JP5759212B2 - シナリオ編集装置およびシナリオ編集方法、ならびに撮像システム - Google Patents

シナリオ編集装置およびシナリオ編集方法、ならびに撮像システム Download PDF

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Description

本発明は、再撮影を容易にするシナリオデータ編集技術に関するものである。
近年、撮影画像をデジタルデータのファイルとして記録するビデオカメラが登場し、画像の撮影および編集が容易に行えるようになった。このような撮影および編集システムでは、画像データを的確に分類するためのメタデータを付加することが重要であり、画像データと共に記録されたメタデータを利用することによって画像データを容易に識別し、管理、編集の効率が向上している。
一方、映画やドラマ制作の現場では、事前に準備されたシナリオ(筋書き)に沿って画像を撮影し、シナリオにあてはめて編集を行うことが一般的である。このように、予めシナリオに対応する撮影補助データを作成しておき、撮影時にビデオカメラでシナリオを選択して撮影を行うことで、シナリオに関連付けたメタデータの生成が自動的に行われ、撮影後の画像の管理や編集のさらなる効率アップが図られている。
例えば、特許文献1では、シナリオ編集システムとそれによる撮影支援およびテイクメタデータ連携処理が開示されている。
特開2004−187275公報
しかしながら、上記特許文献1では、シナリオの準備やシナリオを参照した撮影によって、撮影までの処理の効率化は図られているが、撮影結果を次の撮影にフィードバックする手段が提供されていない。すなわち、撮影結果に不満があって撮り直したい場合には、その撮り直す部分だけではなく、同じシナリオを参照して画像全体を撮り直すしかないのが現状である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、シナリオデータを参照した画像の撮影において、撮影結果を次の撮影に反映でき、撮影や編集の効率化を図ることができるシナリオ編集技術を実現することである。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、撮像装置により画像を撮影する際に参照すべきシナリオデータを作成し、編集するシナリオ編集装置であって、撮影内容ごとに識別番号が付与された第1のシナリオデータを第1の記録媒体に記録する第1の記録手段と、前記撮像装置が前記第1のシナリオデータを参照して撮影し、前記第1の記録媒体とは異なる第2の記録媒体に記録した撮影済み画像データと、前記撮像装置により前記撮影済み画像データに関連付けて前記第2の記録媒体に記録された撮影内容ごとの識別情報とを前記第2の記録媒体から読み出す読み出し手段と、前記第2の記録媒体に記録された前記撮影済み画像データに対応する前記第1のシナリオデータの撮影内容のうち再撮影すべき撮影内容を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された撮影内容に対応する識別情報に関連付けられた前記撮影済み画像データを前記読み出し手段により前記第2の記録媒体から読み出し、前記読み出された撮影済み画像データを用いて、再撮影のための参考画像データを生成する手段と、前記選択された撮影内容に対応する前記第1のシナリオデータを前記読み出し手段により前記第1の記録媒体から読み出し、前記読み出された第1のシナリオデータに基づき、前記参考画像データを含む、再撮影用の第2のシナリオデータを作成する作成手段と、前記作成手段により作成された前記第2のシナリオデータを前記第1の記録媒体に記録する第2の記録手段と、を有する。
本発明によれば、シナリオデータを参照した画像の撮影において、撮影済み画像を含む第2のシナリオデータを生成することで、撮像装置で参考画像データを参照しながら容易に撮り直しを行うことができる。
本発明に係る実施形態のPCの主な内部構成を示すブロック図。 本発明に係る実施形態のシナリオ編集装置の主要な構成を示すブロック図。 本発明に係る実施形態の撮像装置の主要な構成を示すブロック図。 第1のシナリオデータ作成から記録までの処理を示すフローチャート。 第1のシナリオデータ参照から画像撮影までの処理を示すフローチャート。 第2のシナリオデータ作成から記録までの処理を示すフローチャート。 第2のシナリオデータ参照から画像撮影までの処理を示すフローチャート。 第1のシナリオデータ参照から画像撮影までのデータの流れを示す図。 第1、第2の記録領域のデータを例示する図。 第2のシナリオデータを参照した場合の撮像装置の動作を説明する図。 シナリオデータの構成を例示する図。 第2の画像撮影モードでの画面表示例を示す図。 他の参考画像データの画面表示例を示す図。 他の参考画像データの画面表示例を示す図。 図12のシナリオ選択画面で参考画像データを表示する例を示す図。 実施形態2による画面表示例を示す図。 撮影済み画像の選択から参照画像再生までの処理を示すフローチャート。 撮影済み画像データのシナリオ識別番号を例示する図。 再撮影シナリオデータを作成する処理を示すフローチャート。 画像再生画面の表示例を示す図。 時間軸上に配列された画像データを説明する図。 図19のステップS1907における再撮影シナリオデータの作成処理を示すフローチャート。 時間軸上に配置した画像データに対して、再撮影する画像データを指定する2通りの例を説明する図。 実施形態3により作成された再撮影シナリオデータを例示する図。 再撮影終了後のシナリオ識別番号を例示する図。 実施形態4により作成された再撮影シナリオデータを例示する図。
以下に、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明を実現するための一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。また、後述する各実施形態の一部を適宜組み合わせて構成してもよい。
ここでは、本発明のシナリオ編集装置を、パーソナルコンピュータ(以下、PC)、撮像装置をデジタルビデオカメラ、シナリオ編集システムをこれらPC及びデジタルビデオカメラにより実現した例について説明する。なお、撮像装置はデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどの他、被写体からの光を光電変換し撮像することにより画像データを生成する手段を有する装置を含む。また、本実施形態では、画像は主に動画(映像)を表すものとする。
<PCの内部構成>まず、図1を参照して、本発明のシナリオ編集装置を実現するPCの概略構成について説明する。
図1は、PC100の主な内部構成を示すブロック図である。
図1において、101はPC100全体の制御を司るCPUである。CPU101は、ユーザの操作に応じて後述する各部を制御する。
102は、PC100を制御するプログラムとプログラムが使用するデータを格納するためのROMである。ROM102には、実施形態1,2として後述するシナリオデータを編集するプログラムや実施形態3,4として後述する関連画像特定プログラム、時間軸配置プログラム、トリミングプログラムなどが含まれる。
103は、PC100を制御するプログラムが作業領域として使用するための書き換え可能なメモリ(RAM)である。
104は、PC100が利用する各種データを記録しておくためのハードディスク(HDD)である。
105は、CPU101からの指示に従い、外部の記憶媒体111に記録されたデータの読み出しまたは書き込みを行うための外部IF(インターフェース)である。外部IF105はメモリカードスロットを備え、外部の記憶媒体111からのデータの読み出しと書き込みの制御を行う。記憶媒体111としては、例えばCF(登録商標)カードやSDHC(登録商標)カードなどの外部IF105を介してPC100に対して着脱可能なメモリカードが用いられる。
