JP5778341B2 - ボンディングツール冷却装置およびボンディングツール冷却方法 - Google Patents

ボンディングツール冷却装置およびボンディングツール冷却方法 Download PDF

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Description

本発明は、フリップチップなどの半田バンプ付きのチップを基板に熱圧着するボンディングツール冷却装置およびボンディングツール冷却方法に関するものである。
フリップチップなどの半田バンプ付きのチップを基板に熱圧着する場合、基板に設けられたアライメントマークとチップに設けられたアライメントマークを画像認識手段で認識し、基板を保持するボンディングツールである基板ステージもしくは、チップを保持するボンディングツールであるチップボンディングツールをXY方向(水平方向)およびθ方向(回転方向)に位置合わせし、チップを基板の所定位置に押圧および加熱している。
図8にチップボンディングツール1の概略側面図を示す。チップボンディングツール1はホルダ部10と、ヒータベース11、断熱ブロック12、ヒーター13、チップアタッチメントツール14とから構成されている。
これらの熱圧着工法では、ヒーター13を高速で昇温し、降温するセラミック製のヒーターが用いられている。熱圧着工法の例として、はんだ工法などの場合は、ヒーター13をはんだ溶融温度まで昇温させて、次に、固相温度以下になるまで冷却させる必要がある。従来のチップボンディングツール1の構造では、昇温・降温効率を高めるために、ヒーター13とヒーター13を固定する断熱ブロック12との間に空隙を設けてヒーター13の接触面積を少なくし、ヒーター13の降温時には、その空隙へ圧空を供給してヒーター13の裏面にエアーを吹き付けることで冷却している。冷却エアーは空隙から外部へ吹き抜けている。
また、ヒーター13にはチップ毎に吸着溝形状や、突起サイズを専用化したチップアタッチメントツール14が吸着固定されており、自動で交換できるようになっている。
図9にこれらの熱圧着工法の動作フローチャートを示す。チップボンディングツール1がチップをピックアップすると(ST01)、チップおよび基板に設けられたアライメントマークを認識し(ST02)、チップと基板のアライメントが行われる(ST03)。その後、チップボンディングツール1が下降し(ST04)、ヒーター13の昇温が行われる(ST05)。ボンディングが完了すると、チップボンディングツール1が上昇し(ST06)、ヒーター13の冷却が開始される(ST07)。ヒーター13が適温まで降温されるまで待った後(ST08)、チップボンディングツール1がチップをピックアップし(ST09)、ST02からのステップを続行してる。
これらの動作において、チップボンディングツール1がチップを受け取る際に、ヒーター13が高温のまま受け取ると、チップのバンプ先端部のはんだの溶融または軟化が発生しバンプが変形したりする。また、チップの回路面にラミネートされた樹脂フィルムなどが反応して硬化が進んだりしてしまう。
はんだが溶融や軟化によって変形すると、チップと基板の接合の際にバンプが均等に接触せずに接触不良を起こしてしまう。また、樹脂フィルムの硬化が促進すると、チップのバンプと基板の電極との間から押し出される樹脂が、硬化のため除去されずに残り、しいてはバンプと電極の接触不良の原因となるおそれがある。
そのため、ヒーター13はチップと基板の接合性に影響の無い温度まで十分に冷却させる必要がある。しかしながら、ヒーター13の裏面を冷却させるだけでは、チップアタッチメントツール14の熱容量が大きいため冷却に時間がかかりタクトタイムが長くなるといった問題があった(前述のST08の待ち時間が長くなる問題があった)。
またチップと基板の接合の際に樹脂フィルムや樹脂ペーストが軟化して、チップのバンプと基板の電極との間から押し出される樹脂がチップアタッチメントツール14のチップ吸着面側に付着しないように、チップアタッチメントツール14の吸着面はチップの外形サイズよりもわずかに小さくなるように作られている。
