称される磁気的干渉による影響を受ける。このため、ディスク上の所定のBandに繰り返しライトされると、隣接するBandのデータが繰り返し磁気的干渉を受けるために読み取れなくなる(損失する)可能性がある。Host aware/managed型の磁気ディスク装置では、所定のBandにデータを繰り返しライトする可能性がある。
このようなデータが読み取れなくなること(データの損失)を防止するために、磁気ディスク装置ではBand内データを自主的に書き直す(データリフレッシュ)機能が搭載されている。Host aware/managed型の磁気ディスク装置では、一度に複数のBandに対してデータリフレッシュが発生する可能性がある。したがって、ホストからの要求に対する磁気ディスク装置の応答性能が低下する可能性がある。
米国特許第6429984号明細書 米国特許第8531791号明細書 米国特許第7945727号明細書
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、ホストからの要求に対する応答性能を安定させることができる磁気ディスク装置、及び書き直し処理方法を提供することである。
本実施形態に係る磁気ディスク装置は、第1ライトトラックおよび第1ライトトラックと部分的に重なる第2ライトトラックをそれぞれ含む複数のトラック群を有するディスクと、複数のトラック群ごとに、隣接するトラック群へのライト処理に応じたライト回数をカウントするとともにライト回数が所定値に到達する予測時間を演算し、演算した予測時間が近似するトラック群を検出した場合に、予測時間が近似するトラック群の記録データをリードした後に、リードした記録データを近似するトラック群にライトする書き直し処理を予測時間よりも早い時間に実行する処理部と、を備える。
図1は、第1の実施形態の磁気ディスク装置の要部を示すブロック図である。 図2は、第1の実施形態の磁気ディスク装置に採用されている瓦記録動作を説明するための図である。 図3は、第1の実施形態のシステム情報の一例を示す図である。 図4は、第1の実施形態の予測時間の概念を説明するための模式図である。 図5(a)は、データリフレッシュのタイミングチャートの一例を示す図であり、図5(b)は、データリフレッシュのタイミングチャートの他の例を示す図である。 図6は、第1の実施形態の磁気ディスク装置の処理の一例を示すフローチャートである。 図7は、第1の実施形態の変形例のシステム情報の一例を示す図である。
以下、実施の形態につき図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態に関する磁気ディスク装置200の要部を示すブロック図である。
本実施形態の磁気ディスク装置200は、瓦記録方式(shingled write magnetic recording:SMRとも呼ぶ)でデータが記録されるHost aware/managed型のHDDである。この瓦記録方式の磁気ディスク装置では、複数のトラック群(Band:バンド)が磁気ディスク(ディスク)上に形成される。Bandは、複数のトラック(または、ライトトラック:write track)で形成される。Bandにおいて、複数のトラックは、それぞれ、一部分が他のトラックに重なるようにライトされるが、最後にライトされるトラックは、重ね書きされない。瓦記録方式の磁気ディスク装置は、Bandを記録単位としてBand毎にシーケンシャルにデータをディスクにライトする。
磁気ディスク装置200は、後述するヘッドディスクアセンブリ(head-disk assembly:HDA)と、ドライバIC20と、ヘッドアンプ集積回路(以下、ヘッドアンプIC)30と、揮発性メモリ70と、不揮発性メモリ80と、バッファメモリ90と、1チップの集積回路からなるシステムコントローラ130とを備える。
また、磁気ディスク装置200は、ホストシステム(ホスト)150と接続される。Host aware/managed型の磁気ディスク装置200に接続されるホストシステム150は、磁気ディスク装置200のデータ構成に関する情報、例えば、単一のBandのサイズの情報を保持する。このホストシステム150は、各Bandの先頭のLBA(Logical Block Address)を管理することにより、磁気ディスク装置200が各Bandに対してライトを実行し易いようにライトコマンドを出力することができる。
以下で本実施形態の磁気ディスク装置200の構造について説明する。
HDAは、磁気ディスク(以下、ディスク)1と、スピンドルモータ(SPM)2と、ヘッド10を搭載しているアーム3と、ボイスコイルモータ(VCM)4とを備える。ディスク1は、スピンドルモータ2により回転する。アーム3とVCM4はアクチュエータを構成している。アクチュエータはVCM4の駆動により、アーム3に搭載されているヘッド10をディスク1上の指定の位置まで移動制御する。ディスク1およびヘッド10は、1つ以上の数が設けられている。
