JP5758764B2 - ウィンドウフィルム及びその製造方法、並びにそのウィンドウフィルムを用いたウィンドウ及びその製造方法 - Google Patents
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Description
(1)前記接着層形成用液における溶剤の配合量が、エチレン−酢酸ビニル共重合体100質量部に対して、230〜400質量部である。更に平滑性に優れる接着層とすることができ、より遠景の歪み等の外観不良が抑えられたウィンドウフィルムとすることができる。
(2)幅方向2mmの測定幅で、幅方向に0.5mm毎に測定した厚みの最大値及び最小値の差が、0.5μm以下である。このようなフィルムであれば、厚みムラが極めて小さく、平滑性に優れたウィンドウフィルムであるといえる。
(3)ヘイズ(JIS−K7105)が、2.0〜80%である。接着層形成用液から形成された接着層は、カレンダ成形や押出成形により形成された接着層よりヘイズを低く抑えることができる。
(4)前記透明フィルム、前記接着層、及び少なくとも1層の機能性層を含む積層体からなり、前記接着層が最表層に設けられている。
(5)前記機能性層が熱線遮蔽層である。
(6)前記接着層の表面に剥離シートが設けられている。
一方の表面に、算術平均粗さRa(JIS−B0601(2001))が、0.1〜10.0μmの凹凸形状の反転凹凸形状を有する剥離シートの当該反転凹凸形状を有する表面に、エチレン−酢酸ビニル共重合体、光重合開始剤及び溶剤を含む接着層形成用液を塗工し、乾燥することで接着層を形成する工程、及び前記接着層の剥離シート側と反対側の表面を、透明フィルムの表面に対向させて、載置、押圧することで、当該透明フィルムの表面に前記凹凸形状を有する接着層を設ける工程、を含むウィンドウフィルムの製造方法であって、前記接着層の最大厚みが、25〜70μmであり、前記エチレン−酢酸ビニル共重合体における酢酸ビニルの含有量が、前記エチレン−酢酸ビニル共重合体に対して32質量%以上、50質量%未満であり、前記ウィンドウフィルムが、ウィンドウの透明基板とニップロールを用いて加圧することにより圧着されるものであることを特徴とする製造方法によって達成される。上記の方法により、本発明のウィンドウフィルムを効率的に製造することができる。
(1)前記圧着工程後に、更に、前記積層体に紫外線照射する工程を含む。これにより、ウィンドウフィルムの接着層を十分に硬化させることができる。紫外線照射量は、好ましくは300mJ/cm2以上で、通常0.1秒〜数十秒であり、0.1〜10秒が好ましく、0.5〜5秒が更に好ましい。
(2)前記圧着工程において、前記積層体を加熱する温度が、40〜90℃である。
(3)前記圧着工程において、ニップロールによる加圧の線圧が、2〜100kN/mである。
本発明において、接着層形成用液に含まれるEVAに特に制限はない。EVAにおける酢酸ビニルの含有量は、一般にカレンダ成形等によりシート状に成形する場合に比べて高い方が好ましい。例えば、酢酸ビニルの含有量は、前記EVAに対して、28質量%以上、50質量%未満が好ましい。この範囲であれば、溶剤への溶解性が十分高いEVAとなり、接着層形成用液の塗工性が良好になり、より平滑性に優れた接着層とすることができる。更に、より柔軟性が高いEVAとすることができ、ウィンドウフィルム圧着時の内部応力の発生が抑制され、しわや剥離が発生し難いウィンドウフィルムとすることができる。EVAの酢酸ビニル単位の含有量が高い程、EVAの溶剤への溶解性が高くなる傾向があり、得られる塗工液の塗工性が良好になる。但し、EVAの酢酸ビニル含有量が50質量%以上の場合、形成される接着層の常温での粘着性が高くなり、ウィンドウフィルムを透明基板に貼り付ける際に、エア抜けが不十分になったり、位置合わせの微調整を行い難くなったりする場合がある。また、EVAの酢酸ビニル含有量が28質量%未満の場合、EVAの溶解性が不十分で、得られる塗工液の塗工性が低くなる場合がある。EVAにおける酢酸ビニルの含有量は30〜45質量%が更に好ましく、特に32〜42質量%が好ましい。また、EVAのメルトフローレート(MFR)(JIS−K7210に従う)は、190℃、荷重21.18Nの条件下で、18g/10分以上、100g/10分未満が好ましく、更に20〜80g/10分が好ましく、特に30〜70g/10分が好ましい。更に塗工性に優れた接着層形成用液とすることができ、より平滑性に優れた接着層とすることができる。
