JP5771023B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、表示手段の正面側に配置される演出動作を行うことが可能な可動役物を備える遊技機に関する。
従来、表示手段の正面側に配置される演出動作を行うことが可能な可動役物を備える遊技機が知られている(特許文献1参照)。
この遊技機では、識別情報の表示位置を、可動役物の位置に応じて変更することによって、識別情報の表示が可動役物によって隠れることを防止している。
特開2010−201232号公報
しかしながら、上記従来の遊技機では、遊技者が遊技に関する情報を誤認する恐れがあるという課題がある。
すなわち、上記従来の遊技機では、識別情報の表示位置が変更される際に、当該識別情報の表示を確認しづらくなり、遊技者が識別情報の内容を誤認する恐れがある。
本発明の課題は、遊技者による遊技に関する情報の誤認を防止することである。
上記課題を解決するために、第一の発明に係る遊技機は、始動口への遊技球の入賞を契機として、特賞状態を生起させるか否かの抽選を行う抽選手段と、前記特賞状態が生起された際に、所定パターンで開閉される可変入賞口と、表示手段における前記可変入賞口の開放回数に関する情報の表示を制御する表示制御手段と、前記表示手段の正面側に配置される演出動作を行うことが可能な可動役物と、を備える遊技機であって、前記表示制御手段は、前記特賞状態において前記可変入賞口の開放回数に関する情報の表示を行っている際に、前記可動役物による前記演出動作の開始に応じて、前記可変入賞口の開放回数に関する情報を消去し、前記可動役物による前記演出動作の終了に応じて、前記演出動作終了時の前記可変入賞口の開放回数に関する情報を表示することを特徴とする。
第一の発明に係る遊技機では、可動役物による演出動作の開始に応じて、可変入賞口の開放回数に関する情報が消去される。
したがって、第一の発明に係る遊技機によれば、遊技者による可変入賞口の開放回数に関する情報の誤認を防止することが可能となる。
ここで、表示手段としては、例えば、後述する演出図柄表示装置104が該当する。可変入賞口の開放回数に関する情報としては、例えば、後述するラウンド回数画像が該当する。表示制御手段としては、例えば、演出制御装置150及び表示制御装置151が該当する。可動役物としては、例えば、後述する可動役物130が該当する。
また、第一の発明に係る遊技機では、可動役物による演出動作の終了に応じて、可変入賞口の開放回数に関する情報が再び表示される。
したがって、第の発明に係る遊技機によれば、遊技者による可変入賞口の開放回数に関する情報の誤認をより確実に防止することが可能となる。
さらに、第一の発明に係る遊技機によれば、特賞状態が生起されている際に、遊技者による可変入賞口の開放回数に関する情報の誤認を防止することが可能となる。
ここで、可変入賞口としては、例えば、後述する大入賞口115が該当する
本発明によれば、遊技者による遊技に関する情報の誤認を防止することが可能となる。
遊技盤の正面図であり、特に説明に必要な部分を模式的に示した図である。 可動役物が演出動作を行っている状態の遊技盤の正面図である。 パチンコ機の制御系の構成を示すブロック図である。 特別図柄抽選の当たりの種別を示す図である。 制御コマンドの構成を示す図である。 遊技制御処理を示すフローチャートである。 当たり判定処理を示すフローチャートである。 当たり処理を示すフローチャートである。 演出制御装置が実行する演出制御処理を示すフローチャートである。 ラウンド開始指定コマンド受信処理を示すフローチャートである。 ラウンド回数表示制御処理を示すフローチャートである。 ラウンド終了指定コマンド受信処理を示すフローチャートである。 特賞状態におけるラウンド回数画像の表示状態の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
本実施形態では、本発明に係る遊技機を、演出図柄表示装置104で複数の図柄の変動表示を行うパチンコ機1に適用している。
(遊技盤面の構成)
まず、パチンコ機1が備える遊技盤100の構成を説明する。
図1は、遊技盤の正面図であり、特に説明に必要な部分を模式的に示した図である。図2は、可動役物が演出動作を行っている状態の遊技盤の正面図である。
図1に示すように、遊技盤100の正面には、遊技盤面102が形成されている。遊技盤面102の略中央部には、演出画像を表示することが可能な演出図柄表示装置104が設けられている。演出図柄表示装置104は、例えば、液晶ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等の可変表示装置によって構成される。
演出図柄表示装置104は、それぞれにおいて独立して演出図柄(図示せず)の変動表示及び停止表示を行うことが可能な4つの表示領域(図示せず)を有している。
第1から第3の表示領域のそれぞれでは、第1演出図柄の変動表示及び停止表示が行われる。第1演出図柄は、数字、文字等の識別情報を含んで構成されている。第1演出図柄の変動表示とは、複数種類の第1演出図柄が入れ替わる表示をいう。また、第1演出図柄の停止表示とは、1つの第1演出図柄を停止させた状態で表示することをいう。
第4の表示領域では、第2演出図柄の変動表示及び停止表示が行われる。第2演出図柄は、図形、カラーバー等から構成されている。第2演出図柄の変動表示とは、図形の形状が変化する表示又はカラーバーの色が変化する表示をいう。また、第2演出図柄の停止表示とは、所定の形状の図柄を表示又は所定の色のカラーバーを表示することをいう。
そして、演出図柄表示装置104では、第1から第4の表示領域で停止表示された演出図柄(第1演出図柄及び第2演出図柄)の組み合わせによって、特別図柄抽選(特賞抽選)の結果を表示する。
演出図柄表示装置104の左側には、普通図柄始動ゲート122が設けられている。普通図柄始動ゲート122は、常時、遊技球の通過が可能となっている。パチンコ機1では、遊技球による普通図柄始動ゲート122の通過を契機として、普通図柄抽選が実行される。
演出図柄表示装置104の下方には、始動入賞装置111が設けられている。始動入賞装置111は、第一始動入賞口111aと、第一始動入賞口111aの下側に設けられた第二始動入賞口111bとを有している。第一始動入賞口111aは、常時、遊技球が入賞可能となるように上向きに開口した入賞口(いわゆるヘソ)である。第二始動入賞口111bは、入賞確率を変更することが可能な電動役物(いわゆる電動チューリップ)である。第二始動入賞口111bは、通常時は、遊技球の入賞が不可能な閉止状態となっている。そして、第二始動入賞口111bは、普通図柄抽選に当選した場合に、所定パターンで開放状態となって遊技球の入賞が可能となる。第二始動入賞口111bは、始動入賞口ソレノイド158(図3参照)によって開閉される。
パチンコ機1では、始動入賞口111a,111bへの遊技球の入賞を契機として、特別図柄抽選が実行される。
始動入賞装置111の右側には、2つの特別図柄表示装置107a,107bが設けられている。各特別図柄表示装置107a,107bは、7セグメントLED、ドットマトリクスLED等によって構成されている。各特別図柄表示装置107a,107bは、数字や図柄等からなる特別図柄の変動表示及び停止表示を行うことが可能となっている。そして、各特別図柄表示装置107a,107bは、停止表示された特別図柄によって、特別図柄抽選の結果を表示する。特別図柄表示装置107aは、第一始動入賞口111aへの遊技球の入賞を契機として実行された特別図柄抽選の結果を表示する。また、特別図柄表示装置107bは、第二始動入賞口111bへの遊技球の入賞を契機として実行された特別図柄抽選の結果を表示する。各特別図柄表示装置107a,107bにおける特別図柄の表示と、演出図柄表示装置104における演出図柄(第1演出図柄及び第2演出図柄)の表示とは、互いに対応付けられている。
特別図柄表示装置107a,107bの右側には、普通図柄表示装置106が設けられている。普通図柄表示装置106は、7セグメントLED、ドットマトリクスLED等によって構成されている。普通図柄表示装置106は、数字や図柄等からなる普通図柄の変動表示及び停止表示を行うことが可能となっている。そして、普通図柄表示装置106は、停止表示された普通図柄によって、普通図柄抽選の結果を表示する。
