JP5769834B2 - 液冷式冷却器 - Google Patents

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Description

この発明は、CPU、LSI、パワー半導体等の発熱素子を冷却する液冷式冷却器に関するものである。
近年、CPU、LSI、パワー半導体素子等の発熱素子の発熱密度が増大し高温になることから、従来の空冷液冷式冷却器よりも冷却性能が高い液冷式冷却器が用いられることがある(例えば、特許文献1、2)。
特開2011−187599号公報 特開2006−303264号公報
前述した特許文献1で開示される水冷式冷却器では、水冷ジャケットの発熱素子搭載面に冷却すべき発熱素子が搭載され、発熱素子搭載面の内側に発熱素子と熱的に接続された複数のフィンを分散配置して放熱領域を形成している。特許文献1等で開示される水冷式冷却器では、放熱領域を冷却水が均等に流れるように、冷却水の流入口と流出口を所定の位置に定めている。しかし、水冷式冷却器を搭載する機器は、冷却水を供給、排出するためのパイプレイアウトに制約があることが多く、必ずしも冷却性能上好ましい位置に冷却水の流入口と流出口を配置できるとは限らない。冷却水の流入口と流出口を冷却性能上好ましい位置に配置することができない場合は、放熱領域を流れる冷却水の流速分布に偏りが生じ、部分的に冷却性能が低下する可能性がある。
前述した特許文献2で開示される水冷式冷却器では、水冷ジャケットの発熱素子搭載面に冷却すべき発熱素子が搭載され、発熱素子搭載面の内側に発熱素子と熱的に接続された平板状の放熱面が設けられている。放熱面には、対向して冷却水の噴流を発生させるノズルが複数配置されており、ノズルから放熱面に向けて冷却水の噴流を衝突させることにより発熱素子を冷却する構造となっている。特許文献2で開示される水冷式冷却器では、流路が上下方向に2段に分かれており、下段の流路は流入口から流入した冷却水をノズルに分配する入口ヘッダ領域、上段の流路は、発熱素子を冷却する放熱領域、及び冷却後の冷却水を流出口に導く出口ヘッダ領域となっている。
特許文献2で開示される水冷式冷却器では、冷却水の流入口が放熱領域に直接接続されていないため、流入口の位置が放熱領域の冷却水の流れに与える影響は少ない。そのため、下段の流路の任意の位置に接続していれば、冷却水流入口の位置によらず冷却性能上好ましい位置に冷却水を導水することができる。しかし、特許文献2で開示される水冷式冷却器では、放熱面が平板であるため、放熱面積が少なく、発熱密度の大きな発熱素子に対しては冷却性能が不十分であるという問題がある。
以上から、これら特許文献では、冷却水の流入口、及び流出口の配置によらず、放熱領域内の冷却性能上好ましい位置に冷却水を導くことと、発熱密度の大きな発熱素子に対しても十分に冷却できる冷却性能を確保することが課題であった。
この発明は、上記課題を解決するためになされたものである。
この発明に係わる液冷式冷却器は、発熱素子と、この発熱素子からの発生熱を放熱する放熱フィンを有するヒートシンクと、このヒートシンクを一側壁とする冷却容器とで構成された液冷式冷却器であって、上記冷却容器は、一対の第1仕切壁によって3階層に分割され、上側階層部と下側階層部とにそれぞれ上記放熱フィンが露出する放熱領域を形成すると共に中間階層部に、第2仕切壁によって区画され、冷却液の流入口を有する入口ヘッダ領域、及び用済み冷却液の流出口を有する出口ヘッダ領域を形成し、上記入口ヘッダ領域と上記上側階層部の放熱領域との間、及び上記入口ヘッダ領域と上記下側階層部の放熱領域との間を、それぞれ流入側連通路で連通させると共に上記出口ヘッダ領域と上記上側階層部の放熱領域との間、及び上記出口ヘッダ領域と上記下側階層部の放熱領域との間を、それぞれ流出側連通路で連通させ、2系統の冷却液路を形成し、上記冷却液の流入口は、上記入口ヘッダ領域の外側面全域のいずれの箇所でも設置可能とし、且つ上記用済み冷却液の流出口は、上記出口ヘッダ領域の外側面全域のいずれの箇所でも設置可能とし、上記冷却液の流入口と、上記入口ヘッダ領域と、上記流入側連通路と、上記放熱領域と、上記流出側連通路と、上記出口ヘッダ領域と、上記用済み冷却液の流出口とによって、上記放熱フィンを冷却する冷却液路を形成したものである。
