JP5762476B2 - 磁気共鳴装置およびプログラム - Google Patents

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    • G01R33/5676Gating or triggering based on an MR signal, e.g. involving one or more navigator echoes for motion monitoring and correction

Description

本発明は、体動する部位を撮影する磁気共鳴装置、およびその磁気共鳴装置に適用されるプログラムに関する。
呼吸同期法を用いて被検体を撮影する技術として、ナビゲータ法が知られている(特許文献1参照)。
特開2009−254392号公報
ナビゲータ法では、肝臓の肺側のエッジにナビゲータ領域が設定され、ナビゲータ領域からナビゲータ信号を収集するためのナビゲータシーケンスが実行される。そして、ナビゲータ信号に基づいて肝臓のエッジの位置が検出される。
しかし、ナビゲータ領域が設定された位置によっては、ナビゲータ信号が乱れることがある。この場合、肝臓のエッジ位置の検出精度が悪くなり、画像に体動アーチファクトが現れることがある。オペレータは画像を確認し、体動アーチファクトが発生していることが分かった場合、スキャンをやり直す必要がある。したがって、撮影に掛かる時間が延長してしまい、患者に掛かる負担が大きくなるという問題がある。そこで、オペレータが画像を確認する前に、肝臓のエッジの位置の検出に適したナビゲータ信号が収集できているか否かを判断できる技術が望まれている。
本発明の第1の観点は、体動する第1の部位と体動する第2の部位とを含むナビゲータ領域から、前記第1の部位のエッジの位置を検出するための第1のナビゲータ信号を収集する磁気共鳴装置であって、
前記第1のナビゲータ信号を収集するためのスキャンを実行するスキャン手段と、
前記第1のナビゲータ信号に基づいて、前記ナビゲータ領域内の各位置と信号強度との関係を表すプロファイルを作成するプロファイル作成手段と、
前記プロファイルに基づいて、前記第1の部位のエッジの位置を検出する検出手段と、
前記プロファイルの前記第1の部位に対応する領域の中から、前記エッジの位置に近い側の第1の領域を求めるとともに、前記プロファイルの前記第2の部位に対応する領域の中から、前記エッジの位置に近い側の第2の領域を求める手段と、
前記第1の領域内における信号強度の特性を表す第1の特性値と、前記第2の領域内における信号強度の特性を表す第2の特性値とに基づいて、前記ナビゲータ信号の品質を評価する評価手段と、
を有する磁気共鳴装置である。
本発明の第2の観点は、体動する第1の部位と体動する第2の部位とを含むナビゲータ領域から、前記第1の部位のエッジの位置を検出するための第1のナビゲータ信号を収集する磁気共鳴装置に適用されるプログラムであって、
前記第1のナビゲータ信号に基づいて、前記ナビゲータ領域内の各位置と信号強度との関係を表すプロファイルを作成するプロファイル作成処理と、
前記プロファイルに基づいて、前記第1の部位のエッジの位置を検出する検出処理と、
前記プロファイルの前記第1の部位に対応する領域の中から、前記エッジの位置に近い側の第1の領域を求めるとともに、前記プロファイルの前記第2の部位に対応する領域の中から、前記エッジの位置に近い側の第2の領域を求める処理と、
前記第1の領域内における信号強度の特性を表す第1の特性値と、前記第2の領域内における信号強度の特性を表す第2の特性値とに基づいて、前記ナビゲータ信号の品質を評価する評価処理と、
を計算機に実行させるためのプログラムである。
第1の特性値と第2の特性値を用いることにより、ナビゲータ信号の品質を判断することができる。
本発明の第1の形態の磁気共鳴装置の概略図である。 第1の形態で実行されるスキャンを示す図である。 撮影領域を概略的に示す図である。 プリスキャンAで実行されるシーケンスの説明図である。 トリガレベルTLの一例を示す図である。 本スキャンBの説明図である。 ナビゲータシーケンスNAVを実行し、ナビゲータシーケンスNAVにより収集されたナビゲータ信号に基づいてオペレータに警告をするか否かを判断するまでのフローを示す図である。 肝臓のエッジ位置の検出誤差が大きくなるときの一例を示す図である。 プロファイルF1を概略的に示す図である。 肝臓のエッジの位置x1を示す図である。 ステップST4の説明図である。 比Hを示す図である。 ナビゲータ信号の品質の評価するときの考え方の説明図である。 比H=S1/S2が大きいか否かを判断する方法の一例を示す図である。 2番目のナビゲータシーケンスNAVが実行されたときの様子を概略的に示す図である。 最後のナビゲータシーケンスNAVが実行されたときの様子を概略的に示す図である。 MR装置がスキャン条件を自動で変更する場合の構成の一例を示す図である。 第2の形態のMR装置の概略図である。 図7に示すフローで実行される処理を概略的に示す図である。 2番目のナビゲータシーケンスNAVを実行し、オペレータに警告するか否かを判断するときのフローを示す図である。 図20のフローで実行される処理を概略的に示す図である。 プロファイルF1とプロファイルF2との二乗誤差E(d)の算出方法を概略的に示す図である。 プロファイルF2がプロファイルF1に類似しているか否かを判断するときの方法の一例を示す図である。 最後のナビゲータシーケンスNAVが実行されたときの様子を概略的に示す図である。