本発明において、接着層形成用液に含まれる光重合開始剤としては、公知のどのような光重合開始剤でも使用することができる。特に、配合後の貯蔵安定性の良いものが望ましい。このような光重合開始剤としては、例えば、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン等のアセトフェノン系光重合開始剤、ベンジルジメチルケタール等のベンゾイン系光重合開始剤、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸等のベンゾフェノン系光重合開始剤、イソプロピルチオキサントン、2−4−ジエチルチオキサントンなどのチオキサントン系光重合開始剤、メチルフェニルグリオキシレートなどが使用できる。具体的には、例えば、ベンジルジメチルケタール(イルガキュア651(BASF社製))、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(イルガキュア184(BASF社製))、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン(ダロキュア1173(BASF社製))、2−メチル−1−(4−(メチルチオ)フェニル)−2−モルホリノプロパン−1−オン(イルガキュア907(BASF社製))等が好ましく挙げられる。これら光重合開始剤は、必要に応じて、4−ジメチルアミノ安息香酸等の安息香酸系又は、トリエタノールアミン、メチルジエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、4,4’−ジメチルアミノベンゾフェノン、等の第3級アミン系などの公知の光重合促進剤の1種または2種以上を任意の割合で混合して使用することができる。また、光重合開始剤のみの1種または2種以上の混合で使用することができる。
本発明において、接着層形成用液に含まれる溶剤としては、EVA等、接着層の材料を良好に溶解できる溶剤であれば、特に制限はない。トルエン、キシレン、シクロヘキサン等を好ましく用いることができる。溶剤の配合量は、接着層形成用液が塗工できる粘度(0.1〜3Pa・s(塗工温度)が好ましく、0.2〜2Pa・s(塗工温度)が更に好ましい)になれば特に制限は無い。溶剤の配合量は、エチレン−酢酸ビニル共重合体100質量部に対して、230〜400質量部が好ましく、270〜350質量部が更に好ましい。即ち、EVAの濃度として、20〜30質量%が好ましく、22〜27質量%が好ましい。このような濃度であれば、より平滑性の高い接着層とすることができる。
本発明において、接着層形成用液は、更に優れた接着力を付与するために、接着向上剤をさらに含んでいても良い。接着向上剤としては、シランカップリング剤を用いることができる。前記シランカップリング剤としては、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピルメトキシシラン、ビニルエトキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、ビニルトリアセトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、ビニルトリクロロシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシランを挙げることができる。これらシランカップリング剤は、単独で使用しても、又は2種以上組み合わせて使用しても良い。なかでも、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランが特に好ましく挙げられる。
