JP5777856B2 - Ledバックライト用カラーフィルタおよびその製造方法 - Google Patents

Ledバックライト用カラーフィルタおよびその製造方法 Download PDF

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本発明は、LEDバックライト用カラーフィルタおよびその製造方法に関する。
近年、液晶表示装置のさらなる高精細化、バックライトの省電力化により、カラーフィルタのさらなる高透過率化および高色純度化が望まれている。これらの実現のために、バックライトやカラーフィルタの改善およびその製造方法に関し、種々の研究が行われてきた。
従来、液晶表示装置のバックライトとしては、冷陰極管(CCFL)が用いられてきた。しかし、CCFLは、水銀を使用していることに加え、高電圧のため電力消費が高く、またパネルの薄型化が困難となっており、改善が望まれている。対して、発光ダイオード(LED)はCCFLに比べ、水銀フリーであるとともに、高電圧を必要としないため、省電力化にもつながる。また、パネルの薄型化も期待されている。しかし、CCFLとLEDでは、発光スペクトルに違いがあるため、従来のCCFLバックライト用のカラーフィルタをLEDバックライト用カラーフィルタに適用すると、白色光の色度(ホワイトバランス)が偏るという問題点があった。また、LEDバックライト用にカラーフィルタの材料(特に、着色材料)を設計し直すことは、コストアップにつながるという問題もあった。
現在までに、液晶表示装置用のカラーフィルタを有機EL表示装置用のカラーフィルタに適用する際に、各色の発光部の面積比を変更することで、各色の発光部の輝度比を制御することが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。しかしながら、液晶表示装置において、CCFLバックライト用カラーフィルタをLEDバックライト用カラーフィルタに適用することの問題点およびその解決方法は教示されておらず、CCFLバックライト用カラーフィルタと同様の着色材料を用いてLEDバックライト用カラーフィルタを開発することが切望されている。
特開2006−59775号公報
本発明は上記の背景技術に鑑みてなされたものであり、その目的は、バックライトをCCFLからLEDに変更する際に生じるカラーフィルタの問題点を改善することにある。
本発明者らは上記課題を解決するため、鋭意検討した結果、赤色、緑色、および青色の着色パターンの開口部の面積比を調節して、LEDバックライト使用時の各色の輝度比を、各色の着色パターンの開口部の面積比が1:1:1におけるCCFLバックライト使用時の各色の輝度比に近づけることにより上記課題を解決できることを知見し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
基板と、
赤色、緑色、および青色の着色パターンからなる着色層と、
遮光層と
を備え、LED光源をバックライトとして用いる液晶表示装置用カラーフィルタであって、
前記赤色、緑色、および青色の着色パターンの開口部の面積比(R、G、B)が、下記式(I):
=1
0.33<G<1
0.25<B≦0.75 (I)
および下記式(II):
≦G<R (II)
を満たす、液晶表示装置用カラーフィルタを提供するものである。
また、他の態様によれば、本発明は、
基板と、
赤色、緑色、および青色の着色パターンからなる着色層と、
遮光層と
を備え、LED光源をバックライトとして用いる液晶表示装置用カラーフィルタの製造方法であって、
前記赤色、緑色、および青色の着色パターンの開口部の面積比(R、G、B)が、下記式(I):
=1
0.33<G<1
0.25<B≦0.75 (I)
および下記式(II):
≦G<R (II)
を満たす、液晶表示装置用カラーフィルタの製造方法を提供するものである。
本発明の液晶表示装置用カラーフィルタおよびその製造方法によれば、LEDバックライト使用時でも、CCFLバックライト使用時と同様の着色材料を用いることができ、バックライト変更によるコストアップを回避することができる。
CCFLバックライトおよびLEDバックライトの発光スペクトルを示す図である。
カラーフィルタ
本発明において、カラーフィルタは、基板と、赤色、緑色、および青色の着色パターンからなる着色層と、遮光層とを有するものである。好ましい態様では、カラーフィルタは、各色間に遮光層を設け、その他、保護層、透明電極層、樹脂層、および配向層等を備えるものであってもよい。以下、各構成について説明する。
基板
基材は光出射側にあるため、光透過性の高い透明基材が用いられる。例えば、ガラス、石英、または各種の樹脂等の光透過性の高い材料からなる透明基材が挙げられる。また、通常、基板の厚さは、0.1〜10.0mmである。
着色層
本発明における赤色、緑色、および青色の着色パターンからなる着色層は、各色の着色材料を含有する着色樹脂組成物を用いて形成することができる。好ましい態様によれば、赤色、緑色、および青色の着色パターンの開口部の面積比(R、G、B)が、下記式(I):
=1
0.33<G<1
0.25<B≦0.75 (I)
および下記式(II):
≦G<R (II)
を満たすものであり、より好ましくは、各色の着色パターンの開口部の面積比が、下記式(III):
=1
0.5<G<0.9
0.3<B≦0.65 (III)
を満たすものである。赤色、緑色、および青色の着色パターンの開口部の面積比(R、G、B)が上記範囲程度であれば、各色の輝度を望ましい範囲内に制御することができる。
また、好ましい態様によれば、赤色、緑色、および青色の着色パターンは、
赤色:波長610nmの透過率が85%以上、好ましくは86%以上
緑色:波長530nmの透過率が87%以上、好ましくは88%以上
青色:波長455nmの透過率が85%以上、好ましくは86%以上
を満たすものである。また、他の好ましい態様によれば、C光源を用いて測定した場合の、赤色、緑色、および青色のY(透過率)(R、G、B)の比が、下記式(IV):
:G:B=1:2.9〜3.5:0.7〜0.9 (IV)
を満たすものである。前記Yは、赤色の場合、顔料濃度32%、膜厚2.5μm、緑色の場合、顔料濃度32%、膜厚2.5μm、青色の場合、顔料濃度13%、膜厚2.5μmの着色パターンを、例えば顕微分光装置OSP−SP2000(OLYMPUS社製)を用いて測定したものであり、単位面積当たりの測定値である(Yについては、下記実施例に記載の数式1を参照)。各色の着色パターンの透過率が上記範囲程度であれば、輝度を向上させることができ、バックライトとして、LED使用時であっても、CCFL使用時と同様の各色の輝度比を実現することができる。なお、各色の着色パターンの膜厚は、0.5〜10μmであることが好ましく、より好ましくは1.0〜5.0μmである。