ディスク1は、データ記憶領域として、メディアキャッシュ(media cache)領域100と、SMR領域(瓦記録領域)110とを備えている。メディアキャッシュ領域100は、瓦記録領域110のキャッシュである。
メディアキャッシュ領域100は、例えば、ディスク1上の最外周側に確保される記憶領域であり、瓦記録ではない通常のライト動作によりデータが書きこまれる低いトラック密度(Track Per Inch:TPI)のデータ記録領域である。メディアキャッシュ領域100は、システム情報101を備えている。システム情報101は、瓦記録領域110に関する、ライト/リードされた記憶領域の位置、ライト/リード回数やデータリフレッシュ(書き直し処理)の開始時間等の情報を含む。ここで、データリフレッシュは、所定の記録領域に記録されたデータを一旦リードして、同一の記憶領域にライトする書き直し処理である。本実施形態において、説明の便宜上、データリフレッシュは、所定のBandに記録されたデータを一旦リードして同じBandにライトする処理を表すものとする。システム情報101の詳細については、後述する。なお、システム情報101は、メディアキャッシュ領域100以外の他のメモリや記憶媒体に記録されていてもよい。
瓦記録領域110は、隣のトラックの一部に重なるようにデータがライトされる高いトラック密度の記録領域である。瓦記録領域110は、隣接するトラックに一部分が重ね書きされる少なくとも1つの第1トラックと、最後に重ね書きされる第2トラックとをそれぞれ含む複数のBandを備えている。第2トラックは、第1トラックよりもトラック幅が広い。瓦記録領域110には、ユーザデータ等が記録される。
ヘッド10はスライダを本体として、当該スライダに実装されているライトヘッド10W及びリードヘッド10Rを備える。リードヘッド10Rは、ディスク1上のトラックに記録されているデータを読み出す。ライトヘッド10Wは、ディスク1上にデータを書き込む。
ドライバIC20は、SPM2およびVCM4の駆動を制御する。
ヘッドアンプIC30は、リードアンプ及びライトドライバを有する。リードアンプは、リードヘッド10Rにより読み出されたリード信号を増幅して、リード/ライト(R/W)チャネル40に伝送する。一方、ライトドライバは、R/Wチャネル40から出力されるライトデータに応じたライト電流をライトヘッド10Wに伝送する。
揮発性メモリ70は、電源供給が断たれると保存しているデータが失われる半導体メモリである。揮発性メモリ70は、磁気ディスク装置200の各部での処理に必要なデータ等を格納する。揮発性メモリ70は、例えば、RAM(Random Access Memory)等である。
不揮発性メモリ80は、電源供給が断たれても保存しているデータを保持する半導体メモリである。不揮発性メモリ80は、例えば、フラッシュROM(Read Only Memory)、MRAM(Magnetoresistive Random Access)等である。
バッファメモリ90は、送受信されるデータを一時的に格納する半導体メモリである。バッファメモリ90は、ディスク1とホストシステム150との間で送受信されるデータ等を格納する。なお、バッファメモリ90は、揮発性メモリ70と一体に構成されていてもよい。
システムコントローラ130は、R/Wチャネル40と、ハードディスクコントローラ(HDC)50と、マイクロプロセッサ(MPU(処理部))60とを含む。
R/Wチャネル40は、リードデータ及びライトデータの信号処理を実行する。
HDC50は、ホストシステム150とR/Wチャネル40との間のデータ転送を制御する。HDC50は、ディスク制御部51と、ホスト制御部52と、コマンド制御部53と、バッファ制御部54とを備える。これらは、それぞれ、HDC50においてbus(バス)等を介して接続されている。
ディスク制御部51は、R/Wチャネル40と接続されており、ディスク1の制御を行う。
ホスト制御部52は、ホストシステム150とR/Wチャネル40との間のデータ転送の制御を行う。
コマンド制御部53は、ホストシステム150から受信するライトコマンドまたはリードコマンドに関する制御を行う。
バッファ制御部54は、バッファメモリ90と接続されており、バッファメモリ90へのデータの送受信を制御する。バッファ制御部54は、例えば、ディスク1から読み出したデータ、ディスク1に書き込むデータ等をバッファメモリ90に一時的に格納する。
MPU60は、磁気ディスク装置200の各部を制御するメインコントローラである。MPU60は、ドライバIC20を介してVCM4を制御し、ヘッド10の位置決めを行なうサーボ制御を実行する。さらに、MPU60は、ディスク1に対するデータの書き込み動作を制御すると共に、ホストシステム150から転送される書き込みデータの保存先を選択する制御を実行する。ここで、MPU60の制御による書き込み動作には、瓦記録方式の動作を含む。