本発明において、接着層形成用液は、接着層の種々の物性(機械的強度、透明性等の光学的特性、耐熱性、耐光性、架橋速度等)の改良あるいは調整のため、必要に応じて、可塑剤、アクリロキシ基含有化合物、メタクリロキシ基含有化合物及び/又はエポキシ基含有化合物、架橋助剤などの各種添加剤をさらに含んでいてもよい。
本発明において、透明フィルム12としては、透明(「可視光に対して透明」を意味する。)のフィルムであり、通常、透明プラスチックフィルムである。透明フィルム12としては、用途によって適宜選択することができ、ウィンドウフィルム20として使用する際の耐熱性を有していれば特に制限はない。例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、ポリエチレンナフタレート(PEN)フィルム、ポリエチレンブチレートフィルム、トリアセチルセルロース(TAC)フィルム、ポリカーボネートフィルム等を挙げることができる。加工時の熱、溶剤、折り曲げ等の負荷に対する耐性が高く、透明性が高い点でPETフィルムが好ましい。透明フィルム12の表面には機能性層や接着層の密着性を良くするための易接着層を設けても良い。易接着層は、例えば、共重合ポリエステル樹脂とポリウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂等が挙げられる。透明フィルム12の厚さは、特に制限は無いが、10〜500μmが好ましく、50〜400μmが更に好ましく、特に100〜250μmが好ましい。
本発明において、図2における機能性層13は特に制限はなく、ウィンドウフィルムに要求されるどのような機能を有する層でも良い。例えば、従来から用いられている、太陽光中の近赤外線(熱線)を遮蔽する熱線遮蔽層、室内から放射される熱線を反射する熱線反射層、取り付け時や清掃時の透明基板表面の擦り傷や掻き傷を防止するためのハードコート層等が挙げられる。
本発明のウィンドウフィルムは、ウィンドウに用いたときの耐候性、耐熱性が高いため、太陽光等の熱線を受けるウィンドウに用いることが好ましい。従って、機能性層13は熱線遮蔽層であることが好ましい。この場合、長期間の使用においても剥がれたりするような外観不良が生じ難いため、透明基板の交換が困難な複層ガラスの内側に用いることもできる。
本発明のウィンドウフィルムはウィンドウに用いたときの耐候性が高く、長期間の使用においても剥がれたりするような外観不良が生じ難い。従って、機能性層13は、更に、ウィンドウの表面の擦り傷等による外観不良も防止することができるハードコート層であることも好ましい。なお、複数の機能性層を形成する場合、ハードコート層はウィンドウフィルムの最外層(透明基板に貼り付けた際に最外層)であることが好ましい。
接着層11の表面に剥離シートを設ける場合、剥離シートとして、一般にプラスチックフィルム上に、シリコーン等の表面張力の低い剥離層を有する構成が好ましい。剥離層としては、例えば、ヒドロキシル基を有するポリシロキサンと水素化ポリシロキサンとの縮合反応生成物からなる剥離層、或いは不飽和2重結合基(好ましくはビニル基)を有するポリシロキサン(好ましくはジメチルポリシロキサン)と水素化ポリシロキサン(好ましくはジメチルポリシロキサン)から形成される剥離層等を挙げることができる。
図3は本発明のウィンドウフィルムの製造方法の一例を示す概略断面図である。まず、EVA、光重合開始剤、溶剤及び必要に応じて上述した各種成分を含む組成物をミキサーで混合溶解し、接着層形成用液を調製する。混合溶解は、加熱して行っても良い。そして、必要に応じて機能性層13が形成された透明フィルム12の一方の表面に、ナイフコーター、スロットダイコーター、ロールコーター、グラビアコーター、メイヤバーコーター、ブレードコーター等の適当なコーティング装置を用いて、上記の接着層形成用液を塗工し、接着層(乾燥前)11pを形成する(図3(a))。次に、接着層(乾燥前)11pを乾燥させて溶剤を蒸発させ、透明フィルム12の表面に接着層11を形成する(図3(b))。乾燥は常温で行っても良く、加熱して行っても良い。乾燥温度は30〜100℃が好ましく、40〜90℃が更にこのましい。