この発明の液冷式冷却器によれば、入口ヘッダ領域、及び出口ヘッダ領域に設けられる冷却液の流入口と流出口の配置箇所の自由度を高め、且つ放熱領域において冷却液を冷却性能上好ましい位置で冷却液の導液することを可能とし、冷却液の流入口と流出口の位置によらず、放熱領域内の冷却液を導きたい位置に導くことができるようになるため、流入口と流出口の配置制約に柔軟に対応できる。又、放熱面には、大きな放熱面積を確保できる放熱フィンを利用することで、発熱密度が大きな発熱素子に対しても十分な冷却性能を確保できる。
又、入口ヘッダ領域と出口ヘッダ領域の少なくとも一方を放熱領域から分離することで、冷却液の流入出口の位置が、放熱領域の冷却液の流れに与える影響を少なくし、更に、放熱領域とヘッダ領域を繋ぐ流路を、放熱領域内の冷却液を導きたい位置に応じて任意に配置でき、放熱面には大きな放熱面積を確保できる放熱フィンが利用可能となるなどの効果がある。
この発明の実施の形態1における水冷式冷却器を示す分解斜視図である。 実施の形態1における水冷式冷却器の平面図である。 図2中におけるIII−III線を矢印方向に見た断面図である。 この発明の実施の形態2における水冷式冷却器を示す分解斜視図である。 実施の形態2における水冷式冷却器の平面図である。 図5中におけるVI−VI線を矢印方向に見た断面図である。 この発明の実施の形態3における水冷式冷却器を示す分解斜視図である。 実施の形態3における水冷式冷却器の平面図である。 図8中におけるIX−IX線を矢印方向に見た断面図である。 この発明の実施の形態4における水冷式冷却器を示す分解斜視図である。 この発明の実施の形態5における水冷式冷却器を示す分解斜視図である。 図11の分解斜視図を反転し、下方すなわち図11の分解斜視図を裏側からみた分解斜視図である。 図11の分解斜視図から発熱素子とヒートシンクを取り除いて矢印XIII方向から見た平面図である。 水冷式冷却器内の水冷水の流れを説明するための説明図である。 図13A中におけるA−A線、B−B線、C−C線、D−D線、E−E線、F−F線を矢印方向に見た、水冷水の流れを示す断面図である。 図12の分解斜視図から裏蓋を取り除いて矢印XIV方向から見た平面図である。 この発明の実施の形態6における水冷式冷却器の分解斜視図である。 この発明の実施の形態6における水冷式冷却器の発熱素子とヒートシンクを取り除いた平面図である。
以下、図面に基づいて、この発明の各実施の形態を説明する。
なお、各図間において、同一符号は同一あるいは相当部分を示す。
実施の形態1.
図1〜3に基づいてこの発明の実施の形態1における水冷式冷却器を説明する。
図1は、水冷式冷却器を示す分解斜視図、図2は、水冷式冷却器の平面図、図3は、図2中におけるIII−III線を矢印方向に見た断面図である。
図1〜3において、発熱素子1は、ヒートシンク2に対し、金属結合、グリース、又は接着などで固定されている。ヒートシンク2は、例えばアルミニウム、銅などの良熱伝導性の材料を用いて、発熱素子1が固定されるヒートシンクのベース面2aと、その裏面に
設けた放熱フィン2bで構成されている。発熱素子1が発した熱は、ヒートシンクのベー
ス面2aから放熱フィン2bへと伝わり、放熱フィン2bに接している冷却水へと伝わるこ
とで、発熱素子1が冷却される。
放熱フィン2bの形状は、例えば、円柱状、楕円柱、菱形柱、角柱、平板状、スリットの入った薄板を積層したものなどでもよい。
冷却水の流路は、次の部材で構成されている。すなわち冷却容器を構成するウォータージャケット3と、このウォータージャケット内を入口ヘッダ領域8と出口ヘッダ領域9とに仕切るヘッダ仕切壁(第2仕切壁)10と、ウォータージャケット3内を上下に仕切り、入口連通路(流入側連通路)4a及び出口連通路(流出側連通路)4bを有する板状の放熱領域仕切壁(第1仕切壁)11と、この放熱領域仕切壁の上部に位置するヒートシンク2などによって囲まれ流路が形成されている。なお、ヒートシンク2と放熱領域仕切壁11と間には放熱領域5が形成され、入口連通路4aは、入口ヘッダ領域8と放熱領域5
間を、又出口連通路4bは、出口ヘッダ領域9間をそれぞれ連通し流路の一部を形成している。
冷却水は、矢印で示すように冷却水の流入口6から流入し、入口ヘッダ領域8へと流入する。入口ヘッダ領域8に流入した冷却水は、入口連通路4aを通じて、入口ヘッダ領域8の上部にある放熱領域5に流入する。放熱領域5に流入した冷却水は、発熱素子1から放熱された熱を吸熱した後、出口連通路4bを通じて、放熱領域5の下部にある出口ヘッダ領域9に流入する。出口ヘッダ領域9に流入した冷却水は、用済み冷却水として流出口7を通じて、ウォータージャケット外へと排出される。
入口ヘッダ領域8と出口ヘッダ領域9の間に設けたヘッダ仕切壁10により、入口ヘッダ領域8と出口ヘッダ領域9の間で直接冷却水の流通はできないようになっている。