特別図柄表示装置107a,107bの上側には、遊技状態表示装置109が設けられている。遊技状態表示装置109は、LED等によって構成されている。遊技状態表示装置109には、連続して特別図柄及び演出図柄の変動表示を行うことが可能な回数(いわゆる、保留数)、特賞状態のラウンド数、時短状態の生起等が表示される。
始動入賞装置111の下方には、大入賞口115が設けられている。大入賞口115は、遊技球の入賞が不可能な状態と遊技球の入賞が可能な状態とを構成する可変入賞口である。大入賞口115は、通常時は、遊技球の入賞が不可能な閉止状態となっている。そして、大入賞口115は、特別図柄抽選に当選して、特賞状態が生起されたときに、所定パターンで開放状態となって遊技球の入賞が可能となる。大入賞口115は、大入賞口ソレノイド159(図3参照)によって開閉される。
パチンコ機1では、大入賞口115への遊技球の入賞を契機として、賞球の払い出しが実行される。
大入賞口115の下方であって遊技盤面102の最下方には、アウト口110が設けられている。アウト口110は、いずれの入賞口にも入賞しなかった遊技球を回収する。
演出図柄表示装置104の上方には、可動役物130が配設されている。可動役物130には、ランプ(図示せず)が配設されている。そして、可動役物130は、ランプを発光させる演出動作を行うことが可能となっている。
可動役物130は、第1位置(図1参照)と第2位置(図2参照)との間を移動させることが可能に構成されている。第1位置は、可動役物130が演出図柄表示装置104の外方(本実施形態では、上方)に配置される位置となっている。第2位置は、可動役物130が演出図柄表示装置104の正面側に配置される位置となっている。
図1に示すように、可動役物130が第1位置に配置されている際には、演出図柄表示装置104の正面の全体が現れた状態となる。一方、図2に示すように、可動役物130が第2位置に配置されている際には、可動役物130によって演出図柄表示装置104の正面の一部が隠された状態となる。
可動役物130は、演出動作を行っていない際には、第1位置に配置される。そして、可動役物130は、演出動作を行う際には、第2位置に配置される。
遊技盤面102においては、各入賞口に遊技球を導くように複数の釘(図示せず)が配置されている。
(制御系の構成)
次に、パチンコ機1における制御系の構成を説明する。
図3は、パチンコ機の制御系の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、パチンコ機1は、第一始動入賞口スイッチ131aと、第二始動入賞口スイッチ131bと、大入賞口スイッチ132と、始動ゲートスイッチ133と、を備えている。
第一始動入賞口スイッチ131aは、第一始動入賞口111aへの遊技球の入賞を検出し、検出信号を主制御装置210に送信する。第二始動入賞口スイッチ131bは、第二始動入賞口111bへの遊技球の入賞を検出し、検出信号を主制御装置210に送信する。大入賞口スイッチ132は、大入賞口115への遊技球の入賞を検出し、検出信号を主制御装置210に送信する。始動ゲートスイッチ133は、遊技球による普通図柄始動ゲート122の通過を検出し、検出信号を主制御装置210に送信する。
また、パチンコ機1は、制御部として、主制御装置210と、演出制御装置150と、表示制御装置151と、ランプ制御装置152と、効果音制御装置153と、役物制御装置157と、を備えている。不正行為防止等のため、主制御装置210及び演出制御装置150は、それぞれ別々の基板に実装される。また、主制御装置210から演出制御装置150への一方向にのみデータの送信が可能となっている。
主制御装置210は、始動入賞口111a,111bへの遊技球の入賞の検出に応じて、各種の乱数値を取得(抽選)する。そして、主制御装置210は、取得した各種乱数値に基づいて、制御コマンドの送信及び遊技全体の制御を行う。また、主制御装置210は、特別図柄表示装置107a,107b、普通図柄表示装置106、遊技状態表示装置109、賞球払出制御装置156、始動入賞口ソレノイド158、大入賞口ソレノイド159等を直接制御(ポート出力制御)する。
主制御装置210は、CPU220と、ROM230と、RAM240と、入力ポート250と、出力ポート255と、を備える。
入力ポート250は、第一始動入賞口スイッチ131a、第二始動入賞口スイッチ131b、大入賞口スイッチ132及び始動ゲートスイッチ133のそれぞれから入力された検出信号をCPU220に出力する。
出力ポート255は、演出制御装置150、特別図柄表示装置107a,107b、普通図柄表示装置106、遊技状態表示装置109、賞球払出制御装置156、始動入賞口ソレノイド158及び大入賞口ソレノイド159のそれぞれに制御コマンドや制御信号を出力する。また、出力ポート255は、パチンコ機1の出玉情報や異常信号をホールコンピュータ500に出力する。
ROM230には、主制御装置210で実行されるパチンコ機1を制御するためのプログラム、遊技制御用のデータ等が記憶されている。遊技制御用のデータには、演出制御装置150を制御するための各種制御コマンド等が含まれる。ここで、各種制御コマンドとしては、状態指定コマンド、変動時間指定コマンド、図柄停止指定コマンド、特賞状態開始指定コマンド、特賞状態終了指定コマンド、ラウンド開始指定コマンド、ラウンド終了指定コマンド等がある。
RAM240は、主制御装置210に対する入出力データ、演算処理のためのデータ、遊技に関連する乱数カウンタを始めとする各種カウンタ、抽選結果や遊技状態を管理するフラグ等を一時的に記憶する。また、RAM240は、始動入賞口111a,111bへの遊技球の入賞を契機として取得される始動情報を記憶する領域が設けられている。ここで、始動情報とは、始動入賞口111a,111bへの遊技球の入賞を契機として取得された各種乱数値等の情報(例えば、特別図柄抽選乱数値、当たり種別決定乱数値、変動時間決定乱数値等)をいう。
また、主制御装置210には、電源供給を行うための電源回路212が接続されている。
演出制御装置150は、主制御装置210と同様に、CPU、ROM、RAM、入力ポート及び出力ポートを備える。
演出制御装置150のROMには、演出を制御するためのプログラム、各種データ等が記憶されている。演出制御装置150のRAMには、主制御装置210から入力された制御コマンド、演算処理を行うためのデータ等が一時的に記憶される。
演出制御装置150のCPUは、ROMに記憶されたプログラムにしたがって処理を実行することにより、表示制御装置151、ランプ制御装置152、効果音制御装置153及び役物制御装置157のそれぞれを制御する。
演出制御装置150は、主制御装置210から受信した制御コマンドに基づいて、実行する演出を決定する。そして、演出制御装置150は、決定した演出に応じた演出制御コマンドを生成して、生成した演出制御コマンドを送信することによって、表示制御装置151、ランプ制御装置152、効果音制御装置153及び役物制御装置157のそれぞれを制御する。
表示制御装置151は、CPU、ROM、RAM、画像処理用VDP(Video Display Processor)、入力ポート及び出力ポートを備えている。
表示制御装置151のROMには、演出表示を行うためのプログラム、各種画像データ等が記憶されている。表示制御装置151のRAMには、CPUに対する入出力データや演算処理のためのデータが一時的に記憶され、ワークエリアやバッファメモリとして機能する。
表示制御装置151のCPUは、演出制御装置150から演出制御コマンド(以下、表示制御コマンドとする)を受信することに応じて、ROMに記憶されたプログラムにしたがって、該表示制御コマンドが指定する画像データをROMから読み出して、該画像データをVDPに出力する。画像処理用VDPは、CPUからの出力指示にしたがって、演出図柄表示装置104に画像データを出力する。
ランプ制御装置152は、ランプ154の点灯、点滅等を制御する。ランプ制御装置152は、演出制御装置150から演出制御コマンドを受信することに応じて、該演出制御コマンドが指示するランプ演出に対応する制御データをROMから読み出して、該制御データに基づいてランプ154の点灯、点滅、消灯等を行う。
