JP5758820B2 - 回転電機冷却システム - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機冷却システムに係り、特に回転電機の冷却を機械式冷媒ポンプと電動冷媒ポンプを用いて行うことができる回転電機冷却システムに関する。
エンジンと回転電機を搭載する車両には、回転電機や自動変速機等を冷却するために、エンジンによって駆動される機械式あるいはメカ式と呼ばれるオイルポンプの他に、エンジンの停止時であってもバッテリ等によって駆動される電気式あるいは電動式と呼ばれるオイルポンプが用いられる。
例えば、特許文献1には、機械式オイルポンプに加えて電動式オイルポンプを備える車両の油圧供給装置において、機械式オイルポンプの吐出側と電動式オイルポンプの吐出側との間に機械式オイルポンプからの作動油が電動式オイルポンプに逆流しないように逆止弁が設けられる構成が述べられている。さらに、機械式オイルポンプの吐出側と電動式オイルポンプの吐出側とを結ぶ吐出側油路と、機械式オイルポンプの吸入側と電動式オイルポンプの吸入側とを結ぶ吸入側油路との間に、吐出側油路から吸入側油路の方に順にオリフィスとリリーフ弁が設けられている。
特許文献2には、エンジンと共に駆動するメカオイルポンプに加えて、エンジンとは異なるポンプ駆動源により駆動される補助ポンプとしての電動オイルポンプを備える車両において、外気が低温時でオイルが高粘性となっても電動オイルポンプを低負荷で駆動させることができる補助ポンプ駆動制御装置が述べられている。ここでは、オイル貯留部であるオイルパンと主吐出油路との間にメカオイルポンプと電動オイルポンプポンプが並列に設けられ、メカオイルポンプの吐出側と主吐出油路の間に主逆止弁、電動オイルポンプの吐出側と主吐出油路との間に補助側逆止弁が設けられる。そして、電動オイルポンプの吸入側との間の補助吸入油路とは別に、電動オイルポンプの吐出側とオイルパンとの間に逆止弁を介して副吸入油路が設けられる。
そして、外気が低温の時には、電動オイルポンプがまず逆転駆動されることで、補助吸入油路に残って低温となって高粘度のオイルがオイルパンに戻される。オイルパンに貯留されているオイルは比較的暖まっているので、ここで油温が上昇する。また、副吸入油路を経てオイルパンから電動オイルポンプでオイルが吸入され、電動オイルポンプを経てオイルパンに戻される。このオイルは暖まっているオイルパンからであるので、電動オイルポンプの負荷は軽くて済む。これを継続することで、油温が上昇する。その後に、電動オイルポンプを正転に戻す。こうして、外気が低温時でも電動オイルポンプの負荷を軽くすることができると述べられている。
特開2006−161851号公報 特開2011−978号公報
機械式オイルポンプと電動オイルポンプを並列接続して回転電機を冷却する場合、両者の間に逆止弁を設けても、機械式オイルポンプの吐出圧と電動オイルポンプの吐出圧の大小関係によっては冷媒の逆流が生じ得る。例えば、電動オイルポンプに機械式オイルポンプからの冷媒が逆流すると、電動オイルポンプが逆回転し、また、逆流した冷媒が漏れることが生じ得る。電動オイルポンプが逆回転すると、電動オイルポンプを駆動する電動機が逆回転して回生状態となり、その駆動回路が損傷することが生じ得る。なお、機械式オイルポンプに電動オイルポンプからの冷媒が逆流すると、機械式オイルポンプはエンジンに接続されている関係で逆回転が生じず、また、逆流した冷媒は吸入口から冷媒源に戻されるので、冷媒が漏れることもない。このように、機械式オイルポンプと電動オイルポンプを並列接続して回転電機を冷却する場合に、逆止弁のみを用いる構造では課題が残る。
これを回避するものとして、機械式オイルポンプの駆動と電動オイルポンプの駆動とが競合しないように、いずれか一方側のみを駆動する制御をすることが考えられる。この場合、一方側の駆動では回転電機の冷却に十分な冷媒供給が行えないことが生じ得る。いずれか一方側の駆動で回転電機の冷却を十分に行えるようにしようとすると、オイルポンプが大型化する。