106は、ユーザの操作をPC100に通知するためのユーザIFである。ユーザIF106は、例えばキーボードやマウスなどにより構成される。
107は、後述する画像処理部108がレンダリングした画面を走査するまでのバッファとして利用するVRAMである。
108は、画面上に描く画像データの座標をCPU101から受け取り、画像上の各ドットの表示位置について計算し、その情報をVRAM107に一時的に保持させる画像処理部である。画像処理部108は、所定のタイミングでVRAM107のデータを読み出し、表示制御部109に転送する。
109は、VRAM107に保持された画像データをディスプレイ110が表示可能なデジタル信号に変換して転送する表示制御部である。
110は、表示制御部109から出力される画像データを表示するLCDなどのディスプレイである。
112は、各部の制御信号またはデータ信号を転送するための伝送路である。
[実施形態1]次に、図2を参照して、本実施形態のシナリオ編集装置の構成について説明する。
本実施形態のシナリオ編集装置200は、撮影すべき内容を表すシナリオデータを予め入力し、シーン番号、カット番号といったシナリオを識別するシナリオ識別番号と共に、シナリオデータを撮像装置300に供給するための記憶媒体111に保存する。
図2において、201はシナリオ識別番号生成部であり、前述のようにシナリオデータを識別するためのシナリオ識別番号を生成する。シナリオ識別番号はシナリオデータごとに固有の情報であればよいが、本実施形態では映画のシナリオ等で用いられるシーン番号を上位とし、カット番号を下位とする階層番号を例として説明する。
202はシナリオデータ入力部であり、上記シーン、カットの撮影内容を表すシナリオデータを入力する。シナリオデータは撮影内容を記述したテキストデータ、音声データ、画像データ等、もしくはそれらの組み合わせであってもかまわない。
203はシナリオデータ編集部であり、シナリオ入力データとシナリオ識別番号を連携させ記録すべきシナリオデータを生成する。
上記撮影すべき内容を表す第1のシナリオデータを記録する場合は、スイッチ204,205は端子Aに接続され、生成された第1のシナリオデータは、シナリオデータ記録部206によってデータ記録モジュール207の第1の記録領域208に記録される。
ここでデータ記録モジュール207は、相異なる複数の記録メディアから構成され、各記録メディアが第1、第2の記録領域208,209に割り当てられていてもよい。また、データ記録モジュール207が単一の記録メディアであって、第1、第2の記録領域208,209は同一メディア中の分割された記録領域であってもよい。
またデータ記録モジュール207の一部または全部が、ネットワークを介して接続されるネットワークストレージサーバーによって構成されていてもかまわない。この場合、第1の記録領域208をネットワークストレージ上に作成することによって、シナリオ編集装置と撮像装置との連携が迅速に行えるという効果がある。
第1の記録領域208に記録された第1のシナリオデータの例を図11(A)に示す。
ここでは複数個のシナリオデータがリストとして記録され、各々のシナリオデータは第1のシナリオデータであることを示すシナリオタイプ:1の属性を持ち、シナリオ識別番号はシーン番号/カット番号からなる。
シナリオデータ本体はタイトル名を示すテキスト情報、内容を示すテキスト情報からなっている。
<第1の画像撮影モード>
ここで、撮影すべき内容を表す第1のシナリオデータを参照して画像を撮影する、第1の画像撮影モードの動作について図4を参照して説明する。
図4は第1のシナリオデータ作成から記録までの処理を示している。なお、図4に示す処理は、シナリオ編集装置200として機能するPC100において、CPU101がROM102からプログラムを読み出して実行することによって実現される。
図4において、ステップS401では、CPU101はシナリオ識別番号の設定を行う。前述のように本実施形態ではシナリオ識別番号として、シーン番号、カット番号を用いる。
ステップS402では、CPU101は、テキスト、音声、画像またはそれらを組み合わせたシナリオデータの入力を行う。
ステップS403では、生成された第1のシナリオデータを第1の記録領域208に記録する。
<撮像装置の構成及び動作>
ここで、第1の記録領域208に記録された第1のシナリオデータを参照して画像の撮影を行う撮像装置の動作について説明する。第1のシナリオデータが記録されたデータ記録モジュール207は、例えばメモリカードなどの撮像装置300に対して着脱可能な記憶媒体が適用される。
また、前述のようにデータ記録モジュール207をネットワーク上のストレージとして構成することにより、シナリオ編集装置200と撮像装置300との間でデータを共有することも可能である。
図3は本実施形態の撮像装置300の主要な構成を示すブロック図である。なお、本実施形態では本発明に関わる画像撮影機能について説明し、画像の再生や音声の記録再生等のための構成についての説明は省略する。
上記第1の記録領域208に記録された第1のシナリオデータを参照して画像撮影を行うため、シナリオデータ読み出し部310は第1の記録領域208から第1のシナリオデータを読み出し、システムコントローラ317に供給する。
システムコントローラ317はシナリオデータを表示合成部314によってモニタ315に重畳して表示する。本実施形態ではシナリオ識別番号であるシーン番号、カット番号とタイトルの一覧が表示される。撮影者はこの一覧から撮影すべきシナリオを選択した後、撮影を行う。
撮影者の選択操作はユーザ操作入力部316からシステムコントローラ317に供給され、選択されたシナリオ識別番号が撮影される画像データに関連付けられて記録される。その後、ユーザ操作入力部316から撮影開始操作が入力されると、システムコントローラ317はカメラ制御部309、圧縮符号化部306、画像データ記録部308を制御して画像データの記録を開始する。
カメラ光学系301はカメラ制御部309の制御下で、光学レンズ系を駆動し撮影された画像は撮像素子302によって電気信号に変換する。
アナログ信号処理部303は撮像素子302からの電気信号を所定のレベルに増幅しA/D変換部304によってデジタル信号に変換する。
カメラ信号処理部305は、カメラ制御部309の制御下で、デジタル信号に変換された撮像素子の出力データに所定のデジタル現像処理を行って画像データを生成し、ホワイトバランス、色調整、γ変換等のカメラ信号処理を行う。
圧縮符号化部306は画像データを圧縮符号化することによってデータ量を削減する。圧縮符号化の例としては動画に対するMPEG2、H.264、静止画に対するJPEG等が知られている。
圧縮符号化された画像データはデータフォーマット部307で記録データ形式に変換され、画像データ記録部308によってデータ記録モジュール207の第2の記録領域209に記録される。
メタデータ記録部311はカメラ制御部309からのカメラ制御情報、圧縮符号化部306からの圧縮符号化情報、システムコントローラ317からのユーザ操作、システム設定情報等をカメラメタデータとして第2の記録領域209に記録する。
またメタデータ記録部311は、撮影時に選択され保持されているシナリオ識別番号を画像データに関連付けて、同じくメタデータとして記録する。さらに同一シナリオ識別番号に対して複数回撮影を行った場合は、各撮影を識別するための撮影枝番号であるテイク番号を合わせて記録する。
撮像装置本体の機能として撮影中ないしは撮影後の撮影データにフラグをセットする機能がある場合は、システムコントローラ317からのユーザ操作情報としてフラグ情報をメタデータに記録することができる。このフラグの例として撮影したテイクのOK、NGのようなテイクの優先度情報がある。
第1のシナリオデータ参照から画像撮影までのデータの流れを図8に示す。撮像装置300は第1の記録領域208から読み出した第1のシナリオデータを参照した後、撮影画像データとメタデータを、参照した第1のシナリオデータのシナリオ識別番号に関連付けて第2の記録領域209に記録する。
