JP2013157047A - 磁気ディスク装置及び同装置におけるデータリフレッシュ方法 - Google Patents
磁気ディスク装置及び同装置におけるデータリフレッシュ方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013157047A JP2013157047A JP2012015023A JP2012015023A JP2013157047A JP 2013157047 A JP2013157047 A JP 2013157047A JP 2012015023 A JP2012015023 A JP 2012015023A JP 2012015023 A JP2012015023 A JP 2012015023A JP 2013157047 A JP2013157047 A JP 2013157047A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- track
- data
- random number
- area
- controller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B20/00—Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
- G11B20/10—Digital recording or reproducing
- G11B20/18—Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs
- G11B20/1879—Direct read-after-write methods
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B20/00—Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
- G11B20/10—Digital recording or reproducing
- G11B20/10009—Improvement or modification of read or write signals
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/012—Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic disks
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/02—Recording, reproducing, or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
- G11B5/09—Digital recording
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Digital Magnetic Recording (AREA)
- Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
Abstract
【課題】ライト回数を保持するのに用いられるメモリ容量を不要にするか或いは低減することができ、且つ不要なデータリフレッシュの発生を抑えることができるようにする。
【解決手段】実施形態によれば、磁気ディスク装置は、ディスクと、乱数生成手段と、乱数判定手段と、リフレッシュ手段とを具備する。ディスクは複数のトラックを備えている。乱数生成手段は、前記複数のトラックのうちの第1のトラックの第1の領域へのデータのライトに応じてn個の整数の範囲で乱数を生成する。乱数判定手段は、生成された乱数が所定値であるかを判定する。リフレッシュ手段は、この判定に応じて、第1のトラックの近傍の第2のトラックの第1の領域に対応する第2の領域をリフレッシュする。
【選択図】 図1
【解決手段】実施形態によれば、磁気ディスク装置は、ディスクと、乱数生成手段と、乱数判定手段と、リフレッシュ手段とを具備する。ディスクは複数のトラックを備えている。乱数生成手段は、前記複数のトラックのうちの第1のトラックの第1の領域へのデータのライトに応じてn個の整数の範囲で乱数を生成する。乱数判定手段は、生成された乱数が所定値であるかを判定する。リフレッシュ手段は、この判定に応じて、第1のトラックの近傍の第2のトラックの第1の領域に対応する第2の領域をリフレッシュする。
【選択図】 図1
Description
本発明の実施形態は、磁気ディスク装置及び同装置におけるデータリフレッシュ方法に関する。
近年、磁気ディスク装置の高容量化に伴い、高記録密度化、高トラック密度化が進んでいる。高トラック密度化により、ディスク上で隣接するトラック間の間隔(つまりトラックピッチ)が狭小化されている。
トラックピッチが狭小化されると、トラックにデータを磁気的にライトする際に、例えば隣接するトラックに既に磁気的にライトされているデータ(磁気データ)の磁気的劣化が発生する可能性がある。つまり、隣接するトラックの磁気データ(より詳細には、磁気データの磁界の強さ)が弱められる可能性がある。このような現象は、サイドイレーズ現象と呼ばれる。サイドイレーズ現象の要因は、目標トラックにヘッドを位置付ける際の誤差及び当該ヘッドから漏洩する磁界にある。
サイドイレーズ現象によって、対応するトラックの磁気データが弱められても、直ちにリードエラーが発生するわけではない。サイドイレーズ現象が繰り返し発生すると、対応するトラックの磁気データが徐々に弱まる。サイドイレーズ現象の発生回数が、ある閾値を超えると、誤り訂正符号(ECC)を最大限に用いて磁気データの修復を試みても、当該磁気データを修復することが困難となり、リードエラーとなる。これにより、結果として磁気データが消失する。
そこで近年の磁気ディスク装置では、サイドイレーズ現象の繰り返しによりトラックからの磁気データのリードが不能になる前に、当該磁気データの磁気的な劣化を回復するためのデータリフレッシュが必須になりつつある。データリフレッシュは、磁気的に劣化した磁気データを、対応するトラックからリードし、当該リードされた磁気データを当該トラックに再度ライトする動作として知られている。この磁気データの再ライト(つまりデータリフレッシュ)により、当該磁気データの磁界は強くなり、安定する。
サイドイレーズ現象が繰り返し発生するトラックと、当該トラックに隣接するトラックへのデータライトの回数との間には相関がある。そこで従来の磁気ディスク装置では、上述の相関を利用するために、ディスク上のトラック毎またはグループ毎にライト回数をカウントする技術が適用される。この技術によれば、ライト回数が閾値に達したトラックに隣接するトラックのデータ、またはライト回数が閾値に達したグループに属する全トラックのデータがリフレッシュされる。
上述した先行技術では、トラック毎またはグループ毎に(つまり、所定の記録単位で)ライト回数を保持するために、ダイナミックRAM(DRAM)のようなメモリが用いられている。一般に、ライト回数をカウントする記録単位が小さくなるほど、ライト回数を保持するのに必要なメモリ容量が増加する。これに対し、ライト回数をカウントする記録単位が大きくなるほど、不要なデータリフレッシュが増加する。
本発明が解決しようとする課題は、ライト回数を保持するのに必要なメモリ容量を不要にするか或いは低減することができ、且つ不要なデータリフレッシュの発生を抑えることができる磁気ディスク装置及び同装置におけるデータリフレッシュ方法を提供することにある。
実施形態によれば、磁気ディスク装置は、ディスクと、乱数生成手段と、乱数判定手段と、リフレッシュ手段とを具備する。前記ディスクは複数のトラックを備えている。前記乱数生成手段は、前記複数のトラックのうちの第1のトラックの第1の領域へのデータのライトに応じてn個の整数の範囲で乱数を生成する。前記乱数判定手段は、前記生成された乱数が所定値であるかを判定する。リフレッシュ手段は、前記判定に応じて、前記第1のトラックの近傍の第2のトラックの前記第1の領域に対応する第2の領域をリフレッシュする。