以下、発明を実施するための形態について説明するが、本発明は、以下の形態に限定されることはない。
(1)第1の形態
図1は、本発明の第1の形態の磁気共鳴装置の概略図である。
磁気共鳴装置(以下、「MR装置」と呼ぶ。MR:Magnetic Resonance)100は、マグネット2、テーブル3、受信コイル4などを有している。
マグネット2は、被検体10が収容されるボア21を有している。また、マグネット2は、超伝導コイル、勾配コイル、およびRFコイルなどが内蔵されている。
テーブル3は、クレードル3aを有している。クレードル3aは、ボア21内に移動できるように構成されている。クレードル3aによって、被検体10はボア21に搬送される。
受信コイル4は被検体10に取り付けられている。受信コイル4は、被検体10からの磁気共鳴信号を受信する。
MR装置100は、更に、送信器5、勾配磁場電源6、制御部7、操作部8、および表示部9などを有している。
送信器5はRFコイルに電流を供給し、勾配磁場電源6は勾配コイルに電流を供給する。尚、マグネット2、受信コイル4、送信器5、および勾配磁場電源6を合わせたものがスキャン手段に相当する。
制御部7は、表示部9に必要な情報を伝送したり、受信コイル4が受信したMR信号に基づいて画像を再構成するなど、MR装置100の各種の動作を実現するように、MR装置100の各部の動作を制御する。制御部7は、プロファイル作成手段71〜保存手段75などを有している。
プロファイル作成手段71は、ナビゲータ信号に基づいて、ナビゲータ領域内の各位置と信号強度との関係を表すプロファイルを作成する。
検出手段72は、プロファイルに基づいて、肝臓のエッジの位置を検出する。
特定手段73は、プロファイルの肝臓に対応する領域の中から、肝臓のエッジの位置に近い側の領域を特定するとともに、プロファイルの肺に対応する領域の中から、肝臓のエッジの位置に近い側の領域を特定する。
評価手段74は、ナビゲータ信号の品質を評価する。評価手段74は、算出手段74aおよび比判断手段74bなどを有している。算出手段74aは、信号強度の和S1およびS2を算出し(図11参照)、比H=S1/S21を算出する(図12参照)。比判断手段74bは、比Hが大きいか小さいかを判断する。
保存手段75は、肝臓のエッジの位置を保存する。
制御部7は、プロファイル作成手段71〜保存手段75を構成する一例であり、所定のプログラムを実行することにより、これらの手段として機能する。
操作部8は、オペレータにより操作され、種々の情報を制御部7に入力する。表示部9は種々の情報を表示する。
MR装置100は、上記のように構成されている。
図2は第1の形態で実行されるスキャンを示す図、図3は撮影領域を概略的に示す図である。
第1の形態では、プリスキャンAと、本スキャンBとが実行される。
プリスキャンAは、後述するトリガレベルTL(図5参照)を決定するために実行されるスキャンである。トリガレベルTLについては後述する。
本スキャンBは、腎臓を撮影するためのスキャンである。
以下に、プリスキャンAおよび本スキャンBについて順に説明する。
図4は、プリスキャンAで実行されるシーケンスの説明図である。
プリスキャンAでは、ナビゲータシーケンスNAV〜NAVが実行される。ナビゲータシーケンスNAV〜NAVは、肝臓の肺側のエッジに設定されたナビゲータ領域Rnav(図3参照)からナビゲータ信号を収集するためのシーケンスである。ナビゲータ信号は、肝臓のエッジの位置を検出するための信号である。
ナビゲータシーケンスNAV〜NAVを実行することにより、時点t1〜tzにおける肝臓のエッジの位置を検出することができる。プリスキャンAを終了した後、肝臓のエッジの位置x1〜xzのデータに基づいて、トリガレベルTLを決定する。図5は、トリガレベルTLの一例を示す図である。トリガレベルTLは、後述する本スキャンBにおいてデータ収集シーケンスDAQ(図6参照)を実行するときの肝臓のエッジの基準位置を表している。トリガレベルTLは、例えば、肝臓のエッジの位置の最大値と最小値の中間に設定することができる。トリガレベルTLが本スキャンBを実行するときにどのように使用されるかについては、後述する。
プレスキャンAを実行した後、本スキャンBを実行する。
図6は、本スキャンBの説明図である。
