JP5762978B2 - 医療用処置具 - Google Patents

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Description

本発明は、生体組織を把持すると共に、凝固、及び切断するために相対して可動する刃をもった医療用処置具に関する。
外科的治療装置として、マイクロ波を用いて、消化器、肝臓、膀胱、前立腺、子宮、血管、腸管等の生体部位に対して凝固、止血、切開等を行うことが知られている。
従来の電気メス等では、周波数500kHzを中心とする高周波電圧を用いたジュール熱により、生体組織の表面を加熱して、凝固させるようにしている。従来の電気メス等のジュール熱による凝固では、生体組織が容易に炭化凝固されるため、凝固表面が生体組織から剥離、脱落してしまうことがある。
これに対して、電極間の生体組織に対してマイクロ波が印加されると、マイクロ波電力による近傍電磁界に起因する誘電熱が発生し、この誘電熱は生体組織の水分を蒸発させて、生体組織を凝固・固定させ、脈管をシーリングし止血効果が生じる。
マイクロ波を用いた凝固、止血の場合には、生体組織を比較的低温で凝固させることが可能になるため、生体組織の細胞形態を維持しつつ、生体組織の機能を停止させる固定状態を保つことができる。このため、凝固表面が生体組織から剥離、脱落してしまうといった事態を抑制することができる。
このように、マイクロ波を用いて、生体組織の凝固、止血、切開等を行うものとしては、特許文献1や、特許文献2に開示されている。マイクロ波を用いる処置に際して問題となるのは、電極間の接触等によるスパークの発生である。スパークは生体組織に過剰な損傷を惹起する。特許文献2には、把持に際して、二つの電極を接触させることなく平行状態を保つことによるスパークの発生防止の工夫がなされた医療用処置具が開示されている。しかし、この先行文献に示される医療用処置具は、電極の回動軸と力点(電極開閉ロッドの取り付け位置)が同一電極中に存在し、両者の距離が近いため、電極の回動に力を要し、手術中の繊細な作業が容易ではなかった。また、中心電極と接続されている下刃電極が外部導体と接続されている導電性のホルダと近接しており、さらに同軸ケーブル先端部から生体組織を切断する刃までの距離が長いものであったためマイクロ波が効率よく生体組織に照射されない問題があった。
特開2005−21658号公報 特開2007−282666号公報
マイクロ波を用いて出血なしに確実に生体組織を切断するには、組織を鋏み凝固切断する電極刃までのエネルギー減衰を抑制する事が必須であるが、エネルギー減衰の抑制は困難であった。本発明は、マイクロ波の伝送における減衰を抑制し、外部導体やそれに接続された導体にリーク(漏電)されることなく、マイクロ波が効率よく生体組織へ照射され、安全に生体組織を凝固させ、確実な切断を可能とする医療用処置具を提供することを課題とする。また、電極の回動部構造の短絡防止と機械的動きの容易化により、より確実な切断を可能とする医療用処置具を提供することを課題とする。
本発明は、上述の課題を鑑み鋭意検討を重ね、本発明の課題を解決できる構造を見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は以下からなる;
1.マイクロ波を伝送する同軸ケーブル、
その先端前方に設けられた中心電極に直接接続された固定第2電極刃、
回動軸を中心に回動し固定第2電極刃と対向する外部導体に接続された可動第1電極刃、及び
電極開閉ロッドを備え、
同軸ケーブル先端中心から前記各電極刃の刃根部までの距離が前記同軸ケーブルの半径以上であり、中心電極連結部から外部導体連結部までの距離が前記同軸ケーブルの半径以上であることを特徴とする、
可動第1電極刃と固定第2電極刃の間で生体組織を把持し、固定第2電極刃からマイクロ波を供給し生体組織を凝固させ、可動第1電極刃の回動により生体組織を切断する医療用処置具。
