JP5777129B2 - ロールを冷却するための方法及び装置 - Google Patents
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Description
【0001】
本発明は、冷却液による圧延機内のロール、特にワークロールの冷却に関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術には、水もしくは冷却剤が、冷却シェルとロールの間を通って案内される、流体冷却が記載されている。しばしば、このようなシステムの使用時に、ワークロールと冷却シェルの間の間隙の調整能力が可能にされる。特にワークロールは、通常は摩耗領域を有するので、冷却シェルは、十分な冷却作用を得るために、ワークロールの湾曲に適合可能とすべきである。加えて、ワークロールは、ロールスタンド内で異なった位置を占めることができる。これらの位置は、例えば進入する圧延材の厚さ及び予定されたリダクションに依存する。
【0003】
圧延機内では、圧延材の温度及び行なわれる変形作業に依存して、変化する量の熱エネルギーがロールに導入される。十分な冷却作用を得るため、冷却シェルとロールの間の間隙は、コントロールしなければならない。ロールを効果的に冷却するため、冷媒が、高い速度でロール表面に沿って流れることが望ましい。冷媒を間隙により圧縮するため、相応の圧力が必要である。一般的な従来技術から、間隔センサにより間隙の高さを測定できることが知られている。
【0004】
但し、そのような間隔測定において不利であるのは、しばしば、冷却シェルとロール表面の間の流れの中での間隔測定が困難もしくは不正確であることである。これに対して、間隔が、例えばロール表面に対する冷却シェルの調整をするためのピストンの移動距離の測定を介して間接的に決定される場合、同様に、測定の不正確さが、これにより調整エラーが生じることがある。特にこの場合、現在のロール位置がわからないので、コントロールは、ロールのジャンプが短期的に生じた場合は十分に反応できない。
【0005】
ロールに対する冷却シェルの調整時のエラーは特に、冷却シェルとロールの衝突による損傷又はロールの過熱を生じさせることがある。ロールの過熱により、ロールは、損害をこうむり、圧延されたストリップの品質も低下させられることになる。
【0006】
更に、多くの公知の位置センサは、これら位置センサが圧延機の条件下では十分確実に機能しないとの欠点を備える。光学センサは、例えば汚され、これにより瑕疵のある情報を供給するか、完全に故障することがある。同じことが、例えば誘導型センサについても当て嵌まる。
【0007】
特開昭54−082348号公報(特許文献1)は、独立請求項1の上位概念による方法もしくは独立請求項11の上位概念による装置を開示する。
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開昭54−082348号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
従って、本発明の課題は、ロール表面に対して冷却シェルを調整するための改善された特に確実で強靭なシステムを提供することにある。
【0010】
本発明の更なる課題は、前記欠点の少なくとも1つを克服することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前記の課題は、熱間圧延設備のロール、特にワークロールを冷却するための方法を追求する請求項1の特徴によって解決される。この方法は、ロール表面の少なくとも一部と、このロール表面の一部に対して調整可能な冷却シェルとの間の間隙内に1つのノズルにより冷却剤を供給するステップと、冷却シェルとロール表面の間の間隙高さを調整もしくはコントロールするステップとを有する。この場合、間隙高さの調整もしくはコントロールは、本発明によれば、冷却剤圧力の測定と供給される冷却剤の容積流の測定のどちらかに基づいて行なわれる。換言すれば、冷却剤圧力と冷却剤の容積流のどちらかが、間隙間隔のための指標であるということである。
【0012】
本発明による方法は、もはや、冷却シェルとロール表面の間のエラーし易い間隔測定に向かわずに、測定された冷却剤圧力又は冷却剤容積流に依存して間隙間隔の正確な決定を可能にする。本発明による方法により、特に自動的にロールの位置変化が、共に検出される。
