JP5759041B1 - 液体式マッサージ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】支持シート上に横たわる患者の側面部分に対して刺激を与えるマッサージ装置を提供する。【解決手段】本体ハウジング1の上方開口が、弾性シートからなる支持シート2により施蓋される。本体ハウジング1内に、噴射用液体を噴射するための噴射ノズル10、20が配設されている。支持シート2上に仰向けで支承された患者Jの周囲位置、例えば肩部付近において、支持シート2を弾性変形させて上方へ突出する位置に、横噴射用ノズル20が設けられ、噴射用液体が、支持シート2を介して、患者Jに対して横方向から噴射される。横噴射用ノズル20は、縦軸部材に回動自在に保持された回転体23に噴射口を形成して、この噴射口から噴射される噴射用液体の反力によって、回転体23が回転(自転)する。噴射ノズル20を上方から覆うカバー部材30を設けて、横噴射用ノズル20の位置で支持シート2を上方へ突出(膨出)した状態を確保する。【選択図】図2

Description

本発明は、液体式マッサージ装置に関するものである。
液体式マッサージ装置は、本体ハウジングの上方開口が、患者支承用となる支持シートにより施蓋されて、この本体ハウジング内に配設された噴射ノズルから上方に向けて噴射用液体が噴射されるようになっている。噴射ノズルとして、上下方向軸線周りに回転される回転体を有して、この回転体に噴射口を形成したものがある。
特許文献1には、回転体に形成された噴射口が曲げ形成されて、噴射口からの噴射用液体の噴射(の反力)を利用して、回転体を自転させるものが開示されている。特許文献2には、回転体を別途設けた駆動源により回転させると共に、本体ハウジングの長手方向に回転体(つまし噴射ノズル)を移動可能としたものが開示されている。
特開2000−325420号公報 特開2004−180696号公報
前述した液体式マッサージ装置は、噴射ノズルからの噴射用液体の噴射方向は、上方に向かうのみとなる。したがって、支持シートに支持された患者が例えば仰向けの場合は、患者の背中や腰裏、脚部の裏等、患者の背面部分のみへの刺激となる。
一方、患者の中には、例えば肩部への刺激等、仰向け姿勢にあるときの患者の側面への刺激を望む者も少なからず存在するが、従来の液体式マッサージ装置ではこのような要求に全く対応できないものであった。
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、支持シート上に横たわる患者の側面部分に対して刺激を与えることのできるようにした液体式マッサージ装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に記載のように、
本体ハウジングの上方開口が、弾性シートからなる支持シートにより施蓋され、
前記本体ハウジング内に、該本体ハウジング内の噴射用液体を噴射するための噴射ノズルが配設されてなる液体式マッサージ装置であって、
前記噴射ノズルとして、前記支持シート上に仰向けで支承された状態での患者の周囲位置において、該支持シートが弾性変形されて上方へ突出する位置において横噴射用ノズルが設けられ、
前記横噴射用ノズルからの噴射用液体が、前記支持シートのうち上方への突出部分を介して、患者に対して横方向から噴射されるようにされ、
前記横噴射用ノズルを上方から覆って、前記横噴射用ノズルと前記支持シートとの接触を防止するカバー部材が設けられ、
前記横噴射用ノズルが、固定軸と、該固定軸に回転自在に保持された回転体と、該回転体に形成された噴射用液体の噴射口と、を備え、
前記横噴射用ノズルの前記噴射口から噴射用液体が噴射されたときに、前記回転体の接線方向の速度成分を有するように該噴射口が形成されていて、該噴射口からの噴射用液体の噴射に応じて該回転体が回転されるようにされ、
前記固定軸が略上下方向に伸びる縦軸式とされ、
前記横噴射用ノズルの前記噴射口が、前記固定軸と直交する放射方向にほぼ沿う方向へ噴射用液体を噴射するようにされ、
前記カバー部材が、前記回転体の側方を覆うと共に、該回転体の周方向一部においてのみ噴射用液体を通過させるための通過口が形成され、
前記回転体の回転に応じて前記噴射口が前記通過口と整合する位置となったときにのみ、該噴射口からの噴射用液体が前記通過口を通して噴射される、
