JP5757322B2 - 固定部材解体システム、固定部材解体方法 - Google Patents

固定部材解体システム、固定部材解体方法 Download PDF

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Description

本発明は、固定部材解体システム、固定部材解体方法に関する。
近年、テレビやパソコン等の電化製品に含まれている部材のリサイクルに注目が集まっている。多くの電化製品は筐体や回路基板等が複数の固定部材で固定されているため、解体時には、これら固定部材を取り外し、リサイクルが可能な部材ごとに分別する必要がある。
また、解体する電化製品は、製品ごとに、その大きさや、部品の固定方法も異なるため、解体作業のオートメーション化が難しく、手作業により、各製品を解体していた。
例えば、固定部材を検出する検出ユニットと、検出された固定部材を取り外して解体対象を解体する解体ユニットとを備えるものがある。検出ユニットと解体ユニットとは、解体対象を搬送するベルトコンベアの搬送方向に沿って並べて設置されている。解体対象を搬送するベルトコンベアは1つである(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−17973号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたシステムにおいて、検出ユニットと解体ユニットにおける処理速度は異なる。このため、1つの解体対象の検出処理と解体処理とが終了した後でなければ、次の解体対象を処理できない。よって、処理効率が悪く、処理時間を短縮できない問題があった。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、効率よく解体対象を解体することができる固定部材解体システム、固定部材解体方法を提供することを目的とする。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様による固定部材解体システムは、解体対象を撮像した撮像画像から複数の固定部材を検出して、検出した前記複数の固定部材の前記解体対象における位置を示す固定部材位置情報を取得する検出制御装置と、前記検出制御装置によって制御され、前記検出制御装置による処理を行う第1ステージにおいて前記解体対象を移動させる第1搬送機構と、前記検出制御装置から受信した前記固定部材位置情報に基づき固定解除ツールを前記固定部材の位置に移動させ、前記固定部材による固定を前記固定解除ツールに解除させる解体制御装置と、前記解体制御装置によって制御され、前記解体制御装置による処理を行う第2ステージにおいて前記解体対象を移動させる第2搬送機構と、を備えており、前記検出制御装置は、前記第1搬送機構に載置された前記解体対象の大きさを示すサイズ情報として、前記解体対象の厚さT,幅W,長さLを取得するサイズ情報取得部を備え、前記解体制御装置は、前記第2搬送機構に載置された前記解体対象を撮像した撮像画像から頂点を検出し、検出した前記解体対象の一方の側面に含まれる2つの頂点の位置を示す情報から算出される前記解体対象の前記一方の側面における2つの頂点間の長さ情報と前記検出制御装置から受信した前記2つの頂点間の長さ情報に対応する前記サイズ情報とに基づき第1ステージにおける解体対象の位置と第2ステージにおける解体対象の位置ズレを補正する位置補正値を算出する位置補正値算出部を備え、前記解体制御装置は、前記位置補正値算出部により算出された前記位置補正値に基づき、前記検出制御装置から受信した前記固定部材位置情報を補正する固定部材位置補正部をさらに備え、前記固定部材位置補正部により補正された固定部材位置情報が示す位置に前記固定解除ツールを移動させることを特徴とする。
また、本発明の一態様による上述の固定部材解体システムにおいて、前記解体制御装置は、前記第2搬送機構に載置された前記解体対象を撮像した撮像画像から前記検出制御装置により検出した前記固定部材以外の取りこぼし固定部材をさらに検出し、検出された前記取りこぼし固定部材の位置に前記固定解除ツールを移動させ、前記取りこぼし固定部材による固定を前記固定解除ツールに解除させる。
また、本発明の一態様による上述の固定部材解体システムにおいて、前記検出制御装置は、前記第1搬送機構に載置された前記解体対象の垂直方向の長さの半分の高さ位置で焦点が合うように前記解体対象を撮像する撮像部をさらに備える。
また、本発明の一態様による上述の固定部材解体システムにおいて、前記固定部材がネジとされ、前記固定解除ツールは、軸方向に移動可能に設けられたドライバービットと、前記ドライバービットの外周に設けられたスリーブとを備える。
また、本発明の一態様による固定部材解体方法は、上述の固定部材解体システムを用いた固定部材解体方法であって、前記検出制御装置により、前記第1ステージにおいて前記第1搬送機構で前記解体対象を移動させるとともに、前記解体対象を撮像した撮像画像から複数の固定部材を検出して、検出した前記複数の固定部材の前記解体対象における位置を示す固定部材位置情報を取得する検出制御ステップと、前記解体制御装置により、前記第2ステージにおいて前記第2搬送機構で前記解体対象を移動させるとともに、前記固定部材位置情報に基づき固定解除ツールを前記固定部材の位置に移動させ、前記固定部材による固定を前記固定解除ツールに解除させる解体制御ステップと、を備え、前記検出制御ステップが終了した後に、前記検出制御装置及び前記解体制御装置により、前記第1搬送機構及び前記第2搬送機構を制御して、前記解体対象を前記第1ステージから前記第2ステージに移動させることを特徴とする。
本発明によれば、効率よく解体対象を解体することができる。
本発明の実施形態に係る固定部材解体システムの概略を三次元的に示す概略斜視図である。 本発明の実施形態に係る固定部材解体システムの概略を横から見た概略図である。 本発明の実施形態に係る固定部材解体システムの構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る検出制御装置の構成例を示すブロック図である。 本実施形態に係る解体制御装置の構成例を示すブロック図である。 本実施形態に係る固定部材解体方法の一例を説明するためのフローチャートである。 本実施形態に係る固定部材解体方法の一部の処理工程について説明するためのフローチャートである。 本実施形態に係る固定部材解体方法の一部の処理工程について説明するためのフローチャートである。 本実施形態に係る固定部材解体方法の一部の処理工程について説明するためのフローチャートである。 本実施形態に係る固定部材解体方法の一部の処理工程について説明するためのフローチャートである。 本実施形態に係る固定部材解体方法の一部の処理工程について説明するためのフローチャートである。 本実施形態に係るドライバービットの先端の一例を示す図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
初めに、図1,2を参照して、固定部材解体システム1の概略について説明する。図1は、固定部材解体システム1の概略を三次元的に示す概略斜視図である。図2は、固定部材解体システム1の概略を横から見た概略図である。
本実施形態に係る固定部材解体システム1は、検出ユニット10と、解体ユニット20と、検出制御装置100と、解体制御装置200と、を備える。検出ユニット10は、検出制御装置100により動作が制御される。解体ユニット20は、解体制御装置200によって動作が制御される。本実施形態において、検出ユニット10と検出制御装置100とによる処理を第1ステージ、解体ユニット20と解体制御装置200とによる処理を第2ステージという。
第1ステージにおいて解体対象を搬送する機構を、第1搬送機構15という。第1搬送機構15は、解体対象を水平方向に移動させる搬送ベルトを備える。本実施形態において、第1搬送機構15により搬送される搬送方向を長さ方向Xという。また、搬送方向と直交する方向を幅方向Yといい、垂直方向を高さ方向Zという。
第2ステージにおいて解体対象を搬送する機構を、第2搬送機構25という。第2搬送機構25は、解体対象を水平方向に移動させる搬送ベルトを備える。第2搬送機構25は、第1搬送機構15により搬送された解体対象を受け取り、第1搬送機構15と同じ搬送方向で解体対象を搬送し、所定の解体位置に移動させる。つまり、第2搬送機構25により搬送される搬送方向は、第1搬送機構15と同じ長さ方向Xである。
第1搬送機構15及び第2搬送機構25は、搬送ベルトのいずれの方向にも回転させることができる。本実施形態において、第1搬送機構15から第2搬送機構25に向かう方向を搬送方向の順方向といい、第2搬送機構25から第1搬送機構15へ向かう方向を搬送方向の逆方向という。
