JP6324457B2 - 電気機器 - Google Patents

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Description

この発明は、筐体の隔壁を介した一方の空間に設けられた発熱部品が、他方の空間内の流路を流れる冷媒によって冷却される電気機器に関するものである。
従来、複数の半導体素子を冷却するための冷却器であって、複数の冷却フィンが冷媒流路に設けられた冷却器が知られている。(例えば、特許文献1参照)。この冷却器では、冷却フィンが冷媒流路の隔壁となるように設けられ、さらに、その隔壁によって隔離された冷媒が合流する空間が形成されている。すなわち、この冷却器では、複数の半導体素子に対してそれぞれ冷却フィンが設けられている。
また、シリコーンゲル状物質を放熱スペーサとして介在させて、プリント基板上に実装された高さの異なる複数の電子部品が、平面状の冷却プレートに流れる冷媒によって冷却されるように構成されている冷却装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。この冷却装置では、電子部品の高さの違いによって生じる部品間の段差をシリコーンゲル状物質によって埋めている。
特開2007−335588号公報 特開平11−026968号公報
電気機器内の発熱部品においては、半導体素子のような高さの低い部品、およびトランス、リアクトルなどの磁性部品のような高さの高い部品が混在している。これらの発熱部品を冷却するために平面状の冷却器を採用する場合には、部品間の高さの違いを埋めるような構造が必要である。
ここで、例えば、特許文献2に記載の従来技術を適用して、シリコーン、樹脂などの充填剤を充填することによって部品間の高さの違いを埋める場合、より多くの充填剤を充填した箇所が、周辺と比べて熱抵抗が大きくなり、その結果、発熱部品の温度が上昇してしまう。また、充填剤を用いれば、コストの増加が懸念される。
一方、発熱部品を回路基板に実装するときの配線の長さによって部品間の高さの違いを調整した場合、その配線の長さが長くなるほど、発熱部品の保持能力の低下、ノイズによる動作不良、配線が長くなることによる配線発熱の増加を招きやすい。
この発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、発熱部品間の高さの違いを埋めつつ、発熱部品を効率良く冷却することのできる電気機器を得ることを目的とする。
この発明における電気機器は、高さの異なる第1の発熱部品および第2の発熱部品と接触する隔壁を有する筐体と、筐体の開口部を覆うことで隔壁を介して第1の発熱部品および第2の発熱部品を冷却するための冷媒が流れる流路を形成する蓋と、を備え、隔壁は、第1の発熱部品および第2の発熱部品と接触するように第1の発熱部品および第2の発熱部品のそれぞれの高さに合わせて段差形状となり、隔壁と蓋とで形成される流路には、第1の発熱部品と対向して位置する第1の冷却流路と、第2の発熱部品と対向して位置する第2の冷却流路と、第1の冷却流路と第2の冷却流路とを接続する第1の中間流路ヘッダとが形成され、蓋は、第1の冷却流路および第2の冷却流路のそれぞれの高さが同じとなるように隔壁の段差形状に合わせて段差形状となっているものである。
この発明によれば、高さの異なる複数の発熱部品のそれぞれの高さに合わせて筐体の隔壁を段差形状とするとともに、隔壁の段差形状に合わせて蓋を段差形状とするように構成されている。これにより、発熱部品間の高さの違いを埋めつつ、発熱部品を効率良く冷却することのできる電気機器を得ることができる。
この発明の実施の形態1における電気機器の外観を示す斜視図である。 図1のII−II線に沿った矢視断面図である。 図1の電気機器の第2の蓋を取り外した状態でIII方向から見たときの平面図である。 図2の電気機器の第1の変形例を示す断面図である。 図2の電気機器の第2の変形例を示す断面図である。 この発明の実施の形態2における電気機器を示す断面図である。 図6の電気機器の第1の変形例を示す断面図である。 図6の電気機器の第2の変形例を示す断面図である。 この発明の実施の形態3における電気機器の第2の蓋を取り外した状態でIII方向から見たときの平面図である。 図9の電気機器の第1の変形例を示す平面図である。 図9の電気機器の第2の変形例を示す平面図である。 図9の電気機器の第3の変形例を示す平面図である。 図9の電気機器の第4の変形例を示す平面図である。 この発明の実施の形態3における電気機器の第1の別例を示す平面図である。 この発明の実施の形態3における電気機器の第2の別例を示す平面図である。 この発明の実施の形態3における電気機器の第3の別例を示す平面図である。 この発明の実施の形態3における電気機器の第4の別例を示す平面図である。 この発明の実施の形態3における電気機器の第5の別例を示す平面図である。 この発明の実施の形態4における電気機器を示す断面図である。 この発明の実施の形態4における電気機器の第2の蓋を取り外した状態でIII方向から見たときの平面図である。 図20のXXI線に沿った断面図である。 この発明の実施の形態4における電気機器の別例を示す断面図である。 図22の電気機器の第2の蓋を取り外した状態でIII方向から見たときの平面図である。 図23の電気機器の第1の変形例を示す平面図である。 図23の電気機器の第2の変形例を示す平面図である。