また、機械式オイルポンプと電動オイルポンプを並列接続して回転電機を冷却する場合にオイルクーラ等の熱交換器で冷媒の温度を下げるものとすると、極低温時にもオイルクーラを冷媒が経由することになって、冷媒の温度を上げることが困難となる。一般的には、低温時において、バッテリで駆動できる電動オイルポンプを作動させて冷媒の温度を上げることが行われる。そこではエンジンを停止して逆止弁によって逆流を防止しながら電動オイルポンプを作動させることができるが、その場合でも、電動オイルポンプからの冷媒はやはりオイルクーラを経由することになるので、冷媒の温度上昇がはかどらない。
本発明の目的は、機械式冷媒ポンプと電動冷媒ポンプを並列接続して回転電機を冷却する場合に、冷媒の逆流による弊害を生じないようにしながら十分な冷媒を回転電機に供給できる回転電機冷却システムを提供することである。他の目的は、低温時に冷媒の温度を迅速に上げることを可能にする回転電機冷却システムを提供することである。以下の手段は、上記目的の少なくとも1つに貢献する。
本発明に係る回転電機冷却システムは、内燃機関と回転電機とを含む動力装置と、回転電機を冷却する冷媒を貯留する冷媒源と、内燃機関によって駆動され、冷媒源から冷媒を吸入し、第1逆止弁を介して主吐出流路に吐出して回転電機に冷媒を供給する機械式冷媒ポンプと、冷媒源から冷媒を吸入し、第2逆止弁を介し、機械式冷媒ポンプに対し主吐出流路に並列に接続されて冷媒を吐出して回転電機に冷媒を供給する電動冷媒ポンプと、電動冷媒ポンプの吐出口と第2逆止弁との間から分岐して回転電機に冷媒を供給するパイパス流路と、バイパス流路に設けられ、所定のリリーフ圧で開弁するリリーフ弁と、主吐出流路に設けられ、冷媒の温度を低下させる熱交換器と、を含み、リリーフ弁は、冷媒温度が適正温度範囲の下限温度のときの下限時吐出圧と、冷媒温度が適正下限温度よりも低温の閾値温度について予め定めた閾値吐出圧との間の吐出圧として設定されるリリーフ圧で開弁し、冷媒温度が適正温度よりも低温のときには機械式冷媒ポンプの作動を停止し、電動冷媒ポンプを作動させ、熱交換器を介さずにリリーフ弁を介して冷媒を回転電機に供給することを特徴とする。
上記構成により、回転電機冷却システムは、冷媒源から冷媒を吸入し、第1逆止弁を介して主吐出流路に吐出して回転電機に冷媒を供給する機械式冷媒ポンプと、冷媒源から冷媒を吸入し、第2逆止弁を介し、機械式冷媒ポンプに対し主吐出流路に並列に接続されて冷媒を吐出して回転電機に冷媒を供給する電動冷媒ポンプとを備える。そして電動冷媒ポンプの吐出口と第2逆止弁との間から分岐して回転電機に冷媒を供給するパイパス流路にリリーフ弁が設けられる。これによって、主吐出流路を介さずに、バイパス流路とリリーフ弁とを介して回転電機に直接的に冷媒を供給できる。したがって、冷媒の逆流を生じさせずに十分な冷媒を回転電機に供給することができる。
また、回転電機冷却システムにおいて、リリーフ弁が開弁するリリーフ圧は、冷媒温度が適正温度範囲の下限温度のときの下限時吐出圧と、冷媒温度が適正下限温度よりも低温の閾値温度について定めた閾値吐出圧との間の吐出圧に設定される。これによって、適正下限温度と閾値温度の範囲の低温のときにリリーフ弁が開き、主吐出流路を介さずに、バイパス流路とリリーフ弁とを介して回転電機に直接的に冷媒を供給できる。
また、回転電機冷却システムにおいて、主吐出流路に冷媒の温度を低下させる熱交換器が設けられ、冷媒温度が適正温度よりも低温のときには機械式冷媒ポンプの作動を停止し、電動冷媒ポンプを作動させ、熱交換器を介さずにリリーフ弁を介して冷媒を回転電機に供給される。これによって、低温のときにリリーフ弁が開き、主吐出流路の熱交換器を通らずに、バイパス流路とリリーフ弁とを介して回転電機に直接的に冷媒を供給できる。したがって、低温時に冷媒の温度を迅速に上げることが可能になる。