以下、実施の形態につき図面を参照して説明する。
図1は一つの実施形態に係る磁気ディスク装置の典型的な構成を示すブロック図である。
図1に示す磁気ディスク装置は、ディスク(磁気ディスク)11と、ヘッド(磁気ヘッド)12と、スピンドルモータ(SPM)13と、アクチュエータ14と、ドライバIC15と、ヘッドIC16と、コントローラ17とを備えている。
図1は一つの実施形態に係る磁気ディスク装置の典型的な構成を示すブロック図である。
図1に示す磁気ディスク装置は、ディスク(磁気ディスク)11と、ヘッド(磁気ヘッド)12と、スピンドルモータ(SPM)13と、アクチュエータ14と、ドライバIC15と、ヘッドIC16と、コントローラ17とを備えている。
ディスク11は磁気記録媒体である。ディスク11は上側と下側の2つのディスク面を有している。ディスク11の例えば上側のディスク面は、データが磁気記録される記録面をなしている。ディスク11の記録面(記録領域)は、例えば同心円状のトラック群を備えている。トラック群のそれぞれは最小の記録単位であるセクタ群を備えている。
ヘッド(ヘッドスライダ)12はディスク11の記録面に対応して配置される。ヘッド12は、図示せぬライト素子及びリード素子を備えている。ヘッド12(より詳細には、ライト素子及びリード素子)は、ディスク11へのデータのライト及びディスク11からのデータのリードに用いられる。
図1の構成では、単一枚のディスク11を備えた磁気ディスク装置を想定している。しかし、ディスク11が複数枚積層配置された磁気ディスク装置であっても構わない。また、図1の構成では、ディスク11の一方の面が記録面をなしている。しかし、ディスク11の両面がいずれも記録面をなし、両記録面にそれぞれ対応してヘッドが配置されても構わない。
ディスク11はSPM13によって高速に回転させられる。SPM13は、ドライバIC15から供給される駆動電流(または駆動電圧)により駆動される。ヘッド(ヘッドスライダ)12は、アクチュエータ14のアーム141の先端に取り付けられている。アクチュエータ14は、当該アクチュエータ14の駆動源となるボイスコイルモータ(VCM)142を有している。VCM142は、モータドライバIC15から供給される駆動電流により駆動される。ヘッド12は、アクチュエータ14がVCM142によって駆動されることにより、ディスク11上を当該ディスク11の半径方向に、円弧を描くように移動する。
ドライバIC15は、コントローラ17の制御に従い、SPM13とVCM142とを駆動する。ヘッドIC16はヘッドアンプとも呼ばれており、ヘッド12によりリードされた信号(つまりリード信号)を増幅する。ヘッドIC16はまた、コントローラ17から出力されるライトデータをライト電流に変換してヘッド12に出力する。
コントローラ17は、例えばマイクロプロセッサユニット(MPU)を含む複数の要素が単一チップに集積されたシステムLSIによって実現される。コントローラ17は、DRAMのようなメモリ170を備えている。
コントローラ17は、リード/ライトに関連する信号を処理するリード/ライトチャネル(図示せず)を有する。即ちコントローラ17(リード/ライトチャネル)は、ヘッドIC16によって増幅されたリード信号をデジタルデータに変換し、このデジタルデータからリードデータを復号する。コントローラ17はまた、上記デジタルデータからサーボデータを抽出する。コントローラ17はまた、ライトデータを符号化し、この符号化されたライトデータをヘッドIC16に転送する。
コントローラ17は、ホストインタフェースを介してホスト(ホストデバイス)と接続されている。ホストは、図1に示される磁気ディスク装置を自身のストレージ装置として利用する。ホスト及び図1に示される磁気ディスク装置は、パーソナルコンピュータ、ビデオカメラ、音楽プレーヤー、携帯端末、携帯電話機、或いはプリンタ装置のような電子機器に備えられている。
コントローラ17は、当該コントローラ17とホストとの間で信号を授受するホストインタフェースコントローラとして機能する。具体的には、コントローラ17は、ホストから転送されるコマンド(ライトコマンド、リードコマンド等)を受信する。コントローラ17はまた、ホストと当該コントローラ17との間のデータ転送を制御する。コントローラ17はまた、ヘッドIC16及びヘッド12を介してディスク11へのデータのライト及びディスク11からのデータのリードを制御するディスクインタフェースコントローラとしても機能する。
コントローラ17は更に、トラックNへのデータライトが発生する毎に、例えば当該トラックNに隣接するトラックN+1及びトラックN−1(以下、トラックN±1と表記する)をリフレッシュすべきかを判定する。コントローラ17は、この判定の結果に基づいてトラックN±1のデータをリフレッシュする。
以下、前記判定の基準について説明する。
例えば、トラックNへのデータライトによりサイドイレーズ現象が発生するものとする。このサイドイレーズ現象が繰り返し発生すると、隣接トラックN±1の磁気データが徐々に弱まり、やがて当該隣接トラックN±1の状態は、正常にデータがリードできない状態になる。
例えば、トラックNへのデータライトによりサイドイレーズ現象が発生するものとする。このサイドイレーズ現象が繰り返し発生すると、隣接トラックN±1の磁気データが徐々に弱まり、やがて当該隣接トラックN±1の状態は、正常にデータがリードできない状態になる。
隣接トラックN±1からデータを正常にリードできない状態になるような、トラックNへのデータライトの回数をCとする。このCとマージンΔとに基づいて、トラックNへのデータライトの許容される回数(つまり閾値)CP(CP=C−Δ)が設定される。もし、トラックNへのデータライトの回数が閾値CPを超えたならば、隣接トラックN±1の磁気データが消失する可能性が高くなる。この閾値CPは、サイドイレーズ現象に対する磁気ディスク装置の耐力を表す指標であるといえる。閾値CPは本実施形態において前記判定の間接的な基準である。その理由について以下に述べる。
前述の先行技術では、例えばトラック毎にライト回数がカウントされる。そしてライト回数が閾値(以下、リフレッシュ閾値と称する)CPに達したトラックに隣接するトラックのデータがリフレッシュされる。これにより、隣接するトラックのデータが消失するのを防止できる。しかしトラック毎にライト回数をカウントするためには、ディスク上の全トラックのライト回数を保持するメモリ領域が必要となる。ここで、リフレッシュ閾値CPが10,000であるものとする。この場合、トラック毎のライト回数を10,000まで正確にカウントするためには、1トラックにつき14ビットのメモリ領域を必要とする。このことは、214が16,384であることから明らかである。このため、近年のように、磁気ディスク装置の高トラック密度化が進むと、ディスク上の全トラックのライト回数を保持するのに必要なメモリ容量が大幅に増大する。
そこで本実施形態では、コントローラ17は、トラック毎のライト回数をカウントする代わりに、トラックNへのデータライトが発生する毎に、1から10,000までの整数の範囲で乱数Rを生成するように構成されている。つまりコントローラ17は、トラックNへのデータライトが発生する毎に、発生確率1/10,000で乱数Rを生成する。
コントローラ17は、生成された乱数Rが所定の値(例えば1)であれば、トラックNへのデータライトの回数が10,000(リフレッシュ閾値)に達したものと推定(つまり判定)する。この場合、コントローラ17は隣接トラックN±1をリフレッシュする。明らかなように、生成された乱数Rは、トラックNへの10,000回のデータライトにつき1回の確率で前記所定値となる。したがって、トラックNへのデータライトに応じて生成された乱数Rが所定値となった場合、トラックNへのデータライトの回数が10,000に達したものとコントローラ17が推定することは可能である。
以下、本実施形態におけるリフレッシュを含むデータライト処理の典型的な手順について、トラックNにデータをライトする場合を例に、図2のフローチャートを参照して説明する。ここでは、リフレッシュ閾値CPが10,000であるものとする。つまり、図1に示される磁気ディスク装置のサイドイレーズ現象に対する耐力を表す許容データライト回数が10,000であるものとする。