図2は、本実施形態の磁気ディスク装置200に採用されている瓦記録動作を説明するための図である。図2は、ディスク1の一部を拡大した図である。図2において、一例として、Bandは、それぞれ、4つのトラック(Track0、Trac1、Track2、およびTrack3)で形成されている。なお、Bandに含まれるトラックの数は、4つとは限らない。
磁気ディスク装置200では、ライトヘッド10Wによりディスク1上にデータが書き込まれることにより、ディスク1上の径方向にトラック(データトラック)が構成される。瓦記録方式では、各Trackが瓦記録領域110にシーケンシャルに重ね書きされる。図2において、ライトヘッド10Wは、各Band内にトラック番号0、1、2、3(Track0, Track1, Track2, Track3)の順にデータをライトする。これらのBandの間にはデータの上書き等を防止するためにガード領域(または、ギャップ(Gap))が配置されている。したがって、各BandのTrack0〜2は、次にライトされるトラックから片側を重ね書きされて、データ信号幅が細くなる。一方、各BandのTrack3は、重ね書きされないためTrack0〜2よりも太いデータ信号幅を保持する。
このようなシーケンシャルな重ね書きを行う瓦記録方式であれば、各トラック同士の間隔を狭く設計することができるため、ディスク1上に構成されるデータトラックの高密度化が可能となる。
図1に戻って、MPU60は、ライトカウント管理部62と、予測時間算出部64と、データリフレッシュ管理部66とを備えている。MPU60は、システム情報101を参照して、これらのモジュールの各々を制御する。なお、ライトカウント管理部62、予測時間算出部64、およびデータリフレッシュ管理部66の処理は、ファームウェア上で実行される。
はじめに、図面を参照して本実施形態のシステム情報101について説明する。
図3は、本実施形態のシステム情報の一例を示す図である。
本実施形態において、システム情報101は、予測時間テーブルG1と、データリフレッシュの初期開始時間Td0と、データリフレッシュの開始時間Tdと、データリフレッシュ時間mと、現在時間Tnとを含む。
予測時間テーブルG1は、後述するライト回数の閾値(データリフレッシュ閾値)K、対象とするBandの両側に隣接するBandにライトされた回数(ライト処理の実行回数)を示すライト回数(k’、k)、両側に隣接するBandにライトが実行された時間を示すライト時間(t’、t)、及び予測時間T等を含むテーブルである。ここで、tは、現時点(後述する現在時間Tn)の直前、例えば、ライト回数で1回前に実行されたライトのライト時間であり、kは、時間tでのライト回数であり、t’は、時間tで実行されたライトの1回前に実行されたライトのライト時間であり、k’は、時間t’でのライト回数ある。また、予測時間は、データリフレッシュが開始されるべき時間である。予測時間は、閾値K、ライト回数(k’、k)やライト時間(t’、t)に基づいて予測され、更新される。ライト回数の閾値Kは、対象とするBandにデータリフレッシュを実行する必要があるライト回数である。閾値Kは、全てのBandで同一の値でもよいし、Band毎に異なる値に設定されていてもよい。
データリフレッシュの初期開始時間(以下、初期開始時間)Td0は、データリフレッシュを開始する予定の時間の初期値である。初期開始時間Td0は、磁気ディスク装置200が出荷後ユーザによって初めて起動された時間からの累計時間(以下、初起動時からの累積時間)で示される。初期開始時間Td0は、製造段階等に予め設定されている。初期開始時間Td0は、記憶領域、例えば、全てのBandに対して同一の値であり、磁気ディスク装置200の寿命時間に対してかなり大きい数値に設定される。
データリフレッシュの開始時間(以下、開始時間)Tdは、現時点(後述する現在時間Tn)から直近で実行されるべきデータリフレッシュを開始する予定の時間である。開始時間Tdは、初起動時からの累積時間で示される。開始時間Tdは、現時点(後述する現在時間Tn)での予測時間テーブルG1の予測時間Tから推定される。したがって、開始時間Tdは、予測時間Tが更新される度に更新される。予測時間Tが算出されない場合、開始時間Td=Td0として設定される。例えば、予測時間Tが算出されない状況として、初期起動の直後や、データリフレッシュの実行直後等が挙げられる。
データリフレッシュ時間mは、単一のBandに対してデータリフレッシュが開始されてから完了するまでの時間(所要時間)である。本実施形態において、データリフレッシュ時間mは、全Bandで同一である。なお、データリフレッシュ時間mは、Band毎に設定されてもよい。
現在時間Tnは、初起動時からの累積時間である。説明の便宜上、以下で、時間の単位は、秒(second)とする。なお、時間の単位は、時間(hour)または分(minute)等であってもよいし、磁気ディスク装置200で設定される任意の値であってもよい。