効果音制御装置153は、スピーカ155からの効果音の出力を制御する。効果音制御装置153は、演出制御装置150から演出制御コマンドを受信することに応じて、該演出制御コマンドが指示する効果音演出に対応する音響データをROMから読み出してスピーカ155に出力する。
役物制御装置157は、可動役物130を制御する。役物制御装置157は、演出制御装置150から演出制御コマンドを受信することに応じて、該役物制御コマンドが指示する可動役物130の作動パターンに対応する制御データをROMから読み出して、該制御データに基づいて可動役物130を作動させる。
(特別図柄抽選について)
次に、特別図柄抽選について説明する。
主制御装置210は、始動入賞口スイッチ131a,131bからの検出信号の入力に応じて、特別図柄抽選を実行する。
そして、主制御装置210は、特別図柄抽選に当選した場合(「当たり」の場合)には、大入賞口115が開放動作を行う遊技状態である特賞状態を生起させる。一方、主制御装置210は、特別図柄抽選に落選した場合(「はずれ」の場合)には、特賞状態を生起させない。
特賞状態における大入賞口115の開放動作は、特賞状態の種別に応じて設定されたラウンド回数だけ繰り返し行われる。各回のラウンドにおける大入賞口115の開放動作は、所定の時間(例えば、30秒)が経過するか、所定数(例えば、10個)の遊技球が入賞するまで継続する。
また、パチンコ機1では、特別図柄抽選の当選確率に係る遊技状態として、低確率状態及び確率変動状態が設定されている。低確率状態は、特別図柄抽選の当選確率が低確率(通常確率)となる遊技状態をいう。また、確率変動状態は、特別図柄抽選の当選確率が通常確率と比較して高確率(例えば、通常確率の10倍)となる遊技状態をいう。
さらに、パチンコ機1では、普通図柄抽選の当選確率に係る遊技状態として、時短状態が設定されている。時短状態では、普通図柄抽選の当選確率が通常時の抽選確率と比較して高確率(例えば、10倍)に設定される。また、時短状態では、特別図柄及び演出図柄の変動時間が短縮される。さらに、時短状態では、普通図柄抽選に当選した際に、第二始動入賞口111bの開放時間が通常時の開放時間と比較して延長される。
次に、特別図柄抽選の当たりの種別について説明する。
図4は、特別図柄抽選の当たりの種別を示す図である。
図4に示すように、パチンコ機1では、特別図柄抽選の当たり(特賞状態)の種別として、「通常大当たり」、「確変1大当たり」、「確変2大当たり」及び「小当たり」の4つが規定されている。
「通常大当たり」に当選した場合には、特別図柄表示装置107a,107bにおいて特別図柄を「通常当たり図柄」で停止表示させるとともに、演出図柄表示装置104において演出図柄を「通常当たり図柄」で停止表示させるように制御する。演出図柄表示装置104において「通常当たり図柄」を停止表示させる場合、例えば、第1から第3の表示領域において、「2,2,2」等の偶数の同一の数字が揃う組み合わせで第1演出図柄を停止表示させるとともに、第4の表示領域において、「青色」で第2演出図柄を停止表示させる。
「通常大当たり」に当選した場合には、特賞状態のラウンド回数が15回に設定される。また、「通常大当たり」に当選した場合には、特賞状態の終了後、低確率状態及び時短状態が生起される。時短状態は、特賞状態の終了後、100回の特別図柄抽選が実行されるか、新たに特賞状態が生起されるまで継続する。
「確変1大当たり」に当選した場合には、特別図柄表示装置107a,107bにおいて特別図柄を「確変1図柄」で停止表示させるとともに、演出図柄表示装置104において演出図柄を「確変1図柄」で停止表示させるように制御する。演出図柄表示装置104において「確変1図柄」を停止表示させる場合、例えば、第1から第3の表示領域において、「1,1,1」等の奇数の同一の数字が揃う組み合わせで第1演出図柄を停止表示させるとともに、第4の表示領域において、「青色」で第2演出図柄を停止表示させる。
「確変1大当たり」に当選した場合には、特賞状態のラウンド回数が15回に設定される。また、「確変1大当たり」に当選した場合には、特賞状態の終了後、確率変動状態及び時短状態が生起される。時短状態は、新たに特賞状態が生起されるまで継続する。
「確変2大当たり」に当選した場合には、特別図柄表示装置107a,107bにおいて特別図柄を「確変2図柄」で停止表示させるとともに、演出図柄表示装置104において演出図柄を「確変2図柄」で停止表示させるように制御する。演出図柄表示装置104において「確変2図柄」を停止表示させる場合、例えば、第1から第3の表示領域において、「1,3、5」等の規則性のある不揃いの組み合わせで第1演出図柄を停止表示させるとともに、第4の表示領域において、「青色」で第2演出図柄を停止表示させる。
「確変2大当たり」に当選した場合には、特賞状態のラウンド回数が2回に設定される。また、各回のラウンドにおける大入賞口115の開放時間が、「通常大当たり」と比較して短く(数ms程度)設定される。さらに、「確変2大当たり」に当選した場合には、特賞状態の終了後、時短状態は生起されずに、確率変動状態が生起される。
「小当たり」に当選した場合には、特別図柄表示装置107a,107bにおいて特別図柄を「小当たり図柄」で停止表示させるとともに、演出図柄表示装置104において演出図柄を「小当たり図柄」で停止表示させるように制御する。演出図柄表示装置104において「小当たり図柄」を停止表示させる場合、例えば、第1から第3の表示領域において、「1,3、5」等の規則性のある不揃いの組み合わせで第1演出図柄を停止表示させるとともに、第4の表示領域において、「赤色」で第2演出図柄を停止表示させる。
「小当たり」に当選した場合には、特賞状態のラウンド回数が2回に設定される。また、各回のラウンドにおける大入賞口115の開放時間が、「通常大当たり」と比較して短く(数ms程度)設定される。さらに、「小当たり」に当選した場合には、特賞状態の終了後、時短状態は生起されずに、低確率状態が生起される。
「はずれ」の場合には、特別図柄表示装置107a,107bにおいて特別図柄を「はずれ図柄」で停止表示させるとともに、演出図柄表示装置104において演出図柄を「はずれ」で停止表示させるように制御する。演出図柄表示装置104において「はずれ図柄」を停止表示させる場合、例えば、第1から第3の表示領域において、「1,1、2」等の規則性のない不揃いの組み合わせで第1演出図柄を停止表示させるとともに、第4の表示領域において、「青色」で第2演出図柄を停止表示させる。
(制御コマンドについて)
次に、主制御装置210から演出制御装置150に出力される制御コマンドにつて説明する。
図5は、制御コマンドの構成を示す図である。
図5に示すように、制御コマンドは、制御コマンドの分類を識別するための識別子で1バイト長のディジタルデータであるモードデータ(MODE)と、実行される制御コマンドの内容(機能)を示す1バイト長のディジタルデータであるイベントデータ(EVENT)とから構成されている。
主制御装置210は、制御コマンドを送信する際に、ストローブ信号(DUSTB)を演出制御装置150に送信する。そして、主制御装置210は、ストローブ信号の1つ目の立ち上がりを契機として、モードデータを送信し、次いで、ストローブ信号の2つ目の立ち上がりを契機として、イベントデータを送信する。そして、演出制御装置150は、ストローブ信号の受信に応じて割込処理を発生させ、該割込処理によって制御コマンドをRAMに格納する。
図5に示すように、主制御装置210が送信する制御コマンドとして、状態指定コマンド、変動時間指定コマンド、図柄停止指定コマンド、特賞状態開始指定コマンド、特賞状態終了指定コマンド、ラウンド開始指定コマンド、ラウンド終了指定等がある。
状態指定コマンドは、特別図柄抽選の結果(当たりの場合は当たり種別)を指定するコマンドである。具体的には、状態指定コマンドは、特別図柄抽選の結果として、「通常大当たり」、「確変1大当たり」、「確変2大当たり」、「小当たり」及び「はずれ」のうちいずれかを指定する。
変動時間指定コマンドは、演出図柄の変動表示の時間(変動時間)を指定するコマンドである。本実施形態では、変動時間として、n種類(n=68)の変動時間(例えば、2[s]、30[s]、120[s]等)が設定されている。そして、変動時間指定コマンドは、n種類の変動時間のうちいずれかの変動時間を指定する。