2.同軸ケーブルと固定第2電極刃の間に絶縁部が設けられている前項1に記載の医療用処置具。
3.前記絶縁部が同軸ケーブルの半径以上の長さを有する前項2に記載の医療用処置具。
4.可動第1電極刃の刃線と固定第2電極刃の刃線が平行になる構造である前項1〜3のいずれか一に記載の医療用処置具。
5.固定第2電極刃の片面に絶縁体が接合されている前項1〜4に記載の医療用処置具。
6.可動第1電極刃の回動軸が、可動第1電極刃の刃線と固定第2電極刃の刃線の中心線に対して、可動第1電極刃側に設置され、電極開閉ロッド接続点が該中心線の固定第2電極刃側に設置されている前項1〜5のいずれか一に記載の医療用処置具。
7.可動第1電極刃の回動軸と電極開閉ロッド接続点の距離が同軸ケーブルの半径以上である前項6に記載の医療用処置具。
8.回動軸と電極開閉ロッド接続点を連結する連結手段を備える前項6または7に記載の医療用処置具。
9.可動第1電極刃と固定第2電極刃は、凝固組織が付着し難いコーティングが施されていることを特徴とする前項1〜8のいずれか一に記載の医療用処置具。
中心電極に固定第2電極刃を直接接続させ、同軸ケーブルの先端と生体組織を切断する電極刃の距離を近づけることによりマイクロ波が減衰することなく効率的に固定第2電極刃に供給される。このとき、電極刃の回動機構が中心電極から一定の距離を保持して配置されていることにより、マイクロ波が減衰することなく効率的に固定第2電極刃に供給される。すなわち、露出した中心電極から可動第1電極刃を含む外部導体等までの距離が一定以上に保たれる構造により、生体組織にマイクロ波が到達する前にマイクロ波が外部導体等にリークすることがなく、より効率のよいマイクロ波照射が可能となる。効率のよい照射が可能となることで、低電力で処置が可能となり、スパークなどの危険を回避することができる。さらに、本願発明の回動軸と電極開閉ロッド接続点の位置により可動第1電極刃の回動が容易になり、可動第1電極刃と固定第2電極刃の間で容易に生体組織が把持され、マイクロ波による凝固および脈管構造のシーリングの後、さらに可動第1電極刃が容易に回動されることにより生体組織の切断がより確実になった。
本発明の医療用処置具の一実施態様の全体構成(参考図) 本発明の医療用処置具の外筒管先端部分の内部に設置される同軸ケーブルおよび電極開閉ロッド並びに電極部の側面図を示す。線Lは可動第1電極刃の刃線と固定第2電極刃の刃線の中心線を示す。(A)同軸ケーブルと電極刃の間に絶縁部が設けられていない本発明の医療用処置具 (B)同軸ケーブルと電極刃の間に絶縁部が設けられている本発明の医療用処置具 図2の状態の本発明の医療用処置具の正面図を示す。 図3のX1-X2の断面図である。(A)同軸ケーブルと電極刃の間に絶縁部が設けられていない本発明の医療用処置具 (B)同軸ケーブルと電極刃の間に絶縁部が設けられている本発明の医療用処置具 同軸ケーブルおよび電極開閉ロッド並びに電極部の側面図を示す。(A)刃先開の状態を示す。(B)刃線平行の状態を示す。(C)刃先閉の状態を示す。 同軸ケーブルおよび電極開閉ロッド並びに電極部の上面図を示す。(A)同軸ケーブルと電極刃の間に絶縁部が設けられていない本発明の医療用処置具 (B)同軸ケーブルと電極刃の間に絶縁部が設けられている本発明の医療用処置具 固定第2電極刃に絶縁体が接合されている本発明の医療用処置具の同軸ケーブルおよび電極開閉ロッド並びに電極部の上面図を示す。 可動第1電極刃及び外部導体連結部並びに固定第2電極刃及び中心電極連結部を示す。aは同軸ケーブル先端中心から電極刃の刃根部までの距離を示し、bは中心電極連結部から外部導体連結部までの距離を示す。