第1のシナリオデータ参照から画像撮影までの処理を図5に示す。なお、図5に示す処理は、撮像装置300のシステムコントローラ317がメモリからプログラムを読み出して実行することによって実現される。
ステップS501では、システムコントローラ317は、第1の記録領域208から第1のシナリオデータを読み出し、ステップS502にてユーザ操作によってシナリオが選択される。
ステップS503では、システムコントローラ317は、選択されたシナリオに基づいて画像撮影を行い、ステップS504にて撮影画像データが第2の記録領域209に記録される。
ステップS505では、システムコントローラ317は、撮影終了が選択された場合は全ての撮影処理を終了し、終了が選択されなかった場合はステップS506でシナリオ変更の有無を選択する。
ステップS506でシナリオ変更が選択された場合、ステップS502に戻る。シナリオ変更が選択されていない場合は、同一シナリオに対する複数回の撮影としてステップS507に進み、テイク番号をインクリメントした後、ステップS503の画像撮影に戻る。
以上のように第1の記録領域208に記録された第1のシナリオデータを参照しながら撮影を行った結果、第2の記録領域209にはそれぞれ参照したシナリオデータのシナリオ識別番号に関連付けられた複数の撮影画像データ及びメタデータが記録される。
図9(A)に撮影後の第2の記録領域209のデータを例示する。901は撮影された画像データである。ここではシーン#5/カット#2、シーン#5/カット#3の2つのシナリオを参照して計4回の画像データの撮影が行われ、撮影テイクの優先度を表すOK、NGのフラグ情報と共に記録されている。
ここで、第1の記録領域208の第1のシナリオデータを参照して撮影された第2の記録領域209の撮影済み画像データとそのメタデータを編集し、再撮影用の第2のシナリオデータを第1の記録領域208に記録する処理について図2を参照して説明する。
メタデータ読み出し部222は、第2の記録領域209から第1のシナリオデータに関連付けられた撮影画像データのメタデータを読み出す。
テイク番号選択部224は読み出されたメタデータからシナリオ識別番号であるシーン番号、カット番号、撮影枝番号であるテイク番号、及びテイクの優先度情報があればこれを抽出し保持する。
シナリオデータ編集部203は保持された情報に基づき再生表示すべき画像データを決定し、テイク番号選択部224に指示する。
画像データ読み出し部211はテイク番号選択部224で選択された画像データを読み出し、伸張復号化部212によって復号する。
部分画像切り出し部213は復号された画像データ中の再生すべきフレームの切り出しを行う。画像データ全部を再生する場合は全フレームが切り出され、例えば冒頭の画像のみ再生する場合は冒頭の所定フレーム数の部分画像データが切り出される。
再生表示の場合、スイッチ214,215は端子Aに接続され、復号画像は表示部218に表示される。
シナリオデータ編集者は、シーン番号、カット番号、テイク番号、テイクの優先度情報、再生表示の内容を判断する。その結果、再撮影が必要なシナリオを選択してシナリオデータ入力部202を介してシナリオデータ編集部203に対して再撮影を行うシナリオを指示する。再撮影シナリオはシナリオデータ編集者の操作に基づくものに限らず、例えば撮影時に設定されたテイクの優先度フラグを用いて自動的に選択することも可能である。
シナリオデータ編集部203は、再撮影が指示されたシナリオについて、シナリオ識別番号をテイク番号選択部224に指示する。そして、再撮影シナリオを参照して撮影済み画像データのうち、再撮影時に参考画像データとすべきテイクの画像データを画像データ読み出し部211によって第2の記録領域209から読み出す。
上記参考画像データは、再撮影用の第2のシナリオデータの一部として第1の記録領域208に記録され、再撮影時に構図やカメラワーク、出演者の演技を再現するための参考として、撮像装置300で再生可能な画像データである。
上記再撮影シナリオに対して、撮影済み画像データが複数存在する場合は、再撮影時の参考画像データとして最適なテイクが選択される。前述のように撮影時にテイクの優先度フラグが設定された場合は優先度の高いテイクを選択することで、より好適な参考画像データが作成できる。
複数テイクからの選択法はこれに限ったものではなく、再生表示の結果に基づいてシナリオデータ編集者が選択したものであってもよい。また撮影済み画像のメタデータを解析して、フォーカスや絞り等のカメラ情報からより良い状態で撮影されたテイクを選択する、あるいは画像データを解析してより良い状態のテイクを選択する等の手段を用いてもかまわない。
伸張復号化部212は読み出された画像データを復号する。
部分画像切り出し部213は選択された画像データから、参考画像データとすべきフレームの切り出しを行う。画像データ全部を参考画像データとする場合は全フレームが切り出され、例えば冒頭の画像のみ参考画像データとする場合は冒頭の所定フレーム数の部分画像データが切り出される。
シナリオデータ編集者は、表示部218を確認しながらシナリオデータ入力部202から切り出しフレームを指定することによって、任意のフレームの切り出しを行うことができる。
部分画像データの切り出しは画像の時間軸における所定の区間の切り出しに限定されるものではなく、各フレームの画角の一部を切り出す空間的な切り出しであってもよい。これによって構図の一部を切り出して参考画像データとすることが可能である。
本実施形態では再撮影に対する撮影指示情報を第2のシナリオデータに含めることができる。撮影指示情報生成部217はシナリオデータ編集部203の指示により撮影指示情報を生成する。シナリオデータ編集者はシナリオデータ入力部202によって撮影指示情報を入力する。
撮影指示情報はテキストデータであっても画像データであってもよい。テキストデータの例としては「もっと明るく」、「ズームアップ」といった撮影時のカメラワークや出演者への指示等がある。画像データの例としてはペンタブレット等を利用して画面に書き込んだ構図の指定等がある。
また撮影指示情報は参考画像データの再生に同期して表示することが可能なため、動きに応じての指示等、時間的に更新される情報であってもよい。
撮影指示情報は参考画像データに重畳して画像データとして記録することも可能であり、また参考画像データのサブデータとして多重化し、再生時に合成することも可能である。前者の場合は再生時にフォントデータ等が必要でないため撮像装置のハードウェアを簡単化できる。後者の場合は再生時に撮影指示情報表示のON/OFFが可能であり参考画像の視認性が高いという利点がある。
撮影指示情報を参考画像データに重畳する場合、スイッチ214,215は端子Bに接続され、撮影指示情報合成部216によって画像データに撮影指示情報が重畳される。
撮影指示情報がテキストデータである場合、重畳するテキストのフォントサイズを設定することが可能である。このフォントサイズは撮像装置300のモニタ315の画面サイズ、モニタ315中での参考画像データの表示サイズ、テキスト文字数等から決定できる。テキスト文字数が多い場合はスクロールテキストとして画面に重畳して表示することも可能である。
撮影指示情報をサブデータとして多重化する場合はスイッチ214,215は端子Aに接続され画像データへの重畳は行われない。撮影指示情報は撮影指示情報生成部217から圧縮符号化部220に供給され画像データのストリームに多重化される。テキストの多重化にはテキストサブタイトルの形式を用いたキャプションデータ等が利用できる。
画像スケーラー219は画像データの表示サイズをスケーリングし、撮像装置300のモニタ315に最適なサイズに変換する。通常、ビデオカメラ等のモニタは小型であり、これに合わせたサイズに変換することによって、撮像装置での縮小処理を省くことが可能である。また参考画像データのデータサイズを縮小することが可能である。
圧縮符号化部220は画像データを圧縮符号化することでデータサイズを削減し参考画像データに最適な容量に変換する。