図1,2に示す通り、解体対象の搬送方向(順方向)の上流側から下流側に向かう方向に、スタート載置台30、検出ユニット10、解体ユニット20、ゴール載置台40がこの順番で配置されている。スタート載置台30と検出ユニット10との間には、ストッパ51(図2参照)が設けられている。解体ユニット20のゴール載置台40側には、ストッパ52(図1,2参照)が設けられている。例えばストッパ51、52は、高さ方向Zに移動可能に設けられている。ストッパ51、52は、搬送されてきた解体対象の移動を規制し、移動後の基準位置に解体対象を位置決めするための位置決め手段として機能する。本実施形態において、ストッパ51は、スタート位置において基準位置に解体対象を位置決めするための位置決め手段である。ストッパ52は、第2ステージにおいて基準位置に解体対象を位置決めするための位置決め手段である。
ストッパ51、52は、位置決め手段として機能する際、スタート載置台30と第2搬送機構25のベルトの上面(以下、搬送面という)よりも高さ方向Zに高い位置で、搬送されてきた解体対象と当接する位置に位置されている。それ以外のときには、ストッパ51は、搬送面よりも高さ方向Zに低い位置に退避され、ストッパ52は、搬送面を搬送される解体対象よりもさらに高い位置に退避される。このように、ストッパ51、52が解体対象と当接する位置として予め決められた位置を、位置決めポジションという。一方、ストッパ51、52が解体対象と当接しない位置として予め決められた位置を、退避ポジションという。
図1に示す通り、第1ステージでは、搬送ベルトを跨ぐように形成されたガントリ53が、第1搬送機構15を載置する台座に固定されている。ガントリ53の高さ方向Zの下方には、幅方向Yに並べられた複数個のレーザ変位計13と複数個の照明装置18とがガントリ53に固定されている。図示の例では、レーザ変位計13と照明装置18とが交互に配置されている。ガントリ53の高さ方向Zの上方には、幅方向Yに並べられた2つのラインセンサカメラ12がラインセンサカメラ移動機構17を介して移動可能にガントリ53に取り付けられている。高さ方向Zにおいてレーザ変位計13とラインセンサカメラ12との間には、幅方向Yに並べられた4つのエリアセンサカメラ11がエリアセンサカメラ移動機構16を介して移動可能にガントリ53に取り付けられている。エリアセンサカメラ11は、幅方向Yの中央から半分のエリアを移動するエリアセンサカメラ11aと、他の半分のエリアを移動するエリアセンサカメラ11bとを備える。エリアセンサカメラ11a,11bは、非撮影時においては、幅方向Yの両端にそれぞれ離れて配置されている。撮影時になると、エリアセンサカメラ11a,11bは、両端から中央に向かう方向に移動する。本実施形態において、エリアセンサカメラ11a,11bは、それぞれ2つのエリアセンサカメラを含む。また、ガントリ53の下方には、光電センサ14が取り付けられている。光電センサ14は、搬送ベルトを挟んで設けられる1組の第1センサ14aと第2センサ14bとを備える。
第2ステージでは、XYZ移動機構26が、第2搬送機構25を載置する台座に固定されている。XYZ移動機構26は、エリアセンサカメラ21とドライバービット回転機構27とを支持する支持部26aと、支持部26aを高さ方向Zに移動可能に支持するZ移動機構26zと、Z移動機構26zを幅方向Yに移動可能に支持するY移動機構26yと、Y移動機構26yを長さ方向Xに移動可能に支持するX移動機構26xとを備える。ドライバービット回転機構27は、ドライバービット22を回転可能に保持する。X移動機構26xとY移動機構26yとは、第2搬送機構25の解体位置に解体対象が位置された場合、解体対象の背面の全領域にエリアセンサカメラ21とドライバービット22とを移動可能なサイズで構成されている。
検出制御装置100は、解体対象を撮像した撮像画像から解体対象を固定している複数の固定部材を検出して、検出した複数の固定部材の位置を示す固定部材位置情報を取得する。解体制御装置200は、検出制御装置100から受信した固定部材位置情報に基づき固定解除ツールを固定部材の位置に移動させ、固定部材による固定を固定解除ツールに解除させる。本実施形態において、解体対象はテレビであり、固定部材はネジであり、固定解除ツールはドライバービットである。解体対象であるテレビは、背面側(つまり、バックキャビネット側)を上に、表面(つまり、画面側)を下にして、第1搬送機構15及び第2搬送機構25を搬送される。ここで、テレビは、バックキャビネットを取り外す前の状態で搬送されてもよく、バックキャビネットが外された状態で背面の回路基板が露出した面を上にして搬送されてもよい。
次に、図3を参照して、本実施形態に係る固定部材解体システム1の構成について説明する。図3は、本実施形態に係る固定部材解体システム1の構成を示すブロック図である。
検出ユニット10は、エリアセンサカメラ11と、ラインセンサカメラ12と、レーザ変位計13と、光電センサ14と、第1搬送機構15と、エリアセンサカメラ移動機構16と、ラインセンサカメラ移動機構17と、照明装置18と、を備える。
エリアセンサカメラ11は、テレビのバックキャビネット側の全領域を複数個に分けた分割領域ごとに、テレビのバックキャビネット側の一部を撮像する。エリアセンサカメラ11は、撮影した画像データを検出制御装置100に出力する。なお、エリアセンサカメラ11は、テレビのバックキャビネット側の全領域を一枚の画像として撮像するものであってもよい。また、エリアセンサカメラ11は、静止状態の解体対象を撮像する方が好ましい。本実施形態において、エリアセンサカメラ11は、第1搬送機構15の搬送ベルトが一時停止しているタイミングで、テレビを撮像する。
ラインセンサカメラ12は、第1搬送機構15により移動するテレビのバックキャビネット側の全面を一枚の画像として撮像する。ラインセンサカメラ12は、テレビの幅方向Yの全域を同時に撮像可能なラインセンサカメラである。ラインセンサカメラ12は、ネジの検出だけでなく、撮像画像からテレビの幅も検出している。つまり、ラインセンサカメラは12、テレビの幅方向Yの長さを示す情報を検出する。
レーザ変位計13は、第1搬送機構15により移動するテレビに対して垂直方向(高さ方向Z)にレーザの光を照射する。レーザ変位計13は、テレビからの反射光に基づき、テレビまでの変位量を検出し、検出した変位量を示す情報を検出制御装置100に出力する。つまり、レーザ変位計13は、高さ方向Zの変位量を示す情報を検出する。
光電センサ14は、第1搬送機構15により移動するテレビに対して搬送方向と直交する水平方向(幅方向Y)に光を照射する。光電センサ14は、テレビの有無を判断するためのセンサである。光電センサ14の遮断時間と第1搬送機構15の速度に基づき検出制御装置100がテレビの長さLを算出する。つまり、光電センサ14は、テレビの長さ方向Xの長さを示す情報を検出する。光電センサ14の第1センサ14aは、送受信側で、第2センサ14bは反射側である。配置として、その逆も可能である。例えば、送受信側の第1センサ14aが反射側の第2センサ14bからの反射光を受信しない場合、第1センサ14aと第2センサ14bとの間(つまり光電センサ14の間)にテレビが有ることを示す。
第1搬送機構15は、検出制御装置100によって制御され、テレビを第2搬送機構25に搬送する。第1搬送機構15は、検出ユニット10による処理工程に応じて解体対象を所定位置まで移動させる。本実施形態において、第1搬送機構15は、検出制御装置100による検出処理の工程に応じて、第2搬送機構25へ向かう方向(順方向)の移動と、スタート載置台30へ戻る方向(逆方向)の移動とを繰り返えす。
エリアセンサカメラ移動機構16は、エリアセンサカメラ11を保持した状態で、エリアセンサカメラ11を幅方向Yに移動させる。
ラインセンサカメラ移動機構17は、ラインセンサカメラ12を保持した状態で、ラインセンサカメラ12を高さ方向Zに移動させる。
照明装置18は、搬送ベルトの方に光を照射する。
解体ユニット20は、エリアセンサカメラ21と、ドライバービット22と、第2搬送機構25と、XYZ移動機構26と、ドライバービット回転機構27と、を備える。
エリアセンサカメラ21は、ドライバービット22がネジを取り外す際に、取り外すネジの周辺を撮像する。
ドライバービット22は、ネジを取り外す固定解除ツールである。ドライバービット22は、ネジのネジ穴と噛み合う形状(例えば、プラスの形状)の先端を有する。
なお、ドライバービット22は、先端が永久磁石で構成されていてもよい。この場合、ドライバービット22は、鉄等の磁性体で構成されるネジを磁力により保持可能である。また、ドライバービット22の先端には、ドライバービット22の回転軸方向に移動可能なスリーブが設けられていてもよい。このスリーブの詳細について後述するが、ドライバービット22がネジを取り外した後、ドライバービット22を上昇させるとスリーブがドライバービット22の先端に付着しているネジを落とす構造となっている。本発明はこれに限られず、固定部材による固定を解除する固定解除ツールであればどのようなものであってもよい。固定解除ツールは、例えば、ドリルビットであってもよい。
