JP5773146B2 - 人体器官の形態および感触を有する縫合練習用模造器官およびその製造方法 - Google Patents
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表面に人体の皮膚様の皮膜3が形成されており、人体の所要器官の形態および感触を有するゲル強度および針入抵抗が肉体に近似した程度に調整されているように構成するという技術的手段を採用したことによって、所要の人体器官の形態および感触を有する縫合練習用模造器官を完成させた。
当該キャスティング・ダイ2から脱型して、人体の所要器官の形態および感触を有するゲル強度および針入抵抗を肉体に近似した程度に調整するという技術的手段を採用したことによって、所要の人体器官の形態および感触を有する縫合練習用模造器官の製造方法を完成させた。
当該キャスティング・ダイ2から脱型して、この中間成形物Gの表面を乾燥させ、この表面に人体の皮膚様の皮膜3を形成すると共に、
人体の所要器官の形態および感触を有するゲル強度および針入抵抗を肉体に近似した程度に調整するという技術的手段を採用したことによっても、所要の人体器官の形態および感触を有する縫合練習用模造器官の製造方法を完成させた。
当該キャスティング・ダイ2から脱型して、この中間成形物Gに粘稠液1を吹き付けまたは浸漬または塗布により付着せしめて、表面を乾燥させることによって、この表面に皮膜3を形成すると共に、
人体の所要器官の形態および感触を有するゲル強度および針入抵抗を肉体に近似した程度に調整するという技術的手段を採用したことによっても、所要の人体器官の形態および感触を有する縫合練習用模造器官の製造方法を完成させた。
人体の所要器官を擬したキャビティを有するキャスティング・ダイ2の内側面に皮膜3を付着せしめた後、前記粘稠液1をキャスティング・ダイ2の内側面に付着した皮膜3の中空内部に注入して加熱し、ゲル化後、キャスティング・ダイ2から脱型して、この表面に人体の皮膚様の皮膜3を形成すると共に、
人体の所要器官の形態および感触を有するゲル強度および針入抵抗を肉体に近似した程度に調整するという技術的手段を採用したことによっても、所要の人体器官の形態および感触を有する縫合練習用模造器官の製造方法を完成させた。
人体の所要器官を擬したキャビティを有するキャスティング・ダイ2を加熱してこのキャスティング・ダイ2の内側面に粘稠液1を付着せしめて硬化させて皮膜3を形成する一方、この皮膜3の中空内側に、加熱を続けながら粘稠液1を注入してゲル化した後、キャスティング・ダイ2から脱型することによりこの表面に人体の皮膚様の皮膜3を一体成形することによって、
人体の所要器官の形態および感触を有するゲル強度および針入抵抗を肉体に近似した程度に調整するという技術的手段を採用したことによっても、所要の人体器官の形態および感触を有する縫合練習用模造器官の製造方法を完成させた。
このキャスティング・ダイ2(2P)を加熱しつつ内側面に皮膜3を設けた後、加熱を続けながら前記耐熱性プラスチックシート2Pの内側面に粘稠液1を注入してゲル化させることにより、成形品を当該耐熱性プラスチックシート2Pにより包装するという技術的手段を採用することができる。
人体の所要器官を擬したキャビティを有する皮膜3の中空内部に前記粘稠液1を注入し、これらを加熱してゲル化させて表面に人体の皮膚様の前記皮膜3を一体成形することによって、
人体の所要器官の形態および感触を有するゲル強度および針入抵抗を肉体に近似した程度に調整するという技術的手段を採用したことによっても、所要の人体器官の形態および感触を有する縫合練習用模造器官の製造方法を完成させた。
本発明の第1実施形態について以下に説明する。図中、符号1で指示するものは粘稠液であり、また、符号2で指示するものはキャスティング・ダイ、符号3で指示するものは皮膜である。
本発明の第2実施形態の製造方法を以下に説明する。本実施形態では、まず、第1実施形態と同様に、食品素材からなる原材料を水と混和して食物性の粘稠液1を調製する一方、この粘稠液1を人体の所要器官を擬したキャビティを有するキャスティング・ダイ2に注入し、このキャスティング・ダイ2に注入された粘稠液1を加熱してゲル化させた後、当該キャスティング・ダイ2から脱型する(図1〜図3の工程(a)〜(c))。
本発明の第3実施形態の製造方法を以下に説明する。本実施形態では、食品素材からなる原材料を水と混和して食物性の粘稠液1を調整する一方、図6の(f)工程に示すように、人体の所要器官を擬したキャビティを有するキャスティング・ダイ2の内側面に皮膜3を付着せしめる。