本発明の医療用処置具は、マイクロ波を伝送する同軸ケーブルの先端前方で中心電極に直接接続された固定第2電極刃とそれに対向可能な外部導体に接続された可動第1電極刃とを備える。この部分を電極部という。電極開閉ロッドの往復運動により可動第1電極刃は回動軸を中心に回動し、同軸ケーブル先端前方に設けられている固定第2電極刃と対向する。可動第1電極刃の回動軸は中心電極から一定の距離をおいた外部導体の表面上にあり、この回動軸により可動第1電極刃は外部導体に電気的に結合している。
可動第1電極刃が回動することにより固定第2電極刃との間で生体組織が把持される。固定第2電極刃からマイクロ波を供給することにより生体組織は凝固され、脈管構造がシーリングされ、可動第1電極刃のさらなる回動により生体組織は切断される。
中心電極および固定第2電極刃にはマイクロ波が伝送されていることから、外部導体またはそれに接続された導電体が中心電極や固定第2電極に近接していると、マイクロ波が外部導体等にリーク(漏電)する。本発明の医療用処置具は、外部導体、それに接続された導電体および可動第1電極刃が中心電極より一定の距離をおいて配置されていることにより、リークによる生体組織に照射するマイクロ波の減衰が抑制される。
本発明の医療用処置具では、可動第1電極刃は外部導体と回動軸により電気的に接続されている。外部導体連結部は可動第1電極刃と回動軸の間の連結部である。固定第2電極刃は中心電極に直接接続されている。本発明は、同軸ケーブル先端中心から各電極刃の刃根部までの距離(図8の距離a)が前記同軸ケーブルの半径以上であり、中心電極連結部から外部導体連結部までの距離(図8の距離b)が前記同軸ケーブルの半径以上であることを特徴とする。中心電極連結部とは、同軸ケーブルの先端から固定第2電極刃の刃根部までの連結部である。刃根部とは生体組織を切断する機能を有する各電極刃の一部であり最も同軸ケーブルに近い部位である。同軸ケーブル先端中心から各電極刃の刃根部までの好ましい距離及び中心電極連結部から外部導体連結部までの好ましい距離は同軸ケーブルの半径以上半径の3倍以下であり、より好ましくは半径以上直径以下である。半径以下であるとマイクロ波がリークし、半径の3倍を超えるとマイクロ波の伝送効率が悪くなり、また、刃の強度,鋏み力が低くなる。
各電極刃は生体組織を切断するための刃の構造を有する部分であり、幅が広くなっている。刃の大きさは使用方法や用途により異なるが、例えば、直視下手術では、長さ2〜50mm、好ましくは5〜30mmであり、幅0.5〜3mm、好ましくは1〜2mmである。外部導体連結部は外部導体と可動第1電極刃の間に位置し、中心電極連結部と並行している。外部導体連結部の形状は限定されず、例えば細長形状であっても板状形状であってもよい。
本発明の構造により、同軸ケーブル先端と各電極刃は近くに位置するが、同軸ケーブル最先端中心部の中心電極と可動第1電極刃の間、外部導体連結部と中心電極連結部の間、固定第2電極刃から外部導体や外部導体連結部の間には一定の距離が保持され、固定第2電極刃には、可動第1電極刃のみが接近可能であり、生体組織を両刃で把持しない限り中心電極又は固定第2電極刃から外部導体への通電が遮断される。これにより挟んだ組織への効率的なマイクロ波の照射を可能とし、スパークの危険を回避し、低電力による安全な処置が可能になる。
本発明の医療用処置具は、可動第1電極刃と固定第2電極刃の間で生体組織を把持できるものである。好ましくは固定第2電極刃が生体組織に接触し、次いで可動第1電極刃の回動により可動第1電極刃と固定第2電極刃の間で生体組織を挟んで把持するものである。好ましい実施態様では、可動第1電極刃の回動により、可動第1電極刃の刃線と固定第2電極刃の刃線が一定の間隔を隔てた状態を確保でき、その両刃の間隙によって生体組織を把持するものである。より好ましくは可動第1電極刃の刃線と固定第2電極刃の刃線が平行状態を確保でき、その間隙により生体組織を把持できるものである。