まずコントローラ17は、ディスク11上のトラックNにヘッドIC16を介してデータをライトする(ステップ201)。ここでトラックN(第1の領域)へのデータライトとは、当該トラックN全体(第1の領域全体)へのデータライトは勿論、当該トラックN内の一部の領域(第1の領域内の一部の領域)へのデータライトも含むものとする。
次にコントローラ17は乱数生成手段として機能して、1から10,000(CP=10,000)までの整数(つまりCP個の整数)の範囲で乱数Rを生成する(ステップ202)。そしてコントローラ17は乱数判定手段として機能して、生成された乱数Rが所定値、例えば1であるかを判定する(ステップ203)。なお、前記所定値は、1から10,000までの範囲の整数であれば、1以外の整数であっても構わない。
もし、生成された乱数Rが1でないならば(ステップ203のNo)、コントローラ17は乱数Rが1となる確率から、トラックNへのデータライトの回数が10,000(リフレッシュ閾値CP)に達していないものと推定する。この場合、コントローラ17は図2のフローチャートに従うデータライト処理を終了する。
これに対し、生成された乱数Rが1であるならば(ステップ203のYes)、コントローラ17は乱数Rが1となる確率から、トラックNへのデータライトの回数が10,000(リフレッシュ閾値CP)に達したものと推定する。ここで、トラックNへのデータライトの前記推定される回数は、例えばトラックNがリフレッシュされた後は、当該トラックNが前回リフレッシュされた時点からのデータライトの回数である。
コントローラ17はステップ203の判定が上述のように「Yes」の場合、リフレッシュ手段として機能して、ステップ201でライトされたトラックNに隣接するトラックN±1をリフレッシュする(ステップ204)。即ちコントローラ17は、トラックN+1及びN−1からそれぞれデータDN+1及びDN-1をリードし、リードされたデータDN+1及びDN-1をトラックN+1及びN−1に再度ライトする。コントローラ17はトラックN±1をリフレッシュすると(ステップ204)、図2のフローチャートに従うデータライト処理を終了する。
前述したように、トラックNへのデータライト毎に、1から10,000までの整数の範囲で乱数Rが生成される本実施形態では、当該トラックNへのデータライト時に乱数Rが1となる確率は1/10,000である。このためコントローラ17は、トラックNへのデータライト時に、1/10,000の確率でトラックN±1をリフレッシュすることになる。つまり、トラックNに隣接するトラックN±1は、当該トラックNへのデータライト10,000回につき1回の割合でリフレッシュされる。このためトラックN±1のデータが消失するおそれはない。
本実施形態によれば、上述のようにトラックNへのデータライトが発生する毎に、発生確率1/10,000で乱数Rが生成され、生成された乱数Rが1(所定値)となった場合に、隣接トラックN±1がリフレッシュされる。このように本実施形態は、トラック単位にリフレッシュが管理される構成を適用しながら、トラック毎にライト回数をカウントする技術を必要としない。このため本実施形態によれば、ライト回数を保持するのに必要なメモリ容量を不要とすることができる。しかも本実施形態では、トラック単位にリフレッシュが管理されるため、上述のメモリ容量の低減のためにグループ単位にリフレッシュが管理される構成と比較して、不要なデータリフレッシュの発生を抑えることができる。これにより、データリフレッシュの発生に起因するパフォーマンスの低下を最小に抑えることができる。
さて本実施形態では、シーケンシャルライトのようにトラックNに隣接するトラックN+1へのデータライトも必要な場合、コントローラ17はトラックN+1について、前述と同様のデータライト処理を実行する。もし、トラックN+1へのデータのライト後に生成された乱数Rが1である場合、コントローラ17はトラックN+1に隣接するトラックN+2及びNをリフレッシュすればよい。
<第1の変形例>
次に前記実施形態の第1の変形例について説明する。
前記実施形態は、トラックNへのデータライトによるサイドイレーズ現象が当該トラックNに隣接するトラックN±1に影響する場合を考慮している。しかし、漏えい磁界の強さによっては、前記サイドイレーズ現象が、トラックNからトラックN±1よりも離れたトラックN±2、更にはトラックNからトラックN±2よりも離れた範囲まで影響することもある。
次に前記実施形態の第1の変形例について説明する。
前記実施形態は、トラックNへのデータライトによるサイドイレーズ現象が当該トラックNに隣接するトラックN±1に影響する場合を考慮している。しかし、漏えい磁界の強さによっては、前記サイドイレーズ現象が、トラックNからトラックN±1よりも離れたトラックN±2、更にはトラックNからトラックN±2よりも離れた範囲まで影響することもある。
図3は、本実施形態におけるサイドイレーズ現象の及ぼす典型的な範囲を説明するための図であり、トラックNへのデータのライトに対する漏洩磁界の広がりの例を示す。
図3に示す漏洩磁界分布30の例では、トラックNに隣接するトラックN±1がサイドイレーズ現象の影響を最も受け、トラックNから離れるほどサイドイレーズ現象の影響は弱くなる。しかし、トラックN±2における漏洩磁界の強度は、トラックN±1におけるそれのほぼ50%で、無視できない。
図3に示す漏洩磁界分布30の例では、トラックNに隣接するトラックN±1がサイドイレーズ現象の影響を最も受け、トラックNから離れるほどサイドイレーズ現象の影響は弱くなる。しかし、トラックN±2における漏洩磁界の強度は、トラックN±1におけるそれのほぼ50%で、無視できない。
そこで第1の変形例は、トラックNへのデータライトによって発生するサイドイレーズ現象が当該トラックNに隣接するトラックN±1だけでなくトラックN±2へも影響する場合を考慮したデータライト処理を適用している。ここでは、トラックNへのデータライトによって発生するトラックN±2へのサイドイレーズ現象の影響が、トラックN±1へのそれの50%であるものとする。つまりトラックN±2へのサイドイレーズ現象の影響の重みが、トラックN±1へのそれの1/2であるものとする。
以下、第1の変形例におけるリフレッシュを含むデータライト処理の典型的な手順について、トラックNにデータをライトする場合を例に、図4のフローチャートを参照して説明する。ここでは、トラックNへのデータライトによって発生するトラックN±1へのサイドイレーズ現象の影響は前記実施形態と同様であるものとする。つまり、トラックN±1は、トラックNへのデータライト10,000回につき1回の割合でリフレッシュされる必要があるものとする。この場合、前記重みがトラックN±1の1/2であるトラックN±2は、トラックNへのデータライト20,000回につき1回の割合でリフレッシュされればよい。
まずコントローラ17は、トラックNにデータをライトする(ステップ401)。次にコントローラ17は乱数生成手段として機能して、1から10,000までの範囲で乱数Raを生成する(ステップ402)。そしてコントローラ17は乱数判定手段として機能して、生成された乱数Raが所定値、例えば1であるかを判定する(ステップ403)。もし、生成された乱数Raが1であるならば(ステップ403のYes)、コントローラ17はリフレッシュ手段として機能して、トラックN±1をリフレッシュする(ステップ404)。ここまでの処理(ステップ401〜404)は、前記実施形態におけるステップ201〜204と同様である。
コントローラ17はトラックN±1をリフレッシュすると(ステップ404)、ステップ405に進む。一方、生成された乱数Raが1でないならば(ステップ403のNo)、コントローラ17はトラックN±1をリフレッシュすることなくステップ405に進む。