本スキャンBでは、ナビゲータシーケンスNAVと、腎臓のデータを取得するためのデータ収集シーケンスDAQとが実行される。
本スキャンBでは、ナビゲータシーケンスNAVを実行し、各時点における肝臓のエッジの位置を検出する。そして、肝臓のエッジの位置がトリガレベルTLの上側から下側に移動したときに、撮影領域Rim(図3参照)からデータを収集するためのデータ収集シーケンスDAQが実行される。
以下同様に、ナビゲータシーケンスNAVとデータ収集シーケンスDAQを繰り返し実行し、本スキャンBを終了する。本スキャンBにより収集されたデータに基づいて、腎臓の画像が再構成され、被検体の撮影が終了する。したがって、トリガレベル内でデータが収集されるので、体動アーチファクトが軽減された画像を得ることが可能となる。
しかし、ナビゲータ領域に皮下脂肪や肺血管などが含まれている場合、皮下脂肪や肺血管の信号などが原因で、肝臓のエッジの検出に適したナビゲータ信号が得られないことがある。このようなナビゲータ信号を用いて肝臓のエッジの位置を検出すると、検出精度が悪くなったり、場合によっては肝臓のエッジの位置を検出することができないこともある。したがって、本スキャンBにより得られた画像に、呼吸による体動アーチファクトが現れ、画質が劣化するという問題がある。
そこで、本形態では、プリスキャンAの間に、肝臓のエッジの検出に適した良好なナビゲータ信号が得られているか否かを判断し、良好なナビゲータ信号が得られない場合は、その旨を表す警告をオペレータに報知している。以下に、どのようにしてオペレータに警告を報知するかについて説明する。
オペレータは、ナビゲータ領域Rnav(図3参照)やスライスなどを設定し、プリスキャンAを実行する。以下に、プレスキャンAについて説明する。
プリスキャンAでは、先ず、ナビゲータシーケンスNAVを実行し、ナビゲータシーケンスNAVにより収集されたナビゲータ信号に基づいて、オペレータに警告するか否かを判断するための処理を行う。
図7は、ナビゲータシーケンスNAVを実行し、ナビゲータシーケンスNAVにより収集されたナビゲータ信号に基づいてオペレータに警告をするか否かを判断するまでのフローを示す図である。
ステップST1では、ナビゲータシーケンスNAVが実行される(図8参照)。
図8は、ナビゲータシーケンスNAVが実行された様子を示す図である。
ナビゲータシーケンスNAVが実行されることにより、ナビゲータ領域Rnavからナビゲータ信号V1が収集される。ナビゲータシーケンスNAVを実行した後、ステップST2に進む。
ステップST2では、プロファイル作成手段71(図1参照)が、ナビゲータ信号V1に基づいてプロファイルF1を作成する。図9に、作成されたプロファイルF1を概略的に示す。プロファイルF1は、ナビゲータ領域RnavのSI方向の各位置における信号強度を表している。プロファイルF1を作成した後、ステップST3に進む。
ステップST3では、検出手段72(図1参照)が、プロファイルF1に基づいて、肝臓のエッジの位置x1を検出する。図10に、肝臓のエッジの位置x1を示す。ここでは、プロファイルF1の信号強度が最も急峻に変化している位置を、肝臓のエッジの位置x1として検出する。肝臓のエッジの位置x1を検出した後、ステップST4に進む(図11参照)。
図11はステップST4の説明図である。
ステップST4では、特定手段73(図1参照)が、プロファイルF1の肝臓領域Raの中で、肝臓のエッジの位置x1に近い側の領域r1を特定し、更に、プロファイルF1の肺領域Rbの中で、肝臓のエッジの位置x1に近い側の領域r2を特定する。そして、算出手段74a(図1参照)が、プロファイルF1の領域r1における信号強度の和S1と、プロファイルF1の領域r2における信号強度の和S2とを算出する。信号強度の和S1およびS2を算出した後、ステップST5に進む。
ステップST5では、算出手段74aが、信号強度の和の比H=S1/S2を算出する。図12に比Hを示す。比Hを算出した後、ステップST6に進む。
ステップST6では、比Hに基づいて、ナビゲータ領域Rnavから収集されるナビゲータ信号の品質を評価する。以下に、ナビゲータ信号の品質の評価方法について説明する(図13参照)。
図13は、ナビゲータ信号の品質の評価するときの考え方の説明図である。
図13では、ナビゲータ信号から得られたプロファイルとして、2つのプロファイルU1およびU2が示されている。以下、プロファイルU1およびU2について順に説明する。
(1)プロファイルU1について
プロファイルU1は、領域r2では低信号になっており、領域r1では高信号になっているので、領域r1およびr2を合わせた領域rに、信号強度の急激な変化が現れる。このような信号強度の急激な変化が現れる場合、領域r2における信号強度の和Sa2は小さい値になるが、領域r1における信号強度の和Sa1は大きい値になるので、信号強度の和の比H=Sa1/Sa2は大きい値になる。したがって、比Hが大きい場合、領域rに信号強度の急激な変化が現れている可能性が高いので、肝臓のエッジの位置の検出がしやすいと考えられる。このような理由から、比Hが大きい場合、ナビゲータ領域から収集されるナビゲータ信号の品質は良好であると評価する。