状態指定コマンド及び変動時間指定コマンドは、演出図柄の変動表示の開始時に送信される。この際、まず、状態指定コマンドが送信されて、その後、変動時間指定コマンドが送信される。ここで、演出図柄の変動表示の開始時は、特別図柄の変動表示の開始時と略一致している。
図柄停止指定コマンドは、演出図柄の停止表示を指定するためのコマンドである。図柄停止指定コマンドは、演出図柄の停止表示時に送信される。ここで、演出図柄の停止表示時は、特別図柄の停止表示時と略一致している。
特賞状態開始指定コマンドは、特賞状態の開始を指定するためのコマンドである。特賞状態開始指定コマンドは、「通常大当たり」、「確変1大当たり」、「確変2大当たり」及び「小当たり」のうちいずれかの開始を指定する。特賞状態開始指定コマンドは、特賞状態の開始時に出力される。
特賞状態終了指定コマンドは、特賞状態の終了を指定するためのコマンドである。特賞状態終了指定コマンドは、特賞状態の終了時に出力される。
ラウンド開始指定コマンドは、特賞状態における各ラウンドの開始を指定するためのコマンドである。ラウンド開始指定コマンドは、各ラウンドの開始時に出力される。
ラウンド終了指定コマンドは、特賞状態における各ラウンドの終了を指定するためのコマンドである。ラウンド終了指定コマンドは、各ラウンドの終了時に出力される。
(遊技制御処理)
次に、主制御装置210で実行される遊技制御処理を説明する。
CPU220は、マイクロプロセッシングユニット等からなり、所定の動作クロック(例えば、4[ms])で1サイクルを実行可能な遊技制御プログラムに基づいて動作し、ROM230の所定領域に格納されている遊技制御プログラムを起動させ、図6のフローチャートに示す遊技制御処理を実行する。
図6は、遊技制御処理を示すフローチャートである。
遊技制御処理は、CPU220において実行されると、図6に示すように、まず、ステップS100に移行する。
ステップS100では、遊技者の利益に直接影響する出玉の決定等に関わる各種乱数を更新する当たり決定乱数更新処理を実行する。ここで、出玉の決定等に直接関わる各種乱数としては、特賞状態を生起させるか否かを決定する特別図柄抽選に用いる乱数(以下、特別図柄抽選乱数という)、当たり種別決定乱数等がある。なお、当たり決定乱数等更新処理では、特別図柄抽選乱数が一巡するたびに初期値を変化させることにより、特別図柄抽選乱数値を容易に予測することができないようにしている。
次いで、ステップS102に移行して、演出に関わる演出制御用乱数(例えば、変動時間決定乱数等)を更新する演出制御用乱数更新処理を実行し、ステップS104に移行する。
ステップS104では、入力ポート250を介して、各スイッチ131a,131b,132,133からの検出信号を入力するスイッチ入力処理を実行し、ステップS106に移行する。
ステップS106では、始動情報を更新する始動情報更新処理を実行し、ステップS108に移行する。
始動情報更新処理では、ステップS104のスイッチ入力処理の処理結果に基づいて、始動入賞口スイッチ131a,131bから検出信号を入力したか否かを判定する。そして、始動入賞口スイッチ131a,131bから検出信号を入力したと判定した場合には、RAM240の始動情報記憶領域における始動情報の記憶更新処理を実行する。
ここで、本実施形態では、RAM240の始動情報記憶領域において、始動情報を4つまで記憶可能に設定されている。
始動情報記憶更新処理では、RAM240の始動情報記憶領域における始動情報の記憶数が「4」以上であるか否かを判定する。そして、始動情報の記憶数が「4」以上ではないと判定した場合には、特別図柄抽選乱数値、当たり種別決定乱数値、変動時間決定乱数値等を対応の乱数カウンタから取得(抽選)し、取得した各乱数値(始動情報)を、RAM240の始動情報記憶領域における所定の記憶部に記憶する。
一方、始動情報の記憶数(以下、始動情報記憶数とする)が「4」以上であると判定した場合には、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
ステップS108では、当たり判定処理を実行し、ステップS110に移行する。当たり判定処理については、後述する。
ステップS110では、特賞状態を生起させる当たり処理を実行し、ステップS112に移行する。当たり処理については、後述する。
ステップS112では、賞球の払い出しを行うための賞球払い出し処理を実行し、ステップS114に移行する。
賞球払い出し処理では、ステップS104のスイッチ入力処理の処理結果に基づいて、各入賞口スイッチ131a,131b,132から検出信号を入力したか否かを判定する。そして、各入賞口スイッチ131a,131b,132から検出信号を入力したと判定した場合には、賞球払出制御装置156に賞球の払い出し動作を行わせるための制御コマンドをRAM240の所定領域に格納する。これにより、後述するステップS116のポート出力処理では、賞球の払い出し動作を行わせるための制御コマンドが賞球払出制御装置156に送信される。
ステップS114では、遊技制御に関する外部情報信号をホールコンピュータ500に出力する外部情報出力処理を実行し、ステップS116に移行する。
ステップS116では、出力ポート255を介して、RAM240に格納した制御コマンドを出力するポート出力処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
ポート出力処理では、各種制御コマンドが、賞球払出制御装置156、演出制御装置150等に対して出力される。ポート出力処理では、特別図柄表示装置107a,107b、普通図柄表示装置106、始動入賞口ソレノイド158、大入賞口ソレノイド159、遊技状態表示装置109等へも制御信号が出力される。
次に、ステップS108の当たり判定処理を説明する。
図7は、当たり判定処理を示すフローチャートである。
当たり判定処理では、ステップS108において実行されると、図7に示すように、まず、ステップS200に移行する。
ステップS200では、RAM240の所定領域において、特賞状態フラグが設定されているか否かを判定し、特賞状態フラグが設定されていないと判定した場合(No)は、ステップS202に移行する。一方、特賞状態フラグが設定されていると判定した場合(Yes)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
ステップS202では、特別図柄の変動表示中か否かを判定し、特別図柄の変動表示中でないと判定した場合(No)は、ステップS204に移行する。一方、特別図柄の変動表示中であると判定した場合(Yes)は、ステップS216に移行する。
ステップS204では、RAM240の始動情報記憶領域に始動情報が記憶されているか否かを判定し、始動情報が記憶されていると判定した場合(Yes)は、ステップS206に移行する。一方、始動情報が記憶されていないと判定した場合(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
ステップS206では、RAM240の始動情報記憶領域に記憶されている特別図柄抽選乱数値が当たり値と一致しているか否かを判定し、当たり値と一致していると判定した場合(Yes)は、ステップS208に移行する。一方、当たり値と一致していないと判定した場合(No)は、ステップS214に移行する。
ここで、ROM230には、特別図柄抽選乱数値と当たり値との対応が登録された特別図柄抽選テーブルが格納されている。そして、ステップS206では、特別図柄抽選テーブルに基づいて、RAM240の始動情報記憶領域に記憶されている特別図柄抽選乱数値が当たり値と一致しているか否かを判定する。
ステップS208では、当たり種別決定処理を実行し、ステップS210に移行する。
ここで、ROM230には、当たり種別決定乱数値と当たり種別との対応を登録した当たり種別決定テーブルが格納されている。そして、当たり種別決定処理では、RAM240の始動情報記憶領域に記憶されている当たり種別決定乱数値及び当たり種別決定テーブルに基づいて、当たり種別が決定される。これにより、当たり種別として、「通常大当たり」、「確変1大当たり」、「確変2大当たり」及び「小当たり」のうちいずれかが決定される。
