JP5759700B2 - 磁気媒体の静止座標で高周波磁界を生成するための装置 - Google Patents

磁気媒体の静止座標で高周波磁界を生成するための装置 Download PDF

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Description

本発明は、データ記録用の磁気ヘッドに関し、より詳細には、磁気データ記録システムで媒体の書き込み能力とデータ密度を向上させるためにデータ記録に先立ち磁気媒体内で磁気発振を誘導する磁気ウィグラー構造を含む磁気ヘッドに関する。
コンピュータの長期記憶の心臓部は、磁気ディスクドライブと呼ばれる組立品である。磁気ディスクドライブは、回転磁気ディスクと、回転磁気ディスクの表面の近傍にあるサスペンションアームによって浮かされた読み取りヘッドおよび書き込みヘッドと、書き込みヘッドおよび読み取りヘッドを回転ディスク上の被選択円形トラックの上方に配置するためにサスペンションアームを揺動させるアクチュエータとを含む。読み取りヘッドおよび書き込みヘッドは、エアベアリング面(ABS)を有するスライダに直接設けられる。サスペンションアームは、ディスクの表面に向けてスライダを付勢し、ディスクの近傍にある空気は、ディスクの回転時にディスクの表面と一緒に移動する。スライダは、この移動空気をクッションとし、ディスクの表面の上方を飛行する。スライダがエアベアリングに乗ると、回転ディスクに磁気転移を書き込むためおよび回転ディスクから磁気転移を読み取るために、書き込みヘッドおよび読み取りヘッドが用いられる。読み取りヘッドおよび書き込みヘッドは、書き込み機能および読み取り機能を実行するためにコンピュータプログラムにしたがって動作する処理回路に接続される。
書き込みヘッドは、従来より、第1の磁極片層と第2の磁極片層との間に挟まれた第1、第2、および第3の絶縁層(絶縁スタック)に埋め込まれたコイル層を含んでいる。第1の磁極片層と第2の磁極片層との間には、書き込みヘッドのエアベアリング面(ABS)におけるギャップ層によってギャップが形成され、磁極片層は、バックギャップにおいて接続される。コイル層に伝わる電流は、磁極片内に磁束を誘発し、これは、上記の回転ディスク上の円形トラックなどの移動媒体上のトラックに上記の磁気転移を書き込む目的で、ABSにおける書き込みギャップにおいて磁界をフリンジさせる。
最近の読み取りヘッド設計では、回転磁気ディスクから磁界を感知するために、GMRまたはTMRセンサが用いられている。センサは、ピンニング層および自由層と呼ばれる第1および第2の強磁性層の間に挟まれた非磁性伝導層または障壁層を含む。センサには、センス電流を流すために第1および第2のリードが接続される。ピンニング層の磁化は、エアベアリング面(ABS)に垂直にピンニングされる。自由層の磁気モーメントは、ABSに平行に配置されるが、外部磁界に反応して自由に回転可能である。ピンニング層の磁化は、通常、反強磁性層との交換結合によってピニングされる。
スペーサ層の厚さは、センサの中の伝導電子の平均自由路未満となるように選択される。この配置の場合、伝導電子の一部は、スペーサ層とピンニングおよび自由層の各々とのインターフェイスによって散失される。ピンニングおよび自由層の磁化が互いに平行である場合に散失は最小となり、ピンニングおよび自由層の磁化が反平行である場合に散失は最大となる。散失の変化は、cosθに比例してスピンバルブセンサの抵抗を変更させる。ここで、θはピンニング層と自由層の磁化の間の角度である。読み取りモードでは、スピンバルブセンサの抵抗は回転ディスクからの磁界の大きさに応じて変化する。センス電流がスピンバルブセンサを介して流れると、抵抗の変化によって電位の変化が引き起こされ、再生信号として検出され処理される。