着色材料
本発明の好ましい態様によれば、赤色着色パターンは、着色材料として、ピグメントレッド254および/またはピグメントレッド177を含み、好ましくはピグメントイエロー150および/またはピグメントイエロー138をさらに含むものである。緑色着色パターンは、着色材料として、ピグメントグリーン58を含み、好ましくはピグメントイエロー150および/またはピグメントイエロー138をさらに含むものである。青色着色パターンは、着色材料として、ピグメントブルー15:1、ピグメントブルー15:3、およびピグメントブルー15:6からなる群から選択される少なくとも1種を含み、好ましくはピグメントバイオレット23をさらに含むものである。これらの着色材料を用いることで、着色パターンの透過率を向上させて、輝度を向上させることができる。なお、その他の公知の着色材料を混合してもよい。
着色樹脂組成物
本発明の好ましい態様によれば、カラーフィルタの着色層を形成するための着色樹脂組成物は、上記の着色材料を溶剤に分散させた分散体である。着色材料の分散方法は、特に限定されず、公知の分散機を用いて分散させることができる。分散処理を行うための分散機としては、2本ロール、3本ロール等のロールミル、振動ボールミル等のボールミル、ペイントコンディショナー、連続ディスク型ビーズミル、連続アニュラー型ビーズミル等のビーズミルが挙げられる。分散処理において用いるビーズの径は、好ましくは0.03〜2.00mmであり、より好ましくは0.10〜1.00mmである。
本発明においては、顔料を分散させる際に、ジルコニアビーズ等を適宜加え、ペイントシェーカー(浅田鉄鋼社製)等を用いて、数時間分散を行うことが好ましい。例えば、ビーズ径が比較的大きめな2mmジルコニアビーズで1時間分散後、さらにビーズ径が比較的小さめな0.1mmジルコニアビーズで2時間分散することが挙げられる。また、分散後、5.0μmのメンブランフィルタで濾過することが好ましい。これにより、着色材料の分散性をより向上することができ、透過率をより向上させることができる。
その他の成分
本発明の好ましい態様によれば、各色の着色樹脂組成物は、上記の着色材料以外にも、必要に応じて、溶剤、分散剤、モノマー、ポリマー、および重合開始剤等を含むものである。
溶剤
上記の溶剤としては、例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、エチレングリコール、プロピレングリコール等のアルコール類、α−もしくはβ−テルピネオール等のテルペン類等、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、N−メチル−2−ピロリドン等のケトン類、トルエン、キシレン、テトラメチルベンゼン等の芳香族炭化水素類、セロソルブ、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、カルビトール、メチルカルビトール、エチルカルビトール、ブチルカルビトール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル等のグリコールエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル、セロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテート、カルビトールアセテート、エチルカルビトールアセテート、ブチルカルビトールアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、および3−メトキシブチルアセテート等の酢酸エステル類等が挙げられる。本発明においては、市販の溶剤を用いることもでき、例えば、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(ダイセル化学工業株式会社製)、プロピレングリコールモノエチルエーテル(ダイセル化学工業株式会社製)、および3−メトキシブチルアセテート(ダイセル化学工業株式会社製)が好ましい。好ましい態様では、溶剤の含有量は、着色樹脂組成物の合計質量に対して10〜90質量%である。溶剤の含有量が上記範囲程度であれば、着色樹脂組成物の粘度を所望の範囲に調整し、顔料分散性や顔料分散経時安定性を向上させることができる。また、顔料濃度を一定範囲内にすることができるため、着色樹脂組成物を調製後、目標とする色度座標を達成することができる。
分散剤
上記の分散剤としては、例えば、カチオン系、アニオン系、ノニオン系、両性、シリコーン系、フッ素系等の界面活性剤を使用できるが、これらの中でも高分子界面活性剤(高分子分散剤)を用いることが好ましい。高分子界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類、ポリエチレングリコールジラウレート、ポリエチレングリコールジステアレート等のポリエチレングリコールジエステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、脂肪酸変性ポリエステル類、および3級アミン変性ポリウレタン類などが挙げられる。本発明においては、市販の分散剤を用いることもでき、例えば、ソルスパース3000、5000、9000、12000、13240、13940、17000、20000、24000、26000、および28000等の各種ソルスパース分散剤(ゼネカ株式会社製)、ならびにDisperbyk111(ビックケミー・ジャパン株式会社製)が好ましい。好ましい態様では、分散剤の含有量は、着色材料の合計質量に対して10〜80質量%である。
モノマー
