JP2015203880A - アプリケーション検査システム、アプリケーション検査装置及びアプリケーション検査プログラム - Google Patents

アプリケーション検査システム、アプリケーション検査装置及びアプリケーション検査プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】形状、サイズ、解像度及び操作部の表示範囲が異なる様々なディスプレイ画面に対応可能なアプリケーション検査システムを提供する。【解決手段】コンテンツ領域、ステータスバー、タイトルバー、ナビゲーションバー及びマーカー画像を表示するディスプレイ画面を有する携帯端末装置1と、マーカー画像のコンテンツ領域上の位置情報を取得する画像キャプチャー部201、画像キャプチャー部201によって取得された複数のマーカー画像の位置情報に基づいて、予め設定されている基準表示画面上の座標をコンテンツ領域上の座標に変換する座標変換部204、コンテンツ領域上の座標において操作を実行するように携帯端末装置1に指示するタップ指示部205を有するPC2と、によってアプリケーション検査システムを構築する。【選択図】 図2

Description

本発明は、タッチパネル式の情報端末装置上で動作するアプリケーションを検査するアプリケーション検査システム、アプリケーション検査装置及びアプリケーション検査プログラムに関する。
近年、タッチパネル方式で入力を行う(以下、「タッチパネル方式」と記す)の情報端末装置用のアプリケーションが多数提供されている。タッチパネル式の情報端末装置の多くは携帯型であるため、本明細書では、このような情報端末装置を以降「携帯端末装置」と記す。
携帯端末装置のアプリケーションを製品として出荷するに際して、アプリケーションの製造者は、アプリケーションが携帯端末装置上で正常に動作することを確認するための検査を実行している。検査の現場においては、携帯端末装置の操作から動作確認までの工程を自動で実行するシステムが求められている。
アプリケーションの動作を自動的に検査する公知の検査装置としては、例えば、特許文献1に記載された携帯端末装置のシミュレーションシステムがある。特許文献1に記載のシミュレーションシステムは、コンピュータと携帯端末装置とを連携させ、コンピュータ上で動作するプログラムの指示によって携帯端末装置のディスプレイ画面にテスト用の画像を表示させている。
特開2008−283287号公報
ところで、近年、携帯端末装置の種類は増々多様化する傾向にあり、アプリケーションも様々な仕様(解像度等)の携帯端末装置のディスプレイ画面に対応することが必要になっている。
しかしながら、上記特許文献1には、検査用の画像を携帯端末装置のディスプレイ画面に表示させる際、表示すべき画像を携帯端末装置の仕様に応じて調整することについては一切記載されていない。このため、上記した特許文献1に記載のシミュレーションシステムを使って様々な仕様のディスプレイ画面に対応する場合には、コンピュータが携帯端末装置に検査の手順を指示するためのプログラムをディスプレイ画面の仕様毎に作成することが必要になる。
さらに、携帯端末装置のうち、特にスマートフォンにおいては、ディスプレイ画面内の一部にユーザインターフェースとして機能する操作部が表示される。スマートフォンの操作部を除く領域(実質的な画像表示領域)上に適正な画像を表示させるため、検査用のプログラムには、ディスプレイ画面に表示される操作部の位置や領域をも考慮することが要求される。
本発明は、上記した点に鑑みてなされたものであり、形状やサイズ、さらには操作部の表示範囲が異なる様々なディスプレイ画面に対応可能なアプリケーション検査システム、アプリケーション検査装置、アプリケーション検査プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のアプリケーション検査システムの一態様は、表示対象であるコンテンツが表示されるコンテンツ領域と、当該コンテンツ領域を除く非コンテンツ領域と、を含むディスプレイ画面を有する情報端末装置と、予め設定されている基準表示画面上の位置を前記コンテンツ領域上の位置に変換する位置変換部と、を有するアプリケーション検査システムであって、前記情報端末装置は、前記コンテンツ領域の範囲を特定する複数のマーカー画像を前記コンテンツ領域に表示するマーカー画像表示部を備え、前記位置変換部は、複数の前記マーカー画像の前記コンテンツ領域上の位置を表す位置情報を取得するマーカー位置取得部と、前記マーカー位置取得部によって取得された複数の前記マーカー画像の位置情報に基づいて、予め設定されている基準表示画面上の座標を前記コンテンツ領域上の座標に変換する座標変換部と、前記座標変換部によって変換された前記コンテンツ領域上の座標において操作を実行するように前記情報端末装置に指示する指示部と、を有することを特徴とする。
また、本発明のアプリケーション検査システムの一態様は、上記発明において、前記情報端末装置は、前記マーカー位置取得部に前記マーカー画像の位置情報を出力するマーカー位置出力部を有することを特徴とする。
本発明のアプリケーション検査装置の一態様は、表示対象であるコンテンツが表示されるコンテンツ領域と、当該コンテンツ領域を除く非コンテンツ領域と、を含むディスプレイ画面を有する情報端末装置におけるアプリケーションの動作を検査するアプリケーション検査装置であって、前記コンテンツ領域に表示され、前記コンテンツ領域の範囲を特定する複数のマーカー画像の表示位置を表す位置情報を取得するマーカー位置取得部と、前記マーカー位置取得部によって取得された複数の前記マーカー画像の位置情報に基づいて、予め設定されている基準表示画面上の座標を前記コンテンツ領域上の座標に変換する座標変換部と、前記座標変換部によって変換された前記コンテンツ領域上の座標において操作を実行するように前記情報端末装置に指示する指示部と、を有することを特徴とする。