(2)プロファイルU2について
プロファイルU2は、領域r2に高信号が現れており、領域r1では信号値の低下が見られる。したがって、プロファイルU2は、プロファイルU1とは異なり、領域rにおいて信号強度の急激な変化は現れない。この場合、領域r2における信号強度の和Sb2と、領域r1における信号強度の和Sb1との間には、大きさ差は見られないので、信号強度の和の比H=Sb1/Sb2は小さい値になる。つまり、比Hが小さい場合、領域r内に信号強度の急激な変化が現れている可能性が低いので、肝臓のエッジの位置が検出しにくいと考えられる。このような理由から、比Hが小さい場合、ナビゲータ領域から収集されるナビゲータ信号の品質は悪いと評価する。
上記の記載(1)および(2)から、比Hが大きいか小さいかを判断することによって、ナビゲータ信号の品質を評価できることが分かる。そこで、ステップST6では、比Hが大きいか小さいか判断し、比Hが大きいと判断された場合、ナビゲータ信号の品質は良好であると評価し、比Hが小さいと判断された場合、ナビゲータ信号の品質は悪いと評価する。
図12に戻って説明を続ける。
図12では、比Hは、H=S1/S2となっている。したがって、比H=S1/S2が大きいか小さいかが判断される。比H=S1/S2が大きいか小さいかの判断は、比判断手段74b(図1参照)が行う。図14に、比H=S1/S2が大きいか否かを判断する方法の一例を示す。図14の方法では、比H=S1/S2が大きいか小さいかを判断する基準となる閾値THが予め準備されている。比判断手段74bは、比Hと閾値THとを比較し、H<THの場合、比Hは小さいと判断し、一方、H≧THの場合、比Hは大きいと判断する。閾値THは、被検体のスキャンをする前に事前に決定されている値である。閾値THは、例えば、複数の人間を実際にスキャンすることにより得られたプロファイルを参考にして決定することができる。
比Hが小さいと判断された場合(H<TH)、ナビゲータ領域から収集されるナビゲータ信号の品質は悪いと評価する。ナビゲータ信号の品質が悪いと評価されると、ステップST7に進む。
ステップST7では、MR装置は、「ナビゲータ信号の品質が悪い」旨を表す警告をオペレータに報知する。オペレータに警告を報知する手段としては、例えば、上記の警告を音声でオペレータに報知するスピーカや、上記の警告を視覚情報でオペレータに報知する表示部などを用いることができる。オペレータは、上記の警告を受けた場合、プレスキャンAを中断し、肝臓のエッジの検出に適した高品質なナビゲータ信号が得られるようにスキャン条件を変更する。スキャン条件の一例を、以下に示す。
(a)ナビゲータ領域の位置
(b)ナビゲータ領域の厚さ
(c)ナビゲータシーケンスで使用されるRFパルスの中心周波数およびフリップ角
(d)ナビゲータシーケンスで使用されるRFパルスの波形
(e)ナビゲータシーケンスで使用される勾配パルスの波形
オペレータは操作部8を操作し、スキャン条件を変更するための情報を制御部7に入力する。スキャン条件が変更された後、図7のフローに従ってプリスキャンAが再度実行される。オペレータは、警告によって、本スキャンBの前にナビゲータ信号の品質が悪いことを認識できるので、本スキャンBの画像に体動アーチファクトが現れるリスクを軽減することができる。
一方、ステップST6において、比判断手段74bが、比Hが大きいと判断した場合(H≧TH)、ナビゲータ領域から収集されるナビゲータ信号の品質は良好であると評価される。この場合、ステップST8に進み、保存手段75(図1参照)が、肝臓のエッジの位置x1を保存する。そして、警告がされることなく、フローが終了する。
肝臓のエッジの位置x1を保存した後、2番目のナビゲータシーケンスNAVが実行される。2番目のナビゲータシーケンスNAVを実行する場合も、図7に示すフローが実行され、警告をするか否かが判断される。図15に、2番目のナビゲータシーケンスNAVが実行されたときの様子を概略的に示す。2番目のナビゲータシーケンスNAVによりナビゲータ信号V2が収集され、プロファイルF2が作成される。プロファイルF2に基づいて、肝臓のエッジの位置x2を検出し、領域r1における信号強度の和S1と、領域r2における信号強度の和S2を算出する。そして、比H=S1/S2に基づいて、ナビゲータ信号の品質が評価される。ナビゲータ信号の品質が悪い場合、警告が出されるが、ナビゲータの品質が良好の場合、肝臓のエッジの位置x2が保存され、警告が出されることなく、図7のフローが終了する。