ようにしてある。上記解決手法によれば、支持シート上に横たわる患者の側面部分に対しても噴射用液体による刺激を与えることができ、マッサージ効果をより高める等の上で好ましいものとなる。また、カバー部材によって、横噴射用ノズルによって不用意に支持シートを損傷させてしまう等の事態を防止する上で好ましいものとなる。さらに、噴射口の位置を回転体の回転に応じて変更して、より効果的にマッサージを行う等の上で好ましいものとなる。また、噴射用液体の噴射を有効に利用して回転体を回転させるので、別途回転用の駆動源を設ける場合に比して、構成も簡単となる。以上に加えて、回転中心軸が上下方向に伸びる縦軸式の場合に、所望方向へ噴射用液体を噴射させることができる。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2以下に記載のとおりである。すなわち、
前記噴射ノズルとして、上方へ向けて噴射用液体を噴射する上噴射用ノズルをさらに有し、
前記上噴射用ノズルからの噴射用液体が、前記支持シートを介して、前記支持シート上に仰向けで支承された状態での患者に対して下方から噴射される、
ようにしてある(請求項2対応)。この場合、下方からの刺激付与と横方向からの刺激付与とを行うことができる。
前記上噴射用ノズルが、前記本体ハウジングの長手方向に移動可能とされ、
前記横噴射用ノズルが、前記上噴射用ノズルの移動軌跡と干渉しない位置に固定設置されている、
ようにしてある(請求項3対応)。この場合、上噴射用ノズルを、横噴射用ノズルに邪魔されることなく移動可能として広い威範囲に渡ってマッサージを行なうことができる。
前記横噴射用ノズルからのみ噴射用液体が噴射される第1噴射状態と、前記上噴射用ノズルからのみ噴射用液体が噴射される第2噴射状態と、該横噴射用ノズルと上噴射用ノズルとの両方から同時に噴射用液体が噴射される第3噴射状態との3つの噴射状態のうち任意の1つの噴射状態を、マニュアル操作により選択可能とされている、ようにしてある(請求項4対応)。この場合、患者の好みに応じた最適なマッサージを行う上で好ましいものとなる。
前記上噴射用ノズルからのみ噴射用液体が噴射される噴射状態と、該上噴射用ノズルと前記横噴射用ノズルとの両方から噴射用液体が噴射される噴射状態との2つの噴射状態のうち任意の1つの噴射状態を、マニュアル操作により選択可能とされている、ようにしてある(請求項5対応)。この場合、患者の好みに応じた最適なマッサージを行う上で好ましいものとなる。
前記横噴射用ノズルからのみ噴射用液体が噴射される第1噴射状態と、前記上噴射用ノズルからのみ噴射用液体が噴射される第2噴射状態と、該横噴射用ノズルと上噴射用ノズルとの両方から同時に噴射用液体が噴射される第3噴射状態との3つの噴射状態の間で、自動的に切換えが行われる、ようにしてある(請求項6対応)。この場合、3つの噴射状態の間で自動的に切換えが行われて、複雑な刺激を与える上で好ましいものとなる。
前記上噴射用ノズルからのみ噴射用液体が噴射される噴射状態と、該上噴射用ノズルと前記横噴射用ノズルとの両方から噴射用液体が噴射される噴射状態との2つの噴射状態の間で自動的に切換えが行われる、ようにしてある(請求項7対応)。この場合、2つの噴射状態の間で自動的に切換えが行われて、複雑な刺激を与える上で好ましいものとなる。
前記カバー部材の上面に、該カバー部材と前記支持シートとの間に挟持される弾性材からなる緩衝部材が取付けられている、ようにしてある(請求項8対応)。この場合、支持シートの損傷防止の上でより一層好ましいものとなる。
前記横噴射用ノズルが、左右対称位置に一対設けられている、ようにしてある(請求項9対応)。この場合、患者の左右対称位置に同時に横方向から刺激を与えることができる。
前記横噴射用ノズルが、前記支持シート上に仰向けに支持された患者の肩部付近に位置されて、患者の肩部に対して横方向からの噴射用液体を噴射するようにされている、ようにしてある(請求項10対応)。この場合、肩部のマッサージを望む患者が多いことから、この患者の要望に応えることができる。
前記横噴射用ノズルが、前記支持シート上に仰向けに支持された患者の肩部付近と腰部付近と脚部付近と足裏付近とのうち少なくとも2カ所以上において、少なくともそれぞれ左右一対づつ設けられている、ようにしてある(請求項11対応)。この場合、患者の種々の部位について、左右から横方向への刺激を与えることができる。
本発明によれば、噴射用液体の噴射を横方向へ行えるようにして、従来刺激を与えることのできなかった部位へのマッサージを行うことができる。