また、本発明のアプリケーション検査装置の一態様は、上記発明において、前記マーカー位置取得部は、前記ディスプレイ画面の前記マーカー画像が表示されている範囲をキャプチャーする画像キャプチャー部を有し、当該画像キャプチャー部によってキャプチャーされた画像から前記マーカー画像の位置情報を取得することを特徴とする。
また、本発明のアプリケーション検査装置の一態様は、上記発明において、前記座標変換部は、複数の前記マーカー画像の位置情報から前記コンテンツ領域の第1方向の長さと第2方向の長さとを取得する長さ取得部と、前記長さ取得部によって取得された前記第1方向の長さ及び前記第2方向の長さから前記基準表示画面のサイズと前記コンテンツ領域のサイズとの比率を算出する比率算出部と、前記比率算出部によって算出された比率により、前記基準表示画面上において操作された点の座標を前記コンテンツ領域上の点の座標に変換することを特徴とする。
本発明のアプリケーション検査プログラムの一態様は、表示対象であるコンテンツが表示されるコンテンツ領域と、当該コンテンツ領域を除く非コンテンツ領域と、を含むディスプレイ画面を有する情報端末装置におけるアプリケーションの動作を検査するアプリケーション検査プログラムであって、前記コンテンツ領域に表示され、前記コンテンツ領域の範囲を特定する複数のマーカー画像の表示位置を表す位置情報を取得するマーカー位置取得機能と、前記マーカー位置取得機能によって取得された複数の前記マーカー画像の位置情報に基づいて、予め設定されている基準表示画面上の座標を前記コンテンツ領域上の座標に変換する座標変換機能と、前記座標変換機能によって変換された前記コンテンツ領域上の座標において操作を実行するように前記情報端末装置に指示する指示機能と、をコンピュータに実現させることを特徴とする。
本発明のアプリケーション検査プログラムの一態様は、表示対象であるコンテンツが表示されるコンテンツ領域と、当該コンテンツ領域を除く非コンテンツ領域と、を有するディスプレイ画面に、前記コンテンツ領域の範囲を特定する複数のマーカー画像を表示するマーカー画像表示機能を、コンピュータに実現させることを特徴とする。
本発明によれば、情報端末装置のコンテンツ領域にマーカー画像を表示させ、表示されたマーカー画像からアプリケーション検査装置がコンテンツ領域の範囲を特定することができる。このため、情報端末装置の仕様によらずコンテンツ領域の範囲を特定し、基準表示画面上で定められた座標をコンテンツ領域上の座標に変換することができる。
したがって、本発明は、1つの基準表示画面に関するプログラムにより、形状、サイズ及び解像度、さらには操作部の表示範囲が異なる様々なディスプレイ画面に対応可能なアプリケーション検査システム、アプリケーション検査装置、アプリケーション検査プログラムを提供することができる。
本発明の一実施形態のアプリケーション検査システムの概要を説明するための図である。 図1に示したPCが備える位置変換部を説明するための機能ブロック図である。 図1に示した携帯端末装置のステータスバー、タイトルバー、ナビゲーションバーを説明するための図である。 携帯端末装置上で行われる自動的なアプリケーションの検査を説明するための図である。 サイズや非コンテンツ領域の状態が異なる携帯端末装置を説明するための図である。 本発明の一実施形態のマーカー画像を4つ設ける例を説明するための図である。 本発明の一実施形態のアプリケーション検査プログラムを説明するためのタイミングチャートである。 ビューサイズが同一で解像度が異なる携帯端末装置を示した図である。 本実施形態の比較例として挙げるアプリケーション検査プログラムを説明するためのタイミングチャートである。 本実施形態の比較例として挙げる他のアプリケーション検査プログラムを説明するための他のタイミングチャートである。
以下、本発明の一実施形態のアプリケーション検査システム、アプリケーション検査装置及びアプリケーション検査プログラムを説明する。
[アプリケーション検査システム、アプリケーション検査装置]
図1は、本発明の一実施形態のアプリケーション検査システムを説明するための図である。本実施形態のアプリケーション検査システム3は、検査に使用される携帯端末装置1と、アプリケーション検査装置とを含んでいる。本実施形態は、携帯端末装置1としてスマートフォンを利用し、アプリケーション検査装置を汎用的なパーソナルコンピュータ(以下、「PC」と記す)2とした構成を例示する。PC2には、本実施形態のアプリケーション検査プログラムがインストールされていて、PC2上で動作している。
携帯端末装置1は、ディスプレイ画面10を有している。ディスプレイ画面10は、コンテンツに係る画像が表示されるコンテンツ領域102と、コンテンツ領域102を除く非コンテンツ領域と、を有している。図1に示した携帯端末装置1では、ステータスバー101a、タイトルバー101b及びナビゲーションバー101cが非コンテンツ領域となる。コンテンツ領域102には、コンテンツ領域102を特定するマーカー画像103a、103cが表示されている。
コンテンツ領域102の表示対象となるコンテンツとは、インターネットを介して携帯端末装置1に送信されてくる文字列、音、動画等、あるいは携帯端末装置1にインストールされているプログラムによって表示される文字列、音、動画等を指す。
マーカー画像103a、103cは、アプリケーションの検査時にだけ表示されるものであってもよいし、コンテンツ領域102に常に表示されるものであってもよい。マーカー画像103a、103cを常に表示する場合、マーカー画像103a、103cに所謂電子透かしを利用して表示するようにしてもよい。電子透かしは、肉眼では認識困難であるため、マーカー画像103a、103cに電子透かしを適用することにより、本実施形態は、マーカー画像103a、103cをコンテンツ領域102に表示したことによるコンテンツの視認性低下を防ぐことができる。