以下同様に、残りのナビゲータシーケンスNAV〜NAVの各々を実行するときも、図7に示すフローが実行される。したがって、ナビゲータシーケンスを実行するたびにナビゲータ信号の品質が評価され、ナビゲータ信号の品質が悪い場合、警告が出される。
図16に、最後のナビゲータシーケンスNAVが実行されたときの様子を概略的に示す。最後のナビゲータシーケンスNAVによりナビゲータ信号Vzが収集され、プロファイルFzが作成される。プロファイルFzに基づいて、肝臓のエッジの位置xzを検出し、領域r1における信号強度の和S1と、領域r2における信号強度の和S2を算出する。そして、比H=S1/S2に基づいて、ナビゲータ信号の品質が評価される。ナビゲータ信号の品質が悪い場合、警告が出されるが、ナビゲータの品質が良好の場合、警告が出されることなく、プレスキャンAが終了する。
プリスキャンAの間に警告が出されなかった場合、肝臓のエッジの位置x1〜xzに基づいてトリガレベルTL(図5参照)が求められる。そして、本スキャンBが実行され(図6参照)、被検体の撮影が終了する。
第1の形態では、プロファイルF1〜Fzの中から2つの領域r1およびr2を特定し、領域r1内の信号強度の和S1と、領域r2の信号強度の和S2を算出する(図11参照)。信号強度の和S1およびS2を算出した後、比H=S1/S2を算出し(図12参照)、比H=S1/S2に基づいて、ナビゲータ信号の品質を評価する(図14参照)。ナビゲータ信号の品質が悪い場合は、オペレータに警告を出すので、オペレータは、本スキャンBの前にナビゲータ信号の品質が悪いことを認識できる。警告が出た場合、オペレータは、スキャン条件を変更するので、本スキャンBの画像に体動アーチファクトが現れるリスクを軽減することができる。
第1の形態では、警告が出た場合、オペレータは、プリスキャンAを中断し、スキャン条件を変更している。しかし、プリスキャンAが終了するのを待ってから、スキャン条件を変更してもよい。
第1の形態では、オペレータが手動でスキャン条件を変更している。しかし、MR装置がスキャン条件を自動で変更してもよい。図17に、MR装置がスキャン条件を自動で変更する場合の構成の一例を示す。図17のMR装置101は、制御部7に、スキャン条件を変更する変更手段76が備えられている。変更手段76は、ステップST6において、比Hが大きいと判断された場合、スキャン条件を変更する。変更手段76を備えておくことにより、オペレータがスキャン条件を変更する必要がないので、オペレータの作業負担を軽減することができる。尚、スキャン条件を変更しても、比Hが小さいと判断された場合(H<TH)、変更手段76は、スキャン条件を更に変更する。MR装置101は、更に変更されたスキャン条件にしたがって、図7のフローを実行する。そして、変更手段76は、比Hが大きいと判断されるまで(H≧TH)、スキャン条件を変更する。したがって、本スキャンBの画像に体動アーチファクトが現れるリスクを軽減することができる。また、スキャン条件の変更可能な回数の上限値Nを決めておき、スキャン条件をN回変更してもH≧THを満たさない場合、N回変更したスキャン条件の中で、Hが最大値となるスキャン条件を特定し、特定したスキャン条件で、プリスキャンAおよび本スキャンBを実行してもよい。尚、MR装置がスキャン条件を自動で変更する場合、オペレータに警告を報知してもよいし、警告を報知しなくてもよい。
(2)第2の形態
図18は、第2の形態のMR装置の概略図である。
第2の形態のMR装置200は、第1の形態のMR装置100と比較すると、評価手段74が異なっているが、その他の構成は、第1の形態のMR装置100と同じである。したがって、第2の形態のMR装置200の説明に当たっては、評価手段74を主に説明する。
評価手段74は、算出手段74a、比判断手段74b、および類似判断手段74cなどを有している。算出手段74aおよび比判断手段74bは、第1の形態と同じである。類似判断手段74cは、プロファイルF2〜FzがプロファイルF1に類似しているか否かを判断する。
以下、第2の形態においてプリスキャンAおよび本スキャンBを実行するときのフローについて説明する。
オペレータは、ナビゲータ領域Rnav(図3参照)やスライスなどを設定し、プリスキャンAを実行する。以下に、プレスキャンAについて説明する。
プリスキャンAでは、先ず、第1の形態と同様に、図7に示すフローに従って、1番目のナビゲータシーケンスNAVを実行し、ナビゲータシーケンスNAVにより収集されたナビゲータ信号に基づいて、オペレータに警告するか否かを判断する(図19参照)。
図19は、図7に示すフローで実行される処理を概略的に示す図である。
ステップST1では、ナビゲータシーケンスNAVが実行される。ナビゲータシーケンスNAVが実行されることにより、ナビゲータ信号V1が収集される。ナビゲータ信号V1が収集された後、プロファイルF1が作成され(ステップST2)、プロファイルF1に基づいて肝臓のエッジの位置x1が検出される(ステップST3)。肝臓のエッジの位置x1を検出した後、領域r1における信号強度の和S1と、領域r2における信号強度の和S2が算出され(ステップST4)、比H=S1/S2が算出される(ステップST5)。そして、H<THであるか、H≧THであるかが判断される(ステップST6)。H<THの場合、警告が出され(ステップST7)、H≧THの場合、肝臓のエッジの位置x1が保存される(ステップST8)。