そして、当たり種別決定処理では、決定された当たり種別に対応する状態指定コマンドをRAM240の所定領域に格納する。これにより、ステップS116のポート出力処理では、状態指定コマンドが演出制御装置150に送信される。
ステップS210では、当たり時特別図柄表示設定処理を実行し、ステップS212に移行する。
当たり時特別図柄表示設定処理では、特別図柄(演出図柄)の変動時間を決定するとともに、特別図柄の停止図柄を決定する。
ここで、ROM230には、変動時間決定乱数値と変動時間との対応が登録された当たり時変動時間抽選テーブルが格納されている。そして、当たり時特別図柄表示設定処理では、RAM240の始動情報記憶領域に記憶されている変動時間決定乱数値及び当り時変動時間抽選テーブルに基づいて、特別図柄の変動時間を決定する。
そして、当たり時特別図柄表示設定処理では、決定した変動時間に対応する変動時間指定コマンドをRAM240の所定領域に格納する。これにより、ステップS116のポート出力処理では、変動時間指定コマンドが演出制御装置150に送信される。
また、当たり時特別図柄表示設定処理では、ステップS208で決定した当たり種別に基づいて、特別図柄の停止図柄を決定する。具体的には、特別図柄の停止図柄として、「通常当たり図柄」、「確変1図柄」、「確変2図柄」及び「小当たり図柄」のうちいずれかを決定する。
ステップS212では、特別図柄変動表示開始処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
特別図柄変動表示開始処理では、特別図柄変動時間タイマにおいて、ステップS210又は後述するステップS214で決定した変動時間を設定する。そして、特別図柄表示装置107a,107bにおいて特別図柄の変動表示を開始するとともに、設定したタイマによる変動時間の計測を開始する。
一方、ステップS214では、はずれ時特別図柄表示設定処理を実行し、ステップS212に移行する。
はずれ時特別図柄表示設定処理では、特別図柄(演出図柄)の変動時間を決定するとともに、特別図柄の停止図柄を決定する。
ここで、ROM230には、変動時間決定乱数値と変動時間との対応が登録されたはずれ時変動時間抽選テーブルが格納されている。そして、はずれ時特別図柄表示設定処理では、RAM240の始動情報記憶領域に記憶されている変動時間決定乱数値及びはずれ時変動時間抽選テーブルに基づいて、特別図柄の変動時間を決定する。
そして、はずれ時特別図柄表示設定処理では、「はずれ」に対応する状態指定コマンド及び決定した変動時間に対応する変動時間指定コマンドをRAM240の所定領域に格納する。これにより、ステップS116のポート出力処理では、状態指定コマンド及び変動時間指定コマンドが演出制御装置150に送信される。
また、はずれ時特別図柄表示設定処理では、特別図柄の停止図柄として、「はずれ図柄」を決定する。
一方、ステップS216では、ステップS212で特別図柄変動時間タイマに設定した変動時間が経過したか否かを判定し、変動時間が経過したと判定した場合(Yes)は、ステップS218に移行する。一方、変動時間を経過していないと判定した場合(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
ステップS218では、特別図柄停止表示処理を実行し、ステップS220に移行する。
特別図柄停止表示処理では、特別図柄表示装置107a,107bにおいて、特別図柄の停止表示を行う。この際、ステップS210又はステップS214で決定した停止図柄によって、特別図柄の停止表示を行う。
また、特別図柄停止表示処理では、図柄停止指定コマンドをRAM240の所定領域に格納する。これにより、ステップS116のポート出力処理では、図柄停止指定コマンドが演出制御装置150に送信される。
ステップS220では、ステップS218で停止表示された特別図柄が当たり停止図柄であるか否かを判定し、当たり停止図柄であると判定した場合(Yes)は、ステップS222に移行する。一方、当たり停止図柄でない(「はずれ図柄」である)と判定した場合(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
ここで、当たり停止図柄とは、「通常当たり図柄」、「確変1図柄」、「確変2図柄」及び「小当たり図柄」のうちいずれかをいう。
ステップS222では、特賞状態フラグ設定処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
特賞状態フラグ設定処理では、RAM240の所定領域において、特賞状態フラグ及び特賞状態開始設定フラグを設定する。
次に、ステップS110の当たり処理を説明する。
図8は、当たり処理を示すフローチャートである。
当たり処理では、ステップS110において実行されると、図8に示すように、まず、ステップS300に移行する。
ステップS300では、RAM240の所定領域において特賞状態フラグが設定されているか否かを判定し、特賞状態フラグが設定されていると判定した場合(Yes)は、ステップS302に移行する。一方、特賞状態フラグが設定されていないと判定した場合(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
ステップS302では、RAM240の所定領域において特賞状態開始設定フラグが設定されているか否かを判定し、特賞状態開始設定フラグが設定されていると判定した場合(Yes)は、ステップS304に移行する。一方、特賞状態開始設定フラグが設定されていないと判定した場合(No)は、ステップS310に移行する。
ステップS304では、特賞状態開始設定処理を実行し、ステップS306に移行する。
ここで、RAM240の所定領域には、ラウンド回数をカウントするためのラウンド回数カウンタkaが格納されている。
そして、特賞状態開始設定処理では、ラウンド回数カウンタkaの値として、ステップS208で決定された当たり種別に対応するラウンド回数を設定する。具体的には、当たり種別が「通常当たり図柄」又は「確変1図柄」の場合には、k=15を設定する。また、当たり種別が「確変2図柄」又は「小当たり図柄」の場合には、k=2を設定する。
また、特賞状態開始設定処理では、ステップS208で決定された当たり種別に対応する特賞状態の開始を指定する特賞状態開始指定コマンドをRAM240の所定領域に格納する。これにより、ステップS116のポート出力処理では、特賞状態開始指定コマンドが演出制御装置150に送信される。
ステップS306では、待ち時間タイマ設定処理を実行し、ステップS308に移行する。
ここで、RAM240の所定領域には、ラウンドを開始するまでの待ち時間を計測する待ち時間タイマMが格納されている。
そして、待ち時間タイマ設定処理では、待ち時間タイマMにおいて、特賞状態開始時の待ち時間(例えば、15[s])を設定して、設定した待ち時間の計測を開始する。
ステップS308では、特賞状態開始設定フラグ解除処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
特賞状態開始設定フラグ解除処理では、RAM240の所定領域における特賞状態開始設定フラグの設定を解除(消去)する。
一方、ステップS310では、ラウンドの実行中であるか否かを判定し、ラウンドの実行中ではないと判定した場合(No)は、ステップS312に移行する。一方、ラウンドの実行中であると判定した場合(Yes)は、ステップS316に移行する。
ここで、ラウンドの実行中とは、大入賞口115の開放動作が行われている最中であることをいう。
ステップS312では、待ち時間タイマMがタイムアップしたか否かを判定し、タイムアップしたと判定した場合(Yes)は、ステップS314に移行する。一方、タイムアップしていないと判定した場合(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
ステップS314では、ラウンド開始処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
ラウンド開始処理では、大入賞口115の開放動作を開始する。