冷却水の流入口6は、入口ヘッダ領域8に接続する際、ウォータージャケット3の外壁面のいずれかの任意位置に設ければよい。又冷却水の流出口7は、出口ヘッダ領域9に接続する際、ウォータージャケット3の外壁面のいずれかの任意位置に設ければよい。
入口連通路4aと出口連通路4bは、その個数、設置位置を、ヒートシンク2の形状や放熱特性、冷却水を導きたい位置に応じて任意に決めてよい。又入口連通路4aと出口連通路4bの形状は、例えば長方形のスリット、折れ線状のスリット、曲線状のスリット、多角形の穴、円の穴、楕円の穴などであったりしてもよい。
ヘッダ仕切壁10の形状は、直線状、折れ線状、曲線状、分岐した形状などでもよい。
又、冷却器の圧力損失を低減するために、整流作用のある凹凸を、ウォータージャケット3、ヒートシンク2、放熱領域仕切壁11に設けるなどしてもよい。
水冷式冷却器は以上のように構成され、冷却水の流入口6は、入口ヘッダ領域8の外側面全域のいずれの箇所でも設置可能とし、且つ用済み冷却水の流出口7は、出口ヘッダ領域9の外側面全域のいずれの箇所でも設置可能とし、冷却水の流入口6及び用済み冷却水の流出口7を配置する自由度が高いため、水冷式冷却器を搭載する機器の、冷却水を供給、排出するためのパイプレイアウトに柔軟に対応することができる。
実施の形態2.
図4〜6に基づいてこの発明の実施の形態2における水冷式冷却器を説明する。なお、この実施の形態2は、実施の形態1のヘッダ仕切壁10を取り除いたもので、基本構成は同じである。
図4は、水冷式冷却器の分解斜視図、図5は、水冷式冷却器の平面図、図6は、図5中におけるVI−VI線を矢印方向に見た断面図である。
図4〜6において、発熱素子1は、ヒートシンク2に対し、金属結合、グリース、又は接着などで固定されている。ヒートシンク2は、例えばアルミニウム、銅などの良熱伝導性の材料を用いて、発熱素子1が固定されるヒートシンクのベース面2aと、放熱フィン
2bから構成されている。発熱素子1が発した熱は、ヒートシンクのベース面2aから放熱フィン2bへと伝わり、放熱フィン2bに接している冷却水へと伝わることで、発熱素子1が冷却される。
放熱フィン2bの形状は、例えば、円柱状、楕円柱、菱形柱、角柱、平板状、スリットの入った薄板を積層したものなどでもよい。
冷却水の流路は、ウォータージャケット(冷却容器)3、このウォータージャケット内を上下に仕切り、入口連通路4aを有する放熱領域仕切壁11と、この放熱領域仕切壁の上部に位置するヒートシンク2などによって囲まれ形成されている。なお、ヒートシンク2と放熱領域仕切壁11と間には放熱領域5が形成され、入口連通路4aは入口ヘッダ領域8と放熱領域5間を連通し流路の一部を形成している。
冷却水は、矢印で示すように冷却水の流入口6から流入し、入口ヘッダ領域8へと流入する。入口ヘッダ領域8に流入した冷却水は、入口連通路4aを通じて、入口ヘッダ領域8の上部にある放熱領域5に流入する。
放熱領域5に流入した冷却水は、発熱素子から放熱された熱を吸熱した後、放熱領域5と同一階層にある出口ヘッダ領域9に流入する。
出口ヘッダ領域9に流入した冷却水は、冷却水の流出口7を通じて、ウォータージャケット外へと排水される。
冷却水の流入口6は、入口ヘッダ領域8に接続する際、ウォータージャケット3の外壁面のいずれかの任意位置に設ければよい。
又、冷却水の流出口7は、出口ヘッダ領域9に接続する際、ウォータージャケット3の外壁面のいずれかの任意位置に設ければよい。
入口連通路4aは、その個数、及び設置位置を、ヒートシンク2の形状や、冷却水を導きたい位置に応じて任意に決めてよいし、入口連通路4aの形状は、例えば長方形のスリット状、円状、楕円状でもよい。
又、冷却器の圧力損失を低減するために、整流作用のある凹凸を、ウォータージャケット3、ヒートシンク2、放熱領域仕切壁11に設けるなどしてもよい。
このように構成された水冷式冷却器では、冷却水の流入口6と冷却水の流出口7を上下に重ねて配置したり、冷却水の流出口7をヒートシンク2の上面に配置したりするといった、実施の形態1ではできなかった冷却水の流入出口の配置が可能となる。
なお、図4及び図6における流出口7を冷却水の流入口に、図4及び図6における流入口6を冷却水の流出口に、図4及び図6における出口ヘッダ領域9を入口ヘッダ領域に、図4及び図6における入口連通路4aを出口連通路に、図4及び図6における入口ヘッダ領域8を出口ヘッダ領域に置き換えて、冷却水の流れを図6の矢印と正反対に流してもよい。
実施の形態3.