チップアタッチメントツール14はヒーター13に吸着固定されているだけなので、実装を繰り返す内に熱膨張の伸縮などで徐々にずれてきて、押し出された樹脂がチップアタッチメントツール14のチップ吸着面に付着すると、硬化して固化した樹脂がチップアタッチメントツール14の吸着面とチップの間に挟み込まれて接合不良を起こしてしまう。
そのためチップアタッチメントツール14のずれ量を測定して、許容値以上のずれがあった場合にはチップアタッチメントツール14を取り外して再度吸着しなおさなければならず、この動作の度にタクトタイムが長くなるといった問題もあった。
一方、基板を吸着保持する基板アタッチメントツールと基板ヒーターと基板アタッチメントツールを基板ヒーターに吸着保持する吸着機構からなる、基板側のボンディングツールである基板ステージでもチップを熱圧着する度毎に、チップボンディングツールからの熱が伝わり、温度上昇する傾向がある。この場合、温度上昇は緩やかではあるが、適正温度範囲を超えることは好ましくない。例えば、樹脂が予め基板に塗布されている場合においては、適正温度を上回る温度になると樹脂中の硬化成分が気化してしまい、熱圧着時に樹脂が硬化しにくくなるという問題が生じる。そこで、基板ステージも適宜冷却する必要があるが、熱容量が大きく、冷却に時間を要するという問題がある。
また実装するチップ数が多い場合には、基板全面を吸着保持した場合に基板に予め塗布された樹脂は、チップが実装されるまでの時間は加熱され、長時間加熱されることにより樹脂の粘度が増大し熱圧着時に流動性が悪くなり接合不良が発生する問題が生じる。この場合でも基板ステージを、基板が長時間加熱される領域の温度を下げておく必要があるが、熱容量が大きく、冷却に時間を生じるという問題もある。
さらに、COC(Chip on Chip)のようにチップボンディングツールと基板ステージのそれぞれのヒーターで昇温させて、はんだバンプを溶融させて熱圧着する工法においては、基板ステージ側の温度も基板を吸着保持させた状態では熱圧着前にはんだが溶融しないように。温度を下げておく必要があるが、熱容量が大きく、冷却に時間を生じるという問題がある。
特許第3809125号公報
チップボンディングツールでのヒーターの冷却時間を早くする方法として特許文献1に記載されているように、チップアタッチメントツール14のヒーター13側の吸着面に冷却溝を加工して、冷却エアーをチップアタッチメントツール14面とヒーター13面の両方を冷却させることで、冷却効率を高める方法がある。
しかしながらこのような方法では、吸着溝の部分がヒーター13部に接触しないので熱伝達が悪くなり、温度ムラが出来る問題がある。また、チップアタッチメントツール14はヒーター13面に吸着保持されているため、冷却溝に勢いよく圧縮空気を流し込むと、冷却溝内の圧力が急激に高まりチップアタッチメントツール14を剥離する方向に力がかかるため、チップアタッチメントツール14が外れたり、ずれたりする問題も発生する。
また、基板ステージの冷却に関しては、熱容量の大きさから、短時間で冷却することが困難であった。。
そこで、本発明の課題は、ボンディングツールを効率よく冷却できアタッチメントツールの温度ムラやアタッチメントツールの外れやずれの発生することない、ボンディングツール冷却装置およびボンディングツール冷却方法を提供することとする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
被接合物を吸着保持するアタッチメントツールと、アタッチメントツールを加熱するヒーターと、アタッチメントツールをヒーターに吸着保持する吸着機構とを備えるボンディングツールを冷却するボンディングツール冷却装置であって、
ボンディングツールの外周に位置し、アタッチメントツールの吸着解除の後にアタッチメントツールを保持するアタッチメントホルダと、
アタッチメントツールとヒーターの間に冷却エアーを供給する冷却ブロー用ノズルと、を備えるボンディングツール冷却装置である。
請求項2に記載の発明は、
前記被接合物がチップであることを特徴とする請求項1に記載のボンディングツール冷却装置である。
請求項3に記載の発明は、
前記アタッチメントホルダが、
水平方向に伸縮可能な移動手段と、