【0013】
方法の別の好ましい実施形態によれば、調整もしくはコントロールは、測定された冷却剤圧力又は冷却剤容積流が、予設定可能な上限値の上にある場合、ロールと冷却シェルの間の間隔(間隙高さ)の増大を含んでいる。これにより、特にロールと冷却シェルの間の衝突に対向する。同様に、上限値を上回った場合、損害及び長い停止時間並びに生産中止を回避するために、設備の緊急停止を行なうことも可能である。
【0014】
方法の別の好ましい実施形態によれば、測定された冷却剤圧力又は冷却剤容積流が、予設定可能な下限値の下にある場合、ロールと冷却シェルの間の間隔(間隙高さ)が減少される。
【0015】
この場合、間隔もしくは間隙高さの調整は、例えば(油圧式又は空気圧式の)ピストン−シリンダ−ユニットによるように、当業者に知られた調整ユニットにより行われる。しかしながらまた、他の電気式、機械式もしくは電機式の調整ユニットも可能である。
【0016】
方法の別の好ましい実施形態によれば、冷却剤は、既知もしくは規定の容積流でノズルに(これにより間隙に)供給される。ロールと冷却シェルの間の間隔の調整もしくはコントロールは、冷却剤圧力の測定後、冷却剤の既知の容積流に対応する予め算定した圧力−間隔−特性曲線を使用して行なわれる。さもなければ、冷却剤を、既知もしくは規定の圧力でノズルに(これにより間隙に)供給することが可能であり、ロールと冷却シェルの間の間隔の調整もしくはコントロールは、冷却剤容積流の測定後、好ましくは、既知の冷却剤圧力に対して算定した容積流−間隔−特性曲線を使用して行なわれる。
【0017】
別の好ましい実施形態によれば、供給される冷却剤の容積流が一定に保持され、測定された冷却剤圧力が、一定に保持された容積流に対応する圧力−間隔−特性曲線により間隙の予設定可能な基準高さと比較される。特に、この比較から得られるコントロール差は、間隙高さを調整もしくは適合させるための基準として使用することができる。
【0018】
別の好ましい実施形態によれば、供給される冷却剤の圧力が一定に保持され、測定された冷却剤容積流が、一定に保持された圧力に対応する容積流−間隔−特性曲線を介して間隙の予設定可能な基準高さと比較される。特にこの比較から得られるコントロール差は、間隙高さを調整するための基準として使用することができる。
【0019】
別の好ましい実施形態によれば、実測冷却剤圧力が、圧力センサによって測定され、圧力−間隔−特性曲線により実測間隙高さに対応付けられる。冷却剤容積流は、使用される圧力−間隔−特性曲線に応じて一定に保持される。この実測間隙高さは、予設定可能な基準間隙高さと比較される。この比較からの差は、好ましくはコントローラに導かれる。差に応じて、次に間隙間隔が(調整値の出力により)調整される。
【0020】
別の好ましい実施形態によれば、実測冷却剤圧力が、圧力センサによって測定される。冷却剤容積流は、一定に保持される。予設定可能な基準高さは、一定に保持された容積流に対応する圧力−間隔−特性曲線により基準圧力に対応付けられる。この基準圧力は、測定された実測冷却剤圧力と比較される。これから得られる差は、好ましくはコントローラに導かれる。次に、差に応じて、間隙間隔が(調整値の出力により)調整される。
【0021】
別の好ましい実施形態によれば、実測容積流が、容積流測定器によって測定され、容積流−間隔−特性曲線により実測間隙高さに対応付けられる。冷却剤圧力は、使用された圧力−間隔−特性曲線に応じて一定に保持される。実測間隙高さは、予設定可能な基準間隙高さと比較される。この比較からの差は、好ましくはコントローラに導かれる。コントローラは、調整値を、間隙間隔を調整する調整ユニットに出力する。
【0022】
別の好ましい実施形態によれば、実測容積流が、容積流測定器によって測定される。冷却剤圧力は、一定に保持される。予設定可能な基準高さは、一定に保持され多冷却剤圧力に対応する容積流−間隔−特性曲線により基準容積流に対応付けられる。この基準容積流は、測定された実測容積流と比較される。これから得られる差は、好ましくはコントローラに導かれる。コントローラは、特に調整値を、間隙間隔を調整する調整ユニットに出力する。換言すれば、差は、間隙間隔を調整するための基準として使用されるということである。
【0023】
特性曲線は、例えば実験又は数値シミュレーションにより算定することができる。
【0024】