本発明に係る実施の形態における回転電機冷却システムの構成を示す図である。 本発明に係る参考実施の形態の回転電機冷却システムにおいて、MOPを作動させEOPを作動させないときの冷媒の流れを示す模式図である。 本発明に係る参考実施の形態の回転電機冷却システムにおいて、MOPとEOPを同時作動させたときの冷媒の流れを示す模式図である。 本発明に係る実施の形態の回転電機冷却システムにおいて、冷媒の温度による吐出圧の変化を説明する図である。 本発明に係る実施の形態の回転電機冷却システムにおいて、冷媒の温度が低温のときにEOPのみを作動させたときの冷媒の流れを示す模式図である。 本発明に係る参考実施の形態の回転電機冷却システムでMOPとEOPを同時作動させたときにおいて、内燃機関の回転数に対するMOPの吐出圧とEOPの吐出圧の関係を示す図である。 図6における動作範囲(A)における冷媒の流れを示す模式図である。 図6における動作範囲(B)における冷媒の流れを示す模式図である。
以下に図面を用いて本発明に係る実施の形態につき、詳細に説明する。以下では、動力装置として、エンジンと1台の回転電機とその間に設けられる動力伝達機構を有する構成を説明するが、これは説明のための例示である。ここでは、エンジンと回転電機を有するものであればよく、エンジンの出力と回転電機の出力との間の関係は、車両の仕様に応じ、適宜変更が可能である。また、車両に搭載される回転電機を1台として説明するが、これも例示であって、複数の回転電機が車両に搭載される場合であってもよい。例えば、1台の回転電機を駆動用に、もう1台の回転電機を発電用に用いる構成としてもよく、前輪駆動用と後輪駆動用で別々の回転電機としてもよい。
また、以下では、回転電機を冷却する冷媒として潤滑油としても用いられるATFを説明するが、これは例示であって、これ以外の冷却用流体でもよい。これに伴い、冷媒を循環する冷媒ポンプにオイルポンプの表記を用いるが、これもATFを用いる場合に合わせたものである。
また、電動オイルポンプの駆動回路の電源としては、回転電機の電源装置とは独立の低電圧電源として説明するが、これは説明のための例示である。例えば、回転電機の電源装置から低電圧に電圧変換された電力を電動オイルポンプの駆動回路に供給するものとしてもよい。
また、以下では、回転電機と動力伝達機構とが1つのケース体に収納され、そのケース内とオイルポンプユニットとの間で冷媒が循環するものとして説明するが、これは説明のための例示である。例えば、1つのケースにまとめずに、回転電機と動力伝達機構とオイルポンプユニットの間を冷媒が循環する構成としてもよい。
以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本文中の説明においては、必要に応じそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
図1は、ハイブリッド車両に搭載される回転電機についての回転電機冷却システム10の構成を示す図である。この回転電機冷却システム10は、ハイブリッド車両に搭載される回転電機20の冷却構造12と、制御装置80を含むシステムである。
冷却構造12は、ハイブリッド車両の駆動源である動力装置14として、エンジン16と図1ではM/Gとして示される回転電機20を含み、回転電機20に接続されるM/G駆動回路30とその電源である高電圧電源32を含む。冷却構造12は、さらに、回転電機20を内部に含むケース体24の内部に冷媒26を循環供給するオイルポンプユニット40と、オイルポンプユニットとケース体24の内部とを結ぶバイパス流路64とバイパス流路64に設けられるリリーフ弁52とを含む。オイルポンプユニット40は、図1ではMOPとして示される機械式オイルポンプ42と、EOPとして示される電動オイルポンプ44を含んで構成される。
動力装置14は、エンジン16と、回転電機20と、この間に設けられる動力伝達機構18を含んで構成される。エンジン16は、内燃機関である。また、回転電機20は、ハイブリッド車両に搭載されるモータ・ジェネレータ(M/G)であって、M/G駆動回路30から電力が供給されるときはモータとして機能し、エンジン16による駆動時、あるいはハイブリッド車両の制動時には発電機として機能する三相同期型回転電機である。