データ密度およびデータ容量の増大を求める声が高まる中でそれに応えるために、研究者らは最近になって垂直記録システムの開発に尽力している。上述の書き込みヘッドを組み込んだものなどの、従来の長手記録システムは、磁気ディスク表面の面内において、トラックに沿った長手方向を向いた磁気ビットとしてデータを格納する。この長手データビットは、書き込みギャップによって隔てられた磁極対の間に形成するフリンジ磁界によって記録される。
反対に、垂直記録システムは、磁気ディスクの面に垂直に向いた磁化としてデータを記録する。磁気ディスクは、薄い硬磁性最上層によって覆われた軟磁性下地層を有する。垂直書き込みヘッドは、非常に小さい断面の書き込み極と、遥かに大きい断面の戻り極とを有する。書き込み極からは、磁気ディスク表面に垂直な方向に高密度の強い磁界が放出され、硬磁性最上層を帯磁させる。結果として生じる磁束は、次いで、軟磁性下地層を通って移動し、戻り極に戻る。そこでは、磁束は、十分に散開されていて弱いゆえに、戻り極に戻る途中で硬磁性最上層を通るときに、書き込み極によって記録された信号を消去することはない。
磁気記録システム技術においては、データ密度を増強し続けることが求められている。従来の垂直媒体システムでのビット密度増強のための1つの方法は、グレインサイズを小さくすることである。しかし、グレインのサイズが小さくなると、グレインの内部異方性エネルギーを大きくしない限り、熱的に不安定になる可能性がある。しかも、このために、従来の書き込みヘッドを使用してグレインに書き込むのは難しくなる。書き込みプロセスの有効性(媒体書き込み能力)を高めるために提案された手段の1つは、マイクロ波アシスト記録システム(MAMR)を含めるというものである。このようなシステムは、磁気ヘッド構造内に補助的な高周波コイルまたは補助的なスピントルク発振子を備えることができる。しかし、このような構造を使用すると、当該装置の構築に、および装置を駆動するのに必要な回路の追加に、相当の追加費用が必要となる。また、このような装置を使用する場合は、追加の回路とコンタクトをとるためにスライダ上に有用な面積を、費用をかけて追加する必要がある。したがって、磁気データ記録システムでデータ密度を高めるために費用効果の高い実用的なメカニズムがいまだに求められている。なお、垂直磁気記録ヘッドの構造に関しては、例えば、特許文献1(図1)に記載がある。
特開2004−62946号公報
本発明は、エアベアリング面まで延在する書き込み磁極を備えた磁気書き込みヘッドを含む磁気データ記録用ヘッドを提供する。ウィグラー構造は、エアベアリング面に配置される。磁気ウィグラー構造は、そばを通る磁気媒体内で高周波磁界発振を開始させるための複数の反平行結合磁性層を含む。
ウィグラー構造は、一般に、磁性層と間隔をおいて挿入された非磁性スペーサ層とから成る構造であり、磁性層の磁化の方向は、装置の動作中は実質的に一定であり、実質的に磁性層の平面にあり、ABSの近くのウィグラーの外部表面に対して大きな角度をなしている。ウィグラーの隣接する磁性層の磁化の方向は、実質的に互いに反対向きになることが好ましく、これは適切な結合層によって達成可能となる。
ウィグラーは書き込み磁極の近傍に置くことができる。ウィグラーと書き込みヘッドの磁極との間に無視できないほどの交換結合が存在しないように、ウィグラーは薄い非磁性スペーサ層によって書き込み磁極と物理的に隔てられている。ヘッドから放射される磁気抵抗漂遊磁界がウィグラー層に当たる可能性がある、ヘッドの動作中には、ウィグラーの磁性層の磁化はABS面に対して大きな角度に保たれる。
データ書き込みのポイントからちょうどアップトラック(up−track)にウィグラー構造が存在すると、媒体の静止座標に発振する高周波磁界を追加することにより媒体書き込み能力を高められ、これにより、書き込みパフォーマンスが向上し、データ密度が高くなり、媒体を磁化するのに必要な一次書き込み磁界の量が抑えられる。
ウィグラー構造は、垂直磁気記録システムで使用することができるとともに、長手方向データ記録システムでも使用することができる。本発明の一実施形態では、ウィグラー構造の磁性層の厚さを多様化することにより、広域磁気チャーピングをもたらすことができる。