方法の別の好ましい実施形態によれば、特性曲線(圧力を測定する場合)は、複数の異なった容積流(少なくとも2つ)に対して、特にロールの冷却のために供給される少なくとも1つの規定の冷却剤圧力に対して算定される。しかしながら同様に、冷却剤の容積流を測定する場合、複数の異なった圧力(少なくとも2つ)に対して、特にロールの冷却のために供給される少なくとも1つの規定の冷却剤の容積流に対して特性曲線を算定することも可能である。
【0025】
方法の別の好ましい実施形態によれば、特性曲線は、ロール表面と冷却シェルの間の間隙高さに対して冷却剤圧力を対応付けることによって得られる。これに対して冷却剤の容積流が測定される場合、特性曲線は、ロール表面と冷却シェルの間の間隙高さに対して容積流を対応付けることによって得られる。
【0026】
間隙高さに対して加えられる冷却剤圧力もしくは冷却剤容積流は、圧力もしくは容積流も測定される箇所で決定もしくは示される。圧力もしくは容積流の測定は、一般的に好ましくはノズルの領域内又は特に、例えばノズル入口内でのようなノズル内で行なわれる。
【0027】
更に、本発明は、特に前記の実施形態のいずれか1つによる方法を実施するための、ワークロールを冷却するための装置を含んでいるが、この装置は、ロール表面の領域に対して実質的に相補的な形状を備え、ロールの軸方向の幅の少なくとも部分領域並びにロールの周囲方向の少なくとも一部にわたって延在する、ロールに対して調整可能な冷却シェルを有する。更にこの装置は、冷却シェルとロール表面の間の間隙内に冷却剤を供給するためのノズルと、特にノズルの領域内の冷却剤圧力を測定するための圧力センサ並びに圧力センサによって測定された冷却剤圧力に依存して冷却シェルとロールの間の間隙高さをコントロールもしくは調整するための(コントロール)ユニットを有する。選択的に、この装置は、同様に、特にノズルの領域内の冷却剤容積流を測定するための容積流測定器(もしくは容積流センサ)及び容積流測定器によって測定された容積流に依存して冷却シェルとロールの間の間隙高さをコントロールもしくは調整するための(コントロール)ユニットと、を有することができる。
【0028】
更に本発明は、ストリップを圧延するために圧下可能なロールと、前記のロールを冷却するための装置とを有する、特に前記の方法を実施するための冷却可能な圧延装置も含んでいる。
【0029】
本発明の別の好ましい実施形態では、ノズルが、実質的に、ロールの周方向に対して平行に又はロールに対して正接して冷却剤を導く。ノズルの内法寸法は、一般的にロール表面に向かって先細ることが、即ちノズル入口からノズル出口に向かって先細ることができる。更に、ノズルは、ノズル入口からノズル出口に向かって、冷却剤流を同時に方向転換させて、ロール表面に対して正接する方向に先細ることができる。ノズルもしくはノズル出口は、一般的にロール軸に対して平行に位置するスリットによって構成することができる。選択的に、複数のノズルを、間隙に冷却剤を供給するためにロール軸に対して平行に設けることができる。
【0030】
本発明の別の好ましい実施形態では、間隙内での冷却液の流れ方向が、ロールの回転方向とは反対向きである。これにより、ロールから冷媒への熱伝達は、ロールと冷媒の間の相対速度を高めることにより更に高めることができる。
【0031】
本発明の別の好ましい実施形態では、ノズルが、間隙内での冷却液の流れ方向に対して上流に位置する冷却シェルの端部に配置されている。
【0032】
ノズルは、一般的に、冷却シェルの統合された構成要素とすることもしくは冷却シェルに形成すること、又は、しかしながらまた冷却シェルの開口を経て単独で挿入することができる。別の選択肢として、ノズルは、ロールの周方向に位置する冷却シェルの端部に単独で配置することもできる。ノズルは、同様に例えばチューブ又はホースによって構成することもできる。
【0033】
本発明の別の好ましい実施形態では、ロール表面から冷却剤を掻き取るためのストリッパが、下流に位置する冷却シェルの端部に配置され、これにより、わずかな冷却剤しか、圧延すべきストリップに到達しない。
【0034】
本発明の別の好ましい実施形態では、ロール表面に対する冷却シェルの調整が、冷却シェルの傾倒及び/又は冷却シェルの並進運動により行なわれる。
【0035】
本発明の別の好ましい実施形態では、冷却シェルが、ロールの周方向に少なくとも2部材から形成され、冷却シェルの両部分が、ロールの軸方向に対して平行に位置する軸を中心として旋回可能に互いに結合されている。