上記のモノマーとしては、例えば、アリルアクリレート、ベンジルアクリレート、ブトキシエチルアクリレート、ブトキシエチレングリコールアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、ジシクロペンタニルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、グリセロールアクリレート、グリシジルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロシプロピルアクリレート、イソボニルアクリレート、イソデキシルアクリレート、イソオクチルアクリレート、ラウリルアクリレート、2−メトキシエチルアクリレート、メトキシエチレングリコールアクリレート、フェノキシエチルアクリレート、ステアリルアクリレート、エチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,5−ペンタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,3−プロパンジオールアクリレート、1,4−シクロヘキサンジオールジアクリレート、2,2−ジメチロールプロパンジアクリレート、グリセロールジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、グリセロールトリアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ポリオキシエチル化トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、ポリオキシプロピルトリメチロールプロパントリアクリレート、ブチレングリコールジアクリレート、1,2,4−ブタントリオールトリアクリレート、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールジアクリレート、ジアリルフマレート、1,10−デカンジオールジメチルアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、および、上記のアクリレート基をメタクリレート基に置換したもの、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、1−ビニル−2−ピロリドン、2−ヒドロキシエチルアクリロイルホスフェート、テトラヒドロフルフリールアクリレート、ジシクロペンテニルアクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチルアクリレート、3−ブタンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ヒドロキシピバリン酸エステルネオペンチルグリコールジアクリレート、フェノール−エチレンオキサイド変性アクリレート、フェノール−プロピレンオキサイド変性アクリレート、N−ビニル−2−ピロリドン、ビスフェノールA−エチレンオキサイド変性ジアクリレート、ペンタエリスリトールジアクリレートモノステアレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、ポリプロピレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロパンプロピレンオキサド変性トリアクリレート、イソシアヌール酸エチレンオキサイド変性トリアクリレート、トリメチロールプロパンエチレンオキサイド変性トリアクリレート、ペンタエリスリトールペンタアクリレート、ペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート等のアクリレートモノマー、および、これらのアクリレート基をメタクリレート基に置換したもの、ポリウレタン構造を有するオリゴマーにアクリレート基を結合させたウレタンアクリレートオリゴマー、ポリエステル構造を有するオリゴマーにアクリレート基を結合させたポリエステルアクリレートオリゴマー、エポキシ基を有するオリゴマーにアクリレート基を結合させたエポキシアクリレートオリゴマー、ポリウレタン構造を有するオリゴマーにメタクリレート基を結合させたウレタンメタクリレートオリゴマー、ポリエステル構造を有するオリゴマーにメタクリレート基を結合させたポリエステルメタクリレートオリゴマー、エポキシ基を有するオリゴマーにメタクリレート基を結合させたエポキシメタクリレートオリゴマー、アクリレート基を有するポリウレタンアクリレート、アクリレート基を有するポリエステルアクリレート、アクリレート基を有するエポキシアクリレート樹脂、メタクリレート基を有するポリウレタンメタクリレート、メタクリレート基を有するポリエステルメタクリレート、ならびにメタクリレート基を有するエポキシメタクリレート樹脂等が挙げられる。本発明においては、市販のモノマーを用いることもでき、例えば、SR399(サートマー社製)、アロニックスM−400(東亞合成株式会社製)、およびアロニックスM−450(東亞合成株式会社製)が好ましい。好ましい態様では、モノマーの含有量は、着色材料の合計質量に対して5〜80質量%である。
ポリマー
上記のポリマーとしては、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−塩化ビニル共重合体、エチレンビニル共重合体、ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレン共重合体、ABS樹脂、ポリメタクリル酸樹脂、エチレンメタクリル酸樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、塩素化塩化ビニル、ポリビニルアルコール、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレート、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン12、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリビニルアセタール、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアリレート、ポリビニルブチラール、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリアミック酸樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂等、および、重合可能なモノマーであるメチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、n−プロピルアクリレート、n−プロピルメタクリレート、イソプロピルアクリレート、イソプロピルメタクリレート、sec-ブチルアクリレート、sec-ブチルメタクリレート、イソブチルアクリレート、イソブチルメタクリレート、tert−ブチルアクリレート、tert−ブチルメタクリレート、n−ペンチルアクリレート、n−ペンチルメタクリレート、n−ヘキシルアクリレート、n−ヘキシルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、n−オクチルアクリレート、n−オクチルメタクリレート、n−デシルアクリレート、n−デシルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、スチレン、α−メチルスチレン、N−ビニル−2−ピロリドン、グリシジル(メタ)アクリレートの1種以上と、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸の2量体、イタコン酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、ビニル酢酸、ならびにこれらの酸無水物等が挙げられる。本発明においては、市販のポリマーを用いることもでき、例えば、アロニックスM−5600(東亞合成株式会社製)、アロニックスM−6200(東亞合成株式会社製)、アロニックスM−7100(東亞合成株式会社製)、およびアロニックスM−9050(東亞合成株式会社製)が好ましい。好ましい態様では、ポリマーの含有量は、着色材料の合計質量に対して5〜80質量%である。