本願発明の固定第2電極刃は直接中心電極に接続されているため、中心電極からマイクロ波が効率的に供給される。生体組織が可動第1電極刃と固定第2電極刃に把持された状態でマイクロ波が配給されると、固定第2電極刃から生体組織へマイクロ波が照射され、生体組織から可動第1電極刃に通電され、外部導体にマイクロ波が流れる。好ましくは可動第1電極刃と固定第2電極刃の間で生体組織を把持した後に固定第2電極刃にマイクロ波が供給される。
可動第1電極刃と平行関係にある固定第2電極刃の間に生体組織を把持し、マイクロ波が固定第2電極刃より供給されると、可動第1電極刃と固定第2電極刃との間に形成されるマイクロ波電力による近傍電磁界に起因して、生体組織に誘電熱が発生する。この誘電熱により生体組織が凝固し、脈管構造がシーリングされる。そして、凝固処置の状態から更に可動第1電極刃を回動させると、可動第1電極刃と固定第2電極刃は刃先から接近し、両刃は交差し生体組織が剪断される。刃先から接近することにより把持した生体組織を刃から逃すことなく剪断することができる。
可動第1電極刃と固定第2電極刃が接近しすぎるとスパークが生じ、生体組織の過剰な損傷を惹起する。また、可動第1電極刃と生体組織が接触した状態で固定第2電極刃の一部が生体組織に接触するとその刃の一箇所にマイクロ波が集中し過剰な電力によりスパークを起こし、生体組織の過剰な損傷を惹起する。スパークを回避するために、可動第1電極刃の刃線と固定第2電極刃の刃線は一定の間隔を隔てた状態が保持され、さらにその間隙により凝固切断すべき生体組織を安定に把持した後にマイクロ波が供給されることにより生体組織の過剰な損傷を惹起することなく生体組織の凝固切断が達成される。
可動第1電極刃と固定第2電極刃の両刃間に保持される好ましい間隙は、0.5〜20mmであり、より好ましくは1〜15mm、さらに好ましくは2〜10mm程度である。この間隙を有することにより、可動第1電極刃が開状態から、平行状態になるまで、可動第1電極刃と固定第2電極刃は電気的に接触することがなく、電極間接触や接近によるスパークは発生せず、生体組織を安定に把持することができる。
両電極の形状は、把持機能、凝固機能及び切断機能を担持するかぎり、既知の目的に応じた形状をもつことができ、特に限定されない。電極の生体組織との接触部分も、略直線状、曲線状、凹凸状など、広く適応可能である。電極は、一般的な導体であり、金もしくは銀メッキを施した銅、金もしくは銀メッキを施した黄銅、又はリン青銅等の銅合金等により形成される。電極は、生体組織との接触において、凝固組織が付着し難いコーティングがされていることがより好適である。コーティングは、金、テフロン(登録商標)系部材等で行なわれる。これにより、凝固後の生体組織が付着することなく、連続的に凝固、切断の処置が行える。
本発明の医療用処置具は、可動第1電極刃の刃線と固定第2電極刃の刃線の中心線に対して可動第1電極刃側に可動第1電極刃の回動軸が設置され、固定第2電極刃側に電極開閉ロッド接続点が設置されていることを特徴とする。可動第1電極刃の刃線と固定第2電極刃の刃線の中心線とは、図2の線Lに示すように、可動第1電極刃の刃線と固定第2電極刃の刃線の中心に位置する線である。「中心線に対して可動第1電極刃側に可動第1電極刃の回動軸が設置され」とは、図2のように可動第1電極刃と固定第2電極刃を側面から観察したときに可動第1電極刃の回動軸が中心線より可動第1電極刃側に設置されていることである。「中心線に対して固定第2電極刃側に電極開閉ロッド接続点が設置されている」とは、同様に図2のように側面から観察したときに、中心線よりも固定第2電極刃側に電極開閉ロッド接続点があることである。電極開閉ロッド接続点とは、電極開閉ロッドの往復運動が可動第1電極刃の回動力として伝達される点であり、往復運動の力の作用点である。