【0036】
同様に、冷却シェルを周方向に複数部材から構成し、隣接する部分を(それぞれ)旋回可能に互いに結合することも可能であり、これにより、ロールの周囲への更に改善された適合が可能である。
【0037】
前記の実施形態の全ての特徴は、互いに組み合わせること又は互いに交換することができる。
【0038】
以下で実施例の図を簡単に説明する。更なる詳細は、実施例の詳細な説明からわかる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の一実施例によるロールを冷却するための装置の概略横断面図
【図2a】冷却剤が予設定の容積流である時の模範的な圧力−間隔−特性曲線
【図2b】冷却剤が予設定の圧力である時の模範的な容積流−間隔−特製曲線
【図3a】圧力−間隔−特性曲線により冷却シェルとロール表面の間の間隙高さもしくは間隔をコントロールするためのコントロール回路
【図3b】圧力−間隔−特性曲線により冷却シェルとロール表面の間の間隙高さもしくは間隔をコントロールするための別の可能なコントロール回路
【図4a】容積流−間隔−特性曲線により冷却シェルとロール表面の間の間隙高さもしくは間隔をコントロールするためのコントロール回路
【図4b】容積流−間隔−特性曲線により冷却シェルとロール表面の間の間隙高さもしくは間隔をコントロールするための別の可能なコントロール回路
【発明を実施するための形態】
【0040】
図1は、本発明の一実施例によるワークロール1を冷却するための装置10を示す。装置10は、ロール周囲Uの少なくとも一部に対して実質的に相補的な形状を備える冷却シェル9,11を有する。冷却シェル9,11は、図示してない調整ユニットによってロールに対して調整可能であり、ロール1の軸方向に、同様に、軸方向のロール幅の少なくとも部分領域にわたって延在する。ロール表面と冷却シェル9,11の間に間隙7が構成され、この間隙の高さhは、装置10によってコントロールもしくは調整可能である。換言すれば、冷却シェル9,11とロール1の間の間隔hが調整可能に形成されているということである。装置の運転中、間隙高さは、0.1cm〜2.5cmと、好ましくは0.2cm〜1cmとすることができる。
【0041】
ワークロール1は、図示したように好ましくは回転方向Dへ回転し、この場合、圧延すべきストリップ15に力を加える。ワークロール1のストリップ15とは反対側で、ワークロールは、少なくとも1つの別のローラによって支持することができる。
【0042】
ロール1と冷却シェル9,11の間の間隙7内に、ノズル5を介して冷却剤3を導入することができる。間隙7は、好ましくはロール1を冷却するための冷却剤3によってほぼ完全に貫流される。この場合、ノズル5は、冷却シェル9,11の本体内に形成することができる。ノズル5は、好ましくはロール回転方向Dとは反対方向に冷却剤3を間隙7内に導入する。この導入は、好ましくはロール1の周方向Uに対して実質的に平行にもしくは正接して行なわれる。但し、ここで周方向との概念は、整向に関して限定的に理解すべきではなく、むしろロール1の表面湾曲によって規定された方向を表す。更に、ノズル5は、下流に向かって先細る形状を備えることができる。例えば、ノズル5は、間隙高さの約5〜20倍に相当する寸法から間隙高さの約0.5〜3倍に相当する寸法へ先細ることができる。
【0043】
冷却剤3は、好ましくは規定の容積流Vxでノズル5内に導入される。冷却剤3の圧力pは、好ましくはノズル5の領域内で、即ち例えばノズル入口とノズル出口の間のノズル5の先細る領域内で既に測定することができる。一般に、圧力測定は、当業者に知られた適当な圧力センサ13によって行なうことができる。
【0044】
しかしながら同様に、冷却剤3を規定の圧力pxでノズル5内に導入することも可能である。冷却剤3の容積流は、好ましくはノズル5の領域内で、即ち例えばノズル入口とノズル出口の間のノズル5の先細る領域内で既に測定することができる。一般に、容積流測定は、当業者に知られた適当な容積流測定器13によって行なうことができる。当然、両タイプのセンサ設置することも可能であるので、容積流が既知もしくは固定である時の圧力の測定又は圧力が既知もしくは固定である時の容積流の測定を選択的に行なうことができる。
【0045】
