JP2010227431A - 医療用処置具 - Google Patents

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Abstract

【課題】臨床における医療用処置において、手術における、対象組織部位等の把持、凝固、切断の機能が、完全に達成可能な医療用処置具を提供する。
【解決手段】第1の電極18と第2の電極19との間で生体組織を挟持し、第1の電極18と第2の電極19にマイクロ波を供給して生体組織を凝固させ、第1の電極18と第2の電極19による相互作用により生体組織を切断する作用をもつ、マイクロ波医療用処置具1であって、第1の電極18と第2の電極19との間が、1または複数以上の選択された閉じ幅を術者に認識させる手段を担持している医療用処置具。
【選択図】図1

Description

本発明は、生体組織を挟持すると共に、凝固、及び切断するための医療用処置具に関する。
外科的治療装置として、マイクロ波を用いて、消化器、肝臓、膀胱、前立腺、子宮、血管、腸管等の生体部位に対して凝固、止血、切開等を行うことが知られている。
つまり、従来の電気メス等では、周波数500kHzを中心とする高周波電圧を用いたジュール熱により、生体組織の表面を加熱して、凝固させるようにしている。従来の電気メス等のジュール熱による凝固では、生体組織が急激に凝固されるため、凝固表面が生体組織から剥離、脱落してしまうことがある。
これに対して、マイクロ波を用いた凝固、止血では、電極間に生体組織を把持し、生体組織に対してマイクロ波が印加される。生体組織に対してマイクロ波が印加されると、マイクロ波電力による近傍電磁界に起因する誘電熱が発生する。この誘電熱により生体組織の水分を蒸発させて、生体組織を凝固することができる。
マイクロ波を用いた凝固、止血の場合には、生体組織をマイルドに凝固させることが可能になるため、生体組織の細胞形態を維持しつつ、生地組織の機能を停止させる固定状態を保つことができる。このため、凝固表面が生体組織から剥離、脱落してしまうといった事態を抑制することができる。
このように、マイクロ波を用いて、生体組織の凝固、止血、切開等を行うものとしては、特許文献1に、中心電極及び外部電極を、その先端部が外部導体の軸線方向に対して互いに同じ方向に傾斜して配置し、外部導体と移動導体とを軸線方向に相対変位させることにより、中心電極と外部電極とがその傾斜方向に沿って摺動的に相対変位して、中心電極と外部電極との間で生体組織を切断するようにしたものが開示されており、特許文献2には、把持に際して、双方の刃が平行になる工夫がなされたものが開示されている。
特開2005−21658号公報 特開2007−282666号公報
先行技術に示されるものでは、生体組織を挟持すると共に、凝固、及び切断するための医療用処置具が開示されるが、いづれの医療用処置具も、挟持、凝固、及び切断の機能を、確実に区別させる手段は開示されていなかった。これは恐らく、各機能との組み合わせにおいて、装置が複雑になりすぎるために不可能であったものと推定される。
本発明は、実際の臨床における医療用処置において、挟持、凝固、及び切断の手技における不確実性を排除した医療用処置具を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題を鑑み、種々医療用処置具の形状を検討し、把持、凝固、切断の機能が、区別して確実に達成可能である形状として、マイクロ波医療用処置具であって、第1の電極と第2の電極との間における、1または複数以上の選択された閉じ幅を術者に認識させる手段(認識手段)を供えることで本発明の課題を解決できることを見出し、本発明を完成した。
本発明は以下からなる;
1.第1の電極と該第1の電極に対向して配置された第2の電極を含む把持機能、凝固機能及び切断機能を担持する電極部と、前記第1の電極と前記第2の電極の把持機能、凝固機能及び切断機能の駆動を実行する操作部と、電極部と操作部を繋ぐシャフト部と、操作部の一端に設置されたマイクロ波電源と接続可能なコネクター部と、マイクロ波を電極部に供給するシャフト部内に設置した導電ロッドと、操作部からの操作力を電極部に伝えるシャフト部内に設置した電極操作ロッドを含み、前記第1の電極と前記第2の電極との間で生体組織を挟持し、前記電極にマイクロ波を供給して生体組織を凝固させ、前記第1の電極と前記第2の電極による相互作用により生体組織を切断する作用をもつ、マイクロ波医療用処置具であって、前記第1の電極と前記第2の電極との間について1または複数以上の選択された閉じ幅を術者に認識させる手段(認識手段)を担持していることを特徴とする医療用処置具。