第2搬送機構25は、解体制御装置200によって制御され、テレビをゴール載置台40へ搬送する。第2搬送機構25は、解体ユニット20による処理工程に応じて解体対象を所定位置まで移動させる。本実施形態において、第2搬送機構25は、検出ユニット10から解体ユニット20にテレビが搬送された場合、搬送されたテレビを解体位置まで搬送する。第2搬送機構25は、テレビを解体位置まで搬送した場合、停止する。第2搬送機構25は、解体ユニット20による解体対象の解体処理が終了した後、テレビをゴール載置台40へ排出する。
XYZ移動機構26は、エリアセンサカメラ21とドライバービット22とを保持した状態で、エリアセンサカメラ21とドライバービット22とをX方向、Y方向、及びZ方向に移動させる。
ドライバービット回転機構27は、ドライバービット22を保持した状態で、Z軸と平行な回転軸を中心にドライバービット22を回転させる。
ここで、XYZ移動機構26とドライバービット回転機構27とによるドライバービット22の動作例について簡単に説明する。XYZ移動機構26は、テレビが解体位置に位置された場合、テレビの上方から下方に下ろしてドライバービット22をネジ付近まで移動させる。その後、XYZ移動機構26は、ドライバービット22をゆっくりとネジのヘッドに当接させる。そして、ドライバービット回転機構27は、ドライバービット22がネジのヘッドに当接したことを検出した場合、ネジを緩める方向にドライバービット22を回転させる。ネジが緩められたのち、XYZ移動機構26は、ドライバービット22を上方に上げる。
次に、図4を参照して、本実施形態に係る検出制御装置100の構成例について説明する。図4は、本実施形態に係る検出制御装置100の構成例を示すブロック図である。
図4に示す通り、検出制御装置100は、CPU101と、操作部102と、表示部103と、通信部104と、搬送ベルト制御部105と、エリアセンサカメラ移動機構制御部106と、ラインセンサカメラ移動機構制御部107と、記憶部108とを備える。本実施形態において、CPU101と、操作部102と、表示部103と、記憶部108とは、パーソナルコンピュータに含まれる構成である。その他の構成は、このパーソナルコンピュータおよび検出ユニット10と接続されている。
CPU101は、検出ユニット10と検出制御装置100の各構成部とを統括的に制御する。CPU101は、検出制御装置100による処理に応じて解体対象を移動されるよう第1搬送機構15を制御する。また、CPU101は、例えば、ストッパ51の位置を、位置決めポジションと、退避ポジションとに切り替える制御をする。
CPU101は、サイズ情報取得部111と、ラインセンサカメラ制御部112と、ネジ位置第1検出部113と、エリアセンサカメラ制御部114と、ネジ位置第2検出部115と、表示制御部116とを備える。
サイズ情報取得部111は、レーザ変位計13からの入力値に基づき、テレビの厚さTを求める。サイズ情報取得部111は、一回分の解体対象(例えば、テレビ一台分)が通過する際に得られるレーザ変位計13からの入力値に基づき、テレビの高さ方向Zの平均値を求め、求めた平均値をテレビの厚さTと求めてもよい。サイズ情報取得部111は、テレビの高さ方向Zの最大値をテレビの厚さTと求めてもよい。なお、一回分の解体での解体対象は、複数のテレビであってもよい。この場合、複数のテレビは近接して配置されることが好ましい。近接して配置されることにより、光電センサ14は、複数のテレビを一回分の解体での解体対象として検出する。
また、サイズ情報取得部111は、ラインセンサカメラ12が撮像した画像データを画像解析して、テレビの幅Wを求める。サイズ情報取得部111は、一回分の解体対象(例えば、テレビ一台分)が通過する際に得られるラインセンサカメラ12からの画像データの解析結果に基づき、テレビの幅方向Yの平均値を求め、求めた平均値をテレビの厚さTと求めてもよい。サイズ情報取得部111は、テレビの幅方向Yの最大値をテレビの幅Wと求めてもよい。
さらに、サイズ情報取得部111は、光電センサ14からの入力値に基づき、テレビの長さLを求める。サイズ情報取得部111は、一回分の解体対象(例えば、テレビ一台分)が通過する際に得られる光電センサ14からの入力値に基づき、テレビの長さ方向Xの平均値を求め、求めた平均値をテレビの長さLと求めてもよい。また、サイズ情報取得部111は、テレビの長さ方向Xの最大値をテレビの長さLと求めてもよい。
サイズ情報取得部111は、ラインセンサカメラ12が撮像した画像データを画像解析して、撮像した解体対象が、テレビのバックキャビネットであるか、又は、内部回路であるかを判定する。例えば、サイズ情報取得部111は、画像データを二値化処理して得られた二値化情報に基づき、予め決められたバックキャビネットの特性を示す情報であるか否かを判定する。また、サイズ情報取得部111は、二値化情報に基づき、予め決められた内部回路の特性を示す情報であるか否かを判定する。
ラインセンサカメラ制御部112は、所定の撮像タイミングでラインセンサカメラ12を駆動し、撮像を指示する。ラインセンサカメラ制御部112は、第1搬送機構15の搬送スピードに合わせて、第1搬送機構15を移動中の解体対象の全領域を撮像するように、ラインセンサカメラ12の撮像タイミングを制御する。また、ラインセンサカメラ制御部112は、テレビの長さLに基づき、ラインセンサカメラ12の撮像範囲を決定する。ラインセンサカメラ制御部112は、少なくともテレビの長さLよりも長い範囲を撮像範囲と決定し、テレビの背面の全領域を含む撮像範囲と決定する。なお、ラインセンサカメラ制御部112は、テレビの幅Wに基づき、ラインセンサカメラ12の撮像範囲を決定するものであってもよく、幅方向Yにおける撮像範囲は予め決められた最大値であってもよい。
ネジ位置第1検出部113は、ラインセンサカメラ12が撮像した画像データからネジ画像を検出し、検出したネジ画像の位置を示す位置情報を取得する。ネジ位置第1検出部113は、取得した位置情報に基づき、検出した全てのネジ画像の位置を示すネジマップ(以下、ネジマップmapLという)を作成する。ネジ位置第1検出部113は、作成したネジマップmapLを記憶部108に一時的に記憶させる。
エリアセンサカメラ制御部114は、所定の撮像タイミングでエリアセンサカメラ11を駆動し、撮像を指示する。具体的に説明すると、エリアセンサカメラ制御部114は、搬送ベルト制御部105による第1搬送機構15の駆動タイミングに合わせて、搬送ベルトが停止したタイミングで解体対象を撮像するように、エリアセンサカメラ11の撮像タイミングを制御する。なお、搬送ベルト制御部105は、エリアセンサカメラ11が1回の撮像で撮像する撮像範囲に応じた長さだけ搬送ベルトを長さ方向Xに移動させて、その後停止させるという制御を繰り返し実行する。エリアセンサカメラ制御部114は、この搬送ベルト制御部105の制御に合わせて、搬送ベルト停止したときに解体対象を撮像する。エリアセンサカメラ制御部114は、複数回の撮像によって、第1搬送機構15を移動する解体対象の全領域を撮像するように、エリアセンサカメラ11の撮像タイミングを制御する。
また、エリアセンサカメラ制御部114は、テレビの長さLに基づき、エリアセンサカメラ11の撮像範囲を決定する。エリアセンサカメラ制御部114は、少なくともテレビの長さLよりも長い範囲を撮像範囲と決定し、テレビの背面の全領域を含む撮像範囲と決定する。なお、エリアセンサカメラ制御部114は、テレビの幅Wに基づき、エリアセンサカメラ11の撮像範囲を決定するものであってもよく、幅方向Yにおける撮像範囲は予め決められた最大値であってもよい。
ネジ位置第2検出部115は、エリアセンサカメラ11が撮像した画像データからネジ画像を検出し、検出したネジ画像の位置を示す位置情報を取得する。ネジ位置第2検出部115は、取得した位置情報に基づき、検出した全てのネジ画像の位置を示すネジマップ(以下、ネジマップmapAという)を作成する。ネジ位置第2検出部115は、作成したネジマップmapAを記憶部108に一時的に記憶させる。
表示制御部116は、表示部103に表示する画像を生成し、表示部103に表示する。
操作部102は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル等を含み、作業者からの操作を受け付ける。操作部102は、受け付けた操作内容を示す操作情報をCPU101に出力する。
表示部103は、例えば、液晶ディスプレイ等を含み、CPU101によって表示内容が制御される。表示部103は、例えば、エリアセンサカメラ11やラインセンサカメラ12によって撮影された画像や操作画面等を表示する。