回転電機20に設けられる温度検出器27は、回転電機20の温度θMを検出する回転電機温度検出手段である。温度検出器27の検出データは、図示されていない適当な信号線を用いて、制御装置80に伝送される。
動力伝達機構18は、ハイブリッド車両に供給する動力をエンジン16の出力と回転電機20の出力との間で分配する機能を有する機構である。かかる動力伝達機構18としては、エンジン16の出力軸、回転電機20の出力軸、図示されていない車軸への出力軸の3つの軸に接続される遊星歯車機構を用いることができる。図1で動力伝達機構18とエンジン16とを接続する軸がエンジン16の出力軸22である。この出力軸22は、接続軸70を介して機械式オイルポンプ42の駆動軸に接続され、機械式オイルポンプ42の駆動に用いられる。
M/G駆動回路30は、高電圧電源32の直流電力と回転電機20を駆動するための交流電力との間の電力変換を行うインバータを含む回路である。インバータは、複数のスイッチング素子のオンオフタイミングを適切に調整するPWM(Pulse Wide Modulation)制御によって三相駆動信号を生成して、回転電機20に供給する回路である。PWM制御は、回転電機20の回転周期に応じた周期を有する基本波信号と、鋸歯状波形を有するキャリア信号との比較で、パルス幅を変調する制御である。インバータは、このPWM制御によって、回転電機20の出力を所望の動作状態とする。
高電圧電源32は、充放電可能な高電圧用二次電池である。具体的には、約200Vから約300Vの端子電圧を有するリチウムイオン組電池で構成することができる。組電池は、単電池または電池セルと呼ばれる端子電圧が1Vから数Vの電池を複数個組み合わせて、上記の所定の端子電圧を得るようにしたものである。高電圧電源32としては、その他に、ニッケル水素組電池、大容量キャパシタ等を用いることができる。
ケース体24は、動力伝達機構18と回転電機20とを内部に含む筐体である。ケース体24の内部空間には、動力伝達機構18と回転電機20の可動部分の潤滑と、動力伝達機構18および回転電機20の冷却を行うための冷媒26が貯留される。冷媒としては、ATFと呼ばれる潤滑油を用いることができる。
ケース体24に設けられる温度検出器28は、冷媒26の温度θCを検出する冷媒温度検出手段である。温度検出器28の検出データは、図示されていない適当な信号線を用いて、制御装置80に伝送される。
オイルポンプユニット40は、機械式オイルポンプ42と、電動オイルポンプ44を含むユニットで、ケース体24の内部空間に冷媒26を循環供給する冷媒ポンプユニットである。冷媒排出路60は、ケース体24において重力方向に沿った下方側、つまりケース体24の底部に近い箇所に設けられる冷媒排出口と、オイルポンプユニット40を結ぶ冷媒流通パイプである。冷媒供給路62は、オイルポンプユニット40と、ケース体24において重力方向に沿った上方側、つまりケース体24の天井部に近い箇所に設けられる冷媒供給口とを結ぶ冷媒流通パイプである。オイルクーラ50は、冷媒26の温度を空冷あるいは水冷によって低下させる熱交換器である。
機械式オイルポンプ42は、駆動軸が接続軸70を介してエンジン16の出力軸22に接続される機械式冷媒ポンプで、エンジン16が動作するときに駆動される。すなわち、エンジン16の始動に伴って機械式オイルポンプ42は駆動が開始され、エンジン16が停止すると機械式オイルポンプ42の駆動が終了する。
電動オイルポンプ44は、制御装置80からの制御信号の下でEOP駆動回路72によって駆動される電動冷媒ポンプである。EOP駆動回路72には、低電圧電源74から直流電力が供給される。低電圧とは、高電圧電源32の電圧に比較して低電圧という意味で、例えば約12Vから16Vの電圧を用いることができる。電動オイルポンプ44の駆動軸を回転させるモータとしては、三相同期型モータを用いることができる。この場合には、EOP駆動回路72は、直流交流変換機能を有するインバータを含んで構成される。また、インバータのPWM制御におけるオン・オフデューティを変更することによって、電動オイルポンプ44の出力を可変することができる。