更に別の実施形態では、ウィグラー構造を幾分台形状に構成することにより、大きなスキュー角度で効率を高めることができる。大きなスキュー角度でウィグラー構造の効率を更に高めるには、ウィグラー構造の磁性層のすべてにおいて一方の厚さが他方より厚くなるようにウィグラー構造の個々の磁性層の厚さに変化を付けることができる。この構成を提供することにより、様々なスキュー角度で所望の磁気発振周波数を維持することができる。
一貫して類似の参照符号によって類似の構成要素を示されている図面とあわせた好ましい実施形態についての以下の詳細な説明を読むことによって、本発明のこれらのおよびその他の特徴および利点が明らかになる。
本発明の性質および利点ならびに好ましい使用形態を更に完全に理解するために、添付の図面とあわせた以下の詳細な説明を参照することが望ましい。
本発明の具体的なディスクドライブシステムの概略図である。 スライダのABSを図1の線2−2の視点で見た図であり、磁気ヘッドの位置を示している。 本発明の実施形態に係る垂直磁気ヘッドの断面図である。 本発明の別の実施形態に係る長手方向磁気記録ヘッドの断面図である。 本発明の実施形態に係る磁気ウィグラー構造の拡大図である。 本発明の別の実施形態に係る磁気ウィグラー構造の拡大図である。 長手方向磁気記録ヘッドで使用される磁気ウィグラー構造の拡大図である。 本発明の代替実施形態に係るウィグラー構造の拡大図である。 本発明の別の代替実施形態に係るウィグラー構造の拡大図である。
以下の説明は、現時点で考えられる発明実施の最適な実施形態についての説明である。この説明は、本発明の原則を例示する目的でなされており、本明細書に記載の発明概念を限定することは意図していない。
図1を参照すると、本発明を具現化したディスクドライブ100が示されている。図1に示されるように、少なくとも1つの回転可能磁気ディスク112が、スピンドル114に支えられ、ディスク駆動モータ118によって回転される。各ディスク上における磁気記録は、磁気ディスク112上における同心円状のデータトラック(不図示)の環状パターンの形態をとる。
少なくとも1つのスライダ113が、磁気ディスク112の近くに位置決めされ、各スライダ113は、1つまたは2つ以上の磁気ヘッドアセンブリ121を支える。磁気ディスクの回転とともに、スライダ113は、所望のデータを書き込まれた磁気ディスク上の異なるトラックに磁気ヘッドアセンブリ121がアクセスできるように、ディスク表面122の上方を径方向に行き来する。各スライダ113は、サスペンション115によってアクチュエータアーム119に取り付けられる。サスペンション115は、スライダ113をディスク表面122に対して付勢する僅かなスプリング力を提供する。各アクチュエータアーム119は、アクチュエータ手段127に取り付けられる。図1に示されるようなアクチュエータ手段127は、ヴォイスコイルモータ(VCM)であってよい。VCMは、固定磁界内を移動可能なコイルを含み、コイルの移動の方向および速度は、コントローラ129によって供給されるモータ電流信号によって制御される。
ディスクストレージシステムの動作時において、磁気ディスク112の回転は、スライダに押し上げ力または持ち上げ力を及ぼすエアベアリングを、スライダ113とディスク表面122との間に生成する。エアベアリングは、したがって、通常動作時において、サスペンション115の僅かなスプリング力と打ち消しあい、実質一定の小間隔だけディスク表面から離れた僅か上方においてスライダ113を支える。
ディスクストレージシステムの各種の構成要素は、動作時に、制御ユニット129によって生成されるアクセス制御信号および内部クロック信号などの制御信号によって制御される。通常、制御ユニット129は、論理制御回路、ストレージ手段、およびマイクロプロセッサを含む。制御ユニット129は、ライン123に載せる駆動モータ制御信号およびライン128に載せるヘッド位置決め及び探索制御信号などの、各種のシステム動作を制御するための制御信号を生成する。ライン128に載せる制御信号は、スライダ113をディスク112上の所望のデータトラックに最適に移動させて位置決めするための所望の電流プロフィールを提供する。書き込みヘッドおよび読み取りヘッド121との間では、記録チャネル125を通じて書き込み信号および読み取り信号がやり取りされる。