本発明が適用された液体式マッサージ装置の平面図。 図1のX2−X2線方向断面図。 横噴射用ノズル部分を患者との位置関係と共に示す要部平面図。 横噴射用ノズルの詳細を示す断面図。 横噴射用ノズルの別の例を、患者との位置関係と共に示す一部断面した要部平面図。 図5に示す横噴射用ノズルを側方から見たときの状態を、患者との位置関係と共に示す一部断面して示す要部側面図。 図5、図6に示す横噴射用ノズルの詳細を示す断面図。 横噴射用ノズルの別の配設例を示す平面図。 噴射用液体の供給系統を、その制御系と共に示す図。
図1、図2において、1は本体ハウジングで、前後方向(図1上下方向)に細長い浴槽型の形状とされている。本体ハウジング1の上方開口部1aが、大きく弾性変形可能な支持シート2によって施蓋されている。支持シート2の直下方には、編状の補助シート3が配設されている。患者Jの荷重(体重)は、もっぱら補助シート3によって支承される。本体ハウジング1内には、噴射用液体が貯溜されて、後述する噴射ノズルから噴射された噴射用液体は、自然落下して、再び噴射ノズルからの噴射用として用いられることになる。
本体ハウジング1内には、上噴射用ノズル10と横噴射用ノズル20とが配設されている。上噴射用ノズル10は、左右一対の回転体11を有して、各回転体11には、上方に向けた開口された噴射口12が形成されている。左右一対の回転体11は、図示を略す駆動源からの駆動力を受けて、互いに反対方向に回転されるようになっている。そして、左右一対の回転体11は、駆動源からの駆動力を受けて、本体ハウジング1の長手方向に移動可能(往復動可能)とされている。なお、このような移動式の回転体11を有する液体式マッサージ装置そのものは既知なので、これ以上の説明は省略する。なお、図2では、上噴射用ノズル11に関する移動部分をドットを付して示してあり、このドットを付した部分が全体的に前後方向に移動されることになる。
支持シート2上に仰向けに支承された患者Jの肩部付近に位置させて、左右一対の横噴射用ノズル20が配設されている。横噴射用ノズル20が配設された部分においては、後述するカバー部材30によって、支持シート2が上方へ大きく突出(膨出)するように弾性変形された状態とされている。そして、このカバー部材30の下方に、横噴射用ノズル20が配設されている。
噴射ノズル20の詳細について、図3、図4をも参照しつつ説明する。まず、図1に示す患者Jの肩部付近に、左右方向(図1左右方向)に伸びる保持ブラケット40が配設されている。この保持ブラケット40は、例えばステンレス系の金属部材によりボックス状に形成されて、強度部材とされると共に、その内部が噴射用液体の供給通路とされている。この保持ブラケット40の左右端部は、取付ブラケット42を介して、本体ハウジング1の左右の側壁部に固定具41により固定されている。そして、この保持ブラケット40は、上噴射ノズル10の移動軌跡よりも高い位置に設定されて、移動される上噴射用ノズル10と干渉しないようにされている。
保持ブラケット40の上面には、筒状の中間部材43が固定されている。横噴射用ノズル20は、上下方向に伸びる縦軸部材21と、縦軸部材21に対して軸受22を介して回転自在に保持された回転体23と、を有する。回転体23には、ほぼ水平方向に伸びる噴射口24が形成されている。なお、回転体23は、実施形態では2つの部材をボルト25で結合することにより構成されている。
縦軸部材21の内部空間21aが、中間部材43内と常時連通されている。また、内部空間21aと噴射口24とが、縦軸部材21の側壁部に形成された連通口21bによって常時連通されている。中間部材43内は、ボックス状とされた保持ブラケット40内に常時連通されている。図2に示すように、保持ブラケット40の左右方向略中間部に、噴射用液体を供給する配管の接続部40aが形成されている。これにより、接続部40aに接続された図示を略す配管からの噴射用液体が、保持ブラケット40内、中間部材43内、縦軸部材21の内部空間21a、連通口21bを経て、噴射口24へと供給される。
噴射口24の回転体23外周面への開口方向が、当該開口位置での回転体23の接線に対して傾斜するように指向されている(例えば曲がり形成)。これにより、噴射口24から噴射用液体が噴射されると、回転体23の接線方向の速度成分を有する反力が発生されて、回転体23が回転(自転)されることになる。左右一対の回転体23の回転方向は、図1に示すように互いに反対方向となるようにされている。