以下、この発明による電気機器を、好適な実施の形態にしたがって図面を用いて説明する。なお、図面の説明においては、同一部分または相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における電気機器1の外観を示す斜視図である。図2は、図1のII−II線に沿った矢視断面図である。図3は、図1の電気機器1の第2の蓋4を取り外した状態でIII方向から見たときの平面図である。
ここで、図1の電気機器1において、幅方向をX方向、奥行き方向をY方向、高さ方向をZ方向とする。X方向およびY方向は互いに直交し、Z方向はX方向およびY方向と直交する。
実施の形態1における電気機器1は、筐体2と、筐体2の上面開口部を覆う第1の蓋3と、筐体2と第1の蓋3とで形成された空間内に収納された発熱性の電気部品8と、筐体2の底面開口部を覆う第2の蓋4と、筐体2と第2の蓋4とで形成された流路5に設けられた複数の冷却フィン12を備えている。
筐体2の内部には、電気部品8が収納される空間と、流路5とを区切る隔壁9が設けられている。電気部品8は、回路基板6と、回路基板6に実装された第1の発熱部品7aおよび第2の発熱部品7bによって構成されている。
第1の発熱部品7aは、回路基板6に実装される面と対向する面が隔壁9の第1の部品接触面9aに接触している。第2の発熱部品7bは、回路基板6に実装される面と対向する面が隔壁9の第2の部品接触面9bに接触している。
なお、第1の発熱部品7aおよび第2の発熱部品7bを最も効率良く冷却するために第1の発熱部品7aと第2の発熱部品7bは、それぞれ第1の部品接触面9aと第2の部品接触面9bに、直接的に接触するように設けることが望ましい。
ただし、第1の発熱部品7aおよび第2の発熱部品7bの寸法公差、表面精度などを考慮して、第1の発熱部品7aと第2の発熱部品7bは、それぞれ第1の部品接触面9aと第2の部品接触面9bに、シート部材、グリースなどの介在物を介して接触するように設けてもよい。この場合、シート部材、グリースなどの介在物の熱伝導率が高いほど、各発熱部品と各部品接触面との接触面における熱抵抗が低下し、各発熱部品をより効率良く冷却することができる。
このように、筐体2は、高さの異なる第1の発熱部品7aおよび第2の発熱部品7bと接触する隔壁9を有する。
第1の発熱部品7aと第2の発熱部品7bは、互いに高さが異なっており、第1の発熱部品7aの高さL1と第2の発熱部品の高さL2の関係は、L1>L2となっている。
第1の発熱部品7aおよび第2の発熱部品7bの具体例としては、IGBT、MOSFET、ダイオード、パワーモジュール、リアクトル、トランスなどが挙げられる。より具体的には、高さL1の第1の発熱部品7aはトランス、リアクトルなどであり、高さL2の第2の発熱部品7bはIGBT、MOSFET、ダイオード、パワーモジュールなどである。
筐体2の隔壁9において、第2の部品接触面9bは、第1の部品接触面9aに対して、高さL1と高さL2との差分だけZ方向にずれて位置している。隔壁9は、第1の発熱部品7aおよび第2の発熱部品7bと接触するように、第1の発熱部品7aおよび第2の発熱部品7bのそれぞれの高さに合わせて段差形状となっている。隔壁9に設けられた段差部の段差面は、第1の部品接触面9aおよび第2の部品接触面9bに対して垂直である。
このように、筐体2の隔壁9は、第1の発熱部品7aおよび第2の発熱部品7bと接触するように第1の発熱部品7aおよび第2の発熱部品7bのそれぞれの高さに合わせて段差形状となっている。
第2の蓋4は、筐体2の開口部を覆うことで隔壁9を介して第1の発熱部品7aおよび第2の発熱部品7bを冷却するための冷媒が流れる流路5を形成する。
流路5には、第1の発熱部品7aと対向して位置する第1の冷却流路5aと、第2の発熱部品7bと対向して位置する第2の冷却流路5bと、第1の冷却流路5aと第2の冷却流路5bとを接続する第1の中間流路ヘッダ5fと、冷媒を流路5に供給する供給管10aに接続される第1の流路ヘッダ5dと、冷媒を流路5から排出する排出管10bに接続される第2の流路ヘッダ5eとが形成される。