図7〜9に基づいてこの発明の実施の形態3における水冷式冷却器を説明する。
実施の形態3は、実施の形態1の変形例で、ウォータージャケット(冷却容器)3は、3階層に分割され上下一対のヒートシンク2、放熱領域5を備えたものである。
図7は、水冷式冷却器の分解斜視図、図8は、水冷式冷却器の平面図、図9は、図8中におけるIX−IX線を矢印方向に見た断面図である。
図7〜9において、発熱素子1は、ヒートシンク2に対し、金属結合、グリース、又は接着などで固定されている。ヒートシンク2は、例えばアルミニウム、銅などの良熱伝導性の材料を用いて、発熱素子1が固定されるヒートシンクのベース面2aと、放熱フィン2bから構成され、上下一対のものである。発熱素子1が発した熱は、ヒートシンクのベース面2aから放熱フィン2bへと伝わり、放熱フィン2bに接している冷却水へと伝わることで、発熱素子1が冷却される。
放熱フィン2bの形状は、例えば、円柱状、楕円柱、菱形柱、角柱、平板状、スリットの入った薄板を積層したものなどでもよい。
冷却水の流路は、ウォータージャケット3内において、図9に示すように、ウォータージャケット3、ヘッダ仕切壁10、上下一対の放熱領域仕切壁11、上下一対のヒートシンク2に囲まれて上下2系統の流路が形成されている。
なお、ヘッダ仕切壁10によって仕切られた入口ヘッダ領域8と出口ヘッダ領域9、放熱領域仕切壁11に設けた入口連通路4a及び出口連通路4b、ベース面2aに発熱素子1が固定され裏面に放熱フィン2bを有するヒートシンク2、ヒートシンク2と放熱領域仕切壁11と間に形成された放熱領域5などは、実施の形態1と同一の構成であり、入口連通路4aは入口ヘッダ領域8と放熱領域5間を、又出口連通路4bは出口ヘッダ領域9と放熱領域5間をそれぞれ連通し流路の一部を形成している。
冷却水は、矢印で示すように冷却水の流入口6から流入し、入口ヘッダ領域8へと流入する。入口ヘッダ領域8に流入した冷却水は、上下方向に接続された入口連通路4aを通じて、入口ヘッダ領域8の上部、及び下部にある放熱領域5にそれぞれ流入する。各放熱領域5に流入した冷却水は、発熱素子1から放熱された熱を吸熱した後、出口連通路4bを通じて、各放熱領域5に接続された出口ヘッダ領域9にそれぞれ流入する。出口ヘッダ領域9に流入した冷却水は、冷却水の流出口7を通じて、ウォータージャケット外へと排水される。
入口ヘッダ領域8と出口ヘッダ領域9の間には、ヘッダ仕切壁10が設けられており、入口ヘッダ領域8と出口ヘッダ領域9の間で直接冷却水の流通はできないようになっている。
冷却水の流入口6は、入口ヘッダ領域8に接続する際、ウォータージャケット3の外壁面のいずれかの任意位置に設ければよい。
又、冷却水の流出口7は、出口ヘッダ領域9に接続する際、ウォータージャケット3の外壁面のいずれかの任意位置に設ければよい。
入口連通路4aと出口連通路4bは、その個数、設置位置を、ヒートシンク2の形状や放熱特性、冷却水を導きたい位置に応じて任意に決めてよい。又、入口連通路4aと出口連通路4bの形状は、例えば長方形のスリット、折れ線状のスリット、曲線状のスリット、多角形の穴、円の穴、楕円の穴などであったりしてもよい。
ヘッダ仕切壁10の形状は、直線状、折れ線状、曲線状であったり、分岐した形状であったりしてもよい。
又、冷却器の圧力損失を低減するために、整流作用のある凹凸を、ウォータージャケット3、ヒートシンク2、放熱領域仕切壁11に設けるなどしてもよい。
このように構成された水冷式冷却器では、放熱領域5が、中央に配置された入口ヘッダ領域8、及び出口ヘッダ領域9を挟み込む形で上下に2箇所あるため、発熱素子1を水冷式冷却器の両面に配置することができ、より多くの発熱素子1を同時に冷却することが可能となる。
なお、実施の形態3における水冷式冷却器では、必ずしも入口ヘッダ領域8と出口ヘッダ領域9の両方を中央に配置する必要はなく、少なくともどちらか一方を中央に配置すればよい。入口ヘッダ領域8と出口ヘッダ領域9のどちらか一方のみを中央に配置する場合は、入口連通路4a、又は出口連通路4bのいずれか、及びヘッダ仕切壁10は不要となり、中央に配置されないヘッダ領域は放熱領域5と同一階層に配置される。
実施の形態4.