なお、三相同期型モータの代わりに単相交流モータを用いることもでき、あるいは直流モータを用いることもできる。電動オイルポンプ44の駆動軸を回転させるモータとして用いられるモータ形式に応じて、EOP駆動回路72の内容が変更される。
機械式オイルポンプ42と電動オイルポンプ44とは、冷媒排出路60と冷媒供給路62の間に、互いに並列の関係で接続される。逆止弁46は、機械式オイルポンプ42とケース体24の冷媒供給口との間で冷媒26が逆流しないように設けられる弁である。同様に逆止弁48は、電動オイルポンプ44と、ケース体24の冷媒供給口との間で冷媒26が逆流しないように設けられる弁である。
バイパス流路64は、オイルポンプユニット40とケース体24の内部とを結び、冷媒供給路62をバイパスする流路である。具体的には、電動オイルポンプ44の吐出口から逆止弁48を介してケース体24の内部に至る冷媒供給路62において、電動オイルポンプ44の吐出口と逆止弁48の間から分岐してケース体24の内部に至る冷媒流通パイプである。
リリーフ弁52は、バイパス流路64に直列に設けられ、所定のリリーフ圧で開弁する流体弁である。所定のリリーフ圧の詳細については後述する。
制御装置80は、上記の各要素を全体として制御する機能を有するが、特にここでは、リリーフ弁52の機能を有効に利用して、機械式オイルポンプ42と電動オイルポンプ44を効果的に作動させる機能を有する。かかる制御装置80は、ハイブリッド車両搭載に適したコンピュータで構成することができる。
制御装置80は、冷媒26の逆流を生じないように機械式オイルポンプ42と電動オイルポンプ44を同時作動させる制御を行う同時作動制御部82と、低温時において冷媒26の温度θCを上昇させるための制御を行う低温時作動制御部84と、高温時に冷媒26の供給を増加させる制御を行う高温時作動制御部86を含んで構成される。これらの機能は、ソフトウェアを実行することで実現できる。具体的には、オイルポンプ制御プログラムを実行することで実現できる。
上記構成の作用について、図2以下を用いて詳細に説明する。図2と図3は、一般的な温度における制御の下の冷媒26の流れを示す模式図である。図4と図5は、低温時の制御を説明する図である。図6から図8は高温時の制御を説明する図である。
ここで、図2,3,5,7,8は、機械式オイルポンプ42と電動オイルポンプ44とオイルクーラ50とリリーフ弁52と回転電機20と、これらを結ぶ冷媒流路を抜き出して示す模式図である。ここでは、ケース体24の内部を、冷媒26を貯留するオイルパンのように模式的に示されている。その意味で、冷媒26が貯留されるケース体24の内部は、冷媒源である。これらの図は、冷媒源から冷媒26が機械式オイルポンプ42と電動オイルポンプ44によって汲み上げられ、適当な冷媒流路を通って回転電機20に供給され、再び冷媒源に戻される冷媒26の流れを示す模式図である。
図2は、参考実施の形態として、機械式オイルポンプ42が作動し、電動オイルポンプ44が作動していないときの冷媒26の流れを示す図である。このような状態は、エンジン16が作動中で、電動オイルポンプ44が停止しているときに相当する。このときは、機械式オイルポンプ42の作動によって生じる吐出圧によって逆止弁46が開き、逆止弁48が閉じられる。これによって、機械式オイルポンプ42から電動オイルポンプ44に冷媒26が流れ込むことがない。機械式オイルポンプ42によって冷媒源から汲み上げられた冷媒26は、オイルクーラ50を通ってその温度が下げられ、回転電機20に供給されて回転電機20を冷却し、暖かくなった冷媒26は冷媒源に戻される。これが繰り返されて、機械式オイルポンプ42によって冷媒26が循環する。
図3は、参考実施の形態として、図2の状態に加えて、電動オイルポンプ44も作動させたときの冷媒26の流れを示す図である。ここでは、機械式オイルポンプ42と電動オイルポンプ44とが同時作動される。この制御は、制御装置80の同時作動制御部82の機能によって実行される。具体的には、エンジン16が作動中のときに、EOP駆動回路72に対して駆動指令が出される。