2.認識手段が、電極操作ロッドの前後運動に制御を与える手段である前項1の医療用処置具。
3.選択された閉じ幅が、組織の把持・凝固の操作に適合する前項1又は2の医療用処置具。
4.前記把持状態において、組織凝固のために電極部へマイクロ波を供給する連動スィッチを設けてなる前項1〜3のいずれか一に記載の医療用処置具。
5.認識手段が、凸凹構造である前項1〜4のいずれか一に記載の用具。
6.凝固が完了後に、操作部のハンドルをさらに引き処置部位の凝固された組織を切断する前項1〜5のいずれか一に記載の用具。
7.第一導体と第二導体が各々操作刃と固定刃からなり開閉機能をもつ又は両導体が相対変位可能な滑り機能である前項1〜6のいずれか一に記載の用具。
8.前記第1の電極と第2の電極は、凝固組織が付着し難いコーティングを施されていることを特徴とした前項1〜7のいずれか一に記載の医療処置具。
9.前記導電ロッドが、同軸ケーブルである前項1〜8のいずれか一に記載の医療用処置具。
本発明によれば、第1の電極と第2の電極との間で生体組織を挟持し、第1の電極と第2の電極との間にマイクロ波を印加して生体組織を凝固して止血を行い、第1の電極と第2の電極とを相互作用によって、生体組織を切断することについて、各機能について確実に術者に区別認識されて達成できる。
本発明によれば、術者は、切断の失敗が無くなり、凝固を確実に達成し、その後に切断を行うので、不要の失血がなく、より確実な、把持、凝固、切断処置が達成できる。
(参考図)医療処置具1の全体構成を示す。 (参考図)電極部と屈曲したホルダの断面。BはAのX−X断面である。 (参考図)電極部と屈曲したホルダの断面。BはAのY−Y断面である。 (参考図)電極部2をしめす。上刃電極(第1の電極)18と、下刃電極(第2の電極)19とが対向して設けられる。A〜Cは、刃先開状態Aと、生体組織の体積に応じて挟持した状態Bと、刃先閉状態Cを示す。 (参考図)下刃電極19をしめす。 (参考図)電極部と屈曲したホルダ部を示す。34(a)、34(b)の2分割された屈曲したホルダ34で覆われて、外筒管13で固定されている。 (参考図)ホルダ34に固定される固定キャップ37を示す。 (参考図)電極部2と、屈曲したホルダの内部に設置される導電ロッドと電極操作ロッドを示す。上刃電極18は、ホルダ33に枢支される回動軸39により、回動自在に枢支される。また、電極開閉ロッド17の端は、取付位置40で上刃電極18に接続される。 (参考図)シールドホルダ33の2分割された33(a)、33(b)の形状を示す。なお、33(a)には半円溝41が設けられ、33(b)には半円鍔42が設けられている。なお、半円溝41と半円鍔42が合致する。 (参考図)屈曲したホルダ34の2分割された34(a)、34(b)の形状を示す。 (参考図)電極開閉ロッド17の断面図である。 (参考図)医療処置具1の横面図、本体部11を示し、本体部11は樹脂製の本体カバー50で覆われている。 (参考図)医療処置具1の下斜図、本体部11を示し、本体カバー50は、50a、50bの2分割で構成されている。 (参考図)本体部11の内部の構成を示す。 (参考図)本体部11の内部において、外筒管13の内部の構成を示している。 (参考図)本体部11の内部において、スライド棒76には、スライドピン77a、77bが固定されていることを示す。 (参考図)本体部11の内部において、スライドピン77a、77bは、外筒管13に設けられた長穴78に案内されて動くことを示す。 (参考図)可動ハンドル14の外観図Aと断面図Bを示す。 (参考図)可動ハンドル14と円筒部材71及び、円筒部材79の構成を示す。 上刃電極18の閉じ位置を3段階に切り替える手段であるボタン90を設けた医療処置具の全体図である。 カバーを外したグリップ本体内部の図である。 グリップ本体内部の詳細図である。 グリップ本体内部のスライダ棒76を示す。 クリックばね部の詳細図である。 クリックばね部の立体図である。 取り付け板96とボタン90との取り付け関係を示す。 クリックばね部の取り付け板96と本体カバー50aとの取り付け関係を示す。 クリックばね部の取り付け板96と本体カバー50aとの取り付け関係を示す。 ピン98aの拡大図である。 長穴103をボタン90が摺動可能に取り付けられていることを示す。 すり鉢上のざぐり106a、106b、106cが設けられていることを示す。