参考画像データは撮像装置のモニタで再生することが前提であるため、撮影済み画像データに比べてより高い圧縮率で圧縮しても実用上問題ない。また、データサイズも小さくなるため第2のシナリオデータとして第1の記録領域208に記録する場合に最適となる。
第1の記録領域208の読み出し速度が遅い場合には、参考画像データの容量が小さいほど再生がスムーズに行えるという利点があり、第1の記録領域208の読み出し速度に応じて圧縮符号化の圧縮率を最適化することができる。特に第1の記録領域208をネットワーク上のストレージで構成する場合には有効である。
また撮像装置300の再生能力に応じて圧縮符号化の圧縮率を変更することも可能である。これはデコーダの能力が低い場合にもスムーズな再生を行うことができ、撮像装置300のハードウェア削減に有効である。
更には圧縮符号化の符号化方式を、撮影済み画像データの圧縮方式から変更し、撮像装置300のデコーダに最適化することも可能である。
これは、例えば撮像装置300が撮像センサの生データを記録するRAWデータ記録方式を用いており、RAWデータの再生には大規模なハードウェアが必要なために、カメラでの再生には簡単な圧縮を行ったプロキシデータを用いる場合などに有効である。この場合、圧縮符号化部220でプロキシデータの圧縮方式を用いることで、撮像装置300においても参考画像データの再生が可能となる。
再撮影用の第2のシナリオデータを生成するため、シナリオデータ読み出し部210は、第1の記録領域208から対応するシナリオ識別番号を持つシナリオデータを読み出し、シナリオデータ編集部203に供給する。
この場合は、第1及び第2の記録領域208,209の両方が必要となるが、前述した第1のシナリオデータ作成時に装置に保持されたデータがある場合には、シナリオ識別番号の対応するシナリオデータを読み出すこともできる。これによって第1の記録領域208からのシナリオデータの読み出しを不要にすることができる。
再撮影用の第2のシナリオデータを作成する場合、スイッチ204,205は端子Bに接続され、読み出された元画像データに対するシナリオデータは、シナリオデータ編集部203からシナリオデータ結合部221に供給される。この際、シナリオデータタイプは再撮影用の第2のシナリオデータを表すタイプ2に設定される。
シナリオデータ結合部221では、第2のシナリオデータに圧縮符号化部220で圧縮符号化された参考画像データを結合する。
第2のシナリオデータには撮影枝番号継承情報であるテイク開始番号を含めることが可能である。これは元画像撮影時のテイク番号から、次に付与すべきテイク番号を求めたものである。テイク開始番号はメタデータ中のテイク番号情報を参照してテイク開始番号生成部223で生成されシナリオデータ結合部221で第2のシナリオデータに結合される。
<第2の画像撮影モード>
ここで、第1のシナリオデータを参照した撮影後の再撮影用のシナリオデータであり、撮影済み画像データから生成された参考画像データを含む、第2のシナリオデータを参照して画像を撮影する、第2の画像撮影モードでの動作について説明する。
第2のシナリオデータは、第1のシナリオデータを参照しての撮影後、再撮影が必要なシナリオを再度撮影する際に、撮影を容易とするための補助情報を含むシナリオデータである。補助情報は、元となる第1のシナリオデータと連携させるための、対応する第1のシナリオデータのシナリオ識別番号を含む。また、補助情報として、第1のシナリオデータでの撮影結果を確認するため、第1のシナリオデータを参照して撮影された画像データから生成された参考画像データを含む。
参考画像データを用いることによって、前回撮影での構図、演技、カメラワーク、あるいはNGとなった問題点を、撮像装置本体で容易に確認できるため、再撮影の効率を著しく向上することができる。
また、補助情報として、元となる第1のシナリオデータでの撮影におけるテイク番号を継承して、撮影後のデータ管理を容易にするための撮影枝番号継承情報であるテイク開始番号を含めることができる。
テイク開始番号を元画像データのテイク番号最大値+1にすることにより、再撮影によるテイク番号の連続性を保つことができる。
あるいは元画像データのテイク番号最小値+Nにすることにより、例えばN=100の場合は100の桁によって再撮影の回数を表現することが可能である。
シナリオデータ結合部221で結合された再撮影用の第2のシナリオデータはシナリオデータ記録部206によって第1の記録領域208に記録される。
更に補助情報として、再撮影に対する撮影指示情報を第2のシナリオデータに含めることができる。撮影指示情報はテキストデータであっても画像データであってもかまわない。テキストデータの例としては「もっと明るく」、「ズームアップ」といった撮影時のカメラワークや出演者への指示等がある。画像データの例としてはペンタブレット等を利用して画面に書き込んだ構図の指定等がある。
第1の記録領域208に記録された第2のシナリオデータの例を図11(B)に示す。
ここでは複数個のシナリオデータがリストとして記録され、各々のシナリオデータは第2のシナリオデータであることを示すシナリオタイプ:2の属性を持ち、シナリオ識別番号はシーン番号/カット番号からなる。
シナリオデータ本体はタイトル名を示すテキスト情報、内容を示すテキスト情報、撮影枝番号継承情報であるテイク開始番号、撮影指示情報、および参考画像データを含む。
第2のシナリオデータ作成から記録までの処理を図6に示す。なお、図6に示す処理は、シナリオ編集装置200として機能するPC100において、CPU101がROM102からプログラムを読み出して実行することによって実現される。
図6において、ステップS601では、CPU101は、撮影済み画像のメタデータを第2の記録領域209から読み出す。
ステップS602では、CPU101は、再生による再撮影確認のため撮影済み画像データを読み出し、復号し再生する。
ステップS603で再撮影を行う場合は、CPU101は、ステップS604で再撮影シナリオの識別番号を選択する。
ステップS605では、CPU101は、テイクの優先度情報等より参考画像データに最適なテイク番号を選択する。
ステップS606では、CPU101は、選択されたテイク番号の画像データを読み出す。
ステップS607では、CPU101は、部分画像切り出しを行うか判定を行い、部分画像切り出しを行う場合は、ステップS608で部分画像の切り出しを行う。
ステップS609では、CPU101は、入力された撮影指示情報の合成を行う。
ステップS610では、CPU101は、画像スケーリングの判定を行い、スケーリングを行う場合はステップS611にて画像スケーリングを行う。
ステップS612では、CPU101は、参考画像データの圧縮符号化を行う。
ステップS613では、CPU101は、元画像データのテイク番号よりテイク開始番号を生成する。
ステップS614では、CPU101は、シナリオデータの結合を行い、ステップS615では、結合された第2のシナリオデータを第1の記録領域208に記録する。
以上の処理によって記録された、再撮影用の第2のシナリオデータ例を図9(B)に示す。ここではシーン#5/カット#3の再撮影が指示され、テイク開始番号として4が指定されている。
撮影指示情報としては「もっと明るく」というテキストデータが参考画像データ902に重畳またはストリーム上で多重化されて記録されている。
次に撮像装置300によって、この再撮影用の第2のシナリオデータを参照して撮影を行う場合の処理について、図3を参照して説明する。
第1の記録領域208に記録された第2のシナリオデータを参照して再撮影を行うため、シナリオデータ読み出し部310は第1の記録領域208から第2のシナリオデータを読み出し、システムコントローラ317に供給する。
システムコントローラ317はシナリオデータを表示合成部314によって撮影済み画像に重畳してモニタ315に表示する。本実施形態ではシナリオ識別番号であるシーン番号、カット番号とタイトルの一覧が表示される。撮影者はこの一覧から再撮影すべきシナリオを選択する。