以下に、本発明のウィンドウについて図面を参照しながら説明する。図5は、本発明のウィンドウの一例を示す概略断面図である。
図6は、本発明のウィンドウの製造方法の一例を示す概略断面図である。図4におけるウィンドウの製造方法は、まず、透明基板225の一方の表面に、本発明のウィンドウフィルム220を接着層211が透明基板225に接触するように積層し、積層体229を形成する。ウィンドウフィルム220は、透明フィルム212の一方の表面に機能性層213が形成され、その反対側の表面にEVA系粘着剤からなる接着層211が、上述の説明のように形成されたものである。
1.熱線遮蔽層の形成
下記配合の組成物を、透明フィルムとして、PETフィルム(厚さ;100μm)上に、バーコータを用いて塗布し、80℃のオーブン中で2分間乾燥させた後、照射線量500mJ/m2で1秒間紫外線を照射することによりPETフィルム上に熱線遮蔽層(厚さ5μm)を形成した。
(配合)
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート:80質量部
光重合開始剤(イルガキュア(登録商標)184):5質量部
Cs0.33WO3(平均粒径80nm):20質量部
メチルイソブチルケトン:300質量部
表1に示した実施例1〜8及び比較例1〜5の配合で、各材料を溶剤(トルエン)に常温で固形分25質量%になるように溶解し、接着層形成用液を調製した。比較例6については、表1に示した配合の粘着剤組成物を原料としてカレンダ成形法により粘着剤シート(ウィンドウフィルムとしたときに、接着層の厚みが400μmとなるように調製)を作成した。
各接着層を形成した剥離シートと熱線遮蔽層を形成したPETフィルムを積層し、押圧ロールで押圧して、剥離シート/接着層/PETフィルム/熱線遮蔽層の構成のウィンドウフィルムを作製した。
各ウィンドウフィルムから、剥離シートを除去し、透明基板としてガラス板(厚さ:3mm)に、接着層をガラス板側にして載置し、加熱装置及びニップロールによる加圧装置を有するロールラミネーターを用いて、表1に示した温度及び速度で線圧12kN/mで圧着し、次いで照射線量500mJ/m2で1秒間紫外線照射することで、ウィンドウを作製した。比較例6については、オートクレーブにより温度125℃、圧力5×105Paの条件下で30分間加圧処理してウィンドウを作製した。ウィンドウの評価は、以下の様に行った。
(1)遠景歪み:斜め10°から各ウィンドウを透過した遠景を見た場合に、風景に歪みが確認できない場合を○、歪みが確認できる場合を×とした。
(2)HAZE(へイズ):各ウィンドウについて、JIS K 7105に従って、ヘイズ(%)を測定した。
(3)エア入り:ニップロール処理後(オートクレーブ前)に積層体を外観観察し、気泡が目視で確認できない場合を○、気泡が確認できる場合を×とした。
(4)エンボス残り:各ウィンドウを外観観察し、エンボス(凹凸形状)の跡が目視で確認できない場合を○、エンボスの跡が確認できる場合を×とした。
(5)位置合わせ:ガラス板上に、ウィンドウフィルムを合わせる際に、フィルムを引っ張って位置を微調整できる場合を○、微調整できない場合を×とした。
評価結果を表1に示す。
11p 接着層(乾燥前)
11c、211c 接着層(圧着後)
12、212 透明フィルム
13、213 機能性層
14 剥離シート
19 凹凸形状
19r 反転凹凸形状
20、220 ウィンドウフィルム
20c、220c ウィンドウフィルム(圧着後)
25、45、57、225 透明基板
30、60、230 ウィンドウ
50 圧着積層体
58 中空層
59 スペーサー
229 積層体
Claims (14)
- 透明フィルム、及びその一方の表面に接着層を有するウィンドウフィルムであって、
前記接着層が、エチレン−酢酸ビニル共重合体、光重合開始剤及び溶剤を含む接着層形成用液の塗工層であり、且つ
前記接着層の透明フィルム側と反対側の表面に、算術平均粗さRa(JIS−B0601(2001))が0.1〜10.0μmの凹凸形状を有し、
前記接着層の最大厚みが、25〜70μmであり、