図2は、携帯端末装置1及びPC2の本実施形態に係る機能を説明するための機能ブロック図である。携帯端末装置1は、コンテンツ領域102を特定するマーカー画像103a、103cをコンテンツ領域102に表示するマーカー画像表示部111を備えている。マーカー画像表示部111は、携帯端末装置1において、予めインストールされているUI(user interface)アプリケーションのプログラムである。
また、PC2は、位置変換部20を備えている。位置変換部20は、マーカー画像103a、103cの位置を表す情報(以下、「位置情報」と記す)を取得するマーカー位置取得部を備えている。位置変換部20は、取得されたマーカー画像103a、103cの位置情報に基づいて、「予め設定されているコンテンツ領域」上の位置をディスプレイ画面10のコンテンツ領域102上の位置に変換する。また、PC2は、変換されたコンテンツ領域102上の位置において操作を実行するように携帯端末装置1に指示するタップ指示部205と、アプリケーション検査のために携帯端末装置1を操作する操作手順が記録されたテストシナリオ206と、を備えている。
本実施形態では、マーカー位置取得部を、ディスプレイ画面10のマーカー画像が表示されている範囲をキャプチャーする画像キャプチャー部201として構成する。画像キャプチャー部201は、キャプチャーされた画像からマーカー画像103a、103cのコンテンツ領域102上の位置情報を取得する。また、位置変換部20は、マーカー画像103a、103cの位置情報からコンテンツ領域102の第1方向(本実施形態ではx方向とする)の長さと第2方向(本実施形態ではy方向とする)の長さとを取得する長さ取得部202と、コンテンツ領域102のx方向の長さとy方向の長さとから、予め設定されている基準となるコンテンツ領域のx方向の長さ及びy方向の長さとの比率を算出する比率算出部203と、比率算出部203によって算出された比率により、基準となるコンテンツ領域上において操作された点の位置をコンテンツ領域102上の点の位置に変換する座標変換部204と、を有している。
なお、本実施形態では、図3に示したコンテンツ領域102上の点の位置を示す情報をx座標とy座標とを使って定めている。本実施形態では、コンテンツ領域102上の点pのx座標を、コンテンツ領域102において定められた原点から点pまでの距離のx成分で示す。また、コンテンツ領域102上の点pのy座標を、原点から点pまでの距離のy成分で示す。
上記構成において、テストシナリオ206には、コンテンツ領域102上で行われるタップ操作毎に、操作の開始座標や終了座標、操作速度、押下間隔が複数の操作手順にしたがって記録されている。テストシナリオ206に記録されている座標は、上記した「予め設定されているコンテンツ領域」上の座標である。本実施形態では、「予め設定されているコンテンツ領域」を、以降「基準コンテンツ領域」と記す。
上記したように、テストシナリオ206に記録されている開始座標や終了座標は、基準コンテンツ領域上の座標であり、コンテンツ領域102上の座標と相違する。座標変換部204は、テストシナリオ206から操作に係る情報を順に読み出し、操作の開始座標や終了座標をコンテンツ領域102上の座標に変換して操作速度等の他の情報と共にタップ指示部205に送る。タップ指示部205は、変換後の座標を操作速度等の情報と共に携帯端末装置1に送信する。このような本実施形態は、携帯端末装置1のコンテンツ領域毎にテストシナリオを用意する必要がなく、1つのテストシナリオ206を使って様々なコンテンツ領域を有する携帯端末装置上でアプリケーションの動作を検査することができる。
なお、本実施形態は、画像キャプチャー部201が携帯端末装置1のマーカー画像をキャプチャーする構成に限定するものではない。本実施形態は、例えば、図1に示したように、マーカー画像103a、103cを表示するUIアプリケーションが、コンテンツ領域102におけるマーカー画像103a、103cの位置情報をPC2に出力するマーカー位置出力部112を備えるものであってもよい。
図3は、ステータスバー101a、タイトルバー101b、ナビゲーションバー101cを説明するための図である。ステータスバー101aは、端末の状態や通知情報を表示する非コンテンツ領域である。タイトルバー101bは、ウインドウのタイトルが表示される非コンテンツ領域である。ナビゲーションバー101cは、携帯端末装置1を操作する情報を入力するための非コンテンツ領域である。マーカー画像103a、103cを表示するプログラムは、非コンテンツ領域(タイトルバー101b)とコンテンツ領域102との境界を検出し、マーカー画像103a、103cの上辺が境界と接するようにマーカー画像103a、103cを表示する。
本実施形態では、携帯端末装置1全体の図中に示したy方向の長さをH1、H1からナビゲーションバー101cのy方向の長さを差し引いた長さをH2、H2からステータスバー101a及びナビゲーションバー101cのy方向の長さを差し引いた長さをH3とする。なお、ディスプレイ画面10のx方向の長さH4とすると、H1×H4を端末サイズ、H2×H4をディスプレイサイズ、H3×H4をビューサイズとする。
次に、上記したアプリケーション検査システムの動作を説明する。
図4(a)、(b)は、アプリケーションの自動的な検査を説明するための図である。アプリケーションの検査では、PC2が、テストシナリオに従って操作を指示する信号を携帯端末装置1に出力し、携帯端末装置1を手動で操作した場合と同様に動作させて行われる。テストシナリオ206に例えば図4(a)中に示した「カード登録」上の座標をタップする指示が書き込まれている場合、座標がタップされたことを示す信号が携帯端末装置1に出力される。携帯端末装置1は、指定された座標がタップされたことを示す信号を入力し、図4(b)に示す画像をコンテンツ領域102に表示する。