アタッチメントホルダの下端に設けられ、アタッチメントツールの側面を把持するアタッチメントホルダ爪と、を備える請求項2に記載のボンディングツール冷却装置である。
請求項4に記載の発明は、
前記被接合物が基板であって、
前記アタッチメントホルダが、アタッチメントツールを挟み込む機能と、アタッチメントツールを昇降する機能を有する請求項1に記載のボンディングツール冷却装置である。
請求項5に記載の発明は、
前記アタッチメントホルダのアタッチメントツールを挟み込むアタッチメントホルダ爪が、アタッチメントツールの互いに直交するX方向とY方向の両方向の位置が保持可能な形状である、請求項4に記載のボンディングツール冷却装置である。
請求項6に記載の発明は、
被接合物を吸着保持するアタッチメントツールと、アタッチメントツールを加熱するヒーターと、アタッチメントツールをヒーターに吸着保持する吸着機構とを備えるボンディングツールを冷却するボンディングツール冷却方法であって、
アタッチメントツールの吸着を解除する工程と、
ボンディングツールの外周に位置しアタッチメントツールを保持する伸縮可能なアタッチメントホルダで、アタッチメントツールをヒーターから乖離した状態で保持する工程と
冷却ブローノズルで、アタッチメントツールとヒーター間に冷却エアーを供給する工程と、を有するボンディングツール冷却方法である。
請求項7に記載の発明は、
前記被接合物がチップであって、
アタッチメントツールの吸着を解除する前または後に、アタッチメントホルダを、アタッチメントツール側に延ばす工程を有する、請求項6に記載のボンディングツール冷却方法である。
請求項8に記載の発明は、
アタッチメントホルダでアタッチメントツールを保持する工程が、
アタッチメントホルダの下端に設けられ、アタッチメントツールの側面を把持するアタッチメントホルダ爪で行われる工程である、請求項7に記載のボンディングツール冷却方法である。
請求項9に記載の発明は、
被接合物が基板であって、
アタッチメントツールの吸着を解除した後に、アタッチメントホルダで、アタッチメントツールをヒーターから乖離させる工程を有する、請求項6に記載のボンディングツール冷却方法である。
本発明によれば、ボンディングツールの外周にアタッチメントツールの吸着解除の後にアタッチメントツールを保持するアタッチメントホルダを設け、アタッチメントツールとヒーターとの間の間隙に向けて冷却エアーを噴射する冷却ブロー用ノズルを備えているので、アタッチメントツールおよびヒーターの冷却効率を高めることが出来る。そのため、ボンディングツールを効率よく冷却できタクトタイムを短縮することが出来る。
また、アタッチメントツールを保持するアタッチメントホルダ爪が、アタッチメントツールの位置修正を行うことで、アタッチメントのずれをキャンセルすることが出来る。
本発明の冷却装置を備えたチップボンディングツールの概略側面図である。 本発明の冷却方法の動作を説明するフローチャートである。 アタッチメントツールを把持する他の形態を説明する概略側面図である。 アタッチメントツールとアタッチメントホルダ爪の位置関係を説明する概略平面図である。 本発明の冷却方法と従来の冷却方法との冷却時間を比較するグラフである。 本発明の冷却装置を備えた基板ステージ(基板側ボンディングツール)の概略側面図である。 基板側のアタッチメントホルダ爪の形状を説明する概略平面図である。 従来のチップボンディングツールの概略側面図である。 従来の冷却方法の動作を説明するフローチャートである。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の冷却装置を備えたチップボンディングツール1の側面図である。図1において、チップボンディングツール1に向かって左右方向をX軸、前後方向をY軸、X軸とY軸で構成されるXY平面に直交する軸をZ軸(上下方向)、Z軸周りをθ軸とする。図8の従来のチップボンディングツール1と同一の部材は同一符号で示した。
チップボンディングツール1は、ホルダ部10と、ヒータベース11、断熱ブロック12、ヒーター13、チップアタッチメントツール14と、冷却装置30とから構成されている。