次に、図1に戻り、MPU60のライトカウント管理部62、予測時間算出部64、およびデータリフレッシュ管理部66について説明する。
ライトカウント管理部62は、ディスク1上のライト回数を管理する。本実施形態では、ライトカウント管理部62は、対象とするBandの両側に隣接するBandの何れかのBandへのライト回数をカウントし、隣接するBandがライトされる度にシステム情報101のライト回数を更新する。例えば、図3の予測時間テーブルG1において、Band1にデータがライトされた場合、ライトカウント管理部62は、Band0およびBand2のライト回数kを増加(インクリメント)し、Band0およびBand2のライト時間tを、Band1にライトした時点での現在時間Tnに更新する。このとき、ライトカウント管理部62は、更新前のBand0及びBand2のライト回数kを直前のライト回数k’とし、更新前のBand0およびBand2のライト時間tを直前のライト時間t’とする。ライト回数kが閾値Kに到達してデータリフレッシュが実行された場合、ライトカウント管理部62は、システム情報101(予測時間テーブルG1)のライト回数kを現在の値よりも小さい値、例えば、0に更新する。ただし、予測時間テーブルG1のライト時間tは、維持される。
予測時間算出部64は、対象とするBand予測時間Tを算出する。予測時間算出部64は、算出結果をシステム情報101(予測時間テーブルG1)へ記録する。予測時間算出部64は、ライト回数の増加率とライト時間の時間間隔とから導出される近似直線を参照して予測時間を算出する。なお、予測時間を算出するための式は、プログラムとして予め製造段階に設定されていてもよいし、ユーザが任意に設定可能な構成でもよい。例えば、データリフレッシュが実行された直後、予測時間算出部64は、予測時間テーブルG1の予測時間Tを初期開始時間Td0に設定する。
図4は、本実施形態の予測時間の概念を説明するための模式図である。
図4は、同一の1つのBandに対してデータリフレッシュが繰り返し実行される場合の予測時間の概念を示す図である。図4において、予測時間T(1)は、最初のデータリフレッシュが実行される予定の予測時間Tであり、予測時間T(2)は、予測時間T(1)後の2回目のデータリフレッシュが実行される予定の予測時間Tである。なお、図4において、初期開始時間Td0は、初期起動時(t=0)からかなり離れた時間に設定されているものとする。図4において、参照符号Tdは、前述の開始時間を示す。
以下で、図4に示す初期起動時からT(1)までの範囲(0<t≦T(1))を参照して予測時間Tの導出方法の一例を示す。
図4に示すように、予測時間算出部64は、ライト回数(k、k’)の増加率とライト時間(t、t’)の時間間隔とから導出される以下の式を参照して予測時間Tを算出する。
T=t+(K−k)/(k−k’)×(t−t’)・・・式(1)
隣接するBandにライトされる度に予測時間Tを算出するものとすると、k−k’=1であるので、予測時間算出部64は、以下の式から予測時間Tを算出することができる。
T=t+(K−k)×(t−t’)・・・式(2)
本実施形態において、予測時間算出部64は、予測時間テーブルG1のライト回数(kおよびk’)及びライト時間(tおよびt’)が更新されることに応じて前述の式(2)を用いて予測時間Tを算出し、予測時間テーブルG1の予測時間Tを更新する。ここで、予測時間算出部64は、初期起動時(t=0)とデータリフレッシュ実行時(T(1)、T(2))には、前述の式(2)で予測時間Tを算出せずに、初期開始時間Td0を予測時間Tとして設定する。
図4において、最初のデータリフレッシュが予測時間T(1)で実行された後に、予測時間算出部64は、2回目のデータリフレッシュの予測時間T(2)を算出する。このとき、予測時間算出部64は、予測時間T(1)から予測時間T(2)までの間(T(1)<t≦T(2))で、最初のデータリフレッシュと同様に式(2)を使用して予測時間T(2)を導出する。なお、初期起動時から予測時間T(1)までの時間と、最初のデータリフレッシュが実行された後(予測時間T(1))から予測時間T(2)までの時間とは、同じであるとは限らない。
また、図4において、説明の便宜上、初期起動時から予測時間T(1)まで一定の時間間隔で(直線的に)ライト回数kが増えているように記載しているが、予測時間T(1)までの間にライト回数kの増加率は、変動し得る。すなわち、図4において、時間t毎にライト回数kの傾きが、変動する可能性がある。このような場合、例えば、図4の初期起動時から予測時間T(1)までの間で閾値Kと時間(例えば、ライト時間t)との関係は、直線ではなく折れ線で表示されることになる。
また、予測時間算出部64は、ライト回数が少ない場合には予測時間Tの精度が低いと判断して、算出した予測時間Tを延長する処理をするように構成されていてもよい。ライト回数が少ない場合には、ライト回数が閾値に実際に到達する時間と予測時間Tとの間に誤差が生じ得る。したがって、予測時間算出部64が予測時間Tの精度が低いと判断することによって、この誤差を軽減することができる。