重合開始剤
上記の重合開始剤としては、熱重合開始剤および光重合開始剤等を用いることができ、例えば、ベンジル(ビベンゾイルとも言う)、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルサルファイド、ベンジルメチルケタール、ジメチルアミノメチルベンゾエート、2−n−ブトキシエチル−4−ジメチルアミノベンゾエート、p−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、3,3’−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノン、メチロベンゾイルフォーメート、2−メチル−1−(4−(メチルチオ)フェニル)−2−モルフォリノプロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン、1−(4−ドデシルフェニル)−2ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1フェニルプロパン−1−オン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、2−クロロチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2,4−ジイソプロピルチオキサントン、2,4−ジメチルチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、および1−クロロ−4−プロポキシチオキサントン等が挙げられる。本発明においては、市販の重合開始剤を用いることもでき、例えば、イルガキュア184、イルガキュア369、イルガキュア651、イルガキュア907(いずれも、チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社製)、ダロキュアー(メルク社製)、アデカ1717(旭電化工業株式会社製)等のケトン系化合物、および2,2’−ビス(o−クロロフェニル)−4,5,4’−テトラフェニル−1,2’ビイミダゾール(黒金化成株式会社製)等のビイミダゾール系化合物が好ましい。好ましい態様では、重合開始剤の含有量は、着色材料の合計質量に対して1〜40質量%である。
遮光層
本発明の好ましい態様によれば、カラーフィルタは、各色の着色パターン間に遮光層を有してもよい。遮光層は、黒色顔料およびバインダー樹脂を含むものでもよく、もしくは、少なくとも2色以上の着色層を重ねたものでもよい。黒色顔料としては、例えば、カーボンブラック、アセチレンブラック、ランプブラック、ボーンブラック、黒鉛、鉄黒、アニリンブラック、シアニンブラック、およびチタンブラックが好ましい。このような遮光層を設けることで、画素と画素の間で起こるバックライトの光漏れを防ぐことが出来る。
カラーフィルタの製造方法
本発明のカラーフィルタの製造方法は、
赤色、緑色、および青色の着色パターンの開口部の面積比(R、G、B)が、下記式(I):
=1
0.33<G<1
0.25<B≦0.75 (I)
および下記式(II):
≦G<R (II)
を満たすものであり、より好ましくは、各色の着色パターンの開口部の面積比が、下記式(III):
=1
0.5<G<0.9
0.3<B≦0.65 (III)
を満たすものである。上記範囲程度に面積比を調節することで、LEDバックライト使用時であっても、CCFLバックライト使用時の白色の色度に近づけることができる。
本発明において、赤色、緑色、および青色の着色パターンの開口部の面積比の決定方法は、LEDバックライト使用時の各色の輝度比を、各色の着色パターンの開口部の面積比が1:1:1におけるCCFLバックライト使用時の各色の輝度比に近づける様に、好ましくは一致するように、調節することを特徴とするものである。具体的な面積比の決定方法は、以下のとおりである。
まず、CCFLバックライト用カラーフィルタ(各色の開口部の面積比は1:1:1)を用いて、CCFLバックライト使用時の赤色、緑色、および青色の輝度(RL(CCFL)、GL(CCFL)、BL(CCFL))と、LEDバックライト使用時の赤色、緑色、および青色の輝度(RL(LED)、GL(LED)、BL(LED))とを測定する。次に、LEDバックライト用カラーフィルタの各色の開口部の面積比(R、G、B)を、CCFLバックライト使用時の輝度のLEDバックライト使用時の輝度に対する比(Rarea、Garea、Barea)を用いて以下の様に決定する。なお、CCFLバックライト使用時の輝度のLEDバックライト使用時の輝度に対する比(Rarea、Garea、Barea)は、
area=RL(CCFL)/RL(LED)
area=GL(CCFL)/GL(LED)
area=BL(CCFL)/BL(LED)
と表され、
この輝度の比(Rarea、Garea、Barea)によりLEDバックライト用カラーフィルタの各色の着色パターンの開口部の面積比(R、G、B)を決定すると、
=1(=Rarea/Rarea
=Garea/Rarea
=Barea/Rarea
となる。このように、面積比を決定することによりホワイトバランスを調整でき、LEDバックライト使用時であっても、CCFLバックライト使用時の白色の色度に近づけることができる。なお、カラーフィルタを製造する際には、各色の開口部の面積比(R、G、B)が、上記の決定方法に従い、下記式(V):
=1(=Rarea/Rarea
area/Rarea×0.9≦G≦Garea/Rarea×1.1
area/Rarea×0.9≦B≦Barea/Rarea×1.1 (V)
より好ましくは、
=1(=Rarea/Rarea
area/Rarea×0.95≦G≦Garea/Rarea×1.05
area/Rarea×0.95≦B≦Barea/Rarea×1.05 (VI)
を満たすように設計することが好ましい。
