JP5764872B2 - 活性光線硬化型インクジェットインクおよびインクジェット記録方法 - Google Patents
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分子量300〜1000、分子内に(−CO−O−)で表される構造をn個(nは2〜5の整数)もつ
(B)下記要件を満たすアクリレートまたはメタアクリレート化合物
分子量400〜1500、二官能〜六官能、分子内に(−CH2−CH2−O−)で表される構造をm個(mは4〜14の整数)もつ
2.前記化合物(B)が、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート及びジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、から選ばれる(メタ)アクリレート化合物にエチレンオキサイドを付加したものであることを特徴とする前記1に記載の活性光線硬化型インクジェットインク。
(ゲル化剤)
本発明に係るゲル化剤は、インク組成物を可逆的にゲル化させることができる化合物である。
本発明のインクジェットインクは、化合物(A)の重合性化合物を20〜60質量%、及び、化合物(B)の重合性化合物を10〜40質量%、含有する。
分子量300〜1000、分子内に(−CO−O−)n(nは2〜5の整数)で表される構造を持つ
(B)下記要件を満たすアクリレート又はメタクリレート化合物
分子量400〜1500、2官能〜6官能、分子内に(−CH2−CH2−O−)m(mは4〜14の整数)で表される構造を持つ
化合物(A)を用いることにより、活性光線照射時の高速硬化が達成されるが、化合物(A)単独では難しかった多種多様な記録材料への追従性(硬化膜柔軟性、密着性)が、化合物(B)を併用することにより硬化性を損なうことなく達成されることを見出した((A)(B)の共重合が良好に起こる)。化合物(B)のみを用いた場合には、高速硬化性及び記録材料への密着性が不十分となる。
本発明に係る光開始剤は、光により重合性化合物の重合を開始し得るものであり、光開始剤としては、「UV・EB硬化技術の応用と市場」(シーエムシー出版、田畑米穂監修/ラドテック研究会編集)などに掲載されているあらゆる公知の光開始剤を用いることができる。
を、以下に例示する。
C.I.Pigment Red 5,7,12,22,38,48:1,48:2,48:4,49:1,53:1,57:1,63:1,101,112,122,123,144,146,168,184,185,202
C.I.Pigment Violet 19,23
C.I.Pigment Blue 1,2,3,15:1,15:2,15:3,15:4,18,22,27,29,60
C.I.Pigment Green 7,36
C.I.Pigment White 6,18,21
C.I.Pigment Black 7
上記顔料の分散には、例えば、ボールミル、サンドミル、アトライター、ロールミル、アジテータ、ヘンシェルミキサ、コロイドミル、超音波ホモジナイザー、パールミル、湿式ジェットミル、ペイントシェーカー等を用いることができる。また、顔料の分散を行う際に、分散剤を添加することも可能である。分散剤としては、高分子分散剤を用いることが好ましく、高分子分散剤としてはAvecia社のSolsperseシリーズや、味の素ファインテクノ社のPBシリーズが挙げられる。
本発明のインクの吐出条件としては、記録ヘッド、インク流路、及びインクを80〜140℃に加熱し、吐出することが吐出安定性の点で好ましい。
本発明の画像形成方法においては、活性光線の照射条件として、インク着弾後0.001秒〜1.0秒の間にそれぞれ活性光線が照射されることが好ましく、より好ましくは0.001秒〜0.5秒である。
以下の組成で顔料を分散した。
ポリエチレングリコール#200ジメタクリレート
(NKエステル4G、新中村化学社製) 71部
室温まで冷却した後、これに下記顔料20部を加えて、直径0.5mmのジルコニアビーズ200gと共にガラス瓶に入れ密栓し、ペイントシェーカーにて下記時間分散処理した後、ジルコニアビーズを除去した。
顔料分散液2:Pigment Blue 15:4(大日精化製、クロモファインブルー6332JC) 5時間
顔料分散液3:Pigment Yellow 150(LANXESS社製、E4GN−GT CH20015) 8時間
顔料分散液4:Pigment Red 122(大日精化製、クロモファインレッド6112JC) 8時間
《インク組成物の調製》
表1〜5に記載のインク組成と表6、7に記載のゲル化剤との組み合わせでインクを調製し、表6、7に記載のインク組成物1〜69を調製し、ADVATEC社製テフロン(登録商標)3μmメンブランフィルターで濾過を行った。
ピエゾ型インクジェットノズルを備えたインクジェット記録ヘッドを有するインクジェット記録装置に、上記調製した各インク組成物1〜69を装填し、巾600mm、長さ500mの長尺の白PET#50(マルウ接着社製)、ユポ、コート紙、へ下記にて画像記録を連続して行った。記録材料の搬送速度は、30m/sと60m/sの二条件で行った(表6,7に記載)。
上記画像形成方法で記録した試料1〜69の各画像について、1m印刷時と500m印刷時のベタ画像出力物に白ヌケ(ドットの合一による未印字部分)がないかを確認し、画質評価した。△以上が実用上良好な範囲である。
△:1,2箇所白ヌケがあるが、実用上問題ないレベル
×:白ヌケ多数発生
《記録材料への密着性評価》
画像ベタ印字部において、碁盤目テープ剥離残留付着試験(JIS K 5400の碁盤目試験)で得た硬化組成物試料に粘着テープ(スコッチ#250、住友スリーエム製)を張り合わせて2kgのローラーで一往復圧着した後、一気に剥がし、残留している碁盤目状の試料の数を調査し、付着率を下記ランクで評価し、硬化性の指標の一つとした。
△:付着残留率60%以上80%未満
×:付着残留率60%未満
《硬化性評価(鉛筆硬度)》
ベタ画像出力物を25℃60%RHの環境下に24時間放置した後、JIS−K−5400に準じて表面の鉛筆硬度を測定し下記ランクで評価して、硬化性の指標の一つとした。
△:B,F,H
×:2B以下
結果を表8、9に示す。
Claims (4)
- ゲル化剤、活性光線硬化性組成物および光開始剤を含有する活性光線硬化型インクジェットインクであって、該活性光線硬化型インクジェットインクは温度により可逆的にゾルゲル相転移し、該光開始剤として光ラジカル発生剤のみを含有し、かつ、重合性化合物として化合物(A)を20〜60質量%および化合物(B)を10〜40質量%含有することを特徴とする活性光線硬化型インクジェットインク。
(A)下記要件を満たすビニルエーテル化合物
分子量300〜1000、分子内に(−CO−O−)で表される構造をn個(nは2〜5の整数)もつ
(B)下記要件を満たすアクリレートまたはメタアクリレート化合物
分子量400〜1500、二官能〜六官能、分子内に(−CH2−CH2−O−)で表される構造をm個(mは4〜14の整数)もつ - 前記化合物(B)が、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート及びジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、から選ばれる(メタ)アクリレート化合物にエチレンオキサイドを付加したものであることを特徴とする請求項1に記載の活性光線硬化型インクジェットインク。
- 前記ゲル化剤が脂肪酸アミドであることを特徴とする、請求項1または2に記載の活性光線硬化型インクジェットインク。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクを0.5〜2.5plの液滴サイズで吐出し画像形成することを特徴とする、インクジェット記録方法。
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