図2を参照すると、スライダ113内の磁気ヘッド121の向きを詳細に確認することができる。図2はスライダ113のABSを示しており、誘導書き込みヘッドと読み取りヘッドを含む磁気ヘッドがスライダのトレーリングエッジに配置されているのが分かる。典型的な磁気ディスクストレージシステムに関する上記説明と添付した図1は、例示にすぎない。ディスクストレージシステムがディスクとアクチュエータを多数含むことができること、そして各アクチュエータが複数のスライダをサポートできることは明らかである。
次に図3を参照すると、本発明は磁気ヘッド302において具現化することができ、磁気ヘッド302は磁気書き込みヘッド304と磁気読み取りヘッド306とを含み、これらのヘッドは非磁性の電気絶縁層305によって隔てることが可能である。読み取りヘッド306は、巨大磁気抵抗センサ(GMR)、トンネルジャンクション磁気抵抗センサ(TMR)、または他の適切なセンサなどの、磁気抵抗センサ308を含むことができる。センサ308は、第1の磁気シールド310と第2の磁気シールド312との間に挟んで、電気絶縁充填層314内で具現化することができる。
書き込みヘッド304は、垂直磁気記録ヘッドとすることができ、この場合、書き込みヘッド304は、磁気書き込み磁極316と、シェイピング層318と、バックギャップ層320と、磁気リターン磁極322を含むことができる。これらを互いに連結することで磁気ヨークが形成され、書き込み磁極316とリターン磁極322はそれぞれ、エアベアリング面(ABS)まで延在する。電気誘導コイル324は、書き込み磁極316と、シェイピング層318のバックギャップ320と、リターン磁極322とによって形成されるヨークを通して磁束を誘導する。これによって書き込み磁極316の先端から書き込み磁界が放出される。この書き込み磁界326は、隣接する磁気媒体330の磁気的に硬質な上部層328を局部的に磁化する。この書き込み磁界は、磁気媒体の磁気的に軟質な下層332の中を通りリターン磁極322に戻る。この場合、書き込み磁界326は十分に拡散するので、磁気媒体330の磁気的な硬質な上層部328にインプリントされた信号は消去されない。書き込みコイル324(図3の断面図に示す)は、図3に示すように書き込みコイル316の上と下を通過することができ、アルミナなどの非磁性電気絶縁材料334内で具現化することができる。
トレーリング磁気シールド336は、書き込み磁極316のトレーリングエッジの近傍に、トレーリングエッジと隔てて設けることができる。トレーリング磁気シールドは、書き込み磁界326を引き付けることにより磁界の勾配を大きくする、これによって、ある特定の角度での書き込み磁界326が少し傾けられる。トレーリング磁気シールド336は、トレーリングリターン磁極338によって、バックギャップ320およびシェイピング層318と磁気的に連結することができる。
引き続き図3を参照すると、磁気ウィグラー構造340は、書き込み磁極からちょうどアップトラックに設けられている。磁気媒体330は、矢印342で示される方向に移動する。したがって、図3に示すように、ウィグラー構造340は書き込み磁極316のリーディングエッジに隣接するように位置している。
ウィグラー構造340(更に図5に詳細を示す)は、一般に磁性層502、504と間隔をおいて挿入された非磁性スペーサ層506とから成る構造であり、磁性層502、504の磁化の方向は、装置の動作中は実質的に一定であり、実質的に磁性層502、504の平面にあり、ABSの近くのウィグラーの外部表面に対して大きな角度をなしている。ウィグラー340の隣接する磁性層502、504の磁化の方向は、実質的に互いに反対向きになることが好ましく、これは適切な結合層506によって達成可能となる。