本発明のカラーフィルタの製造方法は、上記の各色の着色パターンの開口部の面積比を満たすものであれば、特に限定されず公知の方法を用いることができる。例えば、以下に示される好ましい態様に従い行うことができる。まず、上記の着色樹脂組成物を基材上に塗布し、減圧乾燥後、プリベークして、溶剤を除去する。組成物の塗布には、従来公知の方法を用いることでき、例えばスピンコート法、印刷法、インクジェット法、バーコート法、スプレー法、ダイコート法、ビードコート法、およびスリット&スピンコート法等が挙げられる。続いて、紫外線を露光して、組成物を硬化させる。さらに、焼成することで着色パターンを基材上に形成させることができる。
液晶表示装置
本発明の液晶表示装置は、バックライトとして、LED光源を有するものである。より具体的には、本発明のLED光源液晶表示装置は、上記LED光源液晶表示装置用カラーフィルタを備え、好ましくは、液晶層と、駆動側基板とをさらに有するものである。なお、本発明の液晶表示装置は、必要に応じ、上記構成に加えて、液晶表示装置に一般的に用いられる部材を含むことができる。本発明のLED光源液晶表示装置によれば、上記LED光源液晶表示装置用カラーフィルタを有することにより、高色再現域を実現でき、高輝度なものとすることができる。以下、このようなLED光源液晶表示装置の各構成について詳細に説明する。
バックライト
本発明において、バックライトとして用いられるLED光源は、公知のLED光源を用いることができる。LED光源は、白色LEDを有するものが好ましい。白色LEDとしては、例えば、擬似白色LEDや3色(RGB)LEDが挙げられる。
白色LED
本発明に用いられる白色LEDとしては、少なくとも青色光(430nm〜470nm)、緑色光(470nm〜560nm)、および赤色光(570nm〜700nm)の波長域に発光スペクトルを有するものであれば良いが、発光スペクトルのうち緑色光(470nm〜560nm)ピークの最大発光強度と青色光(430nm〜470nm)ピークの最大発光強度の比(緑色光ピークの最大発光強度/青色光ピークの最大発光強度)が、0.1〜0.7の範囲内であることが好ましく、0.1〜0.6の範囲内であることがより好ましく、特に0.1〜0.5の範囲内であることがさらに好ましい。上記緑色光ピークの最大発光強度と青色光ピークの最大発光強度の比が上記範囲内であることにより、上記青色パターンを青色光と非青色光との透過率の差および境界付近での光の透過率変化が大きいことによる消費電力低減効果を、より効果的に発揮することができるからである。また、赤色光(570nm〜700nm)については、赤色光ピークの最大発光強度と青色光ピークの最大発光強度の比が所定の範囲内にあれば良く、強度の比(赤色光ピークの最大発光強度/青色光ピークの最大発光強度)が、0.05〜0.6の範囲内であることが好ましく、0.05〜0.5の範囲内であることがより好ましく、特に0.05〜0.4の範囲内であることがさらに好ましい。
このような白色LEDとしては、上述した発光スペクトルの光を発光することができるものであれば良く、例えば、青色発光素子と、青色発光素子から発光された光により励起され、上記発光素子から発光された光と混色することにより白色光とすることができる蛍光を発する蛍光物質とを有するものを挙げることができる。
本発明に用いられる白色LEDを構成する発光素子は、上記蛍光物質を励起させることができる半導体発光素子である。このような半導体発光素子としては、具体的には、セレン化亜鉛(ZnSe)や窒化ガリウム(GaN)など種々の半導体や、インジウム(In)、アルミニウム(Al)、ガリウム(Ga)を含む窒化物半導体(InAlGa1−x−yN、0≦X、0≦Y、X+Y≦1)等を挙げることができる。本発明においては、なかでも、窒化物半導体を好ましく用いることができる。蛍光物質を効率良く励起できる短波長を効率良く発光することができるからである。
本発明に用いられる半導体発光素子の構造としては、MIS接合、PIN接合やpn接合などを有するホモ構造、ヘテロ構造あるいはダブルへテロ構成のものが挙げられる。
ここで、窒化物半導体を使用したpn接合を有する発光素子としては、具体的には、サファイア基板上に窒化ガリウム(GaN)等のバッファ層を形成しその上に、n型窒化ガリウムで形成した第1のコンタクト層、n型窒化アルミニウム・ガリウムで形成させた第1のクラッド層、窒化インジウム・ガリウムで形成した活性層、p型窒化アルミニウム・ガリウムで形成した第2のクラッド層、p型窒化ガリウムで形成した第2のコンタクト層を順に積層させたダブルへテロ構成を有するものなどを挙げることができる。
また、窒化物半導体を使用したpn接合を有する発光素子においては、n型窒化物半導体にn型ドーパントとしてケイ素(Si)、ゲルマニウム(Ge)、セレン(Se)、テルル(Te)、炭素(C)等を適宜導入したものであっても良い。発光効率を向上させることができるからである。
一方、p型窒化物半導体を形成させる場合は、p型ドーパントである亜鉛(Zn)、マグネシウム(Mg)、ベリリウム(Be)、カルシウム(Ca)、ストロンチウム(Sr)、バリウム(Ba)等をドープさせる。窒化物半導体は、p型ドーパントをドープしただけではp型化しにくいためp型ドーパント導入後に、炉による加熱やプラズマ照射等により加熱処理することで低抵抗化させることが好ましい。
本発明に用いられる発光素子の発光波長としては、上記蛍光物質からの発光波長等に応じて適宜設定されるものであるが、通常、発光波長は400nm〜530nmの範囲内であることが好ましく、なかでも420nm〜490nmの範囲内であることが好ましく、特に、450nm〜475nmの範囲内であることが好ましい。上記蛍光物質を効率的に励起することができ、発光効率に優れた白色LED光源とすることができるからである。
本発明に用いられる白色LEDに用いられる蛍光物質としては、上記発光素子から発光された光により励起し、蛍光を発することができるものである。このような蛍光物質としては、通常、上記発光素子から発光される光の発光波長よりも長波長の蛍光を発する蛍光体が用いられる。励起波長が短波長の方が効率が良いためである。具体的には、発光波長が400nm〜530nmの範囲内である発光素子との混色により白色光を発光させる場合、セリウムで付活されたイットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体、ペリレン系誘導体、銅で付活されたセレン化亜鉛などを挙げることができ、なかでも、イットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体を好ましく用いることができる。発光素子に窒化物半導体を用いた場合、耐光性や効率などの観点から特に好ましいからである。