通信部104は、解体制御装置200と接続され、解体制御装置200との間で情報の送受信を行う。
搬送ベルト制御部105は、搬送ベルトを正転方向又は反転方向に回転させるモータと、搬送ベルトの動作量(移動距離)に応じてモータを駆動させる駆動部と、搬送ベルトを回転させる方向、回転タイミング、動作量等を制御する駆動制御部とを含む。正転方向とは、順方向に搬送ベルトを回転させる方向、つまり、第2ステージの方へテレビを移動させる方向である。反転方向とは、逆方向に搬送ベルトを回転させる方向、つまり、第2ステージとは反対側に搬送ベルトを戻す方向である。
エリアセンサカメラ移動機構制御部106は、エリアセンサカメラ11を幅方向Yに移動させるモータと、エリアセンサカメラ11の動作量(移動距離)に応じてモータを駆動させる駆動部と、エリアセンサカメラ11を移動させる方向、移動タイミング、動作量等を制御する駆動制御部とを含む。
ラインセンサカメラ移動機構制御部107は、ラインセンサカメラ12を高さ方向Zに移動させるモータと、ラインセンサカメラ12の動作量(移動距離)に応じてモータを駆動させる駆動部と、ラインセンサカメラ12を移動させる方向、移動タイミング、動作量等を制御する駆動制御部とを含む。
次に、図5を参照して、本実施形態に係る解体制御装置200の構成例について説明する。図5は、本実施形態に係る解体制御装置200の構成例を示すブロック図である。
図5に示す通り、解体制御装置200は、CPU201と、操作部202と、表示部203と、通信部204と、搬送ベルト制御部205と、XYZ移動機構制御部206と、ドライバービット回転機構制御部207と、記憶部208とを備える。本実施形態において、CPU201と、操作部202と、表示部203と、記憶部208とは、パーソナルコンピュータに含まれる構成である。その他の構成は、このパーソナルコンピュータおよび解体ユニット20と接続されている。
CPU201は、解体ユニット20と解体制御装置200の各構成部とを統括的に制御する。CPU201は、解体制御装置200による処理に応じて解体対象を移動されるよう第2搬送機構25を制御する。また、CPU201は、例えば、ストッパ52の位置を、位置決めポジションと、退避ポジションとに切り替える制御をする。
CPU201は、解体ユニット20と解体制御装置200の各構成部とそれぞれ連携して、検出制御装置100によって取得されたネジの位置情報に基づき、ドライバービット22の先端を、ネジの位置に移動させる。CPU201は、ドライバービット22を移動させた後、ネジによる固定をドライバービット22により解除させる。
CPU201は、エリアセンサカメラ制御部211と、位置補正値算出部212と、解体順決定部213と、固定部材位置補正部214と、ネジ位置第3検出部215と、表示制御部216とを備える。
エリアセンサカメラ制御部211は、所定の撮像タイミングでエリアセンサカメラ21を駆動し、撮像を指示する。具体的に説明すると、エリアセンサカメラ制御部211は、XYZ移動機構制御部206がエリアセンサカメラ21を撮像位置に移動させたときに解体対象を撮像するように、エリアセンサカメラ21の撮像タイミングを制御する。
位置補正値算出部212は、第1ステージにおけるテレビの位置と、第2ステージにおけるテレビの位置との位置ズレを補正する補正値(位置補正値)を求める。なお、この位置ズレは、第1搬送機構15の搬送ベルトや第2搬送機構25の搬送ベルトの歪みや、第1搬送機構15から第2搬送機構25への受け渡しの時に生じる。
具体的に説明すると、位置補正値算出部212は、エリアセンサカメラ21が撮像した画像データを画像解析して、テレビの2つの頂点を検出し、検出した2つの頂点の位置情報を取得する。位置補正値算出部212は、取得した2つの頂点の位置情報に基づき、テレビの幅方向Yの長さを算出する。位置補正値算出部212は、エリアセンサカメラ21の画像データに基づき算出したテレビの幅方向Yの長さと、検出制御装置100から受信したサイズ情報に含まれるテレビの幅Wとのズレ量を求める。位置補正値算出部212は、求めたズレ量に応じた補正値を求める。位置補正値算出部212は、例えば、エリアセンサカメラ21の画像データに基づき算出したテレビの幅方向Yの長さと、検出制御装置100から受信したサイズ情報に含まれるテレビの幅Wとの差分から、第1ステージから第2ステージへ移動した際のテレビの傾き角を求める。なお、本発明はこれに限られず、検出制御装置100においてテレビの2頂点のネジマップにおける座標値が求められている場合、エリアセンサカメラ21が撮像した画像から検出した2頂点のネジマップにおける座標値とのズレに応じた補正値を求めるものであってもよい。
解体順決定部213は、検出制御装置100から受信したネジマップmapLとネジマップmapAとに基づき、解体するネジの順番を決定する。本実施形態において、解体順決定部213は、一回分の解体(例えば一台のテレビ)におけるドライバービット22の移動距離が最短となるように、解体するネジの順番を決定する。なお、解体順決定部213は、ネジマップmapLとネジマップmapAにおいて同一の位置に存在するネジについては、いずれか一方を解体するネジに追加して、いずれか一方を解体するネジから除外する。一方、解体順決定部213は、いずれか一方のネジマップにしか存在しないネジを解体するネジに追加する。つまり、解体順決定部213は、ネジマップmapLとネジマップmapAとに基づき、少なくともいずれか一方に含まれるネジを解体するネジとして取得し、解体するネジの順番を決定する。
固定部材位置補正部214は、位置補正値算出部212が算出した補正値に基づき、ネジの位置情報を補正する。固定部材位置補正部214は、補正されたネジの位置情報をネジマップに記載した情報(以下、補正ネジマップという)をXYZ移動機構制御部206に出力する。XYZ移動機構制御部206は、解体順決定部213により決定された解体するネジの順番に従って、エリアセンサカメラ21とドライバービット22とを、解体するネジの位置(補正ネジマップにおいて示されるネジの位置)に移動させる。
XYZ移動機構制御部206は、例えば、最初に解体するネジを撮像する位置にエリアセンサカメラ21を移動させる。XYZ移動機構26がエリアセンサカメラ21を撮像位置に移動させた後(つまりエリアセンサカメラ11が停止している状態において)、エリアセンサカメラ制御部211は、エリアセンサカメラ21に撮像を指示するコマンドを出力する。なお、エリアセンサカメラ制御部211は、XYZ移動機構制御部206による制御タイミングを示す情報が入力しているため、ラインセンサカメラ12の撮像タイミングを判定することができる。
ネジ位置第3検出部215は、エリアセンサカメラ21が撮像した画像データからネジ画像を検出し、検出したネジ画像の位置を示す位置情報を取得する。ネジ位置第3検出部215は、取得した位置情報をXYZ移動機構制御部206とドライバービット回転機構制御部207に出力する。
表示制御部216は、表示部203に表示する画像を生成し、表示部203に表示する。
操作部202は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル等を含み、作業者からの操作を受け付ける。操作部202は、受け付けた操作内容を示す操作情報をCPU201に出力する。
表示部203は、例えば、液晶ディスプレイ等を含み、CPU201によって表示内容が制御される。表示部203は、例えば、検出制御装置100から入力したネジの位置情報を示すネジマップや、エリアセンサカメラ21により撮影された画像、操作画面等を表示する。
通信部204は、検出制御装置100と接続され、検出制御装置100との間で情報の送受信を行う。
搬送ベルト制御部205は、搬送ベルトを正転方向又は反転方向に回転させるモータと、搬送ベルトの動作量(移動距離)に応じてモータを駆動させる駆動部と、搬送ベルトを回転させる方向、回転タイミング、動作量等を制御する駆動制御部とを含む。正転方向とは、順方向に搬送ベルトを回転させる方向、つまり、ゴール載置台40の方へテレビを移動させる方向である。反転方向とは、逆方向に搬送ベルトを回転させる方向、つまり、ゴール載置台40とは反対側に搬送ベルトを戻す方向である。
XYZ移動機構制御部206は、X移動機構26xを長さ方向Xに、Y移動機構26yを幅方向Yに、Z移動機構26zを高さ方向Zに、それぞれ移動させるモータと、エリアセンサカメラ21又はドライバービット22の動作量(移動距離)に応じてモータを駆動させる駆動部と、エリアセンサカメラ21又はドライバービット22を移動させる方向、移動タイミング、動作量等を制御する駆動制御部とを含む。