ウィグラー340は書き込み磁極316の近傍に置くことができる。ウィグラーと書き込みヘッドの磁極との間に無視できないほどの交換結合が存在しないように、ウィグラーは薄い非磁性スペーサ層317によって書き込み磁極316と物理的に隔てられている。ヘッドから放射される磁気抵抗漂遊磁界がウィグラー層に当たる可能性がある、ヘッドの動作中には、ウィグラーの磁性層502、504の磁化はABS面に対して大きな角度に保たれる。
ウィグラー構造340により、磁気媒体330の硬磁性層328内で小さな磁気変動または発振がもたらされる。これらの発振によって磁気媒体の書き込み能力が増大するので、データ密度を高くすることが可能である。
図5を参照すると、ウィグラー構造340の構造および機能を詳細に確認することができる。ウィグラー構造340は、複数の反平行結合された磁性層502(a〜d)、504(a〜d)を含む。磁性層の集合502(a〜d)の磁化508は、エアベアリング面(ABS)に垂直である第1の方向に向いており、他方の磁性層の集合504(a〜d)の磁化510はABSに垂直である第2の方向に向いており、第2の方向は第1の方向と反平行である。各磁性層502は、磁性層504、502のそれぞれの間に配置された薄い非磁性の反平行結合層506によって、隣接する磁性層504と反平行結合される。非磁性の反平行結合層は、Ru、Rh、Ir、Cr、Re、V、もしくはこれらの合金、または合成反強磁性体で一般に使用される他の合金とすることができる。反平行結合層506はそれぞれ、約4オングストロームの厚さを有することができる。各ピンニング磁性層502、504は、Co、Fe、CoFe、Cu、Ni、またはこれらの合金などの材料によって構成することができる。他の磁性材料が適切な場合もある。図5には8つの磁性層502、504を備えるウィグラー構造340を示しているが、磁性層の数は設計要件に応じて変更することが可能である。しかし、ウィグラー340は、少なくとも4つの磁性層を備えることが好ましい。
ウィグラー構造340は、アルミナなど、電気絶縁の非磁性材料層334内で具現化され、書き込み磁極316から隔てられていることがわかる。磁性層502、504の磁化508、510は、これらの磁化によってABSから磁界512が放射されるように向きが決められる。隣り合う磁性層は非磁性層を介した反平行結合により実質的に反平行であることから、表面から出て来る磁界の符号は順に交替する。
ウィグラー構造340からの磁界512は、磁気媒体328の相対速度と2つの隣り合う磁性層502、504およびスペーサ層506の厚さの合計との比に従って高周波で発振する磁気媒体328内に横方向の磁界514を誘発する。この発振磁界514は、磁気媒体の静止座標内に位置するが、磁気媒体の書き込み能力を高めるので、これによりデータ密度が増大する。媒体の共振周波数は、媒体328内の内部異方性や減磁場など、加えられる高周波磁界514の必要な周波数を調整するのに使用できる多くのパラメータに依存する。更に、磁気的に硬質の材料と磁気的に軟質の材料を含む複合的なビットパターン化されたアイランドを使用することが可能であり、これにより切り替え時に更にスペクトル感度の調整が可能である。
磁性層502、504の磁化508、510を維持およびピンニングするために様々なメカニズムを採用することができる。例えば、1つまたは複数の磁性層502、504(好ましくは最も外側の層)は、CoPtまたはCoPtCrなどの硬磁性材料で構成することができる。この磁気的に硬質な層が他の層と同様にABSまで延在する場合、この硬磁性層の磁気厚みを他の磁性層502、504の場合とほぼ同じにすることが好ましい。他方、この層の厚さを、ピンニング増大のために他の層より厚くする場合は、データ消去または媒体328への意図しないデータの書き込みを回避するために、この硬磁性層をABSから引っ込ませる必要がある。
