JP5779496B2 - 面発光用導光板の製造方法 - Google Patents
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Description
板状の透明材料からなる導光板用基板の板面に、前記多数の反射用凹部を形成するにあたり、
それぞれ刃先稜線から所定の角度で傾斜する刃面を有する多数の刃先部が、刃先稜線方向に沿い間隔を置いて形成されてなる2以上の板状刃体を、その板面が平行となり且つ相互間の間隔が変化するように間隔を置いて保持してなる押し型を用い、前記2以上の板状刃体の多数の刃先部が前記基板の板面に同時に食い込むように前記押し型を基板の板面に押し付け、これによって基板の板面の2次元方向に分散する多数の反射用凹部を同時に形成するとともに、多数の反射用凹部の相互間の間隔に変化を与えるようにしたことを特徴とするものである。
また、押し型の刃先側に、2以上の板状刃体の刃先部が2次元方向に(すなわち縦横に)並んでいるため、その押し型を前記基板の板面に押し付ければ、基板の板面の2次元方向に分散した多数の反射用凹部を同時に形成することができる。したがって、反射用凹部形成のための工数を、さらに少なくして、生産性の飛躍的な向上を図り、ひいては導光板の製造コストを、より低減することができる。そして、特に1枚の基板に形成すべき多数の反射用凹部のすべてに対応するように、一枚の板状刃体における刃先部の数と、一つの押し型に保持する板状刃体の枚数を設定しておけば、一回の押し付け作業で、すべての反射用凹部を同時に形成することができ、より一層生産性を高めることができる。
さらに、多数の反射用凹部の相互間の間隔を変化させることができるため、光源からの距離などに応じて、反射用凹部の分散密度を適切に変化させることができる。例えば、基板内における、光源からの距離が遠い個所では、反射用凹部に到達する光の強度が低くなるのが通常であり、そのため光源からの距離が遠い個所における反射用凹部の密度を、光源からの距離が近い箇所部分と同じに設定している場合は、光源からの距離が遠い個所では板面から出射される面発光の光も弱くなってしまう傾向を示す。しかるに、光源からの距離が遠い個所における反射用凹部の間隔を狭めて、その個所の反射用凹部の分散密度を高めておけば、光源からの距離が遠い個所でも、光源からの距離が近い個所と同等、もしくはそれに近い光量で面発光させることが可能となる。
図1、図2には本発明の面発光用導光板の製造方法において、導光板素材となる基板の板面に多数の反射用凹部を形成するための押し型10の第1の例を示し、図3にはその押し型10に使用される板状刃体12の一例を示す。
図1、図2において、押し型10は、多数(図示の例では10枚)の板状刃体12を、間隔を置いて板面が平行となるように、硬質樹脂や金属、セラミック等からなる押し型基材14に埋め込んだ構成とされている。ここで、隣り合う板状刃体12の相互の間隔S1は、すべて同一としても良いが、本実施形態の場合は、押し型10における板状刃体12の並ぶ方向の一端10Aの側から他端10Bの側に向けて、間隔S1が次第に狭くなるように定められている。また各板状刃体12は、少なくとも各刃先部16が押し型基材14から突出するように、基材14に埋め込まれている。なお押し型基材14からの各刃先部16の突出高さH1は、本実施形態ではすべて同一となるように定められている。
図6において、押し型10における多数の板状刃体12は、押し型10の一端10Aの側から他端10Bの側に向かって、刃先部16の突出高さH1が次第に高くなるように設けられている。このような押し型10を用いて、導光板用の基板1の板面3Aに多数の反射用凹部5を形成する状況を、図10に示す。
この場合は、図10から明らかなように、基板板面3Aに対する刃先部16の食い込み深さが、基板1の一方の端面3Cから他方の端面3Dに向かって次第に大きくなるから、反射用凹部5の深さD1も、同じ方向に向かって次第に深くなる。ここで、反射用凹部5の深さD1は、その反射用凹部5の内側面(反射面)の面積に影響を及ぼし、さらにこの反射面の面積は、反射光量に影響を及ぼす。したがって、例えば、一方の端面3Cの側に光源を配置して使用する場合に、光源からの距離が遠い個所における反射用凹部の深さ、ひいては反射面の面積を大きくしておけば、光源からの距離が遠い個所でも、光源からの距離が近い個所と同等、もしくはそれに近い光量で反射させることが可能となる。さらに、光源からの距離が遠い個所における反射用凹部の深さを、光源からの距離が近い個所における反射用凹部の深さよりも深くしておくことにより、光源からの光が、光源からの距離が遠い個所の反射用凹部に到達するまでの間に、他の反射用凹部を通過することによる光量の低下割合も少なくなる。そしてこれらが相俟って、光源からの距離が遠い個所でも光源からの距離が近い個所と同等、もしくはそれに近い光量で面発光させることが可能となる。