ステップ405においてコントローラ17は再び乱数生成手段として機能して、1から20,000までの範囲で乱数Rbを生成する。ここで、乱数Rbの範囲が乱数Raのそれの2倍である点に注意すべきである。次にコントローラ17は乱数判定手段として機能して、生成された乱数Rbが所定値、例えば1であるかを判定する(ステップ406)。
もし、生成された乱数Rbが1でないならば(ステップ406のNo)、コントローラ17は乱数Rbが1となる確率から、トラックNへのデータライトの回数が20,000に達していないものと推定する。この場合、コントローラ17は図4のフローチャートに従うデータライト処理を終了する。
これに対し、生成された乱数Rbが1であるならば(ステップ406のYes)、コントローラ17は乱数Rbが1となる確率から、トラックNへのデータライトの回数が20,000に達したものと推定する。するとコントローラ17はリフレッシュ手段として機能して、トラックN±2をリフレッシュする(ステップ407)。即ちコントローラ17は、トラックN+2及びN−2からそれぞれデータDN+2及びDN-2をリードし、リードされたデータDN+2及びDN-2をトラックN+2及びN−2に再度ライトする。コントローラ17はトラックN±2をリフレッシュすると(ステップ407)、図4のフローチャートに従うデータライト処理を終了する。
前述したように、トラックNへのデータライト毎に、1から20,000までの整数の範囲で乱数Rbが生成される第1の変形例では、当該トラックNへのデータライト時に乱数Rbが1となる確率は1/20,000である。このためコントローラ17は、トラックNへのデータライト時に、1/20,000の確率でトラックN±2をリフレッシュすることになる。つまり、トラックN±2は、トラックNへのデータライト20,000回につき1回の割合でリフレッシュされる。このためトラックN±2のデータが、トラックNへのデータライトにより発生するサイドイレーズ現象によって消失するおそれはない。
なお前記第1の変形例において、トラックNへのデータライトにより発生するサイドイレーズ現象がトラックN±3に及ぼす影響を考慮することも可能である。このトラックN±3に及ぼすサイドイレーズ現象の影響が、例えばトラックN±1に及ぼす影響の10%であるならば、コントローラ17はトラックNへのデータライト毎に、1から100,000までの整数の範囲で乱数Rcを生成すればよい。
<第2の変形例>
次に前記実施形態の第2の変形例について説明する。
第2の変形例の特徴は、乱数Rの生成とトラック毎のライト回数のカウントとを組み合わせた点にある。第2の変形例では、コントローラ17が有するメモリ170内の領域の一部(以下、ライトカウントテーブル領域と称する)にトラック毎の正規化されたライト回数が保持される。第2の変形例では、ライトカウントテーブル領域に保持されるトラック毎の正規化されたライト回数の最大値は100である。例えばトラックNの正規化されたライト回数をライトカウントCNと表記するならば、100×CNが、トラックNへのデータライトの回数(より詳細には、推定された回数)を表す。
次に前記実施形態の第2の変形例について説明する。
第2の変形例の特徴は、乱数Rの生成とトラック毎のライト回数のカウントとを組み合わせた点にある。第2の変形例では、コントローラ17が有するメモリ170内の領域の一部(以下、ライトカウントテーブル領域と称する)にトラック毎の正規化されたライト回数が保持される。第2の変形例では、ライトカウントテーブル領域に保持されるトラック毎の正規化されたライト回数の最大値は100である。例えばトラックNの正規化されたライト回数をライトカウントCNと表記するならば、100×CNが、トラックNへのデータライトの回数(より詳細には、推定された回数)を表す。
以下、第2の変形例におけるリフレッシュを含むデータライト処理の典型的な手順について、トラックNにデータをライトする場合を例に、図5のフローチャートを参照して説明する。ここでは、トラックNへのデータライトによって発生するトラックN±1へのサイドイレーズ現象の影響は前記実施形態と同様であるものとする。つまり、リフレッシュ閾値CPは10,000であり、トラックN±1は、トラックNへのデータライト10,000回につき1回の割合でリフレッシュされる必要があるものとする。
まずコントローラ17は、トラックNにデータをライトする(ステップ501)。次にコントローラ17は乱数生成手段として機能して、1から100までの範囲で乱数Rを生成する(ステップ502)。このように第2の変形例では、生成される乱数Rの範囲が、前記実施形態の1/100である。
次にコントローラ17は乱数判定手段として機能して、生成された乱数Rが所定値、例えば1であるかを判定する(ステップ503)。もし、生成された乱数Rが1でないならば(ステップ503のNo)、コントローラ17は図5のフローチャートに従うデータライト処理を終了する。
これに対し、生成された乱数Rが1であるならば(ステップ503のYes)、コントローラ17はインクリメント手段として機能して、トラックNのライトカウントCNを1インクリメントする(ステップ504)。ライトカウントCNは、メモリ170内のライトカウントテーブル領域にトラックNに関連付けて保持される。ステップ502で生成される乱数Rが1となる確率は1/100である。したがってコントローラ17は、トラックNへのデータライト100回につき1回の割合でトラックNのライトカウントCNを1インクリメントする。よってライトカウントCNは、トラックNへのデータライトが100×CN回行われたことの推定結果を示す。ライトカウントCNの初期値は0である。
次にコントローラ17はライトカウント判定手段として機能して、ライトカウントCNが閾値100に達しているかを判定する(ステップ505)。閾値100は、ステップ502で生成される乱数Rが1(所定値)となる確率(つまり1/100)とリフレッシュ閾値CP(CP=10,000)とから決定される。具体的には、閾値100は、リフレッシュ閾値CP(CP=10,000)に確率(1/100)を乗ずることにより決定される。
もし、ライトカウントCNが閾値100に達していないならば(ステップ505のNo)、コントローラ17はトラックNへのデータライトの回数が10,000(リフレッシュ閾値CP)に達していないものと推定する。その推定の理由は次の通りである。まず、ライトカウントCNが閾値100に達していないということは、トラックNへのデータライトに応じて生成された乱数Rが1となった回数が100に達していないことを表す。乱数Rが1となる確率は1/100である。したがってステップ505の判定がNoの場合、コントローラ17はトラックNへのデータライトの回数が10,000に達していないものと推定できる。この場合、コントローラ17は図5のフローチャートに従うデータライト処理を終了する。
これに 対し、ライトカウントCNが閾値100に達しているならば(ステップ505のYes)、コントローラ17はトラックNへのデータライトの回数が10,000に達したものと推定する。この場合、コントローラ17はリフレッシュ手段として機能して、トラックNに隣接するトラックN±1をリフレッシュする(ステップ506)。そしてコントローラ17は、ライトカウントCNを初期値0に戻して(ステップ507)、図5のフローチャートに従うデータライト処理を終了する。
第2の変形例によれば、コントローラ17は、トラックNへのデータライトに応じて生成される発生確率が1/100の乱数Rが1(所定値)の場合にライトカウントCNをインクリメントする。このためコントローラ17は、トラックNへのデータライトの回数が10,000に達したことを推定するために必要なライトカウントCNを100までカウントすればよい。よって第2の変形例において、ライトカウントCNを保持するのに、7ビットのメモリ領域で足りる。このことは、27が128であることから明らかである。つまり第2の変形例によれば、トラック毎のライト回数を10,000までカウントする必要がある場合に、1トラックにつき14ビットのメモリ領域を必要とする先行技術と比較して、必要なメモリ領域を半減できる。また第2の変形例においては、トラック毎のライト回数を10,000までカウントする場合と比較すれば精度は落ちるものの、発生確率が1/10,000の乱数Rに基づいてトラックNのライト回数が10,000に達したことを推定する前記実施形態と比較して、推定精度を向上することができる。