本実施形態では、表示された画像が予想された画像と一致するか否かを判定し、一致した場合にはアプリケーションが正常に動作したと判断する。また、表示された画像が予想された画像と一致しない場合には、アプリケーションが正常に動作していないと判断する。
ところで、公知のアプリケーション検査装置には、コンテンツ領域102上の画素数を基準にして座標を決定しているものがある。画素数を基準に座標を決定するアプリケーション検査装置は、コンテンツ領域102の解像度が異なると、座標も異なることになる。また、携帯端末装置のディスプレイ画面において、ステータスバー101a、タイトルバー101b及びナビゲーションバー101cの状態は、携帯端末装置1のデザイン、あるいは携帯端末装置1を動作させるOS(Operating System)等によって相違する。ステータスバー101a、タイトルバー101b及びナビゲーションバー101cの状態が異なると、PC2から送信された座標は、携帯端末装置1のコンテンツ領域102上の座標と相違する。
図5(a)、(b)、(c)は、解像度や非コンテンツ領域の範囲が異なる携帯端末装置を説明するための図である。図5(a)は、基準コンテンツ領域となるコンテンツ領域102を有する携帯端末装置1aを示している。図5(b)は、コンテンツ領域102aとは解像度が異なるコンテンツ領域102dを有する携帯端末装置1dを示した図である。図5(c)は、タイトルバー101b及びナビゲーションバー101cがないコンテンツ領域102eを示した図である。図5(a)では、コンテンツ領域102aの4つの頂点を各々点a1、点b1、点c1、点d1とする。また、図5(b)では、コンテンツ領域102dの4つの頂点を各々点a2、点b2、点c2、点d2とする。図5(c)では、コンテンツ領域102eの4つの頂点を各々点a3、点b3、点c3、点d3とする。
本実施形態では、図5(a)に示したコンテンツ領域102aに表示される画像が、コンテンツ領域102aとコンテンツ領域102dとのx方向の長さ及びy方向の長さの比率(以下、単に「比率」と記す)に応じて変倍されてコンテンツ領域102dに表示される。このとき、図5(a)に示したコンテンツ領域102上の点pの座標は、コンテンツ領域102d上の点qの座標に変換される。
比率を求めるため、図1に示したPC2は、画像キャプチャー部201によってコンテンツ領域102d上のマーカー画像103a、103cをキャプチャーする。そして、長さ取得部202が、マーカー画像103a、103cの予め定められた点(例えば矩形のマーカー画像の任意の頂角の点)の座標を位置情報として求める。そして、位置情報から、図5(b)に示した点a2、点c2の座標を算出する。点a2、点c2の座標の算出は、例えば、位置情報が示す座標からマーカー画像103a、103cの頂角の点と点a2、点c2とのズレ量を予め記憶しておき、マーカー画像103a、103cの頂角の点にズレ量を加算または減算することによっても実現できる。さらに、長さ取得部202は、点a2、点c2の座標から、点a2、点b2間の距離及び点a2、点d2間の距離を求める。点a2、点b2間の距離は、コンテンツ領域102dのx方向の長さであって、点b2、点c2間の距離は、コンテンツ領域102dのy方向の長さである。
比率算出部203は、コンテンツ領域102dのx方向の長さをコンテンツ領域102aのx方向の長さで除算し、コンテンツ領域102dのy方向の長さをコンテンツ領域102aのy方向の長さで除算する。除算により、比率算出部203は、コンテンツ領域102aとコンテンツ領域102dとの比率をx方向及びy方向についてそれぞれ算出する。
座標変換部204は、コンテンツ領域102a上の点pのx座標にコンテンツ領域102dのx方向の比率を乗じ、コンテンツ領域102a上の点pのy座標にコンテンツ領域102dのy方向の比率を乗じる。さらに、座標変換部204は、比率を乗じた後のx座標及びy座標にそれぞれ点a2のx座標及びy座標を加算する。点a2のx座標及びy座標の加算により、変換後の点qの座標は、コンテンツ領域102d上の点a2を原点として表される。
図1に示したタップ指示部205は、座標変換部204によって変換された点qの座標と、点qにおいて実行すべき操作がタップであることと、操作速度及び押下間隔等を示す情報を携帯端末装置1に出力する。携帯端末装置1は、タップ指示部205から入力された情報にしたがい、点qにおいてタップの操作が実行された場合と同様に動作する。このような動作により、本実施形態は、コンテンツ領域102a、102dの解像度の値に関わらず、点pに相当するコンテンツ領域102d上の点qをタップすることができる。
同様に、コンテンツ領域102a上の点pをコンテンツ領域102e上の点rに変換する場合、図1に示したPC2は、画像キャプチャー部201によってコンテンツ領域102e上のマーカー画像103a、103cをキャプチャーする。そして、長さ取得部202が、マーカー画像103a、103cから、図5(c)に示した点a3、点b3間の距離及び点a3、点d3間の距離を求める。点a3、点b3間の距離は、コンテンツ領域102eのx方向の長さであって、点a3、点d3間の距離は、コンテンツ領域102eのy方向の長さである。
比率算出部203は、コンテンツ領域102eのx方向の長さをコンテンツ領域102aのx方向の長さで除算し、コンテンツ領域102eのy方向の長さをコンテンツ領域102aのy方向の長さで除算する。除算により、比率算出部203は、コンテンツ領域102aとコンテンツ領域102eとの比率をx方向及びy方向についてそれぞれ算出する。