図6を参照すると、磁性層302、304の磁化をピンニングするための別のメカニズムは、1つまたは複数の反強磁性材料(AFM層)602、604の層を設けることであり、この層は、磁性層502、504の一方と交換結合される。例えば、図6に示すように、AFM層602は磁性層504(d)と交換結合され、もう1つのAFM層604は磁性層502(a)と交換結合される。AFM層602、604は、PtMnまたはIrMnなどの材料で構成することができ、更にAFM層602、604は反強磁性体となるように、および隣り合う磁性層と効果的に交換結合するように十分に厚く構成する。
上記説明は垂直磁気ヘッド302でのウィグラー構造340の使用に関するものであるが、このようなウィグラー構造は水平磁気記憶システムでも使用できる。図4は、ウィグラー構造340を組み込んだ磁気ヘッド402を示す。全てを説明するために本明細書に長手方向記録システムでのウィグラー構造340の使用も含めたが、上記した垂直磁気記録システムが好適である。水平磁気記録ヘッド402は、読み取りヘッド306と磁気書き込みヘッド404とを含み、この磁気書き込みヘッドは、非磁性の電気絶縁スペーサ層305によって読み取りヘッド306から隔てることができる。水平書き込みヘッド404は、第1の磁極層406と、エアベアリング面ABSから除去された領域内で第1の磁極と連結される磁気バックギャップ層408とを含む。このような水平記録システムにおいてウィグラー構造340が効果的な恩恵をもたらすようにするには、磁極層406をかなり薄く(150nm未満)することが好ましい。非磁性書き込みギャップ層410は第1の磁極の上に形成され、第2の磁極層412は、第2の磁極層412が書き込みギャップ層410によって第1の磁極層から隔てられるように、ABSにおいて書き込みギャップ層の上に形成される。第2の磁極層の上に形成された第3の磁極層414は、第2の磁極層412をバックギャップ層408と接続する。非磁性の導電書き込みコイル415は、第1の磁極層と第3の磁極層との間、およびバックギャップ層408と第2の磁極層412との間を行き来する。コイル415は、アルミナなどの誘電体層417で具現化できる。書き込みコイル415の中を電流が流れると、その結果生じる磁界は、磁極層406、412、414およびバックギャップ408によって形成された磁気ヨーク内に磁束を誘導する。この磁束によって、第1の磁極406と第2の磁極412との間を延びる磁気フリンジングフィールド416が生じる。
ウィグラー構造340は、書き込みヘッド404のどの磁気構造(即ち、406、408、412、414)とも実際に接触することなしに、書き込みヘッド404からちょうどアップトラックに位置している。ウィグラー340は、アルミナなどの非磁性の電気絶縁材料418にて具現化することができる。図7を参照すると、ウィグラー構造340から放射される磁界512により、ライン702で示される、磁気媒体328には強磁性体の長手方向共振が発生している。図7の長手方向磁化の発振702は、図5の発振514に対しておよそ90度ずれている。この長手方向発振は、図4を参照しながら上述した書き込みヘッド404による磁気媒体の切り替えを改善する。
次に図8を参照すると、本発明の別の実施形態では、様々な厚さの磁性層802〜816を有するようウィグラー構造802を構成することができる。例えば、磁性層802〜816の厚さは、徐々に薄くなるようにすることが可能である。前と同様に、磁性層802〜816は、Ru、Rh、Ir、Cr、Re、Vなどの非磁性の反平行結合層818にわたって反平行結合される。層の厚さをそれぞれ違う値にすると、周波数チャーピングを伴う広帯域励起がもたらされ得る。これは、グレイン集団が強磁性共振周波数(FMR周波数)の広域分布を有する磁気媒体にとって利点となる。