<第3の変形例>
次に前記実施形態の第3の変形例について説明する。
第3の変形例は次のような4つの特徴を有している。
第1の特徴は、前記第1の変形例と同様に、トラックNへのデータライトによって発生するサイドイレーズ現象が当該トラックNに隣接するトラックN±1だけでなくトラックN±2へも影響する場合を考慮した点にある。ここでは前記第1の変形例と同様に、トラックNへのデータライトによって発生するトラックN±2へのサイドイレーズ現象の影響が、トラックN±1へのそれの50%であるものとする。
次に前記実施形態の第3の変形例について説明する。
第3の変形例は次のような4つの特徴を有している。
第1の特徴は、前記第1の変形例と同様に、トラックNへのデータライトによって発生するサイドイレーズ現象が当該トラックNに隣接するトラックN±1だけでなくトラックN±2へも影響する場合を考慮した点にある。ここでは前記第1の変形例と同様に、トラックNへのデータライトによって発生するトラックN±2へのサイドイレーズ現象の影響が、トラックN±1へのそれの50%であるものとする。
第2の特徴は、トラックN±2への影響の推定にも、前記第2の変形例と同様に、乱数の生成とトラック毎のライト回数のカウントとの組み合わせを用いた点にある。第3の特徴は、トラックNへのデータライト100回につき1回の割合で、トラックN+1のライトカウントCN+1及びトラックN−1のライトカウントCN-1が、それぞれ1インクリメントされる点にある。第4の特徴は、トラックNへのデータライト200回につき1回の割合で、トラックN+2のライトカウントCN+2及びトラックN−2のライトカウントCN-2が、それぞれ1インクリメントされる点にある。
以下、第3の変形例におけるリフレッシュを含むデータライト処理の典型的な手順について、トラックNにデータをライトする場合を例に、図6及び図7のフローチャートを参照して説明する。
まずコントローラ17は、トラックNにデータをライトする(ステップ601)。次にコントローラ17は乱数生成手段として機能して、1から100までの範囲で乱数Raを生成する(ステップ602)。次にコントローラ17は乱数判定手段として機能して、生成された乱数Raが所定値、例えば1であるかを判定する(ステップ603)。もし、生成された乱数Raが1でないならば(ステップ603のNo)、コントローラ17はステップ701に進む。
これに対し、生成された乱数Raが1であるならば(ステップ603のYes)、コントローラ17は、トラックN+1のライトカウントCN+1及びトラックN−1のライトカウントCN-1を、それぞれ1インクリメントする(ステップ604)。ステップ602で生成される乱数Raが1となる確率は1/100である。したがってコントローラ17は、トラックNへのデータライト100回につき1回の割合でライトカウントCN+1及びCN-1をそれぞれ1インクリメントする。ライトカウントCN+1及びCN-1の初期値は0である。
トラックN+1及びトラックN−1は、トラックN以外に、それぞれトラックN+2及びN−2にも隣接する。このためライトカウントCN+1及びCN-1は、それぞれトラックN+2及びN−2へのデータライト100回につき1回の割合でもインクリメントされる。またライトカウントCN+1は、後述するステップ701〜703から容易に理解されるように、トラックN+3及びN−1へのデータライト200回につき1回の割合でもインクリメントされ、ライトカウントCN-1は、トラックN+1及びN−3へのデータライト200回につき1回の割合でもインクリメントされる。このことは、トラックN+1のライトカウントCN+1に関し、トラックN+3またはN−1への2回のデータライトが、トラックN+1に隣接するトラックへの1回のデータライトとして扱われることを表す。
よって、トラックiへのデータライトによって発生するトラックi±2へのサイドイレーズ現象の影響の重みが、トラックi±1へのそれの1/2である第3の変形例では、各トラックのライトカウントを100倍した値は、サイドイレーズ現象の影響の重みを考慮して隣接トラックへのデータライトの回数に換算され推定値を示す。つまりライトカウントを100倍した値は、データライトによるサイドイレーズ現象の影響を受けた回数の換算された推定値を示す。
次にコントローラ17はライトカウント判定手段として機能して、ライトカウントCN+1が閾値100に達しているかを判定する(ステップ605)。もし、ライトカウントCN+1が閾値100に達していないならば(ステップ605のNo)、コントローラ17は、トラックN+1がサイドイレーズ現象の影響を受けた回数の換算値が10,000に達していないものと推定する。この場合、コントローラ17はステップ608に進む。
これに対し、ライトカウントCN+1が閾値100に達しているならば(ステップ605のYes)、コントローラ17は、トラックN+1がサイドイレーズ現象の影響を受けた回数の換算値が10,000に達しているものと判断する。この場合、コントローラ17はリフレッシュ手段として機能して、トラックN+1をリフレッシュする(ステップ606)。そしてコントローラ17は、ライトカウントCN+1を初期値0に戻して(ステップ607)、前記ステップ608に進む。
ステップ608においてコントローラ17はライトカウント判定手段として機能して、ライトカウントCN-1が閾値100に達しているかを判定する。もし、ライトカウントCN-1が閾値100に達していないならば(ステップ608のNo)、コントローラ17はステップ701に進む。
これに対し、ライトカウントCN-1が閾値100に達しているならば(ステップ608のYes)、コントローラ17は、トラックN−1がサイドイレーズ現象の影響を受けた回数の換算値が10,000に達しているものと判断する。この場合、コントローラ17はリフレッシュ手段として機能して、トラックN−1をリフレッシュする(ステップ609)。そしてコントローラ17は、ライトカウントCN-1を初期値0に戻して(ステップ610)、前記ステップ701に進む。
ステップ701においてコントローラ17は乱数生成手段として機能して、1から200までの範囲で乱数Rbを生成する。この範囲は、トラックNへのデータライトによるサイドイレーズ現象のトラックN±2への影響が、トラックN±1へのそれの50%であることを考慮して設定される。次にコントローラ17は乱数判定手段として機能して、生成された乱数Rbが所定値、例えば1であるかを判定する(ステップ702)。もし、生成された乱数Rbが1でないならば(ステップ702のNo)、コントローラ17は図6及び図7のフローチャートに従うデータライト処理を終了する。
これに対し、生成された乱数Rbが1であるならば(ステップ702のYes)、コントローラ17はインクリメント手段として機能して、トラックN+2のライトカウントCN+2及びトラックN−2のライトカウントCN-2を、それぞれ1インクリメントする(ステップ703)。ステップ701で生成される乱数Rbが1となる確率は1/200である。したがってコントローラ17は、トラックNへのデータライト200回につき1回の割合でライトカウントCN+2及びCN-2をそれぞれ1インクリメントする。ライトカウントCN+2及びCN-2の初期値は0である。
ライトカウントCN+2及びCN-2は、それぞれトラックN+4及びトラックN−4へのデータライト200回につき1回の割合でもインクリメントされる。またライトカウントCN+2は、前記ステップ602〜604から容易に理解されるように、トラックN+3及びN+1へのデータライト100回につき1回の割合でもインクリメントされ、ライトカウントCN-2は、トラックN−1及びN−3へのデータライト100回につき1回の割合でもインクリメントされる。
次にコントローラ17はライトカウント判定手段として機能して、ライトカウントCN+2が閾値100に達しているかを判定する(ステップ704)。もし、ライトカウントCN+2が閾値100に達していないならば(ステップ704のNo)、コントローラ17は、トラックN+2がサイドイレーズ現象の影響を受けた回数の換算値が10,000に達していないものと推定する。この場合、コントローラ17はステップ707に進む。