座標変換部204は、コンテンツ領域102a上の点pのx座標にコンテンツ領域102eのx方向の比率を乗じ、コンテンツ領域102a上の点pのy座標にコンテンツ領域102eのy方向の比率を乗じる。さらに、座標変換部204は、比率を乗じた後のx座標及びy座標にそれぞれ点a3のx座標及びy座標を加算する。点a3のx座標及びy座標の加算により、変換後の点rの座標は、コンテンツ領域102e上において点a3を原点として表される。
図1に示したタップ指示部205は、座標変換部204によって変換された点rの座標と、点rにおいて実行すべき操作の種別がタップであることと、操作速度及び押下間隔等を示す情報を携帯端末装置1に出力する。携帯端末装置1は、タップ指示部205から入力された情報にしたがい、点rにおいてタップの操作が実行された場合と同様に動作する。
なお、本実施形態は、マーカー画像を複数表示しているが、マーカー画像の個数は、特に限定されるものではない。必要最低限の個数のマーカー画像でコンテンツ領域102の領域の範囲を特定するためには、図5(a)、図5(b)、図5(c)に示したように、マーカー画像をコンテンツ領域102の対角線上に2つ表示する。さらに、本実施形態は、例えば、図6に示したように、マーカー画像103a、103cの他、マーカー画像103b、103dをコンテンツ領域102の頂角の近傍に表示してもよい。
[アプリケーション検査プログラム]
次に、本実施形態のアプリケーション検査プログラムを説明する。
図7は、図1に示したPC2と携帯端末装置1とにおいて動作するアプリケーション検査プログラムを説明するためのタイミングチャートである。図7において、基準コンテンツ領域となるコンテンツ領域を有する携帯端末装置を「端末α」と記す。また、検査に使用される携帯端末装置を「端末β」と記す。
PC2で動作するアプリケーション検査プログラムは、画像比較ツールと、端末α用テストシナリオと、シナリオ・コマンド比較ツール及び座標変換ツールと、を有している。このような機能のうち、画像比較ツールは、キャプチャーされた画像と予め登録されている画像との一致、不一致を判断するプログラムである。画像の一致、不一致の判断において、画像のサイズや縦横比が相違しても画像が不一致であると判断されることがない。端末α用テストシナリオは、図1に示したテストシナリオ206である。シナリオ・コマンド変換ツールは、端末α用テストシナリオに書き込まれている操作に関する情報を端末βに入力されるコマンドに変換するプログラムである。座標変換ツールは、本実施形態のアプリケーション検査装置であり、図1に示した位置変換部20とタップ指示部205とに相当する。
PC2の画像比較ツールは、表示が予測される画像を登録する(ステップS61)。登録される画像は、端末αにおいて適正な座標が操作(ここでは「タップ」とする)された場合に端末αのコンテンツ領域に表示される画像である。
また、端末βにおいては、図2に示したマーカー画像表示部111が、マーカー画像103a、103cが表示されるUIのアプリケーションが起動する(ステップS62)。PC2において、端末α用テストシナリオは、端末βの接続を確認する旨の指示をシナリオ・コマンド変換ツールに送る(ステップS63)。シナリオ・コマンド変換ツールは、端末α用テストシナリオの指示を端末αに入力されるコマンドに変換する(ステップS64)。端末βは、端末αと接続し(ステップS65)、互いを特定する情報を交換し、端末αに接続されていることを確認する(ステップS66)。端末βは、コンテンツ領域を含むディスプレイ画面を示す画像のデータを座標変換ツールに送信する(ステップS67)。
PC2においては、端末α用テストシナリオから「カード登録」上の点pをタップするように指示するシナリオが読みだされる(ステップS68)。シナリオ・コマンド変換ツールは、読みだされたシナリオを、点pの座標、タップ速度、押下間隔の情報を含むコマンドに変換する(ステップS69)。
座標変換ツールは、端末βから送信されてきた画像のデータをキャプチャーする(ステップS70)。そして、キャプチャーされた画像からマーカー画像103a、103cの位置情報を検出し、マーカー画像103a、103cの位置情報から点a2、点b2、点c2、点d2の座標を求める(ステップS71)。さらに、座標変換ツールは、端末αのコンテンツ領域の点a1、点b1、点c1、点d1で形成される四角形と、ステップS71において取得された端末βのコンテンツ領域の点a2、点b2、点c2、点d2で形成される四角形との比率を算出する(ステップS72)。なお、本実施形態では、端末α用テストシナリオに点a1、点b1、点c1、点d1の座標が予め記録されていて、座標変換ツールはアプリケーション検査の開始時に端末α用テストシナリオから点a1、点b1、点c1、点d1の座標を読み込んでおくものとする。
次に、座標変換ツールは、ステップS69で送られてきた点pの座標に、ステップS72において算出された比率を乗算する。さらに、乗算後の座標にステップS71において取得された点a2の座標を加算する。このような演算により。座標変換ツールは、端末βのコンテンツ領域102上の点qの座標を算出する(ステップS73)。座標変換ツールは、ステップS73において算出された点qの座標と、タップ操作をする旨と、タップ速度及び押下間隔を示すコマンドを端末βに送信する(ステップS74)。端末βは、コマンドにしたがって座標qにおいてタップがされた場合と同様に動作する(ステップS75)。
端末βは、座標qにおいてタップがされたことによって表示された画面の画像をキャプチャーする(ステップS76)。キャプチャーされた画像は図1に示したPC2に送信される。PC2においては、ステップS68において、カード登録をタップするシナリオが読み出された後、端末βからキャプチャーされた画面の画像が送信されてくるまで待機している(ステップS77)。そして、キャプチャーされた画面の画像がPC2に送信されて来た場合、端末α用テストシナリオは、キャプチャーされた画面の画像と予測された画面の画像とが一致するか否かを判断するシナリオを画像比較ツールに出力する(ステップS78)。