本発明の医療用処置具の基本的な構成要素は、把持機能、凝固機能及び切断機能を担持する電極部、揺動自在の可動ハンドルを担持する操作部、電極部と操作部を繋ぐシャフト部(外筒管ともいう)を基本とし、これに、マイクロ波電源と接続可能なコネクター部、マイクロ波を電極部に供給するシャフト部内に設置した導電ロッド、さらに操作部からの操作力を電極部に伝える電極操作ロッドを含む。そして、本発明の特徴点は、特に、第1の電極と第2の電極との間について1または複数以上の選択された閉じ幅を術者に認識させる手段(認識手段)を供えていることを特徴とする医療用処置具である。つまり、操作部に、該認識手段を設置していることを特徴とする医療処置具である。
本発明において、電極部は、第1の電極と該第1の電極に対向して配置された第2の電極からなる。この電極部の形状は、把持機能、凝固機能及び切断機能を担持するかぎり、従来既知の目的に応じた形状をもつことができるものであり、特に限定されない。例えば好適には、電極操作ロッドの前後の動きにより回動する第1の電極と、第1の電極に対向して配置された固定の第2の電極とを備え、第1の電極の回動軸を第1の電極と第2の電極との間の中心線に対して外側に設け、可動ハンドルにより第1の電極を回動軸を中心に回動させ、第1の電極と第2の電極との間で生体組織を挟持し、第1の電極と第2の電極とを平行に対向させ、第1の電極と第2の電極にマイクロ波を供給して生体組織を凝固させ、更に、可動ハンドルにより第1の電極を回動軸を中心に回動させ、第1の電極と第2の電極とをその先端から接触させ、剪断により生体組織を切断するようにしてもよく、或いは、特開2005−21658号公報に記載の装置の開示に準じて第1の電極及び第2の電極の先端部が、両導体の軸線方向に対して互いに同じ方向に弯曲して傾斜しており、両導体の軸線方向の相対変位により両導体の先端部同士が近接して、生体組織を把持し、マイクロ波を供給して凝固させ、さらに両電極がその軸線方向に沿って摺動的に相対変位して、両電極との間で生体組織を切断するようにしてもよい。
電極部の生体組織との接触面は、刃形状、平面型、丸型、棒状、凹凸型等が広く適応可能である。電極部は、一般的な導体であり、金もしくは銀メッキを施した銅、金もしくは銀メッキを施した黄銅、又はリン青銅等の銅合金等により形成される。電極部は、生体組織との接触において、凝固組織が付着し難いコーティングがされていることがより好適である。コーティングは、金、テフロン系部材等で行なわれる。これにより、凝固後の生体組織が付着することなく、連続的に凝固、切断の処理が行える。
本発明で、揺動自在の可動ハンドルを担持する操作部とは、例えば引く、握る等の操作をして、第1の電極と第2の電極の把持機能と切断機能の駆動を実行する部分をいう。そして、可動ハンドルのような操作部に負荷して、揺動の動きをおこし、この揺動を前後の動きに変換して電極操作ロッドに伝えるために広く既知の機構、例えばスライダクランク機構を使用することができる。操作部は、例えば、可動ハンドル部と固定ハンドルを含む本体部を主要構成要素とし、固定ハンドル部内に可動ハンドルの動きを前後運動して伝達する可動ハンドルと接続された電極操作ロッドとさらにこの電極操作ロッドの前後の動きを調節する電極操作調節部を含む。電極操作調節部は本発明の特徴部であり、原則として、電極操作ロッドと繋がれており、可動ハンドルによる駆動力に対して応力(振動ともいう)をあたえる手段、例えばスプリング、詳しくはコイル状スプリング(コイルスプリングともいう)等を担持し、加えてこの応力の変化をとらえる手段を担持する。この応力の変化をとらえる手段が、本発明でいう、第1の電極と第2の電極との間が、1または複数以上の選択された閉じ幅を術者に認識させる手段(認識手段)を意味する。この認識手段としては、電極操作ロッドの前後運動を制御すればよく、選択された位置に抵抗部を設置しておけば、この抵抗部によって、術者は、当該選択された閉じ幅を認識できる。抵抗部としては、たとえば、凸凹関係部位を設置する等が例示され、電極操作ロッドの特定部位に凹凸を設けておけば、この嵌合関係により、目的は達成される。好適な例示としては、電極操作ロッドの特定部位、例えば、固定ハンドル内において、電極操作ロッドに凹部を設け、弾力性ある凸部によって、電極操作ロッドの移動により、嵌合が認識され、目的とする第1の電極と第2の電極との選択された閉じ幅を術者は確認できる。この認識手段は、好適には、自体が前後に移動可能な手段をもち、複数の認識部位、すなわち、複数以上の選択された閉じ幅を術者に認識させることを可能にする。
この選択された閉じ幅は、処置対象の部位、組織により、適宜選択可能であり、その幅は、例えば2mm〜15mmの間が例示される。この選択された閉じ幅によって、特定の対象組織等が合目的に把持され、術者は把持目的の達成を認識し、別途操作部に設置された電極へのマイクロ波の供給のための連動スイッチを押し、マイクロ波を把持部位に印加させ当該部位の凝固を達成できる。