これに対し、ライトカウントCN+2が閾値100に達しているならば(ステップ704のYes)、コントローラ17は、トラックN+2がサイドイレーズ現象の影響を受けた回数の換算値が10,000に達しているものと判断する。この場合、コントローラ17はリフレッシュ手段として機能して、トラックN+2をリフレッシュする(ステップ705)。そしてコントローラ17は、ライトカウントCN+2を初期値0に戻して(ステップ706)、前記ステップ707に進む。
ステップ707においてコントローラ17はライトカウント判定手段として機能して、ライトカウントCN-2が閾値100に達しているかを判定する。もし、ライトカウントCN-2が閾値100に達していないならば(ステップ707のNo)、コントローラ17は、トラックN−2がサイドイレーズ現象の影響を受けた回数の換算値が10,000に達していないものと推定する。この場合、コントローラ17は図6及び図7のフローチャートに従うデータライト処理を終了する。
これに 対し、ライトカウントCN-2が閾値100に達しているならば(ステップ707のYes)、コントローラ17は、トラックN−2がサイドイレーズ現象の影響を受けた回数の換算値が10,000に達しているものと判断する。この場合、コントローラ17はリフレッシュ手段として機能して、トラックN−2をリフレッシュする(ステップ708)。そしてコントローラ17は、ライトカウントCN-2を初期値0に戻して(ステップ709)、図6及び図7のフローチャートに従うデータライト処理を終了する。
第3の変形例においては、例えばトラックN+1のライトカウントCN+1には、トラックNへのデータライトだけでなく、トラックN+2へのデータライト、トラックN+3へのデータライト及びトラックN−1へのデータライトも、対応するサイドイレーズ現象の及ぼす影響の程度に応じて反映される。このため第3の変形例によれば、例えばトラックN+1へのサイドイレーズ現象の影響が、トラックN+2へのデータライト、トラックNへのデータライト、トラックN+3へのデータライト及びトラックN−1へのデータライトのそれぞれについて独立に判定される前記第1の変形例に比べて、前述の推定精度を向上することができる。これにより不要なリフレッシュの発生を一層抑えることができる。
前記第1及び第3の変形例では、トラックNへのデータライトによって発生するトラックN±2へのサイドイレーズ現象の影響が、トラックN±1へのそれの50%である場合を想定している。しかし、トラックN±2へのサイドイレーズ現象の影響が、トラックN±1へのそれの50%であるとは限らない。また、ヘッド12の状態(例えば、ディスク11に対する傾きやディスク11のトラックに対するスキュ角の状態)によっては、トラックN±2へのサイドイレーズ現象の影響の方が、トラックN±1へのそれよりも大きい場合もあり得る。
前記実施形態及び第1乃至第3の変形例では、リフレッシュ閾値CPが、10,000である場合を想定している。しかしリフレッシュ閾値CPが、10,000であるとは限らない。また、リフレッシュ閾値CPが、対応するトラックが位置するディスク11のリング状の領域毎に、例えばディスク11上の内周領域、中周領域及び外周領域の領域毎に設定されても構わない。また、ディスク11の両面にそれぞれ対応してヘッドが配置される構成の磁気ディスク装置であれば、リフレッシュ閾値CPがヘッド毎に設定されてもよい。また、リフレッシュ閾値CPが磁気ディスク装置の環境温度または磁気ディスク装置に加えられる振動のレベルに応じて動的に設定されてもよい。また、リフレッシュ閾値CPが、上述のヘッド、ディスク11上のリング状の領域、環境温度囲及び振動レベルのうちの2つ以上の組み合わせに応じて設定されてもよい。
<第4の変形例>
次に前記実施形態の第4の変形例について説明する。
前記実施形態及び第1乃至第3の変形例は、例えばトラックN全体へのデータライト時もトラックN内の一部の領域(より詳細には、一部のセクタ群)へのデータライト時にも、隣接するトラックN±1全体にサイトイレーズ現象の影響が及ぶことを想定している。このため前記実施形態及び第1乃至第3の変形例では、トラック単位でリフレッシュされる。しかし、隣接するトラックN±1にサイトイレーズ現象が影響を及ぼす範囲は、トラックN全体へのデータライト時とトラックN内の一部の領域へのデータライト時とでは異なる。
次に前記実施形態の第4の変形例について説明する。
前記実施形態及び第1乃至第3の変形例は、例えばトラックN全体へのデータライト時もトラックN内の一部の領域(より詳細には、一部のセクタ群)へのデータライト時にも、隣接するトラックN±1全体にサイトイレーズ現象の影響が及ぶことを想定している。このため前記実施形態及び第1乃至第3の変形例では、トラック単位でリフレッシュされる。しかし、隣接するトラックN±1にサイトイレーズ現象が影響を及ぼす範囲は、トラックN全体へのデータライト時とトラックN内の一部の領域へのデータライト時とでは異なる。
図8は、トラックN内の一部の領域へのデータライトによるサイトイレーズ現象が隣接トラックN±1に影響を及ぼす範囲の典型的な例を示す。
図8において、トラックN内の領域101は、データがライトされた領域を示す。トラックN+1及びN−1内のそれぞれ領域102及び103は、領域101へのデータライトによるサイトイレーズ現象の影響が及ぶ範囲を示す。
図8において、トラックN内の領域101は、データがライトされた領域を示す。トラックN+1及びN−1内のそれぞれ領域102及び103は、領域101へのデータライトによるサイトイレーズ現象の影響が及ぶ範囲を示す。
ここで、領域101へのデータライトによるサイトイレーズ現象の影響がトラックN+1及びN−1全体に及ぼすと想定して、前記実施形態及び第1乃至第3の変形例のようにトラック毎にリフレッシュするものとする。この場合、トラックN+1及びN−1内の、本来リフレッシュを必要としない領域もリフレッシュされる。つまりトラック内の一部の領域で不要なリフレッシュが発生する。
そこで第4の変形例は、データライトによるサイトイレーズ現象の影響を受けた範囲だけリフレッシュが行われる構成を適用することを特徴する。ここで、例えば前記実施形態のように乱数のみでライト回数を推測するならば、最小の記録単位であるセクタ毎にリフレッシュが行われる構成を適用することも可能である。つまり、トラックN上の第1のセクタ(第1の領域)へのライトに応じて乱数を発生することで、隣接トラックN+1上の対応する第2のセクタ及び隣接トラックN−1上の対応する第3のセクタ(第2の領域)へのサイドイレーズ現象の影響を検出することが可能である。しかし実用的には、各トラックを2つ以上のセクタから構成される複数の領域(例えば4つの領域)に区分し、その区分された領域毎にサイドイレーズ現象の影響を検出するとよい。ここで、ディスク11上の内周と外周とでトラック当たりのセクタ数が異なる磁気ディスク装置では、例えばディスク11の中心に対するほぼ一定の方位角(例えば90度)で各トラックを前記複数の領域に区分してもよい。また、第4の変形例において、乱数の生成とトラック毎で且つトラック内の領域毎のライトカウントとを組み合わせてもよい
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、ライト回数を保持するのに用いられるメモリ容量を不要にするか或いは低減することができ、且つ不要なデータリフレッシュの発生を抑えることができる磁気ディスク装置及び同装置におけるデータリフレッシュ方法を提供することができる。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、ライト回数を保持するのに用いられるメモリ容量を不要にするか或いは低減することができ、且つ不要なデータリフレッシュの発生を抑えることができる磁気ディスク装置及び同装置におけるデータリフレッシュ方法を提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11…ディスク、12…ヘッド、17…コントローラ(乱数生成手段、乱数判定手段、リフレッシュ手段、インクリメント手段)、170…メモリ。