ホルダ部10は、ボンディング装置本体のボンディングヘッド本体40に接続されており、図示していないスライドレールに沿って、Z軸方向に移動可能に構成されている。ホルダ部10の下側には、ヒータベース11が取り付けられている。ヒータベース11の下側には、断熱ブロック12が取り付けられている。断熱ブロック12の下側には、チップアタッチメントツール14が吸着保持されている。
冷却装置30は、スライドベース31と、アタッチメントホルダ部32と、アタッチメントホルダ爪33と、冷却ブロー用ノズル34とから構成されている。スライドベース31は、ボンディングヘッド本体40に、前述のホルダー部10を中心に左右に1式づつ取り付けられている。
スライドベース31には、アタッチメントホルダ部32が水平移動が可能なように左右に1式づつ取り付けられている。アタッチメントホルダ部32が水平移動することにより、アタッチメントホルダ部32の下端に取り付けられたアタッチメントホルダ爪33が、チップアタッチメントツール14を挟み込むようになっている。チップアタッチメントツール14はボンディングするチップの種類に応じて交換可能となっており、アタッチメントホルダ爪33が水平移動してチップアタッチメントツール14の取り外しが可能なようになっている。アタッチメントホルダ爪33の先端33aは、チップアタッチメントツール14に設けられた凹み部14aと挟み込む方向に僅かな隙間で嵌合するように構成されている。
アタッチメントホルダ爪33の上側には冷却ブロー用ノズル34が左右に1式づつ取り付けられている。冷却ブロー用ノズル34の吹き出し口34aの高さは次のように設定されている。まず、ヒーター13に吸着保持されているチップアタッチメントツール14の下方にアタッチメントホルダ爪33を配置する。次に、チップアタッチメントツール14の吸着を解除し、チップアタッチメントツール14を落下させアタッチメントホルダ爪33の先端33aでチップアタッチメントツール14の凹み部14aを受け止める。チップアタッチメントツール14の上面14bと、ヒーター13の下面13aで形成される隙間に冷却ブロー用ノズル34の吹き出し口34aの高さが一致するように高さ設定される。凹み部14aと先端33aは上記の隙間と同じになるように上下に隙間調整されている。凹み部14aと先端33aは図示するように凹みを設けた勘合部であれば高さ方向で薄くなるので望ましいが、凹み部14aがない構造であっても良い。例えば、図3に示すようなチップアタッチメントツール14の側面14cを先端33aが把持するようにしてもよい。
図4にチップアタッチメントツール14と、アタッチメントホルダ爪33の位置関係を説明する概略平面図を示す。図4に示すように、チップアタッチメントツール14の対角をアタッチメントホルダ爪33が把持するようになっている。アタッチメントホルダ爪33は、連結されているアタッチメントホルダ部32の水平移動により図4に示す点線の軌跡のように移動し、位置合わせが出来るようになっている。
このように、チップアタッチメントツール14とヒーター13の間の間隙に向けて、冷却エアーを噴射することで、チップアタッチメントツール14およびヒーター13の冷却効率を高めることができ、タクトタイムを短縮することが出来る。
次に、冷却装置30の動作を図2の動作フローチャートに従い説明する。チップボンディングツール1がチップをピックアップすると(ST11)、チップおよび基板に設けられたアライメントマークを認識し(ST12)、チップと基板のアライメントが行われる(ST13)。その後、チップボンディングツール1が下降し(ST14)、ヒーター13の昇温が行われる(ST15)。ボンディングが完了すると、チップボンディングツール1が上昇(ST16)する。冷却装置30のアタッチメントホルダ部32が水平移動し、チップボンディングツール1を囲む(ST17)。この時アタッチメントホルダ爪33の先端33aとチップアタッチメントツール14の凹み部14aとの間の挟み方向の僅かの隙間内でチップアタッチメントツール14の位置合わせを行う。アタッチメント吸着用流路15からの吸引が停止し吸着破壊が行われヒーター13からチップアタッチメントツール14が落下する(ST18)。冷却ブロー用ノズル34から、チップアタッチメントツール14とヒーター13の間の間隙に冷却エアーが供給される(ST19)。ヒーター13が適温まで下がるのを待って冷却エアーを停止する(ST20)。アタッチメント吸着用流路15からの吸引を開始しチップアタッチメントツール14をヒーター13に吸着保持する(ST21)。アタッチメントホルダ部32が水平移動し、チップボンディングツール1から離れる(ST22)。チップボンディングツール1がチップをピックアップし(ST23)、ST12からのステップを続行する。
