JP5756552B1 - フィルム製造方法及びフィルム製造装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図10に、フィルムの製造工程において、Tダイから成形ロールまで移動する樹脂材の挙動の概略と各成形因子を説明するための模式図を示す。Tダイの吐出口ギャップtdieと最終フィルム厚みtfilmとの比(tdie/tfilm)は、ドラフト比と呼ばれている。このドラフト比が大きくなるほど、Tダイの吐出口から吐出された樹脂材が成形ロールの周面に接するまでの区間(「エアギャップ」という)において、樹脂材が引き出し方向へ大きく加速されることになる。吐出口ギャップtdieと最終フィルム厚みtfilm、及びエアギャップLが定められた条件で、フィルムの成形速度を高めるためには、樹脂材の吐出量、つまりTダイの吐出口からの吐出速度V0と、成形ロールの周速度V1[mm/s]を高めることが必要である。図10に示すエアギャップL[mm]の区間において、溶融した樹脂材が受ける引き出し方向への伸長速度Veは、下記式(1)によって求めることができる。フィルムの成形速度を高速化した場合には、伸長速度Ve[s-1]もフィルムの成形速度に比例して高くなることになる。
図10に示したように、Tダイの吐出口ギャップtdie、成形されたフィルムの厚みtfilm及びエアギャップLが定められた条件、つまりドラフト比(tdie/tfilm)が一定の条件において、成形ロールRの周速度V1が低いときにはフィルムの成形が安定している。しかしながら、成形ロールRの周速度V1を高めたときにドローレゾナンス現象が発生し、成形されたフィルムの搬送中に、フィルムの幅方向の端部に破断が生じ、フィルムの成形を安定して行えなくなるケースが多い。このような不安定な成形を避けるために、フィルムの製造工程では、エアナイフやエアノズル、静電ピンニングなどの設備が併用されている。しかし、このような設備を用いた場合であっても、ドローレゾナンス現象そのものが解消されないので、フィルムの成形速度の高速化の限界値を飛躍的に高めることが困難である。
本実施形態のフィルム製造方法で用いるフィルム製造装置について説明する。図1に、本実施形態のフィルム製造方法で用いるフィルム製造装置の模式図を示す。
図1に示すように、実施形態のフィルム製造装置1は、フィルムの製品領域となる第1の層11を形成するための樹脂材3aを溶融して供給する第1の押出機6と、第1の層11上に積層する第2の層12を形成するための樹脂材3bを溶融して供給する第2の押出機7と、第1の押出機6及び第2の押出機7からそれぞれ供給された樹脂材3a、3bを吐出するスリット状の吐出口8aを有するフラットダイであるTダイ8と、を備えている。樹脂材3a、3bとしては、同一の熱可塑性を有する樹脂材が用いられているが、同一の樹脂材でなくてもよい。
また、フィルム製造装置1は、第1及び第2の押出機6、7からTダイ8にそれぞれ供給される樹脂材3a、3bの温度を制御する制御部9を備えている。制御部9は、第1及び第2の押出機6,7のシリンダ内における各樹脂材3a、3bの温度、第1及び第2の押出機6、7とTダイ8とを連結する複数の配管における各樹脂材3a、3bの温度を制御する。
第1及び第2の押出機6、7には、内部で樹脂材3a、3bが撹拌されるシリンダを加熱するヒータ、及びシリンダ内の樹脂材3a、3bの温度を検出する温度センサが設けられており、ヒータ及び温度センサが制御部9と電気的に接続されている。また、第1及び第2の押出機6、7とTダイ8との間の各配管には、Tダイ8に供給される樹脂材3a、3bを加熱するヒータ、及び配管内の樹脂材3a、3bの温度を検出する温度センサが設けられており、ヒータ及び温度センサが制御部9と電気的に接続されている。制御部9は、各温度センサからの検出信号に基づいて、第1及び第2の押出機6、7のヒータ、及び配管のヒータを制御することによって、第1及び第2の押出機6、7内の樹脂材3a、3bの温度、及び配管内の樹脂材3a、3bの温度をそれぞれ制御する。
さらに、Tダイ8には、吐出口8aの幅方向(スリット状の吐出口8aの長手方向)における中央部、両端部に、吐出される樹脂材3a、3bの温度を検出する温度センサが設けられており、これらの温度センサが制御部9と電気的に接続されている。制御部9は、各温度センサからの検出信号に基づいて、第1及び第2の押出機6、7のヒータ、及び配管のヒータを制御することによって、吐出口8aの幅方向における中央部、両端部から吐出される樹脂材3a、3bの温度を制御する。これによって、制御部9は、吐出口8aにおける、第1の層11を形成する樹脂材3aの温度、及び第2の層12を形成する樹脂材3bの温度をそれぞれ制御する。