本発明の医療用処置具の1つの好ましい実施態様は、可動第1電極刃の回動軸と電極開閉ロッド接続点の距離が同軸ケーブルの半径以上である医療用処置具である。電極開閉ロッド接続点と回動軸は連結手段により連結されており、電極開閉ロッド接続点にかけられた力は回動軸に伝えられ可動第1電極刃が回動するものである。このとき、電極開閉ロッド接続点と回動軸の距離が長いほど小さい力で回動させることができる。
回動軸と電極開閉ロッド接続点の距離とは回動軸と電極開閉ロッド接続点の直線距離である。回動軸と電極開閉ロッド接続点を連結する連結手段は、板状物、棒状物、線状物など特に限定はない。同一電極板、電極とは分離された板、連結ロッド又は連結線等が例示される。好適には連結ロッドおよび剛性のある連結線である。
接続板、棒などは平面、直線でもよいが、同軸ケーブルの外周にそった曲面、曲線などであってもよい。回動軸は同軸ケーブルに接続され外部導体に電気的に接続されている。回動軸と電極開閉ロッド接続点の距離は、同軸ケーブルの半径以上直径以下が好ましい。半径以上であることにより小さい力で可動第1電極刃を回動させることができる。直径より大きくなると、外筒管への収納が困難になるなど難点が生ずる。
電極開閉ロッド接続点は、回動軸と同一円周上であってもよいし、その位置より同軸ケーブルの先端側でも、後方側でもよい。
同軸ケーブルは、マイクロ波発信源からコネクタ部を通じて固定第2電極刃にマイクロ波を伝送する機能を有する。同軸ケーブルは、例えばリン青銅からなる導電体の中心電極と、中心電極を覆う例えばテフロン(登録商標)からなる絶縁体のシールドチューブと、例えば真鍮からなる外部導体(導電体)のアースパイプからなる。同軸ケーブルのその外側はシールドホルダ(ガイドチューブともいう)で覆われていてもよい。シールドホルダは、非伝導性部材〔例えば、テフロン(登録商標)、りん青銅等の非磁性のコイル〕で構成されていることが好ましい。
電極開閉ロッドは可撓性の牽引ワイヤー等であり、可撓性のガイドチューブで、摩擦切れから保護されている。可撓性の索引ワイヤーはりん青銅等の非磁性の金属線のロープ、炭素繊維等からなり、ガイドチューブは例えばテフロン(登録商標)、りん青銅等の非磁性のコイルからなる。
本発明で使用される同軸ケーブルと固定第2電極刃の間には、絶縁部が設けられていてもよい。絶縁部は固定第2電極刃を被覆しマイクロ波のリークを防ぐ。絶縁部は同軸ケーブル先端と接していても離れていてもよい。当該絶縁部の存在により生体組織を直接把持しない限り、中心電極または固定第2電極刃から外部導体等への通電が確実に遮断され、マイクロ波の効率的照射を可能にする。当該絶縁部の長さは中心電極連結部等から外部導体等へのマイクロ波のリークが防止できる長さであれば制限はないが、好適には、絶縁部は同軸ケーブルの半径以上の長さを有する。より好ましくは半径以上半径の3倍以下、さらに好ましくは半径以上直径以下である。
絶縁部は非伝導性部材〔例えば、テフロン(登録商標)、りん青銅等の非磁性のコイル、ポリエーテル・エーテル・ケトン樹脂等〕で構成されていることが好ましい。
本発明医療用具においてマイクロ波は、可動第1電極刃と固定第2電極刃に近接した位置まで同軸ケーブルにより送電される。そして、固定第2電極刃に同軸ケーブルの中心電極を直接接続する。この構造によりマイクロ波を通電させることによりマイクロ波を効率良く伝達できる。特に中心電極自体が固定第2電極である場合は、最も効率的にマイクロ波を生体組織まで伝送可能である。
本発明の医療用処置具の実施態様の1つとして、固定第2電極刃の片面に絶縁体が接合した医療用処置具が挙げられる。片面とは固定第2電極刃の可動第1電極刃側の面であり、可動第1電極刃と絶縁体接合固定第2電極刃との間で生体組織を把持し、固定第2電極刃にマイクロ波を供給して生体組織を凝固させ、可動第1電極の回動により生体組織を切断する。絶縁体は固定第2電極刃と一体として動き、一連の操作において、可動第1電極刃と固定第2電極刃の間に位置する。好適には絶縁体は固定第2電極刃の片面全体、または切り刃部分のみを覆う広さのものである。絶縁体と固定第2電極は一体となって刃を形成する。絶縁体の材料は絶縁体としての機能を有するものであれば制限されないが、合成樹脂、ガラス繊維、陶器が例示される。好ましくはセラミックスであり、特にファインセラミックスが好適である。