本発明の医療用処置具は、前記抵抗部を超えて、さらに電極操作ロッドの移動(例えばさらに引かれる)によって、第1の電極と第2の電極との選択された閉じ幅を超えて、両電極は交差され又は摺動的に相対変位され、対象物は切断される。
本発明の医療用処置具は、この操作部と電極部を繋ぐ部位として筒管状のシャフト部を有し、シャフト部は以下の実施例、図面では外筒管とも表示し、外筒管はカバーの役割を担い、その中に電極操作ロッドが収納されると共に、マイクロ波を伝送するための導電ロッドが収納される。シャフト部の長さは、略10〜25cm程度であり、術者の操作部位と手術対象組織等との接触部位である電極部との間を繋ぐに十分な長さであれば特に限定されない。本発明の医療用処置具は、リン青銅等、全体構成を非磁性金属を使用して形成されていることが好ましい。これにより、例えばMRシステムによる磁場環境下においても、好適に使用することができる。
本発明において、電極操作ロッドとは、操作部によっておこされた揺動の動きを、前後運動として、電極部、特に可動可能な第1の電極に繋げる操作軸を意味し、一般的にはワイヤーによって構成され、操作部からの操作力を電極部に伝える。電極操作ロッドは、その外側をガイドチューブでガイドされている。なお、以下の実施例、図面では、操作が開閉を具体例として示したので、電極開閉ロッドともいう。
本発明において、導電ロッドとは、マイクロ波発信源からコネクター部を通じて電極部にマイクロ波を伝送する。導電ロッドは、好適には同軸ケーブルで構成され、その外側は、シールドホルダで覆われている。シールドホルダ(ガイドチューブともいう)は、非伝導性部材〔例えば、テフロン(登録商標)、りん青銅等の非磁性のコイル〕で構成されていることが好ましい。同軸ケーブルは、例えばリン青銅からなる導電体の中心電極と、中心電極を覆う例えばテフロン(登録商標)からなる絶縁体のシールドチューブと、例えば真鍮からなる導電体のアースパイプとからなる。本発明でマイクロ波は、900〜6000MHzのものが同等に利用可能である。
本発明の医療用処置具は、より好ましくは、シャフト部と電極部が、屈曲したホルダによって接続される。つまり、シャフト部(外筒管ともいう)が先端電極近傍、つまり首部分が弯曲していることがより好ましい。屈曲したホルダの長さは略3〜6cmであって、その角度は1度〜90度、好適には、5度〜85度、より好適には、10〜80度である。屈曲したホルダは、前記シャフト部と一体として弯曲部というものであってもよく、同一外筒管において、先端電極近傍、つまり首部分が弯曲したものを意味することもある。しかし、製造の簡便さからは、シャフト部とは別々に調製し、個別の屈曲したホルダとして、先端電極近傍、つまり首部分に設置してもよい。
屈曲したホルダは、筒状の形状からなり、その中にシールドホルダで覆われた導電ロッドとガイドチューブ内に設置された電極操作ロッドを含む。各定義は、上記と同じである。ここで、屈曲したホルダは、2分割の部品を一体化した半割構造であることが好適であり、シャフト部と一体である場合には、シャフト部の外筒管を含め2分割の部品を一体化した半割構造であることが好適である。より一般的には、屈曲したホルダのみがこの構造であることで十分である。
屈曲したホルダ内に設置される、シールドホルダで覆われた導電ロッドとガイドチューブ内に設置された電極操作ロッドは、屈曲したホルダの弯曲と同方向に略同角度の弯曲度をもつ。
屈曲したホルダ内に設置される導電ロッドを覆うシールドホルダは、その材質は前記と同一であるが、2分割の部品を一体化した半割構造であることが好適である。このシールドホルダは、非伝導性部材である。
屈曲したホルダ内の電極操作ロッド(以下の実施例、図面では電極開閉ロッドと表示)は、ガイドチューブ内に設置されており、このガイドチューブの少なくとも弯曲部が、可撓性ある筒状構造である。好適には、可撓性ある筒状構造は、可撓性ある筒状体又は密着コイルである。電極操作ロッドは、可撓性ある筒状構造をガイドとして牽引ワイヤーとして機能する。
本発明の医療用処置具は、屈曲したホルダを自在に回転させ、術者は、上、下、横の手術処置を容易に行なうことができる。この回転のために、シャフト部と操作部の接続部にシャフトを回転させ、屈曲したホルダを回転させるための回動子を設けることができる。
以下、本発明の実施の形態について参考例と実施例によって、図面を参照しながら説明する。図1〜19は、参考図であり、図20〜31が、本発明の特徴部分の図である。
参考例