流路5へ冷媒を供給する構成として、電気機器1は、流路5の第1の流路ヘッダ5dに接続されており、第1の流路ヘッダ5dへ向けて冷媒を供給する供給管10aと、筐体2に設けられており、供給管10aが取り付けられる供給側突起部11aとを備えて構成されている。
流路5から冷媒を排出する構成として、電気機器1は、流路5の第2の流路ヘッダ5eに接続されており、第2の流路ヘッダ5eから冷媒を排出する排出管10bと、筐体2に設けられており、排出管10bが取り付けられる排出側突起部11bとを備えて構成されている。
供給管10aと排出管10bとは、それぞれ供給側突起部11aと排出側突起部11bに対して、例えば圧入、焼き嵌め、ネジ構造など、種々の方法によって固定される。
第1の冷却流路5aは、第1の部品接触面9aに対向して位置し、第2の冷却流路5bは、第2の部品接触面9bに対向して位置する。第1の冷却流路5aおよび第2の冷却流路5bのそれぞれには、第1の発熱部品7aおよび第2の発熱部品7bを効率良く冷却するための複数の冷却フィン12が設けられている。
第1の冷却流路5aに設けられた各冷却フィン12は、X方向に延びて設けられ、Y方向に対して等間隙に隣接している。第1の冷却流路5aに設けられた各冷却フィン12は、同形の平板形状であって、両端面が第2の蓋4および隔壁9に接触している。
第2の冷却流路5bに設けられた各冷却フィン12は、第1の冷却流路5aに設けられた各冷却フィン12と同様の構成となっている。
第2の冷却流路5bは、第1の冷却流路5aに対して、高さL1と高さL2との差分だけZ方向にずれて位置している。第1の冷却流路5aと第2の冷却流路5bとの間に生じる段差部に第1の中間流路ヘッダ5fが設けられ、第1の中間流路ヘッダ5fを介して第1の冷却流路5aから第2の冷却流路5bへ冷媒が流れる。
第2の蓋4は、第1の冷却流路5aおよび第2の冷却流路5bのそれぞれの高さ、すなわちZ方向の高さが同じとなる流路5を形成可能なように隔壁9の段差形状に合わせて段差形状となっている。第2の蓋4に設けられた段差部の段差面は、隔壁9に設けられた段差部の段差面に対して平行である。
このように、第2の蓋4は、第1の冷却流路5aおよび第2の冷却流路5bのそれぞれの高さが同じとなるように隔壁9の段差形状に合わせて段差形状となっている。
冷媒が流れる方向は、流れ方向14であり、冷媒は、供給管10a、第1の流路ヘッダ5d、第1の冷却流路5a、第1の中間流路ヘッダ5f、第2の冷却流路5b、第2の流路ヘッダ5eおよび排出管10bの経路をポンプ等によって循環する。排出管10bに流れる冷媒は、熱交換器等によって放熱され、放熱後の冷媒が供給管10aに流れる。
筐体2は、冷却フィン12と一体成型するためにダイカスト製造、鋳造法などによって成型されることが望ましいが、これらの部品を別体で成型したのち、これらの部品をネジ、ボルト、溶接、ろう付けなど、種々の方法によって固定してもよい。
以上のとおり、実施の形態1では、第1の発熱部品7aおよび第2の発熱部品7bのそれぞれの高さに合わせて筐体2の隔壁9を段差形状とするとともに、隔壁9の段差形状に合わせて第2の蓋4を段差形状とするように構成されている。
このように構成することで、高さが異なる第1の発熱部品7aと第2の発熱部品7bとを回路基板6内において互いに近い位置で保持することができ、その結果、ノイズによる動作不良を抑制するとともに、配線が長くなることによる配線発熱を抑制することができる。また、第1の発熱部品7aおよび第2の発熱部品7bの両方を筐体2の隔壁9に接触させることができるので、流路5内を流れる冷媒によって第1の発熱部品7aおよび第2の発熱部品7bを効率良く冷却することができる。
また、第2の蓋部の形状が平板である場合、第1の冷却流路5aの高さと第2の冷却流路5bの高さが異なる。そのため、流路5内において第1の冷却流路5aと第2の冷却流路5bとで冷媒が不均一に流れ、部分的に冷却能力が低下することが懸念される。一方、実施の形態1では、隔壁9の形状に合わせて第2の蓋4の形状を構成しているので、流路5内で冷媒を均一に流すことができ、第1の発熱部品7aおよび第2の発熱部品7bを効率良く冷却することができる。
続いて、図2の電気機器1の変形例について、図4および図5を参照しながら説明する。図4、図5は、図2の電気機器1の第1、第2の変形例を示す断面図である。
第1の変形例として、ダイカスト製造など製造方法によって実現可能な抜き勾配などを施すことで、図4に示すように、隔壁9に設けられた段差部と、第2の蓋4に設けられた段差部に、それぞれ傾斜を付けてもよい。この場合、隔壁9に設けられた段差部に付けた傾斜角度θ1と、第2の蓋4に設けられた段差部に付けた傾斜角度θ2は、同一であってもよいし、異なっていてもよい。
第2の変形例として、図5に示すように、隔壁9に設けられた段差部の段差面の角部の形状と、第2の蓋4に設けられた段差部の段差面の角部の形状を曲面Rにしてもよい。