ここでは、H≧THであるとする。したがって、肝臓のエッジの位置x1が保存され、警告されることなく図7に示すフローを終了する。
肝臓のエッジの位置x1を保存した後、2番目のナビゲータシーケンスNAVが実行される。第2の形態では、2番目のナビゲータシーケンスNAVを実行する場合、図7とは別のフローに従って警告をするか否かが判断される。以下に、2番目のナビゲータシーケンスNAVを実行し、オペレータに警告するか否かを判断するときのフローについて説明する。
図20は、2番目のナビゲータシーケンスNAVを実行し、オペレータに警告するか否かを判断するときのフローを示す図である。尚、図20のステップST1〜ST7は、図7のステップST1〜ST7と同じである。したがって、ステップST1〜ST7については簡単に説明する。
図21は、図20のフローで実行される処理を概略的に示す図である。
ステップST1では、ナビゲータシーケンスNAVが実行される。ナビゲータシーケンスNAVが実行されることにより、ナビゲータ信号V2が収集される。ナビゲータ信号V2が収集された後、プロファイルF2が作成され(ステップST2)、プロファイルF2に基づいて肝臓のエッジの位置x2が検出される(ステップST3)。肝臓のエッジの位置x2を検出した後、領域r1における信号強度の和S1と、領域r2における信号強度の和S2が算出され(ステップST4)、比H=S1/S2が算出される(ステップST5)。そして、H<THであるか、H≧THであるかが判断される(ステップST6)。H<THと判断された場合、ステップST7に進み警告が出される。
一方、ステップST6においてH≧THと判断された場合、ステップST70に進む。
ステップST70では、類似判断手段74c(図18参照)が、プロファイルF2がプロファイルF1に類似しているか否かを判断する。以下のこの判断方法の一例について説明する。
類似判断手段74cは、プロファイルF2をSI方向に変位量dだけシフトさせ、プロファイルF1とプロファイルF2との二乗誤差E(d)を算出する。図22に、プロファイルF1とプロファイルF2との二乗誤差E(d)の算出方法を概略的に示す。二乗誤差E(d)は、例えば以下の式で表すことができる。
類似判断手段74cは、dの値をd=0、d1、d2、・・・dzに設定し、各dの値における二乗誤差E(d=0)、E(d=d1)、・・・E(d=dz)を算出する。E(d=0)、E(d=d1)、・・・E(d=dz)を算出した後、類似判断手段74cは、E(d)の最小値を特定する。ここでは、E(d=d2)が最小値とする。E(d=d2)を特定した後、類似判断手段74cは、E(d=d2)の値に基づいて、プロファイルF2がプロファイルF1に類似しているか否かを判断する(図23参照)。
図23に、プロファイルF2がプロファイルF1に類似しているか否かを判断するときの方法の一例を示す。図23の方法では、E(d)の値が大きいか小さいかを判断する基準となる閾値TH1を予め準備しておき、E(d=d2)<TH1の場合、プロファイルの類似度は大きいと判断し、一方、E(d=d2)≧TH1の場合、プロファイルの類似度は小さいと判断する。閾値TH1は、被検体のスキャンをする前に事前に決定されている値である。閾値TH1は、例えば、複数の人間を実際にスキャンすることにより得られたプロファイルを参考にして決定することができる。
プロファイルF2がプロファイルF1に類似していない場合、肝臓のエッジの検出位置x1又はx2の信頼性が低いことが考えられる。そこで、プロファイルF2がプロファイルF1に類似していないと判断された場合(E(d=d2)≧TH1)、ステップST7に進み、「ナビゲータ信号の品質が悪い」旨を表す警告をオペレータに報知する。オペレータは、警告を受けると、プレスキャンAを中断し、肝臓のエッジの検出に適した高品質なナビゲータ信号が得られるように、スキャン条件を調整し、プリスキャンAを再実行する。
一方、プロファイルF2がプロファイルF1に類似している場合(E(d=d2)<TH1)、肝臓のエッジの検出位置x1およびx2の信頼性は高いと考えられる。したがって、ステップST8に進み、肝臓のエッジの位置x2が保存され、図20のフローが終了する。
以下同様に、残りのナビゲータシーケンスNAV〜NAVの各々を実行するときも、図20に示すフローが実行される。したがって、ナビゲータシーケンスを実行するたびにナビゲータ信号の品質が評価され、比Hが小さい場合又はプロファイルF1との類似度が小さい場合、警告が出される。