図1において、11は本体部である。本体部11の後端には、コネクタ12が配設される。コネクタ12を介して、例えば2.45GHz帯のマイクロ波が供給される。本体部11からは、外筒管13が導出される。外筒管13内には、図2(B)に示すように、コネクタ12からのマイクロ波電源を伝送する導線ロッド16と、図3(B)に示すように、可動ハンドル14の動きを上刃電極21に伝えて電極を開閉させる電極開閉ロッド17が収納されている。
本体部11の下側には、可動ハンドル14が揺動自在に取り付けられる。本体部11内には、後に説明するように、可動ハンドル14の揺動の動きを、電極開閉ロッド17の前後の動きに変換するスライダクランク機構が設けられている。また、本体部11には、回動子15が設けられる。この回動子15を回転することにより、回動子15に固着された外筒管13を所望の角度に回動させることができる。
外筒管13の先端には、図4に示すように、上刃電極(第1の電極)18と、下刃電極(第2の電極)19とが対向して設けられる。下刃電極19は固定されている。上刃電極18は、回動自在に設けられている。可動ハンドル14を揺動させると、外筒管13内の電極開閉ロッド17(図3参照)が前後に移動し、これにより、上刃電極18が回動する。上刃電極18及び下刃電極19には、導線ロッド16を介して、コネクタ12からのマイクロ波電源が供給される。
可動ハンドル14に対して力を加えていないときには、可動ハンドル14は図1において矢印A1方向に付勢される。このときには、図4(A)に示すように、上刃電極18が下刃電極19から離れ、刃先開状態となっている。可動ハンドル14を矢印A2方向に揺動させると、図4(B)に示すように、上刃電極18が下刃電極19とが、近接していく。可動ハンドル14を更に矢印A2方向に更に揺動させると、図4(C)に示すように、刃先の方から上刃電極18が下刃電極19に近接していき、刃先閉状態となる。
本発明の第1実施形態の医療用処置具1は、以下のように使用される。まず、上刃電極18と下刃電極19とを図4(A)に示すような刃先開状態とし、上刃電極18及び下刃電極19の先端を対象となる生体組織に案内する。上刃電極18及び下刃電極19の先端が処置の対象となる生体組織に案内されたら、可動ハンドル14を矢印A2方向に揺動させる。可動ハンドル14を矢印A2方向に揺動させると、上刃電極18が閉じ、上刃電極18と下刃電極19との間に、生体組織を挟持することができる。上刃電極18と下刃電極19との間に生体組織を挟持しながら、生体組織の体積に応じて図4(B)に示した刃先状態のように挟持し、上刃電極18と下刃電極19との間にマイクロ波電源を供給する。これにより、上刃電極18と下刃電極19との間に形成されるマイクロ波電力による近傍電磁界に起因して、生体組織に誘電熱が発生する。この誘電熱により生体組織が凝固される。そして、凝固処置の状態から更に可動ハンドル14を握り、可動ハンドル14を更に矢印A2方向に揺動させる。可動ハンドル14が更に揺動されると、上刃電極18と下刃電極19は図4(C)に示すような刃先閉状態なり、剪断により、生体組織が切断される。
このように、第1実施形態の医療用処置具1では、可動ハンドル14を操作することにより、図4(A)〜図4(C)に示すように、刃先開状態と、生体組織の体積に応じて挟持した状態と、刃先閉状態とになる。これにより、上刃電極18及び下刃電極19により生体組織を挟持し、上刃電極18と下刃電極19とを刃先平行状態として、上刃電極18と下刃電極19との間にマイクロ波を印加して生体組織を凝固させ、上刃電極18と下刃電極19とを刃先閉状態として、剪断により、生体組織を切断することができる。
また、第1実施形態の医療用処置具1では、リン青銅等、全体構成を非磁性金属を使用して形成されている。これにより、例えばMRシステムによる磁場環境下においても、好適に使用することができる。
図2(B)及び図3(B)に示すように、外筒管13内には、導線ロッド16と電極開閉ロッド17が収納される。導線ロッド16は、例えばリン青銅からなる導電体の中心電極30と、中心電極を覆う例えばテフロン(登録商標)からなる絶縁体31のシールドチューブ32、このシールドチューブ32は、例えば真鍮からなる導電体のパイプ(アースパイプ)からなる。
導線ロッド16の先端に、例えばポリエーテル・エーテル・ケトン樹脂からなるシールドホルダ33が取り付けられ、シールドホルダ33に、下刃電極19が固定される。導線ロッド16の中心電極30と下刃電極19とが電気的に接続される。更に、シールドホルダ33の外周に、ホルダ34が取り付けられる。ホルダ34は導電性で、例えばリン青銅からなる。導線ロッド16のアースパイプ32とホルダ34とが止金35により電気的に接続される。