以上、実施の形態1によれば、電気機器は、高さの異なる第1の発熱部品および第2の発熱部品と接触する隔壁を有する筐体と、筐体の開口部を覆うことで隔壁を介して第1の発熱部品および第2の発熱部品を冷却するための冷媒が流れる流路を形成する蓋と、を備えて構成されている。
隔壁は、第1の発熱部品および第2の発熱部品と接触するように第1の発熱部品および第2の発熱部品のそれぞれの高さに合わせて段差形状となるように構成されている。隔壁と蓋とで形成される流路には、第1の冷却流路と、第2の冷却流路と、第1の冷却流路と第2の冷却流路とを接続する第1の中間流路ヘッダとが形成されるように構成されている。蓋は、第1の冷却流路および第2の冷却流路のそれぞれの高さが同じとなるように隔壁の段差形状に合わせて段差形状となるように構成されている。
上記のように構成することで、半導体素子のような高さの低い部品と、トランス、リアクトルなどの磁性部品のような高さが高い部品との発熱部品間の高さの違いを埋めつつ、発熱部品を効率良く冷却することができる。また、筐体の隔壁の形状および筐体の開口部を覆う蓋の形状を調整することで、発熱部品間の高さの違いを埋めるようにしているので、余分な充填材の使用によるコスト増加を防ぐことができる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2では、第1の発熱部品7aおよび第2の発熱部品7bに加えて、さらに、これらとは高さが異なる第3の発熱部品7cが回路基板6に実装されている電気機器1について説明する。なお、実施の形態2では、先の実施の形態1と同様である点の説明を省略し、先の実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
図6は、この発明の実施の形態2における電気機器1を示す断面図である。なお、実施の形態2における電気機器1を示す斜視図は、先の図1と同様であり、図6は、先の図1のII−II線に沿った矢視断面図に相当する。
図6に示すように、電気部品8は、回路基板6と、回路基板6に実装された第1の発熱部品7a、第2の発熱部品7bおよび第3の発熱部品7cによって構成されている。第3の発熱部品7cは、回路基板6に実装される面と対向する面が隔壁9の第3の部品接触面9cに接触している。
第3の発熱部品7cは、第1の発熱部品7aおよび第2の発熱部品7bとは高さが異なっており、第1の発熱部品7aの高さL1と第2の発熱部品の高さL2と第3の発熱部品7cの高さL3の関係は、L1>L3>L2となっている。
このように、隔壁9は、第1の発熱部品7aおよび第2の発熱部品7bに加えて、第3の発熱部品7cとさらに接触する。
筐体2の隔壁9において、第3の部品接触面9cは、第2の部品接触面9bに対して、高さL3と高さL2との差分だけZ方向にずれて位置している。
隔壁9は、第1の発熱部品7a、第2の発熱部品7bおよび第3の発熱部品7cと接触するように、第1の発熱部品7a、第2の発熱部品7bおよび第3の発熱部品7cのそれぞれの高さに合わせて段差形状となっている。
隔壁9の第1の部品接触面9aと第2の部品接触面9bとの間に設けられた段差部の段差面は、第1の部品接触面9aおよび第2の部品接触面9bに対して垂直である。隔壁9の第2の部品接触面9bと第3の部品接触面9cとの間に設けられた段差部の段差面は、第2の部品接触面9bおよび第3の部品接触面9cに対して垂直である。
第2の蓋4は、筐体2の開口部を覆うことで隔壁9を介して第1の発熱部品7a、第2の発熱部品7bおよび第3の発熱部品7cを冷却するための冷媒が流れる流路5を形成する。
流路5には、第1の冷却流路5aと、第2の冷却流路5bと、第1の中間流路ヘッダ5fと、第1の流路ヘッダ5dと、第2の流路ヘッダ5eとに加えて、第3の発熱部品7cと対向して位置する第3の冷却流路5cと、第2の冷却流路5bと第3の冷却流路5cとを接続する第2の中間流路ヘッダ5gとがさらに形成される。
第3の冷却流路5cは、第3の部品接触面9cに対向して位置する。第3の冷却流路5cには、第1の冷却流路5aおよび第2の冷却流路5bと同様に、冷却フィン12が設けられている。
第3の冷却流路5cは、第2の冷却流路5bに対して、高さL3と高さL2との差分だけZ方向にずれて位置している。第2の冷却流路5bと第3の冷却流路5cとの間に生じる段差部に第2の中間流路ヘッダ5gが設けられ、第2の中間流路ヘッダ5gを介して第2の冷却流路5bから第3の冷却流路5cへ冷媒が流れる。第2の蓋4は、第1の冷却流路5a、第2の冷却流路5bおよび第3の冷却流路5cのそれぞれの高さが同じとなる流路5を形成可能なように隔壁9の段差形状に合わせて段差形状となっている。
