JP5775753B2 - インピーダンス調整シート及びシールド付き配線部材 - Google Patents
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Description
熱可塑性樹脂の布状体によって形成された絶縁体層の一方の面に導電材料からなるシールド層が設けられると共に、他方の面に粘着剤層が設けられてなり、前記粘着剤層によって配線部材の片面又は両面に貼着して該配線部材を被覆することによって特性インピーダンスを調整すると共に不要輻射をシールドするインピーダンス調整シートであって、
前記布状体は、熱可塑性樹脂の線条体を経糸及び緯糸として用いて、下記式によって算出される空隙率が6〜12%となるように形成されていると共に、該布状体の少なくとも片面に積層された低密度ポリエチレン層によって目ずれ防止されていることを特徴とするインピーダンス調整シート。
前記布状体は、熱可塑性樹脂を一軸延伸して得られた線条体によって形成された織布又は交差結合布からなることを特徴とする請求項1記載のインピーダンス調整シート。
信号線が並列配置された配線部材本体と、
熱可塑性樹脂の布状体によって形成された絶縁体層の一方の面に導電材料からなるシールド層が設けられると共に、他方の面に粘着剤層が設けられてなるインピーダンス調整シートとからなり、
前記配線部材本体の片面又は両面に、前記インピーダンス調整シートが貼着されて被覆されることによって該配線部材本体の特性インピーダンスが調整されると共に不要輻射がシールドされてなるシールド付き配線部材であって、
前記インピーダンス調整シートの前記布状体は、熱可塑性樹脂の線条体を経糸及び緯糸として用いて、下記式によって算出される空隙率が6〜12%となるように形成されていると共に、該布状体の少なくとも片面に積層された低密度ポリエチレン層によって目ずれ防止されていることを特徴とするシールド付き配線部材。
前記布状体は、熱可塑性樹脂を一軸延伸して得られた線条体によって形成された織布又は交差結合布からなることを特徴とする請求項3記載のシールド付き配線部材。
糸幅1.2mm、繊度300dtの高密度ポリエチレンのフラットヤーンを経糸及び緯糸として、25.4mm当たり14本の割合で平織した厚さ50μmの高密度ポリエチレンのフラットヤーン織布を得た。
実施例1において25.4mm当たり16本の割合で平織した厚さ50μmの高密度ポリエチレンのフラットヤーン織布を使用した以外は実施例1と同様にしてインピーダンス調整シートを得た。得られたインピーダンス調整シートを実施例1同様にしてFFCに貼り付けて配線部材を得た。
実施例1において糸幅1.2mm、繊度310dtのポリプロピレンのフラットヤーンを経糸及び緯糸として使用したフラットヤーン織布を使用し、この織布の両面にポリプロピレンを押出しラミネートしてポリプロピレン布状体(総厚み90μm)とした以外は実施例1と同様にしてインピーダンス調整シートを得た。得られたインピーダンス調整シートを実施例1同様にしてFFCに貼り付けて配線部材を得た。
実施例1においてポリエチレン布状体を用いる代わりにポリエチレンシート(厚み90μm)を用いた以外は実施例1と同様にしてインピーダンス調整シートを得た。得られたインピーダンス調整シートを実施例1同様にしてFFCに貼り付けて配線部材を得た。
実施例1においてポリエチレン布状体を用いる代わりに、マイクロバルーン「アドバンセルEMH201(積水化学製)」を混合したポリエチレン発泡体シート(発泡倍率1.1倍、厚み90μm)を用いた以外は実施例1と同様にしてインピーダンス調整シートを得た。得られたインピーダンス調整シートを実施例1同様にしてFFCに貼り付けて配線部材を得た。
実施例1〜3及び比較例1、2について、空隙率、粘着力、シールド特性、屈曲試験について評価した。その結果を表1に示す。
下記式にて空隙率を算出した。
JIS−Z0237に準拠した。
銅パイプ法に順次、1GHzにて測定した。
JIS−P8115に準拠し、10000回屈曲後の表面の状態を見てシワ、クラックの形状を観察し、以下の基準に従って評価した。
○:表面にシワやクラックが無い。
△:表面にシワが僅かあり、クラックは無い。
×:表面にシワがはっきり判り、クラックが発生している。
2:FFC本体
21:信号線
21a:グランド線
21b:導通線
22:絶縁樹脂層
3:インピーダンス調整シート
31:布状体
31a、31b:線条体
31c:熱可塑性樹脂層
310:基層
311:接合層
32:シールド層
33:粘着剤層
34:表面層
S:空隙
Claims (4)
- 熱可塑性樹脂の布状体によって形成された絶縁体層の一方の面に導電材料からなるシールド層が設けられると共に、他方の面に粘着剤層が設けられてなり、前記粘着剤層によって配線部材の片面又は両面に貼着して該配線部材を被覆することによって特性インピーダンスを調整すると共に不要輻射をシールドするインピーダンス調整シートであって、
前記布状体は、熱可塑性樹脂の線条体を経糸及び緯糸として用いて、下記式によって算出される空隙率が6〜12%となるように形成されていると共に、該布状体の少なくとも片面に積層された低密度ポリエチレン層によって目ずれ防止されていることを特徴とするインピーダンス調整シート。
- 前記布状体は、熱可塑性樹脂を一軸延伸して得られた線条体によって形成された織布又は交差結合布からなることを特徴とする請求項1記載のインピーダンス調整シート。
- 信号線が並列配置された配線部材本体と、
熱可塑性樹脂の布状体によって形成された絶縁体層の一方の面に導電材料からなるシールド層が設けられると共に、他方の面に粘着剤層が設けられてなるインピーダンス調整シートとからなり、
前記配線部材本体の片面又は両面に、前記インピーダンス調整シートが貼着されて被覆されることによって該配線部材本体の特性インピーダンスが調整されると共に不要輻射がシールドされてなるシールド付き配線部材であって、
前記インピーダンス調整シートの前記布状体は、熱可塑性樹脂の線条体を経糸及び緯糸として用いて、下記式によって算出される空隙率が6〜12%となるように形成されていると共に、該布状体の少なくとも片面に積層された低密度ポリエチレン層によって目ずれ防止されていることを特徴とするシールド付き配線部材。
- 前記布状体は、熱可塑性樹脂を一軸延伸して得られた線条体によって形成された織布又は交差結合布からなることを特徴とする請求項3記載のシールド付き配線部材。
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