ドライバービット回転機構制御部207は、ドライバービット回転機構27を制御して、ドライバービット22を回転させるモータと、ドライバービット22の動作量(回転数)に応じてモータを駆動させる駆動部と、ドライバービット22を回転させる方向、回転タイミング、動作量等を制御する駆動制御部とを含む。また、ドライバービット回転機構制御部207は、ドライバービット22の回転量を検出するエンコーダが取り付けられている。エンコーダは、モータの回転量を示す回転数(回転角度)と回転速度を検出する。ドライバービット回転機構制御部207は、駆動部による回転駆動力と、エンコーダから入力する回転量に基づき、ドライバービット22の回転トルクを算出する。ドライバービット回転機構制御部207は、算出した回転トルクが予め決められた閾値以上となったか否かを判定し、回転トルクが閾値以上となった場合、ドライバービット22の先端がネジ穴と嵌合している状態であると判定する。回転トルクが閾値以上から閾値未満に変化した場合、ドライバービット回転機構制御部207は、ドライバービット22のネジを緩める作業が終了したことを検出し、XYZ移動機構制御部206にネジの取り外しが終了したことを示す情報を出力する。
次に、図6を参照して、本実施形態に係る固定部材解体方法の一例について説明する。図6は、本実施形態に係る固定部材解体方法の一例を説明するためのフローチャートである。なお、以降の説明において、搬送方向の上流側と下流側とは、順方向の上流側と下流側のことである。
(ステップST1)
作業者は、スタート位置への解体対象のセット作業を実行する。セット作業により、載置されたスタート位置においてテレビの位置決めがなされ、解体処理が開始される。
(ステップST2)
解体処理の開始により、検出制御装置100は、第1ステージにおいて解体対象のサイズ情報を収集する収集処理を実行する。簡単に説明すると、検出制御装置100は、第1搬送機構15の搬送ベルトを正転方向に回転させてテレビを搬送しながら、テレビの大きさを示すサイズ情報を取得する。本実施形態において、検出制御装置100は、テレビの厚さT、長さL、幅Wを示す情報を取得する。
(ステップST3)
次いで、検出制御装置100は、第1ステージにおいて解体対象を撮像する撮像処理を実行する。本実施形態において、検出制御装置100は、第1搬送機構15の搬送ベルトを反転方向に回転させ、搬送しているテレビをラインセンサカメラ12に撮像させる撮像処理を実行する。その後、検出制御装置100は、第1搬送機構15の搬送ベルトを正転方向に回転させ、搬送しているテレビをエリアセンサカメラ11に撮像させる撮像処理を実行する。また、検出制御装置100は、撮像処理により得られた画像からネジの位置を示す位置情報を取得する。
(ステップST4)
次いで、検出制御装置100及び解体制御装置200は、第1搬送機構15と第2搬送機構25を制御して、第1ステージから第2ステージにテレビを移動させる。また、検出制御装置100は、取得した情報(サイズ情報及び位置情報)を解体制御装置200に送信する。
(ステップST5)
そして、解体制御装置200は、第2ステージにおいて固定部材を取り外す解体処理を実行する。本実施形態において、解体制御装置200は、第2搬送機構25の搬送ベルト上の解体位置までテレビを搬送して、第2搬送機構25の動作を停止させる。その後、解体制御装置200は、検出制御装置100によって検出されたネジの位置情報に基づき、ドライバービット22をネジまで移動させ、ネジを緩めて外させる。ここで、解体制御装置200は、取り外すネジの周辺をエリアセンサカメラ21に撮像させる。解体制御装置200は、エリアセンサカメラ21が撮像した画像から、検出制御装置100によって検出されなかったネジ(以下、取りこぼしネジという)を検出する。取りこぼしネジが検出された場合、解体制御装置200は、取りこぼしネジをドライバービットで取り外す。
次に、図7を参照して、図6に示したステップST1の詳細について説明する。図7は、本実施形態に係る固定部材解体方法の一部の処理工程について説明するためのフローチャートである。
(ステップST101)
はじめに、作業者は、解体対象であるテレビを、スタート載置台30に載置する。また、作業者は、検出制御装置100の操作部102を介して、テレビの載置が完了したことを指示する。
(ステップST102)
検出制御装置100は、操作部102から入力する操作情報に基づき、ストッパ51を位置決めポジションに移動させる。これにより、ストッパ51は上昇し、第1搬送機構15の搬送面よりも上方にその一部が突出する。
(ステップST103)
作業者は、スタート載置台30に載置されているテレビを第1ステージ側に押し込み、テレビの側面をストッパ51に押し当てる。これにより、テレビは、スタート位置にセットされ、長さ方向Xに位置決めされる。
(ステップST104)
次いで、作業者は、検出制御装置100の操作部102を介して、検出制御装置100による処理の開始を指示する。
(ステップST105)
検出制御装置100は、操作部102から入力する操作情報に基づき、処理を開始する。ここで、検出制御装置100は、ストッパ51を退避ポジションに移動させる。
次に、図8を参照して、図6に示したステップST2の詳細について説明する。図8は、本実施形態に係る固定部材解体方法の一部の処理工程について説明するためのフローチャートである。
(ステップST201)
搬送ベルト制御部105は、搬送ベルトを正転方向に回転させて、テレビを第1ステージの上流側から下流側に向かって搬送させる。
(ステップST202)
次いで、サイズ情報取得部111は、レーザ変位計13から入力する入力値が変化したか否かを判定する。
(ステップST203)
レーザ変位計13から入力する入力値が変化した場合、サイズ情報取得部111は、入力値が変化したときから変化がなくなるまでの期間に検出された入力値を、一回の解体(例えば、テレビ一台分)におけるレーザ変位計13からの入力値として取得する。サイズ情報取得部111は、テレビ一台分のレーザ変位計13からの入力値に基づき、テレビの厚さ方向Zの平均値を求め、この平均値をテレビの厚さTを示す情報とする。
(ステップST204)
次いで、ラインセンサカメラ制御部112は、ラインセンサカメラ12の撮像タイミングか否かを判定する。
(ステップST205)
撮像タイミングであると判定した場合、ラインセンサカメラ制御部112は、ラインセンサカメラ12でテレビを撮像する。ラインセンサカメラ12は、撮像した画像データをサイズ情報取得部111に出力する。
(ステップST206)
サイズ情報取得部111は、ラインセンサカメラ12が撮像した画像データを画像解析して、撮像した解体対象が、テレビのバックキャビネットであるか、又は、内部回路であるかを判定する。サイズ情報取得部111は、判定結果を、記憶部108に一時的に記憶させる。
(ステップST207)
サイズ情報取得部111は、ラインセンサカメラ12が撮像した画像データを画像解析して、テレビの幅方向Yの平均値を求め、この平均値をテレビの幅Wを示す情報とする。
(ステップST208)
次いで、サイズ情報取得部111は、光電センサ14から入力する入力値が変化したか否かを判定する。
(ステップST209)
光電センサ14から入力する入力値が変化した場合、サイズ情報取得部111は、入力値が変化したときから変化がなくなるまでの期間に検出された入力値を、一回の解体(例えば、テレビ一台分)における光電センサ14からの入力値として取得する。サイズ情報取得部111は、テレビ一台分の光電センサ14からの入力値に基づき、テレビの長さ方向Xの平均値を求め、この平均値をテレビの長さLを示す情報とする。
(ステップST210)
次いで、サイズ情報取得部111は、予め決められたサイズ情報の全てを取得したか否かを判定する。本実施形態において、サイズ情報取得部111は、テレビの厚さT、幅W、長さLをサイズ情報として取得することが予め決められている。サイズ情報の全てを取得していないと判定した場合、サイズ情報取得部111は、ステップST202に戻って処理を繰り返す。
(ステップST211)
サイズ情報の全てを取得したと判定した場合、サイズ情報取得部111は、取得した全てのサイズ情報を、エリアセンサカメラ移動機構制御部106とラインセンサカメラ移動機構制御部107に出力する。
次に、図9を参照して、図6に示したステップST3の詳細について説明する。図9は、本実施形態に係る固定部材解体方法の一部の処理工程について説明するためのフローチャートである。
(ステップST301)
搬送ベルト制御部105は、搬送ベルトを逆転方向に回転させて、テレビを第1ステージの下流側から上流側に向かって移動させる。
(ステップST302)
ラインセンサカメラ移動機構制御部107は、サイズ情報取得部111から入力したサイズ情報の厚さTに基づき、ラインセンサカメラ移動機構17を制御する。具体的に説明すると、ラインセンサカメラ移動機構制御部107は、テレビの厚さTの半分の高さ位置でラインセンサカメラ12の焦点が合うようにラインセンサカメラ12の高さ位置を変更するよう、ラインセンサカメラ移動機構17を制御する。