次に、書き込みヘッドのABSを示す図9を参照すると、ウィガー構造902は追加の機能を持つように構成可能である。図9は、図3を参照しながら説明した書き込みヘッド302の書き込み磁極316とシールド336のABSを示している。追加の機能の一態様では、ウィグラー構造902は、幾分台形状になるよう構成することができ、ウィグラー構造のリーディングエッジ904はトレーリングエッジ906よりも広くなっている。このことは、様々なスキュー角度でウィグラー構造902のパフォーマンスを最適化するのに有用となり得る。更に、ウィグラー902は複数の磁性層908を有し、これらの磁性層は上述したウィグル構造の場合と同様に、薄い反平行結合層910によって互いに隔てられていることが分かる。ただし、図9では、個々の磁性層908の厚さが不均一となるように磁性層908を個別に構成することができる。即ち、各磁性層908の一端の厚さは他端の厚さより薄くなっており、各磁性層908ではその幅にわたって厚さが一定に変化している。例えば、図9に示すように、各磁性層908は、その左側が薄く、その右側が厚くなっている。
当業者には理解されるように、書き込みヘッドは磁気媒体の様々な部分からデータにアクセスするので、ヘッドのスキューにより、データトラックは、書き込み磁極316とウィガー902に対して異なる向きに向けられる。例えば、ディスクの最も内側の径では、データトラックは矢印IDによって指定されたパスをたどり、一方、外側の径では矢印ODによって示されるパスをたどる。磁性層の厚さは不均一なので、様々なスキー位置に合わせて層の厚さを調整することができる。これにより、この層からの磁化の期間は、スキュー角度によって変化し得る。
各種の実施形態について上述してきたが、これらは、限定のためではなく例として示されたものにすぎない。当業者にならば、発明の範囲内に入るその他の実施形態も明らかになるであろう。したがって、発明の広さおよび範囲は、上述されたいかなる例示的実施形態によっても限定されるべきでなく、以下の特許請求の範囲およびそれらの均等物にしたがって定められるべきである。
100 ディスクドライブ
112 磁気ディスク
113 スライダ
114 スピンドル
115 サスペンション
118 ディスク駆動モータ
119 アクチュエータアーム
121 磁気ヘッドアセンブリ
122 ディスク表面
123 ライン
125 記録チャネル
127 アクチュエータ手段
128 ライン
302 磁気ヘッド
304 磁気書き込みヘッド
305 非磁性の電気絶縁層
306 磁気読み取りヘッド
308 磁気抵抗センサ
310 第1の磁気シールド
312 第2の磁気シールド
314 電気絶縁充填層
316 磁気書き込み磁極
318 シェイピング層
320 バックギャップ層
322 磁気リターン磁極
324 電気誘導コイル
326 書き込み磁界
328 磁気的に硬質な上部層
330 隣接する磁気媒体
332 磁気的に軟質な下層
334 非磁性電気絶縁材料
336 トレーリング磁気シールド
338 トレーリングリターン磁極
340 磁気ウィグラー構造
342 矢印
402 磁気ヘッド
404 磁気書き込みヘッド
406 第1の磁極層
408 磁気バックギャップ層
410 非磁性書き込みギャップ層
412 第2の磁極層
414 第3の磁極層
415 非磁性の導電書き込みコイル
416 磁気フリンジングフィールド
417 誘電体層
418 非磁性の電気絶縁材料
502(a〜d) 磁性層
504(a〜d) 磁性層
506 非磁性スペーサ層
508 磁化
510 磁化
512 磁界
514 横方向の磁界
602 反強磁性材料(AFM層)
604 反強磁性材料(AFM層)
702 長手方向磁化の発振
802〜816 磁性層
818 反平行結合層
902 ウィガー構造
904 リーディングエッジ
906 トレーリングエッジ
908 磁性層
910 薄い反平行結合層。

Claims (18)

  1. 磁気データ記録のためのヘッドであって、
    エアベアリング面まで延在する書き込み磁極と、
    前記エアベアリング面に配置されたウィグラー構造であり、そばを通り過ぎる磁気媒体内で高周波磁界発振を開始するために複数の互いに異なる厚さを有する反平行結合磁性層を含む前記ウィグラー構造と、