縦軸部材21に対して、カバー部材30が、固定具としてのボルト31によって固定されている。カバー部材30は、例えば合成樹脂や金属板を加工することにより形成されている。このカバー部材30は、回転体23および縦軸部材21を上方から覆うと共に、その側面をも覆っている。このカバー部材30によって、支持シート2が常時上方に突出(膨出)されている。そして、カバー部材30によって上方へ膨出変形された下方空間に、横噴射用ノズル20(縦軸部材21、回転体23)が配設される形態となっている。なお、カバー部材30の上面には、弾性材からなる緩衝部材32がボルト34により固定されている。カバー部材30と支持シート2との間に緩衝部材32が介在されることにより、支持シート2の損傷防止の上で好ましいものとなる。
カバー部材30の側面のうち、図1に示す患者Jの肩部(首の付け根付近から肩先付近)に対応した位置についてのみ、通過口30aが形成されている。これにより、回転体23が回転されつつ噴射口24から噴射される噴射用液体は、噴射口24が通過口30aと整合した位置となったときにのみ、通過口30aを通して噴射されることになる。そして、この通過口30aを通過した噴射用液体は、支持シート2(のうち上方へ突出されている部分)を介して、患者Jの肩部に対して横方向(側方)から衝突されて、肩部に対する横方向からの刺激付与となる。
図5〜図7は、参考例を示すもので、前記実施形態と同一構成要素には同一符号を付してその説明は省略する。本参考例では、特に、図7に示すように、前記実施形態における縦軸部材21に代えて、略水平方向に伸びる横軸部材21Bを用いたものとなっている。この横軸部材21Bが、保持ブラケット40に対して、中間部材51〜53を介して取付けられている。具体的には、中間部材51が保持ブラケット40に固定され、中間部材51に中間部材52が螺合されている。中間部材52のツバ部52aを中間部材53と締付リング54とで挟持した状態で、ボルト等の固定具55によって中間部材52と53とが結合される。そして、中間部材53に対して、横軸部材21Bがねじ結合されている。なお、固定具55を緩めることにより、横軸部材21Bの向きを変更可能であり、横軸部材21Bを所望方向(患者Jの肩部)に指向させた状態で、固定具55を締め付けることにより、この状態が維持される。
横軸部材21Bに回動自在に保持された回転体23B(23対応)には、横方向に向けて伸びる噴射口24B(24対応)が形成されている。勿論、この噴射口24Bの指向方向は、患者Jの肩部とされている。
保持ブラケット30内からの噴射用液体は、中間部材51〜53を通った後、横軸部材23B内の内部空間21a、連通口21bを経て、噴射口24Bから噴射される。噴射口24Bからの噴射用液体の噴射により、回転体23Bが回転(自転)される。
カバー部材30B(30対応)は、患者Jの肩部に対応した位置においてのみ、通過口30aが形成されている。これにより、噴射口24Bから通過口30aを通過した噴射用液体は、支持シート2(の上方への突出部分)を介して、患者Jの肩部に横方向から刺激を与えることになる。なお、本実施形態では、カバー部材30Bの上面に、緩衝部材32を設けていないが、緩衝部材32を設けてもよい。
図8は、横噴射用ノズル20を、多数設けた例を示す。各横噴射用ノズル20を区別するため、符号20に対してA、B、C、D、Eの符号を付してある。横噴射用ノズル20Aは、前記各実施形態と同様に、患者Jの肩部に対して横方向から噴射用液体を噴射するものとなっており、患者Jを挟んで左右一対設けられている。横噴射用ノズル20Bは、患者Jの腰部に対して横方向から噴射用液体を噴射するもので、患者Jを挟んで左右一対設けられている。
横噴射用ノズル20Cは、患者Jの開いた脚部(より具体的にはふくらはぎ部)の外側面に対して横方向から噴射用液体を噴射するもので、左右の脚部を挟んで左右一対設けられている。横噴射用ノズル20Dは、患者Jの開いた左右の脚部(より具体的にはふくらはぎ部)の間に位置されて、脚部の内側面に対して横方向から噴射用液体を噴射するもので、1つのみ設けられている。横噴射用ノズル20Eは、患者Jの足裏に対応した位置に設けられて、左右の足裏に対して噴射用液体を噴射するものとなっており、左右一対設けられている。
図9は、上噴射用ノズル10と横噴射用ノズル20への噴射用液体の供給系統例を示すものである。図9中、61は、本体ハウジング1内の噴射用液体をくみ上げるポンプであり、ポンプ61はモータ62によって駆動される。ポンプ61からの吐出配管63が2本の分岐配管63A、63Bに分岐されている。一方の分岐配管63Aは、左右の上噴射用ノズル10に接続されている。分岐配管63Aの途中には、電磁式の流量調整弁64が接続されている。他方の分岐配管63Bは、左右の横噴射用ノズル20に接続されている。分岐配管63Bの途中には、電磁式の流量調整弁(吐出圧調整弁)65が接続されている。各流量調整弁64、65は、圧力調整弁として把握することもでき、また完全な閉弁状態をもとり得るようになっている。