データリフレッシュ管理部66は、ディスク1上でのデータリフレッシュを管理する。データリフレッシュ管理部66は、システム情報101を参照して定期的にディスク1上の記録領域でデータリフレッシュの必要な領域を検索し、データリフレッシュが必要な記録領域を検出した際にこの記憶領域に対してデータリフレッシュを実行する。
データリフレッシュ管理部66は、所定のBandのライト回数がデータリフレッシュ閾値に到達した場合、現在時間Tnが所定のBandのデータリフレッシュの開始時間Tdに到達した場合、または現在時間Tnが所定のBandの予測時間Tに到達した場合のいずれかを検出した際に所定のBandに対してデータリフレッシュを実行する。なお、データリフレッシュ管理部66は、データリフレッシュを実行した直後、データリフレッシュの開始時間Tdをリセットし、初期開始時間Td0に設定する。
また、データリフレッシュ管理部66は、予測時間Tが近い複数のBandを検出した場合、これらのBandの予測時間Tからデータリフレッシュを実行する順番を設定し、設定した順番に従ってデータリフレッシュを順次実行する。この場合、データリフレッシュ管理部66は、予測時間Tよりも早く、且つ予測時間Tが近い複数のBand(Band群)に対してデータリフレッシュを開始し、均等な時間間隔でこれらのデータリフレッシュを実行する。
以下で、図面を参照して予測時間の近い複数のBandに対するデータリフレッシュ処理の一例を示す。
データリフレッシュ管理部66は、予測時間Tが近い複数のBandを検出する場合、各予測時間Tの時間間隔がデータリフレッシュ時間mより小さいかを判断する。各予測時間Tの時間間隔がデータリフレッシュ時間mより小さい場合、データリフレッシュ管理部66は、データリフレッシュ時間mより小さい複数の予測時間Tを“予測時間が近似している”と判断する。また、各予測時間Tの時間間隔がデータリフレッシュ時間mより小さくない場合、データリフレッシュ管理部66は、データリフレッシュ時間mより小さくない複数の予測時間Tを“予測時間が離れている”と判断する。
例えば、図3のシステム情報101に含まれるデータリフレッシュ時間mが2秒であるとする。また現在時間TnがBand2の予測時間T(7208(秒))に近づいているものとする。ここで、Band2に対してデータリフレッシュを実行する場合に、データリフレッシュ管理部66は、Band2の予測時間T(7208(秒))との差がデータリフレッシュ時間mの2秒の範囲にあるBand1およびBand4の予測時間T(7210(秒))が近いと判断する。さらに、データリフレッシュ管理部66は、Band1およびBand4の予測時間T(7210(秒))との差がデータリフレッシュ時間m(2秒)の範囲にあるBand0の予測時間T(7211(秒))が近いと判断する。データリフレッシュ管理部66は、このようにして予測時間Tがデータリフレッシュ時間mの範囲内にあるBandが検出されなくなるまで予測時間Tが近づいているBandを検出する。
データリフレッシュ管理部66は、予測時間Tが近いBandの検出を終了すると、データリフレッシュを実行する順番を設定する。このとき、データリフレッシュ管理部66は、予測時間Tの早いBandから優先的にデータリフレッシュを実行するように設定する。
例えば、図3の予測時間テーブルG1を参照して、データリフレッシュ管理部66は、予測時間Tが近いと判断したBand群(Band0、Band1、Band2、およびBand4)の中で予測時間Tが最も早いBand2に対して優先的にデータリフレッシュを実行するように設定する。予測時間Tが同一である場合、データリフレッシュ管理部66は、直前のライト回数kが大きいBandから優先的にデータリフレッシュを実行するように設定する。図3において、予測時間Tは、Band1及びBand4で同じであり、直前のライト回数kは、Band4よりBand1の方が大きい。この場合、データリフレッシュ管理部66は、Band4よりもBand1に対して優先的にデータリフレッシュを実行するように設定する。そして、データリフレッシュ管理部66は、予測時間が近いBand群の中で予測時間の最も遅いBand0に対して最後にデータリフレッシュを実行するように設定する。
データリフレッシュを実行する順番を設定した後、データリフレッシュ管理部66は、データリフレッシュの実行のタイミングおよび時間間隔を設定する。データリフレッシュ管理部66は、現在時間Tnと複数のBandの数nとデータリフレッシュ時間mとから予測時間が近いBand群の全てのデータリフレッシュを実行するために必要な時間を算出する。