以上のとおり、実施の形態2では、第1の発熱部品7a、第2の発熱部品7bおよび第3の発熱部品7cのそれぞれの高さに合わせて筐体2の隔壁9を段差形状とするとともに、隔壁9の段差形状に合わせて第2の蓋4を段差形状とするように構成されている。すなわち、実施の形態2では、回路基板6内において異なる長さを持つ複数の発熱部品が散乱配置されている場合にも対応可能なように、隔壁9および第2の蓋4のそれぞれに複数の段差部を設けるように構成されている。
このように構成することで、先の実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、さらに、高さが異なる第2の発熱部品7bと第3の発熱部品7cとを回路基板6内において互いに近い位置で保持することができ、その結果、ノイズによる動作不良を抑制するとともに、配線が長くなることによる配線発熱を抑制することができる。
また、第1の発熱部品7a、第2の発熱部品7bおよび第3の発熱部品7cを筐体2の隔壁9に接触させることができるので、流路5内を流れる冷媒によって第1の発熱部品7a、第2の発熱部品7bおよび第3の発熱部品7cを効率良く冷却することができる。
なお、図6の構成に対して、先の図4の構成を適用して、隔壁9に設けられた段差部と、第2の蓋4に設けられた段差部に、それぞれ傾斜を付けてもよい。また、図6の構成に対して、先の図5の構成を適用して、隔壁9に設けられた段差部の段差面の角部の形状と、第2の蓋4に設けられた段差部の段差面の角部の形状を曲面Rにしてもよい。
続いて、図6の電気機器1の変形例について、図7および図8を参照しながら説明する。図7、図8は、図6の電気機器1の第1、第2の変形例を示す断面図である。
図6では、高さL1と高さL2と高さL3の関係について、L1>L3>L2となっているが、第1の変形例として、図7に示すように、L1=L3>L2となっていても、L1>L3>L2となっている場合と同様の効果が得られる。
第2の変形例として、図8に示すように、高さL1と高さL2と高さL3の関係について、L1>L2>L3となっていても、L1>L3>L2となっている場合と同様の効果が得られる。
なお、図6〜図8では、発熱部品の種類が3種類である場合を例示しているが、4種類以上である場合であっても、隔壁9および第2の蓋4のそれぞれに各発熱部品に対応して段差部を設けるように構成することで、同様の効果が得られる。
以上、実施の形態2によれば、先の実施の形態1の構成に対して、隔壁、隔壁と蓋とで形成される流路、および蓋が以下のように構成されている。
すなわち、隔壁は、第1の発熱部品、第2の発熱部品および第3の発熱部品と接触するように第1の発熱部品、第2の発熱部品および第3の発熱部品のそれぞれの高さに合わせて段差形状となるように構成されている。隔壁と蓋とで形成される流路には、第1の冷却流路、第2の冷却流路および第1の中間流路ヘッダに加えて、第3の冷却流路と、第2の冷却流路と第3の冷却流路とを接続する第2の中間流路ヘッダとがさらに形成されるように構成されている。蓋は、第1の冷却流路、第2の冷却流路および第3の冷却流路のそれぞれの高さが同じとなるように隔壁の段差形状に合わせて段差形状となるように構成されている。
上記のように構成した場合であっても、先の実施の形態1と同様の効果が得られる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3では、先の実施の形態1の構成に対して、第1の流路ヘッダ5dおよび第2の流路ヘッダ5eのそれぞれに整流部材13を設けた電気機器1について説明する。なお、実施の形態3では、先の実施の形態1、2と同様である点の説明を省略し、先の実施の形態1、2と異なる点を中心に説明する。
図9は、この発明の実施の形態3における電気機器1の第2の蓋4を取り外した状態でIII方向から見たときの平面図である。なお、実施の形態3における電気機器1を示す斜視図は、先の図1と同様であり、図9は、実施の形態3における電気機器1の第2の蓋4を取り外した状態で先の図1のIII方向から見たときの平面図に相当する。
第1の流路ヘッダ5dおよび第2の流路ヘッダ5eのそれぞれには、複数の整流部材13が設けられている。整流部材13は、供給管10aから流入してきた冷媒が第1の冷却流路5aおよび第2の冷却流路5bのそれぞれに設けられた冷却フィン12へ流れていく際に、複数の冷却フィン12の隣接する各冷却フィン12間を流れる冷媒の偏流を抑制するためのものである。
第1の流路ヘッダ5dに設けられた各整流部材13は、同形の平板形状であって、両端面が第2の蓋4および隔壁9に接触している。
第1の流路ヘッダ5dに設けられた各整流部材13は、Y方向に沿って設けられ、隣接した整流部材13間の間隙W2が互いに等しい直線状の列をなしている。このような列は、全部で3列であり、隣接した列間の間隙W1が互いに等しい。3列に並んだ各整流部材13をX方向から見たとき、各列の整流部材13は、互いに重なって設けられている。