Claims (7)
- 複数のトラックを備えたディスクと、
前記複数のトラックのうちの第1のトラックの第1の領域へのデータのライトに応じてn個の整数の範囲で乱数を生成する乱数生成手段と、
前記生成された乱数が所定値であるかを判定する乱数判定手段と、
前記判定に応じて、前記第1のトラックの近傍の第2のトラックの前記第1の領域に対応する第2の領域をリフレッシュするリフレッシュ手段と
を具備する磁気ディスク装置。 - 前記リフレッシュ手段は、前記生成された乱数が前記所定値である場合、前記第2の領域をリフレッシュする請求項1記載の磁気ディスク装置。
- 前記乱数生成手段は、前記第1のトラックと前記第2のトラックとの位置関係に対応し、前記第1のトラックの前記第1の領域へのデータのライトによって発生するサイドイレーズ現象の前記第2のトラックの前記第2の領域への影響の大きさに応じた値を、前記nとして設定する請求項2記載の磁気ディスク装置。
- 前記第1の領域に対応付けられた正規化されたライトカウントを保持するのに用いられるメモリと、
前記生成された乱数が前記所定値である場合、前記ライトカウントをインクリメントするインクリメント手段とを更に具備し、
mが1より大きい整数であり、前記第1のトラックと前記第2のトラックとの位置関係に対応し、前記第1のトラックの前記第1の領域へのデータのライトによって発生するサイドイレーズ現象の前記第2のトラックの前記第2の領域への影響の大きさに応じた値がn・mであるものとすると、前記リフレッシュ手段は、前記インクリメント後の前記ライトカウントが前記mである場合、前記第2の領域をリフレッシュする請求項1記載の磁気ディスク装置。 - 前記第1の領域及び前記前記第2の領域は、それぞれ前記第1のトラック全体の領域及び前記第2のトラック全体の領域である請求項1または請求項4記載の磁気ディスク装置。
- 前記第1のトラックは複数の領域を備えており、前記第1の領域は前記第1のトラックの前記複数の領域のいずれか1つであり、
前記第2のトラックは複数の領域を備えており、前記第2の領域は前記第2のトラックの前記複数の領域のいずれか1つである
請求項1または請求項4記載の磁気ディスク装置。 - 複数のトラックを備えたディスクを具備する磁気ディスク装置において、ディスクにライトされたデータをリフレッシュするデータリフレッシュ方法であって、
前記複数のトラックのうちの第1のトラックの第1の領域へのデータのライトに応じてn個の整数の範囲で乱数を生成し、
前記生成された乱数が所定値であるかを判定し、
前記判定に応じて、前記第1のトラックの近傍の第2のトラックの前記第1の領域に対応する第2の領域をリフレッシュする
データリフレッシュ方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012015023A JP2013157047A (ja) | 2012-01-27 | 2012-01-27 | 磁気ディスク装置及び同装置におけるデータリフレッシュ方法 |
US13/563,486 US9007708B2 (en) | 2012-01-27 | 2012-07-31 | Magnetic disk apparatus and data refresh method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012015023A JP2013157047A (ja) | 2012-01-27 | 2012-01-27 | 磁気ディスク装置及び同装置におけるデータリフレッシュ方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013157047A true JP2013157047A (ja) | 2013-08-15 |
Family
ID=48870000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012015023A Pending JP2013157047A (ja) | 2012-01-27 | 2012-01-27 | 磁気ディスク装置及び同装置におけるデータリフレッシュ方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9007708B2 (ja) |
JP (1) | JP2013157047A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9269436B2 (en) * | 2013-03-12 | 2016-02-23 | Intel Corporation | Techniques for determining victim row addresses in a volatile memory |
US9449671B2 (en) * | 2013-03-15 | 2016-09-20 | Intel Corporation | Techniques for probabilistic dynamic random access memory row repair |
US9390751B1 (en) | 2015-10-07 | 2016-07-12 | HGST Netherlands B.V. | Reducing overcounting of track-level damage caused by adjacent-track and far-track interference |
JP2019160376A (ja) * | 2018-03-15 | 2019-09-19 | 株式会社東芝 | 磁気ディスク装置及びリフレッシュ処理方法 |
Family Cites Families (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0719477B2 (ja) | 1988-02-12 | 1995-03-06 | 横河電機株式会社 | Eepromの内容保護装置 |
US6429984B1 (en) * | 1999-08-06 | 2002-08-06 | Komag, Inc | Circuit and method for refreshing data recorded at a density sufficiently high to undergo thermal degradation |
US6549479B2 (en) * | 2001-06-29 | 2003-04-15 | Micron Technology, Inc. | Memory device and method having reduced-power self-refresh mode |
US7930471B2 (en) * | 2004-11-24 | 2011-04-19 | Qualcomm Incorporated | Method and system for minimizing impact of refresh operations on volatile memory performance |
US7345837B1 (en) * | 2004-12-02 | 2008-03-18 | Maxtor Corporation | Disk drive that refreshes data on portions of a disk based on a number of write operations thereto |
US8437405B1 (en) * | 2004-12-08 | 2013-05-07 | Nvidia Corporation | System and method for intra refresh implementation |