ノズル5が、図示したように冷却シェル9の統合された構成要素であることは、強制的に必要なのではない。ノズル5は、同様に、冷却シェルの開口5を経て単独で挿入すること又は冷却シェル9,11の周方向Uに位置する端部において冷却シェル9,11に隣接することができる。
【0046】
更に、冷却シェル9,11は、複数部材から形成することができる。特に、冷却シェルは、周方向Uに、ロール軸に対して平行な軸Aを中心として旋回させるための複数の手段を備えることができる。周方向Uに沿った1つ又は複数のこのような旋回軸Aにより、異なったロール直径に対する冷却シェル9,11の調整を、更に良好に適合させることができる。
【0047】
一般的に、(例えば金属、木又は積層布から成る)ストリッパ17は、好ましくは同様に冷却剤3の流れ方向で下流に位置する間隙7の端部に配置することもしくは圧延すべきストリップ15の最も近くに位置する間隙7の端部に配置することができる。これにより、冷却剤3のストリップ15への衝突は、ほぼ排除されている。ストリッパ17は、例えば、そのエッジに沿ってロール1の周囲Uに対して調整可能なプレートによって構成することができる。ストリッパ17を、間接的又は直接的に冷却シェル7と共に移動可能及び/又はその部分11と共に旋回可能に形成することも可能である。しかしながら、ストリッパ17は、同様に単独で提供することもできる。ストリッパ17から、間隙7から出た冷却剤5を吸引することができる。更に、ストリッパ17は、ワークロールに応じて成形することができる。
【0048】
ロール表面と冷却シェル9,11の間の間隙7の間隙高さhのコントロールもしくは調整は、ノズル3の領域内の圧力pの測定もしくは監視によって行なうことができる。ノズル3内に配置された圧力センサ13による測定は、間隙間隔hの確実な決定を可能にする。
【0049】
しかしながら一般に、センサ13による測定は、同様に間隙7自身内、ノズル5の領域内又はノズル5の上流でも行なうことができ、従って、ノズル5の領域に限定されていない。
【0050】
圧力pは、好ましくはセンサ13によって測定され、冷却シェル9,11とロール表面の間の実測間隔に対応付けられるもしくは実測間隙高さhに対応付けられる。この対応付けは、例えば予め算定した特性曲線Kxにより行なうことができる。このような特性曲線Kxは、測定すること又は数値シミュレーションにより計算で算定することができる。図2aは、模範的にこのような特性曲線Kxを図示する。特性曲線Kx(Vx)は、所定(予設定もしくは規定)の容積流Vxに対して示され、(圧力測定の箇所での)圧力pと間隙高さhの間の関係を表す。このような特性曲線Kxにより、各圧力pに、容積流Vxが既知である時の間隙高さhを対応付けることができる。例えば1つの容積流Vxしか冷却のために使用されない場合、特性曲線Kxで十分である。他の又は複数の容積流Vyが使用可能である場合、このましくは相応の特性曲線Kyが提供される。従って、図2aに示した特性曲線Kxは、固定の容積流Vxに対する圧力pと間隙高さhの間の変化を表す。特性曲線は、図示したグラフでは、Vxよりも大きい又は小さい他の容積流Vに対しては、矢印によって図示したようにずれる。更に、点A1とA2の間の好ましい作動領域が図示されている。このような作動領域は、強制的に規定する必要はなく、既存の設備の状況と、現在のロール、圧延すべき製品又は計画したストリップ厚さのリダクションに従う。図示した好ましい作動領域は、値の対pmax,hmin(A1)とpmin,hmax(A2)によって制限されている。特に、作動領域、即ちA1とA2の間の特性曲線の勾配は、好ましくは1(例えば0.1〜10)の規模にあるが、これは、より大きい又はより小さい値に対するシステムのコントロール能力を改善する。最大圧力pmaxは、構造的理由からもコスト的理由からも限定することができる。最大間隙高さhmaxは、十分な冷却(特に高い流速及び/又は冷却剤とロール表面の恒常的な接触による)を保証するため、間隙高さhが非常に大きい場合には非常に大きい冷却剤量が必要であるということだけで限定することができる。
【0051】
選択的に、容積流Vを測定する場合は、間隙間隔hは、容積流−間隔−特性曲線Kx(px)によって調整もしくはコントロールすることができる。このような特性曲線Kx(px)は、図2bに図示されている。この場合、決定は、図2aで行なったように行なうことができるが、特性曲線Kx(px)は、既知の圧力pxに対して図示されている。間隙高さhに対する容積流Vが記載されている。予設定可能な圧力pが、pxよりも大きく又は小さく選択されると、特性曲線Kx(px)は、図示したようにずれる。特性曲線の別の解釈は、特性曲線Kx(px)のために圧力pが保持され、容積流Vが変化することを除いては、図2aによる特性曲線と同様であると見なすことができる。