シナリオタイプが2である第2のシナリオデータである場合、参考画像データ読み出し部312は参考画像データを第1の記録領域208から読み出し、伸張復号化部313によってデコードを行って、表示合成部314に供給する。
この際、ストリーム上で多重化されている撮影指示情報は分離、デコードされ、表示合成部314に供給される。この場合、システムコントローラによって撮影指示情報表示のON/OFFが可能である。
ユーザ操作入力部316に入力されたユーザ操作によって、参考画像データの再生が指示された場合、スイッチ320はシステムコントローラ317の制御によってONになり、表示合成部314に参考画像データの再生画像が供給される。
撮影指示情報が、参考画像データのストリーム上に多重化されている場合、伸張復号化部313によって分離、デコードされ、撮影指示データ生成部319に供給される。画像データストリームに多重化された撮影指示情報は、参考画像データと同期して再生することが可能なため、場面に応じた細かい指示を提供することが可能である。もしくは撮影指示情報がシナリオデータ中に含まれている場合、シナリオデータ読み出し部310から撮影指示データ生成部319に撮影指示情報が供給される。シナリオデータに含まれる撮影指示情報は、テキストデータ等で容易に作成することが可能である。
撮影指示データ生成部319は、シナリオデータ読み出し部310から供給された撮影指示情報をモニタ315への表示データに合成するための撮影指示データを生成する。
ユーザ操作入力部316に入力されたユーザ操作によって、撮影指示情報の再生が指示された場合、スイッチ321はシステムコントローラ317の制御によってONになり、表示合成部314に撮影指示データが供給される。
表示合成部314は撮影のためのモニタ表示と切り替え、もしくは重畳して参考画像データ、撮影指示情報の表示を行う。撮影者は参考画像を再生することによって再撮影用の構図、演技等を確認することができる。
シナリオデータ読み出し部310はまた、第2のシナリオデータに、撮影枝番号継承情報であるテイク開始番号が含まれる場合、テイク開始番号を撮影枝番号生成部318に供給する。
撮影枝番号生成部318では、第2のシナリオデータを参照した、同一シナリオに対する撮影の初回のみ、シナリオデータに含まれるテイク開始番号を基準としたテイク番号を生成する。
前述のように、テイク開始番号を現撮影のテイク番号とすることによって、第1のシナリオデータによる撮影と、テイク番号の連続性を保つことができる。
また、テイク開始番号に所定の値Nを加えた値からテイク番号を始めることによって、元の撮影テイクと再撮影のテイクを識別することも可能である。
同一シナリオに対する初回以降の撮影においては、直前の撮影のテイク番号に所定値を加えた値をテイク番号として生成する。
生成されたテイク番号はシステムコントローラ317に供給され、シナリオ識別番号であるシーン番号、カット番号と共に、メタデータ記録部311によって第2の記録領域209に記録される。
以降、撮影開始からの処理は前述の第1のシナリオデータによる撮影の場合と同一であるため説明を省略する。
このように第2のシナリオデータを参照した場合の撮像装置の動作を図10に示す。撮像装置300は第1の記録領域208から第2のシナリオデータを読み出す。ここでは再撮影用の第2のシナリオデータを構成するシナリオ識別番号903としてシーン#5/カット#3/テイク#4が指定されており、テキストデータによる撮影指示情報「もっと明るく」、参考画像データ902が含まれている。
第2のシナリオデータを参照した撮像装置300のモニタ315には、前述の表示合成部314で合成された参考画像データ902が重畳して表示され、撮影指示情報904である「もっと明るく」がテキストキャプションとして同じく重畳表示されている。
第2のシナリオデータ参照から画像撮影までの処理を図7に示す。なお、図7に示す処理は、撮像装置300のシステムコントローラ317がメモリからプログラムを読み出して実行することによって実現される。
図7において、ステップS501では、システムコントローラ317は、第1の記録領域208から再撮影用の第2のシナリオデータを読み出し、ステップS502でユーザ操作によってシナリオを選択する。
ステップS701では、システムコントローラ317は、シナリオデータタイプを判定する。シナリオタイプが2である場合はステップS702に進む。一方、タイプ2でない場合はステップS503に進み、第1のシナリオデータを参照した撮影動作を実行する。
ステップS702では、システムコントローラ317は、第2のシナリオデータに含まれる参考画像データを第1の記録領域208から読み出し、ステップS703で伸張復号化する。
ステップS704では、システムコントローラ317は、参考画像データを通常の撮影画面中に重畳合成表示する。
ステップS503以降の動作は前述の第1のシナリオデータを参照しての撮影動作と同一であるため説明を省略する。
以上のように第1の記録領域208に記録された第2のシナリオデータを参照して再撮影を行う場合、第2のシナリオデータに含まれる参考画像データを表示して元画像撮影時の構図、演技等を確認することができ、再撮影時の利便性が高まる。
<第2の画像撮影モードでの画面表示例>
図12は第2の画像撮影モードでの、モニタ315の画面表示例を示し、撮像装置300で撮影中の画像が表示された通常の撮影画面である。なお、ここでは絞り値、シャッター速度などの撮影情報表示は省略している。
通常の撮影画面において撮影者が第2のシナリオデータの参照を指示すると、シナリオ一覧モードのシナリオ選択画面1202に切り替わり、第1の記録領域208から読み出された第2のシナリオデータが一覧表示される。
シナリオ選択画面1202でシナリオが選択されると、撮像装置300は第2の画像撮影モードに移行し、シナリオ参照撮影画面1203が表示される。シナリオ参照撮影画面1203では、参照しているシナリオ識別番号903、前述のように生成されたテイク番号が、撮影中の画像に合わせて表示される。
第2の画像撮影モードでは、第2のシナリオデータに含まれる参考画像データを再生することができる。シナリオ参照撮影画面1203で、撮影者が参考画像データの再生を指示すると、参考画像再生画面1204に切り替わり、第2のシナリオデータに含まれる、参考画像データ902と、撮影指示情報904が重畳表示される。
他の参考画像データ表示例として、撮影画面中にピクチャー・イン・ピクチャーの形式で再生画面を表示する例を図13に示す。この例ではシナリオ参照撮影画面1203で、撮影者が参考画像データの再生を指示すると、参考画像データピクチャー・イン・ピクチャー表示画面1301に移行し、撮影中の画像と参考画像データ902、撮影指示情報904を同時に確認することができる。この表示方式例は、カメラワークのタイミング等を確認するときに有効である。
もう1つの参考画像データ表示例として、撮影画面にオーバーレイの形式で再生画面を表示する例を図14に示す。この例ではシナリオ参照撮影画面1203で、撮影者が参考画像データの再生を指示すると、参考画像データオーバーレイ表示画面1401に切り替わり、撮影中の画像と参考画像データ902、撮影指示情報904を同時に確認することができる。この表示方式例は構図などを厳密に一致させるときに有効である。
図12のシナリオ選択画面1202で、参考画像データ表示を行う例を図15に示す。この例では、シナリオ選択画面1202で撮影者が参考画像データの再生を指示すると、参考画像再生画面1204に切り替わり、選択されている第2のシナリオデータに含まれる、参考画像データ902と、撮影指示情報904が重畳表示される。この表示方式例は、シナリオデータ選択において再撮影する内容を事前に参考画像データで確認することができ、シナリオ確認が容易になる。
以上のように第1の記録領域に記録された第2のシナリオデータを参照して再撮影を行う場合、第2のシナリオデータに含まれる参考画像データを表示して元画像撮影時の構図、演技等を確認することができ、再撮影時の利便性が高まる。また、シナリオ番号、テイク番号の継承も自動的に行われ、撮影後のデータ管理の利便性も高まる。