また、制御部9は、吐出口8aに設けられた温度センサを用いて、吐出口8aにおける、第2の層12を形成する樹脂材3bの温度を、第1の層11を形成する樹脂材3aの温度よりも10℃以上高くなるように制御する。
さらに、吐出工程では、吐出口8aにおける、第2の層12を形成する樹脂材3bの温度を、第1の層11を形成する樹脂材3aの温度よりも10℃以上高くする。
また、本実施形態のフィルム製造方法は、吐出工程後、第1の層11上に第2の層12が積層されてなるフィルムを成形する成形工程と、成形工程後、フィルムの両端部を切断する第3工程としてのトリミング工程と、を有している。成形工程は、Tダイ8から吐出された樹脂材3を一対の成形ロール15a、15bの間に挟んでフィルムを成形する。トリミング工程は、フィルムから、第1の層11上に第2の層12が積層された部分を切断して除去する。
トリミング工程では、成形されたフィルムの幅方向における両端部を、カッタ(不図示)を用いて切断することによって、第1の層11上に第2の層12が積層された部分を除去する。これによって、第1の層11のみからなるフィルムが得られる。
また、本実施形態における供給工程では、第2の層12を形成する樹脂材3に、トリミング工程で切断された部分を溶融してなる樹脂材3a、3bを混合させて、Tダイ8に供給する。供給工程では、トリミング工程で切断された部分を溶融してなる樹脂材3a、3bを、第2の層12を形成する樹脂材3bの50重量%以上に混合させて、Tダイ8に供給する。つまり、第2の押出機7から供給される、第2の層12を形成する樹脂材3bは、純原料である樹脂材3bの50重量%以上に、トリミング工程で切断された部分が再利用されている。
このように、本実施形態のフィルム製造方法では、第2の層12を第1の層11と同一の樹脂材3bを用いて形成するので、トリミング工程で切断された部分を、第2の層12を形成する樹脂材3bとして再利用することができる。第2の層12を形成する樹脂材3bとして、フィルム製造過程で生じるフィルムの切断片を、50重量%以上混合することによって、廃棄する樹脂材3a、3bを削減し、樹脂材3a、3bのリサイクル率を高めることができる。また、リサイクル率を更に高めるために、トリミング工程で切断された部分を、第2の層12を形成する樹脂材3bの総重量に対して、70重量%以上混合させてフィルムを形成することが更に望ましい。
図2に、樹脂材の測定結果として、歪み速度1[s-1]における一軸伸長粘度[Pa・s]の測定データを、樹脂材の温度毎に示す。図3に、樹脂材の測定結果として、歪み速度10[s-1]における一軸伸長粘度[Pa・s]の測定データを、樹脂材の温度毎に示す。
図2及び図3において、縦軸が一軸伸長粘度[Pa・s]を示し、横軸が時間[s]を示している。また、図2及び図3において、樹脂材の温度に関して、180℃のときを◇で示し、200℃のときを△で示し、220℃のときを□で示し、260℃のときを○で示す。
樹脂材の歪み速度10[s-1]での伸長粘度をη1、歪み速度1[s-1]での伸長粘度をη2としたとき、伸長粘度η1が非線形領域に移行した後に、それぞれの伸長粘度η1、η2の粘度比(η1/η2)を各時間で計算することで、その値が歪み速度10[s-1]における歪み硬化性の指標となる。また、各時間における歪み量は、(歪みの経過時間)×(歪み速度)によって計算することができるので、粘度比(η1/η2)を求めた各時間に、歪み速度10[s-1]を積算することで一軸伸長歪み量が求められる。このようにして求めた粘度比の対数[ln(η1/η2)]を縦軸とし、一軸伸長歪み量を横軸として、各データを用いてグラフを作成することで、後述する図4に示すような直線状の関係が得られる。図4に示す直線は、各データを最小二乗法によって近似したものである。直線の傾きが、樹脂材の歪み硬化度λを示している。図4に示したように、樹脂材の温度にかかわらずに、同一の樹脂材の歪み硬化度λはほぼ等しくなる。
第1の押出機6は、220℃の樹脂材3をTダイ8に供給するように予め設定されている。第2の押出機7は、260℃の樹脂材3をTダイ8に供給するように予め設定されている。