画像比較ツールは、キャプチャーされた画像がステップS61において登録された画面の画像と一致するか否か判断する(ステップS79)。画像比較ツールは、判断の結果を端末α用テストシナリオに出力する。端末α用テストシナリオは、ステップS79において得られた判断の結果を受け取り、キャプチャーされた画像が登録された画面の画像と一致する場合には次のシナリオを読み出してアプリケーションの検査を続行する。一方、キャプチャーされた画像が登録された画面の画像と一致しない場合、端末α用テストシナリオは、例えば、キャプチャーされた画像が登録された画面の画像と一致しないことを示す情報をPC2の図示しないディスプレイ画面に表示する。
以上説明したように、本実施形態は、コンテンツ領域上の座標をx方向及びy方向の長さによって決定している。また、本実施形態は、コンテンツ領域上にマーカー画像103a、103cを表示し、マーカー画像103a、103cを使ってコンテンツ領域のx方向及びy方向の長さを取得している。このため、本実施形態によれば、検査に用いられるディスプレイ画面の解像度やコンテンツ領域の情報を予めテストシナリオに与える必要がない。したがって、本実施形態は、1つのテストシナリオ(端末α用テストシナリオ)を使い、解像度やコンテンツ領域の範囲が異なる携帯端末装置でアプリケーションの検査を行うことができる。
なお、マーカー画像103a、103cを用いずにアプリケーション検査プログラムが携帯端末装置1のコンテンツ領域あるいは非コンテンツ領域に関する情報を取得する方法としては、例えば、アプリケーション検査プログラムがコンテンツ領域を演算(ステータスバー101a、タイトルバー101b、ナビゲーションバー101cのy方向の長さを算出してディスプレイ画面のy方向の長さから減算する等)によって求めることが考えられる。しかし、非コンテンツ領域を演算で求めれば、演算にかかる時間の分だけアプリケーションの実行処理速度が低下する。また、OSが異なる携帯端末装置(例えばandroid(登録商標)とiphone(登録商標))のコンテンツ領域を取得するためには、アプリケーション検査装置が各OSに応じたコマンドを用意しなければならない。
本実施形態は、マーカー画像から直接コンテンツ領域の頂点の座標やサイズを取得することができる。このため、アプリケーション検査プログラムが演算をする必要がなく、高い実行処理速度を得ることができる。また、OSが異なる携帯端末装置に対しても、1つのテストシナリオで対応することができる。
[比較例]
次に、以上説明した本実施形態の効果を説明するため、公知のアプリケーション検査装置を本実施形態の比較例として説明する。
公知のアプリケーションの自動的な検査では、x座標がコンテンツ領域におけるx方向の画素の個数で表され、y座標がコンテンツ領域におけるy方向の画素の個数で表される。このため、コンテンツ領域上の座標は、コンテンツ領域の解像度に応じて変化する。比較例として挙げた公知のアプリケーション検査装置は、解像度の違いによる座標の相違を吸収するために座標変換を行っている。
図8(a)、(b)、(c)は、ビューサイズが等しく、解像度が異なるコンテンツ領域を有する携帯端末装置を示した図である。なお、図8において、本発明の実施形態で説明した構成と同様の構成については同様の符号を付し、その説明を一部略すものとする。
図8(a)、(b)、(c)に示した例では、図8(a)に示した携帯端末装置1aのコンテンツ領域102aが基準コンテンツ領域となる。コンテンツ領域102aの解像度(x方向の解像度×y方向の解像度で表す)は、1280dpi×720dpiである。図8(b)に示した携帯端末装置7bの解像度は960dpi×480dpi、図8(c)に示した携帯端末装置7cの解像度は1920dpi×1080dpiである。コンテンツ領域102a上の点の座標(xa,ya)は、携帯端末装置7bのコンテンツ領域102b上において、以下の式(1)、(2)によって座標(xb,yb)に変換できる。
xb=xa/1280×960 式(1)
yb=ya/720×480 式(2)
また、携帯端末装置1aのコンテンツ領域102a上の点の座標(xa,ya)は、携帯端末装置7cのコンテンツ領域702c上において、以下の式(3)、(4)によって座標(xc,yc)に変換できる。
xc=xa/1280×1920 式(3)
yc=ya/720×1080 式(4)
次に、図8に示した公知技術が、検査に使用される携帯端末装置毎にテストシナリオを用意しなければならない理由について説明する。
図9は、α用テストシナリオを使って端末α上でアプリケーションの検査を行うことを説明するためのタイミングチャートである。図9において、図7に示した処理と同様の処理については同様の符号を付し、説明を一部略すものとする。
PC2の画像比較ツールは、表示が予測される画像を登録する(ステップS61)。端末α用テストシナリオは、端末βの接続を確認する旨の指示をシナリオ・コマンド変換ツールに送る(ステップS63)。シナリオ・コマンド変換ツールは、端末α用テストシナリオの指示を端末αに入力されるコマンドに変換する(ステップS64)。端末βは、端末αと接続し(ステップS65)、互いを特定する情報を交換して端末αに接続されていることを確認する(ステップS66)。PC2においては、端末α用テストシナリオから「カード登録」上の点pをタップするように指示するシナリオが読みだされる(ステップS68)。シナリオ・コマンド変換ツールは、読みだされたシナリオを、端末αを特定する端末番号、点pの座標、タップ操作を行うこと、タップ速度、押下間隔の情報を含むコマンドに変換する(ステップS81)。