第2の流路ヘッダ5eに設けられた各整流部材13は、第1の流路ヘッダ5dに設けられた各整流部材13と同様の構成となっている。
筐体2は、冷却フィン12、整流部材13、供給側突起部11aおよび排出側突起部11bと一体成型するためにダイカスト製造、鋳造法などによって成型されることが望ましいが、これらの部品を別体で成型したのち、これらの部品を、ネジ、ボルト、溶接、ろう付けなど、種々の方法によって固定してもよい。
以上のとおり、実施の形態3では、第1の流路ヘッダ5dおよび第2の流路ヘッダ5eのそれぞれに複数の整流部材13を設けて構成されている。
このように構成することで、整流部材13によって各冷却フィン12間へ流れる冷媒流量の偏流を抑制して冷媒流量を均等化することができ、その結果、冷却性能の偏りが生じることなく、冷却フィン12全域で効率の良い冷却を実現できるとともに、高さの異なる各発熱部品を効率良く冷却することができる。
また、第1の流路ヘッダ5dおよび第2の流路ヘッダ5eのそれぞれに整流部材13を設けて冷媒流量の偏流を抑制できるようにすることで、第1の流路ヘッダ5dまたは第2の流路ヘッダ5eに沿う位置であれば、筐体2のどの位置にも供給管10aおよび排出管10bを配置可能なようにすることができる。
続いて、図9の電気機器1の変形例について、図10〜図13を参照しながら説明する。図10〜図13は、図9の電気機器1の第1〜第4の変形例を示す平面図である。
第1の変形例として、第1の流路ヘッダ5dおよび第2の流路ヘッダ5eのそれぞれに設けられる整流部材13の配置を図10に示す配置としてもよい。図10では、第1の流路ヘッダ5dに設けられた3列の整流部材13のうち、中間の列の各整流部材13は、各整流部材13の中間部が、両側の各列の整流部材13であってY方向に隣接した整流部材13間の空隙に対向して、それぞれ配置されている。第2の流路ヘッダ5eに設けられた各整流部材13は、第1の流路ヘッダ5dに設けられた各整流部材13と同様の構成となっている。
第2の変形例として、第1の流路ヘッダ5dおよび第2の流路ヘッダ5eのそれぞれに設けられる整流部材13の配置を図11に示す配置としてもよい。図11では、第1の流路ヘッダ5dに設けられた3列の整流部材13は、冷却フィン12に近い列ほどY方向に隣接した整流部材13間の空隙が小さくなるように、それぞれ配置されている。第2の流路ヘッダ5eに設けられた各整流部材13は、第1の流路ヘッダ5dに設けられた各整流部材13と同様の構成となっている。
第3の変形例として、第1の流路ヘッダ5dおよび第2の流路ヘッダ5eのそれぞれに設けられる整流部材13の配置を図12に示す配置としてもよい。図12では、第1の流路ヘッダ5dに設けられた3列の整流部材13は、各列の整流部材13が冷却フィン12側に傾斜するように、それぞれ配置されている。第2の流路ヘッダ5eに設けられた各整流部材13は、第1の流路ヘッダ5dに設けられた各整流部材13と同様の構成となっている。
第4の変形例として、第1の流路ヘッダ5dおよび第2の流路ヘッダ5eのそれぞれに設けられる整流部材13の配置を図13に示す配置としてもよい。図13では、第1の流路ヘッダ5dに設けられた3列の整流部材13は、各列の上流側の整流部材13が冷却フィン12の反対側に傾斜し、各列の下流側の整流部材13が冷却フィン12側に傾斜するように、それぞれ配置されている。第2の流路ヘッダ5eに設けられた各整流部材13は、第1の流路ヘッダ5dに設けられた各整流部材13と同様の構成となっている。
なお、実施の形態3では、先の実施の形態1の構成に対して、第1の流路ヘッダ5dおよび第2の流路ヘッダ5eのそれぞれに整流部材13を設ける場合を示したが、図14〜図18に示すように、先の実施の形態2の構成に対して、第1の流路ヘッダ5dおよび第2の流路ヘッダ5eのそれぞれに整流部材13を設けてもよい。
ここで、先の実施の形態2の構成に対して、第1の流路ヘッダ5dおよび第2の流路ヘッダ5eのそれぞれに整流部材13を設けた電気機器1について、図14〜図18を参照しながら説明する。
図14〜図18は、この発明の実施の形態3における電気機器1の第1〜第5の別例を示す平面図である。なお、図14〜図18に示す整流部材13の配置は、図9〜図13に示す整流部材13の配置と同様である。
以上、実施の形態3によれば、先の実施の形態1、2の構成に対して、第1の流路ヘッダおよび第2の流路ヘッダのそれぞれに、複数の冷却フィンの隣接する各冷却フィン間を流れる冷媒の偏流を抑制する複数の整流部材を設けて構成されている。
上記のように構成することで、冷却性能の偏りが生じることなく、冷却フィン全域で効率の良い冷却を実現できるとともに、高さの異なる各発熱部品を効率良く冷却することができる。
実施の形態4.