シールドホルダ33は、図5に示すように、33(a )、33(b)の2分割され、下刃電極19が導線ロッド16に半田(ハンダ)にて接続された状態のものを挟み込んで、33(a)、33(b)を接着している。さらに、シールドキャップ36も同時に接着される。図9(A)、図9(B)にシールドホルダ33の2分割された33(a)、33(b)の形状を示す。33(a)には、半円溝41が設けられ、33(b)に設けられている半円鍔42が合致するように嵌め込まれる。
この状態のシールドホルダ33は、図6に示すように、34(a)、34(b)の2分割されたホルダ34で覆われて、外筒管13で固定されており、その固定方法は、レーザ溶接にて実施される。
図10(A)、図10(B)にホルダ34の2分割された34(a)、34(b)の形状を示す。さらに、34(a)、34(b)には、それぞれ、シールドホルダ33が収納される半円溝43(a)、半円溝(b)が設けられている。また、34(a)、34(b)には、それぞれ、電極開閉ロッド17が収納される半円溝44(a)、44(b)が設けられている。
図7は、ホルダ34に固定される固定キャップ37を示す。固定キャップ37には、切り欠きを有する穴37(a)が設けられており、ネジ38(2本)でホルダ34に固定される。また、穴37はシールドホルダ33の頚部33(c)が勘合するように作られており、より強固な固定となる。
このようにシールドホルダ33とホルダ34が2分割の構造にしているのは、この部分が屈曲している特長を実現する為に導入したものである。
一方、図8に示すように、上刃電極18は、ホルダ33に枢支される回動軸39により、回動自在に枢支される。また、電極開閉ロッド17の端は、取付位置40で上刃電極18に接続される。
電極開閉ロッド17は、牽引ロッド45、可撓性の牽引ワイヤー46、これらを接続する接続管47と牽引ワイヤー46を摩擦切れから保護する可撓性のガイドチューブ48、上刃電極18を回動させるリンクピン49からなる。尚、可撓性の牽引ワイヤー46は、りん青銅等の非磁性の金属線のロープからなる。ガイドチューブ48は、例えば、テフロン(登録商標)、りん青銅等の非磁性のコイルからなる。図11は、電極開閉ロッド17の断面図である。
可動ハンドル14が揺動されると、図8のB1、B2に示すように、電極開閉ロッド17が前後に移動する。電極開閉ロッド17が前後に移動すると、上刃電極18が回動開閉することなる。上刃電極18が回動軸39を中心にして回動する。これにより、図4(A)〜図4(C)に示したように、刃先開状態と、刃先近接状態と、刃先閉状態とになる。
このように、第1実施形態では、刃先開状態から生体組織の体積に応じて、上刃電極18と下刃電極19とで挟持し、マイクロ波を印加できる。その後、マイクロ波の印加を切断した後、刃先の方から上刃電極18を下刃電極19とで、刃先閉状態として、生体組織を切断することができる。
なお、上刃電極18と下刃電極19は、テフロン系、金メッキ等の付着防止のコーティングが施されており、凝固後の生体組織が付着することなく、連続的に凝固、切断の処理が行える。
次に、可動ハンドル14の揺動を、電極開閉ロッド17の前後の動きに変換するスライダクランク機構について説明する。
図12において、本体部11は、樹脂製の本体カバー50で覆われている。図13に示すように本体カバー50は、50a、50bの2分割で構成されている。図12において、固定ハンドル14−2は、本体部11の本体カバー50にネジ60a、60b、60c、60d、60e、60fによりネジ止めされている。本体部11の本体カバー50から50aを外すと、図14に示すように、本体部11の内部の構成が現れる。
図14において、外筒管13は回動子15を挿通し、外筒管13の端は円筒取付部材70に固定される。回動子15は、ゴム製(シリコン、フッ素ゴム等)のリング75a、75bの摩擦抵抗により、術者に意思に反して簡単に回動しないように、構成されている。外筒管13は、回動子15及び円筒取付部材70により、本体部11内で回動自在に支持される。また、外筒管13の外周には、円筒部材71が摺動自在に取り付けられている。カバー50には、仕切り壁72が設けれており、円筒部材71との間には、コイルスプリング73が配設される。コイルスプリング73は、円筒部材71を矢印E1方向に付勢している。