【0052】
当然、特性曲線Kxがグラフの形態であることは必要なく、むしろ特性曲線Kxは、値表、行列、配列又は関数曲線の形態であること及び/又は測定した圧力pIstもしくは測定した容積流VIstを間隙高さhIstに対応付けるために形成された評価ユニットに記憶することができる。これは、好ましくは自動的に及び圧延操業中に可能である。
【0053】
選択的に、特性曲線Kxを、間隙の基準高さhSollに基準圧力pSoll又は基準容積流VSollを対応付けるために特性曲線が使用されるように、使用することも可能である。これは、図3b及び4bに関して詳細に説明する。
【0054】
まず、図3aは、例えばロール表面の位置変更により変化させられる(外乱値)間隙高さhの可能なコントロールもしくは調整を模範的に示す。このような位置変化は、ロール交換又はロール摩耗によって惹起されることがある。ロール1の予測不能な突然変化が圧延操業中に生じることもあり得る。今の間隙高さは、圧力センサ13(測定要素)によって確定可能な今の冷却剤圧力pIst(コントロール値)を生じさせる。この測定した(実測)圧力pIstに、圧力−間隔−特性曲線により図3aに従って間隙の(実測)高さhIstが対応付けられる。この高さhIstは、次に間隙高さの基準値hSollと比較される。場合によっては存在する実測高さと基準高さの間の差eh(コントロール差)は、好ましくはコントロールユニット(コントローラ)に供給される。次に、コントロールユニットは、好ましくは調整値SStellを調整ユニット(調整要素)に出力する。次に、この調整ユニットは、相応に間隙間隔hを調整するので、所望の間隔hSollが(少なくとも短期間に)再び形成される。システムの設計に応じて、コントロール差は、調整ユニットに直接的に供給することができる。
【0055】
選択的に、図3bに従って、圧力センサ13により冷却剤圧力pIst(コントロール値)を決定し、この実測値を差要素もしくは差構成器に供給し、そこで冷却剤圧力の基準値pSollと比較することも可能である。この基準圧力pSollは、好ましくは圧力−間隔−特性曲線から得ることができ、間隙の基準間隔hSollが予設定され、圧力−間隔−特性曲線によって間隙の基準間隔hSollに冷却剤の基準圧力pSollが対応付けられる。実測圧力pIstと基準圧力pSollの比較から得られるコントロール差は、好ましくはコントロールユニットに供給され、このコントロールユニットが、調整ユニットのために調整値を出力するので、間隙間隔hは、算定した圧力差epに基づいて調整することができる。
【0056】
図3a及び3bに従って説明した例では、それぞれ好ましくは、冷却剤の容積流Vが一定に保持され、測定した冷却剤圧力pIstが(一定に保持された容積流Vに応じた)圧力−間隔−特性曲線Kxによって基準高さhSollと比較されることが仮定される。算定したコントロール差eh,epは、次に間隙間隔hを調整するために使用することができる。
【0057】
選択的に、図4aに図示したように、冷却プロセスを容積流測定器13(測定要素)によって監視することも可能である。間隙高さhが変化すると、これは、変更した冷却剤容積流VIst(コントロール値)を生じさせる。測定した(実測)容積流VIstは、既知の固定の圧力pxである時の容積流−間隔−特性曲線Kx(px)によって実測間隙高さhIstに変換することができる。図3aと同様に、特性曲線Kxによって算定された実測間隙高さhIstの値は、所望の基準間隙高さhSollと比較することができる。この比較は、コントロール差ehを生じさせることができる。コントロール差は、コントロールユニット(コントローラ)に導くことができ、このコントロールユニットは、好ましくは調整値SStellを調整ユニット(調整要素)に出力する。調整ユニットは、次に、相応に間隙間隔hを調整するので、所望の間隔hSollが再び形成される。
【0058】