ヒーター13とチップアタッチメントツール14との隙間は吸着可能な隙間とする必要があり、0.3mm以下であるのが望ましい。
また、ヒーター13の昇温に影響がない範囲であれば、ボンディング動作中はアタッチメントホルダ爪33が常時水平移動した状態でアタッチメント14を把持した状態であってもよく、この場合はタクトタイムが短く出来る。
このように、チップアタッチメントツール14を把持するアタッチメントホルダ爪33が、チップアタッチメントツール14の位置を修正することでチップアタッチメントツール14の位置ずれをキャンセルすることが出来る。
また、本実施の形態では、冷却装置30がボンディングヘッド本体40に取り付けられ一体となって動作するため昇降動作中でも冷却動作を行うことが出来るが、冷却装置30をボンディングヘッド本体40が取り付けられているボンディング装置本体側に取り付けても良い。
図5に本発明の冷却装置を用いた場合の冷却時間のグラフと、従来の冷却方法での冷却時間のグラフを示す。ヒーターの温度は300℃から200℃に冷却している。#1は従来方法であり、#2は本発明の冷却方法である。#1の冷却時間は3.0secで、#2の冷却時間は2.2secとなった。このように、本発明の冷却方法を用いることで、大幅にヒーターの冷却時間を短縮することが出来る。
これまでの説明は、チップボンディングツールの冷却に関する実施の形態に関するものであるが、以下に、基板側のボンディングツールである基板ステージの冷却に関する実施の形態を、図6を用いて説明する。
図6(a)において、基板ステージ101は、ステージベース111、ステージブロック112、ステージヒーター113、基板アタッチメントツール114と、冷却装置130とから構成されており、基板アタッチメントツール114は、ステージヒータ113に吸着保持されている。
冷却装置130は、スライドベース131A、スライド機構131B、アタッチメントホルダ部132、アタッチメントホルダ爪133、冷却ブロー流路134とから構成されている。スライドベース131Bは、ステージベース111に取り付けられているが、図の左右方向に、ステージベース111上を移動する機能を備えていても良い。アタッチメントホルダ部132を保持したスライド機構131Sは、スライドベース131Bに沿って上下にスライドする機能を備えている。また、スライドベース131Bの左右の位置を調整することにより、アタッチメントホルダ部132が、基板アタッチメントツール114を挟みこむことも可能である。なお、冷却ブロー流路134には図示しない送風源と配管で繋がっている。
以上の機構での、基板ステージの冷却について以下に記す。まず、ステージヒーター113の加熱をオフにした後、ステージヒーター113への基板アタッチメントツール114の吸着を解除する。次に、アタッチメントホルダ部132が、基板アタッチメントツール114を挟み込んだ状態で、スライド機構131Sとともに上昇し、アタッチメントホルダ爪133で把持された基板アタッチメントツール114も上昇する。この状態を示したのが図6(b)であり、ステージヒーター113と基板アタッチメントツール114の間に空隙が生じている。そこで、この空隙に冷却ブロー流路134から冷却エアーを噴出することで、基板アタッチメントツール114およびステージヒーター113の冷却効率を高めることができる。なお、図6において、冷却ブロー流路134が、アタッチメントホルダ部132に形成された孔としているが、基板アタッチメントツール114とステージヒータ113の空隙に冷却エアーを噴出できるものであれば、これに限定されない。
アタッチメントホルダ爪の形状は、図7に示すようにアタッチメントツールの凸部の2箇所の角部を挟み込む形状にする事で、アタッチメントツールの互いに直交するX方向、Y方向の両方向の位置がずれないように保持することが可能となる。