図24に、最後のナビゲータシーケンスNAVが実行されたときの様子を概略的に示す。最後のナビゲータシーケンスNAVによりナビゲータ信号Vzが収集され、プロファイルFzが作成される。プロファイルFzに基づいて、肝臓のエッジの位置xzを検出し、領域r1における信号強度の和S1と、領域r2における信号強度の和S2を算出する。そして、比H=S1/S2を算出し、比H<THと判断された場合、警告が出され、フローが終了する。しかし、H≧THと判断された場合、プロファイルFzがプロファイルF1に類似しているか否かが判断される。この判断は、図22および図23で説明した二乗誤差E(d)を用いる方法により行われる。プロファイルFzがプロファイルF1に類似している場合、肝臓のエッジの位置xzが保存され、プロファイルFzがプロファイルF1に類似していない場合、警告が出される。
プリスキャンAの間に警告が出されなかった場合、肝臓のエッジの位置x1〜xzに基づいてトリガレベルTL(図5参照)が求められる。そして、本スキャンBが実行され(図6参照)、被検体の撮影が終了する。
第2の形態でも、第1の形態と同様に、比Hを算出し、比Hに基づいてナビゲータ信号の品質を評価する。そして、比Hが小さい場合は(H<TH)、オペレータに警告を出すので、オペレータは、本スキャンBの前にナビゲータ信号の品質が悪いことを認識できる。
また、第2の形態では、プロファイルF2〜Fzの中のいずれかのプロファイルがプロファイルF1に類似していない場合も警告が出される。したがって、ナビゲータ信号の評価の信頼性を高めることができる。
尚、第2の形態では、プロファイルF1と、プロファイルF2〜Fzの各々との二乗誤差E(d)を算出し、二乗誤差E(d)に基づいて、プロファイルF2〜FzがプロファイルF1に類似しているか否かを判断している。しかし、二乗誤差E(d)を算出する方法とは別の方法で、プロファイルF2〜FzがプロファイルF1に類似しているか否かを判断してもよい。例えば、プロファイルF1と、プロファイルF2〜Fzの各々との相関係数を求め、相関係数に基づいてプロファイルF2〜FzがプロファイルF1に類似しているか否かを判断してもよい。また、第2の形態のMR装置200の制御部7に、ステップST6において比Hが大きいと判断された場合にスキャン条件を変更する変更手段を備えてもよい。変更手段を備えておくことにより、オペレータがスキャン条件を変更する必要がないので、オペレータの作業負担を軽減することができる。
また、プロファイルF1〜Fzの比Hのばらつきを表す指標を算出し、この指標が所定値を超えた場合に警告を出すようにしてもよい。
尚、第1および第2の形態では、領域r1の信号強度の和S1と領域r2の信号強度の和S2とを算出している。しかし、領域r1における信号強度の特性を表す特性値と、領域r2における信号強度の特性を表す特性値とを求めることができるのであれば、信号強度の和S1およびS2とは別の値を算出してもよい。例えば、領域r1の信号強度の和S1の代わりに、領域r1の信号強度の平均値Save1を算出し、領域r2の信号強度の和S2の代わりに、領域r2の信号強度の平均値Save2を算出してもよい。信号強度の平均値Save1およびSave2を算出した場合は、H=S1/S2の代わりに、H=Save1/Save2を算出し、H=Save1/Save2が大きいか小さいかの判断結果に応じて、警告するか、肝臓のエッジの位置を保存すればよい。
第1および第2の形態では、トリガリングによりデータ収集シーケンスDAQを実行する例について述べられている。しかし、本発明は、トリガリングに限定されることはなく、ナビゲータ信号を受信する必要がある撮影であれば、どのような撮影にも適用することができる。
第1および第2の形態では、ナビゲータ領域Rnavは、肝臓と肺とを含むように設定されているが、体動する部位を含んでいるのであれば、肝臓又は肺とは別の部位を含んでいてもよい。例えば、ナビゲータ領域Rnavを、肝臓と心臓とを含むように設定してもよい。また、第1および第2の形態では、肝臓のエッジを検出しているが、別の部位のエッジを検出してもよい。
2 マグネット
3 テーブル
3a クレードル
4 受信コイル
5 送信器
6 勾配磁場電源
7 受信器
8 制御部
9 操作部
10 表示部
11 被検体
21 ボア
22 超伝導コイル
23 勾配コイル
24 RFコイル
81 ナビゲータデータ作成手段
82 エッジ位置検出手段
83 エッジ係数決定手段
100 MR装置

Claims (13)

  1. 体動する第1の部位と体動する第2の部位とを含むナビゲータ領域から、前記第1の部位のエッジの位置を検出するためのナビゲータ信号を収集する磁気共鳴装置であって、
    前記ナビゲータ信号を収集するためのスキャンを実行するスキャン手段と、
    前記ナビゲータ信号に基づいて、前記ナビゲータ領域内の各位置と信号強度との関係を表すプロファイルを作成するプロファイル作成手段と、