図3b及び圧力の測定に対して説明したのと同様に、特性曲線は、図4bに従って、基準間隔hSollに基準容積流VSollを対応付けるために使用することができ、この基準容積流は、容積流測定器13によって算定された実測容積流VIstと比較することができる。このような比較から得られるコントロール差evは、次に、コントロール差evに応じて所望の基準間隔hSollを調整するために、コントロールユニットによって調整値に換算することができる。
【0059】
図4a及び4bに従って説明した例では、それぞれ好ましくは、冷却剤の圧力pが一定に保持され、測定した容積流VIstが、(一定に保持された圧力pに応じた)容積流−間隔−特性曲線Kx(px)によって基準高さhSollと比較されることが仮定される。算定したコントロール差eh,epは、最後に間隙間隔hを調整するために使用することができる。
【0060】
前記の実施例は、特に本発明の良好な理解のために使用され、限定と理解すべきでない。本特許出願の保護範囲は、特許請求の範囲からわかる。
【0061】
前記の実施例の特徴は、互いに組み合わせること又は互いに交換することができる。
【0062】
更に、前記の特徴は、当業者によって現在の状況又は今の要求に適合させることができる。
【符号の説明】
【0063】
1 ロール
3 冷却剤/冷却液
5 ノズル
7 間隙
9 冷却シェル/冷却シェルの第1の部分
10 ロールを冷却するための装置
11 冷却シェル/冷却シェルの第2の部分
13 圧力センサ/容積流測定器
15 ストリップ
17 ストリッパ
100 圧延装置
A 旋回軸
A1 第1の作動点
A2 第2の作動点
D ロールの回転方向
eh コントロール差
ep コントロール差
ev コントロール差
h 間隙高さ
hIst 実測間隙高さ
hSoll 基準間隙高さ
U ロールの周方向
p 冷却剤圧力
pIst 実測冷却剤圧力
pSoll 基準冷却剤圧力
pmax 最大作動圧力
pmin 最小作動圧力
px 圧力x(規定の圧力)
hmax 最大間隙高さ
hmin 最小間隙高さ
V 容積流
VIst 実測容積流
VSoll 基準容積流
Vmax 最大容積流
Vmin 最小容積流
Vx 容積流x(規定の容積流)
Kx 特製曲線
SStell 調整ユニットのための調整値
Claims (13)
- ロール表面の少なくとも一部と、このロール表面の一部に対して調整可能な冷却シェル(9,11)との間の間隙(7)内に少なくとも1つのノズル(5)により冷却剤(3)を供給するステップと、冷却シェル(9,11)とロール表面の間の間隙高さ(h)を調整するステップとを有する、ロール(1)を冷却するための方法において、
供給される冷却剤(3)の圧力(pIst)が測定され、間隙高さ(h)が、測定された圧力(pIst)に基づいて調整されること、又は、供給される冷却剤(3)の容積流(VIst)が測定され、間隙高さ(h)が、測定された容積流(VIst)に基づいて調整されること、
圧力を測定する場合、冷却剤(3)が、規定の容積流(V X )で間隙(7)に供給され、ロール(1)と冷却シェル(9,11)の間の間隙高さ(h)の調整が、冷却剤圧力(p Ist )の測定後、冷却剤(3)が規定の容積流(V X )であるときの予め算定した圧力−間隔−特性曲線(K X )に基づいて行なわれること、及び
容積流を測定する場合、冷却剤(3)が、規定の圧力(p X )で間隙(7)に供給され、ロール(1)と冷却シェル(9,11)の間の間隙高さ(h)の調整が、冷却剤容積流(V Ist )の測定後、冷却剤(3)が規定の圧力(p X )であるときの予め算定した容積流−間隔−特性曲線(K X )に基づいて行なわれること、
を特徴とする方法。 - 測定された冷却剤圧力(pIst)又は測定された冷却剤容積流(VIst)が、予設定可能な上限値の上にある場合、ロール(1)と冷却シェル(9,11)の間の間隙高さ(h)が増大されること、及び/又は、測定された冷却剤圧力(pIst)又は測定された冷却剤容積流(VIst)が、予設定可能な下限値の下にある場合、ロール(1)と冷却シェル(9,11)の間の間隙高さ(h)が減少されること、を特徴とする請求項1に記載の方法。
- 圧力を測定する場合、測定された冷却剤圧力(pIst)が、圧力−間隔―特性曲線(KX)により間隙(7)の予設定可能な基準高さ(hSoll)と比較され、この比較から得られる差に応じて、間隙高さ(h)を調整するための調整値(SStell)が出力されること、及び、容積流を測定する場合、測定された冷却剤容積流(VIst)が、容積流−間隔−特性曲線(KX)により間隙(7)の予設定可能な基準高さ(hSoll)と比較され、この比較から得られる差に応じて、間隙高さ(h)を調整するための調整値(SStell)が出力されること、を特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