図15は、本体部11の内部において、外筒管13の内部の構成を示している。スライド棒76は、導線ロッド16の径より大きな穴を有しており、導線ロッド16と接続なく摺動できる。スライド棒76は、牽引ロッド45を接続しており、スライド棒76が、F1及びF2方向へ動くと同時に牽引ロッド45も動くこととなる。この動作により上刃電極18が回動し生体組織を挟持することができる。また、スライド棒76には、スライドピン77a、77bが固定されている(図16参照)。スライドピン77a、77bは、図面17に示すように、外筒管13に設けられた長穴78に案内されて動く。
図18に可動ハンドル14の外観図と断面図を示す。図19に可動ハンドル14と円筒部材71及び、円筒部材79の構成を示す。円筒部材71は、スライドピン77bを介してスライド棒76と接続している。また、円筒部材79は、スライドピン77aを介してスライド棒76と接続している。尚、可動ハンドル14が回動支点74に回動自在に枢支されている(図14参照)。また、図14において、スイッチ80は、マイクロ波を印加するスイッチであり、このスイッチ動作により、信号線81により、マイクロ波発信機に凝固指令を与える。
以上説明したように、可動ハンドル14の揺動により、円筒部材71、79を介して、スライドピン77a、77bが長穴78に案内されスライド棒76(図15参照)が図14中のE1-E2の方向に動作する。さらに、スライド棒76の動作により、上刃電極18が回動し下刃電極19とで生体組織を挟持し、スイッチ80を押し、マイクロ波を印加させて生体組織を凝固させ、さらに、可動ハンドル14を揺動させて生体組織を切断する。
図20は、上刃電極18の閉じ位置を3段階(1又は複数以上の選択された閉じ幅を得る)に切り替える手段であるボタン90を設けた医療処置具の全体図である。
図21は、カバーを外したグリップ本体内部の図である。
図22において、クリックリング91は、外周に溝92が設けられており、この溝92にクリックばね93に取り付けられているローラ94が、落ち込むようになっている。この溝とクリックばねに取り付けられているローラの組合せが、電極操作ロッドの前後移動に制御を与える手段の1例示である。
図23において、スライダ棒76には、ピン95が設けられており、このピン95を介してクリックリング91が取り付けられている。クリップリング91は、図21に示す可動レバー14を揺動させることにより、円筒部材71を介して、図23のスライダ棒76を動かすことにより、クリックリング91が動くこととなる。
図24は、クリックばね部の詳細図、図25は、その立体図である。
クリックばね93は、ローラ94に挿入されたローラピン97が溶接にて接続されており、このクリックばね93は、取り付け板96に、ネジ99a、99bで固定される。この取り付け板96には、ボタン90が取り付けられている。また、取り付け板96には、本体カバー50aに取り付ける為の取り付けピン98a、98bが螺合にて取り付けられている。
図26は、取り付け板96とボタン90との取り付け関係を示す。取り付け板96には、ボタン軸100が勘合挿入され、このボタン軸100には、ボタン90が螺合により取り付けられている。本体カバー50aとボタン軸100との間には、コイルばね101が取り付けられており、ボタン軸100がF1の方向へ付勢されている。ボタン90をF2の方向へ摘み上げるとコイルばね101が圧縮する。
図27、図28において、クリックばね部の取り付け板96と本体カバー50aとの取り付け関係を示す。取り付け板96は、ピン98a、98bを介して、本体カバー50aに取り付けてあり、図26の本体カバー50aの長穴102a、102bを摺動可能な構造となっている。図29は、ピン98aの拡大図である。
図30において、長穴103をボタン90が摺動可能に取り付けられている。
長穴103には、図31に示すように、すり鉢上のざぐり106a、106b、106cが設けられている。長穴103の下近傍には、円形指標104a、104b、104cが設けられ、また、ボタン90の線上指標105が設けられている。
例えば、円形指標104aは緑色、104bは赤色、105cは黄色とし、ボタン90の線上105は、黒色の塗料を塗布することにより、目視にて認識しやすくすることが、好ましい。
次に、クリックレバー部の一連の動作を説明する。
図26に示すように、ボタン90をF2方向へ引き、図30に示すG2方向の円形指標104aへずらすと図22のローラ94の位置がH2方向へずれる。よって、溝92にローラ94が落ち込む位置が変更となる。尚、この位置で上刃電極18は、最大に開いた状態となる。 次に、上記同様に、G1方向の円形指標104cへずらすと図22のローラ94の位置がH1方向へずれる。よって、溝92にローラ94が落ち込む位置が変更となる。この位置では、上刃電極18は、最小開きとなる。