図10に基づいてこの発明の実施の形態4における水冷式冷却器を説明する。
実施の形態4は、実施の形態1の変形例であり、図10の分解斜視図に示すように水冷式冷却器の入口ヘッダ領域8の部分に、ヒートシンク機能を付加したものである。
図10において、ヘッダ仕切壁10で仕切られた入口ヘッダ領域8内には、平板状のヘッダ領域フィン12が、ウォータージャケット(冷却容器)3の底部内側面に配置されており、このヘッダ領域フィン12によってウォータージャケット3の底部外側面に取り付けられた発熱素子1を冷却する。
ヘッダ領域フィン12の形状は、平板状に限らず、例えば、円柱状、楕円柱、菱形柱、角柱、スリットの入った薄板を積層したものなどでもよい。
ヘッダ領域フィン12は、ウォータージャケット3の底面に配置しているが、このほか側面に配置してもよく、あるいは入口ヘッダ領域8のみに限らず、出口ヘッダ領域9に配置してもよく、又双方に配置してもよい。
なお、実施の形態4による水冷式冷却器の構成は、ヘッダ領域にヘッダフィンを配置している点の他は、上記実施の形態1ないし実施の形態3の水冷式冷却器と同様に構成されている。
実施の形態5.
この発明の実施の形態5における水冷式冷却器の放熱領域は、複数の放熱領域分割壁(第3仕切壁)によって分割区画された冷却水路とし、互いに隣り合った冷却水路を流れる冷却水は、逆向きに流れるように構成されている。
以下、図11〜14に基づいて、この発明の実施の形態5における水冷式冷却器を説明する。
図11は、この発明の実施の形態5における水冷式冷却器を示す分解斜視図、図12は、図11の分解斜視図を反転し、下方すなわち図11の分解斜視図を裏側から見た分解斜視図、図13は、図11の分解斜視図から発熱素子とヒートシンクを取り除いて矢印XIII方向から見た平面図、図13Aは、水冷式冷却器内の水冷水の流れを説明するための説明図、図13Bは、図13A中におけるA−A線、B−B線、C−C線、D−D線、E−E線、F−F線を矢印方向に見た、水冷水の流れを示す断面図、図14は、図12の分解斜視図から裏蓋15を取り除いて矢印XIV方向から見た平面図である。なお、図11〜図14において、矢印は冷却水の流れを示している。
図11、図12において、単体のウオータージャケット3は、放熱領域仕切壁(第1仕切壁)11によって表側と裏側に仕切られ、裏側には後述する流路を構成するため裏蓋15が配置されている。表側の放熱領域5は、複数の放熱領域分割壁(第3仕切壁)16によって分割されており、隣り合った放熱領域で冷却水の流れが互い違いとなっている。又表側には、後述する第一入口ヘッダ領域8a、第二入口ヘッダ領域8b、放熱領域5が掘り込まれており、裏側には第一出口ヘッダ領域9a、第二出口ヘッダ領域9b、第三入口ヘッダ領域8cが掘り込まれている。そして、流入口6は、表側に掘られた第一入口ヘッダ領域8aに連結されており、流出口7は裏側に掘られた第二出口ヘッダ領域9bに連結されている。
又、各入口連結流路4aについては、単純な段差によって、入口ヘッダ領域8a、8bから放熱領域5にかけて形成された流路を形成し、表裏を貫通する各出口連結流路4bは、スリット状穴によって形成されている。
次に、冷却水の流路構成を図13〜図14を用いて説明する。
入口ヘッダ領域8は、冷却水の流入口6と直結している第一入口ヘッダ領域8a、第一入口ヘッダ領域8aから放熱領域5を隔てて位置している第二入口ヘッダ領域8b、及び第一入口ヘッダ領域8aと第二入口ヘッダ領域8bを連結する第三入口ヘッダ領域8cから成る。
出口ヘッダ領域9は、ヘッダ仕切壁10によって冷却器長手方向に分断されている第一出口ヘッダ領域9a、第二出口ヘッダ領域9b、及び第一出口ヘッダ領域9aと第二出口ヘッダ領域9bを連結する第三出口ヘッダ領域9cから成る。