この発明の実施の形態4では、第1の中間流路ヘッダ5fの構成が先の実施の形態1と異なる電気機器1について説明する。なお、実施の形態4では、先の実施の形態1〜3と同様である点の説明を省略し、先の実施の形態1〜3と異なる点を中心に説明する。
図19は、この発明の実施の形態4における電気機器1を示す断面図である。図20は、この発明の実施の形態4における電気機器1の第2の蓋4を取り外した状態でIII方向から見たときの平面図である。図21は、図20のXXI線に沿った断面図である。
なお、実施の形態4における電気機器1を示す斜視図は、先の図1と同様であり、図19は、先の図1のII−II線に沿った矢視断面図に相当し、図20は、先の図1のIII方向から見たときの平面図に相当する。
ここで、先の実施の形態1〜3では、第1の冷却流路5aおよび第2の冷却流路5b内の冷媒は、流れる方向が同じである。一方、本実施の形態4では、第1の冷却流路5aおよび第2の冷却流路5b内の冷媒は、流れる方向が異なる。つまり、図19に示すように、第1の冷却流路5a内の冷媒は、紙面と垂直方向であって紙面手前から奥の方向に流れ、第2の冷却流路5b内の冷媒は、紙面と垂直方向であって紙面奥から手前の方向に流れる。
このように、実施の形態4では、先の実施の形態1〜3とは異なり、第1の冷却流路5aと第2の冷却流路5bとで、冷媒の流れる方向が異なる。
また、図20に示すように、電気機器1の第2の蓋4を取り外した状態で、先の図1のIII方向から見たとき、流路5は、略U字形状となっている。
第1の冷却流路5aに設けられた各冷却フィン12は、Y方向に延びて設けられ、X方向に対して等間隙に隣接している。第1の冷却流路5aに設けられた各冷却フィン12は、同形の平板形状であって、両端面が第2の蓋4および隔壁9に接触している。
第2の冷却流路5bに設けられた各冷却フィン12は、第1の冷却流路5aに設けられた各冷却フィン12と同様の構成となっている。
第1の冷却流路5aと第2の冷却流路5bとの間に設けられる第1の中間流路ヘッダ5fは、第1の冷却流路5aと第2の冷却流路5bとで冷媒の流れる方向を異なるようにする折り返し部15として機能する。また、折り返し部15として機能する第1の中間流路ヘッダ5fは、高さL1と高さL2との違いを埋めるための段差部が設けられ、段差形状となっている。
以上のとおり、実施の形態4では、第1の中間流路ヘッダ5fが、第1の冷却流路5aと第2の冷却流路5bとで冷媒の流れる方向を異なるようにする折り返し部15として機能するように構成されている。
このように構成することで、第1の冷却流路5aおよび第2の冷却流路5bのそれぞれの流路幅、すなわち、X方向の幅が小さくなるので、流路断面積も小さくなり、冷媒の流速が向上する。その結果、第1の発熱部品7aおよび第2の発熱部品7bをより効率良く冷却することができる。
続いて、先の実施の形態2の構成に対して、第1の中間流路ヘッダ5fおよび第2の中間流路ヘッダ5gのそれぞれを折り返し部15として機能するように構成された電気機器1について、図22、図23を参照しながら説明する。
図22は、この発明の実施の形態4における電気機器1の別例を示す断面図である。図23は、図22の電気機器1の第2の蓋4を取り外した状態でIII方向から見たときの平面図である。
実施の形態4では、第1の中間流路ヘッダ5fが、第1の冷却流路5aと第2の冷却流路5bとで冷媒の流れる方向を異なるようにする折り返し部15として機能するように構成する場合を例示したが、図22および図23に示すように、先の実施の形態2の構成に対して、第1の中間流路ヘッダ5fおよび第2の中間流路ヘッダ5gのそれぞれを折り返し部15として機能するように構成してもよい。
つまり、第1の中間流路ヘッダ5fが、第1の冷却流路5aと第2の冷却流路5bとで冷媒の流れる方向を異なるようにする折り返し部15として機能し、第2の中間流路ヘッダ5gが、第2の冷却流路5bと第3の冷却流路5cとで冷媒の流れる方向を異なるようにする折り返し部15として機能する。
続いて、図23の電気機器1の変形例について、図24および図25を参照しながら説明する。図24、図25は、図23の電気機器1の第1、第2の変形例を示す平面図である。
第1の変形例として、図24に示すように、第1の中間流路ヘッダ5fが、第1の冷却流路5aと第2の冷却流路5bとで冷媒の流れる方向を異なるようにする折り返し部15として機能し、第2の中間流路ヘッダ5gが、折り返し部15として機能しないようにしてもよい。この場合、第2の冷却流路5bと第3の冷却流路5cとで冷媒の流れる方向が同じになる。
第2の変形例として、図25に示すように、第1の中間流路ヘッダ5fが、折り返し部15として機能しないようにし、第2の中間流路ヘッダ5gが、折り返し部15として機能するようにしてもよい。この場合、第1の冷却流路5aと第2の冷却流路5bとで冷媒の流れる方向が同じになる。
図23〜図25から分かるように、第1の中間流路ヘッダ5fおよび第2の中間流路ヘッダ5gの少なくとも一方は、接続する冷却流路間で冷媒の流れる方向を異なるようにする折り返し部として機能するようにすることができる。
以上、本実施の形態4によれば、先の実施の形態1の構成に対して、第1の中間流路ヘッダは、接続する冷却流路間で冷媒の流れる方向を異なるようにする折り返し部として機能するように構成されている。また、先の実施の形態2の構成に対して、第1の中間流路ヘッダおよび第2の中間流路ヘッダの少なくとも一方は、接続する冷却流路間で冷媒の流れる方向を異なるようにする折り返し部として機能するように構成されている。