尚、円形指標104bの位置では、上刃電極18は、中間の開きとなるように設計されている。この例では、3種の選択された開き(閉じ幅)を設定できるように設計されている。
次に、このローラ94が溝92に落ち込んだときに発生するクリックばね93の振動により、術者の手に挟持の位置をしらせる。術者は、この位置を認識してマイクロ波を発生させるスイッチ80(図21参照)を押し生体組織を凝固する。
本発明は、上述した実体形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。たとえば、MRIでの使用する医療処置具として、非磁性体の金属であるが、X線での使用する医療処置具としては、磁性体の金属で応用できる。
1 :医療処置具
2 :電極部
11:本体部
12:コネクタ
13:外筒管(シャフト部ともいう)
14:可動ハンドル
14−2:固定ハンドル
15:回動子
16:導線ロッド
17:電極開閉(操作)ロッド
18:上刃電極(第1の電極)
19:下刃電極(第2の電極)
30:中心電極
31:絶縁体
32:シールドチューブ
32:導電体のアースパイプ
33:シールドホルダ
33(a)(b):シールドホルダ部品
33(c):シールドホルダ33の頚部
34:屈曲したホルダ
35:止金
36:シールドキャップ
37:固定キャップ
37(a):切り欠きを有する穴
37:穴
38:ネジ
39:回動軸
40:取付位置
41:半円溝
42:半円鍔
43(a)、43(b):半円溝
44(a)、44(b):半円溝
45:牽引ロッド
46:牽引ワイヤー
47:接続管
48:ガイドチューブ
49:リンクピン
50:樹脂製の本体カバー
50(a)、50(b):本体カバー部品
60a、60b、60c、60d、60e、60f:ネジ
70:円筒取付部材
71:円筒部材
72:仕切り壁
73:コイルスプリング
74:回動支点
75a、75b:リング
76:スライド棒
77a、77b:スライドピン
78:長穴
79:円筒部材
80:スイッチ
81:信号線
90:閉じ位置を3段階に切り替える手段であるボタン
90:ボタン
91:クリックリング
92:溝
93:クリックばね
94:ローラ
95:ピン
96:取り付け板
97:ローラ94に挿入されたローラピン
98a、98b:取り付けピン
99a、99b:ネジ
100:ボタン軸
101:コイルばね
102a、102b:本体カバー50aの長穴
103:長穴
104a、104b、104c:円形指標
105:線上指標
106a、106b、106c:すり鉢上のざぐり

Claims (9)

  1. 第1の電極と該第1の電極に対向して配置された第2の電極を含む把持機能、凝固機能及び切断機能を担持する電極部と、前記第1の電極と前記第2の電極の把持機能、凝固機能及び切断機能の駆動を実行する操作部と、電極部と操作部を繋ぐシャフト部と、操作部の一端に設置されたマイクロ波電源と接続可能なコネクター部と、マイクロ波を電極部に供給するシャフト部内に設置した導電ロッドと、操作部からの操作力を電極部に伝えるシャフト部内に設置した電極操作ロッドを含み、前記第1の電極と前記第2の電極との間で生体組織を挟持し、前記電極にマイクロ波を供給して生体組織を凝固させ、前記第1の電極と前記第2の電極による相互作用により生体組織を切断する作用をもつ、マイクロ波医療用処置具であって、前記第1の電極と前記第2の電極との間について1または複数以上の選択された閉じ幅を術者に認識させる手段(認識手段)を担持していることを特徴とする医療用処置具。
  2. 認識手段が、電極操作ロッドの前後運動に制御を与える手段である請求項1の医療用処置具。
  3. 選択された閉じ幅が、組織の把持・凝固の操作に適合する請求項1又は2の医療用処置具。
  4. 前記把持状態において、組織凝固のために電極部へマイクロ波を供給する連動スィッチを設けてなる請求項1〜3のいずれか一に記載の医療用処置具。
  5. 認識手段が、凸凹構造である請求項1〜4のいずれか一に記載の用具。
  6. 凝固が完了後に、操作部のハンドルをさらに引き処置部位の凝固された組織を切断する請求項1〜5のいずれか一に記載の用具。
  7. 第一導体と第二導体が各々操作刃と固定刃からなり開閉機能をもつ又は両導体が相対変位可能な滑り機能である請求項1〜6のいずれか一に記載の用具。
  8. 前記第1の電極と第2の電極は、凝固組織が付着し難いコーティングを施されていることを特徴とした請求項1〜7のいずれか一に記載の医療処置具。
  9. 前記導電ロッドが、同軸ケーブルである請求項1〜8のいずれか一に記載の医療用処置具。
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