冷却水は、冷却水の流入口6から流入し、第一入口ヘッダ領域8aへと流入する。第一入口ヘッダ領域8aに流入した冷却水は、入口連通路4a2、4a4と第三入口ヘッダ領域8cに分岐する。入口連通路4a2、4a4に流入した冷却水は、図13の紙面向かって左から偶数番目の放熱領域5に流入し、発熱素子1から放熱された熱を吸熱した後、出口連通路4b2、4b4、4b6を通じて、放熱領域5の下部にある第一出口ヘッダ領域9a、又は第二出口ヘッダ領域9bに流入する。残りの、第三入口ヘッダ領域8cに流入した冷却水は、第二入口ヘッダ領域8bに流入し、入口連通路4a1、4a3、4a5に流入する。
入口連通路4a1、4a3、4a5に流入した冷却水は、図13の紙面向かって左から奇数番目の放熱領域5に流入し、発熱素子1から放熱された熱を吸熱した後、出口連通路4b1、4b3、4b5を通じて、放熱領域5の下部にある第一出口ヘッダ領域9a、又は第二出口ヘッダ領域9bに流入する。第一出口ヘッダ領域9aに流入した冷却水は、第三出口ヘッダ領域9cを通じて第二出口ヘッダ領域9bの冷却水に合流し、冷却水の流出口7を通じて水冷式冷却器外へと排水される。
又、裏側の第一出口ヘッダ領域9a、第二出口ヘッダ領域9b、及び第三出口ヘッダ領域9cの流路は、裏蓋15によって閉空間をつくることで構成されている。
このように構成された水冷式冷却器では、図11ないし図12に示すように、冷却優先度の高い発熱素子13と冷却優先度の低い発熱素子14が交互に配置されるような場合において、常に入口連通路4aからの十分に冷却された状態の温度上昇していない冷却水により冷却されるので、冷却優先度の高い発熱素子13を効率よく冷却することができる。
なお、実施の形態5による水冷式冷却器の構成は、放熱領域分割壁16によって放熱領域5が分割されている点、及び裏蓋15を設けている点の他は、上記実施の形態1ないし実施の形態4の水冷式冷却器と同様に構成されている。
実施の形態6.
図15〜16に基づいてこの発明の実施の形態6における水冷式冷却器を説明する。
図15は、水冷式冷却器の分解斜視図、図16は、実施の形態6における水冷式冷却器の発熱素子とヒートシンクを取り除いた平面図である。なお、図16において、矢印は冷却水の流れを示している。
図16において、ウォータージャケット(冷却容器)3内は、実施の形態1と同様に放熱領域仕切壁(第1仕切壁)11によって二領域に分割され、上方の領域には、放熱フィン2bを露出させるための放熱領域5を形成すると共に下方の領域には、蛇行状のヘッダ仕切壁(第4仕切壁)10Aによって区画された入口ヘッダ領域8及び出口ヘッダ領域9が形成されている。
又、放熱領域仕切壁11には、スリット状の入口連通路4a及び出口連通路4bが交互に複数設けられており、入口連通路4aは放熱領域5に対する冷却水の入口(入口ヘッダ領域8から放熱領域5に向かって送水する流入側連通路)、出口連通路4bは放熱領域5に対する冷却水の出口(放熱領域5から出口ヘッダ領域9に向かって送水する流出側連通路)となっている。
このように構成された水冷式冷却器では、図15、及び図16に示すように、冷却優先度の高い発熱素子13と冷却優先度の低い発熱素子14がそれぞれ2個1組で交互に配置されるような場合において、常に冷却水の入口である入口連通路4aからの十分に冷却された状態の温度上昇していない冷却水により冷却されるので、冷却優先度の高い発熱素子13を効率よく冷却することができる。
なお、実施の形態6による水冷式冷却器の構成は、放熱領域5に冷却水の入口と出口が交互に複数配置されている点の他は、上記実施の形態1ないし実施の形態5の水冷式冷却器と同様に構成されている。
実施の形態7.
実施の形態7による水冷式冷却器は、実施の形態1ないし実施の形態6による水冷式冷却器のうち、放熱領域仕切壁11を板金や樹脂などで製作し、ウォータージャケットとは別体としたものである。
放熱領域仕切壁11をウォータージャケット(冷却容器)3とは別体とすることで、放熱領域仕切壁11の材料を任意に変えることができる。例えば、入口の冷却水温を上昇させたくない場合は、放熱領域仕切壁11を熱伝導率の低い樹脂で製作するなどして、温度の高い放熱領域5と入口ヘッダ領域8を断熱することが可能となる。
実施の形態8.