このような形状にすることで、図7に示すように基板ステージ101を密着して並べる事が可能となり、省スペースにすることが出来る。
1 チップボンディングツール
10 ホルダ部
11 ヒータベース
12 ブロック
13 ヒーター
14 アタッチメントツール
30 冷却装置
31 スライドベース
32 アタッチメントホルダ部
33 アタッチメントホルダ爪
34 冷却ブロー用ノズル
40 ボンディングヘッド本体
13a ヒーター13の下面
14a チップアタッチメントツール14の凹み部
14b チップアタッチメントツール14の上面
14c チップアタッチメントツール14の側面
33a アタッチメントホルダ爪33の先端
34a 冷却ブロー用ノズル34の吹き出し口
101 基板ステージ(基板側ボンディングツール)
111 ステージベース
112 ステージブロック
113 ステージヒーター
114 基板アタッチメントツール
130 冷却装置
131A スライドベース
131B スライド機構
132 アタッチメントホルダ部
133 アタッチメントホルダ爪
134 冷却ブロー用流路

Claims (9)

  1. 被接合物を吸着保持するアタッチメントツールと、アタッチメントツールを加熱するヒーターと、アタッチメントツールをヒーターに吸着保持する吸着機構とを備えるボンディングツールを冷却するボンディングツール冷却装置であって、
    ボンディングツールの外周に位置し、アタッチメントツールの吸着解除の後にアタッチメントツールを保持するアタッチメントホルダと、
    アタッチメントツールとヒーターの間に冷却エアーを供給する冷却ブロー用ノズルと、を備えるボンディングツール冷却装置。
  2. 前記被接合物がチップであることを特徴とする請求項1に記載のボンディングツール冷却装置。
  3. 前記アタッチメントホルダが、
    水平方向に伸縮可能な移動手段と、
    アタッチメントホルダの下端に設けられ、アタッチメントツールの側面を把持するアタッチメントホルダ爪と、を備える請求項2に記載のボンディングツール冷却装置。
  4. 前記被接合物が基板であって、
    前記アタッチメントホルダが、アタッチメントツールを挟み込む機能と、アタッチメントツールを昇降する機能を有する請求項1に記載のボンディングツール冷却装置。
  5. 前記アタッチメントホルダのアタッチメントツールを挟み込むアタッチメントホルダ爪が、アタッチメントツールの互いに直交するX方向とY方向の両方向の位置が保持可能な形状である、請求項4に記載のボンディングツール冷却装置。
  6. 被接合物を吸着保持するアタッチメントツールと、アタッチメントツールを加熱するヒーターと、アタッチメントツールをヒーターに吸着保持する吸着機構とを備えるボンディングツールを冷却するボンディングツール冷却方法であって、
    アタッチメントツールの吸着を解除する工程と、
    ボンディングツールの外周に位置しアタッチメントツールを保持する伸縮可能なアタッチメントホルダで、アタッチメントツールをヒーターから乖離した状態で保持する工程と
    冷却ブローノズルで、アタッチメントツールとヒーター間に冷却エアーを供給する工程と、を有するボンディングツール冷却方法。
  7. 前記被接合物がチップであって、
    アタッチメントツールの吸着を解除する前または後に、アタッチメントホルダを、アタッチメントツール側に延ばす工程を有する、請求項6に記載のボンディングツール冷却方法。
  8. アタッチメントホルダでアタッチメントツールを保持する工程が、
    アタッチメントホルダの下端に設けられ、アタッチメントツールの側面を把持するアタッチメントホルダ爪で行われる工程である、請求項7に記載のボンディングツール冷却方法。
  9. 被接合物が基板であって、
    アタッチメントツールの吸着を解除した後に、アタッチメントホルダで、アタッチメントツールをヒーターから乖離させる工程を有する、請求項6に記載のボンディングツール冷却方法。
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