    前記書き込み磁極と前記ウィグラー構造を分離する非磁性スペーサ層と、を有するヘッド。
  2. 前記書き込み磁極はリーディングエッジを有し、前記ウィグラー構造は前記書き込み磁極のリーディングエッジの近傍に位置するが前記書き込み磁極の前記リーディングエッジとは分離される請求項1に記載の磁気ヘッド。
  3. 前記磁気媒体の一部が前記書き込み磁極に到達する前に、前記磁気媒体の当該部分で前記高周波磁界発振を開始するように、前記書き込み磁極に対して前記ウィグラー構造が配置される請求項1に記載の磁気ヘッド。
  4. 前記ウィグラー構造は、非磁性の反平行結合層によって互いに分離される複数の磁性層を含む請求項1に記載の磁気ヘッド。
  5. 前記ウィグラー構造は少なくとも4つの反平行結合磁性層を含む請求項4に記載の磁気ヘッド。
  6. 前記磁性層の少なくともいくつかは、材料Co、Fe、CoFe、Cu、Niまたはこれらの合金の1つまたは複数を含む請求項4に記載の磁気ヘッド。
  7. 前記非磁性反平行結合層はRu、Rh、Ir、Cr、Re、V、またはこれらの合金を含む請求項4に記載の磁気ヘッド。
  8. 前記ウィグラー構造は前記書き込みヘッドの他のいずれの磁気構造とも接触していない請求項1に記載の磁気ヘッド。
  9. 前記磁気ヘッドは更に読み取りヘッドを有し、前記ウィグラー構造は読み取りヘッドから隔てられていて前記磁気書き込みヘッドの他のいずれの磁気構造とも接触しない請求項1に記載の磁気ヘッド。
  10. 前記磁性層は厚さが互いに異なり徐々に厚くなる請求項1に記載の磁気ヘッド。
  11. 前記ウィグラー構造の幅は、前記エアベアリング面から見ると、前記書き込み磁極から最も遠い端部では広くなり、前記書き込み磁極に最も近い場所では狭くなるように変化する請求項1に記載の磁気ヘッド。
  12. 前記磁性層の1つと交換結合される反強磁性材料の層を更に含む請求項1に記載の磁気ヘッド。
  13. 前記磁性層のうちの第1の磁性層と交換結合される第1の反強磁性材料の層と、前記磁性層のうちの第2の磁性層と交換結合される第2の反強磁性材料の層と、を更に含む請求項1に記載の磁気ヘッド。
  14. 前記磁性層の少なくとも1つは硬磁性材料である請求項1に記載の磁気ヘッド。
  15. 前記磁性層の少なくとも1つはCoPtCrを有する請求項1に記載の磁気ヘッド。
  16. 磁気データ記録のためのヘッドであって、
    エアベアリング面へ延在する第1および第2の磁極と前記エアベアリング面で前記第1および第2の磁極の間に配置される非磁性体とを含む磁気書き込みヘッドと、
    前記エアベアリング面に配置されるウィグラー構造であり、そばを通る磁気媒体において高周波磁界発振を開始するために複数の反平行結合磁性層を含むウィグラー構造と、を有し、
    前記ウィグラー構造が前記第1および第2の磁極のいずれとも接触しておらず、
    前記ウィグラー構造の幅は、前記エアベアリング面から見ると、前記磁気書き込みヘッドから最も遠い端部では広くなり、前記磁気書き込みヘッドに最も近い場所では狭くなるように変化するヘッド。
  17. 磁気データ記録のためのヘッドであって、
    エアベアリング面まで延在する書き込み磁極と、
    前記エアベアリング面に配置されたウィグラー構造であり、反平行の向きが交互に替わる永久磁化要素の配列を含む前記ウィグラー構造と、
    前記書き込み磁極と前記ウィグラー構造を分離する非磁性スペーサ層と、を有し、
    前記ウィグラー構造の幅は、前記エアベアリング面から見ると、前記書き込み磁極から最も遠い端部では広くなり、前記書き込み磁極に最も近い場所では狭くなるように変化するヘッド。
  18. 前記ウィグラー構造は、非磁性の反平行結合層によって互いに分離される複数の磁性層 を含む請求項16に記載のヘッド。
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