データリフレッシュ管理部66は、ほぼ同じ予測時間のBand群内で最後にデータリフレッシュが実行されるBand以外のデータリフレッシュに必要な合計時間(m×(n−1))と現在時間Tnから最後に実行されるデータリフレッシュの予測時間(最終予測時間)Teまでの時間差(Te−Tn)と、を算出する。
データリフレッシュ管理部66は、算出した合計時間(m×(n−1))と時間差(Te−Tn)とを比較し、合計時間(m×(n−1))よりも時間差(Te−Tn)が大きい時間Tnまでにデータリフレッシュを実行する。
以下でデータリフレッシュの実行のタイミングの幾つかの例を示す。
図5(a)および(b)は、データリフレッシュのタイミングチャートの一例を示す図である。図5(a)および(b)において、D1、D2、D3およびD4は、それぞれ、データリフレッシュを示す。例えば、D1は、Band2のデータリフレッシュを示し、D2は、Band1のデータリフレッシュを示し、D3は、Band4のデータリフレッシュを示し、D4は、Band0のデータリフレッシュを示す。また、図5(a)および(b)において、参照符号Td1およびTd2は、それぞれ、現時点から直近で実行されるべきデータリフレッシュを開始する予定の時間を示す。言い換えると、参照符号Td1およびTd2は、予測時間の近い複数のBandがある場合に最初に実行されるデータリフレッシュの開始時間を示す。図5(a)において、ΔT1は、それぞれ、各Bandのデータリフレッシュの間の時間間隔を示す。
図5(a)に示す一例では、データリフレッシュ管理部66は、各Bandのデータリフレッシュの間に所定の時間間隔ΔT1を設けるように実行する。時間間隔ΔT1は、システム情報101に含まれている。また、時間間隔ΔT1は、予め設定されていてもよいし、磁気ディスク装置200の外部から任意に設定されてもよい。データリフレッシュ管理部66は、システム情報101を参照して、データリフレッシュ開始時間を以下の式から算出する。
Td1=(Te―(n−1)×(m+ΔT1))・・・式(3)
データリフレッシュ管理部66は、現在時間Tnがデータリフレッシュ開始時間Td1に到達した際に設定した順序に従ってデータリフレッシュを実行する。つまり、データリフレッシュ間には時間間隔ΔT1が設けられる。
図5(a)に示すように、4つのデータリフレッシュが実行される場合、データリフレッシュ開始時間Td1=(Te―3(m+ΔT1))で表される。この場合、データリフレッシュ管理部66は、データリフレッシュ開始時間Td1にデータリフレッシュD1を開始し、データリフレッシュD1の終了後に時間間隔ΔT1を空けて、次のデータリフレッシュD2を実行する。同様に、データリフレッシュ管理部66は、データリフレッシュD2の終了後に時間間隔ΔT1を空けて、データリフレッシュD3を実行し、データリフレッシュD3の終了後に時間間隔ΔT1を空けて、最後にデータリフレッシュD4を実行する。このように、データリフレッシュ管理部66は、時間的に均等にデータリフレッシュを実行することができる。
図5(b)に示す一例では、データリフレッシュ管理部66は、システム情報101を参照して、データリフレッシュ開始時間Td2を以下の式から算出する。
Td2=(Te―(n−1)×m)・・・式(4)
データリフレッシュ管理部66は、現在時間Tnがデータリフレッシュ開始時間Td1に到達した際に設定した順序に従って各Bandにデータリフレッシュを実行する。図5(b)において、データリフレッシュ管理部66は、現在時間Tnがデータリフレッシュ開始時間Td2に達した際に、データリフレッシュD1を開始し、続いてデータリフレッシュD2およびD3を順次実行する。最後に、データリフレッシュ管理部66は、予測時間である最終予測時間TeにデータリフレッシュD4を開始する。このように、データリフレッシュ管理部66は、時間的に均等にデータリフレッシュを実行することができる。
予測時間の近い複数のBandが検出された場合、データリフレッシュ管理部66は、データリフレッシュを実行する順番を設定した後、状況に応じて以上に示した幾つかの例のタイミングでデータリフレッシュを実行することができる。なお、最後に実行されるデータリフレッシュが最終予測時間Teから開始する例のみを記載したが、データリフレッシュ管理部66は、最終予測時間Teより前に予測時間の近い全てのBandに対してデータリフレッシュを実行するように構成されていてもよい。例えば、図5(a)および図5(b)において、データリフレッシュ管理部66は、最終予測時間Teの前に全て終了するようにデータリフレッシュD1〜D4を実行してもよい。
図6は、本実施形態の磁気ディスク装置200のデータリフレッシュ処理の一例を示すフローチャートである。
B601において、磁気ディスク装置200は、起動され、ホストシステム150からライトコマンドを取得し、B602の処理に進む。B602において、磁気ディスク装置200は、ホストシステム150から受けたライトコマンドを実行し、ライトカウント管理部62は予測時間テーブルG1を更新してB603の処理に進む。