エンジン16の回転数が十分に高いときは、機械式オイルポンプ42の吐出圧は電動オイルポンプ44の吐出圧よりも高いので、逆止弁48は閉じたままである。このときに電動オイルポンプ44を作動させても、電動オイルポンプ44によって冷媒源から汲み上げられた冷媒26は逆止弁48を経由して回転電機20に供給されない。ここで、電動オイルポンプ44の吐出圧でリリーフ弁52が開弁するようにリリーフ圧を設定することで、電動オイルポンプ44によって冷媒源から汲み上げられた冷媒26がリリーフ弁52を経由して回転電機20に流れるようにできる。このように、リリーフ弁52を電動オイルポンプ44の吐出口と回転電機20との間に設けることで、冷媒26の逆流なしで、機械式オイルポンプ42と電動オイルポンプ44とを同時作動させることができる。
次に、リリーフ弁52の作用を用いて、低温時に冷媒26の温度θCを上昇させる方法を、図4と図5を用いて説明する。
図4は、冷媒26の負荷抵抗特性線と、電動オイルポンプ44の出力特性線を示す図である。ここで、負荷抵抗特性線と出力特性線について説明する。
電動オイルポンプ44に用いられる冷媒26の温度θCを一定としたとき、流量Qを大きくするには、吐出圧Pを高くする必要がある。このように、吐出圧Pが高くなるにつれて、流路を流れる冷媒26の流量Qが大きくなる特性が、冷媒26の負荷抵抗特性線と呼ばれるものである。図4において、θ0,θA,θBの表示が付けられている曲線が負荷抵抗特性線である。冷媒26の温度θCが変わると負荷抵抗特性線が変わり、温度θCが低くなるほど、同じ吐出圧Pの下での流量Qが小さくなる。
図4では、冷媒26の温度θCの適正範囲の中心温度がθ0、適正範囲の下限温度がθB、θBよりも低温で粘度の高くなっている温度がθAで示されている。つまり、θ0>θB>θAである。ここで、θ0に比べθBが低温であるが、θBにおける負荷抵抗特性線92がθ0における負荷抵抗特性線90よりも、同じ吐出圧Pで比較すると、小流量側になっている。また、θBに比べθAが低温であるが、θAにおける負荷抵抗特性線94がθBにおける負荷抵抗特性線92よりも、同じ吐出圧Pで比較すると、小流量側になっている。
一方、電動オイルポンプ44の駆動条件を一定、すなわち電動オイルポンプ44の出力を一定としたとき、冷媒26が流れる流路の負荷が小さいほど流量Qは大きくなる。流路の負荷は吐出圧Pで示されるで、吐出圧Pが小さいほど流量Qが大きくなる。このように、吐出圧Pが低くなるにつれて、流路を流れる冷媒26の流量Qが大きくなる特性が、電動オイルポンプ44の出力特性線と呼ばれるものである。図4でEOP出力と表示されている特性線が出力特性線96である。
電動オイルポンプ44を用いて冷媒26を送り出すときの動作点は、冷媒26の温度θCで決まる負荷抵抗特性線90,92,94と、電動オイルポンプ44の駆動条件で決まる出力特性線96との交点における吐出圧Pと流量Qで定まる。図4では、負荷抵抗特性線92と出力特性線96との交点における吐出圧PBと、負荷抵抗特性線94と出力特性線96との交点における吐出圧PAが示されている。吐出圧PBは、冷媒26の温度θCが適正範囲の下限温度θBであるときの電動オイルポンプ44の下限時吐出圧である。吐出圧PAは、冷媒26の温度θCがθBよりも低温で、これ以下では使用されない温度として定めた閾値温度のθAであるときの電動オイルポンプ44の閾値吐出圧である。閾値吐出圧PAは、吐出圧PBよりも高い。
図5は、冷媒26の温度θCが適正範囲の下限温度θBよりも低温のときの制御における冷媒26の流れを示す模式図である。ここでは、冷媒26の温度θCを迅速に上昇させる制御として、エンジン16を停止し、したがって機械式オイルポンプ42の作動が停止される。そして、電動オイルポンプ44が起動される。この処理手順は、制御装置80の低温時作動制御部84の機能によって実行される。
ここで、リリーフ弁52が開くリリーフ圧PRを、図4で説明した下限時吐出圧PBよりも大きく、閾値吐出圧PAよりも小さい適当な値に設定する。すなわち、PB<PR<PAとする。例えば、下限時吐出圧PBよりも大きい値であることを確認した上で、リリーフ圧PR=0.9PAとすることができる。勿論、これ以外の値に設定してもよい。なお、PB<PR<PAとする設定で、図3で説明した作動制御は問題ない。