本発明の医療用処置具は、電極開閉ロッドに前後の動きを与えるための操作部を有する。操作部とは、例えば揺動自在の可動ハンドルを担持し、引く、握る、回す等の操作により、この動きを前後の動きに変換して電極開閉ロッドに伝え可動第1電極刃の開閉を実行する部分をいう。具体的には、可動ハンドルのような操作部に負荷して、揺動の動きをおこし、この揺動を前後の動きに変換して電極開閉ロッドに伝えるために広く既知の機構、例えばスライダクランク機構を使用することができる。操作部は、例えば、可動ハンドル部と固定ハンドルを含む本体部を主要構成要素とし、固定ハンドル部内に可動ハンドルの動きを前後運動として伝達する電極開閉ロッドを含み、さらにこの電極開閉ロッドの前後の動きを調節する電極操作調節部を含んでいてもよい。電極操作調節部は可動第1電極刃の回動を調整する機能を有するものであり、例えば、可動第1電極刃の刃線と固定第2電極刃の刃線の平行時の間隙を調整できる機能を有していてもよい。
本発明の医療用処置具は、この操作部と電極を繋ぐ部位として筒管状の外筒管を有する。外筒管はカバーの役割を担い、その中に電極開閉ロッドが収納されると共に、マイクロ波を伝送するための同軸ケーブルが収納される。外筒管の長さは、術者の操作部位と手術対象組織等との接触部位である電極部との間を繋ぐに十分な長さであれば特に限定されない。通常5〜50cm程度であり、開腹手術では、好ましくは、5〜20cm、より好ましくは7〜18cmであり、腹腔鏡下手術では、20〜40cm程度が好ましい。本発明の医療用処置具は、リン青銅等、全体構成が非磁性金属を使用して形成されていることが好ましい。これにより、例えばMRシステムによる磁場環境下においても、好適に使用することができる。
本発明において、電極開閉ロッドとは、操作部によって生じた動きを、前後運動として、可動第1電極刃に繋げる操作軸を意味し、一般的にはワイヤーによって構成され、操作部からの力を電極部に伝える。電極開閉ロッドは、好適にはその外側をガイドチューブでガイドされている。本発明において、マイクロ波は、900〜6000MHzのものが同等に利用可能である。好ましくは2450MHzである。
本発明の医療用処置具は、外筒管と電極部が、屈曲したホルダによって接続されていてもよい。屈曲したホルダの長さは略3〜6cmであって、その角度は1度〜90度、好適には、5度〜85度である。屈曲したホルダは、前記外筒管と一体として弯曲部というものであってもよく、同一外筒管において、先端電極近傍、つまり首部分が弯曲したものを意味することもある。
屈曲したホルダは、筒状の形状からなり、その中にシールドホルダで覆われていてもよい同軸ケーブル、及びガイドチューブ内に設置されていてもよい電極開閉ロッドを含む。屈曲したホルダ内に設置される同軸ケーブルと電極開閉ロッドは、屈曲したホルダの弯曲と同方向に略同角度の弯曲度をもつ。
本発明の医療用処置具は、外筒管および/または屈曲したホルダを自在に回動させ、術者は、上、下、横の手術処置を容易に行なうことができる。この回動のために、外筒管と操作部の接続部に外筒管および/または屈曲したホルダを回動させるための回動子を設けることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は、参考図であり、図2〜図8が、本発明の特徴部分の図である。