本発明に用いられる蛍光物質としては、アルミニウム(Al)、ガリウム(Ga)、イットリウム(Y)、ガドリニウム(Gd)、セリウム(Ce)、サマリウム(Sm)およびランタン(La)等の含有量が異なる蛍光物質を2種類以上混合したものであっても良い。
本発明に用いられる蛍光物質の製造方法としては、イットリウム(Y)、ガドミニウム(Gd)、セリウム(Ce)、サマリウム(Sm)、ランタン(La)等の希土類元素を化学量論比で酸に溶解した溶解液を蓚酸で共沈したものを焼成して得られる共沈酸化物と、酸化アルミニウム、酸化ガリウムとを混合して混合原料を得る。これにフラックスとしてフッ化アンモニウム等のフッ化物を適量混合して坩堝に詰め、空気中で1350℃〜1450℃の範囲内の温度で2時間〜5時間焼成して焼成品を得て、次に焼成品を水中でボールミルして、洗浄、分離、乾燥、最後に篩を通すことで得ることができる。
白色LED光源
本発明に用いられる白色LED光源としては、上述した白色LEDに加えて、通常、反射板、導光板、拡散板、およびプリズムシートを含むものである。なお、このような反射板、導光板、拡散板、およびプリズムシートとしては、公知の物を用いることできる。
なお、本発明はいかなる理論にも拘束されるものではないが、輝度向上および高色再現域達成のメカニズムとしては、およそ以下のようなものではないかと推察される。もっとも、本発明が以下の説明によって限定されることがあってはならないことは言うまでもない。通常、LED光源は、従来のCCFL光源と比べて、相対的に青色部の発光強度が高く、緑色部の発光強度が低い。そのため、従来のCCFL光源用カラーフィルタと、発光ダイオード光源とを組み合わせた場合、ホワイトバランスのずれが発生してしまう。着色材料の変更によりホワイトバランスの調整を行うと、設計変更によるコストアップが発生する。そこで、本発明においては、従来の着色材料を用いながら、各色の着色パターンの開口部の面積比を調整して、輝度を制御することで、意外にも、白色の輝度をほとんど低下させることなく、ホワイトバランスを調整できることを知見した。このような本発明によれば、白色の輝度をほとんど低下させずに、高色再現域を達成することができる。
以下に、実施例と比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定解釈されるものではない。
実施例1
硬化性樹脂組成物の調整
重合槽中にメタクリル酸メチル(MMA)を63重量部、アクリル酸(AA)を12重量部、メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル(HEMA)を6重量部、ジエチレングリコールジメチルエーテル(DMDG)を88重量部仕込み、攪拌し溶解させた後、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)を7重量部添加し、均一に溶解させた。その後、窒素気流下、85℃で2時間攪拌し、更に100℃で1時間反応させた。得られた溶液に、更にメタクリル酸グリシジル(GMA)を7重量部、トリエチルアミンを0.4重量部、及びハイドロキノンを0.2重量部添加し、100℃で5時間攪拌し、共重合樹脂溶液(固形分50%)を得た。次に下記の材料を室温で攪拌、混合して硬化性樹脂組成物とした。
硬化性樹脂組成物の組成
・上記共重合樹脂溶液(固形分50%): 16重量部
・ジペンタエリスリトールペンタアクリレート(サートマー社 SR399):
24重量部
・オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ社 エピコート180S70): 4重量部
・2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルフォリノプロパン−1−オン: 4重量部
・ジエチレングリコールジメチルエーテル: 52重量部
ブラックマトリクスの形成
まず、下記分量の成分を混合し、サンドミルにて十分に分散し、黒色顔料分散液を調整した。
黒色顔料分散液の組成
・黒色顔料: 23重量部
・高分子分散材(ビックケミー・ジャパン(株) Disperbyk111):
2重量部
・溶剤(ジエチレングリコールジメチルエーテル): 75重量部
次に、下記分量の成分を十分混合して、遮光層用組成物を得た。
・上記黒色顔料分散液: 61重量部
・硬化性樹脂組成物: 20重量部
・ジエチレングリコールジメチルエーテル: 30重量部
そして、厚み1.1mmのガラス基板(旭硝子(株)、AN材)上に上記遮光層用組成物をスピンコーターで塗布し、100℃で3分間乾燥させ、膜厚約1μmの遮光層を形成した。当該遮光層の開口部面積比が、赤色、緑色、および青色の着色パターン部(R、G、B)でR=1:G=1:B=1およびR=1:G=0.67:B=0.36となるように超高圧水銀ランプで遮光パターンに露光した後、0.05wt%水酸化カリウム水溶液で現像し、その後、基板を180℃の雰囲気下に30分間放置することにより加熱処理を施して遮光部を形成すべき領域にブラックマトリクスを形成した。
着色層の形成
上記のようにしてブラックマトリクスを形成した基板上に、下記組成の赤色着色樹脂組成物をスピンコーティング法により塗布(塗布厚み2.5μm)し、その後、70℃のオーブン中で3分間乾燥した。次いで、赤色着色樹脂組成物の塗布膜から100μmの距離にフォトマスクを配置してプロキシミティアライナにより2.0kWの超高圧水銀ランプを用いて着色層の形成領域に相当する領域のみに紫外線を10秒間照射した。次いで、0.05wt%水酸化カリウム水溶液(液温23℃)中に1分間浸漬してアルカリ現像し、赤色着色樹脂組成物の塗布膜の未硬化部分のみを除去した。その後、基板を180℃の雰囲気下に30分間放置することにより、加熱処理を施して赤色画素を形成すべき領域に赤色のレリーフパターンを形成した。赤色の610nmでの透過率は88%だった。次に、下記組成の緑色着色樹脂組成物を用いて、赤色のレリーフパターン形成と同様の工程で、緑色画素を形成すべき領域に緑色のレリーフパターンを形成した。さらに、下記組成の青色着色樹脂組成物を用いて、赤色のレリーフパターン形成と同様の工程で、青色画素を形成すべき領域に青色のレリーフパターンを形成し、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色からなる着色層を形成し本発明のカラーフィルタを得た。得られたカラーフィルタの緑色画素の550nmの透過率は89%であり、青色画素の450nmの透過率は86.5%であった。最後に、本発明のカラーフィルタを下記に記載の測定機を用いてCCFL(図1のCCFL1、2、3、4、5、6)およびLEDバックライト(図1のLED1、4)を用いて測定を行った。
赤色着色樹脂組成物の組成