端末αは、ステップS81において変換されたコマンドを受信する(ステップS82)。そして、受信したコマンドにしたがってタップ動作が実行された場合と同様に動作し(ステップS83)、タップ動作によって表示されたディスプレイ画面10の画像データをシナリオ・コマンド変換ツールに送る(ステップS67)。シナリオ・コマンド変換ツールは、画像データによって表される画像をキャプチャーすることを指示するコマンドを生成する(ステップS85)。端末α用テストシナリオは、コマンドにしたがってディスプレイ画面10の画像をキャプチャーする(ステップS86)。また、端末α用テストシナリオは、キャプチャーされた画面の画像と予測された画面の画像とが一致するか否かを判断するシナリオを画像比較ツールに出力する(ステップS78)。
画像比較ツールは、キャプチャーされた画像がステップS61において登録された画面の画像と一致するか否か判断する(ステップS79)。画像比較ツールは、判断の結果を端末α用テストシナリオに出力する。端末α用テストシナリオは、ステップS79において得られた判断の結果を受け取り、キャプチャーされた画像が登録された画面の画像と一致する場合には次のシナリオを読み出してアプリケーションの検査を続行する。一方、キャプチャーされた画像が登録された画面の画像と一致しない場合、端末α用テストシナリオは、例えば、キャプチャーされた画像が登録された画面の画像と一致しないことを示す情報をPC2の図示しないディスプレイ画面に表示する。
次に、図8に示した公知技術において、基準コンテンツ領域を有する端末αの座標を、解像度が異なる端末β上の座標に変換することを説明する。
図10は、α用テストシナリオを使って端末β上でアプリケーションの検査を行うことを説明するためのタイミングチャートである。図10において、図7、図9に示した処理と同様の処理については同様の符号を付し、説明を一部略すものとする。
PC2においては、端末α用テストシナリオから「カード登録」上の点pをタップするように指示するシナリオが読み出される(ステップS68)。シナリオ・コマンド変換ツールは、読みだされたシナリオを、端末αを特定する端末番号、点pの座標、タップ操作を行うこと、タップ速度、押下間隔の情報を含むコマンドに変換する(ステップS81)。座標変換ツールは、式(1)、(2)を使って端末αのコンテンツ領域上の点pの座標を端末βのコンテンツ領域上の点qの座標に変換する(ステップS91)。
端末αは、ステップS91において変換された点qの座標を含むコマンドを受信する(ステップS82)。そして、受信したコマンドにしたがってタップ動作がなされた場合と同様の動作を実行し(ステップS83)、タップ動作によって表示されたディスプレイ画面10を示す画像のデータをシナリオ・コマンド変換ツールに送る(ステップS67)。シナリオ・コマンド変換ツールは、画像データによって表される画像をキャプチャーすることを指示するコマンドを生成する(ステップS85)。端末α用テストシナリオは、コマンドにしたがってディスプレイ画面10の画像をキャプチャーし(ステップS86)、キャプチャーされた画面の画像と予測された画面の画像とが一致するか否かを判断するシナリオを画像比較ツールに出力する(ステップS78)。
画像比較ツールは、キャプチャーされた画像がステップS61において登録された画面の画像と一致するか否か判断する(ステップS79)。画像比較ツールは、判断の結果を端末α用テストシナリオに出力する。端末α用テストシナリオは、ステップS79において得られた判断の結果を受け取り、キャプチャーされた画像が登録された画面の画像と一致する場合には次のシナリオを読み出してアプリケーションの検査を続行する。一方、キャプチャーされた画像が登録された画面の画像と一致しない場合、端末α用テストシナリオは、例えば、キャプチャーされた画像が登録された画面の画像と一致しないことを示す情報をPC2の図示しないモニタ画面に表示する。
上記した公知技術では、座標変換のため、検査に使用される携帯端末装置の解像度を使用している。このため、検査に使用される端末(例えば端末β)毎の解像度に対応したテスト用シナリオを用意する必要がある。
また、公知技術では、端末αのディスプレイ画面上の非コンテンツ領域と端末βのディスプレイ画面上の非コンテンツ領域との相違について一切考慮していない。このため、公知技術では、PC2が端末α用テストシナリオに書き込まれている座標をタップするように端末βに指示した場合、端末αと端末βとで非コンテンツ領域の表示範囲が相違していると、端末βにおいて意図した座標をタップすることができない。
以上説明した本発明は、コンピュータプログラムとして具体化することができる。例えば、本発明は、画像キャプチャー部201、長さ取得部202、比率算出部203及び座標変換部204、タップ指示部205及び、マーカー画像表示部111、マーカー位置出力部112として、コンピュータを機能させるアプリケーション検査プログラムとして実現することもできる。したがって、本発明の一部または全ては、ハードウェアまたはソフトウェア(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコード、ステートマシン、ゲートアレイ等を含む)に組み入れることができる。さらに、本発明は、コンピュータによって使用可能な、またはコンピュータ可読の記憶媒体上のコンピュータプログラム製品の形態をとることができ、この媒体には、コンピュータによって使用可能な、またはコンピュータ可読のプログラムコードが組み入れられる。本明細書のコンテキストでは、コンピュータによって使用可能な、またはコンピュータ可読の媒体は、命令実行システム、装置若しくはデバイスによって、またはそれらとともに使用されるプログラムを、収録する、記憶する、通信する、伝搬する、または搬送することのできる、任意の媒体とすることができる。