本発明の第4実施形態の製造方法を以下に説明する。本実施形態では、食品素材からなる原材料を水と混和して食物性の粘稠液1を調製する一方、図7の(g)工程に示すように、人体の所要器官を擬したキャビティを有するキャスティング・ダイ2を加熱してこのキャスティング・ダイ2の内側面に粘稠液1を付着せしめて硬化させて皮膜3を形成する。
本発明の第5実施形態の製造方法を以下に説明する。本実施形態では、食品素材からなる原材料を水と混和して食物性の粘稠液1を調製する一方、図10の(j)工程に示すように、人体の所要器官を擬したキャビティを有する皮膜3の中空内部に前記粘稠液1を注入し、これらを加熱してゲル化させて表面に人体の皮膚様の前記皮膜3を一体成形する。
タピオカ澱粉100部(重量部:以下同じ)、強力小麦粉50部、トレハロース20部、パラオキシ安息香酸プロピル1部、適量のカロテン及び適量のクチナシ色素の混合粉と水110部を混ぜ合わせて得られる粘性のある液を、165〜175℃に加熱した頬形のキャスティング・ダイに充填後、2分間加熱成形して頬形模造器官を製造した。
タピオカ加工澱粉100部、コーンスターチ20部、馬鈴薯加工澱粉11部、粉末セルロース40部、適量のカロテン及び適量のクチナシ色素の混合粉をかき混ぜながら楮繊維10部及び10%塩化ベンザルコニウム液2.7部を含む水140部の懸濁液に加えて得られる粘性のある液を、薄くて丈夫な目の細かい紙を張って165〜175℃に加熱した頬形のキャスティング・ダイに充填後、2分間加熱成形して頬形模造器官を製造した。
豆乳を140〜160℃に加熱した唇型に吹き付けて薄い表皮を形成させ、次いで、糯粉100部及び適量のクチナシ色素の混合粉に10%塩化ベンザルコニウム液3部を含む水90部を加え、捏ねてから蒸気加熱して餅とした後、加熱水飴100部を加えて十分に練り合わせて得られる流動性の餅を流し入れ、冷却して唇形模造器官を製造した。
ワキシコーンスターチ100部、粉末セルロース60部、キサンタンガム2部、アルギン酸ナトリウム2部、パラオキシ安息香酸プロピル1部、適量のカロテン及び適量のクチナシ色素の混合粉を水200部に分散させた後、かき混ぜながら加熱して得られる粘性のある液を、手袋状に加工した薄いセロファン膜の中に注入後、2%塩化カルシウム溶液中に3時間浸漬して手形模造器官を製造した。
ワキシコーンスターチ100部、コーンスターチ200部、グルコマンナン70部、粉末セルロース100部、パラオキシ安息香酸イソプロピル1部、適量のカロテン及び適量のクチナシ色素の混合粉を水3000部に分散させ、加温して十分膨潤させた後、水酸化カルシウム6部を含む水100部の懸濁液を加えてよく練り合わせてから耳形のキャスティング・ダイに充填し、100℃で3分間加熱してゲル化させた後、過熱水蒸気処理により表面に膜を形成させて耳形模造器官を製造した。
糯粉100部、粉末セルロース50部、トレハロース30部、寒天2部、パラオキシ安息香酸イソプロピル1部、適量のカロテン及び適量のクチナシ色素の混合粉を水200部に分散させ、かき混ぜながら沸騰するまで加熱を続けて粘稠液とした。鼻型に加工したポリプロピレン製シートに10%乾燥卵白溶液を均一に吹き付け、100℃の熱風で乾燥して皮膚様の皮膜を形成させた後、得られた粘稠液を注入すると同時にもう一方の片面にポリプロピレン製シートを融着させて鼻形模造器官を製造した。
薄力小麦粉100部、ワキシコーンスターチ30部、ゼラチン2部、パラオキシ安息香酸プロピル1部、適量のカロテン及び適量のクチナシ色素の混合粉を水150部に分散させ、かき混ぜながら加熱した。生じた粘性のある液を冷却してからトランスグルタミナーゼ(アクティバTGS)0.5部を加えてよく混合後、耳形のキャスティング・ダイに充填し、20℃で17時間静置してゲル化させた。このゲルを150℃の熱風に30秒間晒して表面に膜を形成させて耳形模造器官を製造した。
タピオカ加工澱粉100部、粉末グルテン60部、上新粉30部及び適量のクチナシ色素の混合粉に10%塩化ベンザルコニウム液5部を含む水300部を加え、捏ねて得られる伸びのあるペースト状物を、140〜150℃に加熱した唇形のキャスティング・ダイに充填し、2分間加熱後、キャスティング・ダイから外し、140℃の熱風に1分間晒して表面に膜を形成させて唇形模造器官を製造した。
150℃に加熱した手型を温めた豆乳に20秒間浸して取り出し、型の表面に形成した手の形の薄膜を製造した。ワキシコーンスターチ100部、コーンスターチ40部、カードラン1.5部、適量のカロテン及び適量のクチナシ色素の混合粉を、10%塩化ベンザルコニウム液3部を含む水150部にかき混ぜながら加えた。得られた粘性のある液を前記手の形の薄膜(皮膜)内に注入し、100℃の蒸気で20分間加熱して手形模造器官を製造した。