製品領域に対応する第1の層11を形成する樹脂材3aを、第1の押出機6からTダイ8に供給すると共に、第2の層12を形成する樹脂材3bを第2の押出機7から供給する。Tダイ8は、第1の層11の幅方向における両端部に、第2の層12が積層された状態で樹脂材3a、3bを吐出口8aから吐出する。また、第1の層11の両端部には、第2の層12を幅30mmでそれぞれ積層した。
第1の押出機6の吐出量を10[kg/h]に設定した。第2の押出機7の吐出量を2.6[kg/h]に設定した。第2の押出機7の吐出量を変化させた場合には、第1の押出機6と第2の押出機7との総吐出量が12.6[kg/h]になるように、第2の押出機7の吐出量に応じて第1の押出機6の吐出量を調整した。
図5に示すように、第1の層のみでフィルムを成形した場合、限界ドラフト比は、第1の層の幅方向における端部の温度変化にかかわらず、29程度で一定であった。一方、本実施形態では、図6に示すように、第1の層11に積層される第2の層12の温度の上昇に伴って、限界ドラフト比が直線的に増えた。
図7に示すように、第1の層11を形成する樹脂材3aの温度が220℃であり、第2の層12を形成する樹脂材3bの温度が260℃である場合、吐出口8aの幅方向における両端部での樹脂材3a、3bの温度が、吐出口8aの幅方向における中央部での樹脂材3aの温度よりも少なくとも10℃以上高くなっており、吐出口8aの末端で40℃高くなっている。
図8では、流量分布の均一性(ユニフォミティ)に関して、平均流速に対する相対流速の分布を示している。図8に示すように、Tダイ8の吐出口8aの幅方向に対して樹脂材の温度が均一である場合には、樹脂材の流速分布が、Tダイ8の吐出口8aの幅方向における中央がやや速くなる凸状の分布であるものの、吐出口8aの幅方向における変化がほぼフラットな流速分布になる。この流速分布は、一般的なフィルムの成形に適した流速分布である。
このように、Tダイ8の吐出口8aの幅方向における両端部での樹脂材3a、3bの温度が高くなることで、図8に示すように、Tダイ8の吐出口8aの両端部での樹脂材3a、3bの粘度が低下し、吐出口8aの両端部での吐出量が中央部での吐出量よりも増えた。
したがって、第1の層11の幅方向における両端部に第2の層12を積層することで、Tダイ8の吐出口8aの幅方向における両端部での樹脂材3a、3bの吐出速度が高められる。これによって、吐出口8aの両端部での限界ドラフト比と、中央部での限界ドラフト比とに差異が生じることになり、中央部よりも端部での限界ドラフト比が低くなる。
つまり、図5に示したように、第1の層のみを用いたフィルムの成形条件下における限界ドラフト比は29程度であった。しかし、第1の層11の幅方向における両端部に、相対的に温度が高い第2の層12を積層することで、第1の層11に第2の層12が積層された両端部における樹脂材3a、3bの実質的な限界ドラフト比が29を超えるまで、ドローレゾナンス現象の発生を抑制できると考えられる。
ここで、Tダイの吐出口の全幅にわたって第1の層を形成する樹脂材のみでフィルムを成形した場合(図5)と、吐出口8aの幅方向における両端部において第1の層11に第2の層12を積層した場合とを比べる。第1の層11に第2の層12を積層した場合には、図9に示すように、第1の層11を形成する樹脂材3の重量に対して、第2の層12を形成する樹脂材3を積層する比率(重量比)の変化にかかわらずに、第1の層11の両端部での限界ドラフト比が高くなった。
図9に示すように、本実施形態の実験結果によれば、第2の押出機7から供給される第2の層12を形成する樹脂材3bの供給量が2.6[kg/h]のとき、すなわち、第1の押出機6からの供給量に対する第2の押出機7からの供給量の重量比が20.6[%]のときに、限界ドラフト比が最も高くなった。また、図9に示すように、第1の押出機6からの供給量に対する第2の押出機7からの供給量の重量比が、15[%]以上、25[%]以下の範囲内で、限界ドラフト比を高める効果が十分に得られた。したがって、供給工程では、第2の層12を形成する樹脂材3bの重量を、第1の層11を形成する樹脂材3の重量の15%以上、25%以下にすることが、ドローレゾナンス現象の発生を抑制する上で好ましい。