このようにリリーフ圧PRが設定されると、冷媒26の温度θCが適正範囲の下限温度θBよりも低温のときでも、そのときの吐出圧がリリーフ圧PRよりも高ければ、リリーフ弁52は開弁する。リリーフ弁52が開弁すると、電動オイルポンプ44によって冷媒源から汲み上げられた冷媒26は、逆止弁48経由ではなく、リリーフ弁52を通って回転電機20に供給される。回転電機20に供給された冷媒26は冷媒源に戻され、これが繰り返されて冷媒26が循環する。
このとき、リリーフ弁52を通る冷媒26は、オイルクーラ50を通らない。また、機械式オイルポンプ42は停止しているので、オイルクーラ50を経由して回転電機20に冷媒26は供給されないことになる。したがって、回転電機20に供給される冷媒26はオイルクーラ50によって温度が下げられることがない。このように、リリーフ弁52を電動オイルポンプ44と回転電機20の間に設けることで、低温時において冷媒26の温度を迅速に上昇させることができる。
次に、参考実施の形態として、リリーフ弁52の作用を用いて、高温時に、回転電機20に供給する冷媒26の量を増加させる方法を、図6から図8を用いて説明する。図6は、横軸がエンジン16の回転数NEで、縦軸が機械式オイルポンプ42の吐出圧PMOPまたは電動オイルポンプ44の吐出圧PEOPである。図6は、機械式オイルポンプ42と電動オイルポンプ44とを同時作動させたときにおいて、エンジン16の回転数NEに対するPMOPとPEOPの関係を示す図である。
機械式オイルポンプ42の吐出圧PMOPの特性線100は、エンジン16の回転数NEの増加と共にPMOPが増加する特性を示す。一方、電動オイルポンプ44の吐出圧PEOPの特性線102は、エンジン16の回転数NEに関わらず一定の特性を示す。ここで、機械式オイルポンプ42と電動オイルポンプ44とを同時作動させると、吐出圧PMOPと吐出圧PEOPの大小関係について、2つの動作範囲(A),(B)が区別されることが分かる。動作範囲(A)は、電動オイルポンプ44の吐出圧PEOPが機械式オイルポンプ42の吐出圧PMOPよりも大きくなる動作範囲である。動作範囲(B)は、機械式オイルポンプ42の吐出圧PMOPが電動オイルポンプ44の吐出圧PEOPよりも大きくなる動作範囲である。
高温時において、回転電機20に供給する冷媒26の量を増加させたいときには、機械式オイルポンプ42と電動オイルポンプ44を同時作動させる制御を行う。この処理手順は、制御装置80の高温時作動制御部86の機能によって実行される。なお、機械式オイルポンプ42と電動オイルポンプ44を同時作動させる制御は、図3で説明した内容を含むので、その意味で、高温時作動制御部86の機能は、同時作動制御部82の機能を一部含むことになる。
図7は、回転電機20に供給する冷媒26の量を増加させるために、機械式オイルポンプ42と電動オイルポンプ44を同時作動させたときの動作範囲(A)における冷媒26の流れを示す図である。ここでは、電動オイルポンプ44の吐出圧PEOPが機械式オイルポンプ42の吐出圧PMOPよりも大きいので、電動オイルポンプ44の吐出口に設けられた逆止弁48は開弁する。機械式オイルポンプ42の吐出口に設けられた逆止弁46は吐出圧PEOPによって幾分か押し戻されるがPMOPによって開いた状態である。
このように、動作範囲(A)においては、2つの逆止弁46,48を通って冷媒26が流れる状態となる。このとき、電動オイルポンプ44の吐出圧PEOPが機械式オイルポンプ42の吐出圧PMOPよりも大きいので、電動オイルポンプ44に機械式オイルポンプ42からの逆流は生じない。したがって、逆流による電動オイルポンプシステムの劣化等の問題は生じない。機械式オイルポンプ42へは電動オイルポンプ44からの冷媒26が逆流するが、機械式オイルポンプ42はエンジン16に接続されているので、逆流によって機械式オイルポンプ42の逆回転は生じず、逆流した冷媒26は機械式オイルポンプ42の吸入口から冷媒源に戻される。したがって、機械式オイルポンプ42において冷媒26の逆流による損傷等の問題は生じない。