- 特性曲線(KX)が、数値シミュレーション又は実験により算定されること、を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
- 規定の容積流が供給される場合、複数の異なった容積流(V)に対して、特性曲線(KX)が算定されること、又は、規定の圧力が供給される場合、複数の異なった圧力(p)に対して、特性曲線(KX)が算定されること、を特徴とする請求項3又は4に記載の方法。
- 圧力を測定する場合、特性曲線(KX)は、ロール表面と冷却シェル(9,11)の間の間隙高さ(h)に対して冷却剤圧力を対応付けることによって得られること、又は、容積流を測定する場合、特性曲線(KX)は、ロール表面と冷却シェル(9,11)の間の間隙高さ(h)に対して容積流を対応付けることによって得られること、を特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
- 間隙(7)内での冷却液(3)の流れ方向が、ロール(1)の回転方向(D)とは反対向きであることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
- ロール表面から冷却剤(3)を掻き取るためのストリッパ(17)が、間隙(7)内での冷却液(3)の流れ方向に対して下流に位置する冷却シェル(9,11)の端部に配置され、これにより、わずかな冷却剤(3)しか、圧延すべきストリップ(15)に到達しないこと、を特徴とする請求項7に記載の方法。
- 冷却シェル(9,11)が、冷却シェル(9,11)の傾倒及び/又は冷却シェル(9,11)の並進運動によりロール表面に対して調整されること、を特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
- 請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法を実施するための、ワークロール(1)を冷却するための装置(10)において、
この装置(10)が、
ロール表面の領域に対して実質的に相補的な形状を備え、ロール(1)の軸方向の幅の少なくとも部分領域並びにロール(1)の周囲(U)の少なくとも一部にわたって延在する、ロール(1)に対して調整可能な冷却シェル(9,11)と、
冷却シェル(9,11)とロール(1)の間の間隙(7)内に冷却剤(3)を供給するためのノズル(5)と、
ノズル(5)の領域内の冷却剤圧力を測定するための圧力センサ(13)並びに圧力センサ(13)によって測定された冷却剤圧力(pIst)に依存して冷却シェル(9,11)とロール(1)の間の間隙高さ(h)を調整するためのユニット、又は、
ノズル(5)の領域内の冷却剤容積流を測定するための容積流測定器(13)並びに容積流測定器(13)によって測定された容積流(VIst)に依存して冷却シェル(9,11)とロール(1)の間の間隙高さ(h)を調整するためのユニットと、
を有すること、を特徴とする装置。 - ノズル(5)が、実質的に、ロール(1)の周方向(U)に対して平行に又はロール(1)に対して正接して冷却剤(3)を導くことを特徴とする、請求項10に記載のワークロール(1)を冷却するための装置(10)。
- 冷却シェル(9,11)が、ロール(1)の周方向(U)に見て少なくとも2部材から形成され、冷却シェル(9,11)の両部分(9,11)が、ロール(1)の軸方向に対して平行に位置する軸(A)を中心として旋回可能に互いに結合されていること、を特徴とする請求項10に記載のワークロール(1)を冷却するための装置(10)。
- ストリップ(15)を圧延するために圧下可能なロール(1)と、請求項10〜12のいずれか1項に記載のロール(1)を冷却するための装置(10)とを有する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法を実施するための冷却可能な圧延装置(100)。
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