また、ラウンド開始処理では、ラウンド開始指定コマンドをRAM240の所定領域に格納する。これにより、ステップS116のポート出力処理では、ラウンド開始指定コマンドが演出制御装置150に送信される。
一方、ステップS316では、ラウンド終了条件を満たすか否かを判定し、ラウンド終了条件を満たすと判定した場合(Yes)は、ステップS318に移行する。一方、ラウンド終了条件を満たさないと判定した場合(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
ここで、ラウンド終了条件とは、各回のラウンドに係る大入賞口115の開放動作の終了条件である。本実施形態では、大入賞口115の開放動作が開始してから所定の時間(例えば、30秒)が経過するか、大入賞口115に所定数(例えば、10個)の遊技球が入賞するかのうち一方が満たされることにより、ラウンド終了条件を満たすと判定される。
ステップS318では、ラウンド終了処理を実行し、ステップS320に移行する。
ラウンド終了処理では、大入賞口115の開放動作を終了して、大入賞口115を閉鎖状態とする。
また、ラウンド終了処理では、ラウンド終了指定コマンドをRAM240の所定領域に格納する。これにより、ステップS116のポート出力処理では、ラウンド終了指定コマンドが演出制御装置150に送信される。
ステップS320では、ラウンド回数更新処理を実行し、ステップS322に移行する。
ラウンド回数更新処理では、ラウンド回数カウンタkaを更新する。具体的には、現在のラウンド回数カウンタkaの値から1を減算した値を、新たにラウンド回数カウンタkaの値として設定する。
ステップS322では、ラウンド回数カウンタkaの値が0になっているか否かを判定し、kaの値が0となっていないと判定した場合(No)は、ステップS324に移行する。一方、kaの値が0となっていると判定した場合(Yes)は、ステップS326に移行する。
ステップS324では、待ち時間タイマ設定処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
待ち時間タイマ設定処理では、待ち時間タイマMにおいて、ラウンド間の待ち時間(例えば、10[s])を設定して、設定した待ち時間の計測を開始する。
一方、ステップS326では、特賞状態終了設定処理を実行し、ステップS328に移行する。
特賞状態終了設定処理では、特別図柄の変動表示の開始を許可するまでの変動待ち時間を設定する。ここで、設定した変動待ち時間が経過するまでは、特別図柄の変動表示の開始が禁止される。
また、特賞状態終了設定処理では、特賞状態終了指定コマンドをRAM240の所定領域に格納する。これにより、ステップS116のポート出力処理では、特賞状態終了指定コマンドが演出制御装置150に送信される。
ステップS328では、特賞状態フラグ解除処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
特賞状態フラグ解除処理では、RAM240の所定領域における特賞状態フラグの設定を解除(消去)する。
(演出制御処理)
次に、演出制御装置150で実行される処理を説明する。
演出制御装置150のCPUは、所定の動作クロック(例えば、2[ms])で1サイクルを実行可能な制御プログラムに基づいて動作し、ROM230の所定領域に格納されている制御プログラムを起動させ、図9のフローチャートに示す演出制御処理を繰り返し実行する。
図9は、演出制御装置が実行する演出制御処理を示すフローチャートである。
演出制御処理は、演出制御装置150のCPUにおいて実行されると、図9に示すように、まず、ステップS400に移行する。
ステップS400では、状態指定コマンド受信処理を実行し、ステップS402に移行する。
状態指定コマンド受信処理では、状態指定コマンドを受信したか否かを判定し、状態指定コマンドを受信したと判定した場合には、演出図柄の停止図柄を決定する。
具体的には、状態指定コマンドが指定する特別図柄抽選の結果(当たりの場合には当たり種別)に応じて、演出図柄の停止図柄として、「通常当たり図柄」、「確変1図柄」、「確変2図柄」、「小当たり図柄」及び「はずれ図柄」のうちいずれかを決定する。
また、演出制御装置150は、決定した停止図柄を指定する表示制御コマンドを、表示制御装置151に送信する。
そして、表示制御装置151は、停止図柄を指定する表示制御コマンドを受信すると、当該表示制御コマンドが指定する停止図柄を設定する。
一方、状態指定コマンド受信処理では、状態指定コマンドを受信していないと判定した場合には、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
ステップS402では、変動時間指定コマンド受信処理を実行し、ステップS404に移行する。
変動時間指定コマンド受信処理では、変動時間指定コマンドを受信したか否かを判定し、変動時間指定コマンドを受信したと判定した場合には、演出図柄の変動パターンを決定する。
ここで、演出制御装置150のROMには、特別図柄抽選の結果及び変動時間の組み合わせごとに設定された変動パターン決定テーブルが格納されている。各変動パターン決定テーブルには、変動パターン決定乱数値と変動パターンとの対応が登録されている。
そして、演出制御装置150は、変動パターン決定乱数値を対応の乱数カウンタから取得する。
また、演出制御装置150は、ステップS400で受信した状態指定コマンドが指定する特別図柄抽選の結果(当たりの場合には当たり種別)及び受信した変動時間指定コマンドが指定する変動時間の組み合わせに対応する変動パターン決定テーブルを読み出す。
そして、演出制御装置150は、取得した変動パターン決定乱数値及び読み出した変動パターン決定テーブルに基づいて、演出図柄の変動パターンを決定する。
さらに、演出制御装置150は、決定した変動パターンを指定する表示制御コマンドを、表示制御装置151に送信する。
そして、表示制御装置151は、変動パターンを指定する表示制御コマンドを受信すると、演出図柄表示装置104において、当該表示制御コマンドが指定する変動パターンによる演出図柄の変動表示を開始する。
一方、変動時間指定コマンド受信処理では、変動時間指定コマンドを受信していないと判定した場合には、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
ステップS404では、図柄停止指定コマンド受信処理を実行し、ステップS406に移行する。
図柄停止指定コマンド受信処理では、図柄停止指定コマンドを受信したか否かを判定し、図柄停止指定コマンドを受信したと判定した場合には、演出図柄の停止表示を実行する。
具体的には、演出制御装置150は、演出図柄の停止表示を指示する表示制御コマンドを、表示制御装置151に送信する。
そして、表示制御装置151は、演出図柄の停止表示を指示する表示制御コマンドを受信すると、演出図柄表示装置104において、演出図柄の停止表示を行う。この際、表示制御装置151は、ステップS400において設定した停止図柄により、演出図柄の停止表示を行う。
一方、図柄停止指定コマンド受信処理では、図柄停止指定コマンドを受信していないと判定した場合には、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
ステップS406では、特賞状態開始指定コマンド受信処理を実行し、ステップS408に移行する。
特賞状態開始指定コマンド受信処理では、特賞状態開始指定コマンドを受信したか否かを判定し、特賞状態開始指定コマンドを受信したと判定した場合には、特賞状態演出を開始する。
ここで、演出制御装置150のROMには、当たり種別ごとに設定された特賞状態演出の演出パターン決定テーブルが格納されている。各演出パターン決定テーブルには、特賞状態演出決定乱数値と特賞状態演出の演出パターンとの対応が登録されている。
そして、演出制御装置150は、まず、特賞状態演出決定乱数値を対応の乱数カウンタから取得する。
また、演出制御装置150は、受信した特賞状態開始指定コマンドが指定する当たり種別に対応する演出パターン決定テーブルを読み出す。
そして、演出制御装置150は、取得した特賞状態演出決定乱数値及び読み出した演出パターン決定テーブルに基づいて、特賞状態演出の演出パターンを決定する。