・C.I.ピグメントレッド254(BT−CF、CSC製): 4.9重量部
・C.I.ピグメントレッド177(ATY−TR、DIC製): 2.3重量部
・C.I.ピグメントイエロー150(Y−5688、Lanxess製):
2.8重量部
・ポリスルホン酸型高分子分散剤: 3重量部
・硬化性樹脂組成物: 5重量部
・酢酸−3−メトキシブチル: 82重量部
緑色着色樹脂組成物の組成
・C.I.ピグメントグリーン58(DIC製): 6.9重量部
・C.I.ピグメントイエロー150(Y−5688、Lanxess製):
3.1重量部
・ポリスルホン酸型高分子分散剤: 3重量部
・硬化性樹脂組成物: 5重量部
・酢酸−3−メトキシブチル: 82重量部
青色着色樹脂組成物の組成
・C.I.ピグメントブルー15:6(EP−CF、DIC製): 9重量部
・C.I.ピグメントバイオレット(Violet RE、大日精化製): 1重量部
・ポリスルホン酸型高分子分散剤: 3重量部
・硬化性樹脂組成物: 5重量部
・酢酸−3−メトキシブチル: 82重量部
実施例2
ブラックマトリクス形成の際、当該遮光層の開口部面積比が、赤色、緑色、および青色の着色パターン部(R、G、B)でR=1:G=1:B=1およびR=1:G=0.82:B=0.58となるように超高圧水銀ランプで遮光パターンに露光した後、0.05wt%水酸化カリウム水溶液で現像し、その後、基板を180℃の雰囲気下に30分間放置することにより加熱処理を施して遮光部を形成すべき領域にブラックマトリクスを形成し、測定時使用のLEDバックライトを変更した(図1のLED2、5)。その他の条件は、実施例1と同様である。
実施例3
ブラックマトリクス形成の際、当該遮光層の開口部面積比が、赤色、緑色、および青色の着色パターン部(R、G、B)でR=1:G=1:B=1およびR=1:G=0.78:B=0.53となるように超高圧水銀ランプで遮光パターンに露光した後、0.05wt%水酸化カリウム水溶液で現像し、その後、基板を180℃の雰囲気下に30分間放置することにより加熱処理を施して遮光部を形成すべき領域にブラックマトリクスを形成し、測定時使用のLEDバックライトを変更した(図1のLED3、6)。その他の条件は、実施例1と同様である。
実施例4
ブラックマトリクス形成の際、当該遮光層の開口部面積比が、赤色、緑色、および青色の着色パターン部(R、G、B)でR=1:G=1:B=1およびR=1:G=0.64:B=0.34となるように超高圧水銀ランプで遮光パターンに露光した後、0.05wt%水酸化カリウム水溶液で現像し、その後、基板を180℃の雰囲気下に30分間放置することにより加熱処理を施して遮光部を形成すべき領域にブラックマトリクスを形成した。また、赤、緑、青の着色樹脂組成物を以下に記載の条件に変更した。その他の条件は、実施例1と同様である。
赤色着色樹脂組成物の組成
・C.I.ピグメントレッド254(BT−CF、CSC製): 1重量部
・C.I.ピグメントレッド177(ATY−TR、DIC製): 6.7重量部
・C.I.ピグメントイエロー150(Y−5688、Lanxess製):
2.3重量部
・ポリスルホン酸型高分子分散剤: 3重量部
・硬化性樹脂組成物: 5重量部
・酢酸−3−メトキシブチル: 82重量部
緑色着色樹脂組成物の組成
・C.I.ピグメントグリーン58(DIC製): 6.5重量部
・C.I.ピグメントイエロー150(Y−5688、Lanxess製):
3.5重量部
・ポリスルホン酸型高分子分散剤: 3重量部
・硬化性樹脂組成物: 5重量部
・酢酸−3−メトキシブチル: 82重量部
青色着色樹脂組成物の組成
・C.I.ピグメントブルー15:6(EP−CF、DIC製): 9.05重量部
・C.I.ピグメントバイオレット(Violet RE、大日精化製):
0.95重量部
・ポリスルホン酸型高分子分散剤: 3重量部
・硬化性樹脂組成物: 5重量部
・酢酸−3−メトキシブチル: 82重量部
実施例5
ブラックマトリクス形成の際、当該遮光層の開口部面積比が、赤色、緑色、および青色の着色パターン部(R、G、B)でR=1:G=1:B=1およびR=1:G=0.79:B=0.60となるように超高圧水銀ランプで遮光パターンに露光した後、0.05wt%水酸化カリウム水溶液で現像し、その後、基板を180℃の雰囲気下に30分間放置することにより加熱処理を施して遮光部を形成すべき領域にブラックマトリクスを形成し、測定時使用のLEDバックライトを変更した(図1のLED2、5)。その他の条件は、実施例1と同様である。
実施例6
ブラックマトリクス形成の際、当該遮光層の開口部面積比が、赤色、緑色、および青色の着色パターン部(R、G、B)でR=1:G=1:B=1およびR=1:G=0.71:B=0.52となるように超高圧水銀ランプで遮光パターンに露光した後、0.05wt%水酸化カリウム水溶液で現像し、その後、基板を180℃の雰囲気下に30分間放置することにより加熱処理を施して遮光部を形成すべき領域にブラックマトリクスを形成し、測定時使用のLEDバックライトを変更した(図1のLED3、6)。その他の条件は、実施例1と同様である。
比較例1
遮光層の開口部面積比が、赤色、緑色、および青色の着色パターン部(R、G、B)でR=1:G=1:B=1となるよう超高圧水銀ランプで遮光パターンに露光した後、0.05wt%水酸化カリウム水溶液で現像し、その後、基板を180℃の雰囲気下に30分間放置することにより加熱処理を施して遮光部を形成すべき領域にブラックマトリクスを形成した。その他の条件は、実施例1と同様である。
比較例2
測定時使用のLEDバックライトの種類のみ比較例1から変更した(図1のLED2、5)。
比較例3
測定時使用のLEDバックライトの種類のみ比較例1から変更した(図1のLED3、6)。
比較例4
赤、緑、青の着色樹脂組成物を以下に記載の条件に変更した。その他条件は比較例1と同様である。
赤色着色樹脂組成物の組成
・C.I.ピグメントレッド254(BT−CF、CSC製): 1重量部
・C.I.ピグメントレッド177(ATY−TR、DIC製): 6.7重量部
・C.I.ピグメントイエロー150(Y−5688、Lanxess製):
2.3重量部
・ポリスルホン酸型高分子分散剤: 3重量部
・硬化性樹脂組成物: 5重量部
・酢酸−3−メトキシブチル: 82重量部
緑色着色樹脂組成物の組成
・C.I.ピグメントグリーン58(DIC製): 6.5重量部
・C.I.ピグメントイエロー150(Y−5688、Lanxess製):
3.5重量部
・ポリスルホン酸型高分子分散剤: 3重量部
・硬化性樹脂組成物: 5重量部
・酢酸−3−メトキシブチル: 82重量部
青色着色樹脂組成物の組成
・C.I.ピグメントブルー15:6(EP−CF、DIC製): 9.05重量部