したがって、動作範囲(A)においては、機械式オイルポンプ42からの冷媒26に加えて、電動オイルポンプ44からの冷媒26がオイルクーラ50を経由して回転電機20に供給される。これにより、機械式オイルポンプ42のみを作動させる場合に比較して回転電機20へ供給される冷媒26の量を増加させることができる。
図8は、回転電機20に供給する冷媒26の量を増加させるために、機械式オイルポンプ42と電動オイルポンプ44を同時作動させたときの動作範囲(B)における冷媒26の流れを示す図である。ここでは、機械式オイルポンプ42の吐出圧PMOPが電動オイルポンプ44の吐出圧PEOPよりも大きいので、電動オイルポンプ44の吐出口に設けられた逆止弁48は閉じた状態となる。この状態は、図3と同じ状態で、リリーフ弁52が開弁する。したがって、図3で説明したように、電動オイルポンプ44によって冷媒源から汲み上げられた冷媒26は、リリーフ弁52を通って回転電機20に供給される。機械式オイルポンプ42からはオイルクーラ50を経由して冷媒26が回転電機20に供給される。これにより、機械式オイルポンプ42のみを作動させる場合に比較して回転電機20へ供給される冷媒26の量を増加させることができる。
このように、リリーフ弁52を電動オイルポンプ44と回転電機20の間に設けることで、機械式オイルポンプ42と電動オイルポンプ44を同時作動させても冷媒26の逆流による弊害を生じさせることなく、回転電機20に供給する冷媒26の量を増加することができる。上記では、冷媒26の量を増加させる場合として、高温時を説明したが、勿論、高温時以外でも、冷媒26の量を増加させたい場合に、機械式オイルポンプ42と電動オイルポンプ44を同時作動させて構わない。
本発明に係る回転電機冷却システムは、機械式オイルポンプと電動オイルポンプを搭載するハイブリッド車両に利用できる。
10 回転電機冷却システム、12 冷却構造、14 動力装置、16 エンジン、18 動力伝達機構、20 回転電機、22 出力軸、24 ケース体、26 冷媒、27,28 温度検出器、30 M/G駆動回路、32 高電圧電源、40 オイルポンプユニット、42 機械式オイルポンプ(MOP)、44 電動オイルポンプ(EOP)、46,48 逆止弁、50 オイルクーラ、52 リリーフ弁、60 冷媒排出路、62 冷媒供給路、64 バイパス流路、70 接続軸、72 EOP駆動回路、74 低電圧電源、80 制御装置、82 同時作動制御部、84 低温時作動制御部、86 高温時作動制御部、90,92,94 負荷抵抗特性線、96 出力特性線、100,102 特性線。

Claims (1)

  1. 内燃機関と回転電機とを含む動力装置と、
    回転電機を冷却する冷媒を貯留する冷媒源と、
    内燃機関によって駆動され、冷媒源から冷媒を吸入し、第1逆止弁を介して主吐出流路に吐出して回転電機に冷媒を供給する機械式冷媒ポンプと、
    冷媒源から冷媒を吸入し、第2逆止弁を介し、機械式冷媒ポンプに対し主吐出流路に並列に接続されて冷媒を吐出して回転電機に冷媒を供給する電動冷媒ポンプと、
    電動冷媒ポンプの吐出口と第2逆止弁との間から分岐して回転電機に冷媒を供給するパイパス流路と、
    バイパス流路に設けられ、所定のリリーフ圧で開弁するリリーフ弁と、
    主吐出流路に設けられ、冷媒の温度を低下させる熱交換器と、
    を含み、
    リリーフ弁は、冷媒温度が適正温度範囲の下限温度のときの下限時吐出圧と、冷媒温度が適正下限温度よりも低温の閾値温度について予め定めた閾値吐出圧との間の吐出圧として設定されるリリーフ圧で開弁し、
    冷媒温度が適正温度よりも低温のときには機械式冷媒ポンプの作動を停止し、電動冷媒ポンプを作動させ、熱交換器を介さずにリリーフ弁を介して冷媒を回転電機に供給することを特徴とする回転電機冷却システム。
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