図1は本発明の医療用処置具の一実施態様を示す。図1において、11は本体部である。本体部11の後端には、コネクタ12が配設される。コネクタ12を介して、例えば2.45GHz帯のマイクロ波が供給される。本体部11からは、外筒管13が導出される。外筒管13内には、コネクタ12からのマイクロ波電源を伝送する同軸ケーブル6と、可動ハンドル14の動きを可動第1電極刃1に伝えて電極を開閉させる電極開閉ロッド5が収納されている。
本体部11の下側には、可動ハンドル14が揺動自在に取り付けられる。本体部11内には、可動ハンドル14の揺動の動きを、電極開閉ロッド5の前後の動きに変換するスライダクランク機構が設けられている。また、本体部11には、回動子15が設けられる。この回動子15を回動することにより、回動子15に固着された外筒管13を所望の角度に回動させることができる。
外筒管13の先端には、図2に示すように、可動第1電極刃1と、固定第2電極刃2とが対向して設けられる。可動第1電極刃1は、回動軸3を中心に回動可能に設けられている。可動ハンドル14を揺動させると、外筒管13内の電極開閉ロッド5が前後に動き、この力が電極開閉ロッド接続点4に作用し、この力により回動軸3を中心に可動第1電極刃1が回動する。固定第2電極刃には、同軸ケーブル6の中心部にある中心電極7を通ってコネクタ12からのマイクロ波が供給される。
可動ハンドル14に対して力を加えていないときには、可動ハンドル14は図1において矢印A1方向に付勢される。このときには、図5(A)に示すように、可動第1電極刃1が固定第2電極刃2から離れ、刃先開状態となっている。可動ハンドル14を矢印A2方向に揺動させると、電極開閉ロッドは図5(B)に示すB2方向に動き、可動第1電極刃1と固定第2電極刃2とが近接していく。可動ハンドル14を更に矢印A2方向に更に揺動させると、電極開閉ロッドはさらにB2方向に動き図5(C)に示すように、刃先の方から可動第1電極刃1が固定第2電極刃2に近接していき、刃先閉状態となる。
本発明の一実施形態の医療用処置具は、以下のように使用される。まず、可動第1電極刃1と固定第2電極刃2とを図5(A)に示すような刃先開状態とし、可動第1電極刃1及び固定第2電極刃2を対象となる生体組織に案内する。可動第1電極刃1及び固定第2電極刃2の先端が処置の対象となる生体組織に案内されたら、まず固定第2電極刃を凝固切断を目的とする生体組織に接触させ、次に可動ハンドル14を矢印A2方向に揺動させる。可動ハンドル14を矢印A2方向に揺動させると、可動第1電極刃1が閉じ、可動第1電極刃1と固定第2電極刃2との間に図5(B)に示した刃先状態で、生体組織を把持することができる。生体組織を把持しながら、固定第2電極刃2からマイクロ波を供給する。これにより、可動第1電極刃1と固定第2電極刃2との間に形成されるマイクロ波電力による近傍電磁界に起因して、生体組織に誘電熱が発生する。この誘電熱により生体組織が凝固される。そして、凝固処置の状態から更に可動ハンドル14を握り、更に矢印A2方向に揺動させる。この操作により可動第1電極刃1と固定第2電極刃2は図5(C)に示すような刃先閉状態なり、剪断により、生体組織が切断される。
このように、本発明の一実施形態の医療用処置具では、可動ハンドル14を操作することにより、図5(A)〜図5(C)に示すように、刃先開状態と、生体組織を把持した状態と、刃先閉状態とになる。これにより、可動第1電極刃1及び固定第2電極刃2により生体組織を把持し、可動第1電極刃1の刃線と固定第2電極刃2の刃線を平行状態として、可動第1電極刃1と固定第2電極刃2との間にマイクロ波を印加して生体組織を凝固させ、可動第1電極刃1と固定第2電極刃2とを刃先閉状態として、剪断により、生体組織を切断することができる。
また、本発明の一実施形態の医療用処置具は、リン青銅等、全体構成が非磁性金属を使用して形成されている。これにより、例えばMRシステムによる磁場環境下においても、好適に使用することができる。