実施の形態8による水冷式冷却器は、実施の形態7による水冷式冷却器のうち、放熱領域仕切壁11に反り付けをしたものである(図示せず)。放熱領域仕切壁11に反り付けをすることにより、放熱フィン2bと放熱領域仕切壁11の間に製造公差によって発生する隙間を小さくすることができる。
上記隙間が発生すると、冷却水は放熱フィン2b内部と隙間に分岐して流れるため、放熱フィン2b内部を流れる冷却水の流速は低下する。放熱フィン2b内部を流れる冷却水の流速が低下すると、冷却性能は低下してしまう。
放熱フィン2bと放熱領域仕切壁11の間に製造公差によって発生する隙間を小さくすることで、放熱フィン2b内部を流れる冷却水の流速低下を防ぎ、冷却性能の低下を抑制することが可能となる。
実施の形態9.
実施の形態9による水冷式冷却器は、実施の形態1ないし実施の形態6による水冷式冷却器のうち、放熱領域仕切壁11を、ウォータージャケットと一体成形したものである。
成形方法は、例えば鋳造、ダイキャスト成形、3Dプリンターによる成形などである。
放熱領域仕切壁11をウォータージャケットと一体成形することで、製造コストを抑制することが可能となる。
なお、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1:発熱素子、 2:ヒートシンク、 2a:ヒートシンクのベース面、
2b:放熱フィン、 3:ウォータージャケット(冷却容器)、
4a:入口連通路(流入側連通路)、 4b:出口連通路(流出側連通路)、
5:放熱領域、 6:冷却水の流入口、 7:冷却水の流出口、
8:入口ヘッダ領域、 8a:第一入口ヘッダ領域、 8b:第二入口ヘッダ領域、
8c:第三入口ヘッダ領域、 9:出口ヘッダ領域、 9a:第一出口ヘッダ領域、
9b:第二出口ヘッダ領域、 9c:第三出口ヘッダ領域、
10:ヘッダ仕切壁(第2仕切壁)、 10A:ヘッダ仕切壁(第4仕切壁)、
11:放熱領域仕切壁(第1仕切壁)、 12:ヘッダ領域フィン、
13:冷却優先度の高い発熱素子、 14:冷却優先度の低い発熱素子、
15:裏蓋、 16:放熱領域分割壁(第3仕切壁)。

Claims (6)

  1. 発熱素子と、この発熱素子からの発生熱を放熱する放熱フィンを有するヒートシンクと、このヒートシンクを一側壁とする冷却容器とで構成された液冷式冷却器であって、
    上記冷却容器は、一対の第1仕切壁によって3階層に分割され、上側階層部と下側階層部とにそれぞれ上記放熱フィンが露出する放熱領域を形成すると共に中間階層部に、
    第2仕切壁によって区画され、冷却液の流入口を有する入口ヘッダ領域、及び用済み冷却液の流出口を有する出口ヘッダ領域を形成し、上記入口ヘッダ領域と上記上側階層部の放熱領域との間、及び上記入口ヘッダ領域と上記下側階層部の放熱領域との間を、それぞれ流入側連通路で連通させると共に上記出口ヘッダ領域と上記上側階層部の放熱領域との間、及び上記出口ヘッダ領域と上記下側階層部の放熱領域との間を、それぞれ流出側連通路で連通させ、2系統の冷却液路を形成し、上記冷却液の流入口は、上記入口ヘッダ領域の外側面全域のいずれの箇所でも設置可能とし、且つ上記用済み冷却液の流出口は、上記出口ヘッダ領域の外側面全域のいずれの箇所でも設置可能とし、上記冷却液の流入口と、上記入口ヘッダ領域と、上記流入側連通路と、上記放熱領域と、上記流出側連通路と、上記出口ヘッダ領域と、上記用済み冷却液の流出口とによって、上記放熱フィンを冷却する冷却液路を形成したことを特徴とする液冷式冷却器。
  2. 発熱素子と、この発熱素子からの発生熱を放熱する放熱フィンを有するヒートシンクと、このヒートシンクを一側壁とする冷却容器とで構成された液冷式冷却器であって、
    上記冷却容器は、一対の第1仕切壁によって3階層に分割され、上側階層部と下側階層部とにそれぞれ上記放熱フィンが露出する放熱領域を形成すると共に中間階層部に、
    冷却液の流入口を有する入口ヘッダ領域、又は用済み冷却液の流出口を有する出口ヘッダ領域のいずれか一方の領域を形成し、上記中間階層部に上記入口ヘッダ領域を形成した場合は、上記出口ヘッダ領域を、上記上側階層部の放熱領域と上記下側階層部の放熱領域との両領域に形成し、中間階層部に上記出口ヘッダ領域を形成した場合は、上記入口ヘッダ領域を、上記上側階層部の放熱領域と上記下側階層部の放熱領域との両領域に形成し、