2級すり身100部、小麦澱粉7部,タピオカ加工澱粉5部、食塩3部、パラオキシ安息香酸プロピル0.7部、適量のカロテン、適量のクチナシ色素及び氷水70部をフードプロセッサーで処理して得られるすり身ペーストを鼻形のキャスティング・ダイに充填し、90℃の蒸気で20分間加熱後、140℃の熱風に30秒間晒して表面に膜を形成させて鼻形模造器官を製造した。
中力小麦粉100部、タピオカ澱粉80部、粉末セルロース50部、適量のカロテン及び適量のクチナシ色素の混合粉に10%塩化ベンザルコニウム液5部を含む水150部を加え、捏ねて得られる伸びのあるペースト状物を、筒状のセルロース製不織布を入れた指キャスティング・ダイに注入して100〜110℃に4分間加熱して成形後、キャスティング・ダイから外して指形模造器官を製造した。
タピオカ加工澱粉100部、粉末グルテン40部、糯粉40部及び適量のクチナシ色素の混合粉に10%塩化ベンザルコニウム液5部を含む水300部を加え、捏ねて得られる伸びのあるペースト状物を140〜150℃に加熱した唇形のキャスティング・ダイに充填し、2分間加熱して成形後、キャスティング・ダイから外し、卵白及び卵黄混合物(5:1)に浸して前面に付着させ、140℃の熱風に1分間晒して表面に膜を形成させて唇形模造器官を製造した。
粉末セルロース100部、薄力小麦粉80部、α化澱粉70部、パラオキシ安息香酸プロピル6部、適量のカロテン、適量のクチナシ色素及びトランスグルタミナーゼ(アクティバTG−B)3部の混合物を、ゼラチン20部を溶かした水1000部の液に加えてよく混合した後、指状に成形したセルロース製不織布の中に入れて20℃で16時間静置した。生じたゲル状物を指形のキャスティング・ダイに移して90℃で10分間加熱して調整後、キャスティング・ダイから外して指形の模造器官を製造した。
大豆タンパク(フジプロFM)100部、乾燥卵白100部、ワキシコーンスターチ100部、粉末セルロース30部、パラオキシ安息香酸プロピル10部、適量のカロテン及び適量のクチナシ色素の混合粉を、キサンタンガム7部及び食塩7部を溶かした水1450部の液にかき混ぜながら加えて得られる粘性のある液を頬形のキャスティング・ダイに充填し、90〜95℃に5分間加熱後、キャスティング・ダイから外し、150℃の熱風に50秒間晒して表面に膜を形成させて頬形模造器官を製造した。
上記実施例における本発明品の物性との比較として、市販食品を進入度短針アダプターを装着したレオメーターで測定したとき、コンニャクでは硬さ15.1g/mm及び緩和量0.9万erg、蒲鉾では硬さ15.1g/mm及び緩和量0.9万erg、外郎では硬さ2560g/mm及び緩和量602万erg、コンニャクゼリーでは硬さ1150g/mm及び緩和量618万erg、胡麻豆腐では硬さ385g/mm及び緩和量206万ergであり、ヒトの皮膚組織とは大きく異なる感触であった。
2 キャスティング・ダイ
G 中間成形物
2P 耐熱性プラスチックシート
3 皮膜
Claims (13)
- 食品素材からなる原材料が水と混和して調製された食物性の粘稠液(1)がゲル化して、人体の所要器官を擬した形状に成形されている一方、
表面に人体の皮膚様の皮膜(3)が形成されており、人体の所要器官の形態および感触を有するゲル強度および針入抵抗が肉体に近似した程度に調整されていることを特徴とする所要の人体器官の形態および感触を有する縫合練習用模造器官。 - 成形品の硬さおよび緩和量が、それぞれ35〜60g/mmおよび4万〜50万エルグ(erg)の範囲であって、ヒトの器官の形態及び感触に近くしたことを特徴とする請求項1記載の所要の人体器官の形態および感触を有する縫合練習用模造器官。
- 粘稠液(1)の食品素材が、穀粉、澱粉、加工澱粉、セルロースの少なくとも1種であることを特徴とする請求項1または2記載の所要の人体器官の形態および感触を有する縫合練習用模造器官。
- 粘稠液(1)の食品素材にゲル化剤が配合されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の所要の人体器官の形態および感触を有する縫合練習用模造器官。
- 粘稠液(1)に、器官の色、色相、明度及び彩度を似せるための着色料、使用期限を延長させるための保存料または殺菌剤、または、澱粉の老化による弾力性低下現象を防ぐための加工澱粉または糖類、水分の揮散を防ぐに塩化カルシウム、グリシンベタイン、糖類などの保湿剤の少なくとも一つが添加されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載の所要の人体器官の形態および感触を有する縫合練習用模造器官。