上記モータ62の駆動制御および各流量調整弁64、65の制御は、マイクロコンピュータを利用して構成されたコントローラ(制御ユニット)Uによって制御される。このコントローラUには、マニュアル操作されるスイッチS1〜S3からの信号が入力される。スイッチS1は、ON/オフ操作用であり、ON操作されることによって、モータ62(ポンプ61)が駆動される。スイッチS2は、噴射ノズル10と20との噴射態様をマニュアル選択するためのものとなっている。具体的には、横噴射用ノズル20からのみ噴射用液体を噴射される第1噴射状態と、上噴射用ノズル10からのみ噴射用液体を噴射させる第2噴射状態と、各噴射ノズル10と20の両方から噴射用液体を噴射させる第3噴射状態との3つの噴射状態のなかから、任意の1つの噴射状態を選択できるようになっている。なお、上記第2噴射状態と第3噴射状態との2つの噴射状態との間での切換(選択)を行うものであってもよく、上記第1噴射状態と第3噴射状態との間での切換(選択)えを行うものであってもよい。スイッチS3は、各噴射ノズル10、20からの噴射量(噴射圧力)を個別に指令するものとなっている。このような、スイッチS1〜S3は、図1に示す操作盤70に設けられている。
また、自動モード選択スイッチを別途設けて、自動モードが選択されたときは、上記第1〜第3の噴射状態の間で、自動的に切換えが行われるようにしてもよい。具体的には、例えば第1噴射状態→第2噴射状態→第3噴射状態→第1噴射状態・・・・というように、設定された治療時間内において噴射状態を自動切換(自動変更)するようにしてもよい。同様に、上記3つの噴射状態のうち、任意の2つの噴射状態の間で自動的に切換えが行われるようにしてもよい。具体的には、例えば第1噴射状態→第2噴射状態→第1噴射状態・・・としたり、第2噴射状態→第3噴射状態→第2噴射状態・・・・というように、噴射状態を自動切換(自動変更)するようにしてもよい。
以上実施形態について説明したが、本発明は実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載された範囲において適宜の変更が可能であり、例えば次のような場合をも含むものである。上噴射用ノズル10は、移動を行わない固定式であってもよく、固定式の上噴射用ノズル10を、例えば、患者の背中、腰、脚部等に対応させて多数設けるようにしてもよい。また、上噴射用ノズル10を有しないで、横噴射用ノズル20(20B)のみを有するものであってもよい。横噴射用ノズル20は、図8に示す位置以外の適宜の部分に設けることも可能である。また、患者Jの肩部、腰部、脚部、足裏部のうち、任意の1つあるいは任意の2以上の組み合わせを選択することもでき、特に、肩部と足裏部との2カ所設ける態様が、既存の液体式マッサージ装置を有効に利用して横噴射用ノズル20(20B)を配設できることから好ましいものとなる。勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
本発明は、液体式マッサージ装置として好適なものを提供できる。
U:コントローラ
S2:スイッチ(噴射状態選択用)
J:患者
1:本体ハウジング
2:支持シート
10:上噴射用ノズル
11:回転体
12:噴射口
20:横噴射用ノズル
21:縦軸部材
21B:横軸部材(図7)
21a:内部空間
21b:連通口
22:軸受
23:回転体
23B:回転体(図7)
24:噴射口
24B:噴射口(図7)
30:カバー部材
30a:通過口
32:緩衝部材
40:保持ブラケット
61:ポンプ
62:モータ
63:配管
63A、63B:分岐配管
64、65:流量調整弁

Claims (11)

  1. 本体ハウジングの上方開口が、弾性シートからなる支持シートにより施蓋され、
    前記本体ハウジング内に、該本体ハウジング内の噴射用液体を噴射するための噴射ノズルが配設されてなる液体式マッサージ装置であって、
    前記噴射ノズルとして、前記支持シート上に仰向けで支承された状態での患者の周囲位置において、該支持シートが弾性変形されて上方へ突出する位置において横噴射用ノズルが設けられ、
    前記横噴射用ノズルからの噴射用液体が、前記支持シートのうち上方への突出部分を介して、患者に対して横方向から噴射されるようにされ、
    前記横噴射用ノズルを上方から覆って、前記横噴射用ノズルと前記支持シートとの接触を防止するカバー部材が設けられ、
    前記横噴射用ノズルが、固定軸と、該固定軸に回転自在に保持された回転体と、該回転体に形成された噴射用液体の噴射口と、を備え、
