JP5756417B2 - 被覆型最終処分場の中間柱の遮水構造と遮水方法 - Google Patents
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Description
そのために、覆蓋を支持する柱を中間に設ける場合があるが、水平の遮水工を鉛直の中間柱が貫通することになるので、その取り合い部が遮水工の弱点となりやすい。
そこで従来から水平の遮水工と鉛直の中間柱の交わる付近の遮水構造に各種の工夫がなされているが、従来の方法、構造では中間柱と遮水工との取り合い部については次のような問題点が存在した。
<1> 柱の周囲に土嚢を積み上げて中間柱を保護する構造が存在するが、土嚢と柱の間に隙間ができやすく、そのままでは廃棄物の積載荷重が不均一に遮水工に加わる。
<2> そこで隙間に砂などを充填する方法が採用されているが、砂の充填時に重機の先端やスコップなどを中間柱に衝突させやすく、遮水工を破損する事故が生じる可能性がある。
<3> 廃棄物の埋め立てに先行して中間柱の周りに保護土を盛り上げる方法がある。この方法では保護土は山型の斜面になるから、必要以上に大型の山を形成する必要があり、それだけ本来の廃棄物の埋設量が減少するという問題がある。
<4> さらに前記の場合と同様に、山型の盛り上げる際に重機の先端やスコップを衝突させて遮水工を破損する可能性もある。
<5> 中間柱の周りに配置する遮水シートは、平面に敷設した遮水シートと直角に取り付けることになる。その取り付け作業は現場で無理に押さえつけて熱溶着を行っている。そのために施工段階で、遮水シートが直交する折れ曲げ部に大きなストレスが生じていた。
<6> そのような遮水シートの折れ曲げ部は元来応力の集中しやすい箇所である。その上に施工時に大きなストレスを加えることから、より破損しやすい弱点となっている。
<1> 埋め立て重機の衝突などで破損しやすい中間柱やその遮水性能を確実に防護、維持することができる。
<2> 水平に配置した水平遮水シートと、遮水シートを打ち抜く形で直交する中間柱との交差部分には接続箇所に大きなストレスが発生しやすいという問題があった。しかし本発明の方法では、その交差部に工場で製造した立体遮水体を使用するから大きなストレスを発生させず、確実に接続することができ、その部分の損傷、漏水を防止できる。
本発明の構造では、従来の遮水シート1を使用した遮水工以外に、立体遮水体2と鋼製保護材3を使用する。
立体遮水体2は、中間柱Aと水平に敷設する平面遮水工の接触部に設置する部材である。平面遮水工としては市販の遮水シート1を使用できる。
鋼製保護材3は中間柱Aの周囲を取り囲む鋼製の保護部材である。
立体遮水体2は穴あきの円盤部21と、その穴の上に、円盤部21に直交する方向に向けて取り付けた筒部22とによって構成する。
この立体遮水体2をシルクハットに例えれば、円盤部21はシルクハットの周辺の鍔に相当し、筒部22はその中央の頭の入る空間に相当する。ただし筒部22は貫通した筒体である。
この筒部22の内径は、取り付ける対象である中間柱Aの外径よりもわずかに大きい寸法で構成する。
立体遮水体2を中間柱Aに取り付ける前には、円盤部21と筒部22には切断線を設けて開口できるように構成しておき、取り付け後に切断部を溶着して完全な円盤、筒体として構成する。
立体遮水体2の円盤部21、筒部22ともに二重の遮水シートによって構成し、その間に自己修復材を封入して破損による漏水を阻止できるように構成することができる。
筒部22の高さは、例えば1m程度を円盤部21から立ち上げる。
中間柱Aの外周に鋼製保護材3を設置する。
これは中間柱Aへの重機先端の衝突、接触に対する防護を行うための保護部材である。
鋼製保護材3として例えば市販のコルゲート管を採用する。
その場合にはコルゲート管の内径は、中間柱Aの外径よりも大きく構成する。
コルゲート管などの鋼製保護材3を設置すると、中間柱Aの外周に遮水シート1、および不織布を巻き付けて、その外周にコルゲート管などの鋼製保護材3を位置させる構成となる。