外筒管13内には、図2〜図8に示す同軸ケーブル6と電極開閉ロッド5が収納される。同軸ケーブル6は、例えばリン青銅からなる導電体の中心電極7と、中心電極を覆う例えばテフロン(登録商標)からなる絶縁体9、および、例えば真鍮からなる外部導体(導電体)のパイプ(アースパイプ)8からなる(図4)。
同軸ケーブル6の先端に、例えばポリエーテル・エーテル・ケトン樹脂からなる絶縁部10が取り付けられ、絶縁部10に、固定第2電極刃2が固定される。固定第2電極刃2は同軸ケーブル6の中心電極7に直接接続されている。絶縁部は同軸ケーブルの半径〜直径の厚さを有する。
一方、図2、図5に示すように、可動第1電極刃1は、回動軸3により回動自在に枢支される。また、電極開閉ロッド5の端は、電極開閉ロッド接続点4に接続される。電極開閉ロッド接続点4は連結ロッド16により回動軸3に接続される。回動軸3の中心と電極開閉ロッド接続点4の中心の距離は同軸ケーブルの半径〜直径の長さを有する。
なお、可動第1電極刃1と固定第2電極刃2は、テフロン(登録商標)系部材、金メッキ等の付着防止のコーティングが施されており、凝固後の生体組織が付着することなく、連続的に凝固、切断の処理が行える。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。たとえば、MRIでの使用する医療用処置具としては非磁性体の金属であるが、X線での使用する医療用処置具としては、磁性体の金属で応用できる。
1:可動第1電極刃
2:固定第2電極刃
3:回動軸
4:電極開閉ロッド接続点
5:電極開閉ロッド
6:同軸ケーブル
7:中心電極
8:外部導体
9:絶縁体
10:絶縁部
11:本体部
12:コネクタ
13:外筒管
14:可動ハンドル
15:回動子
16:連結ロッド
17:絶縁体
101:可動第1電極刃
102:外部導体連結部
103:刃根部
201:固定第2電極刃
202:中心電極連結部
203:刃根部

Claims (8)

  1. マイクロ波を伝送する同軸ケーブル、
    その先端前方に設けられた中心電極又は外部導体に接続された固定第2電極刃、
    回動軸を中心に回動し固定第2電極刃と対向する外部導体又は中心電極に接続された可動第1電極刃、及び電極開閉ロッドを備え、
    可動第1電極刃の回動軸が、可動第1電極刃の刃線と固定第2電極刃の刃線の中心線に対して、可動第1電極刃側に設置され、電極開閉ロッド接続点が該中心線の固定第2電極刃側に設置されており、さらに、回動軸と電極開閉ロッド接続点を連結する連結手段を備えることを特徴とする、
    可動第1電極刃と固定第2電極刃の間で生体組織を把持し、マイクロ波を供給し生体組織を凝固させ、可動第1電極刃の回動により生体組織を切断する医療用処置具。
  2. 可動第1電極刃の刃線と固定第2電極刃の刃線が平行になる構造である請求項1に記載の医療用処置具。
  3. 可動第1電極刃の回動軸と電極開閉ロッド接続点の距離が同軸ケーブルの半径以上である請求項1又は2に記載の医療用処置具。
  4. 同軸ケーブル先端中心から前記各電極刃の刃根部までの距離が前記同軸ケーブルの半径以上であり、中心電極連結部から外部導体連結部までの距離が前記同軸ケーブルの半径以上である請求項1〜3のいずれか1に記載の医療用処置具。
  5. 同軸ケーブルと固定第2電極刃の間に絶縁部が設けられている請求項1〜4のいずれか1に記載の医療用処置具。
  6. 前記絶縁部が同軸ケーブルの半径以上の長さを有する請求項5に記載の医療用処置具。
  7. 固定第2電極刃の片面に絶縁体が接合されている請求項1〜6のいずれか1に記載の医療用処置具。
  8. 可動第1電極刃と固定第2電極刃は、凝固組織が付着し難いコーティングが施されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1に記載の医療用処置具。
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