ラインセンサカメラ移動機構17は、ラインセンサカメラ移動機構制御部107の制御により、テレビの厚さTの半分の位置で焦点が合うようにラインセンサカメラ12の高さを調整する。
(ステップST303)
次いで、ラインセンサカメラ制御部112は、サイズ情報取得部111から入力したサイズ情報の長さLに基づき、ラインセンサカメラ12の撮像範囲を決定する。ラインセンサカメラ制御部112は、テレビの背面の全領域を含む撮像範囲を決定する。
(ステップST304)
ラインセンサカメラ制御部112は、ラインセンサカメラ12に撮像指示を示すコマンドを出力する。ラインセンサカメラ12は、ラインセンサカメラ制御部112の制御により、テレビの背面の全領域を撮像し、撮像した画像データを、ネジ位置第1検出部113に出力する。
(ステップST305)
次いで、ネジ位置第1検出部113は、ラインセンサカメラ12が撮像した画像データからネジ画像を検出し、検出したネジ画像の位置を示す位置情報を取得する。
(ステップST306)
ネジ位置第1検出部113は、取得した位置情報に基づき、検出した全てのネジ画像の位置を示すネジマップmapLを作成する。ネジ位置第1検出部113は、作成したネジマップmapLを記憶部108に一時的に記憶させる。
(ステップST307)
次いで、エリアセンサカメラ制御部114は、サイズ情報取得部111から入力したサイズ情報の長さLおよび幅Wに基づき、エリアセンサカメラ11の撮像範囲を決定する。エリアセンサカメラ制御部114は、テレビの背面の全領域を含む撮像範囲を決定する。
(ステップST308)
搬送ベルト制御部105は、第1搬送機構15を制御して、搬送ベルトを正転方向に所定量だけ回転させて、搬送ベルトを第1ステージの上流側から下流側に向かって移動させる。これにより、テレビが、上流側から下流側に向かって搬送ベルトとともに移動する。その後、搬送ベルト制御部105は、第1搬送機構15を制御して、搬送ベルトの動きを一時停止させる。これにより、テレビは、搬送ベルト上で停止する。なお、搬送ベルト制御部105は、搬送ベルトにより移動されるテレビの位置を、光電センサ14による検出結果により求めることができる。よって、搬送ベルト制御部105は、テレビがエリアセンサカメラ11により撮像される撮像位置に到達したことを判定した場合、搬送ベルトの移動を一時停止させる。
(ステップST309)
エリアセンサカメラ制御部114は、エリアセンサカメラ11に1ライン分の撮像を指示するコマンドを出力する。エリアセンサカメラ11は、エリアセンサカメラ制御部114の制御により、テレビの背面を1ライン分だけ撮像し、撮像した画像データを、ネジ位置第2検出部115に出力する。
具体的に説明すると、エリアセンサカメラ制御部114は、1ライン分を撮像する際、例えばエリアセンサカメラ11a,11bがテレビの幅方向Yに外側から内側にステップ移動しながらテレビの背面を撮像するよう制御する。1ライン分の撮像が終了した後、搬送ベルト制御部105は、第1搬送機構15を制御して、予め決められた長さだけ搬送ベルトを移動させる。次いで、エリアセンサカメラ制御部114は、次の1ライン分を撮像するため、エリアセンサカメラ11a,11bがテレビの幅方向Yに内側から外側にステップ移動しながらテレビの背面を撮像するよう制御する。1ライン分の撮像が終了した後、搬送ベルト制御部105は、第1搬送機構15を制御して、予め決められた長さだけ搬送ベルトを移動させる。この処理が繰り返されることにより、エリアセンサカメラ11は、テレビの背面の全体を撮像することができる。なお、エリアセンサカメラ制御部114は、テレビの幅Wに応じた範囲で、エリアセンサカメラ11a,11bを移動させる。搬送ベルト制御部105は、テレビの長さLに応じた範囲で、第1搬送機構15を制御して搬送ベルトを移動させる。
(ステップST310)
搬送ベルト制御部105とエリアセンサカメラ制御部114は、エリアセンサカメラ11が1ライン分だけテレビを撮像した後、ステップST308に戻って処理を繰り返す。つまり、搬送ベルト制御部105とエリアセンサカメラ制御部114は、エリアセンサカメラ制御部114が決定した撮像範囲の撮像が完了したか否かを判定する。エリアセンサカメラ制御部114が決定した撮像範囲の撮像が全て完了したと判定した場合、CPU101は、ステップST311の処理に進む。
(ステップST311)
次いで、ネジ位置第2検出部115は、エリアセンサカメラ11が撮像した画像データからネジ画像を検出し、検出したネジ画像の位置を示す位置情報を取得する。
(ステップST312)
ネジ位置第2検出部115は、取得した位置情報に基づき、検出した全てのネジ画像の位置を示すネジマップmapAを作成する。ネジ位置第2検出部115は、作成したネジマップmapAを記憶部108に一時的に記憶させる。
次に、図10を参照して、図6に示したステップST4の詳細について説明する。図10は、本実施形態に係る固定部材解体方法の一部の処理工程について説明するためのフローチャートである。
(ステップST401)
CPU101は、サイズ情報、ネジマップmapLを示す情報、及び、ネジマップmapAを示す情報を記憶部108から読み出し、通信部104を介して解体制御装置200に送信する。
(ステップST402)
検出制御装置100と解体制御装置200とは、第1搬送機構15の動作と第2搬送機構25の動作とを同期させる。つまり、搬送ベルト制御部105と搬送ベルト制御部205とは、第1搬送機構15と第2搬送機構25とが、同じ速さと同じ開始タイミングで、各搬送ベルトを正転方向に回転させるよう制御する。これにより、テレビは、第1ステージから第2ステージに搬送される。
(ステップST403)
次いで、解体制御装置200は、ストッパ52を位置決めポジションに移動させる。
(ステップST404)
第1ステージから第2ステージに搬送されるテレビは、第2搬送機構25により側面がストッパ52に押し当てられる。これにより、テレビは、解体位置にセットされ、長さ方向Xに位置決めされる。
(ステップST405)
そして、搬送ベルト制御部105と搬送ベルト制御部205とは、第1搬送機構15と第2搬送機構25を制御して、搬送ベルトの回転を停止させる。
次に、図11を参照して、図6に示したステップST5の詳細について説明する。図11は、本実施形態に係る固定部材解体方法の一部の処理工程について説明するためのフローチャートである。
(ステップST501)
はじめに、XYZ移動機構制御部206は、検出制御装置100から受信したサイズ情報に基づき、エリアセンサカメラ21をテレビの2つの頂点を撮像する位置に移動させるようXYZ移動機構26を制御する。XYZ移動機構26は、XYZ移動機構制御部206の制御に従ってエリアセンサカメラ21を移動させる。エリアセンサカメラ制御部211は、XYZ移動機構26の停止後、エリアセンサカメラ21に撮像を指示する。これにより、エリアセンサカメラ21は、撮像位置に移動された後、テレビの2つの頂点を撮像し、撮像した画像データを位置補正値算出部212に出力する。このエリアセンサカメラ21は、例えば、第2搬送機構25の搬送ベルト上において搬送方向の下流側に位置しているテレビの一方の側面を撮像することで、この一方の側面に含まれる2つの頂点を撮像する。
位置補正値算出部212は、エリアセンサカメラ21が撮像した画像データを画像解析して、テレビの2つの頂点を検出し、検出した2つの頂点の位置情報を取得する。位置補正値算出部212は、取得した2つの頂点の位置情報に基づき、テレビの幅方向Yの長さを算出する。位置補正値算出部212は、エリアセンサカメラ21の画像データに基づき算出したテレビの幅方向Yの長さと、検出制御装置100から受信したテレビの幅Wとのズレ量を求める。位置補正値算出部212は、求めたズレ量に応じた補正値を求める。
(ステップST502)
解体順決定部213は、検出制御装置100から受信したネジマップmapLとネジマップmapAとに基づき、解体するネジの順番を決定する。
(ステップST503)
次いで、固定部材位置補正部214は、位置補正値算出部212が算出した補正値に基づき、ネジの位置情報を補正する。固定部材位置補正部214は、補正されたネジの位置情報をネジマップに記載した情報(補正ネジマップ)をXYZ移動機構制御部206に出力する。XYZ移動機構制御部206は、解体順決定部213により決定された解体するネジの順番に従って、エリアセンサカメラ21とドライバービット22とを、解体するネジの位置(補正ネジマップにおいて示されるネジの位置)に移動させる。