B603において、MPU60は、予測時間テーブルG1の予測時間Tを参照するかどうかを判断する。予測時間Tを参照する場合(B603のYes)、B604において、MPU60(データリフレッシュ管理部66)は、予測時間が近いBandを検索し、B605の処理に進む。
一方で、予測時間Tを参照しない場合(B603のNo)、B611の処理へ進む。
B605において、データリフレッシュ管理部66は、予測時間の近いBandがあるかどうかを判断する。予測時間の近いBandが複数あると判断した場合(B605のYes)、B606において、データリフレッシュ管理部66は、データリフレッシュを実行する順番を設定し、B607の処理に進む。
B607において、データリフレッシュ管理部66は、B606に設定した順序に従ってデータリフレッシュを実行するように開始時間Tdを設定し、B608の処理に進む。このとき、データリフレッシュ管理部66は、複数のデータリフレッシュを時間的に均等に実行するように開始時間Tdを設定する。
一方で、予測時間の近いBandがないと判断した場合(B605のNо)、B608の処理に進む。
B608において、データリフレッシュ管理部66は、予測時間に達したBandがあるかどうかを判断する。予測時間に達したBandがあると判断した場合(B608のYes)、B609において、データリフレッシュ管理部66は、予測時間に達したBandにデータリフレッシュを実行し、B610の処理に進む。このとき、B606及びB607で設定が実行された場合には、データリフレッシュ管理部66は、設定に従って予測時間の近い複数のBandに対してデータリフレッシュを順次実行する。
一方で、予測時間に達したBandがないと判断した場合(B608のNo)、B611の処理に進む。
B610において、データリフレッシュ管理部66は、データリフレッシュの開始時間Tdをリセットし、内部実行処理を終了し、B613の処理へ進む。
B611において、データリフレッシュ管理部66は、ライト回数が閾値に達したBandを検索する。B612において、データリフレッシュ管理部66は、ライト回数が閾値に達したBandがあるかどうかを判断する。ライト回数が閾値に達したBandがあると判断した場合(B612のYes)、B609の処理へ進む。ライト回数が閾値に達したBandがないと判断した場合(B612のNo)、B613の処理へ進む。
B613において、MPU60は、ホストシステム150からコマンドが送られているかどうかを判断する。ホストシステム150からコマンドが送られていると判断した場合(B613のYes)、B601の処理へ戻る。ホストシステム150からコマンドが送られていないと判断した場合(B613のNo)、スタンバイの状態となる。
本実施形態の磁気ディスク装置200は、ホストシステム150からライトコマンドを受けた際に、データリフレッシュの実行に関する予測時間を算出し、複数のBandでデータリフレッシュを実行するタイミングが重なるか否かを予測する。磁気ディスク装置200は、複数のBandでのデータリフレッシュを実行するタイミングが重ならないようにMPU60(データリフレッシュ管理部66)で制御する。さらに、磁気ディスク装置200は、複数のデータリフレッシュを時間的に分散させて実行することもできる。したがって、本実施形態の磁気ディスク装置200は、複数のBandが同じタイミングでデータリフレッシュを実行することを防止できる。その結果、本実施形態の磁気ディスク装置200は、ホストシステム150のコマンドに対して安定した応答性能で処理することができる。
次に第1の実施形態に係る磁気ディスク装置の変形例について説明する。実施形態の変形例において、前述した第1の実施形態と同一の部分には同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。
(変形例)
第1の実施形態の変形例の磁気ディスク装置200は、第1の実施形態とほぼ同等の構成であるが、各Bandを内側領域と外側領域とに分けてデータリフレッシュを管理する。
図7は、本実施形態の変形例のシステム情報101の一例を示す図である。
変形例のシステム情報101は、予測時間テーブルG2を含む。予測時間テーブルG2は、各Bandの領域が内周側(inner)と外周側(outer)とに分けられている。
ライトカウント管理部62は、ディスク1上で対象とするBandに対して内側のBandへライトされた場合、図7に示される各Bandのinnerのライト回数(第1のライト回数)をカウントし、ディスク1上で対象とするBandに対して外側のBandへライトされた場合、図7に示される各Bandのouterのライト回数(第2のライト回数)をカウントする。
予測時間算出部64は、図7の各Bandのinner及びouterのライト回数(kおよびk’)及びライト時間(tおよびt’)が更新される度に予測時間Tを算出し、予測時間テーブルG2の予測時間Tを更新する。