[実施形態2]次に、実施形態2について説明する。本実施形態は、前述の実施形態1で説明した第2の画像撮影モードで撮影された画像データの再生時に、参照した第2のシナリオデータに含まれる参考画像データを再生することによって、撮影の確認を容易にする例である。なお、撮像装置の構成は図3に示した通りである。
本実施形態によるモニタ315の画面表示例を図16に示す。1601は撮影画像再生画面である。なお、ここでは絞り値、シャッター速度などの撮影情報表示は省略している。
撮影画像再生画面1601で、撮影者が参考画像データの再生を指示すると、参考画像再生画面1602に切り替わり、第2のシナリオデータに含まれる、参考画像データ902と、撮影指示情報904が重畳表示される。
ここでは上記実施形態1でのピクチャー・イン・ピクチャーの例のみ示したが、再生画面での参考画像データの表示方式はこれに限定されるものではなく、画面の切り替えや、オーバーレイ表示であってもよい。
撮影済み画像の選択から参照画像再生までの処理を図17に示す。なお、図17に示す処理は、撮像装置300のシステムコントローラ317がメモリからプログラムを読み出して実行することによって実現される。
図17において、ステップS1701では、システムコントローラ317は、第2の記録領域209に記録された撮影済み画像を選択する。
ステップS1702では、システムコントローラ317は、選択された画像のメタデータを読み出すと同時に、ステップS1703で撮影済み画像データを読み出す。
ステップS501では、システムコントローラ317は、読み出したメタデータに記録されているシナリオ識別番号に基づき、撮影時に参照したシナリオデータを第1の記録領域208から読み出す。
その後、図7のステップS701〜S704と同様の処理を行い、同時にステップS1703で読み出された撮影済み画像データはステップS1704で伸張復号化される。
ステップS1705では、システムコントローラ317は、撮影済み画像データと、第2のシナリオデータである場合は参考画像データを再生表示する。
以上のように、第2のシナリオデータを参照して撮影された画像を再生する場合、第2のシナリオデータに含まれる参考画像データを表示して、元画像撮影時の構図、演技等を確認することができ、撮影確認時の利便性が高まる。
[実施形態3]次に、実施形態3について説明する。
編集を行う現場では、撮影済みの画像を編集しているとき、特定のカット用に撮影した画像が期待通りでなかったために編集に利用できず、撮り直しが必要な場合がある。しかし、撮影現場では、編集現場で撮り直しと判断された状況が分からず、撮り直し対象のカットをどのように撮り直せばよいのかを把握できないことがある。
上記特許文献1では、上記のような状況に対して、シナリオデータに撮り直しの際に必要な情報を付加することができるものの、シナリオに沿って撮影した画像をそのまま撮影現場で利用することになるので、取り扱うデータ量が多くなってしまう。
本実施形態では、このような課題に鑑みて、再撮影時に、撮り直し対象の画像をより把握しやすい情報を作成し、撮影者は、撮り直し対象のカットに関連がありそうな画像のみを確認しながら撮影作業ができるようにした。
実施形態3では、編集時に撮り直しと判断した再撮影カットの画像と共に、再撮影カット前後の画像を記録する例について説明する。
なお、本実施形態のシナリオ編集装置200を実現するPC100の構成は図1に示した通りである。ROM102には、再撮影するカット番号を、後述する再撮影シナリオデータとして記録する関連画像特定プログラム、複数の画像を時系列に配置する時間軸配置プログラム、そして、画像の一部を切り取って記録するトリミングプログラムが含まれている。
図18は、PC100が読み出す画像データに関するシナリオ識別番号を例示している。ここに記載されているシーンとは、撮影において、一定の場所の中での動作の一区切りを示す。また、カットとは、撮影の最小単位として連続して記録される画像のことを示す。
シナリオ識別番号には、予めシーン番号の階層下にカット番号が記録される。映画やドラマなどの企画構成を担当する者は、このシナリオ識別番号を撮影用のシナリオとして作成する。
撮影者は、上記シナリオ識別番号を撮像装置300で読み出し、読み出したシナリオ識別番号に基づいてシーンごとに複数のカットの撮影を行う。
実際に撮影を行うと、1つのカットに対して、撮影が成功するまで複数回の撮影(テイク)が繰り返される。そのため、撮影後にはカット番号の階層下に、このテイク番号が追加で記録される。但し、このテイク番号は、記録した画像データが1対1で関連付けられる。上記シナリオ識別番号は、画像データと共にメモリカード(記憶媒体)111に記録される。
撮影者が撮影作業を終了した後、データ記録済みのメモリカード111をPC100のメモリスロットに挿入し、編集者がPC100で撮影済み画像データの編集を行う。
編集者は、記録された複数のカットを時間軸に沿って配置し、画像データを作成する。そして、作成した画像データを再生しながら確認を行う。この際、編集者は、作成した画像データを構成する特定のカットの画像を再撮影カットとして指定する。
PC100は、再撮影シナリオデータを作成する。撮影者は、作成された再撮影シナリオデータを撮像装置300で読み出して確認することによって、再撮影をスムーズに行うことができる。
<再撮影シナリオデータの作成処理>図19を参照して、PC100が上述した再撮影シナリオデータを作成する処理について説明する。なお、図19の処理開始時において、PC100はすでに起動しており、ROM102に格納された画像再生アプリケーションが起動されているものとする。
図19において、ステップS1901では、外部IF105は、メモリカード111が外部IF105に接続されたとき、そのメモリカード111を検出し、CPU101に通知する。CPU101は、これを受けてメモリカード111から画像データを取得する。
ステップS1902では、CPU101は、画像再生アプリケーションを介して、取得した画像データを表示する。
図20は画像再生アプリケーションの画面表示例を示している。
図20において、2000は画像再生アプリケーションの操作画面を示している。2001は取得した各画像データのサムネイルを示す領域である。2002は再生した画像データを表示する領域である。2003は再生操作をするためのコントロールボタンである。2004は記録された複数の画像データをカット単位で時間軸に沿って配置する領域である。
ユーザは、領域2001に表示した各カットに対応する画像データをサムネイルで選択し、領域2004にある時間軸上に移動して配置する(時間軸配置プログラム)。この結果、作成した画像データ(V1)は、2005のように長方形で示され、連続する1つの画像データとして再生できる。再生時のフレーム位置は、バー2006が移動する現在の位置で確認できる。また、2007は、時間軸の位置を移動するためのコントロールボタンである。
図21は、時間軸上に並べた画像データの部分を示したものである。時間の単位は秒である。
図21では、C1、C2、C3、C4、C5のそれぞれが、各カットに対応する画像データを示している。このように並べた画像データに対しては、並び替えや、画像の一部を切り取るトリミング処理等を行うことができる。
図19に戻り、ステップS1903では、CPU101は、アプリケーション画面2000に対して、ユーザの操作があったか否かを監視する。ユーザから操作があったとき、ステップS1904に進む。
ステップS1904では、CPU101は、ユーザから終了指示があったか否か判定し、終了指示があった場合は画像再生アプリケーションを終了する。
ステップS1905では、ユーザからの操作が再撮影の指示であったか否か判定する。
例えば図21で示した、カットに対応するそれぞれの画像データに対して、ユーザは再撮影したいカット(C1〜C5)を選択することができる。ユーザによる操作が、再撮影画像の選択に関する操作であった場合、ステップS1907に進む。