以上説明した本発明は、ディスプレイ画面上でタッチパネル方式で操作が行われる情報端末装置上でアプリケーションが動作するかを自動的に検査するシステムに適用される。
1、1a、1b、1c、1d:携帯端末装置(情報端末装置;請求項1)
2PC(アプリケーション検査装置;請求項1)
3:アプリケーション検査システム(アプリケーション検査システム;請求項1)
10:ディスプレイ画面(ディスプレイ画面;請求項1)
20:位置変換部(位置変換部;請求項1)
101a:ステータスバー(非コンテンツ領域;請求項1)
101b:タイトルバー(非コンテンツ領域;請求項1)
101c:ナビゲーションバー(非コンテンツ領域;請求項1)
102、102a、102b、102c、102d、102e:コンテンツ領域(コンテンツ領域;請求項1)
103a、103b、103c、103d:マーカー画像(マーカー画像;請求項1)
111:マーカー画像表示部(マーカー画像表示部;請求項1)
112:マーカー位置出力部(マーカー位置出力部;請求項2)
201:画像キャプチャー部(画像キャプチャー部;請求項4)
202:長さ取得部(長さ取得部;請求項5)
203:比率算出部(比率算出部;請求項5)
204:座標変換部(座標変換部;請求項1)
205:タップ指示部(指示部;請求項1)
206:テストシナリオ

Claims (7)

  1. 表示対象であるコンテンツが表示されるコンテンツ領域と、当該コンテンツ領域を除く非コンテンツ領域と、を含むディスプレイ画面を有する情報端末装置と、
    予め設定されている基準表示画面上の位置を前記コンテンツ領域上の位置に変換する位置変換部と、を有するアプリケーション検査システムであって、
    前記情報端末装置は、
    前記コンテンツ領域の範囲を特定する複数のマーカー画像を前記コンテンツ領域に表示するマーカー画像表示部を備え、
    前記位置変換部は、
    複数の前記マーカー画像の前記コンテンツ領域上の位置を表す位置情報を取得するマーカー位置取得部と、
    前記マーカー位置取得部によって取得された複数の前記マーカー画像の位置情報に基づいて、予め設定されている基準表示画面上の座標を前記コンテンツ領域上の座標に変換する座標変換部と、
    前記座標変換部によって変換された前記コンテンツ領域上の座標において操作を実行するように前記情報端末装置に指示する指示部と、
    を有することを特徴とするアプリケーション検査システム。
  2. 前記情報端末装置は、前記マーカー位置取得部に前記マーカー画像の位置情報を出力するマーカー位置出力部を有することを特徴とする請求項1に記載のアプリケーション検査システム。
  3. 表示対象であるコンテンツが表示されるコンテンツ領域と、当該コンテンツ領域を除く非コンテンツ領域と、を含むディスプレイ画面を有する情報端末装置におけるアプリケーションの動作を検査するアプリケーション検査装置であって、
    前記コンテンツ領域に表示され、前記コンテンツ領域の範囲を特定する複数のマーカー画像の表示位置を表す位置情報を取得するマーカー位置取得部と、
    前記マーカー位置取得部によって取得された複数の前記マーカー画像の位置情報に基づいて、予め設定されている基準表示画面上の座標を前記コンテンツ領域上の座標に変換する座標変換部と、
    前記座標変換部によって変換された前記コンテンツ領域上の座標において操作を実行するように前記情報端末装置に指示する指示部と、
    を有することを特徴とするアプリケーション検査装置。
  4. 前記マーカー位置取得部は、
    前記ディスプレイ画面の前記マーカー画像が表示されている範囲をキャプチャーする画像キャプチャー部を有し、当該画像キャプチャー部によってキャプチャーされた画像から前記マーカー画像の位置情報を取得することを特徴とする請求項3に記載のアプリケーション検査装置。
  5. 前記座標変換部は、
    複数の前記マーカー画像の位置情報から前記コンテンツ領域の第1方向の長さと第2方向の長さとを取得する長さ取得部と、
    前記長さ取得部によって取得された前記第1方向の長さ及び前記第2方向の長さから前記基準表示画面のサイズと前記コンテンツ領域のサイズとの比率を算出する比率算出部と、
    前記比率算出部によって算出された比率により、前記基準表示画面上において操作された点の座標を前記コンテンツ領域上の点の座標に変換することを特徴とする請求項3または4に記載のアプリケーション検査装置。
  6. 表示対象であるコンテンツが表示されるコンテンツ領域と、当該コンテンツ領域を除く非コンテンツ領域と、を含むディスプレイ画面を有する情報端末装置におけるアプリケーションの動作を検査するアプリケーション検査プログラムであって、
    前記コンテンツ領域に表示され、前記コンテンツ領域の範囲を特定する複数のマーカー画像の表示位置を表す位置情報を取得するマーカー位置取得機能と、
    前記マーカー位置取得機能によって取得された複数の前記マーカー画像の位置情報に基づいて、予め設定されている基準表示画面上の座標を前記コンテンツ領域上の座標に変換する座標変換機能と、
    前記座標変換機能によって変換された前記コンテンツ領域上の座標において操作を実行するように前記情報端末装置に指示する指示機能と、
    をコンピュータに実現させることを特徴とするアプリケーション検査プログラム。
  7. 表示対象であるコンテンツが表示されるコンテンツ領域と、当該コンテンツ領域を除く非コンテンツ領域と、を有するディスプレイ画面に、前記コンテンツ領域の範囲を特定する複数のマーカー画像を表示するマーカー画像表示機能を、コンピュータに実現させることを特徴とするアプリケーション検査プログラム。
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