特賞状態演出の演出パターンとは、当該特賞状態中に実行する一連の演出のシナリオを示すプログラムである。すなわち、演出パターンでは、当該特賞状態中に実行する演出の種類、当該演出を開始するタイミング、当該演出を終了するタイミング等が設定されている。演出パターンでは、演出図柄表示装置104に表示させる画像による演出、スピーカ155から出力させる効果音による演出、ランプ154による演出及び可動役物130の作動による演出のそれぞれについて、シナリオを示すプログラムが設定されている。したがって、演出パターンの実行を開始することによって、演出図柄表示装置104に表示させる画像による演出、スピーカ155から出力させる効果音による演出、ランプ154による演出及び可動役物130の作動による演出のそれぞれが、適宜、実行される。
そして、演出制御装置150は、決定された演出パターンの実行を開始する。具体的には、演出パターンにしたがって、表示制御装置151、ランプ制御装置152、効果音制御装置153及び役物制御装置157のそれぞれに対して、演出制御コマンドの送信を行う。
これによって、特賞状態の開始に伴い、一連の特賞状態演出が開始される。
ここで、演出制御装置150のRAMの所定領域には、ラウンド回数をカウントするためのラウンド回数カウンタkbが格納されている。
そして、特賞状態開始指定コマンド受信処理では、ラウンド回数カウンタkbの値を0にリセットする。
一方、特賞状態開始指定コマンド受信処理では、特賞状態開始指定コマンドを受信していないと判定した場合には、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
ステップS408では、特賞状態終了指定コマンド受信処理を実行し、ステップS410に移行する。
特賞状態終了指定コマンド受信処理では、実行中の特賞状態演出を終了する。この際、特賞状態演出を終了させた後に、所定の特賞状態終了演出を実行しても構わない。
一方、特賞状態終了指定コマンド受信処理では、特賞状態終了指定コマンドを受信していないと判定した場合には、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
ステップS410では、ラウンド開始指定コマンド受信処理を実行し、ステップS412に移行する。ラウンド開始指定コマンド受信処理については、後述する。
ステップS412では、ラウンド回数表示制御処理を実行し、ステップS414に移行する。ラウンド回数表示制御処理については、後述する。
ステップS414では、ラウンド終了指定コマンド受信処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。ラウンド終了指定コマンド受信処理については、後述する。
次に、ステップS410のラウンド開始指定コマンド受信処理を説明する。
図10は、ラウンド開始指定コマンド受信処理を示すフローチャートである。
ラウンド開始指定コマンド受信処理では、ステップS410において実行されると、図10に示すように、まず、ステップS500に移行する。
ステップS500では、ラウンド開始指定コマンドを受信したか否かを判定し、ラウンド開始指定コマンドを受信したと判定した場合(Yes)は、ステップS502に移行する。一方、ラウンド開始指定コマンドを受信していないと判定した場合(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
ステップS502では、ラウンド中フラグ設定処理を実行し、ステップS504に移行する。
ラウンド中フラグ設定処理では、演出制御装置150のRAMの所定領域において、ラウンド中フラグを設定する。なお、ラウンド中フラグは、ラウンドの実行中(大入賞口115の開放動作が行われている最中)に設定される。
ステップS504では、ラウンド回数更新処理を実行し、ステップS506に移行する。
ラウンド回数更新処理では、ラウンド回数カウンタkbを更新する。具体的には、現在のラウンド回数カウンタkbの値に1を加算した値を、新たにラウンド回数カウンタkbの値として設定する。
ステップS506では、可動役物130が作動中であるか否かを判定し、可動役物130が作動中ではないと判定した場合(No)は、ステップS508に移行する。一方、可動役物130が作動中であると判定した場合(Yes)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
ここで、可動役物130の作動中とは、可動役物130による演出動作の実行中であることをいう。ここで、可動役物130が第1位置に配置されていることを検出可能な検出手段を設け、この検出手段による検出結果に基づいて、可動役物130が作動中であるか否かを判定しても構わない。
ステップS508では、ラウンド回数表示処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
ラウンド回数表示処理は、演出図柄表示装置104において、現在のラウンド回数を示す画像(以下、ラウンド回数画像)を表示するための処理である。ここで、現在のラウンド回数とは、大入賞口115の開放動作中において、当該開放動作に係るラウンド回数をいう。
具体的には、演出制御装置150は、ラウンド回数カウンタkbの値を参照して、現在のラウンド回数を把握する。そして、演出制御装置150は、把握したラウンド回数に対応するラウンド回数画像の表示を指定する表示制御コマンドを、表示制御装置151に送信する。
そして、表示制御装置151は、ラウンド回数画像の表示を指定する表示制御コマンドを受信すると、演出図柄表示装置104において、当該表示制御コマンドが指定するラウンド回数画像の表示を開始する。これにより、演出図柄表示装置104において、現在のラウンド回数を示すラウンド回数画像の表示が開始される。
なお、表示制御装置151は、ラウンド回数画像の表示を、ラウンド回数画像の消去を指定する表示制御コマンドを受信するまで継続して行う。
次に、ステップS412のラウンド回数表示制御処理を説明する。
図11は、ラウンド回数表示制御処理を示すフローチャートである。
ラウンド回数表示制御処理では、ステップS412において実行されると、図11に示すように、まず、ステップS600に移行する。
ステップS600では、RAMの所定領域においてラウンド中フラグが設定されているか否かを判定し、ラウンド中フラグが設定されていると判定した場合(Yes)は、ステップS602に移行する。一方、ラウンド中フラグが設定されていないと判定した場合(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
ステップS602では、演出図柄表示装置104においてラウンド回数画像の表示中であるか否かを判定し、ラウンド回数画像の表示中ではないと判定した場合(No)は、ステップS604に移行する。一方、ラウンド回数画像の表示中であると判定した場合(Yes)は、ステップS608に移行する。
ステップS604では、可動役物130の作動を終了する否かを判定し、可動役物130の作動を終了すると判定した場合(Yes)は、ステップS606に移行する。一方、可動役物130の作動を終了しない(作動中である)と判定した場合(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
ここで、演出制御装置150は、ステップS406で決定した特賞状態演出の演出パターンに基づいて、可動役物130の作動を終了するか否かを判定する。
ステップS606では、ラウンド回数表示処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
ここで、ステップS606のラウンド回数表示処理は、ステップS508のラウンド回数表示処理と同様の処理である。
これにより、可動役物130の作動が終了されることに応じて、演出図柄表示装置104において、現在のラウンド回数に対応するラウンド回数画像の表示が開始される。
一方、ステップS608では、可動役物130の作動を開始するか否かを判定し、可動役物130の作動を開始すると判定した場合(Yes)は、ステップS610に移行する。一方、可動役物130の作動を開始しないと判定した場合(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