上記のように構成することで、冷媒の流速が向上するので、各発熱部品をより効率良く冷却することができる。
以上、この発明の実施の形態1〜4について説明したが、各実施の形態1〜4に対応する図は一例を示したものであり、この発明は種々の形態をとりうる。
実施の形態1〜4では、冷却フィン12がストレート型フィンである場合を例示しているが、冷却フィン12は、ピンフィン、オフセットフィンなど、種々の形状をとりうる。
図4および図5で示した各構成は、実施の形態1の構成にのみ適用されるものではなく、実施の形態2〜4の構成にも適用することができる。
整流部材13において、隣接した列間の間隙W1が等間隔である場合を例示したが、不等間隔であってもよい。また、1列に並んだ整流部材13において、隣接した整流部材13間の間隙W2は、すべて等しい場合を例示したが、そうでなくてもよい。
1列を構成する整流部材13の個数は、図示した個数に限らず、何個であってもよい。また、第1の流路ヘッダ5dと第2の流路ヘッダ5eとで整流部材13の個数が異なっていてもよい。
1 電気機器、2 筐体、3 第1の蓋、4 第2の蓋、5 流路、5a 第1の冷却流路、5b 第2の冷却流路、5c 第3の冷却流路、5d 第1の流路ヘッダ、5e 第2の流路ヘッダ、5f 第1の中間流路ヘッダ、5g 第2の中間流路ヘッダ、6 回路基板、7a 第1の発熱部品、7b 第2の発熱部品、7c 第3の発熱部品、8 電気部品、9 隔壁、9a 第1の部品接触面、9b 第2の部品接触面、9c 第3の部品接触面、10a 供給管、10b 排出管、11a 供給側突起部、11b 排出側突起部、12 冷却フィン、13 整流部材、14 流れ方向、15 折り返し部。

Claims (9)

  1. 高さの異なる第1の発熱部品および第2の発熱部品と接触する隔壁を有する筐体と、
    前記筐体の開口部を覆うことで前記隔壁を介して前記第1の発熱部品および前記第2の発熱部品を冷却するための冷媒が流れる流路を形成する蓋と、
    を備え、
    前記隔壁は、前記第1の発熱部品および前記第2の発熱部品と接触するように前記第1の発熱部品および前記第2の発熱部品のそれぞれの高さに合わせて段差形状となり、
    前記隔壁と前記蓋とで形成される前記流路には、前記第1の発熱部品と対向して位置する第1の冷却流路と、前記第2の発熱部品と対向して位置する第2の冷却流路と、前記第1の冷却流路と前記第2の冷却流路とを接続する第1の中間流路ヘッダとが形成され、
    前記蓋は、前記第1の冷却流路および前記第2の冷却流路のそれぞれの高さが同じとなるように前記隔壁の段差形状に合わせて段差形状となっている
    電気機器。
  2. 前記隔壁は、第3の発熱部品とさらに接触し、
    前記蓋は、前記筐体の前記開口部を覆うことで前記隔壁を介して前記第1の発熱部品、前記第2の発熱部品および前記第3の発熱部品を冷却するための前記冷媒が流れる前記流路を形成し、
    前記隔壁は、前記第1の発熱部品、前記第2の発熱部品および前記第3の発熱部品と接触するように前記第1の発熱部品、前記第2の発熱部品および前記第3の発熱部品のそれぞれの高さに合わせて段差形状となり、
    前記流路には、前記第3の発熱部品と対向して位置する第3の冷却流路と、前記第2の冷却流路と前記第3の冷却流路とを接続する第2の中間流路ヘッダとがさらに形成され、
    前記蓋は、前記第1の冷却流路、前記第2の冷却流路および前記第3の冷却流路のそれぞれの高さが同じとなるように前記隔壁の段差形状に合わせて段差形状となっている
    請求項1に記載の電気機器。
  3. 前記流路に形成される前記第1の冷却流路および前記第2の冷却流路のそれぞれに複数の冷却フィンが設けられている
    請求項1に記載の電気機器。
  4. 前記流路に形成される前記第1の冷却流路、前記第2の冷却流路および前記第3の冷却流路のそれぞれに複数の冷却フィンが設けられている
    請求項2に記載の電気機器。
  5. 前記流路には、前記冷媒を前記流路に供給する供給管に接続される第1の流路ヘッダと、前記冷媒を前記流路から排出する排出管に接続される第2の流路ヘッダとがさらに形成され、
    前記第1の流路ヘッダおよび前記第2の流路ヘッダのそれぞれに、前記複数の冷却フィンの隣接する各冷却フィン間を流れる前記冷媒の偏流を抑制する複数の整流部材が設けられている
    請求項3または4に記載の電気機器。
  6. 前記隔壁に設けられた段差部と、前記蓋に設けられた段差部にそれぞれ傾斜が付けられている
    請求項1から5のいずれか1項に記載の電気機器。
  7. 前記隔壁に設けられた段差部の段差面の角部の形状と、前記蓋に設けられた段差部の段差面の角部の形状が曲面となっている
    請求項1から5のいずれか1項に記載の電気機器。
  8. 前記第1の中間流路ヘッダは、接続する冷却流路間で前記冷媒の流れる方向を異なるようにする折り返し部として機能する
    請求項1または3に記載の電気機器。
  9. 前記第1の中間流路ヘッダおよび前記第2の中間流路ヘッダの少なくとも一方は、接続する冷却流路間で前記冷媒の流れる方向を異なるようにする折り返し部として機能する
    請求項2または4に記載の電気機器。
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