鋼製保護材3としてコルゲート管は円筒を縦方向に分割した形状で市販されているから、中間柱Aの外部全周への取り付けは容易である。
次に上記の部材を使用して、最終処分場の中間柱Aの取り付け部を止水する方法を説明する。
前記したように、最終処分場ではその底面に平面遮水シート1が遮水工として敷設してあり、その遮水シート1を貫通する状態で、鉛直の中間柱Aが設置してある。
そしてこの中間柱Aは、基礎コンクリートBによって下端を支持して鉛直に直立している。
立体遮水体2を中間柱Aに取り付ける。
その場合には、円盤部21と筒部22に切断線を設けて開口できるように構成しておき、筒部22を切断線から広げて中間柱Aに取り付ければよい。
その後に切断部を溶着すれば完全な円筒状の筒部22と円盤部21を形成することができる。
その後に円盤部21を水平の遮水シート1に接続する。
立体遮水体2の円盤部21は、シルクハットのツバのような状態で筒部22の端部の周囲から筒部22と直交する方向に水平に張り出しているから、水平面を被覆している遮水シート1との完全な接続は容易である。
立体遮水体2の筒部22の高さは1m程度であるから、その上では、一般の遮水シート1を中間柱Aに巻き付ける。
立体遮水体2の円盤部21の上、および筒部22の周囲に不織布4を敷設する。
この不織布4は切断、接着が容易であるから、立体遮水体2の円盤部21の上面に敷設することができる。
さらに立体遮水体2の筒部22の周囲、および中間柱Aの外周に巻き付けた遮水シート1の外周にさらに不織布4を巻き付けて一体化する。
水平に敷設した不織布4の上には難透水層、砕石層を設置する。
その後、筒部22の外周、中間柱Aの外周には、不織布4を挟んでコルゲート管などの鋼製保護材3を設置する。
前記した様にコルゲート管のような鋼製保護材3を使用した場合に、それは円筒を中心軸と平行に切断した形状の半円溝状の部材を組み合わせて円筒を構成するから、立体遮水体2の周囲、中間柱Aの周囲に設置することは容易である。
このように中間柱Aの周囲に設置した立体遮水体2の筒部22や、その上で中間柱Aの周囲に巻き付けた遮水シート1は、鋼製保護材3によって周囲を防護されることになる。
鋼製保護材3と中間柱Aの周囲に巻き付けた遮水シート1、不織布4の間には隙間を設けて鋼製保護材3の取り付けを容易にしてある。
そこでその隙間に発泡樹脂5を充填して一体化を図る。
以上の順序によって、水平の砕石層から鉛直の中間柱Aが鋼製保護材3で保護されて直立している状態となる。
この鋼製保護材3の下端の周囲を土嚢6で取り囲む。
こうして鋼製保護材3による保護が完全になり、平面遮水シート1と鉛直の中間柱Aとの取り付け部の遮水性能が重機の衝突などで破損されることがない構造が完成する。
2:立体遮水体
21:円盤部
22:筒部
3:鋼製保護材
4:不織布
5:発泡樹脂
6:土嚢
Claims (2)
- 覆蓋を中間柱で支持する被覆型最終処分場の室内に敷設した水平の平面遮水工と、それと直交する鉛直の中間柱との取り合い部の遮水構造であって、
立体遮水体と、鋼製保護材と、充填発泡樹脂とより構成し、
立体遮水体は水平の平面遮水工に接続する円盤部と、中間柱の外周に位置する筒部とで構成し、
鋼製保護材は立体遮水体の筒部の外周に位置する筒体であり、
発泡樹脂は鋼製保護材と中間柱の間に充填した発泡体である、
被覆型最終処分場の中間柱の遮水構造。 - 覆蓋を中間柱で支持する被覆型最終処分場の室内に敷設した水平の平面遮水工と、それと直交する鉛直の中間柱との取り合い部の遮水方法であって、
立体遮水体と、鋼製保護材と、充填発泡樹脂とを使用し、
立体遮水体の円盤部を水平の平面遮水工に接続し、
立体遮水体の筒部を中間柱を外周に位置させ、
さらに筒部の外周に鋼製保護材を位置させ、
鋼製保護材と中間柱の間に発泡樹脂を充填して行う、
被覆型最終処分場の中間柱の遮水方法。
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