ここで、演出制御装置150は、ステップS406で決定した特賞状態演出の演出パターンに基づいて、可動役物130の作動を開始するか否かを判定する。
ステップS610では、ラウンド回数消去処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
ラウンド回数消去処理は、演出図柄表示装置104に表示されているラウンド回数画像を消去するための処理である。
具体的には、演出制御装置150は、ラウンド回数画像の消去を指定する表示制御コマンドを、表示制御装置151に送信する。
そして、表示制御装置151は、ラウンド回数画像の消去を指定する表示制御コマンドを受信すると、演出図柄表示装置104において表示しているラウンド回数画像を消去する。
これにより、可動役物130の作動が開始されることに応じて、演出図柄表示装置104において、ラウンド回数画像の表示が消去される。そして、可動役物130の作動中は、演出図柄表示装置104において、ラウンド回数画像が表示されない状態となる。
次に、ステップS414のラウンド終了指定コマンド受信処理を説明する。
図12は、ラウンド終了指定コマンド受信処理を示すフローチャートである。
ラウンド終了指定コマンド受信処理では、ステップS414において実行されると、図12に示すように、まず、ステップS700に移行する。
ステップS700では、ラウンド終了指定コマンドを受信したか否かを判定し、ラウンド終了指定コマンドを受信したと判定した場合(Yes)は、ステップS702に移行する。一方、ラウンド終了指定コマンドを受信していないと判定した場合(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
ステップS702では、演出図柄表示装置104においてラウンド回数画像の表示中であるか否かを判定し、ラウンド回数画像の表示中であると判定した場合(Yes)は、ステップS704に移行する。一方、ラウンド回数画像の表示中ではないと判定した場合(No)は、ステップS706に移行する。
ステップS704では、ラウンド回数消去処理を実行し、ステップS706に移行する。
ここで、ステップS704のラウンド回数消去処理は、ステップS610のラウンド回数消去処理と同様の処理である。
これにより、ラウンドが終了されることに応じて、演出図柄表示装置104において、ラウンド回数画像の表示が消去される。
ステップS706では、ラウンド中フラグ解除処理を実行し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
ラウンド中フラグ解除処理では、演出制御装置150のRAMの所定領域におけるラウンド中フラグの設定を解除(消去)する。
(パチンコ機1の動作)
次に、パチンコ機1の動作を説明する。
図13は、特賞状態におけるラウンド回数画像の表示状態の一例を示す図である。
パチンコ機1では、遊技球が始動入賞口111a,111bに入賞すると、特別図柄抽選が実行される。そして、特別図柄抽選が実行されると、演出図柄表示装置104において、演出図柄の変動表示が行われた後に、当該特別図柄抽選の結果に応じた態様で演出図柄の停止表示が行われる。
そして、特別図柄抽選に当選した場合、演出図柄表示装置104において、「通常当たり図柄」、「確変1図柄」、「確変2図柄」又は「小当たり図柄」が停止表示された後に、特賞状態が生起される。
特賞状態では、大入賞口115の開放制御が、当たり種別に応じたラウンド回数だけ繰り返し実行される。
図13に示すように、特賞状態では、各回のラウンドが実行されている際に、演出図柄表示装置104において、現在のラウンド回数を示すラウンド回数画像が表示される。
例えば、1回目のラウンド(1回目の大入賞口115の開放制御)が実行されている際には、ラウンド回数画像として「1ラウンド」の文字が表示され、2回目のラウンド(2回目の大入賞口115の開放制御)が実行されている際には、ラウンド回数画像として「2ラウンド」の文字が表示される。
一方、特賞状態が生起されている際には、特賞状態演出が実行される。そして、所定の特賞状態演出には、可動役物130による演出が含まれる。
ここで、可動役物130による演出が開始されると、可動役物130が、演出図柄表示装置104の正面側の第二位置に配置される(図2参照)。これにより、可動役物130による演出動作が実行されている際には、可動役物130によって演出図柄表示装置104の正面の一部が隠され、遊技者が演出図柄表示装置104に表示されている画像を視認しづらい状態となる。
そこで、図13に示すように、演出制御装置150は、ラウンド回数画像が表示されている際に、可動役物130による演出動作が実行された場合には、可動役物130による演出動作の開始に応じて、表示されているラウンド回数画像を消去する。
そして、演出制御装置150は、可動役物130による演出動作の終了に応じて、ラウンド回数画像を再び表示する。
したがって、パチンコ機1によれば、遊技者によるラウンド回数の誤認を防止することが可能となる。
(変形例)
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態では、種々の変更を行うことが可能である。
例えば、上記実施形態においては、可動役物130による演出動作の開始に応じて削除する遊技に関する情報として、ラウンド回数画像を適用している。しかしながら、遊技に関する情報は、始動情報の保留数を示す情報、演出図柄の停止図柄(当たり演出図柄)、特賞状態中に払い出された賞球数を示す情報等であっても構わない。
また、パチンコ機1において、確率変動状態の修了条件を、当該確率変動状態中に所定回数(以下、リミッタ回数とする)の特賞状態が生起されるまでとする。そして、リミッタ回数を、遊技に関する情報としても構わない。
上記実施形態では、1回の特賞状態について、1つの特賞状態演出の演出パターンを決定する構成となっている。しかしながら、1回の特賞状態について、複数の特賞状態演出の演出パターンを決定する構成としても構わない。例えば、各回のラウンドごとに、特賞状態演出の演出パターンを決定しても構わない。また、所定回数のラウンドごとに特賞状態演出の演出パターンを決定しても構わない。例えば、1ラウンドから5ラウンドまで、6ラウンドから10ラウンドまで及び11ラウンドから15ラウンドまでのそれぞれについて、特賞状態演出の演出パターンを決定する。
さらに、上記実施形態においては、本発明をパチンコ機1に本発明を適用した場合について説明したが、これに限らず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で他のアミューズメントゲーム機等の遊技機にも適用可能である。
1 パチンコ機
104 演出図柄表示装置
111 始動入賞装置
111a 第一始動入賞口
111b 第二始動入賞口
115 大入賞口
130 可動役物
131a 第一始動入賞口スイッチ
131b 第二始動入賞口スイッチ
132 大入賞口スイッチ
133 始動ゲートスイッチ
150 演出制御装置
151 表示制御装置
152 ランプ制御装置
153 効果音制御装置
154 ランプ
155 スピーカ
157 役物制御装置
210 主制御装置
220 CPU
230 ROM
240 RAM
250 入力ポート
255 出力ポート

Claims (1)

  1. 始動口への遊技球の入賞を契機として、特賞状態を生起させるか否かの抽選を行う抽選手段と、
    前記特賞状態が生起された際に、所定パターンで開閉される可変入賞口と、
    表示手段における前記可変入賞口の開放回数に関する情報の表示を制御する表示制御手段と、
    前記表示手段の正面側に配置される演出動作を行うことが可能な可動役物と、
    を備える遊技機であって、
    前記表示制御手段は、
    前記特賞状態において前記可変入賞口の開放回数に関する情報の表示を行っている際に、前記可動役物による前記演出動作の開始に応じて、前記可変入賞口の開放回数に関する情報を消去し、前記可動役物による前記演出動作の終了に応じて、前記演出動作終了時の前記可変入賞口の開放回数に関する情報を表示することを特徴とする遊技機。
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