    前記プロファイルに基づいて、前記第1の部位のエッジの位置を検出する検出手段と、
    前記プロファイルの前記第1の部位に対応する領域の中から、前記エッジの位置に近い側の第1の領域を求めるとともに、前記プロファイルの前記第2の部位に対応する領域の中から、前記エッジの位置に近い側の第2の領域を求める手段と、
    前記第1の領域内における信号強度の特性を表す第1の特性値と、前記第2の領域内における信号強度の特性を表す第2の特性値とに基づいて、前記ナビゲータ信号の品質を評価する評価手段と、
    を有する磁気共鳴装置。
  2. 前記ナビゲータ信号の品質が悪いと評価された場合、前記ナビゲータ信号の品質が悪い旨をオペレータに報知する報知手段を有する、請求項1に記載の磁気共鳴装置。
  3. 前記スキャンは、複数のナビゲータ信号を収集するために実行され、
    前記プロファイル作成手段は、前記複数のナビゲータ信号に基づいて複数のプロファイルを作成し、
    前記評価手段は、前記複数のプロファイルのうちの2つのプロファイルが類似しているか否かに基づいて、前記ナビゲータ信号の品質を評価する、請求項1又は2に記載の磁気共鳴装置。
  4. 前記評価手段は、
    前記2つのプロファイルの二乗誤差を求め、前記二乗誤差に基づいて、前記2つのプロファイルが類似しているか否かを判断する、請求項3に記載の磁気共鳴装置。
  5. 前記評価手段は、
    前記2つのプロファイルの相関係数を求め、前記相関係数に基づいて、前記2つのプロファイルが類似しているか否かを判断する、請求項3に記載の磁気共鳴装置。
  6. 前記第1の特性値は、前記第1の領域内における信号強度の和であり、
    前記第2の特性値は、前記第2の領域内における信号強度の和である、請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。
  7. 前記第1の特性値は、前記第1の領域内における信号強度の平均値であり、
    前記第2の特性値は、前記第2の領域内における信号強度の平均値である、請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。
  8. 前記評価手段は、前記第1の特性値と前記第2の特性値との比に基づいて、前記ナビゲータ信号の品質を評価する、請求項1〜7のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。
  9. 前記スキャンは、複数のナビゲータ信号を収集するために実行され、
    前記プロファイル作成手段は、前記複数のナビゲータ信号に基づいて複数のプロファイルを作成し、
    前記評価手段は、前記プロファイルごとに前記比を求め、前記複数のプロファイルの比のばらつきに基づいて、前記ナビゲータ信号の品質を評価する、請求項8に記載の磁気共鳴装置。
  10. 前記ナビゲータ信号の品質が悪いと評価された場合、スキャン条件を変更する変更手段を有する、請求項1〜9のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。
  11. 前記スキャン条件は、
    前記ナビゲータ領域の位置、前記ナビゲータ領域の厚さ、前記スキャンで使用されるRFパルスの中心周波数、前記RFパルスのフリップ角、前記RFパルスの波形、前記スキャンで使用される勾配パルスの波形のうちの少なくともいずれか一つを含んでいる、請求項10に記載の磁気共鳴装置。
  12. 前記第1の部位は肝臓の少なくとも一部を含んでおり、前記第2の部位は肺の少なくとも一部を含んでいる、請求項1〜11のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴装置。
  13. 体動する第1の部位と体動する第2の部位とを含むナビゲータ領域から、前記第1の部位のエッジの位置を検出するためのナビゲータ信号を収集する磁気共鳴装置に適用されるプログラムであって、
    前記ナビゲータ信号に基づいて、前記ナビゲータ領域内の各位置と信号強度との関係を表すプロファイルを作成するプロファイル作成処理と、
    前記プロファイルに基づいて、前記第1の部位のエッジの位置を検出する検出処理と、
    前記プロファイルの前記第1の部位に対応する領域の中から、前記エッジの位置に近い側の第1の領域を求めるとともに、前記プロファイルの前記第2の部位に対応する領域の中から、前記エッジの位置に近い側の第2の領域を求める処理と、
    前記第1の領域内における信号強度の特性を表す第1の特性値と、前記第2の領域内における信号強度の特性を表す第2の特性値とに基づいて、前記ナビゲータ信号の品質を評価する評価処理と、
    を計算機に実行させるためのプログラム。



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