図7において、押し型10における多数の板状刃体12は、押し型10の一端10Aの側から他端10Bの側に向かって、刃先部16の厚み(刃面16Bの最大厚み)Tが次第に厚くなるように設けられている。なおこの例において、刃先部16の間隔および突出高さは均一とされている。
このような押し型10を用いて、導光板用の基板1の板面3Aに多数の反射用凹部5を形成する状況を、図11に示す。
この場合、刃先部16の厚み(刃面16Bの最大厚み)Tは、刃先部16の刃面16Bの面積に対応するから、導光板用素材の基板1に形成される反射用凹部5の反射面(斜面)5Aの面積に影響を及ぼすことになる。したがって、例えば、一方の端面3Cの側に光源を配置して使用する場合に、光源からの距離が遠い個所における反射用凹部の反射面の面積を大きくしておくことにより、光源からの距離が遠い個所でも、光源からの距離が近い個所と同等、もしくはそれに近い光量で反射させることが可能となる。
この場合、図12に示すように、載置台18として、その表面18Aが、一端から他端に向けて上昇するように湾曲状もしくは直線状に傾斜したものを用いている。この場合、載置台18の表面(傾斜面)18Aに導光板の素材となる基板1を載置した状態では、基板1の板面3Aは、その表面位置(高さ)が、一方の端面3Cの側から他方の端面3Dの側に向かって高くなる。一方、スペーサ20としては、その高さH2が一端側から他端側に向けて小さくなるものを用いている。
Claims (5)
- 光源からの光を、導光板における板面に対して所定の角度をなす端面から、導光板内に入射させ、その光を、導光板の板面の二次元方向に分散して形成された多数の反射用凹部内の反射面により反射させ、これによって面発光させるようにした導光板を製造する方法において、
板状の透明材料からなる導光板用基板の板面に、前記多数の反射用凹部を形成するにあたり、
それぞれ刃先稜線から所定の角度で傾斜する刃面を有する多数の刃先部が、刃先稜線方向に沿い間隔を置いて形成されてなる2以上の板状刃体を、その板面が平行となり且つ相互間の間隔が変化するように間隔を置いて保持してなる押し型を用い、前記2以上の板状刃体の多数の刃先部が前記基板の板面に同時に食い込むように前記押し型を基板の板面に押し付け、これによって基板の板面の2次元方向に分散する多数の反射用凹部を同時に形成するとともに、多数の反射用凹部の相互間の間隔に変化を与えるようにしたことを特徴とする面発光用導光板の製造方法。 - 前記押し型として、2以上の板状刃体を、それぞれの刃先部の高さが変化するように保持された押し型を用い、これによって基板の板面に形成される反射用凹部の深さに変化を与えるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の面発光用導光板の製造方法。
- 前記刃先部の厚みを、前記2以上の板状刃体ごとに変化させて、各板状刃体の刃面の面積が変化する押し型を用い、これによって基板の板面に形成される反射用凹部の反射面の面積に変化を与えるようにしたことを特徴とする請求項1、請求項2のいずれかの請求項に記載の面発光用導光板の製造方法。
- 前記板状刃体の多数の刃先部を基板の板面に押し込むにあたり、基板の板面を傾斜させた状態で板状刃体の多数の刃先部を基板の板面に食い込ませ、これによって反射用凹部の深さに変化を与えるようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかの請求項に記載の面発光用導光板の製造方法。
- 前記板状刃体として、隣り合う刃先部の相互間の間隔が変化する板状刃体を用い、これによって基板の板面に形成される多数の反射用凹部の相互間の間隔に変化を与えるようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかの請求項に記載の面発光用導光板の製造方法。
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