一方、ユーザによる操作が、再撮影画像の選択に関する操作以外であった場合、ステップS190に進む。
ステップS190では、CPU101は、ユーザ操作に対応する処理を行った後、ステップS1903のユーザ操作の監視処理に戻る。ステップS1903〜S190では、CPU101はユーザ操作により再撮影画像を指定する指示があったことを検出するまで繰り返す。
ステップS1907では、CPU101は再撮影シナリオデータの作成を行う。ここでの詳細については後述する。
ステップS1908では、CPU101は作成した再撮影シナリオデータをメモリカード111に記録する。
次に、上記ステップS1907における再撮影シナリオデータの作成処理について説明する。
ここでは、時間軸上に並べた画像データのうち、再撮影に選択したカットの画像データをCxとする。但し、時間軸上には、異なるカットに対応する画像データが、時間軸上における配置の順番で、C1、C2・・・Cx−1、Cx、Cx+1・・・として配置されているものとする。
図22は、図19のステップS1907における再撮影シナリオデータ作成処理を示すフローチャートである。ここでは、再撮影するカットとして指定した画像データと、その内容と相関の高い、時間軸上で前後に配置した画像データの情報とを関連付けて記録する例を説明する。なお、図22の処理は、PC100のCPU101がROM102から関連画像特定プログラム、トリミングプログラムを読み出して実行することによって実現される。
図22において、ステップS2201では、CPU101は関連画像特定プログラムを実行して、再撮影の指定があったカットCxを検出する。
ステップS2202では、CPU101は、処理対象の画像データを管理する変数iに、再撮影の指定があった画像データよりも時間軸上で前に配置した画像データを示す番号(x−1)を設定する。
ステップS2203では、CPU101は、Ciで示されるカットに対応する画像データが時間軸上に存在するか否かを検出する。画像データが存在しない場合、再撮影の指定があったカットの前には、画像データが配置されていないことを示している。この場合、ステップS2208に進む。一方、Ciで示される画像データが時間軸上に存在する場合、ステップS2204に進む。
ステップS2204では、CPU101は、Ciの画像データの長さをテイク番号から取得し、その長さが最小画像データ長(Lmin)以下であるか否か判定する。このLminは、撮影者が画像データを再生したときにその内容を把握しやすくするための最低限の長さであり、予めユーザがこの値を設定しておく。Ciの画像データ長がLmin以下である場合、ステップS2205で変数iの値をディクリメントし、さらに前に配置した画像データを処理対象に設定する。
上記ステップS2203〜S2205での処理は、Ci・・・Cx−1の合計画像データ長がLminを超えるまで繰り返す。
ステップS2206では、CPU101は、処理対象の画像データの長さが、最大画像データ長(Lmax)以上であるか否かを判定する。このLmaxは、再撮影シナリオデータとして記録する画像の容量サイズを制限する長さであり、予めユーザがこの値を設定しておく。処理対象の画像データCiの長さがLmax以上であるとき、ステップS2207に進む。
ステップS2207では、CPU101はトリミングプログラムを実行して、画像データCiの中でLmaxの長さに収まらない範囲のフレームを画像データから切り取る。
ステップS2208では、CPU101は、上述した処理の結果をもとに、再撮影シナリオデータを作成する。
再撮影シナリオデータには、Ci〜Cxまでの各画像データに対して、シーンID、カットID、テイクIDの情報と、各画像データの開始時と終了時のタイムコードが記録される。
図22では、時間軸上に配置した画像データの中で、再撮影を指定した画像データよりも時間軸上で前に配置したカットを再撮影シナリオデータに記録している。しかし、実際には、再撮影を指定した画像データよりも時間軸上で後に配置した画像データに対しても、同様な処理をして再撮影シナリオデータに記録している。ここでは、その処理の説明を省略している。
以上の処理により具体的に作成される再撮影シナリオデータについて、例えば図23のように時間軸上に配置した画像データに対して、特定のカットに対応する画像データを再撮影する画像データとして指定する例を説明する。
図23(A)、(B)は以下の2通りの状況を示している。
(A)再撮影を指定する画像データCmの前に並ぶ画像データCm−1が、最小画像データ長(Lmin=10秒)より短い場合
(B)再撮影を指定する画像データCnの前に並ぶ画像データCn−1が、最大画像データ長(Lmax=20秒)より長い場合
上記2通りの状況を対象として、ステップS2201〜S2208の処理を行った結果、作成された再撮影シナリオデータを、図24(A)、(B)にそれぞれ示す。
図24(A)では、再撮影を指定した画像データCmの直前に配置した画像データCm−1の画像データ長が2秒であり、Lminより短くなっている。そのため、さらに前に配置した画像データCm−2も含めて再撮影シナリオデータに記録している。画像データCm−1とCm−2の合計画像データ長は、11秒(9+2)でLminより長くなる。
また、図24(B)では、再撮影を指定した画像データCnの直前に配置した画像データCn−1の画像データ長が40秒であり、Lmaxより長くなっている。そのため、この画像データCn−1の終端からLmax秒分を切り取り、再撮影シナリオデータに記録している。
さらに図24(A)、(B)ともに、再撮影を指定した画像データCm、Cnの後方に配置する画像データCm+1、Cn+1をそれぞれ再撮影シナリオデータに記録している。
CPU101は、上記作成した再撮影シナリオデータを、対応する実際の画像データと関連付けてメモリカード111に記録する。
撮影者は、作成された再撮影シナリオデータを撮像装置300で読み出すことによって、再撮影するカットの画像を含め、関連するカットの画像を実際に再生して確認することができる。これにより、撮影者は、編集上におけるカットの流れを把握できるので、より正確に再撮影を行える。
また、編集者は、再撮影画像を指定する際、再撮影時の依頼内容の詳細情報などをシナリオ識別番号に記録する処理を加えてもよい。これにより、撮影者は、画像と合わせてそのシナリオ識別番号を確認できるので、より正確な再撮影を行える。
[実施形態4]次に、実施形態4について説明する。実施形態3では時間軸上に配置した画像データに基づいて、再撮影シナリオデータを作成する例を説明した。これに対して、実施形態4では、時間軸上に画像データが配置されていない状態において、特定のカットに対応する画像が再撮影に指定されたとき、再撮影シナリオデータを作成する例を説明する。実施形態4におけるPC100の内部構成は、実施形態3で説明した内部構成と同一である。
実施形態3と同様に、編集者は、撮影後のメモリカード(シナリオ識別番号と画像データを含む)111をPC100のメモリスロットに挿入し、画像再生アプリケーションを起動する。このとき、画像再生アプリケーションの動作は、図19のフローチャートに従う。
以下に、この状況において、編集者が、時間軸上に画像データを配置せずに、再撮影する画像データを直接指定したときの再撮影シナリオデータ作成方法について説明する。
図25は、実際に撮影を終了したときのシナリオ識別番号を例示している。
ここでは、撮影シナリオとして、シーン10では4つのカット(カット1〜4)が設定されており、実際の撮影において、各カットで複数のテイクが行われたことを示している。記載されている数字は、シーン、カット、テイクの各IDに対応している。
例えば、編集者が、カット2を再撮影するカットに指定したとする。このとき、関連画像特定プログラムは、図22のフローチャートに従って、再撮影するカットに対する再撮影シナリオデータを作成する。