- 食品素材からなる原材料を水と混和して食物性の粘稠液(1)を調製する一方、この粘稠液(1)を加熱して表面に人体の皮膚様の皮膜(3)を形成させると共にゲル化させた後、
キャスティング・ダイ(2)から脱型して、人体の所要器官の形態および感触を有するゲル強度および針入抵抗を肉体に近似した程度に調整することを特徴とする所要の人体器官の形態および感触を有する縫合練習用模造器官の製造方法。 - 食品素材からなる原材料を水と混和して食物性の粘稠液(1)を調製する一方、この粘稠液(1)を人体の所要器官を擬したキャビティを有するキャスティング・ダイ(2)に注入し、このキャスティング・ダイ(2)に注入された粘稠液(1)を加熱してゲル化させた後、
当該キャスティング・ダイ(2)から脱型して、この中間成形物(G)の表面を乾燥させ、この表面に人体の皮膚様の皮膜(3)を形成すると共に、
人体の所要器官の形態および感触を有するゲル強度および針入抵抗を肉体に近似した程度に調整することを特徴とする所要の人体器官の形態および感触を有する縫合練習用模造器官の製造方法。 - 食品素材からなる原材料を水と混和して食物性の粘稠液(1)を調製する一方、この粘稠液(1)を人体の所要器官を擬したキャビティを有するキャスティング・ダイ(2)に注入し、加熱してゲル化させた後、
当該キャスティング・ダイ(2)から脱型して、この中間成形物(G)に粘稠液(1)を吹き付けまたは浸漬または塗布により付着せしめて、表面を乾燥させることによって、この表面に皮膜(3)を形成すると共に、
人体の所要器官の形態および感触を有するゲル強度および針入抵抗を肉体に近似した程度に調整することを特徴とする所要の人体器官の形態および感触を有する縫合練習用模造器官の製造方法。 - 熱風または過熱水蒸気に晒すことによってキャスティング・ダイ(2)から脱型した成形品の表面を乾燥することを特徴とする請求項7または8記載の所要の人体器官の形態および感触を有する縫合練習用模造器官の製造方法。
- 食品素材からなる原材料を水と混和して食物性の粘稠液(1)を調製する一方、
人体の所要器官を擬したキャビティを有するキャスティング・ダイ(2)の内側面に皮膜(3)を付着せしめた後、前記粘稠液(1)をキャスティング・ダイ(2)の内側面に付着した皮膜(3)の中空内部に注入して加熱し、ゲル化後、キャスティング・ダイ(2)から脱型して、この表面に人体の皮膚様の皮膜(3)を形成すると共に、
人体の所要器官の形態および感触を有するゲル強度および針入抵抗を肉体に近似した程度に調整することを特徴とする所要の人体器官の形態および感触を有する縫合練習用模造器官の製造方法。 - 食品素材からなる原材料を水と混和して食物性の粘稠液(1)を調製する一方、
人体の所要器官を擬したキャビティを有するキャスティング・ダイ(2)を加熱してこのキャスティング・ダイ(2)の内側面に粘稠液(1)を付着せしめて硬化させて皮膜(3)を形成する一方、この皮膜(3)の中空内側に、加熱を続けながら粘稠液(1)を注入してゲル化した後、キャスティング・ダイ(2)から脱型することによりこの表面に人体の皮膚様の皮膜(3)を一体成形することによって、
人体の所要器官の形態および感触を有するゲル強度および針入抵抗を肉体に近似した程度に調整することを特徴とする所要の人体器官の形態および感触を有する縫合練習用模造器官の製造方法。 - キャスティング・ダイ(2)として耐熱性プラスチックシート(2P)を用いて、
このキャスティング・ダイ(2(2P))を加熱しつつ内側面に皮膜(3)を設けた後、加熱を続けながら前記耐熱性プラスチックシート(2P)の内側面に粘稠液(1)を注入してゲル化させることにより、成形品を当該耐熱性プラスチックシート(2P)により包装することを特徴とする請求項10または11記載の所要の人体器官の形態および感触を有する縫合練習用模造器官の製造方法。 - 食品素材からなる原材料を水と混和して食物性の粘稠液(1)を調製する一方、
人体の所要器官を擬したキャビティを有する皮膜(3)の中空内部に前記粘稠液(1)を注入し、これらを加熱してゲル化させて表面に人体の皮膚様の前記皮膜(3)を一体成形することによって、
人体の所要器官の形態および感触を有するゲル強度および針入抵抗を肉体に近似した程度に調整することを特徴とする所要の人体器官の形態および感触を有する縫合練習用模造器官の製造方法。
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