    前記横噴射用ノズルの前記噴射口から噴射用液体が噴射されたときに、前記回転体の接線方向の速度成分を有するように該噴射口が形成されていて、該噴射口からの噴射用液体の噴射に応じて該回転体が回転されるようにされ、
    前記固定軸が略上下方向に伸びる縦軸式とされ、
    前記横噴射用ノズルの前記噴射口が、前記固定軸と直交する放射方向にほぼ沿う方向へ噴射用液体を噴射するようにされ、
    前記カバー部材が、前記回転体の側方を覆うと共に、該回転体の周方向一部においてのみ噴射用液体を通過させるための通過口が形成され、
    前記回転体の回転に応じて前記噴射口が前記通過口と整合する位置となったときにのみ、該噴射口からの噴射用液体が前記通過口を通して噴射される、
    ことを特徴とする液体式マッサージ装置。
  2. 請求項1において、
    前記噴射ノズルとして、上方へ向けて噴射用液体を噴射する上噴射用ノズルをさらに有し、
    前記上噴射用ノズルからの噴射用液体が、前記支持シートを介して、前記支持シート上に仰向けで支承された状態での患者に対して下方から噴射される、
    ことを特徴とする液体式マッサージ装置。
  3. 請求項2において、
    前記上噴射用ノズルが、前記本体ハウジングの長手方向に移動可能とされ、
    前記横噴射用ノズルが、前記上噴射用ノズルの移動軌跡と干渉しない位置に固定設置されている、
    ことを特徴とする液体式マッサージ装置。
  4. 請求項2または請求項3において、
    前記横噴射用ノズルからのみ噴射用液体が噴射される第1噴射状態と、前記上噴射用ノズルからのみ噴射用液体が噴射される第2噴射状態と、該横噴射用ノズルと上噴射用ノズルとの両方から同時に噴射用液体が噴射される第3噴射状態との3つの噴射状態のうち任意の1つの噴射状態を、マニュアル操作により選択可能とされている、ことを特徴とする液体式マッサージ装置。
  5. 請求項2または請求項3において、
    前記上噴射用ノズルからのみ噴射用液体が噴射される噴射状態と、該上噴射用ノズルと前記横噴射用ノズルとの両方から噴射用液体が噴射される噴射状態との2つの噴射状態のうち任意の1つの噴射状態を、マニュアル操作により選択可能とされている、ことを特徴とする液体式マッサージ装置。
  6. 請求項2または請求項3において、
    前記横噴射用ノズルからのみ噴射用液体が噴射される第1噴射状態と、前記上噴射用ノズルからのみ噴射用液体が噴射される第2噴射状態と、該横噴射用ノズルと上噴射用ノズルとの両方から同時に噴射用液体が噴射される第3噴射状態との3つの噴射状態の間で、自動的に切換えが行われる、ことを特徴とする液体式マッサージ装置。
  7. 請求項2または請求項3において、
    前記上噴射用ノズルからのみ噴射用液体が噴射される噴射状態と、該上噴射用ノズルと前記横噴射用ノズルとの両方から噴射用液体が噴射される噴射状態との2つの噴射状態の間で自動的に切換えが行われる、ことを特徴とする液体式マッサージ装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項において、
    前記カバー部材の上面に、該カバー部材と前記支持シートとの間に挟持される弾性材からなる緩衝部材が取付けられている、ことを特徴とする液体式マッサージ装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか1項において、
    前記横噴射用ノズルが、左右対称位置に一対設けられている、ことを特徴とする液体式マッサージ装置。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれか1項において、
    前記横噴射用ノズルが、前記支持シート上に仰向けに支持された患者の肩部付近に位置されて、患者の肩部に対して横方向からの噴射用液体を噴射するようにされている、
    ことを特徴とする液体式マッサージ装置。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれか1項において、
    前記横噴射用ノズルが、前記支持シート上に仰向けに支持された患者の肩部付近と腰部付近と脚部付近と足裏付近とのうち少なくとも2カ所以上において、少なくともそれぞれ左右一対づつ設けられている、ことを特徴とする液体式マッサージ装置。


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