但し、実施形態3で時間軸上に画像データを配置したときは、時間軸上における順番に従ってC1、C2・・・Cx−1、Cx、Cx+1・・・と各画像データを定義していた。しかし、ここでは、シナリオ識別番号において同一シーン内に記録したカット順に、C1、C2・・・Cx−1、Cx、Cx+1・・・を対応させている。
ステップS2204、S2206、S2207、S2208では、同一カット内で作成日時が最新である(IDの値が大きい)テイクに対応する画像データを処理対象とする。なぜなら、1つのカットの撮影は、成功するまで撮影が繰り返されているので、作成日時が最新であるほど、再撮影シナリオデータとして参考になりやすいからである。
以上の処理によってPC100により作成された再撮影シナリオデータを図26に示す。
再撮影シナリオデータとして記録するのは、再撮影を指定したカット2内のテイク2の画像データ情報と、その周囲のカットである、カット1内のテイク4とカット3内のテイク3に対応する画像データである。CPU101は、上記のように作成した再撮影シナリオデータを、実際の画像データと関連付けてメモリカード111に記録する。
撮影者は、作成された再撮影シナリオデータを撮像装置で読み出すことによって、再撮影するカットの画像を含め、関連するカットの画像を実際に再生して確認することができる。
これにより、撮影者は、時間軸上に画像データが配置されていない状態で特定のカットが再撮影を指定された場合でも、参考になりそうな周囲のカットの画像を確認しながらより正確に再撮影を行える。
[他の実施形態]本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上記実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

Claims (6)

  1. 撮像装置により画像を撮影する際に参照すべきシナリオデータを作成し、編集するシナリオ編集装置であって、
    撮影内容ごとに識別番号が付与された第1のシナリオデータを第1の記録媒体に記録する第1の記録手段と、
    前記撮像装置が前記第1のシナリオデータを参照して撮影し、前記第1の記録媒体とは異なる第2の記録媒体に記録した撮影済み画像データと、前記撮像装置により前記撮影済み画像データに関連付けて前記第2の記録媒体に記録された撮影内容ごとの識別情報とを前記第2の記録媒体から読み出す読み出し手段と、
    前記第2の記録媒体に記録された前記撮影済み画像データに対応する前記第1のシナリオデータの撮影内容のうち再撮影すべき撮影内容を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された撮影内容に対応する識別情報に関連付けられた前記撮影済み画像データを前記読み出し手段により前記第2の記録媒体から読み出し、前記読み出された撮影済み画像データを用いて、再撮影のための参考画像データを生成する手段と、
    前記選択された撮影内容に対応する前記第1のシナリオデータを前記読み出し手段により前記第1の記録媒体から読み出し、前記読み出された第1のシナリオデータに基づき、前記参考画像データを含む、再撮影用の第2のシナリオデータを作成する作成手段と、
    前記作成手段により作成された前記第2のシナリオデータを前記第1の記録媒体に記録する第2の記録手段と、を有することを特徴とするシナリオ編集装置。
  2. 前記第2のシナリオデータには、前記撮影済み画像データの撮影時に参照した前記第1のシナリオデータの識別番号と、同一の撮影内容に対する複数回の撮影を識別するテイク番号が付与されることを特徴とする請求項1に記載のシナリオ編集装置。
  3. 前記第2のシナリオデータには、前記同一の撮影内容に対する複数回の撮影を識別するテイク番号を継承するための番号情報が付与されることを特徴とする請求項2に記載のシナリオ編集装置。
  4. 前記第2のシナリオデータには、前記選択手段により選択された撮影内容の画像を再撮影する際に表示される撮影指示情報が含まれることを特徴とする請求項2に記載のシナリオ編集装置。
  5. 撮像装置により画像を撮影する際に参照すべきシナリオデータを作成し編集するシナリオ編集装置と、前記撮像装置とからなる撮像システムであって、
    前記シナリオ編集装置は、
    撮影内容ごとに識別番号が付与された第1のシナリオデータを第1の記録媒体に記録する第1の記録手段と、
    前記撮像装置が前記第1のシナリオデータを参照して撮影し、前記第1の記録媒体とは異なる第2の記録媒体に記録した撮影済み画像データと、前記撮像装置により前記撮影済み画像データに関連付けて前記第2の記録媒体に記録された撮影内容ごとの識別情報とを前記第2の記録媒体から読み出す読み出し手段と、
    前記第2の記録媒体に記録された前記撮影済み画像データに対応する前記第1のシナリオデータの撮影内容のうち再撮影すべき撮影内容を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された撮影内容に対応する識別情報に関連付けられた前記撮影済み画像データを前記読み出し手段により前記第2の記録媒体から読み出し、前記読み出された撮影済み画像データを用いて、再撮影のための参考画像データを生成する手段と、
    前記選択された撮影内容に対応する前記第1のシナリオデータを前記読み出し手段により前記第1の記録媒体から読み出し、前記読み出された第1のシナリオデータに基づき、前記参考画像データを含む、再撮影用の第2のシナリオデータを作成する作成手段と、
    前記作成手段により作成された前記第2のシナリオデータを前記第1の記録媒体に記録する第2の記録手段と、を有し、
    前記撮像装置は、
    前記第1の記録媒体に記録された前記第1又は第2のシナリオデータを参照して画像を撮影する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮影された画像データを前記撮影済み画像データとして前記第2の記録媒体に記録すると共に、当該撮影済み画像データに関連付けられた撮影内容ごとの識別情報を前記第2の記録媒体に記録する第3の記録手段と、
    前記第2のシナリオデータを参照する際、当該第2のシナリオデータに含まれる前記参考画像データを表示する表示手段と、を有することを特徴とする撮像システム。
  6. 撮像装置により画像を撮影する際に参照すべきシナリオデータを作成し、編集する装置におけるシナリオ編集方法であって、
    第1の記録手段が、撮影内容ごとに識別番号が付与された第1のシナリオデータを第1の記録媒体に記録する第1の記録工程と、
    読み出し手段が、前記撮像装置が前記第1のシナリオデータを参照して撮影し、前記第1の記録媒体とは異なる第2の記録媒体に記録した撮影済み画像データと、前記撮像装置により前記撮影済み画像データに関連付けて前記第2の記録媒体に記録された撮影内容ごとの識別情報とを前記第2の記録媒体から読み出す読み出し工程と、
    選択手段が、前記第2の記録媒体に記録された前記撮影済み画像データに対応する前記第1のシナリオデータの撮影内容のうち再撮影すべき撮影内容を選択する選択工程と、
    生成手段が、前記選択工程により選択された撮影内容に対応する識別情報に関連付けられた前記撮影済み画像データを前記読み出し手段により前記第2の記録媒体から読み出し、前記読み出された撮影済み画像データを用いて、再撮影のための参考画像データを生成する工程と、
    作成手段が、前記選択された撮影内容に対応する前記第1のシナリオデータを前記読み出し手段により前記第1の記録媒体から読み出し、前記読み出された第1のシナリオデータに基づき、前記参考画像データを含む、再撮影用の第2のシナリオデータを作成する作成工程と、
    第2の記録手段が、前記作成工程により作成された前記第2のシナリオデータを前記第1の記録媒体に記録する第2の記録工程と、を有することを特徴とするシナリオ編集方法。
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