前記エチレン−酢酸ビニル共重合体における酢酸ビニルの含有量が、前記エチレン−酢酸ビニル共重合体に対して32質量%以上、50質量%未満であり、
当該ウィンドウフィルムが、ウィンドウの透明基板とニップロールを用いて加圧することにより圧着されるものであることを特徴とするウィンドウフィルム。 - 前記接着層形成用液における溶剤の配合量が、エチレン−酢酸ビニル共重合体100質量部に対して、230〜400質量部である請求項1に記載のウィンドウフィルム。
- 幅方向2mmの測定幅で、幅方向に0.5mm毎に測定した厚みの最大値及び最小値の差が、0.5μm以下である請求項1又は2に記載のウィンドウフィルム。
- ヘイズ(JIS−K7105)が、2.0〜80%である請求項1〜3のいずれか1項に記載のウィンドウフィルム。
- 前記透明フィルム、前記接着層、及び少なくとも1層の機能性層を含む積層体からなり、前記接着層が最表層に設けられている請求項1〜4のいずれか1項に記載のウィンドウフィルム。
- 前記機能性層が熱線遮蔽層である請求項1〜5のいずれか1項に記載のウィンドウフィルム。
- 前記接着層の表面に剥離シートが設けられている請求項1〜6のいずれか1項に記載のウィンドウフィルム。
- 透明フィルムの一方の表面に、エチレン−酢酸ビニル共重合体、光重合開始剤及び溶剤を含む接着層形成用液を塗工し、乾燥することで接着層を形成する工程、及び
前記接着層の透明フィルム側と反対側の表面に、エンボス加工により算術平均粗さRa(JIS−B0601(2001))が、0.1〜10.0μmの凹凸形状を設ける工程、を含むウィンドウフィルムの製造方法であって、
前記接着層の最大厚みが、25〜70μmであり、
前記エチレン−酢酸ビニル共重合体における酢酸ビニルの含有量が、前記エチレン−酢酸ビニル共重合体に対して32質量%以上、50質量%未満であり、
前記ウィンドウフィルムが、ウィンドウの透明基板とニップロールを用いて加圧することにより圧着されるものであることを特徴とする製造方法。 - 一方の表面に、算術平均粗さRa(JIS−B0601(2001))が、0.1〜10.0μmの凹凸形状の反転凹凸形状を有する剥離シートの当該反転凹凸形状を有する表面に、エチレン−酢酸ビニル共重合体、光重合開始剤及び溶剤を含む接着層形成用液を塗工し、乾燥することで接着層を形成する工程、及び
前記接着層の剥離シート側と反対側の表面を、透明フィルムの表面に対向させて、載置、押圧することで、当該透明フィルムの表面に前記凹凸形状を有する接着層を設ける工程、を含むウィンドウフィルムの製造方法であって、
前記接着層の最大厚みが、25〜70μmであり、
前記エチレン−酢酸ビニル共重合体における酢酸ビニルの含有量が、前記エチレン−酢酸ビニル共重合体に対して32質量%以上、50質量%未満であり、
前記ウィンドウフィルムが、ウィンドウの透明基板とニップロールを用いて加圧することにより圧着されるものであることを特徴とする製造方法。 - 透明フィルムの少なくとも一方の表面に、少なくとも1層の機能性層を形成する工程を更に含む請求項8又は9に記載のウィンドウフィルムの製造方法。
- 透明基板の一方の表面に、請求項1〜6のいずれか1項に記載のウィンドウフィルムが、接着層を介して接着された積層体を有することを特徴とするウィンドウ。
- 透明基板の一方の表面に、請求項1〜6のいずれか1項に記載のウィンドウフィルムが、接着層を介して接着された積層体と、別の透明基板とが、間隙を置いて配置され、その間隙により中空層が形成されていることを特徴とするウィンドウ。
- 透明基板の一方の表面に、請求項1〜6のいずれか1項に記載のウィンドウフィルムを、接着層を透明基板の表面に対向させて配置して積層し積層体を得る工程、及び
前記積層体を加熱し、ニップロールを用いて加圧することにより圧着する圧着工程、を含むことを特徴とするウィンドウの製造方法。 - 前記圧着工程後に、更に、前記積層体に紫外線照射する工程を含む請求項13に記載のウィンドウの製造方法。
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