XYZ移動機構制御部206は、例えば、最初に解体するネジを撮像する位置にエリアセンサカメラ21を移動させる。エリアセンサカメラ制御部211は、XYZ移動機構26により移動されたエリアセンサカメラ21が停止した後、エリアセンサカメラ21に撮像を指示するコマンドを出力する。
(ステップST504)
XYZ移動機構制御部206は、最初に解体するネジのヘッドの中心とドライバービット22の中心とが一致する位置にドライバービット22を移動させる。なお、本発明はこれに限られず、XYZ移動機構制御部206は。最初に解体するネジのヘッドの中心とドライバービット22の中心とを、わずかにずらしてもよい。次いで、ドライバービット回転機構制御部207は、ドライバービット22をネジのヘッドに当接させた後、ネジの固定を解除する方向にドライバービット22を回転させる。ドライバービット回転機構制御部207は、ネジの取り外しが終了したことを検出した場合、ドライバービット22を回転させながら上方に引き上げる。これにより、ネジはテレビから取り外される。
(ステップST505)
次いで、ネジ位置第3検出部215は、エリアセンサカメラ21が撮像した画像データからネジ画像を検出し、検出したネジ画像の位置を示す位置情報を取得する。ネジ位置第3検出部215は、エリアセンサカメラ21の画像から検出したネジの中に、検出制御装置100によって検出されなかったネジ(取りこぼしネジ)があるか否かを判定する。例えば、ネジ位置第3検出部215は、位置情報に基づき、エリアセンサカメラ21の画像から検出したネジのうち、補正ネジマップに含まれていないネジがあるか否かを判定する。補正ネジマップに含まれていないネジがあった場合、ネジ位置第3検出部215は、補正ネジマップに含まれていないネジを取りこぼしネジと判定する。
(ステップST507
取りこぼしネジがあると判定した場合、ネジ位置第3検出部215は、取りこぼしネジの解体をXYZ移動機構制御部206とドライバービット回転機構制御部207に指示する。つまり、XYZ移動機構制御部206は、取りこぼしネジのヘッドの中心とドライバービット22の中心とが一致する位置にドライバービット22を移動させる。次いで、ドライバービット回転機構制御部207は、ドライバービット22をネジのヘッドに当接させた後、ネジの固定を解除する方向にドライバービット22を回転させる。ドライバービット回転機構制御部207は、ドライバービット22を回転させながら上方に引き上げる。これにより、取りこぼしネジはテレビから取り外される。
(ステップST508)
CPU201は、検出制御装置100により検出されたネジと、解体制御装置200により検出されたネジ(取りこぼしネジ)とを含む全てのネジを取り外したか否かを判定する。CPU201は、全てのネジを取り外すまで、ステップST503に戻って処理を繰り返す。
ここで、図12を参照して、ドライバービット22の先端の構成について詳細に説明する。本実施形態に係る固定解除ツールは、軸方向に移動可能に設けられた軸部材(ドライバービット22)と、軸部材の外周に設けられたスリーブ(スリーブ22a)とを備える。
図12に示す通り、ドライバービット22の先端には、スリーブ22aが設けられている。ドライバービット22の先端が磁力を有している場合、ネジが磁着している。なお、ドライバービット22は先端が磁力を有していなくてもよい。ドライバービットの先端が磁力を有していないものであっても、先端がネジ穴に勘合することにより、ネジが先端に付着している場合がある。
スリーブ22aは、ドライバービット22の外周に設けられている。ドライバービット22は、スリーブ22aの内側を貫通している。ドライバービット22とスリーブ22aとは、相対的に移動可能に設けられている。例えば、XYZ移動機構制御部206は、ドライバービット22がネジとテレビから取り外して高さ方向Zの上方に移動させた後、スリーブ22aを高さ方向Zの下方に移動させる。なお、本発明はこれに限られず、Z移動機構26zが、ドライバービット22のみを高さ方向Zに移動させてスリーブ22aを高さ方向Zに移動させない構成であってもよい。この場合、スリーブ22aは、Z移動機構26zによって高さ方向Zに移動しない位置に固定されている。
Z移動機構26zは、ドライバービット22の先端がスリーブ22aに隠れるまで、スリーブ22aを下げる。あるいは、Z移動機構26zは、ドライバービット22の先端がスリーブ22aに隠れるまで、ドライバービット22を上方に持ち上げる。この動作により、スリーブ22aの先端にネジが当接することによって、ドライバービット22からネジが取り除かれる。
上述の通り、本実施形態に係る固定部材解体システム1によると、ネジの位置情報を検出する第1ステージと、ネジを取り外す第2ステージとが、それぞれ、独立した検出制御装置100と解体制御装置200、第1搬送機構15と第2搬送機構25を備える。これにより、固定部材解体システム1は、ネジの位置情報を検出した後、第1ステージから第2ステージへテレビを移動させることができる。よって、テレビが第2ステージに移動した後、第1ステージで次のテレビのネジの位置情報を検出することができ、解体処理における処理効率を向上させることができる。従って、解体処理の時間を短縮することができる。
本実施形態に係る固定部材解体システム1によると、第1ステージにおいて検出された解体対象のサイズ情報と、第2ステージにおいて撮像された画像とに基づき、第1ステージと第2ステージにおける解体対象の位置ズレを補正する補正値を算出することができる。これにより、解体制御装置200においてネジを取り外す際、検出制御装置100において作成されたネジマップ上におけるネジの位置ズレを補正することができる。
また、本実施形態に係る固定部材解体システム1によると、位置ズレを補正する補正値によって補正されたネジの位置情報に基づき、ドライバービット22を移動させることができる。
よって、本実施形態のように検出制御装置100と解体制御装置200とにおける搬送機構がそれぞれ独立している場合であっても、解体制御装置200による解体精度を向上させることができる。
本実施形態に係る固定部材解体システム1によると、解体制御装置200においてネジを解体する際に、その周辺に検出制御装置100によって検出されなかったネジがないかどうかを確認することができる。よって、検出制御装置100による取りこぼしを防止し、確実にネジを取り外すことができる。
本実施形態に係る固定部材解体システム1によると、テレビの厚さの半分の高さ位置で焦点が合うようにテレビを撮像した画像に基づき、ネジを検出する。これにより、ネジの深さが異なることによりカメラからの焦点距離が異なる場合であっても、ネジのヘッドに焦点を当てることが可能となる。また、ネジの深さに応じて何度も撮像する手間が省ける。
本実施形態に係る固定部材解体システム1によると、ドライバービット22に磁着したネジをスリーブ22aに押し当てて取り外すことができる。これにより、簡単な構成で、ネジを確実に取り外すことができる。
本実施形態に係る固定部材解体システム1によると、第1搬送機構15と第2搬送機構25は、搬送ベルトに解体対象を乗せた状態で水平方向に搬送するベルトコンベアである。これにより、テレビの置き方の自由度が向上し、搬送時のテレビの位置ズレを低減させることができる。
本実施形態に係る固定部材解体システム1によると、エリアセンサカメラ11で撮像する際、第1搬送機構15はテレビの搬送を停止させる。これにより、機械的な振動によってエリアセンサカメラ11の撮像画像がブレることを防止できる。
ここで、ネジ位置第1検出部113、ネジ位置第2検出部115、及びネジ位置第3検出部215によるネジ画像の検出方法の一例について説明する。以下、説明簡略化のため、ネジ位置第1検出部113、ネジ位置第2検出部115、及びネジ位置第3検出部215のいずれかに相当する構成を、ネジ位置検出部という。
ネジ位置検出部は、カメラによって撮像された画像に基づき、テレビのバックパネルに露出したネジのヘッドの形状として予め決められている形状を検出する。ネジ位置検出部は、例えば、幾何学形状パターンマッチングにより円形状の固定部材エリアを検出する。
ネジ位置検出部は、固定部材エリアごとに、各画素の輝度値の平均を算出する。ネジ位置検出部は、算出した輝度値の平均を閾値として、固定部材エリアの画像に対して二値化処理を行う。固定部材エリアの輝度値は、円形形状の全体に比べて中心の十字形状の輝度値が低くなっている。これは、十字形状のネジ穴部分が凹状に窪んでいるためである。ネジ位置検出部は、二値化処理を実行することより、十字形状のネジ穴エリアの画像領域を検出することができる。ネジ位置検出部は、二値化処理により、輝度値の平均である閾値よりも輝度値が低い画像領域をネジ穴エリアとして検出する。このようにして、ネジ位置検出部は、ネジ穴エリア、つまり、ネジ画像を検出する。
次に、ネジ位置第1検出部113、ネジ位置第2検出部115、及びネジ位置第3検出部215によるネジ画像の位置情報の取得方向の一例について説明する。
