JP5757207B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
一方、端子金具をキャビティから引き抜く場合は、解除治具を用いてランスを強制的に弾性撓みさせることで、端子金具に対する係止を解除するようになっている。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、両持ち状のランスを構成したものにおいてその係止解除の操作性を向上させるところにある。
結果、ランスを係止解除方向に撓ませる際の操作性を大幅に向上させることができる。
前記可撓片は、前記ランスの先端面における幅方向の両端部から一対が形成されているとともに、前記ランスの先端面における前記両可撓片の形成位置の間の位置に前記解除部が設けられている。左右の可撓片がバランス良く撓むことで、ランスが捻れたりすることなく垂直面に沿って弾性撓みし、端子金具に対する係止解除がスムーズに行われる。
本発明の一実施形態を図1ないし図13によって説明する。
この実施形態では雌側のコネクタを例示しており、電線Wの端末に接続された雌端子金具10が、雌側のハウジング20(以下、雌ハウジング20)に設けられたキャビティ22内に抜け止めされて収容されることで構成されている。
雌端子金具10は、図10に示すように、電線Wにおける芯線の端末にワイヤバレル13が、また絶縁被覆の端末にインシュレーションバレル14がそれぞれかしめ圧着されることで、電線Wの端末に固着接続されている。
また、端子接続部11における天井板11Bの後縁部が、詳しくは後記するように、雌ハウジング20のキャビティ22内に設けられたランス30に係止する被係止部15となっている。
キャビティ22は、図10に示すように、前側の半分強の領域23A(以下、前側領域23A)が、雌端子金具10の端子接続部11が略緊密に嵌る横長の長方形断面をなし、一方、残りの後側領域23Bでは、下部側がさらに広がった断面形状で、後端面は全面が開口している。
したがって、雌端子金具10がキャビティ22内に後方から挿入されると、端子接続部11の先端縁が前面壁25に当たることで前止まりされ、併せて端子接続部11の先端側の左右両側縁部が、左右の端子受け部27によって受けられるようになっている。
このランス30は、図7、図8及び図10に示すように、キャビティ22の底壁22Cから所定寸法立ち上がったのち前方に向けて延出されたランス本体31を有している。ランス本体31は、根元部31A(全長の半分弱の領域)については、キャビティ22の前側領域23Aの幅の半分強といった狭い幅に形成されている一方、先端部31Bでは、根元部31Aよりも所定寸法広い幅(根元部31Aの1.5倍程度)に形成されている。より詳細には、先端部31Bは、上記した左右一対の端子受け部27の間隔よりも広い幅に形成されている。幅狭の根元部31Aの側面と、幅広の先端部31Bの側面とは、前方に向けて二段階に亘って幅広となったテーパ面32を介して繋がっている。
これにより、ランス本体31の先端部31Bにおける略上半分、詳細には根元部31Aの上面よりも上方部分によって、雌端子金具10の被係止部15に係止する係止突部35が形成されている。係止突部35は正面視で中央幅部分が高くなった凸形状をなし、少なくとも同係止突部35の下半分領域では、ランス本体31の根元部31Aと比べて、上記のように1.5倍程度の幅広となっている。
両可撓片40は所定間隔を開けて互いに平行に配され、自然状態では、可撓片40の上面は、端子受け部27の上面と面一の水平面となる。
したがって、可撓片40を含むランス30の下方領域が、可撓片40を含むランス30の撓み変形を許容する撓み空間42となっている。
そのため、上記したランス本体31の先端面31Cにおける下部領域には、中央幅位置において、解除治具Jの先端を載せることが可能な解除部45が、手前側に向けて突出形成されている。この解除部45の形成位置は、上記した両可撓片40の引き出し位置とは別の位置に独立して設定されている。
左右の可撓片40の間の領域からその下方領域は前面に開口しており、したがって、解除部45の手前側に治具挿入空間47が形成されていることになる。なお、解除部45の上面45Aは、解除治具Jの先端を誘導できるように手前側に向けて下り勾配の傾斜面とされている。
既述した要領によって電線Wの端末に接続された雌端子金具10は、上下反転された姿勢を採った上で、図6及び図10に示すように、雌ハウジング20に形成されたキャビティ22内に後方から挿入される。雌端子金具10は端子接続部11がランス30の根元部31Aの上面から係止突部35の上面に乗り上げ、図11に示すように、可撓片40ともどもランス30が撓み空間42に向けて弾性撓みしつつ押し込まれる。
すべてのキャビティ22に対して、雌端子金具10が上記と同じ要領で抜け止めされて収容されたところで雌コネクタの組み付けが完了する。
この状態において、雌コネクタの後面側に引き出された電線Wが引っ張られた場合、雌端子金具10の被係止部15がランス30の係止突部35に係止して抜け止めされる。ここで係止突部35が幅広に形成され、せん断面積が大きく取られているから、せん断破壊に抗した大きな保持力が得られる。
そうしたら、電線Wを後方に引っ張ることで雌端子金具10をキャビティ22の後方に引き抜くことができる。
例えば、図14及び図15に示す比較例のように、解除治具Jの先端が当てられる解除部aが、両可撓片40の基端側を連結した形態で形成されていると、解除部aを押し下げてランス30とともに可撓片40を撓ませた場合に、可撓片40については、その全長のうち解除部45が形成された部分を除いた長さsの部分が撓むことに限られる。
結果、ランス30を係止解除方向に撓ませる際の操作性を大幅に向上させることができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)ランスの前端側を支持する可撓片は、左右いずれか1本のみを設けるようにしてもよい。
(2)可撓片の先端側は端子受け部と必ずしも連結する必要はなく、キャビティの側壁における端子受け部の手前の位置等、他の位置であってもよい。
(4)本発明は、雄ハウジング内に雄端子金具を収容した雄側のコネクタについても、同様に適用することができる。
11…端子接続部
15…被係止部
20…雌ハウジング(ハウジング)
22…キャビティ
22C…底壁(キャビティの一側面)
22A…側壁
23A…前側領域
27…端子受け部
30…ランス
31…ランス本体
31A…(ランス本体31の)根元部
31B…(ランス本体31の)先端部
31C…(ランス本体31の)先端面
35…係止突部
40…可撓片
42…撓み空間
45…解除部
47…治具挿入空間
J…解除治具
Claims (2)
- ハウジング内には端子金具が後方から挿入されるキャビティが設けられ、このキャビティの一側面には、前記端子金具に係止する係止突部を先端部に備えたランスが前記端子金具の挿入方向に沿って延びた形態で根元側を支点とした弾性撓み可能に設けられており、
前記ランスの先端面における幅方向の端部には可撓片が前方に延出形成され、この可撓片の延出端が前記キャビティの前端側の側壁に固定されているとともに、
前記ランスの先端面における前記可撓片の形成位置とは別の独立した位置に、ランスを係止解除方向に撓ませるべく解除治具と係合する解除部が前記可撓片の側方に並んで設けられていることを特徴とするコネクタ。 - 前記可撓片は、前記ランスの先端面における幅方向の両端部から一対が形成されているとともに、前記ランスの先端面における前記両可撓片の形成位置の間の位置に前記解除部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
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