データリフレッシュ管理部66は、図7に示すような所定のBandのinner又はouterのいずれかがデータリフレッシュを実行する条件を満たした場合に、この所定のBand全体に対してデータリフレッシュを実行する。例えば、データリフレッシュ管理部66は、第1のライト回数が閾値に到達する予測時間(第1の予測時間)と第2のライト回数が閾値に到達する予測時間(第2の予測時間)とを算出し、現在時間Tnが第1の予測時間および第2の予測時間のいずれか1つに到達した場合に所定のBandにデータリフレッシュを実行する。
変形例の磁気ディスク装置は、第1の実施形態の磁気ディスク装置よりも精度の高い予測時間を算出できる。したがって、変形例の磁気ディスク装置は、第1の実施形態の磁気ディスク装置よりも安定した応答性能を提供できる。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…ディスク、2…スピンドルモータ(SPM)、3…アクチュエータ、4…ボイスコイルモータ(VCM)、10…ヘッド、10W…ライトヘッド(記録ヘッド)、10R…リードヘッド(再生ヘッド)、20…ドライバIC、30…ヘッドアンプIC、40…R/Wチャネル、50…ハードディスクコントローラ(HDC)、60…マイクロプロセッサ(MPU)、70…揮発性メモリ、80…不揮発性メモリ、90…バッファメモリ、100…メディアキャッシュ領域、101…システム情報、110…瓦記録領域、130…システムコントローラ、150…ホストシステム、200…ディスクドライブ(ディスク装置)。

Claims (8)

  1. 第1ライトトラックおよび前記第1ライトトラックと部分的に重なる第2ライトトラックをそれぞれ含む複数のトラック群を有するディスクと、
    前記複数のトラック群ごとに、隣接するトラック群へのライト処理に応じたライト回数をカウントするとともに前記ライト回数が所定値に到達する予測時間を演算し、演算した前記予測時間が近似するトラック群を検出した場合に、当該予測時間が近似するトラック群の記録データをリードした後に、前記リードした記録データを前記近似するトラック群にライトする書き直し処理を前記予測時間よりも早い時間に実行する処理部と、を備える磁気ディスク装置。
  2. 前記処理部は、前記近似するトラック群が複数ある場合、それぞれのトラック群に対する書き直し処理を均等な時間間隔で実行する、請求項1の磁気ディスク装置。
  3. 前記処理部は、前記複数の近似するトラック群同士の予測時間の差が、前記近似するトラック群に対する前記書き直し処理の完了までの所要時間の範囲内にある場合に、前記予測時間が近似すると判断する、請求項1または2の磁気ディスク装置。
  4. 前記処理部は、前記トラック群を径方向で内側領域と外側領域とに領域を分けて前記ライト回数をカウントする、請求項1乃至3のいずれか1の磁気ディスク装置。
  5. 前記処理部は、前記内側領域に隣接するトラック群へのライトに対応する第1のカウント回数と、前記外側領域に隣接するトラック群へのライトに対応する第2のカウント回数とをそれぞれカウントする、請求項4の磁気ディスク装置。
  6. 前記処理部は、前記第1のカウント回数が前記所定値に到達する第1の予測時間と、前記第2のカウント回数が前記所定値に到達する第2の予測時間とを演算し、前記第1の予測時間および前記第2の予測時間のいずれか1つに到達した場合に前記書き直し処理を実行する、請求項5の磁気ディスク装置。
  7. 第1ライトトラックおよび前記第1ライトトラックと部分的に重なる第2ライトトラックをそれぞれ含む複数の第1トラック群を有するディスクを備える磁気ディスク装置に適用する書き直し処理方法であって、
    前記複数のトラック群ごとに、隣接するトラック群へのライト処理に応じたライト回数をカウントするとともに前記ライト回数が所定値に到達する予測時間を演算し、
    演算した前記予測時間が近似するトラック群を検出した場合に、当該予測時間が近似するトラック群の記録データをリードした後に、前記リードした記録データを前記近似するトラック群にライトする処理を前記予測時間よりも早い時間に実行する、書き直し処理方法。
  8. 第1ライトトラックおよび前記第1ライトトラックと部分的に重なる第2ライトトラックをそれぞれ含む第1トラック群および当該第1トラック群に隣接する第2トラック群を有するディスクと、
    前記第2トラック群へのライトが実行された回数であるライト回数と当該ライトが実行された時間であるライト時間とに基づいて、前記第1トラック群の記録データをリードした後に前記リードした記録データを前記第1トラック群にライトする書き直し処理を実行する時間である予測時間を予測し、当該予測時間に基づいて、前記第1トラック群への前記書き直し処理を実行する処理部と、を備える磁気ディスク装置。
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