・C.I.ピグメントバイオレット(Violet RE、大日精化製):
0.95重量部
・ポリスルホン酸型高分子分散剤: 3重量部
・硬化性樹脂組成物: 5重量部
・酢酸−3−メトキシブチル: 82重量部
比較例5
測定時使用のLEDバックライトの種類のみ比較例4から変更した(図1のLED2、5)。
比較例6
測定時使用のLEDバックライトの種類のみ比較例4から変更した(図1のLED3、6)。
White座標評価試験
続いて、上記の実施例および比較例で製造したカラーフィルタを所定の光源の上に配置し、分光放射計装置SR−3(Topcon製)にてWhite色度及び輝度測定を行った。使用した光源を図1に示す。
光学特性試験
上記の発明を実施するための形態で各色の単色色度座標は、顕微分光装置OSP−SP2000(OLYMPUS社製)を用いて透過スペクトルを測定し、次に、得られた透過スペクトルより色度座標(x、y)を下記数式1より算出した。
Figure 0005777856
評価結果
上記試験および評価の結果を表1に示す。本発明の組成を満たすカラーフィルタは、比較例のカラーフィルタと比較して、ホワイトバランスを改善できていることが分かる。
CCFL+RGB開口比一定の場合と比べて、White座標のずれ量(Δxy)が0.1以下であれば、ホワイトバランスを十分に改善できていることが確認された。
実施例1〜3および比較例1〜3のWhite座標の基準:
(Wx(CCFL)、Wy(CCFL))=(0.339,0.372)
実施例4及び比較例4のWhite座標の基準:
(Wx(CCFL)、Wy(CCFL))=(0.340,0.373)
実施例5-6及び比較例5-6のWhite座標の基準:
(Wx(CCFL)、Wy(CCFL))=(0.352,0.373)
Δxyは、CCFLバックライト使用時のWhiteのxy座標(Wx(CCFL)、Wy(CCFL))と、LEDバックライト使用時のWhiteのxy座標(Wx(LED)、Wy(LED))とを用いて、下記数式2により算出した。
〔数2〕
Δxy=[(Wx(LED)−Wx(CCFL)+(Wy(LED)−Wy(CCFL)0.5
Figure 0005777856

Claims (8)

  1. 基板と、
    赤色、緑色、および青色の着色パターンからなる着色層と、
    遮光層と
    を備え、LED光源をバックライトとして用いる液晶表示装置用カラーフィルタであって、
    前記赤色着色パターンが、着色材料として、ピグメントレッド254と、ピグメントレッド177と、ピグメントイエロー150とを含み、
    前記緑色着色パターンが、着色材料として、ピグメントグリーン58と、ピグメントイエロー150とを含み、
    前記青色着色パターンが、着色材料として、ピグメントブルー15:6と、ピグメントバイオレット23とを含み、
    前記赤色、緑色、および青色の着色パターンの開口部の面積比(R、G、B)が、下記式(I):
    =1
    0.33<G<1
    0.25<B≦0.75 (I)
    および下記式(II):
    ≦G<R (II)
    を満たし、
    C光源を用いて測定した場合の、赤色、緑色、および青色のY(R、G、B)の比が、下記式(IV):
    :G:B=1:2.9〜3.5:0.7〜0.9 (IV)
    を満たす、液晶表示装置用カラーフィルタ。
  2. 前記赤色、緑色、および青色の着色パターンの開口部の面積比が、下記式(III):
    =1
    0.5<G<0.9
    0.3<B≦0.65 (III)
    を満たす、請求項1に記載の液晶表示装置用カラーフィルタ。
  3. 前記赤色、緑色、および青色の着色パターンの透過率が、
    赤色:波長610nmの透過率が85%以上
    緑色:波長530nmの透過率が87%以上
    青色:波長455nmの透過率が85%以上
    を満たす、請求項1または2に記載の液晶表示装置用カラーフィルタ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の液晶表示装置用カラーフィルタを具備してなる、液晶表示装置。
  5. 基板と、
    赤色、緑色、および青色の着色パターンからなる着色層と、
    遮光層と
    を備え、LED光源をバックライトとして用いる液晶表示装置用カラーフィルタの製造方法であって、
    前記赤色着色パターンが、着色材料として、ピグメントレッド254と、ピグメントレッド177と、ピグメントイエロー150とを含み、
    前記緑色着色パターンが、着色材料として、ピグメントグリーン58と、ピグメントイエロー150とを含み、
    前記青色着色パターンが、着色材料として、ピグメントブルー15:6と、ピグメントバイオレット23とを含み、
    前記赤色、緑色、および青色の着色パターンの開口部の面積比(R、G、B)が、下記式(I):
    =1
    0.33<G<1
    0.25<B≦0.75 (I)
    および下記式(II):
    ≦G<R (II)
    を満たし、
    C光源を用いて測定した場合の、赤色、緑色、および青色のY(R、G、B)の比が、下記式(IV):
    :G:B=1:2.9〜3.5:0.7〜0.9 (IV)
    を満たす、液晶表示装置用カラーフィルタの製造方法。
  6. 前記赤色、緑色、および青色の着色パターンの開口部の面積比が、下記式(III):
    =1
    0.5<G<0.9
    0.3<B≦0.65 (III)
    を満たす、請求項5に記載の液晶表示装置用カラーフィルタの製造方法。
  7. 前記赤色、緑色、および青色の着色パターンの透過率が、
    赤色:波長610nmの透過率が85%以上
    緑色:波長530nmの透過率が87%以上
    青色:波長455nmの透過率が85%以上
    を満たす、請求項5または6に記載の液晶表示装置用カラーフィルタの製造方法。
  8. 前記赤色、緑色、および青色の着色パターンの開口部の面積比(R、G、B)が、CCFLバックライト使用時の輝度のLEDバックライト使用時の輝度に対する比(Rarea、Garea、Barea)を用いたときに、下記式(V)
    =1(=Rarea/Rarea
    area/Rarea×0.9≦G≦Garea/Rarea×1.1
    area/Rarea×0.9≦B≦Barea/Rarea×1.1 (V)
    を満たす、請求項5〜7のいずれか一項に記載の液晶表示装置用カラーフィルタの製造方法。
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