DE102005052293B4 (de) * | 2005-11-02 | 2013-08-14 | Infineon Technologies Ag | Speicherschaltung und Verfahren zum Schreiben in einen Zielspeicherbereich |
US8174780B1 (en) * | 2007-06-27 | 2012-05-08 | Western Digital Technologies, Inc. | Disk drive biasing a refresh monitor with write parameter of a write operation |
US7945727B2 (en) * | 2007-07-27 | 2011-05-17 | Western Digital Technologies, Inc. | Disk drive refreshing zones in segments to sustain target throughput of host commands |
US20090244775A1 (en) * | 2008-03-31 | 2009-10-01 | Kabushiki Kaisha Toshiba 1-1 | Adjacent-track-erasure (ate) refresh with increased track resolution for often-written areas |
JP5478855B2 (ja) | 2008-08-08 | 2014-04-23 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 不揮発性メモリ制御方法及び半導体装置 |
JP2010146674A (ja) | 2008-12-22 | 2010-07-01 | Toshiba Storage Device Corp | 磁気ディスク装置、制御装置、制御方法 |
JP4648461B2 (ja) * | 2009-01-30 | 2011-03-09 | 株式会社東芝 | 磁気ディスク装置及び同装置における暗号鍵更新方法 |
JP4660613B2 (ja) * | 2009-07-24 | 2011-03-30 | 株式会社東芝 | 磁気ディスクドライブにおけるデータリフレッシュ方法 |
JP4865062B2 (ja) * | 2010-06-30 | 2012-02-01 | 株式会社東芝 | 磁気ディスク装置及び同装置におけるリフレッシュ方法 |
US8806117B2 (en) * | 2012-01-17 | 2014-08-12 | International Business Machines Corporation | Prevention of data loss due to adjacent track interference |
US8531791B1 (en) * | 2012-02-01 | 2013-09-10 | Western Digital Technologies, Inc. | Methods for adaptive throttling of data refresh operations and disk drives implementing the same |
-
2012
- 2012-01-27 JP JP2012015023A patent/JP2013157047A/ja active Pending
- 2012-07-31 US US13/563,486 patent/US9007708B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US9007708B2 (en) | 2015-04-14 |
US20130194690A1 (en) | 2013-08-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8068299B2 (en) | Disk drive device and data rewrite method thereof | |
US7483230B2 (en) | Write-current control chip and magnetic disk drive using the same | |
US20120307400A1 (en) | Disk storage apparatus, disk control apparatus and write control method | |
US20070268608A1 (en) | Head floating amount control method and unit, storage apparatus and computer-readable program | |
US7117399B2 (en) | Method of and apparatus for controlling data storage system according to temperature, and medium | |
CN110910915B (zh) | 磁盘装置以及写入处理方法 | |
US9355674B2 (en) | Data storage device and system having adaptive brownout detection | |
JP2013157047A (ja) | 磁気ディスク装置及び同装置におけるデータリフレッシュ方法 | |
JP2016122486A (ja) | 磁気ディスク装置及びライト制御方法 | |
US9269393B1 (en) | Electronic system with data refresh mechanism and method of operation thereof | |
JP4937396B2 (ja) | データリードのためのヘッド位置決めにオフセットを用いる磁気ディスク装置及びヘッド位置決め方法 | |
JP2007250162A (ja) | メディア・ドライブ装置及びその制御方法 | |
JP2007172751A (ja) | ディスク装置及びディスク装置の制御方法 | |
US9030772B2 (en) | Variable data density for data storage | |
JP2014022021A (ja) | ディスク記憶装置及び書き込み制御方法 | |
JP2012160231A (ja) | 磁気ディスク装置及び同装置におけるデータベリファイ制御方法 | |
US9047924B1 (en) | Magnetic disk device and method of data refresh processing | |
JP2015022778A (ja) | 磁気ディスク装置および磁気ディスクのライト方法 | |
US7426086B2 (en) | Off track write protection for data storage device | |
CN114155905A (zh) | 磁盘装置的数据管理方法及磁盘装置 | |
US10607643B2 (en) | Magnetic disk device and recording method | |
KR100468716B1 (ko) | 데이터 저장 시스템에서의 성능 개선을 위한 더미 라이트방법 및 장치 | |
JP2019160376A (ja) | 磁気ディスク装置及びリフレッシュ処理方法 | |
US11462245B1 (en) | Vibration-induced on-cylinder limit adjustment | |
JP2010152972A (ja) | データ記憶装置及びデータ記憶装置の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20130731 |
|
RD07 | Notification of extinguishment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427 Effective date: 20140319 |