表1に示すように、第2の層12を形成する樹脂材3bの温度の上昇に伴って、第1の層11に第2の層12が積層された部分での限界ドラフト比が高くなる。第1の層11を形成する樹脂材3aの温度が200℃である場合には、第2の層12を形成する樹脂材3bの温度が220℃以上であるときに、限界ドラフト比の向上率が十分に得られた。すなわち、第1の層11の温度に比べて、第2の層12の温度が20℃以上高い場合に、第1の層11に第2の層12が積層された部分での限界ドラフト比が高められ、第1の層11の端部におけるドローレゾナンス現象の発生を効果的に抑えることができる。なお、第1の層11に比べて温度が高い第2の層12は、第1の層11との温度差が20℃未満の場合、例えば第1の層11よりも10℃程度高い場合には、第1の層11に第2の層12が積層された部分での限界ドラフト比を高める効果が十分に得られないので好ましくない。
また、本実施形態では、第1の層11を形成する樹脂材3aを供給する第1の押出機6と、第2の層12を形成する樹脂材3bを供給する第2の押出機7と、を用いたが、これに限定されるものではない。例えば、第1の層の幅方向における両端部に積層する第2の層を形成する樹脂材をそれぞれ供給するための一組の第2の押出機、第3の押出機をそれぞれ用いてもよい。
また、本実施形態のフィルム製造方法では、Tダイ8から吐出される第1の層11の両端部に第2の層12を積層させて各樹脂材3a、3bを吐出したが、必要に応じて、更に別の層を、第1の層の両面にそれぞれ積層するようにTダイに別の樹脂材を供給するように構成されてもよい。
3a、3b 樹脂材
6 第1の押出機
7 第2の押出機
8 Tダイ
8a 吐出口
9 制御部
11 第1の層
12 第2の層
Claims (7)
- 第1の層及び前記第1の層上に積層される第2の層をそれぞれ形成する熱可塑性を有する樹脂材を溶融し、複数の押出機からそれぞれフラットダイに供給する第1工程と、
前記フラットダイの吐出口から、前記吐出口の幅方向における前記第1の層の両端部に前記第2の層を積層させながら前記樹脂材を吐出する第2工程と、を有し、
前記第1工程では、前記第2の層を形成する前記樹脂材の温度を、前記第1の層を形成する前記樹脂材の温度よりも20℃以上高くする、フィルム製造方法。 - 前記第2工程では、前記吐出口における、前記第2の層を形成する前記樹脂材の温度を、前記第1の層を形成する前記樹脂材の温度よりも10℃以上高くする、請求項1に記載のフィルム製造方法。
- 前記第2工程では、前記第2の層を形成する前記樹脂材の重量を、前記第1の層を形成する前記樹脂材の重量の15%以上、25%以下にする、請求項1または2に記載のフィルム製造方法。
- 前記第1の層上に前記第2の層が積層されてなるフィルムから、前記第1の層上に前記第2の層が積層された部分を切断する第3工程を有し、
前記第1工程では、前記第1の層及び前記第2の層をそれぞれ形成する前記樹脂材を同一とし、前記第2の層を形成する前記樹脂材に、前記第3工程で切断された部分を溶融してなる樹脂材を混合させて、前記フラットダイに供給する、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のフィルム製造方法。 - 前記第1工程では、前記第3工程で切断された部分を溶融してなる樹脂材を、前記第2の層を形成する前記樹脂材の50重量%以上に混合させて、前記フラットダイに供給する、請求項4に記載のフィルム製造方法。
- 第1の層及び前記第1の層上に積層される第2の層をそれぞれ形成する熱可塑性を有する樹脂材を溶融して供給する複数の押出機と、
前記複数の押出機からそれぞれ供給された前記樹脂材を吐出する吐出口を有するフラットダイと、
前記複数の押出機から前記フラットダイにそれぞれ供給される前記樹脂材の温度を制御する制御部と、を備え、
前記フラットダイは、前記吐出口から、前記吐出口の幅方向における前記第1の層の両端部に前記第2の層を積層させながら前記樹脂材を吐出し、
前記制御部は、前記第2の層を形成する前記樹脂材の温度を、前記第1の層を形成する前記樹脂材の温度よりも20℃以上高くする、フィルム製造装置。 - 前記制御部は、前記吐出口における、前記第2の層を形成する前記樹脂材の温度を、前記第1の層を形成する前記樹脂材の温度よりも10℃以上高くする、請求項6に記載のフィルム製造装置。
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