本実施形態において、ネジマップには、予め決められた基準位置が割り当てられている。この基準位置は、例えば、実空間上(例えば第1搬送機構15及び第2搬送機構25上)で位置決めされたテレビの一角に相当する位置であってもよく、画像内においてテレビの一角に相当する位置であってもよい。第1搬送機構15及び第2搬送機構25上で位置決めされたテレビとは、ストッパ51、52によって、位置決めされた解体対象をいう。本実施形態において、ネジ位置検出部(ネジ位置第1検出部113、ネジ位置第2検出部115)は、基準位置を原点とするXY座標系のネジマップを作成する。また、ネジ位置第3検出部215は、ネジマップに取りこぼしネジの位置を追加する。なお、ネジマップのX軸方向は長さ方向Xと一致し、Y軸方向は、幅方向Yと一致する。
具体的に説明すると、ネジ位置検出部は、検出されたネジ穴エリアを示す情報に基づき、ネジ穴エリアの中心点の座標を算出し、検出したネジ穴エリア(ネジ画像)の位置を示す位置情報として取得する。このネジ穴エリアの中心点は、ネジマップ上のXY座標値で示される。このようにして、ネジ位置検出部は、二値化処理された画像に基づき、ネジのヘッドに形成されている凹凸形状を検出し、この凹凸形状が示すネジの特徴点である中心点を、ネジの位置を示す位置情報として取得する。
また、解体制御装置200は、検出制御装置100により検出されたテレビの厚さTに基づき、ドライバービット22の高さ方向Zの移動速度を変更するものであってもよい。具体的に説明すると、解体制御装置200は、ドライバービット22を垂直方向に降下させてネジに近づける際、テレビの上面までドライバービット22を降下させる速度を、それ以下に降下させる速度に比べて早くする。これにより、解体制御装置200は、ネジの上方の近傍まで迅速にドライバービット22の先端を移動させることができる。また、解体制御装置200は、ドライバービット22でネジの固定を解除させる際には、解除に応じた速度でドライバービット22を移動させることができる。
また、エリアセンサカメラ11は、テレビを撮像する際に、検出するネジの色に応じて露光時間が異なる画像を複数枚撮像するものであってもよい。例えば、エリアセンサカメラ11は、黒色のネジと銀色のネジで、露光時間を変えた画像を2枚撮像する。検出制御装置100は、それぞれの画像からネジの画像を検出して、それぞれの画像から検出されたネジの画像の位置を示すネジマップを作成する。
なお、検出制御装置100と解体制御装置200による手順を実現するためのプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、実行処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OS(Operating System)や周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータが読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記録装置のことをいう。
さらに「コンピュータが読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記録装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1 固定部材解体システム
10 検出ユニット
11 エリアセンサカメラ
12 ラインセンサカメラ
13 レーザ変位計
14 光電センサ
15 第1搬送機構
16 エリアセンサカメラ移動機構
17 ラインセンサカメラ移動機構
18 照明装置
20 解体ユニット
21 エリアセンサカメラ
22 ドライバービット
25 第2搬送機構
26 XYZ移動機構
27 ドライバービット回転機構
30 スタート載置台
40 ゴール載置台
51 ストッパ
52 ストッパ
53 ガントリ
100 検出制御装置
101 CPU
102 操作部
103 表示部
104 通信部
105 搬送ベルト制御部
106 エリアセンサカメラ移動機構制御部
107 ラインセンサカメラ移動機構制御部
108 記憶部
111 サイズ情報取得部
112 ラインセンサカメラ制御部
113 ネジ位置第1検出部
114 エリアセンサカメラ制御部
115 ネジ位置第2検出部
116 表示制御部
200 解体制御装置
201 CPU
202 操作部
203 表示部
204 通信部
205 搬送ベルト制御部
206 XYZ移動機構制御部
207 ドライバービット回転機構制御部
208 記憶部
211 エリアセンサカメラ制御部
212 位置補正値算出部
213 解体順決定部
214 固定部材位置補正部
215 ネジ位置第3検出部
216 表示制御部

Claims (5)

  1. 解体対象を撮像した撮像画像から複数の固定部材を検出して、検出した前記複数の固定部材の前記解体対象における位置を示す固定部材位置情報を取得する検出制御装置と、
    前記検出制御装置によって制御され、前記検出制御装置による処理を行う第1ステージにおいて前記解体対象を移動させる第1搬送機構と、
    前記検出制御装置から受信した前記固定部材位置情報に基づき固定解除ツールを前記固定部材の位置に移動させ、前記固定部材による固定を前記固定解除ツールに解除させる解体制御装置と、
    前記解体制御装置によって制御され、前記解体制御装置による処理を行う第2ステージにおいて前記解体対象を移動させる第2搬送機構と、
    を備えており、
    前記検出制御装置は、前記第1搬送機構に載置された前記解体対象の大きさを示すサイズ情報として、前記解体対象の厚さT,幅W,長さLを取得するサイズ情報取得部を備え、
    前記解体制御装置は、前記第2搬送機構に載置された前記解体対象を撮像した撮像画像から頂点を検出し、検出した前記解体対象の一方の側面に含まれる2つの頂点の位置を示す情報から算出される前記解体対象の前記一方の側面における2つの頂点間の長さ情報と前記検出制御装置から受信した前記2つの頂点間の長さ情報に対応する前記サイズ情報とに基づき第1ステージにおける解体対象の位置と第2ステージにおける解体対象の位置ズレを補正する位置補正値を算出する位置補正値算出部を備え、
    前記解体制御装置は、前記位置補正値算出部により算出された前記位置補正値に基づき、前記検出制御装置から受信した前記固定部材位置情報を補正する固定部材位置補正部をさらに備え、前記固定部材位置補正部により補正された固定部材位置情報が示す位置に前記固定解除ツールを移動させることを特徴とする固定部材解体システム。
  2. 前記解体制御装置は、
    前記第2搬送機構に載置された前記解体対象を撮像した撮像画像から前記検出制御装置により検出した前記固定部材以外の取りこぼし固定部材をさらに検出し、検出された前記取りこぼし固定部材の位置に前記固定解除ツールを移動させ、前記取りこぼし固定部材による固定を前記固定解除ツールに解除させることを特徴とする請求項1に記載の固定部材解体システム。
  3. 前記検出制御装置は、
    前記第1搬送機構に載置された前記解体対象の垂直方向の長さの半分の高さ位置で焦点が合うように前記解体対象を撮像することを特徴とする請求項1又は2に記載の固定部材解体システム。
  4. 前記固定部材がネジとされ、前記固定解除ツールは、軸方向に移動可能に設けられたドライバービットと、前記ドライバービットの外周に設けられたスリーブとを備えることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか一項に記載の固定部材解体システム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載された固定部材解体システムを用いた固定部材解体方法であって、
    前記検出制御装置により、前記第1ステージにおいて前記第1搬送機構で前記解体対象を移動させるとともに、前記解体対象を撮像した撮像画像から複数の固定部材を検出して、検出した前記複数の固定部材の前記解体対象における位置を示す固定部材位置情報を取得する検出制御ステップと、
    前記解体制御装置により、前記第2ステージにおいて前記第2搬送機構で前記解体対象を移動させるとともに、前記固定部材位置情報に基づき固定解除ツールを前記固定部材の位置に移動させ、前記固定部材による固定を前記固定解除ツールに解除させる解体制御ステップと、
    を備え、
    前記検出制御ステップが終了した後に、前記検出制御装置及び前記解体制御装置により、前記第1搬送機構及び前記第2搬送機構を制御して、前記解体対象を前記第1ステージから前記第2ステージに移動させることを特徴とする固定部材解体方法。
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