    上記冷却液の流入口は、上記入口ヘッダ領域の外側面全域のいずれの箇所でも設置可能とし、且つ上記用済み冷却液の流出口は、上記出口ヘッダ領域の外側面全域のいずれの箇所でも設置可能とし、上記冷却液の流入口と、上記入口ヘッダ領域と、上記放熱領域と、上記出口ヘッダ領域と、上記用済み冷却液の流出口とによって、上記放熱フィンを冷却する冷却液路を形成したことを特徴とする液冷式冷却器。
  3. 発熱素子と、この発熱素子からの発生熱を放熱する放熱フィンを有するヒートシンクと、このヒートシンクを一側壁とする冷却容器とで構成された液冷式冷却器であって、
    上記冷却容器内を、第1仕切壁によって二領域に分割し、一方の領域には、上記放熱フィンが露出する放熱領域及び用済み冷却液の流出口を有する出口ヘッダ領域を形成すると共に他方の領域には、冷却液の流入口を有する入口ヘッダ領域を形成し、上記第1仕切壁には、上記放熱領域と上記入口ヘッダ領域間に入口連通路を形成し、上記入口ヘッダ領域は、上記第1仕切壁の下方全域に形成すると共に上記出口ヘッダ領域は、上記放熱領域に開口した上記流出口付近に形成し、上記入口連通路は、上記流出口の反対側部分の上記第1仕切壁に設け、上記冷却液の流入口は、上記入口ヘッダ領域の外側面全域のいずれの箇所でも設置可能とし、且つ上記用済み冷却液の流出口は、上記出口ヘッダ領域の外側面全域のいずれの箇所でも設置可能とし、上記冷却液の流入口と、上記入口ヘッダ領域と、上記入口連通路と、上記放熱領域と、上記出口ヘッダ領域と、上記用済み冷却液の流出口とによって、上記放熱フィンを冷却する冷却液の冷却液路を形成したことを特徴とする液冷式冷却器。
  4. 上記第1仕切壁は、反り付けされ、放熱フィンと放熱領域仕切壁の間に製造公差によって発生する隙間を小さくしたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の液冷式冷却器。
  5. 発熱素子と、この発熱素子からの発生熱を放熱する放熱フィンを有するヒートシンクと、このヒートシンクを一側壁とする冷却容器とで構成された液冷式冷却器であって、
    上記冷却容器は、第1仕切壁11によって入口ヘッダ領域8と出口ヘッダ領域9との二領域に仕切られ、 一方の入口ヘッダ領域8には、第3仕切壁によって分割区画された冷却液路で放熱フィンを冷却する放熱領域5、冷却液の流入口6、この流入口6に連結している第一入口ヘッダ領域8a、第一入口ヘッダ領域8aから放熱領域5を隔てて位置している第二入口ヘッダ領域8b、及び第一入口ヘッダ領域8aと第二入口ヘッダ領域8bとを連結する第三入口ヘッダ領域8cが形成され、 他方の出口ヘッダ領域9には、第三入口ヘッダ領域8cを形成するヘッダ仕切壁10、このヘッダ仕切壁10によって冷却器長手方向に分断されている第一出口ヘッダ領域9aと第二出口ヘッダ領域9b、この第二出口ヘッダ領域9bに連結している冷却液の流出口7、及び第一出口ヘッダ領域9aと第二出口ヘッダ領域9bとを連結する第三出口ヘッダ領域9cが形成され、第一入口ヘッダ領域8a及び第二入口ヘッダ領域8bには、放熱領域5への流路となる入口連結流路4aが段差によって形成され、第1仕切壁11には、二領域を貫通するスリット状の出口連結流路4bが形成され、上記ヒートシンクの反対側には、第一出口ヘッダ領域9a、第二出口ヘッダ領域9b、及び第三出口ヘッダ領域9cの流路となる閉空間を形成する裏蓋15が配置され、上記冷却液路は、冷却液が互い違いの向きに流れる流路で形成されていることを特徴とする液冷式冷却器。
  6. 発熱素子と、この発熱素子からの発生熱を放熱する放熱フィンを有するヒートシンクと、このヒートシンクを一側壁とする冷却容器とで構成された液冷式冷却器であって、
    上記冷却容器内を、第1仕切壁によって二領域に分割し、一方の領域に、上記放熱フィンが露出した放熱領域を形成すると共に他方の領域に、蛇行状の第4仕切壁で区画された入口ヘッダ領域、及び出口ヘッダ領域を形成し、上記入口ヘッダ領域側に位置する部分の第1仕切壁に、上記入口ヘッダ領域から放熱領域に向かって送液する流入側連通路を設け、且つ上記出口ヘッダ領域側に位置する部分の第1仕切壁に、上記放熱領域から出口ヘッダ領域に向かって送液する流出側連通路を設け、上記流入側連通路と上記流出側連通路とを交互に配置することによって冷却液路を形成したことを特徴とする液冷式冷却器。
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